JP5081354B2 - IgE産生抑制剤 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、IgE産生抑制作用を有し、アレルギー炎症の予防または治療用薬剤として有用なものであり、化粧料および食品の形態に調製したIgE産生抑制剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
喘息およびアトピー性皮膚炎などにより代表されるアレルギー疾患において、マスト細胞から放出される、ロイコトリエンおよびトロンボキサンなどに代表される種々のケミカルメディエーターがアレルギー反応に対し大きな役割を果たしていることが知られている。そしてこのアレルギー反応は、免疫グロブリンE(IgE)抗体が細胞膜上の受容体に結合することがその原因となっている。このような状態においてアレルゲンが体内に侵入したとき、これが細胞膜上に結合したIgEに結合することによりケミカルメディエーターが放出され、アレルギー疾患を引き起す。事実アレルギー患者の血清中または組織中のIgE抗体の濃度は、健常人の当該濃度に比較して高い値を示すことが知られている。
従ってIgE抗体の産生を抑えることができるならば、それによってアレルギー疾患の予防、又は治療に効果を発揮するものと考えられる。しかしながら、現在、アレルギー疾患の治療薬としてはケミカルメディエーターの一種であるヒスタミンの拮抗薬、およびケミカルメディエーターの細胞からの遊離抑制剤(クロモグリク酸ナトリウム等)が主流として用いられており、IgE抗体の産生抑制によってアレルギー炎症を予防、又は治療する薬剤、化粧料は未だ実用に供されていない。すなわち新規なIgE抗体産生抑制剤を得ることができるならば、ケミカルメディエーターの遊離より前の段階を遮断することが可能になり、それによって、より原因療法的にアレルギー炎症を予防、治療することが可能になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、IgE産生を抑えてアレルギー炎症の予防または治療を可能にするIgE産生抑制剤を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記課題を解決するために、種々の物質および植物抽出物についてIgE産生抑制効果を調べた結果、カテキン類および/又はその配糖体、フラボン類および/又はその配糖体、フラボノール類および/又はその配糖体、フラバノン類および/又はその配糖体、イソフラボン類および/又はその配糖体、クマリン類および/又はその配糖体、およびアガリクス(Agaricus)属、サンゴハリタケ(Hericium)属、フスコポリア(Fuscoporia)属、グリフォラ(Grifola)属、ヒラタケ(Pleurotus)属、フミスギタケ(Agrocybe)属に属するきのこ類から抽出された抽出物、ビチス(Vitis)属、プランタゴ(Plantago)属、リナム(Linum)属、シナピス(Sinapis)属、カーサマス(Carthamus)属、ペリラ(Perilla)属、ゴシピウム(Gossypium)属、リシナス(Ricinus)属、オエノセラ(Oenothera)属、ローズマリー(Rosmarinus)属、カメリア(Camellia) 属、バンザクロ(Psidium)属、ユーカリ(Eucalyptus)属、ベリス(Bellis)属、グナファリウム(Gnaphalium)属、アルクトスタフィロス(Arctostaphylos)属、セントーレ(Centaurea)属、ユーフラシア(Euphrasia)属、リスラム(Lythrum)属、ヒソップ(Hyssopus)属、サイムス(Thymus)属、レオントポジウム(Leontopodium)属、セントーリー(Centaurium)属、サトレジャ(Satureja)属、アンスリスカス(Anthriscus)属、ロールス(Laurus)属、ニンファエア(Nymphaea)属、シリンガ(Syringa)属、カレンデュラ(Calendula)属、プリムラ(Primula)属、トルネラ(Turnera)属、スカビー(Scurvy)属、トリフォリウム(Trifolium)属、コンバラリア(Convallaria)属、コンソロダ(Consolida)属、ガーデニア(Gardenia)属、カメリア(Camellia)属、シトラス(Citrus)属、アルケミラ(Alchemilla)属、アルテミシア(Artemisia)属、メンタ(Menth)属、マツ(Pinus)属、マルス(Malus)属に属する植物の抽出物および赤ワイン乾燥粉末の抽出物に目的の効果を有することを見出し、本発明を完成するに至った。
【0005】
