JP5091827B2 - 画像データ出力装置 - Google Patents

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Description

本発明は、原稿の画像を読み取った画像データを印刷等により出力する前に、その印刷出力状態等を表示手段に表示するプレビュー表示機能を備える画像データ出力装置に関し、特に、原稿の所望のページをプレビューできる画像データ出力装置に関する。
複合機等の画像データ出力装置として、原稿の画像を読取部で読み取った画像データについて、印刷や送信等により出力する前に、その出力条件に基づく出力状態を表示手段に表示する(プレビュー表示する)機能を備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このプレビュー表示機能により、ユーザは、出力される画像を事前に確認できるようになっている。
従来の装置では、出力条件が設定されプレビュー表示が指示されると、例えば、原稿の1ページ目から画像の読み取りを開始し、読み取った画像データを画像記憶部に記憶する。全ての原稿についてこの読み取り処理を行った後、記憶した画像データの全てに対して、設定された出力条件に基づく画像処理を行い、当該処理終了後の画像データについてプレビュー表示を行う。しかし、この形態では、原稿が数十ページ以上のように大量の場合に、全ての原稿について、出力条件に基づく画像処理を行うのでプレビュー表示による確認までに時間がかかる。特に、原稿の所望のページをプレビュー表示する場合においても、全ページの画像データについて画像処理を行わなければならない。
特開2003−87560号公報
本発明は、上述のような実状に鑑みてなされたものであり、読み取る原稿の所望のページについて、出力条件に基づいたプレビュー表示を開始するまでの時間が短い画像データ出力装置を提供することを、その目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、自動原稿搬送部により一枚ずつ搬送される原稿の画像を読み取る読取部と、該読み取った画像データを記憶する画像記憶部と、を備え、該画像記憶部に記憶の画像データに、設定された出力条件に基づく画像処理を実行し、表示部にプレビュー表示する画像データ出力装置であって、前記原稿の読み取り開始前に、プレビュー表示範囲を設定する設定部を備え、該設定部により前記プレビュー表示範囲が設定された場合、前記原稿のうち当該範囲についてのみ、前記読取部で画像を読み取って当該画像データを前記画像記憶部に記憶すると共に、前記出力条件に基づく画像処理を実行し、当該設定された範囲のみプレビュー表示可能な部分プレビュー表示を行い、該部分プレビュー表示開始後にユーザから出力指示を受けた場合には、前記原稿のうち前記設定された範囲以外の部分の画像を前記読取部で読み取り、このとき得られる画像データと、前記部分プレビュー表示の際に得られた画像データとを出力することにより、前記原稿の全体について出力することを特徴としたものである。
の技術手段は、第の技術手段において、前記原稿の全体について出力する際に、当該原稿の画像と同一の順序で並ぶよう出力することを特徴としたものである。
の技術手段は、第1または第の技術手段において、前記部分プレビュー表示開始後にユーザから出力指示を受けた場合には、一旦読み取った原稿を前記自動原稿搬送部の原稿載置台に再度載置するようユーザに報知することを特徴としたものである。
の技術手段は、第1〜第のいずれか1の技術手段において、前記部分プレビュー表示開始後にユーザから追加読取指示を受けた場合には、一旦読み取った原稿を前記自動原稿搬送部の原稿載置台に再度載置するようユーザに報知することを特徴としたものである。
の技術手段は、第1〜第のいずれか1の技術手段において、前記部分プレビュー表示の際、プレビュー画像と共にプレビュー表示可能なページ番号を表示することを特徴としたものである。
の技術手段は、第1〜第のいずれか1の技術手段において、前記画像データの出力は、前記画像データの印刷、ファイリング、又は送信であることを特徴としたものである。
本発明によれば、原稿のうちユーザによりプレビュー表示範囲として設定されたページについてのみ、出力条件に基づいた画像処理を実行しプレビュー画像を生成するので、原稿の1ページ目から順に上記画像処理を実行する場合に比べ、設定された部分すなわちユーザが確認したいページ(所望のページ)のプレビュー表示を開始するまでに掛かる時間を短くできる。
(第1実施形態)
本発明の一実施形態に係る画像データ出力装置の概略について、図1及び図2を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像データ出力装置の構成例を示す概略ブロック図で、図示の例の画像データ出力装置は、複写動作等に用いられる印刷機能やファクシミリ送信機能等を有する複合機として構成されている。また、図2は、図1の複合機におけるタッチパネル及びキー操作部の一例を示す外観図である。
複合機として構成された画像データ出力装置(以下、MFP)1は、タッチパネル10、パネル制御部11、記録部12、読取部13、フォーマット変換部14、画像記憶部15、画像処理部16、符号化/復号部17、メイン制御部18、制御用メモリ19、キー操作部20、LAN(Local Area Network)制御部21、制御用バッファ22、網制御部(NCU:Network Control Unit)23、及びモデム24を備えている。
メイン制御部18はCPU(Central Processing Unit)などで構成され、制御用メモリ19は、ROM(Read Only Memory)等の不揮発性メモリなどで構成される。制御用メモリ19内にはメイン制御部18から読み出し可能なように、プログラム(ファームウェア)と各種設定データとが格納されている。また、制御用バッファ22はRAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリで構成される。
