JP5093923B2 - カウルトップカバー - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、自動車のフロントガラスとボンネットフードとの間に配置されるカウルトップカバーに関する。
従来、自動車のフロントガラスの前端部とボンネットフードの後側部との間のいわゆるカウル部に配置され、このカウル部を覆って外観を向上するカウルトップカバーが用いられている。そして、このようなカウルトップカバーとして、車体の車幅方向に長いカウルトップカバーを複数の部材に分割し、分割した部材をカウル部で組み合わせて用いる構成が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1の構成は、垂直な平面で左右に2分割された第1のカバー部材と第2のカバー部材とを連結して、長尺なカウルトップカバーを形成するもので、第1のカバー部材には、係止受部と係合受部とが設けられ、第2のカバー部材には、係止部と係合部とが設けられている。そして、予め車体の所定位置に固定した第1のカバー部材に対して、第2のカバー部材を後方へ押し込み、係止受部に係止部を係止するとともに、係合受部に係合部を係合することにより、第1のカバー部材と第2のカバー部材とを容易に確実に連結できるようになっている。
特開2007−296998号公報(図1)
カウルトップカバーについては、車体の意匠上、前後方向及び高さ方向についても寸法の大きい構成が求められる場合がある。そして、上記従来の構成では、第1のカバー部材と第2のカバー部材とを作業性良く連結することが可能であるが、例えば、カウルトップカバーの高さ寸法が大きくなると、車体の寸法誤差の影響を受けて、各カバー部材同士の連結部分に段差が目立ちやすくなる問題を有している。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、外観を容易に向上できるカウルトップカバーを提供することを目的とする。
求項記載のカウルトップカバーは、車体のウインドシールドの縁部と前記車体に設けられた車体部材との間の前後方向の間隙を両側方向を長手方向として覆うカウルトップカバーであって、両側方向の端部同士を突き合わせて互いに連結されるとともにそれぞれ前記ウインドシールドと前記車体部材との間を覆う本体部を備えた第1のカバー部材及び第2のカバー部材を具備し、前記第1のカバー部材は、係止受部と、この係止受部に対し少なくとも前後方向に離間して配置された第1の係合受部と、この第1の係合受部に対し少なくとも両側方向に離間して配置された第2の係合受部とを備え、前記第2のカバー部材は、前記係止受部に所定方向に沿って挿入して係止される係止部と、前記第1の係合受部に所定方向に沿って挿入して弾性的に係合保持される第1の係合部と、前記第2の係合受部に所定方向に沿って挿入して弾性的に係合保持される第2の係合部とを備え、前記第1のカバー部材及び前記第2のカバー部材は、それぞれ前記本体部に連結され上下方向に延びる縦壁部を備え、前記第1の係合受部及び前記第2の係合受部は、前記縦壁部に連結され、互いに上下方向に離間して配置されたものである。
そして、この構成では、取り付け作業は、まず、第1のカバー部材を車体に取り付け、次いで、第2のカバー部材について、端部を第1のカバー部材の端部に沿わせて、所定方向に移動させる。この挿入時に、係止部が、係止受部に挿入して係止される。同時に、第1の係合部が第1の係合受部に挿入して弾性的に係合保持され、第2の係合部が第2の係合受部に挿入して弾性的に係合保持される。このようにして、1カ所で係止されるとともに2カ所で弾性的に係合して、互いに離間した3カ所で連結され、第1のカバー部材と第2のカバー部材とが強固に確実に連結され、端部同士を突き合わせた位置を正確に合わせて外観が容易に向上する。所定方向に沿った一動作で第1のカバー部材と第2のカバー部材とが連結され、作業性が向上する。第1のカバー部材と第2のカバー部材とを連結する別体の部材が削減可能になり、製造コストが低減される。また、係止受部と第1の係合受部及び第2の係合受部とは前後方向に離間し、第1の係合受部と第2の係合受部とは両側方向及び上下方向に位置をずらして配置されるため第1のカバー部材と第2のカバー部材とが、前後方向、両側方向、及び上下方向について強固に連結される。そこで、上下方向に延びる縦壁部を備える構成について、これら縦壁部の位置を合わせた状態を保持し、端部同士を突き合わせた位置を正確に合わせて外観が容易に向上する。
請求項記載のカウルトップカバーは、請求項記載のカウルトップカバーにおいて、第1のカバー部材及び第2のカバー部材の縦壁部の互いに突き合わされる端縁部は、両側方向に延びる第1の辺部と、第1の辺部の一端部から上方に延びる第2の辺部と、前記第1の辺部の他端部から下方に延びる第3の辺部とを備えたものである。
そして、この構成では、第1のカバー部材と第2のカバー部材とが互いに突き合わされる端縁部について、第1ないし第3の辺部が互いに当接することにより、第1のカバー部材と第2のカバー部材とが、両側方向、及び上下方向について強固に連結され、端部同士を突き合わせた位置を正確に合わせて外観が容易に向上する。
請求項記載のカウルトップカバーは、車体のウインドシールドの縁部と前記車体に設けられた車体部材との間の前後方向の間隙を両側方向を長手方向として覆うカウルトップカバーであって、両側方向の端部同士を突き合わせて互いに連結されるとともにそれぞれ前記ウインドシールドと前記車体部材との間を覆う本体部を備えた第1のカバー部材及び第2のカバー部材を具備し、前記第1のカバー部材は、係止受部と、この係止受部に対し少なくとも前後方向に離間して配置された第1の係合受部と、この第1の係合受部に対し少なくとも両側方向に離間して配置された第2の係合受部とを備え、前記第2のカバー部材は、前記係止受部に所定方向に沿って挿入して係止される係止部と、前記第1の係合受部に所定方向に沿って挿入して弾性的に係合保持される第1の係合部と、前記第2の係合受部に所定方向に沿って挿入して弾性的に係合保持される第2の係合部とを備え、前記第1の係合受部は、弾性的に変形する第1の係合片と、この第1の係合片の上側に対向する第1の対向面部とを備え、前記第2の係合受部は、前記第1の係合受部の下方に位置し、弾性的に変形する第2の係合片と、この第2の係合片の下側に対向する第2の対向面部とを備えたものである。