即ち、本発明はカテキン類および/又はその配糖体、フラボン類および/又はその配糖体、フラボノール類および/又はその配糖体、フラバノン類および/又はその配糖体、イソフラボン類および/又はその配糖体、クマリン類および/又はその配糖体、アガリクス(Agaricus)属、サンゴハリタケ(Hericium)属、フスコポリア(Fuscoporia)属、グリフォラ(Grifola)属、ヒラタケ(Pleurotus)属、フミスギタケ(Agrocybe)属に属するきのこ類から抽出された抽出物、ビチス(Vitis)属、プランタゴ(Plantago)属、リナム(Linum)属、シナピス(Sinapis)属、カーサマス(Carthamus)属、ペリラ(Perilla)属、ゴシピウム(Gossypium)属、リシナス(Ricinus)属、オエノセラ(Oenothera)属、ローズマリー(Rosmarinus)属、カメリア(Camellia) 属、バンザクロ(Psidium)属、ユーカリ(Eucalyptus)属、ベリス(Bellis)属、グナファリウム(Gnaphalium)属、アルクトスタフィロス(Arctostaphylos)属、セントーレ(Centaurea)属、ユーフラシア(Euphrasia)属、リスラム(Lythrum)属、ヒソップ(Hyssopus)属、サイムス(Thymus)属、レオントポジウム(Leontopodium)属、セントーリー(Centaurium)属、サトレジャ(Satureja)属、アンスリスカス(Anthriscus)属、ロールス(Laurus)属、ニンファエア(Nymphaea)属、シリンガ(Syringa)属、カレンデュラ(Calendula)属、プリムラ(Primula)属、トルネラ(Turnera)属、スカビー(Scurvy)属、トリフォリウム(Trifolium)属、コンバラリア(Convallaria)属、コンソロダ(Consolida)属、ガーデニア(Gardenia)属、カメリア(Camellia)属、シトラス(Citrus)属、アルケミラ(Alchemilla)属、アルテミシア(Artemisia)属、メンタ(Menth)属、マツ(Pinus)属、マルス(Malus)属に属する植物の抽出物および赤ワイン乾燥粉末の抽出物からなる群から選ばれる1種または2種以上の抽出物を有効成分として含有することを特徴とするIgE産生抑制剤を提供するものである。
【0006】
本発明に用いることの出来る物質及び抽出物は特に限定されないが、カテキン類および/又はその配糖体にはカテキン、エピカテキン、エピガロカテキンガレート等が挙げられる。
【0007】
フラボン類および/又はその配糖体にはルテオリン、フラボン、アピゲニン等が挙げられる。
【0008】
フラボノール類および/又はその配糖体にはクエルセチン、ミリセチン、ケンフェロール、クエルシトリン、ルチン等が挙げられる。
【0009】
フラバノン類および/又はその配糖体にはナリンゲニン、フラバノン、ヘスペリジン、ナリンギン等が挙げられる。
【0010】
イソフラボン類および/又はその配糖体にはゲニステイン、ダイゼイン、ゲニスチン等が挙げられる。
【0011】
クマリン類および/又はその配糖体にはエスクリン、エスクレチン等が挙げられる。
【0012】
アガリクス(Agaricus)属に属するきのことしてアガリクス(Agaricus blazei
murill)、ハラタケ(Agaricus
campetris L.:Fr.)等が挙げられる。
【0013】
サンゴハリタケ(Hericium)属に属するきのことしてサンゴハリタケ(Hericium ramosum
(Merat) Banker)、ヤマブシタケ(Hericium erinaceum(Bull.:Fr.)Pers.)等が挙げられる。
【0014】
フスコポリア(Fuscoporia)属に属するきのことして白樺茸(Fuscoporia obliqua)等が挙げられる。
【0015】
グリフォラ(Grifola)属に属するきのことしてマイタケ(Grifola
frondosa
(Fr) Gray)等が挙げられる。
【0016】
ヒラタケ(Pleurotus)属に属するきのことしてトキイロヒラタケ(Pleurotus
salmoneostramineusL. Vass.)、タモギタケ(Pleurotus cornucopiae(paulet)Rolland var.citrinopileatus(Sing.)Ohira)等が挙げられる。
【0017】
フミスギタケ(Agrocybe)属に属するきのことしてヤナギマッタケ(Agrocybe
cylindracea (DC.:Fr.)Maire)等が挙げられる。
【0018】
ビチス(Vitis)属植物としてブドウ(Vitis vinifera L.)等が挙げられる。
【0019】
プランタゴ(Plantago)属植物としてオオバコ(Plantago major L. var.
