JP2003315648A - 光学装置 - Google Patents

光学装置

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JP2003315648A
JP2003315648A JP2002118419A JP2002118419A JP2003315648A JP 2003315648 A JP2003315648 A JP 2003315648A JP 2002118419 A JP2002118419 A JP 2002118419A JP 2002118419 A JP2002118419 A JP 2002118419A JP 2003315648 A JP2003315648 A JP 2003315648A
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cam
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のレンズシフト機能付き光学装置では、
機械加工部品で高価なアリ溝・V溝によるスライド機構
やラックアンドピニオンギア部材を必要とし、安価な量
産性が考慮されていない。 【解決手段】 光軸に垂直なフランジ部173が固定部
に設けられたレンズユニット170と、フランジ部に対
向するように設けられ、レンズユニットを取り付けるマ
ウント部190を備えた光学装置本体100とを有し、
マウント部とフランジ部のうち一方の部分に、互いに平
行に延びる複数の貫通形状のカム溝175を設け、他方
の部分に、カム溝に挿入されるカムフォロア部材600
を固定し、カムフォロア部材に、カム溝からの抜け止め
部500およびマウント部とフランジ部との間の光軸方
向の間隔を決めるスペーサ部を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、投射型画像表示装
置等の光学装置に関し、さらに詳しくは、光学装置本体
に対するレンズユニットの光軸直交方向での位置調整を
可能とした光学装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この分野の装置は、金属製の機械加
工部品を用いた高価なアリ溝・V溝機構とラックアンド
ピニオンギア部材を用いるのが一般であった。
【0003】この従来構成は、XYZステージのような
市販の計測工具等で用いられている微調ステージ用の相
対スライド機構を、そのままレンズシフト装置に転用
し、レンズ(とその光軸)を移動するものである。
【0004】上記機構構成にてレンズシフト量を可変と
し、物点と像点の相対配置自由度、あるいは台形ひずみ
の可変自由度を増すことで、スクリーンもしくは結像面
上の画像位置の光軸シフト方向での調整を行い撮影もし
くは投射での通常光学系で得られないポジショニングを
可能とする。
【0005】一方、相対スライド機構を撮影系に適用す
れば、カメラ位置固定での撮影範囲の微調整が可能とな
り、鏡面被写体を正対位置をはずすことでレンズ自体の
写り込みなく撮影したり、建築写真などでパースペクテ
ィブをコントロールした撮影が可能となる。
【0006】撮影系でのレンズシフト装置付きカメラで
の構成には、特開平10−051669号公報にて提案
されたビデオカメラ装置に関する発明がある。
【0007】ここには安価なレンズシフト構成で画像シ
フト可能なビデオカメラ構成が提案されている。
【0008】一方、投射系においては仰角配置スクリー
ンへの投射時に生じる台形ひずみの除去とシフト方向へ
の画面位置調整が可能となる。
【0009】これにより、複数のレンズシフト装置付き
投射型画像表示装置(プロジェクター)を同時使用して
投射画面を重畳(スタック)若しくは接続して投射する
ことを可能とし、輝度を倍加したスタックプロジェクタ
ー装置もしくは画面面積を拡張したマルチ画面プロジェ
クター装置として製品化されている。
【0010】本出願人は、アリ溝を廃したシフト・ティ
ルト機構をこのような用途向けに提案している(特開平
7−239434号公報)。この公報にて提案の構成
を、図9に示す。
【0011】このような、「スタック」は大光量の大型
機を専用調整機能付ラックに組付けて行うのが一般であ
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の技術で
は、機械加工部品で高価なアリ溝・V溝によるスライド
機構やラックアンドピニオンギア部材を必要とし、安価
な量産性が考慮されていない。
【0013】また、プロジェクター装置のレンズシフト
機構部も高価な大光量大型プロジェクター装置にしか装
備されず、大きく複雑高価な構成となっていた。
【0014】安価で光学系部材の小型化が容易な小型パ
ネルをライトバルブとして採用したプロジェクター装置
に、上記従来の微動ステージ用構成を適用した場合、パ