そして、この構成では、取り付け作業は、まず、第1のカバー部材を車体に取り付け、次いで、第2のカバー部材について、端部を第1のカバー部材の端部に沿わせて、所定方向に移動させる。この挿入時に、係止部が、係止受部に挿入して係止される。同時に、第1の係合部が第1の係合受部に挿入して弾性的に係合保持され、第2の係合部が第2の係合受部に挿入して弾性的に係合保持される。このようにして、1カ所で係止されるとともに2カ所で弾性的に係合して、互いに離間した3カ所で連結され、第1のカバー部材と第2のカバー部材とが強固に確実に連結され、端部同士を突き合わせた位置を正確に合わせて外観が容易に向上する。所定方向に沿った一動作で第1のカバー部材と第2のカバー部材とが連結され、作業性が向上する。第1のカバー部材と第2のカバー部材とを連結する別体の部材が削減可能になり、製造コストが低減される。また、第1の係合部を、第1の係合受部の第1の係合片と第1の対向面部との間に弾性的に挟んで保持するとともに、第2の係合部を、第2の係合受部の第2の係合片と第2の対向面部との間に弾性的に挟んで保持する。この状態で、第1の係合部と第2の係合部とが第1の対向面部と第2の対向面部との間に嵌合された状態となり、第1のカバー部材と第2のカバー部材とが、上下方向について強固に連結され、端部同士を突き合わせた位置を正確に合わせて外観が容易に向上する。また、第1の操作部と第2の操作部とを互いに接近させるように操作することにより、第1の係合部と第1の係合受部との係合、及び第2の係合部と第2の係合受部との係合を同時に解除することが可能になり、第1のカバー部材から第2のカバー部材を取り外す作業性が向上する。
請求項記載のカウルトップカバーは、車体のウインドシールドの縁部と前記車体に設けられた車体部材との間の前後方向の間隙を両側方向を長手方向として覆うカウルトップカバーであって、両側方向の端部同士を突き合わせて互いに連結されるとともにそれぞれ前記ウインドシールドと前記車体部材との間を覆う本体部を備えた第1のカバー部材及び第2のカバー部材を具備し、前記第1のカバー部材は、係止受部と、この係止受部に対し少なくとも前後方向に離間して配置された第1の係合受部と、この第1の係合受部に対し少なくとも両側方向に離間して配置された第2の係合受部とを備え、前記第2のカバー部材は、前記係止受部に所定方向に沿って挿入して係止される係止部と、前記第1の係合受部に所定方向に沿って挿入して弾性的に係合保持される第1の係合部と、前記第2の係合受部に所定方向に沿って挿入して弾性的に係合保持される第2の係合部とを備え、前記第1の係合受部は、前記第1の係合部との係合を解除可能な第1の操作部が突設され、前記第2の係合受部は、前記第2の係合部との係合を解除可能な第2の操作部が突設され、これら操作部は、互いに接近する方向に向かって操作された状態で、前記各係合部との係合を解除するものである。
そして、この構成では、取り付け作業は、まず、第1のカバー部材を車体に取り付け、次いで、第2のカバー部材について、端部を第1のカバー部材の端部に沿わせて、所定方向に移動させる。この挿入時に、係止部が、係止受部に挿入して係止される。同時に、第1の係合部が第1の係合受部に挿入して弾性的に係合保持され、第2の係合部が第2の係合受部に挿入して弾性的に係合保持される。このようにして、1カ所で係止されるとともに2カ所で弾性的に係合して、互いに離間した3カ所で連結され、第1のカバー部材と第2のカバー部材とが強固に確実に連結され、端部同士を突き合わせた位置を正確に合わせて外観が容易に向上する。所定方向に沿った一動作で第1のカバー部材と第2のカバー部材とが連結され、作業性が向上する。第1のカバー部材と第2のカバー部材とを連結する別体の部材が削減可能になり、製造コストが低減される。また、第1の操作部と第2の操作部とを作業者が片手で摘むように操作することにより、第1の係合部と第1の係合受部との係合、及び第2の係合部と第2の係合受部との係合を同時に解除することが可能になり、第1のカバー部材から第2のカバー部材を取り外す作業性が向上する。
請求項記載のカウルトップカバーは、車体のウインドシールドの縁部と前記車体に設けられた車体部材との間の前後方向の間隙を両側方向を長手方向として覆うカウルトップカバーであって、両側方向の端部同士を突き合わせて互いに連結されるとともにそれぞれ前記ウインドシールドと前記車体部材との間を覆う本体部を備えた第1のカバー部材及び第2のカバー部材を具備し、前記第1のカバー部材は、係止受部と、この係止受部に対し少なくとも前後方向に離間して配置された第1の係合受部と、この第1の係合受部に対し少なくとも両側方向に離間して配置された第2の係合受部とを備え、前記第2のカバー部材は、前記係止受部に所定方向に沿って挿入して係止される係止部と、前記第1の係合受部に所定方向に沿って挿入して弾性的に係合保持される第1の係合部と、前記第2の係合受部に所定方向に沿って挿入して弾性的に係合保持される第2の係合部とを備え、前記第1の係合受部及び前記第2の係合受部のいずれか一方は、前記第1のカバー部材の端部に沿って前記係止受部に対し両側方向に位置合わせして配置されたものである。
そして、この構成では、取り付け作業は、まず、第1のカバー部材を車体に取り付け、次いで、第2のカバー部材について、端部を第1のカバー部材の端部に沿わせて、所定方向に移動させる。この挿入時に、係止部が、係止受部に挿入して係止される。同時に、第1の係合部が第1の係合受部に挿入して弾性的に係合保持され、第2の係合部が第2の係合受部に挿入して弾性的に係合保持される。このようにして、1カ所で係止されるとともに2カ所で弾性的に係合して、互いに離間した3カ所で連結され、第1のカバー部材と第2のカバー部材とが強固に確実に連結され、端部同士を突き合わせた位置を正確に合わせて外観が容易に向上する。所定方向に沿った一動作で第1のカバー部材と第2のカバー部材とが連結され、作業性が向上する。第1のカバー部材と第2のカバー部材とを連結する別体の部材が削減可能になり、製造コストが低減される。また、第1のカバー部材は、第1のカバー部材の端部に沿って係止受部に対し両側方向に位置合わせして配置することにより、端部に沿った部分で第1のカバー部材と第2のカバー部材とを強固に連結し、端部同士を突き合わせた位置が正確に合わせられるとともに、連結構造が小形化され、外観が容易に向上する。
本発明のカウルトップカバーによれば、両側方向の端部同士を突き合わせて互いに連結される第1のカバー部材と第2のカバー部材とを備えたカウルトップカバーについて、1カ所で係止されるとともに2カ所で弾性的に係合して、互いに離間した3カ所で連結され、第1のカバー部材と第2のカバー部材とが強固に確実に連結され、端部同士を突き合わせた位置を正確に合わせて外観を容易に向上できる。所定方向に沿った一動作で第1のカバー部材と第2のカバー部材とが連結され、作業性を向上できる。第1のカバー部材と第2のカバー部材とを連結する別体の部材が削減可能になり、製造コストが低減される。