asiatica QECAISNE)、エゾオオバコ(Plantago camtschatica Cham. Ex Link)等が挙げられる。
【0020】
リナム(Linum)属植物として亜麻(Linum usitatissimum L.)等が挙げられる。
【0021】
シナピス(Sinapis)属植物として白介(Sinapis alba L.)等が挙げられる。
【0022】
カーサマス(Carthamus)属植物として紅花(Carthamus tinctorius L.)等が挙げられる。
【0023】
ペリラ(Perilla)属植物としてエゴマ(Perilla frutescens BRITTON
var. japonica HARA )、シソ(Perilla frutescens BRITTON var. erispa(Thunb.ex Murray))等が挙げられる。
【0024】
ゴシピウム(Gossypium)属植物として綿花(Gossypium herbaceum
LINNAEUS)等が挙げられる。
【0025】
リシナス(Ricinus)属植物としてトウゴマ(Ricinus communis LINNAEUS
)等が挙げられる。
【0026】
オエノセラ(Oenothera)属植物としてメマツヨイグサ(Oenothera
biennis L.)等が挙げられる。
【0027】
ローズマリー(Rosmarinus)属に属する植物としてローズマリー(Rosmarinus
officinalis L.)等が挙げられる。
【0028】
カメリア属に属する植物として茶(Thea sinensis O.kuntze)、ツバキ(Camellia japonica L.)等が挙げられる。
【0029】
バンジロウ(Psidium)属に属する植物としてグアバ(Psidium guajava L.)等が挙げられる。
【0030】
ユーカリ(Eucalyptus)属に属する植物としてユーカリ(Eucalyptus globules
LABILL.)等が挙げられる。
【0031】
ベリス(Bellis)属に属する植物としてデイジー(Bellis perennis L.)等が挙げられる。
【0032】
グナファリウム(Gnaphalium)属に属する植物としてエバーラスティング(Gnaphalium
uliginosum L.)等が挙げられる。
【0033】
アルクトスタフィロス(Arctostaphylos)属に属する植物としてウワウルシ(Arctostaphylos uva-ursi(L.)SPRENG.)等が挙げられる。
【0034】
セントーレ(Centaurea)属に属する植物としてコーンフラワー(Centaurea cyanus
L.)等が挙げられる。
【0035】
ユーフラシア(Euphrasia)属に属する植物としてアイブライト(Euphrasia
rostkoviana HAYNE.)、タチコゴメグサ(Euphrasia maximowiezii Wettst.)等が挙げられる。
【0036】
リスラム(Lythrum)属に属する植物としてグラスポリー(Lythrum
salicaria
L.)、ミソハギ(Lythrum anceps Makino)等が挙げられる。
【0037】
ヒソップ(Hyssopus)属に属する植物としてヒソップ(Hyssopus officinalis
L.)等が挙げられる。
【0038】
サイムス(Thymus)属に属する植物としてイブキジャコウソウ(Thymus quinquecostatus Celak.)、ワイルドタイム(Thymus serpyllum L.)等が挙げられる。
【0039】
レオントポジウム(Leontopodium)属に属する植物としてエーデルワイス(Leontopodium alpinum )等が挙げられる。
【0040】
セントーリー(Centaurium)属に属する植物としてセントーリー(Centaurium
erythraea RAFN.)等が挙げられる。
【0041】
サトレジャ(Satureja)属に属する植物としてサボリー(Satureja
hortensis
L.)等が挙げられる。
【0042】
アンスリスカス(Anthriscus)属に属する植物としてチャービル(Anthriscus
cerefolium (L.)HOFFM.)等が挙げられる。
【0043】
ロールス(Laurus)属に属する植物としてローレル(Laurus nobilis L.)等が挙げられる。
