JP5057064B2 - アルキルピペラジノアルキルシラン化合物の製造方法 - Google Patents

アルキルピペラジノアルキルシラン化合物の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、シランカップリング剤、表面処理剤、繊維処理剤、接着剤、塗料添加剤等に有用なアルキルピペラジノアルキルシラン化合物の製造方法に関するものである。
従来、アミノアルキルシラン化合物は、シランカップリング剤、表面処理剤、繊維処理剤、接着剤、塗料添加剤等に有用であることが知られている。特に、高分子材料の機械的特性や耐熱性を向上させる目的で無機材料(例えばガラス繊維、金属、酸化物充填剤)を添加する場合、シランカップリング剤を用いることで、高分子材料と無機材料との密着性向上や無機材料の分散状態が良くなることが知られており、期待される添加効果がより高くなることが知られている。
しかし、上記アミノアルキルシラン化合物が窒素原子に結合した活性な水素原子を有する場合、その窒素原子と反応する官能基、例えば、イソシアネート基、エポキシ基、酸無水物を有する高分子材料と混合又は保存する際に反応してしまい、シラン処理した無機材料が十分に分散できなかったり、高分子材料が高架橋し高分子材料の粘度が上がったり、硬化するといった問題が生ずる。
これらを解決するためには、活性な水素原子を有さない3級アミノ基のみを有するアミノアルキルシラン化合物が必要である。活性な水素原子を有する、即ち1級又は2級アミノ基を有する化合物が含まれる場合は上記の問題が発生するため、2級アミノ基を有するシラン化合物の含量は少ないほど良い。
また、アミノアルキルシラン化合物の中でもピペラジン環のように環状構造を有するシラン化合物は、鎖状構造に比べ安定な構造を有しており、これらによって処理された無機材料を高分子材料中に添加することで、より機械的特性や耐熱性が向上した高分子材料が得られることが期待される。よって、3級アミノ基のみを有するピペラジン環含有シラン化合物を用いることで、高分子材料の適応範囲が広く、高い物性の向上が期待できる。
3級アミノ基のみを有するピペラジン環含有シラン化合物、即ち、4−アルキルピペラジノアルキルシラン化合物の製造方法としては、アミノアルキルシランと1−アルキルピペラジンのパラジウムブラックを触媒とした製造法(特許文献1:米国特許第5,300,641号明細書)が提案されている。しかし、高価なパラジウムを大量に使用し、反応の選択性も非常に低く、製造する際に高温が必要であるなど工業的にも不利である。貴金属触媒を用いない製造法としては、クロロアルキルシランと1−アルキルピペラジンとのトリエチルアミンを用いた脱塩酸反応による製造法(非特許文献1:Latvijas PSR Zinatnu Akademijas Vestis, Kimijas Serija (1978), (2), 207−11)が知られている。しかし、このトリエチルアミンを用いる製造法では、4−アルキルピペラジノアルキルシラン化合物の収率が30%と非常に低いといった問題があり、触媒を用いずに高収率で高純度の4−アルキルピペラジノアルキルシラン化合物が得られる製造法が望まれていた。
米国特許第5,300,641号明細書 Latvijas PSR Zinatnu Akademijas Vestis, Kimijas Serija (1978), (2), 207−11
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、高純度の4−アルキルピペラジノアルキルシラン化合物を収率よく効率的に製造する方法を提供することを目的とする。
即ち、本発明は、下記の高純度4−アルキルピペラジノアルキルシラン化合物の製造方法を提供する。
請求項1:
下記一般式(1)
Figure 0005057064
(式中、R1は炭素数1〜3の置換又は非置換のアルキル基である。)
で示されるアルキルピペラジン化合物と下記一般式(2)
