JP5102075B2 - 高精度な時刻を生成する移動体装置、高精度時刻生成システム、及び高精度時刻生成方法 - Google Patents

高精度な時刻を生成する移動体装置、高精度時刻生成システム、及び高精度時刻生成方法 Download PDF

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Description

本発明は、高精度な時刻を生成する移動体装置、高精度時刻生成システム、及び高精度時刻生成方法に関し、より詳細には、GPSによる測位の際に必要とされる高精度な時刻を長期間に渡って生成することを安価に実現する移動体装置、システム、及び方法に関する。
移動体(携帯端末)装置に備える時計は一般的に、コストを抑えるために安価なものが実装されている。従って、長時間が経過すると、クロックの累積誤差により時計の精度が劣化する。また、GPS(Global Positioning System)による測位機能を搭載した移動体装置においては、高精度な時間を維持する必要がある。移動体装置はGPS衛星からの電波を受信した際に高精度な時刻を得ることができるが、安価な時計ではその精度を長時間維持することは困難である。このような問題を解決するために、基地局から移動体装置へ送信するフレーム情報にフレームのタイムスタンプ(GPS時間情報差分)を付加して、移動体装置にて高精度な時刻を維持する技術等が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2004−350237号公報
しかしながら、移動体装置へフレームのタイムスタンプを送信するためには、新たなシステムを実装するために、基地局にGPS受信機等の高価な設備を搭載させることが必要であり、その実装コストは非常に大きい。また、移動体に高価で高精度な時計を搭載させた場合、移動体装置のコストが膨れることとなる。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、その課題は、高精度な時間を長期間に渡って生成することを安価に実現する移動体装置、システム、及び方法を提供することである。
請求項1に記載の本発明は、GPS衛星及び基地局と通信する移動体装置であって、
前記GPS衛星から時間情報を受信するGPS受信部と、
フレーム毎に付され一定の周期で繰り返すフレーム番号情報を有するフレーム情報を前記基地局から受信するフレーム受信部と、
前記フレーム受信部が受信したフレーム情報、当該フレーム情報の受信時刻について前記GPS受信部が受信した時間情報に基づいて算出されたフレーム受信時刻情報、及び前記フレーム番号の繰り返しの周期情報であるフレーム番号周回時間情報が記憶される記憶部と、
所定の周波数のクロックを発生させ、発生したクロックに基づいて時刻情報を生成する時刻生成部と、
前記記憶部に記憶されたフレーム情報、フレーム受信時刻情報及びフレーム番号周回時間情報、並びに前記時刻生成部が生成している時刻情報に基づいて、現在時刻情報を算出する時刻管理部とを備え、
前記フレーム受信部は、複数の前記基地局からフレーム情報を受信し、
前記記憶部に記憶されたフレーム情報は、当該フレーム情報を送信した基地局のID情報を有し、
前記時刻管理部は、前記記憶部に記憶されたフレーム情報についてのフレーム受信時刻情報が示す時刻から、当該フレーム情報が有する前記基地局のID情報と同じID情報を有するフレーム情報を前記フレーム受信部が受信するまでの経過時間を示す経過時間情報を、前記時刻生成部が生成する前記時刻情報によって算出し、当該経過時間情報及び前記フレーム番号周回時間情報に基づいてフレーム番号周回数情報を算出し、当該フレーム番号周回数情報に基づいて現在時刻情報を算出することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の移動体装置において、
前記時刻管理部は、前記算出した現在時刻情報に基づいて、前記時刻生成部が生成している時刻情報を補正することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の移動体装置において、
前記GPS受信部は、前記GPS衛星から受信した時間情報及び前記時刻管理部が算出した現在時刻情報に基づいて測位を行うことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の移動体装置において、
前記時刻管理部は、前記移動体において、GPS測位イベント発生を契機として、前記記憶部へのフレーム情報及びフレーム受信時刻情報の記憶、又は前記現在時刻情報の算出を行うことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の移動体装置において、
前記時刻管理部は、高精度な時刻を必要とするイベント発生を契機として、前記記憶部へのフレーム情報及びフレーム受信時刻情報の記憶、又は前記現在時刻情報の算出を行うことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の移動体装置において、
前記高精度な時刻を必要とするイベントとは、タイマーによるイベント、通信イベント又はセル移動判定であることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の移動体装置において、
前記GPS受信部は、複数の前記GPS衛星から時間情報を受信し、
前記時刻管理部は、複数の前記GPS衛星から受信した時間情報に基づいて前記GPS受信部による測位が成功した場合、当該測位の結果得られた時刻情報に基づいて前記記憶部にフレーム受信時刻情報を記憶し、測位が失敗した場合、1つの前記GPS衛星から受信したZcount情報に基づいて前記記憶部にフレーム受信時刻情報を記憶することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の移動体装置において、
前記時刻管理部は、前記GPS受信部によって測位を簡易にできると判断した場合に、フレーム情報及びフレーム受信時刻情報を前記記憶部に記憶することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項から請求項のいずれか1項に記載の移動体装置において、
前記時刻管理部は、複数の前記基地局から受信したフレーム情報に基づいて、基地局毎に現在の推定時刻情報を算出し、当該推定時刻情報に基づいて前記現在時刻情報を算出することを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、GPS衛星、基地局、並びに当該GPS衛星及び基地局と通信する移動体装置を有する高精度時刻生成システムであって、
