JP5102162B2 - 鏡筒支持装置および投射型表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レンズ鏡筒を支持する鏡筒支持装置およびこの鏡筒支持装置を備える投射型表示装置に関する。
従来から、投射レンズを介してスクリーン上に所定の映像を拡大投射するプロジェクタとして、投射レンズを保持するレンズ鏡筒と、筐体に対してレンズ鏡筒をその光軸方向に直交する方向へ移動可能に支持する鏡筒支持装置とを備える投射型表示装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の投射型表示装置では、鏡筒支持装置は、筐体に固定される第1のマウントと、第1のマウントに取り付けられる第2のマウントと、第2のマウントに取り付けられる第3のマウントとを備えている。この鏡筒支持装置では、第2のマウントは、第1のマウントに対して光軸方向に直交する左右方向へ移動可能となっており、第3のマウントは、第2のマウントに対して光軸方向に直交する上下方向へ移動可能となっている。
また、この鏡筒支持装置では、第1のマウントの上下方向の両端に第1のガイド部が形成され、第2のマウントの上下方向の両端に第1の被ガイド部が固定されている。第1のガイド部には、光軸方向に沿って傾斜する傾斜面が形成され、第1の被ガイド部には、第1のガイド部の傾斜面に当接する傾斜面が形成されており、この2個の傾斜面が互いに摺接することで、第1のマウントに対して第2のマウントが左右方向へ案内されている。
同様に、この鏡筒支持装置では、第2のマウントの左右方向の両端に第2のガイド部が固定され、第3のマウントの左右方向の両端に第2の被ガイド部が形成されている。第2のガイド部には、光軸方向に沿って傾斜する傾斜面が形成され、第2の被ガイド部には、第2のガイド部の傾斜面に当接する傾斜面が形成されており、この2個の傾斜面が互いに摺接することで、第2のマウントに対して第3のマウントが上下方向へ案内されている。
特開2004−317984号公報
上述のように、特許文献1に記載の鏡筒支持装置では、上下方向の両端側に配置される第1のガイド部の傾斜面と第1の被ガイド部の傾斜面とを互いに摺接させることで、第2のマウントが案内され、左右方向の両端側に配置される第2のガイド部の傾斜面と第2の被ガイド部の傾斜面とを互いに摺接させることで、第3のマウントが案内されている。
しかしながら、光軸方向に平行な面あるいは光軸方向に直交する面と比較して、光軸方向に向かって傾斜する傾斜面を精度良く形成することは困難な場合が多い。すなわち、特許文献1に記載の鏡筒支持装置の第1、第2のガイド部や第1、第2の被ガイド部に精度良く傾斜面を形成することは困難な場合が多い。
そのため、この鏡筒支持装置では、上下方向または左右方向の両端側で互いに当接するはずの2個の傾斜面が適切に当接せずに、第1のマウントに対して第2のマウントががたついたり、第2のマウントに対して第3のマウントががたつくといった現象が生じるおそれがある。その結果、特許文献1に記載の鏡筒支持装置では、光軸方向に直交する方向へレンズ鏡筒を移動させる際の動作に支障が生じるおそれがある。
ここで、第1の被ガイド部や第2のガイド部の固定位置を調整することで、第1のマウントに対する第2のマウントのがたつきや、第2のマウントに対する第3のマウントのがたつきをなくすことも可能である。しかしながら、この場合であっても、2個の傾斜面間の摺動抵抗が大きくなり(すなわち、第2、第3のマウントの移動時の抵抗が大きくなり)、光軸方向に直交する方向へレンズ鏡筒を移動させる際の動作に支障が生じるおそれがある。
そこで、本発明の課題は、光軸方向に直交する方向へレンズ鏡筒を円滑に移動させることが可能な鏡筒支持装置およびこの鏡筒支持装置を備える投射型表示装置を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明は、光学機器本体に対してレンズ鏡筒をその光軸方向に直交する方向へ相対移動可能に支持する鏡筒支持装置において、光学機器本体に固定される固定体と、固定体に対して光軸方向に直交する第1方向へ相対移動可能な移動体と、光軸方向と第1方向とに直交する第2方向における移動体の動きを規制して、第1方向へ移動体を案内するガイド手段とを備え、ガイド手段は、第2方向に対して傾斜する第1傾斜面と第1傾斜面に当接する第2傾斜面とによって第2方向の一方への移動体の動きを規制する第1ガイド手段と、第2方向の他方への移動体の動きを規制するための規制壁と規制壁に線接触または点接触する当接部材とによって第2方向の他方への移動体の動きを規制する第2ガイド手段とを備えることを特徴とする。本発明では、たとえば、第1傾斜面は、固定体または移動体のいずれか一方に形成され、第2傾斜面は、固定体または移動体のいずれか他方に固定されるガイド部材に形成されている。
