JP5069550B2 - 塗布装置 - Google Patents

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Description

本発明は、有機EL表示装置用ガラス基板、液晶表示装置用ガラス基板、PDP用ガラス基板、半導体ウエハ、磁気/光ディスク用のガラス/セラミック基板などの各種基板の表面に塗布液を塗布する塗布装置に関する。
基板の製造工程では、基板の上面に種々の塗布液を塗布する塗布装置が使用されている。例えば、有機EL表示装置の製造工程では、有機EL表示装置用のガラス基板の上面に有機EL液を塗布する塗布装置が使用されている。従来の塗布装置は、例えば特許文献1,2に開示されているように、基板の上面に向けて塗布液を吐出するためのノズルと、ノズルと基板とを相対的に移動させるための移動機構とを備えている。塗布装置は、ノズルに形成された細孔から塗布液を液柱状に吐出させ、このような塗布液の吐出を継続しつつノズルと基板とを相対的に移動させることにより、基板の上面に薬液を塗布する。
特開2006−192435号公報 特許第3676263号公報
上記のような塗布装置では、ノズルから塗布液の吐出を開始するときに、ノズルの内部や吐出孔に異物や気泡などが滞留していると、ノズルから塗布液が良好に吐出されない場合があった。特に、有機EL液のように粘性の高い塗布液を微細な吐出孔から吐出させる場合には、ノズル内部の異物や気泡が塗布液の「詰まり」を引き起こし易く、また、塗布液の表面張力により吐出孔の周囲に塗布液が拡散し易いため、ノズルの下方において塗布液の良好な液柱を形成することが困難であった。
また、ノズルから塗布液の吐出を急峻に開始した場合には、ノズルの下方において塗布液の液柱の形状が崩壊してしまう、いわゆる「solvent shock」が発生し易く、特に、吐出孔の口径が70μm以下のノズルを使用した場合には、ノズルの下方に良好な液柱を形成することが極めて困難であった。
従来では、ノズルから塗布液の吐出を開始するときには、ノズルの洗浄とノズルからの塗布液の吐出とを繰り返し、これによりノズルから塗布液を良好に吐出する状態を実現していた。しかしながら、このような方法では、塗布液を良好に吐出するまでに多くの時間が掛かり、また、塗布液の消費量も増大させることとなっていた。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、塗布液の消費量を増加させることなくノズルから迅速かつ良好に塗布液の吐出を開始させることができるとともに、solvent shockの問題も発生しない塗布装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、基板の表面に被塗布物質と所定の有機溶媒とを含む塗布液を塗布する塗布装置において、基板の表面に向けて前記塗布液を吐出するノズルと、前記ノズルに接続された配管部と、前記配管部に前記塗布液を供給する塗布液供給手段と、前記配管部に前記有機溶媒を供給する溶媒供給手段と、前記塗布液供給手段と前記溶媒供給手段とを制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記塗布液供給手段からの前記塗布液の供給を停止させた状態で前記溶媒供給手段からの前記有機溶媒の供給を行う溶媒供給動作と、前記溶媒供給動作の後、前記溶媒供給手段からの前記有機溶媒の供給量を徐々に低下させるとともに前記塗布液供給手段からの前記塗布液の供給量を徐々に増加させる置換動作と、前記置換動作の後、前記溶媒供給手段からの前記有機溶媒の供給を停止させた状態で、前記塗布液供給手段からの前記塗布液の供給を行う塗布液供給動作とを、実行させることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の塗布装置において、前記制御手段は、前記置換動作において、前記溶媒供給手段からの前記有機溶媒の供給量と、前記塗布液供給手段からの前記塗布液の供給量とがほぼ等しくなった時点で、前記有機溶媒供給手段からの前記有機溶媒の供給を停止させることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載の塗布装置において、前記塗布液供給手段は、塗布液用配管と前記塗布液用配管上に設けられた塗布液用マスフローコントローラとを有し、前記溶媒供給手段は、溶媒用配管と前記溶媒用配管上に設けられた溶媒用マスフローコントローラとを有し、前記制御手段は、前記塗布液用マスフローコントローラおよび前記溶媒用マスフローコントローラを制御することにより、前記置換動作を実行させることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1から請求項3までのいずれかに記載の塗布装置において、前記塗布液は、前記被塗布物質として有機EL材料を含むことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1から請求項4までのいずれかに記載の塗布装置において、前記ノズルは、70μm以下の径を有する吐出孔を介して前記塗布液を吐出することを特徴とする。
