JP5105817B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信用の半導体装置に関する。特に、半導体薄膜トランジスタを用いて形成した回路に、通信信号から生成した電源電圧を供給する半導体装置に関する。
近年、超小型ICチップと、無線通信用のアンテナを組み合わせた小型の半導体装置(以下、無線チップと記す)が脚光を浴びている。無線チップは、無線通信装置(以下、リーダ/ライタと記す)を使った通信信号の授受により、データを書き込んだり、データを読み出すことができる。
無線チップの応用分野として、例えば、流通業界における商品管理が挙げられる。現在の商品管理では、バーコードなどを利用した商品管理が主流であるが、バーコードは光学的に読み取るため、遮蔽物があるとデータを読み取れない。一方、無線チップを商品管理に用いると、無線でデータを読み取るため、無線による通信信号が通過するのであれば遮蔽物があっても読み取ることができる。従って、商品管理に無線チップを用いることにより、商品管理の効率化、低コスト化などが期待されている。その他、乗車券、航空旅客券、料金の自動精算など、広範な応用が期待されている(特許文献1参照)。
特開2000−149194号公報
無線チップにおいて、通信信号から電源電圧を生成する方法を、図3及び図4を用いて説明する。図3は無線チップにおける電源回路であり、図4は電源回路の各部における電圧の時間変化である。
図3において、電源回路はアンテナ部301、整流部302、保持容量部303を有する。アンテナ部301はアンテナ304、共振容量305を有する。通信信号を受信することにより、アンテナ部301の第1の出力端子306と第2の出力端子307との間に電位差(以下、アンテナ部301の出力電位と記す)が生じる。整流部302は、ダイオード308から構成される。なお、簡単のため、整流部302は半波整流部として説明する。整流部302の第1の入力端子309と第2の入力端子310とにアンテナ部301の第1の出力端子306と第2の出力端子307とが接続され、整流部302の第1の出力端子311と第2の出力端子312との間に整流された電位差(以下、整流部302の出力電位と記す)を生じる。保持容量部303は、保持容量313を有する。保持容量部303の第1の入力端子314と第2の入力端子315とに整流部302の第1の出力端子311と第2の出力端子312とが接続され、保持容量部303の第1の出力端子316と第2の出力端子317との間に電位差(以下、保持容量部303の出力電位と記す)が生じる。保持容量部303の出力電位が、無線チップの電源電圧となる。
図4において、図3のアンテナ部301における出力電位の時間変化を図4(A)の波形401とする。このとき、図3の整流部302の出力電位の時間変化が図4(B)の波形402となる。また、図3の保持容量部303の出力電位の時間変化が図4(B)の波形403となる。整流部302におけるダイオード308は、整流部302における第1の出力端子311の電位より第1の入力端子309における電位が高い場合のみ導通状態となる。従って、ダイオード308はアンテナ部301の出力電位が正電位の部分のみに整流する機能を有する。整流部302の出力電位は、保持容量313により平滑化され、保持容量部303の出力電位となるが、無線チップの回路に電力として消費されるため、徐々に減衰する。以上のことを繰り返すため、保持容量部303の出力電位は、波形403のように時間変化する。
以上のように、無線チップでは、通信信号から電源電圧を生成するため、振幅の強大な通信信号を与えた場合には、無線チップ内部で回路を電気的に破壊するような大電圧が生成してしまう恐れがある。また、このことを逆手に取って、第三者が、故意に強大な通信信号を無線チップに与え、回路を電気的に破壊することで、無線チップから情報を読み出せなくすることも想定される。このように振幅の強大な通信信号により、無線チップを破壊することを、以下、強電波攻撃と呼ぶことにする。無線チップから情報を読み出せなくなることを防止するため、無線チップでは、このような強電波攻撃に対する耐性が必要とされるのである。
本発明は、上記の問題を鑑みなされたもので、強電波攻撃に対する高耐性を有する無線チップを提供する。特に、強大な通信信号を受信しても、無線チップ内部で生成する電源電圧を規定値とする回路を備えた無線チップを提供する。
本発明における無線チップでは、電源回路において、電源回路が破壊される電圧、つまり規定電圧の範囲を超える電源電圧に達した場合、電源配線と接地配線とが電気的に短絡する素子を備えた回路を有する。なお、電源電圧は、所定の電位差を有するため、当該素子は規定電圧の範囲を超える電位差に達した場合、電源配線と接地配線とを電気的に短絡する機能を有する。このような構成とすることで、強大な通信信号が与えられた時でも、電源回路で生成する電源電圧は、規定電圧の範囲を超えることはない。従って、強電波攻撃に対する高耐性を有する、信頼性の高い無線チップを提供する。
本明細書で開示する本発明の構成は、無線信号より電源電圧が生成される半導体装置において、電源電圧を生成する電源回路は、リーク素子を有し、リーク素子は、規定電圧の範囲を超える電圧が電源回路内に生じたときのリーク素子の電気抵抗が、規定電圧の範囲内の電圧が電源回路内に生じたときのリーク素子の電気抵抗より低くなることにより、電源電圧を規定電圧の範囲内に保持することを特徴とする半導体装置である。
本発明の別構成は、無線信号より電源電圧が生成される半導体装置において、電源電圧を生成する電源回路は、保持容量と、リーク素子を有し、リーク素子は、規定電圧の範囲を超える電圧が電源回路内に生じたときのリーク素子の電気抵抗が、規定電圧の範囲内の電圧が電源回路内に生じたときのリーク素子の電気抵抗より低くなることにより、保持容量に蓄積された電荷を電流としてリーク素子に流し、電源電圧を規定電圧の範囲内に保持することを特徴とする半導体装置である。
本発明の別構成は、無線信号より電源電圧が生成される半導体装置において、前記電源電圧を生成する電源回路は、アンテナ部と、整流部と、保持容量部を含み、前記アンテナ部は、アンテナと、共振容量を有し、整流部は、ダイオードを有し、保持容量部は、保持容量と、リーク素子を有し、リーク素子は、規定電圧の範囲を超える電圧が電源回路内に生じたときのリーク素子の電気抵抗が、規定電圧の範囲内の電圧が電源回路内に生じたときのリーク素子の電気抵抗より低くなることにより、保持容量に蓄積された電荷を電流としてリーク素子に流し、電源電圧を規定電圧の範囲内に保持することを特徴とする半導体装置である。
本発明において、整流部は、ダイオードを複数有することができる。
本発明において、電源回路は、絶縁表面を有する基板上に形成された半導体薄膜を有する薄膜トランジスタを用いて構成されている。
本発明において、絶縁表面を有する基板は、ガラス基板、石英基板、プラスチック基板、SOI基板のいずれかを適用することができる。