以下、本発明のカウルトップカバーの一実施の形態を図面を参照して説明する。
図2及び図3において、1は車両である自動車の車体で、この車体1には、エンジンルーム2を覆う相手部材であるフードとしてのボンネットフード3と、車室4の前側に位置するウインドシールドとしてのガラスであるフロントガラス5との間のカウル部6を覆い、車体1にカウルトップカバー11が取り付けられている。なお、以下、反所定方向としての前方(矢印F方向)、上方(矢印U方向)、及び左右方向である両側方向(矢印W方向)などの方向に付いては、車体1の直進方向を基準として説明する。すなわち、後方が所定方向となり、左右の方向は運転者など乗員を基準として説明する。
そして、このカウル部6は、エアボックスなどとも呼ばれるもので、例えば鉄板にて形成されたカウルトップパネル12と、例えば鉄板にて形成され車体を構成する車体部材としての車体パネル14とにより、上側を開口した樋状に形成されている。そして、カウルトップパネル12の上側部には、フロントガラス受部15が設けられ、ホットメルトなどの液密に密着するゴム質の接着剤などのシール材16により、フロントガラス5がカウルトップパネル12に固定されている。また、車体パネル14は、エクステンションパネルなどとも呼ばれるもので、後側部がカウルトップパネル12に固着された図示しない底板部となり、この底板部の前側部が前側上方に立ち上げられた前板部19と、この前板部19の上端部が前側に略水平に延設された固定受部である支持板部20とが設けられている。そして、このカウル部6には、車室4内に外気を導入する図示しない空調装置の空気取入部が接続されているとともに、このカウル部6の一側である右側には、ワイパー21のワイパーアームを駆動するモータなどが配置され、このカウル部6の他側である左側には、バッテリなどの部品が配置されている。
また、ボンネットフード3は、外側すなわち閉じた状態で上側に位置するフードアウタ部25と、このフードアウタ部25の内側すなわち閉じた状態で下側に若干の間隔を介して位置するフードインナ部26とが、一体あるいは別体に形成されている。
そして、カウルトップカバー11は、図1ないし図11に示すように、フロントガラス5の前側下端の縁部5aとこのフロントガラス5の前方に位置するエンジンルーム2の後端との間を覆うもので、カウルカバーなどとも呼ばれ、第1のカバー部材31と第2のカバー部材32とを連結構造により組み合わせて構成されている。なお、以下の各図において、各カバー部材31,32は長尺であるため、連結構造の近傍の部分のみを図示している。また、図1、図4及び図5は、第1のカバー部材31と第2のカバー部材32を分解した状態で、これら第1のカバー部材31と第2のカバー部材32の端部が見えるように互いに異なる角度に配置した状態の斜視図であり、図1は前側上方から見た状態、図4は前側下方から見た状態、図5は後側下方から見た状態である。
そして、このカウルトップカバー11は、カウル部6すなわちカウルトップパネル12及び車体パネル14の上側を覆って外観を向上するように、全体としては、カウル部6に沿って車体1の両側方向Wすなわち車幅方向を長手方向とする長尺な略板状に形成されている。また、このカウルトップカバー11を構成する各カバー部材31,32は、例えば、ポリプロピレン(PP)、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体(ABS)、ポリアミド系合成樹脂などの熱可塑性樹脂を金型を用いて射出成形して形成されている。そして、これらカバー部材31,32の断面形状については、基本的には、カウル部6を覆って両側方向及び前後方向に延びる本体部33と、この本体部33の前端部に連続して両側方向及び上下方向に延びる縦壁部34と、この縦壁部34の下端部に連続して支持板部20に支持される車体取付部35と、縦壁部34の上端部から上側に延設されたシール取付部36と、縦壁部34の上部近傍から前側に突設された上部フランジ部37と、本体部33の後端部に設けられたクリップ状の嵌着部38とを備えている。
また、本体部33は、被覆部とも呼び得るもので、板状の上壁部41を備え、この上壁部41により両側方向に沿った雨水排水用の樋部が形成されている。また、この上壁部41には、下面側に補強用のリブ43が設けられているとともに、カウル部6の下側に外気を導入可能な格子状の空気取入口44が形成されている。さらに、第2のカバー部材32には、ワイパー21の形状などに応じて孔部45や凹部が形成されている。
さらに、車体取付部35は、支持板部20上に載置される略水平な板状部であり、所定の位置に形成された複数の取付部が、樹脂製のクリップやボルトなどの取付具を用いて、あるいは取付部に一体成形したフック形状により、車体パネル14の支持板部20などに着脱可能に固定されている。
また、シール取付部36は、ボンネットフード3の下方すなわち裏面に配置され、上側に向かって突設する板状に形成されている。そして、このシール取付部36の上部には、上側から嵌合して、弾性変形可能なシール部材としてのカウルトップシール47が配置され、そして、このカウルトップシール47は、例えばゴム製あるいは熱可塑性エラストマー製の筒状部を有し、閉じた状態のボンネットフード3に液密に密着し、エンジンルーム2からの熱気や臭気を遮蔽するようになっている。
また、上部フランジ部37は、略水平な板状をなす板状部で、上壁部41より下側の位置から、上壁部41の反対側の前側に向かって、縦壁部34から板状に突設されている。
そして、嵌着部38は、ガラス嵌合爪とも呼び得るもので、本体部33の上壁部41と一体をなす平板状の上部嵌着片48と、この上部嵌着片48の裏面側すなわち下側に沿って配置される下部嵌着片49とを備えている。そして、下部嵌着片49は、ガラス嵌合爪とも呼び得るもので、弾性変形可能な爪状に形成されている。そこで、この嵌着部38は、上部嵌着片48と下部嵌着片49との隙間をフロントガラス5の縁部5aにあてがって、カバー部材31,32を所定方向である後方に押し込むことにより、上下の嵌着片48,49がフロントガラス5を弾性的に挟持し、フロントガラス5の縁部5aに嵌着して取り付けられる。
次に、第1のカバー部材31と第2のカバー部材32との端部31a,32aに設けられ、これらカバー部材31,32を連結する連結構造を説明する。