請求項6に係る発明は、基板の表面に被塗布物質と所定の有機溶媒とを含む塗布液を塗布する塗布装置において、基板の表面に向けて前記塗布液を吐出するノズルと、前記ノズルに接続された配管部と、前記配管部に前記塗布液を供給する塗布液供給手段と、前記配管部に前記有機溶媒を供給する溶媒供給手段と、前記塗布液供給手段と前記溶媒供給手段とを制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記塗布液供給手段からの少量の前記塗布液の供給と、前記溶媒供給手段からの前記有機溶媒の供給とを行う混合液供給動作と、前記混合液供給動作の後、前記溶媒供給手段からの前記有機溶媒の供給量を徐々に低下させるとともに前記塗布液供給手段からの前記塗布液の供給量を徐々に増加させる置換動作と、前記置換動作の後、前記溶媒供給手段からの前記有機溶媒の供給を停止させた状態で、前記塗布液供給手段からの前記塗布液の供給を行う塗布液供給動作とを、実行させることを特徴とする。
請求項1〜5に記載の発明によれば、塗布装置は、塗布液供給手段からの塗布液の供給を停止させた状態で溶媒供給手段からの有機溶媒の供給を行う溶媒供給動作と、溶媒供給動作の後、溶媒供給手段からの有機溶媒の供給量を徐々に低下させるとともに塗布液供給手段からの塗布液の供給量を徐々に増加させる置換動作と、置換動作の後、前記溶媒供給手段からの前記有機溶媒の供給を停止させた状態で、塗布液供給手段からの塗布液の供給を行う塗布液供給動作とを実行する。このため、ノズルの内部に滞留する異物や気泡を溶媒とともにノズルの外部へ排出した上でノズルから塗布液を吐出することができる。また、ノズルから吐出される液体を有機溶媒から塗布液に徐々に置換するため、ノズルから吐出される液体の急激な濃度や粘度の変化により吐出液柱の形状が崩壊してしまう、いわゆる「solvent shock」の発生を防止することができる。したがって、ノズルから良好に塗布液の吐出を開始させることができる。また、ノズルの洗浄と塗布液の吐出とを繰り返さなくても塗布液の吐出を開始させることができるため、塗布液の消費量を増加させることなく、迅速に塗布液の吐出を開始させることができる。
特に、請求項2に記載の発明によれば、塗布装置は、置換動作において、溶媒供給手段からの有機溶媒の供給量と、塗布液供給手段からの塗布液の供給量とがほぼ等しくなった時点で、有機溶媒供給手段からの有機溶媒の供給を停止させる。このため、溶媒供給手段側へ塗布液が進入してしまうことを防止することができる。
特に、請求項3に記載の発明によれば、塗布液供給手段からの塗布液の供給量と、溶媒供給手段からの溶媒の供給量とを、マスフローコントローラを使用して制御する。このため、塗布液および溶媒の供給量を容易かつ正確に制御することができる。
特に、請求項4に記載の発明によれば、有機EL材料を含む粘性の高い塗布液を、ノズルから適切に吐出することができる。
特に、請求項5に記載の発明によれば、ノズルは、70μm以下の径を有する吐出孔を介して塗布液を吐出する。このような微小径の吐出孔を有するノズルにおいては、塗布液の吐出液柱を良好に形成することが特に困難であるところ、本発明によれば、吐出液柱を良好に形成することができる。
また、請求項6に記載の発明によれば、塗布装置は、塗布液供給手段からの少量の塗布液の供給と、溶媒供給手段からの有機溶媒の供給とを行う混合液供給動作と、混合液供給動作の後、溶媒供給手段からの有機溶媒の供給量を徐々に低下させるとともに塗布液供給手段からの塗布液の供給量を徐々に増加させる置換動作と、置換動作の後、前記溶媒供給手段からの前記有機溶媒の供給を停止させた状態で、塗布液供給手段からの塗布液の供給を行う塗布液供給動作とを実行する。このため、ノズルの内部に滞留する異物や気泡を溶媒とともにノズルの外部へ排出した上でノズルから塗布液を吐出することができる。また、ノズルから吐出される液体を有機溶媒から塗布液に徐々に置換するため、ノズルから吐出される液体の急激な濃度や粘度の変化により吐出液柱の形状が崩壊してしまう、いわゆる「solvent shock」の発生を防止することができる。したがって、ノズルから良好に塗布液の吐出を開始させることができる。また、ノズルの洗浄と塗布液の吐出とを繰り返さなくても塗布液の吐出を開始させることができるため、塗布液の消費量を増加させることなく、迅速に塗布液の吐出を開始させることができる。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
