JP5104201B2 - カラーフィルタおよびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、液晶表示装置に適するカラーフィルタ等に関するものである。
屋外での視認性を実現するために、半透過型液晶表示装置が用いられている。半透過型液晶表示装置は、1画素中に、透過領域と反射領域を有するものである(例えば、特許文献1参照)。
図3を用いて、半透過型液晶表示装置の従来例を説明する。図3は、従来の半透過型の液晶表示装置100の断面の、電子回路やTFT等の素子を省略した模式図である。液晶表示装置100は、主にカラーフィルタ101と、液晶セル108、基板113とバックライトユニット115が順に設けられて形成されている。
カラーフィルタ101は、透明な基板102に、断面台形状のマルチギャップ層103と、その上にコーティングされ、画素に対応してパターニングされた着色層107が設けられている。更にその上には、透明電極106を設けている。着色層107と別の色の着色層107の間には、ブラックマトリクス105を設け、コントラストを向上させている。透明な基板113には、透明電極109が画素に対応して設けられ、透明電極109の一部分には反射電極111が設けられている。透明電極106と透明電極109および反射電極111の間に電圧を印加することで、液晶セル108に電圧を印加し、液晶分子117の配向を制御する。また、基板113の背面には、バックライトユニット115が設けられている。バックライトユニット115と基板113の間には偏光板114が設けられ、基板102には、偏光板112が設けられている。
液晶表示装置100は、反射電極111を有する反射領域と、反射電極111を有しない透過領域からなる。透過領域では、バックライトユニット115から発生した光は、偏光板114、基板113、透明電極109、液晶セル108、透明電極106、着色層107、基板102、偏光板112を通り、液晶表示装置100の外部に到達する。また、反射領域では、液晶表示装置100の外部から入射した光が、偏光板112、基板102、マルチギャップ層103、着色層107、透明電極106、液晶セル108を通過し、反射電極111で反射し、再び、液晶セル108、透明電極106、着色層107、マルチギャップ層103、基板102、偏光板112を通り、液晶表示装置100の外部に到達する。
このように、1画素中に反射領域と透過領域を設けることで、明るい屋外では反射領域による表示を、屋内では透過領域による表示を観察することができ、半透過型液晶表示装置は、屋外でも屋内でも使用することができる。
反射領域においては、光は、着色層107と液晶セル108を2回通過する。そのため、反射領域に相当する部分の着色層107と液晶セル108の厚みを、透過領域におけるそれらより薄くすることで、反射領域における色再現範囲を透過型と同等にしている。特に、液晶セルは、透過領域の半分の厚さである(例えば、非特許文献1参照)。
特開2004−102243号公報 藤森孝一、外2名、「高透過アドバンストTFT−LCD技術」、シャープ技報、シャープ株式会社、2003年4月、通巻第85号、p.34―37
しかしながら、図3に示す液晶表示装置100においては、液晶セル108内の液晶分子117の配向は、着色層107および透明電極106の形状に大きく影響を受ける。図4は、カラーフィルタ101と液晶分視117を示す図である。図4に示すように、着色層107および透明電極106のテーパーにより、液晶分子117の配向は乱される。そのため、カラーフィルタ101の透過領域と反射領域の間には、透過と反射いずれの表示にも寄与しない、無効領域が存在する。無効領域においては、液晶分子117の配向が乱されているため、光漏れを生じ、液晶表示装置100のコントラストが低下してしまう。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたもので、その目的とすることは光漏れのない高コントラストな液晶表示装置を実現するカラーフィルタを提供することである。
前述した目的を達成するために、第1の発明は光透過性の基板と、前記基板上に形成された、断面が逆台形状であるマルチギャップ層と、前記基板上および前記マルチギャップ層上に形成された、着色層と、前記着色層に沿うように形成され、前記マルチギャップ層の付近では、開口部が下向きの略コの字形状の断面形状を有する保護層と、を有することを特徴とするカラーフィルタである。
また、第2の発明は、光透過性の基板上に、断面が逆台形状のマルチギャップ層を形成する工程(a)と、前記基板上および前記マルチギャップ層上に着色層を形成する工程(b)と、前記着色層に沿うように保護層を形成する工程(c)と、を備え、前記マルチギャップ層の付近では、前記保護層の断面が、開口部が下向きの略コの字形状の断面形状を有することを特徴とするカラーフィルタの製造方法である。また、前記工程(a)で、現像過多または露光過多にすることが好ましい。
本発明により、光漏れのない、高コントラストな液晶表示装置を実現するカラーフィルタを提供可能である。
以下図面に基づいて、本発明の実施形態を詳細に説明する。
第1の実施形態に係るカラーフィルタ1について説明する。
