JP5097161B2 - ワイヤーハーネス組立用の電線束保持装置 - Google Patents

ワイヤーハーネス組立用の電線束保持装置 Download PDF

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Description

本発明は、複数の電線を束ね、その電線束に粘着テープを巻き付けてワイヤーハーネスを組み立てる際に使用されるワイヤーハーネス組立用の電線束保持装置に関するものである。
自動車又はその他の装置に広く用いられるワイヤーハーネスは、コネクタが接続された多数の電線を束ね、その電線束に粘着テープを巻き付けて、これらを一体化したものである(特許文献1参照)。
図7は、従来のワイヤーハーネス組立装置の一例を示す概略斜視図である。ここに示したワイヤーハーネス組立装置は、ベースプレート1と、そのベースプレート1に固定支持された複数のUフォーク2と、同じくベースプレート1に固定支持された複数の保持部材50とを有し、その複数のUフォーク2に多数の電線40を束ねた電線束6が掛け渡されている。各電線の端部にはコネクタ7が接続され、その各コネクタは保持部材50に保持されている。このようにUフォーク2に支持された電線束6に、一方の面に粘着剤が塗布された粘着テープ32を手操作によって巻き付けて電線束6を一体化し、かかる電線束6に必要に応じて図示していないクランプや保護材を取り付ける。このようにして、電線束6、コネクタ7及び粘着テープ32などから成るワイヤーハーネスが完成する。Uフォーク2に支えられた電線束6に粘着テープ32を巻き付けた後の電線束6の横断面形状はほぼ円形となる。
上述したワイヤーハーネスは、例えば自動車の車体内に組み付けられ、そのコネクタ7が電子部品に接続されて使用される。その際、近年の自動車用電子部品の増加に伴い、ワイヤーハーネスの電線の数が多くなり、粘着テープにより束ねられた電線束の径は大きなものとなる。このため、車室内の狭い隙間にワイヤーハーネスを組み付けることができなくなるおそれがある。
図8の(a)及び(b)は、自動車の車体を構成するパネル35と、そのパネル35に対して小さな隙間Gをあけて配置されたユニット(例えばヒータユニット)36を示す概略図である。この隙間Gにワイヤーハーネスの電線束6を配置しようとした場合、図8の(a)に示した電線束6は、その横断面形状がほぼ円形であるため、その電線の数が多く従ってその径が隙間Gよりも大きい場合には、電線束6を隙間Gに配置することはできない。これに対し、図8の(b)に示したように、電線束6の横断面形状が上下に長いほぼ楕円形であれば、電線束6の電線数が多くとも、その電線束6を狭い隙間Gに配置することができる。
ところが、図7に示した従来のワイヤーハーネス組立装置を用いて電線束6を一体に束ねた場合には、その電線束6の横断面形状がほぼ円形となるので、電線数が多い場合には、そのままでは、電線束6を隙間Gに配置することはできない。そこで、従来は円形断面の電線束6にプロテクタを装着し、そのプロテクタによって電線束6の横断面形状を強制的にほぼ楕円形に変形させ、その電線束を狭い隙間Gに配置できるようにしていた。ところが、かかるプロテクタを用いれば、それだけ自動車の部品点数が増大すると共に、そのコストが上昇する欠点を免れない。
特開平9−17251号公報
本発明の目的は、横断面形状が円形以外の形状の電線束を有するワイヤーハーネスを組み立てることのできるワイヤーハーネス組立用の電線束保持装置を提供することにある。
本発明は、支柱を介してベースプレートに支持された支え台と、該支え台に回動可能に支持された第1の電線束保持部材と、該第1の電線束保持部材を前記支え台に不動に固定する固定手段と、基端部が前記支え台に固定されていて、弾性材料により構成された第2の電線束保持部材とを有し、前記第1の電線束保持部材には、前記第2の電線束保持部材の自由端側部分が挿入される係止孔が形成され、第2の電線束保持部材の自由端から該第2の電線束保持部材の基端部に至る方向を該第2の電線束保持部材の長手方向としたとき、当該第2の電線束保持部材の自由端側部分には、その長手方向に沿って配列された複数のストッパが形成され、該第2の電線束保持部材の自由端側部分を前記係止孔に挿入したとき、前記複数のストッパのうちのいずれかのストッパが係止孔の縁部に係合して、該第2の電線束保持部材の自由端側部分が係止孔から抜け出ることが阻止され、その抜け出しが阻止された第2の電線束保持部材と前記第1の電線束保持部材とによって、電線束が保持されるワイヤーハーネス組立用の電線束保持装置を提案する。
