JP4965369B2 - 液晶表示装置用素子基板の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は液晶表示装置用素子基板の製造方法に係り、さらに詳しくは、基板としてプラスチックフィルムを利用するフレキシブルタイプの半透過型の液晶表示装置用素子基板の製造方法に関する。
従来、液晶表示装置は、薄型・軽量であると共に、低電圧で駆動できて消費電力が少ないという長所があり、情報機器などのディスプレイとして広く使用されている。近年では、プラスチックフィルムを基板として使用するフレキシブルタイプの液晶表示装置が注目されている。そのようなフレキシブルタイプの液晶表示装置は、丸めて収納できて持ち運びに便利な超薄型・軽量のモバイル用ばかりではなく、大型ディスプレイ用としても利用できる。
しかしながら、プラスチックフィルムは、剛性が弱く、また熱変形温度が低いため、熱処理を伴う製造工程において反りや膨張収縮のような熱変形が生じ易い。このため、プラスチックフィルム上に直接各種素子を形成する製造方法では、熱処理を伴う製造工程などの条件が制限され、また高精度の位置合わせが困難になるので、所望の特性を有する素子基板を製造できなくなる場合がある。
このような問題を回避するために、耐熱性で剛性のガラス基板の上に製造条件が制限されないで透明電極やカラーフィルタなどを高精度で位置合わせして形成して転写層とした後、その転写層をプラスチックフィルム上に転写・形成することにより、液晶表示装置用素子基板を製造する方法がある(特許文献1)。
液晶表示装置は、自ら発光する自発光型の表示装置ではないため、光を供給して表示を行う必要があり、この光の供給方法によって、透過型と反射型とに分類される。透過型の液晶表示装置では、液晶表示装置の背後にバックライトを配置して、そこから入射される光に基づいて表示を行う。また、反射型の液晶表示装置では、外光が反射層によって反射した光に基づいて表示を行う。
透過型の液晶表示装置においては、バックライトを用いて表示を行うため、明るく、コントラストが高い表示を行うことができる反面、消費電力が大きいという欠点がある。また、反射型の液晶表示装置においては、バックライトを使用しないため、消費電力を極めて小さくすることができる反面、周囲の明るさなどの使用環境に表示特性が大きく影響するという欠点がある。
そこで、反射と透過との両方の機能を合わせもった半透過型の液晶表示装置が開発されている。半透過型の液晶表示装置は、画素ごとに外光の反射光が透過する反射部とバックライトからの光が透過する透過部とが形成された構造を有している。そして、半透過型の液晶表示装置では、使用環境の明るさに応じて、反射型、透過型及び反射透過型のうちのいずれかの表示方法を用いて液晶画像を表示することができる。
そのような半透過型の液晶表示装置に関連する技術としては、特許文献2には、上基板及び下基板の各外面側に上偏光板及び下偏光板がそれぞれ設けられ、下基板の内面側の反射表示領域のみに1/4波長の位相差をもつ位相差層が設けられ、上基板と偏光板との間に1/2波長の位相差をもつ位相差板が設けられた構造の半透過型液晶表示装置が記載されている。
また、特許文献3には、半透過型液晶表示装置において、液晶層と反射部との間にセル内リタデーション層が設けられ、反射部のセルギャップが透過部のセルギャップより小さく設定されることが記載されている。
特開2001−356370号公報 特開2003−279956号公報 特表2006−529033号公報
上記したように半透過型の液晶表示装置については開示されているものの、プラスチックフィルムを基板に使用する半透過型の液晶表示用素子基板を製造する技術は十分に確立されているとはいえない。そのため、各種の機能素子(画素電極、位相差層及び反射層など)がプラスチックフィルムの上に精度よく位置合わせされて透過部及び反射部が構成される半透過型の液晶表示装置用素子基板が切望されている。
本発明は上記した問題点を鑑みて創作されたものであり、プラスチックフィルムの上に各種の機能素子が精度よく位置合わせされて透過部及び反射部が構成される半透過型の液晶表示装置用素子基板の製造方法を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するため、本発明は液晶表示装置用素子基板に係り、反射部と透過部とから構成される複数の画素部を備えた液晶表示装置用素子基板であって、プラスチックフィルムと、前記プラスチックフィルムの上に形成された接着層と、前記反射部に対応する前記接着層の上に形成された反射パターン層と、前記反射部に対応する前記反射パターン層の上方に形成されたリタデーションパターン層と、前記リタデーションパターン層の上方に形成され、前記反射部及び前記透過部に対応する領域に形成された画素電極とを有することを特徴とする。
