JP5057881B2 - 眼鏡レンズ周縁加工装置 - Google Patents

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Description

本発明は、眼鏡レンズの周縁を加工する眼鏡レンズ加工装置に関する。
加工室に配置された粗砥石及び仕上げ砥石により、レンズ回転軸に保持された眼鏡レンズの周縁を加工する眼鏡レンズ加工装置が知られている。この種の装置では、砥石とレンズとの接触部に冷却用の研削水を供給し、研削加工時に発生する熱の影響を低減させる共に加工屑を洗い流すための研削水供給手段が設けられている(例えば、特許文献1参照)。また、レンズの加工時(特にレンズの加工時に熱を必要とするポリカーボネイト等のレンズの加工時)には、砥石の回転によりレンズの加工屑が飛散されることにより、加工屑が加工室の壁に付着したり、加工室の排水口に堆積したりするため、加工屑が飛散される壁側に向けて洗浄水を供給する洗浄水供給手段が設けられている(例えば、特許文献2参照)。
加工時に使用される研削水及び洗浄水の供給手段としては、タンク内に蓄えられた水をポンプにより汲み上げて供給する循環式と、水道管から延ばされた配管に電磁弁を取り付け、水道管からの水圧により直接水を供給する水道直結式がある(例えば、特許文献3参照)。さらにまた、加工室から排出される研削水には加工屑が含まれているため、研削水と加工屑とを分離するために、遠心分離機等の濾過装置が設けられている(例えば、特許文献4参照)。
特開2002−200559号公報 特開平5―208355号公報 特開2003−117827号公報 特開2002―283236号公報
しかし、従来のレンズ周縁加工においては、レンズの材質に拘わらず、レンズの加工時には洗浄水供給手段から洗浄水が常時供給されていたため、水が大量に消費されるていた。近年、水道代の上昇や省エネも伴って、水の消費の関心がより高まっている。このため、できる限り節水が望まれる。また、濾過装置を使用する際にも、汚れた水の排出を抑え、濾過効率/脱水効率を上げるために、加工時に使用される水の量を減らすことが望ましい。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、加工精度や加工屑の洗い流しの低下を損なうことなく、水の使用量を抑えることができる眼鏡レンズ周縁加工装置を提供することを技術課題とする。
本発明は上記課題を解決するために次のような構成を備えることを特徴とする。
(1) 眼鏡レンズの周縁を加工する粗砥石及び仕上げ砥石が配置された加工室と、砥石とレンズとの加工部分に向けて研削水を供給する研削水供給手段と、砥石によるレンズ加工時に研削屑が飛散される加工室の壁側に向けて洗浄水を供給する洗浄水供給手段と、レンズの材質を選択する材質選択手段と、を備える眼鏡レンズ周縁加工装置において、
前記材質選択手段の選択に基づいて前記研削水供給手段及び洗浄水供給手段の動作を制御する制御手段であって、プラスチックレンズが選択されたときには、前記研削水供給手段を制御して粗加工時及び仕上げ加工時に研削水を供給すると共に、前記洗浄水供給手段を制御して粗加工開始から最終加工終了までの加工途中又は最終加工終了時に一時的に洗浄水を供給するか、あるいは粗加工開始から最終加工終了まで洗浄水の供給を停止したままとする制御手段を備えることを特徴とする。
(2) (1)の眼鏡レンズ周縁加工装置において、前記制御手段は、ポリカーボネイトのレンズが選択されたときには、前記研削水供給手段を制御して粗加工段階及び艶だしの所定の仕上げ代を残した仕上げ加工段階では研削水の供給を停止し、艶だしの仕上げ加工段階では研削水を供給すると共に、前記洗浄水供給手段を制御して粗加工段階では洗浄水を供給し、研削水が供給されている艶だしの仕上げ加工段階では洗浄水の供給を停止したままとするか、又は艶だしの仕上げ加工開始から加工終了までの途中又は加工終了時に一時的に洗浄水を供給することを特徴とする。
(3) (1)の眼鏡レンズ周縁加工装置において、前記制御手段は、レンズ材質としてアクリルが選択されたときには、前記研削水供給手段を制御して、粗加工段階では研削水を供給し、艶だしの仕上げ代を残した仕上げ加工段階では研削水の供給を停止し、艶だしの仕上げ加工段階では研削水を供給すると共に、前記洗浄水供給手段を制御して、艶だしの仕上げ代を残した仕上げ加工段階では洗浄水を供給し、研削水が供給されている粗加工段階及び艶だしの仕上げ加工段階では洗浄水の供給を停止するか、加工終了までの加工途中又は加工時に一時的に洗浄水を供給することを特徴とする。
