JP5088625B2 - 車両のピラー構造 - Google Patents

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Description

本発明は、
アウタパネルとインナパネルの車両前方側の前側フランジ同士、及び、車両後方側の後側フランジ同士を重ね合わせて溶接接合し、内部にリンフォースを設けてある車両のピラー構造に関する。
従来、上記の車両のピラー構造では、インナパネルを上側インナパネル部と下側インナパネル部とに車両上下方向で分割してあり、上側インナパネル部と下側インナパネル部を連結する手段として、上側インナパネル部と下側インナパネル部の前側フランジ同士、及び後側フランジ同士を溶接接合してあるだけであった。
ところがこの手段ではピラーの閉じ断面が、前後のフランジ間の上側インナパネル部分と前後のフランジ間の下側インナパネル部分との分割部で途切れて連続せず、ピラーの剛性が弱くなりやすかった。
前記上側インナパネル部分や下側インナパネル部分に溶接ガンの挿通孔を形成して、上側インナパネル部分と下側インナパネル部分を溶接接合することも考えられるが、この手段によれば、上側インナパネル部分や下側インナパネル部分に溶接ガンの挿通孔を形成するために剛性を十分強くすることができない。
また、特許文献1に開示されているように、下部ピラーの上端部を上部ピラーの下端部に内包させ、互いに重なるアウタパネルの一側壁及びインナパネルの一側壁と、これらに対向し、互いに重なるアウタパネルの他側壁及びインナパネルの他側壁とにわたって貫通する複数のボルト挿通孔を形成し、下部ピラーの上端部と上部ピラーの下端部をボルトで連結する手段もある。
実公平6−22629号公報
しかしながら、特許文献1の手段によればボルトの締結力で下部ピラーの上端部と上部ピラーの下端部がピラー内部側に変形しないような特殊なボルトが必要であり(特許文献1の「実施例」参照)、そのために連結構造が複雑化するとともに、ボルトによる連結作業に手間がかかり、製作コストが高くなるという問題があった。そのうえ、下部ピラーの上端部と上部ピラーの下端部の連結強度を強くするには、下部ピラーの上端部全体と上部ピラーの下端部全体の肉厚を厚くしなければならず、ピラーの重量が増大するという問題もあった。
本発明は上記実状に鑑みて成されたもので、その目的は、剛性を強くすることができ、構造を簡素化することができ、製作コストを低廉化することができ、しかも軽量化を図ることができる車両のピラー構造を提供する点にある
本発明の特徴は、
アウタパネルとインナパネルの車両前方側の前側フランジ同士、及び、車両後方側の後側フランジ同士を重ね合わせて溶接接合し、内部にリンフォースを設けてある車両のピラー構造であって、
前記インナパネルを上側インナパネル部と下側インナパネル部とに車両上下方向で分割し、前記上側インナパネル部及び下側インナパネル部よりも厚肉のエクステンションを前記上側インナパネル部と下側インナパネル部の一方に設け、他方に前記エクステンションを締結部材で締め付け固定して前記上側インナパネル部と下側インナパネル部を連結してある点にある。(請求項1)
この構成によれば、上側インナパネル部及び下側インナパネル部よりも厚肉のエクステンションを上側インナパネル部と下側インナパネル部の一方に設け、他方にエクステンションを締結部材で締め付け固定して上側インナパネル部と下側インナパネル部を連結してあるから、上側インナパネル部と下側インナパネル部の連結部でピラーの閉じ断面を連続させることができる。また、締結部材による上記の締め付け固定でピラーがピラー内部側に変形することがないことから、特殊な構造の締結部材を用いなくてもよく、締結部材の構造及び連結構造を簡素化することができ、締結作業を簡単化することができる。
しかもピラーの最も車内側となるインナパネルを上下に連続させることができるから、閉じ断面の連結剛性をより強くすることができる。そして、エクステンションは上側インナパネル部及び下側インナパネル部よりも厚肉であるから、連結強度をより強くすることができる。その結果、連結強度を強くする手段としてインナパネル全体の肉厚を厚くしなくても済み、ピラーを軽量化することができるとともに、材料に要するコストを低廉化することができる。(請求項1)
