JP5060914B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技盤を遊技機本体に対して前側からの回動操作によって着脱自在に装着し得る様に構成した遊技機に係り、特に、遊技盤への給電用のコネクタの挿脱を、遊技盤の着脱と同時に実施し得る様に構成した遊技機に関するものである。
従来、遊技盤を遊技機本体に対して前側からの回動操作によって着脱自在に装着し得る様に構成したパチンコ機が知られている(特許文献1)。
この特許文献1のパチンコ機は、遊技盤側の裏面と遊技機本体側の前面に、互いに対向位置し遊技盤の着脱動作に伴い電気的に接続状態または非接続状態とし得る一対のコネクタを配置し、少なくともいずれか一方のコネクタを接続方向に対し直交する面内で移動自在なフローティングコネクタとすることにより、着脱操作の際に遊技盤が上下または左右にずれた場合にも、両コネクターを確実に接続できる技術を提案している。
特開2005−168679号公報(0019、図3,図9)
しかしながら、特許文献1において遊技盤を遊技機本体に装着する操作はコネクタの取付位置と反対側を支点とする回動操作によるものであるため、コネクタ同士は最初に斜めに当接することから、接続初期にコネクタピンに負担が掛かり、挿入し難かったり、場合によっては破損してしまうおそれがある。
そこで、本願は、遊技盤を遊技機本体に対して前側からの回動操作によって着脱自在に装着し得る様に構成した遊技機において、遊技盤と中枠に取り付けられたコネクタ組の挿脱動作をスムーズに実行することにより、コネクタの損傷を防止することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた本発明の遊技機は、
(1)中枠の上下左右の枠部のいずれかに取り付けられ、遊技盤の上下又は左右の一方の辺を回動可能に保持する保持具と、
(2)前記中枠の前記保持具が取り付けられた枠部に対向する枠部に取り付けられ、前記保持具によって上下又は左右の一方の辺を保持された遊技盤を前記中枠に向かって回動したときに上下又は左右の他方の辺の側を固定支持する固定装置と、
(3)前記遊技盤の裏面の回動中心から所定距離外方向へ離れた位置に取り付けられた遊技盤側コネクタと、
(4)前記中枠の前面側に取り付けられ、前記回動操作に伴って前記遊技盤側コネクタと挿脱される中枠側コネクタと
を備え、さらに、以下の構成をも採用したことを特徴とする遊技機。
(11)前記中枠側コネクタ及び前記遊技盤側コネクタは、多数の端子が一列又は複数列に配列された接続部を有し、前記中枠及び前記遊技盤の各取付面に対して前記接続部の多数の端子の配列方向が前記中枠の上下又は左右の辺とほぼ平行となる様に取り付けられていること。
(12)前記中枠側コネクタ及び前記遊技盤側コネクタの少なくとも一方が、以下の構成をもって取り付けられていること。
(12a)当該コネクタは、少なくとも、その取付面に直交する方向への移動及び該取付面に沿った方向への傾動が可能なフローティング状態で、当該取付面に対して取り付けられていること。
(12b)当該コネクタの裏面とその取付面との間に、遊技機の外側への傾動可能角度が遊技機の内側への傾動可能角度よりも小さくなる様に規制する外側規制部材を介在させたこと。
