JP5087755B2 - 透明カード - Google Patents
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Description
従って、本発明の利用分野は、キャッシュカード、クレジットカード等のカードの製造または使用等の分野に関する。
例えば、ATM(現金自動預け払い機)にカードを挿入すると、ATMは、カードの先端を検知してカードが挿入されたことを検知し、磁気記録部の読み取りを開始する。
当該領域は、JISX6305に規定されていて、札入れサイズカード(幅85.4mm、高さ53.98mm、厚み0.76mmのID−1型)において、カード上部端縁から21.0mmの領域と、カード下部端縁から10.0mmの領域とされている。
また、試験装置としては、波長が900nmまでの感度をもつ光透過濃度計が指定されている。
ただし、外部読み取り装置によっては、上記光透過度規制領域以外の位置で赤外線センサーを使用してカードを検知している場合がある。この場合には、カードの全面が赤外線吸収特性を有する必要がある。
例えば、特許文献1は、「透明カード」に関するが、フタロシアニン系化合物、アントラキノン系化合物、ポリメチン系化合物、シアニン系化合物、アミニウム系化合物、ジイモニウム系化合物等の光吸収材料をカード基材に、単独または混合使用して、波長550nm以上、1000nm以下の光を吸収する透明カードを提案している。
しかし、赤外線吸収剤や光吸収剤はそれ自身が濃色であるものが多く、これら吸収剤を混入したカードは色がついた半透明カードのようになってしまい、カード全面が目視で透明度の高い透明カードの製造は困難である。また、カード基材に赤外線吸収剤を練り込みする場合は、あらかじめ大量の基材を製造しておくことが必要であって、小ロットの対応が困難である。
特許文献3は、本願出願人による先出願であるが、波長800nm〜1050nmに最大吸収域を有する赤外線吸収剤を使用した印刷インキを用いた透明カードであって、当該印刷インキには2種の赤外線吸収剤を混合して使用することを提案している。特許文献3は、具体的な赤外線吸収剤として、ビスチオベンジルニッケルやフタロシアニン化合物を挙げている。しかし、これによるカードも赤外線吸収剤インキ印刷部の透明感が十分でない問題がある。
すなわち、視覚で認識し易い可視光領域の透過率を高くし、かつ、JISX6305が規定するカードの光透過性測定領域において、1000nm超の赤外線をも遮断して十分な濃度が得られることを課題としてなされた発明である。
本発明の透明カードは、赤外線吸収剤含有印刷インキの塗工部が、オーバーシートとコアシートの間に設けられているので、カードの使用中において塗工部が磨耗し、赤外線吸収効果が次第に減少することがない。
請求項1、請求項3記載の発明の透明カードように、赤外線吸収剤含有印刷インキを全面に塗工した場合であっても従来のカードにない十分な視覚透明感が得られる。
図1は、本発明の透明カードの第1実施形態の層構成を示す図、図2は、同第2実施形態の層構成を示す図、図3は、第3実施形態の層構成を示す図、図4は、第4実施形態の層構成を示す図、図5は、第2実施形態の透明カードの平面図、図6は、各赤外線吸収インキの分光透過率曲線を示す図、図7は、本発明の透明カードの分光透過率を測定したチャート、図8は、赤外線吸収剤添加量の変化による「Aインキ」の分光透過率を測定したチャート、図9は、赤外線吸収剤添加量の変化による「Bインキ」の分光透過率を測定したチャート、図10は、「Aインキ」と「Bインキ」重ね刷りの分光透過率を測定したチャート、図11は、従来の透明カードの分光透過率を測定したチャート、である。
なお、図1(A)はカード基材を熱圧プレスする前の状態、図1(B)はプレス後の状態を示している。図2(A)、(B)も同様の関係である。図3、図4は、プレス後の状態のみを図示している。
