JP5069808B1 - 3d表示タイプの液晶表示装置の表示位置整合装置 - Google Patents

3d表示タイプの液晶表示装置の表示位置整合装置 Download PDF

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Abstract

【課題】2D表示タイプの液晶表示ユニットと、表示変換透視盤との互いの3D表示位置を手早く簡単に精度良くなし得るための表示位置整合装置を提供する。
【解決手段】作業台Wに載置されて、2D液晶表示パネルとバリアとをモニタで視認しながら、互いに3D表示位置にて調整して整合する3D液晶パネルの液晶表示装置の表示位置整合装置であって、カメラ位置切替え支持機構とが設けられていることを特徴とする3D表示タイプの液晶表示装置の表示位置整合装置によって達成される。
【選択図】図2

Description

本発明は、3D表示タイプの液晶表示装置の表示位置整合装置に係り、詳しくは例えば遊技機に装備されて遊技内容の進行に応じて、遊技表示情報(例えば図柄組合せ)等を展開して遊技者に表示するための3D表示タイプの液晶表示装置の表示位置を平面座標に沿って調整して整合するための装置に関するものである。
例えば遊技媒体にパチンコ球を利用するパチンコ機や、コインを利用するスロットマシンに代表される遊技機では、遊技内容の展開に応じて、遊技表示情報等を表示する手段の一つとして、近年、特に3D表示タイプ(立体的表示タイプ)の液晶表示装置が多用されつつある。このような3D液晶表示装置によれば、遊技者の気運を高める背景画像はもとより、何よりも強い関心、興趣が持たれる特別遊技(大当り遊技ともいう)の成立に関与する遊技表示情報としての図柄組合せゲームを展開・表示するために好適化されている。
3D液晶表示装置は、その構成・形態として3D専用の液晶表示ユニットを備えたものあるいは、従来の2D表示タイプの液晶表示ユニットにバリアとも呼ばれる表示変換透視盤(2Dから3Dに表示を変換するもの)を組み合わせたものが用いられる。前者の構成とする場合には、専用の3D用電子的表示制御装置等を必要とするため、非常に高価なものとなってしまう。
後者の構成とする場合には、前者の構成よりも低いコストで済み、表示変換透視盤(バリア)を取り外すことにより、2D表示タイプの液晶表示ユニットを再使用できるので、この構成が採用されることが多い。但し、この場合には、液晶表示ユニットと表示変換透視盤との表示位置・条件を極めて精密に合わせる必要があり(この位置を「3D表示位置・条件」と言う)、精密な位置の調整が絶対的に重要で不可欠とされている。しかし、未だに取扱いが容易で適正な専用整合機器等がないこと、また仮に専用整合機器を利用するとしても精確な整合組付けは依然として煩雑で作業者の手間・熟練を要する作業であった。このため、3D表示タイプの液晶表示ユニットを構成する部品の1点毎を専門経験、視覚技術の高い作業者による長時間に亘る手作業に依存せざるを得ない状況となっており、2D表示タイプの液晶表示ユニットに対して表示変換透視盤(バリア)を精確に3D表示位置状態に整合確保したもとで、例えば両面テープ、接着剤等を利用して固定しなければならなかった。
また、3D表示タイプの液晶表示装置において、表示変換透視盤(バリア)を分離して、元の2D表示タイプの液晶表示ユニットに戻す場合には、両者を強固に接着している両面テープ、接着剤等を無理に取り外す際に、液晶表示ユニットを破損したり、両面テープ等の粘着部分が残って液晶表示ユニット自体の再使用が困難となることがあった。
そこで、本願発明者は、2D表示タイプの液晶表示ユニットと、表示変換透視盤(バリア)との互いの3D表示位置・条件を手早く簡単に精度良くなし得るとともに、両者を簡単かつ楽に分離できるようにして、液晶表示ユニット自体を、正規・純正の2D専用ディスプレイとして復旧再使用し得るようにしたものを発明した(本出願人による特許文献1)。
特許第4756108号
上記特許文献においては、2D表示タイプの液晶表示ユニットと表示変換透視盤とは、依然として手作業にて組み付ける必要があった。液晶表示ユニットと表示変換透視盤との組み付け誤差は、最大でも0.1mm程度であった。このため、液晶表示ユニットと表示変換透視盤(バリア)とを正規の位置条件に整合させるには、拡大鏡などを用いる必要があり、手間の掛かる作業であった。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、2D表示タイプの液晶表示ユニットと、表示変換透視盤(バリア)との互いの3D表示位置・条件を手早く簡単に精度良くなし得るための表示位置整合装置を提供することである。
こうして、上記目的を達成するための発明に係る3D表示タイプの液晶表示装置の表示位置整合装置は、作業台に載置されて、2D液晶表示パネルと表示変換透視盤(バリア)との互いの位置をモニタで視認しながら、互いに3D表示位置にて整合して組付け得る3D液晶パネルとするものであって、