前記移動体装置は、
前記GPS衛星から時間情報を受信するGPS受信部と、
フレーム毎に付され一定の周期で繰り返すフレーム番号情報を有するフレーム情報を前記基地局から受信するフレーム受信部と、
前記フレーム受信部が受信したフレーム情報、当該フレーム情報の受信時刻について前記GPS受信部が受信した時間情報に基づいて算出されたフレーム受信時刻情報、及び前記フレーム番号の繰り返しの周期情報であるフレーム番号周回時間情報が記憶される記憶部と、
所定の周波数のクロックを発生させ、発生したクロックに基づいて時刻情報を生成する時刻生成部と、
前記記憶部に記憶されたフレーム情報、フレーム受信時刻情報及びフレーム番号周回時間情報、並びに前記時刻生成部が生成している時刻情報に基づいて、現在時刻情報を算出する時刻管理部とを備え
前記フレーム受信部は、複数の前記基地局からフレーム情報を受信し、
前記記憶部に記憶されたフレーム情報は、当該フレーム情報を送信した基地局のID情報を有し、
前記時刻管理部は、前記記憶部に記憶されたフレーム情報についてのフレーム受信時刻情報が示す時刻から、当該フレーム情報が有する前記基地局のID情報と同じID情報を有するフレーム情報を前記フレーム受信部が受信するまでの経過時間を示す経過時間情報を、前記時刻生成部が生成する前記時刻情報によって算出し、当該経過時間情報及び前記フレーム番号周回時間情報に基づいてフレーム番号周回数情報を算出し、当該フレーム番号周回数情報に基づいて現在時刻情報を算出することを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、高精度時刻生成方法において、
GPS衛星及び基地局と通信する移動体装置における高精度時刻生成方法であって、
前記GPS衛星から時間情報を受信するGPS受信ステップと、
フレーム毎に付され一定の周期で繰り返すフレーム番号情報を有するフレーム情報を前記基地局から受信するフレーム受信ステップと、
前記フレーム受信ステップで受信したフレーム情報、当該フレーム情報の受信時刻について前記GPS受信ステップが受信した時間情報に基づいて算出されたフレーム受信時刻情報、及び前記フレーム番号の繰り返しの周期情報であるフレーム番号周回時間情報が記憶される記憶ステップと、
所定の周波数のクロックを発生させ、発生したクロックに基づいて時刻情報を生成する時刻生成ステップと、
前記記憶ステップに記憶されたフレーム情報、フレーム受信時刻情報及びフレーム番号周回時間情報、並びに前記時刻生成ステップで生成している時刻情報に基づいて、現在時刻情報を算出する時刻管理ステップとを備え
前記フレーム受信ステップでは、複数の前記基地局からフレーム情報を受信し、
前記記憶ステップで記憶されたフレーム情報は、当該フレーム情報を送信した基地局のID情報を有し、
前記時刻管理ステップでは、前記記憶ステップで記憶されたフレーム情報についてのフレーム受信時刻情報が示す時刻から、当該フレーム情報が有する前記基地局のID情報と同じID情報を有するフレーム情報を前記フレーム受信ステップで受信するまでの経過時間を示す経過時間情報を、前記時刻生成ステップで生成される前記時刻情報によって算出し、当該経過時間情報及び前記フレーム番号周回時間情報に基づいてフレーム番号周回数情報を算出し、当該フレーム番号周回数情報に基づいて現在時刻情報を算出することを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、高精度な時間を長期間に渡って生成することを安価に実現する移動体装置、システム、及び方法を提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明の好適な一実施形態を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は本実施形態に限定されない。
まず、構成について説明する。
図1に、本発明に係る高精度時刻生成システムの構成の一例を示す。高精度時刻生成システム100は、複数の移動体間の通信、及び各移動体のGPSによる測位を可能とするシステムである。高精度時刻生成システム100は、移動体1、基地局2、及びGPS衛星3を備える。図示しないが、高精度時刻生成システム100は、基地局2及びGPS衛星3をそれぞれ複数備えることとしてもよい。
移動体1は、携帯電話等の移動端末装置である。移動体1は、基地局2を介して他の移動体等と通信可能であり、GPS衛星3との通信により自身の位置を測位可能である。
ここで、図2に、移動体1のハードウェア構成の一例を示す。移動体1は、CPU(Central Processing Unit)102、メモリ103、記憶部104、クロック発生装置105、時計管理装置106、WCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)通信装置107、GPS受信装置108、表示装置109、入力装置110、及び電源装置111を備え、各構成はバス101によって接続されている。なお、本実施形態においては、WCDMAシステムにおけるWCDMA通信装置を例として本発明を説示するが、本発明の課題・目的並びに課題を解決するための手段から明らかであるように、他の通信システムの通信装置においても本発明を適用することができる。
CPU102は、メモリ103や記憶部104等に記憶された制御プログラム等に従って、移動体1に備える各構成の全体制御を行う。メモリ103は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等である。記憶部104は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)等である。クロック発生装置105は、発振回路や分周回路等で構成され、所定の周波数のクロック信号を生成する。クロック発生装置105は、移動体1の製造コストを抑えるために、例えば、5ppm程度の時間精度で構成される。時計管理装置106は、クロック発生装置105が生成したクロック信号に基づいて、現在時刻等の時間情報を生成・管理する装置である。WCDMA通信装置107は、WCDMAの通信規格に従って移動体1の外部装置と通信を行うための通信デバイスである。GPS受信装置108は、GPS衛星から発信されたGPS信号を受信する通信デバイスである。表示装置109は、液晶表示装置等で構成され、各種情報を表示する装置である。入力装置110は、ボタンやマイク等で構成され、各種入力を受け付ける装置である。電源装置111は、電池等で構成され、移動体1の各構成が必要とする電力を供給する装置である。
