JP5101539B2 - 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、制御プログラム、記録媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、制御プログラム、記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP5101539B2
JP5101539B2 JP2009020791A JP2009020791A JP5101539B2 JP 5101539 B2 JP5101539 B2 JP 5101539B2 JP 2009020791 A JP2009020791 A JP 2009020791A JP 2009020791 A JP2009020791 A JP 2009020791A JP 5101539 B2 JP5101539 B2 JP 5101539B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
amount
usage amount
color material
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009020791A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010176024A (ja
Inventor
英樹 大西
真 早崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2009020791A priority Critical patent/JP5101539B2/ja
Publication of JP2010176024A publication Critical patent/JP2010176024A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5101539B2 publication Critical patent/JP5101539B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)
  • Color, Gradation (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Description

本発明は、色材を用いて印刷を行う通常モードと通常モードよりも色材の消費量を抑制して前記印刷を行うセーブモード(エコモード)とを有する画像形成装置、この画像形成装置にて扱われる画像データを処理する画像処理装置に関する。
近年、デジタル画像システムが目覚ましい発達を遂げ、デジタル画像処理技術が日々進歩している。例えば、電子写真方式やインクジェット方式等を用いた複写機や複合機においては、印刷の対象となる原稿の種類に応じて最適な画像処理を施すため、文字モード、写真モード、文字写真混在モード等の複数の画像処理モードが設定されている。また、原稿に複数の画像領域が存在する場合、各画像領域の種類を判別する領域分離処理が行われ、各画像領域に対して各画像領域の種類に適した画像処理が行われる。なお、画像領域の種類には、例えば、文字画像を有する文字領域、写真画像を有する写真領域等がある。
一方、通常の印刷を行う通常モードと、トナーを節約する目的でトナー使用量(トナー消費量)を通常モードより抑制して印刷を行うエコモード(セーブモード)とを有するプリンタがある。このようなプリンタにおいては、エコモードが設定された際、印刷物の画質を所定の基準以下に落とさずにトナー使用量を減少させるために、原稿画像の全領域から均一に画素を削除する画像処理(間引き処理等)が行なわれる。そのため、原稿が複数の画像領域(例えば文字領域と写真領域)に分けられ、ある画像領域の重要度が低くて当該画像領域が低画質でも問題ない場合であっても、各画像領域に対するトナー使用量の削減度は一定であるため、重要度の低い画像領域についてはトナー使用量をさらに削減できる余地を残すという問題を有する。なお、トナー使用量の削減度とは、通常モードでのトナー使用量に対するエコモードでのトナー使用量の削減度合を示したものである。
以上の問題を解消するための技術として下記特許文献1および特許文献2が存在する。特許文献1の技術は、入力画像に含まれる文字領域および写真領域を判別し、エコモードが設定された際、文字領域と写真領域とでトナー使用量の削減度(画素削減率)を別々に設定し、設定した各削減度に応じて各画像領域を構成する画素の一部を削除する間引き処理を行うものである。また、特許文献2の技術は、指定されたパターンと生成された画像との論理積を計算し、画像から画素の間引きを行ってインクやトナー等の記録材を削減するものである。また、特許文献2には、文字や図形といったオブジェクトごとで記録材の削減率を異ならせている点も示されている。
特開2005−234391号公報(公開日:2005年9月2日) 特開平9−245150号公報(公開日:1997年9月19日)
前記した削減度が画像領域毎で別々に設定される画像形成装置では、エコモード時において画像領域毎の削減度に基づいて画像領域毎に画像処理を行い、トナー使用量を抑制している。
ここで、利用者が印刷画像全体に対する削減度を制御できるようにすれば、エコモードを有する画像形成装置の利便性はさらに高まることになる。そして、削減度が画像領域毎で別々に設定される画像形成装置において、画像領域毎の削減度を利用者によって指定(入力)可能とする形態を採用すれば、印刷画像全体に対する削減度を一応は変更できることになる。
しかし、削減度を画像領域毎に利用者に指定させる形態の場合、利用者からすれば、画像領域毎に指定した削減度から、印刷画像全体の削減度を認識する事までは困難である。つまり、この場合、利用者からすれば、印刷画像全体の削減度を変更可能ではあっても、当該変更後の印刷画像全体の削減度を認識できないため(どのように変更されるかが認識できない)、印刷画像全体の削減度を制御するまでは困難である。
本発明は、通常モードでのトナー使用量に対するエコモードでのトナー使用量の削減度が画像領域毎に別々に設定される画像形成装置または画像処理装置であっても、印刷画像全体に対する前記削減度を利用者に制御させる事の可能な画像形成装置または画像処理装置を提供することを目的とする。
以上の目的を達成するために、本発明は、色材を用いて画像データの画像を印刷する通常モードと前記通常モードよりも前記色材の使用量を抑制して前記画像を印刷するセーブモードとを有する画像形成装置において扱われる前記画像データを処理する画像処理装置であって、前記通常モード時の前記画像全体の色材使用量に対する前記セーブモード時の前記画像全体の色材使用量の削減度を示した第1色材削減度が指定されると、第1色材削減度および前記画像データに基づき、前記セーブモード時の前記画像全体に対する色材使用量の目標量である目標使用量を求める目標使用量決定部と、前記画像データの画像を複数の画像領域に分離する領域分離部と、前記通常モード時の画像領域の色材使用量に対する前記セーブモード時の画像領域の色材使用量の削減度を示した第2色材削減度を画像領域毎に予め記憶する記憶装置と、画像領域毎に、前記画像データと第2色材削減度とに基づき、前記セーブモード時の画像領域に対する色材使用量の暫定値である暫定使用量を求める暫定使用量決定部と、暫定使用量決定部にて求められた暫定使用量の累計が前記目標使用量よりも少ない場合は各暫定使用量を増加させる増加処理を行い、前記累計が前記目標使用量よりも多い場合は各暫定使用量を減少させる減少処理を行うことにより、前記増加処理または減少処理後の暫定使用量である調整後使用量の累計を前記目標使用量に一致させる使用量調整部と、画像領域毎に、セーブモード時の画像領域の色材使用量が前記調整後使用量に一致するように前記画像データを補正する補正部とを有し、前記使用量調整部は、前記増加処理または前記減少処理において前記暫定使用量が多いほど増加量または減少量が多くなるように各暫定使用量に対する増加量または減少量を決定することを特徴とする。
本発明の構成によれば、前記通常モード時の前記画像全体の色材使用量に対する前記セーブモード時の前記画像全体の色材使用量の削減度を示した第1色材削減度を利用者に指定させることが可能になる。そして、セーブモード時の印刷画像全体に対する色材使用量が前記第1色材削減度に適応したものとなるように、前記第2色材削減度に基づいて求められる各画像領域のセーブモード時の色材使用量(暫定使用量)を画像領域毎に調整(前記増加処理または前記減少処理)していることになる。それゆえ、本発明の構成によれば、通常モードでのトナー使用量に対するエコモードでのトナー使用量の削減度が画像領域毎に別々に設定される画像形成装置または画像処理装置であっても、印刷画像全体に対する前記削減度を利用者に制御させることが可能になるという効果を奏する。
また、本発明の構成によれば、前記増加処理または減少処理によって、セーブモード時の印刷画像全体に対する色材使用量が前記第1色材削減度に適応したものとなるようにしているが、前記増加処理または減少処理においては前記暫定使用量が多いほど増加量または減少量が多くなるように各暫定使用量に対する増加量または減少量を決定している。それゆえ、トナー使用量の多い画像領域ほど前記増加処理または減少処理における増減度を高くしていることになるため、前記増加処理または減少処理によって生じる影響の大きさを全ての画像領域において略均等にでき、前記増加処理または減少処理に起因した局所的な画質劣化の発生を抑制できるという効果を奏する。
なお、前記の画像処理装置にて取り扱われる目標使用量、暫定使用量、調整後使用量、累計は、演算にて得られる真の値(真の量)であることが最も好ましいが、真の値の他に近似値(近似量)も含むものとする。これは、実際の装置では、データ処理(演算)の過程において、近似計算を行うものがあるからである。また、処理手法やシステムの内容の関係上、許容誤差範囲(真の値と近似値とからなる数値範囲)を設定しないと処理を行えないものもあるからである。ここで、前記の近似値は、実際の装置にて実行されるデータ処理の内容からして真の値と同視できる数値範囲内の値を意味し、この数値範囲は例えば真の値の99〜101%というように設定される。
つまり、使用量調整部では、調整後使用量の累計を目標使用量に一致させる処理を行っているが、これは真の値同士を一致させる場合、近似値同士を一致させる場合、真の値と近似値とを一致させる場合のいずれであってもよい。また、補正部では、セーブモード時の画像領域の色材使用量を調整後使用量に一致させる処理を行っているが、これはセーブモード時の画像領域の色材使用量を調整後使用量のうちの真の値に一致させる場合、当該色材使用量を調整後使用量のうちの近似値に一致させる場合のいずれであってもよい。
