JP5099244B2 - 計器の操作ノブ構造 - Google Patents

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Description

本発明は、計器における表示内容の切替操作等に使用する計器の操作ノブ構造に関する。特に、オド/トリップメータ(ODO/TRIPメータ)や時計などの車両用計器の表示の切替えを行なうための計器の操作ノブ構造に関する。
従来、特許文献1に記載のスイッチの操作ノブ構造が知られている。この構造は、操作ノブでスイッチを操作するものであるが、樹脂バネと上記スイッチとが並列に配置されている
また、従来、特許文献2として知られている車両用計器は、スイッチ体の端子の半田付の信頼性を向上させることのできる車両用計器を提供するものであり、車両用計器の回路基板に取り付けられたスイッチを有し、その車両用計器のフロントカバーに設けた孔に回動可能に且つ進退可能に挿入された操作ノブを有する。
この操作ノブの回動操作によって、スイッチの操作部を回動操作する。操作ノブの押圧操作によって、スイッチの操作部を押圧操作する。そして、操作ノブをスイッチの操作部に対して傾動可能に取り付け、上記孔の片側の縁部に操作ノブを圧接させる(片当たりさせる)スプリングを設けている。このスプリングは、操作ノブとは別部品であり、スプリングとスイッチとは並列に設けられている。
特許第2953492号公報 特開2006−123850号公報
上記特許文献1の技術によると、樹脂バネとスイッチは並列に設けられている。また、上記特許文献2の技術では、スプリングはスイッチ機能を有する操作ノブとは別部品であり、スイッチとスプリングとは並列に設けられている。このように、従来の操作ノブの構造において、操作ノブを保持するためのバネとして、金属のスプリング や樹脂バネを使用したものが知られている。
金属バネの場合、バネ単品コスト、組付工数がかかる等の理由でコストが高い。樹脂バネをスイッチと並列に設けた場合は、操作ノブとバネから成る操作ノブ部分の体格(横幅)が大きくなり、スペースをとり、部品配置上の制約が出来てしまう。
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目して成されたものであり、その目的は、コストの安い樹脂バネを使用しながら、操作ノブ部分の体格を小さくすることが出来る計器の操作ノブ構造を提供することにある。
従来技術として列挙された特許文献の記載内容は、この明細書に記載された技術的要素の説明として、参照によって導入ないし援用することができる。
本発明は上記目的を達成するために、下記の技術的手段を採用する。すなわち、請求項1に記載の発明では、操作ノブと該操作ノブで押圧されることによりスイッチ動作するスイッチとを備え、操作ノブが押圧されることにより、スイッチがスイッチ動作する計器の操作ノブ構造において、操作ノブに対して連続一体に縦列に成型されて弾性を有する樹脂バネ部を備え、操作ノブが押圧操作されることにより、樹脂バネ部が弾性変形して該樹脂バネ部の前記操作ノブと反対側の端面が前記スイッチを押し、樹脂バネ部の弾性反力でスイッチがスイッチ動作の方向に押圧されスイッチ動作することを特徴としている。
この発明によれば、樹脂バネ部を使用しているからコストが安い。また、操作ノブと連続一体に成型された樹脂バネ部を操作ノブと縦列に形成したから、操作ノブと樹脂バネ部を含めた操作ノブ部分の横幅が広がらず、省スペース化が可能である。
請求項2に記載の発明では、樹脂バネ部は操作ノブから螺旋状に突出する螺旋状部から成り、螺旋状部の突出側先端がスイッチに当接していることを特徴としている。
この発明によれば、樹脂バネ部は操作ノブから螺旋状に突出する螺旋状部から成るから、小さな形状で操作ノブの軸方向に充分に撓む樹脂バネ部を形成でき、コスト低減と小型化が可能となる。