図1に示すように、移動体1は、機能的な構成として、通信部11、及びGPS受信部12、クロック13、時刻管理部14を備える。
通信部11は、WCDMA通信装置107等を介して、基地局2からフレームの受信を行う。通信部11は、基地局2から受信したフレームのフレーム情報の読み取り等を行う。フレーム情報には、フレーム番号等が含まれる。
GPS受信部12は、GPS受信装置108等を介して、GPS衛星3から送信されたGPS信号を受信する。GPS受信部12は、GPS衛星の高精度な時間情報の取得、及び受信したGPS信号から移動体1の位置の測位等を行う。GPS衛星の時間情報を取得する方法は、2種類ある。すなわち、複数(3基以上)のGPS衛星から送信された信号から時間情報を算出する方法、及び単一のGPS衛星から送信された信号が有する時間情報をデコードすることにより取得する方法である。前者は一般的に、高精度な時間情報が得られるが、3基以上の衛星の信号を受信できる環境に限られる。後者は、前者と比較すると伝播時間等の影響により時間精度が落ちる。しかし、後者は、1基のGPS衛星の信号からGPS時刻(ZCOUNT)情報を取得できるため、室内などの窓際で1基のGPS衛星からしか信号を受信できない場合等に有効である。
クロック13は、クロック発生装置105及び時計管理装置106等によって時刻情報を生成する時刻生成部である。
時刻管理部14は、通信部11から受信したフレームのフレーム情報とGPS受信部12から受信した時間情報とを対応付け、フレーム−時刻対応情報として保持する。保持されたフレーム−時刻対応情報は、記憶部104等に記憶される。時間情報は、UTC(Coordinated Universal Time)時間やGPS時間等で表される。時刻管理部14は、GPS受信部12等から受信した高精度な時間情報によってクロック13が生成している時刻情報を補正する。時刻管理部14は、保持しているフレーム−時刻対応情報及びクロック13が生成している現在時刻情報から、通信部11が将来受信するフレームの受信時刻情報を算出する。この受信時刻情報の算出方法の詳細は、後述する。時刻管理部14は、通信部11から受信したフレーム情報及び保持しているフレーム−時刻対応情報に基づいて、クロック13が生成している時刻情報を補正する。この時刻情報の補正方法の詳細は、後述する。
基地局(BTS)2は、電話網などの通信網の末端装置である。BTS2は、通信を行うためのフレームを生成し、そのフレームを移動体1へ送信する。フレームは一定の間隔で、例えば、10msec毎に1つ作成される。各フレームには、一定の周期、例えば、1から4096を1周期とするフレーム番号が繰り返し付される。BTS2は、フレームを生成するクロック21を機能構成として備える。クロック21は、移動体1に備えるクロック13よりも高精度(例えば、0.05ppm程度)な時間精度を持つ。そのため、クロック21によって生成されるフレームは、繰り返し時間の精度が高い。
GPS衛星3は、GPSに使用される衛星であり、高精度な時刻情報であるGPS時刻情報を含むデータを電波で地上に発信する。
次に、動作について説明する。
図3に、フレーム−時刻対応情報が移動体1の時刻管理部14に登録される際に、システム100を構成する各要素間で行われる処理の相互作用の一例を時系列に示す。なお、移動体1の動作の全体制御は、記憶部104等に記憶された制御プログラム等に基づいてCPU102が行う。
この処理は、タイマーによるイベント発生、通信イベント発生、セル移動判定、移動判定、GPS測位イベント発生等の高精度な時刻を必要とするイベント発生を契機に開始する(ステップS31)。ここで、高精度な時刻とは、移動体に搭載されている時計から取得する時刻よりも誤差の小さい時刻のことをいう。
まず、GPS受信部12及び通信部11が起動される(ステップS32、S33)。次いで、GPS受信部12は、GPS衛星3から発信された高精度な時刻情報を含むGPS信号を受信する(ステップS34)。次いで、GPS受信部12は、GPS衛星3から受信したGPS信号からGPS時刻情報t0を取得する(ステップS35)。
次いで、時刻管理部14は、GPS時刻情報t0をGPS受信部12から取得する(ステップS36)。
次いで、GPS時刻情報t0が示す時刻から一定の時間が経過した後、時刻管理部14は、クロック13から現在時刻情報t1を取得する(ステップS37)。
更に、時刻管理部14は、時刻情報t1の取得と同時に、BTS2から通信部11によって取得されたフレームの情報からフレーム番号f1、BTS ID情報及び推定誤差情報σを取得する(ステップS38)。BTS ID情報は、BTS2を特定するID情報である。推定誤差情報σは、各種処理の処理時間等によって発生する時間誤差としてシステム設計時に設定されたパラメータである。
次いで、時刻管理部14は、取得した時刻情報t1、フレーム番号f1、BTS ID、及び推定誤差情報σをフレーム−時刻対応情報として登録する(ステップS39)。登録された情報は記憶部104に記憶される。時刻情報t1が示す時刻に受信したフレームのフレーム番号がフレーム番号f1となるように、移動体1内で行われる処理上の遅延等を考慮して、フレーム−時刻対応情報の登録処理は実装される。フレーム−時刻対応情報の登録は、BTS ID毎に行う。
以上のフレーム−時刻対応情報の登録処理によれば、高精度な時刻情報であるGPS時刻情報に基づいて、フレーム−時刻対応情報を時刻管理部14へ登録することができる。
図4に、移動体1のクロック13が生成している現在時刻が補正される際に、システム100を構成する各要素間で行われる処理の相互作用の一例を時系列に示す。なお、移動体1の動作の全体制御は、記憶部104等に記憶された制御プログラム等に基づいてCPU102が行う。
この処理は、移動体1において、現在時刻情報を必要とするイベントの発生等を契機として開始する(ステップS41)。
まず、時刻管理部14は、クロック13から現在時刻情報tnを取得する。従って、tnは、クロック13の精度に依存した時間精度である。更に、時刻管理部14は、時刻情報tnの取得と同時に、BTS2から通信部11によって取得されたフレームの情報からフレーム番号fn及びBTS ID情報を取得する(ステップS42)。
