JP5085979B2 - ガス漏れ警報器およびガス漏れ警報システム - Google Patents

ガス漏れ警報器およびガス漏れ警報システム Download PDF

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Description

本発明は、ガス漏れ警報器および該ガス漏れ警報器を備えたガス漏れ警報システムに関するものである。
ガスメータおよびガス漏れ警報器を備えたガス漏れ警報システムにおいては、ガス漏れ警報器でガス漏れが検出された場合、ガス漏れ警報器から遮断信号がガスメータに送信され、ガスメータは遮断信号を受信すると、内蔵されている遮断弁を閉じてガス遮断を行う。この遮断信号は、たとえば、5秒間オン、5秒間オフの繰り返しの無電圧信号形式で送信される。
また、ガスメータは、ガスメータの動作状態を表す種々の信号を、外部出力端子の1つである警報器端子からガス漏れ警報器へ出力している。ガスメータの動作状態を表す種々の信号は、たとえば、図6に示すように、オン、オフの繰り返し形態の異なる無電圧信号形式で送信される。
図6において、(a)遮断予告信号は、0.1秒間オン、4.9秒間オフの5秒周期の信号を2回出力する信号とされ、(b)弁遮断信号は0.1秒間オン、0.3秒間オフ、0.1秒間オン、9.5秒間オフの10秒周期の信号とされ、(c)復帰安全確認信号は、0.1秒間オン、0.1秒間オフ、0.1秒間オン、0.1秒間オフ、0.1秒間オン、4.5秒間オフの5秒周期の信号とされ、(d)ガス使用許可信号は、0.5秒間オン、4.5秒間オフの5秒周期の信号とされ、(e)プリペイ警告信号は、0.1秒間オン、4.9秒間オフの5秒周期の信号を3回出力する信号とされている。
ガス漏れ警報器は、ガスメータから送信される信号を受信し、そのオン、オフの繰り返し形態でどの信号かを識別して音声やLED表示等で報知している。
一方、ガスメータおよびガス漏れ警報器を備えたガス漏れ警報システムとして、たとえば出願人が提案しているものがある。このガス漏れ警報システムは、ガスメータが、検出したガス流量に基づき、ガス機器が使用されていることを検出し、その検出結果に応じた使用情報を、端子台を介してガス漏れ警報器に送信する。ガス漏れ警報器は、受信した使用情報に基づき、現在、ガス機器が使用されているか否かを判断し、使用されていると判断されている間、ガス使用報知を行う(特許文献1参照。)。
特開2004−19956号公報
しかしながら、上述の特許文献1に記載のガス漏れ警報システムは、端子台を介して送信されるガス器具使用情報信号がコード信号とされ、オン、オフの繰り返しの信号形式ではないため、ガス漏れ警報器側では、図7に示す種々の信号を識別する回路では識別することができず、別個の識別回路を必要とするためコストアップとなる問題がある。
また、ガス漏れ警報器は、ガス器具使用情報信号の受信の有無にかかわらず、ガス器具が使用されていない場合でも常時通電されてガス漏れ検出の待機状態にあり、電力消費が大きくなるという問題がある。
そこで本発明は、上述した課題に鑑み、省電力化されかつガス器具使用状況を安価な構成で報知できるガス漏れ警報器およびガス漏れ警報システムを提供することを目的としている。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の発明のガス漏れ警報器は、監視領域におけるガス漏れを検出するガスセンサと、ガス漏れが発生した際に警報を報知する警報手段とを有し、ガスメータと通信可能に接続されたガス漏れ警報器であって、前記ガスメータより送信されるガス器具判別信号を受信する受信手段と、前記受信手段における前記ガス器具判別信号の受信の有無を判定する受信判定手段と、ガス漏れの監視領域内に設置されているガス器具を識別するガス器具識別テーブルが格納されている第1の記憶手段と、前記受信判定手段で前記ガス器具判別信号の受信有りと判定されたとき、前記第1の記憶手段に格納されている前記ガス器具識別テーブルを参照して、前記ガス器具判別信号に対応するガス器具がガス漏れの監視領域内に設置されているガス器具であるか否かを判定するガス器具判定手段と、前記ガス器具判定手段で前記ガス器具判別信号に対応するガス器具がガス漏れの監視領域内に設置されているガス器具であると判定された場合、前記ガスセンサの駆動を行うセンサ駆動制御手段と、を備えていることを特徴とする。