<1.塗布装置の構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る塗布装置1の構成を示した上面図である。また、図2は、塗布装置1を図1のII−II線で切断した縦断面図である。これらの各図には、装置内における各部の位置関係や動作方向を明確化するために、共通のXYZ直交座標系が付されている。
図1および図2に示した塗布装置1は、有機EL表示装置を製造する工程において、矩形のガラス基板(以下、単に「基板」という。)9の上面に有機EL材料(被塗布材料)と所定の溶媒とを混合させた有機EL液を塗布するための装置である。図1および図2に示したように、塗布装置1は、主として、ステージ10と、ステージ移動機構20と、ノズル部30と、ノズル移動機構40と、待機ポッド50と、回収トレイ60と、制御部70とを備えている。
ステージ10は、平板状の外形を有し、その上面に基板9を水平姿勢に載置して保持するための保持部である。ステージ10の上面には複数の吸引孔(図示省略)が形成されている。このため、ステージ10上に基板9を載置したときには、吸引孔の吸引圧により基板9はステージ10の上面に固定保持される。ステージ10上に載置される基板9の上面には、有機EL液が塗布される位置に予め多数本の平行な溝9aが形成されている。基板9は、これらの溝9aが主走査方向(X軸方向)を向くようにステージ10上に載置される。
また、ステージ10の上方には、基板9の−X側および+X側の側部を覆うマスク板11,12が配置されている。マスク板11,12は、後述するノズル部30から吐出される有機EL液が、基板9の+X側および−X側の側部に塗布されることを防止し、主走査方向に関して有機EL液の塗布範囲を規定する役割を果たす。マスク板11,12は、所定の接続部材(図示省略)を介してステージ10に固定的に取り付けられている。
ステージ移動機構20は、ステージ10を副走査方向(Y軸方向)に移動させるための機構である。ステージ移動機構20は、例えば、モータとボールねじとを組み合わせた機構や、あるいは、リニアモータを利用した機構により構成される。ステージ10上に基板9を載置した状態で、ステージ移動機構20を動作させると、ステージ10、マスク板11,12、および基板9が一体として副走査方向に移動する。
ノズル部30は、ステージ10上に保持された基板9の上面に向けて有機EL液を吐出するための吐出部である。ノズル部30は、赤色用、緑色用、および青色用の有機EL液を吐出するための3つのノズル31を有している。3つのノズル31は、図1に示したように、主走査方向に所定の間隔(例えば、数mmピッチ)で配列されるとともに、副走査方向の位置も少しずつずらして配置されている。各ノズル31の副走査方向についての位置の違いは、処理対象となる基板9の上面に形成された溝9aのピッチ幅に対応している。このため、ノズル部30は、3つのノズル31から同時に有機EL液を吐出することにより、基板9上の隣り合う3本の溝9aに対して、同時に有機EL液を吐出することができる。
このように、この塗布装置1は、3つのノズル31を使用して基板9上に3列ずつ有機EL液を塗布することができる。このため、基板9の上面に効率よく有機EL液を塗布することができる。また、3つのノズル31の主走査方向および副走査方向の位置をいずれも相違させていることにより、各ノズル31自体を極端に小型化することなく、狭小な間隔で有機EL液を塗布することができる。
図3は、ノズル部30に含まれる3つのノズル31のうちの1つと、当該ノズル31に接続される送液系80の構成とを示した図である。図3に示したように、ノズル31は、ノズルボディ31aと、ノズルボディ31aの下端部に形成された微小な(例えば、その孔径が10μm以上70μm以下の)吐出孔31bとを有している。また、ノズル31の内部には、吐出孔31bおよび後述する主配管81と連通する送液路(図示省略)が形成されている。