また、本発明の画像処理装置において、前記領域分離部によって前記画像から分離される複数の画像領域には、少なくとも文字領域と写真領域とが含まれていてもよい。ところが、トナー使用量の削減度を高くしても文字は解読できることが多い一方、トナー使用量の削減度を高くすると写真は色味が薄くなって極端に画質が劣化したように見えてしまうという事態が生じる。そこで、本発明の画像処理装置において、前記領域分離部によって前記画像から分離される複数の画像領域に少なくとも文字領域と写真領域とが含まれている場合、前記写真領域の第2色材削減度を前記文字領域の第2色材削減度よりも低く設定することにより、前記の事態を抑制できる。
さらに、本発明の画像処理装置において、前記領域分離部によって前記画像から分離される複数の画像領域には、少なくとも図形領域と写真領域とが含まれていてもよい。ところが、トナー使用量の削減度を高くしても図形は解読できることが多い一方、トナー使用量の削減度を高くすると写真は色味が薄くなって極端に画質が劣化したように見えてしまうという事態が生じる。そこで、本発明の画像処理装置において、前記領域分離部によって前記画像から分離される複数の画像領域に少なくとも図形領域と写真領域とが含まれている場合、前記写真領域の第2色材削減度を前記図形領域の第2色材削減度よりも低く設定することにより、前記の事態を抑制できる。
また、本発明の画像処理装置において、前記領域分離部によって前記画像から分離される複数の画像領域には、少なくとも文字領域と網点領域とが含まれていてもよい。ところが、トナー使用量の削減度を高くしても文字は解読できることが多い一方、トナー使用量の削減度を高くすると網点領域は濃淡差が小さくなって極端に画質が劣化したように見えてしまうという事態が生じる。そこで、本発明の画像処理装置において、前記領域分離部によって前記画像から分離される複数の画像領域に少なくとも文字領域と網点領域とが含まれている場合、前記網点領域の第2色材削減度を前記文字領域の第2色材削減度よりも低く設定することにより、前記の事態を抑制できる。
さらに、本発明の画像処理装置において、前記領域分離部によって前記画像から分離される複数の画像領域には、少なくとも文字領域と連続階調領域とが含まれていてもよい。ところが、トナー使用量の削減度を高くしても文字は解読できることが多い一方、トナー使用量の削減度を高くすると連続階調領域は濃淡差が小さくなって極端に画質が劣化したように見えてしまうという事態が生じる。そこで、本発明の画像処理装置において、前記領域分離部によって前記画像から分離される複数の画像領域に少なくとも文字領域と連続階調領域とが含まれている場合、前記連続階調領域の第2色材削減度を前記文字領域の第2色材削減度よりも低く設定することにより、前記の事態を抑制できる。
また、上述した画像処理装置を含む画像形成装置も本発明の範疇に含まれる。ここで、画像形成装置とは、電子写真方式またはインクジェット方式のプリンタ、当該プリンタを有する複写機、当該プリンタを有する複合機を意味する。
また、本発明は、色材を用いて画像データの画像を印刷する通常モードと前記通常モードよりも前記色材の使用量を抑制して前記画像を印刷するセーブモードとを有する画像形成装置において扱われる前記画像データを処理する画像処理方法であって、前記通常モード時の前記画像全体の色材使用量に対する前記セーブモード時の前記画像全体の色材使用量の削減度を示した第1色材削減度が指定されると、第1色材削減度および前記画像データに基づき、前記セーブモード時の前記画像全体に対する色材使用量の目標量である目標使用量を求める目標使用量決定工程と、前記画像データの画像を複数の画像領域に分離する領域分離工程と、前記通常モード時の画像領域の色材使用量に対する前記セーブモード時の画像領域の色材使用量の削減度を示した第2色材削減度を画像領域毎に予め記憶する記憶装置から、前記領域分離工程にて分離された各画像領域の第2色材削減度を読み出す読出工程と、画像領域毎に、前記画像データと前記読出工程にて読み出された第2色材削減度とに基づき、前記セーブモード時の画像領域に対する色材使用量の暫定値である暫定使用量を求める暫定使用量決定工程と、暫定使用量決定工程にて求められた暫定使用量の累計が前記目標使用量よりも少ない場合は各暫定使用量を増加させる増加処理を行い、前記累計が前記目標使用量よりも多い場合は各暫定使用量を減少させる減少処理を行うことにより、前記増加処理または減少処理後の暫定使用量である調整後使用量の累計を前記目標使用量に一致させる使用量調整工程と、画像領域毎に、セーブモード時の画像領域の色材使用量が前記調整後使用量に一致するように前記画像データを補正する補正工程とを有し、前記使用量調整工程では、前記増加処理または前記減少処理において前記暫定使用量が多いほど増加量または減少量が多くなるように各暫定使用量に対する増加量または減少量を決定することを特徴とする。
上記画像処理装置は、コンピュータによって実現されてもよく、この場合には、コンピュータを上記各部として機能させる制御プログラム、および、この制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明の構成によれば、通常モードでのトナー使用量に対するエコモードでのトナー使用量の削減度が画像領域毎に別々に設定される画像形成装置または画像処理装置であっても、印刷画像全体に対する前記削減度を利用者に制御させることが可能になるという効果を奏する。
また、本発明の構成によれば、前記した増加処理または減少処理によって、セーブモード時の印刷画像全体に対する色材使用量を制御しているが、トナー使用量の多い画像領域ほど前記増加処理または減少処理における増減度を高くしている。これにより、前記増加処理または減少処理によって生じる影響の大きさを全ての画像領域において略均等にでき、前記増加処理または減少処理に起因した局所的な画質劣化の発生を抑制できるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係るプリンタおよび当該プリンタに接続される端末装置の概略構成を示したブロック図である。 図1に示される使用量計算部の構成の詳細を示したブロック図である。 図1に示される使用量計算部の処理の流れを示したフローチャートである。 画像データの画像が文字領域と自然画像領域と図形領域とを含み、且つ、全ての暫定使用量の累計が目標使用量よりも少ない場合の使用量計算部の計算内容を示した説明図である。 画像データの画像が文字領域と自然画像領域と図形領域とを含み、且つ、全ての暫定使用量の累計が目標使用量よりも多い場合の使用量計算部の計算内容を示した説明図である。 画像データの画像が文字領域と自然画像領域とを含むが図形領域を含まない場合の使用量計算部の計算内容を示した説明図である。 画像データの画像が文字領域と図形領域とを含むが自然画像領域を含まない場合の使用量計算部の計算内容を示した説明図である。 文字重視モードが選択されている場合の使用量計算部の計算内容を示した説明図である。 写真重視モードが選択されている場合の使用量計算部の計算内容を示した説明図である。 本発明の別の実施形態である複写機の概略構成を示したブロック図である。 文字領域と写真領域と図形領域とを含む画像の一例を示す図である。 図11に示される画像の画像データをPDLで記述した場合のデータ構造の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の画像形成装置の一実施形態であるプリンタと、当該プリンタに接続されている端末装置とを示すブロック図である。なお、本実施形態のプリンタ2は、トナーを用いて画像データの画像を印刷する通常モードと、通常モードよりもトナーの使用量を抑制して前記画像を印刷するトナーセーブモードとを有しているものとする。
端末装置1は、プリンタ2の利用者が使用するものであり、画像編集ソフト等の各種アプリケーションソフトウェアの他、プリンタ2を操作するためのプリンタドライバがインストールされているパーソナルコンピュータである。端末装置1において、画像編集ソフトなどのアプリケーションソフトウェアによって作成された画像データは、プリンタドライバによって、PDL(Page Description Language:ページ記述言語)で記述された画像データに変換される。そして、PDLで記述された画像データはプリンタ2に伝送されることになる。なお、PDLで記述された画像データには、各画像領域の起点位置、サイズ、色を示す情報が示されている。また、図1に示すように、端末装置1からプリンタ2に伝送される画像データはRGBで色指定されているものとする。なお、Rは赤、Gは緑、Bは青である。
さらに、本実施形態では、利用者は、端末装置1のプリンタドライバの設定画面において、キーボードやマウスによって前記通常モードまたは前記トナーセーブモードのいずれかを選択できるようになっている(各モードのチェックボックスにチェックを入れるようになっていてもよい)。
そして、利用者は、端末装置1のプリンタドライバによってトナーセーブモードを選択した後、通常モード時の前記画像全体のトナー使用量(色材使用量)に対する前記セーブモード時の前記画像全体のトナー使用量の削減度を示した第1色材削減度を入力するようになっている。つまり、この入力作業によって、プリンタ2における第1色材削減度が利用者に指定されることになる。
なお、前記の第1色材削減度としては、通常モード時の前記画像全体のトナー使用量(色材使用量)に対する前記セーブモード時の前記画像全体のトナー使用量の削減度を示した値であればどのような値でもよいが、本実施形態では、下記の式1に示される第1削減率を前記第1色材削減度として端末装置1に入力するようになっている。
第1削減率(%)=100×(通常モード時の印刷画像全体に対するトナー使用量−トナーセーブモード時の印刷画像全体に対するトナー使用量)/(通常モード時の印刷画像全体に対するトナー使用量) …式1
また、第1削減率として入力される値は、利用者によって設定される任意値であってもよいし、予め設定されている複数の第1削減率のなかから利用者に選択された値であってもよい。さらに、複数のプリンタ2と制御装置とがネットワークを介して接続されている印刷システムを構築し、当該制御装置が複数のプリンタ2を一元管理するようにし、制御装置が全てのプリンタ2に対して第1削減率を設定できるようにしてもよい。