請求項1記載の発明においては、監視領域におけるガス漏れを検出するガスセンサと、ガス漏れが発生した際に警報を報知する警報手段とを有し、ガスメータと通信可能に接続されたガス漏れ警報器は、ガスメータより送信されるガス器具判別信号を受信する受信手段と、受信手段におけるガス器具判別信号の受信の有無を判定する受信判定手段と、ガス漏れの監視領域内に設置されているガス器具を識別するガス器具識別テーブルが格納されている第1の記憶手段と、受信判定手段でガス器具判別信号の受信有りと判定されたとき、第1の記憶手段に格納されているガス器具識別テーブルを参照して、ガス器具判別信号に対応するガス器具がガス漏れの監視領域内に設置されているガス器具であるか否かを判定するガス器具判定手段と、ガス器具判定手段でガス器具判別信号に対応するガス器具がガス漏れの監視領域内に設置されているガス器具であると判定された場合、ガスセンサの駆動を行うセンサ駆動制御手段とを備えている。それにより、監視領域にあるガス器具が使用されている時だけセンサが駆動されるので、電力消費を軽減することができる。
上記課題を解決するためになされた請求項2記載の発明は、請求項1記載のガス漏れ警報器において、前記受信判定手段で前記ガス器具判別信号の受信有りと判定されたとき、ガス器具使用中の報知を行う報知手段をさらに備えていることを特徴とする。
請求項2記載の発明においては、ガス漏れ警報器は、受信判定手段でガス器具判別信号の受信有りと判定されたとき、ガス器具使用中の報知を行う報知手段をさらに備えている。それにより、監視領域内外を問わず、ガスが使用されていることをユーザに報知することができる。したがって、ユーザは、外出等の際はガス漏れ警報器を見れば、ガス使用中か否かを把握でき、たとえばガス栓を閉じるなどの措置を講じることができる。
上記課題を解決するためになされた請求項3記載の発明のガス漏れ警報システムは、請求項1または2記載のガス漏れ警報器と、前記ガス器具へ流れるガス流量を検出するガス流量検知部と、前記ガス器具の種類と前記ガス器具の使用中に消費されるガス流量の属する流量区分との対応関係を表すガス器具使用判別テーブルを格納している第2の記憶手段と、前記ガス流量検知部で検出されたガス流量に基づいて、前記第2の記憶手段に格納されている前記ガス器具使用判別テーブルを参照して使用中の前記ガス器具を判別するガス器具判別手段と、前記ガス器具判別手段における判別結果に対応するガス器具判別信号を送信する送信手段とを有するガスメータと、からなることを特徴とする。
請求項3記載の発明においては、請求項1または2記載のガス漏れ警報器と、ガスメータとからなる。ガスメータは、ガス器具へ流れるガス流量を検出するガス流量検知部と、ガス器具の種類とガス器具の使用中に消費されるガス流量の属する流量区分との対応関係を表すガス器具使用判別テーブルを格納している第2の記憶手段と、ガス流量検知部で検出されたガス流量に基づいて、第2の記憶手段に格納されているガス器具使用判別テーブルを参照して使用中のガス器具を判別するガス器具判別手段と、ガス器具判別手段における判別結果に対応するガス器具判別信号を送信する送信手段とを有する。それにより、監視領域にあるガス器具が使用されている時だけセンサが駆動されるので、電力消費を軽減することができるガス漏れ警報システムを実現できる。
上記課題を解決するためになされた請求項4記載の発明は、請求項3記載のガス漏れ警報システムにおいて、前記ガスメータは、前記ガスメータの動作状態を表す信号も前記ガス漏れ警報器へ送信し、前記ガス器具判別信号と、前記ガスメータの動作状態を表す信号のいずれも、オン、オフの繰り返し形態の異なるパルス信号とされることを特徴とする。
