JP5085782B1 - スピーカの着脱機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】スピーカ装着部材にスピーカを装着する際に、工具を使用することなくワンタッチで取り付け、かつ容易に取り外すことのできるスピーカの着脱機構を提供する。
【解決手段】スピーカ装着部材に、フレームに装着したスピーカを着脱自在に取り付けるスピーカの着脱機構であって、フレームの少なくとも1箇所に係止クリップ5を装着するクリップ装着部を設け、係止クリップを装着してスピーカ装着部材の対応する係止部に取り付ける。係止クリップは、スピーカ装着部材への挿入方向に対して横方向に拡張/収縮し、両側面にスピーカ装着部材の係止部に係止するための一対の傾斜状突起54、55を備え、挿入面にクリップ装着部に固定するための固定部65、背面にマイナスドライバを挿入して回動させたときに、当該係止クリップの幅を収縮させて係合を解除する挿入部68を有することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、スピーカの装着部材に工具を使用することなくワンタッチで取り付け、容易に取り外すことのできるスピーカの着脱機構に関する。
自動車には、いわゆるカーオーディオが装備されているものが多く、通常、それらのスピーカは、例えば後部座席後方のリアパネル、前方座席の両側のドアの内張り部分、或いはダッシュボードなどに取り付けられている。このような車載用のスピーカにあっては、自動車の振動やドアの開閉によるショックが与えられてもスピーカがガタついたり、外れたりすることなく取り付ける必要があるため、ネジによる締結やリベットによる締結などが一般的である。
しかし、ネジによる締結は、取り付けが複雑で手間を要し(ネジを締めるのに工数を要する)、取り付け力にバラツキが発生しやすい。一方、リベットによる取り付けには特別な工具が必要になり、取り付け後は取り外しが困難(破壊しなければ取り外しはほぼ不可能)である。このため、取り付けミスに伴ったスピーカの再取り付けやスピーカの交換ができない。
このような問題を解決するために、例えば本出願人による特許文献1では、スピーカを装着するフレームに、ドアパネルへの取付用の弾力性係止部及び挿入係止片を一体成形することで部品点数が多くならないようにし、製造面、取扱いなどの便を計った「車載ドア用スピーカの取付構造」を提案している。
この特許文献1には、樹脂製のフレームの外周縁に弾力性係止部を設け、そのほぼ反対側の位置に少なくとも2以上の挿入係止片を設けた車載ドア用スピーカの取付構造が開示されている。上記挿入係止片と弾力性係止部は、フレームと一体成形されているとともに、弾力性係止部は材質による弾性を有する薄肉状の第1の片と第2の片とを備え、ほぼくの字状のクリップ部をなし、かつドアパネルにはスピーカを取り付けるための開口部が形成され、この開口部の外周縁には挿入される弾力性係止部をその弾性力を利用して係止させる切欠きが形成されている。
また、特許文献2には、取付基板に形成した放音孔を挟んで、互いに対向するようにボス及びU字状に形成された弾性片を設け、この放音孔に対向して配置されたスピーカのフレームを上記ボスにビスによって締め付け固定されたL字状の押え具及び上記弾性片の先端で押圧固定する「スピーカ取付装置」が記載されている。
上記特許文献1及び2の取付構造や取付装置によれば、1本のネジを締め込むことでスピーカを取り付けでき、一般的な複数のネジによる締結やリベットによる締結に比べて、取り付けの簡単化が図れ、取り付けミスに伴ったスピーカの再取り付けやスピーカの交換も可能となる。
実開平7−4127号公報 実開昭54−6939号公報
ところで、上記特許文献1及び2の技術では、自動車の販売後の整備や点検の際にスピーカを脱着するような用途は考慮しておらず、脱着を繰り返す用途には向いていない。このため、自動車の生産段階でスピーカ装着部材にスピーカを装着する際に簡単に取り付けることができ、かつ自動車の整備や点検の際にスピーカを簡単に取り外し、終了後に容易に取り付けられるような着脱機構が望まれている。