そして、第1削減率が端末装置1に入力されると、端末装置1のプリンタドライバは、前記画像データに対して、入力された第1削減率を記述するようになっている。
プリンタ(画像形成装置)2は、電子写真方式の印刷装置であり、図1に示されるように印刷エンジン部4および画像処理部5を有している。なお、プリンタ2としては、電子写真方式の印刷装置に限定されるものではなく、インクジェット方式の印刷装置であってもよい。
画像処理部(画像処理装置)5は、画像データに対して画像処理を行い、当該画像処理を施した後の画像データを印刷エンジン部4へ送るブロックである。印刷エンジン部4は、画像処理部5から画像データが送られてくると、この画像データに応じた画像を所定のシート(用紙、OHP等)に形成する。
つぎに、画像処理部5の詳細について説明する。図1に示すように、画像処理部5は、領域判別部11、色補正部12、使用量計算部13、出力階調補正部14、中間調処理部15を有している。
まず、PDLで記述された画像データが画像処理部5に送られると、図示しない変換処理部が、PDLの画像データを、RGBの階調値を示した画像データと画像領域の属性を示したタグデータとに変換するようになっている。そして、RGBの画像データおよびタグデータは領域判別部11に入力される。
領域判別部(領域分離部)11は、端末装置1から送られてくる画像データの画像を画像領域毎に分離する領域分離処理、つまり、画像データの画像に含まれる各画像領域の種類を判別する処理を施すものである。より具体的に説明すると、領域判別部11は、前記タグデータに基づいて各画像領域の属性情報を調べることにより、テキストデータからなる文字領域、図形またはグラフからなる図形領域、写真画像データからなる自然画像領域を判別する。
また、領域判別部11は、前記の領域分離処理を行う他、端末装置1から送られてきた画像データをそのまま色補正部12へ伝送する。さらに、領域判別部11は、領域分離処理の結果を示した領域識別信号を後段の使用量計算部13、出力階調補正部14、中間調処理部15に伝送する。
色補正部12は、色再現の忠実化実現のために、不要吸収成分を含むCMY(C:シアン・M:マゼンタ・Y:イエロー)色材の分光特性に基づいた色濁りを取り除く処理を行うと共に、CMYの3色信号から黒(K)信号を生成する黒生成、つまり、CMY信号から黒生成で得たK信号を差し引いて新たなCMY信号を生成する下色除去処理(UCR:Under Color Removal)を行う。すなわち、色補正部12は、図1に示すように、領域判別部11から送られてくるRGB信号からなる画像データを、CMYK信号からなる画像データに変換する。そして、色補正部12は、CMYK信号からなる画像データを使用量計算部13に伝送する。
使用量計算部13は、トナーセーブモード時、色補正部12から送られてきた画像データと領域判別部11から送られてきた領域識別信号とに基づいて、前記画像データの画像に含まれる画像領域毎に、各画像領域に対するトナー使用量の暫定値である暫定使用量を算出する。さらに、使用量計算部13は、前述した第1削減率に基づいて、画像領域毎に算出された各暫定使用量を調整する。そして、使用量計算部13は、当該調整後の暫定使用量である調整後使用量を画像領域毎に示した使用量情報を作成し、この使用量情報を前記画像データと共に出力階調補正部14に伝送する。また、この使用量情報には、後述する通常使用量(図4参照)も示されることになっている。
なお、使用量計算部13は、入力した画像データに第1削減率が記述されている事をもってトナーセーブモードが選択されていることを認識するようになっている。
また、使用量計算部13は、入力した画像データに第1削減率が記述されていない事をもって通常モードが選択されている事を認識するようになっている。そして、使用量計算部13は、通常モード時、前記の使用量情報の作成を行わず、色補正部12から送られてきた画像データをそのまま出力階調補正部14へ伝送する。なお、使用量計算部13にて実行される処理内容については、後にさらに詳細に説明する。
出力階調補正部(補正部)14は、使用量計算部13から送られてきた画像データに対し、印刷エンジン部4の出力特性値に応じた出力階調補正処理を実行するものである。なお、出力階調補正処理は出力階調補正曲線(ガンマカーブ)を用いて実行される。
また、出力階調補正部14は、使用量計算部13から使用量情報が送られてきた事をもってトナーセーブモードが選択されている事を認識するようになっている。そして、出力階調補正部14は、トナーセーブモード時、使用量計算部13から送られてきた使用量情報と領域判別部11から送られてきた領域識別信号とに基づき、画像データの画像に含まれる各画像領域に対するトナー使用量が使用量情報に示される調整後使用量に一致するものとなるように前記画像データに対して補正処理を行う。
具体的に、出力階調補正部14は、画像データの画像に含まれる画像領域毎に、各画像領域の印刷時のトナー使用量が使用量計算部13から出力される使用量情報に示される調整後使用量に一致したものとなるように、出力階調補正処理に用いられる出力階調補正曲線を変更する処理を行う。なお、出力階調補正曲線の変更方法については後に詳述する。
中間調処理部15は、出力階調補正部14から送られてきた画像データに対して、領域識別信号を基に階調再現処理(中間調生成,ハーフトーン処理)を施し、最終的に画像を擬似的に階調再現できるようにするものである。
中間調処理部15において階調再現処理の施された画像データは印刷エンジン部4に送られ、これにより、当該画像データに示される画像が印刷されることになる。
なお、図1は、RGBで色指定されたPDLデータが端末装置1からプリンタ2に送られた例を示したものであるが、PDLデータはCMYKで色指定されていてもよく、この場合、領域判定部11を経由して色補正部12に入力される画像データはCMYKのデータとなる。また、この場合、色補正部12は、入力したCMYKのデータに処理を施さず、そのまま使用量計算部13に伝送する。
つぎに、前記した使用量計算部13について詳細に説明する。使用量計算部13は、図2に示すように、目標量演算部101、暫定量演算部102、調整部103、記憶装置34を有する構成である。なお、図2に示すように、使用量計算部13に含まれる各部は、領域判別部11から領域識別信号を入力するようになっており、当該領域識別信号によって、入力した画像データの画像に含まれる各画像領域の種類を認識できるようになっている。
目標量演算部(目標使用量決定部)101は、トナーセーブモード時において、前記画像データおよび前記画像データに記述されている第1削減率に基づき、画像データの画像全体に対するトナー使用量の目標量である目標使用量を求めるブロックである。
記憶装置34は、ROM(Read Only Memory)等の情報記憶手段であって、通常モード時の画像領域のトナー使用量(色材使用量)に対するトナーセーブモード時の当該画像領域のトナー使用量の削減度を示した第2色材削減度を画像領域毎に記憶する装置である。なお、前記の第2色材削減度としては、画像領域毎に設定される値であって、通常モード時の画像領域のトナー使用量に対するトナーセーブモード時の当該画像領域のトナー使用量の削減度を示した値であればどのような値でもよいが、本実施形態では、下記の式2に示される第2削減率を前記第2色材削減度として画像領域毎に記憶装置34に保存している。
第2削減率(%)=100×(通常モード時の各画像領域に対するトナー使用量−トナーセーブモード時の各画像領域に対するトナー使用量)/(通常モード時の各画像領域に対するトナー使用量) …式2
暫定量演算部(暫定使用量決定部)102は、前記画像データを入力すると、記憶装置34に記憶されている第2削減率と前記画像データとに基づき、各画像領域に対するトナー使用量の暫定値である暫定使用量を画像領域毎に求める。
調整部(使用量調整部)103は、暫定量演算部102にて求められた全ての暫定使用量の累計が目標量演算部101にて求められた目標使用量よりも少ない場合、各暫定使用量を増加させる増加処理を行い、暫定量演算部102にて求められた全ての暫定使用量の累計が目標量演算部101にて求められた目標使用量よりも多い場合、各暫定使用量を減少させる減少処理を行う。ここで、増加処理後または減少処理後の暫定使用量を調整後使用量とする。そして、調整部103は、全ての調整後使用量の累計が前記目標使用量一致するものとなるように前記増加処理または前記減少処理を行う。さらに、調整部103は、前記の調整後使用量と後述する通常使用量とを画像領域毎に示した使用量情報を作成し、この使用量情報を前記画像データと共に出力階調補正部14に伝送する。
つぎに、使用量計算部13にて実行される処理の流れをより詳細に説明する。図3は、使用量計算部13の処理の流れを示したフローチャートである。使用量計算部13は、上述したように、領域判別部11にて判別された画像領域毎に前記暫定使用量および調整後使用量を求めている。それゆえ、図3に示すように、使用量計算部13が実行する処理内容は以下のケース1〜ケース7の各々に分類される。
ケース1:画像データの画像が文字領域と自然画像領域と図形領域とを含む場合(S1〜S8)
ケース2:画像データの画像が文字領域と自然画像領域とを含むが図形領域を含まない場合(S1〜S5,S9〜S11)
ケース3:画像データの画像が文字領域と図形領域とを含むが自然画像領域を含まない場合(S1〜S4,S12〜S15)
ケース4:画像データの画像が図形領域と自然画像領域とを含むが文字領域を含まない場合(S1〜S3,S17〜S21)
ケース5:画像データの画像が文字領域のみからなる場合(S1〜S4,S12,S16)
ケース6:画像データの画像が自然画像領域のみからなる場合(S1〜S3,S17〜S18,S22)
ケース7:画像データの画像が図形領域のみからなる場合(S1〜S3,S17,S23)
以下では、ケース1〜ケース7の使用量計算部13の処理内容について図を参照して説明する。
(ケース1について)
図4は、画像データの画像が文字領域と自然画像領域と図形領域とを含み、且つ、全ての暫定使用量の累計が目標使用量よりも少ない場合の使用量計算部13の計算内容を示した説明図である。以下では図3の他に図4を参照して上述したケース1での使用量計算部13の計算内容を説明する。
まず、色補正部12から出力された画像データが使用量計算部13に入力すると、使用量計算部13は、当該画像データに第1削減率が記述されているか否かを判定する(S1)。そして、画像データに第1削減率が記述されていない場合(S1においてNO)、使用量計算部13は、入力した画像データをそのまま出力階調補正部14へ送った上で処理を終了する。