ネルの小型化により得られる装置の小型・軽量化および
低価格化と、アリ溝機構とラックアンドピニオンギア機
構等の割高な機械部品の価格とが不釣合いとなる。
【0015】つまり、システムとしての価格、重量、機
構スペース配分のバランスが悪く、パネルの小型化によ
る諸効果を減じさせることになる。したがって、小型普
及機への搭載は困難である。
【0016】上記特開平10−051669号公報にて
提案されたビデオカメラ装置には、安価なレンズシフト
構成で画像シフトを可能としている。
【0017】しかし、この技術はTVインターホン等の
画像の画素レベルでの移動精度を問題としない用途にの
み適するものである。
【0018】さらに、この技術は、シフト用マウント構
成部材をカメラセンサー基板自体として、ボードカメラ
撮像系での簡素な構成を生かして合理化したものである
ので、プロジェクターのようにCCDベース基板がない
投射系で、光学系のために構造部材や光学系筐体が通常
すでに存在している構成には、この技術を適用できな
い。
【0019】また、精度、強度、耐久性などの不足が構
成要件の大きな差に加わり、簡便なカメラ用途以外の一
般光学装置への適用を妨げている。
【0020】なお、上記特開平7−239434号公報
にて提案の技術によると、アリ溝機構は廃止できている
が、ラックアンドピニオン機構や平行な2枚の対向平面
カムのような組立精度上の要求が厳しくコスト的にも不
利な構造が用いられており、一般光学装置まで普及可能
な構成にはなっていない。
【0021】さらに、固定レンズ構成のプロジェクター
との構成共通化を図る上では、不要部材が残存すること
になるためスペース的に難がある。これは、製品系列を
増やして使用者の需要に応えていく上で問題となる。
【0022】一方、投射系への適用、特にレンズシフト
機能が有用性大であるデータプロジェクター用途におい
ては、以下の問題がある。
【0023】すなわち、近年、2インチ以下の小型画像
形成パネルを用いた小型プロジェクター分野において、
スタッキング使用に必要な大光量光学系が実現し、20
00ANSIlm以上での画像投射が可能とはなったが、従来
の「レンズシフト機構」構成における上記諸問題から、
標準仕様としてのレンズシフト機構搭載は進んでいな
い。
【0024】そこで、本発明は、上記諸問題点を合理的
に解消し、簡素な構成で、かつ十分なレンズシフト位置
の調整精度と耐久性とを持つ光学装置を提供することを
目的としている。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本願第1の発明では、光軸に垂直なフランジ部が
固定部に設けられたレンズユニットと、フランジ部に対
向するように設けられ、レンズユニットを取り付けるマ
ウント部を備えた光学装置本体とを有する光学装置にお
いて、マウント部とフランジ部のうち一方の部分に、互
いに平行に延びる複数の貫通形状のカム溝を設け、マウ
ント部とフランジ部のうち他方の部分に、カム溝に挿入
されるカムフォロア部材を固定し、カムフォロア部材
に、カム溝からの抜け止め部およびマウント部とフラン
ジ部との間の光軸方向の相対間隔を決めるスペーサ部を
設け、カムフォロア部材によりレンズユニットの光学装
置本体に対する光軸直交面内におけるカム溝に沿った方
向への位置調整移動をガイドさせるようにしている。
【0026】また、本願第2の発明では、光軸に垂直な
フランジ部が固定部に設けられたレンズユニットと、フ
ランジ部に対向するように設けられ、レンズユニットを
取り付けるマウント部を備えた光学装置本体とを有する
光学装置において、マウント部とフランジ部のうち一方
の部分に、互いに平行に延びる複数の貫通形状のカム溝
を設け、マウント部とフランジ部のうち他方の部分に、
カム溝に挿入されるカムフォロア部材を固定し、カムフ
ォロア部材に、カム溝からの抜け止め部を設けるととも
に、上記他方の部分におけるカムフォロア部材の固定箇
所の周辺にマウント部とフランジ部との間の光軸方向の
相対間隔を決めるスペーサ部を設け、カムフォロア部材
によりレンズユニットの光学装置本体に対する光軸直交
面内におけるカム溝に沿った方向への位置調整移動をガ
イドさせるようにしている。
【0027】さらに、本願第3の発明では、光軸に垂直
なフランジ部が固定部に設けられたレンズユニットと、
フランジ部に対向するように設けられ、レンズユニット
を取り付けるマウント部を備えた光学装置本体とを有す
る光学装置において、マウント部とフランジ部のうち一
方の部分に、互いに平行に延びる複数の貫通形状のカム
溝を設け、マウント部とフランジ部のうち他方の部分
に、カム溝に挿入されるカムフォロア部材を固定し、カ
ムフォロア部材に、カム溝からの抜け止め部を設けると
ともに、カムフォロア部材におけるマウント部とフラン
ジ部の間の外周にマウント部とフランジ部との間の光軸
方向の相対間隔を決めるスペーサ部材を設け、カムフォ