すなわち、これらカバー部材31,32は、カウルトップカバー11を長手方向の略中央部で2分割した状態で形成され、端部31a,32aは、カウルトップカバー11の略中央部で互いに突き合わされている。
まず、車体1の左側に位置する第1のカバー部材31については、連結側の端縁である右側の端部31aに沿って、係止受部50、第1の係合受部51、及び第2の係合受部52が設けられている。
そして、係止受部50は、前後方向に沿って直線状をなす本体部33の上壁部41の縁部41aに沿った後端近傍に位置し、かつ、この縁部41aから他方のカバー部材32側である右方に突出して形成されている。そして、この係止受部50は、弾性変形しない強固な固定形状として形成され、縁部41aに沿った両側一対の側板部50a,50aと、これら側板部50aの後側上部の端部及び前側下部の端部を互いに連結する側板連結部50b,50cとを備え、これら部材に囲まれた空間が、前方から相手部材を挿入可能な溝部及び固定孔である係止用挿入部50dとなっている。
また、第1の係合受部51及び第2の係合受部52は、縦壁部34の縁部34Laに沿って上下に配置されている。そして、この縦壁部34の縁部34Laは、上下方向に向かい、かつ中間位置で左右方向に屈曲され、両側方向を長手方向として上側に向かい水平か若干傾斜した第1の辺部34Lbと、この第1の辺部34Lbの左側の端部から上方に延びる第2の辺部34Lcと、第1の辺部34Lbの右側の端部から下方に延びる第3の辺部34Ldとを備えたクランク状をなし、第2の辺部34Lcは、上壁部41の縁部41aの前端部に連続して形成されている。そして、第1の係合受部51は、縦壁部34の第2の辺部34Lcの上端部あるいは上端部近傍で、かつ、係止受部50と左右方向にほぼ同じ位置、本実施の形態では係止受部50の左側の端面と第1の係合受部51の右側の端面とがほぼ一致する位置に配置されている。そして、この第1の係合受部51は、縦壁部34から前方に突設された第1の係合片54と、この第1の係合片54の上方に位置して縦壁部34から前方に突設された第1の対向板部55とを備えている。そして、第1の係合片54は、スナップフィットレバーとも呼び得るもので、弾性変形可能な水平板状をなす係合片本体部54aを備え、この係合片本体部54aの上下方向に弾性的に移動可能な前端部に、上側に向かう係合段部54bが形成され、この係合段部54bからさらに前側に傾斜して突設され、第1の操作部54cが設けられている。また、第1の対向板部55は、上部フランジ部37と一体をなし、縦壁部34の上部の補強構造を兼ねたもので、第1の係合片54の係合片本体部54aと平行な板状で、弾性変形しない固定形状として縦壁部34の全長に沿って形成されている。そして、この第1の対向板部55の下面が、第1の対向面部55aとなっている。また、第1の係合片54の基端側となる後端側の部分は、連結リブ54dにより第1の対向板部55に連結され、補強されているとともに第1の対向板部55の弾性力が調整されている。
一方、第2の係合受部52は、第3の辺部34Ldの下端部に位置し、すなわち、係止受部50及び第1の対向板部55の両者に対し、下方かつ右側方にずれて位置している。そして、この第2の係合受部52は、ほぼ第1の係合受部51を上下に反転した形状をなし、縦壁部34から前方に突設された第2の係合片56と、この第2の係合片56の下方に位置して縦壁部34から前方に突設された第2の対向板部57とを備えている。そして、第2の係合片56は、スナップフィットレバーとも呼び得るもので、弾性変形可能な水平板状をなす係合片本体部56aを備え、この係合片本体部56aの上下方向に弾性的に移動可能な前端部に、下側に向かう係合段部56bが形成され、この係合段部56bからさらに前側に傾斜して突設され、第2の操作部56cが設けられている。また、第2の対向板部57は、縦壁部34の下部の補強構造及び車体取付部35を兼ねたもので、第2の係合片56の係合片本体部56aと平行な板状で、弾性変形しない固定形状として縦壁部34の全長に沿って形成されている。そして、この第2の対向板部57の上面が、第2の対向面部57aとなっている。
また、第1の係合片54の基端部と、第2の対向板部57とを連結するようにして、縦壁部34の縁部34Laに沿って湾曲しつつ前方に突設された補強用の板状のリブ部58が設けられている。さらに、縦壁部34の縁部34Laの後面側に沿って、この縁部34Laを覆うようにして、板状の覆板部59が右側に向かって所定の寸法だけ突設されている。この覆板部59の上端部は、本体部33の上壁部41の若干下側で屈曲された上、後方に延設されて帯状部59aとなり、この帯状部59aが係止受部50の下側の側板連結部50cに連結されている。また、この帯状部59aと上壁部41の縁部41aとの間は端板部59bにより覆われている。
一方、車体1の右側に位置する第2のカバー部材32については、連結側の端縁である左側の端部32aに沿って、係止部60、第1の係合部61、及び第2の係合部62が設けられている。
そして、係止部60は、弾性変形しない強固な固定形状として形成され、縦壁部34の後面から、上壁部41の縁部41aの下面に沿って後方に突設された係止リブ部63の先端部である後端部の下部から、さらに後側に突設されている。すなわち、この係止部60は、上壁部41の下面から若干離間して配置されているともに、先端部は曲面状に突出するフック部として形成されている。
また、第1の係合部61及び第2の係合部62は、第2のカバー部材32の縦壁部34の前側の縁部34Raに沿って上下に配置されている。そして、この縦壁部34の縁部34Raは、第1のカバー部材31の縁部34Laに正確に組み合わされる形状で、上下方向に向かい、かつ中間位置で左右方向に屈曲され、両側方向を長手方向として下方に向かい水平か若干傾斜した第1の辺部34Rbと、この第1の辺部34Rbの左側の端部から上方に延びる第2の辺部34Rcと、第1の辺部34Rbの右側の端部から下方に延びる第3の辺部34Rdとを備えたクランク状をなし、第2の辺部34Rcは、上壁部41の縁部41aの前端部に連続して形成されている。
そして、第1の係合部61は、縦壁部34の第2の辺部34Rcの上端部あるいは上端部近傍で、上部フランジ部37の下側に沿った位置で、かつ、係止部60と左右方向にほぼ同じ位置、本実施の形態では係止部60すなわち上壁部41の縁部41aに連続する第2の辺部34Rcよりも左側に突設された第1の係合軸64と、この第1の係合軸64の左側である先端側に設けられた側部規制部である第1の側凸部65と、第1の係合軸64の右端である基端部に設けられた第1の係止台部66とを備えている。そして、第1の係合軸64は、いわば矢尻状突出部とも呼び得るもので、後面側に角部64aが設けられているとともに、前面側の下部に凹設された段受部64bが形成されている。また、第1の側凸部65は、第1の係合軸64の左側である先端から上下の少なくとも一方に突設され、本実施の形態では、下方に板状に突設されている。また、第1の係止台部66は、第1の係合軸64の基端部を縦壁部34の前側と上部フランジ部37の下側とに連結し、第1の係合軸64を支持している。
