JP5096626B1 - 作業車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】キャブ内への粉塵、水などの浸入を防ぐとともに、オペレータにとって快適なキャブ内環境を実現できる作業車両を提供する。
【解決手段】エンジン32は、キャブ1よりも前端側において車両フレーム31に取付けられている。エンジン冷却モジュール33は、エンジン32を冷却するためのものであり、後端において車両フレーム31に取付けられている。平面視においてキャブ1は車両フレーム31の外側へ張り出した張り出し部を有している。キャブ1は、キャブ1の室外空間に開口する貫通孔12a〜12cと、貫通孔12a〜12cに通じかつ室内空間10に開口する開口部3bとを有し、貫通孔12a〜12cは張り出し部の下面において開口している。
【選択図】図15

Description

本発明は、作業車両に関するものである。
作業車両としてのブルドーザは、たとえば特開2005−113674号公報(特許文献1)に開示されている。この特開2005−113674号公報には、エンジンを囲繞するエンジン室を車両フレームの前端に配置し、エンジン冷却用モジュールを車両フレームの後端に配置することでオペレータの前方視認性を向上させた、いわゆるスラントノーズ型のブルドーザが開示されている。
また、たとえばブルドーザなどの作業車両の運転室(キャブ)は、粉塵、水などの浸入を防ぐために、空調装置の送風によってキャブ内の気圧(内圧)をキャブ外の気圧(外圧)よりも高くしていた。このようにキャブの内部の密閉性を向上して外部からの塵埃や騒音の侵入を防止する技術が、たとえば特開2001−81811号公報(特許文献2)に開示されている。
特開2001−81811号公報においては、底部が開口しているキャブ本体にフロアフレームが嵌合されてキャブが構成されるとともに、キャブ本体とフロアフレームとの間がシールされる。そして、シール部材は、キャブ本体側のマウント部とフロアフレームとの上下の接合面間に介在するか、あるいはフロアフレームの外周部とこれに対向するキャブ本体側の内周部との間に配置されている。
特開2005−113674号公報 特開2001−81811号公報
しかしながら、空調装置の性能が向上する一方でキャブ内の気密性が高まった結果、内圧と外圧との差圧が200Paを超える可能性がある。差圧が200Paを超えると、キャブ内のオペレータが不快感を覚える可能性がある。
そこでキャブの室内空間から室外空間へ空気を抜くことが考えられるが、上記の特開2005−113674号公報においては、キャブ内への粉塵、水などの浸入を防ぎながらキャブの室内空間の空気を室外空間へ排出する構成は検討されていない。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、キャブ内への粉塵、水などの浸入を防ぐとともに、オペレータにとって快適なキャブ内環境を実現できる作業車両を提供することである。
本発明の作業車両は、車両フレームと、キャブと、エンジンと、エンジン冷却モジュールとを備えている。車両フレームは前端と後端とを有している。キャブは、車両フレームの上であって車両フレームの前端と後端との間に搭載されている。エンジンは、キャブよりも前端側において車両フレームに取付けられている。エンジン冷却モジュールは、エンジンを冷却するためのものであり、後端において車両フレームに取付けられている。平面視においてキャブは車両フレームの外側へ張り出した張り出し部を有している。キャブは、キャブの室外空間に開口する室外側開口部と、室外側開口部に通じかつ室内空間に開口する室内側開口部とを有し、室外側開口部は張り出し部の下面において開口している。
本発明の作業車両によれば、室外側開口部を通じてキャブの室内空間の空気を室外空間に排出することができる。このため、キャブの内圧と外圧との差圧を200Paよりも低く抑えることが可能となり、オペレータに快適なキャブ内環境を実現することができる。
また車両フレームの外側へ張り出した張り出し部の下面において室外側開口部は開口している。このため、キャブの室内空間の空気が冷却モジュールのファンの吸い込み風により室外空間に吸引されて排出されることは防止される。これによりキャブの室内空間に空調装置で適切な圧力を付与することができる。よって、室外側開口部からキャブの室内空間に塵埃などが侵入することが防止されるとともに、キャブの室内空間内に所期の差圧を確保することができるため、オペレータの快適性が向上する。
