JP5102677B2 - 複合折機,印刷機及び複合折方法 - Google Patents

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Description

本発明は、印刷機に装備する折機であって2種の冊子を折り込み可能な複合折機、及びそれを備えた印刷機、ならびに複合折方法に関するものである。
例えば、宅配用の新聞の場合など、新聞の折帖(主冊子)に広告等の折帖(副冊子)を挿し込むことが一般に行なわれるが、かかる作業は通常は手作業によって行なわれていた。
これに対して、特許文献1には、このように冊子の中に他の冊子を自動で挿し込む技術が記載されている。
新聞の折帖等の主冊子に広告等の副冊子を挿し込む場合、副冊子が主冊子とはカット長(サイズ)が異なる場合があるが、このような場合の折り込みの自動化を実現するには、異カット長印刷機を2台以上稼動させ、異サイズ2セクション以上の冊子を作ることと、さらに、各冊子の印刷後、別途インサータによりそれぞれの冊子をインサートすることが必要になる。特許文献1の技術は、このように、異カット長印刷機を2台以上装備し、且つ、インサータを装備することで、冊子にこれとは異サイズの冊子を自動で折り込めるようにしている。
特開2007−131003号公報
しかしながら、例えば新聞輪転機の場合を考えると、所謂両出し、片出し、転送出し等に対応するために、操駆の各折機のカット長は同じに設定してあるのが一般的であり、異カット長印刷機を2台以上稼動させうるようにはなっていない。したがって、特許文献1の技術のように、異カット長印刷機を用意するには、大幅な設備増が必要になり、設備コストの大きな増加を招く。また、インサータといったインサート設備が必要となり、この点も大幅な設備コストを要する。
一方、新聞等とは異なるカット長の広告等の印刷を、これに応じたカット長の既存の印刷機を用いて行なえば、印刷機に関しては新たな設備コスト増は招かない。しかし、かかる異カット長の印刷機は、通常新聞輪転機に並んであるわけではないので、新聞等の主冊子とは別に、広告等の副冊子を印刷して冊子の状態にして、その後、主冊子内に挿し込むことになる。
したがって、インサート設備は必須になり、この点での設備コスト増は免れない。しかも、主冊子の印刷と同時進行で副冊子を印刷することは容易ではなく、副冊子を印刷するための時間や、これを搬送する時間が必要になり、さらに、冊子のインサート時間が必要になる。これに加えて、場合によってはその後副冊子を保管する必要が生じる。そして、これらの各作業のための人員が必要になり、人件費を要することになる。
本発明はこのような課題に鑑み案出されたもので、設備コスト増を抑えながら、一の冊子内に異サイズの冊子を自動で折り込むことができるようにした、複合折機,印刷機及び複合折方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の複合折機は、第1断裁胴,折胴及び折込ローラを有し、印刷された一又は複数のウェブからなる第1のウェブ群を断裁し横折りする断裁横折装置と、第2断裁胴及び受け胴を有し、印刷された一又は複数のウェブからなる第2のウェブ群を断裁する断裁装置と、前記断裁装置により断裁された前記第2のウェブ群である第2のシート群を前記断裁横折装置に搬送する搬送装置と、前記搬送装置により搬送された前記第2のシート群を、前記断裁横折装置の前記折胴外周に送給された前記第1のウェブ群と前記折胴外周との間に送り込んで前記第1のウェブ群と共に前記折胴外周に巻き付ける案内機構とをそなえ、前記断裁横折装置は、前記第1断裁胴により断裁された前記第1のウェブ群である第1のシート群と前記第2のシート群とを互いにに重合させた状態で、前記折胴及び前記折込ローラによって横折りすることを特徴としている(請求項1)。
前記第2のシート群の断裁長さは前記第1のシート群の断裁長さよりも短いことも好ましい(請求項2)。
また、前記断裁装置は、前記第2のシート群の断裁長さを調整可能に構成され、前記搬送装置は、前記第2のシート群を前記断裁長さに応じた速度に速度変更して前記断裁横折装置に搬送することが好ましい(請求項3)。
前記搬送装置は、互いに対向して配置され、前記第2のシート群を挟持しながら搬送する一対の搬送ベルトを有する搬送ベルト装置であることが好ましい(請求項4)。
前記案内機構は、前記第1のウェブ群と前記折胴外周との間に送り込まれる前記第2のシート群を、前記折胴外周に保持する保持機構をそなえていることが好ましい(請求項5)。
この場合、前記保持機構は、前記第2のシート群を爪によって把持する機構を有していることが好ましい(請求項6)。
あるいは、前記保持機構は、前記第2のシート群に針を差し込んで保持する機構を有していることが好ましい(請求項7)。
この場合、前記第2のシート群に差し込まれる前記針は、前記第1のシート群を前記折胴外周に保持するための針が兼用されてもよい(請求項8)。