本発明によれば、加工精度や加工屑の洗い流しの低下を損なうことなく、水の使用量を抑えることができ、また、濾過装置の使用時には汚れた水の排出を抑え、濾過効率/脱水効率を向上できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る眼鏡レンズ周縁加工装置の外観構成を示す図である。1は眼鏡レンズ周縁加工装置本体である。装置本体1には眼鏡枠形状測定装置2が接続されている。眼鏡枠形状測定装置2としては、例えば、特開平5−212661号公報等に記載のものが使用できる。装置本体1上部には、加工の設定やスタート等を行うスイッチ部7と、加工条件やレンズの玉型等を表示するディスプレイ部5が備えられている。ディスプレイ部5は、タッチパネル機能が付与されており、加工情報等を表示する表示手段及びデータや加工条件等の入力のための入力手段を兼ねる。6は加工室用の開閉窓である。
装置本体1の下には、濾過装置である遠心分離機650を備える水処理装置3が配置されている。装置本体1で使用された研削水及び加工屑は、排水パイプ3aを介して水処理装置3に導かれる。
図2は装置本体1の筐体内に配置されるレンズ加工部の概略構成を示す斜視図である。加工装置本体1のベース170上にはキャリッジ部100が搭載され、キャリッジ101が持つレンズチャック軸(レンズ回転軸)102L,102Rに挟持された被加工レンズLEの周縁は、砥石スピンドル161aに取り付けられた砥石群162に圧接されて加工される。砥石群162は、プラスチック用粗砥石162a、ヤゲン形成用の溝及び平坦加工面を持つ仕上げ用砥石162b及び鏡面仕上げ用砥石162c、ガラス用粗砥石162dから構成される。砥石スピンドル(砥石回転軸)161aは、モータ160により回転される。仕上げ加工用砥石162bには、ヤゲン仕上げ加工と平仕上げ加工用の砥石が備えられ、鏡面仕上げ用砥石162cにもヤゲン仕上げ加工と平仕上げ加工用の砥石が備えられる。
キャリッジ101の左腕101Lにレンズチャック軸102Lが、右腕101Rにレンズチャック軸102Rが、それぞれ回転可能に同軸に保持されている。レンズチャック軸102Rは、右腕101Rに取り付けられたモータ110によりレンズチャック軸102L側に移動され、レンズLEが2つのレンズチャック軸102R,102Lにより保持される。また、2つのレンズチャック軸102R,102Lは、左腕101Lに取り付けられたモータ120により、ギヤ等の回転伝達機構を介して同期して回転される。
キャリッジ101は、レンズチャック軸102R,102L及び砥石スピンドル161aと平行に延びるシャフト103,104に沿って移動可能なX軸移動支基140に搭載されている。支基140の後部には、シャフト103と平行に延びる図示なきボールネジが取り付けられており、ボールネジはX軸移動用モータ145の回転軸に取り付けられている。モータ145の回転により、支基140と共にキャリッジ101がX軸方向に直線移動される。
また、支基140には、Y軸方向(レンズチャック軸102R,102Lと砥石スピンドル161aの軸間距離が変動される方向)に延びるシャフト156,157が固定されている。キャリッジ101はシャフト156,157に沿ってY軸方向に移動可能に支基140に搭載されている。支基140にはY軸移動用モータ150が固定されている。モータ150の回転はY軸方向に延びるボールネジ155に伝達され、ボールネジ155の回転によりキャリッジ101はY軸方向に移動される。
装置本体1の手前側に面取り・溝掘り機構部200が配置されている。面取り・溝掘り機構部200の構成を図3に基づいて説明する。アーム220に回転可能に取り付けられた回転軸230に、レンズ前面用面取り砥石221a、レンズ後面用面取り砥石221b、レンズ前面用鏡面面取り砥石223a、レンズ後面用鏡面面取り砥石223bが同軸に取り付けられている。また、回転軸230に、溝掘り砥石224が同軸に取り付けられている。回転軸230は、アーム220内のベルト等の回転伝達機構を介してモータ221により回転される。モータ221は、支基ブロック201から延びる固定板202に固定されている。また、固定板202にアーム回転用のモータ205が固定され、モータ205の回転により回転軸230が退避位置から、図3に示す加工位置に移動される。回転軸230の加工位置は、レンズチャック軸102R,Lと砥石スピンドル161aとの間で、両回転軸が位置する平面上で平行となる位置である。砥石群162によるレンズ周縁加工と同様に、モータ150によりY軸方向にレンズLEを移動させ、また、モータ145によりX軸方向にレンズLEを移動させることにより、レンズ周縁の面取り加工が行われる。また、同様にレンズ周縁の溝掘り加工が行われる。