その際、前記第1の電線束保持部材は、枢軸を介して前記支え台に回動可能に支持され、該枢軸は、前記支え台に形成された長孔に移動可能に嵌合していると有利である。
また、上記ワイヤーハーネス組立用の電線束保持装置において、前記支え台は、支柱を介して、前記ベースプレートに揺動可能に支持されていると有利である。
さらに、上記ワイヤーハーネス組立用の電線束保持装置において、前記支柱は、電線束に沿って移動できるように、前記ベースプレートに摺動可能に支持されていると有利である。
また、上記ワイヤーハーネス組立用の電線束保持装置において、前記第1の電線束保持部材と第2の電線束保持部材は、これらの保持部材によって保持された電線束の横断面形状がほぼ楕円形となるように形成されていると有利である。
本発明によれば、簡単に、横断面形状が円形以外の形態の電線束を有するワイヤーハーネスを組み立てることが可能である。
ワイヤーハーネス組立装置の全体を示す概略斜視図である。 電線束保持装置の分解斜視図である。 電線束保持装置の機能を説明する断面図である。 電線束保持装置の機能を説明する断面図である 電線束保持装置の機能を説明する断面図である 電線束保持装置の機能を説明する断面図である 従来のワイヤーハーネス組立装置の全体を示す概略斜視図である。 一体化された電線束の横断面形状が円形である場合の不具合を説明する図である。
以下、本発明の実施形態例を図面に従って詳細に説明する。
図1は、ワイヤーハーネス組立装置の概略斜視図である。ここに示したワイヤーハーネス組立装置は、ベースプレート1と、そのベースプレート1に固定支持された複数のUフォーク2と、同じくベースプレート1に固定支持された複数の保持部材50と、本発明に係るワイヤーハーネス組立用の電線束保持装置3とを有している。
各Uフォーク2は、従来のUフォークと同じく、ベースプレート1に対して垂直に立ち上がった状態で、そのベースプレート1に固定された支持棒4と、その支持棒4の先端に固定されたほぼU字形の電線受け部5とから構成されている。各Uフォーク2の電線受け部5には、多数の電線40を束ねた電線束6が架け渡されている。各電線40は絶縁性の細いチューブによって被覆され、その各電線の長手方向端部にはコネクタ7が接続され、その各コネクタは保持部材50に保持されている。かかる電線束6が、次に説明するように電線束保持装置3によって保持される。
図1に示した電線束保持装置3は、支柱8を介してベースプレート1に支持された支え台9と、第1の電線束保持部材10と、第2の電線束保持部材11とを有している。かかる電線束保持装置3の分解斜視図である図2に示すように、支え台9は、支柱8の上端部に一体に固着された平板部12と、その平板部12の長手方向各端部に一体に固着された一対の耳部13とから構成されている。これらの耳部13には、長孔14がそれぞれ形成され、その各長孔14には、枢軸15が回転可能に嵌合している。
一方、図に一例として示した第1の電線束保持部材10は、図2に明示するように、平板状の本体41と、その本体41の表面に固着された保持部33により構成され、該本体41の基端部に形成されたカール部16が、上述した枢軸15に巻回されて固定されている。これにより、第1の電線束保持部材10は、枢軸15を介して支え台9に矢印A,B方向に回動可能に支持される。
本例の枢軸15は、図2に示すように、おねじ51の形成された軸部17と、その軸部17に一体に固定された頭部18を有するボルトにより構成され、かかる枢軸15は、支え台9に形成された長孔14に、矢印C,Dで示したように、該長孔14の長手方向に移動可能に嵌合している。ボルトよりなる枢軸15のおねじ51にはナット19が螺着されていて、そのナット19を締め付けることによって、枢軸15及び第1の電線束保持部材10を支え台9に不動に固定することができる。このように、ナット19と、枢軸15に形成されたおねじ51は、第1の電線束保持部材10を支え台9に不動に固定する固定手段の一例を構成している。