本発明において、
前記下側インナパネル部はダッシュサイドパネルであり、
前記エクステンションを前記ダッシュサイドパネルの上端部に重ね合わせるとともに溶接接合して、前記エクステンションの締め付け固定部を前記ダッシュサイドパネルの上端部から前記上側インナパネル部側に突出させ、
前記エクステンションの締め付け固定部を前記上側インナパネル部の下端部に車内側から重ね合わせ、前記締結部材で締め付け固定して車両のフロントピラーを構成してあると、次の作用を奏することができる。(請求項2)
車両のフロントピラーにおいて請求項1の構成による上記作用と同一の作用を奏することができる。そして、エクステンションの締め付け固定部を上側インナパネル部の下端部に車内側から重ね合わせ、締結部材で締め付け固定してあるから、エクステンションの上端部をフロントピラーの閉じ断面内に挿入する必要がなくなって組み付け性を向上させることができる。(請求項2)
本発明において、
ダッシュパネルの上側のカウルボックスを形成するカウルパネルの車幅方向一端部のフランジと、前記ダッシュサイドパネルに設けた被溶接接合部と、前記カウルパネルの車幅方向一端部側に延出した前記エクステンションの延出端部とを車幅方向で重ね合わせて一体に溶接接合してあると、ダッシュサイドパネルの剛性の強い箇所にエクステンションを溶接接合することになり、カウルボックスとピラーの連結強度を強くすることができるとともに、ダッシュサイドパネルを補強することができる。その結果、車両前方側から伝わる荷重をピラーに、又はピラーからの荷重をカウルボックスに確実に伝えることができて車体の変形を抑制することができる。(請求項3)
本発明において、
前記カウルパネルの車幅方向一端部のフランジは、前記カウルボックスの上壁を形成するカウルトップパネルの車幅方向一端部の第1フランジ部と、前記カウルボックスの後壁を形成するカウルアッパーパネルの車幅方向一端部の第2フランジ部とから成り、
前記エクステンションの延出端部を前記ダッシュサイドパネルの被溶接接合部に車外側から重ね合わせてあると、次の作用を奏することができる。(請求項4)
前記カウルボックスの上壁を形成するカウルトップパネルの車幅方向一端部の第1フランジ部と、前記カウルボックスの後壁を形成するカウルアッパーパネルの車幅方向一端部の第2フランジ部とは、カウルボックスの他の部分よりも上側インナパネル部に近い位置にあり、これらの第1フランジ部と第2フランジ部にエクステンションの延出端部を重ね合わせるから、エクステンションの延出長さが短くて済みエクステンションを小型化・軽量化することができる。(請求項4)
本発明において、
前記第1フランジ部は車両前方側ほど上側に位置するように傾斜し、
前記第2フランジ部は垂直又はほぼ垂直に位置していると、次の作用を奏することができる。(請求項5)
車両側面視で第1フランジ部と第2フランジ部の一方が他方に対して屈曲しており、これらが車両側面視で一直線状に並んでいる構造に比べて、ダッシュサイドパネルに対する第1フランジ部と第2フランジ部の溶接接合強度が強くなっている。このような箇所にエクステンションの延出端部を重ね合わせて溶接接合するから、請求項3の構成による上記作用効果をより得やすくすることができる。(請求項5)
本発明において、
車両側面視で前記エクステンションを前記上側インナパネル部の長手方向に沿う方向に長く形成するとともに、前記エクステンションの長手方向で前記カウルパネルの車幅方向一端部に近い側ほど幅広に形成し、
前記エクステンションの幅方向の中間部に前記エクステンションの長手方向に沿った屈曲部を形成してあると、エクステンションの剛性をより強くすることができ、これにより、エクステンションを小型化・軽量化することができる。(請求項6)
本発明において、
前記エクステンションの幅方向の中間部を前記ダッシュサイドパネルとは反対側に断面円弧状に膨出させて前記屈曲部を形成してあると、屈曲部の一部分に力が集中することを回避することができて、エクステンションの耐久性を向上させることができる。(請求項7)