本発明の液晶表示装置用素子基板は、耐熱性の仮基板(ガラス基板など)の上に剥離できる状態で、画素電極、リタデーションパターン層、反射パターン層が順次形成された後に、プラスチックフィルムの上に接着層を介してそれらが上下反転した状態で転写・形成されて得られる。仮基板上には、反射部と透過部とから構成される複数の画素部が画定されており、リタデーションパターン層及び反射パターン層は、仮基板の上で反射部に対応するする領域に高精度で位置合わせされて形成される。
本発明では、このような転写技術を採用するので、熱変形しやすいプラスチックフィルムの上に直接、各種素子を位置合わせして形成する方法と違って、プラスチックフィルムの上に画素電極、リタデーションパターン層及び反射パターン層が高精度に位置合わせされて形成される。
本発明の好適な態様では、画素電極の上面側において、反射部の高さが透過部の高さより高く設定されている。このため、本発明の液晶表示装置用素子基板を利用して液晶表示装置を組み立てると、透過部の液晶層の厚み(セルギャップ)が反射部の液晶層の厚みよりも厚く設定される。これにより、反射部と透過部との間で液晶層を通過する光の経路を等しくできることから、反射部と透過部とで光学的ロスの少ない画像表示を実現することができる。
また、本発明の好適な態様では、リタデーションパターン層(λ/4位相差層)は液晶分子が水平方向に配向された光硬化性液晶ポリマーから形成され、リタデーションパターン層の上に液晶分子を配向させる配向膜が形成されている。そして、光硬化性液晶ポリマーの複屈折率異方性(Δn)に応じて膜厚を最適化することにより、リタデーション層としての特性が得られる。
また、上記課題を解決するため、本発明は液晶表示装置用素子基板の製造方法に係り、反射部と透過部とから構成される複数の画素部が画定された仮基板を用意する工程と、前記仮基板の上に剥離層を形成する工程と、前記反射部及び前記透過部に対応する前記剥離層の上方に画素電極を形成する工程と、前記反射部に対応する前記画素電極の上方にリタデーションパターン層を形成する工程と、前記反射部に対応する前記リタデーションパターン層の上方に反射パターン層を形成する工程と、前記反射パターン層の上に接着層を介してプラスチックフィルムを接着する工程と、前記仮基板を前記剥離層との界面から剥離することにより、前記プラスチックフィルム上に、前記接着層を介して、前記反射パターン層、前記リタデーションパターン層、前記画素電極、及び前記剥離層を転写・形成する工程と、前記剥離層を除去することにより、前記画素電極を露出させる工程とを有することを特徴とする。
本発明の製造方法を使用することにより、上記した液晶表示装置用素子基板が容易に製造される。上記したように反射部の高さを透過部の高さより高く設定する場合は、剥離層を形成する工程の後に、透過部に対応する剥離層の上に剥離性パターン部を部分的に形成する工程をさらに有する。そして、剥離性パターン部を剥離層と同時に除去することにより、透過部に凹部が設けられることで、反射部が凸部となる。
また、リタデーションパターン層を形成する工程では、配向膜の上に液晶分子が水平方向に配向された光硬化性液晶モノマーを形成し、その配向状態で光照射して硬化させてポリマーを形成した後に、フォトリソグラフィ及びエッチングによってポリマーが反射部にパターン化されて形成される。
あるいは、ポリマーをパターン化せずに、反射部の配向膜の上に液晶分子が水平方向に配向される光硬化性液晶モノマーを部分的に硬化させてリタデーションパターン層を形成し、透過部の配向膜の上に液晶分子がランダム又は垂直にされる光硬化性液晶モノマーを部分的に硬化させて透明層を形成してもよい。
さらに、反射部と透過部のセルギャップを変えるために剥離層の上に剥離性パターン部を部分的に形成する場合は、剥離性パターン部の間に配置される反射部(凹部)のみに光硬化性液晶ポリマーをセルフアラインで塗布して形成することも可能である。
以上のように、本発明では、プラスチックフィルムを基板に使用する半透過型の液晶表示装置用素子基板において、反射部に対応する領域にリタデーションパターン層と反射パターン層とが高精度に位置合わせされて形成される。
以下、本発明の実施の形態について、添付の図面を参照しながら説明する。
図1〜図8は本発明の実施形態の液晶表示装置用素子基板の製造方法を示す断面図、図9は同じく液晶表示装置を示す断面図である。
本実施形態の液晶表示装置用素子基板の製造方法は、図1(a)に示すように、まず、仮基板として青板ガラスなどのガラス基板10を用意し、そのガラス基板10の上にポリイミドなどからなる剥離層12を形成する。
その後に、図1(b)に示すように、剥離層12の上にポリイミド前駆体ワニスを均一の厚みで塗布した後に、プレベークを行うことにより未硬化のポリイミド塗布層14aを形成する。続いて、ポリイミド塗布層14aの上にポジレジスト15を形成した後に、所定の露光パターンを備えたフォトマスクを介してポジレジスト15を露光する。その後に、ポジレジスト15の露光部を現像液によって除去して開口部15aを形成する。