前記作業台の上面に水平に保持される装置本体と、前記装置本体の水平基板に設置される位置決め座標器とが備えられ、前記位置決め座標器には、Yテーブル板と、Xテーブル板と、θテーブル板とが3段形態で設けられ、最上段の前記θテーブル板には、前記2D液晶表示パネルを収容するパネル収容部と、当該2D液晶表示パネルをパネル収容部内に位置決め固定するパネル固定具とが設けられており、
前記Yテーブル板は前記装置本体に対してY方向にスライド移動が可能とされ、前記Xテーブル板は前記Yテーブル板に対してX方向にスライド移動が可能とされ、前記θテーブル板は前記Xテーブル板に対して回転移動が可能とされていると共に、前記水平基板には前記Yテーブル板をY方向にスライド移動させることで位置を調整するY座標調整具が、前記Yテーブル板には前記Xテーブル板をX方向にスライド移動させることで位置を調整するX座標調整具が、前記Xテーブル板には前記θテーブル板を回転させることで位置を調整するθ座標調整具がそれぞれ設けられており、
前記装置本体には、前記表示変換透視盤(バリア)を分離可能に固定化保持するための位置決め用の保持枠が、片持ち支点を備えて開閉可能に設けられており、
前記2D液晶表示パネルと前記表示変換透視盤との位置決め作業の際には、前記θテーブル板上方の一定の位置において、上側の前記表示変換透視盤に対する下側の前記2D液晶表示パネルの平面座標の位置ずれを拡大検出して、前記モニタに画像信号を送る座標検出カメラと、この座標検出カメラを前記表示変換透視盤の上方位置から退避する退避位置と前記表示変換透視盤上方の検出位置との間で移動可能なカメラ位置切替え支持機構とが設けられていることを特徴とする。
本発明において、「表示変換透視盤」とは、2D液晶表示パネルの画像表示面において、適正な表示基準合わせ(表示マーク合せ)位置条件に置くことで、3D表示を可能とする透視盤のことを意味する。そのような表示変換透視盤としては、パララックスバリア方式によって立体視を行えるようにするパララックスバリア(単に、バリアとも言う)や、レンチキュラスクリーン方式によって立体視を行えるようにするレンチキュラレンズなどが含まれる。
本発明において、「X方向」、「Y方向」とは、2次元座標において互いに直行する方向を意味しており、必ずしもX方向が横方向であり、Y方向が縦方向とは限られない。すなわち、X方向が横方向の場合には、Y方向が縦方向となり、Y方向が横方向の場合には、X方向が縦方向となる。
本発明において、前記Yテーブル板とXテーブル板とθテーブル板とは、一つの外郭体内に合体して備えられる位置決め座標器とされていることが好ましい。
本発明によれば、最上段θテーブル板上のパネル固定具によって2D液晶表示パネルを位置決め固定し、その上方から保持枠を閉止して表示変換透視盤を保持枠内に位置決めする。こうして、2D液晶表示パネルの画像表示面側に表示変換透視盤が仮りセットされる。本発明では、この状態から、(表示変換透視盤ではなく)下方の2D液晶表示パネルの位置をX・Y平面座標に沿って調整することで、互いに所定の3D表示位置とする。すなわち、検出位置とした座標検出カメラによって、2D液晶表示パネルと表示変換透視盤とをモニタに拡大表示しながら、Y座標調整具、X座標調整具、及びθ座標調整具を操作することによって、2D液晶表示パネルの位置を微調整しながら3D表示位置に導く。
このように本発明によれば、2D液晶表示パネルと表示変換透視盤とを手早く簡単かつ高精度に3D表示位置条件に調整してに整合させるための表示位置整合装置を提供できる。
本発明の第1実施形態における表示位置整合装置の概要を示す斜視図である。 表示位置整合装置の正面図である。 表示位置整合装置の背面図である。 表示位置整合装置の左側面図である。 保持枠を開放したときの表示位置整合装置の右側面図である。 保持枠を開放し、座標検出カメラを退避位置にしたときの表示位置整合装置の平面図である。 保持枠を閉止し、座標検出カメラを検出位置にしたときの表示位置整合装置の平面図である。 位置決め座標器のYテーブル板、Xテーブル板、及びθテーブル板の裏面側の構造と、座標調整具の構造を略示する図である。 固定具の構造を示す図である。(A)は、押圧固定部を軸心側に引き寄せた開放状態を、(B)は、押圧固定部を伸ばした固定状態を示す。 座標調整具の構造を示す図である。(A)は、操作部を左側に回して押圧軸を短くした状態を、(B)は、操作部を右側に回して押圧軸を延伸させた状態を示す。 座標検出カメラの構造を示す平面図である。(A)は、退避位置にあるときの状態を、(B)は、モータを駆動させて検出位置としたときの状態を示す。 3D表示タイプの液晶表示装置の主要構成を分解状態で略示する斜視図である。 表示変換透視盤(バリア)を略示する斜視図である。 