第2の電線束保持部材11は、図1及び図2に示すようにほぼU字形に形成され、その基端部20が支え台9の平板部12に固定されている。すなわち、第2の電線束保持部材11の基端部20には取付孔21が形成されていて、その取付孔21と、支え台9の平板部12に形成されたねじ孔22とを整合させて、図示していないねじをその取付孔21に挿通すると共に、該ねじをねじ孔22にねじ込むことにより、第2の電線束保持部材11の基端部20が支え台9に固定される。また、この第2の電線束保持部材11は、例えば、軟質な樹脂又はゴムなどの弾性材料により構成されている。これに対し、電線束保持装置3の第2の電線束保持部材11以外の各要素は、硬質樹脂又は金属などの高剛性材料により構成されている。
第1の電線束保持部材10には、第2の電線束保持部材11の自由端側部分23が挿入される係止孔24が形成されている。また、第2の電線束保持部材11の自由端25から、その基端部20に至る方向を、その第2の電線束保持部材11の長手方向Lとしたとき、該第2の電線束保持部材11の自由端側部分23には、その長手方向Lに沿って配列された複数のストッパ26,26A,26Bが形成されている。図示した例では、第2の電線束保持部材11の長手方向Lに対して直交する幅方向に延びた突起より成る3つのストッパ26,26A,26Bが形成されている。以下の説明では、必要に応じて、これらのストッパ26,26A,26Bを第1乃至第3のストッパと称することにする。ストッパの数を3以外の複数に設定することもできる。
また、第2の電線束保持部材11の自由端側部分23と基端部20の間の中間部分27には、その幅方向に延びる多数の溝28が形成され、これによってその中間部分27が弾性変形しやすくなっている。
また、本例の電線束保持装置3の支柱8は、上端部が支え台9に固着された上支柱8Aと、その上支柱8Aにピン29を介して連結された下支柱8Bとから成り、上支柱8Aは、ピン29を介して、下支柱8Bに矢印E,F方向に揺動可能に連結されている。また、下支柱8Bの下部にはスライダ30が固定されていると共に、ベースプレート1上には図1に示すように電線束6に沿って延びるガイドレール31が固着され、上述のスライダ30がこのガイドレール31に矢印H,I方向に摺動可能に嵌合している。
上述した構成により、支え台9は、支柱8を介してベースプレート1に矢印E,F方向に揺動可能に支持され、しかも支柱8は、電線束6に沿って移動できるように、ベースプレート1に摺動可能に支持されている。
ここで、ワイヤーハーネスを組み立てるには、先ず、図1を参照して先に説明したように、複数のUフォーク2の電線受け部5に電線束6を架け渡し、各コネクタ7を保持部材50によって保持する。このとき、図3に示すように、上支柱8Aは、支え台9と第2の電線束保持部材11と共に、図3における右側に傾いた位置に回動しており、第1の電線束保持部材10は、図3における左側に傾いた位置に回動している。従って、第1の電線束保持部材10と第2の電線束保持部材11は、互いに大きく離間し、第2の電線束保持部材11の自由端側部分23が第1の電線束保持部材10の係止孔24に嵌合することはなく、第1及び第2の電線束保持部材10,11は、電線束6から大きく離れて位置している。
次に、上支柱8Aを、支え台9及び第2の電線束保持部材11と共に、ピン29の中心軸線のまわりに図3に矢印Eで示した方向に回動させて、図4乃至図6に示したように、その上支柱8Aをベースプレート1に対して垂直となった位置にもたらし、その第2の電線束保持部材11の内側の空間に、Uフォーク2により支えられた電線束6を入り込ませる。このとき、上支柱8Aとピン29との間に作用する摩擦力と、下支柱8Bとピン29との間に作用する摩擦力とによって、上支柱8Aは、図4乃至図6に示した垂直位置に保持される。図示していないロック装置によって、上支柱8Aを図4乃至図6に示した垂直位置に保持するように構成することもできる。
