JP3849205B2 - ガス器具監視装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガスを燃料とする器具を下流側に接続し、その下流側の器具の使用状況を監視する監視装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ガス器具の監視装置として、ガス漏れやガスの異常な使用状態を発見してガスを遮断する家庭用のガスメータなどがある。この第1の従来例では、使用したガスの流量を計測する流量計測手段を有するとともに、使用されているガス器具を特定する器具判別手段を有し、特定した器具に対して所定量以上のガス流量が検出された場合あるいは所定期間以上にわたつてガス流量が検出された場合などではガス流路に設けた遮断弁を閉止してガスの流動を停止させるガス安全遮断機能を有したもので、ガス器具が異常な使われ方をしていると判断される場合やガス漏れがあると判断される場合ではガスを停止して事故を未然に防止して安全を確保している。
【0003】
また、端末の器具に設けた監視装置として、特開平5−256446号公報に示される燃焼制御装置がある。この第2の従来例では、燃焼検知装置と相関寿命判定器と寿命報知器を備えたもので、燃焼器具の運転状況を燃焼検知装置で検出し寿命と相関のある燃焼回数および燃焼時間とそれらの積算値を監視し、相関寿命判定器に登録していた回数設定値および時間設定値と比較して器具の寿命の接近を事前に知るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記第1の従来例では、下流側に接続された器具の内どの器具が使用されているかは判別され使用時の安全性は保証されるものの、それぞれの器具の寿命に関しては全く検知できず、器具が故障して初めてその器具の異常が判るため利用者に不便をかける不具合点があった。
【0005】
また、上記第2の従来例では、寿命判定する燃焼制御装置を設けた器具は事前に寿命接近が判るものの、寿命判定する燃焼制御装置を設けていない他の器具では第1の従来例と同様に器具が故障して初めてその器具の異常が判るため利用者に不便をかけるという不具合点があり、さらに全ての器具毎に寿命判定する燃焼制御装置を設けるにはコストが高く
なるという課題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために、ガスの流量を測る流量計測手段と、ガスを使用している器具を特定する器具判別手段と、特定した器具の寿命を予測する寿命判定手段と、寿命による故障発生あるいは点検時期が接近したことを知らせる報知手段を備え、寿命判定手段は、特定した器具の運転時間あるいは運転回数を検出し積算するカウント部と、特定した器具の運転時のガス使用量により運転負荷を判定する負荷判定部と、前記カウント部の運転時間あるいは運転回数と前記負荷判定部の運転負荷を基に特定した器具の消耗度を判定する消耗量判定部と、寿命による故障発生の予測あるいは点検時期を設定値に対して比較し判定する寿命判定部を備えたものである。
【0007】
上記発明によれば、下流側に複数の器具を設置しても上流側の単一のガス器具監視装置で器具毎に寿命の判定がなされるため、器具の寿命による故障発生が未然に防止でき、かつ経済的にも安価に実現できるので利用者の利便性と安心感を一層高めることができる。そして、運転時間あるいは運転回数だけでなく運転時のガス使用量により設定した運転負荷を加えて器具の消耗度を判定するので、器具の消耗度が正確に算出でき、寿命による故障発生の予測あるいは点検時期の予測が高い信頼性の下に実現できる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明は、ガスの流量を計測する流量計測手段と、前記流量計測手段の計測値を基にガスを使用している器具を特定する器具判別手段と、特定した器具の寿命による故障発生あるいは点検時期を前記流量計測手段の計測値を基に予測する寿命判定手段と、器具の寿命による故障発生あるいは点検時期が接近したことを外部に知らせる報知手段を備えたものである。そして、器具毎に寿命による故障発生の接近や点検時期の接近が事前に判るため適切な処置が可能となる。このため、故障を未然に回避できることになり利用者の利便性が確保でき、また利用者の安心感を高めることができる。また、複数の器具に対して単一の監視装置で寿命がチェックでき、かつ器具との通信手段が不要のため監視装置の構成をシンプルにでき、低コストの監視装置とできるため経済的にも利用者の負担が低減できる。
【0009】
また、寿命判定手段は、特定した器具の運転時間あるいは運転回数を検出し積算するカウント部と、特定した器具の運転時のガス使用量により運転負荷を判定する負荷判定部と、前記カウント部の運転時間あるいは運転回数と前記負荷判定部の運転負荷を基に特定した器具の消耗度を判定する消耗量判定部と、寿命による故障発生の予測あるいは点検時期を設定値に対して比較し判定する寿命判定部を備えたものである。そして、運転時間あるいは運転回数だけでなく運転時のガス使用量により設定した運転負荷を加えて器具の消耗度を判定するので、器具の消耗度が正確に算出でき、寿命による故障発生の予測あるいは点検時期の予測が高い信頼性の下に実現できる。
【0010】