ノズル31には、1本の主配管81が接続されている。また、主配管81は、T字形の混合部82を介して有機EL液供給用配管83および主溶媒供給用配管84と接続されている。有機EL液供給用配管83の上流側の端部には、有機EL材料と溶媒とを所定の割合で混合させた有機EL液を供給する有機EL液供給源85が接続されている。また、有機EL液供給用配管83の経路途中には、マスフローコントローラ83aと開閉弁83bとが介挿されている。一方、主溶媒供給用配管84の上流側の端部には、有機EL液の溶媒成分のうちの1つである主溶媒を供給する主溶媒供給源86が接続されている。また、主溶媒供給用配管84の経路途中には、マスフローコントローラ84aと開閉弁84bとが介挿されている。なお、主溶媒供給源86から供給される主溶媒としては、例えば、常温において高い揮発性を有するメシチレン、アニソールなどを使用することができる。
このような送液系80において、開閉弁83bを開放すると、有機EL液供給源85から有機EL液供給用配管83および混合部82を介して主配管81へ、有機EL液が供給される。また、開閉弁83bを開放しつつマスフローコントローラ83aを制御すると、有機EL液供給源85から主配管81へ供給される有機EL液の単位時間あたりの供給量が制御される。
一方、上記の送液系80において、開閉弁84bを開放すると、主溶媒供給源86から主溶媒供給用配管84および混合部82を介して主配管81へ、主溶媒が供給される。また、開閉弁84bを開放しつつマスフローコントローラ84aを制御すると、主溶媒供給源86から主配管81へ供給される主溶媒の単位時間あたりの供給量が制御される。
すなわち、本実施形態の送液系80は、主配管81へ有機EL液を供給するための供給系と、主配管81へ主溶媒を供給するための供給系とを有し、開閉弁83b,84bの開閉状態を制御することにより、これらの供給系から主配管81へ有機EL液および主溶媒を選択的にあるいは同時に供給することができる。また、本実施形態の送液系80は、開閉弁83b,84bをともに開放した状態でマスフローコントローラ83a,84aを制御することにより、有機EL液と主溶媒との割合を調節しつつ、これらの混合液を主配管81へ供給することができる。
主配管81に供給された有機EL液、主溶媒、あるいはこれらの混合液は、主配管81からノズル31の内部の送液路へ導入され、ノズル31の下端部の吐出孔31bから下方へ向けて吐出される。後述する吐出開始動作によって有機EL液の吐出を開始すると、ノズル31の吐出孔31bから吐出された有機EL液は、ノズル31の下方において液柱Lを形成する。なお、図3では1つのノズル31とその送液系80について説明したが、ノズル部30に含まれる他のノズル31にも、同等の送液系80が接続されている。
図1および図2に戻り、塗布装置1の説明を続ける。
ノズル移動機構40は、ノズル部30を主走査方向に移動させるための機構である。図1に示したように、ノズル移動機構40は、ノズル部30を支持するための支持部41と、支持部41を主走査方向に移動させるための移動部42とを有している。移動部42は、例えば、モータとボールねじとを組み合わせた機構や、あるいは、リニアモータを利用した機構により構成される。ノズル移動機構40は、待機ポッド50の上方位置とステージ10よりも+X側に配置された回収トレイ60の上方位置との間の任意の位置の間で、ノズル部30を主走査方向に移動させることができる。
待機ポッド50は、ステージ10の−X側の側方において、ノズル部30を待機させるための部位である。待機ポッド50上には、ノズル部30の各ノズル31の下端部を収容するための3つの開口部51が形成されている。ノズル部30を待機させるときには、ノズル部30を待機ポッド50の上方位置に配置させ、待機ポッド50を上昇させるなどして各ノズル31の下端部を各開口部51内に収容する。待機ポッド50の内部には、待機時に各ノズル31から吐出される有機EL液、主溶媒、あるいはこれらの混合液を回収するための回収機構が設けられている。
回収トレイ60は、ステージ10の+X側および−X側の側方においてノズル部30から吐出された有機EL液を回収するための容器である。回収トレイ60は、ステージ10の−X側(ステージ10と待機ポッド50との間)およびステージ10の+X側において、ノズル部30の移動経路の下方となる位置に配置されている。また、回収トレイ60は、上記のマスク板11,12と主走査方向に関して部分的に重複するように配置されている。このため、ステージ10の側方においてノズル部30から吐出される有機EL液は、マスク板11,12および回収トレイ60によって連続的に回収される。