上記の作業車両においては、キャブは、フロアフレームと、そのフロアフレーム上に立設された複数のピラーとを備えている。複数のピラーのうち少なくとも1つのピラーは第1の中空空間を有するパイプ構造を有している。少なくとも1つのピラーには、複数のピラーにより囲まれる室内空間の外部の室外空間に第1の中空空間をつなぐための第1の開口部と、室内空間に第1の中空空間をつなぐための第2の開口部とが形成されている。第1の開口部と第2の開口部とはピラーの長手方向に所定間隔をあけて配置されている。
このように室外空間につなぐための第1の開口部と室内空間につなぐための第2の開口部とが、ピラーの長手方向に所定間隔をあけて配置されている。このため、室外空間から室内空間に粉塵、水などの浸入を防ぐことができる。
なお第1の開口部は、室外空間に直接に開口することにより室外空間につながっていてもよく、また他の空間や他の孔などを介在して間接的に室外空間につながっていてもよい。第1の開口部は、上記の作用効果を奏することができるように室外空間につながっていればよい。
上記の作業車両用キャブにおいては、複数のピラーは、キャブの前側から後側へ順に配置されたフロントピラー、センターピラーおよびリヤピラーを含んでいる。センターピラーは、第1の中空空間を有するパイプ構造を有し、かつセンターピラーの上端において第1の中空空間を開口する上端開口部と、センターピラーの下端において第1の中空空間を開口する下端開口部とを有している。下端開口部が第1の開口部であって室外側開口部に連通しており、上端開口部が第2の開口部であって室内側開口部である。
このように第1の開口部をセンターピラーの下端開口部とし、第2の開口部をセンターピラーの上端開口部とすることにより、第1の開口部と第2の開口部とをセンターピラーの長手方向に所定間隔をあけて配置することが可能となる。このため、室外空間から室内空間に粉塵、水などの浸入を防ぐことができる。また室外空間につなぐための第1の開口部がセンターピラーの下端開口部であり、下側を向いて開口することになる。このため、開口部が上側を向いて室外空間に開口する場合と比較して、第1の開口部から室内空間に粉塵、水などが浸入しにくくなる。
上記の作業車両用キャブにおいては、当該作業車両用キャブは複数のピラー以外のキャブ構成部材をさらに備えている。キャブ構成部材は、室内空間と区画された第2の中空空間を有し、かつ第2の中空空間を室内空間につなぐための第3の開口部を有している。第2の中空空間は第1の開口部を通じて室外空間とつながるよう構成されている。
これにより、ピラー以外のキャブ構成部材の第2の中空空間を通じてキャブの室内空間から室外空間に空気を排出することも可能となるため、より効率的に空気を排出することが可能となる。またキャブ構成部材の第2の中空空間とピラーの第1の中空空間とが、ともに第1の開口部を通じて室外空間につながっており、室外空間につながる開口部を共有しているため、開口部を第1および第2の中空空間で別々に設ける必要がない。このため、開口部の数を減らすことができ、キャブの強度を高く維持することができる。
上記の作業車両用キャブにおいては、フロアフレームは、互いに間隔をあけて配置された下部床板と上部床板とにより構成された二重床板構造を有し、下部床板と上部床板とにより挟まれた第3の中空空間は第1の開口部を通じて室外空間とつながるよう構成されている。
これにより、二重床構造内の中空空間も利用して空気を室外空間に排出することができる。
上記の作業車両用キャブにおいては、室外側開口部は、互いに分離された複数の開口を含んでいる。
これにより、1つの開口部に応力が集中することを防止できるとともに、複数の開口の開口面積の合計を1つの開口部と同じ開口面積としつつ、1つ1つの開口部の大きさを小さくできるため大きな埃がキャブの室内空間に侵入することも防止できる。
以上説明したように本発明によれば、キャブ内への粉塵、水などの浸入を防ぐとともに、オペレータにとって快適なキャブ内環境を実現することができる。
本発明の一実施の形態における作業車両の構成を概略的に示す側面図である。 本発明の一実施の形態における作業車両の構成を概略的に示す分解斜視図である。 本発明の一実施の形態における作業車両用キャブの構成を下から概略的に示す斜視図である。 本発明の一実施の形態における作業車両用キャブの構成を上から概略的に示す斜視図である。 本発明の一実施の形態における作業車両用キャブの上側の構成を下から概略的に示す斜視図である。 本発明の一実施の形態における作業車両用キャブの下側の構成を上から概略的に示す斜視図である。 本発明の一実施の形態における作業車両用キャブの図6の矢印VII方向から見た図である。 本発明の一実施の形態における作業車両用キャブのセンターピラーの上端部付近を示す概略斜視図である。 