また、負荷判定部は、ガス使用量に対して運転負荷を重み付けして設定する重み付け部を備えたものである。そして、器具毎に最適な重み付けを行なうことで、器具の消耗度をより一層正確に算出して、寿命による故障発生の予測あるいは点検時期の予測がより高い信頼性で実行できる。
【0011】
また、重み付け部は、重み付け関数を変更する関数設定変更部を備えたものである。そして、器具の寿命等で器具を交換または変更した場合あるいは新規に器具を追加した場合などでは、その新しい器具に適した重み付け関数を新たに設定することで器具の追加・変更時でも容易に対応でき、監視装置の適応性が高められ利便性を向上できる。
【0012】
また、消耗量判定部は、特定した器具の運転負荷とその運転時間の積を基に消耗度を算出する消耗度算出部とその算出した値を積算して保存する積算保存部を備えたものである。そして、様々なパターンで器具を使用しても運転負荷と運転時間の相乗効果で消耗度が算出されるとともに積算されて保存されるため、器具毎の消耗度が正確に把握でき信頼性の高い予測ができる。
【0013】
また、寿命判定手段は、特定した器具の点火時の流量の時間変化パターンを検出する時間パターン検出部と、予め定めたパターン記憶部と、検出したパターンと予め記憶したパターンとを比較するパターン判定部を備えたものである。そして、点火に要する時間が長く必要とする場合、点火時のガスの流量が設定値に対して差が認められる場合あるいは点火後のガス流量変化が設定値に対して差が認められる場合などでは寿命あるいは点検時期と判断するものであり、例えばガステーブルなど電池で点火するものでは電池の消耗を簡単に判定でき、給湯機などの商用電源を利用するものでは点火装置関連の不具合の発生による故障を未然に検知できるなど、簡便で確実な監視が実現できる。
【0014】
また、流量計測手段は、測定路に設けた超音波振動子と、この超音波振動子の受信信号を基に演算する演算制御部を備えたものである。そして、瞬時流量を計測することにより、ガスの流量変化を高精度で検知して器具の判別精度が高められ、運転時間および運転負荷を高精度で検知することで寿命判定の精度を高めることができる。さらに、器具側で使用時に発生する振動あるいは超音波の信号を超音波振動子で検知することで、器具判別の判別精度をより一層高めて信頼性の高い寿命判定が実現できる。
【0015】
また、報知手段は光、色あるいは音により知らせる報知部と、文字、絵あるいは記号により知らせる表示部と、前記報知部への報知を前記表示部に切換える表示切換部を備えたものである。そして、報知部と表示部への同時で並列した報知を無くすことで低消費電力化を図ることができ、電池駆動化および電池の長寿命化と小型化が実現できる。
【0016】
また、報知手段は流量計測手段の近傍には少なくとも第一報知部を設け、流量計測手段とは分離して第二報知部および表示部を備えたものである。そして、寿命による故障発生あるいは点検時期が接近したことを報知部で知らせていることを確実に利用者に認識させることができ、報知を見逃すことによる不都合の発生が防止できる。
【0017】
また、表示切換部は、流量計測手段の計測結果を示す流量表示と、寿命判定手段の判定結果を示す寿命表示を切換えて表示部に表示させるものである。そして、表示部を共用化することにより表示部の小型化ができ、装置全体の小型化および低コスト化ができる。さらに、流量表示と寿命表示の並列表示を無くして低消費電力化ができる。
【0018】
また、寿命判定手段の積算値を呼び出す使用履歴呼出手段と、呼出した積算値を基に寿命あるいは点検時期に対して残されている余命またはすでに使ってしまった消耗量を算出する使用履歴演算手段を備えたものである。そして、任意の時に利用者が器具の余命あるいは消耗量を適宜確認でき報知の発生を事前に把握できるため、利用者が事前に対応を準備することが可能となり、利便性および安心感が向上できる。
【0019】
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
【0020】
(実施例1)
図1は本発明の実施例1のガス器具監視装置とその周辺のブロック図である。図において、1はガスを供給する一次側ガス配管、2は住戸3に設けたガスを利用する器具であるガステーブル4、ガス給湯機5、ガス温風機6、ガス風呂釜7や他の器具8にガスを送る二次側ガス配管である。9はガス器具監視装置であり、ガスの流量を計測する流量計測手
段10は一端を遮断弁11を介して一次側ガス配管1に接続され、他端は二次側ガス配管2に接続されている。12は住戸3に設けたガスを利用する器具4〜8を事前に登録するための器具登録手段であり、13は流量計測手段10の計測値を基にガスを使用している器具を特定する器具判別手段であり、14は特定した器具の寿命による故障発生あるいは点検時期が接近したことを流量計測手段10の計測値を基に予測する寿命判定手段であり、15は特定した器具の寿命による故障発生あるいは点検時期が接近したことを外部に知らせる報知手段であり、16は流量計測手段10が計測する流量が器具判別手段13で特定したガス器具に相応しくない場合や異常と判断される場合にはガスの流路に設けた遮断弁11を閉成させる安全遮断手段である。
【0021】