次いで、時刻管理部14は、取得されたBTS ID情報と同じBTS ID情報がフレーム−時刻対応情報として登録されていることを確認する(ステップS43)。すなわち、時間管理部14にBTS2のBTS ID情報が登録されていることを確認する。
次いで、ステップS43にてBTS ID情報が登録されていることが確認された場合、時刻管理部14は、フレーム番号がfnであるフレームを受信してから、所定の数(例えば1つ)のフレームを受信した後に受信する予定であるフレームのフレーム番号fn'を算出する。更に時刻管理部14は、フレーム番号がfn'であるフレームを受信する時刻情報tn'を算出する(ステップS44)。
ここで、フレーム番号がfnであるフレームを受信してから1つのフレームを受信した後に受信する予定であるフレームのフレーム番号をfn'とした場合、時刻情報tn'の具体的な算出方法の例は次の通りである。まず、ステップS43で確認されたBTS2のフレーム−時刻対応情報が有する時刻情報t1が示す時刻から時刻情報tnが示す時刻までの経過時間の間のフレーム番号周回数Nを算出する。フレーム番号周回数Nは、所定の経過時間内に通信部11が受信したフレームのフレーム番号が周回した回数として算出された数値に最も近い整数値である。フレーム番号周回数Nは、次の式で表されるN1によって算出された値を小数点第1位で四捨五入した値である。
N1=(tn−t1)/40960 (1)
ここで、時刻情報t1、tnの単位は、ミリ秒(msec)である。定数値40960は、フレーム番号が1回周回するのに要する時間(msec)であるフレーム番号周回時間である。フレーム番号周回時間の値は、前述したフレーム番号の1周期あたりの数を4096、BTS2によってフレーム1つが生成される時間を10msecとした場合の値である。
次いで、時刻情報tn'は、算出されたフレーム番号周回数Nを用いて、例えば次の式によって算出される。
tn'=40960N+t1+10(fn'−f1) (2)
式(1)及び式(2)を用いてtn'を算出する場合の具体例を示す。例えば、時刻情報t1(絶対時間)が「10000」(msec)、フレーム番号f1が「500」、時刻情報tn(絶対時間)が「132380」(msec)、フレーム番号fnが「450」である場合、N1は、「2.987792969」であり、フレーム番号周回数Nは、「3」である。このとき、fn'=fn+1とすると、tn'は「132390」であり、fn'は「451」である。なお、フレーム番号周回時間等、上記算出に必要な各種情報は、記憶部104に記憶されている。
ステップS44の後、時刻管理部14は、フレーム番号がfn'であるフレームが通信部11によって受信されたタイミングで、クロック13が生成している現在時刻情報をtn'で補正し(ステップS45)、この処理は終了する。
図5に、移動体1に備えるクロック13が生成する時刻情報と移動体1がフレーム番号周回数Nから算出した時間情報の関係を示す。横軸は時間軸であり、右に進むにつれて、時間の経過を示す。
移動体1に備えるクロック13の時間精度は、高精度ではない。従って、クロック13が生成する現在時刻情報は、GPS衛星3から受信した高精度な時刻情報t0で更新された後、時間の経過と共に現在時刻の精度が低下する。一方、BTS2に備えるクロック21は、高精度である。そのため、クロック21によって生成されるフレームは、繰り返し時間の精度が高い。従って、移動体1がBTS2から受信したフレーム情報のフレーム番号の周回数に基づいて算出される時間情報は、クロック13が生成する現在時刻情報と比較して高精度である。
ここで、移動体1の時刻管理部14にフレーム−時刻対応情報が登録された時刻をt1、t1から一定時間が経過した後にクロック13によって生成される時刻をtn、時刻t1の時に移動体1が受信したフレームのフレーム番号をf1、t1から一定時間が経過した後に移動体1が受信したフレームのフレーム番号をfnとする。この場合、t1とtnの時刻差である△t_msより、フレーム番号の周回数に基づいて算出した時間差△t_btsの方が高精度である。
そのため、時刻t1から△t_btsの時間が経過した後、クロック13が生成している現在時刻を、t1に△t_btsを加えた時刻で補正することによって、クロック21相当の精度に現在時刻が補正されることになる。
なお、BTS2から移動体1へフレームが送信される際の伝播遅延が時間の誤差となるが、数kmのセル半径を想定しても、誤差は数μ秒である。そのため、伝播遅延が与える誤差の影響は小さい。
以上のように、高精度なクロックを保持するBTSのフレーム情報を利用して時刻補正を行うことにより、安価なクロックをもつ移動体においても高精度な時間を得ることができる。将来的に、移動体による位置情報の利用頻度が現在以上に高くなり、測位の頻度が高くなった場合には、その時刻補正の間隔が短くなるため、高精度な時刻を維持できる期間が必然的に長くなることが期待される。また、移動体によって高精度な時刻が維持されている間は、GPSによる測位も高速に実現することが可能である。従って、移動体による位置情報の利用頻度が高くなるほど、本発明の効果は大きくなることが期待される。
ここで、クロックの累積誤差のシミュレーションを行う。例えば、移動体1に備えるクロック13の精度が5ppmである場合、1秒以内の誤差を維持できる時間は、200秒である。BTS2に備えるクロック21の精度が0.05ppmである場合、1秒以内の誤差を維持できる時間は、20,000秒である。この場合、クロック13とクロック21とでは、精度を維持することができる時間に100倍の精度差がある。
また、本発明を実装するに際して、フレーム−時刻対応情報の登録、フレーム番号の周回数等に基づいた現在時刻情報の算出等が移動体1にて行われるため、移動体のみ本発明特有のものとして実装すればよく、BTSはGPSと同期しない従来技術のものを用いることができる。そのため、BTSがGPSと同期するための高価な設備が必要となる高精度時刻維持方法と比較して、非常に低いコストで本発明を実装することができる。
図6に、GPSの測位に利用される時刻を補正する際に、システム100が行う処理の一例を時系列に示す。なお、移動体1の動作の全体制御は、記憶部104等に記憶された制御プログラム等に基づいてCPU102が行う。
この処理は、移動体1において、測位イベントの発生を契機に開始する(ステップS61)。まず、ステップS62からステップS64の処理が行われるが、これらの処理は、図4のステップS42からステップS44の処理とそれぞれ同様である。
