JP5098383B2 - 空気入りスタッドタイヤ - Google Patents

空気入りスタッドタイヤ Download PDF

Info

Publication number
JP5098383B2
JP5098383B2 JP2007068059A JP2007068059A JP5098383B2 JP 5098383 B2 JP5098383 B2 JP 5098383B2 JP 2007068059 A JP2007068059 A JP 2007068059A JP 2007068059 A JP2007068059 A JP 2007068059A JP 5098383 B2 JP5098383 B2 JP 5098383B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stud
stud pin
pin
tire
slit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007068059A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008230259A (ja
Inventor
健一郎 西田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP2007068059A priority Critical patent/JP5098383B2/ja
Publication of JP2008230259A publication Critical patent/JP2008230259A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5098383B2 publication Critical patent/JP5098383B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Tires In General (AREA)

Description

本発明は、空気入りスタッドタイヤに関する。
トレッドに、タイヤ周方向とタイヤ幅方向に延びる溝で区切られて配列されかつスタッドピンが植設された複数のブロックを有する空気入りスタッドタイヤは、国内では環境問題などがあり使用されていないが、世界的に見れば、現在でも北欧・ロシア等の厳冬地ではその優れたグリップ力により使用されている。
このようなスタッドタイヤにおいて、長期かつ過酷な使用に対しても良好にその性能を発揮する上で最も問題となるのは、スタッドピン抜け現象である。
一般にスタッドタイヤは、ブロック内にスタッドピンを植え込んでいるが、その植え込み位置はスタッドピンの性能を最大限に発揮するため、ブロック内の異なる位置に植え込まれるが通常である。
このことはブロック内でのスタッドピンの動きが不均一になることでもあり、結局、スタッドピンの植え込み位置によりピン抜けをしやすい方向があるということを招き、氷よりも硬いアスファルト路面上などでの制駆動時やコーナリング時において、タイヤの滑りによる、かつ植え込み位置によって発生するピン抜けにより、性能低下を起こすという欠点があった。
ピン抜けを防止するためには、例えば、スタッドピンの縦断面形状を、底部等で径が増大している、いわゆるフランジ構造のものなどを採用して抜けにくくすることなどがなされている(特許文献1の図2など)。
しかし、スタッドピンの形状・構造を配慮しても、上述の如くにブロック内の異なる位置に該ピンが植え込まれているタイヤでは、その位置にも起因するスタッドピン抜けが起き、形状の工夫により全体としてはピン抜けがしにくくなっているとしても、未だピン抜けが生ずるものであった。
特開2006−205876号公報
本発明の目的は、上述したような点に鑑み、スタッドピンが植設された複数のブロックを有する空気入りスタッドタイヤにおいて、制駆動時やコーナリング時のタイヤのすべりによるピン抜けを改善し、スタッドタイヤの高い性能を長期間にわたって維持することを可能にする空気入りスタッドタイヤを提供することにある。
上述した目的を達成する本発明の空気入りスタッドタイヤは、以下の(1)の構成を有するものである。
(1)トレッドに、タイヤ周方向とタイヤ幅方向に延びる溝で区切られて配列されかつスタッドピンが植設された複数のブロックを有する空気入りスタッドタイヤであり、該ブロックの踏面にはサイプが設けられているとともに、該スタッドピンの周辺域にはサイプが存在しない領域を有しかつ該サイプが存在しない領域には該スタッドピン中心点から放射する直線方向に対して交差する方向に直線状または/および曲線状を呈して延在する深さ3mm〜7.5mmのスタッドピン周囲スリットを有し、かつ、該スタッドピン周囲スリットが、該スタッドピンの中心点を通りかつタイヤ周方向に平行な直線を境界にして、