本発明において、
前記エクステンションの延出端部のうち、前記エクステンションの幅方向で前記屈曲部を挟んで位置する一対の延出端部部分を前記ダッシュサイドパネルの被溶接接合部に溶接接合し、
前記ダッシュサイドパネルの分割端部に重なり、かつ、前記エクステンションの幅方向で前記屈曲部を挟んで位置する一対のエクステンション部分を前記ダッシュサイドパネルの分割端部に溶接接合してあると、次の作用を奏することができる。(請求項8)
前記一対の延出端部部分と一対のエクステンション部分とが、剛性の強い屈曲部をそれぞれ挟んで位置しており、しかも、一対の延出端部部分と一対のエクステンション部分とがエクステンションの長手方向で離れて位置しているから、ダッシュサイドパネルに対するエクステンションの溶接接合強度をより強くすることができる。(請求項8)
本発明において、
前記締結部材は、カーテンエアバッグの展開時の位置決めをするテザーを固定するための締結ボルトであり、前記テザーの一端部に接続した取付け板と前記エクステンションと前記上側インナパネル部の下端部とを重ね合わせてこれらを前記締結ボルトで締め付け固定してあると、次の作用を奏することができる。(請求項9)
締結ボルトを新たに設ける必要がなくて部品点数を少なくすることができるとともに、軽量化を図ることができる。またテザーの一端部に接続した取付け板を剛性のあるエクステンションに締め付け固定するから、カーテンエアバッグの展開時の位置を安定させることができる。(請求項9)
本発明によれば、
剛性を強くすることができ、構造を簡素化することができ、製作コストを低廉化することができ、しかも軽量化を図ることができる車両のピラー構造を提供することができた。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図5に自動車のフロントピラー構造を示してある。
図1は車体右側のリンフォース20を車内側から見た図、
図2は車体右側のリンフォース20とアウタパネル30を接合して構成したサイドボディ53を車内側から見た図、
図3は車体左側のダッシュサイドパネル12とダッシュパネル1とカウルボックス2を接合して構成したアンダーボディ54を示す図、
図4は車体右側のフロントピラー100を車内側から見た斜視図、
図5(a)は図2のA−A断面図、図5(b)は図2のB−B断面図、図5(c)は図2のC−C断面図である。
[フロントピラー100の周りの車体前部構造]
図3に示すように、前記ダッシュパネル1は車体前部のエンジンルームと車室内を仕切っており、このダッシュパネル1の上端部にカウルボックス2を設けてある。カウルボックス2を形成するカウルパネル3は、ダッシュパネル1の上端部に溶接接合された上側開放コの字状のカウルアッパーパネル4と、カウルボックス2の上壁を形成するカウルトップパネル5とを備えている。
前記カウルトップパネル5はカウルボックス2の後壁を形成するカウルアッパーパネル部分4Aの上端部から車両前上方に向かって延びている。図11に示すように、カウルトップパネル5の車幅方向Wの端部にはカウルトップエクステンション5aを設けてあり、このカウルトップエクステンション5aに形成したフランジ5Fと、カウルアッパーパネル4の車幅方向Wの端部に形成したフランジ4Fとを車内側W1(車幅方向内側)から後述のダッシュサイドパネル12に重ね合わせて溶接接合してある。カウルトップエクステンション5aに形成したフランジ5Fとカウルアッパーパネル4のフランジ4Fとでカウルパネル3の車幅方向一端部のフランジ3Fを構成している。
[フロントピラー100の構造]
図4,図5(a),図9,図11に示すように、アウタパネル30の前側フランジ30F1とインナパネル10の前側フランジ10F1でリンフォース20の前側フランジ20F1を挟み込んでこれらを一体に溶接接合し、アウタパネル30の後側フランジ30F2とインナパネル10の後側フランジ10F2でリンフォース20の後側フランジ20F2を挟み込んでこれらを一体に溶接接合してある。