図7のIX−IX線に沿う概略断面図である。 図7のX−X線に沿う概略断面図である。 図7のXI−XI線に沿う概略断面図である。 ピラー内とキャブ構成部材(右側)内とのそれぞれの排気経路を示す概略斜視図である。 ピラー内とキャブ構成部材(左側)内とのそれぞれの排気経路を示す概略斜視図である。 図9のXIV−XIV線に沿う概略断面図である。 本発明の一実施の形態における作業車両の車両フレーム内の空気の流れを説明するための平面図である。 本発明の一実施の形態における作業車両のキャブが車両フレームから張り出した部分を有することを説明するための下から見た斜視図である。 ピラーに設けられた室内空間側に開口した開口部と室外空間側に開口した開口部との配置位置を説明するための断面図である。 センターピラーの中空空間の直下に複数の貫通孔が設けられた構成を示す図3の領域Rに対応する部分を拡大して示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
図1および図2を参照して、本実施の形態の作業車両であるブルドーザ30は、キャブ1と、車両フレーム31と、エンジン32と、エンジン冷却モジュール33と、鼻部モジュール34と、作動油タンクモジュール35と、燃料タンクモジュール36と、1対のトラックフレームモジュール37と、排土板38とを主に有している。キャブ1は、運転台を収容するシェルターである。
車両フレーム31は前端と後端とを有している。キャブ1は、車両フレーム31の上であって車両フレーム31の前端と後端との間に搭載されている。このキャブ1には、オペレータの座席、計器板、操縦機構などが取付けられている。エンジン32は、キャブ1よりも車両フレーム31の前端側において車両フレーム31に取付けられている。
鼻部モジュール34はエンジン32およびエンジン室を覆っている。キャブ1は、鼻部モジュール34で覆ったエンジン32とエンジン室の後方に配置されている。
作動油タンクモジュール35は、ブルドーザ30の排土板38などの作業機を作動させる作動油を貯留するためのものであり、キャブ1の一側方に配置されている。燃料タンクモジュール36は、エンジン32に供給される燃料を貯留するためのものであり、キャブ1の他の側方に配置されている。
冷却モジュール33は、エンジン32などを冷却するためのものであり、車両フレーム31の後端において車両フレーム31に取付けられている。冷却モジュール33には、蓄圧空気冷却(CAC:Charged Air Cooling)装置と、作動油冷却装置と、エンジン冷却水冷却装置と、冷却ファンとを備えた放熱器胴体部を含めることができる。冷却モジュール33が上述のように車両フレーム31の後端に配置されるブルドーザは、冷却モジュールが車両フレーム前側に配置される一般的なブルドーザより、車両として前方視界性に優れる。同配置のブルドーザでは、鼻部モジュール34の前後方向の長さをより短く、また、鼻部モジュール34の高さをより低くすることができるためである。
冷却モジュール33の冷却ファンは、電動モータあるいは油圧モータなどによりエンジン32とは独立して電動または油圧駆動させることができる。好適な構成では、油圧駆動を用いてファン速度が可変とされる。
冷却流体導管32c、32dは冷却モジュール33の流入口33bと流出口33eに接続されている。これにより、エンジン取り込み空気が冷却される。同様に、導管32a、32bが冷却モジュール33の流入口33cと流出口(図示せず)に接続されている。これにより、エンジン冷却水が冷却される。追加の導管(図示せず)が冷却モジュール33の流入口33aと流出口33dとに接続されている。これにより、冷却された作動油が車両の油圧回路に供給される。
冷却モジュール33はキャブ1の後方でかつ作動油タンクモジュール35の後端部と燃料タンクモジュール36の後端部との間に配置される。この構成はブルドーザ30後方の優れた視認性をもたらすが、それはオペレータが冷却モジュール33上方であって作動油タンクモジュール35と燃料タンクモジュール36との間を視認することができるからである。
1対のトラックフレームモジュール37は、それぞれ車両フレーム31の左側と右側に配置されている。排土板38は車両フレーム31の前端よりも前方に配置されている。
図3および図4を参照して、本実施の形態の作業車両用キャブ1は、フロアフレーム2と、複数のピラー3、4、5と、梁部材6と、屋根部分7と、空気調和装置15(以下、空調装置と表記する)とを主に有している。
