JP5058870B2 - シールドコネクタ - Google Patents

シールドコネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP5058870B2
JP5058870B2 JP2008105569A JP2008105569A JP5058870B2 JP 5058870 B2 JP5058870 B2 JP 5058870B2 JP 2008105569 A JP2008105569 A JP 2008105569A JP 2008105569 A JP2008105569 A JP 2008105569A JP 5058870 B2 JP5058870 B2 JP 5058870B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inner housing
holder
shield shell
terminal
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008105569A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009259521A (ja
Inventor
勲 亀山
元 野島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2008105569A priority Critical patent/JP5058870B2/ja
Priority to US12/420,097 priority patent/US8038475B2/en
Publication of JP2009259521A publication Critical patent/JP2009259521A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5058870B2 publication Critical patent/JP5058870B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/648Protective earth or shield arrangements on coupling devices, e.g. anti-static shielding  
    • H01R13/658High frequency shielding arrangements, e.g. against EMI [Electro-Magnetic Interference] or EMP [Electro-Magnetic Pulse]
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/46Bases; Cases
    • H01R13/502Bases; Cases composed of different pieces
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/648Protective earth or shield arrangements on coupling devices, e.g. anti-static shielding  
    • H01R13/658High frequency shielding arrangements, e.g. against EMI [Electro-Magnetic Interference] or EMP [Electro-Magnetic Pulse]
    • H01R13/6581Shield structure
    • H01R13/6582Shield structure with resilient means for engaging mating connector