また、第2の係合部62は、縦壁部34の第3の辺部34Rdの下端部で、車体取付部35の上面に沿って位置し、係止部60と第1の係合部61との両者に対し、下方かつ右側方にずれて位置している。そして、第2の係合部62は、ほぼ第1の係合部61を上下に反転した形状をなし、第3の辺部34Rdから左側に突設された第2の係合軸67と、この第2の係合軸67の左側である先端側に設けられた側部規制部である第2の側凸部68と、第2の係合軸67の右端である基端部に設けられた第2の係止台部69とを備えている。そして、第2の係合軸67は、いわば矢尻状突出部とも呼び得るもので、後面側に角部67aが設けられているとともに、前面側の上部に凹設された段受部67bが形成されている。また、第2の側凸部68は、第2の係合軸67の左側である先端から上下の少なくとも一方に突設され、本実施の形態では、上方に板状に突設されている。また、第2の係止台部69は、第2の係合軸67の基端部を縦壁部34の前側と車体取付部35の上側とに連結し、第2の係合軸67を支持している。
また、第2の係合部62の縦壁部34の縁部34Raには、この縁部34Raから前方に向かって板状の端リブ部71が前側に向かって所定の寸法だけ突設されている。さらに、この第2の係合部62の縦壁部34の前面には、上部フランジ部37と端リブ部71とを連結する縦リブ部72とが形成されている。
次に、これら第1のカバー部材31と第2のカバー部材32を車体1に組み付けるとともに、連結構造により互いに連結する動作、すなわち組立方法を説明する。
まず、図12に示すように、第1のカバー部材31を車体1に取り付ける。この取り付け動作は、嵌着部38の上部嵌着片48と下部嵌着片49との隙間をフロントガラス5の縁部5aにあてがって、第1のカバー部材31を所定方向である後方に押し込み、上下の嵌着片48,49でフロントガラス5を弾性的に挟持して、フロントガラス5の縁部5aに嵌着しながら、車体パネル14の支持板部20上に車体取付部35を載置する。そして、クリップや車体取付部35に一体成形したフックなどの取付具などを用いて車体取付部35の取付部を支持板部20に固定する。
次いで、第2のカバー部材32を車体1に組み付けると同時に、連結構造により第1のカバー部材31に連結する。この取り付け動作は、図12に示す位置から、第2のカバー部材32を第1のカバー部材31に沿って所定方向である後方に押し込み、第1のカバー部材31と同様に、嵌着部38をフロントガラス5の縁部5aに嵌着して取り付けると同時に、図13及び図14に示すように、係止部60を係止受部50の係止用挿入部50dに挿入して係止し、同時に、第1の係合部61を第1の係合受部51に係合するとともに、第2の係合部62を第2の係合受部52に係合することにより完了し、第2のカバー部材32の第1のカバー部材31に対する上下左右前後の全方向への移動が規制される。
すなわち、図12に示すように、第2のカバー部材32の係止部60を第1のカバー部材31の係止受部50の係止用挿入部50dに差し込みはじめ、さらに差し込むと、図13に示すように、第1の係合部61の矢尻状の第1の係合軸64が第1の係合片54と第1の対向板部55とに接触し、さらに、第2の係合部62の矢尻状の第2の係合軸67が第2の係合片56と第2の対向板部57とに接触する。さらに、第2のカバー部材32を後方に押し込むと、各係合軸64,65の挿入方向の先端の角部64a,67aに連続するテーパ面に押されて、第1の係合片54は下方にたわみ変形し、第2の係合片56は上方にたわみ変形して、各係合軸64,67をさらに奥まで押し込むことが可能になる。
さらに、第2のカバー部材32を後方に押し込み、図14に示すように、各係合軸64,67の段受部64b,67bが、各係合片54,56の係合段部54b,56bを乗り越えると、各係合片54,56が復帰変形するとともに、段受部64b,67bと係合段部54b,56bとが係合して、第2のカバー部材32が前方すなわち外れ方向に移動することが阻止され、いわばワンタッチロック機能が実現されている。また、この状態で、第2のカバー部材32の縦壁部34の縁部34Raに沿った部分が、第1のカバー部材31の覆板部59に接触し、第2のカバー部材32の後方への移動が阻止され、前後方向の移動が規制される。
さらに、この状態で、各係合片54,56が弾性的に各係合軸64,67を各対向板部55,57の各対向面部55a,57aに押し付けて弾性的に挟持し、かつ、固定的に設けられた各対向板部55,57の間に各係合軸64,67が挟持された状態となり、がたつくことなく上下方向の移動を規制する。加えて、第1のカバー部材31の縁部34Laの第1の辺部34Lbと、第2のカバー部材32の第1の辺部34Rbとが当接して、各カバー部材31,32の上下方向の移動を規制する。
さらに、この状態で、各カバー部材32の上壁部41の縁部41a同士が当接するとともに、第2のカバー部材32の縦壁部34の第2及び第3の辺部34Rc,34Rdが、第1のカバー部材31の第2及び第3の辺部34Lc,34Ldに当接し、両側方向に沿って互いに接近する方向の移動が規制される。さらに、各係合部61,62の各側凸部65,68と各係止台部66,69との間に、各係合片54,56が挟まれ、各カバー部材31,32の両側すなわち左右方向の移動を規制する。さらに、この状態で、係止受部50の溝状の係止用挿入部50dに係止部60が挿入して係止され、第2のカバー部材32の後方への移動が規制されるとともに、上下方向への移動が規制され、さらに、係止部60の両側面が係止用挿入部50dの内壁すなわち各側板部50aに接触して、左右方向への移動が規制される。
また、この状態で、第2のカバー部材32についても、必要に応じて、第1のカバー部材31と同様に、車体パネル14の支持板部20上に載置された車体取付部35の取付部を、取付具などを用いて支持板部20に固定する。
このようにして、第1のカバー部材31と第2のカバー部材32とが上下左右前後の全方向への移動を規制し、いわば完全にロックできる。