上述のプログラムは、本発明に係る原稿の読み取りに係る命令をはじめ、プレビュー画像の生成、表示に係る命令、ファクシミリ画像や電子メール等の生成・送信・受信等に係る命令、印刷に係る命令などの、メイン制御部18が実行する制御プログラムである。このプログラムは、メイン制御部18により、制御用バッファ22上に展開され、制御用バッファ22を一時保存(作業)用のデータ領域として、各種設定データを適宜参照しながら実行される。
また、制御用メモリ19は、読取範囲記憶部19aと、出力条件記憶部19bと、を有する。本MFP1は、後述のように、プレビュー表示範囲を設定でき、原稿のうちの当該設定された範囲のみ読み取るので、読取範囲記憶部19aが、設定されたプレビュー表示範囲(読取範囲)を記憶する。また、MFP1は、プレビュー画像を生成するために、設定された出力条件に基づく画像処理を行うので、出力条件記憶部19bが、設定された出力条件を記憶する。
読取部13は、図示しない原稿載置台に載置された原稿を一枚ずつ搬送する自動原稿搬送部(ADF:Auto Document Feeder)13aを有しており、ADF13aにより搬送された原稿の画像をCCD(Charge Coupled Device)等を用いて1ページずつ読み取ることができ、読み取ったRGB(R:赤、G:緑、B:青)の画像データを画像処理部16に出力する。また、読取部13は、図示しないカウンタを有しており、このカウンタやADF13aの用紙検知センサ等を用いて、何ページ目の原稿を読み取っているかや、原稿の総ページ数をカウントできるようになっている。
画像処理部16は、対象となる画像データに対して様々な画像処理を行う。例えば、読取部13からのRGB画像データに対するA/D変換等を含む原稿読取時の画像処理(原稿画像処理)を行う。原稿画像処理後の画像データは、画像記憶部15に記憶される。また、画像処理部16は、読み取って画像記憶部15に記憶された画像データの印刷や外部装置への送信の際(出力の際)、設定された出力条件(印刷倍率に関する出力条件や所謂N−up印刷の設定情報等)等に基づき、当該画像データに印刷用画像処理やファックス送信用画像処理を行う。この印刷用画像処理やファックス送信用画像処理には、出力形態に応じた画質調整処理等が含まれる。なお、設定出力条件は、制御用メモリ19の出力条件記憶部19bに記憶されている。
また、画像処理部16は、プレビュー画像生成部16aを有する。プレビュー画像生成部16aは、例えば、画像記憶部16に記憶されている画像データに、設定出力条件に基づき各種画像調整処理(プレビュー表示用画像処理)を行い、プレビュー画像を生成する。プレビュー表示用画像処理には、タッチパネル10の表示特性に基づいて画像データを変換する色補正処理や、印刷倍率に応じた画像拡大/縮小処理等がある。生成されたプレビュー画像はパネル制御部11に出力され、タッチパネル10に表示されるよう制御される。
なお、本MFP1は、画像データに特定の文字や記号(例えば、「極秘」の文字)等の付加情報を付加して出力することができるようになっているので、画像処理部16やプレビュー画像生成部16aが、出力用の画像データやプレビュー画像を生成する際に、付加情報の画像データを付加先の画像データの付加位置に合成する処理も行う。これら合成処理もプレビュー表示用画像処理に含まれる。
画像記憶部15は、ハードディスク等で構成され、読取部13から画像処理部16等を経た画像データを原稿ページ毎に原稿ページ番号で区別可能に記憶する。なお、原稿ページや原稿ページ番号とは、原稿におけるページやページ番号のことを指し、本明細書では、N−up印刷を考慮し、これらと印刷時等の出力時におけるページやページ番号とを区別するためにこのように記す。また、印刷時におけるページやページ番号については、印刷時ページや印刷時ページ番号と以下省略する。
符号化/復号部17は、画像データを符号化により圧縮すると共に、符号化画像データを元の画像データに復号(伸張)する。例えば、符号化/復号部17は、必要に応じて、原稿を読み取った画像データの符号化、その符号化データの復号、外部から受信した符号化画像データの復号などを行う。符号化/復号部17では、ファイリングで一般的に使用されているJPEG(Joint Photographic Experts Group)など、用途に応じた符号化方式を用いることができる。
フォーマット変換部14は、読み取られた画像データや外部から受信した画像データを、PDF(Portable Document Format)等の所定のファイルフォーマットに変換する。
記録部12は、電子写真方式などの印刷方式を採用したプリンタ装置を備え、画像記憶部15に記憶された画像データなどを、記録用紙に記録(つまり印刷)する。例えば、印刷用画像処理後の画像データに基づき、記録を行う。
モデム24は、ファクシミリ通信が可能なファクシミリモデムから構成されており、電話回線と接続され、またNCU23と直接的に接続されている。NCU23は、必要に応じてモデム24を公衆電話回線網と接続する。このような構成により、画像記憶部15に記憶された画像データを外部へファクシミリ送信すること等が可能となる。
LAN制御部21は、LANと接続され、インターネット経由による電子メールデータの通信及びインターネットファクシミリ(インターネットFAX)の通信を行う。
タッチパネル10又はキー操作部20は、原稿の読み取り処理、印刷処理等の処理の中から所望の処理を選択するための操作、その処理を開始するための操作、各処理を実行する際に必要となる設定を行うための操作(選択操作又は入力操作)などを受け付ける。タッチパネル10及びキー操作部20は、図2で例示するような操作パネル30として構成してもよい。キー操作部20は、原稿読込開始等の指示を受付けるスタートキー20a等、操作するために必要なキー群を備えている。
タッチパネル10は、液晶ディスプレイ等の表示部とタッチセンサ等の操作受付部とを有する。タッチパネル10は、パネル制御部11によってその表示制御及び操作受け付けの制御がなされる。つまり、パネル制御部11は、タッチパネル10における表示部の表示制御や操作受付部の操作受付制御を行う。