つまり、アウタパネル30とインナパネル10の車両前方側Frの前側フランジ同士30F1,10F1、及び、車両後方側の後側フランジ30F2,10F2同士を重ね合わせて溶接接合し、内部にリンフォース20を設けて閉じ断面形状のフロントピラー100を構成してある。車両の左右のフロントピラー100は対称(車体の左右中心に対して対称)な形状である。
このフロントピラー100の上端部はルーフサイドレール部7に接合し、下端部はサイドシル8に接合している(図1〜図3参照)。ルーフサイドレール部7には折り畳まれた状態のカーテンエアバッグを収納してある。カーテンエアバッグは車両に衝撃荷重が作用した時に気体を注入されてルーフサイドレール部7から下方に瞬時に展開し、サイドウィンドウのほぼ全面を覆って乗員の頭部や頚部を保護する。
次に、前記フロントピラー100を構成するアウタパネル30・インナパネル10・リンフォース20の構造について説明し、その後にこれらの接合手順について説明する。
[アウタパネル30の構造]
アウタパネル30は車外側W2(車幅方向外側)に位置する部品であり、フロントピラー部では図5(a)〜図5(c),図9,図11に示すように、車両前方側Frの前側フランジ30F1と後側フランジ30F2との間に車外側W2に膨出する膨出部30Bを備え、車両側面視でリンフォース20とインナパネル10に対応した形状に形成されている。
[リンフォース20の構造]
図1,図2,図5(a)〜図5(c)に示すように前記リンフォース20は、車両前方側Frの前側フランジ20F1と車両後方側の後側フランジ20F2との間に車外側W2に膨出する膨出部20Bを備えている。このリンフォース20を、後ろ上がりに傾斜した上側リンフォース部21と上下方向Zに沿う下側リンフォース部22とに車両上下方向Zで2分割し、上側リンフォース部21と下側リンフォース部22の分割端部21T,22T同士を車幅方向Wで重ね合わせて溶接接合してある。この溶接接合位置は後述する上側インナパネル部11の車外側に位置し、フロントピラー100の剛性の急変を緩和している。なお、この溶接接合は上側インナパネル部11の溶接接合前に行われるので、上側インナパネル部11がこの溶接接合の邪魔にならない。
リンフォース20の前側フランジ20F1は上側リンフォース部21の前側フランジ21F1(図5(a)参照)と下側リンフォース部22の前側フランジ22F1(図5(b)参照)とから成り、リンフォース20の後側フランジ20F2は上側リンフォース部21の後側フランジ21F2(図5(a)参照)と下側リンフォース部22の後側フランジ22F2(図5(b)参照)とから成る。また、リンフォース20の膨出部20Bは上側リンフォース部21の膨出部21B(図5(a)参照)と下側リンフォース部22の膨出部22B(図5(b)参照)から成る。
図1に示すように、上側リンフォース部21の分割ラインを形成する分割端縁21Eと、下側リンフォース部22の分割ラインを形成する分割端縁22Eとは、車両上下方向Zでカウルボックス2(図3参照)よりも上側Z1(少し上側Z1)に位置している。両分割端縁21E,22Eは上側リンフォース部21の長手方向に沿う方向で位置ずれしており、下側リンフォース部22の分割端縁22Eが上側リンフォース部21の分割端縁21Eよりも斜め後ろ上方側に位置している。
上側リンフォース部21は車内側W1から見て斜め後ろ上方に向かう前半部と、車両後方側に向かう後半部とから成り、前半部に対して後半部が屈曲している。また、下側リンフォース部22は車両側面視で(車内側から見て)ダッシュサイドパネル12に対応した幅広形状に形成されて車両上下方向Zに延びている。図5(a)に示すように、上側リンフォース部21の膨出部21Bは車幅方向W外側に断面「く」の字状に膨出し、図5(b),図5(c)に示すように下側リンフォース部22の膨出部22Bは車幅方向W外側に断面コの字状に膨出している。
[インナパネル10の構造]
図1〜図3,図5(a),図9に示すようにインナパネル10は、車両前方側Frの前側フランジ10F1と車両後方側の後側フランジ10F2との間に車内側W1に膨出する膨出部10Bを備えている。このインナパネル10を、後ろ上がりに傾斜した上側インナパネル部11と、上下方向Zに沿うダッシュサイドパネル12(下側インナパネル部12に相当,図6,図7参照)とに車両上下方向Zで2分割してある。