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

本発明は、例えば、自動車などに装備される電子機器間などを電気的に接続する際に用いられるシールドコネクタに関する。
移動体としての自動車には、多種多様な電子機器が搭載される。このため、前記自動車は、前述した電子機器に電力や制御信号等を伝えるためにワイヤハーネスを配索している。このワイヤハーネスは、複数の電線と、該電線に取り付けられるコネクタとを備えている。
電線は、導電性の芯線と、該芯線を被覆する絶縁性の合成樹脂からなる被覆部と、を備えた所謂被覆電線である。コネクタは、導電性の金属からなる端子金具と、該端子金具を収容するコネクタハウジングとを備えている。コネクタハウジングは、絶縁性の合成樹脂からなり、前述した電子機器のコネクタと嵌合する。前述したワイヤハーネスは、コネクタが電子機器のコネクタと嵌合して、電子機器に所望の電力や信号を伝送する。
前述した自動車には、例えば、電子機器として、ナビゲーション装置が搭載される。このナビゲーション装置は、現在位置などを算出する本体部と、現在位置や目的位置を表示するためのディスプレイなどを備えている。これら本体部とディスプレイとは、前述したワイヤハーネスを介して接続されている。このディスプレイは、より高解像度であることが求められているとともに、リアルタイムで前述した現在位置などを表示できることが求められていることから、本体部からディスプレイに伝送する信号量が増大する傾向であった。
このため、前述したナビゲーション装置の本体部とディスプレイとを接続するために用いられるコネクタでは、大量の信号を高速で伝送する必要が生じている。そのため、前記コネクタにおいては、大量の信号を伝送する端子金具から外部に電気的なノイズが漏洩したり、該端子金具から他の端子金具に電気的なノイズが流入したりすることを防ぐ、ノイズ対策が重要となってきた。
前述したノイズ対策として、例えば、本願出願人によって、図9乃至図11に示すシールドコネクタが提案されている。図9乃至図11に示されたシールドコネクタ100は、複数の端子金具101と、絶縁性の合成樹脂で構成され且つ複数の端子金具101を保持する端子ホルダ103とインナハウジング104とアウタハウジング105とを有するコネクタハウジング102と、導電性の金属で構成されたシールドシェル106と、を備えている。
端子金具101は、導電性の金属で構成され且つ棒状に形成されている。端子ホルダ103は、絶縁性の合成樹脂で構成されているとともに、端子金具101を収容する端子収容溝111が設けられた方体状のホルダ本体110と、該ホルダ本体110に取り付けられ且つ端子金具101に接続された図示しない電線を覆うカバー112とを有している。
インナハウジング104は、一端が塞がれた四角筒状に形成されており、内側に端子ホルダ103が挿入される。アウタハウジング105は、内側にインナハウジング104及びシールドシェル106を収容する四角筒状に形成されている。シールドシェル106は、互いに取り付けられてインナハウジング104の外周を覆うアッパシールドシェル113とロアシールドシェル116とを有している。
アッパシールドシェル113は、例えば板金等を折り曲げるなどして形成されており、角樋状(断面コ字状)の本体部114と、該本体部114の一端部から延出された複数の延出壁115とを有している。ロアシールドシェル116は、例えば板金等を折り曲げる等して形成されており、角樋状(断面コ字状)の本体部117と、該本体部117の一端部から延出され且つ内部に端子金具101に接続された電線を通す円筒状の筒部118とを有している。
前述した構成のシールドコネクタ100は、以下のように組み立てられる。まず、電線が取り付けられた端子金具101を端子収容溝111内に収容してホルダ本体110に取り付けて、該ホルダ本体110にカバーを取り付けることで、端子金具101を端子ホルダ103が保持する。次に、端子金具101を保持した端子ホルダ103をインナハウジング104内に挿入する。
そして、シールドシェル106が、アッパシールドシェル113とロアシールドシェル116とを互いに取り付けてインナハウジング104の外周を覆った状態で、該インナハウジング104に取り付けられて、これらインナハウジング104及びシールドシェル106がアウタハウジング105内に収容される。こうして、シールドコネクタ100が組み付けられて、図示しない相手方のコネクタと嵌合する。
前述したように組み立てられたシールドコネクタ100は、端子金具101から外部に漏洩しようとする電気的なノイズ、及び、外部から端子金具101に侵入しようとする電気的なノイズを、シールドシェル106によって遮蔽する。
しかしながら、前述したシールドコネクタ100は、シールドシェル106のアッパシールドシェル113及びロアシールドシェル116をインナハウジング104に取り付ける際に、図11に示すように、インナハウジング104内から端子ホルダ103が抜け出る虞があり、このため、シールドコネクタ100の組み付け不良が発生する問題があった。