タッチパネル10の表示部への表示は、GUI(Graphical User Interface)画像を表示させるように、パネル制御部11が制御することで実現される。各GUI及びその画像は、パネル制御部11の内部メモリ又は制御用メモリ19に、読み出し可能に格納しておけばよい。
このタッチパネル10は、出力対象の画像データをプレビュー表示する表示部の一例であり、タッチパネル10には、プレビュー画像生成部16aで生成されパネル制御部11に出力されたプレビュー画像が、パネル制御部11によりGUI画像に組み込まれた状態で表示される。
また、本MFP1は、パンチ処理、ステープル処理等の仕上げ処理を記録紙に施すことができるようになっているので、仕上げ処理を施した場合の出力結果をユーザが確認できるよう、パネル制御部11が、プレビュー画像生成部16aが生成したプレビュー画像と共に、仕上がり状態を示す情報(例えば、印刷を行う用紙に施すステープルやパンチ穴に関する情報)をタッチパネル1に表示させる制御を行う。
このようにプレビュー画像生成部16a及びパネル制御部11は、読取部13で読み取り画像記憶部15に記憶した画像データに基づき、プレビュー表示する表示制御手段の一例である。
<本発明に係る画像データ出力(印刷、送信又はファイリング)前のプレビュー表示動作の説明>
以上のような各部から構成されるMFP1は、原稿の画像を読取部で読み取った画像データについて、設定された出力条件に基づくその出力状態をタッチパネル10にプレビュー表示するものであって、ADF13aにセットされている原稿のうちプレビュー表示範囲を設定する設定部を備える。MFP1では、プレビュー表示範囲が設定された場合、原稿のうち当該範囲についてのみ、画像の読み取りを読取部13で行い、画像データに対する原稿画像処理を画像処理部16で行い画像記憶部15に記憶し、さらに、出力条件に基づくプレビュー表示用画像処理を実行して、原稿のうち当該設定された範囲についてのみプレビュー表示可能な部分プレビュー表示を適宜開始する。
従来の方法では、ユーザが確認したい部分がある場合に、原稿全体について画像の読み取り(原稿画像処理を含む)及びプレビュー表示用画像処理を実行してから、確認したい部分のプレビュー表示を開始する。それに対し、本MFP1では、特に、プレビュー表示用画像処理を、1ページ目から実行するのではなく、原稿のうちプレビュー表示範囲として設定された部分のみに実行する。そのため、確認したい部分をプレビュー表示するまでに必要な原稿画像処理に掛かる時間を短縮することができる。
以下、図3〜図8を参照して、印刷(コピー)時の部分プレビュー表示の際にMFP1のタッチパネル10に表示される画面の例を、そのときのMFP1の動作と共に説明する。
図3は、図1及び図2で説明したMFPの標準画面の例を示す図である。図3では、標準画面として、MFP1においてタッチパネル10に表示されるGUI画像の一例(GUI画像40とする)を示している。GUI画像40は、MFP1の電源がONになったりリセットされたときにタッチパネル10に表示される。このGUI画像40では、MFP1の動作モードを選択するために、コピーモード選択キー41、イメージ送信モード選択キー42、ドキュメントファイリングモード選択キー43が表示されており、GUI画像40ではコピーモードが選択されている状態を示す。
GUI画像40では、コピーを行うときの各種の条件設定が可能となっており、例えば、印刷倍率の設定を行うための倍率キー44、パンチやステープル等の仕上げ処理の設定を行うための仕上げキー、その他コピー時の詳細設定を行うための特別機能キー45等が表示されている。GUI画像40で表示されるキーを介して設定された印刷条件は、原稿読取開始時に制御用メモリ19の出力条件記憶部19bに記憶される。
また、GUI画像40では、原稿の画像を読取部13で読み取った画像データの、設定された印刷条件に基づく印刷状態を、タッチパネル10にプレビュー表示するためのプレビュー確認キー46が表示されている。
図4は、図1及び図2で説明したMFPのプレビューを開始する際の原稿読取開始時に表示される画面の例を示す図である。図4で示すGUI画像47は、図3のGUI画像40にポップアップ画像48を組み込んだ画像であり、GUI画像40の表示中にプレビュー確認キー46をONに設定して反転させ、コピーを開始するスタートキー20a(図2参照)を押下することで表示される。
ポップアップ画像48には、プレビュー表示にあたり原稿読取範囲を設定するため、すなわち、部分プレビュー表示範囲を設定するためのYESキー48aと、原稿読取範囲を設定せずに通常通りプレビュー表示させるためのNOキー48bと、が表示される。
図5は、図1及び図2で説明したMFPの原稿読取範囲を設定する画面の例を示す図である。図5に示すGUI画像49は、原稿読取範囲設定画面であり、図4のポップアップ画像48のYESキー48aが押下された後に、GUI画像47におけるポップアップ画像48を消去し、図3のGUI画像40に重ねてポップアップ画像50を表示したものである。ポップアップ画像50では、原稿ページ単位で原稿読取範囲を設定することができ、原稿読取開始ページ及び原稿読取終了ページの入力欄50a,50bと、原稿読取範囲の設定を完了し読み取りを開始させるためのOKキー50cが表示されている。ユーザは、タッチパネル10に表示される入力欄50aを選択し、キー操作部20のテンキー20bを介して、原稿のうちプレビューで確認したい部分(すなわち読み取る部分)の先頭ページの番号を入力し、さらに、入力欄50bを選択し、同様にプレビューで確認したい部分の最終ページの番号を入力し、OKボタン50cを押下することで原稿読取範囲を設定することができる。
このように、タッチパネル10及びキー操作部20は、本発明の設定部として機能する。