本発明の鏡筒支持装置では、第1方向へ移動体を案内するガイド手段を構成する第2ガイド手段は、規制壁とこの規制壁に線接触または点接触する当接部材とによって、第2方向の他方への移動体の動きを規制している。そのため、固定体に対する移動体のがたつきが生じないように、第1傾斜面と第2傾斜面とを当接させるとともに規制壁と当接部材とを当接させても、移動体が移動する際の抵抗を低減することが可能になる。すなわち、本発明では、固定体に対する移動体のがたつきを抑制しつつ、移動体の移動時の抵抗を低減することが可能になる。その結果、本発明では、光軸方向に直交する方向へレンズ鏡筒を円滑に移動させることが可能になる。
本発明において、規制壁は、固定体または移動体のいずれか一方に形成または固定され、規制壁には、当接部材が当接する当接面が第2方向に略直交するように形成され、当接部材は、固定体または移動体のいずれか他方に形成または固定されていることが好ましい。このように構成すると、当接部材が当接する当接面を比較的精度良く形成することが可能になる。したがって、当接部材を当接面に適切に当接させて、固定体に対する移動体のがたつきを効果的に抑制することが可能になる。
本発明において、鏡筒支持装置は、移動体を第1方向へ駆動する駆動機構を備え、駆動機構およびガイド手段はともに、第2方向の一端側に配置されていることが好ましい。この場合には、駆動機構は、移動体を第1方向へ送る送りネジを備え、光軸方向から見たときに、送りネジとガイド手段とが第1方向において略直線上に配置されていることが好ましい。このように構成すると、駆動機構の近くにガイド手段が配置される。たとえば、駆動機構から移動体に伝達される駆動力の作用方向にガイド手段が配置される。そのため、ガイド手段の強度が低くても、駆動機構から移動体に伝達される駆動力によって移動体に生じる回転モーメントをガイド手段で受けることが可能になる。したがって、ガイド手段の強度を下げることが可能になり、ガイド手段の構成を簡素化することが可能になる。
本発明において、当接部材は、第1方向に所定の間隔をあけた状態で2箇所に配置されていることが好ましい。このように構成すると、当接部材が1箇所あるいは3箇所以上に形成される場合と比較して、移動体が固定体に対して傾きにくくなる。したがって、固定体に対する移動体のがたつきを効果的に抑制することが可能になる。
また、上記の課題を解決するため、本発明は、光学機器本体に対してレンズ鏡筒をその光軸方向に直交する方向へ相対移動可能に支持する鏡筒支持装置において、光学機器本体に固定される固定体と、固定体に対して光軸方向に直交する第1方向へ相対移動可能な第1移動体と、第1移動体に保持されるとともに第1移動体に対して光軸方向と第1方向とに直交する第2方向へ相対移動可能な第2移動体と、第1方向における第2移動体の動きを規制して、第2方向へ第2移動体を案内するガイド手段とを備え、ガイド手段は、第1方向に対して傾斜する第1傾斜面と第1傾斜面に当接する第2傾斜面とによって第1方向の一方への第2移動体の動きを規制する第1ガイド手段と、第1方向の他方への第2移動体の動きを規制するための規制壁と規制壁に線接触または点接触する当接部材とによって第1方向の他方への第2移動体の動きを規制する第2ガイド手段とを備えることを特徴とする。
本発明の鏡筒支持装置では、第2ガイド手段は、規制壁に線接触または点接触する当接部材と規制壁とによって、第1方向の他方への第2移動体の動きを規制している。そのため、第1移動体に対する第2移動体のがたつきが生じないように、第1傾斜面と第2傾斜面とを当接させるとともに規制壁と当接部材とを当接させても、第2移動体が移動する際の抵抗を低減することが可能になる。すなわち、本発明では、第1移動体に対する第2移動体のがたつきを抑制しつつ、第2移動体の移動時の抵抗を低減することが可能になり、光軸方向に直交する方向へレンズ鏡筒を円滑に移動させることが可能になる。
本発明の鏡筒支持装置は、照明光を発生させる光源と、光源からの照明光を変調する光変調手段と、スクリーン上に所定の映像を投射するための投射レンズを保持するレンズ鏡筒と、光源および光変調手段が固定される光学機器本体とを備える投射型表示装置に用いることができる。この投射型表示装置では、光軸方向に直交する方向へレンズ鏡筒を円滑に移動させることが可能になる。
以上のように、本発明の鏡筒支持装置および投射型表示装置では、光軸方向に直交する方向へレンズ鏡筒を円滑に移動させることが可能になる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(投射型表示装置の概略構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかる投射型表示装置1の概略構成を説明するための模式図である。図2は、図1に示すレンズ鏡筒5および鏡筒支持装置7の斜視図である。