本発明の遊技機によれば、少なくとも一方のコネクタを取付面に対して三次元的な移動・傾動が可能なフローティング状態で取り付けると共に(12a)、遊技盤回動中心に対して外側への傾動角度の方が内側への傾動角度よりも小さくなる様に規制する外側規制部材を介在させることにより(12b)、三次元的な移動・傾動が可能な中で、内側へと傾動し易い構造が実現されている。従って、遊技盤の回動操作に伴ってコネクタ同士が当接し係合し合う際に、回動操作の進行と共にコネクタ同士が互いに係合し合う方向へとスムーズに傾動することができ、コネクタ組の係合がスムーズに実行される。また、遊技盤を取り外す方向に回動するときには、無理な力が加わらないスムーズな離脱が実現される。よって、本発明によれば、遊技盤の着脱のための回動操作と同時にコネクタの挿脱をスムーズに実施することができ、コネクタの損傷を防止することができる。なお、(11)と(12)の構成の関係は、「(a)左右方向に中枠を回動する場合にコネクタの端子の配列方向が左右方向となるもの」、「(b)左右方向に中枠を回動する場合にコネクタの端子の配列方向が上下方向となるもの」、「(c)上下方向に中枠を回動する場合にコネクタの端子の配列方向が上下方向となるもの」、「(d)上下方向に中枠を回動する場合にコネクタの端子の配列方向が左右方向となるもの」のいずれの組合せであっても構わない。また、フローティング状態についての「取付面に直交する方向への移動」とは「中枠の前後方向への移動」、「取付面に沿った方向への傾動」とは「上下又は左右方向への傾動」と言い換えることもできる。この場合、傾動の方向は、回動中心が左右いずれかの枠部であるときは左右方向、上下いずれかの枠部であるときは上下方向となる。
ここで、本発明の遊技機は、さらに以下の構成をも採用するとよい。
(21)前記両コネクタは、一方がソケットタイプハウジングで他方がプラグタイプハウジングとなるボックス構造のコネクタによって構成されていること。
(22)前記フローティング状態での取り付けは、当該コネクタの端子列の両端からさらに外に向かって張り出す様にボックス底部に形成された取付用台部のそれぞれに形成された貫通孔に挿通される取付用ネジ部材と、該各取付用ネジ部材に外挿されるコイルバネとによりなされていること。
(23)前記外側規制部材として、前記フローティング状態で取り付けられたコネクタの遊技盤回動中心から遠い側の縁の近くの裏面に当接する様に、当該コネクタの取付面に一体形成した突部によって構成すること。
上記構成をも採用することにより、両コネクタはソケット(雌)とプラグ(雄)の嵌合によりしっかりと確実に接続される。また、この種のボックス構造のコネクタとして汎用タイプのものを用いつつ、三次元的な移動・傾動を可能にし、かつ、外側規制部材による内側へ傾動し易い機構を、簡単・確実に実現することができる。
また、本発明の遊技機は、さらに以下の構成をも採用するとよい。
(31)前記プラグタイプハウジングで構成される側のコネクタの先端をテーパによる先細形状としたこと。
かかる構成をも採用することにより、プラグタイプハウジングがソケットタイプハウジングへとスムーズに侵入することができ、よりスムーズな接続が実現される。
ここで、プラグタイプハウジングとソケットタイプハウジングの嵌合部を、端子列中心に対して非対称形状とすると、先端テーパでの誘導に加えて、嵌合部の形状的な特異性による誘導作用も発揮される。また、非対称形状とすることで、取り付けミスがあった場合には嵌合不能となり、誤った結線がなされるのを防止することもできる。
なお、本発明の遊技機において、「前記各コネクタを中枠の上下の辺と平行に端子列が並ぶ様に取り付ける場合は、前記外側規制部材を、当該コネクタの各取付用ネジ部材の近傍位置に介在させること」により、自由度の高いフローティング状態で取り付けられたコネクタの接続動作時における上部と下部の傾斜角度がほぼ均一となるので、遊技盤の回動方向に対してズレが生じ難く、噛み込み等の不具合の発生をより確実に防止することができる。この場合、「前記外側規制部材は、当該コネクタの各取付用ネジ部材の近傍位置間に渡る突条として当該コネクタが取り付けられる取付面に一体に形成すること」により、上記コネクタの傾斜状態と遊技盤の回動状態のズレを生じ難くする機能を確実に実現することができる。
また、本発明の遊技機は、さらに以下の構成をも採用するとよい。