次いで、GPS受信部12は、時刻管理部14から出力されたフレーム番号fn'及び時刻情報tn'を保持する(ステップS65)。次いで、通信部11が、フレーム番号がfn'であるフレームを受信したタイミングで、GPS受信部12は、測位演算で用いる時刻を時刻情報tn'で補正し(ステップS66)、この処理は終了する。
このように、時刻管理部14で算出された時刻情報tn'によって、測位演算に用いられる時刻情報を補正することによって、高精度な時刻情報を利用して測位演算を行うことができる。
次に、図7から図11を参照して、本実施形態を発展させた例を説明する。
図7に、何らかの通信イベントが移動体1で発生したことを契機として時刻補正を行う場合に、移動体1で行われる処理のフローの一例を示す。なお、処理の全体制御は、記憶部104等に記憶された制御プログラム等に基づいてCPU102が行う。
まず、何らかの通信イベントが移動体1で発生する(ステップS71)。通信イベントとしては、例えば、音声通話、メール、i−mode(登録商標)、i.ch(登録商標)、セル移動、セルサーチ等が考えられる。以降の説明においても同様である。
次いで、通信部11によって基地局チャネル情報が取得される(ステップS72)。次いで、通信部11によってフレーム情報が取得された場合(ステップS73;Yes)、クロック13が生成している現在時刻が補正され(ステップS74)、この処理は終了する。また、通信部11によってフレーム情報が取得されなかった場合(ステップS73;No)、この処理は終了する。ステップS74における時刻補正の処理は、図4と同様である。
このように、何らかの通信イベントが移動体1発生したことを契機として時刻補正を行うことによって、移動体1の電力消費を効率化することができ、消費電力の低減を図ることができる。
図8に、何らかの通信イベントが移動体1で発生したことを契機としてフレーム−時刻対応情報が登録される場合に、移動体1で行われる処理のフローの一例を示す。なお、処理の全体制御は、記憶部104等に記憶された制御プログラム等に基づいてCPU102が行う。
まず、何らかの通信イベントが移動体1で発生する(ステップS81)。次いで、通信部11によって基地局チャネル情報が取得される(ステップS82)。次いで、新規基地局の情報が検出された場合(ステップS83;Yes)、GPS測位による時刻補正、又は、基地局から受信したフレーム情報と既知のフレーム時刻対応情報に基づいて図7に示した手段による時刻補正が行われ(ステップS84)、フレーム−時刻対応情報の登録が行われ(ステップS85)、この処理は終了する。また、新規基地局の情報が検出されなかった場合(ステップS83;No)、この処理は終了する。なお、ステップS84の処理はオプションであり、実施されないこととしてもよい。
また、ステップS85におけるフレーム−時刻対応情報の登録の処理は、図3と同様である。以降の説明においても同様である。
このように、何らかの通信イベントが移動体1発生したことを契機としてフレーム−時刻対応情報の登録を行うことによって、移動体1の電力消費を効率化することができ、消費電力の低減を図ることができる。
図9に、移動体1において、GPSによる測位の成否によって、異なる方法による時刻補正を行う処理のフローの一例を示す。なお、処理の全体制御は、記憶部104等に記憶された制御プログラム等に基づいてCPU102が行う。
まず、GPS受信部12が起動され、測位を行う処理が開始される(ステップS91)。次いで、測位に必要な数のGPS衛星3から必要な情報が受信され、測位が成功した場合(ステップS92;Yes)、受信された情報からGPS時刻情報が取得され(ステップS93)、取得されたGPS時刻情報に基づいて時刻補正が行われ(ステップS94)、この処理は終了する。なお、時刻補正の処理は、図4と同様である。以降の説明においても同様である。
また、ステップS92において、測位に必要な数のGPS衛星3から必要な情報が受信されなかったこと等を原因として、測位が成功しなかった場合(ステップS92;No)、ステップS95へ進む。次いで、少なくとも1つのGPS衛星3からZcountが取得された場合(ステップS95;Yes)、そのZcountからGPS時刻情報が取得され(ステップS96)、取得されたGPS時刻情報に基づいて時刻補正が行われ(ステップS94)、この処理は終了する。また、GPS衛星3からZcountが取得されなかった場合(ステップS95;No)、この処理は終了する。
以上のように、GPSによる測位が成功しなかった場合であっても、少なくとも1つのGPS衛星3から取得されたZcountに基づいて時刻補正が行われる。これによって、移動体1が屋内の窓際に位置していること等により測位が困難な場合においても、GPS衛星3からの高精度な時刻情報を取得して時刻補正をすることが可能となる。
図10に、移動体1が測位を簡易にできる(測位が成功する見込みが大きい)条件にあるときに、高精度な時刻情報でフレーム−時刻対応情報の登録を行う処理のフローの一例を示す。なお、処理の全体制御は、記憶部104等に記憶された制御プログラム等に基づいてCPU102が行う。
測位を簡易にできる状態にあるときの条件として、移動体1は、有効なアルマナック(Almanac)情報、概略位置情報(150km以下程度の精度)、時刻情報(3秒以下程度の精度)等を記憶部104等に記憶して保持していることが必要である。アルマナック情報とは、GPSを構成しているGPS衛星の概略の軌道情報である。
タイマー等のイベントの発生等によって、この処理は開始する。まず、移動体1が保持するアルマナック情報によって、GPS受信部12が受信したデータからGPS衛星がサーチされる(ステップS101)。次いで、GPS衛星のサーチの結果、測位が成功する見込みが大きい、又は可視衛星が多いと判断された場合(ステップS102;Yes)、測位に必要なアシスト情報が取得され(ステップS103)、測位が行われ(ステップS104)、フレーム−時刻対応情報の登録が行われ(ステップS105)、この処理は終了する。
また、ステップS102において、GPS衛星のサーチの結果、測位が成功する見込みが少なく、且つ可視衛星が少ないと判断された場合(ステップS102;No)、この処理は終了する。
以上のように、測位を簡易にできる条件にある場合に、通信部11を介して情報を取得せず、アルマナック情報のみを用いてGPS衛星をサーチして測位を行う。これによって、測位の見込みがない時の通信電力を削減することができる。
図11に、複数の基地局(BTS)についてのフレーム−時刻対応情報が登録されている場合に、各登録情報が有する時間情報の差分についての概念を示す。