これに対し、画像データに第1削減率が記述されている場合(S1においてYES)、目標量演算部101は、入力した画像データおよび第1削減率に基づいて目標使用量を算出する(S2)。以下では、目標使用量を算出する手法を説明する。まず、図4において、通常使用量とは、通常モード時における各画像領域のトナー使用量を意味する。また、通常使用量総数とは、通常モード時における画像全体のトナー使用量、つまり通常使用量の累計に相当する量である。そして、目標量演算部101は、入力した画像データから各画像領域の通常使用量を求め、さらに、通常使用量を累計することで通常使用量総数を求める。その後、目標量演算部101は、図4の式10に対して通常使用量総数と第1削減率とを代入することで、目標使用量を求める。図4の例では、第1削減率は30%であり、通常使用量総数が10000になる画像データを入力しているので、目標使用量は7000となる。
なお、目標量演算部101は、各画像領域について、画像データの画素毎の濃度値と通常使用量との関係を示したテーブルを参照することで、入力した画像データから各画像領域の通常使用量を求めている。ここで、当該テーブルは、予め複数の画像サンプルを用いて試験することによって作成され、図2の記憶装置34に保存されているものである。なお、図4に示される構成比率は、画像全体の出力画素数(ドット数)と各画像領域の出力画素数との比率を示したものである。
つぎに、S2以降の処理を説明する。ケース1では画像データの画像が文字領域と自然画像領域と図形領域とを含んでいるため、処理はS6に移行する(S3〜S5においてYes)。S6において、暫定量演算部102は、画像データの画像に含まれる各画像領域の第2削減率を記憶装置34から読み出す。ここで、本実施形態においては、図4に示されるように、文字領域の第2削減率は50%に設定され、図形領域の第2削減率は30%に設定され、自然画像領域の第2削減率は20%に設定されている。
S7において、暫定量演算部102は、各画像領域について、暫定使用量を求める。以下では、暫定使用量を算出する手法を詳細に説明する。まず、暫定量演算部102は、各画像領域について、図4の式11に対して第2削減率を代入することによって使用率を求める。つぎに、暫定量演算部102は、各画像領域について、図4の式12に対して使用率と通常使用量とを代入することによって暫定使用量を求めることができる。
なお、図4の例では、文字領域において、通常使用量は4000であり、第2削減率は50%であるため、暫定使用量は2000になる。また、図形領域において、通常使用量は2000であり、第2削減率は30%であるため、暫定使用量は1400になる。さらに、自然画像領域において、通常使用量は4000であり、第2削減率は20%であるため、暫定使用量は3200になる。
S7の後、調整部103は、各画像領域について、調整後使用量を求める(S8)。以下では、調整後使用量を求める手法を詳細に説明する。まず、調整部103は、図4の式15に対して、S7で求められた全ての暫定使用量の累計とS2で求められた目標使用量とを代入することによって、図4に示される過不足量を算出する。つぎに、調整部103は、図4の式13に基づき、S7にて求められた全ての暫定使用量の最大公約数を算出する。さらに、調整部103は、各画像領域について、図4の式14に対して暫定使用量と前記最大公約数とを代入することで図4に示される増減割合を求める。また、調整部103は、求めた全ての増減割合の累計と前記過不足量とを図4の式16に対して代入することで、図4に示される係数を得る。その後、調整部103は、各画像領域について、図4の式17に対して前記増減割合と前記係数とを代入することで図4に示される増減量を求める。さらに、調整103は、各画像領域について、図4の式18に対して暫定使用量と増減量とを代入することで調整後使用量を算出している。
なお、図4の例では、文字領域において、暫定使用量が2000であるところ、調整後使用量は2121になっているため、調整部103によってトナー使用量が121だけ増加したことになる。また、図形領域において、暫定使用量は1400であるところ、調整後使用量は1485になっており、調整部103によってトナー使用量が85だけ増加したことになる。さらに、自然画像領域において、暫定使用量は3200であるところ、調整後使用量は3394になっており、調整部103によってトナー使用量が194だけ増加したことになる。
その後、調整部103は、各画像領域の通常使用量とS8で算出した各画像領域の調整後使用量とを示した使用量情報を作成し、この使用量情報を前記画像データと共に出力階調補正部14に送る。これにより、使用量計算部13の処理が終了する。
なお、図4の処理では、演算にて求められる各値は四捨五入して小数点以下が切り捨てられたものとなっている(例えば、式17の演算結果は小数点を含む値であるが、図4に示されている増減量の各値は四捨五入されている)。つまり、図4の処理において取り扱われる各値(通常使用量,通常使用量総数,目標使用量,暫定使用量,過不足量,係数,増減割合,増減量,最大公約数,調整後使用量,各累計値等)は、真の値のみならず近似値も含めたものである。以上のように、真の値だけでなく近似値をも許容しているのは、実際の装置ではデータ処理の過程において近似演算をすることが多く、近似値も許容しないと実情に沿わないからである。ここで、前記の近似値は、画像処理部5にて実行されるデータ処理の内容および真の値の大きさ等からして真の値と同視できるような数値範囲内の値を意味する。当該数値範囲は、その数値範囲の値が取り扱われるデータ処理の内容や真の値の大きさに応じて変動可能に設定され、例えば真の値の95〜105%というように設定される。
以上では全ての暫定使用量の累計が目標使用量よりも多い場合の使用量計算部13の処理内容について説明したが、全ての暫定使用量の累計が目標使用量よりも少ない場合の使用量計算部13の処理内容も、全ての暫定使用量の累計が目標使用量よりも多い場合と同様である。
図5は、画像データの画像が文字領域と自然画像領域と図形領域とを含み、且つ、全ての暫定使用量の累計が目標使用量よりも少ない場合の使用量計算部13の計算内容を示した説明図である。上述したように、全ての暫定使用量の累計が目標使用量よりも少ない場合の計算内容は、全ての暫定使用量の累計が目標使用量よりも多い場合と同じである。したがって、図5においても、図4に示される式10〜式18と同じ式を用いて各種演算処理が行われる。
以下、図5について説明する。図5においても、図4と同様、第1削減率は30%であり、通常使用量総数が10000になる画像データを入力しているものとする。しかし、図5では、文字領域の通常使用量が2000であり、図形領域の通常使用量が3000であり、自然画像領域の通常使用量が5000となっている点が図4とは異なる。
そして、各画像領域の通常使用量と第1削減率が図5に示される値である場合、式15によって算出される過不足量は−100となる。つまり、全ての暫定使用量の累計が目標使用量よりも少なくなる。
さらに、図5に示されるように、全ての暫定使用量の累計が目標使用量よりも少なくなる場合、過不足量がマイナス値であることから、式16によって算出される係数もマイナス値となり、式17によって算出される増減量もマイナス値となる。それゆえ、式18によって算出される調整後使用量は、暫定使用量から増減量の絶対値だけ減少した値になる。
具体的には、図5の文字領域においては、暫定使用量が1000であって増減量は−14であるため、調整後使用量は986となり、調整部103によってトナー使用量が14だけ減少したことになる。また、図5の図形領域においては、暫定使用量が2100であって増減量は−30であるため、調整後使用量は2070となり、調整部103によってトナー使用量が30だけ減少したことになる。さらに、図5の自然画像領域においては、暫定使用量が4000であって増減量は−56であるため、調整後使用量は3944となり、調整部103によってトナー使用量が56だけ減少したことになる。
以上にて示したように、本実施形態の構成によれば、トナーセーブモード時の印刷画像全体に対するトナー使用量が第1削減率に適応したものとなるように、各画像領域の第2削減率に基づいて求められる各画像領域のトナーセーブモード時のトナー使用量(暫定使用量)を調整していることになる。つまり、本実施形態の構成によれば、通常モード時のトナー使用量に対するトナーセーブモード時のトナー使用量の削減度が画像領域毎に別々に設定されるプリンタ2において、印刷画像全体の前記削減度を利用者に制御させることが可能になるという効果を奏する。
また、本実施形態の構成によれば、調整部103は、式13〜式18を用いて、各画像領域の暫定使用量を増加または減少させ、増加または減少後の暫定使用量を調整後使用量として出力している。ここで、式14および式15から明らかであるが、前記増加または減少における増減量は暫定使用量に比例した値になるため、調整部103は、前記暫定使用量が多いほど増加量または減少量が多くなるように各暫定使用量に対する増加量または減少量を決定していることになる。それゆえ、トナー使用量の多い画像領域ほど前記増加または減少における増減度を高くしていることになるため、前記増加または減少によって生じる影響の大きさを全ての画像領域において略均等にでき、前記増加または減少に起因した局所的な画質劣化の発生を抑制できるという効果を奏する。
つぎに、図4を用いて本実施形態の別のメリットを説明する。例えば、図4の例と同様に第1削減率を30%とする一方で、図4の例とは異なり全ての画像領域に対して均一にトナー使用量が30%削減されるようにデータを間引いた場合、間引き後のデータは第1削減率に適合しているものの、画像領域間で画質劣化の程度に差が生じ、ある画像領域のみ画質劣化が顕著に生じるという弊害が生じる(例えば、文字は読めるが、自然画像は色が消えてしまって見えなくなる)。
より具体的に説明すると、図4の例において、全ての画像領域に対して共通となる共通削減率を30%と設定し、式12の「第2削減率」を「共通削減率」に置き換えた場合、文字領域の暫定使用量が2800となって図形領域の暫定使用量が1400となって自然画像領域の暫定使用量が2800となり、画像全体の暫定使用量の累計は7000となり、この累計は第1削減率に適応した値となる。しかし、以上のような共通削減率から求めた暫定使用量に基づいて画像を出力した場合、文字はコントラストが高いので十分に読めるが、コントラストの低い自然画像領域は薄くなってぼやけるという弊害が生じる。