したがって、本発明は、組み付け不良の発生を防止することができるシールドコネクタを提供することを目的とする。
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、複数の端子金具と、前記複数の端子金具を保持するホルダと該ホルダが内側に挿入されるインナハウジングとを有する絶縁性のコネクタハウジングと、前記インナハウジングに取り付けられる導電性のシールドシェルと、を備えたシールドコネクタにおいて、前記シールドシェルは、互いに取り付けられて前記インナハウジングの外周を覆う樋状の一対のシェル部材を備え、前記一対のシェル部材のうちいずれか一方のシェル部材に、当該一方のシェル部材が前記インナハウジングに取り付けられた際に、前記ホルダの前記インナハウジングへの挿入方向後端側の面の少なくとも一部に重なるとともに、前記ホルダが前記インナハウジング内に中途挿入された状態において、前記ホルダに当接して前記一方のシェル部材の前記インナハウジングへの取り付けを規制することで、前記ホルダの前記インナハウジング内への中途挿入を検知する検知部が設けられていることを特徴とするシールドコネクタである。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載の発明において、前記検知部が、前記一方のシェル部材の前記ホルダの前記挿入方向後端側の一端部に、前記インナハウジングを挟んで相対して一対設けられていることを特徴とするものである。
請求項1に記載された発明によれば、シールドシェルの互いに取り付けられてインナハウジングの外周を覆う樋状の一対のシェル部材のうちいずれか一方のシェル部材に、当該一方のシェル部材がインナハウジングに取り付けられた際に、ホルダのインナハウジングへの挿入方向後端側の面の少なくとも一部に重なるとともに、ホルダがインナハウジング内に中途挿入された状態において、ホルダに当接して一方のシェル部材のインナハウジングへの取り付けを規制することで、ホルダのインナハウジング内への中途挿入を検知する検知部が設けられているので、インナハウジングからホルダが抜け出ることを防止するとともに、シールドシェルをインナハウジングに確実に組み付けることができる。
請求項2に記載された発明によれば、検知部が、一方のシェル部材のホルダの挿入方向後端側の一端部に、インナハウジングを挟んで相対して一対設けられているので、インナハウジングからホルダが抜け出ることを確実に防止するとともに、シールドシェルをインナハウジングにより確実に組み付けることができる。
以上説明したように、請求項1に記載された発明は、インナハウジングからホルダが抜け出ることを防止するとともに、シールドシェルをインナハウジングに確実に組み付けることができるので、組み付け不良の発生を防止することができる。
請求項2に記載された発明は、インナハウジングからホルダが抜け出ることを確実に防止するとともに、シールドシェルをインナハウジングにより確実に組み付けることができるので、組み付け不良の発生を確実に防止することができる。
以下、本発明の一実施形態にかかるコネクタを、図1乃至図8を参照して説明する。本発明の一実施形態にかかるシールドコネクタ1は、図示しない相手側のコネクタと嵌合して、自動車などに配索されるワイヤハーネスを構成する。シールドコネクタ1は、図1又は図2に示すように、雌型の端子金具2(以下、雌端子と呼ぶ)と、コネクタハウジング3と、シールドシェル8とを備えている。
雌端子2は、導電性の板金等を折り曲げる等して形成されている。雌端子2は、図2に示すように、複数(図示例では四つ)設けられている。雌端子2は、図3に示すように、電線接続部10と電気接触部11とを一体に備えている。
電線接続部10は、図示しない複数のかしめ片を有しており、複数のかしめ片が電線(図示せず)の端末をかしめることで、該電線と電気的に接続する。電気接触部11は、筒状に形成されており、内側に図示しない相手方の雄端子が侵入することにより、この雄端子と電気的に接続する。
コネクタハウジング3は、図2に示すように、筒状のアウタハウジング4と、該アウタハウジング4内に収容されるインナハウジング5と、該インナハウジング5内に挿入され且つ前述した雌端子2を保持するホルダとしての端子ホルダ6と、リアホルダ7とを備えている。
アウタハウジング4は、絶縁性の合成樹脂で構成されている。アウタハウジング4は、図1又は図2に示すように、角筒状に形成されており、内側にインナハウジング5及びシールドシェル8を収容する。また、アウタハウジング4には、当該アウタハウジング4の外表面から突出した相手方のコネクタハウジング(図示せず)に対するロックアーム12と、当該アウタハウジング4の内面から突出した係止突部15(図3に示す)とが設けられている。
ロックアーム12は、アウタハウジング4に連なり且つ該アウタハウジング4の前述した相手方のコネクタのコネクタハウジングと相対する一端部4aから当該アウタハウジング4の長手方向に延びた一対のアーム部13と、該一対のアーム部13の外表面から凸に設けられたロック部14とを備えている。