ロア部材によりレンズユニットの光学装置本体に対する
光軸直交面内におけるカム溝に沿った方向への位置調整
移動をガイドさせるようにしている。
【0028】さらに、本願第4の発明では、レンズユニ
ットと、このレンズユニットを光軸直交方向に位置調整
可能に支持するマウント部を備えた光学装置本体とを有
する光学装置において、光学装置本体にねじ軸が光軸直
交方向に向くように雄ねじ部材を設けるとともに、レン
ズユニットに雄ねじ部材に螺合する雌ねじ部を設け、雄
ねじ部材を回転させることにより、レンズユニットを光
軸直交面内にて位置調整駆動するようにしている。
【0029】なお、上記各発明の構成を有する光学装置
が、光学装置本体からの画像光をレンズユニットを介し
て被投射面に投射して画像を表示する投射型画像表示装
置である場合には、光学装置本体に設けられた画像形成
素子の対角寸法を2インチ以下とするのがよい。
【0030】これら発明により、 1.レンズシフト機構無しの通常構成からの変更が減
る。また、対向する2つのカム板を使用する場合のよう
なカム板間の寸法管理が不要となる。
【0031】2.分離構成により、カムフォロア部材と
カム溝との寸法設定、耐久性、対環境特性の変更が容易
である。
【0032】3.雄ねじ部材をそのレンズの必要シフト
量に適する長さに設け、マウント側は複数種類レンズと
の組み合わせ時に同一の雌ねじ機構を用いることで、レ
ンズの必要シフト量に依存して形状変化する要素を個々
のレンズ側に持たせることができる。また、固定シフト
レンズと組み合わせたときに雌ねじ側が残存するが、邪
魔にならないようにすることができる。
【0033】4 カムフォロア部材およびカム溝が設け
られたマウント部又はフランジ部のうち少なくとも一方
を樹脂により形成することで、成形後の収縮差の許す限
り、材質変更が敏速にできる。摺動相手の材質に対し摩
耗の少ない組み合わせが選びやすい。無潤滑での耐久性
が上がる。がたつきでの金属音、異音発生を減じること
ができる。
【0034】5.レンズの必要とするシフト量分の移動
範囲(長さ)のカムをレンズ側に設ければ、マウント側
はビス穴等固定形状ですむので、シフト移動量が異なる
交換レンズや移動量ゼロのレンズも同様に組み付け出来
る。逆にした場合に、最大移動量を先に想定してマウン
トにカムを設ける必要性と、想定範囲を超える交換レン
ズを後から追加するときの制約と機構の無駄をなくす、
もしくは減じることができる。
【0035】6.投射型画像表示装置の投射レンズユニ
ットとマウント部にスペースを大きくとることなくレン
ズシフト機能を追加することができる。また、固定シフ
トの製品に適用する際には、設計変更を最小にすること
ができる。
【0036】さらに、スクリーン観察者の視界を妨げな
い様に通常、機器の上面よりに投射レンズを配置するの
が一般の画像投射装置にて、シフト操作部材を外観に操
作可能に露出させる伝達距離を最短に構成容易とする。
【0037】7.パネル対角寸法の約3乗に比例して生
じる投射レンズ保持部への強度負荷を減じ、特別な補強
部材、材質や構造部材を支持構造体として用いる必要性
を減らすことができる。
【0038】レンズユニットの固定フランジ部、マウン
ト部、カム部およびカムフォロア部材に樹脂部材の適用
が容易となり、本件構成による機構合理化で、材料強度
に由来する精度問題を生じにくくすることができる。
【0039】なお、上記各発明は、投射型画像表示装置
や撮像装置等にて物点と像点の相対配置を可変とした光
学装置に適用可能なものである。
【0040】さらに、液晶素子などを画像変調手段とす
る複数のレンズシフト装置付き画像投射装置を同時使用
して投写画面を重畳(スタック)若しくは接続して用い
る小型プロジェクター装置に適用される。
【0041】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1は本発明の
第1実施形態であるプロジェクター装置(光学装置)の
概略図で、クロスダイクロイックプリズム使用の3板方
式での基本レイアウトを色分解部を略し、レンズ光軸を
含むクロスダイクロイックプリズム中央チャンネル主体
に示した構成図である。なお、以下の各図において、同
一機能の部位には同一符号を付す。
【0042】図1において、100はプロジェクター装
置の筐体(本体)、101はキーストン調整用の接地足
部、102はプロジェクター装置筐体100のつまみ用
穴部、103はプロジェクター装置筐体100の投射レ
ンズ用長穴部、110は光源ランプ、120は放物面反
射鏡、130はIR−UVカット(コールド)フィル
タ、140は2枚のフライアイレンズで構成したインテ
グレータ、141は凸レンズ、142は凸レンズ、15
0は入射側偏光板、160は透過型液晶ライトバルブユ
ニット、161はクロスダイクロイックプリズム、16
2は投射レンズのパネル内ピント面イメージサークル、
170は投射レンズ、171はレンズシフト量調整つま