図2において、キャリッジ101の上方には、レンズ前面のコバ位置(レンズ前面位置)を測定するレンズコバ位置測定部(レンズ形状測定部)300F、レンズ後面のコバ位置(レンズ後面位置)を測定するレンズコバ位置測定部(レンズ形状測定部)300Rが設けられている。レンズコバ位置測定部300F,300Rの構成は、特開2003−145328等に記載された周知のものが使用できるので、その説明は省略する。
次に、装置本体1に研削水、洗浄水を供給する水供給機構と、レンズ加工後に装置本体1から排水される研削水を濾過する濾過装置の機構を、図2及び図4に基づいて説明する。図4は、水供給機構と濾過装置の機構を説明する図である。
図2及び図4において、砥石群162が配置される加工室20の側壁には、砥石162とレンズLEの接触部分に研削水を噴射するノズル600が配置されている。ノズル600の噴出口は、噴出する研削水が砥石部162の表面を掠めるような方向に向けられている。また、加工室20の奥側(図4上の左側)の壁面21aには、加工室内を洗浄するための洗浄水が噴出されるノズル610が設けられている。ノズル610は、砥石162の位置より上に設けられている。ノズル610からの水は、主としてレンズ加工時に砥石162の回転に伴って壁面に飛散される加工屑を洗い流すように、下側に向けて噴射される。加工屑を含む排水は、加工室20の底面に設けられた排水口22から排水パイプ3aに導かれて排出される。
ノズル600にはチューブ601が接続され、チューブ601は電磁弁602を介して給水管9に接続されている。ノズル600、チューブ601及び電磁弁602等により、冷却用の研削水を供給する第1の水供給手段が構成される。また、ノズル610にはチューブ611が接続され、チューブ611は電磁弁612を介して給水管9に接続されている。給水管9は水道配管に接続されている。ノズル610、チューブ611及び電磁弁612等により、洗浄水を供給する第2の水供給手段が構成される。電磁弁602及び612は、後述する制御部50(図5参照)により、その開閉が制御される。なお、電磁弁602,612は、給水管9(水道水)の蛇口部分に設けられる構成であってもよい。
なお、ノズル610から噴出される洗浄水は、加工室20の壁面に付着した加工屑や底面に堆積した加工屑を洗い流す目的で噴出されるため、洗浄水はノズル610から広範囲に渡って拡散されるように噴出される。
次に、排水の濾過機構について説明する。水処理装置3の筐体640の内部には、排水の濾過機構となる遠心分離機650が配置されている。装置本体1からの排水オパイプ3aは、筐体640に取り付けられた排水管641に接続されている。排水管641は、遠心分離機650の回転中心に位置し、筐体640の天板(上面)に固定されている。また、水処理装置3は、筐体640に固定された水補集ケース642を有する。
遠心分離機650は、回転軸651と、回転軸651に固着された脱水槽652と、を有する。脱水槽652の底部は中央部分が周辺部分に比べて高くなる構成とされている。これにより、底部の高さが均一な場合に比較して、脱水槽652の重心高さが高くなり、回転時における脱水槽652の安定性が高められる。また、筐体640の下側には、駆動モータ653が取り付けられており、回転軸652を介して脱水槽652が回転可能に接続されている。
脱水槽652の上部には、加工屑を含む排水から水を分離して濾過するための環状のフィルタ654が配置されている。フィルタ654は、水は透過させるが、加工屑は透過しにくい程度のメッシュ構造を有する。フィルタ654は、円盤状の固定部材655により、脱水槽652の上部に固定されている。
脱水槽652の回転により、加工屑は脱水槽652の内壁に堆積され、研削水はフィルタ654を介して上側に弾き飛ばされる。脱水槽652の外側には、脱水槽652を取り囲むように水捕集ケース642が設けられている。水捕集ケース642で受け取られた水は、パイプ643を介して、一旦タンク630に入れられて、排水管8に導かれる。
遠心分離機650による排水の濾過動作を簡単に説明する。ここでは、駆動モータ653は予め回転しているものとする。加工装置本体1にて加工屑を含む水が加工室の排水口から、排水管641を通して遠心分離機650の脱水槽652内に流入される。脱水槽652は回転されているため、排水は脱水槽652の遠心力の影響を受ける。加工屑は、遠心力の作用により、脱水槽652の外周へと押しやられ、脱水槽652の外周から内周の方向へ溜まっていく。このとき、比重の重い(粒子の大きい)加工屑から分離された水は、脱水槽652への上方へと押しやられ、フィルタ654により濾過される。フィルタ654により、粒子の細かい加工屑から分離された水は、水捕集ケース642に集められる。水捕集ケース642内の水は、パイプ643、タンク630を介して排水管8から下水道へと排出される。
