JP5098389B2 - エレベータの制御ケーブル吊手装置 - Google Patents

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Description

この発明は、エレベータの制御ケーブルを昇降路内で吊り下げ保持する制御ケーブル吊手装置に関するものである。
エレベータでは、かごに設けられた機器類を制御したり、かごの機器類から入力された各種信号に基づいてエレベータを動作させたりするため、制御盤とかごとの間に制御ケーブルが接続されている。この制御ケーブルは、かごに接続された一端部から昇降路の中間階付近に至る部分が昇降路内で固定されておらず、かごの昇降動作に追従することができるように構成されている。具体的には、上記制御ケーブルは、一端部がかご下部のかご側吊手を介してかご上制御装置に、中間部が昇降路内に設けられた昇降路側吊手に固定されることにより、かご側吊手から昇降路側吊手に至る部分が昇降路内でU字状に吊り下げられた状態で保持される。一方、制御ケーブルの他端部側は、昇降路側吊手から制御盤の設置場所まで配線され、制御盤に接続される。
また、エレベータの昇降路上方に機械室が設置されていない、いわゆる機械室レスエレベータ装置では、エレベータの制御盤や巻上機等、従来機械室に設置されていた機器類を昇降路内に配置する必要がある。したがって、制御盤が昇降路内に設置された機械室レスエレベータ装置では、制御ケーブルの他端部側は、昇降路側吊手から制御盤の設置場所まで昇降路内に配線されている。
図21は従来の機械室レスエレベータ装置を示す側面図であり、機械室レスエレベータ装置における制御ケーブル架設後の状態を示したものである。図21において、1はエレベータの昇降路、2はエレベータのかご、3はかご2の上部に設置されたかご上制御装置、4はかご2の下部に設けられたかご側吊手、38は昇降路1内に設けられた昇降路側吊手、6は昇降路1内に設けられた制御盤、7はかご側吊手4と昇降路側吊手38とを介してかご2及び制御盤6間に接続された制御ケーブルである。なお、上記制御盤6は、昇降路側吊手38よりも下方に配置されている。
上記制御ケーブル7は、中間部が昇降路側吊手38に固定されている。そして、昇降路側吊手38よりも一端部側は、かご側吊手4まで昇降路1内でU字状に吊り下げられ、更に上方に配線されてかご上制御装置3に接続される。また、昇降路側吊手38よりも他端部側は、昇降路側吊手38の直ぐ上方で下方に向かってU字状に折り返され、制御盤6に接続されている。
次に、制御ケーブルを図21の状態に架設する際の動作について説明する。なお、制御ケーブルは、その断面形状から丸形タイプと平形タイプが存在するが、近年では、懸垂特性が良く、かごの走行時に揺れが少ないとの理由から、平形タイプのものが一般的に使用されている。
架設前の制御ケーブルは、巻癖によって懸垂特性が損なわれることを防止するため、一般に、渦巻状に重ね巻きされた状態でエレベータの据付現場に納入される。なお、制御ケーブルの架設作業は、エレベータのかごやかごの昇降を案内するガイドレール等といった所定の機器類が昇降路内に組み込まれた後に行われる。そして、実際に制御ケーブルを架設する場合には、重ね巻きされた制御ケーブルを、ターンテーブル等を用いて巻きほぐしたり、比較的制御ケーブルが短い場合には作業者が制御ケーブルを抱きかかえた状態で巻きほぐしたりしながら、固定や接続等の作業が行われていた。
また、制御ケーブルの架設装置の従来技術として、重ね巻きされた制御ケーブルを昇降路内のかご床枠上に設置し、このかご床枠をエレベータ機械室内に設置された巻上機によって昇降させることにより、制御ケーブルを必要な長さだけ順次繰り出して、制御ケーブルの固定や接続等の作業を行うものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、制御ケーブルの架設時に使用されるターンテーブルの従来技術として、平形タイプの制御ケーブルをダンボール製のボビンに巻き付けた状態でダンボール製の薄い輸送箱に収納することにより、制御ケーブルの輸送や懸架作業を容易にしたものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