図1は、カラーフィルタ1と液晶分子5を示す図である。基板9の上にマルチギャップ層3が形成され、その上に着色層7が形成されている。
着色層7は、透過領域と、透過領域より膜厚の薄い反射領域を有している。透過領域においては、光は着色層7を1回のみ通過するが、反射領域においては、光は着色層7を2回通過する。このとき、反射領域と透過領域において、表示される色が変わらないように、反射領域の着色層7の膜厚を薄くし、色の濃さを薄くしている。
基板9は、一般にカラーフィルタに用いられる基板を使用することができる。例えば、ホウ珪酸ガラス、アルミノホウ珪酸ガラス、無アルカリガラス、石英ガラス、合成石英ガラス、ソーダライムガラス、ホワイトサファイアなどの可撓性のない透明なリジット材、あるいは、透明樹脂フィルム、光学用樹脂フィルムなどの可撓性を有する透明なフレキシブル材を用いることができる。前記フレキシブル材としては、ポリメチルメタクリレート等のアクリル、ポリアミド、ポリアセタール、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、トリアセチルセルロース、シンジオタクティック・ポリスチレン、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルケトン、ポリエーテルエーテルケトン、フッ素樹脂、ポリエーテルニトリル、ポリカーボネート、変性ポリフェニレンエーテル、ポリシクロヘキセン、ポリノルボルネン系樹脂、ポリサルホン、ポリエーテルサルホン、ポリアリレート、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド、熱可塑性ポリイミド等からなるものを挙げることができるが、一般的なプラスチックからなるものも使用可能である。中でも、無アルカリガラスは、熱膨脹率の小さい素材であり、寸法安定性および高温加熱処理における特性に優れている。
着色層7は、カラーフィルタに用いられる着色層であり、顔料を含んだ感光性樹脂である。感光性樹脂としては、ポジ型およびネガ型のいずれも用いることができる。ポジ型レジスト材料としては特に限定されるものではなく、例えばノボラック樹脂をベース樹脂とした化学増幅型レジスト等が挙げられる。また、ネガ型レジスト材料としては特に限定されるものではなく、例えば架橋型樹脂をベースとした化学増幅型レジストやアクリル系樹脂をベースとした光硬化型レジスト、具体的にはポリビニルフェノールに架橋剤を加え、さらに酸発生剤を加えた化学増幅型レジスト、アクリル系共重合樹脂、多官能アクリレートモノマー及び光重合開始剤を含有する紫外線硬化型レジスト等が挙げられる。本実施の形態においては、ネガ型感光性樹脂を用いた場合を説明する。
マルチギャップ層3は、感光性樹脂よりなり、着色層7を構成する感光性樹脂と同様のものが使われる。マルチギャップ層3により、透過領域と反射領域の、液晶セルを通過する光の経路を等しくし、位相差値を一定にすることができる。
マルチギャップ層3の断面は、基板9と接する下辺の長さより、基板9と接しない上辺の長さが長い、逆台形状または逆テーパー状になっている。そのため、マルチギャップ層3の上に形成する着色層7は、断面長方形状を得ることができる。
第1の実施の形態に係るカラーフィルタ1の製造方法を説明する。図2は、カラーフィルタ1の製造工程を示す図である。
まず、図2(a)に示すように、基板9の上に、感光性樹脂を塗布し、透明樹脂層19を形成する。感光性樹脂の塗布方法としては、例えばスピンコート法、キャスティング法、ディッピング法、バーコート法、ブレードコート法、ロールコート法、グラビアコート法、フレキソ印刷法、スプレーコート法、ダイコート法等を挙げられる。
次に、図2(a)に示すように、透明部13と遮光部15を有するマスク11を用いて露光する。透明部13は、光17を通し、遮光部15は光17を通さない。
マスク11は、透明な基板の上に遮光膜を有する。前記基板上に何の膜も有さない箇所が透明部13に、前記基板上に前記遮光膜を有する箇所が遮光部15となる。
前記基板に用いられる透明基板は、基板9に用いられる基板を用いることができる。中でも、合成石英ガラスが通常用いられる。
前記遮光膜は、実質的に露光光を透過しないものであり、露光波長における平均透過率が0.1%以下であることが好ましい。このような遮光膜としては、一般にフォトマスクに用いられる遮光膜を用いることができ、例えばクロム、酸化クロム、窒化クロム、酸化窒化クロム、モリブデンシリサイド、タンタル、アルミニウム、ケイ素、酸化ケイ素、酸化窒化ケイ素などの膜が挙げられる。中でも、クロム、酸化クロム、窒化クロム、酸化窒化クロム等のクロム系膜が好適に用いられる。このようなクロム系膜は、最も使用実績があり、コスト、品質の点で好ましいからである。このクロム系膜は、単層であってもよく、2層以上が積層されたものであってもよい。
前記遮光膜の膜厚としては、特に限定されるものではなく、例えばクロム膜の場合には50nm〜150nm程度とすることができる。
前記遮光膜の成膜方法としては、例えばスパッタリング法、イオンプレーティング法、真空蒸着法などの物理蒸着法(PVD)が用いられる。