Figure 0005057064
(式中、Xはハロゲン原子である。R 3は炭素数1〜3の置換又は非置換のアルキル基であって、各々同一又は異なっていてもよい。mは1〜3の整数である。)
で示されるハロゲン化アルキルアルコキシシラン化合物の反応において、一般式(2)の化合物に対して2倍モル以上の一般式(1)の化合物を用いると共に、反応温度を0〜200℃とすることを特徴とする下記一般式(3)
Figure 0005057064
(式中、 1 びR3は炭素数1〜3の置換又は非置換のアルキル基であって、各々同一又は異なっていてもよい。mは1〜3の整数である。)
で示される有機ケイ素化合物の製造方法。
請求項
沸点が140℃以下の溶媒存在下に反応を行うことを特徴とする請求項1記載の有機ケイ素化合物の製造方法。
本発明によれば、シランカップリング剤、表面処理剤、繊維処理剤、接着剤、塗料添加剤等に有用な高純度の4−アルキルピペラジノアルキルシラン化合物をハロゲン化アルキルシラン化合物と特定のアミン化合物との反応により収率よく製造することができる。
以下、本発明について更に詳しく説明する。
本発明の4−アルキルピペラジノアルキルシラン化合物は、アルキルピペラジン化合物とハロゲン化アルキルアルコキシシラン化合物を反応することで得られる。原料に用いられるアルキルピペラジンは、下記一般式(1)
Figure 0005057064
(式中、R1は炭素数1〜3の置換又は非置換のアルキル基である。)
で示される化合物である。
ここで、R1はメチル基、エチル基、プロピル基が挙げられ、このような化合物は、1−メチルピペラジン、1−エチルピペラジン、1−プロピルピペラジンである。
また、原料として用いられるハロゲン化アルキルアルコキシシラン化合物は、下記一般式(2)
Figure 0005057064
(式中、Xはハロゲン原子である。R2及びR3は炭素数1〜3の置換又は非置換のアルキル基であって、各々同一又は異なっていてもよい。mは1〜3の整数である。nは0〜2の整数である。)
で示される化合物である。
ここで、Xは塩素、臭素、ヨウ素が挙げられ、R2及びR3はメチル基、エチル基、プロピル基が挙げられる。
このようなハロゲン化アルキルアルコキシシラン化合物として具体的には、3−クロロプロピルトリメトキシシラン、3−クロロプロピルトリエトキシシラン、3−クロロプロピルメチルジメトキシシラン、3−クロロプロピルメチルジエトキシシラン、3−クロロプロピルジメチルメトキシシラン、3−クロロプロピルジメチルエトキシシラン、2−クロロエチルトリメトキシシラン、2−クロロエチルトリエトキシシラン、2−クロロエチルメチルジメトキシシラン、2−クロロエチルメチルジエトキシシラン、2−クロロエチルジメチルメトキシシラン、2−クロロエチルジメチルエトキシシラン、クロロメチルトリメトキシシラン、クロロメチルトリエトキシシラン、クロロメチルメチルジメトキシシラン、クロロメチルメチルジエトキシシラン、クロロメチルジメチルメトキシシラン、クロロメチルジメチルエトキシシラン、3−ブロモプロピルトリメトキシシラン、3−ブロモプロピルトリエトキシシラン、3−ブロモプロピルメチルジメトキシシラン、3−ブロモプロピルメチルジエトキシシラン、3−ブロモプロピルジメチルメトキシシラン、3−ブロモプロピルジメチルエトキシシラン、2−ブロモエチルトリメトキシシラン、2−ブロモエチルトリエトキシシラン、2−ブロモエチルメチルジメトキシシラン、2−ブロモエチルメチルジエトキシシラン、2−ブロモエチルジメチルメトキシシラン、2−ブロモエチルジメチルエトキシシラン、ブロモメチルトリメトキシシラン、ブロモメチルトリエトキシシラン、ブロモメチルメチルジメトキシシラン、ブロモメチルメチルジエトキシシラン、ブロモメチルジメチルメトキシシラン、ブロモメチルジメチルエトキシシラン、3−ヨードプロピルトリメトキシシラン、3−ヨードプロピルトリエトキシシラン、3−ヨードプロピルメチルジメトキシシラン、3−ヨードプロピルメチルジエトキシシラン、3−ヨードプロピルジメチルメトキシシラン、3−ヨードプロピルジメチルエトキシシラン、2−ヨードエチルトリメトキシシラン、2−ヨードエチルトリエトキシシラン、2−ヨードエチルメチルジメトキシシラン、2−ヨードエチルメチルジエトキシシラン、2−ヨードエチルジメチルメトキシシラン、2−ヨードエチルジメチルエトキシシラン、ヨードメチルトリメトキシシラン、ヨードメチルトリエトキシシラン、ヨードメチルメチルジメトキシシラン、ヨードメチルメチルジエトキシシラン、ヨードメチルジメチルメトキシシラン、ヨードメチルジメチルエトキシシラン等が挙げられる。
上記一般式(1)の化合物の使用量は、他の塩基を用いない場合、反応性及び生産性の点から一般式(2)の化合物1モルに対して2モル以上、特に2〜5モルの範囲が好ましく、2〜3モルの範囲がより好ましい。
また、pKaが11以上の3級アミン化合物を用いることで、一般式(1)の化合物の使用量を低減することもできる。pKaが11未満の3級アミン化合物を用いた場合、反応中に一般式(1)の化合物が塩酸塩として消費されるため好ましくない。pKaが11以上の3級アミン化合物を用いる場合の一般式(1)の化合物の使用量は、反応性及び生産性の点から一般式(2)の化合物1モルに対して1モル以上、特に1〜2モルの範囲が好ましい。なお、pKaが11以上の3級アミン化合物は、反応性及び生産性の点から一般式(2)の化合物1モルに対して1モル以上、特に1〜3モルの範囲が好ましい。
ここで、pKaが11以上の3級アミン化合物とは、例えば、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン等のアミジン類が挙げられる。
得られる4−アルキルピペラジノアルキルシラン化合物は、下記一般式(3)
Figure 0005057064
(式中、R1、R2及びR3は炭素数1〜3の置換又は非置換のアルキル基であって、各々同一又は異なっていてもよい。mは1〜3の整数である。nは0〜2の整数である。)
で示される。
ここで、R1、R2及びR3として具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基等のアルキル基が挙げられる。
このような4−アルキルピペラジノアルキルアルコキシシラン化合物として具体的には、3−(4−メチルピペラジノ)プロピルトリメトキシシラン、3−(4−メチルピペラジノ)プロピルトリエトキシシラン、3−(4−メチルピペラジノ)プロピルメチルジメトキシシラン、3−(4−メチルピペラジノ)プロピルメチルジエトキシシラン、3−(4−メチルピペラジノ)プロピルジメチルメトキシシラン、3−(4−メチルピペラジノ)プロピルジメチルエトキシシラン、2−(4−メチルピペラジノ)エチルトリメトキシシラン、2−(4−メチルピペラジノ)エチルトリエトキシシラン、2−(4−メチルピペラジノ)エチルメチルジメトキシシラン、2−(4−メチルピペラジノ)エチルメチルジエトキシシラン、2−(4−メチルピペラジノ)エチルジメチルメトキシシラン、2−(4−メチルピペラジノ)エチルジメチルエトキシシラン、4−メチルピペラジノメチルトリメトキシシラン、4−メチルピペラジノメチルトリエトキシシラン、4−メチルピペラジノメチルメチルジメトキシシラン、4−メチルピペラジノメチルメチルジエトキシシラン、4−メチルピペラジノメチルジメチルメトキシシラン、4−メチルピペラジノメチルジメチルエトキシシラン、3−(4−エチルピペラジノ)プロピルトリメトキシシラン、3−(4−エチルピペラジノ)プロピルトリエトキシシラン、3−(4−エチルピペラジノ)プロピルメチルジメトキシシラン、3−(4−エチルピペラジノ)プロピルメチルジエトキシシラン、3−(4−エチルピペラジノ)プロピルジメチルメトキシシラン、3−(4−エチルピペラジノ)プロピルジメチルエトキシシラン、2−(4−エチルピペラジノ)エチルトリメトキシシラン、2−(4−エチルピペラジノ)エチルトリエトキシシラン、2−(4−エチルピペラジノ)エチルメチルジメトキシシラン、2−(4−エチルピペラジノ)エチルメチルジエトキシシラン、2−(4−エチルピペラジノ)エチルジメチルメトキシシラン、2−(4−エチルピペラジノ)エチルジメチルエトキシシラン、4−エチルピペラジノメチルトリメトキシシラン、4−エチルピペラジノメチルトリエトキシシラン、4−エチルピペラジノメチルメチルジメトキシシラン、4−エチルピペラジノメチルメチルジエトキシシラン、4−エチルピペラジノメチルジメチルメトキシシラン、4−エチルピペラジノメチルジメチルエトキシシラン、3−(4−プロピルピペラジノ)プロピルトリメトキシシラン、3−(4−プロピルピペラジノ)プロピルトリエトキシシラン、3−(4−プロピルピペラジノ)プロピルメチルジメトキシシラン、3−(4−プロピルピペラジノ)プロピルメチルジエトキシシラン、3−(4−プロピルピペラジノ)プロピルジメチルメトキシシラン、3−(4−プロピルピペラジノ)プロピルジメチルエトキシシラン、2−(4−プロピルピペラジノ)エチルトリメトキシシラン、2−(4−プロピルピペラジノ)エチルトリエトキシシラン、2−(4−プロピルピペラジノ)エチルメチルジメトキシシラン、2−(4−プロピルピペラジノ)エチルメチルジエトキシシラン、2−(4−プロピルピペラジノ)エチルジメチルメトキシシラン、2−(4−プロピルピペラジノ)エチルジメチルエトキシシラン、4−プロピルピペラジノメチルトリメトキシシラン、4−プロピルピペラジノメチルトリエトキシシラン、4−プロピルピペラジノメチルメチルジメトキシシラン、4−プロピルピペラジノメチルメチルジエトキシシラン、4−プロピルピペラジノメチルジメチルメトキシシラン、4−プロピルピペラジノメチルジメチルエトキシシラン等が挙げられる。
また、本反応においては、触媒として相間移動触媒を用いることもできる。相間移動触媒としては、ハロゲン化4級アンモニウム化合物、ハロゲン化4級ホスホニウム化合物、クラウンエーテル等が挙げられ、具体的には、塩化テトラメチルアンモニウム、塩化テトラエチルアンモニウム、塩化テトラプロピルアンモニウム、塩化テトラブチルアンモニウム、塩化トリオクチルメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ベンジルトリメチルアンモニウム、塩化テトラブチルホスホニウム、塩化テトラフェニルホスホニウム、臭化テトラメチルアンモニウム、臭化テトラエチルアンモニウム、臭化テトラプロピルアンモニウム、臭化テトラブチルアンモニウム、臭化トリオクチルメチルアンモニウム、臭化セチルトリメチルアンモニウム、臭化ベンジルトリメチルアンモニウム、臭化テトラブチルホスホニウム、臭化テトラフェニルホスホニウム、ヨウ化テトラメチルアンモニウム、ヨウ化テトラエチルアンモニウム、ヨウ化テトラプロピルアンモニウム、ヨウ化テトラブチルアンモニウム、ヨウ化トリオクチルメチルアンモニウム、ヨウ化セチルトリメチルアンモニウム、ヨウ化ベンジルトリメチルアンモニウム、ヨウ化テトラブチルホスホニウム、ヨウ化テトラフェニルホスホニウム等が挙げられる。
上記相間移動触媒の使用量は特に限定されないが、触媒量であり、反応性及び生産性の点から、上記一般式(2)で示されるハロゲン化アルキルアルコキシシラン化合物1モルに対し、0.001〜0.1モル、特に0.003〜0.05モルの範囲が好ましい。触媒が0.001モル未満であると、触媒の十分な効果が発現しない可能性があり、0.1モルを超えると、触媒の量に見合うだけの反応促進効果がみられない可能性がある。
上記反応の反応温度は0〜200℃、更に好ましくは0〜140℃、特に好ましくは80〜140℃である。