本発明において、保持容量部の第1の出力端子と第2の出力端子との間の電位差が電源電圧となる。
本発明において、リーク素子は、N型MOSトランジスタ、またはP型MOSトランジスタを適用することができる。
本発明において、リーク素子は、N型メモリトランジスタ、またはP型メモリトランジスタを適用することができる。
本発明において、リーク素子は、第1の領域と第1の領域よりゲート絶縁膜の膜厚が薄い第2の領域を有するゲート絶縁膜を含むMIS容量を適用することができる。またはリーク素子は、半導体薄膜と、ゲート絶縁膜と、ゲート電極を積層することで形成されるMIS容量を有し、ゲート絶縁膜は、第1の領域と第1の領域よりゲート絶縁膜の膜厚が薄い第2の領域を有してもよい。この場合、第2の領域におけるゲート絶縁膜の膜厚は、第1の領域のゲート絶縁膜の膜厚の50%〜80%となる。
本発明において、リーク素子は、半導体薄膜と、ゲート絶縁膜と、ゲート電極を積層することで形成されるMIS容量を適用することができる。この場合、ゲート絶縁膜は、第1の領域と第1の領域よりゲート絶縁膜の膜厚が薄い第2の領域を有し、第2の領域は、ゲート電極の端部と重なっている。
本発明において、リーク素子は、半導体薄膜と、ゲート絶縁膜と、ゲート電極を積層することで形成されるMIS容量を適用することができる。この場合、ゲート絶縁膜は、第1の領域と第1の領域よりゲート絶縁膜の膜厚が薄い第2の領域を有し、第1の領域は、半導体薄膜と重なっており、第2の領域は、半導体薄膜の端部と重なっている。
本発明により、電源電圧を通信信号より作成される無線チップにおいて、信頼性の高い無線チップを提供することができる。特に、無線チップを薄膜トランジスタにより形成した場合に、本発明は有効である。
以下に、本発明の実施の形態及び実施例を、図面に基づいて説明する。但し、本発明は多くの異なる態様で実施することが可能であり、本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及び詳細を様々に変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。従って、本実施の形態及び実施例の記載内容に限定して解釈されるものではない。なお、実施の形態及び実施例を説明するための全図において、同一部分又は同様な機能を有する部分には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態1)
本実施の形態では、本発明における無線チップを、図1及び図2を用いて説明する。図1は、本発明における無線チップにおける電源回路であり、図2は、電源回路の各部における電圧の時間変化である。
図1において、電源回路はアンテナ部101、整流部102、保持容量部103を有する。アンテナ部101はアンテナ104、共振容量105を有する。通信信号を受信することにより、アンテナ部101の第1の出力端子106と第2の出力端子107との間に電位差(以下、アンテナ部101の出力電位と記す)を生じる。通信信号は、有線から得られる場合と無線により得られる場合があり、どちらの形態にも対応可能であるが、アンテナ部を有し、無線による通信信号(無線信号と記す)を得る形態を用いて説明する。
整流部102は、ダイオード108を有する。なお、簡単のため、整流部102は半波整流部として説明するが、これ以外に全波整流部であってもよい。整流部102の第1の入力端子109と第2の入力端子110とにアンテナ部101の第1の出力端子106と第2の出力端子107とが接続される。ダイオード108は、入力端子が整流部102の第1の入力端子109に接続され、出力端子が第1の出力端子111に接続される。ダイオード108は、第1の入力端子109の電位が第2の入力端子110の電位より高い場合のみ、導通する。従って、整流部102の第1の出力端子111と第2の出力端子112との間に整流された電位差(以下、整流部102の出力電位と記す)を生じる。なお、出力端子と入力端子を合わせて接続端子と記すことができる。
保持容量部103は、保持容量113とリーク素子118とを有する。保持容量部103の第1の入力端子114と第2の入力端子115とに整流部102の第1の出力端子111と第2の出力端子112とが接続され、保持容量部103の第1の出力端子116と第2の出力端子117との間に電位差(以下、保持容量部103の出力電位と記す)が生じる。この保持容量部103の出力電位が、無線チップの電源電圧となる。
リーク素子118は、規定電圧の範囲を超える電圧が生じた場合に、電気抵抗が非常に低くなる電気特性を有する素子である。規定電圧とは、無線チップの回路、代表的には電源回路が電気的に破壊されない電圧のことであり、具体的には1V〜8Vが好ましいが、これに限定されない。リーク素子118として、例えば、規定電圧を閾値電圧とするダイオード、トランジスタ、規定電圧の範囲を超えるとゲートリーク電流が膨大となるMIS容量などが考えられる。
図2において、図1のアンテナ部101における出力電位の時間変化を図2(A)の波形201に示す。このとき、図1の整流部102の出力電位の時間変化が図2(B)の波形202である。また、図1の保持容量部103の出力電位の時間変化が図2(B)の波形203である。整流部102におけるダイオード108は、整流部102における第1の出力端子111の電位より第1の入力端子109における電位が高い場合のみ導通状態となる。従って、ダイオード108は、アンテナ部101の出力電位が正電位の部分のみに整流する機能を有する。
ここで、整流部102の出力電位、すなわち保持容量部103の第1の入力端子114と第2の入力端子115との間の電位差が規定電圧以下の場合、保持容量113に、整流部102の出力電位が印加され、供給された電荷が蓄積される。一方、整流部102の出力電位が規定電圧の範囲を超えた場合、リーク素子118は、整流部102の出力電位が規定電圧以下の場合より、電気抵抗が低くなる。従って、保持容量113に蓄積された電荷は、電流としてリーク素子118に流れる。つまり、保持容量部103の出力電位、つまり図2(B)における波形203は、規定値を超えて上昇しないことになる。
整流部102の出力電位は、保持容量113により平滑化され、保持容量部103の出力電位となるが、無線チップの回路に電力として消費されるため、徐々に減衰する。以上のことを繰り返すため、保持容量部103の出力電位は、図2(B)の波形203のように時間変化する。
以上のような構成とすることで、通信信号より電源電圧を内部で生成する無線チップにおいて、振幅の強大な通信信号が与えられた場合においても、生成される電源電圧を規定電圧の範囲内に保持することができる。したがって、強電波攻撃に対しても、回路が電気的に破壊されることなく、信頼性の高い無線チップを提供する。
