JP5099429B2 - 信号処理装置、信号処理方法、およびプログラム、並びに学習装置 - Google Patents

信号処理装置、信号処理方法、およびプログラム、並びに学習装置 Download PDF

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Description

本発明は、信号処理装置、信号処理方法、およびプログラム、並びに学習装置に関し、特に、より高質なデータを生成することができるようにした信号処理装置、信号処理方法、およびプログラム、並びに学習装置に関する。
本出願人は、SD(Standard Definition)画像から、そのSD画像より画素数の多いHD(High Definition)画像を生成する解像度創造処理を先に提案している(例えば、特許文献1参照)。この解像度創造処理では、SD画像から求められるHD画像の画素である注目画素の周囲に存在する、そのSD画像の複数の周辺画素の特性に応じて、注目画素をパターンに分類し、そのパターンに対応する、予め記憶されている予測係数と、SD画像の線形1次式を演算することにより、SD画像からHD画像を生成する、いわゆるクラス分類適応処理が用いられている。
なお、クラス分類適応処理は、解像度創造処理に用いられるだけでなく、画像の劣化を除去する劣化除去処理などにも用いられる。
特開平8−317346号公報
ところで、従来のクラス分類適応処理では、1つのクラスに対して1つの予測係数が決定されるため、図1に示すように、同一のクラスに分類される注目画素を、予測係数において区別することができない。その結果、クラスが離散的となり、より高画質なHD画像を生成することは困難であった。
そこで、例えば、2ビットADRC(Adaptive Dynamic Range Coding)(適応的ダイナミックレンジ符号化)や3ビットADRCなどを用いてクラスを求めることにより、図2に示すように、1ビットADRCを用いてクラスを求める場合に比べてクラスを細分化し、1ビットADRCで求めた場合同一のクラスに分類される注目画素を、予測係数において区別することが考えられている。
しかしながら、この場合、クラス数が飛躍的に増大するため、予測係数を学習する際のクラス当たりのサンプル数が減少し、容易に学習限界に達してしまう。その結果、予測係数の学習精度が悪くなり、HD画像の画質を充分に高めることができない。
また、図3に示すように、隣接するクラスの予測係数を用いて予測係数を補間することにより、同一のクラスに分類される注目画素を予測係数において区別することも考えられるが、本来のクラスと異なるクラスの予測係数が混合されるため、HD画像にぼけが生じてしまう。以上により、従来のクラス分類適応処理では、より高画質なHD画像を生成することは困難であった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、より高質なデータを生成することができるようにするものである。
本発明の第1の側面の信号処理装置は、入力データを、より高質な出力データに変換する信号処理装置において、前記出力データ内の注目データの位置およびその周辺の位置に対応する前記入力データ内の複数のデータを抽出する第1のデータ抽出手段と、前記第1のデータ抽出手段により抽出された前記複数のデータを正規化し、前記注目データの正規化データを求める正規化演算手段と、前記入力データに対応する生徒としてのデータの正規化データと第1の処理係数との演算により求められた第2の処理係数と、前記生徒としてのデータとの演算により、その生徒としてのデータよりも高質な前記出力データに対応する教師としてのデータを生成する関係式に基づく正規方程式により予め学習された前記第1の処理係数と、前記注目データの正規化データとの演算により、前記第2の処理係数を生成する処理係数生成手段と、前記注目データの位置およびその周辺の位置に対応する前記入力データ内の複数のデータを抽出する第2のデータ抽出手段と、前記第2のデータ抽出手段により抽出された前記複数のデータと、前記第2の処理係数との演算により、前記注目データを生成する予測手段とを備える。
本発明の第1の側面の信号処理装置において、前記第1の処理係数は、基準となる起点係数と、その起点係数と前記第2の処理係数との偏差を前記正規化データとともに表す偏差係数とを有することができる。
本発明の第1の側面の信号処理装置は、前記注目データの位置およびその周辺の位置に対応する前記入力データ内の複数のデータとしてのクラスタップの特徴に応じて、前記注目データに対するクラスを生成するクラス分類手段をさらに備え、前記処理係数生成手段は、前記クラスごとの前記正規方程式により予め学習された前記クラスごとの前記第1の処理係数のうちの、前記クラス分類手段により生成された前記クラスの第1の処理係数と、前記注目データの正規化データとの演算により、前記第2の処理係数を生成することができる。
本発明の第1の側面の信号処理方法は、入力データを、より高質な出力データに変換する信号処理装置の信号処理方法において、前記出力データ内の注目データの位置およびその周辺の位置に対応する前記入力データ内の複数のデータを抽出し、その抽出された前記複数のデータを正規化し、前記注目データの正規化データを求め、前記入力データに対応する生徒としてのデータの正規化データと第1の処理係数との演算により求められた第2の処理係数と、前記生徒としてのデータとの演算により、その生徒としてのデータよりも高質な前記出力データに対応する教師としてのデータを生成する関係式に基づく正規方程式により予め学習された前記第1の処理係数と、前記注目データの正規化データとの演算により、前記第2の処理係数を生成し、前記注目データの位置およびその周辺の位置に対応する前記入力データ内の複数のデータを抽出し、その抽出された前記複数のデータと、前記第2の処理係数との演算により、前記注目データを生成するステップを含む。
本発明の第1の側面のプログラムは、入力データを、より高質な出力データに変換する信号処理を、コンピュータに行わせるプログラムにおいて、前記出力データ内の注目データの位置およびその周辺の位置に対応する前記入力データ内の複数のデータを抽出し、その抽出された前記複数のデータを正規化し、前記注目データの正規化データを求め、前記入力データに対応する生徒としてのデータの正規化データと第1の処理係数との演算により求められた第2の処理係数と、前記生徒としてのデータとの演算により、その生徒としてのデータよりも高質な前記出力データに対応する教師としてのデータを生成する関係式に基づく正規方程式により予め学習された前記第1の処理係数と、前記注目データの正規化データとの演算により、前記第2の処理係数を生成し、前記注目データの位置およびその周辺の位置に対応する前記入力データ内の複数のデータを抽出し、その抽出された前記複数のデータと、前記第2の処理係数との演算により、前記注目データを生成するステップを含む信号処理をコンピュータに行わせる。
本発明の第2の側面の学習装置は、生徒としての入力データより求められる正規化データと第1の処理係数との演算により第2の処理係数を求め、その第2の処理係数と生徒としての入力データとの演算により、その生徒としての入力データよりも高質な教師としての出力データを生成する関係式を解法するために、前記生徒としての入力データと前記教師としての出力データを用いて正規方程式を生成する正規方程式生成手段と、前記正規方程式を解法することにより、前記第1の処理係数を生成する係数生成手段とを備える。
本発明の第2の側面の学習装置において、前記第1の処理係数は、基準となる起点係数と、その起点係数と前記第2の処理係数との偏差を前記正規化データとともに表す偏差係数とを有し、前記係数生成手段は、前記正規方程式を解法することにより、前記起点係数と前記偏差係数を生成することができる。
本発明の第2の側面の学習装置は、前記出力データ内の注目データの位置およびその周辺の位置に対応する前記入力データ内の複数のデータとしてのクラスタップの特徴に応じて、前記注目データに対するクラスを生成するクラス分類手段をさらに設け、前記正規方程式生成手段は、前記クラス分類手段により生成されたクラスごとに、前記入力データと前記注目データを用いて、前記正規方程式を生成することができる。
本発明の第1の側面においては、入力データより高質な出力データ内の注目データの位置およびその周辺の位置に対応する入力データ内の複数のデータが抽出され、その抽出された複数のデータが正規化されて、注目データの正規化データが求められ、入力データに対応する生徒としてのデータの正規化データと第1の処理係数との演算により求められた第2の処理係数と、生徒としてのデータとの演算により、その生徒としてのデータよりも高質な出力データに対応する教師としてのデータを生成する関係式に基づく正規方程式により予め学習された第1の処理係数と、注目データの正規化データとの演算により、第2の処理係数が生成され、注目データの位置およびその周辺の位置に対応する入力データ内の複数のデータが抽出され、その抽出された複数のデータと、第2の処理係数との演算により、注目データが生成される。