一対のアーム部13は、互いに間隔をあけて平行に配され且つアウタハウジング4の外表面に近づくように弾性変形自在に設けられている。ロック部14は、角柱状に形成され且つ長手方向が一対のアーム部13の長手方向に対して直交して設けられており、これら一対のアーム部13の先端部同士を連結している。
前述した構成のロックアーム12は、コネクタハウジング3と前述した相手方のコネクタハウジング(図示せず)とが嵌合した際に、当該ロックアーム12のロック部14が相手方のコネクタハウジングのロック部と係合することで、これらコネクタハウジング3と相手方のコネクタハウジングとの嵌合を保持する。
係止突部15は、図3に示すように、アウタハウジング4の内面から突出し且つ複数設けられている。複数の係止突部15には、インナハウジング5の後述する段差部18と、シールドシェル8の後述するロアシールドシェル35の係止片39aとが係合する。
インナハウジング5は、絶縁性の合成樹脂で構成されている。インナハウジング5は、図2に示すように、一端が塞がれた四角筒状に形成された小径部16と、該小径部16より外径及び内径が大きい四角筒状に形成された大径部17と、小径部16と大径部17との間に設けられた段差部18とを備えている。
小径部16は、内側に雌端子2の主に電気接触部11を収容する。大径部17は、内側に端子ホルダ6及び雌端子2の主に電線接続部10を収容する。また、大径部17の外表面には、シールドシェル8の後述するアッパシールドシェル25が取り付けられるとともに、該アッパシールドシェル25の係合孔34に係合する係合突部19が複数設けられている。この係合突部19は、前記係合孔34に係合することで、インナハウジング5の大径部17とシールドシェル8のアッパシールドシェル25とを固定する。
端子ホルダ6は、絶縁性の合成樹脂で構成されており、一対のホルダ本体20と、該一対のホルダ本体20それぞれに取り付けられる一対のカバー22とを備えている。一対のホルダ本体20は、それぞれ、平板状に形成され且つ前述した雌端子2を収容する端子収容溝21が複数形成されている。複数の端子収容溝21は、ホルダ本体20の外表面から凹に形成されており、互いに平行に配置されている。そして、一対のホルダ本体20は、互いに平行に重ねられる。
一対のカバー22は、それぞれ、方体状に形成されている。一対のカバー22は、それぞれ、各ホルダ本体20の端子収容溝21の雌端子2の電線接続部10が配される側を塞ぐように、該各ホルダ本体20に取り付けられる。
前述した構成の端子ホルダ6は、電線が取り付けられた雌端子2を端子収容溝21に収容した一対のホルダ本体20同士が重ねられるとともに、該一対のホルダ本体20それぞれに各カバー22が取り付けられて、組み立てられる。そして、前記端子ホルダ6は、特許請求の範囲に記載のホルダに相当する。
リアホルダ7は、絶縁性の合成樹脂で構成されている。リアホルダ7は、図2に示すように、外周が矩形状で且つ内周が断面円形状の筒状に形成されたリアホルダ本体23と、該リアホルダ本体のアウタハウジング4から離れた側の端部から突出した円筒状の筒部24とを備えている。リアホルダ7は、図1又は図3に示すように、リアホルダ本体23が前述したアウタハウジング4の図示しない相手方のコネクタハウジングから離れた側の他端部4bに取り付けられて、リアホルダ本体23及び筒部24の内側に雌端子2に取り付けられた電線を通す。
シールドシェル8は、一対のシェル部材としての、アッパシールドシェル25と、ロアシールドシェル35とを備えている。
アッパシールドシェル25は、導電性の金属材料からなり、例えば、板金等を折り曲げる等して形成されている。アッパシールドシェル25は、図2又は図3に示すように、帯板状の天板部27と該天板部27の幅方向の両端から立設された一対の側板部28とを有した角樋状(断面コ字状)の本体部26と、該本体部26の天板部27に連なる連接壁29と、本体部26の一対の側板部28それぞれから延出された延出壁30とを備えている。
本体部26は、当該本体部26の幅、即ち一対の側板部28同士の間隔は、インナハウジング5の大径部17の幅と略等しく形成されている。また、本体部26の一対の側板部28には、それぞれ、当該一対の側板部28それぞれの外表面から凸の係止突起33と、当該一対の側板部28それぞれを貫通して形成された係合孔34とが設けられている。
連接壁29は、図4に示すように、天板部27に連なり且つ外表面が天板部27の外表面と同一面上に形成されている。延出壁30は、図4に示すように、本体部26の一対の側板部28それぞれから延出されており、該本体部26に一対設けられている。
一対の延出壁30は、それぞれ、各側板部28の長手方向の一端部28aから延びている。この各側板部28の一端部28aは、アッパシールドシェル25がインナハウジング5に取り付けられた際に、端子ホルダ6のインナハウジング5内への挿入方向後端側に位置付けられる。一対の延出壁30は、互いに間隔をあけて相対し且つ平行に設けられている。一対の延出壁30は、それぞれ、重なり部31と平行部32とを備えている。