以上のようにして、加工装置本体1からの加工屑を含む排水が、遠心分離と濾過により、加工屑と水に分離され、浄化された水が下水道へと排出される。
図5は、加工装置本体1、遠心分離機650を含む水処理関連の制御系ブロック図である。加工装置本体1は、電源スイッチ60をONすることにより、電力が供給される。加工装置本体1に設けられた電源アウトレット61は、遠心分離機650の電源ケーブルが接続可能とされ、電源スイッチ60により遠心分離機650にも電力が供給される。また、加工装置本体1には、電磁弁602、612の電源ケーブルが接続される電源アウトレット62、63が設けられている。電源アウトレット62、63への電力供給ラインの途中には、それぞれリレースイッチ64、65が設けられている。電磁弁602、612のそれぞれの開閉駆動は、装置本体1の制御部50によるリレースイッチ64、65のON/OFFにより行われる。
また、遠心分離機650の制御部70は、信号接続口67を介して主制御部50と接続されている。制御部70はモータ653、レンズの加工枚数を表示するインジケータ72に接続されている。
以上のような構成を備える装置の動作を説明する。レンズの周縁加工に際して、操作者はレンズの加工条件を入力する。眼鏡枠形状測定部2により測定された眼鏡枠(ダミーレンズ、型板)の玉型データは、スイッチ部7が持つスイッチを押すことにより入力され、メモリ51に記憶される。ディスプレイ5の画面501には玉型図形が表示され、装用者の瞳孔間距離(PD値)、玉型の幾何中心に対する光学中心の高さ等のレイアウトデータを、ボタンキー502を指定して入力できる状態となる。また、材質選択ボタンキー503aによりレンズの材質としてプラスチック、ポリカーボネイト、トライベックス、アクリル、ガラス等が選択できる。また、ボタンキー503bにより、ヤゲン加工、平加工、溝掘り加工のモードを選択でき、ボタンキー503cにより鏡面加工の有無を選択でき、ボタンキー503dにより面取りの有無を選択できる。
次に、レンズの材質に応じた研削水及び洗浄水の供給について、図6の水供給のタイミングチャートに基づいて説明する。図6(a)はプラスチックの場合の供給タイミングを示したものであり、図6(b)はポリカーボネイトの場合の供給タイミングを示したものであり、図6(c)はアクリルの場合の供給タイミングを示したものである。なお、加工条件は、平仕上げ加工、溝掘り加工及び面取り加工が設定されているものとする。
<プラスチックレンズ加工>
前述の設定でレンズ材質としてプラスチックが選択されると、制御部50は、プラスチックレンズ加工用の加工制御プログラムをメモリ51から読み出し、その工程に従って、加工を開始する。
レンズLEがレンズチャック軸102L,102Rにチャッキングされた後、スイッチ部7のスタートスイッチが押されると、レンズコバ位置測定部300F,300Rにより玉型データに基づいてレンズ前面及びレンズ後面のコバ位置が測定される。
このとき、制御部50は、スタートスイッチの入力信号に基づいて、制御部70に加工工程が開始した情報(信号)を送る。制御部70は、制御部50からの信号に基づいて、駆動モータ653に指令信号を送り、脱水槽652の回転を開始させる。
レンズコバ位置測定が終了すると、粗加工工程に移る。レンズチャック軸102R,102Lに保持されたレンズLEが粗砥石162a上に位置するように、キャリッジ101のX軸方向の位置が制御された後、レンズLEの回転とキャリッジ101のY軸方向の位置が粗加工データに基づいて制御され、レンズLEの周縁が粗砥石162aにより加工される。レンズLEは回転させながら研削されることで、最終形状の玉型に仕上げ加工代を残した状態で加工される。
粗加工工程が終わると、仕上げ加工に移る。平仕上げ加工モードが設定されている場合は、仕上げ用砥石162bが持つ平仕上げ部分により、粗加工後のレンズ周縁が仕上げ加工される。溝掘り加工が設定されているときは、平仕上げ加工後、面取り・溝掘り機構部200が持つ溝掘り砥石224が加工位置に移動される。その後、溝掘り軌跡データ(ヤゲン軌跡データと同様な方法により演算される)に基づいて、キャリッジ101のX軸方向及びY軸方向の位置が制御され、溝掘り砥石224により平仕上げ加工面に溝が加工される。また、面取り加工が設定されているときは、さらにレンズ前面コバ及びレンズ後面コバが面取り・溝掘り機構部200が持つ用面取り砥石221a,221bによりそれぞれ加工される。