本実施の形態における無線チップは、ガラス基板、石英基板、プラスチック基板、SOI基板に形成することができる。ガラス基板、石英基板、プラスチック基板などの絶縁表面を有する基板上に形成された半導体薄膜を用いた薄膜トランジスタから構成することで、高性能、低消費電力、高信頼性の無線チップを、回路規模が増大することなく、より軽量で安価に提供することができる。
(実施の形態2)
本実施の形態では、実施の形態1で説明した形態とは異なる形態の、本発明における無線チップについて、図5及び図6を用いて説明する。図5は、本実施の形態における無線チップにおける電源回路であり、図6は、電源回路の各部における電圧の時間変化である。
図5において、電源回路はアンテナ部501、整流部502、保持容量部503を有する。アンテナ部501と保持容量部503は、実施の形態1と同様であり、整流部502が第1のダイオード519〜第4のダイオード522と複数個のダイオードを有する点が異なる。アンテナ部501はアンテナ504と共振容量505を有し、通信信号を受信することにより、アンテナ部501の第1の出力端子506と第2の出力端子507との間に電位差(以下、アンテナ部501の出力電位と記す)を生じる。通信信号は、有線から得られる場合と無線により得られる場合があり、どちらの形態にも対応可能であるが、アンテナ部を有し、無線による通信信号(無線信号と記す)を得る形態を用いて説明する。
なお、本実施の形態では整流部502は全波整流部として説明する。整流部502の第1の入力端子509と第2の入力端子510とにアンテナ部501の第1の出力端子506と第2の出力端子507とが接続され、整流部502の第1の出力端子511と第2の出力端子512との間に整流された電位差(以下、整流部502の出力電位と記す)が生じる。また、第1のダイオード519は、入力端子が整流部502の第2の出力端子512に接続され、出力端子が第1の入力端子509に接続される。第2のダイオード520は、入力端子が整流部502の第1の入力端子509に接続され、出力端子が第1の出力端子511に接続される。第3のダイオード521は、入力端子が整流部502の第2の出力端子512に接続され、出力端子が第2の入力端子510に接続される。第4のダイオード522は、入力端子が整流部502の第2の入力端子510に接続され、出力端子が第1の出力端子511に接続される。
保持容量部503は、保持容量513とリーク素子518とを有する。保持容量部503の第1の入力端子514と第2の入力端子515とに整流部502の第1の出力端子511と第2の出力端子512とが接続され、保持容量部503の第1の出力端子516と第2の出力端子517との間に電位差(以下、保持容量部503の出力電位と記す)が生じる。この保持容量部503の出力電位が、無線チップの電源電圧となる。
リーク素子518は、規定電圧の範囲を超える電圧が生じた場合に、電気抵抗が低くなる電気特性を有する素子である。規定電圧とは、無線チップの回路、代表的には電源回路が電気的に破壊されない電圧のことであり、具体的には1V〜8Vが好ましいが、これに限定されない。リーク素子518として、例えば、規定電圧を閾値電圧とするダイオード、トランジスタ、規定電圧を超えるとゲートリーク電流が膨大となるMIS容量などが考えられる。
図6において、図5のアンテナ部501における出力電位の時間変化を図6(A)の波形601とする。このとき、図5の整流部502の出力電位の時間変化が図6(B)の波形602である。また、図5の保持容量部503の出力電位の時間変化が図6(B)の波形603である。
整流部502における第1のダイオード519は、整流部502の第1の入力端子509の電位より第2の出力端子512における電位が高い場合のみ導通状態となる。また、整流部502における第2のダイオード520は、整流部502における第1の出力端子511の電位より第1の入力端子509における電位が高い場合のみ導通状態となる。従って、アンテナ部501の出力電位が正電位の部分のみに整流する働きがある。さらに、整流部502における第3のダイオード521は、整流部502における第2の入力端子510の電位より第2の出力端子512における電位が高い場合のみ導通状態となる。また、整流部502における第4のダイオード522は、整流部502における第1の出力端子511の電位より第2の入力端子510における電位が高い場合のみ導通状態となる。従って、アンテナ部501の出力電位が負電位の部分のみに整流する働きがある。
実施の形態1における半波整流部の整流部102の出力電位の時間変化(図2(B)の波形202)と、本実施の形態における整流部502の出力電位の時間変化(図6(B)の波形602)と、を比べると、整流部の出力電位が出力される時間は、2倍となることがわかる。すなわち、本実施の形態で示した全波整流部では、実施の形態1における半波整流部に比べ、ダイオードの数は増えるものの、通信信号から得たアンテナ部501の出力電位を効率的に保持容量部503に与えることができる。
ここで、整流部502の出力電位、すなわち保持容量部503の第1の入力端子514と第2の入力端子515との間の電位差が規定電圧以下の場合、保持容量513に、整流部502の出力電位が印加され、供給された電荷が蓄積される。一方、整流部502の出力電位が規定電圧の範囲を超えた場合、リーク素子518は、整流部502の出力電位が規定電圧以下の場合より、電気抵抗が低くなる。従って保持容量513に蓄積された電荷は、電流としてリーク素子518に流れる。つまり、保持容量部503の出力電位、つまり図6(B)における波形603は、規定値を超えて上昇しないことになる。
整流部502の出力電位は、保持容量513により平滑化され、保持容量部503の出力電位となるが、無線チップの回路に電力として消費されるため、徐々に減衰する。以上のことを繰り返すため、保持容量部503の出力電位は、波形603のように時間変化する。
以上のような構成とすることで、通信信号より電源電圧を内部で生成する無線チップにおいて、強大な通信信号が与えられた場合においても、生成される電源電圧を規定電圧の範囲内に保持することができる。したがって、強電波攻撃に対しても、回路が電気的に破壊されることなく、信頼性の高い無線チップを提供する。
本実施の形態における無線チップは、ガラス基板、石英基板、プラスチック基板、SOI基板に形成することができる。ガラス基板、石英基板、プラスチック基板などの絶縁表面を有する基板上に形成された半導体薄膜を用いた薄膜トランジスタから構成することで、高性能、低消費電力、高信頼性の無線チップを、回路規模が増大することなく、より軽量で安価に提供することができる。
以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
本実施例では、実施の形態1及び実施の形態2で示した本発明における無線チップの構成で、リーク素子の例として、MOSトランジスタを用いて構成する例について、図7を用いて説明する。