みである。
【0043】また、172は投射レンズの固定鏡筒部、
173は投射レンズの固定フランジ部、174は同固定
フランジ部の雄ねじ固定部、175は同固定フランジ部
のカム穴(溝)部、180は照明光軸、181は投射レ
ンズ光軸、182は投射レンズ後玉、190は装置筐体
100に一体的に設けられた光学ベース部材、191は
クロスダイクロイックプリズムベース部材、192は光
学ベース部材190のマウント面に設けられたザグリ部
付きビス穴、193は光学ベース部材190の底面側の
上面に設けた逃げ部、200はスクリーン、300は雄
ねじ、400は雌ねじ、401は雌ねじ抜け止め、50
0は段ビス、600はカムフォロアである。
【0044】光源110の光束は放物面反射鏡120に
て略平行光となり、IR−UVカットフィルタ130に
て可視光線以外の不要光が除去される。公知のフライア
イタイプインテグレータ140にて照明強度が均一化さ
れ凸レンズ141,142にて照明条件を調整し偏光板
150を介して液晶ライトバルブユニット160の光透
過部分を必用十分な余裕をもって照明する。
【0045】その照明光束を、出射側に不図示の偏光板
を有する液晶ライトバルブによって変調し、クロスダイ
クロイックプリズムベース部材191に固着したクロス
ダイクロイックプリズム161にて色合成を行う。
【0046】ライトバルブ透過光束は、液晶ライトバル
ブユニット160の有効範囲中心と照明系の光軸に対し
上方にオフセットした光軸位置に配置された投射レンズ
170の後玉181にけられなく入射しスクリーン20
0上に画像を結像させ、投射する。
【0047】これら光学要素の内、入射側の偏光板15
0、液晶ライトバルブユニット160、クロスダイクロ
イックプリズム161は軽合金ダイキャストの光学ベー
ス190に対して相対的に位置決め固定されている。
【0048】投射レンズ170は、投射レンズの固定鏡
筒部172に光軸に直交して一体的に設けた固定フラン
ジ部173を有する。固定鏡筒部172はガラス強化ポ
リカーボネイト樹脂成形部品を使用している。固定フラ
ンジ部173のレンズ鏡筒外周には、上下方向に長穴状
に伸張した4カ所の線形カム穴部175と、雄ねじ30
0の固定部174が、型成形により一体的に配置形成さ
れる。
【0049】雄ねじ300はレンズ170の移動方向上
(ここでは上方)かつ光軸中心上にて圧入固定、もしく
はねじ込みにて固定する。ねじ込みの場合、雌ねじ40
0と螺合するシフト駆動用ねじ部に対し、固定用ねじ径
を大きめに設定する。
【0050】光学ベース部材190に光軸直交に設けた
マウント面から、投射レンズ190上にオーバーハング
して伸張した庇部には、雌ねじ400が定位置回転可能
に固定される。
【0051】雌ねじ400は雄ねじ300を含むレンズ
ユニットを組み込んだ後に組み付け、雌ねじ抜け止め4
01にて抜け止めされる。抜け止め401にはグリップ
リング、Eリング、などの一般的手段を適用すればよ
い。
【0052】カム穴部175各々にはスペーサ部を一体
的に設けたカムフォロア600が挿入される。
【0053】POM樹脂で型成形されたカムフォロア6
00は、光学ベース部材190に設けたマウント面のビ
ス穴部192に、SUS材転造の段ビス500で固定さ
れる。
【0054】ビス穴部192には段ビス500に嵌合す
るザグリ部が設けられており、段ビス500及びカムフ
ォロア600の取り付け位置精度を確保するため、段ビ
ス500の軸部を嵌合挿入し、ねじ止めされる。
【0055】投射レンズ170の光軸シフトは、筐体1
00の穴部102を介して雌ねじ400に圧入嵌合にて
差し込んだ、つまみ171を回動することで、雌ねじ4
00を定位置回転し、雄ねじ300を進退させることで
投射レンズ鏡筒170をマウント面に平行に上下平行移
動させることで行う。プロジェクター装置筐体100は
鉛直に設置したスクリーン200に正対して設置する。
【0056】筐体100下面には、3ないし4カ所のキ
ーストン調整用の接地足部101を設け、接地足部10
1のねじ付き軸部(不図示)の回転で足部の高さを変え
ることで筐体の設置状態を調整可能として、光軸のスク
リーンに対する直交調整と画像の傾きを調整する。
【0057】以上の構成により、光軸シフト可能な投射
レンズ170にて、スクリーン200の上に変調された
画像が、上下位置調整可能に結像する。
【0058】図2には、本実施形態でのオフセット量7
00の状態から、シフト量調整つまみ171を回動した
結果、投射レンズ光軸が照明光軸180に対してオフセ
ット量701までさらに上方にシフトした(ライズし
た)状態を示している。またA−A断面図にて上下方向
の線形カムと段ビス・カムフォロア部の配置関係を示し
ている。
【0059】投射画像は正面やや上方に設置したスクリ
ーン200(図のスペース上概念的に表示)に上下位置
調整されかつ台形ひずみなしで投射される。