また、透明コアシートは2枚を用いる状態を図示しているが、2枚の合計厚みに相当する単層のシートであってもよい。カードの表裏の印刷(赤外以外の通常の印刷)を表裏分けて印刷する方が、工程上利点がある場合は、コアシートを2枚使用する場合が多い。
なお、透明コアシート、透明オーバーシートとは、透明性の高い樹脂シートをいう。
オーバーシート13,14には、磁気テープ5,6が転写されているが、双方の磁気テープを設けることは必須ではない。また、磁気テープの全くないものも本願発明の範囲に含まれるものである。
カード基体材料が自己融着性の場合は、熱圧プレスにより接着するが、自己融着性ではない材料、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)等の場合は接着剤や接着テープを併用して接着させる。したがって、赤外線吸収剤入りインキの「Aインキ」や「Bインキ」の場合も熱融着性について考慮する必要がある。
光透過性測定領域ではないカードの中央領域は測定されないので、透明であるためには印刷を設けず基材の透明状態のままにしておけば良いが、絵柄の連続性のために当該中央領域にかけて透明赤外線遮光パターンを印刷するものであってもよい。
領域A1と領域A2に挟まれた中間域は光透過度規制区域外であるが、エンボス情報が打刻されたり、ICモジュールが実装されたり、シグネチュアパネルが形成される領域であるため、これらの要素が全部取り入れられた場合、透明領域が浸食されてしまう。
領域A1と領域A2は、かなり、広い面積なので、当該域の全体を白インキ等で印刷すると透明カードとは言えなくなってしまう問題がある。
帯状に斜線を付した部分は表面側の磁気テープ5が埋設される部分であり、埋設位置が規定されている。図1のように、カードの裏面にも磁気テープ6を入れる場合がある。
透明カード1は磁気カードにかぎらず、ICモジュール接触端子4を有するICカードであってもよい。また、カード基体内に埋設したアンテナコイルをさらに有する接触・非接触両用ICカードであってもよい。
第1実施形態のように、カードの全面に塗工する場合の利点は、カードの印刷デザインにとらわれず、あらかじめ塗工済みの透明カード基体を準備しておけることである。逆にやや問題となる点は、カードの裏面から観察した場合に赤外遮光層(「Aインキ」、「Bインキ」の層)を透過または反射した光が淡い黄緑色に着色して見えることである。
第2実施形態のように、部分的に塗工する場合は、黄緑色の着色問題は目立たないが、品目毎に異なる塗工工程が行うことが必要になる。
すなわち第3実施形態は、図3のように透明コアシート11のオーバーシート積層側の1の面に「Aインキ」と「Bインキ」とが、全面に重ねて塗工されている。「Aインキ」と「Bインキ」は、いずれが、透明コアシート11側であっても構わない。
また、第4実施形態は、図4のように、透明コアシート11のオーバーシート積層側の1の面に「Aインキ」と「Bインキ」とが、部分的に重ねて塗工されている。この塗工域は前記のようにJISX6305が規定するカードの光透過性測定領域である。「Aインキ」と「Bインキ」は、いずれが、透明コアシート11側であっても構わない。
また、赤外線吸収剤を基材に練り込むのは、一般に基材を大量に準備する必要があるが、本発明の透明カードでは、受注量に応じて任意の基材に必要に応じて必要な量を塗工して使用できる利便性がある。
図6には、「Aインキ」と「Bインキ」の分光透過率曲線が示されているが、参考のため、従来使用している「Cインキ」の分光透過率曲線も図示されている。いずれも、後述の実施例と同一の条件で、シルクスクリーン印刷用インキにインキ化し、コアシートに印刷後、コアシート、オーバーシートを熱圧プレスして一体化し、透明カード化した後の状態での測定である。測定は、株式会社島津製作所製の分光光度計によるものである。なお、カード基材による吸収はないものと考えてよい。