請求項3に記載の発明では、樹脂バネ部の弾性反力で操作ノブを傾けることにより、計器の表面部品において、操作ノブが貫通する貫通孔に、操作ノブを片当たりさせていることを特徴としている。
この発明によれば、操作ノブを傾けて操作ノブが貫通する計器の部品の貫通孔に、操作ノブを片当たりさせているから、操作ノブが振動して表面部品に衝突を繰り返して異音を発生することが無い。
請求項4に記載の発明では、表面部品のスイッチ側に計器のケースを有し、操作ノブは、計器の表面部品の裏側に配置されるケースへの当接箇所を支点部として、樹脂バネ部の弾性反力により支点部を中心に傾くことで貫通孔に片当たりしていることを特徴としている。
この発明によれば、樹脂バネ部の反力で、操作ノブを、支点部を中心として傾かせて、計器の表面部品の貫通孔に、片当たりさせているから、操作ノブが上記反力によって定まる所定の力で押付けられて片当たりしている。従って、振動し難く、計器の表面部品の貫通孔に衝突を繰り返して異音を発生することが、確実に防止できる。
請求項5に記載の発明では、スイッチは計器のプリント基板に実装されて固定され、操作ノブの支点部を支持する支持部は、ケースの開口部の端面に形成され、操作ノブと一体の樹脂バネ部をケースの開口部内に挿入するときに、爪間の幅が収縮して挿入後に爪間の幅が拡開する樹脂製の一対の弾性爪が、操作ノブと一体に形成されており、一対の弾性爪は一方の弾性爪と他方の弾性爪とから成り、支持部に当接する支点部は一方の弾性爪の先端に形成されていることを特徴としている。
この発明によれば、スイッチは計器のプリント基板に実装されて固定され、操作ノブの支点部を支持する支持部は、ケースの開口部の端面に形成され、操作ノブと一体の樹脂バネ部をケースの開口部内に挿入するときに、爪間の幅が収縮して挿入後に爪間の幅が拡開する樹脂製の一対の弾性爪が、操作ノブと一体に形成されており、一対の弾性爪は一方の弾性爪と他方の弾性爪とから成るから、操作ノブを開口部内に挿入するだけで、一方の弾性爪と他方の弾性爪とのスナップアクション作用で組付けが出来、組付けが容易となる。
また、支持部に当接する支点部は一方の弾性爪の先端に形成されているから、一方の弾性爪を活用して支点部を形成でき、構造が簡単になる。
請求項6に記載の発明では、操作ノブ保持のために必要な最低限の力(Fh)<樹脂バネ部の弾性反力(Fe)<スイッチがスイッチ動作しないときのスイッチの最大反力(Fs)であることを特徴としている。
この発明によれば、操作ノブ保持のために必要な最低限の力(Fh)<樹脂バネ部の弾性反力(Fe)<スイッチがスイッチ動作しないときのスイッチの最大反力(Fs)としているから、操作ノブをスイッチ方向に押圧操作することにより、静止状態に保持されている操作ノブをスイッチ方向に駆動して、樹脂バネ部の反力とスイッチの反力とを高め、ついにスイッチを作動させることが出来る。また、操作ノブ保持のために必要な反力をかけた状態で操作ノブを静止させているから、車両等の振動で操作ノブが振動して異音が発生したり、不用意にスイッチが操作されたりしてしまうことが無い。
本発明の一実施形態における車両用計器の模式正面図である。 図1の矢印F2−F2線に沿う一部模式断面図である。 図2の矢印F3にて示す操作ノブの底部付近の模式断面図である。 図3の矢印F4方向から見た文字板取り付け前のケースの凹部の形状を示す斜視図である。 上記一実施形態における操作ノブの根元部分の拡大斜視図である。
(一実施形態)
以下、本発明の一実施形態について図1ないし図5を用いて詳細に説明する。図1及び図2において、一実施形態の計器となる特に車両用計器は、車両の車室内前方に配置されたインストルメントパネルに、車両の速度を表示するスピードメータ1として設けられている。図1は、本発明の一実施形態におけるスピードメータ1の模式正面図である。図2は図1の矢印F2−F2線に沿う一部模式断面図である。