次に、図2(b)に示すように、透明樹脂層19に、ネガ型感光性樹脂を用いることで、透明樹脂層19の、透明部13に対応する部分のみ樹脂の硬化が進むが、遮光部15に対応する部分では、樹脂の硬化が進まないため、現像の際に、透明部13に対応する部分にマルチギャップ層3が形成され、遮光部15に対応する部分には何も形成されない。
第1の実施の形態に係るマルチギャップ層3は、図4に示す従来例のマルチギャップ層103とは異なり、断面が逆台形状を取っている。マルチギャップ層3は、マルチギャップ層103を形成する条件よりも、プリベーク温度を低くし、露光量を多くし、露光ギャップを短くし、現像時間を長くすることにより形成される。また、感光性樹脂の露光感度を上げてもよい。各条件の変更を必ずしもすべてを行う必要はなく、必要により変更すればよい。
次に、図2(c)に示すように、基板9の上に、顔料を含む感光性樹脂を塗布し、着色層7を形成し、カラーフィルタ1を作製する。着色層7の形成は、透明樹脂層19の塗布と同様の方法で行うことができる。
第1の実施の形態によれば、マルチギャップ層3の断面が逆台形状であるため、その上にコーティングされた着色層7にテーパー部分が生じるのを防ぐことができ、着色層7の断面を長方形状にすることができる。
また、第1の実施の形態によれば、図4に示す従来例に係るカラーフィルタ101に存在した無効領域が、カラーフィルタ1には存在しない。これは、カラーフィルタ1においては、着色層7にテーパー部分がないため、着色層7に接する液晶分子5の配向が乱されないためである。
また、第1の実施の形態に係るカラーフィルタ1は、従来例におけるカラーフィルタ101と同様に、反射領域に、マルチギャップ層3を持ち、反射領域における着色層7が透過領域における着色層7よりも薄いため、高い色再現性を有する液晶表示装置を実現可能である。
必要により、着色層7の上に透明樹脂による保護層を形成してもよい。保護層を形成することで、着色層間の段差がなくなり、液晶表示装置のコントラストの向上につながる。このとき、マルチギャップ層3の逆テーパーの角度をより急にし、保護層の断面を長方形状にしてもよい。
以下、本発明について実施例および比較例を用いて具体的に説明する。実施例を用いて、更に詳しく説明する。
基板として、大きさが300mm×400mm、厚みが0.7mmのガラス基板(コーニング社製1737ガラス)を準備した。この基板を定法にしたがって洗浄した後、基板の片側全面にスパッタリング法によりクロム薄膜(厚み1000Å)を形成した。このクロム薄膜上にポジ型感光性レジスト(東京応化工業(株)製 OFPR−8)を塗布し、所定のマスクを介して露光、現像してレジストパターンを形成した。次いで、このレジストパターンをマスクとして、クロム薄膜をエッチングして、線幅20μm、ピッチ100μmのブラックマトリックスを形成した。
次に、マルチギャップ層用のネガ型感光性樹脂(ポリマーI)、赤色パターン用のネガ型感光性樹脂、緑色パターン用のネガ型感光性樹脂、青色パターン用のネガ型感光性樹脂を調整した。
<ポリマーI>
・メタクリル酸メチル−スチレン−アクリル酸共重合体 32重量部
・エポキシ樹脂:エピコート180s70(ジャパンエポキシレジン(株)) 18重量部
・ジペンタエリスリトールペンタアクリレート 42重量部
・イルカギュア907(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製) 8重量部
・プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 300重量部
<赤色パターン用のネガ型感光性樹脂>
・赤顔料(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製 クロモフタルレッドA2B) 4.8重量部
・黄顔料(BASF社製 パリオトールイエローD1819) 1.2重量部
・分散剤(ビックケミー社製 ディスパービック161) 3.0重量部
・モノマー(サートマー社製 SR399) 4.0重量部
・ポリマーI 5.0重量部
・開始剤(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製 イルガキュア907) 1.4重量部
・開始剤(2,2´−ビス(o−クロロフェニル)−4,5,4´,5´−テトラフェニル−1,2´−ビイミダゾール) 0.6重量部
・溶剤(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート) 80.0重量部
<緑色パターン用のネガ型感光性樹脂>
・緑顔料(アビシア社製 モナストラルグリーン9Y−C) 4.2重量部
・黄顔料(BASF社製 パリオトールイエローD1819) 1.8重量部
・分散剤(ビックケミー社製 ディスパービック161) 3.0重量部
・モノマー(サートマー社製 SR399) 4.0重量部
・ポリマーI 5.0重量部
・開始剤(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製 イルガキュア907) 1.4重量部
・開始剤(2,2´−ビス(o−クロロフェニル)−4,5,4´,5´−テトラフェニル−1,2´−ビイミダゾール) 0.6重量部