【0044】
ニンファエア(Nymphaea)属に属する植物としてホワイトウォーターリリー(Nymphaea
alba L.)等が挙げられる。
【0045】
シリンガ(Syringa)属に属する植物としてライラック(Syringa vulgaris)等が挙げられる。
【0046】
カレンデュラ(Calendula)属に属する植物としてポットマリーゴールド(Calendula
officinalis)等が挙げられる。
【0047】
、プリムラ(Primula)属に属する植物としてサクラソウ(Primula
sieboldi
E.Morren)、ユキワリソウ(Primula
modesta Bisset et S. Moore var. modesta)、プライムローズ(Primula vulgaris HUDS.)等が挙げられる。
【0048】
トルネラ(Turnera)属に属する植物としてダミアナ(Turnera diffusa WILLD.var
aphrodisiaca(WARD.)URB.)等が挙げられる。
【0049】
スカビー(Scurvy)属に属する植物としてスカビーグラス(Scurvy grass)等が挙げられる。
【0050】
トリフォリウム(Trifolium)属に属する植物がレッドクローバー(Trifolium pratense
L.)等が挙げられる。
【0051】
コンバラリア(Convallaria)属に属する植物としてリリーオブザバリー(Convallaria
majalis L.)等が挙げられる。
【0052】
コンソロダ(Consolida)属に属する植物としてヒエンソウ(Consolida ambigua)等が挙げられる。
【0053】
ガーデニア(Gardenia)属に属する植物としてクチナシ(Gardenia
jasminoides
Ellis f. grandiflora Makino)等が挙げられる。
【0054】
シトラス(Citrus)属に属する植物としてレモン(Citrus limon BURM.)等が挙げられる。
【0055】
アルケミラ(Alchemilla)属に属する植物としてハゴロモグサ(Alchemilla
vulgaris agg.)等が挙げられる。
【0056】
アルテミシア(Artemisia)属に属する植物としてサザンウッド(Artemisia
abrotanum L.)、タラゴン(Artemisia
dracunculoildes L.)等が挙げられる。
【0057】
メンタ(Menth)属に属する植物としてウォーターミント(Mentha aquatica
L.)、ペニーローヤル(Mentha
pulegium L.)等が挙げられる。
【0058】
マツ(Pinus)属に属する植物としてフランス海岸松(Pinus pinaster)等が挙げられる。
【0059】
マルス(Malus)属に属する植物としてリンゴ(Malus pumila Mill.)、ハナカイドウ(Malus halliana Koehne)等が挙げられる。
【0060】
本発明に用いることの出来るカテキン類および/又はその配糖体、フラボン類および/又はその配糖体、フラボノール類および/又はその配糖体、フラバノン類および/又はその配糖体、イソフラボン類および/又はその配糖体、クマリン類および/又はその配糖体は、市販の試薬を使用することが出来る。また、これらの化合物を多く含有する植物から各種の溶媒、例えば、水;メチルアルコール、エチルアルコール等の低級1価アルコール;グリセリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール等の液状多価アルコール;アセトン、メチルエチルケトン等のケトン;酢酸エチルなどのアルキルエステル;ベンゼン、ヘキサン等の炭化水素;ジエチルエーテル等のエーテル類;ジクロルメタン、クロロホルム等のハロゲン化アルカン等の1種または2種以上を用いて抽出し、精製して使用することが出来る。さらには、化学的な合成によっても上記化合物を作成したものを使用することも可能である。
【0061】