スピードメータ1は、文字板2と車速に応じて回動する指針3とを備え、車速を表示する指針計器である。スピードメータ1の下部には、累計走行距離を示すオドメータと、区間走行距離を示すトリップメータとを切替え表示するデジタル式のオド/トリップメータ4が配置されている。
図1の右方下部には、柱状形状を有し、乗員による押釦操作が可能なオド/トリップメータ4用のスイッチ(後述のスイッチ7)の操作部となる操作ノブ5(トリップノブとも呼ばれる)が配置されている。この操作ノブ5は、後述する樹脂バネ部を含めて、ポリアセタール(略号POM)で成型されている。
図3は、図2の矢印F3にて示す操作ノブ5の底部付近の模式断面図である。図3のオド/トリップスイッチを成すスイッチ7は、図1のオド/トリップメータ4の表示切替えや、トリップメータのリセット指示を乗員の押釦操作により行うために設けられている。
このスイッチ7は、プリント基板8に接する両脇が、プリント基板8に半田付けされている。また、スイッチ7は二段の円筒形である。
スイッチ7は、スイッチ頭部7aが押されると、スイッチ7内部の図示されないバネが撓んでスイッチ頭部7aがスイッチ7の内部に図3のように沈み込み、スイッチオン状態となって接点信号を出力する。スイッチ頭部7aの押圧が終了すると、スイッチ頭部7aがスイッチ7の内部から図3の左方に移動し、スイッチ7がオフ状態となって接点信号の出力を停止するようになっている。この接点信号は、CPU、ROM、RAMを備えた図示しないマイクロコンピュータに入力される。なお、操作ノブ5のうち先端側に突出した円柱状突起25e2のみがスイッチ頭部7aに当接している。
このマイクロコンピュータには、入力回路を介して各種センサ類から各種の車両情報が入力されるようになっている。また、マイクロコンピュータには、CAN等の通信ネットワークを介した他のECUとの通信によっても、各種の車両情報が入力されるようになっている。マイクロコンピュータは、入力された車両情報に基づいて、スイッチ7からの入力信号に基づき、図1のオド/トリップメータ4の表示切替え制御を行う。
図1及び図2のように、操作ノブ5はスピードメータ1の透明の表面部材となるレンズ部材9の貫通孔10を貫通して伸び出している。操作ノブ5の根元部分は、スピードメータ1のプリント基板8に実装されたスイッチ7のスイッチ頭部7aに当接している。
このスイッチ7のスイッチ頭部7aは、スイッチ7の内部に弾性的に進退可能であり、スイッチ頭部7aを図3のように右方向に押すと、押す方向に対して弾性的な反力を作用させながら、上述のようにスイッチ頭部7aがスイッチ7内に沈みこみ、所定量沈み込むと、スイッチ7がオンするようになっている。なお、この一実施形態では、クリック感の無いスイッチ7が使用されている。
図3において、操作ノブ5は、レンズ部材9の貫通孔10に片当たりするように傾いて取り付けられている。レンズ部材9は透明の合成樹脂から成り、運転者は、このレンズ部材9を介して文字板2および指針3を視認する。
図3のように、操作ノブ5は、更にケース15の開口部16を貫通している。組付けられた操作ノブ5のケース15の開口部16入口付近には、フランジ部5aが形成されている。このフランジ部5aと一体に、操作ノブ5の取付け方向を決定する鉤状の折曲部5bが形成されている。
鉤状の折曲部5bは、ケース15の窪み17内に収納される。この窪み17内に鉤状の折曲部5bを収納しないと、操作ノブ5を正規の位置に組付けることは出来ないようにして誤組付けを防止している。
上記フランジ5aは、文字板2を装着したとき、ケース15の凹部18の向こう(図3右方向)の白色のケース15の表面が見えないように、操作ノブ5に一体に形成された目隠し部として機能している。