図7(A)は、N型MOSトランジスタ701を用いて、リーク素子を構成した例である。第1の端子702、第2の端子703は、実施の形態1で説明した図1において、保持容量部103の第1の出力端子116、第2の出力端子117に、各々電気的に接続される。また、第1の端子702、第2の端子703は、実施の形態2で説明した図5において、保持容量部503の第1の出力端子516、第2の出力端子517に、各々電気的に接続される。
N型MOSトランジスタ701の閾値電圧は、無線チップの回路が電気的に破壊されない電圧として決定される規定電圧となる。実施の形態1において、第2の端子703に対する第1の端子702の電位が規定電圧以下の場合、保持容量113に整流部102の出力電位が印加され、供給された電荷が蓄積される。一方、整流部102の出力電位が規定電圧の範囲を超えた場合、N型MOSトランジスタ701は、整流部102の出力電位が規定電圧以下の場合より電気抵抗が低くなり、第1の端子702と第2の端子703は電気的に短絡することにより、保持容量113に蓄積された電荷は電流としてN型MOSトランジスタ701に流れる。同様に、実施の形態2において、第2の端子703に対する第1の端子702の電位が規定電圧以下の場合、保持容量513に整流部502の出力電位が印加され、供給された電荷が蓄積される。一方、整流部502の出力電位が規定電圧の範囲を超えた場合、N型MOSトランジスタ701は、整流部502の出力電位が規定電圧以下の場合より電気抵抗が低くなり、第1の端子702と第2の端子703は電気的に短絡することにより、保持容量513に蓄積された電荷は電流としてN型MOSトランジスタ701に流れる。従って、実施の形態1で説明した保持容量部103の出力電位及び実施の形態2で説明した保持容量部503の出力電位は、規定電圧の範囲を超えない。
図7(B)は、P型MOSトランジスタ704を用いて、リーク素子を構成した例である。第1の端子705、第2の端子706は、実施の形態1で説明した図1において、保持容量部103の第1の出力端子116、第2の出力端子117に、各々電気的に接続される。あるいは、第1の端子705、第2の端子706は、実施の形態2で説明した図5において、保持容量部503の第1の出力端子516、第2の出力端子517に、各々電気的に接続される。
P型MOSトランジスタ704の閾値電圧の絶対値は、無線チップの回路が電気的に破壊されない電圧として決定される規定電圧の範囲内となる。実施の形態1において、第2の端子706に対する第1の端子705の電位が規定電圧以下の場合、保持容量113に整流部102の出力電位が印加され、供給された電荷が蓄積される。一方、整流部102の出力電位が規定電圧の範囲を超えた場合、P型MOSトランジスタ704は、整流部102の出力電位が規定電圧以下の場合より電気抵抗が低くなり、第1の端子705と第2の端子706は電気的に短絡することにより、保持容量113に蓄積された電荷は電流としてP型MOSトランジスタ704に流れる。同様に、実施の形態2において、第2の端子706に対する第1の端子705の電位が規定電圧以下の場合、保持容量513に整流部502の出力電位が印加され、供給された電荷が蓄積される。一方、整流部502の出力電位が規定電圧の範囲を超えた場合、P型MOSトランジスタ704は、整流部502の出力電位が規定電圧以下の場合より電気抵抗が低くなり、第1の端子705と第2の端子706は電気的に短絡することにより、保持容量513に蓄積された電荷は電流としてP型MOSトランジスタ704に流れる。従って、実施の形態1で説明した保持容量部103の出力電位及び実施の形態2で説明した保持容量部503の出力電位は、規定電圧の範囲を超えない。
以上のような構成とすることで、通信信号より電源電圧を内部で生成する無線チップにおいて、振幅の強大な通信信号が与えられた場合においても、生成される電源電圧を規定電圧の範囲内に保持することができる。したがって、強電波攻撃に対しても、回路が電気的に破壊されることなく、信頼性の高い無線チップを提供する。
本実施例では、実施の形態1及び実施の形態2で示した本発明における無線チップを構成で、リーク素子の例として、メモリトランジスタを用いて構成する例について、図8を用いて説明する。メモリトランジスタとは、記憶機能を有する素子であり、例えば浮遊ゲートを有したトランジスタやゲート絶縁膜中に、電子のトラップ準位を有したトランジスタが挙げられる。
図8(A)は、N型メモリトランジスタ801を用いて、リーク素子を構成した例である。第1の端子802、第2の端子803は、実施の形態1で説明した図1において、保持容量部103の第1の出力端子116、第2の出力端子117に、各々電気的に接続される。または、第1の端子802、第2の端子803は、実施の形態2で説明した図5において、保持容量部503の第1の出力端子516、第2の出力端子517に、各々電気的に接続される。
N型メモリトランジスタ801は、N型MOSトランジスタのゲート絶縁膜中に浮遊ゲートを追加した不揮発性メモリとすることが可能である。この場合、浮遊ゲートに保持される電荷量を変更することで、N型メモリトランジスタ801の閾値電圧を決定することが可能である。また、N型メモリトランジスタ801は、N型MOSトランジスタのゲート絶縁膜中に電荷のトラップ準位を形成する窒化膜を追加した不揮発性メモリとすることが可能である。この場合、窒化膜中に保持される電荷量を変更することで、N型メモリトランジスタ801の閾値電圧を決定することが可能である。
N型メモリトランジスタ801の閾値電圧は、本発明における無線チップの回路が電気的に破壊されない電圧として決定される規定電圧となる。実施の形態1において、第2の端子803に対する第1の端子802の電位が規定電圧以下の場合、保持容量113に整流部102の出力電位が印加され、供給された電荷が蓄積される。一方、整流部102の出力電位が規定電圧の範囲を超えた場合、N型メモリトランジスタ801は、整流部102の出力電位が規定電圧以下の場合より電気抵抗が低くなり、第1の端子802と第2の端子803は電気的に短絡することにより、保持容量113に蓄積された電荷は電流としてN型メモリトランジスタ801に流れる。同様に、実施の形態2において、第2の端子803に対する第1の端子802の電位が規定電圧以下の場合、保持容量513に整流部502の出力電位が印加され、供給された電荷が蓄積される。一方、整流部502の出力電位が規定電圧の範囲を超えた場合、N型メモリトランジスタ801は、整流部502の出力電位が規定電圧以下の場合より電気抵抗が低くなり、第1の端子802と第2の端子803は電気的に短絡することにより、保持容量113に蓄積された電荷は電流としてN型メモリトランジスタ801に流れる。従って、実施の形態1で説明した保持容量部103の出力電位及び実施の形態2で説明した保持容量部503の出力電位は、規定電圧の範囲を超えない。