また、制御ケーブルの吊手装置の従来技術として、昇降路内で吊り下げられた制御ケーブル間距離を調節することができるように昇降路側吊手又は/及びかご側吊手を構成し、制御ケーブルの架設現場において、制御ケーブル間距離を所望の値に合わせることができるようにしたものが提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開平5−246654号公報 特開平8−319075号公報 特開平4−16477号公報
図21に示す従来の機械室レスエレベータ装置では、制御ケーブルの架設時に制御ケーブルの巻きほぐしの作業を昇降路内に停止させたかご上で実施しなければならず、上記作業に多大な時間と労力とを要することとなっていた。特に、制御盤が昇降路側吊手よりも下方に配置されている場合には、制御ケーブルの他端部側を、昇降路側吊手の上方を通過させてから垂れ下げる必要があった。この作業は、昇降路側吊手から垂れ下げた制御ケーブルに捻り癖を生じさせないように細心の注意を払う必要があり、また、狭いかご上での作業が強いられるために、人力に頼るところが大きく、非常に力の要る作業となって、作業性を著しく低下させる要因となっていた。
なお、特許文献2記載のターンテーブル等を使用しても、制御盤が昇降路側吊手よりも下方に配置されている場合には、上記と同様の問題が生じてしまう。また、特許文献1及び3記載のものは、昇降路上方に機械室が設置されている場合のものであり、かかる開示内容から上記問題を解決することはできなかった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、制御盤が昇降路側吊手よりも下方に配置されている場合であっても、制御ケーブルの懸架作業に要する時間と労力とを大幅に軽減させることができるエレベータの制御ケーブル吊手装置を提供することである。
この発明に係るエレベータの制御ケーブル吊手装置は、エレベータのかごと制御盤との間に接続される制御ケーブルを昇降路内で吊り下げ保持するエレベータの制御ケーブル吊手装置であって、昇降路内のガイドレールに設けられた板状のケーブル取付腕と、ケーブル取付腕に設けられた取付板と、制御ケーブルの中間部を取付板に押え付けて、制御ケーブルを昇降路内で吊り下げ保持するケーブル押えと、ケーブル取付腕又は取付板に設けられ、ケーブル押えよりも上方に配置され、ケーブル押えよりも上方で下方に折り返された制御ケーブル間に配置されるとともに、制御ケーブルの架設時に、制御ケーブルの制御盤に接続される端部側の下方への移動を案内するガイド手段と、を備えたものである。
この発明によれば、制御盤が昇降路側吊手よりも下方に配置されている場合であっても、制御ケーブルの懸架作業に要する時間と労力とを大幅に軽減させることができる。
この発明をより詳細に説明するため、添付の図面に従ってこれを説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1は制御ケーブル架設後の状態を示すエレベータ装置の側面図、図2は制御ケーブルの架設作業を説明するための図である。先ず、図1に基づいて、制御ケーブル架設後の状態について説明する。図1において、1はエレベータの昇降路、2は昇降路1内を昇降するかご、3はかご2の上部に設置され、かご2の各種機器類を制御するかご上制御装置、4はかご2の下部に設けられたかご側吊手、5は昇降路1内に設けられた昇降路側吊手、6は昇降路1内に設けられ、エレベータの全体制御を司る制御盤、7はかご側吊手4と昇降路側吊手5とを介してかご2及び制御盤6間に接続された制御ケーブルである。
ここで、上記昇降路側吊手5は、昇降路壁や昇降路梁、昇降路1内に立設されたガイドレール8(図1及び図2においては図示せず)等といった昇降路1内の固定体に設けられ、かご2の昇降範囲に合わせた所定の高さ(例えば、中間階付近)に配置される。また、上記制御盤6は、昇降路側吊手5よりも下方に配置され、例えば、昇降路1のピット底面から所定距離上方となる高さに配置される。即ち、図1は、制御盤6が昇降路側吊手5よりも下方に配置された機械室レスエレベータ装置の構成を示している。