通信部11によって新しいBTSaが検出され、BTSaについてのフレーム−時刻対応情報が登録された際に、前回の時刻補正時t0から長時間が経過している場合は、そのフレーム−時刻対応情報として登録される時間情報は精度が低い。
しかし、BTSaについてのフレーム−時刻対応情報を登録してから△tが経過した後に(又はBTSaについてのフレーム−時刻対応情報の登録と同時に)BTSbについてのフレーム−時刻対応情報が登録されている場合、2つの登録情報間の時間情報の差分時間情報△tの精度は高精度である。当該2つの登録情報は、GPS時刻に基づいて登録されているためである。
従って、BTSa及びBTSbについてのフレーム−時刻対応情報が有する時刻情報の差分、或いは認定誤差値を時刻管理部14に登録しておくことによって、次にBTSa又はBTSbのフレーム−時刻対応情報が高精度な時刻情報によって登録がされる際に、他方のBTSのフレーム−時刻対応情報も高精度な時刻情報によって更新することができる。
(変形例1)
上記の実施形態の変形である変形例1を図12及び図13を参照して説明する。上記の実施形態では、1つのBTSについてのフレーム−時刻対応情報に基づいて時刻補正を行うこととしたが、変形例1では、複数のBTSについてのフレーム−時刻対応情報に基づいて時刻補正を行う。
図12に、時刻管理部14にフレーム−時刻対応情報として登録されている情報の一例を示す。例えば、#1には、フレーム受信時刻t1(絶対時間(msec))が「10000」、フレーム番号f1が「500」、BTS IDが「b」、推定誤差σが「0.01」であり、現在フレーム受信中ではないフレーム−時刻対応情報が登録されている。また、現在フレーム受信中であるのは、BTS IDが「c」、「d」、「e」であるBTSからのフレームである。
図13に、複数のBTSについてのフレーム−時刻対応情報に基づいて時刻補正が行われる際に、移動体1と複数のBTS(BTSc、BTSd及びBTSe)との間、及び移動体1内で行われる処理の相互作用を時系列に示す。移動体1の動作の全体制御は、記憶部104等に記憶された制御プログラム等に基づいてCPU102が行う。
まず、フレーム−時刻対応情報として時刻管理部14に登録されており、かつ、現在フレーム受信中である複数のBTSに対して、フレーム−時刻対応情報に基づいて将来到着する所定のフレームの到着時刻がそれぞれ算出される(S1301)。
次いで、BTScは、フレームfNを送信する(ステップS1302)。次いで、移動体1に備える通信部11は、フレームfNを受信する(ステップS1303)。次いで、移動体1に備える時刻管理部14は、通信部11がBTScから受信したフレームfNの情報に基づいて、BTScの現在の推定時刻を確定し、その確定した推定時刻とその確定時にクロック13が生成している時刻の差分を算出する(ステップS1304)。
次いで、BTSeは、フレームfN'を送信する(ステップS1305)。次いで、移動体1の通信部11は、フレームfN'を受信する(ステップS1306)。次いで、移動体1の時刻管理部14は、通信部11がBTSeから受信したフレームfN'の情報に基づいて、BTSeの現在の推定時刻を確定し、その確定した推定時刻とその確定時にクロック13が生成している時刻の差分を算出する(ステップS1307)。
次いで、BTSdは、フレームfN''を送信する(ステップS1308)。次いで、移動体1の通信部11は、フレームfN''を受信する(ステップS1309)。次いで、移動体1の時刻管理部14は、通信部11がBTSdから受信したフレームfN''の情報に基づいて、BTSdの現在の推定時刻を確定し、その確定した推定時刻とその確定時にクロック13が生成している時刻の差分を算出する(ステップS1310)。
次いで、時刻管理部14は、ステップS1304、S1307及びS1310で確定及び算出した推定時刻及び時刻差分に基づいて、現在時刻の平均値を算出する。そしてその算出された平均値に基づいて、クロック13が生成している現在時刻を補正する(ステップS1311)。
なお、フレームfN、fN'、fN''のそれぞれを通信部11が受信する推定時刻の算出(ステップS1304)から推定時刻確定(ステップS1304、S1307、S1310)までの時間間隔は短いものとする。そのため、推定時刻の算出から確定を行うまでの時間精度の低下は少ない。
以上のように、変形例1によれば、複数のBTSから送信されたフレーム情報に基づいて現在時刻を算出するため、より精度の高い時刻で現在時刻を補正することができる。
また、このように変形例1において、推定時刻及び時刻の差分から算出された平均値に基づいて、現在時刻を補正することとしたが、この方式に限定されず、推定時刻及び時刻の差分から中央値を算出し、算出された中央値に基づいて、現在時刻を補正することとしてもよい。そのようにすることで、より精度の高い時刻で現在時刻を補正することができる。
また、フレーム受信中であるBTSについての複数のフレーム−時刻対応情報に基づいて現在時刻を補正することとしているが、図12における時刻t1の値が最近であるフレーム−時刻対応情報に基づいて時刻補正を行うこととしてもよい。そのようにすることで、より精度の高い時刻で現在時刻を補正することができる。
(変形例2)
次に、変形例2について図14を参照して説明する。変形例2では、登録されているフレーム−時刻対応情報が有する時刻情報t1の時間精度に応じて、現在時刻の補正に用いるフレーム−時刻対応情報を判断する実施例である。
図14に、時刻管理部14にフレーム−時刻対応情報として登録されている情報の一例を示す。例えば、#1には、フレーム受信時刻t1(絶対時間(msec))が「10000」、フレーム番号f1が「500」、BTS IDが「b」、推定誤差σが「0.01」であり、フレーム受信時刻t1の時刻精度が「ZCOUNT」であるフレーム−時刻対応情報が登録されている。また、#2には、フレーム受信時刻t1の時刻精度が「GPS測位」であるフレーム−時刻対応情報が登録されている。
ここで、フレーム受信時刻t1の時刻精度が「ZCOUNT」であるフレーム−時刻対応情報は、フレーム−時刻対応情報の登録の際に、GPS測位ができず、1つ(又は2つ)のGPS衛星から取得したZcount情報に基づいた時刻でフレーム受信時刻t1を登録していることを示す。また、フレーム受信時刻t1の時刻精度が「GPS測位」であるフレーム−時刻対応情報は、登録の際にGPS測位が成功し、GPS時刻情報に基づいた時刻でフレーム受信時刻t1を登録していることを示す。Zcount情報よりもGPS測位が成功したことで得られたGPS時刻情報の方が、時刻精度が高い。
変形例2では、複数のフレーム−時刻対応情報が登録されている場合に、時刻精度が「GPS測位」であるものを優先的に時刻補正に用いることとし、「GPS測位」のものがない場合に、「ZCOUNT」であるフレーム−時刻対応情報を用いる。このような変形例によれば、より時刻精度が高いフレーム−時刻対応情報に基づいて現在時刻の補正を行うことができる。
図15に、変形例1及び変形例2を適用した場合に、移動体1において行われる時刻補正処理のフローチャートを示す。処理の全体制御は、記憶部104等に記憶された制御プログラム等に基づいてCPU102が行う。この処理は、移動体1において、通信イベントが発生した際に開始する。
まず、通信部11を介して基地局チャネル情報が取得され(S1501)、取得された情報に基づいて、フレーム受信中であるBTSについてのフレーム−時刻対応情報のうち、時刻精度が「GPS測位」である情報が移動体1の時刻管理部14に登録されているか確認される(ステップS1502)。複数のフレーム−時刻対応情報の登録が確認された場合(ステップS1502;Yes、ステップS1503;Yes)、そのフレーム−時刻対応情報に基づいて算出された推定時刻の平均で現在時刻が補正され(ステップS1504)、この処理は終了する。推定時刻及び平均の算出方法の詳細は、図13と同様である。以降の処理においても同様である。
フレーム受信中であるBTSについてのフレーム−時刻対応情報のうち、時刻精度が「GPS測位」である情報が時刻管理部14に1つ登録されている場合(ステップS1502;Yes、ステップS1503;No)、そのフレーム−時刻対応情報に基づいて算出された推定時刻に基づいて現在時刻が補正され(ステップS1505)、この処理は終了する。
時刻精度が「GPS測位」である情報が移動体1の時刻管理部14に登録されていない場合(ステップS1502;No)、時刻精度が「GPS測位」であるフレーム−時刻対応情報が登録されているか確認される(ステップS1506)。登録されていない場合(ステップS1506;No)、この処理は終了する。
時刻精度が「GPS測位」であるフレーム−時刻対応情報の登録が複数確認された場合(ステップS1507;Yes)、そのフレーム−時刻対応情報に基づいて算出された推定時刻の平均で現在時刻が補正され(ステップS1508)、この処理は終了する。
時刻精度が「GPS測位」であるフレーム−時刻対応情報の登録が1つ確認された場合(ステップS1507;No)、そのフレーム−時刻対応情報に基づいて算出された推定時刻に基づいて現在時刻が補正され(ステップS1509)、この処理は終了する。
なお、以上のような処理フローに限定されず、時刻精度が「GPS測位」であるものが複数登録されていない場合は、「ZCOUNT」である複数のフレーム−時刻対応情報に基づいて平均を算出して時刻補正をし、「ZCOUNT」であるフレーム−時刻対応情報も複数登録されていない場合は、時刻補正をしないこととしてもよい。
本発明におけるシステム構成の一例を示すブロック図である。 本発明における移動体のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 本発明におけるシステムを構成する各要素間で行われる処理の相互作用の一例を示すシーケンス図である。 本発明におけるシステムを構成する各要素間で行われる処理の相互作用の一例を示すシーケンス図である。 移動体に備えるクロックが生成する時刻情報と移動体がフレーム番号周回数から算出した時間情報の関係を示す概念図である。 本発明におけるシステムを構成する各要素間で行われる処理の相互作用の一例を示すシーケンス図である。 本発明における移動体の処理の一例を示すフローチャートである。 本発明における移動体の処理の一例を示すフローチャートである。 本発明における移動体の処理の一例を示すフローチャートである。 本発明における移動体の処理の一例を示すフローチャートである。 複数の基地局(BTS)についてのフレーム−時刻対応情報が登録されている場合に、各登録情報が有する時間情報の差分についての概念を示す概念図である。 本発明の実施形態における変形例において、フレーム−時刻対応情報として登録されている情報の一例を示すテーブルである。 本発明の実施形態における変形例において、システムを構成する各要素間で行われる処理の相互作用の一例を示すシーケンス図である。 本発明の実施形態における変形例において、フレーム−時刻対応情報として登録されている情報の一例を示すテーブルである。 本発明の実施形態における変形例において、移動体の処理の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 移動体
2 基地局
3 GPS衛星
11 通信部
12 GPS受信部
13、21 クロック
14 時刻管理部
100 高精度時刻生成システム
101 バス
102 CPU
103 メモリ
104 記憶部
105 クロック発生装置
106 時計管理装置
107 WCDMA通信装置
108 GPS受信装置
109 表示装置
110 入力装置
111 電源装置

Claims (11)

  1. GPS衛星及び基地局と通信する移動体装置であって、
    前記GPS衛星から時間情報を受信するGPS受信部と、
    フレーム毎に付され一定の周期で繰り返すフレーム番号情報を有するフレーム情報を前記基地局から受信するフレーム受信部と、
    前記フレーム受信部が受信したフレーム情報、前記GPS受信部が受信した時間情報に基づいて算出された前記フレーム情報の受信時刻についてのフレーム受信時刻情報、及び前記フレーム番号の繰り返しの周期情報であるフレーム番号周回時間情報が記憶される記憶部と、
    所定の周波数のクロックを発生させ、発生したクロックに基づいて時刻情報を生成する時刻生成部と、
    前記記憶部に記憶されたフレーム情報、フレーム受信時刻情報及びフレーム番号周回時間情報、並びに前記時刻生成部が生成している時刻情報に基づいて、現在時刻情報を算出する時刻管理部と
    を備え
    前記フレーム受信部は、複数の前記基地局からフレーム情報を受信し、
    前記記憶部に記憶されたフレーム情報は、当該フレーム情報を送信した基地局のID情報を有し、