図8(B)は、P型メモリトランジスタ804を用いて、リーク素子を構成した例である。第1の端子805、第2の端子806は、実施の形態1で説明した図1において、保持容量部103の第1の出力端子116、第2の出力端子117に、各々電気的に接続される。または、第1の端子805、第2の端子806は、実施の形態2で説明した図5において、保持容量部503の第1の出力端子516、第2の出力端子517に、各々電気的に接続される。
P型メモリトランジスタ804は、P型MOSトランジスタのゲート絶縁膜中に浮遊ゲートを追加した不揮発性メモリとすることが可能である。この場合、浮遊ゲートに保持される電荷量を変更することで、P型メモリトランジスタ804の閾値電圧を決定することが可能である。また、P型メモリトランジスタ804は、P型MOSトランジスタのゲート絶縁膜中に電荷のトラップ準位を形成する窒化膜を追加した不揮発性メモリとすることが可能である。この場合、窒化膜中に保持される電荷量を変更することで、P型メモリトランジスタ804の閾値電圧を決定することが可能である。
P型メモリトランジスタ804の閾値電圧の絶対値は、本発明における無線チップの回路が電気的に破壊されない電圧として決定される規定電圧となる。実施の形態1において、第2の端子806に対する第1の端子805の電位が規定電圧以下の場合、保持容量113に整流部102の出力電位が印加され、供給された電荷が蓄積される。一方、整流部102の出力電位が規定電圧の範囲を超えた場合、P型メモリトランジスタ804は、整流部102の出力電位が規定電圧以下の場合より電気抵抗が低くなり、第1の端子805と第2の端子806は電気的に短絡することにより、保持容量113に蓄積された電荷は電流としてP型メモリトランジスタ804に流れる。同様に、実施の形態2において、第2の端子806に対する第1の端子805の電位が規定電圧以下の場合、保持容量513に整流部502の出力電位が印加され、供給された電荷が蓄積される。一方、整流部502の出力電位が規定電圧の範囲を超えた場合、P型メモリトランジスタ804は、整流部502の出力電位が規定電圧以下の場合より電気抵抗が低くなり、第1の端子805と第2の端子806は電気的に短絡することにより、保持容量113に蓄積された電荷は電流としてP型メモリトランジスタ804に流れる。従って、実施の形態1で説明した保持容量部103の出力電位及び実施の形態2で説明した保持容量部503の出力電位は、規定電圧の範囲を超えない。
以上のような構成とすることで、通信信号より電源電圧を内部で生成する無線チップにおいて、強大な通信信号が与えられた場合においても、生成される電源電圧を規定電圧の範囲内に保持することができる。したがって、強電波攻撃に対しても、回路が電気的に破壊されることなく、信頼性の高い無線チップを提供する。
本実施例では、実施の形態1及び実施の形態2で示した本発明における無線チップの構成で、リーク素子の例として、MIS容量を用いて構成する例について、図9及び図10を用いて説明する。
図9は、MIS容量901を用いて、リーク素子を構成した例である。第1の端子902、第2の端子903は、実施の形態1で説明した図1において、保持容量部103の第1の出力端子116、第2の出力端子117に、各々電気的に接続される。または、第1の端子902、第2の端子903は、実施の形態2で説明した図5において、保持容量部503の第1の出力端子516、第2の出力端子517に、各々電気的に接続される。
MIS容量901は、本発明における無線チップの回路が電気的に破壊されない電圧として決定される規定電圧の範囲を超える電圧が生じると、ゲートリーク電流が膨大になる特性を有する。よって、第2の端子903に対する第1の端子902の電位が規定電圧の範囲を超えると、MIS容量901は、整流部502の出力電位が規定電圧以下の場合より電気抵抗が低くなり、第1の端子902と第2の端子903は電気的に短絡することになる。従って、実施の形態1で説明した保持容量部103の出力電位及び実施の形態2で説明した保持容量部503の出力電位は、規定電圧の範囲を超えない。
以上のような特性を有するMIS容量901のレイアウト及び断面図を図10に示す。図10(A)において、半導体薄膜1001の上にゲート絶縁膜1016を積層し、その上にゲート電極1002を形成する。さらに層間絶縁膜を積層し、その上にはソース電極及びドレイン電極1003を形成する。ソース電極及びドレイン電極1003は、コンタクト1004を介して半導体薄膜1001と電気的に接続されている。なお、ゲート電極1002とソース電極及びドレイン電極1003は、図9における第1の端子902と第2の端子903に各々相当する。
MIS容量901は、第1の領域と、ゲート絶縁膜の膜厚が第1の領域より薄い第2の領域とを有するゲート絶縁膜1016を有し、リークパス1005は、ゲート絶縁膜の第2の領域である。すなわち、ゲート絶縁膜の電気耐圧が低い領域である。リークパス1005を形成するには、例えばゲート絶縁膜1016を成膜後、フォトマスクを用いたエッチング工程により形成すればよい。ここで、MIS容量に規定電圧の範囲を超える電圧が生じると、リークパス1005を介して、膨大なゲートリーク電流が流れるように、ゲート絶縁膜の膜厚を決定する。例えば、熱酸化法によりシリコンの表面に、3nmから10nmの膜厚を有するゲート絶縁膜を形成することができる。そしてゲートリーク電流を流すため、第2の領域のゲート絶縁膜の膜厚は、第1の領域のゲート絶縁膜の膜厚の50%から80%までの範囲内とするとよい。例えば、第1の領域のゲート絶縁膜の膜厚が30nmの場合、第2の領域のゲート絶縁膜の膜厚は15nmから24nmとなる。
従って、実施の形態1で説明した保持容量部103の出力電位及び実施の形態2で説明した保持容量部503の出力電位は、規定電圧の範囲を超えない。
また、図10(B)において、半導体薄膜1006の上にゲート絶縁膜1017を積層し、その上にゲート電極1007を形成する。さらに層間絶縁膜を積層し、その上にソース電極及びドレイン電極1008を形成する。ソース電極及びドレイン電極1008は、コンタクト1009を介して半導体薄膜1006と電気的に接続されている。なお、ゲート電極1007とソース電極及びドレイン電極1008は、図9における第1の端子902と第2の端子903に各々相当する。
MIS容量901は、第1の領域と第1の領域よりゲート絶縁膜の膜厚が薄い第2の領域とを有するゲート絶縁膜1017を有し、リークパス1010は、ゲート絶縁膜1017の第2の領域である。リークパス1010は、ゲート形成工程時に、エッチングに異方性があると、ゲート電極1007下のゲート絶縁膜1017はえぐられ、欠陥1019が生じた領域であり、ゲート絶縁膜1017の膜厚が薄い領域である。すなわち、ゲート絶縁膜の電気耐圧が低い領域である。MIS容量に規定電圧の範囲を超える電圧が生じると、リークパス1010を介して、膨大なゲートリーク電流が流れる。図10(B)ではゲート電極1007の端部に重なるようにゲート絶縁膜1017の第2の領域が複数設けられるように形成される。このようなリークパスを有するMIS容量を適用することにより、実施の形態1で説明した保持容量部103の出力電位及び実施の形態2で説明した保持容量部503の出力電位は、規定電圧の範囲を超えない。