上記制御ケーブル7は、中間部が昇降路側吊手5によって挟持された状態で固定されている。そして、制御ケーブル7の昇降路側吊手5よりも一端部側は、昇降路側吊手5から垂下され、昇降路1内でU字状に折り返された後、かご側吊手4に固定される。また、制御ケーブル7の一端部側は、かご側吊手4から更に上方に配線され、かご上制御装置3に接続される。一方、制御ケーブル7の昇降路側吊手5よりも他端部側は、昇降路側吊手5の直ぐ上方で下方に向かってU字状に折り返され、そのまま下方の制御盤6に接続される。
次に、図2に基づいて、制御ケーブル7の架設作業について説明する。
作業者は、制御ケーブル7の架設作業を開始するまでに、かご2やかご2等の昇降を案内するガイドレール8、かご2を懸架する主ロープ(図示せず)、かご2を昇降駆動するための巻上機(図示せず)、上記制御盤6等といった各種機器類を昇降路1内に据え付ける。
上記各種機器類の据え付けが完了した後、ターンテーブル等を利用して、渦巻状に重ね巻きされた制御ケーブル7をかご2上に設置する。次に、かご2を移動させ、制御ケーブル7の架設作業がし易いように、昇降路側吊手5の設置高さに合わせてかご2を停止させる。例えば、図2に示すように、重ね巻きされた制御ケーブル7が昇降路側吊手5よりも僅かに下方となるように、かご2を停止させる。
そして、作業員は、所定の高さに停止されたかご2上で、制御ケーブル7の架設作業を開始する。具体的には、重ね巻きされた制御ケーブル7の端部をターンテーブル等から繰り出し、昇降路側吊手5の上方を通過させてから、下方の制御盤6に向けて制御ケーブル7を垂れ下げる。ここで、上記制御ケーブル7を繰り出す作業は、昇降路側吊手5の上方を通過する制御ケーブル7を昇降路側吊手5のガイド手段によって案内させることにより、制御ケーブル7の捻り癖の発生を防止しながら実施する。なお、上記ガイド手段を備えた昇降路側吊手5の詳細については後述する。
そして、制御盤6に接続するために必要な長さの制御ケーブル7を昇降路側吊手5から垂下させた後、図2の点線で示すように、制御ケーブル7の昇降路側吊手5よりも手前(かご)側を弛緩させて、制御ケーブル7を昇降路側吊手5に固定する。また、制御ケーブル7の中間部を昇降路側吊手5によって固定した後、制御ケーブル7を繰り出しながらかご2を昇降路1のピット部付近まで下降させる。その後、作業者が昇降路1のピット部に降りて、制御ケーブル7の一端部をかご側吊手4を介してかご上制御装置3に、他端部を制御盤6にそれぞれ接続し、制御ケーブル7の懸架作業を完了させる。なお、図1は、制御ケーブル7の両端部の接続が完了した直後の状態を示している。
次に、上記昇降路側吊手5の詳細について説明する。
図3はこの発明の実施の形態1におけるエレベータの制御ケーブル吊手装置を示す正面図、図4はこの発明の実施の形態1におけるエレベータの制御ケーブル吊手装置を示す平面図、図5はこの発明の実施の形態1におけるエレベータの制御ケーブル吊手装置を示す側面図である。
図3乃至図5において、9は板状のケーブル取付腕、10はケーブル取付腕9の一端部をガイドレール8の背面側に固定するためのレールクリップ、11はレールクリップ10をケーブル取付腕9の一端部に締結固定するボルトであり、上記昇降路側吊手5は、ケーブル取付腕9の他端部に設けられることにより、ケーブル取付腕9、レールクリップ10、ボルト11を介してガイドレール8に固定される。なお、上記昇降路側吊手5の設置高さは、ケーブル取付腕9の取付位置によって調節できる。また、上記ガイドレール8は、かご2或いは釣合い重り(図示せず)の何れを案内するものであっても構わない。
上記昇降路側吊手5には、保持手段とガイド手段とが備えられている。上記保持手段は、昇降路1内の固定体に設けられ、制御ケーブル7の中間部を固定して、制御ケーブル7を昇降路1内で吊り下げ保持する機能を有する。また、上記ガイド手段は、上記保持手段の上方に設けられ、制御ケーブル7の架設時に、制御ケーブル7の制御盤6に接続される端部(実施の形態1においては制御ケーブル7の他端部)側を昇降路側吊手5の上方から昇降路側吊手5の下方に垂れ下げる際に、上記端部側の下方への移動を案内する機能を有する。なお、ガイド手段は、制御ケーブル7の架設後は、制御盤6に接続するため保持手段の上方で下方に折り返された制御ケーブル7間に配置される。