また、前記保持機構は、前記第2のシート群を前記折胴外周に圧接するニップローラを有していることも好ましい(請求項9)。
あるいは、前記保持機構は、前記針によって保持された前記第2のシート群を前記折胴外周に圧接するニップローラを有していることも好ましい(請求項10)。
また、前記保持機構は、前記折胴外周面の内部に吸引部を有し、前記第2のシート群を前記折胴外周面吸引して保持する吸引機構を有していることも好ましい(請求項11)。
また、前記搬送装置は、互いに対向して配置され、前記第2のシート群を挟持しながら搬送する一対の搬送ベルトを有する搬送ベルト装置であって、前記案内機構は、前記折胴外周にクリアランスをもって接近して配置され、前記搬送ベルト装置の前記折胴外周を向く一方の搬送ベルトと対向して設けられ前記一方の搬送ベルトと同期して回転可能なコロを有し、前記一方の搬送ベルトと前記コロとの間で前記第2のシート群を挟持しながら前記第1のウェブ群と前記折胴外周との間に送り込むことも好ましい(請求項12)。
さらに、前記案内機構には、前記第2のシート群を前記第1のウェブ群に対して位相調整して前記第1のウェブ群と前記折胴外周との間に送り込む位相調整機構を有していることが好ましい(請求項13)。
本発明の複合折機を備えた印刷機は、請求項1〜13の何れか1項に記載の複合折機を備えた印刷機であって、前記の前記断裁横折装置である第1の断裁横折装置とは別の第2の断裁横折装置と、前記第1の断裁横折装置の下流に配置された第1の排紙装置と、前記第2の断裁横折装置の下流に配置された第2の排紙装置と、をそなえると共に、印刷された前記第2のウェブ群を前記第1の断裁装置に導く第1の搬送ルートと、前記第2のウェブ群を前記第2の断裁横折装置に導く第2の搬送ルートとをそなえていることを特徴としている(請求項14)。
本発明の複合折方法は、印刷された一又は複数のウェブからなる第1のウェブ群を、第1の断裁長さに断裁し横折りして第1の冊子を形成する際に、印刷された一又は複数のウェブからなる第2のウェブ群を、前記第1の断裁長さ以下の第2の断裁長さに断裁し横折りしてなる第2の冊子が挿し込まれた状態に折り込む複合折方法であって、前記第2のウェブ群を予め前記第2の断裁長さの第2のシート群に断裁する第1のステップと、断裁された前記第2のシート群を、前記第1のウェブ群を断裁するための折胴に案内する第2のステップと、前記折胴に前記第1のウェブ群を巻き付ける際に、前記第2のシート群を前記折胴外周と前記第1のウェブ群との間に挿し込む第3のステップと、前記折胴外周に前記第1のウェブ群と前記第2のシート群とを保持して、前記折胴と共に回転させて前記第1のウェブ群を断裁胴により前記第1の断裁長さの第1のシート群に断裁する第4のステップと、重合状態の前記第1のシート群と前記第2のシート群とを、前記折胴から折込ローラに送って同時に横折りする第5のステップと、をそなえていることを特徴としている(請求項15)。
本発明の複合折機(請求項1)によれば、前記第2のウェブ群を断裁装置により予め断裁し、断裁された第2のシート群が、案内機構により案内されて、断裁横折装置の折胴外周に送給された第1のウェブ群と折胴外周との間に送り込まれて第1のウェブ群と共に折胴外周に巻き付けられる。そして、第1のウェブ群が断裁横折装置の第1断裁胴により断裁された後、断裁された第1のシート群と第2のシート群とは、折込ローラによって同時に横折りされる。この結果、第1のシート群が横折りされてなる冊子(主冊子)の中に、第2のシート群が横折りされてなる冊子(副冊子)が挿し込まれた状態で同時に形成されることになり、第2のシート群の断裁長さを第1のシート群の断裁長さよりも短くすれば(請求項2)、一の冊子内に異サイズの冊子を自動で折り込むことが可能になる。
断裁装置を、第2のシート群の断裁長さを調整可能に構成し、搬送装置を、第2のシート群を断裁長さに応じた速度に速度変更して断裁横折装置に搬送するように構成すれば、主冊子(第1のシート群が横折りされてなる冊子)の中に、さまざまなサイズの副冊子(第2のシート群が横折りされてなる冊子)を挿し込んだ状態に同時形成することができる(請求項3)。
搬送装置を、互いに対向する一対の搬送ベルトを有する搬送ベルト装置とすれば、一対の搬送ベルトにより第2のシート群を挟持しながら搬送するので、第2のシート群を所定の姿勢で搬送しやすく、第1のウェブ群と折胴外周との間に送り込む際にも、安定して送り込みやすい。また、搬送しながら第2のシート群を断裁長さに応じた速度に速度変更することも容易となる(請求項4)。
また、案内機構が、第2のシート群を、折胴外周に保持する保持機構をそなえていれば、第2のシート群を第1のシート群に対する所定の位置に保持しながら適正な姿勢で、第1のシート群との同時横折りを実施することができ、第2のシート群自体を適正な位置で横折りすることができ、第2のシート群からなる副冊子を適正な形状に形成することができる(請求項5)。