また、図10(C)において、半導体薄膜1011の上にゲート絶縁膜1018を積層し、その上にゲート電極1012を形成する。さらに層間絶縁膜を積層し、その上にソース電極及びドレイン電極1013を形成する。ソース電極及びドレイン電極1013は、コンタクト1014を介して半導体薄膜1011と電気的に接続されている。なお、ゲート電極1012とソース電極及びドレイン電極1013は、図9における第1の端子902と第2の端子903に各々相当する。
MIS容量901は、半導体薄膜1011に重なる第1の領域と第1の領域よりゲート絶縁膜の膜厚が薄い第2の領域を有するゲート絶縁膜1018を有し、リークパス1015は、ゲート絶縁膜の第2の領域である。リークパス1015は、ゲート絶縁膜成膜工程時に、機械的なストレスにより格子欠陥1020が生じた領域であり、ゲート絶縁膜1018の膜厚が薄い領域である。このような薄い領域は、ゲート絶縁膜の電気耐圧が低い領域となる。MIS容量に規定電圧の範囲を超える電圧が生じると、リークパス1015を介して、膨大なゲートリーク電流が流れる。図10(C)では、半導体薄膜1011の端部に重なるようにゲート絶縁膜1018の第2の領域を複数設けられるように形成される。このようなリークパスを有するMIS容量を適用することにより、実施の形態1で説明した保持容量部103の出力電位及び実施の形態2で説明した保持容量部503の出力電位は、規定電圧の範囲を超えない。
以上のような構成とすることで、通信信号より電源電圧を内部で生成する無線チップにおいて、振幅の強大な通信信号が与えられた場合においても、生成される電源電圧を規定電圧の範囲内に保持することができる。したがって、強電波攻撃に対しても、回路が電気的に破壊されることなく、信頼性の高い無線チップを提供する。
本実施例ではMIS容量を用いて説明したが、薄膜トランジスタからなる容量(TFT容量と記す)を用いて作製することができる。TFT容量を用いる場合、ゲート絶縁膜の膜厚は20nmから100nmとすることができる。また、図10(A)において、ゲート絶縁膜の第2の領域の膜厚は、第1の領域の膜厚の50%〜80%とすればよい。例えば、第1の領域のゲート絶縁膜の膜厚が20nmの場合、第2の領域のゲート絶縁膜の膜厚は10nmから16nmとなる。
本実施例では、本発明における半導体装置の例として、暗号処理機能を有する無線チップについて図13、及び図14を用いて説明する。図13は無線チップのブロック図、図14は無線チップのレイアウト図である。
まず、図13を用いて無線チップのブロック構成を説明する。図13において、無線チップ2601は、CPU2602と、ROM2603と、RAM2604と、コントローラ2605を有する演算回路2606と、アンテナを有するアンテナ部2607と、共振容量を有する共振回路2608と、電源回路2609と、リセット回路2610と、クロック生成回路2611と、復調回路2612と、変調回路2613と、電源管理回路2614を有するアナログ部2615を含む。電源回路2609には、上記した回路構成を適用することができる。
コントローラ2605は、CPUインターフェース(CPUIF)2616と、制御レジスタ2617と、コード抽出回路2618と、符号化回路2619と、を有する。なお、図13では、説明の簡単化のため、通信信号を受信信号2620と、送信信号2621とに分けて示したが、実際には、両者は重ね合わされており、無線チップ2601及びリーダ/ライタの間で同時に送受信される。受信信号2620は、アンテナ部2607と共振回路2608とで受信された後、復調回路2612により復調される。また、送信信号2621は、変調回路2613により変調された後、アンテナ部2607より送信される。
図13において、通信信号により形成される磁界中に無線チップ2601を置くと、アンテナ部2607と共振回路2608により、誘導起電力を生じる。誘導起電力は、電源回路2609における電気容量により保持され、また電気容量によって電位が安定化され、無線チップ2601の各回路に電源電圧として供給される。リセット回路2610は、無線チップ2601全体の初期リセット信号を生成する。例えば、電源電圧の上昇に遅延して立ち上がる信号をリセット信号として生成する。クロック生成回路2611は、電源管理回路2614より生成される制御信号に応じて、クロック信号の周波数とデューティー比を変更する。復調回路2612は、ASK方式の受信信号2620の振幅の変動を”0”/”1”の受信データ2622として検出する。復調回路2612は、例えばローパスフィルターとする。さらに、変調回路2613は、送信データをASK方式の送信信号2621の振幅を変動させて送信する。例えば、送信データ2623が”0”の場合、共振回路2608の共振点を変化させ、通信信号の振幅を変化させる。電源管理回路2614は、電源回路2609より演算回路2606に供給される電源電圧または演算回路2606における消費電流を監視し、クロック生成回路2611において、クロック信号の周波数とデューティー比を変更するための制御信号を生成する。
本実施例における無線チップの動作を説明する。まず、リーダ/ライタより無線チップ2601が暗号文データを含む受信信号2620を受信する。受信信号2620は、復調回路2612で復調された後、コード抽出回路2618で制御コマンドや暗号文のデータなどに分解され、制御レジスタ2617に格納される。ここで、制御コマンドは、無線チップ2601の応答を指定するデータである。例えば、固有ID番号の送信、動作停止、暗号解読などを指定する。ここでは、暗号解読の制御コマンドを受信したとする。
続いて、演算回路2606において、CPU2602が、ROM2603に格納された暗号解読プログラムにしたがって、ROM2603にあらかじめ格納された秘密鍵2624を用いて暗号文を解読(復号)する。復号された暗号文(復号文)は、制御レジスタ2617に格納される。この際、RAM2604をデータ格納領域として用いる。なお、CPU2602は、CPUインターフェース(CPUIF)2616を介してROM2603、RAM2604、制御レジスタ2617にアクセスする。CPUインターフェース(CPUIF)2616は、CPU2602が要求するアドレスより、ROM2603、RAM2604、制御レジスタ2617のいずれかに対するアクセス信号を生成する機能を有している。
最後に、符号化回路2619において、復号文から送信データ2623を生成し、変調回路2613で変調し、アンテナ部2607より送信信号2621をリーダ/ライタに送信する。