3D表示タイプの液晶表示ユニットの組立前の部分側断面図である。 3D液晶パネルの組付け手順を段階的に例示する説明図である。(A)は、パネル収容部内に固定された後枠ケースと2D液晶表示パネルの上面に、保持枠に固定されたバリアを載せたときに、緩衝材にて支持されており、互いにスライド移動可能な状態を、(B)は、座標調整具による所定の3D表示位置に調整した後に、前枠ケースによってバリアを前面から押圧し、緩衝材を圧縮変形して、圧着材を支持縁に密着固定した状態を示す側断面図である。 2D液晶表示パネルとバリアとを3D表示位置条件に整合させる操作手順を示すためのモニタイメージ図(1)である。(A)は、位置決め操作を行う前の初期位置を、(B)は、X座標を仮に一致させた位置を、(C)は、Y座標を仮に一致させた位置を示す。 2D液晶表示パネルとバリアとを3D表示位置条件に整合させる操作手順を示すためのモニタイメージ図(2)である。(A)は、θ座標を一致させて水平とした位置を、(B)は、Y座標を一致させた位置を、(C)は、X座標を一致させて3D表示位置とした様子を示す。 本発明の第2実施形態における表示位置整合装置の正面図である。 保護枠を開放したときの表示位置整合装置の左側面図である。 保護枠を閉止したときの表示位置整合装置の平面図である。座標検出カメラは退避位置にある。 位置座標器の平面図である。 位置座標器の正面図である。 位置座標器の背面図である。 位置座標器の右側面図である。 位置座標器の左側面図である。
次に、本発明の実施形態について、図表を参照しつつ説明するが、本発明の技術的範囲は、これらの実施形態によって限定されるものではなく、発明の要旨を変更することなく様々な形態で実施することができる。また、本発明の技術的範囲は、均等の範囲にまで及ぶ。
以下、本発明に係る表示位置整合装置について、好適な実施例を挙げて添付図面を参照しながら詳述する。
<液晶表示装置の構成と簡単な組付け工程>
表示位置整合装置30の詳細を説明するに先立ち、3D表示タイプの液晶パネルである液晶表示装置10の構造について、簡単に説明する。なお、3D表示タイプの液晶表示装置10としては、特許文献1に開示されているものを用いることができる。
液晶表示装置10は、例えばパチンコ機の遊技盤中央に設置されて、スタート信号入力に基づいて各種の図柄(数字、アルファベット、各種キャラクタ、果物)を順次表示し得る図柄組合せ表示装置として使用される。液晶表示装置10の基本的な構成としては、図12に略示するように、従来より使用されている横長方形状の2D液晶表示パネル11と、この2D液晶表示パネル11を収容保護する後枠ケース12と、2D液晶表示パネル11の前面側(画像を表示する面側)に表示変換透視盤として3D表示位置に整合保持される横長方形状の表示変換透視盤としてのバリア13と、このバリア13を収容し覆蓋保護した状態で後枠ケース12の前側に位置決め整合状態でビス止め結合される横長方形状の前枠ケース14とが含まれる。後枠ケース12は、透明な硬質の合成樹脂材(例えば、ポリカーボネートなど)により、方形枠状に形成されており、方形状に形成された開口12Bの前面側から2D液晶表示パネル11を着脱可能に収容保護する。後枠ケース12の左右枠縁、及び上下枠縁には、組立て用のビスをねじ込み可能なボス12Aが配置成形されている。
ディスプレイ本体11Bの外周四辺縁(画像表示面11Aを除く左右、及び上下の端縁部)には、金属性の外周保護枠16が装着されて、ディスプレイ本体11Bを保護している。この外周保護枠16の四辺(左右、上下)の支持縁16A(幅10〜15mm位)が、バリア13の載置固定縁として平坦面とされる。
バリア13は、長方形状の板ガラスを主体として構成され、その裏面(すなわち画像表示面11Aと対向する面側)において、外周縁10〜15mm位を除いた方形面域に亘り、3D表示変換用の表示変換スクリーン17が形成されている。バリア13の後面の外周縁には、図13に示すように、外周保護枠16の各支持縁16Aの前面に対して剥離可能に圧着する厚さt1の圧着材18と、外周保護枠16に対して分離可能に密接し得る圧縮変形可能な厚さt2(>t1)の緩衝材19とが配置されている。圧着材18と緩衝材19とは、共に幅5〜8mm程度の帯状とされており、バリア13の左右縁と上下縁とに予め接着材(例えば両面テープ)で接着されている(図13には説明の都合上、一部の圧着材18と緩衝材19を外した状態を示しているが、これらの部材は矢印A方向に移動して接着されている)。圧着材18は、接着性や粘着性がなく、かつ平坦面(金属製の外周保護枠16)に対して押圧力で密に圧着する軟質弾力性を備えている。また、緩衝材19は、所定の弾性を備えており、適当な押圧力によって弾性圧縮変形して、圧着材18と外周保護枠16との圧着を許容する。つまり、圧着材18が外周保護枠16の支持縁16Aの表面に圧着し得る性質を備えている。
