JP5104554B2 - ロータ - Google Patents

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Description

本発明は、ロータコアにフラックスバリアが形成されたロータの構造に関する。
従来技術として、例えば、特許文献1および特許文献2に開示されたロータがある。
特許文献1に記載されたロータは、図10に示すように、ロータコア100に第1のフラックスバリア101と、第2のフラックスバリア102とが形成されている。
第1のフラックスバリア101は、長手方向の中央部がロータコア100の中心側に凸となる円弧状を有し、且つ、長手方向の両端部がロータコア100の外周に近接して形成されている。第2のフラックスバリア102は、第1のフラックスバリア101の凸側に略ハの字状に形成されている。
ロータコア100の外周部には、ロータコア100の外周に近接する第1のフラックスバリア101および第2のフラックスバリア102の端部と、ロータコア100の外周円との間に、それぞれ外周ブリッジ103が形成されている。
特許文献2に記載されたロータは、図11にその形状の一極分だけを示すように、ロータコア200に第1、第2のフラックスバリア201、202が形成され、その第1、第2のフラックスバリア201、202にそれぞれ永久磁石203、204が嵌め込まれている。
第1、第2のフラックスバリア201、202は、それぞれ長手方向の中央部がロータコア200の中心側に凸となる円弧状を有し、長手方向の両端部がロータコア200の外周に近接して形成され、且つ、第1のフラックスバリア201の凸側に第2のフラックスバリア202が形成されている。
ロータコア200の外周部には、ロータコア200の外周に近接する第1のフラックスバリア201および第2のフラックスバリア202の端部と、ロータコア200の外周円との間に、それぞれ外周ブリッジ205が形成されている。
特開平11−89145号公報 特開2002−10547号公報
上記の構成を有するロータを回転させると、回転に伴う遠心力が径方向に発生し、その力は、ロータコア100、200の外周ブリッジ103、205で周方向に変換される。このため、外周ブリッジ103、205には、それぞれロータの回転に伴う応力が作用する。
なお、遠心力は、以下の式(1)で表される。
遠心力=質量×半径×(回転角速度)2 …………………(1)
ロータの回転により発生する応力分布をシミュレーション測定すると、図12および図13に示す様に、それぞれ外周ブリッジ103、205に高い応力が集中していることが分かる。シミュレーションの条件は、ロータ回転数:17000rpmであり、同回転数における疲労許容応力:207MPaである。
上記のように、従来のロータでは、高速回転により遠心力が増加するにつれて外周ブリッジ103、205に作用する応力が増加するため、その応力を材料の疲労限界以下に抑えるためには、外周ブリッジ103、205の幅を広くする必要がある。しかし、外周ブリッジ103、205の幅を広くすると、その分、漏れ磁束が増大してトルクの低下をもたらすという問題が生じる。
本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、漏れ磁束が増大することなく、ロータコアの外周ブリッジに作用する応力を低減できるロータを提供することにある。
(請求項1の発明)
本発明は、ロータコアに第1のフラックスバリアと第2のフラックスバリアとが形成され、第1、第2のフラックスバリアは、それぞれ長手方向の両端部がロータコアの外周に近接して形成されると共に、長手方向の中央部がロータコアの中心側に向かって凸となり、且つ、第1のフラックスバリアの凸側に第2のフラックスバリアを有する回転電機のロータであって、第1のフラックスバリアの長手方向の中央部に設けられ、第1のフラックスバリアをロータコアの半径方向に沿って分割する第1の径方向ブリッジと、第2のフラックスバリアの長手方向の中央部に設けられ、第2のフラックスバリアをロータコアの半径方向に沿って分割する第2の径方向ブリッジと、この第2の径方向ブリッジより第2のフラックスバリアの一端側および他端側にそれぞれ設けられ、第2のフラックスバリアをロータコアの周方向に沿って分割する2個の周方向ブリッジとを有し、第1の径方向ブリッジと2個の周方向ブリッジは、ロータコアの中心から半径方向の距離が略等しい位置に設けられていることを特徴とする。