本発明の第2の側面においては、生徒としての入力データより求められる正規化データと第1の処理係数との演算により第2の処理係数を求め、その第2の処理係数と生徒としての入力データとの演算により、その生徒としての入力データよりも高質な教師としての出力データを生成する関係式を解法するために、生徒としての入力データと教師としての出力データを用いて正規方程式が生成され、正規方程式を解法することにより、第1の処理係数が生成される。
以上のように、本発明の第1の側面によれば、より高質なデータを生成することができる。
また、本発明の第2の側面によれば、より高質なデータを生成するための処理係数を生成することができる。
図4は、本発明の原理を表している。
図4に示すように、本発明のクラス分類適応処理では、同一のクラスに分類される出力データ内の注目データに対する予測係数Wが、起点係数W0を基準として、入力データの距離ベクトルdに応じた連続関数で求められる。なお、距離ベクトルdとは、クラス内の予測係数Wの変化を顕著に表す、入力データの線形和では求められない非線形特徴量のベクトルである。
具体的には、起点係数W0を元に、距離ベクトルdを用いて予測係数Wの係数空間を展開すると、予測係数Wは以下の式(1)で表される。
Figure 0005099429
なお、式(1)において、予測係数Wをn個の予測係数からなるn次元ベクトル(W(=w0,w1,・・・,wn-1))とし、距離ベクトルdをm種類の非線形特徴量からなるm次元ベクトル(d(=d0,d1,・・・,dm-1))とする。pは展開の最大の次数である。
また、式(1)は起点係数W0を高次微分展開した形になっているが、その値がクラス内部において距離ベクトルdによって変化しないものとして、定数項である1/r!を含めて新たな係数
Figure 0005099429
とし、さらに変数として重複する項を削除して簡潔に表現すると、式(1)は式(2)になる。
Figure 0005099429
なお、式(2)において、
Figure 0005099429
は、予測係数Wと起点係数W0との偏差を距離ベクトルdとともに表す係数であり、以下では、これらの係数をまとめて偏差係数という。
また、式(2)において次数rに対する項数Srは、以下の式(3)で表される。
Figure 0005099429
従って、予測係数Wの総変数の数Sは、以下の式(4)で表される。
Figure 0005099429
なお、式(4)において、p=0のとき、S=nであるものとする。
以上により、本発明のクラス分類適応処理では、式(2)にしたがって、起点係数W0および偏差係数、並びに距離ベクトルdを用いて、同一のクラス内の予測係数Wが求められる。これにより、同一のクラスに分類される注目データを、予測係数において区別することができる。その結果、より高質な出力データを生成することができる。
また、本発明のクラス分類適応処理では、同一のクラスに分類される注目データを予測係数において区別するために、クラスを細分化する必要がないので、クラス数は増大せず、予測係数の学習精度は悪化しない。さらに、本発明のクラス分類適応処理では、本来のクラスの起点係数W0を基準として予測係数Wが求められるので、本来のクラスと異なるクラスの予測係数が混合されることによる出力データの劣化を防止することができる。
図5は、本発明を適用した信号処理装置の第1の実施の形態の構成例を示している。
図5の信号処理装置10は、クラスタップ抽出部11、クラス分類部12、係数記憶部13、距離ベクトルタップ抽出部14、距離ベクトル演算部15、予測係数生成部16、予測タップ抽出部17、および予測部18により構成される。
信号処理装置10は、これから生成される出力データ内の注目データに対するクラスを生成し、そのクラスの起点係数W0を基準として求められた予測係数Wと入力データを用いて、その入力データより高質な出力データの予測値を生成することにより、クラス分類適応処理を行う。これにより、入力データが、より高質な出力データに変換される。
詳細には、信号処理装置10において、クラスタップ抽出部11は、これから生成される出力データを構成する複数のデータのそれぞれを、順次、注目データとして決定する。クラスタップ抽出部11は、その注目データをクラスに分類するために用いる、注目データの位置およびその周辺の位置に対応する入力データ内の複数のデータを、入力データからクラスタップとして抽出する。クラスタップ抽出部11は、クラスタップをクラス分類部12に供給する。
クラス分類部12は、クラスタップ抽出部11から供給されるクラスタップの特徴に応じて、注目データをクラスに分類することにより、注目データに対するクラスを生成する。注目データをクラスに分類する方法としては、例えば、ADRCなどを採用することができる。ADRCを用いる方法では、クラスタップを構成するデータがADRC処理され、その結果得られるADRCコードにしたがって、注目データのクラスが決定される。
なお、KビットADRCにおいては、例えば、クラスタップを構成するデータの最大値MAXと最小値MINが検出され、DR=MAX-MINを、クラスタップとしての複数のデータの集合の局所的なダイナミックレンジとし、このダイナミックレンジDRに基づいて、クラスタップとしての複数のデータそれぞれがKビットに再量子化される。即ち、クラスタップとしての各データから、最小値MINが減算され、その減算値がDR/2Kで除算(量子化)される。そして、以上のようにして得られる、クラスタップとしてのKビットのデータを、所定の順番で並べたビット列が、ADRCコードとされる。
従って、クラスタップが、例えば、1ビットADRC処理される場合には、そのクラスタップとしての各データは、最小値MINが減算された後に、最大値MAXと最小値MINとの差の1/2で除算され(小数点以下切り捨て)、これにより、各データが1ビットとされる(2値化される)。そして、その1ビットのデータを所定の順番で並べたビット列が、ADRCコードとされる。クラス分類部12により生成された注目データに対するクラスは、係数記憶部13に供給される。
係数記憶部13は、後述する学習によって求められているクラスごとの起点係数W0と偏差係数を記憶している。係数記憶部13は、クラス分類部12から供給されるクラスに対応する起点係数W0と偏差係数を読み出し、予測係数生成部16に供給する。
距離ベクトルタップ抽出部14は、クラスタップ抽出部11と同様に、出力データを構成する複数のデータのそれぞれを、順次、注目データとして決定する。距離ベクトルタップ抽出部14は、注目データに対応する距離ベクトルdを演算するために用いる、注目データの位置およびその周辺の位置に対応する入力データ内の複数のデータを、入力データから距離ベクトルタップとして抽出する。距離ベクトルタップ抽出部14は、距離ベクトルタップを距離ベクトル演算部15に供給する。
距離ベクトル演算部15は、距離ベクトルタップ抽出部14から供給される距離ベクトルタップから、注目データに対応する距離ベクトルdを演算し、予測係数生成部16に供給する。
予測係数生成部16は、係数記憶部13から供給される起点係数W0および偏差係数と、距離ベクトル演算部15から供給される距離ベクトルdとを用いて、式(2)の演算を行うことにより、予測係数Wを生成する。予測係数生成部16は、予測係数Wを予測部18に供給する。
予測タップ抽出部17は、クラスタップ抽出部11や距離ベクトルタップ抽出部14と同様に、出力データを構成する複数のデータのそれぞれを、順次、注目データとして決定する。予測タップ抽出部17は、注目データを予測するために用いる、注目データの位置およびその周辺の位置に対応する入力データ内の複数のデータを、入力データから予測タップとして抽出する。予測タップ抽出部17は、予測タップを予測部18に供給する。
予測部18は、予測係数生成部16から供給される予測係数Wと、予測タップ抽出部17から供給される予測タップとを用いて、注目データを予測する予測演算を行い、注目データの予測値を、出力データを構成する注目データとして生成する。予測部18は、予測演算により生成されたデータから構成される出力データを出力する。
次に、図6のフローチャートを参照して、図5の信号処理装置10による信号処理について説明する。
ステップS11において、クラスタップ抽出部11、距離ベクトルタップ抽出部14、および予測タップ抽出部17は、出力データを構成する複数のデータのうちのまだ注目データとされていない1つを、注目データとして決定する。ステップS12において、クラスタップ抽出部11は、入力データから、注目データに対応するクラスタップを抽出し、クラス分類部12に供給する。
ステップS13において、クラス分類部12は、クラスタップ抽出部11から供給されるクラスタップの特徴に応じて、注目データをクラスに分類することにより、注目データに対するクラスを生成する。そして、クラス分類部12は、生成された注目データに対するクラスを係数記憶部13に供給する。