この場合、保持機構が、第2のシート群を爪によって把持する機構を有していれば、第2のシート群に穴等を開けずに保持することができ(請求項6)、保持機構が、第2のシート群に針を差し込んで保持する機構を有していれば、第2のシート群に穴が開くものの、シンプルな構成で保持することができる(請求項7)。また、第2のシート群に差し込まれる針に、第1のシート群を折胴外周に保持するための針を兼用すれば、装置構成が簡素化され、装置コストを抑えられる(請求項8)。
また、保持機構が、第2のシート群を折胴外周に圧接するニップローラを有していれば、第2のシート群が折胴外周から浮き上がり難くなり、第2のシート群を第1のウェブ群と折胴外周との間に確実に送り込むことができる(請求項9)。
かかるニップローラを、前記針と共に設ければ、針を挿し込むことにより第2のシート群を折胴外周に確実に保持しながら、針の挿し込みにより第2のシート群が折胴外周から浮き上がるのを防止することができ、第2のシート群を第1のウェブ群と折胴外周との間に適正な配置に且つ確実に送り込むことができる(請求項10)。
また、保持機構が、折胴外周面の内部に吸引部を有し第2のシート群を折胴外周面吸引して保持する吸引機構を有していれば、第2のシート群になんら損傷を与えるおそれなく、折胴外周に保持することができる(請求項11)。
さらに、搬送装置を搬送ベルト装置として、案内機構に、折胴外周を向く搬送ベルトと対向して設けられこの搬送ベルトと同期して回転可能なコロを有するようにすれば、この搬送ベルトとコロとの間で第2のシート群を挟持しながら、第2のシート群を第1のウェブ群と折胴外周との間に確実に送り込むことができ、特に、コロを折胴外周にクリアランスをもちつつ接近して配置すれば、第2のシート群の案内をより適正に行なえる。特に、このコロを適用する場合、第2のシート群がコロから第1のウェブ群と折胴外周との間に進入するまでになんら拘束されなくなるので、前記吸引機構をさらに適用すれば、第2のシート群がコロから折胴外周に達して第1のウェブ群と折胴外周との間に進入するまで折胴外周面に確実に保持することができる(以上、請求項12)。
また、案内機構に、第2のシート群を第1のウェブ群に対して位相調整して第1のウェブ群と折胴外周との間に送り込む位相調整機構を有していれば、第2のシート群を第1のウェブ群に対して所望の位置に配置して、所望の位置で横折りすることができ(請求項13)る。
本発明の複合折機を備えた印刷機(請求項14)によれば、第1の搬送ルートを用いれば、断裁装置により予め断裁された第2のシート群を第1のウェブ群に重ねて、第1の断裁横折装置により第1のウェブ群の断裁と、断裁された第1のシート群と第2のシート群とを同時横折りして、第1のシート群による冊子(主冊子)内に第2のシート群による冊子(副冊子)が挿し込まれた形で、第1の排紙装置から排紙する(所謂、片出し)ことができる。
また、第2の搬送ルートを用いれば、第1のシート群を第1の断裁横折装置により断裁し横折りしてできた第1のシート群からなる冊子を第1の排紙装置から排紙する一方で、第2のシート群を第2断裁横折装置により断裁し横折りしてできた第2のシート群からなる冊子を第2の排紙装置から排紙する(所謂、両出し)ことができる。
したがって、汎用性の高い印刷機が構成される。
本発明の複合折方法(請求項15)によれば、折胴に第1のウェブ群を巻き付ける際に、第2のシート群を折胴外周と第1のウェブ群との間に挿し込むので、第1のウェブ群を断裁後に、重合状態の第1のシート群と第2のシート群とを、折胴から折込ローラに送って同時に横折りする。この結果、第1のシート群が横折りされてなる冊子(主冊子)の中に、第2のシート群が横折りされてなる冊子(副冊子)が挿し込まれた状態で同時に形成されることになり、第2のシート群の断裁長さを第1のシート群の断裁長さよりも短くすれば、一の冊子内に異サイズの冊子を自動で折り込むことが可能になる。
以下、図面により、本発明の実施の形態について説明する。
[第1実施形態]
<概要構成>
図1〜図9を参照して本発明の第1実施形態に係る複合折機を説明する。
まず、本複合折機を適用しうる印刷機の一例を説明する。本複合折機は、例えば新聞用オフセット輪転印刷機(新聞輪転機)に適用することができる。この新聞輪転機は、周知の構成であるが、図9に示すように、新聞輪転機100は、複数の印刷ユニットT1〜T6,ウェブパス部114及び折加工部115が印刷用紙としてのウェブ(連続紙)101の走行経路にこの順にそなえて構成される。
また、各印刷ユニットT1〜T6には、ウェブローラ(巻取紙)101aを装着された給紙部111と、インフィード部112と、表裏それぞれ適宜の数の版胴及びブランケット胴を備えた印刷部113とがこの順に設けられている。ウェブパス部114は、制御要素としてのコンペンセータローラ等によりウェブパスルートの長さを調整し、ウェブパスルート変更機構により種々の組み合わせで各ウェブ101の重ね合わせ順を変更することができる。なお、新聞輪転機の場合、通常ウェブパス部114において、スリッタ(図示略)により必要に応じてウェブ101が幅方向に2分割されるため、より複雑なウェブパスルートが形成されることとなる。