「Bインキ」は、日本カーリット株式会社製の赤外線吸収剤「CIR−1085」(インモニウム(immonium)塩)をビニル系樹脂と溶剤中に、3.0%(質量比)添加してシルクスクリーン印刷用インキにインキ化したものである。「Bインキ」は、曲線Bの分光透過率曲線を示し、最大吸収波長域は、1000nm以上の波長領域に認められるが、どの点が最大吸収波長であるかは明瞭ではない。
「Cインキ」は、山本化成株式会社製の赤外線吸収剤「YKR−3080」(フタロシアニン系化合物)をビニル系樹脂と溶剤中に、8.0%(質量比)添加してシルクスクリーン印刷用インキにインキ化したものである。「Cインキ」は、曲線Cの分光透過率曲線を示し、最大吸収波長域は、1000nm〜1050nmの範囲に認められる。
前記した特許文献3の出願では、「Aインキ」と「Cインキ」を混合使用していたが、やはり1050nmを超えると透過率が高くなり、この領域に検知波長を有する赤外線センサには対応できない問題がある。
透明コアシートの厚みは単層の場合は、0.54〜0.65mm程度、2層の場合は、0.27〜0.30mm程度となる。ただし、透明カードの全体厚みをISOが規定する0.76〜0.80mm程度とするため、用いるオーバーシートの厚みによっても変わるので、適宜なものを選択して使用する。
それぞれ、「Aインキ」は、山本化成株式会社製の赤外線吸収剤「YKR−5010」(フタロシアニン系化合物)をビニル系樹脂と溶剤中に添加してシルクスクリーン印刷用インキにインキ化したものであり、「Bインキ」は、日本カーリット株式会社製の赤外線吸収剤「CIR−1085」(インモニウム(immonium)塩)をビニル系樹脂と溶剤中に添加してシルクスクリーン印刷用インキにインキ化したものである。
「Aインキ」の最大吸収波長域は、800nm〜900nmの範囲と認められ、「Bインキ」の最大吸収波長域は、1000nm〜1150nmの範囲と認められるが、どの点が最大吸収波長であるかは明瞭ではない。
従って、2.0%から3.5%の添加量がほぼ最適な添加量であることが認められる。ただし、後述する実施例の結果からは、この範囲を多少超えるか、少ない添加量であっても実用的な透明カードが得られることが確認できる。
赤外線吸収剤Aとして、山本化成株式会社製のフタロシアニン系化合物「YKR−5010」を使用し、昭和インク株式会社製の透明インキ「VAHSメジューム」に、「早口溶剤」とともに混合して撹拌し、シルクスクリーン印刷用インキにインキ化した。その組成は以下のとおりである。
<赤外線吸収剤含有印刷インキ「Aインキ」組成>
赤外線吸収剤A 1 質量部
VAHSメジューム 54.2質量部
早口溶剤 7.2質量部
(なお、スクリーンインキの状態で、赤外線吸収剤Aの割合は1.6質量%となる。)
赤外線吸収剤Bとして、日本カーリット株式会社製のインモニウム塩化合物「CIR−1085」を使用し、昭和インク株式会社製の透明インキ「VAHSメジューム」に、溶剤メチルエチルケトンとともに混合して撹拌し、シルクスクリーン印刷用インキにインキ化した。その組成は以下のとおりである。
<赤外線吸収剤含有印刷インキ「Bインキ」組成>
赤外線吸収剤B 1 質量部
VAHSメジューム 30 質量部
メチルエチルケトン(MEK) 10 質量部
(なお、スクリーンインキの状態で、赤外線吸収剤Bの割合は2.4質量%となる。)
透明コアシート11,12として、厚み0.28mmの透明PETG(非結晶PETコポリマー)基材(三菱樹脂株式会社製「ディアフィクスPG−SK2」)2枚を使用し、透明オーバーシート13,14として、厚み0.10mmのポリカーボネート(PC)と共重合ポリエステルからなるアロイシート(三菱樹脂株式会社製「ディアフィクスPG−MCT」)を使用した(図1(A)参照)。なお、オーバーシート13,14には磁気テープ5,6を仮貼り転写済みのものである。