これまで認識されていなかったが、製造法を検討する段階で、製造中の副反応として、目的物の窒素原子に結合したアルキル基が脱離した化合物、即ちピペラジノアルキルシラン化合物が生成することが分かった。これら脱アルキル化したピペラジノアルキルシラン化合物は、目的物である4−アルキルピペラジノアルキルシラン化合物の近沸成分であり、蒸留等の精製方法では分離は困難である。生成したピペラジノアルキルシラン化合物は2級アミノ基を有しており、前述したように含量は少ないほど良く、ピペラジノアルキルシラン化合物が1質量%以上含まれると次工程の使用上等問題を生じることがある。この副生物の生成は、反応温度の影響を受け易く、反応温度を高くした場合、ピペラジノアルキルシラン化合物の生成が促進され好ましくなく、特に反応温度が200℃を超える場合、ピペラジノアルキルシラン化合物が4−アルキルピペラジノアルキルシラン化合物に対して1質量%以上生成するため好ましくない。また、温度を低くすると反応速度が低下するため、高収率で目的物を得るために製造に長時間を有するため好ましくない。従って、上記反応温度とすることが好ましい。
なお、上記反応は無溶媒でも進行するが、溶媒を用いることもできる。用い得る溶媒としては、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、イソオクタン、ベンゼン、トルエン、キシレン等の炭化水素系溶媒、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル系溶媒、メタノール、エタノール等のアルコール系溶媒、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル系溶媒、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド等の非プロトン性極性溶媒、ジクロロメタン、クロロホルム等の塩素化炭化水素系溶媒等が挙げられ、これらの溶媒は1種を単独で使用してもよく、また2種以上を混合して使用してもよい。沸点が140℃以下の溶媒を用いる場合、反応温度の過剰な上昇を防止することができるため好ましい。
反応終了後にはアミン化合物の塩酸塩が生じるが、これは反応液をろ過、又はエチレンジアミン等の脂肪族アミンや1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン等のアミジン類を添加し、分離する等の方法により除去できる。
以上のようにして塩を除去した反応液からは、その目的品質に応じて蒸留、洗浄、カラム分離、固体吸着剤等の各種の精製法によって、目的物を得ることができるが、高純度の目的物を得るためには、蒸留による精製が好ましい。
以上、本発明の製造方法にて製造された一般式(3)の有機ケイ素化合物は、下記一般式(4)
Figure 0005057064
(式中、R4及びR5は炭素数1〜3の置換又は非置換のアルキル基であって、各々同一又は異なっていてもよい。mは1〜3の整数である。nは0〜2の整数である。)
で示される有機ケイ素化合物の含有量が少ない高純度の4−アルキルピペラジノアルキルアルコキシシラン化合物である。
ここで、R4及びR5は具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基等のアルキル基が挙げられる。
このようなピペラジノアルキルアルコキシシラン化合物として具体的には、3−ピペラジノプロピルトリメトキシシラン、3−ピペラジノプロピルトリエトキシシラン、3−ピペラジノプロピルメチルジメトキシシラン、3−ピペラジノプロピルメチルジエトキシシラン、3−ピペラジノプロピルジメチルメトキシシラン、3−ピペラジノプロピルジメチルエトキシシラン、2−ピペラジノエチルトリメトキシシラン、2−ピペラジノエチルトリエトキシシラン、2−ピペラジノエチルメチルジメトキシシラン、2−ピペラジノエチルメチルジエトキシシラン、2−ピペラジノエチルジメチルメトキシシラン、2−ピペラジノエチルジメチルエトキシシラン、ピペラジノメチルトリメトキシシラン、ピペラジノメチルトリエトキシシラン、ピペラジノメチルメチルジメトキシシラン、ピペラジノメチルメチルジエトキシシラン、ピペラジノメチルジメチルメトキシシラン、ピペラジノメチルジメチルエトキシシラン等が挙げられる。