ここで、上記保持手段は、通信用の制御ケーブル7の一端部側を吊り下げた状態で保持する必要があるため、制御ケーブル7が滑り落ちることがなく、且つ、制御ケーブル7を損傷させることがない所定の構成を有する。このような機能を有するため、保持手段は、例えば、ボルト12によってケーブル取付腕9の他端部に締結固定された取付板13と、ボルト14が取付板13に締め付けられることにより、取付板13との間に配置された制御ケーブル7を取付板13側に押え付けるケーブル押え15とから構成される。なお、取付板13及びケーブル押え15は、制御ケーブル7が滑り落ちることを防止するため、その中央部が凸状に折り曲げられている。また、ケーブル押え15の四隅に形成されたツメ15aの高さによって、所望のケーブル押え代が得られるように構成されている。
一方、上記ガイド手段は、例えば、ボルト16によって取付板13の上端部に締結固定されたガイド板17によって構成される。上記ガイド板17は、制御ケーブル7よりも幅が広く、下方に開口するコ字状の板状部材からなる。また、コ字状に折り曲げられた角部は、所定の丸みがつくように形成されている。
そして、上記構成を有する昇降路側吊手5を使用して制御ケーブル7を架設する場合、渦巻状に重ね巻きされた制御ケーブル7の端部をかご2上でターンテーブル等から繰り出して制御盤6に向けて垂れ下げる際に、所定の高さに設置された昇降路側吊手5のガイド板17の上面に制御ケーブル7を載せながら上記繰り出し作業を行う。また、制御盤6に接続するために必要な長さの制御ケーブル7をガイド板17の上面から垂下させた後、ガイド板17の上面に制御ケーブル7を載置させたまま、即ち、ガイド板17に制御ケーブル7を支持させたまま、制御ケーブル7を保持手段によって狭持して制御ケーブル7の中間部を昇降路側吊手5に固定する。
上記構成のエレベータの制御ケーブル吊手装置を使用して、制御ケーブル7の架設作業を行うことにより、制御盤6が昇降路側吊手5よりも下方に配置されている場合であっても、その作業に要する時間と労力とを大幅に軽減させることができ、作業性の向上を図ることが可能となる。また、昇降路側吊手5のガイド手段として、コ字状を呈する板状部材を使用することにより、上記機能を有する制御ケーブル吊手装置を簡単な構成で実現することが可能となる。
実施の形態2.
図6はこの発明の実施の形態2におけるエレベータの制御ケーブル吊手装置を示す正面図、図7はこの発明の実施の形態2におけるエレベータの制御ケーブル吊手装置を示す平面図、図8はこの発明の実施の形態2におけるエレベータの制御ケーブル吊手装置を示す側面図である。
図6乃至図8において、昇降路側吊手5のガイド手段は、保持手段の上方で水平に設けられた円柱状のガイド棒18と、ガイド棒18をケーブル取付腕19に固定するための取付ナット20とから構成される。なお、上記ガイド棒18は円柱状に限られるものではなく、制御ケーブル7の架設時に制御ケーブル7の他端部側の下方への移動を案内するため、制御ケーブル7の幅よりも長く、上方に向かって凸状の曲面を呈する棒状部材であれば良い。また、ガイドレール8の背面側に固定されたケーブル取付腕19は、ガイド手段を取り付けるための所定の形状を呈し、例えば、平面視ハット状に曲成されている。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
そして、上記構成を有する昇降路側吊手5を使用して制御ケーブル7を架設する場合には、渦巻状に重ね巻きされた制御ケーブル7の端部をかご2上でターンテーブル等から繰り出して制御盤6に向けて垂れ下げる際に、制御ケーブル7をガイド棒18に載せながら上記繰り出し作業を行う。また、制御盤6に接続するために必要な長さの制御ケーブル7をガイド棒18から垂下させた後、ガイド棒18に制御ケーブル7を載せたまま、即ち、ガイド棒18に制御ケーブル7を支持させたまま、制御ケーブル7を保持手段によって狭持して制御ケーブル7の中間部を昇降路側吊手5に固定する。
この発明の実施の形態2によれば、上方に向かって凸状の曲面を呈するガイド棒18によって制御ケーブル7の移動を案内するため、制御ケーブル7の架設時に制御ケーブル7を損傷させる恐れも無く、実施の形態1と同様の効果を奏することが可能となる。
実施の形態3.