(a)該直線の両側に該スタッドピン周囲スリットが存在しているスタッドピン、
と、
(b)該直線の片側にだけ該スタッドピン周囲スリットが存在しているスタッドピン、
の二態様のスタッドピンとの関係を呈して設けられていることを特徴とする空気入りスタッドタイヤ。
また、かかる本発明の空気入りスタッドタイヤにおいて、より好ましくは、以下の(2)〜(5)のいずれかに記載の具体的態様を有するものである。
(2)前記スタッドピン周囲スリットが存在する位置が、スタッドピン中心点から該スタッドピン周囲スリットまでの最短の距離aとして、a=6mm〜12mmの範囲内にあることを特徴とする上記(1)記載の空気入りスタッドタイヤ。
(3)前記スタッドピン周囲スリットが、スリット幅0.3mm〜1.5mmのものであることを特徴とする上記(1)または(2)記載の空気入りスタッドタイヤ。
(4)前記スタッドピン周囲スリットが、そのスリットの最深位置とスタッドピン中心軸間の距離L1 が、該スタッドピン周囲スリットの表層位置とスタッドピン中心軸間L2 よりも大きくなるように設けられていることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれかに記載の空気入りスタッドタイヤ。
(5)タイヤ周方向に延びる溝に対し、より近い位置に設けられているスタッドピンの該スタッドピン周囲スリットが、該スタッドピンの中心点を通りかつタイヤ周方向に平行な直線を境界にして該直線の片側にだけ、かつ該直線の前記タイヤ周方向に延びる溝と反対側に、該スタッドピン周囲スリットが設けられていることを特徴とする上記(1)〜(4)のいずれかに記載の空気入りスタッドタイヤ。
本発明によれば、タイヤ周方向とタイヤ幅方向に延びる溝で区切られて配列されかつスタッドピンが植設された複数のブロックを有する空気入りスタッドタイヤにおいて、制駆動時やコーナリング時のタイヤのすべりによるピン抜けを改善し、該スタッドタイヤの高い性能を長期間にわたって維持することのできる空気入りスタッドタイヤを提供することができるものである。
以下、図面などに基づいて更に詳しく本発明の空気入りスタッドタイヤについて、説明する。
図1は、本発明の空気入りスタッドタイヤの一実施態様例を示したものであり、ブロック踏面のスタッドピン付近の状態をモデル的に示した外観概略図である。
図1に示したように、本発明の空気入りスタッドタイヤ1は、トレッドに、タイヤ周方向に延びる溝2とタイヤ幅方向に延びる溝3で区切られて配列されかつスタッドピン5が植設された複数のブロック4を有する空気入りスタッドタイヤであり、該ブロックの踏面にはサイプ6が設けられているとともに、該スタッドピンの周辺域にはサイプが存在しない領域を有しかつ該サイプが存在しない領域には該スタッドピンの中心点から放射する直線方向に対して交差する方向に直線状または/および曲線状を呈して延在する深さ3mm〜7.5mmのスタッドピン周囲スリット7を有するものである。矢印Dは、タイヤの周方向(進行方向)を示したものである。さらに、スタッドピン周囲スリット7は、スタッドピン5の中心点を通りかつタイヤ周方向(矢印D方向)に平行な直線を境界にして、(a)該直線の両側に該スタッドピン周囲スリットが存在しているスタッドピン、と、(b)該直線の片側にだけ該スタッドピン周囲スリットが存在しているスタッドピン、の二態様のスタッドピンとの関係を呈して設けられている。図1で、(a)の関係は図上、右上のスタッドピン周囲スリット7、7が、(b)の関係は図上、左下のスタッドピン周囲スリット7が、それぞれ該当する。
すなわち、図1に示した例においては、該スタッドピン周囲スリット7は、図上、右上のスタッドピン5の周囲ではピンを挟んで左右に該スリット7が存在し、左下のスタッドピン5の周囲ではピンの右側だけに該スリット7が存在しているという二態様を呈して存在する。
本発明の空気入りスタッドタイヤにおいては、このようにスタッドピン廻りを、スリットで区分された、いわば、それ自体が独立した小ブロック様の構造とすることにより、以下の(1)〜(4)に記載するような機能が生ずるものである。
すなわち、