本形態の投射型表示装置1は、光源2で発生する照明光を変調してスクリーン3上に所定の映像を拡大投射する表示装置である。この投射型表示装置1は、図1、図2に示すように、光源2の他、光源2からの照明光を変調する光変調手段(図示省略)と、光源2と光変調手段との間に配置される照明光学系(図示省略)と、レンズ4を保持するレンズ鏡筒5とを備えている。光変調手段や照明光学系は、投射型表示装置1の本体部を構成する筐体6の中に収納されている。
光変調手段は、たとえば、透過型の光変調素子である液晶ディスプレイ、あるいは、反射型の光変調素子である微小ミラー型表示素子である。光変調手段が液晶ディスプレイである場合には、投射型表示装置1の本体部は、たとえば、上述の特許文献1に記載の投射型表示装置の本体部とほぼ同様に構成される。また、光変調手段が微小ミラー型表示素子である場合には、投射型表示装置1の本体部は、たとえば、特開2007−163653号公報に記載の投射型表示装置の本体部とほぼ同様に構成される。
なお、本明細書において、「微小ミラー型表示素子」とは、シリコン基板上に数μm角程度の微小ミラーを多数並べ、この微小ミラーの傾きを静電引力を利用して変えることにより、光源からの光をスクリーン方向に反射させるかどうかを制御する光変調素子のことをいう。
レンズ鏡筒5は、上述のレンズ4に加え、図示を省略するレンズを保持している。本形態では、レンズ鏡筒5に保持される複数のレンズによって、スクリーン3上に所定の映像を投射するための投射レンズが構成されている。
また、投射型表示装置1は、筐体6に対してレンズ鏡筒5をその光軸方向に直交する方向へ相対移動可能に支持する鏡筒支持装置7を備えている。以下、この鏡筒支持装置7の構成について説明する。
(鏡筒支持装置の構成)
図3は、図1に示す鏡筒支持装置7の斜視図である。図4は、図3に示す鏡筒支持装置7の主要部の分解斜視図である。図5は、図3に示す鏡筒支持装置7の主要部の他の方向からの分解斜視図である。図6は、図3に示す鏡筒支持装置7の主要部の正面図である。図7は、図6のE−E断面の断面図である。図8は、図3に示す鏡筒支持装置7の主要部の拡大図であり、(A)は図4のF部の拡大図、(B)は図4のF部を他の方向から示す拡大図、(C)は図5のG部の拡大図、(D)は図7のH部の拡大図である。
以下の説明では、レンズ鏡筒5の光軸方向をZ方向、Z方向に直交する図3の上下方向をY方向、Z方向およびY方向に直交する方向をX方向とする。また、以下の説明では、Z1方向側を「前」側、Z2方向側を「後(後ろ)」側、Y1方向側を「上」側、Y2方向側を「下」側、X1方向側を「左」側、X2方向側を「右」側とする。さらに、以下の説明では、X方向とY方向とから形成される平面をXY平面、Y方向とZ方向とから形成される平面をYZ平面、Z方向とX方向とから形成される平面をZX平面とする。
鏡筒支持装置7は、図4、図5に示すように、筐体6に固定される固定体11と、固定体11に保持されるとともに固定体11に対してY方向へ相対移動可能な移動体としての第1移動体12と、第1移動体12に保持されるとともに第1移動体12に対してX方向へ相対移動可能な第2移動体13とを備えている。本形態では、Y方向が第1方向であり、X方向が第2方向である。なお、図7では、第2移動体13の図示を省略している。
また、鏡筒支持装置7は、図3に示すように、第1移動体12をY方向へ駆動する駆動機構としての第1駆動機構14と、第2移動体13をX方向へ駆動する第2駆動機構15とを備えている。さらに、鏡筒支持装置7は、第1移動体12をY方向へ案内するためのガイド部材としての第1ガイド部材16と、第2移動体13をX方向へ案内するための第2ガイド部材17および第3ガイド部材18とを備えている。また、本形態の鏡筒支持装置7は、後述のように、第1ガイド部材16とともに第1移動体12のZ方向への動きを規制するための第4ガイド部材19を備えている。
固定体11は、たとえば、アルミ等の金属材料によって略矩形状に形成されており、XY平面とほぼ平行に配置されている。固定体11の中心には、スクリーン3に向かう光の通過孔11aが形成されている。固定体11の左端側の前面には、第4ガイド部材19を固定するためのガイド固定部11bが前側に突出するように形成されている。具体的には、固定体11の左端側におけるY方向のほぼ全域にわたってガイド固定部11bが形成されている。
固定体11の右端側の前面には、第1ガイド部材16を固定するためガイド固定部11cと、第1駆動機構14を構成する後述の送りネジ21の両端側を支持する2個のネジ支持部11dとが前側に突出するように形成されている。具体的には、ガイド固定面11cが上端側に形成され、ネジ支持部11dが下端側に形成されている。また、2個のネジ支持部11dは、Y方向に所定の間隔をあけた状態で形成されている。
また、固定体11の右端側の前面には、ガイド固定部11cの左側に隣接するように、溝部11eが形成されている。具体的には、図8(A)、(B)に示すように、前側に突出する側壁部11f、上壁部11gおよび下壁部11hとガイド固定部11cの左端面とによって囲まれた溝部11eがY方向を長手方向として形成されている。ガイド固定部11cの左端面と側壁部11fとは、YZ平面と平行に形成されるとともに、X方向に所定の間隔をあけた状態で形成されている。上壁部11gと下壁部11hとは、ZX平面と平行に形成されるとともに、Y方向に所定の間隔をあけた状態で形成されている。また、側壁部11f、上壁部11gおよび下壁部11hは、平板状に形成されている。