さらに、現像液によってポジレジスト15の開口部15aを通してその下のポリイミド塗布層14aを除去する。その後に、剥離液によってポジレジスト15がポリイミド塗布層14aに対して選択的に除去される。さらに、ポリイミド塗布層14aを熱処理することによって完全に硬化させる。
これにより、図1(c)に示すように、剥離層12の上にポリイミド層がパターン化されて得られる剥離性パターン部14(凸部)が得られる。剥離性パターン部14の高さは、例えば1〜4μmに設定され、剥離層12の上に凹凸が設けられた状態となる。
ガラス基板10の上には赤色画素部R、緑色画素部G及び青色画素部Bが画定されており、剥離性パターン部14は各画素部R,G,Bの領域内に開口部14aがそれぞれ設けられた状態で形成される。図1(c)の部分平面図を加えて参照すると、各画素部R,G,Bにおいて、剥離性パターン部14の開口部14a(凹部)が反射部A1に対応し、中央部に配置された剥離性パターン部14が透過部A2に対応するように配置される。
なお、後述するように、剥離性パターン部14は、液晶表示装置を組み立てる際に、透過部A2の液晶層の厚み(セルギャップ)を反射部A1の液晶層の厚みより厚くするためのものである。従って、透過部A2と反射部A1の間で液晶層の厚みを変える必要がない場合は、剥離性パターン部14を省略してもよい。
次いで、図2(a)に示すように、剥離層12及び剥離性パターン部14の上に膜厚が150nm程度の透明導電層16aをスパッタ法により形成する。透明導電層16aは、ITO(Indium Tin Oxide)やIZO(Indium Zinc Oxide)などから形成される。続いて、図2(b)に示すように、透明導電層16aの上にレジストパターン(不図示)を形成し、それをマスクにして透明導電層16aをエッチングすることにより画素電極16を得る。その後に、レジストパターンが除去される。画素電極16は各画素部R,G,Bの領域に相互に分離されてそれぞれ配置される。
本実施形態では、ガラス基板10上に画素電極16を形成するので、プラスチックフィルム上に形成する場合と違って成膜温度などのプロセス条件が限定されることがない。例えば、画素電極16としてITO層を使用する場合は、成膜温度が200℃程度のスパッタ法などを採用することができる。これにより、画素電極16(ITO)は低抵抗(シート抵抗値:15Ω/□)な電気特性をもって形成される。
剥離性パターン部14の高さが数μmであるため、画素電極16は反射部A1と透過部A2の境界部で断線することなく形成される。
なお、剥離層12及び剥離性パターン部14の上に、SiOXやSiNXなどのバリア層を形成し、その上に画素電極16を形成してもよい。バリア層は、基板温度が220℃のスパッタ法によって膜厚が15nm程度で形成される。
また、本実施形態では、アクティブマトリクスタイプの液晶表示装置用素子基板を製造する形態を例示しており、各画素電極16は各画素部R,G,Bごとに設けられたTFT(不図示)にそれぞれ接続されて形成される。あるいは、画素電極16をストライプ状のパターンで形成することにより、単純マトリクス駆動用の液晶表示装置用素子基板を製造してもよい。
このようにして、各画素部R,G,Bの領域に画素電極16がそれぞれ位置合わせされて配置される。
次いで、図2(c)に示すように、画素電極16の上にアクリル樹脂などからなる膜厚が2μm程度の第1保護層18を形成する。
次の工程で、反射部A1に対応する第1保護層18の上にリタデーションパターン層(λ/4位相差層)が部分的に形成される。リタデーションパターン層の形成方法としては、第1〜第4の方法がある。
リタデーションパターン層の第1の形成方法は、図3(a)に示すように、第1保護層18の上にポリイミドからなる膜厚が1μm程度の配向膜20を形成し、配向膜20を熱処理した後に、液晶分子がガラス基板10に対して水平方向に配向するように一定方向に配向処理を施す。次いで、図3(b)に示すように、配向膜20の上に光硬化性液晶モノマー22aを形成する。このとき、光硬化性液晶モノマー22aは、その液晶分子の長軸がガラス基板10に対して水平方向に配向されて形成される。
次いで、光硬化性液晶モノマー22aにパルスキセノン光を照射することにより、液晶分子が水平方向に配向した状態で光硬化性液晶モノマー22aを硬化させてポリマー22bを形成する。その後に、ポリマー22bを温度:150℃、処理時間:1時間の条件でベークする。これにより、硬化したポリマー22bはリタデーション層(λ/4位相差層)として機能するようになる。