次に、図14及び図15を参照しつつ、3D表示タイプの液晶表示装置10の組付け工程を簡単に説明する。図14に示すように、表示位置整合装置30(後に詳述する)上に水平状態で後枠ケース12と2D液晶表示パネル11とを収容固定する。
次に、画像表示面11Aに向けて、バリア13の表示変換スクリーン17を後面対向して載せる。この状態において、バリア13外周囲の裏面側に設けた緩衝材19は、2D液晶表示パネル11の外周保護枠16の支持縁16Aの上面に当接したまま押圧されていない未圧縮状態であるから、圧着材18の下面と外周保護枠16の支持縁16Aの上面との間には、所定の間隙t3(=t2−t1)が存在しており、バリア13の表示変換スクリーン17と2D液晶表示パネル11の画像表示面11Aとの間に間隙が存在し、両者が上下離隔した対向状態(バリア13が未だ浮いた状態)にある(図15(A)を参照)。
ここで、表示位置整合装置30を用いて、バリア13の未圧着状態で、2D液晶表示パネル11の位置を平面座標に沿って微妙に調整し、両部材11,13を3D表示位置・条件に整合させる(後に詳述する)。その後、バリア13の上面側から外周縁全体を強く2D液晶表示パネル11に押付ける。これにより、バリア13外周囲の下面側に設けた緩衝材19が2D液晶表示パネル11の外周保護枠16の支持縁16Aの上面に圧縮変形された状態で密接するとともに、圧着材18が若干の圧縮肉厚変形をして(又は、ほぼ元の厚さt1のままで)、バリア13が外周保護枠16の支持縁16Aの上面に強く圧着された状態で不動化保持される。2D液晶表示パネル11とバリア13とを3D表示位置・条件に固定化した状態において、前枠ケース14をバリア13の上から被せながら後枠ケース12に位置決め整合し、ボス12Aとビス孔14Aにビス(図示せず)を締付けて組付け結合する(図15(B))。
なお、必要に応じて、バリア13と2D液晶表示パネル11とを分離させる場合には、圧着材18と外周保護枠16との圧着状態を解除することにより、容易に行える。
<第1実施例:表示位置整合装置の構成>
次に、2D液晶表示パネル11とバリア13とを3D表示位置・条件に整合させるための表示位置整合装置30の構成について説明する。
図1は、表示位置整合装置30と、組合せ前の液晶表示装置10の概略を示す斜視図である。
図2〜図5に示すように、表示位置整合装置30は、作業台Wに水平に載置された状態として使用される。表示位置整合装置30の上方には、左右一対の座標検出カメラ31,32が設けられており、この座標検出カメラ31,32からの画像信号を受信して表示する視認用のモニタ33,34が設けられている。座標検出カメラ31,32は、バリア13と2D液晶表示パネル11との座標の位置ずれを拡大検出し、モニタ33,34に表示できる。
表示位置整合装置30には、作業台Wの上面に水平に保持される装置本体35と、装置本体35の最下方に位置する水平基板36とが設けられている。水平基板36の上面には、位置決め座標器37が備えられている。位置決め座標器37には、平面座標に沿った調整部材として下方から順にY座標調整テーブル(以下単にYテーブル板ともいう)38と、X座標調整テーブル(以下単にXテーブル板ともいう)39と、θ角度調整テーブル(以下単にθテーブル板ともいう)40との三枚が三段状態で設けられている。
図8に示すように、水平基板36の上面側と、Yテーブル板38の下面側とには、互いにY方向にスライド移動可能に組み付くYレール構造41が設けられている。また、Yテーブル板38の上面側と、Xテーブル板39の下面側とには、互いにX方向にスライド移動可能に組み付くXレール構造42が設けられている。また、Xテーブル板39の上面側と、θテーブル板40の下面側には、θテーブル板40の中央を軸心として、左右両方向に回転可能な回転組付構造43が設けられている。また、各構造41,42,43には、上下一対の板に挟まれるようにして、二本づつのつるまきバネ44,45,46が設けられている。つるまきバネ44,45,46は、その両端部分が上下の板のそれぞれに固定されることで、両板を初期位置の方向に付勢している(例えば、水平基板36とYテーブル板38の間に設けられるつるまきバネ44は、一端側が水平基板36に固定され、他端側がYテーブル板38に固定されることで、水平基板36とYテーブル板38との重なり合いが大きくなる方向に付勢している)。
また、装置本体35には、Yテーブル板38に当接し、押圧することでYテーブル板38をY方向にスライド移動させるY座標調整具47が設けられている。Y座標調整具47は、図8に示すように、Y座標テーブル板38の中心を通る仮想線Lに沿ってY軸方向に平行に力を加えるように構成されている。また、Yテーブル板38には、Xテーブル板39に当接し、押圧することでXテーブル板39をX方向にスライド移動させるX座標調整具48が設けられている。X座標調整具48は、X座標テーブル板39の中心を通る仮想線Mに沿ってX軸方向に平行に力を加えるように構成されている。また、Xテーブル板39には、θテーブル板40に当接し押圧することで、θテーブル板40の中心に設けられた回転組付構造43の角度を変化させる(回転させる)θ座標調整具49が設けられている。θ座標調整具49は、θテーブル板40の右端部を押圧するようになっている。