図1,図2に示すように上側インナパネル部11の分割ラインを形成する分割端縁11Eは後ろ下がりに傾斜しており、車両上下方向Zでカウルボックス2よりも上側Z1(少し上側Z1)で、かつ、上側リンフォース部21の分割端縁21Eよりも下側(前下方側)に位置している。図3,図6に示すように、前記ダッシュサイドパネル12は側面視で上半部が幅広に下半部が幅狭に形成された縦に長いパネルであり、ダッシュパネル1の左右の側部に溶接接合されている。
インナパネル10の前側フランジ10F1は上側インナパネル部11の前側フランジ11F1(図5(a)参照)とダッシュサイドパネル12の前側フランジ12F1(図3,図6参照)とから成り、インナパネル10の後側フランジ10F2は上側インナパネル部11の後側フランジ11F2(図5(a)参照)とダッシュサイドパネル12の後側フランジ12F2(図3,図6参照)とから成る。また、インナパネル10の膨出部10Bは上側インナパネル部11の膨出部11B(図5(a)参照)とダッシュサイドパネル12の膨出部12Bから成る。
[上側インナパネル部11とダッシュサイドパネル12との連結構造]
図3,図4,図6,図9〜図11に示すように、ダッシュサイドパネル12の上端部にダッシュサイドエクステンション13を溶接固定し、このダッシュサイドエクステンション13を上側インナパネル部11に締結ボルトB(締結部材に相当)で締め付け固定して上側インナパネル部11とダッシュサイドパネル12を連結してある。
すなわち、ダッシュサイドエクステンション13をダッシュサイドパネル12の上端部に車外側W2から重ね合わせるとともに溶接接合して、ダッシュサイドエクステンション13の締め付け固定部14をダッシュサイドパネル12の上端部から上側インナパネル部11側(斜め後ろ上方側)に突出させ、締め付け固定部14を上側インナパネル部11の下端部11Kに車内側W1から重ね合わせて単一の締結ボルトB(締結部材に相当)で締め付け固定してある。この固定部は、上側リンフォース部21と下側リンフォース部22の溶接接合位置よりも下方に配置してある。詳細には、上側インナパネル部11の下端部11Kよりも下側に配置され、フロントピラー100の剛性の急変を緩和している。つまり、上側リンフォース部21と下側リンフォース部22の溶接接合位置とピラーの長手方向でずらした位置で、締結ボルトBにて締め付け固定している。なお、締結ボルトBによる締め付け固定は、上側インナパネル部11の膨出部11Bに位置し、フロントピラー100の断面の剛性に対して有効な位置となっている。
前記締め付け固定部14と上側インナパネル部11の下端部11Kには、締結ボルトBを挿通させる1個のボルト挿通孔14Hをそれぞれ形成してあり、上側インナパネル部11の下端部11Kの車外側W2(車幅方向W外側)の面には、締結ボルトBを螺合させるナットNを溶接固着してある。締め付け固定部14の上端部の外周縁14Gは円弧状に形成されている。
上側インナパネル部11とダッシュサイドパネル12との連結構造についてさらに詳しく説明すると、図3に示すように、カウルパネル3の車幅方向一端部のフランジ3Fと、ダッシュサイドパネル12に設けた被溶接接合部12W(図11参照)と、カウルパネル3の車幅方向一端部側に延出したダッシュサイドエクステンション13の延出端部15とを車幅方向Wで重ね合わせて一体に溶接接合してある。
前記カウルパネル3の車幅方向一端部のフランジ3F(ダッシュサイドエクステンション13の延出端部15等に車幅方向Wで重ね合わせられるフランジ3F)は、カウルトップエクステンション5aに形成したフランジ5F(第1フランジ部に相当)と、カウルボックス2の後壁を形成するカウルアッパーパネル部分4Aの車幅方向一端部側のフランジ4F(第2フランジ部に相当)とから成る。カウルトップエクステンション5aのフランジ5Fは車両前方側Frほど上側Z1に位置するように傾斜し、カウルアッパーパネル部分4Aのフランジ4Fは垂直(ほぼ垂直であってもよい)に位置している。そして、ダッシュサイドエクステンション13の延出端部15をダッシュサイドパネル12の被溶接接合部12Wに車外側W2から重ね合わせて溶接接合してある。
