JP5098231B2 - サイドエアバッグ装置 - Google Patents

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本発明は、エアバッグを車両の側部と搭乗者との間で膨張展開させるサイドエアバッグ装置に関する。
従来、この種のサイドエアバッグ装置としては、例えば特許文献1に記載されている装置がある。この装置においては、ガス噴出口が下側に位置するように配置されたインフレータがエアバッグ内に設けられており、このインフレータのガス噴出口を通じて噴出されたガスがエアバッグに供給される構造となっている。したがって、この装置においてインフレータが作動すると、エアバッグはまずその下方側の部位から膨張を開始し、下方側に流入したガスがエアバッグ内を循環してその上方側に至ることで、同エアバッグの上方側の部位が膨張する。このような態様でエアバッグが膨張することで、まずは搭乗者の腰部がエアバッグの下方部位によって早期に受け止められ、その後、やや遅延して搭乗者の胸部がエアバッグの中ほどの部位によって受け止められることとなり、結果として搭乗者の胸部への衝撃が緩和されるようになる。
特開2005−53465号公報
ところで、エアバッグの理想的な展開態様は、これが搭載される車両の構造等に応じて決定されるべきものであり、車両によってはエアバッグの全体を同等の優先度をもって迅速に展開させることが要求されることも少なくない。ただし、上述したサイドエアバッグ装置に用いられるエアバッグは通常、シートの背もたれ部に収納されるため、こうした収納スペースの制限もあって、エアバッグ内に設けられる上記インフレータについてはこれをそのガス噴出口がエアバッグの上下側どちらかに位置するように配置せざるを得ない。このため、インフレータから噴出されるガスをエアバッグ内の全域に均等に流すことが難しく、結局は、エアバッグの各部位間でその展開時期にずれが生じることも避けられない実情にあった。
本発明はこうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、車両側部への衝撃力の作用に伴い、エアバッグの全体を迅速に展開させることのできるサイドエアバッグ装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、車両側部への衝撃の印加に伴って車室内のシートに着座している乗員と車室内側壁部との間で膨張展開するエアバッグを備え、このエアバッグを膨張展開させるためのガス発生源となる筒状のインフレータがそのガス噴出口を筒上、筒下のいずれかに有する態様で、エアバッグと共々、前記シートの背もたれ部側部に沿って収納されてなるサイドエアバッグ装置において、前記エアバッグには膨張展開時の厚み規制のために対向する基布同士を縫合した部分であるシームが設けられてなるとともに、同シームは、前記エアバッグの全領域中、前記インフレータのガス噴出口寄りに偏った位置に設けられてなり、前記シームの前記ガス噴出口に対向する部分には前記ガス噴出口から噴出されたガスを前記インフレータの筒元方向のみに指向せしめる傾斜部が設けられてなり、前記傾斜部は、前記シームの前記ガス噴出口に対向する部位に所定曲率をもって張り出し形成された凸部の一部であって、同凸部の頂部から前記インフレータの筒元側に設けられてなり、前記凸部の頂部は、前記ガス噴出口より前記インフレータの筒元とは反対側に偏った位置に設けられてなり、前記シームの前記対向する基布の間には、補強布が挟持されてなることを要旨とする。
エアバッグと共々、シートの背もたれ部側部に沿って収納された筒状のインフレータの筒上あるいは筒下にガス噴出口が設けられている場合には通常、このガス噴出口から噴出されたガスはその大部分が同噴出口の設けられている方向、すなわち筒上方向あるいは筒下方向に流れ、エアバッグにあっても同方向に位置する部位に直接このガスが流入する。また、同ガス噴出口からは通常、その側方、具体的には車両の前方向に向けても相当量のガスが噴出され、この車両の前方向に向けて噴出されたガスがエアバッグの上記シームに設けられた傾斜部に当たるようになる。この傾斜部は上述のように、こうして当たったガスをインフレータの筒元方向のみに指向せしめるかたちで設けられているため、この当たったガスは同傾斜部に沿ってエアバッグの上記筒上方向あるいは筒下方向に位置する部位とは反対側の部位に案内されるようになる。このため、エアバッグ側では、その上下両方の部位に早い時期に上記噴出されたガスが流入されることとなり、結果として、エアバッグの全体が迅速に膨張展開されるようになる。
ガス噴出口と対向する位置にシームを形成すると、このガス噴出口から噴出されるガスの噴出圧によってシームに強い応力が作用し、場合によってはシームによる厚み規制構造が維持できないなど、エアバッグの適切な展開が図られないおそれもある。この点、上記傾斜部を所定曲率をもって張り出し形成された凸部の一部として設けることで、同凸部の曲率を通じてシームに作用する応力が分散されることとなり、シームによる厚み規制構造の的確な維持を図ることができるようになる。また、このような凸部の一部として上記機能を有する傾斜部を形成することで、同傾斜部の形成も容易となる。