図9はこの発明の実施の形態3におけるエレベータの制御ケーブル吊手装置を示す正面図、図10はこの発明の実施の形態3におけるエレベータの制御ケーブル吊手装置を示す平面図、図11はこの発明の実施の形態3におけるエレベータの制御ケーブル吊手装置を示す側面図である。
図9乃至図11において、昇降路側吊手5のガイド手段は、保持手段の上方で水平に設けられた軸21と、軸21をケーブル取付腕19に固定するための取付ナット22と、軸21を中心に回転自在に設けられた、制御ケーブル7よりも幅の広いカラー23(回転体)と、軸21のカラー23両側に設けられた止め輪24とから構成される。なお、図9乃至図11においては、カラー23の中空部内を軸21が通過するように構成して、カラー23が大きく偏心しながら軸21を中心として回転する場合について図示されているが、カラー23の回転時にその偏心量が小さくなるように構成しても当然構わない。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
そして、上記構成を有する昇降路側吊手5を使用して制御ケーブル7を架設する場合には、渦巻状に重ね巻きされた制御ケーブル7の端部をかご2上でターンテーブル等から繰り出して制御盤6に向けて垂れ下げる際に、制御ケーブル7をカラー23に載せながら上記繰り出し作業を行う。また、制御盤6に接続するために必要な長さの制御ケーブル7をカラー23から垂下させた後、カラー23に制御ケーブル7を載せたまま、即ち、軸21に制御ケーブル7を支持させたまま、制御ケーブル7を保持手段によって狭持して制御ケーブル7の中間部を昇降路側吊手5に固定する。
この発明の実施の形態3によれば、かご2上から制御ケーブル7を繰り出す際に、制御ケーブル7の移動に連動してカラー23が回転するため、制御ケーブル7の架設時に制御ケーブル7の表面を損傷させる恐れも無く、上記繰り出し作業を容易に実施することが可能となる。その他は、実施の形態1と同様の効果を奏する。
実施の形態4.
図12はこの発明の実施の形態4におけるエレベータの制御ケーブル吊手装置を示す正面図、図13はこの発明の実施の形態4におけるエレベータの制御ケーブル吊手装置を示す平面図、図14はこの発明の実施の形態4におけるエレベータの制御ケーブル吊手装置を示す側面図である。
図12乃至図14において、昇降路側吊手5には、上記保持手段、ガイド手段に加え、保持手段又はガイド手段に設けられた固定手段が備えられている。この固定手段は、保持手段の上方で下方に折り返された制御ケーブル7の制御盤6側(他端部側)を固定する機能を有している。上記固定手段は、例えば、ガイド板17の一側面にボルト25によって締結固定されたケーブルクリップ26からなり、制御ケーブル7の中間部を保持手段によって固定した後、ボルト25を締め付けることによって制御ケーブル7の所定位置をケーブルクリップ26によって固定する。
この発明の実施の形態4によれば、制御ケーブル7が図14に示す制御ケーブル7aのようにかご2側に倒れることを防止でき、制御ケーブル7が昇降路1内の昇降体と干渉することを確実に防止できるようになる。また、制御ケーブル7を整然と配置することも可能となる。その他は、実施の形態1と同様の構成及び効果を有する。
実施の形態5.