上記一般式(4)の化合物の含有量は、少ないほど好ましく、一般式(3)の化合物に対して1質量%未満であれば特に好ましい。
以下、実施例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。なお、下記例において%は質量%を示す。
[実施例1]
撹拌機、還流器、滴下ロート及び温度計を備えた300mLフラスコに、1−メチルピペラジン100.1g(1.0モル)を仕込み、110℃に加熱した。内温が安定した後、3−クロロプロピルトリメトキシシラン86.4g(0.4モル)を滴下した。内温が110±5℃で2時間滴下を行い、5時間反応することでの、ガスクロマトグラフィー分析による、目的物である3−(4−メチルピペラジノ)プロピルトリメトキシシランと、原料である3−クロロプロピルトリメトキシシランとの質量比は98.5:1.5であった。また、目的物である3−(4−メチルピペラジノ)プロピルトリメトキシシランと副生物である3−ピペラジノプロピルトリメトキシシランとの質量比は99.8:0.2であった。生成した塩をろ過により除去し、ろ液を蒸留することで119〜120℃/0.5kPaの留分を93.4g得た(収率81%、但し、収率はケイ素基準)。留分をガスクロマトグラフィー分析により分析すると、目的物である3−(4−メチルピペラジノ)プロピルトリメトキシシランが99.6%、副生物である3−ピペラジノプロピルトリメトキシシランが0.2%であった。
[実施例2]
撹拌機、還流器、滴下ロート及び温度計を備えた100mLフラスコに、1−メチルピペラジン27.3g(0.3モル)を仕込み、110℃に加熱した。内温が安定した後、3−クロロプロピルトリメトキシシラン25.8g(0.1モル)を滴下した。内温が110±5℃で2時間滴下を行い、10時間反応することでの、ガスクロマトグラフィー分析による、目的物である3−(4−メチルピペラジノ)プロピルトリメトキシシランと、原料である3−クロロプロピルトリメトキシシランとの質量比は98.5:1.5であった。また、目的物である3−(4−メチルピペラジノ)プロピルトリメトキシシランと副生物である3−ピペラジノプロピルトリメトキシシランとの質量比は99.8:0.2であった。生成した塩をろ過により除去し、ろ液を蒸留することで119〜120℃/0.5kPaの留分を26.2g得た(収率77%)。留分をガスクロマトグラフィー分析により分析すると、目的物である3−(4−メチルピペラジノ)プロピルトリメトキシシランが99.6%、副生物である3−ピペラジノプロピルトリメトキシシランが0.2%であった。
[実施例3]
撹拌機、還流器、滴下ロート及び温度計を備えた100mLフラスコに、1−メチルピペラジン39.0g(0.4モル)を仕込み、110℃に加熱した。内温が安定した後、3−クロロプロピルトリメトキシシラン26.0g(0.1モル)を滴下した。内温が110±5℃で2時間滴下を行い、10時間反応することでの、ガスクロマトグラフィー分析による、目的物である3−(4−メチルピペラジノ)プロピルトリメトキシシランと、原料である3−クロロプロピルトリメトキシシランとの質量比は99.2:0.8であった。また、目的物である3−(4−メチルピペラジノ)プロピルトリメトキシシランと副生物である3−ピペラジノプロピルトリメトキシシランとの質量比は99.6:0.4であった。生成した塩をろ過により除去し、ろ液を蒸留することで119〜120℃/0.5kPaの留分を26.6g得た(収率78%)。留分をガスクロマトグラフィー分析により分析すると、目的物である3−(4−メチルピペラジノ)プロピルトリメトキシシランが99.5%、副生物である3−ピペラジノプロピルトリメトキシシランが0.4%であった。
[実施例4]