請求項4記載の発明においては、ガスメータは、ガスメータの動作状態を表す信号もガス漏れ警報器へ送信し、ガス器具判別信号と、ガスメータの動作状態を表す信号のいずれも、オン、オフの繰り返し形態の異なるパルス信号とされる。それにより、従来と同様の構成で、ガス器具判別信号の受信に基づき使用中のガス器具を判別することができ、安価な構成で実現できる。
請求項1記載の発明によれば、監視領域にあるガス器具が使用されている時だけセンサが駆動されるので、電力消費を軽減することができるガス漏れ警報器を実現できる。
請求項2記載の発明によれば、監視領域内外を問わず、ガスが使用されていることをユーザに報知することができる。
請求項3記載の発明によれば、監視領域にあるガス器具が使用されている時だけセンサが駆動されるので、電力消費を軽減することができるガス漏れ警報システムを実現できる。
請求項4記載の発明によれば、従来と同様の構成で、ガス器具判別信号の受信に基づき使用中のガス器具を判別することができ、安価な構成で実現できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るガス漏れ警報器を備えたガス漏れ警報システムを示すブロック図であり、図2は、図1のガス漏れ警報システムにおける通信インターフェースの詳細を示す回路図である。
ガス漏れ警報システムは、ガスメータ1と、信号線Lを介してガスメータ1に接続されたガス漏れ警報器2とから構成されている。
ガスメータ1は、ガス供給管3を介して、家屋H内のたとえば台所に設置されて使用されるガスコンロ4a、ガスストーブ4bや家屋H外に設置された給湯器4cなどのガス器具4に供給されるガス量を積算計量して積算ガス使用量として表示するためのものである。ガスメータ1は、ガス供給管3のガス流路内に設けられたガス流量検知部11と、ガス流量検知部11からの流量検知信号に基づいて瞬時ガス流量を計測し、計測して得られた瞬時ガス流量値を積算計量して表示部12に表示させる計量処理を行うガスメータ制御部13とを有する。
ガスメータ制御部13は、たとえば制御プログラムがインストールされたマイクロコンピュータで実現され、制御プログラムを実行するCPU13a、制御プログラムやデータが格納されたROM13bと、一時的にデータを記憶するRAM13cとからなる。それに伴い、電池14が動作電源としてガスメータ制御部13に接続されている。さらに、ガスメータ1は、信号線を介してガス漏れ警報器2と通信する通信インターフェース15を有する。なお、ガスメータ1には、それ以外にも、種々のセンサやアクチュエータが設けられているが、本発明に直接関係ないので、ここでは図示せずその説明も省略している。
ガス流量検知部11は、ガス流路に沿って双方向に超音波を送出し、それぞれの伝播時間からガス流速を検出し、ガス流路の断面積との関係から瞬間ガス流量信号を出力する超音波式流量計測手段である。
ガスメータ制御部13は、上述のガス流量値の計量処理のほかに、ガスコンロ4a、ガスストーブ4b、給湯器4cなどのガス器具4の使用の有無を判別し、使用されている場合にガス器具使用中を表すガス器具判別信号を通信インターフェース15から信号線Lを介してガス漏れ警報器2へ送出するガス器具判別処理を行う。なお、ガス器具判別信号は、ガスメータ1とガス漏れ警報器2の間で他の機能のために送受信される遮断予告信号、弁遮断信号、復帰安全確認信号、ガス使用許可信号等(図6参照)と同じ信号形式で送信される。
ガス器具4の使用の有無の検出は、たとえば、ガス器具4が使用されたとき、そのガス器具4の燃焼中にガス流路を流れるガス流量値がガス流量検知部11で検知され、検知されたガス流量値が、予め定められた小流量から大流量まで複数の流量範囲に区切られた流量区分のどの流量区分に相当しているかを判定することにより行われる。この判定に使用するために、ガス漏れ警報器2の監視領域、すなわちガス漏れ警報器2と同室(たとえば、台所)に設置されているガス器具としてのガスコンロ4a、ガスストーブ4bと、ガス漏れ警報器2の監視領域外、すなわちガス漏れ警報器2と同室ではない場所に設置されているガス器具としての給湯器4cなどのガス器具4の種類と、ガス器具4が燃焼中に消費するガス流量の属する流量区分との対応関係を示すガス器具使用判別テーブルが、ガスメータ制御部13内の電気的に書き換え可能な記憶手段としてのROM13b内に予め格納されている。このガス器具使用判別テーブルは、ガスメータ1の設置時に設定器等を使用して上記ROM13b内に格納される。