本形態では、ガイド固定部11cおよび溝部11eの下方に2個のネジ支持部11dが形成されている。すなわち、Z方向から見たときに、ガイド固定部11cおよび溝部11eと2個のネジ支持部11dとがY方向において略直線上に配置されるように、ガイド固定部11c、溝部11eおよびネジ支持部11dが形成されている。なお、固定体11には、筐体6に固定される被固定部が形成されているが、図2〜図5等では、この固定部の図示を省略している。
第1移動体12は、たとえば、アルミ等の金属材料によって略矩形状に形成されており、XY平面とほぼ平行に配置されている。第1移動体12の中心には、スクリーン3に向かう光の通過孔12aが形成されている。第1移動体12の上端側の前面には、第2ガイド部材17を固定するためのガイド固定部12bが形成され、第1移動体12の下端側の前面には、第3ガイド部材18を固定するためのガイド固定部12cが形成されている。
また、第1移動体12の下端側の前面には、第2駆動機構15を構成する後述の送りネジ27の両端側を支持する2個のネジ支持部12kが前側に突出するように形成されている。2個のネジ支持部12kは、ガイド固定部12cの左方に形成されるとともに、X方向に所定の間隔をあけた状態で形成されている。
第1移動体12の右端側の前面には、第1駆動機構14を構成する後述のナット部材23を保持する2個のナット保持部12dが前側に突出するように形成されている。具体的には、Y方向に所定の間隔をあけた状態で第1移動体12の下端側に2個のナット保持部12dが形成されている。
また、第1移動体12の右端側の前面には、図4に示すように、前側に向かって突出する突出壁部12eが形成されている。具体的には、ナット保持部12dの上方に、突出壁部12eが形成されている。突出壁部12eの右端には、奥側に向かうにしたがって右方向へ傾斜していく傾斜面12fが形成されている。なお、本形態の第1移動体12は金型成形で形成されており、傾斜面12fには、複数の肉抜き部12mが形成されている。
第1ガイド部材16は、摺動性に優れた樹脂材料で形成されている。また、第1ガイド部材16は、Y方向を長手方向とする長尺のブロック状に形成されている。第1ガイド部材16の左端には、図5に示すように、前側に向かうにしたがって左方向へ傾斜していく傾斜面16aが形成されている。また、第1ガイド部材16は、傾斜面12fと傾斜面16aとが当接した状態でガイド固定部11cに固定されている(図7参照)。本形態では、傾斜面12fと傾斜面16aとによって、右方向への第1移動体12の動きと、右端側における第1移動体12のZ方向への動きとが規制されている。
第1移動体12の左端側の前面には、前側に向かって突出する突出壁部12gが形成されている。具体的には、第1移動体12の左端側におけるY方向のほぼ全域にわたって、突出壁部12gが形成されている。この突出壁部12gの左端には、奥側に向かうにしたがって左方向へ傾斜していく傾斜面12h(図7参照)が形成されている。なお、傾斜面12fと同様に、傾斜面12hにも複数の肉抜き部(図示省略)が形成されている。
第4ガイド部材19は、摺動性に優れた樹脂材料で形成されている。また、第4ガイド部材19は、Y方向を長手方向とする長尺のブロック状に形成されている。第4ガイド部材19の長さは、第1ガイド部材16の長さよりも長くなっている。第4ガイド部材19の右端には、前側に向かうにしたがって右方向へ傾斜していく傾斜面19aが形成されている。また、第4ガイド部材19は、傾斜面12hと傾斜面19aとの間にわずかな隙間をあけた状態で、あるいは、傾斜面12hと傾斜面19aとが軽く当接した状態で、ガイド固定部11bに固定されている。本形態では、傾斜面12hと傾斜面19aとによって、左端側における第1移動体12のZ方向への動きが規制されている。
第1移動体12の右端側の後面には、固定体11の溝部11eの中に配置され、側壁部11fの右側面11jに当接する当接部材としての当接突起12jが形成されている(図7、図8(D)参照)。具体的には、図5に示すように、第1移動体12の後面から後ろ側に向かって突出する2本の当接突起12jが第1移動体12の上端側に形成されている。一方の当接突起12jは、第1移動体12の上端の近傍に形成され、他方の当接突起12jは、一方の当接突起12jとZ方向に所定の間隔をあけた状態で形成されている。また、当接突起12jは、略円柱状に形成されており、側壁部11fの右側面11jに線接触している。本形態では、右側面11jと当接突起12jとによって、左方向への第1移動体12の動きが規制されている。