制御部70は、塗布装置1内の各部を動作制御するための処理部である。図4は、制御部70と塗布装置1内の各部との間の接続構成を示したブロック図である。図4に示したように、制御部70は、上記のステージ移動機構20、ノズル移動機構40、待機ポッド50、マスフローコントローラ83a,84a、および開閉弁83b,84bと電気的に接続されており、これらの動作を制御する。制御部70は、例えばCPUやメモリを有するコンピュータによって構成され、コンピュータにインストールされたプログラムおよびユーザからの操作入力に従ってコンピュータが動作することにより、上記各部の動作制御を行う。
<2.塗布装置の動作>
<2−1.吐出開始時の動作>
続いて、上記の塗布装置1において、有機EL液の吐出を開始するときの動作について、図5のフローチャートおよび図6のグラフを参照しつつ説明する。図6のグラフにおいて、□印付きの折れ線は、有機EL液供給源85から有機EL液用配管83を介して主配管81へ供給される有機EL液の流量を示し、○印付きの折れ線は、主溶媒供給源86から主溶媒供給用配管84を介して主配管81へ供給される主溶媒の流量を示している。なお、以下に説明する動作は、塗布装置1の起動後などのように有機EL液の吐出を開始させるときに、ノズル部30の各ノズル31を待機ポッド50の各開口部51に収納した状態でノズル31毎に実行される動作である。また、以下の吐出開始動作において、マスフローコントローラ83a,84aおよび開閉弁83b,84bは、上記の制御部70からの指令に従って動作する。
この塗布装置1において有機EL液の吐出を行うときには、まず、開閉弁83bを閉鎖した状態で開閉弁84bを開放する。これにより、主溶媒供給源86から主溶媒供給用配管84、混合部82、および主配管81を介してノズル31へ主溶媒が供給され、ノズル31の吐出孔31bから下方へ向けて主溶媒が吐出される(図5:ステップS1,図6:時刻t1〜t2)。このとき、マスフローコントローラ84aは、所定の開度に予め設定されており、その開度に応じた流量Faの主溶媒が供給される。
主溶媒供給源86から供給される主溶媒は、有機EL材料を含んでいないため、液体としての粘性が低い。このため、主溶媒は、ノズル31の吐出孔31bからスムーズに吐出され、ノズル31の下方において液柱Lを形成する。また、主溶媒の吐出により、吐出孔31bやノズル31の内部の送液路に滞留している異物や気泡などは主溶媒とともにノズル31の外部へ排出され、吐出抵抗となるこれらの物質が排除される。
次に、塗布装置1は、マスフローコントローラ83aの設定流量を最小にした状態で開閉弁83bを開放する。そして、マスフローコントローラ84aの設定流量を徐々に低下させるとともに、マスフローコントローラ83aの設定流量を徐々に増加させることにより、主配管81へ供給される混合液中の有機EL液の割合を徐々に増加させる。すなわち、主溶媒供給源86から供給される主溶媒の量が徐々に低下されるとともに、有機EL液供給源85から供給される有機EL液の量が徐々に増加される(図5:ステップS2,図6:時刻t2〜t3)。これにより、ノズル31から吐出される混合液中の有機EL材料の濃度は徐々に上昇し、混合液の粘性も徐々に高くなる。
本実施形態のステップS2では、主溶媒供給源86から供給される主溶媒の流量の低下量と、有機EL液供給源85から供給される有機EL液の流量の増加量とを、常に等しくし、これらの合計流量が常にFaに維持されるように、マスフローコントローラ83a,84aを制御している。このため、主溶媒供給源86から供給される主溶媒の流量と、有機EL液供給源85から供給される有機EL液の流量とは、やがて、時刻t3においていずれもFa/2となる。このように、主配管81へ供給される主溶媒および有機EL液の合計流量を一定値Faに維持することにより、主配管81内における液体の流圧は均一に維持される。したがって、主配管81内の液体中において局所的に有機EL材料が塊となって析出するようなことはない。
なお、図6の時刻t2〜t3においては、主溶媒の供給量と有機EL液の供給量とをそれぞれ連続的に変化させている(すなわち、マスフローコントローラ83a,84aの設定流量を連続的に変化させている)が、主溶媒の供給量と有機EL液の供給量とを、それぞれ段階的に変化させてもよい。