流量区分は、たとえば、使用時間遮断機能に使用されている流量区分が兼用される。この流量区分は、21(l(リットル)/h(アワー))未満の流量区分1、21l/h以上63l/h未満の流量区分2−1、63l/h以上125l/h未満の流量区分2−2、125l/h以上210l/h未満の流量区分2−3、210l/h以上250l/h未満の流量区分3、・・・、1460l/h以上の流量区分13といった15の流量区分に区切られている。
CPU13aは請求項におけるガス器具判別手段に相当し、ROM13bは請求項における第2の記憶手段に相当し、通信インターフェース15は請求項における送信手段に相当する。
ガス漏れ警報器2は、家屋H内の、ガスコンロ4aおよびガスストーブ4bが設置されている台所(監視領域)に設置され、雰囲気中のガス濃度が予め定められたしきい値以上になったことを検出した場合に、ガス漏れと判定して警報を発し、ガス漏れ報知をおこなうものである。ガス漏れ警報器2は、信号線を介してガスメータ1と通信する通信インターフェース21と、警報部22と、制御部23と、ガスセンサ24と、センサ駆動制御部25を有する。
制御部23は、たとえば制御プログラムがインストールされたマイクロコンピュータで実現され、制御プログラムを実行するCPU23aと、制御プログラムやデータが格納されたROM23bと、一時的にデータを記憶するRAM23cとからなる。制御部23は、所定の検出タイミングでガス漏れ検出を行い、ガスセンサ24で検出された雰囲気中のガス濃度が予め定められたしきい値以上になった場合に、ガス漏れと判定し、警報部22よりガス漏れ報知を行う。警報部22は、図示しないが、警報表示を点滅表示等で行うLEDや、警報音を発生するブザーまたはスピーカ等を含む。
また、制御部23は、ガスメータ1から送出されるガス器具判別信号が信号線Lおよび通信インターフェース21を介して受信されたか否かを判定し、ガス器具判別信号が受信されたとき、ガス器具を使用中であることを警報部22でLED表示や音声で報知する。また、制御部23は、使用中のガス器具がガス漏れ警報器2の監視領域内になるガス器具であるか否かを判定する。この判定に使用するために、ガス漏れ警報器2の監視領域、すなわちガス漏れ警報器2と同室(たとえば、台所)に設置されているガス器具の種類を示すガス器具テーブルが、制御部23内の電気的に書き換え可能な記憶手段としてのROM23bに予め格納されている。このガス器具テーブルは、ガス漏れ警報器2の設置時に設定器等を使用して上記ROM23bに格納される。
制御部23は、監視領域内のガス器具であると判定した場合、ガスセンサ24を駆動してガス漏れを監視させ、この監視状態でガス漏れが検出された場合、警報部22からガス漏れ警報を発生させ、ガス漏れをユーザーに報知する。
図2に示すように、ガスメータ1の通信インターフェース15は、電源に接続され、ガスメータ制御部13のCPU13aの出力ポートO1から出力される制御信号で制御されるスイッチ151と、電源に接続され、ガスメータ制御部13のCPU13aの出力ポートO2から出力される制御信号で制御されるスイッチ152と、スイッチ151と接地間に接続されたインピーダンス素子153と、スイッチ152と接地間に接続されたインピーダンス素子154とから構成されている。スイッチ151およびインピーダンス素子153の接続点は、端子台に含まれる警報器接続端子T11とCPU13aの入力ポートI1に接続されている。
ガス漏れ警報器2の通信インターフェース21は、端子台に含まれるメータ接続端子T21にアノードが接続されかつT22にカソードが接続された発光ダイオード211aとフォトトランジスタ211bからなるフォトカップラ211と、電源にアノードが接続されかつ制御部23のCPU23aの出力ポートO11にカソードが接続された発光ダイオード212aとフォトトランジスタ212bからなるフォトカップラ212とから構成されている。フォトカップラ211のフォトトランジスタ211bのコレクタは、抵抗213を介して電源に接続されていると共に、CPU23aの入力ポートI11に接続され、エミッタは接地されている。フォトカップラ212のフォトトランジスタ212bのコレクタは、端子台に含まれるメータ接続端子T22に接続され、エミッタは、端子台に含まれるメータ接続端子T21に接続されている。