本発明は、上記のことに鑑み提案されたもので、その目的とするところは、スピーカ装着部材にスピーカを装着する際に工具を使用することなくワンタッチで取り付けることができ、かつ容易に取り外すことのできるスピーカの着脱機構を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に係る本発明のスピーカの着脱機構は、スピーカ装着部材1に、フレーム3に装着したスピーカ2を着脱自在に取り付けるスピーカの着脱機構であって、前記フレーム3の少なくとも1箇所に係止クリップ5−1を装着するクリップ装着部3aを設け、このクリップ装着部3aに係止クリップ5−1を装着して前記スピーカ装着部材1に設けた対応する係止部1aに取り付けるようにしてなり、前記係止クリップ5−1は、前記スピーカ装着部材1への挿入方向に対して横方向に拡張/収縮し、両側面に前記スピーカ装着部材1の係止部1aに係止するための一対の傾斜状突起54、55を備え、挿入面に前記フレーム3のクリップ装着部3aに固定するための固定部65、背面にマイナスドライバを挿入して回動させたときに、当該係止クリップ5−1の幅を収縮させて係合を解除する挿入部68を有することを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、請求項1記載のスピーカの着脱機構において、前記係止クリップ5−1は、一方の側面に前記傾斜状突起54を有する第1のクリップ部材51と、前記第1のクリップ部材51の傾斜状突起54に対向する他方の側面に傾斜状突起55を有する第2のクリップ部材52と、前記第1、第2のクリップ部材51、52間に挟持され、これら第1、第2のクリップ部材51、52を横方向に拡張するように付勢する弾性部材53と、前記第1、第2のクリップ部材51、52の嵌合面にそれぞれ対向して形成され、前記弾性部材53を収容する収容部56、57とを備えることを特徴とする。
更に、請求項3に係る発明は、請求項2記載のスピーカの着脱機構において、前記第2のクリップ部材52の前記収容部57の底面に立設された係合突起58a、58bと、前記第1のクリップ部材51の前記収容部56の底面に形成され、前記係合突起58a、58bと係合し、これら係合突起58a、58bを横方向に摺動させるガイド窓59と、このガイド窓59の上面、下面に摺動方向に沿って形成され、前記係合突起58a、58bの先端の係合部58a’、58b’と係合する係合兼ガイド用のリブ60a、60bとを備え、前記弾性部材53は前記係合突起58a、58bを巻回するように装着され、一端が前記第1のクリップ部材51に係止され、他端が前記第2のクリップ部材52に係止され、一端と他端で前記第1、第2のクリップ部材51、52を横方向に拡張するように付勢するトーションバネであることを特徴とする。
更にまた、請求項4に係る発明は、請求項3記載のスピーカの着脱機構において、前記第1のクリップ部材51の挿入面に形成された第1の切欠部63と、前記第2のクリップ部材52の挿入面に形成され、前記第1のクリップ部材51と嵌合されたときに対向する側壁で固定部65を形成する第2の切欠部64と、前記第1のクリップ部材51の背面に形成された第3の切欠部66と、前記第2のクリップ部材52の背面に形成され、前記第1のクリップ部材51と嵌合されたときにマイナスドライバの挿入部68を形成する第4の切欠部67とを備えることを特徴とする。