ステップS14において、距離ベクトルタップ抽出部14は、入力データから、注目データに対応する距離ベクトルタップを抽出し、距離ベクトル演算部15に供給する。ステップS15において、距離ベクトル演算部15は、距離ベクトルタップ抽出部14から供給される距離ベクトルタップから、注目データに対応する距離ベクトルdを演算し、予測係数生成部16に供給する。
ステップS16において、係数記憶部13は、クラス分類部12から供給されるクラスに対応する起点係数W0と偏差係数を読み出し、予測係数生成部16に供給する。
ステップS17において、予測係数生成部16は、係数記憶部13から供給される起点係数W0および偏差係数と、距離ベクトル演算部15から供給される距離ベクトルdとを用いて、式(2)の演算を行うことにより、予測係数Wを生成する。予測係数生成部16は、予測係数Wを予測部18に供給する。
ステップS18において、予測タップ抽出部17は、入力データから、注目データに対応する予測タップを抽出し、予測部18に供給する。
ステップS19において、予測部18は、予測係数生成部16から供給される予測係数Wと、予測タップ抽出部17から供給される予測タップとを用いて予測演算を行い、注目データの予測値を、出力データを構成する注目データとして生成する。ステップS20において、クラスタップ抽出部11、距離ベクトルタップ抽出部14、および予測タップ抽出部17は、出力データを構成する全てのデータを注目データに決定したかを判定する。
ステップS20で、出力データを構成する全てのデータをまだ注目データに決定していないと判定された場合、処理はステップS11に戻り、上述した処理が繰り返される。
一方、ステップS20で、出力データを構成する全てのデータを注目データに決定したと判定された場合、ステップS21において、予測部18は、予測演算により生成されたデータから構成される出力データを出力し、処理は終了する。
以上のように、信号処理装置10は、クラスごとの起点係数W0および偏差係数を用いて予測係数Wを生成することにより、同一のクラスに分類される注目データを予測係数Wにおいて区別するので、より高質な出力データを生成することができる。
なお、信号処理装置10で予測係数Wの生成に用いられる起点係数W0および偏差係数は、例えば、最小自乗法を利用した学習によって求めることができる。
具体的には、所定の予測演算として、例えば、線形1次予測演算を採用することとすると、出力データを構成するデータyは、次の線形1次式によって求められることになる。
Figure 0005099429
但し、式(5)において、Xは、出力データのデータyについての予測タップを構成する入力データのn個のデータからなるn次元ベクトル(X=(x0,x1,・・・,xn))である。即ち、予測タップを構成するデータの個数と、予測係数Wを構成する予測係数の個数は同一である。
ここで、出力データのデータyは、式(5)に示した線形1次式ではなく、2次以上の高次の式によって求めるようにすることも可能である。
いま、第kサンプルの出力データの真値をykと表し、その第kサンプルの出力データについての予測タップを構成する入力データのn次元ベクトルXをXk(Xk=(xk0,xk1,・・・,xkn))と表し、予測係数Wが最適なものであることを表す規範として、例えば、最小自乗法を採用することとすると、最小化関数Qは、以下の式(6)で表される。
Figure 0005099429
なお、式(6)において、Nは、出力データのデータykと、そのデータykについての予測タップを構成する入力データのn次元ベクトルとのセット学習に用いるサンプル数(学習用のサンプルの数)である。また、tkは、各サンプルの重みであり、例えば距離ベクトルdの大きさに応じて決定される定数である。
式(6)の最小化関数Qの最小値(極小値)は、最小化関数Qを全ての変数で偏微分したものを0とする起点係数W0および偏差係数によって与えられる。従って、式(6)の最小化関数Qを全ての変数で偏微分し、その値が0となるように構築された図7の足し込み行列の連立一次方程式を解くことにより、最適な起点係数W0および偏差係数が求められる。
図7の足し込み行列は、小ブロック(左辺の左側の行列の場合n×n行列からなる小ブロック、左辺の右側の行列と右辺の行列の場合n×1行列からなる小ブロック)に分けられ、左辺の左側の行列および右辺の行列の各小ブロックは、従来のクラス分類適応処理における線形1次予測演算に対応する足し込み行列の各要素に対して、その小ブロックの位置に応じた距離ベクトルdの値を乗算することにより構成される。なお、図7において、iおよびj(0≦i,j≦n)は、予測タップ内のデータの位置を表している。
なお、この足し込み行列は、クラスごとに生成され、最適な起点係数W0および偏差係数がクラスごとに求められる。
信号処理装置10のクラス分類適応処理によれば、以上のようにして求められるクラスごとの起点係数W0および偏差係数を用いて、式(2)の演算を行うことにより予測係数Wが生成され、その予測係数Wを用いて式(5)の予測演算を行うことにより、入力データが出力データに変換される。
図8は、図5の信号処理装置10により用いられる起点係数W0および偏差係数を学習する学習装置30の構成例を示している。
図8の学習装置30は、学習対記憶部31、クラスタップ抽出部32、クラス分類部33、距離ベクトルタップ抽出部34、距離ベクトル演算部35、予測タップ抽出部36、正規方程式生成部37、係数生成部38、および係数記憶部39により構成される。
学習装置30において、学習対記憶部31は、起点係数W0および偏差係数の学習における生徒としての、信号処理装置10における入力データに相当するデータ(以下、生徒データという)と、教師としての、その入力データから変換された理想的な出力データに相当するデータ(以下、教師データという)とのセットを、学習対データとして記憶している。
そして、学習対記憶部31は、学習対データのうちの生徒データを、クラスタップ抽出部32、距離ベクトルタップ抽出部34、および予測タップ抽出部36に出力し、教師データを正規方程式生成部37に出力する。
クラスタップ抽出部32は、図5のクラスタップ抽出部11と同様に、教師データを構成する複数のデータのそれぞれを、順次、注目データとして決定する。クラスタップ抽出部32は、その注目データをクラスに分類するために用いる、注目データの位置およびその周辺の位置に対応する生徒データ内の複数のデータを、生徒データからクラスタップとして抽出する。クラスタップ抽出部32は、クラスタップをクラス分類部33に供給する。
クラス分類部33は、図5のクラス分類部12と同様に、クラスタップ抽出部32から供給されるクラスタップの特徴に応じて、注目データをクラスに分類することにより、注目データに対するクラスを生成する。クラス分類部33は、そのクラスを正規方程式生成部37に供給する。
距離ベクトルタップ抽出部34は、クラスタップ抽出部32と同様に、教師データを構成する複数のデータのそれぞれを、順次、注目データとして決定する。距離ベクトルタップ抽出部34は、図5の距離ベクトルタップ抽出部14と同様に、注目データに対応する距離ベクトルdを演算するために用いる、注目データの位置およびその周辺の位置に対応する生徒データ内の複数のデータを、生徒データから距離ベクトルタップとして抽出する。距離ベクトルタップ抽出部34は、距離ベクトルタップを距離ベクトル演算部35に供給する。
距離ベクトル演算部35は、図5の距離ベクトル演算部15と同様に、距離ベクトルタップ抽出部34から供給される距離ベクトルタップから、注目データに対応する距離ベクトルdを演算し、正規方程式生成部37に供給する。
予測タップ抽出部36は、クラスタップ抽出部32や距離ベクトルタップ抽出部34と同様に、教師データを構成する複数のデータのそれぞれを、順次、注目データとして決定する。予測タップ抽出部36は、図5の予測タップ抽出部17と同様に、注目データを予測するために用いる、注目データの位置およびその周辺の位置に対応する生徒データ内の複数のデータを、生徒データから予測タップとして抽出する。予測タップ抽出部36は、その予測タップを正規方程式生成部37に供給する。
正規方程式生成部37は、クラス分類部33から供給されるクラスごとに、距離ベクトル演算部35から供給される距離ベクトルd、予測タップ抽出部36から供給される予測タップ、および学習対記憶部31から入力される教師データを用いて足し込みを行った足し込み行列(図7)を、正規方程式として生成する。
具体的には、正規方程式生成部37は、クラスごとに、図7の足し込み行列において、第kサンプルの予測タップを構成する各データをXk(Xk=(xk0,xk1,・・・,xkn))として代入し、第kサンプルの教師データの注目データをykとして代入し、その注目データに対応する距離ベクトルdを代入することにより、正規方程式を生成する。