なお、本実施例では、演算方式として、ソフトウェア的に処理する方式、すなわち、CPUと大規模メモリとで演算回路を構成し、プログラムをCPUで実行する方式について説明したが、目的に応じて最適な演算方式を選び、当該方式に基づいて構成することも可能である。例えば、演算方式として、他にも、演算をハードウェア的に処理する方式と、ハードウェア及びソフトウェアを併用する方式と、が考えられる。ハードウェア的に処理する方式では、専用回路で演算回路を構成すれば良い。ハードウェア及びソフトウェアを併用する方式では、専用回路と、CPUと、メモリと、で演算回路を構成し、専用回路で演算処理の一部分を行い、残りの演算処理のプログラムをCPUで実行すれば良い。
次に、図14を用いて、無線チップのレイアウト構成について説明する。なお、図14において、図13に相当する部分には、同一の番号を付し、説明を省略する。
図14において、FPCパッド2707は、FPC(Flexible Print Circuit)を無線チップ2601に貼る時に用いる電極パッド群であり、アンテナバンプ2708は、アンテナ(図示せず)を貼り付ける電極パッドである。なお、アンテナを貼り付ける際には、アンテナバンプ2708に過度の圧力が印加される可能性がある。したがって、アンテナバンプ2708の下には、トランジスタなど、回路を構成する部品を配置しないことが望ましい。
FPCパッド2707は、主に不良解析時に用いると有効である。無線チップでは、電源電圧を通信信号から得るため、例えば、アンテナや電源回路で不良が発生している場合、演算回路が全く動作しない。このため、不良解析が著しく困難となる。しかし、FPCより、FPCパッド2707を介して無線チップ2601に電源電圧を供給し、また、アンテナより供給される電気信号の代わりに、任意の電気信号を入力することで、演算回路を動作させることが可能になる。したがって、不良解析が効率的に行える。
さらに、FPCパッド2707を、プローバーを使った測定が可能な配置にすると更に有効である。すなわち、FPCパッド2707において、電極パッドを、プローバーの針のピッチに合わせて配置することで、プローバーによる測定が可能となる。プローバーを用いることで、不良解析時に、FPCを貼り付ける工数を減らすことができる。また、基板上に複数の無線チップを形成した状態でも測定できるので、個々の無線チップに分断する工数も減らすことができる。また、量産時に、アンテナを貼り付ける工程の直前に、無線チップの良品検査を行うことが可能である。したがって、工程の早い段階で不良品を選別できるので、生産コストを削減することができる。
なお、実施の形態1、実施の形態2、実施例1〜3で説明したリーク素子を、本実施例における電源回路2609に組み込むことができる。このような構成とすることで、通信信号より電源電圧を内部で生成する無線チップにおいて、強大な通信信号が与えられた場合においても、生成される電源電圧を規定電圧の範囲内に保持することができる。したがって、強電波攻撃に対しても、回路が電気的に破壊されることなく、信頼性の高い無線チップを提供する。
本実施例では、本発明における半導体装置を用いたシステム例について、図11及び図12を用いて説明する。本実施例では、本発明における半導体装置として無線チップを用いた、セキュリティー性に優れたパーソナルコンピュータの利用者認証システムについて説明する。
図11は、本実施例における利用者認証システムの概要図で、パーソナルコンピュータ2001、無線チップ2002である。パーソナルコンピュータ2001には、入力装置2003及びリーダ/ライタ2004が接続されている。
パーソナルコンピュータ2001及び無線チップ2002は、暗号用の共通鍵2005を有する。具体的には、パーソナルコンピュータ2001及び無線チップ2002のメモリに共通鍵2005のデータを各々格納する。共通鍵2005は、例えば64ビット〜128ビットのデータで、平文(暗号化する前のデータ)の暗号化及び暗号文の復号に用いられる。共通鍵は、正規に登録された利用者毎に異なる共通鍵が作成され、パーソナルコンピュータ2001は、全てを有している。すなわち、正規に登録された利用者数分の共通鍵をパーソナルコンピュータ2001は有している。一方、無線チップ2002は、正規に登録された利用者が所有し、当該の利用者に固有な共通鍵のみを有している。共通鍵は、他者に知られぬよう、保存しなければならない。
なお、本実施例では、暗号方式として共通鍵暗号方式(ISO/IEC 9798−2 Information technology−Security techniques−Entity authentication− Part 2 : Mechanisms using symmetric encipherment algorithms参照)を用いる場合の例について示すが、公開鍵暗号方式(ISO/IEC 9798−3 Information technology−Security techniques−Entity authentication− Part 3 : Mechanisms using digital signature techniques参照)など、他の暗号方式でも適用することができる。
パーソナルコンピュータ2001は、共通鍵2005を用いて、平文を暗号化する手段を有する。具体的には、暗号化アルゴリズムを実行するソフトウェアを搭載しているものとする。また、無線チップ2002は、共通鍵2005を用いて、暗号文を復号する手段を有する。具体的には、上記実施の形態で示した演算回路において、復号アルゴリズムを実行する。
以下、図12のフローチャートを用いて、本実施例における利用者認証システムの利用方法を説明する。
まず、利用希望者が入力装置2003を用いて、パーソナルコンピュータ2001における利用者名及びパスワードを入力する(利用者名入力2101)。パスワードは、正規の利用者が事前に登録しておく。パーソナルコンピュータ2001は、入力された利用者名から、該当する共通鍵を用いて、ある平文を暗号化する(暗号データ作成2102)。ここで、平文は、特定の意味を持ったデータでも、無意味なデータでも良い。次に、暗号データをリーダ/ライタ2004から送信する(暗号データ送信2103)。無線チップ2002は、暗号データを受信し、共通鍵2005を用いて暗号データを復号し(復号化処理2104)、復号データをリーダ/ライタに送信する(復号データ送信2105)。パーソナルコンピュータ2001は、復号データを、最初の平文と比較し(認証2106)、一致した場合のみ、利用希望者が正規に登録されている利用者であると認め、利用可能とする(平常利用2107)。
以上のような、本実施例における利用者認証システムでは、パスワードを知り、且つ無線チップを所有していないとコンピュータを利用できない。従って、パスワードのみの認証よりセキュリティー性が非常に高い。また、利用者は、無線チップを携帯していれば、従来のパスワードのみによる認証と、何ら変わりなくパーソナルコンピュータを利用でき、新たな負担は少ない。