アガリクス(Agaricus)属、サンゴハリタケ(Hericium)属、フスコポリア(Fuscoporia)属、グリフォラ(Grifola)属、ヒラタケ(Pleurotus)属、フミスギタケ(Agrocybe)属に属するきのこおよび、ビチス(Vitis)属、プランタゴ(Plantago)属、リナム(Linum)属、シナピス(Sinapis)属、カーサマス(Carthamus)属、ペリラ(Perilla)属、ゴシピウム(Gossypium)属、リシナス(Ricinus)属、オエノセラ(Oenothera)属、ローズマリー(Rosmarinus)属、カメリア(Camellia) 属、バンザクロ(Psidium)属、ユーカリ(Eucalyptus)属、ベリス(Bellis)属、グナファリウム(Gnaphalium)属、アルクトスタフィロス(Arctostaphylos)属、セントーレ(Centaurea)属、ユーフラシア(Euphrasia)属、リスラム(Lythrum)属、ヒソップ(Hyssopus)属、サイムス(Thymus)属、レオントポジウム(Leontopodium)属、セントーリー(Centaurium)属、サトレジャ(Satureja)属、アンスリスカス(Anthriscus)属、ロールス(Laurus)属、ニンファエア(Nymphaea)属、シリンガ(Syringa)属、カレンデュラ(Calendula)属、プリムラ(Primula)属、トルネラ(Turnera)属、スカビー(Scurvy)属、トリフォリウム(Trifolium)属、コンバラリア(Convallaria)属、コンソロダ(Consolida)属、ガーデニア(Gardenia)属、カメリア(Camellia)属、シトラス(Citrus)属、アルケミラ(Alchemilla)属、アルテミシア(Artemisia)属、メンタ(Menth)属、マツ(Pinus)属、マルス(Malus)属に属する植物の抽出物の使用部位は特に限定されない。きのこ類であれば、子実体、胞子、培養菌糸などを生のまま或いは乾燥したものを利用して抽出することが出来る。就中入手のしやすさから子実体が好適である。植物類であれば、葉、枝、茎、花、果実、根、種子等或は全草を生のまま或いは乾燥したものを用いて抽出することが出来るが、就中、ビチス(Vitis)属、プランタゴ(Plantago)属、リナム(Linum)属、シナピス(Sinapis)属、カーサマス(Carthamus)属、ペリラ(Perilla)属、ゴシピウム(Gossypium)属、リシナス(Ricinus)属、オエノセラ(Oenothera)属は種子、マツ(Pinus)属は樹皮、マルス(Malus)属は果実皮が好適である。
【0062】
きのこ類の抽出物、植物類の抽出物、各種物質の調整方法は特に限定されない。
【0063】
例えば種々の適当な有機溶媒を用いて低温下から加温下で抽出される。抽出溶媒としては、例えば、水;メチルアルコール、エチルアルコール等の低級1価アルコール;グリセリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール等の液状多価アルコール;アセトン、メチルエチルケトン等のケトン;酢酸エチルなどのアルキルエステル;ベンゼン、ヘキサン等の炭化水素;ジエチルエーテル等のエーテル類;ジクロルメタン、クロロホルム等のハロゲン化アルカン等の1種または2種以上を用いることが出来る。就中、水、エチルアルコール、1,3−ブチレングリコールの1種または2種以上の混合溶媒が特に好適である。
【0064】
抽出方法としては特に限定されないが、各きのこ類、植物類を適当に細かく粉砕したものを例えば乾燥したものであれば重量比で1〜1000倍量、特に10〜100倍量の溶媒を用い、常温抽出の場合には、0℃以上、特に20℃〜40℃で1時間以上、特に3〜7日間行うのが好ましい。また、60〜100℃で1時間、加熱抽出しても良い。
赤ワインは減圧下、又は常圧下で溶媒を蒸発させ、残留物を乾燥し粉末にする。
【0065】
以上のような条件で得られる上記各抽出物は、抽出された溶液のまま用いても良いが、さらに必要により、濾過等の処理をして、濃縮、粉末化したものを適宜使い分けて用いることが出来る。
【0066】
本発明の化粧料および食品における抽出物の配合量は、蒸発乾燥分に換算して0.00001〜50.0重量%が好ましく、特に0.01〜10.0重量%の範囲が最適である。
【0067】
本発明の化粧料および食品は上記必須成分のほか、水性成分、油性成分、植物抽出物、動物抽出物、粉末、賦形剤、界面活性剤、油剤、アルコール、pH調整剤、防腐剤、酸化防止剤、増粘剤、甘味剤、色素、香料等を必要に応じて混合して適宜配合することにより調製される。本発明の化粧料および食品の剤型は特に限定されず、化粧水、乳液、クリーム、パック、パウダー、スプレー、軟膏、分散液、洗浄料、および液体状、ペースト状、カプセル状、粉末状、錠剤等種々の剤型とすることができる。