つぎに、動作を説明する。いま、器具4〜8の内、例えばガス給湯機5の運転を開始させた時、器具判別手段13は流量計測手段10で計測した流量値、例えば着火時の流量あるいは着火後の流量変化などを基に、器具登録手段12により登録された器具のうち今どれが使用されているかを判断して特定する。寿命判定手段14は、特定された器具に対してそれぞれの器具毎に運転時間あるいは運転回数などの運転状況を記憶し、もしある器具が予め定めた寿命あるいは点検時期に対して寿命による故障の発生の確率が高くなったと判断できる場合あるいは点検時期が迫ってきたと判断できる場合では、報知手段15に報知信号を外部に対して発するように動作を制御する。寿命判定手段14からこの報知信号を受けた報知手段15は、視覚、聴覚、触覚などで器具の利用者あるいは管理者に、寿命による故障の発生あるいは点検時期が接近していることを報知する。ここで、寿命接近あるいは点検時期の判定レベルを複数段階(例えば判定80%レベル、判定90%レベル、判定100%レベルなど)設けることで、利用者あるいは管理者に寿命判定あるいは点検時期に対して事前に知らせて行くことができる。
【0022】
また、ガス給湯機5が利用されている時に、新たにガステーブル4などが使用されると、器具判別手段13は流量計測手段10で計測された流量の増加値を基に使用が開始された器具を器具登録手段12で登録された器具の中から最も可能性の高い器具を判定し特定する。寿命判定手段14は新たに運転を開始された器具に対してその運転状況を記憶し、寿命判定を行なうものである。ところで、器具判別手段13で特定された器具に対して流量計測手段10で計測された流量値が所定値以上で過大であるとか、連続して使用されている期間が所定値以上で長すぎるとか、異常な使用状態であると判断できる場合は安全遮断手段16により遮断弁11を駆動して流路を閉じるように制御し、安全性を確保する。
【0023】
以上の動作において、器具判別手段13で使用されている器具を特定し、その器具に対して運転状況が異常である時にはガスの流動を停止させる安全機能だけでなく、下流側に複数の器具を設置しても上流側に設けた単一のガス器具監視装置により、器具毎に寿命の判定がなされて寿命や点検時期の接近が報知される。このように、故障を未然に回避できることになり利用者の利便性が確保できる。
【0024】
また、利用者の安心感を高めることができる。さらに、複数の器具に対して単一の監視装置で寿命がチェックでき、かつ器具との通信手段が不要のため監視装置の構成をシンプルにでき、低コストの監視装置にできるため経済的にも利用者の負担が低減できる。
【0025】
(実施例2)
図2は本発明の実施例2のガス器具監視装置の寿命判定手段を示す部分ブロック図である。図において、寿命判定手段14は、特定した器具の運転時間あるいは運転回数を検出し積算するカウント部17と、特定した器具の運転時のガス使用量により運転負荷を判定する負荷判定部18と、カウント部17の運転時間あるいは運転回数と負荷判定部18の運転負荷を基に特定した器具の消耗度を判定する消耗量判定部19と、寿命による故障発生の予測あるいは点検時期を設定値に対して比較し判定する寿命判定部20を備えたもの
である。
【0026】
つぎに、動作を説明する。寿命判定手段14は、特定された器具に対してそれぞれの器具毎に運転時間あるいは運転回数などの運転状況がカウント部17に記憶する。さらに、特定した器具毎にその器具に対して今使用中のガス使用量がどの程度器具の寿命に対して負荷となっているかを負荷判定部18で算出する。消耗量判定部19では、カウント部17の記憶値と負荷判定部18の算出値を基に器具の使用にともなう消耗度を求める。寿命判定部20では、消耗量判定部19で算出した消耗度を基に寿命あるいは点検時期の接近を判定する。一例として、ガス使用量をその器具の最大入力(例えば毎時10000kcal)で使用している場合の運転負荷を100とし、器具の最大入力での寿命時間が1000時間ある場合では寿命負荷は10万であり、運転負荷を累積した積算値を把握し寿命負荷と比較することにより寿命が判定できる。また、ガス使用量がその器具の最大入力でない場合(例えば最大入力の半分の毎時5000kcal)であれば、1時間当たりの運転負荷を例えば50(毎時5000kcalでの寿命時間が最大入力時の2倍の2000時間であれば)として計算し積算することで正確な寿命あるいは点検時期が判定できる。ところで、寿命負荷は運転回数によっても変わるものであり、上記の寿命負荷10万は例えば運転回数1000回の場合とすると、運転回数5000回の場合は寿命負荷は例えば8万、運転回数10000回の場合の寿命負荷は例えば5万に設定するなど運転回数に応じて寿命負荷を見積ることでより一層正確に寿命あるいは点検時期が判定できるのは言うまでもない。
【0027】
このように、運転時間あるいは運転回数だけでなく運転時のガス使用量により設定した運転負荷を加えて器具の消耗度を判定するので、器具の消耗度が正確に算出でき、寿命による故障発生の予測あるいは点検時期の予測が高い信頼性の下に実現できる。
【0028】
(実施例3)
図3は本発明の実施例3のガス器具監視装置の負荷判定部を示す部分ブロック図である。図において、負荷判定部18は、特定した器具が今使用しているガス使用量を記憶するガス量記憶部21と、このガス量記憶部21のガス使用量に対して運転負荷を重み付けして設定する重み付け部22を備えたものである。