上述のように、傾斜面12fと傾斜面16aとによって右方向への第1移動体12の動きが規制され、側壁部11fの右側面11jと当接突起12jとによって左方向への第1移動体12の動きが規制されている。すなわち、本形態では、傾斜面12f、傾斜面16a、側壁部11fおよび当接突起12jによって、X方向における第1移動体12の動きを規制して、Y方向へ第1移動体12を案内するガイド手段としてのY方向ガイド手段が構成されている。このY方向ガイド手段は、鏡筒支持装置7の右端側に配置されている。
また、本形態の傾斜面12fは、X方向に対して傾斜する第1傾斜面であるとともに、傾斜面16aは、第1傾斜面である傾斜面12fに当接する第2傾斜面であり、傾斜面12fと傾斜面16aとによって、右方向への第1移動体12の動きを規制する第1ガイド手段が構成されている。また、側壁部11fは、左方向への第1移動体12の動きを規制するための規制壁であるとともに、当接突起12jは、規制壁である側壁部11fの右側面11jに線接触する当接部材であり、側壁部11fと当接突起12jとによって、左方向への第1移動体12の動きを規制する第2ガイド手段が構成されている。また、本形態の側壁部11fの右側面11jは、当接部材である当接突起12jに当接する当接面である。なお、本形態では、右側面11jと当接突起12jによって、固定体11に対する第1移動体12のX方向での位置決めがされている。
第1駆動機構14は、図3に示すように、送りネジ21と、送りネジ21を回転駆動するモータ22と、送りネジ21に螺合するナット部材23と、モータ22の動力を送りネジ21に伝達する歯車列24とを備えている。
送りネジ21の両端側は、固定体11のネジ支持部11dに取り付けられた軸受(図示省略)によって回転可能に保持されている。モータ22は、ブラケット25を介して固定体11に固定されている。このモータ22は、第1ガイド部材16の下端側の前方に配置されている。ナット部材23は、第1移動体12の2個のナット保持部12dの間に保持されている。歯車列24を構成する出力端の歯車は、モータ22の出力軸に固定され、歯車列24を構成する反出力端の歯車は、送りネジ21の上端に固定されている。
本形態の第1駆動機構14は、鏡筒支持装置7の右端側に配置されている。また、上述のように、Z方向から見たときに、ガイド固定部11cおよび溝部11eと2個のネジ支持部11dとがY方向において略直線上に配置されており、Y方向ガイド手段と送りネジ21とは、Z方向から見たときに、Y方向において略直線上に配置されている。
第1駆動機構14では、モータ22の動力が送りネジ21に伝達され、送りネジ21が回転すると、送りネジ21に螺合するナット部材23がY方向に移動する。2個のナット保持部12dの間に保持されるナット部材23がY方向へ移動すると、ナット部材23とともに、第1移動体12が固定体11に対してY方向へ移動する。このとき、第1移動体12は、Y方向ガイド手段によってY方向へ案内される。
第2移動体13は、たとえば、アルミ等の金属材料によって略矩形状に形成されており、XY平面とほぼ平行に配置されている。第2移動体13の前面には、図2に示すように、レンズ鏡筒5が固定されている。また、第2移動体13の中心には、スクリーン3に向かう光の通過孔13aが形成されている。第2移動体13の下端側の前面には、第2駆動機構15を構成する後述のナット部材29を保持する2個のナット保持部13dが前側に突出するように形成されている。具体的には、X方向に所定の間隔をあけた状態で第2移動体13の左端側に2個のナット保持部13dが形成されている。
第2移動体13の上端には、図4に示すように、奥側に向かうにしたがって上方向へ傾斜していく傾斜面13fが形成されている。また、第2移動体13の下端には、奥側に向かうにしたがって下方向へ傾斜していく傾斜面(図示省略)が形成されている。なお、本形態の第2移動体13は金型成形で形成されており、傾斜面13fには複数の肉抜き部13mが形成されている。同様に、第2移動体13の下端に形成される傾斜面にも複数の肉抜き部が形成されている。
第2ガイド部材17は、摺動性に優れた樹脂材料で形成されるとともに、X方向を長手方向とする長尺のブロック状に形成されている。第2ガイド部材17の下端には、前側に向かうにしたがって下方向へ傾斜していく傾斜面17aが形成されている。第2ガイド部材17は、傾斜面13fと傾斜面17aとが当接した状態でガイド固定部12bに固定されている。本形態では、傾斜面13fと傾斜面17aとによって、上方向への第2移動体13の動きと、上端側における第2移動体13のZ方向への動きとが規制されている。
第3ガイド部材18は、摺動性に優れた樹脂材料で形成されるとともに、X方向を長手方向とする長尺のブロック状に形成されている。第3ガイド部材18の上端には、前側に向かうにしたがって上方向へ傾斜していく傾斜面18aが形成されている。第3ガイド部材18は、第2移動体13の下端に形成される傾斜面と傾斜面18aとが当接した状態でガイド固定部12cに固定されている。本形態では、第2移動体13の下端の傾斜面と傾斜面18aとによって、下方向への第2移動体13の動きと、下端側における第2移動体13のZ方向への動きが規制されている。