次いで、ポリマー22bの上にポジレジスト(不図示)を形成し、各画素部R,G,Bの反射部A1上にパターンを残すためのフォトマスクを介してポジレジストを露光・現像する。さらに、パターン化されたポジレジストをマスクにしてポリマー22bをエッチングした後に、ポジレジストを除去する。
これにより、図3(c)に示すように、各画素部R,G,Bの反射部A1に対応する配向膜20の上に、ポリマー22bから形成されたリタデーションパターン層22(λ/4位相差層)がそれぞれパターン化されて形成される。リタデーションパターン層22(λ/4位相差層)として機能する好適なポリマー22bとしては、その屈折率異方性Δnが0.17、その膜厚が810nmに設定される。
また、リタデーションパターン層22の第2の形成方法としては、図11(a)に示すように、まず、上記した方法と同様に、配向処理が施された配向膜20の上に液晶分子が水平方向に配向された光硬化性液晶モノマー22aを形成する。次いで、反射部A1に対応する領域を部分的に露光するための露光パターンを備えたフォトマスク23を介して、パルスキセノン光を光硬化性液晶モノマー22aに照射する。これにより、図11(b)に示すように、全体の光硬化性液晶モノマー22aのうち反射部A1(露光領域)がその配向状態で部分的に硬化してポリマー22bとなる。
さらに、図11(c)に示すように、透過部A2に対応する未露光領域の光硬化性液晶モノマー22aは、熱処理により液晶分子の配向がランダムになって光学的に等方性となり(液体状態)、その領域の光硬化性液晶モノマー22aはリタデーション層として機能しなくなる。その後に、パルスキセノン光を全体に照射すると、図10(d)に示すように、透過部A2に対応する光硬化性液晶モノマー22aの領域(未硬化領域)が硬化して透明層22xとなる。
以上により、反射部A1に対応する配向膜20の上にポリマー22bからなるリタデーションパターン層22が部分的に形成される。
また、リタデーションパターン層22の第3の形成方法としては、図12(a)に示すように、前述した図3(a)の工程と同様に、剥離性パターン14の段差上の第1保護層18(図12(a)では不図示)の上に配向膜20を形成した後に、配向膜20に配向処理を施す。次いで、図12(b)に示すように、凹凸状の配向膜20の上に液晶分子が水平方向に配向された光硬化性液晶モノマー22aを塗布する。
このとき、光硬化性液晶モノマー22aは、透過部A2の配向膜20の上にはほとんど形成されず、凹状の反射部A1内のみにセルフアラインで部分的に形成される。光硬化性液晶モノマー22aの塗布方法としては、スピンコート法、スリットコート法、スプレーコート法、又はインクジェット法などを利用できる。
第3の形成方法を使用する場合は、配向膜20の凹部(反射部A1)の深さを光硬化性液晶モノマー22aの膜厚に対して深くし、凸部(透過部A2)の線幅を比較的細く設定することが好ましい。
その後に、光硬化性モノマー22aにパルスキセノン光を照射する。これにより、図12(c)に示すように、凹状の反射部A1に選択的に塗布された光硬化性モノマー22aが硬化してリタデーションパターン層22が部分的に形成される。
また、リタデーションパターン層22の第4の形成方法としては、図13(a)に示すように、反射部A1に対応する配向膜20に対して液晶分子が水平方向に配向するように部分的に第1の配向処理を行う。第1の配向処理としては、ラビングやUV偏光を照射する方法がある。さらに、透過部A2に対応する配向膜20に対して液晶分子が垂直方向に配向するように部分的に第2の配向処理を行う。第2の配向処理としては、ランダム紫外光を照射する方法がある。
なお、別の配向処理の方法としては、配向膜20の全体に対して液晶分子が垂直方向に配向するように配向処理を行った後に、反射部A1に対応する配向膜20にUV偏光を照射することによって液晶分子が水平方向に配向するように反射部A1の配向膜20の配向を部分的に変えるようにしてもよい。
次いで、図13(b)に示すように、配向膜20の上に光硬化性液晶モノマー22aを形成する。これにより、反射部A1に対応する配向膜20の上に液晶分子が水平方向に配向されてリタデーション層として機能する光硬化性液晶モノマー22aが部分的に形成される。また、透過部A2に対応する配向膜20の上に液晶分子が垂直方向に配向されてリタデーション層として機能しない光学的に等方な光硬化性液晶モノマー22aが部分的に形成される。
その後に、パルスキセノン光を光硬化性液晶モノマー22aの全体に照射する。これにより、図12(c)に示すように、光硬化性液晶モノマー22aが硬化し、反射部A1に対応する配向膜20の上にリタデーションパターン層22が形成され、透過部A2に対応する配向膜20の上にリタデーション層として機能しない光学的に等方な透明層22xが形成される。
以上にように、第2〜第4の形成方法を採用することにより、第1の形成方法と違ってポリマーをフォトリソグラフィ及びエッチングでパターン化することなく、反射部A1にリタデーションパターン層22を部分的に形成することができる。