また、上記シーム自体をガス噴出口側に偏った位置に設けることで、上記噴出されるガス流のコントロールもより容易かつ的確に行うことができるようになる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のサイドエアバッグ装置において、前記シームの前記ガス噴出口に対向する傾斜部は、そのガス噴出口寄りに位置する端部が前記インフレータの筒元方向とは逆方向に突き出す態様で設けられてなることを要旨とする。
同構成によれば、上記傾斜部としてのガス流指向(案内)機能をより確実に得ることができるとともに、この端部の突き出し度合いを通じて上記上下方向に分流されるガスの流量をコントロールすることも可能となり、より安定して上記態様でのエアバッグの膨張展開を図ることができるようになる。
求項に記載の発明は、請求項1または2に記載のサイドエアバッグ装置において、前記インフレータはその筒下に前記ガス噴出口を有して前記エアバッグと共々、前記シートの背もたれ部側部に沿って収納されてなり、前記シームに設けられた傾斜部は、前記ガス噴出口から噴出されたガスを前記エアバッグの上部方向のみに指向させるものであることを要旨とする。
サイドエアバッグ装置に用いられるエアバッグとしては、シートに着座している乗員の腰部から胸部にかかる部位を保護することを目的とするものが多い。また通常、このようなエアバッグにあっては、上記インフレータもその筒下にガス噴出口を有するものが多い(前記文献参照)。したがって、このようなエアバッグに上記傾斜部を有するシームを設けることで、エアバッグの腰部と対応する部位とともに、その胸部と対応する部位に対しても早い時期に上記噴射されたガスを流入させることができ、ひいては乗員の腰部および胸部を同等に保護したいとの要求に応えることも容易となる。
以上説明したように、本発明にかかるサイドエアバッグ装置によれば、車両側部への衝撃力の作用に伴い、エアバッグの全体を迅速に展開させることができるようになる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。なお、以下の記載において、車両の前進方向を前方(車両前方)として説明し、車両の前進方向と逆方向を後方(車両後方)として説明する。また、以下の記載における上下方向は車両の上下方向、左右方向は車両の車幅方向であって前進時の左右方向と一致するものとする。
図1は、車室内においてサイドエアバッグ装置のエアバッグが膨張展開した状態をシートおよびシートに着座している乗員とともに示す側面図である。また、図2は、図1におけるA−A線に沿ったエアバッグの断面構造を同じくシートおよびシートに着座している乗員とともに正面方向から見た図として示す断面図である。
これらの図に示されるように、車室内にはシート10が設けられており、このシート10の背もたれ部10bの側部にサイドエアバッグ装置20が収納装備されている。このサイドエアバッグ装置20は、車両の側部11(図2)への衝撃の印加に伴いインフレータ21からエアバッグ22内にガスを噴出させて、シート10に着座している乗員Pと側壁部11a(図2)との間でエアバッグ22が膨張展開するように構成されている。このような態様でエアバッグ22が膨張展開されることで、乗員Pと側壁部11aとの接触が抑制され、乗員Pに対する衝撃も緩和されるようになる。なお、上記シート10は、腰掛部10a、背もたれ部10b、およびヘッドレスト10cを有して構成されており、以下このシート10との関係も含めて、サイドエアバッグ装置20の取付状態及び具体的な構成を説明する。
サイドエアバッグ装置20は上述のように、シート10を構成する背もたれ部10bの側部に上記エアバッグ22を有して収納されている。このエアバッグ22は、膨張する前は、図1に示されるケース12内に折り畳まれて収容され、膨張することによって、同図1に示される態様でこのケース12および背もたれ部10bから飛び出し、車室内に展開する。なお、エアバッグ22は2枚の織布からなる基布22a,22bを外周縁に沿って縫合することで袋状に形成されている。
また、上記ケース12には、筒状のインフレータ21が、袋状のエアバッグ22内に収容されるとともに、その基布22a,22bによって覆われた状態で固定されている。このインフレータ21は、図示しない衝撃検知センサによる車両の側部11(図2)への衝撃の検知に基づいてその内部に設けられたガス発生剤に点火し、エアバッグ22内にそのガスを噴出する。
また、エアバッグ22のうち、その膨張時においてシート10に着座している乗員Pの腹部と対向する部位には基布22a,22bが縫合された部位であるシーム30が設けられている。このシーム30が設けられることで、図2に示されるように、エアバッグ22の膨張時にその部位の厚みが規制されるようになる。なお、このシーム30は、図1に示されるように2重に、そして図2に示されるように基布22a,22b間に補強布23が挟持された状態で設けられており、エアバッグ22のシーム30が設けられた部位の強度とシーム30自体の強度との向上が図れている。これは、この部位にインフレータ21からガスが噴出されるときに大きな力が作用してシーム30によるエアバッグ22の厚み規制構造が維持できない等の状況を回避するためである。なお、図示は省略しているが、車室左側のシートにも同様にサイドエアバッグ装置が設けられている。
