JP5069179B2 - ランナ装置 - Google Patents
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Description
この調整方法は多くのランナ装置において採用されているが、その一例を挙げるならば特許文献1、2に記載される発明がそれである。
つまり、ここでは独立した2つのスライダ61、71を支軸4に対して共に滑合させる構造にしてあり、それぞれのスライダ61、71を個々に移動操作することで、支軸4を上下に、また前後に移動調整できるものにしてある。
つまり、上下調整スライダ7はネジ10の捻回操作で連結部材4(吊杆)の上下を調整するのに対して、前後調整スライダ6は前後調整ネジ8を緩め、スライダ6を移動して連結部材4の位置を調整したのちネジ8を締付けて前後の調整を行うものとなっている。
その一方、前記特許文献2に記載のランナ装置においてはネジ10の捻回操作により上下調整スライダ7を介して連結部材4の調整操作が直接できるのに対して、前後方向の調整操作はネジ8の捻回操作で行うことができず、このネジ8は移動調整を行った後、前後調整スライダ6を止め付け移動位置を固定しておくだけのものとなっており、この点前後の移動調整に不便を生ずるものとなっている。
上記連動部材は機構枠体に横架する支持軸に摺動自由に支えられて前後方向にのみ移動が自由になっていることから前記傾斜案内溝の誘導によって前後に強制移動させられ、この動きを前記上下調整部材に伝え、更にこの上下調整部材に滑合して連結する前記吊杆に伝えることからランナ部材から垂下し位置を固定しているこの吊杆を基準にして収納ケースを前後方向に移動させることになる。
図面において符号1は本発明に係るランナ装置であり、2はランナ装置1によって鴨居3に付設するレール4に吊設状に支持される引戸である。
吊杆7は上端部に設ける膨径した頭部7aを軸承枠12に回転自由に軸承させて、これより垂下し、頭部7aより下方の軸部7bを平板状に潰して前後に平面部を向けるようにしてある。
この上下調整部材9は、前記機構枠体8の後面板13と前面板14間に水平に横設する2本の支持軸18、19を上記水平長孔15、16に滑合することによって支持され、上記傾斜案内溝17に吊杆7の軸部7bに植設する軸体20を滑合することによってこの吊杆7と関係を持つようにしてある。
その一方、傾斜案内溝17は上下調整部材9の左右方向への移動により左右に位置を移動するのを利用してこれに滑合する軸体20を上下方向に移動させ、吊杆7を上下させるもので、この案内溝17の上端と下端間の長さは吊杆7の上下動の範囲、つまりこの吊杆7に対する機構枠体8の上下の幅になっている。
切込み部26は、前後の板9a、9bの上縁部を前後方向に横切って縦向けに切込み形成したもので、ネジ受板25は板の下半部を上から嵌め込み、この切込みの中で前後方向に自由に移動ができるようにしてある。
そして、この前後の移動は連動部材11の上部11aが上下調整部材9の空間部35に係合して前後の板9a、9bのいずれかを内側から押出すことからこの上下調整部材9を前後方向に移動させることになり、吊杆7を前後方向に移動させることになる。
この蓋枠8bは、上下調整部材9の水平長孔15、16に貫通する支持軸18、19の軸端を受ける軸受孔40、41と、連動部材11の透孔33、33に貫通する支持軸34、34の軸端を受ける軸受孔42、43、そして上下調整部材9の傾斜案内溝17に滑合する吊杆7の軸体20の軸端を滑合し上下方向に誘導するスリット状の上下誘導溝44を形成している。
組立の一例として、先ずランナ部材6から垂下した吊杆7を上下調整部材9の空間部35に差し入れ、前後の板9a、9bに形成する傾斜案内溝17に通す軸体20を吊杆7に穿つ透孔46に貫通させて吊杆7と上下調整部材9との組付けを行い、一方前後調整部材10の傾斜案内溝27に連動部材11を挿し通してその頸部11cをこの案内溝27に滑合させて両部材を組合せ、そうした後、連動部材11の上部11aを上下調整部材9の空間部35に差し入れ、これに併せて前後調整部材10を上下調整部材9の下に添わせて3者の関係を作ったのち、この組立関係を保って機構枠体8の基枠8aの内部に収める。
この組付けを行ったのち、開放する基枠8aの前面を被うように蓋枠8bを添わせ、左右の側面板36、37を基枠8aの側面板23、45の内側に差し入れて合体させ、同時に側面板37に形成する切欠き部38、39を第1、第2調整ネジ22、28の頸部22b、28bに嵌め付けて基枠側の切欠き部24、30との間に挟んでこの第1、第2の調整ネジ22、28を回転自由に保持する。