図10に示すように、各調整具47,48,49の構造は同等のものが備えられている。すなわち、調整具47,48,49には、左右両方向(図10中の矢印Bを参照)に回転可能とされた操作部50と、操作部50の回転に伴って、操作部50から近接する方向と遠ざかる方向とに移動可能な押圧軸51とが設けられており、丁度マイクロメータの構造に類似したものとされている。押圧軸51の先端は、常に各テーブル板38,39,40に当接しており、押圧軸51が延びる方向に操作されると、つるまきバネ44,45,46の付勢力に対抗してテーブル板38,39,40を移動させる一方、押圧軸51が縮む方向に操作されると、つるまきバネ44,45,46の付勢力によって、テーブル板38,39,40が移動する。
θテーブル板40の上面側には、2D液晶表示パネル11を収納した後枠ケース12よりも僅かに大きな凹みを備えたパネル収容部52が設けられており、このパネル収容部52の手前側及び左手側には、後枠ケース12に当接・固定するパネル固定具53A,53Bが設けられている。パネル固定具53A,53Bは、図9に示すように、リンク機構により構成されており、図9(A)に示す開放位置から、ハンドル部54を軸心55の周りに右回転(図中の矢印A方向に回転)させることで、押圧固定部56を前方に移動させて、後枠ケース12及び2D液晶表示パネル11の位置を固定できる。なお、ハンドル部54を左方向に回転させると、押圧固定部56が後退し、2D液晶表示パネル11への固定が解除される。本実施例では、パネル固定具53A,53BをX軸方向及びY軸方向の二ヶ所に設けたが、左下隅において右上方向に押圧する方向の一ヶ所のみに設けても良い。
また、装置本体35において、位置決め座標器37の右側には、バリア13を固定して位置決めするための保持枠57が設けられている。保持枠57の一端側は、ヒンジ部58によって回転可能に片持ち支点を備えて構成されている。こうして保持枠57は、θテーブル板40のパネル収容部に装着、固定された2D液晶表示パネル11の上面を覆う閉止位置と、2D液晶表示パネル11の上方空間を開放する開放位置との間で開閉可能に構成されている。保持枠57の中央には、バリア13よりも僅かに大きな略長方形状の開口を備えたバリア収容口59が開放されている。バリア収容口59の周縁各所には、バリア13の着脱操作を円滑に行えるように、当接回避溝59Aが設けられている。図7に示すように、保持枠57を閉止した状態において、左下方には、バリア13を右上方向に押圧することで、バリア13をバリア収容口59に位置決め固定するバリア固定具60が設けられている。バリア固定具60は、前述のパネル固定具53と同様のリンク機構によって構成されている。
また、図2、6に示すように、装置本体35の上側には、左右一対の座標検出カメラ31,32が設けられている。座標検出カメラ31,32は、約50倍程度の倍率を備えて、2D液晶表示パネル11とバリア13との座標の位置ずれを拡大検出できるものであり、例えばCCDセンサ、CMOSセンサなどを用いて構成されている。座標検出カメラ31,32からの画像信号は、組付け装置30の操作者から視認可能な位置に設置されたモニタ33,34に送信されて、リアルタイムで2D液晶表示パネル11とバリア13の状態が表示される。これら座標検出カメラ31,32は、2D液晶表示パネル11とバリア13の左右上端部分の重なり合いを検出可能な検出位置(図7及び図11(B)に示す位置)と、バリア13の上方位置から退避することで保持枠57の開閉操作に伴う干渉から回避する退避位置(図11(A)に示す位置)との間を移動可能とされている。
すなわち、座標検出カメラ31,32は、カメラ位置切替え支持機構61によって支持されている。位置切替え支持機構61には、座標検出カメラ31の側方から延出するレール部材62と、モータ63A,63Bの駆動によって前後方向に移動する駆動機構64A,64Bとを備えている。モータ63A,63Bは、それぞれ装置本体35の手前側(操作者側)の左右下方に設けられる左セットボタンS3−1及び右セットボタンS3−2の操作によって駆動し、座標検出カメラ31,32を検出位置と退避位置との間で移動させる。
両座標検出カメラ31,32の間に設けられる制御機構65には、電源が供給される他に、各スイッチS1,S2,S3−1,S3−2,S4,S5及び二本のケーブルC1−1,C1−2が連結しており、これらのスイッチ及びケーブルからの信号を受けて、各スイッチ及びケーブルに割り当てられた制御を行う。