そこで、種々の画像を用いた実験および主観的評価によって、各画像領域の第2削減率を予め定めておく。具体的には、文字領域の第2削減率が自然画像領域の第2削減率よりも大きくなり、図形領域の第2削減率が自然画像領域の第2削減率よりも大きくなるように、各画像領域の第2削減率を定めれば、前記した弊害を抑制できる。図4の例では、文字領域の第2削減率(データ削減率)を50%に設定し、図形領域の第2削減率を30%に設定し、自然画像領域の第2削減率を20%に設定している。なお、図4の例では、文字領域の第2削減率の方が図形領域の第2削減率よりも高くなっているが、文字領域の第2削減率と図形領域の第2削減率とが互いに等しくても構わない。
しかし、図4の例において、第2削減率に基づいて暫定使用量を求めただけでは、各画像領域の画質の程度は同等になるが、文字領域の暫定使用量が2000であって図形領域の暫定使用量が1400であって自然画像領域の暫定使用量が3200となり、全体で34%のトナー削減となってしまい、出力画像は入力した第1削減率(30%)に適応しなくなる。
そこで、本実施形態では、図4に示すように、入力した第1削減率から目標使用量(7000)を求め、目標使用量から前記暫定使用量の累計値を差し引くことによって、目標使用量に対する過不足量を求める。そして、各画像領域の暫定使用量に対して当該過不足量を割り当てることによって、画像領域毎で削減率を異ならせつつ、出力画像全体のトナー使用量を前記目標使用量に一致させている。これにより、出力画像全体のトナー使用量を利用者が入力した条件に適応させつつ、良質な画像を得ることができる。
また、本実施形態では、図4のように、自然画像領域(写真領域)の第2削減率は文字領域の第2削減率および図形領域の第2削減率よりも低く設定されている。これは、写真についてはトナー使用量の削減度を高くすると色味が薄くなって極端に画質が劣化したように見えてしまうからである。
(ケース2について)
つぎに、画像データの画像が文字領域と自然画像領域とを含むが図形領域を含まない場合(ケース2)における使用量計算部13の処理内容を説明する。図6は、画像データの画像が文字領域と自然画像領域とを含むが図形領域を含まない場合の使用量計算部13の計算内容を示した説明図である。ここで、ケース2の計算内容はケース1の計算内容と同一である。したがって、図6においても、図4または図5に示される式10〜式18と同じ式を用いて各種演算処理が行われる。
以下、図3および図6に基づいてケース2の処理を説明する。図6においても、図4と同様、第1削減率は30%であり、通常使用量総数が10000になる画像データを入力しているものとする。しかし、図6では、画像データの画像が文字領域と自然画像領域を含むが図形領域を含まない点で図4とは異なる。そして、図6では、文字画像の通常使用量は4000であり、自然画像領域の通常使用量は6000である。
ケース2においても、ケース1と同様、画像データが使用量計算部13に入力した後、図3のS1およびS2の処理が行われ、目標使用量が算出される。そして、ケース2では、画像データの画像が文字領域と自然画像領域を含むが図形領域を含まないため、S2が行われた後、処理はS9に移行する(S5においてNO)。
S9では、S6と同様、暫定量演算部102が、画像データの画像に含まれる各画像領域の第2削減率を記憶装置34から読み出す。但し、ケース2では、画像データの画像が文字領域および自然画像領域を含むものの図形領域を含まないため、S9で読み出されるのは文字領域の第2削減率および自然画像領域の第2削減率のみである。
S10では、S7と同様、暫定量演算部102が、各画像領域について、暫定使用量を求める。なお、図6の例では、文字領域において、通常使用量は4000であり、第2削減率は50%であるため、暫定使用量は2000になる。また、自然画像領域において、通常使用量は6000であり、第2削減率は20%であるため、暫定使用量は4800になる。
S11では、S8と同様、調整部103が、各画像領域について、調整後使用量を求める。なお、図6の例では、文字領域において、暫定使用量が2000であるのに対し、調整後使用量は2059になっており、調整部103によってトナー使用量が59だけ増加したことになる。また、自然画像領域において、暫定使用量は4800であるところ、調整後使用量は4941になっており、調整部103によってトナー使用量が141だけ増加したことになる。すなわち、ケース2についても、ケース1と同様、調整部103は、暫定使用量が多いほど増加量が多くなるように各暫定使用量に対する増加量を決定している。
(ケース3について)
つぎに、画像データの画像が文字領域と図形領域とを含むが自然画像領域を含まない場合(ケース3)における使用量計算部13の処理内容を説明する。図7は、画像データの画像が文字領域と図形領域とを含むが自然画像領域を含まない場合の使用量計算部13の計算内容を示した説明図である。ここで、ケース3の計算内容はケース2の計算内容と同一である。したがって、図7においても、図6に示される式10〜式18と同じ式を用いて各種演算処理が行われる。
以下、図3および図7に基づいてケース3の処理を説明する。図7においても、図6と同様、第1削減率は30%であり、通常使用量総数が10000になる画像データを入力しているものとする。しかし、図7では、画像データの画像が文字領域と図形領域とを含むが自然画像領域を含まない点で図6とは異なる。そして、図7では、文字領域の通常使用量は3000であり、図形領域の通常使用量は7000である。
ケース3においても、ケース2と同様、画像データが使用量計算部13に入力した後、図3のS1およびS2の処理が行われ、目標使用量が算出される。そして、ケース3では、画像データの画像が文字領域と図形領域を含むが自然画像領域を含まないため、S2が行われた後、処理はS13に移行する(S12においてYES)。
S13では、S9と同様、暫定量演算部102が、画像データの画像に含まれる各画像領域の第2削減率を記憶装置34から読み出す。但し、ケース3では、画像データの画像が文字領域および図形領域を含むものの写真画像領域を含まないため、S13で読み出されるのは文字領域の第2削減率および図形領域の第2削減率のみである。
S14では、S10と同様、暫定量演算部102が、各画像領域について、暫定使用量を求める。なお、図7の例では、文字領域において、通常使用量は3000であり、第2削減率は50%であるため、暫定使用量は1500になる。また、図形領域において、通常使用量は7000であり、第2削減率は30%であるため、暫定使用量は4900になる。
S15では、S11と同様、調整部103が、各画像領域について、調整後使用量を求める。なお、図7の例では、文字領域において、暫定使用量が1500であるのに対し、調整後使用量は1641になっているため、調整部103によってトナー使用量が141だけ増加したことになる。また、図形領域において、暫定使用量は4900であるところ、調整後使用量は5359になっており、調整部103によってトナー使用量が459だけ増加したことになる。すなわち、ケース3についても、ケース2と同様、調整部103は、暫定使用量が多いほど増加量が多くなるように各暫定使用量に対する増加量を決定している。
(ケース4について)
画像データの画像が図形領域と自然画像領域とを含むが文字領域を含まない場合(ケース4)も、ケース1〜3と同様の処理がおこなわれる。つまり、ケース4においても、図4〜図6に示される式10〜式18と同じ式を用いて各種演算処理が行われることになる。但し、ケース4では、画像データの画像が図形領域と自然画像領域とを含むが文字領域を含まないため、図3のS2の後、処理はS19に移行する。そして、S19では、暫定量演算部102が、図形領域の第2削減率と自然画像領域の第2削減率とを記憶装置34から読み出す。S20では、暫定量演算部102が、図形領域の暫定使用量と自然画像領域の暫定使用量とを求める。S21では、調整部103が、図形領域の調整後使用量と自然画像領域の調整後使用量とを求める。
(ケース5〜7について)
画像データの画像が文字領域のみからなる場合(ケース5)、ケース1〜4と同様に、図3のS1およびS2の処理が行われ、目標使用量が算出される。但し、ケース5では、画像データの画像が文字領域からなるものであるため、図3のS2の後、処理はS16に移行する(S12にてNO)。そして、S16において、使用量計算部13は、目標使用量を印刷画像全体のトナー使用量として決定し、決定したトナー使用量を示した使用量情報を作成し、当該使用量情報を出力階調補正部14に送信する。
また、画像データの画像が自然画像領域のみからなる場合(ケース6)、ケース5と同様に、図3のS1およびS2の処理が行われ、目標使用量が算出される。但し、ケース6では、画像データの画像が自然画像領域からなるものであるため、図3のS2の後、処理はS22に移行する(S18にてNO)。そして、S22において、使用量計算部13は、目標使用量を印刷画像全体のトナー使用量として決定し、決定したトナー使用量を示した使用量情報を作成し、当該使用量情報を出力階調補正部14に送信する。
さらに、画像データの画像が図形領域のみからなる場合(ケース7)、ケース5と同様に、図3のS1およびS2の処理が行われ、目標使用量が算出される。但し、ケース7では、画像データの画像が図形領域からなるものであるため、図3のS2の後、処理はS23に移行する(S17にてNO)。そして、S23において、使用量計算部13は、目標使用量を印刷画像全体のトナー使用量として決定し、決定したトナー使用量を示した使用量情報を作成し、当該使用量情報を出力階調補正部14に送信する。
(出力階調補正曲線について)
上述したように、出力階調補正部14は、画像領域毎に、各画像領域の印刷時のトナー使用量が使用量計算部13から出力される使用量情報に示される調整後使用量に一致したものとなるように、出力階調補正処理に用いられる出力階調補正曲線(ルックアップテーブル)を変更する。なお、ここでいう「使用量情報」は、使用量計算部13の計算によって得られた値を真の値とする場合、当該真の値の他、当該真の値の近似値をも含めたものとする。
ここで、出力階調補正曲線(以下、「補正曲線」と称す)の変更処理について以下に詳細に説明する。まず、補正曲線の補正率を下記式3のように定義する。そして、試験用の基準画像を用いた実験によって、補正率1%,補正率2%,補正率3%,…,補正率70%の各々の補正曲線を予め作成しておき、画像処理部5内の記憶装置(不図示)に格納しておく。つまり、各々補正率の異なる70個の補正曲線が記憶装置に保存されていることになる。
補正率(%)=100×(補正前画像データで印刷した場合のトナー使用量−補正後画像データで印刷した場合のトナー使用量)/(補正前画像データで印刷した場合のトナー使用量)…式3