【0068】
【実施例】
以下、本発明による各種抽出物のIgE産生抑制効果にかかわる試験実施例を示すと共にその素材を用いた化粧料および食品への応用処方例等について述べるが、ここに記載された実施例に限定されないのは言うまでもない。
【0069】
(1)試料溶液及び培養液の調製
試料溶液としては、カテキン、エピカテキン、エピガロカテキンガレート、ルテオリン、フラボン、クエルセチン、ミリセチン、ケンフェロール、イソクエルシトリン、ルチン、ナリンゲニン、ナリンギン、ゲニステイン、ゲニスチン、エスクリン、エスクレチンは市販の試薬を用いた。きのこ類のアガリクス、ハラタケ、サンゴハリタケ、ヤマブシタケ、白樺茸、マイタケ、トキイロヒラタケ、タモギタ、ヤナギマッタケは子実体を乾燥後粉砕したもの、ブドウ、オオバコ、エゾオオバコ、亜麻、白介、紅花、エゴマ、綿花、トウゴマ、メマツヨイグサの種子は乾燥後、粉砕したもの、ローズマリー、茶、ツバキ、グアバ、ユーカリ、デイジー、エバーラスティング、ウワウルシ、コーンフラワー、アイブライト、タチコゴメグサ、グラスポリー、ミソハギ、ヒソップ、ワイルドタイム、イブキジャコウソウ、エーデルワイス、セントーリー、サボリー、チャービル、ローレル、ホワイトウォーターリリー、ライラック、ポットマリーゴールド、プライムローズ、サクラソウ、ユキワリソウ、ダミアナ、スカビーグラス、レッドクローバー、リリーオブザバリー、ヒエンソウ、タラゴン、クチナシ、レモン、ハゴロモグサ、サザンウッド、ウォーターミント、ペニーローヤルは全草を乾燥後粉砕したもの、またフランス海岸松の樹皮、リンゴ、ハナカイドウの果実皮は乾燥したものを粉末にし、50%エタノール水溶液で37℃にて一週間侵漬抽出した。また赤ワイン乾燥粉末は、赤ワインを40℃で減圧乾燥した残留物を乾燥後粉末にしたものを用いた。 これら試薬類、および抽出物100mgにジメチルスルホキシド(DMSO)を500μl、PBS(−)9.5mlを加えて溶解し試料溶液とした。
【0070】
(2)細胞の調製
細胞はB細胞株であるU266細胞を用いた。培地はRPMI 1640培地に10mMのHEPES、1mMのピルビン酸ナトリウム、4.5g/lグルコース、1.5g/l炭酸水素ナトリウム、15%牛胎児血清を添加した培地で培養した。
【0071】
(3)IgE産生量の測定
U266細胞を上記培地で培養し、5×105/mlの細胞を96wellに300μl/wellづつ植え付ける。上記のようにPBS(-)溶液で調製した試料を各種濃度添加し、37℃で24hrs.培養した。培養後、660nmの吸光度を測定し、細胞増殖度とした。各種試料を、細胞の増殖に阻害のかからない濃度に添加し、37℃、24時間培養後、IgE量の測定を行った。IgE量の測定は、(株)医学生物学研究所のMESACUP IgEテストを用いて行った。IgE産生度は細胞数当たりのIgE産生量をコントロール群と比較して算出した。
【0072】
表1にU266細胞によるIgE産生抑制結果を示す。表1に示したように
カテキン、エピカテキン、エピガロカテキンガレート、ルテオリン、フラボン、クエルセチン、ミリセチン、ケンフェロール、クエルシトリン、ルチン、ナリンゲニン、ナリンギン、ゲニステイン、ゲニスチン、エスクリン、エスクレチンはいずれも高いIgE産生抑制効果を示した。
【0073】
【表1】
【0074】
表2にU266細胞による種子類のIgE産生抑制結果を示す。表2に示したようにブドウ、オオバコ、亜麻、白介、紅花、エゴマ、綿花、トウゴマ、メマツヨイグサの種子類の抽出物はいずれも高いIgE産生抑制効果を示した。
【0075】
【表2】
【0076】
表3にU266細胞によるきのこ類のIgE産生抑制結果を示す。表3に示したようにきのこ類のアガリクス、ハラタケ、サンゴハリタケ、ヤマブシタケ、白樺茸、マイタケ、トキイロヒラタケ、タモギタ、ヤナギマッタケの抽出物はいずれも高いIgE産生抑制効果を示した。
【0077】
【表3】
【0078】