また、操作ノブ5には、ケース15の開口部16内の端面20に摺接する円弧状外形部21が形成されている。操作ノブ5が傾いたとき、円弧状外形部21がケース15の開口部16内の端面20に摺接する。
なお、円弧状外形部21の円弧は、支点部22を中心とした円形の一部から形成されている。この円弧状外形部21の円弧があるため、操作ノブ5の傾きが変っても、支点部22を中心として、操作ノブ5が円滑に傾き、操作ノブ5の位置が非連続かつ不用意に移動することがない。
更に、操作ノブ5は、スイッチ7方向に突出した細径部5dを有し、細径部5dの先端には、操作ノブ5を開口部16内に挿入するときに図3上下方向の幅が収縮して挿入後に上記幅が拡開する樹脂製の一方の弾性爪25aと他方の弾性爪25bとを備えている。
この操作ノブ5の一対の弾性爪25a、25bの高さを変えることで、一方の弾性爪25aの先端が支点部22として作用し、弾性力による反力を受けて操作ノブ5が傾く構造としている。
なお、一方の弾性爪25aと他方の弾性爪25bは大きさが異なり、図3の下側に位置する一方の弾性爪25aがケース15の開口部16の出口側(図3右側)側面に当接して支点部22を形成しているが、他方の弾性爪25bは、ケース15の開口部16の出口側側面に当接しないように、他方の弾性爪25bと上記出口側側面との間に間隙26が形成されている。
一旦、操作ノブ5の弾性爪25a、25bをケース15の開口部16内に挿入すると、開口部16内の一方の弾性爪25aと他方の弾性爪25bが開いて、操作ノブ5が開口部16から抜けだせないようになっている。
図4は、図3の矢印F4方向から見た文字板2取り付け前のケース15の凹部18の形状を示す斜視図である。ケース15の凹部18は鍵孔状になっており、直径10.5mmの丸孔の一部が矩形状に切込まれている。このため、矩形状の切込み部18aを含めた内径は12.5mmとなっている。また、矩形状の切込み部18aには、図3の操作ノブ5の鉤状の折曲部5bが収納される。
上記鍵孔状の凹部18が操作ノブ5の組付けにあたりガイドになって、凹部18、及び開口部16内に操作ノブ5が正しく挿入される。つまり、鍵孔状の凹部18で操作ノブ5の組付け方向を決定することができる。
図3の操作ノブ5の細径部5dの更に右側先端側には、以下に説明するように螺旋形の樹脂バネ部25eが細径部5dと連続的に同一の樹脂材料で一体形成されている。図5は、操作ノブ5の根元部分の拡大斜視図である。一方の弾性爪25aの上端面は支点部22を構成している。
細径部5dと一体化された一方の弾性爪25aから平板状の樹脂薄片25e1が延出し、この樹脂薄片25e1と一体に渦巻き状(蚊取り線香状)の螺旋状部から成る樹脂バネ部25eが形成されている。樹脂バネ部25eの最先端には図3のスイッチ7のスイッチ頭部7aに当接する円柱状突起25e2が形成されている。
この樹脂バネ部25eの自由状態では、図5のようにギャップ25gが形成されているが、操作ノブ5が組付けされ、運転者による操作ノブ5の操作によりスイッチ頭部7aが押圧されてスイッチ7がスイッチオン状態になった図3の状態では、ギャップ25gは0mmとなり、潰れて消失している。なお、完全に潰れないでギャップ25gが多少残っても良い。
(一実施形態の作用)
以下において上記構成からなる一実施形態の作用について説明する。図3において、ケースの15の凹部18、及び開口部16内に操作ノブ5を挿入し、上述したように一方の弾性爪25aと他方の弾性爪25bとが拡開した状態において、渦巻き状の樹脂バネ部25eの最先端に存在する円柱状突起25e2がスイッチ7のスイッチ頭部7aに当接している。
この状態では、スイッチ7内部のバネにより、スイッチ頭部7aから図3の矢印A5方向の反力が樹脂バネ部25eの最先端に存在する円柱状突起25e2に印加される。操作ノブ5は、一方の弾性爪25aの支点部22がケース15の開口部16の出口側側面部に当接しているため、上記スイッチ7の反力(プリロードとも呼ばれる)に推されても、操作ノブ5の傾き、及び樹脂バネ部25eの弾力変形の範囲内でしか移動出来ない。