撹拌機、還流器、滴下ロート及び温度計を備えた300mLフラスコに、1−メチルピペラジン100.1g(1.0モル)、メタノール10.0gを仕込み、110℃に加熱した。内温が安定した後、3−クロロプロピルトリメトキシシラン86.4g(0.4モル)を滴下した。内温が110±5℃で2時間滴下を行い、5時間反応することでの、ガスクロマトグラフィー分析による、目的物である3−(4−メチルピペラジノ)プロピルトリメトキシシランと、原料である3−クロロプロピルトリメトキシシランとの質量比は99.6:0.4であった。また、目的物である3−(4−メチルピペラジノ)プロピルトリメトキシシランと副生物である3−ピペラジノプロピルトリメトキシシランとの質量比は99.8:0.2であった。生成した塩をろ過により除去し、ろ液を蒸留することで119〜120℃/0.5kPaの留分を99.1g得た(収率87%)。留分をガスクロマトグラフィー分析により分析すると、目的物である3−(4−メチルピペラジノ)プロピルトリメトキシシランが99.6%、副生物である3−ピペラジノプロピルトリメトキシシランが0.3%であった。
[実施例5]
撹拌機、還流器、滴下ロート及び温度計を備えた300mLフラスコに、1−メチルピペラジン100.1g(1.0モル)、ヘキサン10.0gを仕込み、110℃に加熱した。内温が安定した後、3−クロロプロピルトリメトキシシラン86.4g(0.4モル)を滴下した。内温が110±5℃で2時間滴下を行い、7時間反応することでの、ガスクロマトグラフィー分析による、目的物である3−(4−メチルピペラジノ)プロピルトリメトキシシランと、原料である3−クロロプロピルトリメトキシシランとの質量比は99.0:1.0であった。また、目的物である3−(4−メチルピペラジノ)プロピルトリメトキシシランと副生物である3−ピペラジノプロピルトリメトキシシランとの質量比は99.7:0.3であった。生成した塩をろ過により除去し、ろ液を蒸留することで119〜120℃/0.5kPaの留分を90.8g得た(収率79%)。留分をガスクロマトグラフィー分析により分析すると、目的物である3−(4−メチルピペラジノ)プロピルトリメトキシシランが99.6%、副生物である3−ピペラジノプロピルトリメトキシシランが0.2%であった。
[実施例6]
撹拌機、還流器、滴下ロート及び温度計を備えた200mLフラスコに、1−メチルピペラジン60.2g(0.6モル)を仕込み、110℃に加熱した。内温が安定した後、3−クロロプロピルトリエトキシシラン63.0g(0.3モル)を滴下した。内温が110±5℃で2時間滴下を行い、13時間反応することでの、ガスクロマトグラフィー分析による、目的物である3−(4−メチルピペラジノ)プロピルトリエトキシシランと、原料である3−クロロプロピルトリエトキシシランとの質量比は98.5:1.5であった。また、目的物である3−(4−メチルピペラジノ)プロピルトリエトキシシランと副生物である3−ピペラジノプロピルトリエトキシシランとの質量比は99.7:0.3であった。生成した塩をろ過により除去し、ろ液を蒸留することで130℃/0.4kPaの留分を74.0g得た(収率81%)。留分をガスクロマトグラフィー分析により分析すると、目的物である3−(4−メチルピペラジノ)プロピルトリエトキシシランが99.5%、副生物である3−ピペラジノプロピルトリエトキシシランが0.3%であった。
[実施例7]
撹拌機、還流器、滴下ロート及び温度計を備えた300mLフラスコに、1−メチルピペラジン105.2g(1.1モル)、ヘキサン10.5gを仕込み、110℃に加熱した。内温が安定した後、3−クロロプロピルトリエトキシシラン84.3g(0.4モル)を滴下した。内温が110〜120℃で3時間滴下を行い、8時間反応することでの、ガスクロマトグラフィー分析による、目的物である3−(4−メチルピペラジノ)プロピルトリエトキシシランと、原料である3−クロロプロピルトリエトキシシランとの質量比は98.5:1.5であった。また、目的物である3−(4−メチルピペラジノ)プロピルトリエトキシシランと副生物である3−ピペラジノプロピルトリエトキシシランとの質量比は99.7:0.3であった。生成した塩をろ過により除去し、ろ液を蒸留することで130℃/0.4kPaの留分を77.2g得た(収率84%)。留分をガスクロマトグラフィー分析により分析すると、目的物である3−(4−メチルピペラジノ)プロピルトリエトキシシランが99.4%、副生物である3−ピペラジノプロピルトリエトキシシランが0.4%であった。