一方、この第2のカバー部材32を取り外す際は、図15に示すように、第1のカバー部材31と第2のカバー部材32とを組み合わせた状態から、作業者が前方から第1のカバー部材31の各係合片54,56の操作部54c,56cに片方の手Aの指を添えて、図16に示すように、これら操作部54c,56cを互いに接近させる方向に力を加えて各係合片54,56をたわませて、段受部64b,67bと係合段部54b,56bとの係合を解除する。この状態で、図示しない他方の手で第2のカバー部材32を前方に引き抜くように力を加えることにより、全ての係止及び係合が解除され、図17に示すように、第2のカバー部材32を取り外すことができる。次いで、取付部を外すことにより、第1のカバー部材31を前方に引き抜いて取り外すことができる。
このように、本実施の形態によれば、複数のカバー部材31,32を組み合わせて構成するカウルトップカバー11であって、相隣する2個のカバー部材31,32を連結して車両に取り付けるための連結構造について、第1のカバー部材31を車体1に取り付け、次いで、第2のカバー部材32について、端部32aを第1のカバー部材31の端部31aに沿わせて、後方にスライドさせて押し込むことにより、係止部60が係止受部50に挿入して係止され、同時に、第1の係合部61が第1の係合受部51に挿入して弾性的に係合保持されるとともに、第2の係合部62が第2の係合受部52に挿入して弾性的に係合保持されて、所定方向に沿った一動作で第1のカバー部材31と第2のカバー部材32とを連結でき、連結作業を容易にして、作業性を向上できる。
すなわち、フロントガラス5の縁部5aに嵌着部38を嵌着する所定方向に沿った、第1のカバー部材31に沿って前方から後方に押し込む一方向の円滑な作業軌跡のスライド動作で、予め車体1に取り付けた第1のカバー部材31に第2のカバー部材32を連結して確実に固定でき、作業性を向上できる。
そして、これら第1のカバー部材31と第2のカバー部材32とは、1カ所で係止されるとともに2カ所で弾性的に係合して、互いに離間した3カ所で連結され、これら第1のカバー部材31と第2のカバー部材32とを強固に確実に連結し、端部31a,32a同士を突き合わせた位置がずれて分割ラインの段差が生じないように正確に位置を合わせて外観を容易に向上できる。
特に、高さ寸法の大きいカウルトップカバー11について、係止受部50と第1の係合受部51及び第2の係合受部52とは前後方向に離間し、第1の係合受部51及び第2の係合受部52、すなわち、第1の係合部61及び第2の係合部62は、上下に延びる縦壁部34に連結し、互いに上下方向及び両側方向に位置をずらし離間して配置したため、第1のカバー部材31と第2のカバー部材32とを、前後方向、両側方向、及び上下方向の全方向について位置決め規制して強固に連結できる。そこで、上下方向に延びる縦壁部34を備える高さ寸法の大きい構成についても、車体1の寸法のばらつきによる影響を抑制し、これら縦壁部34の位置を合わせた状態を安定して保持し、端部31a,32a同士を突き合わせた位置を正確に合わせ面差を生じずに外観を容易に向上できる。
さらに、第1のカバー部材31と第2のカバー部材32とが互いに突き合わされる縦壁部34の縁部34La,34Raについて、クランク状に屈曲させ、両側方向に延びる第1の辺部34Lb,34Rbと、第1の辺部34Lb,34Rbの一端部から上方に延びる第2の辺部34Lc,34Rcと、第1の辺部34Lb,34Rbの他端部から下方に延びる第3の辺部34Ld,34Rdとを形成し、これら第1ないし第3の辺部34Lb,34Lc,34Ld,34Rb,34Rc,34Rd同士が互いに当接することにより、第1のカバー部材31と第2のカバー部材32とが、両側方向、及び上下方向について強固に連結され、端部31a,32a同士を突き合わせた位置を正確に合わせて外観を容易に向上できる。
また、第1の係合受部51は、弾性的に変形する第1の係合片54と、この第1の係合片54の上側に対向する第1の対向面部55aを備えた変形しない第1の対向板部55とを備え、第2の係合受部52は、第1の係合受部51の下方に位置し、弾性的に変形する第2の係合片56と、この第2の係合片56の下側に対向する第2の対向面部57aを備えた変形しない第2の対向板部57とを備えたため、第1の係合部61を、第1の係合受部51の第1の係合片54と第1の対向面部55aとの間に弾性的に挟んで保持するとともに、第2の係合部62を、第2の係合受部52の第2の係合片56と第2の対向面部57aとの間に弾性的に挟んで保持した状態で、第2のカバー部材32に固定的に設けた第1の係合部61と第2の係合部62とが、第1のカバー部材31に固定的に設けた第1の対向板部55の第1の対向面部55aと第2の対向板部57の第2の対向面部57aとの間に嵌合された状態となり、第1のカバー部材31と第2のカバー部材32とが、上下方向について固定的に強固に連結され、高さ寸法の大きいカウルトップカバー11についても、端部31a,32a同士を突き合わせた位置を正確に合わせて外観を容易に向上できる。
また、第1のカバー部材31と第2のカバー部材32とは2カ所で弾性的に係合するため、これら第1のカバー部材31と第2のカバー部材32とをがたつくことなく安定して連結できる。
このようにして、高さ寸法の大きいカウルトップカバー11についても、車体1側の部品の寸法のばらつきなどに左右されることなく、前後方向、両側方向、及び上下方向の全方向についてカウルトップカバー11のみで安定した面差、前後位置を規制できるとともに、この状態を維持し、高品質な外観を維持することができる。
また、第1の係合受部51の第1の係合片54と、第2の係合受部52の第2の係合片56とは、近接して上下に位置するとともに構造は上下を逆転し、それぞれ操作部54c,56cを突設したため、第1の係合片54の第1の操作部54cと第2の係合片56の第2の操作部56cとを片手で摘むように操作し、互いに接近させることにより、第1の係合部61と第1の係合受部51との係合、及び第2の係合部62と第2の係合受部52との係合を同時に解除して、係止部60も係止受部50から離脱させることが可能になり、片手の作業による取り外しが可能になり、第1のカバー部材31から第2のカバー部材32を取り外す作業性を向上できる。このように、メンテナンス時には第1のカバー部材31及び第2のカバー部材32を容易に取り外しでき、着脱作業を単純化できるとともに容易にして、車両のカウル部6などのメンテナンスの作業性を向上し、短時間での作業を可能にできる。また、着脱作業時に各部の部品に無理な力が加わらず、破損や変形がないため、作業性を向上できる。