ガスメータ1の警報器接続端子T11およびT12は、それぞれ信号線L1およびL2を介してガス漏れ警報器2のメータ接続端子T21およびT22に接続されている。
CPU23aは請求項における受信判定手段およびガス器具判定手段に相当し、ROM23bは請求項における第1の記憶手段に相当し、通信インターフェース21は請求項における受信手段に相当し、センサ駆動制御部25は請求項におけるセンサ駆動制御手段に相当し、警報部22は請求項における警報手段および報知手段に相当する。
次に、ガスメータ1のガスメータ制御部13において、ROM13bに格納された制御プログラムにしたがってCPU13aが行うガス器具判別処理について、図3のフローチャートを参照しながら説明する。
ガスメータ制御部13のCPU13aは、図示しない電源の投入によってその動作を開始し、所定の計測タイミングによるガス流量検知部11からの流量検知信号に基づいて瞬時ガス流量を計測する(ステップS1)。次に、計測したガス流量値の流量区分を検出する(ステップS3)。次に、検出した流量区分に対応するガス器具を判別する(ステップS5)。この判別は、ROM13b内に予め格納されているガス器具使用判別テーブルを参照して、検出された流量区分がガスコンロ4a、ガスストーブ4bまたは給湯器4cの何れかの流量区分に対応していれば、ガスコンロ4a、ガスストーブ4bまたは給湯器4cのガス器具4が使用中であると判別するものである。
次に、判別されたガス器具に対応するガス器具判別信号を、通信インターフェース15および信号線Lを介してガス漏れ警報器2へ送信し(ステップS7)、次いでステップS1に戻る。
送信されるガス器具判別信号は、たとえば図4(A)に示すように、周期5秒のオンオフ信号のオンパルスの連続回数を図6に示す各信号とは異なる回数とする。例として、ステップS5で判別されたガス器具がガスコンロ4aの場合は、オンパルスの連続回数を4回とし、ガスストーブ4bの場合は5回とし、給湯器4cの場合は6回とする。
具体的には、たとえば、ステップS5で判別されたガス器具がガスコンロ4aの場合は、図2において、CPU13aの出力ポートO1から制御信号を出力することによってスイッチ151を0.1秒間隔で連続的に4回オン、オフすることを5秒周期で繰り返す。それにより、スイッチ151がオンしている間、電源からスイッチ151、警報器接続端子T11、信号線L1、メータ接続端子T21、発光ダイオード211a、警報器接続端子T22、インピーダンス素子153を介して接地へ電流が流れ、発光ダイオード211aが点灯し、フォトトランジスタ211bがオンすることにより、CPU23aの入力ポートI11に図4(A)に示すガス器具判別信号が入力される。
なお、図2において、ガス漏れ警報器2からガスメータ1へ送信される信号は、ガスメータ1のCPU23aの出力ポートO11から制御信号を出力することによってフォトカップラ212の発光ダイオード212aをオン、オフさせることにより、フォトトランジスタ212bをオン、オフさせ、ガスメータ接続端子T21およびT22、ガス漏れ警報器接続端子T11およびT12を介して、ガスメータ1のCPU13aの入力ポートI1に入力される。
次に、ガス漏れ警報器2の制御部23において、ROM23bに格納された制御プログラムにしたがってCPU23aが行うガス漏れ検出処理について、図5のフローチャートを参照しながら説明する。
ガス漏れ警報器2における制御部23のCPU23aは、図示しない電源の投入によってその動作を開始し、ガスメータ1からのガス器具判別信号が受信されたか否かを判定する(ステップS21)。