なお、ヤゲン加工モードが設定されているときには、ヤゲン軌跡データに基づいてキャリッジ101のX軸方向及びY軸方向の位置が制御され、仕上げ用砥石162bが持つヤゲン溝により粗加工後のレンズ周縁が仕上げ加工される。ヤゲン軌跡データは、レンズ前面及び後面のコバ位置測定と玉型データとに基づいて周知の方法により演算される。
上記のような加工工程において、レンズ材質としてプラスチックが選択された場合、図6(a)のように、制御部50により、粗加工開始信号に基づいて粗加工開始時に電磁弁602が開けられ、ノズル600から研削水の供給が開始される。プラスチックレンズでは、レンズの加工箇所を冷却しながら加工することにより、砥石及びレンズ面への加工屑の付着を防止し、精度よく加工できる。研削水は、基本的に各砥石による加工時に常時供給される(各工程に移る際に一時的に供給を停止する場合も含む)。そして、最終加工の加工終了信号に基づいて研削水の供給が停止される。溝掘り及び面取りが設定されておらず、仕上げ加工までの設定では、仕上げ加工終了信号に基づいて研削水の供給が停止される。
一方、ノズル610からの洗浄水については、粗加工開始信号があっても洗浄水の供給は開始されず、図6(a)で示されるように、最終加工工程の終了時(終了前後も含む)、電磁弁602が開けられ、一定時間t1(例えば、5秒程)だけ一時的に洗浄水が供給される。例えば、最終加工の加工段階の進行により、残りの加工が一定量になったときの信号に基づいて洗浄水の供給が開始され、加工終了信号に基づいて洗浄水の供給が停止される。
プラスチックレンズの場合、砥石により加工室20の壁21a側に飛散される加工屑は粉状となり、加工室20の底面に落ちた粉状の加工屑はノズル600から供給される研削水に溶けて流される。このため、ノズル610からの洗浄水の供給が無くても、加工室20の底部の排水口22が詰まることなく、排水パイプ3aから排出される。
なお、プラスチックレンズの場合には、砥石による全加工工程においてノズル610からの洗浄水の供給が停止されていてもよいが、加工室20の壁21aの清掃用として、上記のようにレンズ加工終了の段階で洗浄水が供給されることが好ましい。または、加工終了時の加工終了信号に基づいて洗浄水の供給が停止され、制御部50により計測される一定時間t1後に洗浄水の供給が停止されるようにしても良い。あるいは、各加工工程の移行信号に基づいて洗浄水の供給が開始され、一定時間t1後に洗浄水の供給が停止されるように、加工途中の段階で一時的に洗浄水が供給されるようにし、加工室の清掃が行われるようにしても良い。
上記のように、プラスチックレンズの加工においては、ノズル610からの洗浄水が停止又は短い時間の間だけ一時的に供給される構成としたので、水の使用量を大幅に節約できる。また、レンズ加工の間に遠心分離機650に投入される水の量が減ったことにより、遠心分離機650による加工屑と水との分離の濾過効率、脱水効率も向上される。さらに、下水に流される使用済みの水の量を減らすこともできる。
<ポリカーボネイトレンズ加工>
前述の設定でレンズLEの材質としてポリカーボネイトとが選択されると、制御部50は、ポリカーボネイトレンズ加工用の加工制御プログラムをメモリ51から読み出し、その工程に従って、加工を開始する。先と同様の工程は説明を省略する。
熱可塑性のポリカーボネイトレンズにおいては、レンズ周縁加工時に熱を必要とするため、研削水の供給が停止された状態で加工される段階と、加工部分の焼けを除去して加工面をきれいに仕上げるために、研削水が供給されて加工される段階に分けて行われる。
図6(b)に示すように、レンズコバ位置測定後、ノズル600からの研削水の供給が停止された状態で、粗加工砥石162aによる粗加工、仕上げ砥石162bによる第1段階の仕上げ加工、溝掘り砥石224による第1段階の溝掘り加工、及び面取り砥石221a,221bによる第1段階の面取り加工が行われる。第1段階の仕上げ加工、溝掘り加工及び面取り加工は、それぞれ第2段階の艶出しの仕上げ代を残して加工される。第1段階の面取り加工が終了すると、続いて第2段階の面取り加工、仕上げ加工及び溝掘り加工が行われる。この第2段階の各加工工程においては、その加工工程の開始信号に基づいて制御部50により電磁弁602が開けられ、ノズル600から研削水の供給が行われる。第2段階の仕上げ加工は、仕上げ加工データとなる玉型に基づいてキャリッジ101のY軸方向の移動が制御され、レンズLEが一定の回転速度で1回転又は2回転されて終了する。ポリカーボネイトの第2段階の仕上げ加工では、研削水が供給されることにより加工面の熱が下げられ、艶を持つきれいな面に仕上げられる。第2段階の溝掘り加工及び面取り加工においても、同様に、レンズLEが一定の回転速度で1回転又は2回転される。研削水が供給されることにより、艶を持つきれいな面に加工される。