折加工部115には、集合したウェブを縦折りするフォーマ(三角板)がそなえられるが、ここでは、複数(少なくとも2個)のフォーマ(三角板)115a,115bがそなえられるものとする。そして、図9には示さないが、この折加工部115に、本複合折機が適用される。なお、本複合折機の新聞輪転機100への適用は一例であり、商業用オフセット輪転機など、本複合折機はウェブを用いる印刷機に広く適用しうるものである。
<複合折機の全体構成>
本複合折機は、図1に示すように、それぞれの印刷ユニットにおいて印刷されて複数枚重合されてなるウェブ群(第1のウェブ群、以下、単に、第1ウェブともいう)1を加工する第1のフォーマ10と、やはり、それぞれ印刷されて複数枚重合されてなるウェブ群(第2のウェブ群、以下、単に、第2ウェブともいう)2を加工する第2のフォーマ20と、を上流部にそなえている。
なお、これらのフォーマ10,20は、図9の新聞輪転機の場合、フォーマ115a,115bに相当する。また、各ウェブ群1,2は、通常、複数枚のウェブがウェブパス部を経て集められて構成されるが、本発明自体は一枚だけのウェブであってもよい。また、フォーマ10,20では、各ウェブ群1,2を縦折りするが、フォーマ10,20の直前でスリッタにより縦方向に切断されると、フォーマ10,20から下流側に送給されるウェブ群は、縦折りされたものではなく、縦切断により枚数が2倍になって重合した反幅のウェブ群となる。なお、ここでは、第2のフォーマ20の場合、このようなスリッタによる縦方向切断が可能に構成されているものとする。なお、本実施形態で設けられるフォーマ10,20は、本発明にかかる印刷機としては必須ではなく、例えば、縦折が不要な場合、フォーマは簡単な経路変更用のローラなどで構成される場合もある。
このような第1のフォーマ10の下流には、第1断裁胴13,折胴12及び折込ローラ14を有し、第1のフォーマ10からニップローラ10aを経て送給される第1のウェブ1を断裁し横折りする断裁横折装置(第1の断裁横折装置)11がそなえられる。また、第2のフォーマ20の下流には、第2断裁胴22及び受け胴23を有し、第2のフォーマ20からニップローラ20aを経て送給される第2のウェブ2を断裁する断裁装置21がそなえられる。なお、断裁装置21は、第2のフォーマ20の下流と断裁横折装置11との間に配置される。
そして、断裁装置21から断裁横折装置11にかけて、断裁装置21により第2のウェブ2を断裁され形成された第2のシート群(第2のシートとも略す)2Aを断裁横折装置に搬送する搬送装置として、互いに対向して配置され、第2のシート2Aを挟持しながら搬送する一対の搬送ベルトを有する搬送ベルト装置24が装備される。これにより、第2のウェブ2を、断裁装置21で断裁し、搬送ベルト装置24を介して断裁横折装置11に送り、第1のウェブ1と重ねて折り込むようにする第1の搬送ルートが構成される。
一方、本実施形態の場合、断裁装置21の下方に、もう一つの断裁横折装置(第2の断裁横折装置)11Aがそなえられ、ガイドロール20bを介して第2のウェブ2を、断裁装置21を迂回させてこの断裁横折装置11Aに送って、第1のウェブ1系統とは無関係に、断裁し横折りして折帖(冊子)2Bを形成できるようになっている。
そして、断裁横折装置11の下流及び断裁横折装置11Aの下流には、それぞれ形成された折帖(冊子)1B,2Bを排紙する排紙装置として、羽根車15,28及び排紙コンベア16,29,30がそなえられている。
<複合折機の要部構成>
ここで、本複合折機の要部を説明する。
図2(a)に示すように、断裁装置21により断裁された第2のシート2Aは、搬送ベルト装置24の一対の搬送ベルト24a,24bに挟持されて断裁横折装置11に搬送されるが、搬送ベルト24a,24bはガイドロール24cによって断裁横折装置11の折胴12の外周面の近くまで達するように配置されており、第2のシート2Aは、その後部を十分な長さに亘って搬送ベルト24a,24bに挟持された状態で、折胴12の外周面に達する。
なお、折胴12には、第1のウェブ1に進入して第1のウェブ1を折胴12の外周面に保持する針12bと、第1のウェブ1を断裁された第1のシート1Aと第2のシート2Aとを折込ロール14に送り込む折ブレード12aとをそなえている。また、この折胴12に対向する断裁胴13には、折胴12の折ブレード12aや針12bの位相に対応した位置に鋸刃13aがそなえられている。
ここで、第2のシート2Aを、折胴12外周に送給された第1のウェブ1と折胴12外周との間に送り込んで、第1のウェブ1と共に折胴12外周に巻き付けるように案内する案内機構として、第2のシート2Aを折胴12外周に保持する保持機構が設けられている。この保持機構は、折胴12の外周面にそなえられた爪装置(以下、単に爪という)31であって、この爪31によって第2のシート2Aの前端を把持し折胴12外周に保持するようになっている。