そして、出力階調補正部14は、画像データと共に、通常使用量と調整後使用量とが画像領域毎に示された使用量情報を調整部103から受け取ると、画像領域毎に下記の式4に示される第3削減率を算出する。
第3削減率(%)=100×(通常使用量−調整後使用量)/(通常使用量)…式4
その後、出力階調補正部14は、画像領域毎に、式4にて得られた第3削減率に最も近い補正率の補正曲線を選択し、選択した補正曲線を用いて画像データの補正を行う。これにより、各画像領域の印刷時のトナー使用量を、調整後使用量(真の値または近似値)に一致させることができる。
なお、以上の構成では、補正率1%〜70%までの補正曲線を保持していることになるが、特に1%〜70%の範囲に限られるものではなく、例えば補正率1%〜60%の範囲までの補正曲線を持つような構成であってもよい。また、記憶装置の容量の関係で、60個〜70個もの補正曲線を保持することが困難な場合、5%間隔で補正曲線を保持するようにしてもよい。また、頻繁に使用する補正率の範囲(例えば、20〜40%)では1%間隔で補正曲線を保持し、それ以外の範囲では5%間隔で補正曲線を保持してもよい。
(変形例1)
また、以上示したプリンタ2は、利用者からのコマンドに応じて各画像領域の第2削減率を変更する機能を有していてもよい。この点について以下説明する。
利用者は、端末装置1を操作することによって、トナーセーブモードを選択すると共に、通常画質モードと文字重視モードと写真重視モードとのいずれかを選択できるようにする。
そして、通常画質モードが選択されている場合、暫定量演算部102は、図4〜図7に示される第2削減率を記憶装置34から読み出し、読み出した第2削減率を用いて画像領域毎の暫定使用量を求める。つまり、通常画質モード時、文字領域の第2削減率は50%となり、図形領域の第2削減率は30%となり、自然画像領域の第2削減率は20%となる。
これに対し、文字重視モードが選択されている場合、暫定量演算部102は、図8に示される各第2削減率を記憶装置34から読み出し、読み出した第2削減率を用いて画像領域毎の暫定使用量を求める。つまり、文字重視モード時、文字領域の第2削減率は40%となり、図形領域の第2削減率は35%となり、自然画像領域の第2削減率は25%となる。したがって、通常画質モード時の文字領域の第2削減率は50%であるところ、文字重視モードの文字領域の第2削減率は40%となり、文字重視モード時は通常画質モード時よりも文字領域の第2削減率が抑制される。これにより、文字重視モードが利用者に選択されると、通常画質モードが選択される場合よりも文字領域の画質が高くなる。
また、写真重視モードが選択されている場合、暫定量演算部102は、図9に示される各第2削減率を記憶装置34から読み出し、読み出した第2削減率を用いて画像領域毎の暫定使用量を求める。つまり、写真重視モード時、文字領域の第2削減率は55%となり、図形領域の第2削減率は35%となり、自然画像領域の第2削減率は10%となる。したがって、通常画質モード時の自然画像領域の第2削減率は20%であるところ、写真重視モードの自然画像領域の第2削減率は10%となり、写真重視モード時は通常画質モード時よりも自然画像領域の第2削減率が抑制される。これにより、写真重視モードが利用者に選択されると、通常画質モードが選択される場合よりも自然画像領域の画質が高くなる。
(変形例2)
また、複写機に備えられる画像処理装置に本実施形態の使用量計算部を備えてもよい。そこで、この点について図10に基づいて以下説明する。
図10に示すように、複写機(デジタルカラー複写機,画像形成装置)20は、画像入力装置(カラー画像入力装置)21、画像処理装置(カラー画像処理装置)22、および画像出力装置(カラー画像出力装置)23により構成される。
画像入力装置21は、例えばCCDなどの光学情報を電気信号に変換するデバイスを備えたスキャナ部より構成され、原稿からの反射光像を、RGBのアナログ信号として出力する。
画像入力装置21にて読み取られた画像信号は、画像処理装置22内を、A/D変換部24、シェーディング補正部25、入力階調補正部26、領域分離処理部27、使用量計算部13a、色補正部29、黒生成下色除去部30、空間フィルタ処理部31、出力階調補正部32、および階調再現処理部33の順で送られ、CMYKの画像データとして、画像出力装置23へ送られる。
A/D変換部24は、RGBのアナログ信号をデジタルの信号(画像データ)に変換するもので、シェーディング補正部25では、A/D変換部より送られてきたRGBの画像データに対して、画像入力装置21の照明系、結像系、撮像系で生じる各種の歪みを取り除く処理を施す。また、シェーディング補正部25は、カラーバランスを整えると同時に、濃度信号など画像処理装置22に採用されている画像処理システムの扱い易い信号に変換する処理を施す。入力階調補正部26は、シェーディング補正部25にて各種の歪みが取り除かれたRGBの画像データに対して、下地濃度の除去やコントラストなどの画質調整処理を施す。
領域分離処理部(領域分離部)27は、RGBの画像データに基づき、入力画像を文字領域、網点領域、連続階調領域(印画紙領域、写真領域)の何れかに分離する。また、領域分離処理部27は、分離結果に基づき、画素がどの領域に属しているかを示す領域識別信号を、使用量計算部13a、黒生成下色除去部30、空間フィルタ処理部31、出力階調補正部32、および階調再現処理部33へと出力すると共に、入力階調補正部26から送られてきた画像データをそのまま後段の使用量計算部13aに送る。
使用量計算部13aは、図2の使用量計算部13と同様の構成を有し、図2の使用量計算部13と同様の処理を行うことによって、各画像領域の調整後使用量を示した使用量情報を作成し、この使用量情報を出力階調補正部32に送る。但し、使用量計算部13aは、領域分離処理部27から送られてくる画像データおよび領域識別信号に基づいて処理を行うため、図4等に示される通常使用量をRGBの画像データから算出するようになっている。また、使用量計算部13aは、文字領域、網点領域、連続階調領域の各々について、第2削減率を記憶しておき、暫定使用量および調整後使用量を算出することになる。さらに、使用量計算部13aは、RGBの画像データを後段の色補正部29に送るようになっている。
また、網点領域の第2削減率および連続階調領域の第2削減率は、文字領域の第2削減率よりも低く設定される。これは、網点領域および連続階調領域についてはトナー使用量の削減度を高くすると濃淡差が小さくなって極端に画質が劣化したように見えてしまうからである。
色補正部29は、色再現の忠実化を図るために、不要吸収成分を含むCMY色材の分光特性に基づいた色濁りを取り除く処理を行う。つまり、色補正部29は、使用量計算部13aから送られてきたRGBの画像データをCMYの画像データに変換し、変換後のCMYの画像データを黒生成下色除去部30に送る。
黒生成下色除去部30は、色補正後のCMYの画像データから黒(K)の画像データを生成する黒生成、元のCMYの画像データから黒生成で得た画像データを差し引いて新たなCMYの画像データを生成する処理を行うものである。これによりCMYの画像データはCMYKの画像データに変換される。
空間フィルタ処理部31は、黒生成下色除去部30から送られてくるCMYKの画像データに対して、領域識別信号を基にデジタルフィルタによる空間フィルタ処理を行い、空間周波数特性を補正する。これにより出力画像のぼやけや粒状性劣化を軽減することができる。
出力階調補正部32は、空間フィルタ処理が施されたCMYKの画像データに対して画像出力装置23の出力特性値に応じた出力階調補正処理を行う。また、出力階調補正部(補正部)32は、図1にて示される出力階調補正部14と同様、使用量計算部13から送られてきた使用量情報と空間フィルタ処理部31から送られてきたCMYKの画像データとに基づき、画像データの画像に含まれる各画像領域に対するトナー使用量が使用量情報に示される値に一致するものとなるように前記画像データに対して補正処理を行う。
階調再現処理部33は、CMYKの画像データに対して領域識別信号を基に階調再現処理を施し、最終的に画像を擬似的に階調再現できるようにする。
上記空間フィルタ処理部31および階調再現処理部33での処理についてさらに説明する。例えば、領域分離処理部27にて文字に分離された領域は、文字の再現性を高めるために、空間フィルタ処理部31における空間フィルタに高周波成分の強調量が大きいフィルタが用いられる。同時に、階調再現処理部33においては、高域周波成分の再現に適した高解像度のスクリーンによる2値化もしくは多値化処理が実施される。
また、空間フィルタ処理部31では、領域分離処理部27にて網点領域として分離された領域に対して、入力網点成分を除去するためのローパス・フィルタ処理を施す。また、階調再現処理部33では、網点領域に対して、階調性を重視したスクリーンで2値化または多値化処理を施す。さらに、階調再現処理部33は、領域分離処理部27にて写真領域として分離された領域に対して、階調再現性を重視したスクリーンにより2値化または多値化処理を行う。
上述した各処理が施された画像データは、いったん図示しない記憶部に記憶され、所定のタイミングで読み出されて画像出力装置23に送られる。
画像出力装置23は、画像データを紙などの記録媒体上に印刷するものであり、例えば、電子写真方式やインクジェット方式を用いたプリンタであるが特に限定されるものではない。なお、以上の処理は不図示のCPU(Central Processing Unit)によって制御される。
また、領域分離処理部27における領域分離処理方法としては、例えば、特開2002−232708に記載の方法を利用できる。この方法は、注目画素を含むn×mのブロック(例えば、15×15のブロック)における最小濃度値と最大濃度値との差分である最大濃度差と、隣接する画素の濃度差の絶対値の総和である総和濃度繁雑度とを算出し、最大濃度差および総和濃度繁雑度を予め定められる複数の閾値と比較することにより、下地領域・連続階調領域と文字エッジ領域・網点領域とを判別するものである。なお、下記の(1)〜(4)に示される特徴に基づいて判別が行われる。
(1)下地領域の濃度分布では、通常、濃度変化が少ない。それゆえ、下地領域においては最大濃度差及び総和濃度繁雑度ともに非常に小さくなる。
(2)連続階調領域の濃度分布は滑らかな濃度変化をしている。それゆえ、連続階調領域において、最大濃度差及び総和濃度繁雑度はともに小さく、かつ、下地領域よりは多少大きくなる。