【0060】(第2実施形態)図3には、本発明の第2
実施形態である電動レンズシフト機能付きプロジェクタ
ー装置(光学装置)の概略構成を示している。
【0061】同図において、401はギア付き雌ねじ、
402はアイドラギア、403は出力ピニオンギア、4
04はアイドラギア軸、405はギア地板、406は減
速ギアヘッド、407モーター、410はギアドモータ
ーユニットである。
【0062】図中、符号を付した部分以外は第1実施形
態と同様の構成であるので説明を省略し、ここでは変更
部分について説明する。
【0063】ギア付き雌ねじ401は同第一実施例での
雌ねじ400の外周にギア部が追加されている。
【0064】雌ねじの駆動力として本実施例は電動モー
ターを用いており、減速ユニットつきのギアドモーター
410が電動駆動ユニットとしてギア付き雌ねじ401
に連結してある。
【0065】駆動源であるモーター407は、レンズユ
ニット170の駆動トルクに合わせた減速ギアヘッド4
06を介して、固定部を兼ねたギア地板405に固定さ
れている。
【0066】減速ギアヘッドの出力軸はギア地板を貫通
して出力ピニオンギア403が付けられ、ギア地板40
5にカシメたアイドラギア軸404に軸支されたアイド
ラギア402を経て、ギア付き雌ねじ401に駆動力が
伝達される。出力ピニオンギア403部は必要に応じて
公知のスリップフリクション機構付きのピニオンギアと
して、駆動範囲端点でのギア破壊と端点突き当て時の騒
音を防止する。端点での駆動制御方法とギア材質仕様を
コストとのバランス観点から判定しフリクション機構の
有無を決めればよい。
【0067】ギア付き雌ねじ401のねじ部はねじリー
ドが摩擦角より小さい範囲にて駆動速度とバランスさせ
て決定すればよい。
【0068】また、上述した様に、スリップフリクショ
ン機構を追加したうえでアイドラギアに直結の手動操作
ダイアルを追加しスリップフリクションに抗して手動操
作も可能にしてもよい。
【0069】この場合、出力ピニオンギア403からモ
ーター逆駆動するトルクはフリクショントルクより大き
いのでフリクショントルクが機器の振動などによるレン
ズシフト位置変動に対しての保持力となる。
【0070】電動モーターには駆動回路コストで若干不
利であるが、有軸タイプの超音波モータをDCモータと
換装して用い、駆動/減速ギア列でのバックラッシを公
知の除去機構/方法にて減じて使用すれば、シフト駆
動、停止の制御性で最良の結果が得られ、騒音も減じる
ので、高品位・高精度のスタック用プロジェクター用途
にも適した構成となる。
【0071】(第3実施形態)図4には、本発明の第3
実施形態であるプロジェクター装置(光学装置)の概略
構成を示している。本実施形態は、カムとカムフォロア
の相対位置を第1実施形態とは逆転した例である。
【0072】同図において、176はビス穴部、195
は線形カム穴部、500は段ビス、600はカムフォロ
アである。
【0073】固定フランジ部173のレンズ鏡筒外周に
は第1実施形態で説明したカム穴部に代わって、ビス穴
部176が配置され、光学ベース部材190のマウント
面には、上下方向に長穴状に伸張した4カ所の線形カム
穴部193が第1実施形態でのビス穴位置に代わって設
けられている。
【0074】カム穴の各々にはスペーサ部を一体的に設
けたカムフォロア600が実施例1と逆に挿入され、カ
ムフォロア600は、光学ベース部材190に設けたマ
ウント面の上下方向に長穴状に伸張した4カ所の線形カ
ム穴部193に、段ビス500で固定される。
【0075】ビス穴部176には段ビス500に嵌合す
るザグリ部が設けられており、段ビス500及びカムフ
ォロア600の取り付け位置精度を確保するため、段ビ
ス500の軸部を嵌合挿入し、ねじ止めされる。
【0076】なお、光学ベース部材190には最大下方
シフト状態でのカムフォロア部分逃げ形状193が設け
られている。
【0077】(第5実施形態)図5には、本発明の第5
実施形態であるプロジェクター装置(光学装置)の概略
構成を示している。本実施形態は、第1実施形態に対し
てカムフォロア部分を変更した構成例である。
【0078】同図において、501はビス、601はカ
ムフォロア、193は光学ベース部材のマウント面に設
けた、嵌合ザグリ部付きビス穴部193である。
【0079】カム穴の各々にはスペーサ部を一体的に設
けたカムフォロア601が第1実施形態と同様に挿入さ
れ、カムフォロア601のスペーサ部を挟んだ他端は、
光学ベース部材190に設けたマウント面の嵌合ザグリ
部付きビス穴部193に、嵌合することでカムフォロア
の位置精度を確保し、ビス501で固定する。
【0080】ビス500の頭部はカム穴に対しての摺動
面となり、光軸方向のレンズ摺動ガタはカムフォロアの
軸方向長さ寸法で決定される。
【0081】(第6実施形態)図6には、本発明の第5
実施形態であるプロジェクター装置の概略構成を示して