なお、本実施例では、パーソナルコンピュータの利用者認証について説明したが、正規に登録された利用者のみが利用できる他のシステムに対しても容易に適用できる。例えば、ATM(Automated Teller Machine 現金自動支払機)、CD(Cash Dispenser 現金自動払出機)などに、容易に適用できる。
以上のような構成とすることで、本発明における半導体装置を用いた、非常にセキュリティー性が高い利用者認証システムを安価に構築することができる。
なお、本実施例は、実施の形態1、実施の形態2、実施例1〜実施例4と自由に組み合わせて実施することが可能である。
本発明における半導体装置の電源回路を示す図。 本発明における半導体装置の電源回路の信号波形を示す図。 従来の電源回路の例を示す図。 従来の電源回路の信号波形の例を示す図。 本発明における半導体装置の電源回路を示す図。 本発明における半導体装置の電源回路の信号波形を示す図。 本発明における半導体装置のリーク素子をMOSトランジスタで構成した回路を示す図。 本発明における半導体装置のリーク素子をメモリトランジスタで構成した回路を示す図。 本発明における半導体装置のリーク素子をMIS容量で構成した回路を示す図。 本発明における半導体装置のリーク素子のレイアウトを示す図。 本発明における半導体装置を用いた利用者認証システムの概要を示す図。 本発明における半導体装置を用いた利用者認証システムのフローチャートを示す図。 本発明における半導体装置の構成例を示す図。 本発明における半導体装置のレイアウト例を示す図。
符号の説明
101 アンテナ部
102 整流部
103 保持容量部
104 アンテナ
105 共振容量
106 出力端子
107 出力端子
108 ダイオード
109 入力端子
110 入力端子
111 出力端子
112 出力端子
113 保持容量
114 入力端子
115 入力端子
116 出力端子
117 出力端子
118 リーク素子
201 波形
202 波形
203 波形
301 アンテナ部
302 整流部
303 保持容量部
304 アンテナ
305 共振容量
306 出力端子
307 出力端子
308 ダイオード
309 入力端子
310 入力端子
311 出力端子
312 出力端子
313 保持容量
314 入力端子
315 入力端子
316 出力端子
317 出力端子
401 波形
402 波形
403 波形
501 アンテナ部
502 整流部
503 保持容量部
504 アンテナ
505 共振容量
506 出力端子
507 出力端子
509 入力端子
510 入力端子
511 出力端子
512 出力端子
513 保持容量
514 入力端子
515 入力端子
516 出力端子
517 出力端子
518 リーク素子
519 ダイオード
520 ダイオード
521 ダイオード
522 ダイオード
601 波形
602 波形
603 波形
701 N型MOSトランジスタ
702 端子
703 端子
704 P型MOSトランジスタ
705 端子
706 端子
801 N型メモリトランジスタ
802 端子
803 端子
804 P型メモリトランジスタ
805 端子
806 端子
901 MIS容量
902 端子
903 端子
1001 半導体薄膜
1002 ゲート電極
1003 ソース電極及びドレイン電極
1004 コンタクト
1005 リークパス
1006 半導体薄膜
1007 ゲート電極
1008 ソース電極及びドレイン電極
1009 コンタクト
1010 リークパス
1011 半導体薄膜
1012 ゲート電極
1013 ソース電極及びドレイン電極
1014 コンタクト
1015 リークパス
1016 ゲート絶縁膜
1017 ゲート絶縁膜
1018 ゲート絶縁膜
1019 欠陥
1020 格子欠陥
2001 パーソナルコンピュータ
2002 無線チップ
2003 入力装置
2004 リーダ/ライタ
2005 共通鍵
2101 利用者名入力
2102 暗号データ作成
2103 暗号データ送信
2104 復号化処理
2105 復号データ送信
2106 認証
2107 平常利用
2601 無線チップ
2602 CPU
2603 ROM
2604 RAM
2605 コントローラ
2606 演算回路
2607 アンテナ部
2608 共振回路
2609 電源回路
2610 リセット回路
2611 クロック生成回路
2612 復調回路
2613 変調回路
2614 電源管理回路
2615 アナログ部
2616 CPUインターフェース(CPUIF)
2617 制御レジスタ
2618 コード抽出回路
2619 符号化回路
2620 受信信号
2621 送信信号
2622 受信データ
2623 送信データ
2624 秘密鍵
2707 FPCパッド
2708 アンテナバンプ

Claims (4)

  1. 線信号より電源電圧を生成する電源回路をする半導体装置であって
    前記電源回路はMIS容量を有し、
    前記MIS容量は、半導体薄膜と、ゲート絶縁膜と、ゲート電極とを有し、
    前記ゲート絶縁膜は、第1の領域と、第2の領域とを有し、
    前記第2の領域は、前記第1の領域より膜厚が薄く、
    前記MIS容量は、規定電圧の範囲を超える電圧が前記電源回路内に生じたときの電気抵抗が、前記規定電圧の範囲内の電圧が前記電源回路内に生じたときの電気抵抗より低くなることで、前記電源電圧を前記規定電圧の範囲内に保持する機を有することを特徴とする半導体装置。
  2. 線信号より電源電圧を生成する電源回路をする半導体装置であって
    前記電源回路は、MIS容量と、保持容量とを有し、
    前記MIS容量は、半導体薄膜と、ゲート絶縁膜と、ゲート電極とを有し、
    前記ゲート絶縁膜は、第1の領域と、第2の領域とを有し、
    前記第2の領域は、前記第1の領域より膜厚が薄く、
    前記MIS容量は、規定電圧の範囲を超える電圧が前記電源回路内に生じたときの電気抵抗が、前記規定電圧の範囲内の電圧が前記電源回路内に生じたときの電気抵抗より低くなることで、前記保持容量に蓄積された電荷を電流として前記MIS容量に流し、前記電源電圧を前記規定電圧の範囲内に保持する機を有することを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項1または請求項2において、
    前記電源回路は、絶縁表面を有する基板上に形成された半導体薄膜を有する薄膜トランジスタを用いて構成されていることを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項において、
    前記絶縁表面を有する基板は、ガラス基板、石英基板、プラスチック基板、のいずれかであることを特徴とする半導体装置。
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