また、OKボタン50cが押下されると、設定された原稿読取範囲は読取範囲記憶部19aに記憶され、読取部13は、原稿の読み取りを開始する。読取部13は、このように原稿読取範囲が設定された場合は、読取範囲記憶部19aを参照し、ADF13aを利用して、原稿のうち設定された原稿読取範囲の部分については、その用紙を搬送しつつ用紙上に形成された画像を読み取り、範囲外の部分については、その用紙の画像を読み取らずに搬送する。
図6は、図1及び図2で説明したMFPの部分プレビュー表示時に表示される画面の例を示す図である。図6に示すGUI画像51は、図5のGUI画像49において、ポップアップ画像50のOKキー50cが押下された後に表示される。より具体的には、OKキー50cが押下された後、例えば、原稿のうち設定された原稿読取範囲の部分を全て読取部13で読み取り、読み取った画像データ全てに対して画像処理部16で原稿画像処理を実行し、プレビュー画像生成部16aが原稿画像処理実行済の画像データ全てについて出力条件記憶部19bを参照しプレビュー画像を生成した後に、GUI画像51はタッチパネル10に表示される。
GUI画像51は、部分プレビュー表示画面であり、動作状態メッセージ52として「部分プレビュー表示を行っていること」を表示している。
なお、MFP1は、図4のポップアップ画像48のNOキー48bが押下された場合、部分プレビュー表示でない通常のプレビュー表示時に表示されるGUI画像(通常のプレビュー表示画面)を表示する。しかし、このGUI画像は、図6のGUI画像51と、動作状態メッセージ52の内容や後述のプレビュー表示可能ページ情報56及び部分設定変更キー63等を表示しない点でのみ異なり、また、本発明の主要部ではないため、その説明を省略する。
GUI画像51の説明に戻る。
GUI画像51は、プレビュー画像53をGUI画像に組み込んで表示したものであり、プレビュー画像53は、画像記憶部15に記憶の原稿画像処理後の画像データからプレビュー画像生成部16aにより生成したものである。このGUI画像51は、画像データの印刷状態を印刷時ページ毎に示している。
GUI画像51には、プレビュー表示している画像データを原稿ページ単位で変更するために、現在のページを原稿ページで示す現ページ情報54と、原稿ページ単位でページ切換可能なページ切換キー55と、プレビュー表示可能なページすなわち設定した読取範囲のページを原稿ページで示すプレビュー表示可能ページ情報56が表示されている。また、GUI画像51には、原稿の総ページ数を原稿ページで示す総ページ数情報57が表示されている。
なお、図示は省略するが、N−up印刷の場合は、現ページ情報54が示す現在のページの画像データが、プレビュー画像のどの部分の画像に対応するかを示すために、プレビュー画像の対応部分に枠等を合成して表示するようにするとよい。
GUI画像51には、さらに、拡大/縮小キー58、表示の回転キー59等が表示されており、ユーザはこれらを適宜操作することによって、プレビュー画像53を拡大/縮小或いは回転させて確認することができる。
また、GUI画像51には、仕上がり状態の表示を行わせるための仕上がり表示キー60も表示されており、ユーザはこのキー60を操作することによって、印刷後の仕上がり状態をプレビューとして確認することができる。GUI画像51では、仕上がり情報として、印刷した用紙にパンチ穴をあけたパンチ情報61がプレビュー画像とともに表示されている。これにより、ユーザは仕上がり状態としてパンチ穴が開けられることと、そのパンチ穴の位置を確認することができる。
GUI画像51には、さらに、再設定キー62が表示されており、プレビュー画像52や仕上がり情報(パンチ情報61等)を確認することで、印刷条件を再設定する必要やプレビュー表示範囲を拡大する必要(すなわち追加読取する必要)が生じる場合がある。これらの場合等において、ユーザは再設定キー62を操作することにより、印刷条件を再設定したり追加読取を指示したりするための再設定画面(例えば、後述の図8のGUI画像67)を表示させることができる。そして、再設定画面を使用して印刷条件を再設定し、再設定した印刷条件に基づくプレビュー画像51を表示させることができる。再設定された印刷条件は、出力条件記憶部19bに記憶される。また、再設定画面を使用して追加読取を指示し、追加読取を実行させ当該部分についてまでプレビュー画像51を表示させることができる。追加で読み取った範囲の情報も読取範囲記憶部19aに記憶される。
GUI画像51には、さらに、コピー開始キー63が表示されており、ユーザはこのコピー開始キー63を操作することによって、例えば、原稿のうち既に読み込んでおり部分プレビュー表示可能な部分を印刷条件に基づき印刷させることができる。
図7は、図1及び図2で説明したMFPの再設定画面の例を示す図である。図7で示す再設定画面のGUI画像64は、図6のGUI画像51において、再設定キー62が押下された後に表示される。GUI画像64には、再設定した印刷条件でのプレビュー表示を開始するための再プレビューキー65と、印刷条件の変更をキャンセルするためのキャンセルキー66と、原稿のうちそれまでに読み取った範囲以外の部分の読取(追加読取)を実行させ、当該部分も含め、設定した又は再設定した出力条件でプレビュー表示を開始するための追加読取キー67と、が表示されている。
GUI画像64からは、様々な印刷条件の変更が可能となっており、例えば、倍率キー44を押下し、その後の画面を操作していくことで、印刷倍率を変更することができる。また、カラーモードについても変更することができ、スタンプ処理(例えば、スタンプの位置や向き)や合い紙処理等の仕上げ処理についても変更することができる。さらに、例えば、特別機能キー45を押下し、その後の画面を操作していくことで、N−up印刷の設定を変更することができる。また、特別機能キー45を押下し操作していくことで、所望のページについて回転して印刷されるよう設定したり、原稿におけるページの順番と記録時のページの順番とが変わるようにページの順番を変更するよう設定したりすることができる。
