JP5055169B2 - 車両用走行安全装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用走行安全装置に関する。
レーダが検知した物体の自車との相対速度からこの物体が静止物体であるか否かを判定し、検知した物体が静止物体である場合に、自車に対するこの物体の相対位置の軌跡の角度に基づいてレーダの軸ずれを検出するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−57334号公報
ところで、検知する物体が移動物体の場合や、自車がカーブを走行中の場合には、送受信手段に軸ずれが生じているか否かを的確に判定することができないという課題がある。
したがって、本発明は、検知する物体が移動物体の場合や、自車がカーブを走行中の場合であっても、送受信手段に軸ずれが生じているか否かを的確に判定することができる車両用走行安全装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、所定の時間間隔で自車(例えば実施形態における自車V)周辺の所定の検知領域に渡り電磁波を送信するとともに自車周辺に存在する物体(例えば実施形態における物体B)からの前記電磁波の反射波を受信する送受信手段(例えば実施形態におけるレーダ装置2L,2R)と、該送受信手段の受信結果に基づき該送受信手段によって送信された電磁波が物体上で反射する反射点を算出する反射点算出手段(例えば実施形態における反射点算出部10)と、該反射点算出手段で算出された反射点のうち所定の関係にある同一物体の反射点を纏めてセグメント(例えば実施形態におけるセグメントS)を形成するセグメント形成手段(例えば実施形態におけるセグメント形成部11)と、該セグメント形成手段で形成されたセグメントと自車との相対関係を算出する相対関係算出手段(例えば実施形態における相対関係算出部13)と、該相対関係算出手段で算出されたセグメントと自車との相対位置に基づいて前記送受信手段に軸ずれが生じているか否かを判定する軸ずれ判定手段(例えば実施形態における軸ずれ判定部14)と、を備えた車両用走行安全装置(例えば実施形態における車両用走行安全装置1)であって、前記送受信手段が複数備えられており、前記軸ずれ判定手段は、第1の前記送受信手段の受信結果に基づいて前記セグメント形成手段により形成された第1のセグメントと、第2の前記送受信手段の受信結果に基づいて前記セグメント形成手段により形成された第2のセグメントとが、離れた状態から重なった場合に前記送受信手段に軸ずれが生じていると判定することを特徴としている。
請求項1に係る発明によれば、送受信手段によって送信された電磁波が物体上で反射する反射点を反射点算出手段が算出すると、セグメント形成手段が反射点算出手段で算出された反射点のうち所定の関係にある同一物体の反射点を纏めてセグメントを形成することになり、このとき、いずれの送受信手段にも軸ずれがなければ、第1の送受信手段の受信結果に基づいてセグメント形成手段により形成された第1のセグメントと、第2の送受信手段の受信結果に基づいてセグメント形成手段により形成された第2のセグメントとが一致することになり、いずれかの送受信手段に軸ずれがあれば、自車との距離の変化によって第1のセグメントと第2のセグメントとが離れた状態から重なった状態になる。軸ずれ判定手段は、このように第1のセグメントと第2のセグメントとが離れた状態から重なった状態になった場合に送受信手段に軸ずれが生じていると判定する。このように判定すれば、物体が移動物体の場合や、自車がカーブを走行中であっても、送受信手段に軸ずれが生じているか否かを的確に判定できる。
以下、本発明の一実施形態に係る車両用走行安全装置について添付図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、本実施形態における車両用走行安全装置1は、レーダ装置(送受信手段)2L,2Rと、自車各種センサ(走行状態検出手段)3と、制御装置4と、警報装置5と、自動ブレーキ装置6と、で構成されている。また、制御装置4は、反射点算出部(反射点算出手段)10と、セグメント形成部(セグメント形成手段)11と、相対関係算出部(相対関係算出手段)13と、軸ずれ判定部(軸ずれ判定手段)14と、接触可能性判定部15と、回避方法設定部16と、車両制御部17とで構成されている。
レーダ装置2L,2Rは、自車の周辺情報を所定の時間間隔(例えば、0.1秒間隔)で検知するものであり、具体的には、交差車両、先行車両、他車線先行車両や障害物等の物体の情報を取得する。レーダ装置2L,2Rは、例えばレーザ光やミリ波等の電磁波によるビームスキャン型のレーダ30と、自車進行方向前方の検知領域に向けて電磁波を発信すると共に、この発信された電磁波が検知領域内に存在する物体によって反射されることで生じた反射波を受信して相対関係算出部13に出力する制御部31とを備えて構成されている。レーダ装置2L,2Rの検知領域AL,ARは、三次元での角度方向に対して設定された複数の走査領域に分割されており、制御部31は複数の走査領域に分割された検知領域を走査する。