【0029】
つぎに、動作を説明する。特定された器具に対して、それぞれの器具毎に使用しているガス使用量をガス量記憶部21で記憶しつつ現在のガス使用量でのその器具に対する運転負荷を重み付け部22で算出する。図4〜図7は重み付け部22で計算に使用する関数の一例を示したものである。図4はガス使用量に関わらず運転負荷を一定に設定する場合であり、使用回数だけで判断できるもの(例えばガスコンロなどの点火用の電池の寿命など)に適している。図5はガス使用量に対して運転負荷をステップ状に数段回設定するもので、ガス使用量に対する寿命の変化が少ないものに対して簡単な重み付けができる。図6はガス使用量に対して運転負荷を一次関数で設定するもので、ガス温風機などにおける熱交換器やバーナの温度のようにガス使用量に応じて寿命が大きく変動するものに対して運転負荷を適切に設定できる。図7はガス使用量に対して運転負荷を複次関数で設定するもので、図6の例よりも一層確実に寿命の判定ができるとともに、最大入力時以外での寿命をより正確に設定することで正常な状態にもかかわらず寿命が来たと判定してしまう誤報知の発生を防止し、器具の本来の寿命をフルに活かすことで利用者の経済的負担の低減し、さらに故障発生による不具合を防止して利便性を一層向上できる。
【0030】
このように、器具毎に最適な重み付けを行なうことで、器具の消耗度をより一層正確に算出して、寿命による故障発生の予測あるいは点検時期の予測がより高い信頼性で実行でき、さらに器具の本来の寿命をフルに活かすことで利用者の経済的負担を低減できる。
【0031】
(実施例4)
図8は本発明の実施例4のガス器具監視装置の重み付け部を示す部分ブロック図である。図において、重み付け部22は、重み付け関数部23の重み付け関数を変更する関数設定変更部24と、負荷算出部25を備えたものである。
【0032】
つぎに、動作を説明する。器具の寿命の到来によりその器具を今までとは異なる機種に交換した場合あるいは新規に器具を追加した場合などでは、器具の寿命判定のための運転負荷の計算式を関数設定変更部24で重み付け関数部23の重み付け関数を変更あるいは追加するものである。重み付け関数の変更あるいは追加ができることにより、利用者の要望に応じて器具の変更が自由にでき、さらに定期点検などで部品を交換した場合などでも部品交換内容に応じて交換以降の寿命設定を正確に設定できる。
【0033】
このように、器具の寿命等で器具を交換または変更した場合あるいは新規に器具を追加した場合などでは、その新しい器具に適した重み付け関数を新たに設定することで器具の追加・変更時でも容易に対応でき、監視装置の適応性が高められ利便性を向上できる。また、点検により部品交換などが生じた場合でも以降の寿命判定あるいは定期点検の条件が再設定できるため正確な寿命判定が維持できる。
【0034】
(実施例5)
図9は本発明の実施例5ガス器具監視装置の消耗量判定部を示す部分ブロック図である。図において、26は特定した器具の運転回数を記憶する運転回数記憶部、27は特定した器具の運転時間を記憶する運転時間記憶部、28は特定した器具の運転負荷を記憶する負荷記憶部、29は特定した器具の運転負荷とその運転時間の積を基に器具の消耗度を算出するとともに運転回数に応じて消耗度を設定する消耗度算出部、30は消耗度算出部29で算出した値を積算して保存する積算保存部であり、消耗量判定部19は運転回数記憶部26と運転時間記憶部27と負荷記憶部28と消耗度算出部29と積算保存部30を備えている。
【0035】
つぎに、動作を説明する。器具判別手段13により特定された器具に対して、カウント部17で得た運転回数、運転時間から器具毎に運転回数記憶部26は運転回数を運転時間記憶部27は運転時間をそれぞれ時間経過とともに記憶し、負荷記憶部28は負荷判定部18で設定した運転負荷を時間の経過とともに順次記憶する。消耗度算出部29では運転時間記憶部27の時間と負荷記憶部28の運転負荷をある一定の時間毎に積算することである一定の時間毎の消耗度を算出するとともに、運転回数に応じて消耗度を決定する。すなわち、前述のように運転回数が多くなるほど運転できる負荷(寿命負荷)が小さくなる現実の器具の特性に消耗度を合わせることを行なう。このようにして消耗度算出部29で算出した器具毎の消耗度を積算保存部30に順次積算して保存して行く。ある一定の時間毎に順次器具の運転状況が把握されて行くため、器具をどのようなパターンで使用しても確実にかつ正確に消耗度が算出され積算することができる。なお、消耗度を算出、積算する時間間隔を瞬時、瞬時の連続した計算を実行すればより一層の正確さが得られるのは言うまでもない。
【0036】
このように、様々なパターンで器具を使用しても運転負荷と運転時間の相乗効果で消耗度が算出されるとともに積算されて保存されるため、器具毎の消耗度が正確に把握でき信頼性の高い予測ができる。また、運転回数に応じた消耗度が設定できるため寿命特性の異なる様々な器具に対して容易に適応できる。
【0037】
(実施例6)
図10は本発明の実施例6のガス器具監視装置の寿命判定手段を示す部分ブロック図である。図において、寿命判定手段14は、特定した器具の点火時の流量の時間変化のパタ