ロータを回転させると、回転に伴う遠心力が径方向に発生し、その力は、ロータコアの外周部に存在するブリッジ、つまり、第1のフラックスバリアの両端部が近接するロータコアの外周部および第2のフラックスバリアの両端部が近接するロータコアの外周部(以下、外周ブリッジと呼ぶ)で周方向に変換される。
これにより、ロータコアの外周ブリッジには、回転に伴う応力が作用する。この外周ブリッジに作用する応力は、以下の式(2)で表される。
応力=周方向の力(遠心力)/ブリッジの断面積………(2)
本発明では、第1の径方向ブリッジと2個の周方向ブリッジとをロータコアの中心から半径方向に略同じ距離に配置しているので、各ブリッジが配置された位置で新たな円弧を周方向に描くことになる。つまり、応力が作用する断面積が増えることを意味する。従って、上式(2)で示したブリッジの断面積が増えることにより、外周ブリッジに作用する応力を低減できる。
なお、ロータコアの中心から周方向ブリッジまでの半径方向の距離が、ロータコアの中心から第1の径方向ブリッジまでの半径方向の距離より大きくなる、つまり、周方向ブリッジの方が第1の径方向ブリッジより半径方向の外側に位置していると、第2のフラックスバリア側の外周ブリッジ(第2外周ブリッジと呼ぶ)に作用する応力の方が、第1のフラックスバリア側の外周ブリッジ(第1外周ブリッジと呼ぶ)に作用する応力よりも小さくなる。これは、周方向ブリッジが第2外周ブリッジの近傍に位置するため、周方向ブリッジと第2外周ブリッジとに応力が分散されるためである。
一方、ロータコアの中心から周方向ブリッジまでの半径方向の距離が、ロータコアの中心から第1の径方向ブリッジまでの半径方向の距離より小さくなる、つまり、周方向ブリッジの方が第1の径方向ブリッジより半径方向の内側に位置していると、第1外周ブリッジに作用する応力の方が、第2外周ブリッジに作用する応力よりも小さくなる。これは、第2のフラックスバリアの周方向ブリッジより外側の領域(外側バリアと呼ぶ)が長くなることで、第2外周ブリッジに作用する曲げ応力が大きくなるためである。曲げ応力は、距離が長いほど大きくなるので、ロータコアの中心から周方向ブリッジまでの半径が小さくなるほど、第2外周ブリッジに作用する応力が増えることになる。
これに対し、本発明では、第1の径方向ブリッジと2個の周方向ブリッジとをロータコアの中心から半径方向に略同じ距離に配置することで、第1外周ブリッジに作用する応力と第2外周ブリッジに作用する応力とを均一にでき、且つ、周方向ブリッジが第1の径方向ブリッジより半径方向の外側に配置される場合に、第1外周ブリッジに作用する応力より小さくなり、同様に、周方向ブリッジが第1の径方向ブリッジより半径方向の内側に配置される場合に第2外周ブリッジに作用する応力より小さくなる。その結果、第1外周ブリッジおよび第2外周ブリッジの断面積を小さくできるので、漏れ磁束を低減でき、トルクの向上を図ることができる。
(請求項2の発明)
請求項1に記載したロータにおいて、第1のフラックスバリアと第2のフラックスバリアの両方、または片方、もしくは、第1のフラックスバリアあるいは第2のフラックスバリアの一部に永久磁石が配置されている。
本発明は、フラックスバリアに永久磁石を嵌め込んで構成される埋め込み磁石型ロータにも適用できる。
本発明を実施するための最良の形態を以下の実施例により詳細に説明する。
図1は実施例1に係るロータコア1の全体形状を示す平面図、図2はロータコア1の1磁極分を示す平面図である。