なお、足し込み行列は、上述したように、式(6)の最小化関数を0にするものである。従って、正規方程式生成部37により生成される正規方程式は、距離ベクトルdと起点係数W0および偏差係数とにより求められた予測係数Wと、生徒データの予測タップとの乗算により、教師データの注目データを生成する式(5)に相当する式を解法して、起点係数W0および偏差係数を求めるための式であるといえる。正規方程式生成部37により生成された正規方程式は、係数生成部38に供給される。
係数生成部38は、正規方程式生成部37から供給される正規方程式を解法することにより、起点係数W0と偏差係数を生成する。係数生成部38は、その起点係数W0と偏差係数を係数記憶部39に記憶させる。以上のようにして学習され、係数生成部38に記憶された起点係数W0と偏差係数は、図5の係数記憶部13に記憶され、信号処理装置10において用いられる。
次に、図9のフローチャートを参照して、図8の学習装置30による学習処理について説明する。
ステップS30において、学習対記憶部31は、記憶している学習対データのうちのまだ出力していない学習対データを出力する。具体的には、学習対記憶部31は、学習対データのうちの生徒データを、クラスタップ抽出部32、距離ベクトルタップ抽出部34、および予測タップ抽出部36に入力し、教師データを正規方程式生成部37に入力する。
ステップS31において、クラスタップ抽出部32、距離ベクトルタップ抽出部34、および予測タップ抽出部36は、図5のクラスタップ抽出部11と同様に、教師データを構成する複数のデータのうちのまだ注目データとされていない1つを、注目データとして決定する。
ステップS32において、クラスタップ抽出部32は、生徒データから注目データに対応するクラスタップを抽出し、クラス分類部33に供給する。
ステップS33において、クラス分類部33は、図5のクラス分類部12と同様に、クラスタップ抽出部32から供給されるクラスタップの特徴に応じて、注目データをクラスに分類することにより、注目データに対するクラスを生成する。クラス分類部33は、そのクラスを正規方程式生成部37に供給する。
ステップS34において、距離ベクトルタップ抽出部34は、図5の距離ベクトルタップ抽出部14と同様に、生徒データから、注目データに対応する距離ベクトルタップを抽出し、距離ベクトル演算部35に供給する。
ステップS35において、距離ベクトル演算部35は、図5の距離ベクトル演算部15と同様に、距離ベクトルタップ抽出部34から供給される距離ベクトルタップから、注目データに対応する距離ベクトルdを演算し、正規方程式生成部37に供給する。
ステップS36において、予測タップ抽出部36は、図5の予測タップ抽出部17と同様に、生徒データから注目データに対応する予測タップを抽出し、正規方程式生成部37に供給する。
ステップS37において、正規方程式生成部37は、クラス分類部33から供給されるクラスごとに、距離ベクトル演算部35から供給される距離ベクトルd、予測タップ抽出部36から供給される予測タップ、および学習対記憶部31から入力される教師データを用いて、足し込み行列(図7)に対して足し込みを行う。
ステップS38において、クラスタップ抽出部32、距離ベクトルタップ抽出部34、および予測タップ抽出部36は、教師データを構成する全てのデータを注目データに決定したかを判定する。ステップS38で教師データを構成する全てのデータをまだ注目データに決定していないと判定された場合、処理はステップS31に戻り、上述した処理が繰り返される。
一方、ステップS38で、教師データを構成する全てのデータを注目データに決定したと判定された場合、ステップS39において、学習対記憶部31は、全ての学習対データに対してステップS30乃至S38の処理が行われたか、即ち、記憶している全ての学習対データを出力したかを判定する。ステップS39で、まだ全ての学習対データに対してステップS30乃至S38の処理が行われていないと判定された場合、処理はステップS30に戻り、上述した処理が繰り返される。
また、ステップS39で、全ての学習対データに対してステップS30乃至S38の処理が行われたと判定された場合、正規方程式生成部37は、ステップS37で足し込みが行われることにより生成された正規方程式を、係数生成部38に供給する。
そして、ステップS40において、係数生成部38は、正規方程式生成部37から供給される正規方程式を解法することにより、起点係数W0と偏差係数を生成し、係数記憶部39に記憶させる。
以上のように、学習装置30は、起点係数W0と偏差係数をクラスごとに学習するので、信号処理装置10は、その学習により求められたクラスごとの起点係数W0および偏差係数と、距離ベクトルdとを用いて、予測係数Wを生成することができる。これにより、同一のクラスに分類される注目データが予測係数Wにおいて区別されるので、信号処理装置10は、より高質な出力データを生成することができる。
なお、上述した信号処理装置10および学習装置30で処理されるデータは、どのようなデータであってもよいが、そのデータの一例として画像データが適用された場合について以下に示す。
図10は、本発明を適用した信号処理装置の第2の実施の形態の構成例を示している。
図10の信号処理装置110は、クラスタップ抽出部111、クラス分類部112、係数記憶部113、正規化レベルタップ抽出部114、正規化レベル演算部115、予測係数生成部116、予測タップ抽出部117、および予測部118により構成される。
信号処理装置110は、これから生成される出力データとしてのHD画像の各画素の画素値からなる画像データ(以下、HD画像データという)に対応するHD画像の注目画素に対するクラスを生成し、そのクラスの起点係数W0を基準として求められた予測係数Wと、入力データとしてのSD画像の各画素の画素値からなる画像データ(以下、SD画像データ)を用いて、HD画像の各画素の画素値の予測値をHD画像データとして生成することにより、クラス分類適応処理を行う。これにより、SD画像データが、より高解像度のHD画像データに変換される。
詳細には、信号処理装置110において、クラスタップ抽出部111は、これから生成されるHD画像データに対応するHD画像を構成する複数の画素のそれぞれを、順次、注目画素として決定する。クラスタップ抽出部111は、その注目画素をクラスに分類するために用いる、注目画素の位置およびその周辺の位置に対応するSD画像内の複数の画素の画素値を、SD画像データからクラスタップとして抽出する。クラスタップ抽出部111は、クラスタップをクラス分類部112に供給する。
クラス分類部112は、クラスタップ抽出部111から供給されるクラスタップの特徴に応じて、注目画素をクラスに分類することにより、注目画素に対するクラスを生成し、そのクラスを係数記憶部113に供給する。
係数記憶部113は、後述する学習装置130(図12)により学習された、クラスごとの起点係数W0と偏差係数を記憶している。係数記憶部113は、クラス分類部112から供給されるクラスに対応する起点係数W0と偏差係数を読み出し、予測係数生成部116に供給する。
正規化レベルタップ抽出部114は、クラスタップ抽出部111と同様に、HD画像を構成する複数の画素のそれぞれを、順次、注目画素として決定する。正規化レベルタップ抽出部114は、注目画素に対応する1次元の距離ベクトルdとしての画素値の正規化レベルのベクトル(以下、正規化レベルベクトルという)を演算するために用いる、注目画素の位置およびその周辺の位置に対応するSD画像内の複数の画素の画素値を、SD画像データから正規化レベルタップとして抽出する。正規化レベルタップ抽出部114は、正規化レベルタップを正規化レベル演算部115に供給する。
正規化レベル演算部115は、正規化レベルタップ抽出部114から供給される正規化レベルタップを構成する画素値を正規化する。具体的には、正規化レベル演算部115は、例えば、正規化レベルタップを構成する画素値Lそれぞれについて、画素値Lから、正規化レベルタップを構成する画素値の最小値Lminを減算したものを、正規化レベルタップを構成する画素値の最大値Lmaxから最小値Lminを減算したもので除算し、正規化後の画素値ILevelを求める。
正規化レベル演算部115は、正規化レベルタップの正規化後の各画素値ILevelを表す1次元のベクトルを、正規化レベルベクトルとして、予測係数生成部116に供給する。
予測係数生成部116は、係数記憶部113から供給される起点係数W0および偏差係数と、正規化レベル演算部115から供給される正規化レベルベクトルとを用いて、予測係数Wを生成する。具体的には、予測係数生成部116は、式(2)においてm=1とし、起点係数W0および偏差係数を代入し、さらに、正規化レベルベクトルを距離ベクトルd0として代入することにより、予測係数Wを求める。予測係数生成部116は、予測係数Wを予測部118に供給する。