コアシート12の片面に文字を印刷し、先に準備した赤外線吸収剤含有印刷インキ「Bインキ」を溶剤MEKを用いて、シルクスクリーン印刷により印刷した(以下、この面を「裏面」ともいう。)。乾燥後の赤外遮蔽Bインキ層の厚みは、9μmであった。
コアシートの非印刷面間同士は後に融着する面とした。
なお、試験カードであるため、「Aインキ」と「Bインキ」を単層で測定できる部分を透明カードの一部に残した。
「Aインキ」と「Bインキ」の双方を塗工した本発明の透明カードの分光透過率曲線は、図7中、破線T1で示されている。また、「Aインキ」単層の部分は実線Aで、「Bインキ」単層の部分は実線Bで示されている。この結果からは、スクリーンインキの状態で、赤外線吸収剤Aの割合は1.6質量%でもよいことになる。
破線T1のように、波長800nm以上の領域では、ほぼ、5.0%以下の透過率となり良好な赤外線遮光特性を示している。また、可視光線領域の波長550nm〜600nmの領域の特定波長において一部60%を超える透過率を示し、50%を超える透過率が波長550nm〜600nmの領域に連続して認められる。
赤外線吸収剤Aとして、山本化成株式会社製のフタロシアニン系化合物「YKR−5010」を昭和インク株式会社製の「VAHSメジューム」に混合したインキと、同じく昭和インク株式会社製の透明インキ「VAHSメジューム」を、「遅口溶剤」とともに混合して撹拌し、シルクスクリーン印刷用インキにインキ化した。その組成は以下のとおりである。
VAHS(赤外線吸収剤A(20%入り)) 95.4g
VAHSメジューム 359.6g
遅口溶剤 45.5g
インキ+溶剤の総量 500.5g
(なお、スクリーンインキの状態で、赤外線吸収剤Aの割合は3.8質量%となる。)
赤外線吸収剤Bとして、日本カーリット株式会社製のインモニウム塩化合物「CIR−1085」を昭和インク株式会社製の「VAHSメジューム」に混合したインキと、同じく昭和インク株式会社製の透明インキ「VAHSメジューム」に、溶剤メチルエチルケトンとともに混合して撹拌し、シルクスクリーン印刷用インキにインキ化した。その組成は以下のとおりである。
VAHS(赤外線吸収剤B(5%入り)) 350.0g
VAHSメジューム 112.5g
メチルエチルケトン(MEK) 37.5g
インキ+溶剤の総量 500.0g
(なお、スクリーンインキの状態で、赤外線吸収剤Bの割合は3.5質量%となる。)
透明コアシート11,12として、厚み0.28mmの透明PETG(非結晶PETコポリマー)基材(三菱樹脂株式会社製「ディアフィクスPG−SK2」)2枚を使用し、透明オーバーシート13,14として、厚み0.10mmのポリカーボネート(PC)と共重合ポリエステルからなるアロイシート(三菱樹脂株式会社製「ディアフィクスPG−MCT」)を使用した(図1(A)参照)。なお、オーバーシート13,14には磁気テープ5,6を仮貼り転写済みのものである。
(赤外線吸収剤含有印刷インキの準備)
前記の「VAHSメジューム」に対して、赤外線吸収剤Aと赤外線吸収剤C、および「早口溶剤」を混合して撹拌し、シルクスクリーン印刷用インキにインキ化した。その組成は以下のとおりである。なお、赤外線吸収剤Cとは、山本化成株式会社製の赤外線吸収剤「YKR−3080」(フタロシアニン系化合物)をいうものである。
赤外線吸収剤A 15 質量部
赤外線吸収剤C 50 質量部
VAHSメジューム 570 質量部
早口溶剤 15 質量部
完成した比較例の透明カードについて、前記分光光度計を使用して分光透過率を測定した。その結果は、図11のようになる。