上記スイッチ7の反力(プリロード)に推され、樹脂バネ部25eも弾性的な反力を図3の矢印A6のように生み出す。そして、この状態ではスイッチ7が未だオンしていないように寸法関係が設定されている。樹脂バネ部25eの最先端に存在する円柱状突起25e2は、操作ノブ5の中心軸5sに対して、位置が図3の上方にずれている。
且つ、支点部22が中心軸5sに対し反対側の下方側に形成されている。従って、図3の矢印A5、A6の反力よって、操作ノブ5は傾き、操作ノブ5がレンズ部材9の丸い貫通孔10に片当たりで当接して保持されている。
樹脂バネ部25eは、スイッチ7の作動方向と同方向(縦列または直列)に配置されており、操作ノブ5を保持するために必要な反力を、スイッチ7の反力(プリロード)と、樹脂バネ部25eの反力とで得ている。換言すれば、スイッチ7の反力を樹脂バネ部25eの反力で補っている。
また、操作ノブ5と一体の樹脂バネ部25e等を開口部16内に挿入するときに幅が収縮して挿入後に幅が拡開する樹脂製の一方の弾性爪25aと他方の弾性爪25bとを設け、支点部22は一方の弾性爪25aの先端に形成されている。
これにより、操作ノブ5を開口部内16に挿入するだけで、一方の弾性爪25aと他方の弾性爪25bとのスナップアクション作用で組みつけが出来、組付けが容易となる。一方の弾性爪25aが開口部16内の端面20の出口側(図3右側)側面に係合した後に、文字板2及びレンズ部材9を取付ける。
また、操作ノブ5と同一材料で連続成型された一体の樹脂バネ部25eを使用しているから、金属バネや別体の樹脂バネに比べコストが安い。また、樹脂バネ部25eを操作ノブ5と縦列に形成したから、操作ノブ5と樹脂バネ部25eを含めた操作ノブ部分5、25eの横幅(図3上下方向の幅)が広がらず、省スペース化が可能である。
また、操作ノブ5を押し込まない保持状態においては、操作ノブ5を計器の一部であるレンズ部材9に当接させて保持しており、操作ノブ5保持のために必要な最低限の力Fh<樹脂バネ部25eの弾性力となる反力Fe<スイッチ7がスイッチ動作しないときのスイッチ7の最大反力(プリロード)Fsとしている。なお、操作ノブ5を保持するために必要な最低限の反力Fhは、この一実施形態では0.6Nに設定してある。
これにより、組付けた状態で、すぐにスイッチ7がオンしてしまうことが無い。かつ、操作ノブ5をスイッチ7方向に押圧操作することにより、静止状態に保持されている操作ノブ5をスイッチ7方向に駆動して、樹脂バネ部25eの反力とスイッチ7の反力とを高め、ついにスイッチ7をオン操作することが出来る。なお、この時に、スイッチ7をオフ操作するように変形することも出来る。
また、樹脂バネ部25eは、各部品の公差バラツキにより、スイッチ7の反力が所定どおりに得られない場合においても、スイッチ7の操作ノブ5による操作を可能としている。つまり、樹脂バネ部25eはスイッチ7の反力不足を補うことが出来る。
そして、スイッチ7がオンすると、スイッチ7からの操作信号を受け取った図示しないCPUは、図1のデジタル式のオド/トリップメータ4の表示を変更する。また、操作ノブ5を傾けて、操作ノブ5が貫通するスピードメータ1の部品となるレンズ部材9の貫通孔10に、操作ノブ5の側面を片当たりさせているから、車両の振動に伴って操作ノブ5が振動して貫通孔10に衝突を繰り返して異音を発生することが無い。また、操作ノブ5は、この一実施形態では、押すだけの操作が成され、スイッチ7を回動させることは無いが、回動させるように変形することも出来る。
(その他の実施形態)