表4にU266細胞による植物類のIgE産生抑制結果を示す。表4に示したように植物類のローズマリー、茶、グアバ、ユーカリ、デイジー、エバーラスティング、ウワウルシ、コーンフラワー、アイブライト、タチコゴメグサ、グラスポリー、ミソハギ、ヒソップ、ワイルドタイム、イブキジャコウソウ、エーデルワイス、セントーリー、サボリー、チャービル、ローレル、ホワイトウォーターリリー、ライラック、ポットマリーゴールド、プライムローズ、サクラソウ、ユキワリソウ、ダミアナ、スカビーグラス、レッドクローバー、リリーオブザバリー、ヒエンソウ、タラゴン、クチナシ、レモン、ハゴロモグサ、サザンウッド、ウォーターミント、ペニーローヤル、フランス海岸松の樹皮、リンゴの果皮、赤ワイン乾燥粉末はいずれも高いIgE産生抑制効果を示した。
【0079】
【表4】
【0080】
次に本発明の各種成分を配合した化粧料の処方例および食品の例を示すが本発明はこれに限定されるものでない。
化粧料の処方例
【0081】
(1)化粧用クリーム(重量%)
a)ミツロウ…2.0
b)ステアリルアルコール…5.0
c)ステアリン酸…8.0
d)スクワラン…10.0
e)自己乳化型グリセリルモノステアレート…3.0
f)ポリオキシエチレンセチルエーテル(20E.O.)…1.0
g)ブドウ(葉)50%エタノール水抽出物…3.0
h)1,3-ブチレングリコール…5.0
i)水酸化カリウム…0.3
j)防腐剤・酸化防止剤…適量
k)精製水…残部
製法a)〜f)までを加熱溶解し、80℃に保つ。g)〜k)までを加熱溶解し、
80℃に保ち、a)〜f)に加えて乳化し、40℃まで撹拌しながら冷却する。
【0082】
(1)化粧用クリーム(重量%)
a)ミツロウ…2.0
b)ステアリルアルコール…5.0
c)ステアリン酸…8.0
d)スクワラン…10.0
e)自己乳化型グリセリルモノステアレート…3.0
f)ポリオキシエチレンセチルエーテル(20E.O.)…1.0
g)デイジー(花)50%エタノール水溶液抽出物…3.0
h)茶(葉)50%エタノール水溶液抽出物…2.0
i)1,3-ブチレングリコール…5.0
j)水酸化カリウム…0.3
k)防腐剤・酸化防止剤…適量
l)精製水…残部
製法a)〜f)までを加熱溶解し、80℃に保つ。g)〜l)までを加熱溶解し、
80℃に保ち、a)〜f)に加えて乳化し、40℃まで撹拌しながら冷却する。
【0083】
(2)乳液(重量%)
a)ミツロウ…0.5
b)ワセリン…2.0
c)スクワラン…8.0
d)ソルビタンセスキオレエート…0.8
e)ポリオキシエチレンオレイルエーテル(20E.O.)…1.2
f)エピガロカテキンガレート…0.5
g)赤ワイン乾燥粉末…2.0
h)1,3-ブチレングリコール…7.0
i)カルボキシビニルポリマー…0.2
j)水酸化カリウム…0.1
k)精製水…残部
l)防腐剤・酸化防止剤…適量
m)エタノール…7.0
製法a)〜e)までを加熱溶解し、80℃に保つ。f)〜l)までを加熱溶解し、
80℃に保ち、a)〜e)に加えて乳化し、50℃まで撹拌しながら冷却する。 50℃でm)を添加し、40℃まで冷却する。
【0084】
(2)乳液(重量%)
a)ミツロウ…0.5
b)ワセリン…2.0
c)スクワラン…8.0
d)ソルビタンセスキオレエート…0.8
e)ポリオキシエチレンオレイルエーテル(20E.O.)…1.2
f)エピガロカテキンガレート…0.5
g)1,3-ブチレングリコール…7.0
h)カルボキシビニルポリマー…0.2
i)水酸化カリウム…0.1
j)精製水…残部
k)防腐剤・酸化防止剤…適量
l)エタノール…7.0
製法a)〜e)までを加熱溶解し、80℃に保つ。f)〜k)までを加熱溶解し、
80℃に保ち、a)〜e)に加えて乳化し、50℃まで撹拌しながら冷却する。 50℃でl)を添加し、40℃まで冷却する。
【0085】
(3)化粧水(重量%)
a)白樺茸(子実体)水抽出物…1.0
b)アガリクス(菌糸)水抽出物…1.0
c)グリセリン…5.0
d)ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート(20E.O.)…1.0
e)エタノール…6.0
f)香料…適量
g)防腐剤・酸化防止剤…適量
h)精製水…残部
製法a)〜h)までを混合し、均一に溶解する。
【0086】
(3)化粧水(重量%)
a)タモギタケ(胞子)水抽出物…1.0
b)グリセリン…5.0
c)ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート(20E.O.)…1.0
d)エタノール…6.0
e)香料…適量
f)防腐剤・酸化防止剤…適量