[ダッシュサイドエクステンション13の構造]
ダッシュサイドエクステンション13は上側インナパネル部11及びダッシュサイドパネル12よりも厚肉の金属板から成る。図3,図8(a)〜図8(c)に示すように、このダッシュサイドエクステンション13を車両側面視で(車内側W1から見て)上側インナパネル部11の長手方向11Nに沿う方向に長く形成して後ろ上がりに傾斜した形状に形成するとともに、ダッシュサイドエクステンション13の長手方向13Nでカウルパネル3の車幅方向一端部に近い側(前下方側)ほど幅広に形成してある。
また、ダッシュサイドエクステンション13の幅方向13Hの中間部にダッシュサイドエクステンション13の長手方向13Nに沿った屈曲部16を前記長手方向の全長にわたって形成し、ダッシュサイドエクステンション13の幅方向13Hの中間部をダッシュサイドパネル12とは反対側に断面円弧状に膨出させて前記屈曲部16を形成してある。屈曲部16は、幅方向13Hの断面にてクランク状に形成され、ダッシュサイドエクステンション13の剛性を向上させている。また、断面円弧状に膨出は、屈曲部16に沿って形成され、屈曲部16とともに長手方向13Nに沿ったビードを構成しダッシュサイドエクステンション13の剛性を向上させている。
そして図8(b),図11に示すように、ダッシュサイドエクステンション13の延出端部15のうち、ダッシュサイドパネルエクステンション13の幅方向13Hで屈曲部16を挟んで位置する一対の延出端部部分15Aをダッシュサイドパネル12の被溶接接合部12Wに溶接接合し、ダッシュサイドパネル12の上端部のうちの分割端部12T(図3参照)に重なり、かつ、ダッシュサイドエクステンション13の幅方向13Hで屈曲部16を挟んで位置する一対のエクステンション部分17をダッシュサイドパネル12の分割端部12Tに溶接接合してある。
図7に示すように、ダッシュサイドエクステンション13の上端部を上方側ほど車内側W1に位置するように傾斜させてある。
次にフロントピラー100の組み立ての手順について説明する。
[フロントピラー100の組み立て手順]
(1) 上側リンフォース部21と下側リンフォース部22の分割端部21T,22T同士を車幅方向Wで重ね合わせてスポット溶接し、下側リンフォース部22の下端部をサイドシル8にスポット溶接する(図1参照)。
(2) 上側リンフォース部21と下側リンフォース部22とから成るリンフォース20の前側フランジ20F1と後側フランジ20F2に、上側インナパネル部11の前側フランジ11F1と後側フランジ11F2を各別にスポット溶接して閉じ断面を形成する(図1,図5(a)参照)。
(3) リンフォース20にアウタパネル30をスポット溶接してサイドボディ53を部組みする(図2参照)。
(4) ダッシュサイドエクステンション13をダッシュサイドパネル12の上端部に重ね合わせてスポット溶接する(図6,図7参照)。
(5) 図3に示すように、ダッシュサイドパネル12をアンダーボディ54として組み立てる。
すなわち、ダッシュサイドパネル12の前部をダッシュパネル1の車幅方向Wの端部に形成したフランジに重ね合わせてスポット溶接し、ダッシュサイドパネル12の上部をカウルアッパーパネル4とカウルトップパネル5との車幅方向Wの端部のフランジ4F,5Fにスポット溶接し、ダッシュサイドパネル12の下端部をサイドシルインナパネルに重ね合わせてスポット溶接する。
このときに、前記カウルトップエクステンション5aのフランジ5Fとダッシュサイドパネル12の被溶接接合部12Wとダッシュサイドエクステンション13の延出端部15とを重ね合わせて溶接接合し(図3における符号61Aが溶接接合部(2箇所)である)、さらに、カウルアッパーパネル部分4Aのフランジ4Fとダッシュサイドパネル12の被溶接接合部12Wとダッシュサイドエクステンション13の延出端部15とを重ね合わせて溶接接合する(図3における符号61Bが溶接接合部(1箇所)である。溶接接合部61Bが複数であってもよい)。