重なり部31は、側板部28の一端部28aに連なり且つ本体部26の内方向に向かって延びて形成されている。重なり部31は、側板部28の一端部28aから該側板部28と直交する方向に延びて形成されている。平行部32は、重なり部31に連なり且つ側板部28から離れる方向に延びて形成されている。平行部32は、側板部28と平行に設けられている。
前述した構成のアッパシールドシェル25は、本体部26がインナハウジング5の大径部17の上面(図4中上側)及び一対の側面を覆うように該大径部17に取り付けられて、連接壁29及び一対の延出壁30が大径部17の小径部16から離れた側、即ち前述した端子ホルダ6が挿入される側の端部から外方向に突出するように配される。そして、前記アッパシールドシェル25は、特許請求の範囲に記載の一方のシェル部材に相当するとともに、前記延出壁30は、特許請求の範囲に記載の検知部に相当する。
ロアシールドシェル35は、導電性の金属材料からなり、例えば、板金等を折り曲げる等して形成されている。ロアシールドシェル35は、図2又は図3に示すように、本体部36と、該本体部36に連なる電線収容部40とを備えている。
本体部36は、帯板状の底板部37(図3に示す)と、この底板部37の幅方向の両端から立設された一対の側板部38とを備えた、角樋状(断面コ字状)に形成されている。一対の側板部38には、それぞれ、係止片39aと係止孔39bとが設けられている。
係止片39aは、側板部38の外表面から突出して設けられている。係止片39aは、側板部38の長手方向に沿った帯板状に形成されており、一端部が側板部38に連なり且つ他端部が自由端となっている。係止片39aは、他端部が側板部38に近づくように弾性変形自在に設けられている。この係止片39aは、前述したアウタハウジング4の係止突部15に係合することで、ロアシールドシェル35即ちシールドシェル8とアウタハウジング4とを固定する。
係止孔39bは、側板部38を貫通し且つ矩形状に形成されている。係止孔39bは、各側板部38のアッパシールドシェル25の本体部26の係止突起33と対応する位置に設けられている。この係合孔39bは、ロアシールドシェル35がアッパシールドシェル25の取り付けられたインナハウジング5に取り付けられた際に、アッパシールドシェル25の本体部26の係止突起33が係止することで、これらのアッパシールドシェル25及びロアシールドシェル35同士を固定する。
電線収容部40は、内側に前述した雌端子2に取り付けられた電線を通す円筒状の筒部41と、該筒部41を前述した本体部36と連結する連結部42とを備えている。この連結部42は、帯板状に形成されており、本体部36の一対の側板部38の底板部37側から延びて一対設けられている。
前述した構成のロアシールドシェル35は、本体部36がアッパシールドシェル25が取り付けられたインナハウジング5に取り付けられて、該インナハウジング5の下面(図 中下側)及びアッパシールドシェル25の一対の側板部28を覆うとともに、電線収容部40の内側に雌端子2に取り付けられた電線が配される。そして、前記ロアシールドシェル35は、特許請求の範囲に記載のシェル部材に相当する。
前述した構成のシールドコネクタ1は、以下のように組み立てられる。まず、予め電線が取り付けられた雌端子2を端子ホルダ6の端子収容溝21内に収容して、ホルダ本体20にカバー22を取り付けて、端子ホルダ6が雌端子2を保持する。
次に、図5に示すように、雌端子2を保持した端子ホルダ6をインナハウジング5の大径部17の小径部16から離れた側に相対させて、図6に示すように、前記端子ホルダ6をインナハウジング5内に挿入する。そして、インナハウジング5の小径部16内に雌端子2の電気接触部11を位置付けるとともに、大径部17内に端子ホルダ6及び雌端子2の電線接続部10を位置付ける。
そして、図6に示すように、アッパシールドシェル25を内側に端子ホルダ6及び雌端子2を収容したインナハウジング5の上面側(図中上方)に位置付けて、図8に示すように、アッパシールドシェル25の本体部26を前記インナハウジング5の大径部17の上面(図8中上側)及び一対の側面を覆うように取り付ける。そして、インナハウジング5の係合突部19がアッパシールドシェル25の係合孔34内に侵入して該係合孔34に係合することで、インナハウジング5とアッパシールドシェル25とを固定して、インナハウジング5にアッパシールドシェル25を取り付ける。
このとき、図7に示すように、端子ホルダ6がインナハウジング5内に中途挿入された状態で該インナハウジング5にアッパシールドシェル25を取り付けると、該アッパシールドシェル25の一対の延出壁30が端子ホルダ6の上面(図7中上側)に当接することで、アッパシールドシェル25のインナハウジング5への取り付けを規制する。このことにより、端子ホルダ6のインナハウジング5内への中途挿入が検出されて、アッパシールドシェル25即ちシールドシェル8のインナハウジング5への組み付け不良を防止する。