各スイッチ及びケーブルの詳細は、それぞれ、座標検出カメラ用電源スイッチS1、LCDバックライト点灯スイッチS2、左セットボタンS3−1、右セットボタンS3−2、リセットボタンS4、LCDバックライト消灯スイッチS5、左座標検出カメラ用ケーブルC1−1、及び右座標検出カメラ用ケーブルC1−2である。座標検出カメラ用電源スイッチS1は、装置本体35に設けられた保持枠受け部66の上面に設けられており、保持枠57が閉止位置に至ったときにオンの状態となる。スイッチS1がオンになった状態で、セットボタンS3−1,S3−2の操作によって、モータ63A,63Bへの電源供給が可能となり、座標検出カメラ31,32の退避位置と検出位置の移動が可能となる。一方、保持枠57が開放された位置では、スイッチS1はオフの状態となっており、モータ63A,63Bへの電源が供給されず、座標検出カメラ31,32が退避位置から検出位置に移動できない。こうして、保持枠57と座標検出カメラ31,32との当接が回避されるようになっている。
LCDバックライト点灯スイッチS2は、同様に保持枠受け部66の上面に設けられており、保持枠57が閉止位置に至るとオンとなり、2D液晶表示パネル11への電源供給が行われて、バックライトが点灯する。なお、後述の2D液晶表示パネル11とバリア13との3D表示位置合わせ操作は、バックライトが点灯された状態で行われる。また、LCDバックライト消灯スイッチS5は、バックライトを消灯させるスイッチである。
左セットボタンS3−1及び右セットボタンS3−2は、座標検出カメラ31,32を退避位置から検出位置に移動させるスイッチである。なお、両ボタンS3−1,S3−2は、座標検出カメラ用電源スイッチS1がオンとなっている状態(すなわち、保持枠57が閉止位置にある状態)でのみ操作が可能となっている。リセットボタンS4は、両座標検出カメラ31,32を検出位置から退避位置に移動させるスイッチである。
座標検出カメラ用ケーブルC1−1,C1−2は、座標検出カメラ31,32への電源供給及び画像信号授受のために用いられる。
<表示位置整合装置による2D液晶表示パネルとバリアとの位置決め作業手順>
次に、上記のように構成された表示位置整合装置30を用いて、2D液晶表示パネル11とバリア13とを互いに3D表示位置・条件に整合させるときの手順について説明する。
まず、表示位置整合装置30に電源を供給し、初期状態(すなわち、両座標検出カメラ31,32が退避位置に、保持枠57を開放位置にある状態)とする。ここで、θテーブル板40に設けられたパネル収容部52に、2D液晶表示パネル11を収納した後枠ケース12を装着し、パネル固定具53A,53Bのハンドル部54を右方向に回転させて、2D液晶表示パネル11(より詳細には、後枠ケース12と2D液晶表示パネル11)を位置決め固定する。ここで、図示しないLCDバックライトへの電源供給用コネクタと、表示位置整合装置30に設けられた電源コネクタ(図示せず)とを連結しておく。
次いで、保持枠57を開放位置から閉止位置に閉止させた後、バリア収容口59にバリア13を装着し、バリア固定具60の操作によって、バリア13を位置決め固定する。なお、保持枠57が閉止位置に至ると、LCDバックライト点灯スイッチS2がオンとなり、2D液晶表示パネル11のバックライトが点灯する。また、同時に座標検出カメラ用電源スイッチS1もオンとなり、座標検出カメラ31,32の移動が可能となる。
次に、左右のセットボタンS3−1,S3−2を操作して、モータ63A,63Bを駆動させ、両座標検出カメラ31,32を退避位置から検出位置に移動させる。座標検出カメラ31,32が検出位置に至ると、モニタ33,34には、両カメラ31,32からの画像信号が拡大して表示される。この検出位置では、それぞれ2D液晶表示パネル11とバリア13の左右両側の上端部分が表示されるように設定されている。
図16及び図17には、モニタ33,34に表示されている2D液晶表示パネル11(縦長の長方形状のRGBピクセルが点灯したもの)と、バリア13(斜め階段状に黒塗りとなっているもの)の様子を示した。本実施形態では、バリア13の位置は固定されており、下方に位置する2D液晶表示パネル11の位置を微修正する。
設計時点での後枠ケース12の固定位置、及びバリア13の固定位置に対するがたつきの許容程度は、1〜2mm程度である。このため、2D液晶表示パネル11とバリア13とを設置したときの初期状態における位置ずれは、最大でも数百μm程度である。2D液晶表示パネル11の各ピクセルの大きさは、約50μm×200μm程度の大きさであり、図16(A)の初めの状態では、縦方向(本実施例では、Y軸方向)に約400〜500μm、横方向(本実施例では、X軸方向)に約250μm程度の位置ずれがある。また、右端部分は、左端部分に比べて、約200μm程度の上方への傾斜がある。