このように、熱可塑性樹脂であるポリカーボネイトにおいては、粗加工及び第1段階の各加工では、加工箇所の温度が高くなければ精度よく加工できないため、研削水は停止されている。一方、ポリカーボネイトの加工屑は、プラスチックの場合と異なり、加工室20の壁面21a等に付着して塊となりやすく、また、加工屑の塊が加工室20の底面に堆積しやすい。そのまま加工屑の塊が排水口22に堆積してしまうと、排水口22が詰まってしまうこともある。これを防止するため、粗加工開始から第1段階の面取り加工終了まで(ノズル600から研削水が供給されている間)、ノズル610からら洗浄水が供給されるように、電磁弁612の開閉が制御部50により制御される。そして、第2段階の仕上げ加工が開始され、ノズル600から研削水が供給されるようになると、ノズル610からら洗浄水の供給が停止される。第2段階の仕上げ加工、溝掘り加工及び面取り加工においては、ほとんど加工屑が発生しないため、加工屑の堆積や排水口22が詰まってしまう状態は発生しない。またさらに、少なくとも粗加工段階では洗浄水が供給されるが、第1段階の仕上げ加工、溝掘り加工及び面取り加工においても加工屑の発生は多くないので、この段階から洗浄水の供給が停止されるようにしても良い。洗浄水の供給停止は、粗加工終了信号に基づいて行うことができる。
このように洗浄水の供給を停止することにより、水の使用量を節約できる。また、装置本体1からの排水の量が減るため、遠心分離機650による濾過効率及び脱水効率も向上される。なお、プラスチックレンズの場合と同様に、最終加工工程の終了時又は終了前後に一定時間t2(5秒など)の間、水の使用量に大きく影響しない程度で、加工室20の清掃用に一時期的にノズル610からの洗浄水を供給するようにしても良い。
なお、トライベックスはポリカーボネイトと同様に、加工時に熱を必要とする熱可塑性樹脂であり、ポリカーボネイトとほぼ同様な加工シーケンスでよい材質であるので、レンズ材質としてトライベックスが選択された場合も、ポリカーボネイトと同様に研削水及び洗浄水の供給が制御される。
<アクリルレンズ>
ポリカーボネイトの場合との相違点を中心に説明する。アクリルはポリカーボネイトより融点が低いため、粗加工工程時に研削水が供給される。その後は、研削水の供給無しの第1段階の仕上げ加工、溝掘り加工、面取り加工が行われた後、加工面の焼けをきれいにして艶を出すために研削水が供給される第2段階の面取り加工、仕上げ加工、溝掘り加工が行われる。洗浄水については、粗加工工程時に研削水が供給されているので、この間は洗浄水の供給が停止される。そして、研削水の供給無しの第1段階の仕上げ加工、溝掘り加工、面取り加工の間は、飛散された加工屑を洗い流すために、洗浄水が供給される。艶出しの第2段階の面取り加工、仕上げ加工、溝掘り加工の間は洗浄水の供給が停止される。
以上のようにして、一連の加工工程において、各加工段階の加工開始及び加工終了の信号に基づいて、研削水と洗浄水の供給の開始/停止が制御されると共に、レンズLEの素材に応じて研削水と洗浄水の供給パターンが変更されることにより、装置本体1で用いられる水の使用量が低減される。これにより、水道コストが低減されると共に、下水道への排水量も低減される。
また、1枚の被加工レンズLE辺りの排水量が減少されるため、排水に含まれる加工屑の密度が上がって、遠心分離機650により排水と加工屑の遠心分離効率が向上される。これにより、下水道に排出する排水に含まれる加工屑が減少される。
なお、レンズ材質としてガラスが選択された場合は、従来と同様に、基本的に粗加工時及び仕上げ加工時に研削水が供給されると共に洗浄水も供給される。ガラスレンズの加工の場合、砥石の回転によってガラスの加工屑はカケラとなって加工室20の壁面21aに飛ばされる。洗浄水が壁面に流されていない場合、加工屑のカケラが壁面で跳ね返って加工室の全体に飛び散り、開閉窓6にも付着したりする。レンズ加工中に、作業者が開閉窓6を開けてしまうと、ガラスのカケラが外へ飛び出る可能性もある。このため、ガラスの場合には、従来と同様に、レンズ加工時に研削水及び洗浄水の両方が常時供給されることが好ましい。
以上では、粗加工、仕上げ加工に加えて溝掘り加工及び面取り加工が設定されている場合の例を説明したが、溝掘り及び面取りが設定されておらず、仕上げ砥石162bによる仕上げ加工までの設定では、上記の最終加工終了は仕上げ加工段階までとして制御される。