ガス器具判別信号が受信されない場合は、次いで、ステップS21に戻り、ガス器具判別信号が受信された場合は、次いで、ガス器具使用中であることを警報部22のLED表示や音声にて報知させる(ステップS23)。たとえば、「ガスコンロを使用中です。」等の音声メッセージで報知しても良い。
次に、受信したガス器具判別信号により、使用中のガス器具がガス漏れ警報器2の監視領域内にあるガス器具か否かを判定する(ステップS25)。この判定は、制御部23のROM23b内に予め格納されている監視領域内のガス器具の種類を示すガス器具テーブルを参照して行われる。
使用中のガス器具がガス漏れ警報器2の監視領域内にあるガス器具であれば、次いで、
CPU23aは、センサ駆動制御部25に制御信号を送り、センサ駆動制御部25によってガスセンサ24を駆動する(ステップS27)。センサ駆動制御部25は、たとえば、ガスセンサ24に供給される駆動電源を通常は遮断しておき、CPU23aからの制御信号を受けた時に、ガスセンサ24の駆動電源をオンとして供給するように構成されている。
次に、CPU23aは、駆動されたガスセンサ24によるガス検出処理を従来通り行う(ステップS29)。すなわち、このガス検出処理では、ガスセンサ24によりガス漏れを監視させ、この監視状態でガス漏れが検出された場合、警報部22からガス漏れ警報を発生させ、ガス漏れをユーザーに報知する。
一方、ステップS25で、使用中のガス器具が、監視領域内のガス器具でないと判定された場合は、ガスセンサ24を駆動することなく処理を終了する。
このように、本発明によれば、ガス漏れ警報器2は、ガス器具4を使用している間は、ガス器具使用中であることを報知し、使用中のガス器具が監視領域内にあるものであれば、ガスセンサ24を駆動してガス漏れ検出を可能とするので、ガス使用中であることを報知でき、また、使用中のガス器具が監視領域内にあるものでなければ、ガスセンサ24を駆動せず、ガス漏れ検出の動作を行わないので、ガス漏れ警報器2における省電力化が可能となる。
以上の通り、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限らず、種々の変形、応用が可能である。
たとえば、上述の実施の形態では、ガス器具判別信号を図4(A)に示す信号形態としているが、これに代えて、図4(B)または(C)に示す信号形態としても良い。すなわち、図4(B)では、周期5秒のオンオフ信号のオンパルスを1回とすると共に、そのパルス幅を図7に示す各信号とは異なる0.6秒以上のパルス幅とする。例として、ステップS5で判別されたガス器具がガスコンロ4aの場合は、オンパルスのパルス幅を0.6秒とし、ガスストーブ4bの場合は0.7秒とし、給湯器4cの場合は0.8秒とする。また、図4(C)では、周期5秒のオンオフ信号を図7に示す各信号とは異なる6秒以上の周期とすると共にオンパルスの回数を1回としかつそのパルス幅を0.2〜0.4秒とする。例として、ステップS5で判別されたガス器具がガスコンロ4aの場合は、周期を6秒とし、ガスストーブ4bの場合は7秒とし、給湯器4cの場合は8秒とする。
また、上述の実施形態では、ガスメータからのガス器具判別信号が信号線Lを介してガス漏れ警報器2へ送信されているが、これに代えて、無線送信しても良い。
また、上述の実施の形態では、ガス流量検知部11は、超音波式流量計測手段を採用しているが、これに限らず、膜式流量計測手段等の他の方式の流量計測手段を使用しても良い。
また、ガス器具の使用の有無を、ガス流量に基づいて検出しているが、これに限らず他の検出方法に依っても良い。
また、上述の実施の形態では、ガス器具判別信号をオン/オフの繰り返しを含むパルス信号形式でガスメータ1からガス漏れ警報器2へ送信しているが、他の実施例として、電文形式で送信するように構成しても良い。
また、他の実施例として、ガス漏れ警報器側でガス器具判別信号を受信しなくなった時、警報部22のLED表示や音声でガス器具の使用停止を報知するように構成しても良い。たとえば、「ガスコンロを止めました。」等の音声メッセージで報知しても良い。