いる。本実施形態ては、第1実施形態に対してカムフォ
ロア部分を変更した構成例であり、ここではその変更部
分を主体に示している。
【0082】同図において、501は段ビス、602は
カムフォロア、610はスペーサワッシャ、194は光
学ベース部材のマウント面に設けた嵌合ザグリ部付きビ
ス穴部である。
【0083】カム穴の各々には単純円筒形のカムフォロ
ア602が第1実施形態と同様に挿入され、光学ベース
部材190に設けたマウント面のビス穴部194に、段
ビス501でスペーサワッシャ610を介して固定され
る。
【0084】ビス穴部194にはカムフォロア601に
嵌合するザグリ部が設けられており、段ビス501及び
カムフォロア602の取り付け位置精度を確保するた
め、段ビス501の軸部を嵌合挿入し、ねじ止めする。
光軸方向のレンズ摺動ガタはカムフォロアの軸方向長さ
寸法とスペーサを兼ねたワッシャ610の厚さにより決
定されワッシャ厚さによって選択的に最適化する。
【0085】ここで、本実施形態に限らず、ビス(もし
くは段ビス)の頭部とそれに押圧固定される部材である
ワッシャ610もしくは直接カムフォロアとの間にバネ
性のウエーブワッシャ(不図示)を重畳し、レンズ固定
部のフランジ面を押圧保持して摺動ガタ取りしてもよ
い。この場合、スペーサワッシャ610がカム穴部のフ
ランジ前面に対しての摺動面となる。
【0086】逆に、マウントから離反方向へチャージし
てビス頭部の裏側をレンズ取付け基準面とするべく、マ
ウント面とフランジの間にバネ性のウエーブワッシャを
挿入してもよい。
【0087】レンズバックフォーカス調整のため、もし
くは/及び摺動面の摩耗対策とレンズバックフォーカス
調整のために、適宜フランジとマウント各々に対して異
種材料接触となる材質のワッシャ部材を追加挿入する。
【0088】(第6実施形態)図7には本発明の第6実
施形態であるプロジェクター装置の概略構成を示してい
る。本実施形態は、第1実施形態に対してカムフォロア
部分を変更した構成例である。
【0089】また、図8には、本実施形態のプロジェク
ター装置のカムフォロア部分を変更した構成例の斜視図
である。
【0090】図中、投射レンズの固定フランジに設け
た、雄ねじ固定部174は略してある。
【0091】図7および図8において、501はビス、
603はカムフォロア、604は円錐テーパ面を有する
カム穴、193は光学ベース部材のマウント面に設け
た、嵌合ザグリ部付きビス穴部である。
【0092】円錐テーパ面を有するカム穴604の各々
には、対応する形状の円錐テーパ面を摺動面として設け
た段付きカムフォロア603が、第1実施形態と同様に
挿入される。
【0093】カムフォロア603のスペーサ610に挿
入貫通した端部は、光学ベース部材190に設けたマウ
ント面の、嵌合ザグリ部付きビス穴部193に嵌合する
ことで、カムフォロアの位置精度を確保し、ビス501
で固定される。
【0094】カムフォロアの円錐テーパ面はカム穴に対
しての摺動面となり、光軸方向のレンズ摺動ガタはカム
フォロアの寸法とワッシャ610の厚さで定義される。
【0095】ワッシャによるピント調整を行う場合は、
この構成では同時にガタ量が変動してしまうので、円錐
テーパ形状部を軸方向に可動に分離し、先の実施例でも
触れたように、調整範囲がバネストローク内で収るよう
に設定したウエーブワッシャで押圧保持するようにすれ
ばよい。
【0096】ピント調整量が大きいレンズに対して、加
圧手段としてのウエエーブワッシャが、ストローク不足
となる場合にはコイルバネを用いるとよい。調整ストロ
ークでの押圧力の変動を減じるにはバネ定数を寝かした
設計でコイルバネを用いるか、皿バネを必要枚数重畳し
て用いるとよい。
【0097】上記のごとく可動とした円錐テーパ面を持
つカムフォロア部の構成自体はカム筒を外形スライド型
で成形するためにカム穴を円錐テーパ面を有するカム穴
としたズームレンズ鏡筒に適用され、公知であるので詳
細は略す。
【0098】さらに、レンズ押圧保持力に対する円錐テ
ーパ面形状部強度が不足する場合接触面を増やし、回転
非対称でシフト方向に伸張(元形状をシフト方向に掃引
した外形形状など)異形化したカムフォロアを用いても
良いため、レンズ重量等の負荷に対する対応柔軟性をも
考慮された本件の基本構成による利点は失われない。
【0099】上記各実施形態では、プロジェクター構成
例として透過型3板液晶式でクロスダイクロイックプリ
ズムを色光の合成に用いた一般的例を示したが、本件に
関るプロジェクター装置としてはこのタイプに限るもの
でない。
【0100】本件に使用可能なプロジェクター装置とし
ては、 1.色合成系にクロスダイクロイックプリズムを用いな
いで公知のL字型ダイクロイックプリズムを用い3枚の
パネルをコの字でなくZ字型に配置する構成の適用。
【0101】2.色合成系にクロスダイクロイックプリ
ズムを用いないで公知のミラー順次方式ダイクロイック