フロアフレーム2はキャブ1の底部に配置されている。このフロアフレーム2は、互いに間隔をあけて配置された上部床板11と下部床板12とにより構成されている。上部床板11と下部床板12の各床板は中空の箱状となった二重床板構造を有している。この構造により、床板下方からキャブ1内に侵入する騒音が低減される。
複数のピラー3、4、5は、キャブ1の側部に配置されており、フロアフレーム2上に立設されている。各ピラー3、4、5は、その長手方向が上下方向に延びるように配置されている。複数のピラー3、4、5は、左右1対のセンターピラー3と、左右1対のフロントピラー4と、左右1対のリヤピラー5とを含んでいる。フロントピラー4、センターピラー3およびリヤピラー5は、キャブ1の前方から後方に向けてこの順番で並んで配置されている。
屋根部分7は、キャブ1の上部に配置されており、複数のピラー3、4、5によりフロアフレーム2に対して支持されている。梁部材6は、左右1対のセンターピラー3の上端部の各々に接続されており、屋根部分7に接続されている。
フロアフレーム2、複数のピラー3、4、5および屋根部分7により囲まれた空間がキャブ1の室内空間10となる。この室内空間10の前方下端には空調装置15が配置されている。この空調装置15の送風によりキャブ1の室内空間10の気圧(内圧)を室内空間10の外部の室外空間の気圧(外圧)よりも高くすること(プレシャライズすること)が可能である。
室内空間10内には、オペレータが着座するための運転席の取付け部8がある。この運転席の取付け部8の左右両側には、操作レバー、ワイヤーハーネスなどを取付けるための取付け部9が配置されている。オペレータが着座した姿勢においてオペレータから見て右側の取付け部9にはたとえば操作レバー16を取付けるための凹部9aが設けられている。またオペレータから見て左側の取付け部9にはたとえばワイヤーハーネスを取付けるための凹部9bが設けられている。
このキャブ1においては、複数のピラー3、4、5の少なくとも1つのピラーが中空空間(第1の中空空間)を有するパイプ構造を有している。図5は、キャブの上側の構成を示している。図6は、キャブの下側の構成を斜視図で示している。図7は、図6で示される構成の平面図である。これら図5〜図7を参照して、フロントピラー4、センターピラー3およびリヤピラー5の各々が中空空間4a、3a、5aを有していてもよい。
その少なくとも1つのピラーには、その中空空間を室外空間につなぐための第1の開口部と、中空空間を室内空間10につなぐための第2の開口部とが形成されている。具体的には図3に示すように、たとえばセンターピラー3には、室外空間に中空空間3aをつなぐための第1の開口部3cが形成されており、かつ室内空間10に中空空間3aをつなぐための第2の開口部3bが形成されている。この第1の開口部3cはセンターピラー3の下端開口部であり、第2の開口部3bはセンターピラー3の上端開口部であり、かつ室内側開口部である。
図8は、センターピラー3の上端部付近を示す拡大図である。この図8を参照して、センターピラー3の上端側部に梁部材6が接続されている。これにより、センターピラー3の上端開口部3bは梁部材6により閉塞されない。このため、センターピラーの上端開口部3bと梁部材6と屋根部分7との間に、センターピラー3の中空空間3aが室内空間10に通じる隙間を形成することができる。
図3を参照して、センターピラー3の下端はフロアフレーム2の下部床板12により覆われている。この下部床板12には、貫通孔12aが形成されている。この貫通孔12aはセンターピラー3の中空空間3aの直下に形成されており、その中空空間3aをキャブ1の室外空間につないでいる。つまり貫通孔12aは室外空間に向けて開口する室外側開口部を構成しており、下端開口部3cは貫通孔12aを介在して間接的に室外空間につながっている。この下端開口部3cは、室外空間に直接に開口することにより室外空間につながっていてもよい。
これによりキャブ1の室内空間10の空気は、図3の太線矢印で示すようにセンターピラー3の上端開口部3bから中空空間3aを通じて下端開口部3cに達して、下部床板12の貫通孔12aからキャブ1の室外空間へと排出され得る。
またキャブ1の室内空間10の空気を、複数のピラー3、4、5以外のキャブ構成部材(たとえば取付け部9)の中空空間を通じて室外空間に排出可能なようにキャブ1は構成されていてもよい。
図9は、図7のIX−IX線の断面図である。図7および図9を参照して、オペレータが着座した姿勢においてオペレータから見て右側の取付け部9には、室内空間10と区画された中空空間22a、22bが形成されている。中空空間22aはキャブ1の前後方向に伸びるように取付け部9内に形成されており、中空空間22bはキャブ1の上下方向に伸びるように取付け部9内に形成されている。これらの中空空間22aと中空空間22bとは互いに接続されている。