上述のように、傾斜面13fと傾斜面17aとによって上方向への第2移動体13の動きが規制され、第2移動体13の下端の傾斜面と傾斜面18aとによって下方向への第2移動体13の動きが規制されている。すなわち、本形態では、傾斜面13f、傾斜面17a、第2移動体13の下端の傾斜面および傾斜面18aによって、Y方向における第2移動体13の動きを規制して、X方向へ第2移動体13を案内するX方向ガイド手段が構成されている。
第2駆動機構15は、図3に示すように、送りネジ27と、送りネジ27を回転駆動するモータ28と、送りネジ27に螺合するナット部材29と、モータ28の動力を送りネジ27に伝達する歯車列30とを備えている。
送りネジ27の両端側は、第1移動体12のネジ支持部12kに取り付けられた軸受(図示省略)によって回転可能に保持されている。モータ28は、ブラケット31を介して第1移動体12に固定されている。ナット部材29は、第2移動体13の2個のナット保持部13dの間に保持されている。歯車列30を構成する出力端の歯車は、モータ28の出力軸に固定され、歯車列30を構成する反出力端の歯車は、送りネジ27の左端に固定されている。
第2駆動機構15では、モータ28の動力が送りネジ27に伝達され、送りネジ27が回転すると、送りネジ27に螺合するナット部材29がX方向に移動する。2個のナット保持部13dの間に保持されるナット部材29がX方向へ移動すると、ナット部材29とともに、第2移動体13が固定体11および第1移動体12に対してX方向へ移動する。このとき、第2移動体13は、X方向ガイド手段によってX方向へ案内される。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、側壁部11fと側壁部11fに線接触する当接突起12jとによって、左方向への第1移動体12の動きを規制する第2ガイド手段が構成されている。そのため、固定体11に対する第1移動体12のX方向でのがたつきが生じないように、傾斜面12fと傾斜面16aとを当接させ、かつ、側壁部11fと当接突起12jとを当接させても、従来に比べ、第1移動体12が移動する際の抵抗を低減することができる。すなわち、本形態では、固定体11に対する第1移動体12のがたつきを抑制しつつ、第1移動体12の移動時の抵抗を低減することができる。したがって、本形態では、Y方向へレンズ鏡筒5を円滑に移動させることができる。
なお、本形態では、第1移動体12のY方向への移動量と比較して、第2移動体13のX方向への移動量はわずかである。したがって、傾斜面13f、傾斜面17a、第2移動体13の下端の傾斜面および傾斜面18aによって、X方向ガイド手段が構成されても、X方向へのレンズ鏡筒5の移動に支障はない。
本形態では、当接突起12jが当接する側壁部11fの右側面11jは、YZ平面と平行に形成されている。すなわち、右側面11jは、レンズ鏡筒5の光軸と略平行に形成されている。そのため、右側面11jを比較的精度良く形成することができる。したがって、右側面11jと当接突起12jを適切に当接させて、固定体11に対する第1移動体12のがたつきを効果的に抑制することができる。
本形態では、Y方向に所定の間隔をあけた状態で、2本の当接突起12jが形成されている。そのため、当接突起12jが1本あるいは3本以上形成される場合と比較して、固定体11に対して第1移動体12が傾きにくくなる。したがって、当接突起12jと右側面11jとによって、第1移動体12をY方向へより適切に案内することができる。
本形態では、傾斜面12f、傾斜面16a、側壁部11fおよび当接突起12jによって構成されるY方向ガイド手段と送りネジ21とが、Z方向から見たときに、Y方向において略直線上に配置されている。すなわち、第1駆動機構14から第1移動体12に伝達される駆動力の作用方向にY方向ガイド手段が配置されている。そのため、Y方向ガイド手段の強度が低くても、第1駆動機構14から第1移動体12に伝達される駆動力によって第1移動体12に生じる回転モーメントをY方向ガイド手段で受けることが可能になる。したがって、Y方向ガイド手段の強度を下げることが可能になり、Y方向ガイド手段の構成を簡素化することが可能になる。
(他の実施の形態)
上述した形態では、規制壁となる側壁部11fが固定体11に形成され、第1移動体12に当接突起12jが形成されているが、当接突起12jに相当する当接突起が固定体11に形成され、側壁部11fに相当する規制壁が第1移動体12に形成されても良い。また、上述した形態では、第1移動体12に傾斜面12fが形成され、固定体11に第1ガイド部材16が固定されているが、傾斜面12fに相当する傾斜面が固定体11に形成され、第1移動体12に第1ガイド部材16が固定されても良い。