予測タップ抽出部117は、クラスタップ抽出部111や正規化レベルタップ抽出部114と同様に、HD画像を構成する複数の画素のそれぞれを、順次、注目画素として決定する。予測タップ抽出部117は、注目画素の画素値を予測するために用いる、注目画素の位置およびその周辺の位置に対応するSD画像内の複数の画素の画素値を、SD画像データから予測タップとして抽出する。予測タップ抽出部117は、予測タップを予測部118に供給する。
予測部118は、予測係数生成部116から供給される予測係数Wと、予測タップ抽出部117から供給される予測タップとを用いて、上述した式(5)の予測演算を行い、注目画素の画素値の予測値を、HD画像を構成する注目画素の画素値として生成する。予測部118は、予測演算により生成された画素値からなるHD画像データを出力する。
次に、図11のフローチャートを参照して、図10の信号処理装置110による画像処理について説明する。
ステップS111において、クラスタップ抽出部111、正規化レベルタップ抽出部114、および予測タップ抽出部117は、HD画像を構成する複数の画素のうちのまだ注目画素とされていない1つを、注目画素として決定する。ステップS112において、クラスタップ抽出部111は、注目画素に対応するクラスタップを抽出し、クラス分類部112に供給する。
ステップS113において、クラス分類部112は、クラスタップ抽出部111から供給されるクラスタップの特徴に応じて、注目画素をクラスに分類することにより、注目画素に対するクラスを生成する。そして、クラス分類部112は、生成された注目画素に対するクラスを係数記憶部113に供給する。
ステップS114において、正規化レベルタップ抽出部114は、SD画像データから注目画素に対応する正規化レベルタップを抽出し、正規化レベル演算部115に供給する。
ステップS115において、正規化レベル演算部115は、正規化レベルタップ抽出部114から供給される正規化レベルタップから、正規化レベルベクトルを演算する。具体的には、正規化レベル演算部115は、正規化レベルタップを構成する画素値を正規化し、その結果得られる画素値を表す1次元のベクトルを、正規化レベルベクトルとして求める。正規化レベル演算部115は、正規化レベルベクトルを予測係数生成部116に供給する。
ステップS116において、係数記憶部113は、クラス分類部112から供給されるクラスに対応する起点係数W0と偏差係数を読み出し、予測係数生成部116に供給する。ステップS117において、予測係数生成部116は、係数記憶部113から供給される起点係数W0および偏差係数と、正規化レベル演算部115から供給される正規化レベルベクトルとを用いて、予測係数Wを生成する。予測係数生成部116は、予測係数Wを予測部118に供給する。
ステップS118において、予測タップ抽出部117は、SD画像データから注目画素に対応する予測タップを抽出し、予測部118に供給する。
ステップS119において、予測部118は、予測係数生成部116から供給される予測係数Wと、予測タップ抽出部117から供給される予測タップとを用いて、上述した式(5)の予測演算を行い、注目画素の画素値の予測値を、HD画像を構成する注目画素の画素値として生成する。ステップS20において、クラスタップ抽出部111、正規化レベルタップ抽出部114、および予測タップ抽出部117は、HD画像を構成する全ての画素を注目画素に決定したかを判定する。
ステップS120で、HD画像を構成する全ての画素をまだ注目画素に決定していないと判定された場合、処理はステップS111に戻り、上述した処理が繰り返される。
一方、ステップS120で、HD画像を構成する全ての画素を注目画素に決定したと判定された場合、ステップS121において、予測部118は、予測演算により生成された画素値からなるHD画像データを出力し、処理は終了する。
図12は、図10の信号処理装置110により用いられる起点係数W0および偏差係数を学習する学習装置130の構成例を示している。
図12の学習装置130は、学習対記憶部131、クラスタップ抽出部132、クラス分類部133、正規化レベルタップ抽出部134、正規化レベル演算部135、予測タップ抽出部136、正規方程式生成部137、係数生成部138、および係数記憶部139により構成される。
学習装置130において、学習対記憶部131は、起点係数W0および偏差係数の学習における生徒としての、信号処理装置110におけるSD画像データに相当するデータ(以下、生徒画像データという)と、教師としての、そのSD画像データから変換された理想的なHD画像データに相当するデータ(以下、教師画像データという)とのセットを、学習対データとして記憶している。
そして、学習対記憶部131は、学習対データのうちの生徒画像データを、クラスタップ抽出部132、正規化レベルタップ抽出部134、および予測タップ抽出部136に出力し、教師画像データを正規方程式生成部137に出力する。なお、以下では、生徒画像データに対応するSD画像を生徒画像といい、教師画像データに対応するHD画像を教師画像という。
クラスタップ抽出部132は、図10のクラスタップ抽出部111と同様に、教師画像を構成する複数の画素のそれぞれを、順次、注目画素として決定する。クラスタップ抽出部132は、その注目画素をクラスに分類するために用いる、注目画素の位置およびその周辺の位置に対応する生徒画像内の複数の画素の画素値を、生徒画像データからクラスタップとして抽出する。クラスタップ抽出部132は、クラスタップをクラス分類部133に供給する。
クラス分類部133は、図10のクラス分類部112と同様に、クラスタップ抽出部132から供給されるクラスタップの特徴に応じて、注目画素をクラスに分類することにより、注目画素に対するクラスを生成する。クラス分類部133は、そのクラスを正規方程式生成部137に供給する。
正規化レベルタップ抽出部134は、クラスタップ抽出部132と同様に、教師画像を構成する複数の画素のそれぞれを、順次、注目画素として決定する。正規化レベルタップ抽出部134は、図10の正規化レベルタップ抽出部114と同様に、注目画素に対応する正規化レベルベクトルを演算するために用いる、注目画素の位置およびその周辺の位置に対応する生徒画像内の複数の画素の画素値を、生徒画像データから正規化レベルタップとして抽出する。正規化レベルタップ抽出部134は、正規化レベルタップを正規化レベル演算部135に供給する。
正規化レベル演算部135は、図10の正規化レベル演算部115と同様に、正規化レベルタップ抽出部134から供給される正規化レベルタップを構成する画素値を正規化し、正規化レベルベクトルを演算する。正規化レベル演算部135は、その正規化レベルベクトルを正規方程式生成部137に供給する。
予測タップ抽出部136は、クラスタップ抽出部132や正規化レベルタップ抽出部134と同様に、教師画像を構成する複数の画素のそれぞれを、順次、注目画素として決定する。予測タップ抽出部136は、図10の予測タップ抽出部117と同様に、注目画素の画素値を予測するために用いる、注目画素の位置およびその周辺の位置に対応する生徒画像内の複数の画素の画素値を、生徒画像データから予測タップとして抽出する。予測タップ抽出部136は、その予測タップを正規方程式生成部137に供給する。
正規方程式生成部137は、クラス分類部133から供給されるクラスごとに、正規化レベル演算部135から供給される正規化レベルベクトル、予測タップ抽出部136から供給される予測タップ、および学習対記憶部131から入力される教師画像データを用いて足し込みを行った、図7においてm=1の足し込み行列を、正規方程式として生成する。
具体的には、正規方程式生成部137は、クラスごとに、図7の足し込み行列において、第kサンプルの予測タップを構成する各画素値をXk(Xk=(xk0,xk1,・・・,xkn))として代入し、第kサンプルの教師画像データの注目画素の画素値をykとして代入し、その注目画素に対応する正規化レベルベクトルをd0として代入することにより、正規方程式を生成する。そして、正規方程式生成部137は、その正規方程式を係数生成部138に供給する。
係数生成部138は、正規方程式生成部137から供給される正規方程式を解法することにより、起点係数W0と偏差係数を生成する。係数生成部138は、その起点係数W0と偏差係数を係数記憶部139に記憶させる。以上のようにして学習され、係数生成部138に記憶された起点係数W0と偏差係数は、図10の係数記憶部113に記憶され、信号処理装置110において用いられる。
次に、図13のフローチャートを参照して、図12の学習装置130による学習処理について説明する。
ステップS130において、学習対記憶部131は、記憶している学習対データのうちのまだ出力していない学習対データを出力する。具体的には、学習対記憶部131は、学習対データのうちの生徒画像データを、クラスタップ抽出部132、正規化レベルタップ抽出部134、および予測タップ抽出部136に入力し、教師画像データを正規方程式生成部137に入力する。