(6) サイドボディ53とアンダーボディ54の周縁部にそれぞれ形成したフランジ同士をスポット溶接してサイドボディ53とアンダーボディ54を接合する。
サイドボディ53・アンダーボディ54とは車体作製上の部組構成を表現したものである。つまり、車体の製造上、サイドボディ53(車体の左右部分)、アンダーボディ54(車体の床周りとエンジンルーム部分)、ルーフ部(屋根部分)に分割して各部を別々に組み立て、組み上がった各部を接合して車体を構成する方法を採っており、サイドボディ53側の部品は予めサイドボディ53の部分として組み立て、アンダーボディ54側の部品は予めアンダーボディ54の部分として組み立て、その後、それらを互いに接合して車体構造としている。
(7) 図4に示すように、ダッシュサイドエクステンション13の締め付け固定部14を上側インナパネル部11の下端部11Kに車内側W1から重ね合わせてこれらを締結ボルトBで締め付け固定する。これにより、ダッシュサイドパネル12とリンフォース20の間にも閉じ断面が形成される。そしてフロントピラー100の閉じ断面が上下方向に連続する。
[別実施形態]
(1) 図12に示すように、前記締結ボルトBを、前記カーテンエアバッグ(図示せず)の展開時の位置決めをするテザー51を固定するためのボルトBで構成し、テザー51の一端部に接続した取付け板52とダッシュサイドエクステンション13の締め付け固定部14と上側インナパネル部11の下端部11Kとを重ね合わせてこれら三者を締結ボルトBで締め付け固定してあってもよい。この場合、テザー51の引っ張り方向がダッシュサイドエクステンション13の配置方向と略合致し、効率よくテザー51からの力を受けることが可能となって、カーテンエアバッグの展開および展開状態の維持がより確実となる。
(2) 前記ダッシュサイドエクステンション13を上側インナパネル部11に設け、ダッシュサイドパネル12(下側インナパネル部12)にダッシュサイドエクステンション13を締結ボルトBで締め付け固定してあってもよい。
(3) 前記フロントピラー100の中空部に衝撃吸収材を収容してあってもよい。衝撃吸収材は例えば樹脂材で形成することができる。
車体右側のリンフォースを車内側から見た図 車体右側のリンフォースとアウタパネルを接合して構成したサイドボディを車内側から見た図 車体左側のダッシュサイドパネルとダッシュパネルとカウルボックスを接合して構成したアンダーボディを車外側から見た図 車体右側のフロントピラーを車内側から見た斜視図 (a)は図2のA−A断面図(b)は図2のB−B断面図(c)は図2のC−C断面図 車体右側のダッシュサイドパネルとダッシュサイドエクステンションを車内側から見た図 車体右側のダッシュサイドパネルを車両前方側から見た図 (a)は図8(b)のA−A断面図、(b)はエクステンション(ダッシュサイドエクステンション)を車内側から見た図(c)は図8(b)のB−B断面図 図4のA−A断面図 図4のB−B断面図 図4のE−E断面図 別実施形態を示す図であり、車体右側のフロントピラーを車内側から見た斜視図
符号の説明
1 ダッシュパネル
2 カウルボックス
3 カウルパネル
3F カウルパネルの車幅方向一端部のフランジ
4 カウルアッパーパネル
4F 第2フランジ部(カウルアッパーパネルの車幅方向一端部側のフランジ)
5 カウルトップパネル
5F 第1フランジ部(カウルトップエクステンションのフランジ)
10 インナパネル
10F1 前側フランジ(インナパネルの前側フランジ)
10F2 後側フランジ(インナパネルの後側フランジ)
11 上側インナパネル部
11N 上側インナパネル部の長手方向
12 下側インナパネル部(ダッシュサイドパネル)
12T 分割端部
12W 被溶接接合部
13 エクステンション(ダッシュサイドエクステンション)
13H エクステンションの幅方向
13N エクステンションの長手方向
14 エクステンションの締め付け固定部
15 エクステンションの延出端部
15A 延出端部部分