請求項1〜4記載の本発明では、フレームに設けたクリップ装着部に係止クリップを装着し、この係止クリップの一対の傾斜状突起をスピーカ装着部材の対応する係止部に押し込むことで、係止クリップの幅を収縮させて挿入し、所定の位置まで挿入すると傾斜状突起が拡張して係止することができる。よって、工具を用いることなく、フレームに装着したスピーカをスピーカ装着部材にワンタッチで取り付けることができる。また、係止クリップの背面に形成される挿入部にマイナスドライバを挿入して回動させることで、係止クリップの幅を収縮させて容易に取り外すことができる。これにより、スピーカ装着部材に、フレームに装着したスピーカを着脱自在に取り付けることができる。
従って、スピーカ装着部材にスピーカを装着する際に工具を使用することなくワンタッチで取り付けることができ、かつ容易に取り外すことのできるスピーカの着脱機構を提供できる。
本発明の実施例に係るスピーカの着脱機構で用いられる係止クリップを示す図である。 本発明の実施例に係るスピーカの着脱機構の全体の概略構成を示す図である。 図2の分解斜視図である。 図3におけるフレームを上方から見た平面図である。 図4に示したフレームへの係止クリップの装着について説明するためのもので、クリップ装着部近傍を拡大して示す斜視図である。 図5に示したフレームのクリップ装着部近傍に対応するスピーカ装着部材の一部を拡大して示す正面図である。 図5に示したフレームを、図6に示したスピーカ装着部材に取り付けた状態の背面図である。 フレームをスピーカ装着部材に取り付けた状態において、係止クリップがロックした場合とアンロックの場合を示す断面図である。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
図1(a)〜(f)はそれぞれ本発明の実施例に係るスピーカの着脱機構で用いられる係止クリップを示す図、図2(a)は本実施例に係るスピーカの着脱機構の全体の概略図、図3は図2(a)の分解斜視図、図4は図3におけるフレームを上方から見た平面図である。この着脱機構は、図2(a)及び図3に示すように、スピーカ装着部材1、スピーカ2、このスピーカ2が装着されるフレーム3、上記スピーカ装着部材1とフレーム3との間の止水とガタツキ防止用のシール部材4、及び上記スピーカ装着部材1にフレーム3に装着されたスピーカ2を取り付ける係止クリップ5−1〜5−3などで構成される。
上記スピーカ装着部材1は、例えば後部座席後方のリアパネル、前方座席の両側のドアの内張り部分、或いはダッシュボードなどに設けたスピーカ取付用の開口に装着されるものである。このスピーカ装着部材1は樹脂などで形成され、外周縁に上記スピーカ2を装着したフレーム3を取り付けるための係止部1a、1b、1c、中央部にスピーカ2の磁気回路部を収容するための開口1dを備えている。なお、1e、1f、1g、1h、1iはスピーカ装着部材1をスピーカ取付用の開口の周囲のリアパネル、ドアパネル或いはダッシュボードなどに装着するためのネジ孔である。
上記フレーム3には、スピーカ装着部材1の係止部1a、1b、1cにそれぞれ対応する位置にクリップ装着部3a、3b、3cが設けられている。また、このフレーム3の外周縁には、スピーカ2のボイスコイル用の配線6a、6bを外部に導出するための配線の固定部3dが設けられている。
図2(b)に拡大して示すように、フレーム3におけるクリップ装着部3aには、マイナスドライバを挿入するための円形の挿入窓3eが設けられている。この挿入窓3eの周囲のクリップ装着部3aには、金型などにより取り外し時の回転方向を示す矢印が標記されている。上記挿入窓3eには係止クリップ5−1の底面(背面)が露出されており、係止クリップ5−1の底面の斜線で示す領域9にマイナスドライバを差し込んで時計回りに回動することで、この領域9が押し広げられて係止クリップ5−1の幅が収縮し、スピーカ装着部材1の係止部1aとクリップ装着部3aとのロック(係止状態)が解除されるようになっている。