ミラーを用い3枚のパネルをコの字でなくZ字型に配置
る構成での適用。
【0102】3.L字型ダイクロイックプリズムを複数
のダイクロイックプリズム、ミラーに分離した構成での
適用。
【0103】4.上記例にて更にマイクロレンズ付き液
晶パネルを用いた構成での適用。反射型液晶方式、IL
A方式、DLP方式のレンズシフト装置を用いた場合な
ども本件に関るレンズシフト装置としての機能は同一で
あり、どの方式であってもよい。
【0104】さらに、本発明はプロジェクター装置に限
らず、レンズユニットを装置本体に対して光軸直交方向
に位置調整を行えるようにした各種光学装置に適用する
ことができる。
【0105】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、 1.高価な少量生産品や高価な機構部材なしで、簡便か
つ高精度で量産での実用性の高いレンズシフト装置がで
きる。
【0106】2.カム部材、カムフォロア固定部材とも
に型成形での製造時、光軸平行の元からある抜き方向だ
けで製造可能で、スライド駒を追加する必要が無くな
る。
【0107】3.シフト移動量が異なる交換レンズや移
動量ゼロのレンズも同様に組み付けでき、シフト無しレ
ンズの場合にマウント部をそのまま使っても機構上の無
駄が無い。残存部品として雌ねじを残したまま用いて
も、雄ねじを残す場合に比べスペースロスが小さいの
で、残して有っても支障が少ない。雌ねじ部を組み付け
ないマウントユニットを固定使用レンズの為に別途設定
するのが製造時管理上不利となる場合にマウント側ユニ
ット数を増やさないですむ。
【0108】4.同一のマウントに対して、材質や重量
の異なる、すなわちシフト時の摩擦係数や変形・衝撃負
荷の異なるレンズを組み合わせる場合に、カムフォロア
の寸法設定や材質の変更で適応容易。
【0109】5.シフト移動量が異なる交換レンズや移
動量ゼロのレンズも同様に組み付け出来、シフト無しレ
ンズの場合にマウント部をそのまま使っても機構上の無
駄がない。
【0110】6.交換レンズを後から追加しやすい。シ
フト移動量ゼロのレンズ機構との互換性がよい。
【0111】7.コスト的に優れた2インチ未満の高画
素数小型パネルを画像変調手段として採用したプロジェ
クターに本件構成のレンズシフト装置を採用すること
で、本件の目的とした簡便な直接的レンズ光軸移動調整
機構が得られ、スタック可能なプロジェクター製造が容
易になる。
【0112】軽量な2インチ以下の小型パネル使用のプ
ロジェクターではレンズ寸法が小型化し1〜2kg以下
で構成可能となるため、シフト機構へのレンズ重量負荷
が軽減されて機構の簡素化、材料のプラスチック化等
の、低価格化が要求性能を満たしたまま合理的に行え
る。
【0113】以上総合して当前記分野製品の低コスト化
と製品機能拡張を、信頼性低下や機器寸法の不要な拡大
なく達成可能とする効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態であるプロジェクター装
置の概略図。
【図2】図1の状態から上方へレンズシフトした状態を
示す図。
【図3】本発明の第2実施形態である電動レンズシフト
機能付きプロジェクター装置の概略図。
【図4】本発明の第3実施形態であるプロジェクター装
置の概略図。
【図5】本発明の第4実施形態であるプロジェクター装
置の概略図。
【図6】本発明の第5実施形態であるプロジェクター装
置の概略図。
【図7】本発明の第6実施形態であるプロジェクター装
置の概略図。
【図8】上記第6実施形態のレンズユニット固定部の斜
視図。
【図9】従来の構成を示す斜視図。
【符号の説明】
100 プロジェクター装置筐体 101 キーストン調整用の接地足部、 102 プロジェクター装置筐体のつまみ用穴部 103 プロジェクター装置筐体の投射レンズ用長穴部 110 光源ランプ 120 放物面反射鏡、 130 IR−UVカット(コールド)フィルタ 140 2枚のフライアイレンズで構成したインテグレ
ータ 141 凸レンズ 142 凸レンズ 150 入射側偏光板 160 透過型液晶ライトバルブユニット 161 クロスダイクロイックプリズム、 162 投射レンズのパネル内ピント面イメージサーク
ル 170 投射レンズ 171 レンズシフト量調整つまみ 172 投射レンズの固定鏡筒部 173 投射レンズの固定フランジ部 174 固定フランジ部の雄ねじ固定部 175 固定フランジ部のカム穴部 180 照明光軸 181 投射レンズ光軸 182 投射レンズ後玉 190 光学ベース部材 191 クロスダイクロイックプリズムベース部材 192 光学ベース部材のマウント面に設けた嵌合ザグ
リ部付きビス穴部 200 スクリーン 300 雄ねじ 400 雌ねじ 401 雌ねじ抜け止め 501 段ビス 600 カムフォロア 601 カムフォロア 602 カムフォロア 603 カムフォロア 610 ワッシャ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光軸に垂直なフランジ部が固定部に設け
