JP5098733B2 - 情報処理装置、及びプログラム - Google Patents
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Description
ここで媒体検知部15の例について述べる。媒体検知部15は、紙媒体Pを特定する識別情報を、無線タグ(RFID(Radio Frequency IDentification))や、紙媒体ごとに固有の繊維パターンに基づく情報や、紙媒体上に記録された情報(例えばバーコードなど)や、紙媒体側のマークを利用者にポイントさせ、又はなぞらせることにより、面Sに支持されている紙媒体の識別情報を取得する。
また、紙媒体Pに予め固有の識別情報を記録したマークが付されている場合、利用者が紙媒体Pのマークをペンなどでポイントする、またはなぞることによって紙媒体Pの識別情報を生成しても良い。この場合、マークをポイントまたはなぞることによって生成されるペンの移動情報の特徴を面Sの操作部13が取得することで紙媒体の識別情報とする。
さらに、紙媒体Pに予め固有の識別情報を記録したマークが付されていない場合、最初に利用者に対して紙媒体Pにペンなどでマークを書き込ませ、当該書き込まれたマークから識別情報を生成してもよい。それ以後は、紙媒体Pを識別する際に当該書き込まれたマークをペンなどでポイントするか、なぞることで識別情報を再度生成しても良い。この場合、識別情報の記録開始を操作部13から指示した後、ペンなどで記録することにより識別情報を記録し、識別情報の取得開始を操作部13で指示した後 ペンなどでなぞることにより識別情報を取得開始してもよい。
また、紙媒体の特定の領域を識別情報領域として定めることにより、その領域をペンなどでポイントする、またはなぞる操作が行われることで識別情報の記録や取得が行われるようにしてもよい。
次に、制御部11による紙媒体Pと面Sとの相対的位置のずれ検知の処理について述べる。この処理では、
(1)予め紙媒体側に形成したマークを利用者にポイントさせ、又はなぞらせて、当該操作により位置ずれを検知する
(2)予め紙媒体側に形成した欄に利用者に文字列などを記入させ、当該記入の操作により位置ずれを検知する
(3)予め紙媒体の表裏対応する位置に、それぞれ利用者のポイント位置と、所定位置ずれ検出用の所定パターンとを形成しておき、利用者がポイント位置をポイントすると、それに対応して裏面側に形成された位置ずれ検出用の所定パターンを読み取って位置ずれを検知する
(4)無線タグを用いる
のいずれかの処理を行えばよい。以下、各処理について説明する。
ここで紙媒体P側に形成するマークは、例えば図4(a)に示すように、紙媒体Pの辺に平行にならない線分上にある予め定められた複数の点(例えばM1,M2)に形成したX字状(または十字など中心点のわかる形状)のマークでよい。これらのマークは、例えば紙媒体Pの左下の頂点を原点として、短辺の方向をX軸、長辺の方向をY軸として(M1x,M1y),(M2x,M2y)の座標を中心点として表すマークとして予め定められているものとする。
RiL<LT≦RiR(またはRiL≦LT<RiRでもよい)
RjL<RB≦RjR(またはRjL≦RB<RjRでもよい)
となるi,jを見いだす。これにより制御部11は、利用者が書き込みをした範囲の左上端を含む領域Riと、右下端を含む領域Rjとを見いだす。制御部11は、また、操作部13において押圧が検出されていた時刻(押圧検出の開始時刻と、最後に押圧検出した終了時刻)とを図示しない時計部から読み出して記憶しておき、これら開始時刻及び終了時刻を含む時刻情報と、上記見いだした領域Riと領域Rjとを特定する情報(領域情報)と、紙媒体Pの識別情報とを関連づけて記憶するよう、記録装置2に対して指示を送信する。
また本実施の形態において、紙媒体Pには、図6に示すように予め定められた領域に、利用者に記入を行わせる欄Wを設けておいてもよい。そして制御部11が、この領域内において利用者がした記入の内容に基づいて紙媒体Pと面Sとの相対位置を検知してもよい。
この場合は、操作部13として光センサを用いる。操作部13は、面Sに置かれた紙媒体の裏面側(利用者が記入をする面の裏側)を撮像する。また、紙媒体の裏側の予め定めた位置に、傾き角度を検出可能なバーコードなどの符号画像を形成しておく。このような符号画像の例としては、例えばQRコードがある。制御部11は、操作部13が撮像した紙媒体Pの裏面の映像からQRコードの位置及び傾きを検出する。そして、当該検出した傾きと位置とにより、上記第1、第2の変換式を得ればよい。
さらに、無線タグを用いて紙媒体Pの面Sに対する傾き及び位置(相対位置)を検出してもよい。この例では、紙媒体Pの複数の位置(例えば紙媒体の中央からやや右よりの上下)にそれぞれ無線タグQ,Rを配する。
次に、制御部11による書き込み検知処理について説明する。制御部11は、過去に押圧の検出が終了した時点から予め定めた時間ΔTが経過した後、操作部13において押圧が検出されると、その時点での時刻の情報Tsを図示しない時計部から取得して記憶する。また制御部11は、最後に押圧が検出された時点の時刻の情報Teも時計部から取得して記憶する。制御部11は、押圧が検出されずに予め定めた時間ΔTが経過すると(利用者が押圧操作を中断すると)、時刻TsからTeまでの間に操作部13にて検出した押圧位置(ξ,η)の最小値(ξmin,ηmin)、最大値(ξmax,ηmax)を演算する。
次に、制御部11による照明処理について説明する。制御部11は、紙媒体Pが面Sに置かれ、その識別情報が得られると、記録装置2に対して、当該得られた識別情報に関連づけられている対象領域情報を要求する。
以上のように構成された本実施の形態の情報処理装置1は、次のように動作する。利用者が紙媒体Pを本実施の形態の情報処理装置1の面Sに重ね合わせて置くと、情報処理装置1は、これを(例えば光センサなどによって)検知して、または利用者の操作によって、次の図10に示す処理を開始する。