ーンを検出する時間パターン検出部31と、予め定めたパターンを登録するパターン登録部32と、登録されたパターンを保存するパターン記憶部33と、検出したパターンと予め記憶したパターンとを比較するパターン判定部34を備えたものである。図11はある器具に対して予め記憶させる点火時のガス流量の時間変化特性であり、時間T0で点火流量Q1で点火動作が開始され、時間T1で着火して器具が本格的に燃焼を開始し、時間T2で運転流量Q2に達している。
【0038】
つぎに、動作を説明する。器具の使用開始とともに点火初期にガス流量が時間とともにどのように変化するかを流量計測手段10で測定した流量を基に器具判別手段13で判別する。器具判別手段13では点火流量Q1および運転流量Q2によって器具を判別して特定する。寿命判定手段14では時間パターン検出部31で点火時間(T1−T0)および立ち上がり時間(T2−T1)を検出し、パターン判定部34で特定した器具に対してパターン記憶部33に予め記憶していたパターンと検出したパターンを比較し、点火時間の変化あるいは立ち上がり時間の変化を基に所要時間が長くなり過ぎている場合などでは寿命あるいは点検時期の接近として判定する。また、点火流量Q1あるいは運転流量Q2の値の変化が大きくなり過ぎている場合などでは寿命あるいは点検時期の接近として判定する。
【0039】
このように、点火に要する時間が長く必要とする場合、点火時のガスの流量が設定値に対して差が認められる場合あるいは点火後のガス流量変化が設定値に対して差が認められる場合などでは寿命あるいは点検時期と判断するものであり、例えばガステーブルなど電池で点火するものでは電池の消耗を簡単に判定でき、給湯機などの商用電源を利用するものでは点火装置関連の不具合の発生による故障を未然に検知できるなど、簡便で確実な監視が実現できる。
【0040】
(実施例7)
図12は本発明の実施例7のガス器具監視装置の流量計測手段の部分ブロック図である。図において、流量計測手段10は、ガスが流動する測定路35に互いに対向して設けた超音波振動子36、36と、超音波振動子36、36のいずれに接続するかを切換える切換部37と、切換部37に接続され超音波信号を超音波振動子36に送る送信部38と、切換部37に接続され超音波振動子36からの超音波信号を受ける受信部39と、この受信部39での超音波振動子36の受信信号を基に流速を演算する演算制御部40を備えたものである。
【0041】
つぎに、動作を説明する。超音波による流速の測定は、通常知られている方法により、送信部38と受信部39により切換部37を切換えて超音波振動子36、36間で測定路35を図中矢印で示すガスの流れをよぎるようにして超音波の送受信が行なわれる。このとき計測される信号により、演算制御部40にてごく短時間の超音波の伝播時間より瞬時流速が計算され、この流速に基づいて測定路35の断面積より瞬時流量が算出される。このように流量の計測が瞬時瞬時で計測できるため、流量の時間変化特性が精度良く連続して計測でき、器具の判別が容易となる。また、器具の使用時に器具側でガスの通過などで発生する振動あるいは超音波を信号として超音波振動子36で受信することにより、器具固有の信号を識別して器具判別の判別精度をより一層高めることができる。
【0042】
このように、瞬時流量を計測することにより、ガスの流量変化を高精度で検知して器具の判別精度が高められ、運転時間および運転負荷を高精度で検知することで寿命判定の精度を高めることができる。さらに、器具側で使用時に発生する振動あるいは超音波の信号を超音波振動子で検知することで、器具判別の判別精度をより一層高めて信頼性の高い寿命判定が実現できる。
【0043】
(実施例8)
図13は本発明の実施例8のガス器具監視装置の報知手段の部分ブロック図である。図において、報知手段15は、光、色あるいは音により知らせる報知部41と、文字、絵あるいは記号により知らせる表示部42と、報知部41への報知を表示部42に切換える表示切換部43を備えたものである。
【0044】
つぎに、動作を説明する。寿命あるいは点検時期が接近したことを検出した信号を寿命判定手段14から報知手段15が受けると、報知部41においてランプなどの光の点灯あるいは点滅、表示色の変化、ブザーなどによる音の発生などにより報知動作を行なう。報知部41、表示部42は流量計測手段10の設置場所あるいは管理者のいる監視センターなどに設け、この報知動作に気付いた器具の利用者あるいは管理者は表示切換部43を操作して報知内容を表示部42に切換えて具体的な内容(どの器具がどのような状況なのか)を表示させて確認する。
【0045】
従って、最初の報知は最少の入力で報知ができるため、低消費電力化できるだけでなく誰かが気付くまで長時間安定して報知し続けることが可能であり、報知確認効果を高めることができる。
【0046】
また寿命あるいは点検時期が接近したことを検出して報知する判定レベルを複数段設けること(例えば事前レベル、接近レベル、最終レベルなど)で、各段階で報知がなされることにより、寿命あるいは点検に対して事前に準備することができる。
【0047】
このように、報知部と表示部への同時で並列した報知を無くすことで低消費電力化を図ることができ、電池駆動化および電池の長寿命化と小型化が実現できる。また、報知を長時間安定して発信し続けることができ、報知効果を高めることができる。
【0048】
(実施例9)