爪31のより具体的な構成としては、図2(b)に示すように、折胴12の外周面の内側に装備され、ピン31bに枢支されて折胴12の外周面に近い先端側を周方向に揺動する揺動爪13aと、揺動爪31aの先端の爪部31cが当接する折胴12の外周面の内側に形成された受け面31dとをそなえた構成を用いることができる。これにより、揺動爪31aの爪部31cと受け面31dとで第2のシート2Aの前端を把持して、折胴12の外周に第2のシート2Aを保持することができる。この場合、揺動爪31aは折胴12の外周面から突出しないので、第1のシート1Aを折胴12の外周に保持して処理する場合にも支障はない。
あるいは、爪13のより具体的な構成としては、図2(c)に示すように、折胴12の外周面の内側に装備され、ピン31b´に枢支されて折胴12の外周面に近い先端側を周方向に揺動する揺動爪31a´と、揺動爪31a´の先端の爪部31c´が当接する折胴12の外周面の内側に形成された受け面31d´と、受け面31d´に向けて第2のシート2Aの前端を差し込む差し込み部材31eとをそなえた構成を用いることができる。この場合、図2(b)のものでは受け面31dが折胴12の外周面と略平行に構成されるが、この図2(c)のものでは受け面31d´が折胴12の外周面と略直角に構成されるので、差し込み部材31eによって第2のシート2Aの前端を受け面31d´に差し込む必要があるが、折胴12の外周面と略直角な受け面31d´及び爪部31c´により把持することで、折胴12の外周に第2のシート2Aをより確実に保持することができる。
なお、揺動爪31a,31a´の揺動は適宜のタイミングでなされ、また、差し込み部材31eは所定のタイミングで折胴12の中心方向に向けて移動して第2のシート2Aの前端を受け面31d´に差し込だら、直ぐに折胴12の外周面よりも外方に退避して、回転する折胴12と干渉しないようになっている。
なお、保持機構としては、図3(a)に示すように、折胴12の外周面から出没し突出時には第2のシート2Aの前端に進入して保持する針32と、前端を針32により保持された第2のシート2Aを折胴12外周に圧接するニップローラ33とから構成することもできる。この場合、針32は突出して第2のシート2Aの前端に進入して第2のシート2Aを保持し、その後、ニップローラ33が折胴12外周面との間で第2のシート2Aを把持した段階で折胴12外周面よりも内方に没するようになっている。
このような保持機構の場合、針32は第2のシート2Aの前端を保持して、ニップローラ33はその後を第2のシート2Aが折胴12外周から浮き上がることなく、第1のウェブ1と折胴12外周との間に確実に送り込むように案内し、役割分担される。
ただし、第2のシート2Aが、例えば枚数が多いなどによって剛性が高ければ、ニップローラ33を省略しても、第2のシート2Aを、第1のウェブ1と折胴12外周との間に確実に送り込むことが可能である。
また、第2のシート2Aの長さ(つまり、第2のウェブ2のカットオフ長さ)が第1のシート1Aの長さ(つまり、第1のウェブ1のカットオフ長さ)に近い又は等しい場合には、第1のウェブ1を折胴12の外周面に保持する針12bを用いて(兼用して)第2のシート2Aを折胴12の外周に保持させるようにしてもよい。
さらに、案内機構としては、図4に示すように、折胴12外周にクリアランスをもって接近して配置され、搬送ベルト装置24の折胴12外周を向く一方の搬送ベルト24aと対向するように回転可能なコロ34を設け、このコロ34を搬送ベルト24aと同期して回転させ、搬送ベルト24aとコロ34との間で第2のシート2Aを挟持しながら第1のウェブ1と折胴12外周との間に送り込むようにしてもよい。
ただし、この場合、第2のシート2Aがコロ34で案内された箇所から第1のウェブ1と折胴12外周との間に進入するまでになんら拘束されなくなるので、図5に示すように、第2のシート2Aの先端を吸引保持する吸引機構35をさらに追加することが考えられる。なお、吸引機構35は、折胴12外周に面した所要の位置に配置された真空ボックス35aと、真空ボックス35a内を真空引きする図示しない真空引き装置とから構成すればよい。
また、吸引機構35は単独で用いても、第2のシート2Aの先端を吸引して折胴12外周に保持することができる。
<搬送速度の変更>