次に、液晶表示装置用素子基板の製造方法の説明に戻る。図4(a)に戻って説明すると、配向膜20及びリタデーションパターン層22の上にアクリル樹脂などからなる第2保護層24を形成する。さらに、図4(b)に示すように、第2保護層24の上にカラーフィルタ26を形成する。カラーフィルタ26は赤色画素部Rに配置される赤色カラーフィルタ26Rと、緑色画素部Gに配置される緑色カラーフィルタ26Gと、青色画素部Bに配置される青色カラーフィルタ26Bと、各画素部の間に配置される遮光層26Xとによって構成される。
そして、3原色の画素部R,G,B(サブピクセル)が表示単位であるピクセルを構成する。カラーフィルタ26は、例えば顔料分散タイプの感光性塗布膜がフォトリソグラフィによって順次パターニングされて形成される。
次いで、図4(c)に示すように、カラーフィルタ26の上にアクリル樹脂などかならなる第3保護層28を形成した後に、その表面を粗面化処理して微細な凹凸を形成する。
続いて、図5(a)に示すように、真空蒸着法により第3保護層28の上にアルミニウムなどの金属層30aを形成する。さらに、金属層30aの上にポジレジスト(不図示)を形成し、各画素部R,G,Bの反射部A1上にパターンを残すための露光パターンを備えたフォトマスクを介してポジレジストを露光・現像する。さらに、パターン化されたポジレジストをマスクにして金属層30aをエッチングした後に、ポジレジストを除去する。
これにより、図5(b)に示すように、各画素部R,G,Bの反射部A1に対応する第3保護層28の上に反射パターン層30がそれぞれ形成される。
このようにして、各画素部R,G,Bの反射部A1に対応する領域にリタデーションパターン層22と反射パターン層30とがそれぞれ位置合わせされて配置される。
続いて、図6(a)に示すように、図5(b)の構造体の反射パターン層30及び第3保護層28の上にスプレーコートにより、膜厚が10μm程度の紫外線硬化型の接着層32を形成する。このとき、接着層32の中に予めスペーサ粒子を混入しておくことによってその膜厚を均一に保つことができる。
さらに、接着層32の上に光学的に等方性のプラスチックフィルム40を貼り合せる。プラスチックフィルム40としては、厚みが100〜200μm(好適には120μm)のポリエーテルスルホンフィルムやポリカーボネートフィルムなどが使用される。
その後に、プラスチップフィルム40側から紫外線を照射することにより接着層32を硬化させた後に、クリーンオーブンで温度:120℃、処理時間:30分の条件で熱処理する。
次いで、図6(b)に示すように、プラスチックフィルム40の一端にロール(不図示)を固定し、そのロールを回転させながらガラス基板10を剥離する。このとき、ガラス基板10と剥離層12との界面に沿って剥離され、ガラス基板10が廃棄される。
図7(a)には、図6(b)の構造体を上下反転させた状態が示されている。図7(a)に示すように、プラスチックフィルム40の上に、反射部A1では、下から順に、接着層32、反射パターン層30、第3保護層28、カラーフィルタ26、第2保護層24、リタデーションパターン層22、配向膜20、第1保護層18、画素電極16、剥離性パターン部14、及び剥離層12から構成される転写層Tが転写・形成される。
本実施形態と違ってプラスチックフィルムの上に直接、各種素子を位置合わせして形成する場合は、各種素子の形成造工程でのプラスチックフィルムの熱変形などによって各画素部R,G,Bの反射部A1にリタデーションパターン層22及び反射パターン層30を高精度に位置合わせして形成することは困難である。
しかしながら、本実施形態では、耐熱性で剛性のガラス基板10の上に画定された各画素部R,G,Bの反射部A1にリタデーションパターン層22及び反射パターン層30が高精度に位置合わせして形成される。その後に、ガラス基板10の上に形成された転写層Tがプラスチックフィルム40の上に上下反転した状態で転写・形成される。
このような転写技術を採用することにより、各種素子の形成工程でのプラスチックフィルム40の熱変形を考慮する必要がないので、プラスチックフィルム40の上の各画素部R,G,Bの反射部A1にリタデーションパターン層22及び反射パターン層30が高精度に位置合わせして形成される。
次いで、図7(b)に示すように、図7(a)の構造体の上面側の剥離層12及び剥離性パターン部14を、酸素を含むガスのプラズマ又はアルカリ溶液などを使用するウェットエッチングにより除去することにより、画素電極16を露出させる。剥離層12及び剥離性パターン部14は剥離が容易なポリイミドからなるので、上記処理によって下地の画素電極16や第1保護層18に対して選択的に除去される。