上述した形態では、当接突起12jは、略円柱状に形成されているが、当接突起12jは、側壁部11fの右側面11jに当接する部分が曲面状になっている半円柱状や楕円柱状に形成されても良い。また、当接突起12jに代えて、先端部にローラ(コロ)やボール等の回転部材を保持する保持突起が第1移動体12に形成されても良い。この場合には、保持突起の先端部に保持されるローラやボールが右側面11jに当接する。すなわち、規制壁となる側壁部11fに当接する当接部材は、右側面11jに線接触するローラや、右側面11jに点接触するボールであっても良い。また、上述した形態では、第1固定体12に2本の当接突起12jが形成されているが、第1固定体12に形成される当接突起12jの数は、1本であっても良いし、3本以上であっても良い。
上述した形態では、当接突起12jは、第1移動体12と一体で形成されているが、当接突起12jが第1移動体12と別体で形成され、この別体で形成された当接突起12jが第1移動体12に固定されても良い。また、上述した形態では、傾斜面12fは、第1移動体12と一体で形成されているが、傾斜面12fが第1移動体12とは別個の部材に形成され、この別個の部材が第1移動体12に固定されても良い。同様に、上述した形態では、側壁部11fは、固定体11と一体で形成されているが、側壁部11fが固定体11とは別個の部材に形成され、この別個の部材が固定体11に固定されても良い。
上述した形態では、側壁部11fの右側面11jは、YZ平面と平行に形成されているが、右側面11jは、YZ平面に対して傾斜するように形成されても良い。たとえば、右側面11jは、奥側に向かうにしたがって左方向へ傾斜していくように形成されても良い。この場合には、当接突起12jは、右側面11jの前端の縁に点接触する。
上述した形態では、鏡筒支持装置7は、左端側における第1移動体12のZ方向への動きを規制するための第4ガイド部材19を備えている。この他にもたとえば、左端側における第1移動体12のZ方向への動きを規制するための機構を鏡筒支持装置7が備えているのであれば、鏡筒支持装置7は第4ガイド部材19を備えていなくても良い。
上述した形態では、側壁部11fと当接突起12jとによって構成される第2ガイド手段が鏡筒支持装置7の右端側に配置されているが、第2ガイド手段は、鏡筒支持装置7の左端側に配置されても良い。また、上述した形態では、傾斜面12fと傾斜面16aとから構成される第1ガイド手段によって右方向への第1移動体12の動きが規制され、第2ガイド手段によって左方向への第1移動体12の動きが規制されているが、第1ガイド手段によって左方向への第1移動体12の動きが規制され、第2ガイド手段によって右方向への第1移動体12の動きが規制されても良い。この場合には、第1ガイド手段は、鏡筒支持装置7の左端側に配置される。また、この場合には、第2ガイド手段は、鏡筒支持装置7の左端側または右端側のいずれに配置されても良い。
ここで、上述の特許文献1に記載の鏡筒支持装置のように、ガイド部と被ガイド部とによって、上下方向あるいは左右方向に第2、第3のマウントが案内される場合には、ガイド部と被ガイド部とを上下方向あるいは左右方向の両端側に配置する必要がある。これに対して、鏡筒支持装置7では、上記のように、第1ガイド手段および第2ガイド手段を鏡筒支持装置7の左端側または右端側のいずれにも配置することができる。したがって、鏡筒支持装置7では、第1ガイド手段および第2ガイド手段の配置の自由度が高まる。
上述した形態では、第2移動体13は、傾斜面13fと傾斜面17aと第2移動体13の下端の傾斜面と傾斜面18aとから構成されるX方向ガイド手段によって、X方向に案内されている。この他にもたとえば、第2移動体13は、第1移動体12をY方向へ案内するY方向ガイド手段と同様に構成されたX方向ガイド手段によって、X方向に案内されても良い。すなわち、たとえば、傾斜面13fと傾斜面17aとよって構成される第1ガイド手段と、下方向への第2移動体13の動きを規制するための規制壁と規制壁に線接触または点接触する当接部材とによって構成される第2ガイド手段とによって、X方向ガイド手段が構成されても良い。この場合には、第2移動体13のX方向への移動量が大きくても、X方向へレンズ鏡筒5を円滑に移動させることができる。
上述した形態では、鏡筒支持装置7は、Y方向へ移動可能な第1移動体12とX方向へ移動可能な第2移動体13とを備え、レンズ鏡筒5をY方向およびX方向へ移動可能に支持している。この他にもたとえば、鏡筒支持装置7は、第1移動体12または第2移動体13のいずれか一方のみを備え、レンズ鏡筒5をX方向またはY方向へ移動可能に支持しても良い。
上述した形態では、投射型表示装置1を例に本発明の実施の形態にかかる鏡筒支持装置7を説明しているが、本発明にかかる鏡筒支持装置は、投射型表示装置以外の各種の光学機器に適用することが可能である。