    前記時刻管理部は、前記記憶部に記憶されたフレーム情報についてのフレーム受信時刻情報が示す時刻から、当該フレーム情報が有する前記基地局のID情報と同じID情報を有するフレーム情報を前記フレーム受信部が受信するまでの経過時間を示す経過時間情報を、前記時刻生成部が生成する前記時刻情報によって算出し、当該経過時間情報及び前記フレーム番号周回時間情報に基づいてフレーム番号周回数情報を算出し、当該フレーム番号周回数情報に基づいて現在時刻情報を算出すること
    を特徴とする移動体装置。
  2. 前記時刻管理部は、前記算出した現在時刻情報に基づいて、前記時刻生成部が生成している時刻情報を補正することを特徴とする請求項1記載の移動体装置。
  3. 前記GPS受信部は、前記GPS衛星から受信した時間情報及び前記時刻管理部が算出した現在時刻情報に基づいて測位を行うことを特徴とする請求項1記載の移動体装置。
  4. 前記時刻管理部は、前記移動体において、GPS測位イベント発生を契機として、前記記憶部へのフレーム情報及びフレーム受信時刻情報の記憶、又は前記現在時刻情報の算出を行うこと
    を特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の移動体装置。
  5. 前記時刻管理部は、高精度な時刻を必要とするイベント発生を契機として、前記記憶部へのフレーム情報及びフレーム受信時刻情報の記憶、又は前記現在時刻情報の算出を行うこと
    を特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の移動体装置。
  6. 前記高精度な時刻を必要とするイベントとは、タイマーによるイベント、通信イベント又はセル移動判定であること
    を特徴とする請求項に記載の移動体装置。
  7. 前記GPS受信部は、複数の前記GPS衛星から時間情報を受信し、
    前記時刻管理部は、複数の前記GPS衛星から受信した時間情報に基づいて前記GPS受信部による測位が成功した場合、当該測位の結果得られた時刻情報に基づいて前記記憶部にフレーム受信時刻情報を記憶し、測位が失敗した場合、1つの前記GPS衛星から受信したZcount情報に基づいて前記記憶部にフレーム受信時刻情報を記憶すること
    を特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の移動体装置。
  8. 前記時刻管理部は、前記GPS受信部によって測位を簡易にできると判断した場合に、フレーム情報及びフレーム受信時刻情報を前記記憶部に記憶することを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の移動体装置。
  9. 前記時刻管理部は、複数の前記基地局から受信したフレーム情報に基づいて、基地局毎に現在の推定時刻情報を算出し、当該推定時刻情報に基づいて前記現在時刻情報を算出することを特徴とする請求項から請求項のいずれか1項に記載の移動体装置。
  10. GPS衛星、基地局、並びに当該GPS衛星及び基地局と通信する移動体装置を有する高精度時刻生成システムであって、
    前記移動体装置は、
    前記GPS衛星から時間情報を受信するGPS受信部と、
    フレーム毎に付され一定の周期で繰り返すフレーム番号情報を有するフレーム情報を前記基地局から受信するフレーム受信部と、
    前記フレーム受信部が受信したフレーム情報、当該フレーム情報の受信時刻について前記GPS受信部が受信した時間情報に基づいて算出されたフレーム受信時刻情報、及び前記フレーム番号の繰り返しの周期情報であるフレーム番号周回時間情報が記憶される記憶部と、
    所定の周波数のクロックを発生させ、発生したクロックに基づいて時刻情報を生成する時刻生成部と、
    前記記憶部に記憶されたフレーム情報、フレーム受信時刻情報及びフレーム番号周回時間情報、並びに前記時刻生成部が生成している時刻情報に基づいて、現在時刻情報を算出する時刻管理部と
    を備え
    前記フレーム受信部は、複数の前記基地局からフレーム情報を受信し、
    前記記憶部に記憶されたフレーム情報は、当該フレーム情報を送信した基地局のID情報を有し、
    前記時刻管理部は、前記記憶部に記憶されたフレーム情報についてのフレーム受信時刻情報が示す時刻から、当該フレーム情報が有する前記基地局のID情報と同じID情報を有するフレーム情報を前記フレーム受信部が受信するまでの経過時間を示す経過時間情報を、前記時刻生成部が生成する前記時刻情報によって算出し、当該経過時間情報及び前記フレーム番号周回時間情報に基づいてフレーム番号周回数情報を算出し、当該フレーム番号周回数情報に基づいて現在時刻情報を算出すること
    を特徴とする高精度時刻生成システム。
  11. GPS衛星及び基地局と通信する移動体装置における高精度時刻生成方法であって、
    前記GPS衛星から時間情報を受信するGPS受信ステップと、
    フレーム毎に付され一定の周期で繰り返すフレーム番号情報を有するフレーム情報を前記基地局から受信するフレーム受信ステップと、
    前記フレーム受信ステップで受信したフレーム情報、当該フレーム情報の受信時刻について前記GPS受信ステップが受信した時間情報に基づいて算出されたフレーム受信時刻情報、及び前記フレーム番号の繰り返しの周期情報であるフレーム番号周回時間情報が記憶される記憶ステップと、
    所定の周波数のクロックを発生させ、発生したクロックに基づいて時刻情報を生成する時刻生成ステップと、
    前記記憶ステップに記憶されたフレーム情報、フレーム受信時刻情報及びフレーム番号周回時間情報、並びに前記時刻生成ステップで生成している時刻情報に基づいて、現在時刻情報を算出する時刻管理ステップと
    を備え
    前記フレーム受信ステップでは、複数の前記基地局からフレーム情報を受信し、
    前記記憶ステップで記憶されたフレーム情報は、当該フレーム情報を送信した基地局のID情報を有し、
    前記時刻管理ステップでは、前記記憶ステップで記憶されたフレーム情報についてのフレーム受信時刻情報が示す時刻から、当該フレーム情報が有する前記基地局のID情報と同じID情報を有するフレーム情報を前記フレーム受信ステップで受信するまでの経過時間を示す経過時間情報を、前記時刻生成ステップで生成される前記時刻情報によって算出し、当該経過時間情報及び前記フレーム番号周回時間情報に基づいてフレーム番号周回数情報を算出し、当該フレーム番号周回数情報に基づいて現在時刻情報を算出すること
    を特徴とする高精度時刻生成方法。
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