・溶剤(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート) 80.0重量部
<青色パターン用のネガ型感光性樹脂>
・青顔料(BASF社製 ヘリオゲンブルーL6700F) 6.0重量部
・顔料誘導体(アビシア社製 ソルスパース5000) 0.6重量部
・分散剤(ビックケミー社製 ディスパービック161) 2.4重量部
・モノマー(サートマー社製 SR399) 4.0重量部
・ポリマーI 5.0重量部
・開始剤(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製 イルガキュア907) 1.4重量部
・開始剤(2,2´−ビス(o−クロロフェニル)−4,5,4´,5´−テトラフェニル−1,2´−ビイミダゾール) 0.6重量部
・溶剤(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート) 80.0重量部
次いで、ガラス基板上にブラックマトリックスを覆うようにポリマーIをスピンコート法により塗布し、80℃にて3分間プリベークを行い、透明樹脂層を形成した。その後、フォトマスクを介して、露光量200mJ/cm、露光ギャップ100μmにて露光した。
次いで、0.05wt%水酸化カリウム水溶液を用いて90秒間現像を行い、200℃のオーブンで30分焼成し、断面が逆台形状のマルチギャップ層を形成した。
次いで、マルチギャップ層に、赤色パターン用のネガ型感光性樹脂をスピンコート法により塗布し、100℃にて3分間プリベークを行い、フォトマスクを介して、露光量100mJ/cm、露光ギャップ150μmにて露光した。次いで、0.05wt%水酸化カリウム水溶液を用いて60秒間現像を行い、200℃のオーブンで30分焼成し、赤色パターンを形成した。
次いで、緑色パターン用のネガ型感光性樹脂、青色パターン用のネガ型感光性樹脂についても同様に行う。
[比較例]
下記のようにマルチギャップ層を形成した以外は、実施例と同様にしてカラーフィルタを作製した。
ポリマーIの塗布後、100℃にて3分間プリベークを行い、フォトマスクを介して、露光量100mJ/cm、露光ギャップ150μmにて露光した。次いで、0.05wt%水酸化カリウム水溶液を用いて60秒間現像を行い、マルチギャップ層を形成した。
[評価]
着色層の断面形状を確認したところ、比較例では無効領域の幅が12μmであるのに対し、実施例では4μmとなり、無効領域の幅が狭まった。また、これらのカラーフィルタを用いた液晶ディスプレイのコントラスト値は、比較例が1410であるのに対し、実施例は2370となり、コントラストの改善が確認された。
以上、添付図面を参照しながら、本発明にかかるカラーフィルタの好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到しえることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
第1の実施の形態に係るカラーフィルタ1と液晶分子5を示す図。 第1の実施の形態に係るカラーフィルタ1の製造工程を示す図。 従来例に係る液晶表示装置100を示す図。 従来例に係るカラーフィルタ101と液晶分子117を示す図。
符号の説明
1………カラーフィルタ
3………マルチギャップ層
5………液晶分子
7………着色層
9………基板
11………マスク
13………透明部
15………遮光部
17………光
19………透明樹脂層
100………液晶表示装置
101………カラーフィルタ
102………基板
103………マルチギャップ層
105………ブラックマトリクス
106………透明電極
107………着色層
108………液晶セル
109………透明電極
111………反射電極
112………偏光板
113………基板
114………偏光板
115………バックライトユニット
117………液晶分子

Claims (4)

  1. 光透過性の基板と、
    前記基板上に形成された、断面が逆台形状であるマルチギャップ層と、
    前記基板上および前記マルチギャップ層上に形成された、着色層と、
    前記着色層に沿うように形成され、前記マルチギャップ層の付近では、開口部が下向きの略コの字形状の断面形状を有する保護層と、
    を有することを特徴とするカラーフィルタ。
  2. 光透過性の基板上に、断面が逆台形状のマルチギャップ層を形成する工程(a)と、
    前記基板上および前記マルチギャップ層上に着色層を形成する工程(b)と、
    前記着色層に沿うように保護層を形成する工程(c)と、
    を備え、
    前記マルチギャップ層の付近では、前記保護層の断面が、開口部が下向きの略コの字形状の断面形状を有することを特徴とするカラーフィルタの製造方法。
  3. 前記工程(a)で、現像過多にすることにより、前記マルチギャップ層を形成することを特徴とする請求項2記載のカラーフィルタの製造方法。
  4. 前記工程(a)で、露光過多にすることにより、前記マルチギャップ層を形成することを特徴とする請求項2記載のカラーフィルタの製造方法。
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