(1)本発明によれば、硬い路面上で滑りを発生した際に、スタッドピン廻りで上述の小ブロック様の構造単位で、該スタッドピンの動きに合わせて容易に動くこととなり、ピンとブロックゴムとの一体性が強く、ピン抜けを防止することができる。すなわち、本発明に依らない場合には、本来のブロック単位で外力に対抗し、該ブロックゴムが容易に動くことなどなく強固なものであるので、該ピンだけが外的力・作用を被ることとなって、その結果、周囲のブロックゴムと乖離する方向の動きを該ピンが周囲方向から繰り返し受け、該ピンが抜けたり、あるいは、それが繰り返されることによって抜けやすくなる状況が進行していくものであるが、本発明によればこれを防止することができる。
該防止が良好にできる結果、従来は同じピン形状のものであっても設置場所によってピン抜け性能にバラツキがあったりしたが、そのバラツキを減少させて、かつ全部のピンに耐ピン抜け性能を向上させることができ、耐ピン抜け性のレベルの均一化を実現できる。
(2)ブロックの摩耗が進んでいく際にも、スタッドピン廻りの上記の小ブロック様の構造部分では、一般にその周囲よりも摩耗の進行が遅くなるため、その点でもピン保持機能の長期化が実現できる。
(3)従来は、スタッドピンを植え込むことにより、該ピン廻りのゴム自体や周囲のサイプに歪みを発生させることがあったが、本発明によれば、スタッドピン周囲スリットが存在するために、その外側にまでピン植え込み・歪みの影響を及ぼすことが少なくなり、サイプのクラック発生なども抑制でき、その点でもピン保持機能の長期化が実現できる。
(4)本発明によれば、上記した効果により、スタッドピン周囲スリットの外側への短いサイプを設けることも効果的にでき、その結果、スノータイヤとしての高性能化と外観印象の良好化が実現できる。
本発明において、スタッドピン周囲スリット7は、そのスタッドピンの周囲の全周方向から作用される外力に対して対応させることができるようにする上で、該スタッドピン中心点から放射する直線方向に対して交差する方向に直線状または/および曲線状を呈して延在しているものであることが重要である。具体的には、図1に示したような円弧の一部状のもの、図6の(a)の右上に示したような円の全周状のもの、図6の(c)に示したような多角形の一部の周状、または全部の周状などを呈して設けられているものがよい。
スタッドピン周囲スリットの深さは、3mm〜7.5mmとすることが重要で、この範囲を外れると該スリットを設けた効果が小さくなる。また、いわゆるサイプは、厳冬期に使用されるタイヤであることから設けられていることが路面保持性能や外観上の点などか
ら重要である。
また、好ましくは、スタッドピン周囲スリット7が存在する位置が、スタッドピン5中心点から該スタッドピン周囲スリットまでの最短の距離をaとして、a=6mm〜12mmの範囲内にあることが好ましい。スタッドピンの中心から、遠すぎる位置でも、近すぎる位置でも該スリットを設けた効果が小さくなるからである。
該スタッドピン周囲スリットまでの最短の距離aとは、図3、図4(a)に例示したように、真円状のスリットであれば、半径相当の長さとなる。また、該aの位置は、ブロック表面におけるスリット7の位置でのものである。
スタッドピン周囲スリットは、スリット幅0.3mm〜1.5mmのものであることが好ましく、この範囲を外れると、製作の難しさなどの問題が生じてくる。
また、図5(a)〜(c)に示したように、スタッドピン周囲スリット7が、そのスリットの最深位置とスタッドピン中心軸間の距離L1 が、該スタッドピン周囲スリットの表層位置とスタッドピン中心軸間の距離L2 よりも大きくなるように設けられていることが好ましい。一般に、スタッドピンは、前述したようにフランジ構造のものを使用することが多く、本発明でも該構造のものを使用することが、一層のピン抜け防止効果の実現に有効なものであるが、このフランジ部分(拡径部分)とスリット底部を遠ざけることにより、該ピン廻りのブロックゴムの剛性を確保し、高い耐ピン抜け性能、耐久性を保持できる。
また、本発明の空気入りスタッドタイヤにおいて、特にスタッドピン周囲スリット7が、スタッドピン5の中心点を通りかつタイヤ周方向Dに平行な直線を境界にして、該直線の両側に該スリットが存在しているスタッドピンと、該直線の片側にだけ該スリットが存在しているスタッドピンの二態様を少なくとも呈して設けられていることが重要である。スタッドタイヤに多数設けられているスタッドピン5に対して、全て一律同様のスタッドピン周囲スリット7の存在態様である必要はむしろないのであって、その設置位置に応じて、スタッドピン周囲スリット7の存在態様を変更することが、かえって良い結果をもたらし、好ましいからである。
具体的には、図1や図6(1)〜(3)に描いた態様であり、もともと前述した小ブロック様の構造単位でのブロックを作ることができるほどに溝2側が狭い位置にあるようなピン(例えば、図1の左下側のピン)周辺では、該ピン5とタイヤ周方向に延びる該溝2の間にスリットを設けることは、ピン周辺の剛性を確保できないことから好ましくないのであり、該スタッドピンの中心点を通りかつタイヤ周方向に平行な直線を基準の境界線にして、タイヤ周方向に延びる溝2と反対側にだけ、該スタッドピン周囲スリット7が設けられていることが重要なものである