破線T2のように、波長800nm〜1000nmの領域では、ほぼ、5%以下の透過率となるが、1000nm以上では透過率が高くなる。また、可視光線領域は波長550nm〜600nmの領域の一部において、40%を僅かに超える透過率になるが、50%を超える透過率になることはない。これが原因で、カードを視覚で視認した場合は半透明な状態となる。
「赤外線吸収剤A」の単独インキは、実施例と同一の「VAHSメジューム」と「早口溶剤」を使用して、印刷インキ中における赤外線吸収剤Aの割合が、3.0質量%となるように調整したもの、「赤外線吸収剤C」の単独インキは、同様に赤外線吸収剤Cの割合が、10.0質量%となるように調整したものである。
2a,2b 赤外線吸収材料含有印刷インキによる全面印刷
3 透明赤外線遮光パターン
3a,3b 赤外線吸収材料含有印刷インキによるパターン印刷
4 ICモジュール接触端子
5,6 磁気テープ
7 転写紙
8 絵柄
9 背景パターン
11,12 透明コアシート
13,14 透明オーバーシート
Claims (4)
- 透明コアシートの外面に透明オーバーシートを積層したカードからなり、透明コアシートの1の表面に、波長800nm〜900nmに最大吸収域を有する赤外線吸収剤含有印刷インキを全面に塗工し、透明コアシートの他の表面に、波長1000nm以上の域に最大吸収域を有する赤外線吸収剤含有印刷インキを全面に塗工し、当該塗工面側に前記透明オーバーシートを積層した透明カードにおいて、JISX6305が規定するカードの光透過性測定領域での波長800nm〜1150nmの領域にわたる分光光度計による分光透過率が5.0%以下であることを特徴とする透明カード。
- 透明コアシートの外面に透明オーバーシートを積層したカードからなり、透明コアシートの1の表面に、波長800nm〜900nmに最大吸収域を有する赤外線吸収剤含有印刷インキを、透明コアシートの他の表面に、波長1000nm以上の域に最大吸収域を有する赤外線吸収剤含有印刷インキを、それぞれJISX6305が規定するカードの光透過性測定領域の少なくとも一部に双方の塗工位置が重なるように塗工し、当該塗工面側に前記透明オーバーシートを積層した透明カードにおいて、JISX6305が規定するカードの光透過性測定領域での波長800nm〜1150nmの領域にわたる分光光度計による分光透過率が5.0%以下であることを特徴とする透明カード。
- 透明コアシートの外面に透明オーバーシートを積層したカードからなり、透明コアシートの1の表面に、波長800nm〜900nmに最大吸収域を有する赤外線吸収剤含有印刷インキと、波長1000nm以上の域に最大吸収域を有する赤外線吸収剤含有印刷インキと、が重ねて全面に塗工され、当該塗工面側に前記透明オーバーシートを積層した透明カードにおいて、JISX6305が規定するカードの光透過性測定領域での波長800nm〜1150nmの領域にわたる分光光度計による分光透過率が5.0%以下であることを特徴とする透明カード。
- 透明コアシートの外面に透明オーバーシートを積層したカードからなり、透明コアシートの1の表面に、波長800nm〜900nmに最大吸収域を有する赤外線吸収剤含有印刷インキと、波長1000nm以上の域に最大吸収域を有する赤外線吸収剤含有印刷インキと、をそれぞれJISX6305が規定するカードの光透過性測定領域の少なくとも一部に双方の塗工位置が重なるように塗工し、当該塗工面側に前記透明オーバーシートを積層した透明カードにおいて、JISX6305が規定するカードの光透過性測定領域での波長800nm〜1150nmの領域にわたる分光光度計による分光透過率が5.0%以下であることを特徴とする透明カード。
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