    られたレンズユニットと、前記フランジ部に対向するよ
    うに設けられ、前記レンズユニットを取り付けるマウン
    ト部を備えた光学装置本体とを有する光学装置であっ
    て、 前記マウント部と前記フランジ部のうち一方の部分に、
    互いに平行に延びる複数の貫通形状のカム溝を設け、 前記マウント部と前記フランジ部のうち他方の部分に、
    前記カム溝に挿入されるカムフォロア部材を固定し、 前記カムフォロア部材に、前記カム溝からの抜け止め部
    および前記マウント部と前記フランジ部との間の光軸方
    向の相対間隔を決めるスペーサ部を設け、 前記カムフォロア部材により前記レンズユニットの前記
    光学装置本体に対する光軸直交面内における前記カム溝
    に沿った方向への位置調整移動をガイドさせることを特
    徴とする光学装置。
  2. 【請求項2】 光軸に垂直なフランジ部が固定部に設け
    られたレンズユニットと、前記フランジ部に対向するよ
    うに設けられ、前記レンズユニットを取り付けるマウン
    ト部を備えた光学装置本体とを有する光学装置であっ
    て、 前記マウント部と前記フランジ部のうち一方の部分に、
    互いに平行に延びる複数の貫通形状のカム溝を設け、 前記マウント部と前記フランジ部のうち他方の部分に、
    前記カム溝に挿入されるカムフォロア部材を固定し、 前記カムフォロア部材に、前記カム溝からの抜け止め部
    を設けるとともに、前記他方の部分における前記カムフ
    ォロア部材の固定箇所の周辺に前記マウント部と前記フ
    ランジ部との間の光軸方向の相対間隔を決めるスペーサ
    部を設け、 前記カムフォロア部材により前記レンズユニットの前記
    光学装置本体に対する光軸直交面内における前記カム溝
    に沿った方向への位置調整移動をガイドさせることを特
    徴とする光学装置。
  3. 【請求項3】 光軸に垂直なフランジ部が固定部に設け
    られたレンズユニットと、前記フランジ部に対向するよ
    うに設けられ、前記レンズユニットを取り付けるマウン
    ト部を備えた光学装置本体とを有する光学装置であっ
    て、 前記マウント部と前記フランジ部のうち一方の部分に、
    互いに平行に延びる複数の貫通形状のカム溝を設け、 前記マウント部と前記フランジ部のうち他方の部分に、
    前記カム溝に挿入されるカムフォロア部材を固定し、 前記カムフォロア部材に、前記カム溝からの抜け止め部
    を設けるとともに、前記カムフォロア部材における前記
    マウント部と前記フランジ部の間の外周に前記マウント
    部と前記フランジ部との間の光軸方向の相対間隔を決め
    るスペーサ部材を設け、 前記カムフォロア部材により前記レンズユニットの前記
    光学装置本体に対する光軸直交面内における前記カム溝
    に沿った方向への位置調整移動をガイドさせることを特
    徴とする光学装置。
  4. 【請求項4】 前記抜け止め部が、前記カムフォロア部
    材を前記他方の部分に固定するビスの頭部により構成さ
    れていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに
    記載の光学装置。
  5. 【請求項5】 レンズユニットと、このレンズユニット
    を光軸直交方向に位置調整可能に支持するマウント部を
    備えた光学装置本体とを有する光学装置であって、 前記光学装置本体にねじ軸が光軸直交方向に向くように
    雄ねじ部材を設けるとともに、前記レンズユニットに前
    記雄ねじ部材に螺合する雌ねじ部を設け、前記雄ねじ部
    材を回転させることにより、前記レンズユニットを光軸
    直交面内にて位置調整駆動することを特徴とする光学装
    置。
  6. 【請求項6】 前記カムフォロア部材および前記カム溝
    が設けられた前記マウント部又は前記フランジ部のうち
    少なくとも一方を樹脂により形成したことを特徴とする
    請求項1から3のいずれかに記載の光学装置。
  7. 【請求項7】 前記光学装置本体からの画像光を前記レ
    ンズユニットを介して被投射面に投射して画像を表示す
    ることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の
    光学装置。
  8. 【請求項8】 前記光学装置本体に設けられた画像形成
    素子の対角寸法が2インチ以下であることを特徴とする
    請求項7に記載の光学装置。
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