なお、これら第1の操作部54cと第2の操作部56cとの間の上下方向の寸法(図11に示す寸法L)は、30mm以上150mm以下程度とすることにより、操作性を良好にできる。
また、係止受部50と第1の係合受部51とは、第1のカバー部材31の縁部41aに沿って、両側方向に位置合わせして前後に並んで配置したため、縁部41aに沿った部分で第1のカバー部材31と第2のカバー部材32とを強固に連結し、端部31a,32a同士を突き合わせた位置を正確に合わせて外観を容易に向上できるとともに、連結構造を小型化して、僅かなスペースに連結構造を配置し、外観を向上できる。
また、係止受部50、第1の係合受部51、第2の係合受部52、係止部60、第1の係合部61、第2の係合部62などの構成要素は、全て射出成形により第1のカバー部材31及び第2のカバー部材32に一体に形成されるため、構造を簡略化でき、また、軽量化が可能になる。
さらに、第1のカバー部材31と第2のカバー部材32とを連結する別体のクリップなどの部材が削減可能になり、部品点数を削減して製造コストを低減できる。
なお、上記の実施の形態において、第2のカバー部材32について、特に、第1の係合部61及び第2の係合部62に近接して、第1のカバー部材31側の部材に係止あるいは弾性的に係合する構成を設け、位置決めあるいは係合部分の外れなどを防止することもできる。
例えば、図18及び図19に示す第2の実施の形態のように、第1の係合部61の先端部の第1の側凸部65に第1のフック部81を形成し、第2の係合部62の先端部の第2の側凸部68に第2のフック部82を形成するとともに、第1の係合受部51に第1のフック受部83を形成し、第2の係合受部52に第2のフック受部84を形成することができる。そして、第1のフック受部83は、第1の対向板部55すなわち上部フランジ部37を後側に向かって切り欠いて形成され、第2のフック受部84は、第2の対向板部57すなわち車体取付部35を後側に向かって切り欠いて形成されている。そして、各フック部81,82は、それぞれ側凸部65,68に一体に形成され、第1のフック部81は、第1のフック受部83に挿入され、さらに、第1の対向板部55の上面に当接あるいは弾性的に圧接するように突設されている。また、第2のフック部82は、第2のフック受部84に挿入され、さらに、車体取付部35の下面に当接あるいは弾性的に圧接するように突設されており、これら第1のフック部81と第2のフック部82とで、第1の対向板部55及び第2の対向板部57すなわち第1のカバー部材31を上下から挟み込むようになっている。
そこで、この構成では、各フック部81,82が各フック受部83,84に挿入していわば両側方向について係止されることにより、第1のカバー部材31と第2のカバー部材32との両側方向への移動を規制できる。さらに、各フック部81,82が第1の対向板部55の上面及び車体取付部35の下面に当接することにより、各係合部61,62が、各係合片54,56との係合を解除する方向への移動を抑制し、第1のカバー部材31と第2のカバー部材32とを強固に連結保持できる。
なお、これらフック部81,82及びフック受部83,84の構造は、第1の係合部61及び第2の係合部62の両者すなわち第1の係合受部51、及び第2の係合受部52の両者に設ける他、第1の係合部61及び第2の係合部62のいずれか一方すなわち第1の係合受部51、及び第2の係合受部52のいずれか一方のみに設けることもできる。
また、図20に示す第3の実施の形態のように、第1の係合片54の第1の操作部54cと第2の係合片56の第2の操作部56cについて、互いに接近するように大きく延長することにより、高さ寸法の大きいカウルトップカバー11についても、メンテナンス時などに、第1のカバー部材31及び第2のカバー部材32の取り外しの作業性を向上できる。
なお、上記の各実施の形態において、第1の係合受部51は、係止受部50に対し両側方向に位置合わせして形成したが、この構成に限られず、係止受部50、第1の係合受部51、第2の係合受部52、すなわち、係止部60、第1の係合部61、第2の係合部62の3個の連結構造について、互いに前後方向、両側方向、及び上下方向の全方向について位置をずらし、安定した連結を図ることもできる。
また、上記の各実施の形態においては、2個に分割したカウルトップカバー11について説明したが、3個以上の複数個に分割したカウルトップカバーに適用することもできる。また、カウルトップカバー11の本体部33は適宜の形状を採ることができる。
また、左側に位置する第1のカバー部材31と右側に位置する第2のカバー部材32との構造を逆にすることもできる。
また、第1のカバー部材31と第2のカバー部材32が突き合わされる部分などについて、各部の当接、係止、あるいは嵌合する構造は、完全に密着する構造の他、寸法の誤差を吸収するための僅かな隙間を設定することもできる。
また、各カウルトップカバー11は、車両に衝突した非乗員などの衝撃を吸収して保護するため、適宜の位置で破断可能とすることもできる。
本発明は、自動車のフロントガラスとボンネットフードとの間に配置されるカウルトップカバーに適用できる。
本発明のカウルトップカバーの一実施の形態を示す分解状態の前側上方から見た一部の説明図である。 同上カウルトップカバーを備えた車両のボンネットフードを取り外した状態の一部の説明図である。 同上車両を示す図2のI−I相当位置の断面図である。 同上カウルトップカバーを示す分解状態の前側下方から見た一部の説明図である。 同上カウルトップカバーを示す分解状態の後側下方から見た一部の説明図である。 同上カウルトップカバーを示す組立状態の後側上方から見た一部の斜視図である。 同上カウルトップカバーを示す組立状態の後側下方から見た一部の斜視図である。 同上カウルトップカバーを示す組立状態の前側上方から見た一部の斜視図である。 同上カウルトップカバーを示す組立状態の前側下方から見た一部の斜視図である。 同上カウルトップカバーを示す組立状態の正面から見た透視状態の説明図である。 同上カウルトップカバーを示す図10のII−II断面相当位置の説明図である。 同上カウルトップカバーを示す組み立て工程の説明図である。 同上カウルトップカバーを示す図12に続く組み立て工程の説明図である。 同上カウルトップカバーを示す図13に続く組み立て工程の説明図である。 同上カウルトップカバーを示す取り外し工程の説明図である。 同上カウルトップカバーを示す図15に続く取り外し工程の説明図である。 同上カウルトップカバーを示す図16に続く取り外し工程の説明図である。 本発明のカウルトップカバーの第2の実施の形態を示す組立状態の前側上方から見た一部の斜視図である。 同上カウルトップカバーを示す組立状態の前側下方から見た一部の斜視図である。 本発明のカウルトップカバーの第3の実施の形態を示す一部の斜視図である。