本実施例のロータは、図1に示す様に、円板状に打ち抜かれたコアシート(例えば、電磁鋼板)を複数枚重ね合わせて円柱形状としたロータコア1を有し、このロータコア1に第1のフラックスバリア2と第2のフラックスバリア3が形成されている。
第1、第2のフラックスバリア2、3は、ロータの電気角180度の間に配置され、それぞれ長手方向の両端部がロータコア1の外周に近接して形成されると共に、長手方向の中央部がロータコア1の中心側に向かって凸となる略円弧状に形成され、第1のフラックスバリア2の凸側に第2のフラックスバリア3が形成されている。
ロータコア1の外周部には、図2に示す様に、ロータコア1の外周円に近接する第1、第2のフラックスバリア2、3の端部とロータコア1の外周円との間に、それぞれ第1の外周ブリッジ4と第2の外周ブリッジ5が形成されている。この第1、第2の外周ブリッジ4、5は、ロータコア1の半径方向に同一の寸法、例えば1mmに形成されている。
第1のフラックスバリア2は、長手方向の中央部で径方向ブリッジ6により二分割されている。径方向ブリッジ6は、第1のフラックスバリア2の凹側と凸側とをロータコア1の半径方向に連結して形成される。
第2のフラックスバリア3は、長手方向の中央部で径方向ブリッジ7により二分割され、さらに、分割された各領域が、それぞれ周方向ブリッジ8により分割されている。径方向ブリッジ7は、径方向ブリッジ6と同様に、第2のフラックスバリア3の凹側と凸側とをロータコア1の半径方向に連結して形成される。つまり、径方向ブリッジ6と径方向ブリッジ7は、ロータコア1の同一半径方向に沿って形成されている。
周方向ブリッジ8は、第2のフラックスバリア3の凹側と凸側とをロータコア1の略周方向に連結して形成される。
また、2つの周方向ブリッジ8は、第2のフラックスバリア3を分割する方向の幅、つまり、ブリッジ幅が、上記の第1、第2の外周ブリッジ4、5と略同じ寸法(例えば1mm)に設定され、且つ、径方向ブリッジ6と同一円周上に形成されている。つまり、径方向ブリッジ6と2つの周方向ブリッジ8は、ロータコア1の中心から半径方向の距離が略等しい位置に形成されている。
なお、本実施例に係るロータコア1は、一例として、図2に示す様に、半径rが80mm、ロータコア1の中心から径方向ブリッジ6の中心までの距離r1が66mmに設定され、且つ、距離r1を半径とする円周上に2つの周方向ブリッジ8が形成されている。また、2つの周方向ブリッジ8は、ブリッジ幅の中心が距離r1を半径とする円周上に設定されている。
(実施例1の作用および効果)
ロータを回転させると、回転に伴う遠心力が径方向に発生し、その力は、ロータコア1の外周部に設けられる第1、第2の外周ブリッジ4、5で周方向に変換される。
これにより、第1、第2の外周ブリッジ4、5には、回転に伴う応力が作用する。この第1、第2の外周ブリッジ4、5に作用する応力は、以下の式(2)で表される。
応力=周方向の力(遠心力)/ブリッジの断面積………(2)
本実施例のロータコア1は、第2のフラックスバリア3に2個の周方向ブリッジ8を設けて、その2個の周方向ブリッジ8を、ロータコア1の中心から半径方向に径方向ブリッジ6と略同じ距離に配置している。この場合、径方向ブリッジ6と2個の周方向ブリッジ8とが配置された位置で新たな円弧を周方向に描くことを意味し、応力が作用する断面積が増えることを意味する。
上記の構成によれば、式(2)で示したブリッジの断面積が増えることになり、その分、第1、第2の外周ブリッジ4、5に作用する応力を低減できる。
第1、第2の外周ブリッジ4、5に作用する応力をシミュレーション測定した結果を図3に示す。図3(a)は本実施例のロータコア1、図3(b)、(c)は、それぞれ以下に説明する比較例1、2のロータコア10、20、図3(d)は径方向ブリッジ6および周方向ブリッジ8を有していない従来技術(例えば特許文献1)のロータコア30であり、応力分布を白黒の濃淡で表している。シミュレーションの条件は、ロータ回転数:17000rpmであり、同回転数における疲労許容応力:207MPaである。