ステップS131において、クラスタップ抽出部132、正規化レベルタップ抽出部134、および予測タップ抽出部136は、図10のクラスタップ抽出部111と同様に、教師画像を構成する複数の画素のうちのまだ注目画素とされていない1つを、注目画素として決定する。
ステップS132において、クラスタップ抽出部132は、生徒画像データから注目画像に対応するクラスタップを抽出し、クラス分類部133に供給する。
ステップS133において、クラス分類部133は、図10のクラス分類部112と同様に、クラスタップ抽出部132から供給されるクラスタップの特徴に応じて、注目画素をクラスに分類することにより、注目画素に対するクラスを生成する。クラス分類部133は、そのクラスを正規方程式生成部137に供給する。
ステップS134において、正規化レベルタップ抽出部134は、図10の正規化レベルタップ抽出部114と同様に、生徒画像データから注目画素に対応する正規化レベルタップを抽出し、正規化レベル演算部135に供給する。
ステップS135において、正規化レベル演算部135は、図10の正規化レベル演算部115と同様に、正規化レベルタップ抽出部134から供給される正規化レベルタップから、注目画素に対応する正規化レベルベクトルを演算し、正規方程式生成部137に供給する。
ステップS136において、予測タップ抽出部136は、図10の予測タップ抽出部117と同様に、生徒画像データから注目画素に対応する予測タップを抽出し、正規方程式生成部137に供給する。
ステップS137において、正規方程式生成部137は、クラス分類部133から供給されるクラスごとに、正規化レベル演算部135から供給される正規化レベルベクトル、予測タップ抽出部136から供給される予測タップ、および学習対記憶部131から入力される教師画像データを用いて、図7においてm=1の足し込み行列に対して足し込みを行う。
ステップS138において、クラスタップ抽出部132、正規化レベルタップ抽出部134、および予測タップ抽出部136は、教師画像を構成する全ての画素を注目画素に決定したかを判定する。ステップS138で教師画像を構成する全ての画素をまだ注目画素に決定していないと判定された場合、処理はステップS131に戻り、上述した処理が繰り返される。
一方、ステップS138で、教師画像を構成する全ての画素を注目画素に決定したと判定された場合、ステップS139において、学習対記憶部131は、全ての学習対データに対してステップS130乃至S138の処理が行われたかを判定する。ステップS139で、まだ全ての学習対データに対してステップS130乃至S138の処理が行われていないと判定された場合、処理はステップS130に戻り、上述した処理が繰り返される。
また、ステップS139で、全ての学習対データに対してステップS130乃至S138の処理が行われたと判定された場合、正規方程式生成部137は、ステップS137で足し込みが行われることにより生成された正規方程式を、係数生成部138に供給する。
そして、ステップS140において、係数生成部138は、正規方程式生成部137から供給される正規方程式を解法することにより、起点係数W0と偏差係数を生成し、係数記憶部139に記憶させる。
次に、図14を参照して、図10の信号処理装置110により得られるHD画像データ(以下、適宜、本発明HD画像データという)と、従来のクラス分類適応処理により得られるHD画像データ(以下、従来HD画像データという)のS/N比の差分値(以下、SN差分値という)の実験結果について説明する。
なお、図14における実験では、実験の対象として、112枚のSD画像データを用いている。また、信号処理装置110におけるクラス分類適応処理において、正規化レベルとして、正規化レベルタップの中心画素との正規化距離(中心画素の画素値をLCとし、その他の画素の画素値をLとしたとき、|LC−L|)を用いるとともに、注目画素をクラスに分類する方法として1ビットADRCを用い、展開の最大の次数pを1としている。
一方、従来のクラス分類適応処理において、注目画素をクラスに分類する方法として2ビットADRCを用いている。また、信号処理装置110におけるクラス分類適応処理と従来のクラス分類適応処理において、クラスタップおよび予測タップを構成する画素の数を9個としている。
従って、図14における実験では、信号処理装置110のクラス分類適応処理で用いられる予測係数の総数は、46080(=512×9×10)個となる。また、従来のクラス分類適応処理で用いられる予測係数の総数は、理論上取り得ないクラスについては数に含めないものとすると、147456(=512×9×32)個となる。
図14の棒グラフは、以上のような条件での実験により得られた本発明HD画像データのS/N比から、従来HD画像データのS/N比を減算したSN差分値の出現頻度を表している。なお、図14において、横軸はSN差分値を表し、縦軸はSN差分値が出現した出現頻度を表している。
図14における実験では、上述したように、信号処理装置110のクラス分類適応処理で用いられる予測係数の総数は46080個であり、従来のクラス分類適応処理で用いられる予測係数の総数である147456個に比べて少ないが、実験結果では、図14に示すように、0より大きいSN差分値が出現する出現頻度が多くなっている。即ち、大体の入力画像データにおいて、本発明HD画像データのS/N比が、従来HD画像データのS/N比より大きくなっている。
従って、この実験から、信号処理装置110では、従来のクラス分類適応処理を行う場合に比べて、より高画質なHD画像データを生成することができることがわかる。換言すれば、信号処理装置110では、学習により得られた起点係数W0および偏差係数と正規化レベルベクトルとを用いて、予測係数Wを生成することで、より最適な予測係数Wを生成することができることがわかる。
図15は、本発明を適用した信号処理装置の第3の実施の形態の構成例を示している。
図15の信号処理装置210は、図10の信号処理装置110に、さらに輝度レベルタップ抽出部211と輝度レベル演算部212を設け、予測係数生成部213の代わりに、予測係数生成部213を設けることにより構成される。信号処理装置210では、距離ベクトルdとして、正規化レベルベクトルと輝度レベルを表すベクトル(以下、輝度レベルベクトルという)からなる2次元のベクトルが用いられる。
即ち、信号処理装置210において、輝度レベルタップ抽出部211は、クラスタップ抽出部111と同様に、HD画像を構成する複数の画素のそれぞれを、順次、注目画素として決定する。輝度レベルタップ抽出部211は、注目画素に対応する輝度レベルベクトルを演算するために用いる、注目画素の位置およびその周辺の位置に対応するSD画像内の複数の画素の画素値を、SD画像データから輝度レベルタップとして抽出する。輝度レベルタップ抽出部211は、輝度レベルタップを輝度レベル演算部212に供給する。
輝度レベル演算部212は、輝度レベルタップ抽出部211から供給される輝度レベルタップを構成する各画素値を輝度レベルとして、その輝度レベルを表す輝度レベルベクトルを演算し、予測係数生成部213に供給する。
予測係数生成部213は、係数記憶部113から供給される起点係数W0および偏差係数、正規化レベル演算部115から供給される正規化レベルベクトル、並びに、輝度レベル演算部212から供給される輝度レベルベクトルを用いて、予測係数Wを生成する。具体的には、予測係数生成部213は、式(2)においてm=2とし、起点係数W0および偏差係数を代入し、さらに、正規化レベルベクトルを距離ベクトルd0として代入するとともに、輝度レベルベクトルを距離ベクトルd1として代入することにより、予測係数Wを求める。予測係数生成部213は、予測係数Wを予測部118に供給する。
次に、図16のフローチャートを参照して、図15の信号処理装置210による画像処理について説明する。
図16の画像処理において、ステップS211乃至S215の処理は、図11のステップS111乃至S115の処理と同様であるので、説明は省略する。但し、ステップS211の処理では、クラスタップ抽出部111、正規化レベルタップ抽出部114、および予測タップ抽出部117だけでなく、輝度レベルタップ抽出部211も注目画素を決定する。
図16のステップS216において、輝度レベルタップ抽出部211は、SD画像データから注目画素に対応する輝度レベルタップを抽出し、輝度レベル演算部212に供給する。
ステップS217において、輝度レベル演算部212は、輝度レベルタップ抽出部211から供給される輝度レベルタップから輝度レベルベクトルを演算し、予測係数生成部213に供給する。
ステップS218において、係数記憶部113は、図11のステップS116の処理と同様に、クラス分類部112から供給されるクラスに対応する起点係数W0と偏差係数を読み出し、予測係数生成部116に供給する。
ステップS219において、予測係数生成部213は、係数記憶部113から供給される起点係数W0および偏差係数、正規化レベル演算部115から供給される正規化レベルベクトル、並びに輝度レベル演算部212から供給される輝度レベルベクトルを用いて、予測係数Wを生成する。予測係数生成部116は、予測係数Wを予測部118に供給する。