1 車体
5 ウインドシールドとしてのフロントガラス
5a 縁部
11 カウルトップカバー
14 車体部材としての車体パネル
31 第1のカバー部材
31a 端部
32 第2のカバー部材
32a 端部
33 本体部
34 縦壁部
34Lb,34Rb 第1の辺部
34Lc,34Rc 第2の辺部
34Ld,34Rd 第3の辺部
50 係止受部
51 第1の係合受部
52 第2の係合受部
54 第1の係合片
54c 第1の操作部
55a 第1の対向面部
56 第2の係合片
56c 第2の操作部
57a 第2の対向面部
60 係止部
61 第1の係合部
62 第2の係合部
W 両側方向

Claims (5)

  1. 車体のウインドシールドの縁部と前記車体に設けられた車体部材との間の前後方向の間隙を両側方向を長手方向として覆うカウルトップカバーであって、
    両側方向の端部同士を突き合わせて互いに連結されるとともにそれぞれ前記ウインドシールドと前記車体部材との間を覆う本体部を備えた第1のカバー部材及び第2のカバー部材を具備し、
    前記第1のカバー部材は、
    係止受部と、
    この係止受部に対し少なくとも前後方向に離間して配置された第1の係合受部と、
    この第1の係合受部に対し少なくとも両側方向に離間して配置された第2の係合受部とを備え、
    前記第2のカバー部材は、
    前記係止受部に所定方向に沿って挿入して係止される係止部と、
    前記第1の係合受部に所定方向に沿って挿入して弾性的に係合保持される第1の係合部と、
    前記第2の係合受部に所定方向に沿って挿入して弾性的に係合保持される第2の係合部とを備え、
    前記第1のカバー部材及び前記第2のカバー部材は、それぞれ前記本体部に連結され上下方向に延びる縦壁部を備え、
    前記第1の係合受部及び前記第2の係合受部は、前記縦壁部に連結され、互いに上下方向に離間して配置された
    ことを特徴とするカウルトップカバー。
  2. 第1のカバー部材及び第2のカバー部材の縦壁部の互いに突き合わされる端縁部は、両側方向に延びる第1の辺部と、第1の辺部の一端部から上方に延びる第2の辺部と、前記第1の辺部の他端部から下方に延びる第3の辺部とを備えた
    ことを特徴とする請求項記載のカウルトップカバー。
  3. 車体のウインドシールドの縁部と前記車体に設けられた車体部材との間の前後方向の間隙を両側方向を長手方向として覆うカウルトップカバーであって、
    両側方向の端部同士を突き合わせて互いに連結されるとともにそれぞれ前記ウインドシールドと前記車体部材との間を覆う本体部を備えた第1のカバー部材及び第2のカバー部材を具備し、
    前記第1のカバー部材は、
    係止受部と、
    この係止受部に対し少なくとも前後方向に離間して配置された第1の係合受部と、
    この第1の係合受部に対し少なくとも両側方向に離間して配置された第2の係合受部とを備え、
    前記第2のカバー部材は、
    前記係止受部に所定方向に沿って挿入して係止される係止部と、
    前記第1の係合受部に所定方向に沿って挿入して弾性的に係合保持される第1の係合部と、
    前記第2の係合受部に所定方向に沿って挿入して弾性的に係合保持される第2の係合部とを備え、
    前記第1の係合受部は、弾性的に変形する第1の係合片と、この第1の係合片の上側に対向する第1の対向面部とを備え、
    前記第2の係合受部は、前記第1の係合受部の下方に位置し、弾性的に変形する第2の係合片と、この第2の係合片の下側に対向する第2の対向面部とを備えた
    ことを特徴とするカウルトップカバー。
  4. 車体のウインドシールドの縁部と前記車体に設けられた車体部材との間の前後方向の間隙を両側方向を長手方向として覆うカウルトップカバーであって、
    両側方向の端部同士を突き合わせて互いに連結されるとともにそれぞれ前記ウインドシールドと前記車体部材との間を覆う本体部を備えた第1のカバー部材及び第2のカバー部材を具備し、
    前記第1のカバー部材は、
    係止受部と、
    この係止受部に対し少なくとも前後方向に離間して配置された第1の係合受部と、
    この第1の係合受部に対し少なくとも両側方向に離間して配置された第2の係合受部とを備え、
    前記第2のカバー部材は、
    前記係止受部に所定方向に沿って挿入して係止される係止部と、
    前記第1の係合受部に所定方向に沿って挿入して弾性的に係合保持される第1の係合部と、
    前記第2の係合受部に所定方向に沿って挿入して弾性的に係合保持される第2の係合部とを備え、
    前記第1の係合受部は、前記第1の係合部との係合を解除可能な第1の操作部が突設され、
    前記第2の係合受部は、前記第2の係合部との係合を解除可能な第2の操作部が突設され、
    これら操作部は、互いに接近する方向に向かって操作された状態で、前記各係合部との係合を解除する
    ことを特徴とするカウルトップカバー。
  5. 車体のウインドシールドの縁部と前記車体に設けられた車体部材との間の前後方向の間隙を両側方向を長手方向として覆うカウルトップカバーであって、
    両側方向の端部同士を突き合わせて互いに連結されるとともにそれぞれ前記ウインドシールドと前記車体部材との間を覆う本体部を備えた第1のカバー部材及び第2のカバー部材を具備し、
    前記第1のカバー部材は、
    係止受部と、
    この係止受部に対し少なくとも前後方向に離間して配置された第1の係合受部と、
    この第1の係合受部に対し少なくとも両側方向に離間して配置された第2の係合受部とを備え、
    前記第2のカバー部材は、
    前記係止受部に所定方向に沿って挿入して係止される係止部と、
    前記第1の係合受部に所定方向に沿って挿入して弾性的に係合保持される第1の係合部と、
    前記第2の係合受部に所定方向に沿って挿入して弾性的に係合保持される第2の係合部とを備え、
    前記第1の係合受部及び前記第2の係合受部のいずれか一方は、前記第1のカバー部材の端部に沿って前記係止受部に対し両側方向に位置合わせして配置された
    ことを特徴とするカウルトップカバー。
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