次に、図1に示した装置構成の変容例を図7により説明する。図7に装置構成においては、プラスチックレンズ(特に高屈折プラスチックレンズ)の加工時に発生する悪臭を取り除くための脱臭装置700を付加した例である。説明の簡便のため、先に説明した要素は模式的に図示している。
図7において、装置本体1の加工室20に排気管701が接続され、排気管701の他方の端は脱臭フィルタ705、排気ファン707が配置された脱臭室703に接続されている。排気ファン707が回転されることにより、排気管701を介して加工室20内の悪臭を含む空気が吸引さる。脱臭フィルタ705によって悪臭が軽減された空気は、排気ファン707の後から外へ排出される。
また、図7における水処理装置3の水供給機構は循環式であり、洗浄水を兼ねる研削水を蓄えるタンク630が配置され、図1の電磁弁602に代えて吸引ポンプ670と、電磁弁612に代えて吸引ポンプ672が設けられている。吸引ポンプ670によりタンク内の水がチューブ601を介してノズル600に供給される。また、吸引ポンプ672によりタンク内の水がチューブ611を介してノズル610に供給される。吸引ポンプ670の電源ケーブルは本体1の電源アウトレット62に接続されている。一方、電源アウトレット63は、脱臭装置700の電源インレット710とケーブルで接続されている。そして、吸引ポンプ672の電源ケーブルは脱臭装置700の電源アウトレット714に接続され、電源インレット710と電源アウトレット714とはリレースイッチ712により接続されている。また、リレースイッチ712には時間を計測するタイマー716が接続され、装置本体1からの電力供給が開始された時点でタイマー716が作動される。タイマー716の作動により排気ファン707が駆動され、予め設定された時間(Ta)が過ぎると、タイマー716により排気ファン707の駆動が停止される。なお、脱臭装置700の電力は本体1からでなく、別の電源から入力される。また、遠心分離機650の電源ケーブルは装置本体1に設けられた電源アウトレット61に接続され、図1の場合と同様に、装置本体1から遠心分離機650に電力が入力される。なお、遠心分離機650の電源ケーブルは別の電源から入力されてもよい。
上記のような構成において、脱臭装置700の駆動と水供給の動作を、図8を使用して説明する。図8は、悪臭が発生しやすい高屈折プラスチックレンズの場合の水供給のタイミングチャートである。加工条件は、図6(a)の場合と同様に、平仕上げ加工、溝掘り加工及び面取り加工のモードが設定されているものとする。
レンズ材質として高屈折プラスチックが選択されると、制御部50は、その加工制御プログラムをメモリ51から読み出し、その工程に従って、加工を開始する。レンズ形状測定後、前述と同様に、粗砥石162aによる粗加工、仕上げ砥石162bによる仕上げ加工、溝掘り砥石224による溝加工及び面取り砥石による面取り加工が順番に行われる。粗加工開始に伴って、吸引ポンプ670が駆動され、面取り加工の終了までノズル600から研削水が供給される。一方、粗加工の開始時に脱臭装置700を駆動するために、洗浄水供給用のポンプ672を駆動するためのリレースイッチ65が一時的(時間は短くても良い)にONされる。リレースイッチ65がONされることにより、リレースイッチ712を介してポンプ672が駆動され、洗浄水がノズル610から一時的に供給される。
リレースイッチ712に電力が供給されることにより、タイマー716に信号が送られ、排気ファン707の駆動が開始される。タイマー716はリレースイッチ65がOFFされ、電源インレット710からの電力の供給が停止した時刻T1からの時間を計測する。タイマー716は予め設定された時間Taが経過すると、排気ファン707の駆動を停止するように設定されている。また、制御部50もリレースイッチ65をOFFした時刻T1からの時間を計測する。
ここで、レンズ加工中にリレースイッチ65がOFFされた時刻T1から時間Taが経過すると、タイマー716により脱臭装置700(排気ファン707)が停止されてしまう。そこで、脱臭装置700を継続して駆動するために、時刻T1から時間Taが経過してもレンズ加工が終了していないときは(時間Taよりもレンズ加工が長くかかるときは)、再び、リレースイッチ65がONされ、リレースイッチ712を介してポンプ672に電力が一時的に供給される。これにより、タイマー716の時間計測がリセットされる。そして、リレースイッチ65がOFFされた時刻T2から再び時間が計測される。そして、レンズ加工の終了時又は終了前後には、図6の場合と同様に、加工室20の清掃用に一定時間t1(例えば、5秒)の間でポンプ672が駆動され、ノズル610から洗浄水が供給される。このとき、リレースイッチ65がOFFされると、タイマー716の時間計測がリセットされ、リレースイッチ65がOFFされた時刻T3から時間Taが経過するまで脱臭装置700が駆動される。レンズ加工終了後も脱臭装置700が駆動されることにより、加工室20の臭いが除去される。なお、時間Taは変更可能である。装置本体1側の制御部50が記憶する時間Taはディスプレイ部5に表示される所定の設定画面により変更できる。脱臭装置700側の時間Taは、タイマー716が持つ時間変更機能で変更できる。