そして、インナハウジング5にアッパシールドシェル25を取り付けると、該アッパシールドシェル25の一対の延出壁30がインナハウジング5の大径部17の小径部16から離れた側に位置付けられえる。即ち、アッパシールドシェル25の一対の延出壁30が端子ホルダ6のインナハウジング5内への挿入方向後端側に位置付けられる。すると、一対の延出壁30双方の重なり部31が端子ホルダ6の前記挿入方向後端側の面6a(図4に示す)に重なり、当該一対の延出壁30が端子ホルダ6のインナハウジング5内から抜け出ることを防止する。
続いて、ロアシールドシェル35の本体部36をアッパシールドシェル25が取り付けられたインナハウジング5の下面(図2中下側)及びアッパシールドシェル25の一対の側板部28を覆うように取り付けるとともに、ロアシールドシェル35の電線収容部40の内側に雌端子2に取り付けられた電線(図示せず)を通す。そして、アッパシールドシェル25の係止突起33がロアシールドシェル35の係止孔39b内に侵入して該係止孔39bに係止することで、アッパシールドシェル25とロアシールドシェル35とを固定する。
こうして、アッパシールドシェル25及びロアシールドシェル35同士を取り付けることで、内側に端子ホルダ6及び雌端子2を収容したインナハウジング5の外周を覆うように、該インナハウジング5にシールドシェル8が取り付けられる。
最後に、シールドシェル8が取り付けられたインナハウジング5をアウタハウジング4内に挿入する。すると、インナハウジング5の段差部18がアウタハウジング4の係止突部15と係合して、インナハウジング5がアウタハウジング4内から抜け出ることを防止する。また、ロアシールドシェル35の係止片39aがアウタハウジング4の係止突部15と係合して、インナハウジング5がアウタハウジング4内から抜け出ることを防止する。
そして、アウタハウジング4内にインナハウジング5及びシールドシェル8を収容した後に、該アウタハウジング4の他端部4bにリアホルダ7のリアホルダ本体23が取り付けられて、このリアホルダ7のリアホルダ本体23及び筒部24の内側に雌端子2に取り付けられた電線を通す。こうして、シールドコネクタ1が組み立てられる。
前述したように組み立てられたシールドコネクタ1は、相手方のコネクタと嵌合して、自動車などに配索されるワイヤハーネスを構成する。
本実施形態によれば、シールドシェル8の互いに取り付けられてインナハウジング5の外周を覆う樋状のアッパシールドシェル25とロアシールドシェル35とのうちのアッパシールドシェル25に、当該アッパシールドシェル25がインナハウジング5に取り付けられた際に、端子ホルダ6のインナハウジング5への挿入方向後端側の面6aの少なくとも一部に重なるとともに、端子ホルダ6がインナハウジング5内に中途挿入された状態において、端子ホルダ6に当接してアッパシールドシェル25のインナハウジング5への取り付けを規制することで、端子ホルダ6のインナハウジング5内への中途挿入を検知する延出壁30が設けられている。
このため、インナハウジング5から端子ホルダ6が抜け出ることを防止するとともに、シールドシェル8をインナハウジング5に確実に組み付けることができるので、組み付け不良の発生を防止することができる。
また、延出壁30が、アッパシールドシェル25の端子ホルダ6の挿入方向後端側の一端部28aに、インナハウジング5を挟んで相対して一対設けられているので、インナハウジング5から端子ホルダ6が抜け出ることを確実に防止するとともに、シールドシェル8をインナハウジング5により確実に組み付けることができる。このため、組み付け不良の発生を確実に防止することができる。
また、本発明のシールドコネクタ1は、自動車に搭載されるワイヤハーネス以外にも用いることができ、例えば、家屋などで用いられる電子機器(テレビやパソコン、監視モニター等)やビルのネットワーク等に用いることができる。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の実施形態にかかるシールドコネクタを示す斜視図である。 図1に示されたシールドコネクタの分解斜視図である。 図1中のIII−III線に沿う断面図である。 図2に示されたシールドコネクタのインナハウジング、ホルダ及び一方のシールド部材を示す斜視図である。 図4に示されたインナハウジングにホルダを挿入する前の状態を示す説明図である。 図5に示されたホルダのインナハウジングへの挿入途中の状態を示す説明図である。 図6に示されたホルダが挿入途中の状態のインナハウジングに対して一方のシェル部材が取り付け規制された状態を示す説明図である。 図7に示されたホルダが完全に挿入されたインナハウジングに一方のシェル部材を取り付けた状態を示す説明図である。 従来のシールドコネクタを示す斜視図である。 図9に示された従来のシールドコネクタの分解斜視図である。 図10に示された従来のシールドコネクタのインナハウジング、ホルダ及びアッパシェルを示す斜視図である。
符号の説明
1 シールドコネクタ
2 雌端子(端子金具)
3 コネクタハウジング
5 インナハウジング
6 端子ホルダ(ホルダ)
25 アッパシールドシェル(一方のシェル部材)
28a 一端部
30 延出壁(検知部)
35 ロアシールドシェル(シェル部材)