g)精製水…残部
製法a)〜g)までを混合し、均一に溶解する。
【0087】
(4)パック剤(重量%)
a)白介(全草)50%エタノール水溶液抽出物…3.0
b)グアバ(葉)50%エタノール水溶液抽出物…2.0
c)酢酸ビニル樹脂エマルジョン…15.0
d)ポリビニルアルコール…10.0
e)オリーブ油…3.0
f)グリセリン…5.0
g)酸化チタン…8.0
h)カオリン…7.0
i)エタノール…8.0
j)香料…適量
k)防腐剤・酸化防止剤…適量
l)精製水…残部
製法a)〜l)までを混合し、よく撹拌、分散させ均一にする。
【0088】
(4)パック剤(重量%)
a)エタノール…8.0
b)オオバコ(茎)50%エタノール水溶液抽出物…2.0
c)酢酸ビニル樹脂エマルジョン…15.0
d)ポリビニルアルコール…10.0
e)オリーブ油…3.0
f)グリセリン…5.0
g)酸化チタン…8.0
h)カオリン…7.0
i)香料…適量
j)防腐剤・酸化防止剤…適量
k)精製水…残部
製法a)〜k)までを混合し、よく撹拌、分散させ均一にする。
【0089】
(4)食品(重量%)
a)亜麻(根)50%エタノール水溶液抽出物…5.0
b)サンゴハリタケ(子実体)50%エタノール水溶液抽出物…10.0
c)ハゴロモグサ(全草)50%エタノール水溶液抽出物…10.0
d)グラスポリー(花)50%エタノール水溶液抽出物…5.0
e)ローレル(葉)50%エタノール水溶液抽出物…5.0
f)グルコース…残部
製法a)〜f)までを良く混合し、カプセルに成形する。
【0090】
【効果確認試験】
(1)塗布によるヒトでの効果確認試験
被験者として、各試料ごとに20〜50歳のアトピー皮膚炎を有する女性15名に1日2回(朝、夜)連続2ヵ月間、本発明品と比較品のそれぞれを顔面に別々に使用させ、塗布部位の状態を試験前後で比較し、改善効果を調べた。本試験には、
【0081】
で示した化粧料を用い、比較品には
【0081】
に示した化粧料からブドウ(葉)抽出物を除いた化粧料を作成し、その塗布による効果について調べた。本発明の有効成分を配合した化粧料を毎日塗布しながら肌の炎症状態を塗布開始前及び2ヶ月塗布後におけるアンケートで集計し、効果の確認を行った。結果は表5に示す。
【0091】
<判定基準>
著効:塗布開始前と比較して皮膚の炎症状態が著しく改善した。
有効:塗布開始前と比較して皮膚の炎症状態が改善した。
やや有効:塗布開始前と比較して皮膚の炎症状態が少し改善した。
無効:塗布開始前と比較して変化がなかった。
【0092】
表5からも明らかなように、対照品と比較していずれも高い効果が認められた。
【0093】
【表5】
【0094】
(2)飲用によるヒトでの効果確認試験
被験者として、各試料ごとに20〜50歳のアトピー皮膚炎を有する15名づつのパネラーに1日2回(朝、夜)連続2ヵ月間、本発明品と比較例のそれぞれを飲用してもらい、皮膚の状態を試験前後で比較し、改善効果を調べた。本試験には、
【0089】
で示した食品を用い、比較例にはグルコースのみを配合したカプセルを作成し、その飲用による効果について調べた。本発明の有効成分を配合した食品を毎日飲用しながら肌の炎症状態を飲用開始前及び2ヶ月飲用後における
アンケートで集計し、効果の確認を行った。結果は
【表6】
に示す。
【0095】
<判定基準>
著効:飲用開始前と比較して皮膚の炎症状態が著しく改善した。
有効:飲用開始前と比較して皮膚の炎症状態が改善した。
やや有効:飲用開始前と比較して皮膚の炎症状態が少し改善した。
無効:飲用開始前と比較して変化がなかった。
【0096】
表6からも明らかなように、対照品と比較していずれも高い効果が認められた。
【0097】
【表6】
【0098】
【発明の効果】
以上詳述したごとく、本発明の化粧料および食品は、IgE産生抑制効果に優れているので皮膚の炎症の防止に有効でありアレルギー炎症の予防又は防止に有用である。
Claims (2)
- リナム属、ヒソップ属、レオントポジウム属に属する植物の抽出物から選択される1種又は2種以上からなるIgE産生阻害剤。
- リナム属に属する植物が亜麻、ヒソップ属に属する植物がヒソップ、レオントポジウム属に属する植物がエーデルワイスであることを特徴とする請求項1記載のIgE産生阻害剤。
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