図14は本発明の実施例9のガス器具監視装置とその周辺のブロック図である。図において、報知手段44は流量計測手段10の近傍には少なくとも第一報知部45を設け、流量計測手段10とは分離して第二報知部46および表示部47を備えたものである。
【0049】
つぎに、動作を説明する。寿命あるいは点検時期が接近したことを検出した信号を寿命判定手段14から報知手段44が受けると、第一報知部45および第二報知部46においてランプなどの光の点灯あるいは点滅、表示色の変化、ブザーなどによる音の発生などにより報知動作を行なう。この報知動作に気付いた器具の利用者あるいは管理者は表示切換部43を操作して報知内容を表示部42に切換えて具体的な内容(どの器具がどのような状況なのか)を表示させて確認するのは前述の通りである。ここでは、第一報知部45は流量計測手段10の設置場所に設け第二報知部46は器具の利用者あるいは管理者が通常見易い場所、例えば利用者の住戸の内あるいは管理者のいる監視センターなどの複数場所に報知部を設けているので、報知動作に対して速やかに気が付く確率が高くできる。また、第一報知部45と第二報知部46の間は無線による通信が可能であり、無線化により設置工事性が改善できるとともに第二報知部46と表示部47は第一報知部45が設けられる流量計測手段10側とは別電源の商用電源とすることで第二報知部46と表示部47の長期連続報知ができる。
【0050】
このように、寿命による故障発生あるいは点検時期が接近したことを報知部で知らせていることを確実に利用者に認識させることができ、報知を見逃すことによる不都合の発生が防止できる。
【0051】
(実施例10)
図15は本発明の実施例10のガス器具監視装置の部分ブロック図である。図において、報知手段15の表示切換部48は、流量計測手段10の計測結果を示す流量表示と、寿命判定手段14の判定結果を示す寿命表示を切換えて表示部49に表示させる。
【0052】
つぎに、動作を説明する。通常の状態において流量計測を行なっている時は流量計測手段10の計測結果により流量あるいは流量の積算値を表示部49に表示させ、寿命判定手段14が寿命あるいは点検時期が接近したことを判定すると報知部41により光、色、音などにより報知し、利用者あるいは管理者がこの報知に気付いて表示切換部48を操作すると、今まで流量あるいは流量の積算値を表示していた表示部49は報知の具体的な内容の表示に切換わるものである。
【0053】
このように、表示部を共用化することにより表示部の小型化ができ、装置全体の小型化および低コスト化ができる。さらに、流量表示と寿命表示の並列表示を無くして低消費電力化ができる。
【0054】
(実施例11)
図16は本発明の実施例11のガス器具監視装置のブロック図である。図において、寿命判定手段14の積算値を呼び出す使用履歴呼出手段50と、呼出した積算値を基に寿命あるいは点検時期に対して残されている余命またはすでに使ってしまった消耗量を算出する使用履歴演算手段51を備えたものである。
【0055】
つぎに、動作を説明する。器具の利用者あるいは管理者が任意の時にスイッチなどの使用履歴呼出手段50を操作すると、使用履歴演算手段51はその時点での器具の消耗度あるいは予め定めた寿命に対する残された余命を寿命判定手段14から呼出したり、あるいは寿命判定手段14のデータを基に新たに算出し、その結果を表示部42に表示する。このように寿命あるいは点検時期の接近が自動的に表示される前に事前に器具の使用状況が利用者あるいは管理者の意志で把握できる。
【0056】
このように、任意の時に利用者が器具の余命あるいは消耗量を適宜確認でき報知の発生を事前に把握できるため、利用者が事前に対応を準備することが可能となり、利便性および安心感が向上できる。
【0057】
上の説明から明らかなように本発明の各実施例によれば、次の効果が得られる。
【0058】
流量計測手段と、流量計測手段の計測値を基に器具を判別する器具判別手段と、特定した器具の寿命による故障発生あるいは点検時期を流量計測手段の計測値を基に予測する寿命判定手段と、器具の寿命による故障発生あるいは点検時期が接近したことを外部に知らせる報知手段を備えているので、器具毎に寿命による故障発生の接近や点検時期の接近が事前に判るため適切な処置が可能となり、故障を未然に回避できることになり利用者の利便性が確保できる。また利用者の安心感を高めることができる。さらに、複数の器具に対して単一の監視装置で寿命がチェックでき、かつ器具との通信手段が不要のため監視装置の構成をシンプルにでき、低コストの監視装置とできるため経済的にも利用者の負担が低減できる。
【0059】
また、寿命判定手段は、特定した器具の運転時間あるいは運転回数のカウント部と、特定した器具の運転負荷を判定する負荷判定部と、特定した器具の消耗度を判定する消耗量判定部と、寿命による故障発生の予測あるいは点検時期を設定値に対して比較し判定する寿命判定部を備えているので、運転時間あるいは運転回数だけでなく運転時のガス使用量により設定した運転負荷を加えて器具の消耗度を判定できるので、器具の消耗度が正確に算出できる。また、寿命による故障発生の予測あるいは点検時期の予測が高い信頼性の下
に実現できる。
【0060】