さらに、特別機能キー45を押下し操作していくことで、所望の原稿ページの前に、1原稿ページ分または複数原稿ページ分の白画像データを挿入するよう設定したりすることができる。これにより、例えば、N−up印刷を設定している場合に、原稿のうち、原稿ページでMページとM+1ページの画像を、同じ記録紙上に印刷したくないときに、これを回避することができる。
各種キーの操作等により印刷条件が変更された後、再プレビューキー68が押下されると、変更後の印刷条件が出力条件記憶部19bに記憶される。白画像データを挿入する印刷条件が設定された場合は、原稿ページで何ページ分の白画像データを挿入するかや、白画像データを挿入する直前または直後の原稿ページ番号についても出力条件記憶部19bに記憶される。
図8は、図1及び図2で説明したMFPの、追加読取を行うときに表示される画面の例を示す図である。図8で示すGUI画像68は、図7のGUI画像64にポップアップ画像69を組み込んだ画像であり、GUI画像64の追加読取キー67を押下された後にユーザにより追加読取範囲が設定された後に表示される。タッチパネル10に表示されるポップアップ画像69は、「追加読取のために自動原稿搬送装置に再度原稿をセットする必要があること」を表示している。このように、タッチパネル10は、部分プレビュー表示開始後にユーザから追加読取指示を受けた場合に、一旦読み取った原稿を自動原稿搬送部13aの原稿載置台に再度載置するようユーザに報知する報知部として機能する。
GUI画像68が表示されている状態で、ユーザが自動原稿搬送部13aに載置した後にスタートキー20a(図2参照)を押下すると、MFP1は、原稿の追加読取を開始する。この追加読取の際、原稿のうちそれまでに読み取った部分(すなわち以前にプレビュー表示範囲として設定された部分)については、画像を読み取らず、今回追加された部分のみの画像を読み取ることが好ましい。そして、このとき得られる画像データとそれまでに読み取った画像データに出力条件に基づく画像処理を実行しプレビュー画像を生成し、部分プレビュー表示を再度行う。また、GUI画像68が表示される前に表示される再設定画面のGUI画像64において出力条件が再設定されている場合があるので、その場合は、追加読取を開始する前に、再設定された出力条件記憶部19bに記憶するとよい。なお、追加読取の前までに読み取った画像データについては、出力条件が再設定された場合のみプレビュー画像を再度作成することが好ましい。ただし、以下の例では、当該画像データについても、追加読取時にプレビュー画像を再作成するものとする。
次に、MFP1において、コピー処理を例に挙げて、プレビュー表示及び印刷処理を実行する時の流れについて、図9及び図10を参照しながら説明する。図9及び図10は、図1及び図2のMFPのプレビュー表示及び印刷処理を実行する手順の一例を説明するためのフロー図である。なお、コピー対象の原稿は片面印刷のものであるものとする。
MFP1は、電源がONになった場合、図3のGUI画像40をタッチパネル10に表示し、印刷条件を入力(設定)させる(ステップS1)。そして、GUI画像40のプレビュー確認キー46をONに設定した状態でコピーを開始するスタートキー20a(図2参照)が押下され、プレビュー表示が指示される(ステップS2)と、設定された印刷条件を出力条件記憶部19bに記憶する。また、図4のGUI画像47を表示し、そのときの操作結果に基づき、プレビュー表示時の読取範囲を設定するか否かを判定する(ステップS3)。
読取範囲を設定しない場合(ステップS3,NO)、すなわち、GUI画像47のNOキー48bが押下された場合、原稿全体がスキャン対象となり、出力条件記憶部19bを参照し通常のプレビュー表示を行った後、同じく出力条件記憶部19bを参照し印刷処理を行っていく。この読み取り範囲を設定しない場合の動作は、本発明の主要部ではないので、その詳細な説明は省略する。
一方、読取範囲を設定する場合(ステップS3,YES)、すなわち、GUI画像47のYESキー48aが押下された場合、GUI画像49をタッチパネル10に表示し、読取開始ページ及び終了ページを原稿ページで入力させ(ステップS4)、読取範囲を設定させる。そして、GUI画像49のOKキー50cが押下される等して、設定された読取範囲の読み取り開始の指示を受けると(ステップS5)、設定された読取範囲を読取範囲記憶部19aに記憶すると共に、ADF13a(の原稿載置台)に原稿が載置されているか否か判定する(ステップS6)。原稿が載置されていない場合(NOの場合)は、ADF13aに原稿が載置されていないことをタッチパネル10に表示すること等によりユーザに報知する(ステップS7)。
ステップS6において、ADF13aに原稿が載置されている場合(YESの場合)は、原稿のうち設定された読取範囲の部分についてのみ、読取部13で画像を読み取る(ステップS8)。より具体的には、メイン制御部18の制御の下、ADF13aを用いて原稿を一枚ずつ読取部13のCCDへ搬送し、読取範囲記憶部19aを参照して、現在CCDに搬送された用紙が設定読取範囲内のものであるか判定し、設定読取範囲内のものであれば、その画像をCCDで読み取ってから排紙トレイに排出し、設定読取範囲外のものであれば、CCDでの読み取り等を行わずに排出する。読み取って得られた画像データについては、画像処理部16で原稿画像処理を実行し、画像記憶部15に記憶し、ステップS9に進む。
ステップS9では、プレビュー画像生成部16aが、画像記憶部15に記憶の全ての画像データについて、出力条件記憶部19bを参照して、画像データに基づくプレビュー画像を生成する。プレビュー画像の生成が終了すると、図6のGUI画像51を表示して、部分プレビュー表示を開始する(ステップS10)。
部分プレビュー表示中は、以下のステップS11,S13,S18の判定を繰り返し行う。