ここまでの説明では、紙媒体Pに対して書き込みが行われた領域を表す対象領域情報を記録して、書き込みが行われた領域を照明する処理を行う例について述べたが、照明を行う領域の例は、これに限られるものではない。
なお、表示部14による照明方法は、単に点灯・消灯するだけに留まらず、一例として表示部14が多色LEDを備えている場合や、カラー液晶表示デバイスである場合であって、紙媒体Pの識別情報に関連づけられた対象領域情報が複数ある場合には、各対象領域情報に対応する照明領域を互いに異なる色で点灯するようにしてもよい。ここでさらに対象領域情報について時刻の情報が関連づけられているときには、時刻の情報に応じて(例えばより早い時刻ほど明るい色とするなど)点灯色を制御してもよい。また、点灯態様を点滅パターンで異ならせてもよい。
Claims (8)
- 紙媒体を識別する媒体識別子と、媒体上の領域を特定する少なくとも一つの領域情報とを関連づけた記録装置と通信する通信手段と、
紙媒体全体を支持可能な面を有し、予め定められた紙媒体上の複数の領域のいずれかを選択的に照明する選択照明手段と、
前記面に支持された紙媒体を識別する媒体識別子を検知する検知手段と、
前記通信手段を介して、前記検知された媒体識別子に関連づけて前記記録装置に記録された領域情報を取得する取得手段と、
前記取得した領域情報に対応する領域を照明するよう制御する制御手段と、
を含み、
前記制御手段は、紙媒体上で利用者がした記入内容に基づき、紙媒体と、前記面との相対位置を検出し、当該検出した相対位置により照明する領域を制御することを特徴とする情報処理装置。 - 前記制御手段は、紙媒体上で予め定められた複数の位置で利用者がした記入内容に基づき、紙媒体と、前記面との相対位置を検出することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記制御手段は、紙媒体上で予め定められた位置で、利用者がした、異方性のある記入内容に基づき、紙媒体と、前記面との相対位置を検出することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記制御手段は、紙媒体上で予め定められた位置で、利用者がした記入内容を受け入れて、当該記入内容に外接する領域を検出し、当該検出した領域の特徴量に基づいて、紙媒体と、前記面との相対位置を検出することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記紙媒体の裏面には、傾き角度を検出可能な符号画像が形成されており、
前記面内には、面に載せられた媒体の裏面を撮像する撮像手段を備え、
前記制御手段は、前記撮像手段が撮像した媒体の裏面の画像のうち、紙媒体上で利用者が記入した位置に対応する裏側の位置にある符号画像に基づいて、紙媒体と、前記面との相対位置を検出することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記紙媒体には、傾き角度を検出可能な符号画像が形成されており、
前記面内には、面に載せられた媒体の裏面を撮像する撮像手段を備え、
前記制御手段は、前記撮像手段が媒体を透かして撮像した媒体表面側の画像のうち、紙媒体上で利用者が記入した位置を含む、予め定めた範囲の領域から符号画像を検出し、当該検出した符号画像に基づいて、紙媒体と、前記面との相対位置を検出することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記面内には、面に載せられた媒体の裏面を撮像する撮像手段を備え、
紙媒体ごとに固有の繊維構造を前記撮像手段が撮像し、当該撮像した繊維構造に基づいて、媒体識別子の検知が行われることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - コンピュータを、
紙媒体を識別する媒体識別子と、媒体上の領域を特定する少なくとも一つの領域情報とを関連づけた記録装置と通信する通信手段と、
紙媒体全体を支持可能な面に配置された選択照明部を制御し、紙媒体上の予め定められた複数の領域のいずれかを選択的に照明する選択照明手段と、
前記面に支持された紙媒体を識別する媒体識別子を検知する検知手段と、
前記通信手段を介して、前記面で検知された媒体識別子に関連づけて前記記録装置に記録された領域情報を取得する取得手段と、
紙媒体上で利用者がした記入内容に基づき、紙媒体と、前記面との相対位置を検出し、当該検出した相対位置を用いて前記取得した領域情報に対応する前記面の領域を照明するよう制御する制御手段と、
として機能させることを特徴とするプログラム。
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JP2008075767A JP5098733B2 (ja) | 2008-03-24 | 2008-03-24 | 情報処理装置、及びプログラム |
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JP2009232202A JP2009232202A (ja) | 2009-10-08 |
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JP2008075767A Expired - Fee Related JP5098733B2 (ja) | 2008-03-24 | 2008-03-24 | 情報処理装置、及びプログラム |
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2008
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