これにより、各画素部R,G,Bにおいて、露出した画素電極16の上面側では、剥離性パターン部14が除去されて透過部A2に凹部Cが設けられ、反射部A1が透過部A2から突出する凸部Pとなる。このようにして、反射部A1の高さが透過部A2の高さより高く設定される。
続いて、図8に示すように、図7(b)の構造体の上面側の画素電極16及び第1保護層18の上に液晶を配向させるための配向膜34を形成した後に、配向処理を行う。
さらに、図7(b)の構造体のプラスチックフィルム40の下面に偏光層36を形成する。以上により、本実施形態のフレキシブルタイプの半透過型の液晶表示装置用素子基板1が得られる。
次に、本実施形態の液晶表示装置用素子基板1を利用して構成される液晶表示装置について説明する。図9に示すように、まず、上記した液晶表示装置用素子基板1と、それに対向して配置される対向基板2とを用意する。対向基板2は、プラスチックフィルム40aと、その一方の面に形成された保護層18aと、保護層18aの上に形成されたITOなどからなるコモン電極17と、コモン電極17の上に形成された配向膜34aと、プラスチックフィルム40aの他方の面に形成された偏光層36aとによって基本構成される。
そして、液晶表示装置用素子基板1の配向膜34側の面に対向基板2の配向膜34a側の面が所定間隔を空けた状態で対向して接着され、液晶表示装置用素子基板1と対向基板2との間に液晶層38が挟持される。
以上により、本実施形態のフレキシブルタイプの半透過型の液晶表示装置3が完成する。
図9に示すように、本実施形態の液晶表示装置3は、液晶表示装置用素子基板1と、対向基板2と、それらの間に挟持された液晶層38とによって基本構成される。液晶表示装置用素子基板1では、プラスチックフィルム40の上に赤色画素部R、緑色画素部G、及び青色画素部Bが画定されている。各画素部R,G,Bの領域は、中央部に配置された透過部A2と周縁側に配置された反射部A1とによって構成される。
反射部A1と透過部A2のレイアウトは、各種の形態を採用することができる。本実施形態と逆に、中央部に反射部A1が配置され、周縁側に透過部A2が配置されるようにしてもよい。さらには、各画素部R,G,Bの領域内で反射部A1と透過部A2が複数に分割されていてもよい。
また、反射部A1と透過部A2との分割比は任意に設定することができる。反射部A1の面積を透過部A2より大きくすれば、反射重視型の表示特性が得られる。また逆に、透過部A2の面積を反射部A1より大きくすれば、透過重視型の表示特性が得られる。
プラスチックフィルム40の上には接着層32が形成されており、接着層32の上にはそれに埋設された状態で反射パターン層30が形成されている。反射パターン層30は各画素部R,G,Bの反射部A1に対応する部分にそれぞれ配置されている。
さらに、反射パターン層30の上に第3保護層28及びカラーフィルタ26が順に形成されている。カラーフィルタ26は、赤色画素部Rに配置された赤色カラーフィルタ26Rと、緑色画素部Gに配置された緑色カラーフィルタ26Gと、青色画素部Bに配置された青色カラーフィルタ26Bと、画素部の間の領域に配置された遮光層26Xとにより構成される。
また、カラーフィルタ26の上に第2保護層24が形成されている。各画素部R,G,Bの反射部A1に対応する第2保護層24の上(反射パターン層30に対応する部分)にリタデーションパターン層22(λ/4位相差層)がそれぞれ形成されている。
リタデーションパターン層22の上にはそれを形成する際にその液晶分子を配向させるために使用された配向膜20が形成されている。リタデーションパターン層22は、液晶分子がプラスチックフィルム40に対して水平方向に配向された光硬化性液晶ポリマーから形成されている。配向膜20の上には第1保護層18が形成されている。
さらに、各画素部R,G,Bの全体に対応する第1保護層18の上に画素電極16がそれぞれ形成されている。また、画素電極の16の上に液晶層38を配向させるための配向膜34が形成されている。さらに、プラスチックフィルム40の下面に偏光層36が設けられている。
一方、対向基板2では、プラスチックフィルム40aの上(図8では下)に保護層18a、コモン電極17及び配向膜34aが順に形成され、プラスチックフィルム40aのコモン電極17が配置された面と反対面に偏光層36aが形成されて構成されている。
本実施形態の液晶表示装置用素子基板1では、液晶層38と接する面側において、各画素部R,G,Bの透過部A2に対応する部分に凹部Cが設けられており、反射部A1が透過部A2から突出する凸部Pとなっている。つまり、反射部A1は、その高さが透過部A2の高さより高く設定されて液晶層38側に突出した状態となっている。これによって、透過部A2の液晶層38の厚み(セルギャップ)が反射部A1の液晶層38の厚みよりも厚く(例えば2倍程度)なるように設定されている。