ところで、本実施形態では、第2のウェブ2の印刷系統は、カットオフ長さを調整可能なバリアブルカットオフ機として構成されている。したがって、第2のシート2Aの長さ(つまり、第2のウェブ2のカットオフ長さ)が第1のシート1Aの長さ(つまり、第1のウェブ1のカットオフ長さ)よりも短くでき、この場合、図示しない印刷ユニットから第2のフォーマ20及び断裁装置21までの第2のウェブ2の搬送速度は、第1のウェブ1の搬送速度よりも遅くなる。断裁横折装置11においては、第1のシート1Aの1部に対して第2のシート2Aの1部が対応するように、第2のシート2Aの搬送速度を高める必要がある。搬送ベルト装置24の搬送ベルト24a,24bも、第2のシート2Aを断裁装置21から受けてから搬送速度を加速して断裁横折装置11に送り込むようにしているが、より適切に速度を変えるには、図6に示すような構成が好ましい。
図6に示すように、搬送ベルト装置として、上流部搬送ベルト装置241と、下流部搬送ベルト装置242とを設けている。
上流部搬送ベルト装置241は対向する一対の搬送ベルト241a,241bと、これらの搬送ベルト241a,241bを所定の軌道に案内するガイドローラ241c〜241hとから構成され、第2のシート2Aを第2のフォーマ20及び断裁装置21と等速で搬送する。
下流部搬送ベルト装置242は対向する一対の搬送ベルト242a,242bと、これらの搬送ベルト242a,242bを所定の軌道に案内するガイドローラ242c,242え,242g〜242jとから構成され、第2のシート2Aを上流部搬送ベルト装置241よりも高速に加速して折胴12に送り込む。ここでは、242fが駆動ローラ(変速ローラ)になっており、この駆動ローラ242fが回転速度を変更することにより、搬送ベルト242a,242bを加減速できるようになっている。
また、下流部搬送ベルト装置242の入口部の互いに対設されたガイドローラ242c,242dは、変速ローラ242fの回転速度に応じて、図6中に実線で示すように離隔したシート開放位置と、二点鎖線で示すように接近したシート挟持位置とに切り換わるようになっている。
つまり、下流部搬送ベルト装置242で第2のシート2Aを第2のウェブ2の速度よりも高速で搬送している時にはガイドローラ242c,242dはシート開放位置とされ、下流部搬送ベルト装置242でシート2Aをウェブ2の速度と等速で搬送している時にはガイドローラ242c,242dはシート挟持位置とされる。これにより、上流部搬送ベルト装置241から下流部搬送ベルト装置242へのシート2Aの受け渡し時に、速度差が生じないようにすることができ、シート2Aの受け渡しを支障なく円滑に行なえるようになっている。
なお、爪31或いは針32といったシート2Aを保持する機構も、カットオフ長さに応じてその保持位置が可変になっている。
<作用、効果>
本発明の第1実施形態にかかる複合折機は上述のように構成されているので、以下のように、複合折を実施することができる。
つまり、第2のウェブ2Aを断裁装置21により予め断裁し、断裁された第2のシート2Aを案内機構により案内して、断裁横折装置11の折胴12外周に送給する。
そして、第2のウェブ2Aを、断裁前であって折胴12外周に送られた第1のウェブ1と折胴12外周との間に送り込むことにより、第2のウェブ2Aを、第1のウェブ1と共に折胴外周に巻き付ける。
この後、第1のウェブ1が断裁横折装置11の断裁胴13により断裁された後、断裁された第1のシート1Aと第2のシート2Aとを、折ブレード12aを用いて折込ローラ13に送り込んで、折込ローラ13によって1のシート1Aと第2のシート2Aとを同時に横折りする。
この結果、図7(a)に示すように、第1のシート1Aが横折りされてなる冊子(主冊子)1Bの中に、第2のシート2Aが横折りされてなる冊子(副冊子)2Bが挿し込まれた状態で同時に形成されることになり、第2のシート2Aの断裁長さを第1のシート1Aの断裁長さよりも短くすれば、冊子(主冊子)1B内にこれと異サイズの冊子(副冊子)2Bを自動で折り込むことができる。
本実施形態の場合、第2のシート2Aの断裁長さを調整可能に構成しており、搬送コンベア装置24Aを、第2のシート2Aを断裁長さに応じた速度に速度変更して断裁横折装置11に搬送するように構成しているので、主冊子1Bの中に、さまざまなサイズの副冊子2Bを挿し込んだ状態に同時形成することができる。
なお、第2のウェブ2がフォーマ20に進入する際にスリッタで処理されれば、図7(b)に示すように、主冊子1Bの中に、第2のシート2Aがスリッタで処理され横折りされてなる折り目のない冊子(副冊子)2Cが挿し込まれた状態で同時に形成されることになる。
また、第1のシート1A一部に対して第2のシート2Aを二部送り込むようにすれば、図8(a),(b)に示すように、一部の主冊子1Bの中に、二部の副冊子2D、2Eを挿し込んだ状態に同時形成することができる。もちろんこの場合、第2のシート2Aは、交互に異なる印刷が断裁横折装置11に送り込まれるようにすることになる。
なお、この折込時には、案内機構及びこれにそなえられる保持機構により、第2のシート2Aを確実に第1のシート1Aに重合させることができ、主冊子1Bの中に、副冊子2Bを挿し込んだ状態に確実に同時形成することができる。