格納ケース52は金属板をU字状に折り曲げ、左右の一面を奥壁54で塞いで筐形に形成し、奥壁54に止めネジ55、55を通す透孔56、56を穿っている。そして、底面部には下端を支えるU字形の脚57、57を延設して一方の脚に止めネジ55を通す透孔56を穿ち、上部は開放して吊杆7の侵入を可能にしてある。
尚、上記開放される格納ケース52の開口部には前後の板部から内側に向けて突片58、58が突設し、機構枠体8の脱出が防止されるようにしてある。
そして、この装着状態において引戸2が下端を床面に擦って開閉動に支障を帰す等障害を起こした場合は、第1の調整ネジ22をドライバーで捻回操作し、上下調整部材9を手前に向けて(図面において右方に向けて)引出すと(図6を参照)、この移動に伴って傾斜案内溝17に滑合した軸体20が案内溝の下端に向けて移動することから上下調整部材9は吊杆7に対して上昇することになり、装置全体を引き上げて引戸2を上昇させることになり、床面との接触を回避することができる。
尚、引戸2を下降させる場合は、上記とは逆に第1調整ネジ22を逆方向に回転させてネジ受板25を押出し、上下調整部材9を奥(図面において左方)に移動させれば、軸体20が傾斜案内溝17の上端に向けて移動することになることから機構枠体8ともども下降し(図5を参照)、引戸2を下げることができる。
例えば、引戸2を前方に移動させる場合は、第2調整ネジ28を捻回して前後調整部材10を奥に向けて(図面において左方に)押出せば、傾斜案内溝27に滑合する連動部材11の頸部11cがこの案内溝27の中を後方に向けて強制的に移動させられることから、この連動部材11に滑合連結させた前記上下調整部材9が吊杆7を伴って後方に向けて強制移動させられ、その結果、反比例的に機構枠体8は前後調整部材10と共に前方に向けて移動し(図5(c)を参照)、引戸2を前方に位置移動させることができる。
2 引戸
4 レール
6 ランナ部材
7 吊杆
8 機構枠体
8a 機構枠体の基枠
8b 機構枠体の蓋枠
9 上下調整部材
10 前後調整部材
10a 前後調整部材の水平板部
11 連動部材
11a 連動部材の上部
11c 連動部材の頸部
13 機構枠体の後面板
14 機構枠体の前面板
15、16 水平長孔
17 傾斜案内溝
18、19 支持軸
20 吊杆の軸体
22 第1調整ネジ
23 側面板
24 切欠き部
25 ネジ受板
26 切込み部
27 傾斜案内溝
28 第2調整ネジ
33 連動部材に形成した透孔
34 支持軸
35 上記調整部材の空間部
40〜43 軸受孔
44 上下誘導溝
46 吊杆の透孔
52 格納ケース
53 装着部
Claims (1)
- レールに走行自由に滑合するランナ部材と、ランナ部材から垂下する吊杆と、上下調整部材及び前後調整部材を内蔵する機構枠体と、前後調整部材の動作を上下調整部材に伝達する連動部材と、上下調整部材を操作する第1調整ネジ及び前後調整部材を操作する第2調整ネジと、機構枠体を戸板の装着部に装着格納する格納ケースとからなり、
前記上下調整部材は前記吊杆の前後の面を上下斜めに横切り、吊杆から突出する軸体を滑合して吊杆を上下に誘導する傾斜案内溝と、水平方向に長さを有し、前記機構枠体内に横架する支持軸に滑合して左右方向に摺動自由に支持する水平長孔とを有し、また前記前後調整部材は水平板部に前後方向に向けて傾斜する傾斜案内溝を形成して該傾斜案内溝に前記連動部材の下部を滑合し連結すると共に、該連動部材は前記機構枠体内に横架する支持軸に前後摺動自由に軸承し、且つ上部を前記上下調整部材に滑合して前記前後調整部材と上下調整部材間に介挿し、その一方前記第1、第2の調整ネジのそれぞれを前記機構枠体の側面板に各回転自由に軸承してそれぞれのネジ軸部を機構枠体内部に挿通し、第1調整ネジの捻回操作により前記上下調整部材を左右方向に摺動操作して前記傾斜案内溝を介して吊杆を上下調整移動させ、また第2調整ネジの捻回操作により、前記前後調整部材を左右方向に摺動操作し、水平板部の傾斜案内溝に滑合する前記連動部材を前後方向に移動させ、連結する前記上下調整部材の前後方向の移動を介して前記吊杆を前記機構枠体に対して前後に移動調整するようにした引戸ランナ装置。
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