このように、装置本体1から脱臭装置700を動作させるための制御信号を入力できないときに、洗浄水を供給する電磁弁612又は吸引ポンプ672を駆動する電力供給ラインを利用する装置においては、上記のような洗浄水の供給制御をすることにより、脱臭装置700の機能低下を防ぐことができる。
図7及び図8は、脱臭装置700を使用した例であるが、装置本体1に遠心分離機650用の電源アウトレット61が設けられていない場合には、脱臭装置700に代えて遠心分離機650を同様に使用することができる。この場合、遠心分離機650にタイマー716を持たせ、図8と同一の制御をすれば良い。
なお、以上の実施形態で説明した研削水や洗浄水の供給停止は、水の使用量に影響しない程度に僅かにノズル600、610から噴出させる構成も含むものとする。また、本実施形態では、ノズル610から噴出される水は、主に壁側21aを洗浄するために用いられる洗浄水としたがこれに限るものではない。加工室の底面であってもよい。
眼鏡レンズ周縁加工装置の外観構成を示す図である。 装置本体1の筐体内に配置されるレンズ加工部の概略構成を示す斜視図である。 面取り・溝掘り機構部200の構成を示す図である。 水供給機構と濾過装置の機構を説明する図である。 加工装置本体1、遠心分離機650を含む水処理関連の制御系ブロック図である。 水供給のタイミングチャートである。 装置構成の変容例を示す図である。 脱臭装置700の駆動と水供給の動作を示すタイミングチャートである。
符号の説明
1 加工装置本体
2 眼鏡枠形状測定装置
3 水処理装置
7 スイッチ部
20 加工室
50、70 制御部
600、610 ノズル
602、612 電磁弁
670、672 吸引ポンプ
630 タンク
650 遠心分離機
700 脱臭装置

Claims (3)

  1. 眼鏡レンズの周縁を加工する粗砥石及び仕上げ砥石が配置された加工室と、砥石とレンズとの加工部分に向けて研削水を供給する研削水供給手段と、砥石によるレンズ加工時に研削屑が飛散される加工室の壁側に向けて洗浄水を供給する洗浄水供給手段と、レンズの材質を選択する材質選択手段と、を備える眼鏡レンズ周縁加工装置において、
    前記材質選択手段の選択に基づいて前記研削水供給手段及び洗浄水供給手段の動作を制御する制御手段であって、プラスチックレンズが選択されたときには、前記研削水供給手段を制御して粗加工時及び仕上げ加工時に研削水を供給すると共に、前記洗浄水供給手段を制御して粗加工開始から最終加工終了までの加工途中又は最終加工終了時に一時的に洗浄水を供給するか、あるいは粗加工開始から最終加工終了まで洗浄水の供給を停止したままとする制御手段を備えることを特徴とする眼鏡レンズ周縁加工装置。
  2. 請求項1の眼鏡レンズ周縁加工装置において、前記制御手段は、ポリカーボネイトのレンズが選択されたときには、前記研削水供給手段を制御して粗加工段階及び艶だしの所定の仕上げ代を残した仕上げ加工段階では研削水の供給を停止し、艶だしの仕上げ加工段階では研削水を供給すると共に、前記洗浄水供給手段を制御して粗加工段階では洗浄水を供給し、研削水が供給されている艶だしの仕上げ加工段階では洗浄水の供給を停止したままとするか、又は艶だしの仕上げ加工開始から加工終了までの途中又は加工終了時に一時的に洗浄水を供給することを特徴とする眼鏡レンズ周縁加工装置。
  3. 請求項1の眼鏡レンズ周縁加工装置において、前記制御手段は、レンズ材質としてアクリルが選択されたときには、前記研削水供給手段を制御して、粗加工段階では研削水を供給し、艶だしの仕上げ代を残した仕上げ加工段階では研削水の供給を停止し、艶だしの仕上げ加工段階では研削水を供給すると共に、前記洗浄水供給手段を制御して、艶だしの仕上げ代を残した仕上げ加工段階では洗浄水を供給し、研削水が供給されている粗加工段階及び艶だしの仕上げ加工段階では洗浄水の供給を停止するか、加工終了までの加工途中又は加工時に一時的に洗浄水を供給することを特徴とする眼鏡レンズ周縁加工装置。
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