本発明のスタッドタイヤに好ましく用いられるスタッドピンの形状は、特に限定されるものではないが、図4(a)、(b)に示したような縦断面形状を持ち、かつ、横断面形状はどこの横断面でも円形の形状を持ち、その寸法は、スタッドピン周囲スリット7との関係位置も組み合わせて、前述したように、スタッドピン5の中心点から該スタッドピン周囲スリット7までの最短の距離aとしてa=6mm〜12mmの範囲内にあることが好ましく、また、スタッドピン5の底部(フランジ部)の直径bは、b=6mm〜12mmの範囲内にあることが好ましい。また、スタッドピン周囲スリット7の深さcは、前述のようにc=3mm〜7.5mmの範囲内にあることが重要であり、また、スタッドピン5の底部(フランジ部)の天井部までの深さdとしてd=7.5mm〜11.0mmの範囲内にあることが好ましく、また、スタッドピン5のネック部の上端部までの深さeとしてe=3mm〜6mmの範囲内にあることが好ましい。
以下、実施例に基づいて、本発明の空気入りスタッドタイヤの具体的構成、効果について説明する。
なお、評価項目である耐ピン抜け性、見栄え(機能面・効果面の印象)については、それぞれ以下の方法で評価した。
(1)耐ピン抜け性:
実車走行で1000km走行時の耐ピン抜け性を指数化して評価した。数が大きいほど耐ピン抜け性が良好である。
(2)見栄え(機能面・効果面の印象):
評価者5名が、スタッドタイヤの踏面を肉眼で観察したときに、各スタッドピンとその周辺の溝の存在から受けるそれらの機能面・効果面の印象を、各評価者単位で評価し、その平均の指数化を行い評価した。数が大きいほど機能的・効果的印象が強く良好である。
実施例1〜8、比較例1〜3
表1に記載したとおりの各種の空気入りスタッドタイヤを作り、上述の評価を行った。
なお、各スリットは従来からサイプを設けるのに使用されているスリット形成刃を使用した。また、実施例7と実施例8は、図5(b)に示した態様であるスタッドピン周囲スリットの最深位置とスタッドピン中心軸間の距離L1 がスタッドピン周囲スリットの表層位置とスタッドピン中心軸間の距離L2 よりも大きくなるように設けられている態様のものである。
各タイヤについて評価した結果は、表1、表2に記載したとおりである。
Figure 0005098383
Figure 0005098383
図1は、本発明の空気入りスタッドタイヤの一実施態様例を示したものであり、ブロック踏面のスタッドピン付近の状態をモデル的に示した外観概略図である。 図2は、本発明によらない空気入りスタッドタイヤの態様例を示したものであり、ブロック踏面のスタッドピン付近の状態をモデル的に示した外観概略図である。 図3は、本発明の空気入りスタッドタイヤの一実施態様例を説明するものであり、ブロック踏面のスタッドピン付近の状態を拡大して説明する外観概略図である。 図4は、本発明の空気入りスタッドタイヤの一実施態様例を説明するものであり、ブロック踏面のスタッドピン付近の状態を拡大して説明する外観概略図である。 図5(a)〜(c)は、本発明の空気入りスタッドタイヤの一実施態様例を説明するものであり、スタッドピン周囲スリットが、そのスリットの最深位置とスタッドピン中心軸間の距離L1 として、該距離L1 がスタッドピン周囲スリットの表層位置とスタッドピン中心軸間の距離L2 よりも大きくなるように設けられている態様例を示した概略断面図である。 図6は、本発明の空気入りスタッドタイヤの一実施態様例を説明するものであり、スタッドピン周囲スリットが、スタッドピンの中心点を通りかつタイヤ周方向に平行な直線を境界にして、直線の両側に該スリットが存在している態様と、該直線の片側にだけ該スリットが存在している態様の二種の態様が混在している状態を説明する外観概略図である。
符号の説明
1:空気入りスタッドタイヤ
2:タイヤ周方向に延びる溝
3:タイヤ幅方向に延びる溝
4:ブロック
5:スタッドピン
6:サイプ
7:スタッドピン周囲スリット
D:タイヤ周方向
1 :スタッドピン周囲スリットの最深位置とスタッドピン中心軸間の距離
2 :スタッドピン周囲スリットの表層位置とスタッドピン中心軸間の距離
a:スタッドピン中心点からスタッドピン周囲スリットまでの最短の距離
b:スタッドピンの底部(フランジ部)の直径
c:スタッドピン周囲スリットの深さ
d:スタッドピンの底部(フランジ部)の天井部位置までの深さ
e:スタッドピン5のネック部の上端部位置までの深さ