続いて、上記インフレータ21のより詳しい構成について図3を併せ参照して説明する。
同図3に示されるように、筒状のインフレータ21には、その側部に2本の取付用ボルト24が突設されており、この取付用ボルト24がエアバッグ22を貫通した状態でナット等によりケース12に固定され、これによってインフレータ21自体もケース12に固定されている。また、インフレータ21の筒下には、インフレータ21内で発生するガスが噴出されるガス噴出口25が設けられている。このガス噴出口25には、その全周の表面に多数の噴出孔25aが形成されており、この噴出孔25aを通じて上記発生されたガスがインフレータ21の筒下方向および周方向に噴出される。そして本実施の形態にあっては、先の図1に示されるように、このインフレータ21は、このようなガス噴出口25が筒元PBの下方、すなわち筒下に位置する態様でエアバッグ22内に配置されている。
次に、エアバッグ22に形成された上記シーム30のより詳しい構成について図4を併せ参照して説明する。
同図4に示されるように、シーム30はエアバッグ22の全領域においてガス噴出口25側に偏った位置に一部変形した楕円状に形成されている。すなわち、同図4中に太い破線にて示すガス噴出口25側の部位が所定の曲率をもって張り出された凸部31となっている。この凸部31は、その頂部を境に上側に位置する、すなわちガス噴出口25と対向する位置(図4において二点鎖線にて示す)に傾斜部31aを有している。この傾斜部31aはその下側の端部(凸部31の頂部)がガス噴出口25よりも下方側に位置する、すなわちガス噴出口25の先端においてインフレータ21の配設方向と直行する軸線Lよりも下方側にオフセットするとともに、その上側の端部(シーム30のうち上記凸部31と他の部位との境界部)がガス噴出口25よりも上方側に位置している。換言すれば、傾斜部31aはそのガス噴出口25寄りに位置する端部がインフレータ21の筒元PB方向とは逆方向に突き出す態様で形成されている。また、傾斜部31aの傾斜の態様は、上述した下側端部から上側端部に向かうにつれてガス噴出口25から離間するように、すなわち同傾斜部31aに当たったガスをインフレータ21の筒元PB方向、いわば上方に指向させるようになっている。
次に、このサイドエアバッグ装置20の動作態様とともにその作用について説明する。
いま、図示しない衝突検出センサが衝突を検出したとすると、図示しない制御手段がインフレータ21を作動させる。これによりインフレータ21からはそのガス噴出口25を通じて高圧ガスがエアバッグ22内に噴出される。ここで上述のように、ガス噴出口25にはその全周に亘って噴出孔25aが形成されているため、この噴出されたガスは同ガス噴出口25からインフレータ21の筒下方向および周方向(側方)に向かって進むようになる。このため、このように噴出されたガスの大部分は、図4に示されるように、エアバッグ22の下方に位置する部位に流入するものの、ガス噴出口25の側方にも噴出孔25aが形成されていることから、同噴出されたガスは、エアバッグ22の車両前方向に位置する部位に向けても相当量のガスが進入する。そして、このように噴出されたガスのうち、図4中に矢印Bにて示すガスは、上記シーム30に設けられた傾斜部31aによって車両前方への流れが遮られるとともに、インフレータ21の筒元PB方向、すなわちエアバッグ22の上方に位置する部位に案内されるようになる。このため、エアバッグ22には、その下方に位置する部位のみならず上方に位置する部位にも上記噴出されたガスが早い時期から流入されるようになり、エアバッグ22全体としての上下の部位間における膨張の速度差が的確に緩和されるようになる。
以上説明したように、本実施形態にかかるサイドエアバッグ装置によれば、以下のような効果が得られるようになる。
(1)エアバッグ22には膨張展開時の厚み規制のために縫合された部分であるシーム30を設けるようにしたとともに、同シーム30のガス噴出口25に対向する部分には該ガス噴出口25から噴出されたガスをインフレータ21の筒元PB方向に指向せしめる傾斜部31aを設けるようにした。このため、シート10の背もたれ部10b側部に沿って収納された筒状のインフレータ21の筒下にガス噴出口25が設けられている場合であれ、同ガス噴出口25から車両前方向に向けて噴出されたガスについてはこれをインフレータ21の筒元PB方向、すなわちエアバッグ22の上方に位置する部位に積極的に案内することができるようになる。すなわちこれにより、エアバッグ22には、その上下両方の部位に対して上記噴出されたガスが早期に流入されることとなり、結果として、エアバッグ22の全体が迅速に膨張展開されるようになる。