本発明は上述した一実施形態にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張することができる。例えば、上述の一実施形態では、スピードメータに設けられたトリップノブの例を示したが、スピードメータ以外の箇所に取付けられていてもよいことは勿論である。また、デジタル式または機械式のオド/トリップメータに限らず、照明、表示灯などの操作ノブ、時計を含む各種計器のリセット用ないし設定操作用ノブに使用できる。
つまり、操作ノブは、オド/トリップメータの表示切替えや、トリップメータのリセット指示以外にも、例えば、表示灯消灯スイッチ用の操作ノブとして、点灯状態にある表示灯の消灯を乗員の押釦操作により行うために設けられてもよい。更に、車両以外の計器の操作ノブ構造としても使用でき、各種乗り物のほか、振動の大きい工場用計器にも使用することが出来る。
1 計器
2 文字板
4 オド/トリップメータ
5 操作ノブ
5、25e 操作ノブ部分
5a フランジ部
5b 鉤状の折曲部
5d 細径部
7 スイッチ
7a スイッチ頭部
8 プリント基板
9 表面部材となるレンズ部材
10 貫通孔
15 ケース
16 開口部
17 ケースの窪み
18 ケースの凹部
18a 切込み部
20 開口部内の端面
21 円弧状外形部
22 支点部
25a 一方の弾性爪
25b 他方の弾性爪
25e 樹脂バネ部
25e1 樹脂薄片
25e2 円柱状突起
25g ギャップ
26 間隙

Claims (6)

  1. 操作ノブと該操作ノブで押圧されることによりスイッチ動作するスイッチとを備え、前記操作ノブが押圧されることにより、前記スイッチがスイッチ動作する計器の操作ノブ構造において、
    前記操作ノブに対して連続一体に縦列に成型されて弾性を有する樹脂バネ部を備え、
    記操作ノブが押圧操作されることにより、前記樹脂バネ部が弾性変形して該樹脂バネ部の前記操作ノブと反対側の端面が前記スイッチを押し、
    記樹脂バネ部の弾性反力で前記スイッチがスイッチ動作の方向に押圧されスイッチ動作することを特徴とする計器の操作ノブ構造。
  2. 前記樹脂バネ部は前記操作ノブから螺旋状に突出する螺旋状部から成り、前記螺旋状部の突出側先端が前記スイッチに当接していることを特徴とする請求項1に記載の計器の操作ノブ構造。
  3. 前記樹脂バネ部の前記弾性反力で前記操作ノブを傾けることにより、前記計器の表面部品において、前記操作ノブが貫通する貫通孔に、前記操作ノブを片当たりさせて保持していることを特徴とする請求項1または2に記載の計器の操作ノブ構造。
  4. 前記表面部品の前記スイッチ側に前記計器のケースを有し、前記操作ノブは、前記計器の前記表面部品の裏側に配置される前記ケースへの当接箇所を支点部として、前記樹脂バネ部の弾性反力により前記支点部を中心に傾くことで前記貫通孔に片当たりしていることを特徴とする請求項3に記載の計器の操作ノブ構造。
  5. 前記スイッチは前記計器のプリント基板に実装されて固定され、前記操作ノブの前記支点部を支持する支持部は、前記ケースの開口部の端面に形成され、
    前記操作ノブと一体の前記樹脂バネ部を前記ケースの前記開口部内に挿入するときに、爪間の幅が収縮して挿入後に前記爪間の幅が拡開する樹脂製の一対の弾性爪が、前記操作ノブと一体に形成されており、前記一対の弾性爪は一方の弾性爪と他方の弾性爪とから成り、
    前記支持部に当接する前記支点部は前記一方の弾性爪の先端に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の計器の操作ノブ構造。
  6. 前記操作ノブ保持のために必要な最低限の力(Fh)<前記樹脂バネ部の前記弾性反力(Fe)<前記スイッチがスイッチ動作しないときの前記スイッチの最大反力(Fs)であることを特徴とする請求項3ないし5のいずれか一項に記載の計器の操作ノブ構造。
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