時刻t3において、主溶媒供給源86から供給される主溶媒の流量と、有機EL液供給源85から供給される有機EL液の流量とが共にFa/2になると、塗布装置1は、開閉弁84bを閉鎖して主溶媒の供給を停止するとともに、マスフローコントローラ83aの設定流量をFaまで一気に増加させる(図5:ステップS3,図6:時刻t3)。これにより、有機EL液供給源85から供給された流量Faの有機EL液のみが主配管81中を流れる状態となる。
本実施形態のステップS3では、このように、主溶媒供給源86から供給される主溶媒の流量と、有機EL液供給源85から供給される有機EL液の流量とがほぼ等しくなったときに、主溶媒の供給を停止させるとともに、有機EL液の流量を一気に増加させる。これは、開閉弁83b,84bを共に開放した状態で有機EL液側の流圧より主溶媒側の流圧が小さくなると、有機EL液用配管83から供給される有機EL液が主溶媒用配管84内へ進入してしまう恐れがあるので、そのような有機EL液の進入を防止するためである。
また、本実施形態のステップS3において、主溶媒の供給を停止させるのと同時に有機EL液の流量をFaまで増加させているのは、主配管81へ供給される液体の流圧を一定に維持して有機EL材料の析出を防止するためである。
その後、塗布装置1は、マスフローコントローラ83aの設定流量を、Faから最終的な目標値であるFbまで緩やかに低下させる(図5:ステップS4,図6:時刻t4〜t5)。例えば、上記のステップS2(t2〜t3)に5分程度の時間を掛けたとすると、このステップS4(t4〜t5)では、その2倍となる10分程度の時間を掛けて、有機EL液の流量を低下させる。このように時間を掛けて有機EL液の流量を低下させることにより、主配管81内における急激な流圧の変動を防止することができる。
以上の動作により、有機EL液は、ノズル31の吐出孔31bから、良好な形状の液柱Lを形成しつつ吐出される。
このように、本実施形態の塗布装置1は、まず、ノズル31から主溶媒のみを吐出し、その後、有機EL液の割合を徐々に増加させるととともに主溶媒の割合を徐々に低下させ、最終的にノズル31から有機EL液のみを吐出する。このため、ノズル31の内部に滞留する異物や気泡を主溶媒とともにノズル31の外部へ排出した上で有機EL液の吐出を行うことができる。したがって、ノズル31から良好に有機EL液の吐出を開始させることができる。また、ノズル31の洗浄と有機EL液の吐出とを繰り返さなくても有機EL液の吐出を開始させることができるため、有機EL液の消費量を増加させることなく、迅速に有機EL液の吐出を開始させることができる。
特に、本実施形態の塗布装置1は、ノズル31に接続される配管を繋ぎ替えることなく、開閉弁83b,84bの開閉により、ノズル31への主溶媒の供給と有機EL液の供給とを切り替える。このため、ノズル31の内部に新たな異物や気泡が混入してしまうことを防止することができる。
また、本実施形態の塗布装置1は、主溶媒供給源86からの主溶媒の供給量を徐々に低下させ、有機EL液供給源85からの有機EL液の供給量を徐々に増加させることにより、ノズル31から吐出される液体を主溶媒から有機EL液に徐々に置換する。このため、ノズルから吐出される液体の急激な濃度や粘度の変化により吐出液柱Lの形状が崩壊してしまう、いわゆる「solvent shock」の発生を防止することができる。また、有機EL材料の濃度を緩やかに変化させるため、有機EL材料が低分子化合物により構成される場合であっても、濃度の急激な変化による有機EL液のゲル化などの問題は発生しない。
<2−2.塗布処理動作>
続いて、上記の塗布装置1において、基板9の上面に有機EL液を塗布するときの動作について、図7のフローチャートを参照しつつ説明する。なお、以下に説明する塗布処理が開始される時点においては、上記の2−1.において説明した有機EL液の吐出開始動作は既に完了しており、待機ポッド50内において、ノズル部30の各ノズル31から有機EL液が液柱状に良好に吐出されている。
この塗布装置1において基板9の塗布処理を行うときには、まず、ステージ10の上面に基板9が載置される(ステップS5)。基板9は、その上面に形成された複数の溝9aが主走査方向を向くように、ステージ10上に載置される。また、ステージ移動機構20は、ステージ10を移動させ、基板9上の最も+Y側の3本の溝9aがノズル部30の走査エリアの下方に位置するように、基板9を位置を調整する。