また、他の実施例として、ガス漏れ警報器2と同室(監視領域内)に設置されているガス器具と上述の異なる場所(監視領域外)に設置されたガス器具とを識別できる識別符号をガス器具判別信号に付加して送信し、ガス漏れ警報器2側で、ガス漏れ警報器2と同室に設置されているガス器具か否かをこの識別符号で判定できるように構成したりしても良い。
また、ガス漏れ警報器2は、LPガス警報器、都市ガス警報器、CO警報器またはこれらの複合型警報器等のいずれでも良い。
本発明の実施の形態に係るガス漏れ警報器を備えたガス漏れ警報システムを示すブロック図である。 図1のガス漏れ警報システムにおける通信インターフェースの詳細を示す回路図である。 図2におけるガスメータのガス器具判別処理を示すフローチャートである。 (A)、(B)および(C)は、ガス器具判別信号の信号形態を示す図である。 図2におけるガス漏れ警報器のガス漏れ検出処理を示すフローチャートである。 従来のガス漏れ警報システムにおけるガスメータからガス漏れ警報器へ送信される信号例を示す図である。
符号の説明
1 ガスメータ
2 ガス漏れ警報器
11 ガス流量検知部
13 制御部
13a CPU(ガス器具判別手段)
13b ROM(第2の記憶手段)
15 通信インターフェース(送信手段)
21 通信インターフェース(受信手段)
22 警報部(警報手段、報知手段)
23 制御部
23a CPU(受信判定手段、ガス器具判定手段)
23b ROM(第1の記憶手段)
24 ガスセンサ
25 センサ駆動制御部(センサ駆動制御手段)
4 ガス器具
4a ガスコンロ(ガス器具)
4b ガスストーブ(ガス器具)
4c 給湯器(ガス器具)

Claims (4)

  1. 監視領域におけるガス漏れを検出するガスセンサと、ガス漏れが発生した際に警報を報知する警報手段とを有し、ガスメータと通信可能に接続されたガス漏れ警報器であって、 前記ガスメータより送信されるガス器具判別信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段における前記ガス器具判別信号の受信の有無を判定する受信判定手段と、 ガス漏れの監視領域内に設置されているガス器具を識別するガス器具識別テーブルが格納されている第1の記憶手段と、
    前記受信判定手段で前記ガス器具判別信号の受信有りと判定されたとき、前記第1の記憶手段に格納されている前記ガス器具識別テーブルを参照して、前記ガス器具判別信号に対応するガス器具がガス漏れの監視領域内に設置されているガス器具であるか否かを判定するガス器具判定手段と、
    前記ガス器具判定手段で前記ガス器具判別信号に対応するガス器具がガス漏れの監視領域内に設置されているガス器具であると判定された場合、前記ガスセンサの駆動を行うセンサ駆動制御手段と、
    を備えていることを特徴とするガス漏れ警報器。
  2. 請求項1記載のガス漏れ警報器において、
    前記受信判定手段で前記ガス器具判別信号の受信有りと判定されたとき、ガス器具使用中の報知を行う報知手段をさらに備えていることを特徴とするガス漏れ警報器。
  3. 請求項1または2記載のガス漏れ警報器と、
    前記ガス器具へ流れるガス流量を検出するガス流量検知部と、前記ガス器具の種類と前記ガス器具の使用中に消費されるガス流量の属する流量区分との対応関係を表すガス器具使用判別テーブルを格納している第2の記憶手段と、前記ガス流量検知部で検出されたガス流量に基づいて、前記第2の記憶手段に格納されている前記ガス器具使用判別テーブルを参照して使用中の前記ガス器具を判別するガス器具判別手段と、前記ガス器具判別手段における判別結果に対応するガス器具判別信号を送信する送信手段とを有するガスメータと、
    からなることを特徴とするガス漏れ警報システム。
  4. 請求項3記載のガス漏れ警報システムにおいて、
    前記ガスメータは、前記ガスメータの動作状態を表す信号も前記ガス漏れ警報器へ送信し、前記ガス器具判別信号と、前記ガスメータの動作状態を表す信号のいずれも、オン、オフの繰り返し形態の異なるパルス信号とされることを特徴とするガス漏れ警報システム。
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