ステップS220乃至S223の処理は、図11のステップS118乃至S121の処理と同様であるので、説明は省略する。但し、ステップS222の処理では、クラスタップ抽出部111、正規化レベルタップ抽出部114、および予測タップ抽出部117だけでなく、輝度レベルタップ抽出部211も判定を行う。
図17は、図15の信号処理装置210により用いられる起点係数W0および偏差係数を学習する学習装置230の構成例を示している。
図17の学習装置230は、図12の学習装置130に、さらに輝度レベルタップ抽出部231と輝度レベル演算部232を設け、正規方程式生成部137の代わりに、正規方程式生成部233を設けることにより構成される。
即ち、学習装置230において、輝度レベルタップ抽出部231は、クラスタップ抽出部132と同様に、教師画像を構成する複数の画素のそれぞれを、順次、注目画素として決定する。輝度レベルタップ抽出部231は、図15の輝度レベルタップ抽出部211と同様に、注目画素に対応する輝度レベルベクトルを演算するために用いる、注目画素の位置およびその周辺の位置に対応する生徒画像内の複数の画素の画素値を、生徒画像データから輝度レベルタップとして抽出する。輝度レベルタップ抽出部231は、輝度レベルタップを輝度レベル演算部232に供給する。
輝度レベル演算部232は、図15の輝度レベル演算部212と同様に、輝度レベルタップ抽出部231から供給される輝度レベルタップを構成する各画素値を輝度レベルとして、その輝度レベルを表す輝度レベルベクトルを、正規方程式生成部233に供給する。
正規方程式生成部233は、クラス分類部133から供給されるクラスごとに、正規化レベル演算部135から供給される正規化レベルベクトル、輝度レベル演算部232から供給される輝度レベルベクトル、予測タップ抽出部136から供給される予測タップ、および学習対記憶部131から入力される教師画像データを用いて足し込みを行った、図7においてm=2の足し込み行列を、正規方程式として生成する。
具体的には、正規方程式生成部233は、クラスごとに、図7の足し込み行列において、第kサンプルの予測タップを構成する各画素値をXk(Xk=(xk0,xk1,・・・,xkn))として代入し、第kサンプルの教師画像データの注目画素の画素値をykとして代入し、その注目画素に対応する正規化レベルベクトルをd0として代入するとともに、輝度レベルベクトルをd1として代入することにより、正規方程式を生成する。そして、正規方程式生成部233は、その正規方程式を係数生成部138に供給する。
次に、図18のフローチャートを参照して、図17の学習装置230による学習処理について説明する。
図18の学習処理において、ステップS230乃至S235の処理は、図13のステップS130乃至S135の処理と同様であるので、説明は省略する。但し、ステップS231の処理では、クラスタップ抽出部132、正規化レベルタップ抽出部134、および予測タップ抽出部136だけでなく、輝度レベルタップ抽出部231も注目画素を決定する。
図18のステップS236において、輝度レベルタップ抽出部231は、図15の輝度レベルタップ抽出部211と同様に、生徒画像データから注目画素に対応する輝度レベルタップを抽出し、輝度レベル演算部232に供給する。
ステップS237において、輝度レベル演算部232は、図15の輝度レベル演算部212と同様に、輝度レベルタップ抽出部231から供給される輝度レベルタップから輝度レベルベクトルを演算し、正規方程式生成部233に供給する。
ステップS238において、予測タップ抽出部136は、図13のステップS136の処理と同様に、生徒画像データから注目画素に対応する予測タップを抽出し、正規方程式生成部137に供給する。
ステップS239において、正規方程式生成部233は、クラス分類部133から供給されるクラスごとに、正規化レベル演算部135から供給される正規化レベルベクトル、輝度レベル演算部232から供給される輝度レベルベクトル、予測タップ抽出部136から供給される予測タップ、および学習対記憶部131から入力される教師画像データを用いて、図7においてm=2の足し込み行列に対して足し込みを行う。
ステップS240において、クラスタップ抽出部132、正規化レベルタップ抽出部134、予測タップ抽出部136、および輝度レベルタップ抽出部231は、教師画像を構成する全ての画素を注目画素に決定したかを判定する。ステップS240で教師画像を構成する全ての画素をまだ注目画素に決定していないと判定された場合、処理はステップS231に戻り、上述した処理が繰り返される。
一方、ステップS240で、教師画像を構成する全ての画素を注目画素に決定したと判定された場合、処理はステップS241に進む。ステップS241およびS242の処理は、図13のステップS139およびS140の処理と同様であるので、説明は省略する。
なお、信号処理装置110や210における距離ベクトルdとしては、正規化レベルベクトルや輝度レベルベクトルのほか、SD画像のダイナミックレンジを表すベクトルなどを用いてもよい。
また、信号処理装置110や210では、入力データをSD画像データとするとともに、出力データをHD画像データとして、入力データを出力データに変換する画像処理を行ったが、この画像処理によれば、入力データと出力データをどのように定義するかによって、様々な処理を実現することができる。
即ち、例えば、入力データをボケを含んだ画像の画像データとし、出力データをボケを除去した画像の画像データとすれば、画像変換処理は、ボケを除去するボケ除去処理ということができる。また、入力データをノイズを含んだ画像の画像データとし、出力データをノイズを除去した画像の画像データとすれば、画像変換処理は、ノイズを除去するノイズ除去処理ということができる。
信号処理装置110や210が、ボケ除去処理を行う場合、距離ベクトルとしては、リンギング特徴量を表すベクトルやボケ量推定値を表すベクトルなどを用いることができる。なお、リンギング特徴量は、例えば、入力データとしてのボケを含んだ画像の画像データの動き量に基づく距離ずつ注目画素から離れた位置に対応する入力画像内の各画素と隣接する画素との差分の絶対値である。また、ボケ量推定値は、例えば、注目画素の位置およびその周辺の位置に対応する入力画像内の複数の画素の隣接する画素どうしの差分の絶対値である。
また、信号処理装置110や210が、ノイズ除去処理を行う場合、距離ベクトルとしては、ノイズの統計分布推定値を表すベクトルなどを用いることができる。なお、ノイズの統計分布推定値は、例えば、画素値に対応する値であり、注目画素の位置およびその周辺の位置に対応する入力画像内の複数の画素の画素値それぞれから求められる。
次に、上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行することもできるし、ソフトウエアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行する場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム記録媒体からインストールされる。
そこで、図19は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するコンピュータ300のハードウエアの構成例を示している。
コンピュータ300において、CPU(Central Processing Unit)301,ROM(Read Only Memory)302,RAM(Random Access Memory)303は、バス304により相互に接続されている。
バス304には、さらに、入出力インターフェース305が接続されている。入出力インターフェース305には、キーボード、マウス、マイクロホン、リモートコントローラから送信されてくる指令を受信する受信部などよりなる入力部306、ディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部307、ハードディスクや不揮発性のメモリなどよりなる記憶部308、ネットワークインタフェースなどよりなる通信部309、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)等)、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリなどよりなるパッケージメディアであるリムーバブルメディア311を駆動するドライブ310が接続されている。
以上のように構成されるコンピュータ300では、CPU301が、例えば、記憶部308に記憶されているプログラムを、入出力インターフェース305およびおバス304を介して、RAM303にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