本発明の実施の形態にかかる投射型表示装置の概略構成を説明するための模式図である。 図1に示すレンズ鏡筒および鏡筒支持装置の斜視図である。 図1に示す鏡筒支持装置の斜視図である。 図3に示す鏡筒支持装置の主要部の分解斜視図である。 図3に示す鏡筒支持装置の主要部の他の方向からの分解斜視図である。 図3に示す鏡筒支持装置の主要部の正面図である。 図6のE−E断面の断面図である。 図3に示す鏡筒支持装置の主要部の拡大図であり、(A)は図4のF部の拡大図、(B)は図4のF部を他の方向から示す拡大図、(C)は図5のG部の拡大図、(D)は図7のH部の拡大図である。
符号の説明
1 投射型表示装置
2 光源
3 スクリーン
4 レンズ(投射レンズの一部)
5 レンズ鏡筒
6 筐体(光学機器本体)
7 鏡筒支持装置
11 固定体
11f 側壁部(規制壁、第2ガイド手段の一部、ガイド手段の一部)
11j 右側面(当接面)
12 第1移動体(移動体)
12f 傾斜面(第1傾斜面、第1ガイド手段の一部、ガイド手段の一部)
12j 当接突起(当接部材、第2ガイド手段の一部、ガイド手段の一部)
13 第2移動体
14 第1駆動機構(駆動機構)
16 第1ガイド部材(ガイド部材)
16a 傾斜面(第2傾斜面、第1ガイド手段の一部、ガイド手段の一部)
21 送りネジ
X 第2方向
Y 第1方向
Z 光軸方向

Claims (8)

  1. 光学機器本体に対してレンズ鏡筒をその光軸方向に直交する方向へ相対移動可能に支持する鏡筒支持装置において、
    前記光学機器本体に固定される固定体と、前記固定体に対して前記光軸方向に直交する第1方向へ相対移動可能な移動体と、前記光軸方向と前記第1方向とに直交する第2方向における前記移動体の動きを規制して、前記第1方向へ前記移動体を案内するガイド手段とを備え、
    前記ガイド手段は、前記第2方向に対して傾斜する第1傾斜面と前記第1傾斜面に当接する第2傾斜面とによって前記第2方向の一方への前記移動体の動きを規制する第1ガイド手段と、前記第2方向の他方への前記移動体の動きを規制するための規制壁と前記規制壁に線接触または点接触する当接部材とによって前記第2方向の他方への前記移動体の動きを規制する第2ガイド手段とを備えることを特徴とする鏡筒支持装置。
  2. 前記規制壁は、前記固定体または前記移動体のいずれか一方に形成または固定され、前記規制壁には、前記当接部材が当接する当接面が前記第2方向に略直交するように形成され、
    前記当接部材は、前記固定体または前記移動体のいずれか他方に形成または固定されていることを特徴とする請求項1記載の鏡筒支持装置。
  3. 前記第1傾斜面は、前記固定体または前記移動体のいずれか一方に形成され、前記第2傾斜面は、前記固定体または前記移動体のいずれか他方に固定されるガイド部材に形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の鏡筒支持装置。
  4. 前記移動体を前記第1方向へ駆動する駆動機構を備え、
    前記駆動機構および前記ガイド手段はともに、前記第2方向の一端側に配置されていることを特徴とする請求項1から3いずれかに記載の鏡筒支持装置。
  5. 前記駆動機構は、前記移動体を前記第1方向へ送る送りネジを備え、
    前記光軸方向から見たときに、前記送りネジと前記ガイド手段とが前記第1方向において略直線上に配置されていることを特徴とする請求項4記載の鏡筒支持装置。
  6. 前記当接部材は、前記第1方向に所定の間隔をあけた状態で2箇所に配置されていることを特徴とする請求項1から5いずれかに記載の鏡筒支持装置。
  7. 光学機器本体に対してレンズ鏡筒をその光軸方向に直交する方向へ相対移動可能に支持する鏡筒支持装置において、
    前記光学機器本体に固定される固定体と、前記固定体に対して前記光軸方向に直交する第1方向へ相対移動可能な第1移動体と、前記第1移動体に保持されるとともに前記第1移動体に対して前記光軸方向と前記第1方向とに直交する第2方向へ相対移動可能な第2移動体と、前記第1方向における前記第2移動体の動きを規制して、前記第2方向へ前記第2移動体を案内するガイド手段とを備え、
    前記ガイド手段は、前記第1方向に対して傾斜する第1傾斜面と前記第1傾斜面に当接する第2傾斜面とによって前記第1方向の一方への前記第2移動体の動きを規制する第1ガイド手段と、前記第1方向の他方への前記第2移動体の動きを規制するための規制壁と前記規制壁に線接触または点接触する当接部材とによって前記第1方向の他方への前記第2移動体の動きを規制する第2ガイド手段とを備えることを特徴とする鏡筒支持装置。
  8. 請求項1から7いずれかに記載の鏡筒支持装置と、照明光を発生させる光源と、前記光源からの照明光を変調する光変調手段と、スクリーン上に所定の映像を投射するための投射レンズを保持する前記レンズ鏡筒と、前記光源および前記光変調手段が固定される前記光学機器本体とを備えることを特徴とする投射型表示装置。
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