図12は、キャブ右側の排気経路を示している。この図12を参照して、右側の取付け部9に形成された凹部9aの壁部21には、操作レバーへの給電用の配線などを通すための切欠部21aが形成されている。この切欠部21aを通じて右側の取付け部9の中空空間22a、22bはキャブ1の室内空間10とつながっている。
図11は、図7のXI−XI線の断面を示している。この図11および図12を参照して、右側の取付け部9内の中空空間22bの下端はフロアフレーム2の下部床板12により覆われている。この下部床板12には、貫通孔12bが形成されている。この貫通孔12bは中空空間22bの直下に形成されており、その中空空間22bをキャブ1の室外空間につないでいる。
これにより、キャブ1の室内空間10の空気は、図12の太線矢印で示すように右側の取付け部9の凹部9aの切欠部21aから中空空間22a、22bを通じて中空空間22bの下端に達して、下部床板12の貫通孔12bからキャブ1の室外空間へと排出され得る。
なお図12に示されているようにセンターピラー3の下端部には切欠部3dが形成されている。この切欠部3dにより、センターピラー3の中空空間3aと右側の取付け部9の中空空間22bとが互いにつながっている。これにより中空空間22bはセンターピラー3の下端開口部3cを通じて室外空間とつながるように構成されている。このため凹部9aの切欠部21aから中空空間22bに達した空気を、切欠部3dとセンターピラー3の中空空間3aとを通じて下端開口部3cおよび貫通孔12aから室外空間へ排出することもできる。
また図7および図10を参照して、オペレータが着座した姿勢においてオペレータから見て左側の取付け部9には、室内空間10と区画された中空空間24a、24bが形成されている。中空空間24aはキャブ1の前後方向に伸びるように取付け部9内に形成されており、中空空間24bはキャブ1の上下方向に伸びるように取付け部9内に形成されている。これらの中空空間24aと中空空間24bとは互いに接続されている。
図13は、キャブ左側の排気経路を示している。この図13を参照して、左側の取付け部9に形成された凹部9bの壁部23には、ワイヤーハーネスなどを通すための切欠部23aが形成されている。この切欠部23aを通じて左側の取付け部9の中空空間24a、24bはキャブ1の室内空間10とつながっている。
図11および図13を参照して、左側の取付け部9内の中空空間24bの下端はフロアフレーム2の下部床板12により覆われている。この下部床板12には、貫通孔12bが形成されている。この貫通孔12bは中空空間24bの直下に形成されており、その中空空間24bをキャブ1の室外空間につないでいる。
これにより、キャブ1の室内空間10の空気は、図13の太線矢印で示すように左側の取付け部9の凹部9bの切欠部23aから中空空間24a、24bを通じて中空空間24bの下端に達して、下部床板12の貫通孔12bからキャブ1の室外空間へと排出され得る。
なお図13に示されているようにセンターピラー3の下端部には切欠部3dが形成されている。この切欠部3dにより、センターピラー3の中空空間3aと左側の取付け部9の中空空間24bとが互いにつながっている。これにより中空空間24bはセンターピラー3の下端開口部3cを通じて室外空間とつながるように構成されている。このため凹部9bの切欠部23aから中空空間24bに達した空気を、切欠部3dとセンターピラー3の中空空間3aとを通じて下端開口部3cおよび貫通孔12aから室外空間へ排出することもできる。
図9および図10を参照して、フロアフレーム2の二重床板構造を構成する上部床板11と下部床板12との間には、室内空間10と区画された中空空間(第3の中空空間)2aが形成されている。
図14は、図9のXIV−XIV線の断面図である。この図14を参照して、この中空空間2aの直下に位置するように下部床板12には貫通孔12cが形成されている。この貫通孔12cにより中空空間2aはキャブ1の室外空間とつながっている。
またセンターピラー3の下端部には切欠部3eが形成されている。この切欠部3eにより、センターピラー3の中空空間3aとフロアフレーム2の中空空間2aとが互いにつながっている。このためフロアフレーム2の中空空間2aは、切欠部3eとセンターピラー3の中空空間3aとを通じて、さらに下端開口部3cおよび貫通孔12aを通じて室外空間とつながるように構成されている。
また室内空間10からセンターピラー3の中空空間3aに達した空気と取付け部9の中空空間22b、24bに達した空気との各々を、切欠部3eを通じて貫通孔12cから室外空間へ排出することもできる。