図15はこの発明の実施の形態5におけるエレベータの制御ケーブル吊手装置を示す正面図、図16はこの発明の実施の形態5におけるエレベータの制御ケーブル吊手装置を示す平面図、図17はこの発明の実施の形態5におけるエレベータの制御ケーブル吊手装置を示す側面図である。
図15乃至図17において、昇降路側吊手5の固定手段は、ボルト27によって取付板13の上端部に締結固定されたコ字状のブラケット28と、ボルト25によってブラケット28の一側面に締結固定されたケーブルクリップ26とから構成される。即ち、固定手段が保持手段に固定された場合を示したものである。上記構成によっても実施の形態4と同様の効果を奏することが可能である。なお、その他の構成及び効果は、実施の形態3と同様である。
実施の形態6.
図18はこの発明の実施の形態6におけるエレベータの制御ケーブル吊手装置を示す正面図、図19はこの発明の実施の形態6におけるエレベータの制御ケーブル吊手装置を示す平面図、図20はこの発明の実施の形態6におけるエレベータの制御ケーブル吊手装置を示す側面図である。
図18乃至図20において、昇降路側吊手5は、ケーブル取付腕29に水平に設けられた軸30と、軸30をケーブル取付腕29に固定するための取付ナット31と、軸30を中心に回転自在に設けられた、制御ケーブル7よりも幅の広いローラ32(回転体)と、ローラ32の両側に設けられたフランジ33と、ローラ32の下方に配置され、ローラ32に巻き付けられることによって下方に折り返された制御ケーブル7を狭持して、制御ケーブル7を固定する固定具34とから構成される。
なお、図18乃至図20に示す昇降路側吊手5では、保持手段は、上記軸30、取付ナット31、ローラ32、固定具34から、ガイド手段は、軸30、取付ナット31、ローラ32、フランジ33からなる。上記ローラ32は、その半径が、制御ケーブル7の自然な曲げに対応した所定の大きさとなるように形成されており、制御ケーブル7への負荷が軽減されている。また、上記固定具34は、例えば、制御ケーブル7を両側から挟み込むケーブルクリップ35及び36と、このケーブルクリップ35及び36を連結する連結ボルト37とから構成される。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
そして、上記構成を有する昇降路側吊手5を使用して制御ケーブル7を架設する場合、渦巻状に重ね巻きされた制御ケーブル7の端部をかご2上でターンテーブル等から繰り出して制御盤6に向けて垂れ下げる際に、制御ケーブル7をローラ32に載せながら上記繰り出し作業を行う。また、制御盤6に接続するために必要な長さの制御ケーブル7をローラ32から垂下させた後、ローラ32に制御ケーブル7を載せたまま、即ち、軸30に制御ケーブル7を支持させたまま、制御ケーブル7を固定手段34によって狭持して制御ケーブル7の中間部を昇降路側吊手5に固定する。
この発明の実施の形態6によれば、1種類の固定具34によって下方に折り返された双方の制御ケーブル7を固定することができ、昇降路側吊手5の構成を簡素化することができる。また、かご2上から制御ケーブル7を繰り出す際に、制御ケーブル7の移動に連動してローラ32が回転するため、制御ケーブル7の架設時に制御ケーブル7の表面を損傷させる恐れもなく、また、上記繰り出し作業を容易に実施することも可能となる。その他は、実施の形態1と同様の構成を有する。
制御ケーブル架設後の状態を示すエレベータ装置の側面図である。 制御ケーブルの架設作業を説明するための図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータの制御ケーブル吊手装置を示す正面図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータの制御ケーブル吊手装置を示す平面図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータの制御ケーブル吊手装置を示す側面図である。 この発明の実施の形態2におけるエレベータの制御ケーブル吊手装置を示す正面図である。 この発明の実施の形態2におけるエレベータの制御ケーブル吊手装置を示す平面図である。 この発明の実施の形態2におけるエレベータの制御ケーブル吊手装置を示す側面図である。 