また、負荷判定部は、ガス使用量に対して運転負荷を重み付けして設定する重み付け部を備えているので、器具毎に最適な重み付けを行なうことができ器具の消耗度をより一層正確に算出できる。また、寿命による故障発生の予測あるいは点検時期の予測がより高い信頼性で実行できる。
【0061】
また、重み付け部は、重み付け関数を変更する関数設定変更部を備えているので、器具の寿命等で器具を交換または変更した場合あるいは新規に器具を追加した場合でも、その新しい器具に適した重み付け関数を新たに設定することができる。また、器具の追加・変更時でも容易に対応でき、監視装置の適応性が高められ利便性を向上できる。
【0062】
また、消耗量判定部は、特定した器具の運転負荷とその運転時間の積を基に消耗度を算出する消耗度算出部とその算出した値を積算して保存する積算保存部を備えているので、様々なパターンで器具を使用しても運転負荷と運転時間の相乗効果で消耗度が算出することができる。また、器具毎にこの算出値を積算して保存するため、器具毎の消耗度が正確に把握でき信頼性の高い予測ができる。
【0063】
また、寿命判定手段は、特定した器具の点火時の流量の時間変化パターンを検出する時間パターン検出部と、予め定めたパターン記憶部と、検出したパターンと予め記憶したパターンとを比較するパターン判定部を備えているので、電池を電源とするものでは電池の消耗を簡単に判定でき、給湯機などの商用電源を利用するものでは点火装置関連の不具合の発生による故障を未然に検知でき、簡便で確実な監視が実現できる。
【0064】
また、流量計測手段は、測定路に設けた超音波振動子と、この超音波振動子の受信信号を基に演算する演算制御部を備えているので、瞬時流量を計測することにより、ガスの流量変化を高精度で検知して器具の判別精度が高められ、運転時間および運転負荷を高精度で検知することで寿命判定の精度を高めることができる。さらに、器具側で使用時に発生する振動あるいは超音波の信号を超音波振動子で検知することで、器具判別の判別精度をより一層高めて信頼性の高い寿命判定が実現できる。
【0065】
また、報知手段は光、色あるいは音により知らせる報知部と、文字、絵あるいは記号により知らせる表示部と、前記報知部への報知を前記表示部に切換える表示切換部を備えているので、報知部と表示部への同時で並列した報知を無くすことで低消費電力化を図ることができる。また、電池駆動化および電池の長寿命化と小型化が実現できる。
【0066】
また、報知手段は流量計測手段の近傍には少なくとも第一報知部を設け、流量計測手段とは分離して第二報知部および表示部を備えているので、寿命による故障発生あるいは点検時期が接近したことを報知部で知らせていることを確実に利用者に認識させることができる。また、報知を確認し易くなるため報知を見逃すことによる不都合の発生が防止できる。
【0067】
また、表示切換部は、流量計測手段の計測結果を示す流量表示と、寿命判定手段の判定結果を示す寿命表示を切換えて表示部に表示させるので、表示部を共用化することにより表示部の小型化ができる。またね装置全体の小型化および低コスト化ができる。さらに、流量表示と寿命表示の並列表示を無くして低消費電力化ができる。
【0068】
また、寿命判定手段の積算値を呼び出す使用履歴呼出手段と、呼出した積算値を基に寿命あるいは点検時期に対して残されている余命またはすでに使ってしまった消耗量を算出する使用履歴演算手段を備えているので、任意の時に利用者が器具の余命あるいは消耗量
を適宜確認でき報知の発生を事前に把握できるため、利用者が事前に対応を準備することが可能とできる。また、故障を事前に回避できることにより利便性および安心感が向上できる。
【0069】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように本発明のによれば、次の効果が得られる。
【0070】
流量計測手段と、流量計測手段の計測値を基に器具を判別する器具判別手段と、特定した器具の寿命による故障発生あるいは点検時期を流量計測手段の計測値を基に予測する寿命判定手段と、器具の寿命による故障発生あるいは点検時期が接近したことを外部に知らせる報知手段を備えているので、器具毎に寿命による故障発生の接近や点検時期の接近が事前に判るため適切な処置が可能となり、故障を未然に回避できることになり利用者の利便性が確保できる。また利用者の安心感を高めることができる。さらに、複数の器具に対して単一の監視装置で寿命がチェックでき、かつ器具との通信手段が不要のため監視装置の構成をシンプルにでき、低コストの監視装置とできるため経済的にも利用者の負担が低減できる。
【0071】
そして、寿命判定手段は、特定した器具の運転時間あるいは運転回数のカウント部と、特定した器具の運転負荷を判定する負荷判定部と、特定した器具の消耗度を判定する消耗 量判定部と、寿命による故障発生の予測あるいは点検時期を設定値に対して比較し判定する寿命判定部を備えているので、運転時間あるいは運転回数だけでなく運転時のガス使用量により設定した運転負荷を加えて器具の消耗度を判定できるので、器具の消耗度が正確に算出できる。また、寿命による故障発生の予測あるいは点検時期の予測が高い信頼性の下に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1のガス器具監視装置を含むブロック図
【図2】 本発明の実施例2のガス器具監視装置の寿命判定手段の部分ブロック図