また、本実施形態の場合、第1の搬送ルートを用いれば、断裁装置21により予め断裁された第2のシート2Aを第1のウェブ1に重ねて、断裁横折装置12により第1のウェブ1の断裁と、断裁された第1のシート1Aと第2のシート2Aとを同時横折りして、第1のシート1Aによる冊子(主冊子)1B内に第2のシート2Aによる冊子(副冊子)2Bが挿し込まれた形で、第1の排紙装置から排紙する(所謂、片出し)ことができる。
また、第2の搬送ルートを用いれば、第1のシート1Aを断裁横折装置11により断裁し横折りしてできた第1のシート群からなる冊子を第1の排紙装置から排紙する一方で、第2のシート2Aを断裁横折装置25,26,27により断裁し横折りしてできた第2のシート2Aからなる冊子2Bを排紙装置28〜30から排紙する(所謂、両出し)ことができる。
[第2実施形態]
<概要構成>
図10を参照して本発明の第2実施形態に係る複合折機を説明する。
本実施形態では、第1実施形態の第2の搬送ルート,断裁横折装置25,26,27及び排紙装置28〜30等を省略したもので、他は第1実施形態と同様に構成される。なお、図10において図1と同符号は同様な部材を示す。
このような構成によれば、両出しはできず片出しのみとなるが、第1実施形態と同様にの作用効果を得ることができる。
[その他]
なお、本発明は、かかる実施形態に限定されるものではなく、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で、上記の実施形態に対して種々変形を加えて実施することができる。
例えば、新聞輪転機に限らず種々の印刷機に適用できる。
本発明の第1実施形態にかかる複合折機を示す側面図である。 本発明の第1実施形態にかかる複合折機の案内機構の第1構成例を示す図であり、(a)はその複合折機の要部側面図、(b)はその案内機構の爪の第1例の要部側面図、(c)はその案内機構の爪の第2例の要部側面図である。 本発明の第1実施形態にかかる複合折機の案内機構の第2構成例を示す図であり、(a)はその複合折機の要部側面図、(b)はその複合折機の要部斜視図である。 本発明の第1実施形態にかかる複合折機の案内機構の第3構成例を示す図複合折機の要部側面図である。 本発明の第1実施形態にかかる複合折機の案内機構の第4構成例を示す図複合折機の要部側面図である。 本発明の第1実施形態にかかる複合折機の搬送装置を示す側面図である。 本発明の各実施形態にかかる複合折機により得られる冊子の状態を、(a),(b)それぞれに示す斜視図である。 本発明の各実施形態にかかる複合折機により得られる他の冊子の状態を、(a),(b)それぞれに示す斜視図である。 本発明の各実施形態にかかる印刷機を示す構成図である。 本発明の第2実施形態にかかる複合折機を示す構成図である。
符号の説明
1 ウェブ群(第1のウェブ群、第1ウェブ)
2 ウェブ群(第2のウェブ群、第2ウェブ)
1B,2B 折帖(冊子)
10 第1のフォーマ
10a ニップローラ
11 断裁横折装置(第1の断裁横折装置)
11A 断裁横折装置(第2の断裁横折装置)
12,25 折胴
12a 折ブレード
12b 針
13 第1断裁胴
13a 鋸刃
14,27 折込ローラ
15,28 羽根車
16,29,30 排紙コンベア
20 第2のフォーマ
20a ニップローラ
20b ガイドロール
21 断裁装置
22 第2断裁胴
23 受け胴
24 搬送ベルト装置
24a,24b 搬送ベルト
24c ガイドロール
31 爪装置(爪)
31b,31b´ ピン
31a,31a´ 揺動爪
31c,31c´ 爪部
31d,31d´ 受け面
31e 差し込み部材
32 針
33 ニップローラ
34 コロ
35 吸引機構
100 新聞輪転機
101 ウェブ(連続紙)
101a ウェブローラ(巻取紙)
111 給紙部
112 インフィード部
113 印刷部
114 ウェブパス部
115 折加工部
115a,115b フォーマ(三角板)
T1〜T6 印刷ユニット

Claims (15)

  1. 第1断裁胴,折胴及び折込ローラを有し、印刷された一又は複数のウェブからなる第1のウェブ群を断裁し横折りする断裁横折装置と、
    第2断裁胴及び受け胴を有し、印刷された一又は複数のウェブからなる第2のウェブ群を断裁する断裁装置と、
    前記断裁装置により断裁された前記第2のウェブ群である第2のシート群を前記断裁横折装置に搬送する搬送装置と、
    前記搬送装置により搬送された前記第2のシート群を、前記断裁横折装置の前記折胴外周に送給された前記第1のウェブ群と前記折胴外周との間に送り込んで前記第1のウェブ群と共に前記折胴外周に巻き付ける案内機構とをそなえ、
    前記断裁横折装置は、前記第1断裁胴により断裁された前記第1のウェブ群である第1のシート群と前記第2のシート群とを互いにに重合させた状態で、前記折胴及び前記折込ローラによって横折りする
    ことを特徴とする、複合折機。
  2. 前記第2のシート群の断裁長さは前記第1のシート群の断裁長さよりも短い