引き続き、枢軸15のおねじ51にねじ係合したナット19を緩めた状態にして、第1の電線束保持部材10と枢軸15を、その枢軸15の中心軸線のまわりに、図3に矢印Aで示した方向に回動させ、図4乃至図6に示したように、第2の電線束保持部材11の自由端側部分23を第1の電線束保持部材10に形成された係止孔24に挿入する。このとき、図4乃至図6に示したように、第2の電線束保持部材11の自由端側部分23に形成された複数のストッパ26,26A,26Bのうちのいずれかのストッパが、第2の電線束保持部材11の弾性によって、係止孔24の縁部に係合する。これによって、第2の電線束保持部材11の自由端側部分23が係止孔24から抜け出ることが阻止される。第2の電線束保持部材11は弾性材料により構成されているので、いずれかのストッパ26,26A,26Bが、支障なく係止孔24の縁部に係合することができる。いずれかのストッパ26,26A,26Bを係止孔24の縁部に係合させた後、ナット19を締め付けて、枢軸15と第1の電線束保持部材10を支え台9に対して固定する。
上述のように、第1の電線束保持部材10を、固定手段によって支え台9に固定した状態で、係止孔24から抜け出ることが阻止された第2の電線束保持部材11と、第1の電線束保持部材10の保持部33とによって、図4乃至図6に示したように、電線束6がしっかりと保持される。電線束6が第1及び第2の電線束保持部材10,11に取り囲まれて保持されるのである。
上述のように、電線束6を第1及び第2の電線束保持部材10,11によって保持したとき、その電線束6の横断面形状はほぼ楕円形となる。本例の第1及び第2の電線束保持部材10,11は、これらの電線束保持部材10,11によって保持された電線束6の横断面形状がほぼ楕円形となるように形成されているのである。本例の第1の電線束保持部材10は、楕円形横断面の電線束6の外周面に沿った表面形状に形成された保持部33を有し、その保持部33が電線束6を保持するので、より確実に電線束6の横断面形状を楕円形に近いものにすることができる。
その際、係止孔24の縁部に係合したストッパが、どのストッパ26,26A,26Bであるかによって、図4乃至図6に示したように、電線束6の横断面の楕円短径が変わる。すなわち、図4に示したように、第1のストッパ26が係止孔24の縁部に係合したときは、電線束6の横断面の楕円短径は最も大きくなり、逆に、図5に示したように、第3のストッパ26Bが係止孔24の縁部に係合したときは、電線束6の横断面の楕円短径が最も小さくなる。また、図6に示したように、第2のストッパ26Aが係止孔24の縁部に係合したときは、電線束6の横断面の楕円短径は中間の大きさになる。
また、ナット19を緩めた状態にして、枢軸15を長孔14に沿って矢印D,C(図2)方向に動かして、その枢軸15の位置を調整することによっても、電線束6の横断面の楕円短径を変化させることができる。この場合も、枢軸15の位置調整後、ナット19を締め付けて、枢軸15と第1の電線束保持部材10を支え台9に対して固定する。
上述のように、第1及び第2の電線束保持部材10,11が電線束6を保持した状態で、支柱8を電線束6に沿って、図1に矢印Hで示した方向に動かしながら、横断面が楕円形となった電線束6に、手操作によって、一方の面に粘着剤が塗布された粘着テープ32を巻き付けて電線束6を一体化し、かかる電線束6に、必要に応じて図示していないクランプや保護材を取り付ける。このようにして、横断面形状がほぼ楕円形となった一体の電線束6を有するワイヤーハーネスが完成する。
上述のようにして、横断面がほぼ楕円形の電線束6を有するワイヤーハーネスを組み立てた後、ナット19を緩めると共に、第2の電線束保持部材11の自由端側部分23を図4乃至図6における下方にわずかに弾性変形させて、ストッパ26,26A,26Bと、係止孔24の周縁部との係合を解除して、枢軸15と第1の電線束保持部材10を、その枢軸15の中心軸線のまわりに、図4乃至図6に矢印Bで示した方向に回動させる。これにより、第2の電線束保持部材11の自由端側部分23と、第1の電線束保持部材10の係止孔24とが外れる。次いで、上支柱8Aを、支え台9及び第2の電線束保持部材11と共に、ピン29の中心軸線のまわりに図4乃至図6に矢印Fで示した方向に回動させる。これにより、第1及び第2の電線束保持部材10,11による電線束6への保持が解除され、完成したワイヤーハーネスをUフォーク2から取り出すことができる。このように横断面形状がほぼ楕円形の電線束6を有するワイヤーハーネスを、例えば図8の(b)に示したように狭い隙間Gにも支障なく配置することができる。