ステップS11では、図6のGUI画像51の再設定キー62が押下され、図7の再設定画面のGUI画像64の再プレビューキー65が押下されたか否か判定する。押下されていない場合(NOの場合)は、ステップS13へ進み、押下された場合(YESの場合)、すなわち、印刷条件が再設定された場合は、再設定された印刷条件を出力条件記憶部19bに記憶する(ステップS12)。その後、ステップS9,S10を繰り返し、部分プレビュー表示を再開する。
なお、再設定された印刷条件がプレビュー画像の再作成の必要のないもの、例えば、パンチ処理の設定が変更された場合などは、ステップS12からステップ9に戻らずにステップS10に戻り、プレビュー表示を再開する。
ステップS13では、図6のGUI画像51の再設定キー62が押下され、図7の再設定画面のGUI画像64の追加読取キー67が押下されたか否か判定する。押下されていない場合(NOの場合)は、ステップS18へ進み、押下された場合(YESの場合)、すなわち、追加読取指示を受けた場合、追加読取範囲の設定画面(不図示)を表示して設定させた後、図8のGUI画像68をタッチパネル10に表示し、ADF13aへの原稿の再セットが必要なことを報知する(ステップS14)。そして、スタートキー20aが押下されたか判定し(ステップS15)、押下されていない場合(NOの場合)は、ステップS15に戻り、押下された場合(YESの場合)は、追加された読取範囲を読取範囲記憶部19aに記憶する(ステップS16)。なお、その際、出力条件が再設定されている場合は、その出力条件を出力条件記憶部19bに記憶する。そして、読取範囲記憶部19aを参照し、原稿の設定追加読取範囲について、読取部13で画像を読み取る(ステップS17)。その後、ステップS9,S10を繰り返し、部分プレビュー表示を再開する。
ステップS18では、図6の部分プレビュー表示画面のGUI画像51のコピー開始キー63が押下されたか判定する。押下されていない場合(NOの場合)は、ステップS11に戻り、押下された場合(YESの場合)は、原稿のうち読み取った部分について、出力条件記憶部19bを参照し、印刷条件に基づく印刷用画像処理を画像処理部16で実行し、記録部12がその印刷用画像処理後の画像データに基づき印刷することにより、原稿のうち設定された読取範囲の部分(ユーザが所望する部分)について印刷する(ステップS19)。
以上のように印刷を行うことで、原稿を分離することなく、読取範囲を指定するだけで所望の原稿の読み取りが可能となるとともに、読み取った部分についてはプレビュー表示により内容の確認も可能となるので、利用者の操作性を向上することができる。
また、ユーザが原稿の所望する部分の出力内容を確認する際、従来の画像データ出力装置では、1ページから最終ページまで全ての原稿を読み取った後に全てのプレビュー画像を形成し、ユーザが所望するページからプレビュー画像を表示させる制御が必要となる。それに対し、本MFP1は、プレビュー表示範囲を指定できるので、原稿読取後のプレビュー画像の形成時間を短縮することができる。
なお、以上の例は、部分プレビュー表示開始後にユーザから出力指示を受けた場合に、原稿のうち設定された読取範囲(プレビュー表示範囲)の部分の画像を読み取った画像データを出力する形態であるが、同様に出力指示を受けた場合に、原稿の全体について出力するようにしてもよい。このように原稿の全体に出力するには、図10のステップS18において、図6の部分プレビュー表示画面のGUI画像51のコピー開始キー63が押下されたと判定された場合(YES)に、ステップS19に代えて、例えば、図11に示すフロー図に基づいた処理を行えばよい。
図11の例では、コピー開始キー63が押下された場合(ステップS18、YES)に、図8のポップアップ画像に似た「自動原稿搬送装置に再度原稿をセットする必要があること」を示すポップアップ画像(不図示)を図6のGUI画像51に重ねてタッチパネル10に表示し、ADF13aへの原稿の再セットが必要なことを報知する(ステップS20)。このように、タッチパネル10は、部分プレビュー表示開始後にユーザから印刷指示等の出力指示を受けた場合に、一旦読み取った原稿を自動原稿搬送部13aの原稿載置台に再度載置するようユーザに報知する報知部として機能する。
そして、上記報知後、再び、部分プレビュー表示画面のGUI画像51のコピー開始キー63が押下されたか判定し(ステップS21)、押下されていない場合(NOの場合)は、ステップS21に戻る。
一方、押下された場合(YESの場合)は、ADF13aに原稿が載置されているか判定し(ステップS22)、載置されていなければ(NOの場合)、ステップS20へ戻り、載置されていれば(YESの場合)、ADF13aを用いた読取部13(のCCD)への原稿の搬送を開始する(ステップS23)。
そして、原稿のうち部分プレビュー表示の際に読み取っていなかった部分(設定読取範囲外の部分)の画像を読取部13で読み取る(ステップS24)。より具体的には、メイン制御部18の制御の下、ADF13aを用いて原稿を一枚ずつ読取部13のCCDへ搬送し、読取範囲記憶部19aを参照して、現在CCDに搬送された用紙が設定読取範囲(追加読取範囲も含む)内のものであるか判定し、設定読取範囲外のものであれば、その画像をCCDで読み取ってから排紙トレイに排出し、設定読取範囲内のものであければ、CCDでの読み取り等を行わずに排出する。読み取って得られた画像データについては、画像処理部16で原稿画像処理を実行し、画像記憶部15に記憶し、ステップS25に進む。
ステップS25では、このようにして得られた、原稿のうちプレビュー表示の際に読み取った部分以外の部分の画像データと、原稿のうちプレビュー表示の際に読み取った部分とに対して、出力条件記憶部19bを参照し、印刷条件に基づく印刷用画像処理を画像処理部16で実行し、記録部12がその印刷用画像処理後の画像データに基づき印刷することにより、原稿の全体について印刷する。
MFP1では、画像記憶部15に画像データを原稿ページ毎に原稿ページ番号で区別可能に記憶しているので、原稿の全体について印刷する際に、原稿の画像が印刷条件に基づく順序で並ぶよう印刷する(例えば、原稿の画像と同一の順序で並ぶよう印刷する(原稿におけるページ順どおりに記録紙上に画像を印刷する))ことができる。