次に、上記クリップ装着部3aと係止部1aの構造について詳しく説明する。クリップ装着部3a、3b、3cはそれぞれ、図4に示すように係止クリップ5−1〜5−3を収容する枠状の収容部がスピーカ装着部材1に向かって立設された構造になっている。これらの収容部の上下面には三角形状の複数のリブ7a、7bがそれぞれ設けられ、収容部の補強、及びスピーカ装着部材1に装着したときの位置決めとガタツキ防止などを行っている。上記収容部の両側面には係止クリップ5−1〜5−3の挿入用の開口が設けられ、いずれか一方から係止クリップ5−1〜5−3をそれぞれ挿入するようになっている。
図1(a)は上記係止クリップ5(5−1〜5−3)の構成例を示す分解斜視図、図1(b)、(c)、(d)はそれぞれ図1(a)の係止クリップ5を組み立てた状態で矢印Ab、Ac、Ad方向から見た図である。また、図1(e)は図1(a)の係止クリップ5を構成する第2のクリップ部材を矢印Ae方向から見た側面図、図1(f)は図1(a)の係止クリップ5を構成する第1のクリップ部材を矢印Af方向から見た側面図である。
この係止クリップ5は、第1、第2のクリップ部材51、52と、これら第1、第2のクリップ部材51、52を横方向に拡張するように付勢する弾性部材、本例ではトーションバネ53とを備えている。上記第1、第2のクリップ部材51、52は、耐久性を考慮してPA−GF50、66ナイロンなどの樹脂材を用いており、上記トーションバネ53もやはり耐久性を考慮してSUS304などのバネ鋼を用いている。
上記第1のクリップ部材51の一方の側面には傾斜状突起54が形成されており、上記第2のクリップ部材52における上記傾斜状突起54に対向する他方の側面には傾斜状突起55が形成されている。これらの傾斜状突起54、55は、挿入方向(図1(a)、(b)では上方向)に対する緩やかなテーパ部54a、55aと、逆方向の急峻なテーパ部54b、55bとを備えている。上記テーパ部54a、55aは、スピーカ装着部材1への挿入時に係止クリップ5をトーションバネ53のバネ力に抗して内側に収縮させるためのものであり、上記テーパ部54b、55bはスピーカ装着部材1への係止時にトーションバネ53のバネ力を利用してガタツキを防止するためのものである。
上記第1、第2のクリップ部材51、52の嵌合面側にはそれぞれ、上記トーションバネ53の収容部56、57が対向して形成されている。上記第1、第2のクリップ部材51、52は、図1(b)に示すように傾斜状突起54、55が左右の両側面から突出するようにずらして嵌合される。
図1(a)及び(e)に示すように、上記第2のクリップ部材52の収容部57の底面には一対の係合突起58a、58bが立設されている。これらの係合突起58a、58bにおける先端の外面は湾曲形成され、湾曲面の上下にそれぞれ鈎状の係合部58a’、58b’が形成されている。また、図1(a)及び(f)に示すように、上記第1のクリップ部材51の収容部56の底面には上記係合突起58a、58bを横方向に摺動させる長方形のガイド窓59が形成されている。このガイド窓59の上下に対向する側壁には、摺動方向に沿って上記係合突起58a、58bの先端の係合部58a’、58b’と係合する係合兼ガイド用のリブ60a、60bが形成されている。
上記トーションバネ53は、上記係合突起58a、58bを巻回して装着される。このトーションバネ53の一端は、上記第2のクリップ部材52における収容部57の側壁と係止片61との間に挟持されて係止され、他端は上記第1のクリップ部材51の係止柱62に係止される。この係止柱62は外形が四角柱状であり、内部は円柱状の中空になっている。これによって、トーションバネ53は、一端と他端で上記第1、第2のクリップ部材51、52を横方向に拡張するように付勢する。
組立にあたっては、第2のクリップ部材52側の係合突起58a、58bを第1のクリップ部材51のガイド窓59に挿入する。この場合、各係合突起58a、58bの先端の湾曲面をガイド窓59の上面、下面に当接させて押し込むことで、係合突起58a、58bは、その材質(樹脂)に起因する弾性によって内側に撓み、ガイド窓59の外側に達すると復元し、係合部58a’、58b’がリブ60a、60bに係止される。これによって、抜けが防止され、第1、第2のクリップ部材51、52は一体化される。また、リブ60a、60bは、摺動用のガイドになっており、これらのリブ60a、60bに沿って横方向に摺動可能になっている。