[実施例8]
撹拌機、還流器、滴下ロート及び温度計を備えた300mLフラスコに、1−メチルピペラジン120.3g(1.2モル)を仕込み、120℃に加熱した。内温が安定した後、クロロメチルトリエトキシシラン85.1g(0.4モル)を滴下した。内温が120±5℃で3時間滴下を行い、2時間反応することでの、ガスクロマトグラフィー分析による、目的物である4−メチルピペラジノメチルトリエトキシシランと、原料であるクロロメチルトリエトキシシランとの質量比は99.5:0.5であった。また、目的物である4−メチルピペラジノメチルトリエトキシシランと副生物であるピペラジノメチルトリエトキシシランとの質量比は99.6:0.4であった。生成した塩をろ過により除去し、ろ液を蒸留することで100〜101℃/0.2kPaの留分を92.8g得た(収率84%)。留分をガスクロマトグラフィー分析により分析すると、目的物である4−メチルピペラジノメチルトリエトキシシランが99.4%、副生物であるピペラジノメチルトリエトキシシランが0.4%であった。
参考例1
撹拌機、還流器、滴下ロート及び温度計を備えた300mLフラスコに、1−メチルピペラジン60.0g(0.6モル)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン114.2g(0.8モル)を仕込み、120℃に加熱した。内温が安定した後、3−クロロプロピルトリメトキシシラン99.3g(0.5モル)を滴下した。内温が120±5℃で3時間滴下を行い、4時間反応することでの、ガスクロマトグラフィー分析による、目的物である3−(4−メチルピペラジノ)プロピルトリメトキシシランと、原料である3−クロロプロピルトリメトキシシランとの質量比は99.0:1.0であった。また、目的物である3−(4−メチルピペラジノ)プロピルトリメトキシシランと副生物である3−ピペラジノプロピルトリメトキシシランとの質量比は99.8:0.2であった。生成した塩をデカンテーションにより除去した後、蒸留することで119〜120℃/0.5kPaの留分を94.4g得た(収率72%)。留分をガスクロマトグラフィー分析により分析すると、目的物である3−(4−メチルピペラジノ)プロピルトリメトキシシランが99.7%、副生物である3−ピペラジノプロピルトリメトキシシランが0.2%であった。

Claims (2)

  1. 下記一般式(1)
    Figure 0005057064
    (式中、R1は炭素数1〜3の置換又は非置換のアルキル基である。)
    で示されるアルキルピペラジン化合物と下記一般式(2)
    Figure 0005057064
    (式中、Xはハロゲン原子である。R 3は炭素数1〜3の置換又は非置換のアルキル基であって、各々同一又は異なっていてもよい。mは1〜3の整数である。)
    で示されるハロゲン化アルキルアルコキシシラン化合物の反応において、一般式(2)の化合物に対して2倍モル以上の一般式(1)の化合物を用いると共に、反応温度を0〜200℃とすることを特徴とする下記一般式(3)
    Figure 0005057064
    (式中、 1 びR3は炭素数1〜3の置換又は非置換のアルキル基であって、各々同一又は異なっていてもよい。mは1〜3の整数である。)
    で示される有機ケイ素化合物の製造方法。
  2. 沸点が140℃以下の溶媒存在下に反応を行うことを特徴とする請求項1記載の有機ケイ素化合物の製造方法。
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