以上のように原稿の全体について印刷する場合でも、プレビュー表示範囲を指定できるため、原稿読取後のプレビュー画像の形成時間を短縮し、ユーザが所望する部分のプレビュー表示を開始するまでの時間を従来に比べて短くすることができる。
また、上述のように部分プレビュー表示をする場合、部分プレビュー表示した部分の一部または全部について、原稿の他の部分の印刷条件とは異なる印刷条件にできるようにするとよい。これを可能とするためには、出力条件記憶部19bで、部分的に適用する出力条件と、原稿の出力対象部分(原稿全体や原稿のうちプレビュー表示が設定された部分)に適用する出力条件と、を別個に記憶しておけばよい。部分的に適用する出力条件を記憶する際は、適用先の原稿ページ番号と共に記憶する。また、部分プレビュー表示画面(図6のGUI画像51)に、部分的に適用する出力条件の設定画面に遷移するための部分設定変更キーを再設定キー(原稿の出力対象部分全体に適用する出力条件の再設定画面に遷移するためのキー)と共に表示するとよい。
(第2実施形態)
本発明の他の実施形態に係る画像データ出力装置の概略について、図12を用いて説明する。なお、本実施形態の構成要素であって第1実施形態の構成要素と同様なものについては、同じ参照番号を用いることにより、その説明を省略する。
本実施形態の画像データ出力装置は、図12のMFP1´で例示するように、図1のMFP1と同様なタッチパネル10等を介して、原稿の読み取り開始前にプレビュー表示範囲を設定することができ、プレビュー表示範囲が設定された場合は、原稿のうち当該範囲についてのみ、プレビュー画像用画像処理を実行し、当該設定された範囲のみプレビュー表示可能な部分プレビュー表示を行うことができる。
図12のMFP1´は、制御用メモリ19´、読取部13´並びに画像処理部16´の構成及び/又は機能が図1のMFP1のものと異なる。
具体的な主な違いは、図1のMFP1では、制御用メモリ19がプレビュー表示範囲でもある読取範囲を記憶する読取範囲記憶部19aを有し、部分プレビュー表示を行う際に、読取部13が原稿のうち読取範囲として設定された部分のみ読み取るようになっている。
それに対し、MFP1´では、制御用メモリ19´がプレビュー表示範囲を記憶するプレビュー表示範囲記憶部19a´を有し、部分プレビュー表示を行う際に、読取部13´が原稿全体を読み取る。また、プレビュー画像生成部16a´は、部分プレビュー表示の際、図1のMFP1の場合と異なり、画像記憶部15内には原稿全体の画像データが記憶されて当該全ての画像データが部分プレビュー表示の対象であるわけではないので、プレビュー表示範囲記憶部19a´を参照し、部分プレビュー表示の対象の部分の画像データのみ抽出する。そして、当該画像データに対し、出力条件記憶部19bを参照して、設定された出力条件に基づき画像処理を実行してプレビュー画像を作成し、部分プレビュー表示を行う。
MFP1´でも、プレビュー表示用画像処理を、1ページ目から実行するのではなく、上述のように、原稿のうちプレビュー表示範囲として設定された部分のみに実行するため、プレビュー画像の形成時間を短縮することができるので、確認したい部分をプレビュー表示するまでに必要な原稿画像処理に掛かる時間を短縮することができる。
続いて、MFP1´におけるプレビュー表示及び印刷処理を実行する時の流れについて、コピー処理を例に挙げて、図13及び図14を参照しながら説明する。図13及び図14は、図12のMFPのプレビュー表示及び印刷処理を実行する手順の一例を説明するためのフロー図である。なお、コピー対象の原稿は片面印刷のものであるものとする。また、図9及び図10を用いて説明した図1のMFP1における処理と同じ部分については、同じ参照符号を付しその説明を適宜省略する。
MFP1´は、プレビュー表示が指示される(ステップS2)と、プレビュー表示にあたりその範囲を設定するか否かをユーザに問う表示画面を表示し、当該画面に対する操作結果に基づき、部分プレビュー表示を行うか否か、すなわち、プレビュー表示範囲を設定するか否かを判定する(ステップS31)。設定しない場合(NOの場合)は、通常のプレビュー表示を行い、設定する場合(YESの場合)は、プレビュー表示範囲設定画面(不図示)をタッチパネル10に表示し、プレビュー表示開始ページ及び終了ページを原稿ページで入力させ(ステップS32)、プレビュー表示範囲を設定させる。そして、読取開始の指示を受けると(ステップS33)、設定された範囲をプレビュー表示範囲記憶部19a´に記憶すると共に、ステップS6に移行する。
ステップS6において、ADF13aに原稿が載置されている場合(YESの場合)は、原稿全体の画像を読取部13で読み取る(ステップS34)。読み取って得られた画像データは、画像処理部16´で原稿画像処理を実行し、画像記憶部15に記憶する。
そして、プレビュー画像生成部16a´が、プレビュー表示範囲記憶部19a´を参照し、画像記憶部15に記憶されている画像データの中から、設定されたプレビュー表示範囲の画像データを抽出し、当該画像データに対し、出力条件記憶部19bを参照して、設定された出力条件に基づいて画像処理を実行してプレビュー画像を生成する(ステップS35)。
プレビュー画像の生成終了後、部分プレビュー表示を行い、当該部分プレビュー表示中は、ステップS11,S18の判定と、以下のステップS36の判定を繰り返し行う。
ステップS36では、例えば、出力条件の再設定画面に表示されるプレビュー表示範囲追加キーが押下されたか否か判定する。押下されていない場合(NOの場合)は、ステップS18へ進み、押下された場合(YESの場合)、すなわち、プレビュー表示範囲の追加指示を受けた場合、追加範囲の設定画面を表示して当該範囲を設定させた後、設定された追加範囲をプレビュー表示範囲記憶部19a´に記憶する(ステップS37)。そして、その後、ステップS35,S10を繰り返し、追加された範囲についてもプレビュー画像を生成し、部分プレビュー表示を再開する。