(2)上記傾斜部31aについてはこれを、そのガス噴出口25寄りに位置する端部がインフレータ21の筒下方向とは逆に突き出す態様で設けることとした。このような態様で傾斜部31aを設けることにより、上述したガス流指向(案内)機能をより確実に得ることができるようになる。また、この端部の突き出し度合いを通じてエアバッグ22の上下方向に分留されるガスの流量をコントロールすることも可能となり、より安定して上記態様でのエアバッグ22の膨張展開を図ることができるようになる。
(3)同じく上記傾斜部31aを、シーム30のガス噴出口25に対向する部位に所定曲率をもって張り出し形成された凸部31の一部として設けることとした。一般に、ガス噴出口25と対向する位置にシーム30を形成すると、このガス噴出口25から噴出されるガスの噴出圧によってシーム30に強い応力が作用し、場合によってはシーム30による厚み規制構造が維持できないなど、エアバッグ22としての適切な展開が図られないおそれがある。この点、傾斜部31aを、上記所定曲率をもって張り出し形成された凸部31の一部として設けることで、同凸部31の曲率を通じてシーム30に作用する応力が分散されることとなり、シーム30による厚み規制構造の的確な維持を図ることができるようになる。また、このような凸部31の一部として上記機能を有する傾斜部31aを形成することで、同傾斜部31aの形成も容易となる。
(4)エアバッグ22の全領域中、インフレータ21のガス噴出口25寄りに偏った位置にシーム30を設けることとした。このようにシーム30自体をガス噴出口側に偏った位置に設けることで、ガス噴出口25から噴出されるガス流のコントロールもより容易かつ的確に行うことができるようになる。
なお、上記実施形態はこれを適宜変更した以下の形態にて実施することもできる。
・上記実施形態においては、インフレータ21の筒下にガス噴出口25が設けられたサイドエアバッグ装置20のエアバッグ22について、その上下両方の部位にガスを早い時期から流入させる構成を示したが、この構成を適用可能なサイドエアバッグ装置は本実施形態のものに限定されない。例えば、筒上にガス噴出口が位置する態様でインフレータが設けられているサイドエアバッグ装置であっても、ガス噴出口から噴出されたガスを筒元PB方向に指向せしめる傾斜部を有するシームをエアバッグに設けることで、上述したサイドエアバッグ装置に準ずる作用効果を奏することができる
本発明にかかるサイドエアバッグ装置の一実施形態について車室内でエアバッグが膨張展開した状態を示す側面図。 図1におけるA−A線に沿ったエアバッグの断面構造を主に示す断面図。 インフレータの具体構造を示す側面図。 同実施形態のサイドエアバッグ装置について展開された状態のエアバッグに対するガスの流入態様を模式的に示す拡大側面図。
符号の説明
10…シート、10b…背もたれ部、11…側部、20…サイドエアバッグ装置、21…インフレータ、22…エアバッグ、25…ガス噴出口、30…シーム、31…凸部、31a…傾斜部、P…乗員。

Claims (3)

  1. 車両側部への衝撃の印加に伴って車室内のシートに着座している乗員と車室内側壁部との間で膨張展開するエアバッグを備え、このエアバッグを膨張展開させるためのガス発生源となる筒状のインフレータがそのガス噴出口を筒上、筒下のいずれかに有する態様で、エアバッグと共々、前記シートの背もたれ部側部に沿って収納されてなるサイドエアバッグ装置において、
    前記エアバッグには膨張展開時の厚み規制のために対向する基布同士を縫合した部分であるシームが設けられてなるとともに、同シームは、前記エアバッグの全領域中、前記インフレータのガス噴出口寄りに偏った位置に設けられてなり、
    前記シームの前記ガス噴出口に対向する部分には前記ガス噴出口から噴出されたガスを前記インフレータの筒元方向のみに指向せしめる傾斜部が設けられてなり、
    前記傾斜部は、前記シームの前記ガス噴出口に対向する部位に所定曲率をもって張り出し形成された凸部の一部であって、同凸部の頂部から前記インフレータの筒元側に設けられてなり、
    前記凸部の頂部は、前記ガス噴出口より前記インフレータの筒元とは反対側に偏った位置に設けられてなり、
    前記シームの前記対向する基布の間には、補強布が挟持されてなることを特徴とするサイドエアバッグ装置。
  2. 前記シームの前記ガス噴出口に対向する傾斜部は、そのガス噴出口寄りに位置する端部が前記インフレータの筒元方向とは逆方向に突き出す態様で設けられてなる
    請求項1に記載のサイドエアバッグ装置。
  3. 前記インフレータはその筒下に前記ガス噴出口を有して前記エアバッグと共々、前記シートの背もたれ部側部に沿って収納されてなり、前記シームに設けられた傾斜部は、前記ガス噴出口から噴出されたガスを前記エアバッグの上部方向のみに指向させるものである
    請求項1または2に記載のサイドエアバッグ装置。
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