図15は、車両フレーム内の空気の流れを模式的に示す作業車両の平面図である。この図15を参照して、キャブ1は、平面視において車両フレーム31よりも外側へ張り出した張り出し部1a、1bを有しており、その張り出し部1a、1bの下面において貫通孔12a、12b、12cの各々が開口している。
図16を参照して、たとえばセンターピラー3の下端部3cがフロアフレーム2の下部床板12に接する部分を含む部分が車両フレーム31よりも平面視において外側に張り出している。そして、そのセンターピラー3の中空空間3aに通じる複数の貫通孔12a、12b、12cがその車両フレーム31よりも外側に張り出した部分の下面に開口している。つまり複数の貫通孔12a、12b、12cの各々は、張り出し部1a、1bの各々の下面に開口する室外側開口部を構成している。
次に、本実施の形態の作用効果について説明する。
本実施の形態のブルドーザ30は、いわゆるスラントノーズ型のブルドーザであるため、オペレータの前方視認性が良好となる。また図15に示すように、車両フレーム31よりも外側へ張り出したキャブ1の張り出し部の下面に貫通孔12a、12b、12cが開口しているため、貫通孔12a、12b、12cからキャブ1の室内空間10に塵埃などが侵入することが防止される。以下、そのことを説明する。
図1および図2に示すように、本実施の形態では、冷却モジュール33がエンジン室から取り除かれている。たとえば冷却モジュール33はキャブ1内のオペレータの視点と排土板38との間にない場所でブルドーザ30内の何処かへ移動され、これにより冷却モジュール33が排土板38の視認性を妨げないようにできる。好ましくは、冷却モジュール33はキャブ1の後方に配置されている。冷却モジュール33がエンジン室内にないことで、エンジン室は大きさを減らし、エンジンを前方へ移動させることができる。エンジン室の大きさを減らしかつエンジン32を前方へ移動させることで、キャブ1を前方へ移動させることができる。よって、このブルドーザ30のオペレータに対しより幅広い角度の前方視認性を提供することでブルドーザ30の前方のオペレータ視認性を改善することができる。
加えて、エンジン室から冷却モジュール33を撤去したことで、エンジン室を覆う鼻部モジュール34をより小さくすることができる。これにより鼻部モジュール34の体積をより小さくすることができる。鼻部モジュール34の前端の高さを低減することが好ましい。なぜならこの構成はブルドーザ30の後方のオペレータ視認性を減ずることなくブルドーザ30の前方のオペレータ視認性を著しく改善できるからである。この好適な実施形態では、鼻部モジュール34はブルドーザ30の後部側から前部側へ向けて下方へ傾斜している。これにより図1に示したように、排土板38の上部中央部分はオペレータの視界内にある。
図1に示すように本実施の形態におけるブルドーザ30におけるオペレータの視点からの最低見切り線40は鼻部モジュール34の頂部34aの上方を通過し、これにより排土板38の上部中央部分がオペレータには視認可能となる。このことで、ブルドーザ30のオペレータはブルドーザ操縦時に排土板38の上部中央部分の上方へのどんな材料の***も上昇も監視できるようになる。
なお本実施の形態における見切り線40によれば視認性を10度〜30度以上、好ましくは図1内の角度αで示したように約23度の量だけ増大させることができる。
図15を参照して、上記のように冷却モジュール33をエンジン室から取り除き車両フレーム31の後端に配置することでオペレータの前方視認性を向上させることができる。しかしながら、この場合、冷却モジュール33に含まれるファンの吸い込み風のため、車両フレーム31内には図15中矢印で示すように車両フレーム31の前端側から後端側へ向かう冷却風の流れが生じる。
このため仮にキャブ1の貫通孔12a〜12cが平面視において車両フレーム31の内部空間内に開口している場合には、上記の冷却風の流れによって、空調装置15の停止時にキャブ1の室内空間10の空気が貫通孔12a〜12cから室外空間に吸引されて排出される。これにより、キャブ1の室内空間10が負圧の状態となり、粉塵などがキャブ1の室内空間10に侵入する可能性がある。
またキャブ1の室内空間10が空調装置15によりプレシャライズされているときには、上記の冷却風の流れによってキャブ1の室内空間10の空気が貫通孔12a〜12cから室外空間に吸引されて排出されることでキャブ1の室内空間10内に所期の差圧を確保できない可能性が生じる。