上記第1のクリップ部材51の上面(スピーカ装着部材1への挿入面)には第1の切欠部63が形成され、上記第2のクリップ部材52の上面には第2の切欠部64が形成されている。そして、上記第1、第2のクリップ部材51、52が嵌合されたときに、図1(c)に示すように上面に上記第1の切欠部63の一方の側壁63aと、上記第2の切欠部64の上記側壁63aに対向する側壁64aとの間に、図1(b)に示すような固定部65が形成される。
また、上記第1のクリップ部材51の下面(背面)には第3の切欠部66が形成され、上記第2のクリップ部材52の下面には第4の切欠部67が形成されている。これらの切欠部66、67により、上記第1、第2のクリップ部材51、52を嵌合したときに、図1(d)に示すように上記第3の切欠部66の一方の側壁66aと、上記第4の切欠部67の上記側壁66aに対向する側壁67aとの間に、図1(b)に示すようなマイナスドライバの挿入部68が形成される。この挿入部68にマイナスドライバを挿入して時計回りに回動すると、第1のクリップ部材51が右方向、第2のクリップ部材52が左方向に移動して挿入部68の幅が広がり、係止クリップ5の幅(傾斜状突起54、55間の幅)が収縮する。
このように、係止クリップ5は、スピーカ装着部材1への挿入方向に対して横方向に拡張/収縮するようになっており、傾斜状突起54、55が上記スピーカ装着部材1の係止部1a、1b、1cに係止される。そして、この係止クリップ5は、挿入面に上記フレーム3のクリップ装着部3aに固定するための固定部65、背面にマイナスドライバを挿入して回動させたときに押し広げられ、この係止クリップ5の幅を収縮させて係合を解除するマイナスドライバの挿入部68を有する。
図5は、上記図4に示したフレーム3への係止クリップ5の装着について説明するためのもので、クリップ装着部3aの近傍を拡大して示している。フレーム3のクリップ装着部3a(枠状の収容部)には中央に円形の孔が形成されたスリット状の挿入口8が形成されており、正面側にはマイナスドライバの挿入窓3eが形成されている。
係止クリップ5は矢印Agで示すようにフレーム3のクリップ装着部3aの一方の側面から横方向に挿入される。そして、上記挿入口8に係止クリップ5を係止するための係止部材10が矢印Ah方向に挿入され、係止部材10の背面に立設された係止片10aが挿入口8を介して係止クリップ5の固定部65に挿入されることで、係止クリップ5の両端の傾斜状突起54、55が収容部から突出した状態で固定される。
図6は、図5に示したクリップ装着部3a近傍に対応するスピーカ装着部材1の一部を拡大して示す正面図である。スピーカ装着部材1には、フレーム3のクリップ装着部3a近傍に対応する位置にそれぞれフランジ1jが形成されており、このフランジ1jに上記フレーム3の枠状の収容部が挿入される嵌合窓69が形成されている。この嵌合窓69の上側面と下側面にはそれぞれ、上記収容部に形成されているリブ7a、7bが挿入される嵌合溝70a、70bが設けられている。
そして、上記図3に示したように、スピーカ装着部材1の係止部1a、1b、1cに、止水用のシール部材4を介して、クリップ装着部3a、3b、3cにそれぞれ係止クリップ5−1〜5−3を挿入したフレーム3を位置合わせして押し込んで取り付ける。この際、係止クリップ5−1〜5−3は、テーパ部54a、55aが嵌合窓69の両側面に押し付けられることでバネ力に抗して内側に移動し、傾斜状突起54、55の先端が嵌合窓69に達するとバネの弾発力により復元し、スピーカ装着部材1の嵌合窓69の両側面に係止クリップ5のテーパ部54b、55bが係合する。よって、工具を用いることなくワンタッチでスピーカ装着部材1に、スピーカ2を装着したフレーム3を取り付けることができる。