(3)網点領域において、最大濃度差はさまざまであるが、網点の数だけ濃度変化が存在するので、最大濃度差に対する総和濃度繁雑度の割合が大きくなる。したがって、最大濃度差と文字・網点判定閾値(上記複数の閾値の1つ)との積よりも総和濃度繁雑度が大きい場合には、網点画素であると判別することが可能である。
(4)文字領域の濃度分布では、最大濃度差が大きく、これに伴い総和濃度繁雑度も大きくなる。しかし、文字領域では網点領域よりも濃度変化が少ないため、文字領域の総和濃度繁雑度は網点領域の総和濃度繁雑度よりも小さくなる。したがって、最大濃度差と文字・網点判定閾値との積よりも総和濃度繁雑度が小さい場合には、文字エッジ画素であると判別することが可能である。
つぎに、領域分離処理の内容の一例を説明する。算出された最大濃度差と最大濃度差閾値との比較、及び、算出された総和濃度繁雑度と総和濃度繁雑度閾値との比較が行われる。そして、最大濃度差が最大濃度差閾値よりも小さく、かつ、総和濃度繁雑度が総和濃度繁雑度閾値よりも小さい場合、注目画素は下地領域または連続階調領域の画素であると判定され、そうでない場合は、文字・網点領域の画素であると判定される。また、文字・網点領域の画素であると判定された場合、算出された総和濃度繁雑度と最大濃度差に文字・網点判定閾値を掛けた値との比較が行われ、総和濃度繁雑度の方が小さければ文字エッジ領域の画素であると判定され、総和濃度繁雑度の方が大きければ、網点領域の画素であると判定される。
なお、以上の説明では使用量計算部13aは複写機20の画像処理装置22に備えられているが、使用量計算部13aは複合機の画像処理装置に備えられていてもよい。
(PDLについて)
図11は端末装置1の画像編集ソフトで作成された画像の例を示したものである。図11の画像は、文字領域、自然画像領域(写真領域)、図形領域といった各種領域の集合体として構成される。また、図12は、図11の画像の画像データをPDLで記述した場合のデータ構造を示したものである。なお、図12は、CMYKで色指定されたPDLデータのデータ構造を示したものである。
図12において、例えば、参照符41は文字領域の画像データ(印刷データ)であり、参照符42は写真領域の画像データであり、参照符43は図形領域を示す画像データである。
そして、各画像データには、書体情報、領域属性、起点位置情報、サイズ情報、色情報等が含まれており、このようなデータに基づいて各領域の種類の判定も行える。例えば、領域判別部11は、図12に示される書体情報に基づいて文字領域を判別でき、参照符43に示される情報のうち「lineto」や「closepath fill」といった描画コマンドに基づいて図形領域であることを判別できる。なお、各画像データに含まれる情報に基づいて、各画像領域のサイズを判別することも可能である。
また、図11に示す写真領域は、図11の参照符42に示されるように、起点(図3のA点)の座標が(50,300)であって、サイズが(100,200)となっている。それゆえ、図11に示す写真画像領域におけるB,C,Dの座標は、B(250,300)、C(50,400)、D(250,400)となる。
また、参照符43の「0 250 translate」は、写真領域の起点に対して、水平方向に0、垂直方向に250移動させた点を起点(図11のE点)とするという意味である。それゆえ、図11に示す図形領域におけるE,F,G,Hの座標は、E(50,550)、F(250,550)、G、(50,650)H(250,650)となる。なお、図11の例において原点はO(0,0)である。
(プログラムについて)
本実施形態は、コンピュータに処理を実行させるためのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に、コンピュータを使用量計算部13に含まれる各部として機能させるための制御プログラムを記録するものとすることもできる。この結果、上記制御プログラムを記録した記録媒体を持ち運び自在に提供することができる。なお、マイクロコンピュータに処理を行われるために図示していないメモリ、例えばROMのようなものそのものをプログラムメディアとしてもよいし、また、図示していないが外部記憶装置としてプログラム読み取り装置がプログラムメディアとして設けられ、そこに記録媒体を挿入することで読み取り可能になっている形態でもよい。
いずれの場合においても、格納されているプログラムコードはマイクロプロセッサがアクセスして実行させる構成であっても良いし、あるいは、いずれの場合もプログラムコードを読み出し、読み出されたプログラムコードは、マイクロコンピュータの図示されていないプログラム記憶エリアにダウンロードされて、そのプログラムコードが実行される方式であってもよい。このダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納されているものとする。
また、上記記録媒体は、本体と分離可能に構成される記録媒体であってもよく、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フレキシブルディスクやハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、フラッシュROM等の半導体メモリ系を含めた固定的にプログラムコードを担持する媒体であっても良い。
また、インターネットを含む通信ネットワークを接続可能なシステム構成である場合、通信ネットワークからプログラムコードをダウンロードするように流動的にプログラムコードを担持する媒体であっても良い。なお、このように通信ネットワークからプログラムコードをダウンロードする場合には、そのダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納しておくか、あるいは別な記録媒体からインストールされるものであっても良い。なお、本実施形態は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。上記記録媒体は、デジタルカラー画像形成装置やコンピュータシステムに備えられるプログラム読み取り装置により読み取られることで使用量計算部13の処理が実行される。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、プリンタ、複写機、複合機、ファクシミリ装置等の画像形成装置、および当該画像形成装置にて扱われる画像データを処理する画像処理装置に好適である。
1 端末装置
2 プリンタ(画像形成装置)
4 印刷エンジン部
5 画像処理部(画像処理装置)
11 領域判別部(領域分離部)
13 使用量計算部
14 出力階調補正部(補正部)
20 複写機(画像形成装置)
22 画像処理装置
27 領域分離処理部(領域分離部)
32 出力階調補正部(補正部)
34 記憶装置
101 目標量演算部(目標使用量決定部)
102 暫定量演算部(暫定使用量決定部)
103 調整部(使用量調整部)

Claims (9)

  1. 色材を用いて画像データの画像を印刷する通常モードと前記通常モードよりも前記色材の使用量を抑制して前記画像を印刷するセーブモードとを有する画像形成装置において扱われる前記画像データを処理する画像処理装置であって、
    前記通常モード時の前記画像全体の色材使用量に対する前記セーブモード時の前記画像全体の色材使用量の削減度を示した第1色材削減度が指定されると、第1色材削減度および前記画像データに基づき、前記セーブモード時の前記画像全体に対する色材使用量の目標量である目標使用量を求める目標使用量決定部と、
    前記画像データの画像を複数の画像領域に分離する領域分離部と、
    前記通常モード時の画像領域の色材使用量に対する前記セーブモード時の画像領域の色材使用量の削減度を示した第2色材削減度を画像領域毎に予め記憶する記憶装置と、
    画像領域毎に、前記画像データと第2色材削減度とに基づき、前記セーブモード時の画像領域に対する色材使用量の暫定値である暫定使用量を求める暫定使用量決定部と、
    暫定使用量決定部にて求められた暫定使用量の累計が前記目標使用量よりも少ない場合は各暫定使用量を増加させる増加処理を行い、前記累計が前記目標使用量よりも多い場合は各暫定使用量を減少させる減少処理を行うことにより、前記増加処理または減少処理後の暫定使用量である調整後使用量の累計を前記目標使用量に一致させる使用量調整部と、
    画像領域毎に、セーブモード時の画像領域の色材使用量が前記調整後使用量に一致するように前記画像データを補正する補正部とを有し、
    前記使用量調整部は、前記増加処理または前記減少処理において前記暫定使用量が多いほど増加量または減少量が多くなるように各暫定使用量に対する増加量または減少量を決定することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記領域分離部によって前記画像から分離される複数の画像領域には、少なくとも文字領域と写真領域とが含まれており、
    前記写真領域の第2色材削減度は前記文字領域の第2色材削減度よりも低く設定されていることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記領域分離部によって前記画像から分離される複数の画像領域には、少なくとも図形領域と写真領域とが含まれており、
    前記写真領域の第2色材削減度は前記図形領域の第2色材削減度よりも低く設定されていることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記領域分離部によって前記画像から分離される複数の画像領域には、少なくとも文字領域と網点領域とが含まれており、
    前記網点領域の第2色材削減度は前記文字領域の第2色材削減度よりも低く設定されていることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記領域分離部によって前記画像から分離される複数の画像領域には、少なくとも文字領域と連続階調領域とが含まれており、
    前記連続階調領域の第2色材削減度は前記文字領域の第2色材削減度よりも低く設定されていることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像処理装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
  7. 色材を用いて画像データの画像を印刷する通常モードと前記通常モードよりも前記色材の使用量を抑制して前記画像を印刷するセーブモードとを有する画像形成装置において扱われる前記画像データを処理する画像処理方法であって、