この発明の実施の形態3におけるエレベータの制御ケーブル吊手装置を示す正面図である。 この発明の実施の形態3におけるエレベータの制御ケーブル吊手装置を示す平面図である。 この発明の実施の形態3におけるエレベータの制御ケーブル吊手装置を示す側面図である。 この発明の実施の形態4におけるエレベータの制御ケーブル吊手装置を示す正面図である。 この発明の実施の形態4におけるエレベータの制御ケーブル吊手装置を示す平面図である。 この発明の実施の形態4におけるエレベータの制御ケーブル吊手装置を示す側面図である。 この発明の実施の形態5におけるエレベータの制御ケーブル吊手装置を示す正面図である。 この発明の実施の形態5におけるエレベータの制御ケーブル吊手装置を示す平面図である。 この発明の実施の形態5におけるエレベータの制御ケーブル吊手装置を示す側面図である。 この発明の実施の形態6におけるエレベータの制御ケーブル吊手装置を示す正面図である。 この発明の実施の形態6におけるエレベータの制御ケーブル吊手装置を示す平面図である。 この発明の実施の形態6におけるエレベータの制御ケーブル吊手装置を示す側面図である。 従来の機械室レスエレベータ装置を示す側面図である。
符号の説明
1 昇降路
2 かご
3 かご上制御装置
4 かご側吊手
5、38 昇降路側吊手
6 制御盤
7、7a 制御ケーブル
8 ガイドレール
9、19、29 ケーブル取付腕
10 レールクリップ
11、12、14、16、25、27 ボルト
13 取付板
15 ケーブル押え
15a ツメ
17 ガイド板
18 ガイド棒
20、22、31 取付ナット
21、30 軸
23 カラー
24 止め輪
26、35、36 ケーブルクリップ
28 ブラケット
32 ローラ
33 フランジ
34 固定具
37 連結ボルト

Claims (6)

  1. エレベータのかごと制御盤との間に接続される制御ケーブルを昇降路内で吊り下げ保持するエレベータの制御ケーブル吊手装置であって、
    前記昇降路内のガイドレールに設けられた板状のケーブル取付腕と、
    前記ケーブル取付腕に設けられた取付板と、
    前記制御ケーブルの中間部を前記取付板に押え付けて、前記制御ケーブルを前記昇降路内で吊り下げ保持するケーブル押えと、
    前記ケーブル取付腕又は前記取付板に設けられ、前記ケーブル押えよりも上方に配置され、前記ケーブル押えよりも上方で下方に折り返された前記制御ケーブル間に配置されるとともに、前記制御ケーブルの架設時に、前記制御ケーブルの前記制御盤に接続される端部側の下方への移動を案内するガイド手段と、
    を備えたことを特徴とするエレベータの制御ケーブル吊手装置。
  2. 前記ガイド手段設けられ、前記ケーブル押えよりも上方で下方に折り返された前記制御ケーブルの制御盤側を固定する固定手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータの制御ケーブル吊手装置。
  3. 前記ガイド手段は、前記取付板の上端部に設けられ、前記制御ケーブルよりも幅が広く、下方に開口するコ字状の板状部材からなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエレベータの制御ケーブル吊手装置。
  4. 前記ガイド手段は、前記制御ケーブルよりも幅が広く、上方に向かって凸状の曲面を呈する棒状部材からなることを特徴とする請求項1記載のエレベータの制御ケーブル吊手装置。
  5. 前記ガイド手段は、
    前記ケーブル押えよりも上方で水平に設けられた軸と、
    前記軸を中心に回転自在に設けられ、前記制御ケーブルよりも幅の広い回転体と、
    を備えたことを特徴とする請求項1記載のエレベータの制御ケーブル吊手装置。
  6. 前記取付板の上端部に設けられ、前記ガイド手段よりも下方に配置されるとともに、前記ケーブル押えよりも上方で下方に折り返された前記制御ケーブルの制御盤側を固定する固定手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のエレベータの制御ケーブル吊手装置。
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