図7は、この状態を背面側から見て示しており、スピーカ装着部材1の嵌合窓69の両側面に、収容部の両端から突出した係止クリップ5の傾斜状突起54、55が係合することで、スピーカ装着部材1にフレーム3が取り付けられている。
図8(a)、(b)はそれぞれ、図7に示したフレーム3をスピーカ装着部材1に取り付けた状態において、係止クリップ5がロックされた場合とアンロックの場合を示す断面図である。図8(a)に示すように、係止クリップ5の第1のクリップ部材51の傾斜状突起54と第2のクリップ部材52の傾斜状突起55がそれぞれスピーカ装着部材1の嵌合窓69の両側面から左右に突出して係止されることでロックされる。
一方、マイナスドライバを挿入部68に挿入して時計回りに回動すると、図8(b)に示すように係止クリップ5の幅が収縮し、第1のクリップ部材51の傾斜状突起54と第2のクリップ部材52の傾斜状突起55がスピーカ装着部材1の嵌合窓69の両側面より内側になることでアンロックとなって、フレーム3がスピーカ装着部材1から外れる。
上記のような構成によれば、フレーム3に設けたクリップ装着部3a、3b、3cに係止クリップ5−1、5−2、5−3を装着し、これらの係止クリップ5−1、5−2、5−3の一対の傾斜状突起54、55をスピーカ装着部材1の係止部1a、1b、1cに押し込むことで、工具を用いることなくフレーム3に装着したスピーカ2をワンタッチでスピーカ装着部材1に取り付けることができる。しかも、係止部1a、1b、1c、クリップ装着部3a、3b、3c、及び係止クリップ5−1、5−2、5−3が全て同一構成であるので、取り付け力にバラツキが発生し難くできる。
また、係止クリップ5−1、5−2、5−3の背面に形成される挿入部68にマイナスドライバを挿入して時計回りに回動させることで、係止クリップ5−1、5−2、5−3の幅を収縮させて容易に取り外すことができる。このように、フレーム3に装着したスピーカ2をスピーカ装着部材1に着脱自在に取り付けることができる。
更に、係止クリップ5−1〜5−3の傾斜状突起54、55における、スピーカ装着部材1の嵌合窓69との係合面にテーパ部54b、55bを設けているので、係止時のガタツキを防止できる。
更にまた、止水用のシール部材4の外側に係止クリップ5−1〜5−3を配置するので、耐水性の低下を抑制できる。
従って、スピーカ装着部材にスピーカを装着する際に特別な工具を使用することなくワンタッチで取り付けることができ、かつ容易に取り外すことができる。これによって、スピーカの着脱に関する利便性を飛躍的に向上させたスピーカの着脱機構を提供できる。
以上実施例を用いて本発明の説明を行ったが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。例えば、上記実施例では3箇所を係止クリップで固定する例を示したが、取り付け場所や必要とする取り付け強度などに応じて1箇所や2箇所、或いは4箇所以上を固定するようにしても良い。1箇所で固定する場合には、例えば図2及び図3におけるフレーム3のクリップ装着部3b、3cに代えて挿入係止片を設け、スピーカ装着部1にこれらの挿入係止片を受ける受け部を設ければ良い。
また、係止クリップ5−1〜5−3の傾斜状突起54、55における、スピーカ装着部材1の嵌合窓69との係合面にテーパ部54b、55bを設けて係止時のガタツキを防止するようにしたが、シール部材4の厚さや材質を適宜選択することによりテーパ部を設けなくてもガタツキを防止できる。
1 スピーカ装着部材
1a、1b、1c 係止部
1d 開口
1e、1f、1g、1h、1i ネジ孔
1j フランジ
2 スピーカ
3 フレーム
3a、3b、3c クリップ装着部
3d 固定部
3e 挿入窓
4 シール部材
5、5−1〜5−3 係止クリップ
6a、6b 配線
7a、7b リブ
8 挿入口
9 領域