以下には、図16及び図17を参照しつつ、表示位置整合装置30の操作手順の一例を説明するが、本発明によれば、位置決めの手順は、この方法に限られない。
図16(A)に示す初期位置から、X座標調整具48を操作して、2D液晶表示パネル11をX軸(横軸)左方向に移動させ、バリア13の左端縁と2D液晶表示パネル11の左端縁との位置合わせを行い、両部材11,13を仮決めX軸に合わせる(図16(B))。次に、Y座標調整具47を操作して、2D液晶表示パネル11をY軸(縦軸)下方向に移動させ、バリア13の上端縁と2D液晶表示パネル11のRGBピクセルの一列目の下側に整合させ、両部材11,13を仮決めY軸に合わせる(図16(C))。
次に、θ座標調整具49を操作して、2D液晶表示パネル11を右側が下がる方向(右方向)に回転させて、バリア13の上端縁が、左右のモニタ33,34上において、RGBピクセルの一列目の下側に整合させ、バリアパターンとRGBピクセルとを水平位置とする(本調整θ平面角度合わせ:図17(A))。
次に、Y座標調整具47を操作して、2D液晶表示パネル11をY軸(縦軸)下方向に移動させ、バリア13の上端縁とRGBピクセルの上端縁とを整合させ、両部材11,13を本調整Y軸に合わせる(図17(B))。
最後に、X座標調整具48を操作して、2D液晶表示パネル11をX軸(横軸)左方向に移動させ、バリア13の左端縁と2D液晶表示パネル11の左端縁との位置合わせを行い、両部材11,13を本調整X軸に合わせる(図17(C))。こうして、2D液晶表示パネル11とバリア13との位置を整合させて、3D表示位置に至ったところで、調整作業を完了する。
なお、本実施例においては、調整作業の後に、リセットボタンS4を押して、両座標検出カメラ31,32を退避位置に移動させ、バリア13が移動しない状態でバリア固定具60を解除し、保持枠57を開放位置まで回転させた後、バリア13を押圧、圧着して位置を固定する。更に、バリア13の上方から前枠ケース14を後枠ケース12に載置し、ボルト(図示せず)をボルト孔14Aとボス12Aに回し付けることで、液晶表示装置11の組付を完了する。
このように本実施形態によれば、2D液晶表示パネル11とバリア13とを手早く簡単かつ高精度に3D表示位置・条件に調整して整合させる表示位置整合装置30を提供できた。
<第2実施例:表示位置整合装置の構成>
次に、図18〜図25を参照しつつ、本発明の第2実施例に関する表示位置整合装置80について説明する。なお、第1実施例との主たる相違は、一つの外郭体内にX、Y、θテーブル板を合体して備える位置決め座標器81と、座標検出カメラ31,32のカメラ位置切替支持機構82である。このため、第1実施例と同一の作用を奏する構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
表示位置整合装置80の中央には、Yテーブル板とXテーブル板とθテーブル板とを外郭体内部に集合化して備えた位置決め座標器81が備えられている。位置決め座標器81の前面には右方向にY座標調整具47が、右面には後方向にX座標調整具48が、左面には、左方向にθ座標調整具49が、それぞれ突設されている。また、位置決め座標器81の上面には、最上段のθテーブル板に固定されて、θテーブル板と連動する支持台部85が設けられている。支持台部85の下面側には、位置決め座標器81の周囲で支持台部85を支えるサポート台86が立設されている。このサポート台86の上端には、支持台部86と点接触するボールベアリングが設けられている。
また、図20に示すように、表示位置整合装置80の平面図において上側左右には、一対の座標検出カメラ31,32が設けられている。座標検出カメラ31,32は、右方向または左方向に約90度の回転をするカメラ位置切替支持機構82,82が設けられている。カメラ位置切替支持機構82には、所定の角度だけ回転するモータ83と、モータ83と座標検出カメラ31,32とを連結する支持軸84が設けられている。図20に実戦で示す退避位置では、支持軸84が右方向に向くことで、座標検出カメラ31,32と保持枠57との干渉が回避されている。一方、図20に点線で示す検出位置では、モータ83の駆動によって、支持軸84が右に約90度回転し、2D液晶表示パネル11とバリア13との位置ずれを左右両上端部分で検出する。こうして、座標検出カメラ31,32は、モータ83の駆動によって、退避位置と検出位置との間で回転移動が可能とされている。