このようにセルギャップを設定することにより、反射部A1と透過部A2と間で液晶層38を通過する光の経路を等しくできることから、反射部A1と透過部A2とで光学的ロスの少ない画像表示を実現することができる。
前述の製造方法で説明したように、液晶表示装置用素子基板1の透過部A2に設けられた凹部Cは、ガラス基板10(仮基板)上の剥離層12の上に形成された剥離性パターン部14に基づいて形成される。
なお、反射部A1と透過部A2と間で液晶層38の厚みを変える必要がない場合は、液晶表示装置用素子基板1の液晶層38に当接する反射部A1及び透過部A2の面が同じ高さに設定される。この形態の場合は、製造方法の説明でも述べたように、剥離性パターン14を形成する工程(図1(b)及び(c))が省略される。
図10には本実施形態の液晶表示装置3の光伝播の様子が示されている。図10に示すように、本実施形態の液晶表示装置3では、光源(バックライト)50からの光LA1は、液晶表示装置用素子基板1の偏光層36を透過して偏光となって内部に入射し、反射パターン層30が存在しない透過部A2の液晶表示装置用素子基板1、液晶層38及び対向基板2を透過し、その最外の偏光層36aから外部に出射光LA2として外部に放出されて透過型の液晶画像が得られる。
一方、反射部A1では、外光LB1が対向基板2の偏光層36aを透過して偏光となって内部に入射し、対向基板2、液晶層38及び液晶表示装置用素子基板1のリタデーションパターン層22(λ/4位相差層)を透過して位相変調された後に、反射パターン層30で反射される。さらに、反射パターン層30で反射された光は同じ経路を逆方向に透過することによって出射光LB2として外部に放出されて反射型の液晶画像が得られる。
液晶表示装置用素子基板1及び対向基板2の偏光層36,36aの各偏光軸の配置方向は、各種の液晶の電圧オン・オフにおける動作モードを考慮した光学設計に合わせて相互に平行になるか又は直交するように設定され、これによって光のスイッチングが達成されて液晶画像が得られる。
例えば、液晶層38として強誘電性液晶を使用する場合は、各偏光層36,36aの偏光軸が直交するように配置され、反射部A1及び透過部A2において電圧オフ時に黒表示となるノーマリブラックモードとなる。
図1(a)〜(c)は本発明の実施形態の液晶表示装置用素子基板の製造方法を示す断面図(その1)である。 図2(a)〜(c)は本発明の実施形態の液晶表示装置用素子基板の製造方法を示す断面図(その2)である。 図3(a)〜(c)は本発明の実施形態の液晶表示装置用素子基板の製造方法を示す断面図(その3)である。 図4(a)〜(c)は本発明の実施形態の液晶表示装置用素子基板の製造方法を示す断面図(その4)である。 図5(a)及び(b)は本発明の実施形態の液晶表示装置用素子基板の製造方法を示す断面図(その5)である。 図6(a)及び(b)は本発明の実施形態の液晶表示装置用素子基板の製造方法を示す断面図(その6)である。 図7(a)及び(b)は本発明の実施形態の液晶表示装置用素子基板の製造方法を示す断面図(その7)である。 図8は本発明の実施形態の液晶表示装置用素子基板の製造方法を示す断面図(その8)である。 図9は本発明の実施形態の液晶表示装置を示す断面図である。 図10は本発明の実施形態の液晶表示装置の反射部及び透過部での光伝播を示す断面図である。 図11は本発明の実施形態の液晶表示装置用素子基板の製造方法におけるリタデーションパターン層の他の形成方法(第2の形成方法)を示す断面図である。 図12は本発明の実施形態の液晶表示装置用素子基板の製造方法におけるリタデーションパターン層の他の形成方法(第3の形成方法)を示す断面図である。 図13は本発明の実施形態の液晶表示装置用素子基板の製造方法におけるリタデーションパターン層の他の形成方法(第4の形成方法)を示す断面図である。
符号の説明
1…液晶表示装置用素子基板、2…対向基板、3…液晶表示装置、10…ガラス基板、12…剥離層、14…剥離性パターン部、14a,15a…開口部、15…ポジレジスト、16a…透明導電層、16…画素電極、17…コモン電極、18…第1保護層、18a…保護層、20,34,34a…配向膜、22a…光硬化性液晶モノマー、22b…ポリマー、22…リタデーションパターン層、23…フォトマスク、24…第2保護層、26…カラーフィルタ、26R…赤色カラーフィルタ、26G…緑色カラーフィルタ、26B…青色カラーフィルタ、26X…遮光層、28…第3保護層、30a…金属層、30…反射パターン層、32…接着層、36,36a…偏光層、38…液晶層、40,40a…プラスチックフィルム、A1…反射部、A2…透過部、R…赤色画素部、G…緑色画素部、B…青色画素部、C…凹部、P…凸部。

Claims (6)

  1. 反射部と透過部とから構成される複数の画素部が画定される仮基板を用意する工程と、
    前記仮基板の上に剥離層を形成する工程と、