これに対して本実施の形態においては、図15に示すように、平面視において車両フレーム31よりも外側へ張り出したキャブ1の張り出し部の下面に貫通孔12a、12b、12cが開口している。このため、キャブ1の室内空間10の空気が冷却モジュール33のファンの吸い込み風により室外空間に吸引されて排出されることは防止される。これによりキャブ1の室内空間10に空調装置15で適切な圧力を付与することができる。よって、貫通孔12a、12b、12cからキャブ1の室内空間10に塵埃などが侵入することが防止されるとともに、キャブ1の室内空間10内の所期の差圧を確保することができるため、オペレータの快適性が向上する。
また本実施の形態のキャブ1によれば、図1に示すようにキャブ1の室内空間10の空気をセンターピラー3の上端開口部3bから中空空間3a内へ取り込んで、下端開口部3cに通じる貫通孔12aから室外空間に排出することができる。このため、キャブ1の内圧と外圧との差圧を200Paよりも低く抑えることが可能となり、オペレータに快適なキャブ内環境を実現することができる。
また室外空間につなぐための下端開口部3cと室内空間10につなぐための上端開口部3bとが、センターピラー3の長手方向に所定間隔をあけて配置されている。このため、室外空間から室内空間10に粉塵、水などの浸入を防ぐことができる。
また上記のようにセンターピラー3の長手方向の一方端に位置する上端に上端開口部3bが設けられ、かつ他方端に位置する下端に下端開口部3cが設けられているため、センターピラー3の側部に開口部を設ける場合よりも高い強度を得ることができる。
また図3に示すようにセンターピラー3の長手方向の延長線上を覆うように屋根部分7が位置している。このため、室内空間10からセンターピラー3の中空空間3aに入る空気の経路は上端開口部3b付近で太線矢印で示すように折れ曲がることになる。よって仮に貫通孔12a、12b、12cから粉塵、水などがセンターピラー3の中空空間3a内に浸入しても、中空空間3a内を上昇し、かつ上端開口部3b付近で経路を曲げなければ室内空間10に達することができない。これにより、室内空間10内への粉塵、水などの浸入をより効果的に防止することができる。
また図17に示すように、センターピラー3の側部に室内空間10に通じる開口部3g1と室外空間に通じる開口部3g2との双方が設けられてもよい。この場合には、開口部3g1と開口部3g2とは、室内空間10から開口部3g1を通って図中矢印で示す直線経路で開口部3g2に達しないように配置されていることが好ましい。つまり開口部3g1と開口部3g2とは、開口部3g1と開口部3g2とを空気の経路において直線でつなぐことができる距離L2よりも大きい、長手方向に所定の距離L1だけ互いに離して配置されていることが好ましい。
これにより、仮に開口部3g2から粉塵、水などがセンターピラー3の中空空間3a内に浸入しても、粉塵、水などは経路を曲げなければ開口部3g1を通じて室内空間10に達することができない。このため、室内空間10内への粉塵、水などの浸入をより効果的に防止することができる。
また図3に示すように室外空間につなぐための貫通孔12a、12b、12cがキャブ1の下面において下側を向いて開口している。このため、貫通孔12a、12b、12cが上側または横側を向いて室外空間に開口する場合と比較して、貫通孔12a、12b、12cから室内空間10に粉塵、水などが浸入しにくくなる。
また図12および図13に示すように複数のピラー3、4、5以外のキャブ構成部材(たとえば取付け部9)の中空空間22a、22b、24a、24bを通じてキャブ1の室内空間10から室外空間に空気を排出することも可能となる。このため、より効率的に空気を排出することが可能となる。
また取付け部9の中空空間22a、22b、24a、24bとセンターピラー3の中空空間3aとが、ともに貫通孔12aを通じて室外空間につながっており、室外空間につながる貫通孔12aを共有している。このため、取付け部9の中空空間22a、22b、24a、24bとセンターピラー3の中空空間3aとで貫通孔12aを別々に設ける必要がない。よって貫通孔12aの数を減らすことができ、キャブ1の強度を高く維持することができる。
また図14に示すようにフロアフレーム2の中空空間2aは、貫通孔12aを通じて室外空間とつながるよう構成されている。これにより、フロアフレーム2の二重床構造内の中空空間2aも利用して空気を室外空間に排出することができる。
なお本実施の形態においては、図3などに示すようにセンターピラー3の中空空間3aの直下に位置する貫通孔12aが1つの場合について説明したが、図18に示すようにセンターピラー3の中空空間3aの直下に位置する貫通孔12aは2つまたはそれ以上設けられていてもよい。これにより、1つの貫通孔12aに応力が集中することを防止できるとともに、1つ1つの貫通孔12aの大きさを小さくできるため大きな埃がキャブ1の室内空間10に侵入することも防止できる。