保持枠57の自由端側の中央部分には、取っ手が突設されており、その取っ手の中央には、鉄製の電磁着脱部57Aが設けられている。一方、保持枠受け部66において、保持枠57を閉止位置としたときに電磁着脱部57Aが当たる部分には、ソレノイドを備えた電磁石66Aが設けられている。電磁石66Aへの通電は、座標検出カメラ31,32を退避位置から検出位置に移動させるスイッチS3−1,S3−2に連動している。すなわち、スイッチS3−1,S3−2をオンにすると、座標検出カメラ31,32が検出位置に回転移動すると共に、電磁石66Aへの通電が行われて、電磁着脱部57Aがロックされることで保持枠57が閉止位置に固定される。また、リセットボタンS4を押すと、座標検出カメラ31,32が退避位置に回転移動すると共に、電磁石66Aへの通電が停止されて、保持枠57のロックが解除される。こうして、3D表示位置・条件の操作中に、保持枠57を誤って開放位置に開放してしまうことが回避される。
上記のように構成された第2実施例によっても、第1実施例と同様の作用及び効果を奏する。また、第2実施例では、コンパクトかつ一体化された位置決め座標器81を用いるようになっているので、作業空間が狭いところでも2D液晶表示パネル11とバリア13の3D表示位置・条件への整合作業を行える。更に、座標検出カメラ31,32の検出位置への移動に伴って、保持枠57が閉止位置にロックされるので、保持枠の誤った開放操作を防止できる。
10…液晶表示装置(3D液晶パネル)、11…2D液晶表示パネル、13…バリア(表示変換透視盤)、30…表示位置整合装置、31,32…座標検出カメラ、33,34…モニタ、35…装置本体、36…水平基板、37…位置決め座標器、38…Yテーブル板、39…Xテーブル板、40…θテーブル板、47…Y座標調整具、48…X座標調整具、49…θ座標調整具、52…パネル収容部、53A,53B…パネル固定具、57…保持枠、59…バリア収容口、60…バリア固定具、61…カメラ位置切替え支持機構、80…表示位置整合装置、81…位置決め座標器、82…カメラ位置切替支持機構

Claims (1)

  1. 作業台に載置されて、下段にセットされる2D液晶表示パネルと上段にセットされる表示変換透視盤とを重ね合わせた状態のもとでモニタで視認しながら、互いに3D表示位置・条件に調整して整合する3D液晶パネルの液晶表示装置の表示位置整合装置であって、
    前記作業台の上面に水平に保持される装置本体と、前記装置本体の水平基板に設置される位置決め座標器とが備えられ、前記位置決め座標器には、下から順にYテーブル板と、Xテーブル板と、θテーブル板とが互いに水平姿勢の3段形態で設けられ、最上段の前記θテーブル板は、中央の軸心を原点として水平姿勢で回転移動可能とされて前記2D液晶表示パネルを収容するパネル収容部と、当該2D液晶表示パネルをパネル収容部内に位置決め固定するパネル固定具とが設けられており、
    前記Yテーブル板は前記装置本体に対して前記θテーブル板の中央の軸心を原点としてY方向に水平姿勢でスライド移動が可能とされ、前記Xテーブル板は前記Yテーブル板に対して前記θテーブル板の中央の軸心を原点としてX方向に水平姿勢でスライド移動が可能とされ、前記θテーブル板は前記Xテーブル板に対して前記θテーブル板の中央の軸心を原点として水平姿勢で回転移動が可能とされていると共に、前記水平基板には前記Yテーブル板をY方向にスライド移動させることで位置を調整する手動操作形態のY座標調整具が、前記Yテーブル板には前記Xテーブル板をX方向にスライド移動させることで位置を調整する手動操作形態のX座標調整具が、前記Xテーブル板には前記θテーブル板を回転させることで位置を調整する手動操作形態のθ座標調整具がそれぞれ設けられて、前記各調整具が、作業者により手動回転操作され、
    前記装置本体には、前記表示変換透視盤を分離可能に固定化保持するための位置決め用の保持枠が、片持ち支点を備えて、前記θテーブル板のパネル収容部に不動化セットされた2D液晶表示パネルの上面を覆う閉止位置と、前記2D液晶表示パネルの上方空間を開放する開放位置との間で作業者の手動操作によって開閉可能に設けられていると共に、この保持枠には、前記表示変換透視盤よりも僅かに大きく前記表示変換透視盤を収容可能なバリア収容口が形成され、このバリア収容口の周縁各所には、前記表示変換透視盤の着脱操作を円滑とする当接回避溝が設けられるとともに、前記保持枠の閉止状態において、前記バリア収容口に収容された前記表示変換透視盤を所定方向に位置決め固定する固定具が設けられており、
    前記2D液晶表示パネルと前記表示変換透視盤との位置決め作業の際には、前記θテーブル板上方の一定の位置において、上側の前記表示変換透視盤に対する下側の前記2D液晶表示パネルの平面座標の位置ずれを拡大検出して、前記モニタに画像信号を送る座標検出カメラと、この座標検出カメラを前記表示変換透視盤の上方位置から退避する退避位置と前記表示変換透視盤上方の検出位置との間で移動可能なカメラ位置切替え支持機構とが設けられていることを特徴とする液晶表示装置の表示位置整合装置。
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