(41)前記フローティング状態で取り付けられるコネクタの遊技盤回動中心に近い側の縁の近くの裏面側に、前記外側規制部材よりも高さが低い突起状に構成された内側規制部材が介在されていること。
かかる構成をも採用することで、内側への傾斜角度が大きくなり過ぎることも防止し、大きな自由度と十分な規制のバランスを採ることができる。特に、以下の構成をも採用することにより、部品交換により傾斜角度のバランス調整を容易に実施することができる。
(51)前記内側規制部材は、当該コネクタが取り付けられる取付面又は当該コネクタの裏面に形成した嵌合孔に対して嵌合されるピン状部品として構成されていること。
なお、本発明の遊技機は、「(61)前記コネクタとして、一組のベローズコンタクトタイプのコネクタを用いること。」により、ベローズタイプの端子(薄板を屈曲させてバネ性を与えた端子)のバネ弾性により、緩めのソケット&プラグとしておいてもしっかりとした係合状態を実現することができる。この場合、「雄雌共に端子をベローズタイプ」とすることもできる。雄雌共にベローズタイプとすることで、端子列に対するズレ吸収機能を端子自体にも持たせることができる。
また、本発明の遊技機では、ピンコンタクトタイプのコネクタを用いることもできる。その場合、「(71)前記コネクタとして、前記中枠側コネクタがプラグタイプハウジングで構成され、前記遊技盤側コネクタがソケットタイプハウジングで構成された一組のピンコンタクトタイプのコネクタを用いること。」とするとよい。ピンコンタクトタイプのコネクタではプラグタイプハウジング側が孔列で構成され、ソケットタイプハウジング側がピン列で構成される。従って、損傷し難いプラグタイプハウジングの方を中枠側コネクタとして採用することで、遊技盤は随時取り替えることがある遊技場の遊技機設置形態に対し、ピンコンタクトタイプのコネクタを採用してもなお、無駄がなく、遊技機設置形態に一層合致した遊技機を提供することができる。
本発明によれば、遊技盤を遊技機本体に対して前側からの回動操作によって着脱自在に装着し得る様に構成した遊技機において、遊技盤と中枠に取り付けられたコネクタ組の挿脱動作をスムーズに実行することができ、コネクタの損傷を防止することができる。よって、遊技機メーカーにおける遊技機組立作業や、遊技場における遊技盤取替作業を、簡単・確実に実施することが可能となる。
以下、本発明を具体化した実施形態のパチンコ機を図面に基づき詳細に説明する。なお本実施形態において「左」又は「右」とは、パチンコ機の表側(前面側)から見たときの「左」又は「右」を示すものとする。
実施形態のパチンコ機Pは、図1,図2に示す様に、外枠Aの開口前面側に中枠Bが着脱及び開閉可能に組付けられ、この中枠Bの前面側に遊技盤Dが着脱及び開閉可能に組み付けられ、この遊技盤Dの前面を透視保護する前枠(ガラス扉。図示略。)が中枠Bに対して開閉可能に取り付けられた一般的なものである。なお、中枠Bの前面側下部には、上部球受け皿E、下部球受け皿F及び発射ハンドルGが取り付けられる。
中枠Bの左側面枠部BL には、遊技盤Dの左辺DL を回動可能に保持する保持具Jが取り付けられている。この保持具Jは、L字状の金具を中枠Bの左側面枠部BL に対して回動可能に取り付けたもので、遊技盤Dを、その左辺DL 及び前面DF に当接した状態で保持する。
中枠Bの右側面枠部BR には、保持具Jによって左辺DL を保持された遊技盤Dを中枠Bに向かって回動したときに右辺DR の側を固定支持する固定装置Hも取り付けられている。この固定装置Hは、遊技盤Dの右上角部DR1及び右下角部DR2を前面から押圧固定する回動操作部材H1を備えている。
また、遊技盤Dの裏面には、図2に示す様に、回動中心である左辺DL から所定距離L1だけ外方向へ離れた右辺DR 近くの位置に遊技盤側コネクタ10が取り付けられている。そして、中枠Bの前面側には、保持具Jの回動軸から所定距離L2(≒L1)だけ離れた位置に、遊技盤側コネクタ10と挿脱される中枠側コネクタ20が取り付けられている。
これら中枠側コネクタ20及び遊技盤側コネクタ10は、図1に示す様に、端子Pin の配列方向が中枠の左右の辺とほぼ平行となる様に取り付けられている。
本実施形態では、図3に示す様に、中枠側コネクタ20がプラグタイプハウジング21で構成され、遊技盤側コネクタ10がソケットタイプハウジング11で構成された一組のピンコンタクトタイプのコネクタを用いる。
ここで、中枠側コネクタ20は、図3に示す様に、端子Pin の配列方向両端からさらに外に向かって張り出す様にボックス底部に形成された取付用台部22のそれぞれに形成された貫通孔23に挿通されるネジ24と、これと螺合するナット25と、各ネジ24に外挿されるコイルバネ26とによって、中枠Bに直交する方向(前後方向)への移動及び中枠Bの左右方向への傾動が可能なフローティング状態で取り付けられている。
また、中枠側コネクタ20が取り付けられる部分の中枠Bの表面には、ネジ24を挿通するネジ挿通孔31が開口されると共に、このネジ孔31の右側に突条32が一体形成されている。この突条32は、ネジ挿通孔31−31間に渡る直線状のもので、ネジ挿通孔31から右側へのズレ量は、中枠側コネクタ20の裏面幅の1/2よりも若干小さい量とされている。従って、取付状態において、中枠側コネクタ20は、外側への傾動が規制されたフローティング状態となる。
さらに、プラグタイプの中枠側コネクタ20は、その先端20aがテーパーによる先細形状とされ、ソケットタイプの遊技盤側コネクタ10は、その凹所の先端10aがテーパによる先広がりの形状とされている。また、両コネクタの左右の嵌合面には、左右非対称の凹凸が形成されている。
なお、本実施形態では、遊技盤側コネクタ10は、遊技盤Dの裏面に直付けされている。
次に、パチンコ機Pにおいて、遊技盤Dを中枠Bに取り付ける際の作用について説明する。遊技盤Dの左辺DL を保持具Jに保持させ、回動操作によって遊技盤Dを中枠Bに対して押し付ける。この際、遊技盤Dの裏面に取り付けられた遊技盤側コネクタ10と中枠側コネクタ20とが係合し合う。このとき、遊技盤Dの回動操作の進行と共に中枠側コネクタ20は、内側へは傾き易く、外側にはほとんど傾かない様に動きが誘導及び規制されている。従って、中枠側コネクタ20が遊技盤側コネクタ10から逃げる方向への傾きが規制され、係合し合う方向への傾きが促進され、コネクタ組の係合がスムーズに実行される。こうして遊技盤Dを中枠Bに押し付けたら、中枠Bに備えられている固定装置Hの回動操作部材H1を操作して遊技盤Dの前面を押圧保持する。
なお、遊技盤Dを取り外す方向に回動するときには、無理な力が加わらないスムーズな離脱が実現される。
よって、本実施形態のパチンコ機Pによれば、遊技盤Dの着脱のための回動操作と同時にコネクタ10,20の挿脱をスムーズに実施することができ、コネクタ10,20の損傷を防止することができる。
また、両コネクタ10,20としてソケット(雌)とプラグ(雄)の組合せを採用したので、嵌合によりしっかりと確実に接続される。さらに、プラグタイプハウジングで構成される中枠側コネクタ20の先端をテーパによる先細形状とすると共に、遊技盤側コネクタ10の凹所先端をテーパによる先広がり形状としたので、プラグがソケットへとスムーズに侵入することができ、よりスムーズな接続が実現される。また、離脱させる際にも、先端テーパによる逃げが作用し、無理な力が加わらないスムーズな離脱が可能となっている。
さらに、ネジ挿通孔31,31の近傍位置間に渡る突条32を中枠Bのコネクタ取付面に一体に形成したので、コネクタ20の傾斜状態と遊技盤Dの回動状態のズレを生じ難くする機能を確実に実現することができている。
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態のパチンコ機は、コネクタをベローズコンタクトタイプにした点以外は、上述した実施形態と同様の構成を備えている。ここで、ベローズコンタクトタイプのコネクタとは、特開2006−66352号公報、特開2002−367694号公報、特開2000−260509号公報等に示される様に、雌雄のコネクタの端子の内のいずれか一方が、薄板をU字状等に曲げて形成されたばね性のある接点となっているものをいう。
本実施形態では、図4に示す様に、雌端子41に薄板を屈曲させたベローズコンタクトを使用し、雄端子51は平板で直線状のコンタクトを使用したコネクタ40,50を用いる。
本実施形態では、中枠B側にプラグタイプのコネクタ40を、遊技盤D側にソケットタイプのコネクタ50を取り付ける。両コネクタ40,50は、第1実施形態と同様に、上下に向かって張り出す様に形成された取付用台部(図示略)のそれぞれに形成された貫通孔(図示略)に挿通されるネジ44,54と、これと螺合するナット45,55と、各ネジ44,54に外挿されるコイルバネ46,56とによって、各取付面に直交する方向への移動及び取付面に沿った左右方向への傾動が可能なフローティング状態で取り付けられている。
また、遊技盤Dの裏面及び中枠Bの表面のコネクタ取付面には、ネジ44,54を挿通するネジ挿通孔(図示略)が開口されると共に、このネジ孔の右側に突条48,58が一体形成されている。この突条48,58は、ネジ挿通孔間に渡る直線状のもので、ネジ挿通孔から外側(右)へのズレ量は、各コネクタ40,50の裏面幅の1/2よりも若干小さい量とされている。従って、取付状態において、各コネクタ40,50は、外側への傾動が規制されたフローティング状態となる。
さらに、プラグタイプのコネクタ40の先端40aがテーパーによる先細形状とされ、ソケットタイプのコネクタ50の凹所の先端50aがテーパによる先広がりの形状とされている。また、両コネクタの上下の嵌合面には、上下非対称の凹凸が形成されている。
本実施形態のパチンコ機Pも、第1実施形態と同じく、遊技盤Dの着脱のための回動操作と同時にコネクタ40,50の挿脱をスムーズに実施することができ、コネクタ40,50の損傷を防止することができる。また、ベローズコンタクトタイプの端子を使用したことにより、緩めのソケット&プラグとしておいてもしっかりとした係合状態を実現することができる。
次に、第3実施形態について説明する。第3実施形態は、図5に示す様に、第1実施形態において、フローティング状態で取り付けられるコネクタ10の遊技盤回動中心に近い側の縁の近くの裏面側に形成した嵌合孔71に、突条32よりも高さが低いピン状の突起72を着脱可能に装着したものである。
かかる構成をも採用することで、内側への傾斜角度が大きくなり過ぎることも防止し、大きな自由度と十分な規制のバランスを採ることができる。特に、ピン状の突起72を着脱可能なピン状部品としたので、部品交換をすることで傾斜角度のバランス調整を容易に実施することができる。
コネクタ取付位置を遊技盤(全幅480mm)の左辺(回動中心)から400mmとした場合について、従来の両コネクタ直付けの場合と、本発明の第1実施形態の取り付け方を採用した場合について比較検討する。
従来の取り付け方では、挿入開始時の両コネクタの軸線(取付面に垂直な方向)同士のずれが角度にして約3度となり、何とか挿入できる程度であったのに対し、中枠側コネクタを第1実施形態同様に「外側への傾動規制を行ったフローティング状態」となる様にコイルバネ及び突条を用いて取り付けた場合は、挿入開始時の両コネクタの軸線同士のずれが角度にして約2度程度に収まり、非常にスムーズに挿入することができた。
次に、コネクタ取付位置を遊技盤(全幅480mm)の左辺(回動中心)から300mm(全幅の2/3弱の位置)とした場合について、従来の両コネクタ直付けの場合と、本発明の第1実施形態の取り付け方を採用した場合について比較検討する。
従来の取り付け方では、挿入開始時の両コネクタの軸線同士のずれが角度にして約5度となり、挿入不可能であったのに対し、中枠側コネクタを第1実施形態同様に「外側への傾動規制を行ったフローティング状態」となる様にコイルバネ及び突条を用いて取り付けた場合は、挿入開始時の両コネクタの軸線同士のずれが角度にして約3度程度に収まり、挿入可能な状態とすることができた。
この様に、本発明は、コネクタ取付位置を遊技盤の中央寄りにしても、遊技盤取り付けのための回動操作でコネクタの接続が可能になるという作用・効果を発揮するものであるということもできる。即ち、本発明によれば、コネクタの配置を遊技盤の中央寄りにしても、その接続を遊技盤取り付けのための回動操作で実施でき、これにより、コネクタ配置位置の自由度が増大し、配線のための機器配置等の自由度も高まり、効率の良い設計を可能にするという効果も発揮するものといえる。
なお、第2実施形態並びに第3実施形態の取り付け方をした場合も、上述の実施例同様に、従来の取り付け方では挿入不可能な中央寄りの位置にコネクタを配置した場合にも遊技盤回動操作によるコネクタ接続状態の完了が可能である。
以上、発明を実施するための最良の形態としてのいくつかの実施形態及び一実施例を説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内における種々の変更が可能である。
例えば、ベローズコンタクトの使用は雌側だけでなく、雄側にもベローズコンタクトを使用したコネクタを用いてもよい。
また、左右回動方式で遊技盤を着脱する構成に変えて、上下回動方式で遊技盤の着脱を行うパチンコ機に対して本発明を実施してもよい。この場合、コネクタの取付方向は、端子配列方向が中枠の上下の辺に沿う方向としておくとよい。なお、上述した実施形態の様に左右回動方式で遊技盤を着脱する場合においても、端子配列方向を左右の辺ではなく上下の辺に平行となる様にコネクタを取り付けてもよい。さらに、コネクタの取付位置は、中枠の中央付近としておいてもよい。
実施形態のパチンコ機の正面図である。 実施形態のパチンコ機の横断面図である。 第1実施形態におけるコネクタの部分を示し、(A)は左方から見た縦断面図、(B),(C)はその横断面図である。 第2実施形態におけるコネクタの部分の横断面図である。 第3実施形態におけるコネクタの部分の横断面図である。
符号の説明
10・・・遊技盤側コネクタ
10a・・・凹所の先端
11・・・ソケットタイプハウジング
20・・・中枠側コネクタ
21・・・プラグタイプハウジング
22・・・取付用台部
23・・・貫通孔
24・・・ネジ
25・・・ナット
26・・・コイルバネ
31・・・ネジ挿通孔
32・・・突条
20a・・・先端
40・・・プラグタイプのコネクタ(中枠側コネクタ)
40a・・・先端
41・・・雌端子
44・・・ネジ
45・・・ナット
46・・・コイルバネ
48・・・突条
50・・・ソケットタイプのコネクタ(遊技盤側コネクタ)
50a・・・凹所の先端
51・・・雄端子
54・・・ネジ
55・・・ナット
56・・・コイルバネ
58・・・突条
71・・・嵌合孔
72・・・ピン状の突起
A・・・外枠
B・・・中枠
BL ・・・左側面枠部
BR ・・・右側面枠部
D・・・遊技盤
DF ・・・前面
DL ・・・左辺
DR ・・・右辺
DR1・・・右上角部
DR2・・・右下角部
E・・・上部球受け皿
F・・・下部球受け皿
G・・・発射ハンドル
J・・・保持具
H・・・固定装置
H1・・・回動操作部材
P・・・パチンコ機
Pin ・・・端子

Claims (7)

  1. (1)中枠の上下左右の枠部のいずれかに取り付けられ、遊技盤の上下又は左右の一方の辺を回動可能に保持する保持具と、
    (2)前記中枠の前記保持具が取り付けられた枠部に対向する枠部に取り付けられ、前記保持具によって上下又は左右の一方の辺を保持された遊技盤を前記中枠に向かって回動したときに上下又は左右の他方の辺の側を固定支持する固定装置と、
    (3)前記遊技盤の裏面の回動中心から所定距離外方向へ離れた位置に取り付けられた遊技盤側コネクタと、
    (4)前記中枠の前面側に取り付けられ、前記回動操作に伴って前記遊技盤側コネクタと挿脱される中枠側コネクタと
    を備え、さらに、以下の構成をも採用したことを特徴とする遊技機。
    (11)前記中枠側コネクタ及び前記遊技盤側コネクタは、多数の端子が一列又は複数列に配列された接続部を有し、前記中枠及び前記遊技盤の各取付面に対して前記接続部の多数の端子の配列方向が前記中枠の上下又は左右の辺とほぼ平行となる様に取り付けられていること。
    (12)前記中枠側コネクタ及び前記遊技盤側コネクタの少なくとも一方が、以下の構成をもって取り付けられていること。
    (12a)当該コネクタは、少なくとも、その取付面に直交する方向への移動及び該取付面に沿った方向への傾動が可能なフローティング状態で、当該取付面に対して取り付けられていること。
    (12b)当該コネクタの裏面とその取付面との間に、遊技機の外側への傾動可能角度が遊技機の内側への傾動可能角度よりも小さくなる様に規制する外側規制部材を介在させたこと。
  2. さらに、以下の構成を備えていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
    (21)前記両コネクタは、一方がソケットタイプハウジングで他方がプラグタイプハウジングとなるボックス構造のコネクタによって構成されていること。
    (22)前記フローティング状態での取り付けは、当該コネクタの端子列の両端からさらに外に向かって張り出す様にボックス底部に形成された取付用台部のそれぞれに形成された貫通孔に挿通される取付用ネジ部材と、該各取付用ネジ部材に外挿されるコイルバネとによりなされていること。
    (23)前記外側規制部材として、前記フローティング状態で取り付けられたコネクタの遊技盤回動中心から遠い側の縁の近くの裏面に当接する様に、当該コネクタの取付面に一体形成した突部によって構成すること。
  3. さらに、以下の構成を備えていることを特徴とする請求項2記載の遊技機。
    (31)前記プラグタイプハウジングで構成される側のコネクタの先端をテーパによる先細形状としたこと。
  4. さらに、以下の構成を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の遊技機。
    (41)前記フローティング状態で取り付けられるコネクタの遊技盤回動中心に近い側の縁の近くの裏面側に、前記外側規制部材よりも高さが低い突起状に構成された内側規制部材が介在されていること。
  5. さらに、以下の構成を備えていることを特徴とする請求項4記載の遊技機。
    (51)前記内側規制部材は、当該コネクタが取り付けられる取付面又は当該コネクタの裏面に形成した嵌合孔に対して嵌合されるピン状部品として構成されていること。
  6. さらに、以下の構成を備えていることを特徴とする請求項1〜5のいずいれか記載の遊技機。
    (61)前記コネクタとして、一組のベローズコンタクトタイプのコネクタを用いること。
  7. さらに、以下の構成を備えていることを特徴とする請求項1〜6のいずいれか記載の遊技機。
    (71)前記コネクタとして、前記中枠側コネクタがプラグタイプハウジングで構成され、前記遊技盤側コネクタがソケットタイプハウジングで構成された一組のピンコンタクトタイプのコネクタを用いること。
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