Claims (2)

  1. 複数の端子金具と、前記複数の端子金具を保持するホルダと該ホルダが内側に挿入されるインナハウジングとを有する絶縁性のコネクタハウジングと、前記インナハウジングに取り付けられる導電性のシールドシェルと、を備えたシールドコネクタにおいて、
    前記シールドシェルは、互いに取り付けられて前記インナハウジングの外周を覆う一対のシェル部材を備え、
    前記一対のシェル部材のうちいずれか一方のシェル部材に、当該一方のシェル部材が前記インナハウジングに取り付けられた際に、前記ホルダの前記インナハウジングへの挿入方向後端側の面の少なくとも一部に重なるとともに、
    前記ホルダが前記インナハウジング内に中途挿入された状態において、前記ホルダに当接して前記一方のシェル部材の前記インナハウジングへの取り付けを規制することで、前記ホルダの前記インナハウジング内への中途挿入を検知する検知部が設けられていることを特徴とするシールドコネクタ。
  2. 前記検知部が、前記一方のシェル部材の前記ホルダの前記挿入方向後端側の一端部に、前記インナハウジングを挟んで相対して一対設けられていることを特徴とする請求項1に記載のシールドコネクタ。
JP2008105569A 2008-04-15 2008-04-15 シールドコネクタ Active JP5058870B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008105569A JP5058870B2 (ja) 2008-04-15 2008-04-15 シールドコネクタ
US12/420,097 US8038475B2 (en) 2008-04-15 2009-04-08 Shield connector