【図3】 本発明の実施例3のガス器具監視装置の負荷判定部の部分ブロック図
【図4】 同負荷判定部の運転負荷に対する重み付け関数の特性図
【図5】 同負荷判定部の運転負荷に対する他の重み付け関数の特性図
【図6】 同負荷判定部の運転負荷に対する他の重み付け関数の特性図
【図7】 同負荷判定部の運転負荷に対する他の重み付け関数の特性図
【図8】 本発明の実施例4のガス器具監視装置の重み付け部の部分ブロック図
【図9】 本発明の実施例5のガス器具監視装置の消耗量判定部の部分ブロック図
【図10】 本発明の実施例6のガス器具監視装置の寿命判定手段の部分ブロック図
【図11】 同寿命判定手段の運転パターン特性図
【図12】 本発明の実施例7のガス器具監視装置の流量計測手段の部分ブロック図
【図13】 本発明の実施例8のガス器具監視装置の報知手段の部分ブロック図
【図14】 本発明の実施例9のガス器具監視装置を含むブロック図
【図15】 本発明の実施例10のガス器具監視装置の部分ブロック図
【図16】 本発明の実施例11のガス器具監視装置のブロック図
【符号の説明】
10 流量計測手段
13 器具判別手段
14 寿命判定手段
15 報知手段
17 カウント部
18 負荷判定部
19 消耗量判定部
20 寿命判定部
22 重み付け部
24 関数設定変更部
30 積算保存部
31 時間パターン検出部
33 パターン記憶部
34 パターン判定部
36 超音波振動子
40 演算制御部
41 報知部
42 表示部
43 表示切換部
50 使用履歴呼出手段
51 使用履歴演算手段

Claims (11)

  1. ガスの流量を計測する流量計測手段と、前記流量計測手段の計測値を基にガスを使用している器具を特定する器具判別手段と、特定した器具の寿命による故障発生あるいは点検時期を前記流量計測手段の計測値を基に予測する寿命判定手段と、器具の寿命による故障発生あるいは点検時期が接近したことを外部に知らせる報知手段を備え、前記寿命判定手段は、特定した器具の運転時間あるいは運転回数を検出し積算するカウント部と、特定した器具の運転時のガス使用量により運転負荷を判定する負荷判定部と、前記カウント部の運転時間あるいは運転回数と前記負荷判定部の運転負荷を基に特定した器具の消耗度を判定する消耗量判定部と、寿命による故障発生の予測あるいは点検時期を設定値に対して比較し判定する寿命判定部を備えたガス器具監視装置。
  2. 負荷判定部は、ガス使用量に対して運転負荷を重み付けして設定する重み付け部を備えた請求項記載のガス器具監視装置。
  3. 重み付け部は、重み付け関数を変更する関数設定変更部を備えた請求項記載のガス器具監視装置。
  4. 消耗量判定部は、特定した器具の運転負荷とその運転時間の積を基に消耗度を算出する消耗度算出部とその算出した値を積算して保存する積算保存部を備えた請求項のいずれか1項に記載のガス器具監視装置。
  5. ガスの流量を計測する流量計測手段と、前記流量計測手段の計測値を基にガスを使用している器具を特定する器具判別手段と、特定した器具の寿命による故障発生あるいは点検時期を前記流量計測手段の計測値を基に予測する寿命判定手段と、器具の寿命による故障発生あるいは点検時期が接近したことを外部に知らせる報知手段を備え、前記寿命判定手段は、特定した器具の点火時の流量の時間変化パターンを検出する時間パターン検出部と、予め定めたパターン記憶部と、検出したパターンと予め記憶したパターンとを比較するパターン判定部を備えたガス器具監視装置。
  6. 流量計測手段は、測定路に設けた超音波振動子と、この超音波振動子の受信信号を基に演算する演算制御部を備えた請求項1〜のいずれか1項に記載のガス器具監視装置。
  7. 報知手段は光、色あるいは音により知らせる報知部と、文字、絵あるいは記号により知らせる表示部と、前記報知部への報知を前記表示部に切換える表示切換部
    を備えた請求項1〜のいずれか1項に記載のガス器具監視装置。
  8. ガスの流量を計測する流量計測手段と、前記流量計測手段の計測値を基にガスを使用している器具を特定する器具判別手段と、特定した器具の寿命による故障発生あるいは点検時期を前記流量計測手段の計測値を基に予測する寿命判定手段と、器具の寿命による故障発生あるいは点検時期が接近したことを外部に知らせる報知手段を備え、報知手段は光、色あるいは音により知らせる報知部と、文字、絵あるいは記号により知らせる表示部と、前記報知部への報知を前記表示部に切換える表示切換部を備えたガス器具監視装置。
  9. 報知手段は流量計測手段の近傍には少なくとも第一報知部を設け、流量計測手段とは分離して第二報知部および表示部を備えた請求項7または8記載のガス器具監視装置。
  10. 表示切換部は、流量計測手段の計測結果を示す流量表示と、寿命判定手段の判定結果を示す寿命表示を切換えて表示部に表示させる請求項〜9のいずれか1項に記載のガス器具監視装置。
  11. 寿命判定手段の積算値を呼び出す使用履歴呼出手段と、呼出した積算値を基に寿命あるいは点検時期に対して残されている余命またはすでに使ってしまった消耗量を算出する使用履歴演算手段を備えた請求項1〜8のいずれか1項に記載のガス器具監視装置。
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