Claims (5)

  1. トレッドに、タイヤ周方向とタイヤ幅方向に延びる溝で区切られて配列されかつスタッドピンが植設された複数のブロックを有する空気入りスタッドタイヤであり、該ブロックの踏面にはサイプが設けられているとともに、該スタッドピンの周辺域にはサイプが存在しない領域を有しかつ該サイプが存在しない領域には該スタッドピン中心点から放射する直線方向に対して交差する方向に直線状または/および曲線状を呈して延在する深さ3mm〜7.5mmのスタッドピン周囲スリットを有し、かつ、該スタッドピン周囲スリットが、該スタッドピンの中心点を通りかつタイヤ周方向に平行な直線を境界にして、
    (a)該直線の両側に該スタッドピン周囲スリットが存在しているスタッドピン、
    と、
    (b)該直線の片側にだけ該スタッドピン周囲スリットが存在しているスタッドピン、
    の二態様のスタッドピンとの関係を呈して設けられていることを特徴とする空気入りスタッドタイヤ。
  2. 前記スタッドピン周囲スリットが存在する位置が、スタッドピン中心点から該スタッドピン周囲スリットまでの最短の距離aで6mm〜12mmの範囲内にあることを特徴とする請求項1記載の空気入りスタッドタイヤ。
  3. 前記スタッドピン周囲スリットが、スリット幅0.3mm〜1.5mmのものであることを特徴とする請求項1または2記載の空気入りスタッドタイヤ。
  4. 前記スタッドピン周囲スリットが、そのスリットの最深位置とスタッドピン中心軸間の距離L1 が、該スタッドピン周囲スリットの表層位置とスタッドピン中心軸間L2 よりも大きくなるように設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の空気入りスタッドタイヤ。
  5. タイヤ周方向に延びる溝に対し、より近い位置に設けられているスタッドピンの該スタッドピン周囲スリットが、該スタッドピンの中心点を通りかつタイヤ周方向に平行な直線を境界にして該直線の片側にだけ、かつ該直線の前記タイヤ周方向に延びる溝と反対側に、該スタッドピン周囲スリットが設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の空気入りスタッドタイヤ。
JP2007068059A 2007-03-16 2007-03-16 空気入りスタッドタイヤ Expired - Fee Related JP5098383B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007068059A JP5098383B2 (ja) 2007-03-16 2007-03-16 空気入りスタッドタイヤ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007068059A JP5098383B2 (ja) 2007-03-16 2007-03-16 空気入りスタッドタイヤ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008230259A JP2008230259A (ja) 2008-10-02
JP5098383B2 true JP5098383B2 (ja) 2012-12-12