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008105569A JP5058870B2 (ja) 2008-04-15 2008-04-15 シールドコネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009259521A JP2009259521A (ja) 2009-11-05
JP5058870B2 true JP5058870B2 (ja) 2012-10-24

Family

ID=41164370

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008105569A Active JP5058870B2 (ja) 2008-04-15 2008-04-15 シールドコネクタ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8038475B2 (ja)
JP (1) JP5058870B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013077540A (ja) * 2011-09-14 2013-04-25 Hosiden Corp コネクタ及びこれを備えた電子機器
JP5864351B2 (ja) * 2012-04-26 2016-02-17 矢崎総業株式会社 シールドコネクタ
JP6236312B2 (ja) * 2013-12-26 2017-11-22 矢崎総業株式会社 リアホルダ
CN106415944A (zh) 2014-04-23 2017-02-15 泰科电子公司 具有屏蔽帽和屏蔽端子的电连接器
JP6585121B2 (ja) * 2017-06-12 2019-10-02 矢崎総業株式会社 シールドシェル、及び、シールドコネクタ
US10020599B1 (en) * 2017-07-12 2018-07-10 Delphi Technologies, Inc. Connector back shell assembly
KR102530933B1 (ko) * 2017-12-08 2023-05-11 현대자동차주식회사 커넥터
CN108900811A (zh) * 2018-07-20 2018-11-27 周惠荣 一种用于火力发电厂的监控装置
CN110474195A (zh) * 2019-07-25 2019-11-19 深圳市亚力盛电子股份有限公司 连接器公头和连接器

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES1004786Y (es) * 1986-12-22 1989-04-01 Amp Incorporated Un conectador electrico.
JP3893298B2 (ja) * 2002-03-12 2007-03-14 矢崎総業株式会社 プロテクタ
TW555245U (en) * 2003-01-29 2003-09-21 Hon Hai Prec Ind Co Ltd Cable connector assembly
TW570388U (en) * 2003-01-29 2004-01-01 Hon Hai Prec Ind Co Ltd Cable connector assembly
JP3824269B2 (ja) * 2003-07-15 2006-09-20 日本航空電子工業株式会社 電線用コネクタ
JP2005149789A (ja) * 2003-11-12 2005-06-09 Yazaki Corp コネクタ及びコネクタの製造方法
JP4086246B2 (ja) * 2004-11-19 2008-05-14 日本航空電子工業株式会社 コネクタ
JP4082707B2 (ja) 2005-04-28 2008-04-30 日本航空電子工業株式会社 コネクタ
CN2850038Y (zh) * 2005-10-31 2006-12-20 富士康(昆山)电脑接插件有限公司 电连接器组件
US7341487B2 (en) * 2006-07-05 2008-03-11 Hon Hai Precision Ind. Co., Ltd. Electrical connector assembly

Also Published As

Publication number Publication date
US20090258540A1 (en) 2009-10-15
US8038475B2 (en) 2011-10-18
JP2009259521A (ja) 2009-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5058870B2 (ja) シールドコネクタ
US9124024B2 (en) Connector having inner conductive member
US9209582B2 (en) Connector
JP5534350B2 (ja) コネクタ装置
JP5227599B2 (ja) コネクタ
WO2011027776A1 (ja) コネクタ
JP5426202B2 (ja) コネクタ
US9762002B1 (en) Connector
JP4958684B2 (ja) コネクタ
WO2013047178A1 (ja) ジョイントコネクタ
US9379475B2 (en) Electric connector
JP4837025B2 (ja) プラグハウジング及び駆動電力伝送用電気プラグ
EP3783748A1 (en) Connector
US20220048448A1 (en) Ethernet plug connector for a motor vehicle and plug connector assembly including an ethernet plug connector
JP2016149344A (ja) 自動車におけるデータ伝送のためのコネクタインサートおよびコネクタ
EP4164069A1 (en) Cable protection cover for increasing pull-out resistance
JP6409717B2 (ja) コネクタ
US20100062631A1 (en) Cable Connector
JP4550305B2 (ja) 機器接続用シールドコネクタ
US9231338B2 (en) Variable wire strain relief connector
JP5720518B2 (ja) ジョイントコネクタ
JP5104639B2 (ja) コネクタ
JP5198107B2 (ja) コネクタ
KR20140063793A (ko) 커넥터 유닛
TWI845020B (zh) 電連接器及其安裝方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120628

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120703

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120801

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150810

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5058870

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250