    前記通常モード時の前記画像全体の色材使用量に対する前記セーブモード時の前記画像全体の色材使用量の削減度を示した第1色材削減度が指定されると、第1色材削減度および前記画像データに基づき、前記セーブモード時の前記画像全体に対する色材使用量の目標量である目標使用量を求める目標使用量決定工程と、
    前記画像データの画像を複数の画像領域に分離する領域分離工程と、
    前記通常モード時の画像領域の色材使用量に対する前記セーブモード時の画像領域の色材使用量の削減度を示した第2色材削減度を画像領域毎に予め記憶する記憶装置から、前記領域分離工程にて分離された各画像領域の第2色材削減度を読み出す読出工程と、
    画像領域毎に、前記画像データと前記読出工程にて読み出された第2色材削減度とに基づき、前記セーブモード時の画像領域に対する色材使用量の暫定値である暫定使用量を求める暫定使用量決定工程と、
    暫定使用量決定工程にて求められた暫定使用量の累計が前記目標使用量よりも少ない場合は各暫定使用量を増加させる増加処理を行い、前記累計が前記目標使用量よりも多い場合は各暫定使用量を減少させる減少処理を行うことにより、前記増加処理または減少処理後の暫定使用量である調整後使用量の累計を前記目標使用量に一致させる使用量調整工程と、
    画像領域毎に、セーブモード時の画像領域の色材使用量が前記調整後使用量に一致するように前記画像データを補正する補正工程とを有し、
    前記使用量調整工程では、前記増加処理または前記減少処理において前記暫定使用量が多いほど増加量または減少量が多くなるように各暫定使用量に対する増加量または減少量を決定することを特徴とする画像処理方法。
  8. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像処理装置を制御する制御プログラムであって、コンピュータを前記の各部として機能させる制御プログラム。
  9. 請求項8に記載の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP2009020791A 2009-01-30 2009-01-30 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、制御プログラム、記録媒体 Active JP5101539B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009020791A JP5101539B2 (ja) 2009-01-30 2009-01-30 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、制御プログラム、記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009020791A JP5101539B2 (ja) 2009-01-30 2009-01-30 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、制御プログラム、記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010176024A JP2010176024A (ja) 2010-08-12
JP5101539B2 true JP5101539B2 (ja) 2012-12-19

Family

ID=42707038

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009020791A Active JP5101539B2 (ja) 2009-01-30 2009-01-30 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、制御プログラム、記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5101539B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3559642B2 (ja) * 1996-03-12 2004-09-02 キヤノン株式会社 画像形成方法とその装置
JP2001232903A (ja) * 2000-02-23 2001-08-28 Minolta Co Ltd 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法および画像形成方法
JP2005234391A (ja) * 2004-02-20 2005-09-02 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2007098771A (ja) * 2005-10-04 2007-04-19 Sharp Corp 画像形成装置、制御プログラムおよびコンピュータ読取可能な記録媒体
JP4464420B2 (ja) * 2007-04-18 2010-05-19 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010176024A (ja) 2010-08-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8170336B2 (en) Image processing apparatus, image forming apparatus, image processing method and computer-readable recording medium
US8477324B2 (en) Image processor and image processing method that uses s-shaped gamma curve
JP4166744B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、コンピュータプログラム及び記録媒体
JP4496239B2 (ja) 画像処理方法、画像処理装置、画像形成装置、画像読取装置、コンピュータプログラム、及び記録媒体
JP4170353B2 (ja) 画像処理方法、画像処理装置、画像読取装置、画像形成装置、プログラムおよび記録媒体
JP2008011267A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び記憶媒体
JP4402090B2 (ja) 画像形成装置、画像形成方法、プログラムおよび記録媒体
US8073251B2 (en) Image processing apparatus and method including page-background process capability, and non-transitory computer readable storage medium for causing computer to function as the same
JP5095667B2 (ja) 出力指示装置、画像形成システム、出力指示方法、制御プログラムおよびその記録媒体
JP4884305B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、コンピュータプログラム、及び記録媒体
JP2004023401A (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラム、およびこれを記録した記録媒体
JP2007049488A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム
JP6474315B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラムおよびその記録媒体
JP4549227B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、コンピュータプログラム及び記録媒体
JP4545766B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像読取装置、画像処理プログラムおよび記録媒体
JP5101539B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、制御プログラム、記録媒体
JP4080252B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体
JP2006157539A (ja) 画像処理装置
JP5122507B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、プログラム、記録媒体
JP4452639B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、その方法をコンピュータに実行させるプログラム、および記録媒体
JP2009272772A (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、及びコンピュータプログラム
JP2009055121A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像形成装置およびプログラム、記録媒体
JP4271644B2 (ja) 画像処理装置,画像処理方法,画像処理プログラムおよび画像処理プログラムを記録した記録媒体
JP2005012668A (ja) 画像処理方法、画像処理装置、画像読取装置、画像形成装置、及びコンピュータプログラム
JP2023163897A (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110223

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120828

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120829

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120926

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151005

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5101539

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150