次に、塗布装置1は、待機ポッド50を下降させるなどしてノズル31から待機ポッド50を引き離し、更に、ノズル移動機構40を動作させることにより、ノズル部30を+X側へ移動させる。ノズル部30は、各ノズル31から有機EL液を吐出しつつ+X側へ移動し、基板9上の最も+Y側の3本の溝9a上に有機EL液を塗布する。なお、ノズル部30の移動途中に吐出された有機EL液の一部は、回収トレイ60やマスク板11,12の上面に落下して回収される。
ノズル部30が+X側のマスク板12の上部まで移動すると、次に、塗布装置1は、ステージ移動機構20を動作させることにより、3つのノズル31の塗布幅分(すなわち、溝9aの3列分)だけステージ10を+Y側に移動させる。そして、引き続きノズル31から有機EL液を吐出しつつ、ノズル部30を−X側へ移動させる。これにより、基板9上の次の3本の溝9a上に有機ELが塗布される。
このように、塗布装置1は、ノズル部30の塗布幅分だけ基板9を副走査方向にずらしながら、主走査方向への有機EL液の塗布を所定回数繰り返し、基板9上の全ての溝9a上に有機EL液を塗布する(ステップS6)。
基板9上の全ての溝9aに有機EL液が塗布されると、塗布装置1は、ノズル移動機構40を更に動作させ、待機ポッド50の上方位置までノズル部30を移動させる。ノズル部30が待機ポッド50の上方位置まで移動すると、塗布装置1は、待機ポッド50を上昇させるなどして各ノズル31の下端部を待機ポッド50の各開口部51の内部に収納する。そして、塗布処理後の基板9がステージ10から搬出され(ステップS7)、一枚の基板9に対する有機EL液の塗布処理が終了する。
<3.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記の例に限定されるものではない。例えば、上記の例では、塗布装置1のノズル部30に3本のノズル31が搭載されていたが、ノズル部30に搭載されるノズルの数は、1本や2本であってもよく、4本以上であってもよい。また、上記の塗布装置1は、赤色用、緑色用、および青色用の有機EL液を吐出するために3本のノズル31を備えていたが、本発明の塗布装置は、複数のノズル31から単色の有機EL液を吐出するものであってもよい。
また、上記の例では、有機EL液および主溶媒の供給量を調節するために、マスフローコントローラ83a,84aを使用していたが、他の流量調節機構を使用して有機EL液および主溶媒の供給量を調節してもよい。例えば、マスフローコントローラ83a,84aの代替として、流量センサを搭載しない流調弁を使用してもよい。
また、上記の吐出開始動作のステップS2においては、主溶媒の流量を線形に(変化率を一定として)低下させ、有機E液の流量を線形に(変化率を一定として)増加させていたが、主溶媒および有機EL液の流量変化は、このような線形変化(変化率一定の変化)でなくてもよい。例えば、図8に示したように、主溶媒の流量を、その変化率が徐々に低下するように(変化率の絶対値が徐々に増加するように)低下させ、有機EL液の流量を、その変化率が徐々に増加するように増加させてもよい。このようにすれば、有機EL液の供給を開始させる時刻t2において、急激な濃度変化を防止することができる。
また、上記の吐出開始動作のステップS1においては、有機EL液の供給を停止させた状態で主溶媒の供給を開始させていたが、最初から少量の有機EL液を供給していてもよい。すなわち、まず、ノズル31から少量の有機EL液と多量の主溶媒とを含む混合液を吐出し、その後、有機EL液の割合を徐々に増加させるとともに主溶媒の割合を徐々に低下させ、最終的にノズル31から有機EL液のみを吐出するようにしてもよい。
また、上記の塗布装置1は、被塗布材料としての有機EL材料を含む有機EL液を基板9の上面に塗布するものであったが、本発明の塗布装置は、反射防止膜材料やフォトレジスト材料等の他の被塗布材料を含む塗布液を基板9の上面に塗布するものであってもよい。また、本発明の塗布装置は、水性の被塗布材料と水性の溶媒とを混合させた塗布液を基板9の上面に塗布するものであってもよい。また、上記の塗布装置1は、有機EL表示装置用ガラス基板9を処理対象としていたが、本発明の塗布装置は、液晶表示装置用ガラス基板、PDP用ガラス基板、半導体ウエハ、磁気/光ディスク用のガラス/セラミック基板等の他の基板を処理対象とするものであってもよい。
本発明の一実施形態に係る塗布装置の上面図である。 塗布装置を図1のII−II線で切断した縦断面図である。 ノズルと送液系の構成とを示した図である。 塗布装置内の各部と制御部との接続構成を示したブロック図である。 有機EL液の吐出を開始するときの動作の流れを示したフローチャートである。 有機EL液および主溶媒の供給量の変動を示したグラフである。 基板の上面に有機EL液を塗布するときの動作の流れを示したフローチャートである。 変形例に係る有機EL液および主溶媒の供給量の変動を示したグラフである。