コンピュータ300のCPU301が実行するプログラムは、例えば、リムーバブルメディア311に記録して、あるいは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供される。
そして、プログラムは、リムーバブルメディア311をドライブ310に装着することにより、入出力インターフェース305を介して、記憶部308にインストールすることができる。また、プログラムは、有線または無線の伝送媒体を介して、通信部309で受信し、記憶部308にインストールすることができる。その他、プログラムは、ROM302や記憶部308に、あらかじめインストールしておくことができる。
なお、コンピュータ300が実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
また、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
従来のクラス分類適応処理における予測係数について説明する図である。 従来の他のクラス分類適応処理における予測係数について説明する図である。 従来のさらに他のクラス分類適応処理における予測係数について説明する図である。 本発明の原理を表す図である。 本発明を適用した信号処理装置の第1の実施の形態の構成例を示すブロック図である。 図5の信号処理装置による信号処理について説明するフローチャートである。 足し込み行列を示す図である。 図5の信号処理装置により用いられる起点係数および偏差係数を学習する学習装置の構成例を示すブロック図である。 図8の学習装置による学習処理について説明するフローチャートである。 本発明を適用した信号処理装置の第2の実施の形態の構成例を示すブロック図である。 図10の信号処理装置による画像処理について説明するフローチャートである。 図10の信号処理装置により用いられる起点係数および偏差係数を学習する学習装置の構成例を示すブロック図である。 図12の学習装置による学習処理について説明するフローチャートである。 SN差分値の実験結果について説明する図である。 本発明を適用した信号処理装置の第3の実施の形態の構成例を示すブロック図である。 図15の信号処理装置による画像処理について説明するフローチャートである。 図15の信号処理装置により用いられる起点係数および偏差係数を学習する学習装置の構成例を示すブロック図である。 図17の学習装置による学習処理について説明するフローチャートである。 コンピュータのハードウエアの構成例を示すブロック図である。
符号の説明
10 信号処理装置, 13 クラス分類部, 14 距離ベクトルタップ抽出部, 15 距離ベクトル演算部, 16 予測係数生成部, 17 予測タップ抽出部, 18 予測部, 30 学習装置, 33 クラス分類部, 37 正規方程式生成部, 38 係数生成部, 110 信号処理装置, 112 クラス分類部, 114 正規化レベルタップ抽出部, 115 正規化レベル演算部, 116 予測係数生成部, 117 予測タップ抽出部, 118 予測部, 130 学習装置, 133 クラス分類部, 137 正規方程式生成部, 138 係数生成部, 210 信号処理装置, 211 輝度レベルタップ抽出部, 212 輝度レベル演算部, 213 予測係数生成部, 230 学習装置, 231 輝度レベルタップ抽出部, 232 輝度レベル演算部,233 正規方程式生成部

Claims (8)

  1. 入力データを、より高質な出力データに変換する信号処理装置において、
    前記出力データ内の注目データの位置およびその周辺の位置に対応する前記入力データ内の複数のデータを抽出する第1のデータ抽出手段と、
    前記第1のデータ抽出手段により抽出された前記複数のデータを正規化し、前記注目データの正規化データを求める正規化演算手段と、
    前記入力データに対応する生徒としてのデータの正規化データと第1の処理係数との演算により求められた第2の処理係数と、前記生徒としてのデータとの演算により、その生徒としてのデータよりも高質な前記出力データに対応する教師としてのデータを生成する関係式に基づく正規方程式により予め学習された前記第1の処理係数と、前記注目データの正規化データとの演算により、前記第2の処理係数を生成する処理係数生成手段と、
    前記注目データの位置およびその周辺の位置に対応する前記入力データ内の複数のデータを抽出する第2のデータ抽出手段と、
    前記第2のデータ抽出手段により抽出された前記複数のデータと、前記第2の処理係数との演算により、前記注目データを生成する予測手段と
    を備える信号処理装置。
  2. 前記第1の処理係数は、基準となる起点係数と、その起点係数と前記第2の処理係数との偏差を前記正規化データとともに表す偏差係数とを有する
    請求項1に記載の信号処理装置。
  3. 前記注目データの位置およびその周辺の位置に対応する前記入力データ内の複数のデータとしてのクラスタップの特徴に応じて、前記注目データに対するクラスを生成するクラス分類手段
    をさらに備え、
    前記処理係数生成手段は、前記クラスごとの前記正規方程式により予め学習された前記クラスごとの前記第1の処理係数のうちの、前記クラス分類手段により生成された前記クラスの第1の処理係数と、前記注目データの正規化データとの演算により、前記第2の処理係数を生成する
    請求項1に記載の信号処理装置。
  4. 入力データを、より高質な出力データに変換する信号処理装置の信号処理方法において、
    前記出力データ内の注目データの位置およびその周辺の位置に対応する前記入力データ内の複数のデータを抽出し、
    その抽出された前記複数のデータを正規化し、前記注目データの正規化データを求め、
    前記入力データに対応する生徒としてのデータの正規化データと第1の処理係数との演算により求められた第2の処理係数と、前記生徒としてのデータとの演算により、その生徒としてのデータよりも高質な前記出力データに対応する教師としてのデータを生成する関係式に基づく正規方程式により予め学習された前記第1の処理係数と、前記注目データの正規化データとの演算により、前記第2の処理係数を生成し、
    前記注目データの位置およびその周辺の位置に対応する前記入力データ内の複数のデータを抽出し、
    その抽出された前記複数のデータと、前記第2の処理係数との演算により、前記注目データを生成する
    ステップを含む信号処理方法。
  5. 入力データを、より高質な出力データに変換する信号処理を、コンピュータに行わせるプログラムにおいて、
    前記出力データ内の注目データの位置およびその周辺の位置に対応する前記入力データ内の複数のデータを抽出し、
    その抽出された前記複数のデータを正規化し、前記注目データの正規化データを求め、
    前記入力データに対応する生徒としてのデータの正規化データと第1の処理係数との演算により求められた第2の処理係数と、前記生徒としてのデータとの演算により、その生徒としてのデータよりも高質な前記出力データに対応する教師としてのデータを生成する関係式に基づく正規方程式により予め学習された前記第1の処理係数と、前記注目データの正規化データとの演算により、前記第2の処理係数を生成し、
    前記注目データの位置およびその周辺の位置に対応する前記入力データ内の複数のデータを抽出し、
    その抽出された前記複数のデータと、前記第2の処理係数との演算により、前記注目データを生成する
    ステップを含む信号処理をコンピュータに行わせるプログラム。
  6. 生徒としての入力データより求められる正規化データと第1の処理係数との演算により第2の処理係数を求め、その第2の処理係数と生徒としての入力データとの演算により、その生徒としての入力データよりも高質な教師としての出力データを生成する関係式を解法するために、前記生徒としての入力データと前記教師としての出力データを用いて正規方程式を生成する正規方程式生成手段と、
    前記正規方程式を解法することにより、前記第1の処理係数を生成する係数生成手段と
    を備える学習装置。
  7. 前記第1の処理係数は、基準となる起点係数と、その起点係数と前記第2の処理係数との偏差を前記正規化データとともに表す偏差係数とを有し、
    前記係数生成手段は、前記正規方程式を解法することにより、前記起点係数と前記偏差係数を生成する
    請求項6に記載の学習装置。
  8. 前記出力データ内の注目データの位置およびその周辺の位置に対応する前記入力データ内の複数のデータとしてのクラスタップの特徴に応じて、前記注目データに対するクラスを生成するクラス分類手段
    をさらに備え、
    前記正規方程式生成手段は、前記クラス分類手段により生成されたクラスごとに、前記入力データと前記注目データを用いて、前記正規方程式を生成する
    請求項6に記載の学習装置。
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