16 屈曲部
17 エクステンション部分
20 リンフォース
30 アウタパネル
30F1 前側フランジ(アウタパネルの前側フランジ)
30F2 後側フランジ(アウタパネルの後側フランジ)
52 取付け板
B 締結部材(締結ボルト)
Fr 車両前方側
W 車幅方向
W1 車内側(車幅方向内側)
W2 車外側(車幅方向外側)
Z 車両上下方向
Z1 上側

Claims (9)

  1. アウタパネルとインナパネルの車両前方側の前側フランジ同士、及び、車両後方側の後側フランジ同士を重ね合わせて溶接接合し、内部にリンフォースを設けてある車両のピラー構造であって、
    前記インナパネルを上側インナパネル部と下側インナパネル部とに車両上下方向で分割し、前記上側インナパネル部及び下側インナパネル部よりも厚肉のエクステンションを前記上側インナパネル部と下側インナパネル部の一方に設け、他方に前記エクステンションを締結部材で締め付け固定して前記上側インナパネル部と下側インナパネル部を連結してある車両のピラー構造。
  2. 前記下側インナパネル部はダッシュサイドパネルであり、
    前記エクステンションを前記ダッシュサイドパネルの上端部に重ね合わせるとともに溶接接合して、前記エクステンションの締め付け固定部を前記ダッシュサイドパネルの上端部から前記上側インナパネル部側に突出させ、
    前記エクステンションの締め付け固定部を前記上側インナパネル部の下端部に車内側から重ね合わせ、前記締結部材で締め付け固定して車両のフロントピラーを構成してある請求項1記載の車両のピラー構造。
  3. ダッシュパネルの上側のカウルボックスを形成するカウルパネルの車幅方向一端部のフランジと、前記ダッシュサイドパネルに設けた被溶接接合部と、前記カウルパネルの車幅方向一端部側に延出した前記エクステンションの延出端部とを車幅方向で重ね合わせて一体に溶接接合してある請求項2記載の車両のピラー構造。
  4. 前記カウルパネルの車幅方向一端部のフランジは、前記カウルボックスの上壁を形成するカウルトップパネルの車幅方向一端部の第1フランジ部と、前記カウルボックスの後壁を形成するカウルアッパーパネルの車幅方向一端部の第2フランジ部とから成り、
    前記エクステンションの延出端部を前記ダッシュサイドパネルの被溶接接合部に車外側から重ね合わせてある請求項3記載の車両のピラー構造。
  5. 前記第1フランジ部は車両前方側ほど上側に位置するように傾斜し、
    前記第2フランジ部は垂直又はほぼ垂直に位置している請求項4記載の車両のピラー構造。
  6. 車両側面視で前記エクステンションを前記上側インナパネル部の長手方向に沿う方向に長く形成するとともに、前記エクステンションの長手方向で前記カウルパネルの車幅方向一端部に近い側ほど幅広に形成し、
    前記エクステンションの幅方向の中間部に前記エクステンションの長手方向に沿った屈曲部を形成してある請求項3〜5のいずれか一つに記載の車両のピラー構造。
  7. 前記エクステンションの幅方向の中間部を前記ダッシュサイドパネルとは反対側に断面円弧状に膨出させて前記屈曲部を形成してある請求項6記載の車両のピラー構造。
  8. 前記エクステンションの延出端部のうち、前記エクステンションの幅方向で前記屈曲部を挟んで位置する一対の延出端部部分を前記ダッシュサイドパネルの被溶接接合部に溶接接合し、
    前記ダッシュサイドパネルの分割端部に重なり、かつ、前記エクステンションの幅方向で前記屈曲部を挟んで位置する一対のエクステンション部分を前記ダッシュサイドパネルの分割端部に溶接接合してある請求項6又は7記載の車両のピラー構造。
  9. 前記締結部材は、カーテンエアバッグの展開時の位置決めをするテザーを固定するための締結ボルトであり、前記テザーの一端部に接続した取付け板と前記エクステンションと前記上側インナパネル部の下端部とを重ね合わせてこれらを前記締結ボルトで締め付け固定してある請求項2〜8のいずれか一つに記載の車両のピラー構造。
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