符号の説明
1 塗布装置
9 基板
20 ステージ移動機構
30 ノズル部
31 ノズル
31b 吐出孔
40 ノズル移動機構
50 待機ポッド
51 開口部
60 回収トレイ
70 制御部
80 送液系
81 主配管
82 混合部
83 有機EL液供給用配管
83a マスフローコントローラ
83b 開閉弁
84 主溶媒供給用配管
84a マスフローコントローラ
84b 開閉弁
85 有機EL液供給源
86 主溶媒供給源
L 液柱

Claims (6)

  1. 基板の表面に被塗布物質と所定の有機溶媒とを含む塗布液を塗布する塗布装置において、
    基板の表面に向けて前記塗布液を吐出するノズルと、
    前記ノズルに接続された配管部と、
    前記配管部に前記塗布液を供給する塗布液供給手段と、
    前記配管部に前記有機溶媒を供給する溶媒供給手段と、
    前記塗布液供給手段と前記溶媒供給手段とを制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記塗布液供給手段からの前記塗布液の供給を停止させた状態で前記溶媒供給手段からの前記有機溶媒の供給を行う溶媒供給動作と、
    前記溶媒供給動作の後、前記溶媒供給手段からの前記有機溶媒の供給量を徐々に低下させるとともに前記塗布液供給手段からの前記塗布液の供給量を徐々に増加させる置換動作と、
    前記置換動作の後、前記溶媒供給手段からの前記有機溶媒の供給を停止させた状態で、前記塗布液供給手段からの前記塗布液の供給を行う塗布液供給動作とを、
    実行させることを特徴とする塗布装置。
  2. 請求項1に記載の塗布装置において、
    前記制御手段は、
    前記置換動作において、前記溶媒供給手段からの前記有機溶媒の供給量と、前記塗布液供給手段からの前記塗布液の供給量とがほぼ等しくなった時点で、前記有機溶媒供給手段からの前記有機溶媒の供給を停止させることを特徴とする塗布装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の塗布装置において、
    前記塗布液供給手段は、塗布液用配管と前記塗布液用配管上に設けられた塗布液用マスフローコントローラとを有し、
    前記溶媒供給手段は、溶媒用配管と前記溶媒用配管上に設けられた溶媒用マスフローコントローラとを有し、
    前記制御手段は、前記塗布液用マスフローコントローラおよび前記溶媒用マスフローコントローラを制御することにより、前記置換動作を実行させることを特徴とする塗布装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれかに記載の塗布装置において、
    前記塗布液は、前記被塗布物質として有機EL材料を含むことを特徴とする塗布装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれかに記載の塗布装置において、
    前記ノズルは、70μm以下の径を有する吐出孔を介して前記塗布液を吐出することを特徴とする塗布装置。
  6. 基板の表面に被塗布物質と所定の有機溶媒とを含む塗布液を塗布する塗布装置において、
    基板の表面に向けて前記塗布液を吐出するノズルと、
    前記ノズルに接続された配管部と、
    前記配管部に前記塗布液を供給する塗布液供給手段と、
    前記配管部に前記有機溶媒を供給する溶媒供給手段と、
    前記塗布液供給手段と前記溶媒供給手段とを制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記塗布液供給手段からの少量の前記塗布液の供給と、前記溶媒供給手段からの前記有機溶媒の供給とを行う混合液供給動作と、
    前記混合液供給動作の後、前記溶媒供給手段からの前記有機溶媒の供給量を徐々に低下させるとともに前記塗布液供給手段からの前記塗布液の供給量を徐々に増加させる置換動作と、
    前記置換動作の後、前記溶媒供給手段からの前記有機溶媒の供給を停止させた状態で、前記塗布液供給手段からの前記塗布液の供給を行う塗布液供給動作とを、
    実行させることを特徴とする塗布装置。
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