また、図6の部分プレビュー表示画面のGUI画像51のコピー開始キー63が押下された場合(ステップS18、YESの場合)は、原稿全体について、出力条件記憶部19bを参照し、印刷条件に基づく印刷用画像処理を画像処理部16´で実行し、記録部12がその印刷用画像処理後の画像データに基づき印刷することにより、原稿全体について印刷する(ステップS38)。
なお、MFP1´について、部分プレビュー表示開始後にユーザから出力指示を受けた場合に原稿の全体について出力する例で説明したが、同様に出力指示を受けた場合に、原稿のうち設定されたプレビュー表示範囲の部分の画像データのみを出力するようにしてもよい。
このように原稿のうち設定された範囲の部分のもののみを出力するには、図10のステップS18において、図6の部分プレビュー表示画面のGUI画像51のコピー開始キー63が押下されたと判定された場合(YES)に、ステップS38に代えて、例えば、プレビュー表示範囲記憶部19a´を参照し、画像記憶部15から原稿の画像データのうち印刷対象(すなわちプレビュー表示範囲のもの)を抽出し、当該画像データに対して、出力条件記憶部19bを参照し、印刷条件に基づく印刷用画像処理を画像処理部16´で実行するようにすればよい。
また、MFP1´においても、第1実施形態のものと同様に、部分プレビュー表示した部分の一部または全部について、原稿の他の部分の印刷条件とは異なる印刷条件にできるようにするとよい。
なお、以上では、第1及び第2実施形態の画像データ出力装置について、印刷出力の例で説明したが、出力形態はこれに限られず、電子ファイリング用の出力やFAX送信等の送信出力も行うことができる。
本発明の一実施形態に係る画像データ出力装置の構成例を示す概略ブロック図である。 図1のMFPにおけるタッチパネル及びキー操作部の一例を示す外観図である。 図1及び図2で説明したMFPの標準画面の例を示す図である。 図1及び図2で説明したMFPのプレビューを開始する際の原稿読取開始時に表示される画面の例を示す図である。 図1及び図2で説明したMFPの原稿読取範囲を設定する画面の例を示す図である。 図1及び図2で説明したMFPの部分プレビュー表示時に表示される画面の例を示す図である。 図1及び図2で説明したMFPの再設定画面の例を示す図である。 図1及び図2で説明したMFPの、追加読取を行うときに表示される画面の例を示す図である。 図1及び図2のMFPのプレビュー表示及び印刷処理を実行する手順の一例を説明するためのフロー図である。 図1及び図2のMFPのプレビュー表示及び印刷処理を実行する手順の一例を説明するためのフロー図である。 図1及び図2のMFPのプレビュー表示及び印刷処理を実行する手順の他の例を説明するためのフロー図である。 本発明の他の実施形態に係る画像データ出力装置の構成例を示す概略ブロック図である。 図12のMFPのプレビュー表示及び印刷処理を実行する手順の一例を説明するためのフロー図である。 図12のMFPのプレビュー表示及び印刷処理を実行する手順の一例を説明するためのフロー図である。
符号の説明
1,1´…MFP、10…タッチパネル、11…パネル制御部、12…記録部、13,13´…読取部、13a…自動原稿搬送部、14…フォーマット変換部、15…画像記憶部、16,16´…画像処理部、16a,16a´…プレビュー画像生成部、17…符号化/復号部、18…メイン制御部、19,19´…制御用メモリ、19a…読取範囲記憶部、19a´…プレビュー表示範囲記憶部、19b…出力条件記憶部、20…キー操作部、20a…スタートキー、20b…テンキー、21…LAN制御部、22…制御用バッファ、23…NCU、24…モデム、30…操作パネル。

Claims (6)

  1. 自動原稿搬送部により一枚ずつ搬送される原稿の画像を読み取る読取部と、該読み取った画像データを記憶する画像記憶部と、を備え、該画像記憶部に記憶の画像データに、設定された出力条件に基づく画像処理を実行し、表示部にプレビュー表示する画像データ出力装置であって、
    前記原稿の読み取り開始前に、プレビュー表示範囲を設定する設定部を備え、
    該設定部により前記プレビュー表示範囲が設定された場合、前記原稿のうち当該範囲についてのみ、前記読取部で画像を読み取って当該画像データを前記画像記憶部に記憶すると共に、前記出力条件に基づく画像処理を実行し、当該設定された範囲のみプレビュー表示可能な部分プレビュー表示を行い、
    該部分プレビュー表示開始後にユーザから出力指示を受けた場合には、前記原稿のうち前記設定された範囲以外の部分の画像を前記読取部で読み取り、このとき得られる画像データと、前記部分プレビュー表示の際に得られた画像データとを出力することにより、前記原稿の全体について出力することを特徴とする画像データ出力装置。
  2. 前記原稿の全体について出力する際に、当該原稿の画像と同一の順序で並ぶよう出力することを特徴とする請求項に記載の画像データ出力装置。
  3. 前記部分プレビュー表示開始後にユーザから出力指示を受けた場合には、一旦読み取った原稿を前記自動原稿搬送部の原稿載置台に再度載置するようユーザに報知することを特徴とする請求項またはに記載の画像データ出力装置。
  4. 前記部分プレビュー表示開始後にユーザから追加読取指示を受けた場合には、一旦読み取った原稿を前記自動原稿搬送部の原稿載置台に再度載置するようユーザに報知することを特徴とする請求項のいずれか1項に記載の画像データ出力装置。
  5. 前記部分プレビュー表示の際、プレビュー画像と共にプレビュー表示可能なページ番号を表示することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の画像データ出力装置。
  6. 前記画像データの出力は、前記画像データの印刷、ファイリング、又は送信であることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の画像データ出力装置。
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