比較例1のロータコア10は、2個の周方向ブリッジ8が、径方向ブリッジ6より半径方向の外側に配置されている、つまり、ロータコア10の中心から周方向ブリッジ8までの半径方向の距離が、ロータコア10の中心から径方向ブリッジ6までの半径方向の距離より大きい場合の一例である。
比較例2のロータコア20は、2個の周方向ブリッジ8が、径方向ブリッジ6より半径方向の内側に配置されている、つまり、ロータコア20の中心から周方向ブリッジ8までの半径方向の距離が、ロータコア20の中心から径方向ブリッジ6までの半径方向の距離より小さい場合の一例である。
シミュレーションの結果によれば、本実施例、比較例1、比較例2、従来技術のいずれの場合も、第1、第2の外周ブリッジ4、5に応力が集中していることが分かる。但し、第1、第2の外周ブリッジ4、5に作用する応力を数値化した棒グラフで表すと、図4に示す様に、本実施例、比較例1、比較例2、従来技術において、第1、第2の外周ブリッジ4、5に作用する応力の大きさに大きな違いが生じていることが分かる。つまり、比較例1の場合は、第1、第2の外周ブリッジ4、5に作用する応力の大きさが異なり、第2の外周ブリッジ5に作用する応力の方が、第1の外周ブリッジ4に作用する応力よりも小さくなっている。これは、周方向ブリッジ8が第2の外周ブリッジ5の近傍に位置するため、周方向ブリッジ8と第2の外周ブリッジ5とに応力が分散されるためである。但し、第1の外周ブリッジ4に作用する応力は、疲労許容応力よりも大きくなっている。
比較例2の場合は、比較例1の場合と同様に、第1、第2の外周ブリッジ4、5に作用する応力の大きさが異なるが、第2の外周ブリッジ5に作用する応力の方が、第1の外周ブリッジ4に作用する応力よりも大きく、且つ、疲労許容応力よりも大きくなっている。これは、第2のフラックスバリア3の周方向ブリッジ8より外側の領域が長くなることで、第2の外周ブリッジ5に作用する曲げ応力が大きくなるためである。曲げ応力は、距離が長いほど大きくなるので、ロータコア10の中心から周方向ブリッジ8までの半径が小さくなるほど、第2の外周ブリッジ5に作用する応力が増えることになる。
また、従来技術の場合は、第1、第2の外周ブリッジ4、5に作用する応力の大きさが異なるだけでなく、どちらも疲労許容応力よりも大きくなっている。
これに対し、本実施例の場合は、第1の外周ブリッジ4に作用する応力と第2の外周ブリッジ5に作用する応力とが略等しく、且つ、疲労許容応力よりも小さくなっている。これは、2個の周方向ブリッジ8をロータコア1の中心から半径方向に径方向ブリッジ6と同じ距離に配置したことによる効果である。その結果、第1、第2の外周ブリッジ4、5の断面積を小さく設計できるので、第1、第2の外周ブリッジ4、5を通る漏れ磁束を低減でき、トルクの向上を図ることが可能である。
図5は実施例2に係るロータコア1の1磁極分を示す平面図である。
この実施例2では、実施例1に記載した周方向ブリッジ8の角度と応力との関係について説明する。
周方向ブリッジ8の角度を以下のように定義する。
周方向ブリッジ8は、幅方向の両辺が平行に形成されており、その両辺と平行で、且つ、周方向ブリッジ8の幅方向の中心を通る直線Aと、径方向ブリッジ6および径方向ブリッジ7の幅方向の中心を通る直線Bとが成す角度を周方向ブリッジ8の角度αと呼ぶ。
なお、2つの周方向ブリッジ8は、直線Bに対して線対称の形状であり、2つの周方向ブリッジ8の角度αは同じである。
上記のαを指標として、周方向ブリッジ8に作用する応力をシミュレーション測定した結果を図6に示す。なお、図6(a)はα=32.8度、図6(b)はα=52.8度、図6(c)はα=73度である。このシミュレーション測定によると、周方向ブリッジ8に作用する最大応力は、α=32.8度の場合に283MPa、α=52.8度の場合に180MPa、α=73度の場合に296MPaとなっている。