前述のように、係止孔24の縁部に係合するストッパ26,26A,26Bを選択することによって、電線束6の横断面の楕円短径の大きさを変えることができるので、電線束6の電線数に応じて、あるいはワイヤーハーネスを配置する車体内の隙間G(図8)の大きさに応じて、電線束の横断面の楕円短径の大きさを定めることができる。よって、電線束6の電線数と隙間Gの大きさがいかなるときも、その電線束6の横断面の楕円短径を、隙間Gに配置できる大きさにして、該電線束6を隙間Gに配置することができる。
また、前述のように、本例の電線束保持装置3は、その支え台9が支柱8を介してベースプレート1に揺動可能に支持されているので、その支え台9に固定された第2の電線束保持部材11を図3に矢印Eで示した方向に回動させるだけで、容易かつ確実に、Uフォーク2に支えられた電線束6を第2の電線束保持部材11の内側空間に入り込ますことができる。
さらに、本例の電線束保持装置3においては、第1の電線束保持部材10の回動中心を構成する枢軸15が支え台9に形成された長孔14に摺動可能に嵌合しているので、前述のように、ナット19を緩めることにより、枢軸15と第1の電線束保持部材10を、図2に矢印D,Cで示したように長孔14に沿って所望する位置に移動させ、再びナット19を締め付けて、第1の電線束保持部材10をその位置に固定することによって、電線束6の横断面の形態をさらに微妙に変えることができる。
また、第1および第2の電線束保持部材10,11により保持された電線束6が楕円形以外の横断面形態となるように、第1及び第2の電線束保持部材10,11の形状を形成することもできる。
1 ベースプレート
3 電線束保持装置
6 電線束
8 支柱
9 支え台
10 第1の電線束保持部材
11 第2の電線束保持部材
14 長孔
15 枢軸
20 基端部
23 自由端側部分
24 係止孔
25 自由端
26,26A,26B ストッパ
L 長手方向

Claims (5)

  1. 支柱を介してベースプレートに支持された支え台と、該支え台に回動可能に支持された第1の電線束保持部材と、該第1の電線束保持部材を前記支え台に不動に固定する固定手段と、基端部が前記支え台に固定されていて、弾性材料により構成された第2の電線束保持部材とを有し、前記第1の電線束保持部材には、前記第2の電線束保持部材の自由端側部分が挿入される係止孔が形成され、第2の電線束保持部材の自由端から該第2の電線束保持部材の基端部に至る方向を該第2の電線束保持部材の長手方向としたとき、当該第2の電線束保持部材の自由端側部分には、その長手方向に沿って配列された複数のストッパが形成され、該第2の電線束保持部材の自由端側部分を前記係止孔に挿入したとき、前記複数のストッパのうちのいずれかのストッパが係止孔の縁部に係合して、該第2の電線束保持部材の自由端側部分が係止孔から抜け出ることが阻止され、その抜け出しが阻止された第2の電線束保持部材と前記第1の電線束保持部材とによって、電線束が保持されるワイヤーハーネス組立用の電線束保持装置。
  2. 前記第1の電線束保持部材は、枢軸を介して前記支え台に回動可能に支持され、該枢軸は、前記支え台に形成された長孔に移動可能に嵌合している請求項1に記載のワイヤーハーネス組立用の電線束保持装置。
  3. 前記支え台は、支柱を介して、前記ベースプレートに揺動可能に支持されている請求項1又は2に記載のワイヤーハーネス組立用の電線束保持装置。
  4. 前記支柱は、電線束に沿って移動できるように、前記ベースプレートに摺動可能に支持されている請求項1乃至3のいずれかに記載のワイヤーハーネス組立用の電線束保持装置。
  5. 前記第1の電線束保持部材と第2の電線束保持部材は、これらの保持部材によって保持された電線束の横断面形状がほぼ楕円形となるように形成されている請求項1乃至4のいずれかに記載のワイヤーハーネス組立用の電線束保持装置。
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