10 係止部材
10a 係止片
51 第1のクリップ部材
52 第2のクリップ部材
53 トーションバネ(弾性部材)
54、55 傾斜状突起
54a、54b、55a、55b テーパ部
56、57 収容部
58a、58b 係合突起
58a’、58b’ 係合部
59 ガイド窓
60a、60b 係合兼ガイド用のリブ
61 係止片
62 係止柱
63、64、66、67 切欠部
63a、64a、66a、67a 側壁
65 固定部
68 挿入部
69 嵌合窓
70a、70b 嵌合溝
Ab、Ac、Ad、Ae、Af、Ag、Ah 矢印

Claims (4)

  1. スピーカ装着部材(1)に、フレーム(3)に装着したスピーカ(2)を着脱自在に取り付けるスピーカの着脱機構であって、
    前記フレーム(3)の少なくとも1箇所に係止クリップ(5−1)を装着するクリップ装着部(3a)を設け、このクリップ装着部(3a)に係止クリップ(5−1)を装着して前記スピーカ装着部材(1)に設けた対応する係止部(1a)に取り付けるようにしてなり、
    前記係止クリップ(5−1)は、前記スピーカ装着部材(1)への挿入方向に対して横方向に拡張/収縮し、両側面に前記スピーカ装着部材(1)の係止部(1a)に係止するための一対の傾斜状突起(54、55)を備え、挿入面に前記フレーム(3)のクリップ装着部(3a)に固定するための固定部(65)、背面にマイナスドライバを挿入して回動させたときに、当該係止クリップ(5−1)の幅を収縮させて係合を解除する挿入部(68)を有する
    ことを特徴とするスピーカの着脱機構。
  2. 前記係止クリップ(5−1)は、一方の側面に前記傾斜状突起(54)を有する第1のクリップ部材(51)と、前記第1のクリップ部材(51)の傾斜状突起(54)に対向する他方の側面に傾斜状突起(55)を有する第2のクリップ部材(52)と、前記第1、第2のクリップ部材(51、52)間に挟持され、これら第1、第2のクリップ部材(51、52)を横方向に拡張するように付勢する弾性部材(53)と、前記第1、第2のクリップ部材(51、52)の嵌合面にそれぞれ対向して形成され、前記弾性部材(53)を収容する収容部(56、57)とを備えることを特徴とする請求項1記載のスピーカの着脱機構。
  3. 前記第2のクリップ部材(52)の前記収容部(57)の底面に立設された係合突起(58a、58b)と、前記第1のクリップ部材(51)の前記収容部(56)の底面に形成され、前記係合突起(58a、58b)と係合し、これら係合突起(58a、58b)を横方向に摺動させるガイド窓(59)と、このガイド窓(59)の上面、下面に摺動方向に沿って形成され、前記係合突起(58a、58b)の先端の係合部(58a’、58b’)と係合する係合兼ガイド用のリブ(60a、60b)とを備え、
    前記弾性部材(53)は前記係合突起(58a、58b)を巻回するように装着され、一端が前記第1のクリップ部材(51)に係止され、他端が前記第2のクリップ部材(52)に係止され、一端と他端で前記第1、第2のクリップ部材(51、52)を横方向に拡張するように付勢するトーションバネであることを特徴とする請求項2記載のスピーカの着脱機構。
  4. 前記第1のクリップ部材(51)の挿入面に形成された第1の切欠部(63)と、前記第2のクリップ部材(52)の挿入面に形成され、前記第1のクリップ部材(51)と嵌合されたときに対向する側壁で固定部(65)を形成する第2の切欠部(64)と、前記第1のクリップ部材(51)の背面に形成された第3の切欠部(66)と、前記第2のクリップ部材(52)の背面に形成され、前記第1のクリップ部材(51)と嵌合されたときにマイナスドライバの挿入部(68)を形成する第4の切欠部(67)とを備えることを特徴とする請求項3記載のスピーカの着脱機構。
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