また、シミュレーション測定の結果をグラフで表すと、図7に示す様に、α=32.8度からα=52.8度まで周方向ブリッジ8の角度が大きくなるに連れて、周方向ブリッジ8に作用する最大応力は次第に小さくなる。更に、周方向ブリッジ8の角度がα=52.8度からα=73度まで大きくなると、αの増加に連れて周方向ブリッジ8に作用する最大応力が次第に大きくなっている。つまり、周方向ブリッジ8に作用する最大応力が最も小さくなるαの最適値が存在することが分かり、その値は、α=52.8度である。
上記のように、周方向ブリッジ8の角度αを適宜に調整することにより、周方向ブリッジ8に作用する曲げモーメントを低減でき、且つ、周方向ブリッジ8に作用する応力も小さくできる。
(変形例)
本発明は、実施例1または実施例2に記載したフラックスバリアに永久磁石9を配置した構成にも適用できる。
永久磁石9は、例えば、図8に示す様に、第1のフラックスバリア2に配置する、あるいは、図9に示す様に、第1のフラックスバリア2と、第2のフラックスバリア3の周方向ブリッジ8より外側の領域に配置することができる。この場合、全てのフラックスバリア2、3に永久磁石9を配置した場合と比較すると、磁石質量を少なくできるので、ロータの回転によって発生する遠心力が小さくなり、第1、第2の外周ブリッジ4、5に作用する応力を小さくできる。但し、第1、第2の外周ブリッジ4、5に作用する応力を疲労許容応力より低くできるのであれば、全てのフラックスバリア2、3に永久磁石9を配置しても良い。
ロータコアの平面図である。 実施例1に係るロータコアの1磁極分を示す平面図である。 外周ブリッジに作用する応力の分布図である。 外周ブリッジに作用する応力を比較した図面である。 実施例2に係るロータコアの1磁極分を示す平面図である。 周方向ブリッジに作用する応力の分布図である。 周方向ブリッジの角度と最大応力との相関を示す ロータコアの1磁極分を示す平面図である(変形例)。 ロータコアの1磁極分を示す平面図である(変形例)。 従来技術に係るロータコアの平面図である。 従来技術に係るロータコアの1磁極分を示す平面図である。 図10のロータコアに作用する応力の分布図である。 図11のロータコアに作用する応力の分布図である。
符号の説明
1 ロータコア
2 第1のフラックスバリア
3 第2のフラックスバリア
6 径方向ブリッジ(第1の径方向ブリッジ)
7 径方向ブリッジ(第2の径方向ブリッジ)
8 周方向ブリッジ
9 永久磁石

Claims (2)

  1. ロータコアに第1のフラックスバリアと第2のフラックスバリアとが形成され、
    前記第1、第2のフラックスバリアは、それぞれ長手方向の両端部が前記ロータコアの外周に近接して形成されると共に、長手方向の中央部が前記ロータコアの中心側に向かって凸となり、且つ、前記第1のフラックスバリアの凸側に前記第2のフラックスバリアを有する回転電機のロータであって、
    前記第1のフラックスバリアの長手方向の中央部に設けられ、前記第1のフラックスバリアを前記ロータコアの半径方向に沿って分割する第1の径方向ブリッジと、
    前記第2のフラックスバリアの長手方向の中央部に設けられ、前記第2のフラックスバリアを前記ロータコアの半径方向に沿って分割する第2の径方向ブリッジと、
    この第2の径方向ブリッジより前記第2のフラックスバリアの一端側および他端側にそれぞれ設けられ、前記第2のフラックスバリアを前記ロータコアの略周方向に沿って分割する2個の周方向ブリッジとを有し、
    前記第1の径方向ブリッジと前記2個の周方向ブリッジは、前記ロータコアの中心から半径方向の距離が略等しい位置に設けられていることを特徴とするロータ。
  2. 請求項1に記載したロータにおいて、
    前記第1のフラックスバリアと前記第2のフラックスバリアの両方、または片方、もしくは、前記第1のフラックスバリアあるいは前記第2のフラックスバリアの一部に永久磁石が配置されていることを特徴とするロータ。
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