    ことを特徴とする、請求項1記載の複合折機。
  3. 前記断裁装置は、前記第2のシート群の断裁長さを調整可能に構成され、
    前記搬送装置は、前記第2のシート群を前記断裁長さに応じた速度に速度変更して前記断裁横折装置に搬送する
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載の複合折機。
  4. 前記搬送装置は、互いに対向して配置され、前記第2のシート群を挟持しながら搬送する一対の搬送ベルトを有する搬送ベルト装置である
    ことを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載の複合折機。
  5. 前記案内機構は、前記第1のウェブ群と前記折胴外周との間に送り込まれる前記第2のシート群を、前記折胴外周に保持する保持機構をそなえている
    ことを特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載の複合折機。
  6. 前記保持機構は、前記第2のシート群を爪によって把持する機構を有している
    ことを特徴とする、請求項5記載の複合折機。
  7. 前記保持機構は、前記第2のシート群に針を差し込んで保持する機構を有している
    ことを特徴とする、請求項5記載の複合折機。
  8. 前記第2のシート群に差し込まれる前記針は、前記第1のシート群を前記折胴外周に保持するための針が兼用される
    ことを特徴とする、請求項7記載の複合折機。
  9. 前記保持機構は、前記第2のシート群を前記折胴外周に圧接するニップローラを有している
    ことを特徴とする、請求項5記載の複合折機。
  10. 前記保持機構は、前記針によって保持された前記第2のシート群を前記折胴外周に圧接するニップローラを有している
    ことを特徴とする、請求項7又は8記載の複合折機。
  11. 前記保持機構は、前記折胴外周面の内部に吸引部を有し、前記第2のシート群を前記折胴外周面吸引して保持する吸引機構を有している
    ことを特徴とする、請求項5記載の複合折機。
  12. 前記搬送装置は、互いに対向して配置され、前記第2のシート群を挟持しながら搬送する一対の搬送ベルトを有する搬送ベルト装置であって、
    前記案内機構は、前記折胴外周にクリアランスをもって接近して配置され、前記搬送ベルト装置の前記折胴外周を向く一方の搬送ベルトと対向して設けられ前記一方の搬送ベルトと同期して回転可能なコロを有し、前記一方の搬送ベルトと前記コロとの間で前記第2のシート群を挟持しながら前記第1のウェブ群と前記折胴外周との間に送り込む
    ことを特徴とする、請求項1〜11の何れか1項に記載の複合折機。
  13. 前記案内機構には、前記第2のシート群を前記第1のウェブ群に対して位相調整して前記第1のウェブ群と前記折胴外周との間に送り込む位相調整機構を有している
    ことを特徴とする、請求項1〜12の何れか1項に記載の複合折機。
  14. 請求項1〜13の何れか1項に記載の複合折機を備えた印刷機であって、
    前記の前記断裁横折装置である第1の断裁横折装置とは別の第2の断裁横折装置と、
    前記第1の断裁横折装置の下流に配置された第1の排紙装置と、
    前記第2の断裁横折装置の下流に配置された第2の排紙装置と、をそなえると共に、
    印刷された前記第2のウェブ群を前記第1の断裁装置に導く第1の搬送ルートと、前記第2のウェブ群を前記第2の断裁横折装置に導く第2の搬送ルートとをそなえている
    ことを特徴とする、複合折機を備えた印刷機。
  15. 印刷された一又は複数のウェブからなる第1のウェブ群を、第1の断裁長さに断裁し横折りして第1の冊子を形成する際に、印刷された一又は複数のウェブからなる第2のウェブ群を、前記第1の断裁長さ以下の第2の断裁長さに断裁し横折りしてなる第2の冊子が挿し込まれた状態に折り込む複合折方法であって、
    前記第2のウェブ群を予め前記第2の断裁長さの第2のシート群に断裁する第1のステップと、
    断裁された前記第2のシート群を、前記第1のウェブ群を断裁するための折胴に案内する第2のステップと、
    前記折胴に前記第1のウェブ群を巻き付ける際に、前記第2のシート群を前記折胴外周と前記第1のウェブ群との間に挿し込む第3のステップと、
    前記折胴外周に前記第1のウェブ群と前記第2のシート群とを保持して、前記折胴と共に回転させて前記第1のウェブ群を断裁胴により前記第1の断裁長さの第1のシート群に断裁する第4のステップと、
    重合状態の前記第1のシート群と前記第2のシート群とを、前記折胴から折込ローラに送って同時に横折りする第5のステップと、をそなえている
    ことを特徴とする、複合折方法。
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