Family

ID=39903589

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007068059A Expired - Fee Related JP5098383B2 (ja) 2007-03-16 2007-03-16 空気入りスタッドタイヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5098383B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021039117A1 (ja) 2019-08-30 2021-03-04 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ及びタイヤ成形用金型

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2931729B1 (fr) * 2008-06-03 2010-07-30 Michelin Soc Tech Pneumatique pour roulage sur glace
FR2931728B1 (fr) * 2008-06-03 2010-07-30 Michelin Soc Tech Pneumatique pour roulage sur glace
WO2010027083A1 (ja) 2008-09-08 2010-03-11 シャープ株式会社 太陽電池、集光型太陽光発電モジュール、および、太陽電池製造方法
JP4677027B2 (ja) * 2008-12-24 2011-04-27 住友ゴム工業株式会社 空気入りタイヤ及びスパイクタイヤ
JP4656239B2 (ja) * 2009-01-23 2011-03-23 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ
EP2402178B1 (en) * 2009-02-24 2016-07-20 Bridgestone Corporation Studdable tire
KR200455248Y1 (ko) * 2009-05-06 2011-08-25 금호타이어 주식회사 스터드 타입의 스노우 타이어
KR101311867B1 (ko) * 2011-08-19 2013-09-27 한국타이어 주식회사 스터드 식입용 타이어 트레드
JP5849600B2 (ja) 2011-10-18 2016-01-27 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ
FR2984803B1 (fr) * 2011-12-21 2014-01-03 Michelin Soc Tech Pneumatique cloute perfectionne
JP5910527B2 (ja) * 2012-03-22 2016-04-27 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ
JP5571207B1 (ja) * 2013-02-07 2014-08-13 株式会社ブリヂストン スタッダブルタイヤ
KR101747138B1 (ko) * 2016-01-08 2017-06-14 넥센타이어 주식회사 스터드 타이어의 트레드 블록
JP6272393B2 (ja) * 2016-06-07 2018-01-31 株式会社ブリヂストン タイヤ
EP3578391B1 (en) * 2018-06-08 2021-03-31 Nokian Renkaat Oyj A method for making a blind hole in a tire and a method for inserting an insert to the blind hole

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6294402A (ja) * 1985-10-18 1987-04-30 Bridgestone Corp スパイクタイヤ
JPH0354005A (ja) * 1989-07-14 1991-03-08 Neste Oy スパイクタイヤ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021039117A1 (ja) 2019-08-30 2021-03-04 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ及びタイヤ成形用金型

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008230259A (ja) 2008-10-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5098383B2 (ja) 空気入りスタッドタイヤ
KR101714806B1 (ko) 공기 타이어
JP4957786B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP5443923B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP6360459B2 (ja) 冬用タイヤ
JP2010228515A (ja) 空気入りタイヤ
JP4730958B2 (ja) 空気入りタイヤ
US20170100967A1 (en) Winter tire
JP4732379B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2008030605A (ja) 空気入りタイヤ
CN105722695A (zh) 包括具有多个刀槽花纹的花纹块的胎面
JP2014141163A (ja) 不整地走行用の自動二輪車用タイヤ
JP2009061985A (ja) 空気入りタイヤ
JP2009292252A (ja) 空気入りタイヤ
JP2008221955A (ja) 空気入りタイヤ
JP2008284922A (ja) 空気入りタイヤ
JP4812039B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2008037223A (ja) 空気入りタイヤ
JP2009292379A (ja) 空気入りタイヤ
JP2012030647A (ja) 空気入りタイヤ
JP2009286276A (ja) 氷雪路用空気入りタイヤ
JP2009166806A (ja) 空気入りスタッドタイヤ及びスタッドタイヤ用空気入りタイヤ
JP4487668B2 (ja) 空気入りスタッドタイヤ
JP2007083810A (ja) 空気入りタイヤ
JP2009090752A (ja) 空気入りタイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120110

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120828

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120910

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151005

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5098383

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151005

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees