JP5059797B2 - 光ファイバ、光ファイバの設計方法及び光波長多重通信システム - Google Patents

光ファイバ、光ファイバの設計方法及び光波長多重通信システム Download PDF

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Description

本発明は、光ファイバ、光ファイバの設計方法及び光波長多重通信システムに関する。
現在、陸上や海底など長距離の通信への適用を目指して、異なる数百波長程度の光を信号伝送に用いる高密度波長多重DWDM(DWDM:Dense Wavelength Division Multiplexing)技術の実用化が進んでいる。その際、歪みによる信号劣化を引き起こす各種の非線形効果の抑制が課題となる。
その解決のために光ファイバのパラメータのひとつである実効断面積Aeff(一般にモードフィールド径の2乗に比例する)の拡大が有効であり、各種の屈折率分布のシングルモード光ファイバの設計が検討され、実用化が進められている。
しかしながら、従来構造の(空孔を持たない)光ファイバでは、実効断面積Aeffを拡大するとシングルモード条件が満たされにくくなる点、曲げ損失αbが増大するなどの問題があり、下記非特許文献1に示されているように、十分に小さな曲げ損失αbを得るには実効断面積Aeffは150μm2程度が限界である。さらに、実効断面積Aeffは短波長側では減少するため、例えば、波長1μm付近では100μm2程度に減少してしまう。
一方、フォトニック結晶ファイバ(PCF:Photonic Crystal Fiber)は、下記非特許文献1,2に示されているように、断面内に格子状に配列された空孔構造を持つファイバであり、例えば、純石英ガラスなどから作製され、近年急速に低損失化が進展し、その最低損失値は波長1.55μm近傍で0.18dB/kmに達している。
PCFは、例えば、純石英ガラスから線引き作製され、その断面は、空孔が三角格子状に規則的に配列され、数層の空孔が中心のガラスコア部を取り囲む構造である(下記非特許文献3参照)。そして、中心の空孔1つに対応する部分を材料ガラスに置換した構造を以下1cell構造と呼ぶ(下記非特許文献7参照)。
1cell構造のPCFでは、空孔の直径dと空孔の間隔Λとの比d/Λの値を0.42以下に設定することで、全波長域でシングルモード伝送が可能(Endlessly Single Mode:ESM)なことが、下記非特許文献3等に示されている。そこで、ESMの条件を満たすd/Λ=0.42近傍の構造を中心にPCFにおいても、実効断面積Aeffの拡大が検討されているが、下記非特許文献1,2に示されているように、150μm2程度の値が上限となり、使用波長も1.5μm帯付近に限定される。これは、短波長側で曲げ損失αb、又は閉じ込め損失が増大してしまうためである。
すなわち、従来構造のシングルモード光ファイバやESM条件に近い構造のPCFにおいては、曲げ損失αb又は閉じ込め損失がトレードオフとなり長距離伝送ができなくなるため、実効断面積Aeffの上限は150μm2をわずかに超える程度であり、使用波長域も1.5μm付近に限定されていた。これは、商用化されている1.3μm帯ゼロ分散単一モードファイバ(ITU−T G.652)では実効断面積Aeffは80μm2程度なので、その2倍程度にとどまる、一般に非線形光学効果による入力パワーの制限は実効断面積Aeffに比例するので、2倍程度のパワー拡大が可能になるが、さらなる通信の高速化、大容量化のニーズが顕在化している現在の状況から考えれば、さらなる実効断面積Aeffの拡大と使用波長域の拡大を両立する必要がある。
一方、従来構造の光ファイバにおいて、2モード以上を伝送する多モード伝送領域を積極的に利用するための手法として、モードフィルタ(下記非特許文献4参照)、Restrict−Mode−Excitation法(下記非特許文献5参照)が報告されている。
前者では、SMFの2モード波長領域での伝送において、受光器の前で信号劣化要因となる高次モードLP11をモードフィルタによって除去することで、波長0.8μm付近での10Gbpsの高速伝送が実現されている。
後者では、LP01のみを伝搬するシングルモード光ファイバの後段に、4モード領域の光ファイバを接続するが、該当の光ファイバのコア部中心にLP01が正確に結合するように、接続条件を制御することで、他の高次モードの励振が抑えられ10Gbpsの高速伝送が実現されている。
しかしながら、基本伝搬モードLP01の実効断面積Aeffが200μm2を超えるような光ファイバに対してこれらの2つの技術を適用した例は報告されていない。
武笠和則、外4名、「広帯域伝送用ソリッドファイバ、およびHoley Fiber(HF)の特性比較検討」、電子情報通信学会総合大会、社団法人電子情報通信学会、2008年、C−3−5 松井隆、外4名、「フォトニック結晶ファイバの実効断面積拡大に関する検討」、電子情報通信学会通信ソサイエティ大会、社団法人電子情報通信学会、2008年、B−13−21 KunimasaSaitoh、外2名、"Endlessly single−mode holey fibers:the influence of core design"、Optical Society of America、Optics Express、Vol.13、No.26、2005年12月26日、p.10833−10839 Tomoya Shimizu、外4名、"Multi−Band Mode Filter for Shorter Wavelength Region Transmission over Conventional SMF"、Optical Fiber Communication Conference and Exhibition National Fiber Optic Engineers Conference、OFC/NFOEC 2008、2008年、OMH7.pdf 今村勝徳、外4名、「Restrict Mode Excitation法による端局DCFフリー海底NZ−DSF伝送路」、電子情報通信学会技術研究報告、社団法人電子情報通信学会、OCS2008−31、2008年7月、p.59−62 Kunimasa Saitoh、外1名、"Empirical relations for simple design of photonic crystal fibers"、Optical Society of America、Optics Express、Vo1.13、No.1、2005年1月10日、p.267−274 田中正俊、外4名、「LMAフォトニック結晶ファイバの諸特性」、電子情報通信学会技術研究報告、社団法人電子情報通信学会、OFT2008−2、2008年5月、p.5−8
上述したように、従来方法においては基本伝搬モードLP01の実効断面積Aeffが150μm2を超える光ファイバ、及び、このような光ファイバを用い、かつ、高速伝送が可能なWDMシステム構成を実現することはできなかった。
以上のことから、本発明は、従来不可能であった広い波長域で実効断面積Aeffが150μm2を超える光ファイバ、及び、これを用いた高速伝送が可能なWDMシステム構成を実現し、非線形光学効果を抑制することで、WDMシステムにおける伝送可能な信号波長数の拡大、入カパワーの拡大を可能にする光ファイバ、光ファイバの設計方法及び光波長多重通信システムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決する第1の発明に係る光ファイバは、
コア部と前記コア部を包囲するクラッド部とを有し、前記コア部及び前記クラッド部が均一な光屈折率を有する媒質からなると共に、前記クラッド部に長手方向に沿って均一な空孔が複数形成されたフォトニック結晶光ファイバにおいて、
空孔の直径dと空孔の間隔Λとの比d/Λの値が0.42から0.63であって、信号光の基本伝搬モードLP01と第1高次モードLP11の2つだけのモードを伝搬可能な空孔構造を有し、曲げ半径30mmにおける曲げ損失αbが0.005dB/m以下であり、実効断面積Aeffの大きさが波長1.0μm付近から1.7μm付近までのすべての波長領域において150μm2以上となる
ことを特徴とする。
上記の課題を解決する第2の発明に係る光ファイバの設計方法は、
コア部と前記コア部を包囲するクラッド部とを有し、前記コア部及び前記クラッド部が均一な光屈折率を有する媒質からなると共に、前記クラッド部に長手方向に沿って均一な空孔が複数形成されたフォトニック結晶光ファイバにおいて、
空孔の直径dと空孔の間隔Λとの比d/Λの値が0.42から0.63であって、信号光の基本伝搬モードLP01と第1高次モードLP11の2つだけのモードを伝搬可能な空孔構造を有する光ファイバの設計方法であって、
使用下限波長を決定するステップと、
曲げ損失αbと実効断面積Aeffが規定値を満たし、使用下限波長におけるd/Λを決定するステップと、
Λを決定するステップと
を備える
ことを特徴とする。
上記の課題を解決する第3の発明に係る光波長分割多重通信システムは、
電気信号を変換して波長の異なる信号光を出力する光源を有する送信器と、
入力された信号光を伝搬するための光ファイバケーブル伝送路と、
信号光を電気信号に変換する受光回路を有する受信器と
により構成される光波長分割多重通信システムにおいて、
前記光ファイバケーブル伝送路として請求項1に記載の光ファイバを用いる
ことを特徴とする。
上記の課題を解決する第4の発明に係る光波長分割多重通信システムは、
電気信号を変換して波長の異なる信号光を出力する2つ以上の光源及び前記各光源から出力される信号光を合波する光合波器を有する送信器と、
入力された信号光を伝搬するための光ファイバケーブル伝送路と、
信号光を分波する光分波器及び該光分波器から出力される波長の異なる信号光を電気信号に変換する複数の受光回路を含む受信器と
により構成される光波長分割多重通信システムにおいて、
前記光ファイバケーブル伝送路として請求項1に記載の光ファイバを用いる
ことを特徴とする。
上記の課題を解決する第5の発明に係る光波長分割多重通信システムは、第3の発明又は第4の発明に係る光波長分割多重通信システムにおいて、
前記光ファイバケーブル伝送路の前段の前記送信器中、前記光ファイバケーブル伝送路の後段の前記受信器中、又は、光ファイバケーブル伝送路の途中の内の少なくともいずれか1箇所に、信号光の基本伝搬モードLP01のみを伝搬するモードフィルタを備える
ことを特徴とする。
上記の課題を解決する第6の発明に係る光波長分割多重通信システムは、第3の発明から第5の発明のいずれかひとつに係る光波長分割多重通信システムにおいて、
前記送信器中の光源の信号光の基本伝搬モードLP01のみを伝搬するフォトニック結晶光ファイバを用いたモードフィルタを備える
ことを特徴とする。
本発明によれば、WDMシステムにおける伝送可能な信号波長数の拡大、入カパワーの拡大を可能にする光ファイバ、光ファイバの設計方法及び光波長多重通信システムを提供することができる。
本発明に係る1cell構造のPCFの断面の例を示した図である。 PCFのV値とΛ/λの関係の例を示した図である。 SMFにおけるV値とΛ/λの関係の例を示した図である。 PCFのd/Λと曲げ損失αbの関係を理論計算により求めた結果を示した図である。 波長λが1.06μmのときのPCFのd/Λと曲げ損失αbの関係を理論計算により求めた結果を示した図である。 波長λが1.55μmのときのPCFのd/Λと曲げ損失αbの関係を理論計算により求めた結果を示した図である。 本発明の第1の実施例に係る実効断面積Aeffを拡大する構造の設計方法の手順を示したフロー図である。 本発明の第1の実施例に係る実効断面積Aeffを拡大する構造におけるPCFの実効断面積Aeffの1.0μmから1.7μmでの波長依存性を示した図である。 本発明の第2の実施例に係るWDM通信システムにおいてモードフィルタを光合波器の前方の伝送路側に設置する構成例を示した図である。 本発明の第2の実施例に係るWDM通信システムにおいてモードフィルタを光分波器の後方の伝送路側に設置する構成例を示した図である。 本発明の第2の実施例に係るWDM通信システムにおいてモードフィルタをPCF伝送路の途中の接続点のいずれかに設置する構成例を示した図である。 本発明の第3の実施例に係るd/Λが0.3でESM条件を満たしているPCFのニアフィールドパターン(近視野像)の測定結果を示した図である。
以下、本発明に係る光ファイバ、光ファイバの設計方法及び光波長多重通信システムの実施形態について、図面を参照しながら説明を行う。
上記の課題に鑑み、本願発明者は、以下に詳細を述べるように検討を進めた結果、基本伝搬モードLP01と第1高次モードLP11が存在し得る2モードPCFのうち、2モード限界に近い構造のPCFにおいては、LP01の実効断面積Aeffが150μm2程度以上に拡大し、かつ、LP01の曲げ損失αbを通常のSMF(ITU−T G.652)と同等かそれ以下に抑えることが可能なこと、さらに、前述のモードフィルタやRestrict−Mode−Excitation法を併用することで、高速伝送が可能な光波長多重通信システムを構築できることを見出し、本発明に至ったものである。
本発明においては、上記の課題を解決するために、コア径やMFDに対してモード数(V値)の増加が非常に緩やかである2モードPCFを用いる。2モードPCFにおいて、SMFと同等以下の曲げ損失αbとなる条件を考慮して、PCFの構造パラメータΛ、dを決定することで、実効断面積Aeffが150μm2以上の値を持つPCF構造を決定することができる。
また、上記PCFを伝送路に用いたWDM通信システムにおいて、モードフィルタやRestrict−Mode−Excitation法を併用することで高次モードLP11が引き起こす伝送劣化を抑え、1波長あたり10Gbps程度の高速伝送を実現することができる。
そして、本発明で用いる2モードPCFにおいては、少なくとも現在の通信に最も一般的に用いられている波長1.55μm付近の領域において250μm2以上の実効断面積Aeffと、SMFと同等かそれ以下の曲げ損失αbを実現することができ、実効断面積Aeffの波長依存性についても非常に小さく抑えることができる。
また、新たな高速伝送波長域として期待される波長1.0μm以上から波長1.7μm付近までの領域の使用を想定する場合にも150μm2以上の実効断面積Aeffと、SMFと同等かそれ以下の曲げ損失αbを実現することができる。
また、上記PCFを伝送路に用いたWDM通信システムにおいて、モードフィルタとして、例えば、全波長でシングルモード動作するESM条件を満たすPCFを別途用いれば、LP11高次モードの発生の抑制、LP11高次モードの除去を、波長によらず効果的に実現できるため、広い波長域を用いて、多波長で大入力のDWDM伝送が可能となり、伝送可能な容量や距離を大幅に実現することができる。
次に、本発明の第1の実施例について説明する。
図1に示すように、本実施例に係る光ファイバは、コア部とコア部を包囲するクラッド部とを有し、コア部及びクラッド部が均一な光屈折率を有する媒質からなると共に、クラッド部に長手方向に沿って均一な空孔2が複数形成されたPCF1である。本実施例は、図1に示す空孔2を有する1cell構造のPCF1において、実効断面積Aeffの拡大と汎用のSMF以下の曲げ損失αbを実現するための、構造パラメータ(空孔2の直径dと空孔2の間隔Λ)の選定方法に関する。
図2は、横軸をΛと波長λとの比Λ/λとし、縦軸の規格化周波数Veffとの関係を示したものである。一方、図3は、従来構造の光ファイバについて、横軸をコア部の半径aと波長λとの比a/λとし、縦軸の規格化周波数Veffとの関係を示したものである。
規格化周波数Veffは下記式(1)で与えられる。
1とn2はコア部とクラッド部の屈折率であり、1cell構造のPCF1においてn2は空孔クラッド部の実効屈折率neffにおきかえられ、コア部の半径aは近似的にΛ/√3で表わされる。
従来構造の光ファイバとしては、コア部とクラッド部の比屈折率差がΔの、ステップ型の屈折率分布の光ファイバを仮定し、n1とΔとしてはGeO2をドープした石英コアSMFの典型的な値を用いている。また、ここで、PCF1の実効屈折率neffは上記非特許文献6に記載されている経験式を用いて算出し、ステップインデックス型光ファイバヘの等価屈折率モデルを用いて有限要素法のスカラ波近似解析により電界分布Eを求めることで計算を行っている。
上記非特許文献6に記載の経験式を下記式(2)に、使用する係数を下記表1に示す。
実効断面積Aeffは下記式(3)を用いて求めている。
規格化周波数Veffの値によって、光ファイバ中を伝搬するモード数は変化する。つまり、規格化周波数Veffが2.405以下であれば、当該の光ファイバは単一モード動作し、規格化周波数Veffが2.405から3.832の間の値以下であれば、当該の光ファイバは2モードで動作する。
図2と図3とを比較すると、図2の1cell構造のPCF1ではd/Λが0.42以下なら、全波長域でシングルモード伝送が可能、つまり、ESM条件を満たす。また、d/Λが0.63以下なら、全波長域で2モード以下での伝送が可能となる。これは、空孔クラッド部の実効屈折率neffが比較的強い波長依存性を持ち、その結果、波長λの増加に対して比屈折率差Δが増加していくためである。一方、従来のSMFでは図3のようにa/λに対し、規格化周波数Veffは単調に増加し、a/λが5以上の構造では2モード以下の条件を得ることは極めて困難である。これは、SMFでは比屈折率差Δが波長によらず、ほぼ一定の値になるためである。
この結果から、1cell構造のPCF1では、d/Λが0.42から0.63の構造において、空孔間隔Λを拡大していくことによって、コア部の半径a(=Λ/√3)と実効断面積Aeffを拡大することが可能になる。
次に、SMF以下の曲げ損失αbとなる構造領域を調べるために、PCF1のΛと曲げ損失αbとの関係を理論計算により求めた結果を図4に示す。
なお、曲げ損失αbの計算には下記式(4)を用いた。下記式(4)におけるρは実効的なコア部の半径、Δは比屈折率差、Rは曲げ半径、Wはクラッド部の横方向規格化伝搬定数を表しており、計算結果は波長λが1.55μmでの計算結果である。
また、図5,6中にSMFの曲げ損失αbの規格値(曲げ半径R=30mm、0.005dB/m)以下となる領域を斜線で示す。なお、図5は波長λが1.06μmでの計算結果、図6は波長λが1.55μmでの計算結果を示す。
次に、本発明の第1の実施例に係る実効断面積Aeffを拡大する構造の設計方法について説明する。
図7は、本発明の第1の実施例に係る実効断面積Aeffを拡大する構造の設計方法の手順を示したフロー図である。
図7に示すように、はじめに、ステップP1において、使用下限波長を決定する。
次に、ステップP2において、d/Λを0.42とし、ステップP3においてΛを決定し、ステップP4において、その時の規格化周波数Veffを上記式(2)を用いて算出し、実効断面積Aeffを算出する。
次に、ステップP5において、実効断面積Aeffが150μm2未満の場合、ステップP3へ戻りΛの値を拡大し実効断面積Aeff算出手順を繰り返す。
また、ステップP5において、実効断面積Aeffが150μm2以上となった場合、ステップP6において、上記式(4)を用いて曲げ損失αbを算出する。
次に、ステップP7において、曲げ損失αbが0.005dB/mより大きい場合、ステップP2へ戻りd/Λを増加させ実効断面積Aeff算出手順を繰り返す。
また、ステップP7において、実効断面積Aeffが150μm2、かつ、曲げ損失αbが0.005dB/mとなった場合、ステップP8において、d/ΛとΛを抽出して構造パラメータを決定する。
なお、使用下限波長を1.06μmとすると、Λが8μmから16μmの範囲なら、d/Λを0.63以下の範囲で調整すれば、SMFの曲げ損失αbの規定値以下で、実効断面積Aeffを拡大することが可能となる。使用下限波長を1.06μmとした場合に得られる最大の実効断面積Aeffは、216μm2である。この構造のPCF1の実効断面積Aeffの1.0μmから1.7μmでの波長依存性を図8に示す。図8より、実効断面積Aeffはすべての波長域で200μm2以上であることが分かる。
また、使用下限波長を1.45μmとすると、曲げ損失αbの条件が1.06μmの時よりも緩和されるため、Λが8μmから18μmの範囲なら、d/Λを0.63以下の範囲で調整すれば、SMFの曲げ損失αbの規定値以下で、実効断面積Aeffを拡大することが可能となる。使用下限波長を1.45μmとした場合に得られる最大の実効断面積Aeffは、298μm2である。
使用下限波長を1.45μmとした場合には、Λを18μm以上の範囲においてもd/Λを0.63以下の範囲で調整すれば、SMFの曲げ損失αbの規定値以下で、実効断面積Aeffを拡大することが可能となる。上記条件により得られる最大の実効断面積Aeffは、330μm2である。
すなわち、本発明に係る光ファイバは、コア部とコア部を包囲するクラッド部とを有し、コア部及びクラッド部が均一な光屈折率を有する媒質からなると共に、クラッド部に長手方向に沿って均一な空孔が複数形成されたPCF1において、空孔2の直径dと空孔2の間隔Λとの比d/Λの値が0.42から0.63であって、信号光の基本伝搬モードLP01と第1高次モードLP11の2つだけのモードを伝搬可能な空孔構造を有し、曲げ半径30mmにおける曲げ損失αbが0.005dB/m以下であり、実効断面積Aeffの大きさが波長1.0μm付近から1.7μm付近までのすべての波長領域において150μm2以上とすることを特徴とする。
また、本発明に係る光ファイバの設計方法は、コア部とコア部を包囲するクラッド部とを有し、コア部及びクラッド部が均一な光屈折率を有する媒質からなると共に、クラッド部に長手方向に沿って均一な空孔が複数形成されたPCF1において、空孔2の直径dと空孔2の間隔Λとの比d/Λの値が0.42から0.63であって、信号光の基本伝搬モードLP01と第1高次モードLP11の2つだけのモードを伝搬可能な空孔構造を有する光ファイバの設計方法であって、使用下限波長を決定するステップと、曲げ損失αbと実効断面積Aeffが規定値を満たし、使用下限波長におけるd/Λを決定するステップと、Λを決定するステップとを備えることを特徴とする。
次に、本発明の第2の実施例について説明する。
本実施例は、第1の実施例に示したPCF1を伝送路に用いたWDM通信システムの構成例に関する。
以下、モードフィルタを用いた場合とRestrict−Mode−Excitation法を用いた場合の全体のシステム構成例について述べるが、上記非特許文献5に記載されているRestrict−Mode−Excitation法とは、対象とする多モードのファイバの前段(光源寄り側)に、LP01モードのみを伝搬するシングルモード光ファイバを、前記の多モードの光ファイバのコア部の中心に正確に接続し、実効的なシングルモード伝送を実現する手法である。
これは高次モードを遮断するモードフィルタを対象とする伝送路光ファイバの前段(光源と伝送路の間)に配置したことと同義である。したがって、以下ではモードフィルタの使用位置に応じたWDM通信システムの構成例を示す。
図9に示すWDM通信システムにおける送信器11は、電気信号を変換してそれぞれ異なる波長の信号光を出力するN個の光源17とn個の信号光を合波する光合波器12とにより構成されている。また、受信器15は、合波された信号光をN個の信号光に分波する光分波器14と、光分波器14により分波されたn個の信号光を受光して電気信号に変換する受光回路18とにより構成されている。
送信器11の光合波器12と受信器15の光分波器14とは、PCF伝送路13により接続されている。送信器11の光源17から出力された信号光は光合波器12で合波され、この合波された信号光はPCF伝送路13により伝搬され、受信器15の受光回路18で受光されて電気信号に変換される。そして、図9に示すWDM通信システムにおいては、モードフィルタ16は、PCF伝送路13の前段の送信器11中に設置する。
一方、図9に示す構成においては、伝送距離や曲げや接続点などの条件に応じて、PCF伝送路513の途中で高次モードLP11が発生し、多モード分散による信号劣化が生じる場合がある。その場合は、高次モードLP11を除去するモードフィルタ19を、図10に示すようにPCF伝送路13の後段の受信器15中に設置したり、図11に示すようにPCF伝送路13の途中の接続点に設置して、伝送劣化を防ぐことができる。当然、状況に応じて、異なる場所にモードフィルタ16,19を複数個設置することも可能である。
なお、WDMでの利用においては、使用するモードフィルタ16,19の帯域(高次モードを遮断する波長域)が広い方が望ましく、高速で長距離の伝送が可能なWDM波長領域はモードフィルタ16,19の帯域範囲によって制限される。しかし、本発明に係る実効断面積Aeffを拡大した2モードPCF1は、例えば、図2に示したように、すべての波長域で2モード以下を実現しているので、適切なモードフィルタ16,19を用いることで、使用波長を幅広く選択することができる。
また、本実施例においては、1.0μm以上の波長の使用例を挙げたが、1.0μm以下で動作するモードフィルタ16,19を用いれば、例えば、LANなどに使用されている0.8μm付近の波長光による高速伝送も可能であり、当然、WDM伝送に限らず、1波長だけでの伝送を行うことも可能であり、その場合は光合波器12及び光分波器14は不要である。
モードフィルタ16,19としては、上記非特許文献5に記載のRestrict−Mode−Excitation法のように所望の波長でシングルモード伝搬する光ファイバを用いることができる。また、その他にも、上記非特許文献4に用いられているカプラ型のタイプ、光ファイバに曲げを加えて高次モードを除去するタイプ、テーパ構造の光ファイバを用いるタイプ、ファイバグレーテイングを用いるタイプなどがあり、これらを適宜使用すれば良い。また、モードフィルタ16,19とPCF伝送路13との接続性(接続損失)の観点からは、モードフィルタ16,19とPCF伝送路13のモードフィールド径(MFD)ができるだけ整合していることが望ましい。
次に、本発明の第3の実施例について説明する。
本実施例は、第2の実施例に示した各WDM通信システム構成において、モードフィルタ16,19としてESM構造のPCF1を、送信器11中、PCF伝送路13の途中、又は、受信器15中に備えているシステム構成例に関する。
第2の実施例で述べたように、使用するモードフィルタ16,19としては、帯域(高次モードを遮断する波長域)が広い方が望ましく、また、MFDがPCF伝送路13と整合していることが望ましい。そして、両条件を満たすモードフィルタ16,19としてESM構造のPCF1が好適となる。
上記非特許文献3で述べられているように、前記の1cell構造のPCF1では、構造パラメータd/Λが約0.42よりも小さい場合、伝送波長がどんなに短くなってもLP01モードのみを伝搬し、シングルモードで動作する(ESM動作する)ことが理論的に明らかにされている。
一例として、d/Λが0.3でESM条件を満たしているPCF1のニアフィールドパターン(近視野像)の測定結果を図12に示す。なお、図12(a)は伝送波長が0.85μm、図12(b)は伝送波長が1.30μm、図12(c)は伝送波長が1.55μmの場合の測定結果を示す。
図12より、d/Λが0.3でESM条件を満たしているPCF1は、ごく短尺な状態での測定結果にもかかわらず、0.85μm、1.30μm、1.55μmの各波長において、LP01のみの伝搬を示す中心対称なパターンが得られていることが分かる。したがって、このようなPCF1をモードフィルタ16,19として適宜用いれば良い。
2モードPCF伝送路13とモードフィルタ16,19のMFDの値の差が大きい場合は接続損失の発生が考えられる。しかし、1cell構造でd/Λが0.42以下であれば、図2に示したようにESM条件が保てるので、この条件下でΛの値を適切な値に調整したPCF1を用いることでMFDの整合を実現でき、接続損失を十分に小さくすることができる。
PCF伝送路13とPCF1によるモードフィルタ16,19の接続には、放電時間などの条件を最適化した上で、融着接続を用いることができる。また、例えば、上記非特許文献7に示されているように、各PCF1の端面を処理し、コネクタ接続することもできる。
上記のPCFモードフィルタでは、通常の構造の光ファイバに対して効果が確認されている(A)曲げの付与、(B)屈折率整合剤の塗布、(C)被覆膜厚を厚くするなどの方法を用いて、クラッドモード光の伝搬を防ぐことができる。したがって、これらの方法を用いれば、モードフィルタ16,19を短尺化、小型化することができる。
既に述べたように、このようなESM条件を満たすPCF1は、2モードのPCF伝送路13よりも伝搬モードLP01の曲げ損失αbが大きくなる。しかしながら、モードフィルタ16,19という部品利用においてはR=30mmといった小さな曲げ径を用いる必要は全く無く、伝送路とは異なり、布設等によって曲げが加わることもない。したがって、許容される曲げ径の範囲は伝送路よりも大幅に緩和されるので、その条件の範囲で実装、固定することで、実用上なんら問題のない特性を得ることができる。
以上に述べたように、本発明に係る光ファイバ、光ファイバの設計方法及び光波長多重通信システムによれば、従来技術では実現できなかった広波長域で非線形光学効果を抑制することでき、WDMシステムにおける伝送可能な信号波長数の拡大と、入力パワーの拡大を通じて、10Gbps以上の高速伝送の距離を大幅に拡大することができる。
本発明は、例えば、波長の異なる多数の複数信号光を用い、光ファイバに比較的大きなパワーの光を入力する光波長多重(WDM)技術を活用するための光ファイバ、光ファイバの設計方法及び光波長多重通信システムに利用することが可能である。
1 PCF(フォトニック結晶ファイバ)
2 空孔
11 送信器
12 光合波器
13 PCF伝送路
14 光分波器
15 受信器
16 モードフィルタ
17 光源
18 受光回路
19 モードフィルタ

Claims (6)

  1. コア部と前記コア部を包囲するクラッド部とを有し、前記コア部及び前記クラッド部が均一な光屈折率を有する媒質からなると共に、前記クラッド部に長手方向に沿って均一な空孔が複数形成されたフォトニック結晶光ファイバにおいて、
    空孔の直径dと空孔の間隔Λとの比d/Λの値が0.42から0.63であって、信号光の基本伝搬モードLP01と第1高次モードLP11の2つだけのモードを伝搬可能な空孔構造を有し、曲げ半径30mmにおける曲げ損失αbが0.005dB/m以下であり、実効断面積Aeffの大きさが波長1.0μm付近から1.7μm付近までのすべての波長領域において150μm2以上とする
    ことを特徴とする光ファイバ。
  2. コア部と前記コア部を包囲するクラッド部とを有し、前記コア部及び前記クラッド部が均一な光屈折率を有する媒質からなると共に、前記クラッド部に長手方向に沿って均一な空孔が複数形成されたフォトニック結晶光ファイバにおいて、
    空孔の直径dと空孔の間隔Λとの比d/Λの値が0.42から0.63であって、信号光の基本伝搬モードLP01と第1高次モードLP11の2つだけのモードを伝搬可能な空孔構造を有する光ファイバの設計方法であって、
    使用下限波長を決定するステップと、
    曲げ損失αbと実効断面積Aeffが規定値を満たし、使用下限波長におけるd/Λを決定するステップと、
    Λを決定するステップと
    を備える
    ことを特徴とする光ファイバの設計方法。
  3. 電気信号を変換して波長の異なる信号光を出力する光源を有する送信器と、
    入力された信号光を伝搬するための光ファイバケーブル伝送路と、
    信号光を電気信号に変換する受光回路を有する受信器と
    により構成される光波長分割多重通信システムにおいて、
    前記光ファイバケーブル伝送路として請求項1に記載の光ファイバを用いる
    ことを特徴とする光波長分割多重通信システム。
  4. 電気信号を変換して波長の異なる信号光を出力する2つ以上の光源及び前記各光源から出力される信号光を合波する光合波器を有する送信器と、
    入力された信号光を伝搬するための光ファイバケーブル伝送路と、
    信号光を分波する光分波器及び該光分波器から出力される波長の異なる信号光を電気信号に変換する複数の受光回路を含む受信器と
    により構成される光波長分割多重通信システムにおいて、
    前記光ファイバケーブル伝送路として請求項1に記載の光ファイバを用いる
    ことを特徴とする光波長分割多重通信システム。
  5. 前記光ファイバケーブル伝送路の前段の前記送信器中、前記光ファイバケーブル伝送路の後段の前記受信器中、又は、光ファイバケーブル伝送路の途中の内の少なくともいずれか1箇所に、信号光の基本伝搬モードLP01のみを伝搬するモードフィルタを備える
    ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の光波長多重通信システム。
  6. 前記送信器中の光源の信号光の基本伝搬モードLP01のみを伝搬するフォトニック結晶光ファイバを用いたモードフィルタを備える
    ことを特徴とする請求項3から請求項5のいずれか1項に記載の光波長分割多重通信システム。
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