また本実施の形態においては、図14に示すように下部床板12に貫通孔12a、12b、12cを設けた場合について説明したが、センターピラー3の下端部に切欠部3d、3eを設けることで中空空間3aと中空空間22b、24bと中空空間2aとが互いにつながっている場合には、貫通孔12a、12b、12cのうちいずれか1つのみが設けられていてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 作業車両用キャブ、1a,1b 張り出し部、2 フロアフレーム、2a,3a,4a,22a,22b,24a,24b 中空空間、3 センターピラー、3b 上端開口部、3c 下端開口部、3d,3e 切欠部、3g1,3g2 開口部、4 フロントピラー、5 リヤピラー、6 梁部材、7 屋根部分、8 運転席の取付け部、9 取付け部、9a,9b 凹部、10 室内空間、11 上部床板、12 下部床板、12a,12b,12c 貫通孔、15 空調装置、21 壁部、21a,23a 切欠部、23 壁部、30 ブルドーザ、31 車両フレーム、32 エンジン、32a,32b 導管、32c,32d 冷却流体導管、33 エンジン冷却モジュール、33a,33b,33c 流入口、33d,33e 流出口、34 鼻部モジュール、34a 頂部、35 作動油タンクモジュール、36 燃料タンクモジュール、37 トラックフレームモジュール、38 排土板。

Claims (6)

  1. 前端と後端とを有する車両フレームと、
    前記車両フレームの上であって前記車両フレームの前記前端と前記後端との間に搭載されたキャブと、
    前記キャブよりも前記前端側において前記車両フレームに取付けられたエンジンと、
    前記後端において前記車両フレームに取付けられた、前記エンジンを冷却するためのエンジン冷却モジュールとを備え、
    平面視において前記キャブは前記車両フレームの外側へ張り出した張り出し部を有し、
    前記キャブは、前記キャブの室外空間に開口する室外側開口部と、前記室外側開口部に通じかつ室内空間に開口する室内側開口部とを有し、前記室外側開口部は前記張り出し部の下面において開口している、作業車両。
  2. 前記キャブは、
    フロアフレームと、
    前記フロアフレーム上に立設された複数のピラーとを備え、
    前記複数のピラーのうち少なくとも1つのピラーは第1の中空空間を有するパイプ構造を有し、
    前記少なくとも1つのピラーには、前記複数のピラーにより囲まれる前記室内空間の外部の前記室外空間に前記第1の中空空間をつなぐための第1の開口部と、前記室内空間に前記第1の中空空間をつなぐための第2の開口部とが形成されており、
    前記第1の開口部と前記第2の開口部とは前記ピラーの長手方向に所定間隔をあけて配置されている、請求項1に記載の作業車両。
  3. 前記複数のピラーは、前記キャブの前側から後側へ順に配置されたフロントピラー、センターピラーおよびリヤピラーを含み、
    前記センターピラーは、前記第1の中空空間を有する前記パイプ構造を有し、かつ前記センターピラーの上端において前記第1の中空空間を開口する上端開口部と、前記センターピラーの下端において前記第1の中空空間を開口する下端開口部とを有し、
    前記下端開口部が前記第1の開口部であって前記室外側開口部に連通しており、前記上端開口部が前記第2の開口部であって前記室内側開口部である、請求項2に記載の作業車両。
  4. 前記複数のピラー以外のキャブ構成部材をさらに備え、
    前記キャブ構成部材は、前記室内空間と区画された第2の中空空間を有し、かつ前記第2の中空空間を前記室内空間につなぐための第3の開口部を有し、
    前記第2の中空空間は前記第1の開口部を通じて前記室外空間とつながるよう構成されている、請求項2または3に記載の作業車両。
  5. 前記フロアフレームは、互いに間隔をあけて配置された下部床板と上部床板とにより構成された二重床板構造を有し、前記下部床板と前記上部床板とにより挟まれた第3の中空空間は前記第1の開口部を通じて前記室外空間とつながるよう構成されている、請求項2〜4のいずれかに記載の作業車両。
  6. 前記室外側開口部は、互いに分離された複数の開口を含んでいる、請求項2〜5のいずれかに記載の作業車両。
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