    前記透過部に対応する前記剥離層の上に剥離性パターン部を部分的に形成する工程と
    前記反射部及び前記透過部に対応する前記剥離層及び前記剥離性パターン部の上方に画素電極を形成する工程と、
    前記反射部に対応する前記画素電極の上方にリタデーションパターン層を形成する工程と、
    前記反射部に対応する前記リタデーションパターン層の上方に反射パターン層を形成する工程と、
    前記反射パターン層の上に接着層を介してプラスチックフィルムを接着する工程と、
    前記仮基板を前記剥離層との界面から剥離することにより、前記プラスチックフィルム上に、前記接着層を介して、前記反射パターン層、前記リタデーションパターン層、前記画素電極、前記剥離性パターン部及び前記剥離層を転写・形成する工程と、
    前記剥離層及び前記剥離性パターン部を除去することにより、前記画素電極を露出させる工程とを有し、
    前記反射部の高さが前記透過部の高さより高く設定されることを特徴とする液晶表示装置用素子基板の製造方法。
  2. 前記リタデーションパターン層を形成する工程は、
    前記画素電極の上方に配向膜を形成した後に、液晶分子が水平方向に配向するように前記配向膜を配向処理する工程と、
    前記配向膜の上に液晶分子が水平方向に配向する光硬化性液晶モノマーを形成する工程と、
    前記光硬化性液晶モノマーを光照射によって硬化させてポリマーを形成する工程と、
    前記ポリマーをパターン化することにより、前記リタデーションパターン層を得る工程とを含むことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置用素子基板の製造方法。
  3. 前記リタデーションパターン層を形成する工程は、
    前記画素電極の上方に配向膜を形成した後に、液晶分子が水平方向に配向するように前記配向膜を配向処理する工程と、
    前記配向膜の上に、液晶分子が水平方向に配向する光硬化性液晶モノマーを形成する工程と、
    前記反射部に対応する前記光硬化性液晶モノマーを光照射によって部分的に硬化させてポリマーを形成する工程と、
    前記光硬化性液晶モノマーを熱処理することにより、前記透過部に対応する未硬化の前記光硬化性液晶モノマーの液晶分子の配向をランダムにする工程と、
    前記光硬化性液晶モノマーに光照射することにより、前記未硬化の光硬化性液晶モノマーを前記液晶分子の配向がランダムな状態で硬化させる工程とを含み、
    前記液晶分子が水平方向に配向した状態で硬化した前記ポリマーが前記リタデーションパターン層となることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置用素子基板の製造方法。
  4. 前記剥離性パターン部を形成する工程において、前記反射部は前記剥離性パターン部の間の凹部に対応し、
    前記リタデーションパターン層を形成する工程は、
    前記画素電極の上方に配向膜を形成し、液晶分子が水平方向に配向するように前記配向膜を配向処理する工程と、
    前記凹部に対応する前記配向膜上のみに、前記液晶分子が水平方向に配向する前記光硬化性液晶モノマーを部分的に塗布する工程と、
    前記凹部内の光硬化性液晶モノマーを光照射によって硬化させて前記リタデーションパターン層を得ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の液晶表示装置用素子基板の製造方法。
  5. 前記リタデーションパターン層を形成する工程は、
    前記画素電極の上方に配向膜を形成した後に、前記反射部に対応する前記配向膜の上で液晶分子が水平方向に配向し、かつ前記透過部に対応する前記配向膜の上で液晶分子が垂直方向に配向するように、前記配向膜を配向処理する工程と、
    前記反射部の前記配向膜の上で液晶分子が水平方向に配向し、かつ前記透過部の前記配向膜の上で液晶分子が垂直方向に配向する光硬化性液晶モノマーを形成する工程と、
    前記光硬化性液晶モノマーを光照射によって硬化させてポリマーを形成する工程とを含み、
    前記液晶分子が水平方向に配向した状態で硬化した前記ポリマーが前記リタデーションパターン層となることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の液晶表示置用素子基板の製造方法。
  6. 前記リタデーションパターン層を形成する工程と、前記反射パターン層を形成する工程との間に、カラーフィルタを形成する工程をさらに有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の液晶表示装置用素子基板の製造方法。
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