ここで、図2に示すように、レーダ装置2L,2Rは、自車Vの前端部における左右両側に取り付けられている。そして、レーダ装置2Lは、自車周辺の前方やや左側にあって前方ほど拡大する平面視略二等辺三角形状の所定の検知領域ALに渡り電磁波を送信することになり、レーダ装置2Rは、自車周辺の前方やや右側にあって前方ほど拡大する平面視二等辺三角形状の所定の検知領域ARに渡り電磁波を送信することになる。検知領域ALと検知領域ARとは、自車Vの車幅方向の中央を通り自車Vの前後方向に延びる中心線を中心に鏡面対称となっており、自車Vに対し反対側且つ相互近接側の一部領域がラップするラップ領域AAとなっている。そして、レーダ装置2Lの制御部31およびレーダ装置2Rの制御部31は、取得した各情報を図1に示す反射点算出部10へ向けて出力する。
自車各種センサ3は、自車の走行状態の情報として、例えば自車の速度(車速)を検出する車速センサや、ヨー角(車両重心の上下方向軸回りの回転角度)やヨーレート(車両重心の上下方向軸回りの回転角速度)を検出するヨーレートセンサや、自車の横加速度(以下、横Gと略す)を検出する横Gセンサや、操舵角(運転者が入力した操舵角度の方向と大きさ)を検出する操舵角センサや、実舵角(操舵輪の転舵角の方向と大きさ)を検出する舵角センサや、操舵トルクを検出する操舵トルクセンサを備えている。また、人工衛星を利用して自車の位置や交差点情報等の道路データを測定するためのGPS(Global Positioning System)信号等の測位信号や自車の外部の情報発信装置から発信される位置信号等、さらには、適宜のジャイロセンサや加速度センサ等の検出結果に基づいて自車の現在位置および進行方向を検出する位置センサや、方向指示器やブレーキのオン/オフ状態を検知する各センサ等を備えて構成されている。これらのセンサからなる自車各種センサ3は、自車の走行状態を検出するものであり、上述した各センサで取得した情報を相対関係算出部13へ向けて出力する。
反射点算出部10は、レーダ装置2Lの送受信結果に基づいて、このレーダ装置2Lによって検知領域ALに送信された電磁波が物体上で反射する各反射点を算出し、レーダ装置2Rの送受信結果に基づいて、このレーダ装置2Rによって検知領域ARに送信された電磁波が物体上で反射する各反射点を算出する。そして、反射点算出部10は、算出結果をセグメント形成部11へ向けて出力する。
セグメント形成部11は、レーダ装置2Lの検出結果に基づいて反射点算出部10で算出された反射点のうち所定の関係にある同一物体の反射点を纏めてセグメントSを形成するとともに、レーダ装置2Rの検出結果に基づいて反射点算出部10で算出された反射点のうち所定の関係にある同一物体の反射点を纏めてセグメントSを形成する。つまり、セグメント形成部11は、反射点のうち、一の反射点と、これとの間隔が予め設定された所定値未満である他の反射点と、これとの間隔が同所定値未満であるさらに他の反射点と、これとの間隔が同所定値未満であるさらに他の反射点と、というようにして集められた、間隔が所定値未満という関係で繋がる一群の反射点を、同一物体の反射点として纏めてセグメントSを形成する。なお、検知領域ARおよび検知領域ALとが重なるラップ領域AAの物体に対してレーダ装置2Lの検出結果に基づいて形成されたセグメントSとレーダ装置2Rの検出結果に基づいて形成されたセグメントSとは、レーダ装置2L,2Rに軸ずれがなければ図2に示すように一致する。セグメントSは、その中心の位置と長さとからなる(x,y,l)で表される。セグメント形成部11は、セグメントSのデータを相対関係算出部13に出力する。
相対関係算出部13は、レーダ装置2L,2Rの検出データに基づいて形成されたセグメントSの情報および自車各種センサ3から出力された情報を受信し、自車VとセグメントSとの相対位置および相対速度よりなる相対関係を前記各時間間隔毎に算出する。相対関係算出部13は、算出した情報を軸ずれ判定部14および接触可能性判定部15へ向けて出力する。
軸ずれ判定部14は、相対関係算出部13で算出されたセグメントSと自車Vとの相対位置に基づいてレーダ装置2L,2Rに軸ずれが生じているか否かを判定する。軸ずれ判定部14は、判定結果から、レーダ装置2L,2Rに軸ずれが生じている場合には、レーダ装置2L,2Rの制御部31に物体検知作動を中止させる中止信号を出力する。
接触可能性判定部15は、相対関係算出部13の算出結果である、セグメントSと自車Vとの相対関係に基づいてセグメントSと自車Vとの接触の可能性の有無を判定する。具体的には、セグメントSの予測進路、および自車Vの進路予測等から、セグメントSと自車Vとの接触の可能性を判定する。
回避方法設定部16は、接触可能性判定部15による接触の可能性の判定結果に基づいて、車両制御部17によって自車Vに備えた警報装置5および自動ブレーキ装置6の少なくともいずれか一方を作動させる。つまり、接触可能性判定部15で算出される、セグメントSと自車Vとの接触するまでの時間が、予め設定された第1設定時間以下の場合は、警報装置5のみを作動させる指令信号を車両制御部17へ向けて出力し、第1設定時間より短い第2設定時間以下の場合は、警報装置5の作動に加えて自動ブレーキ装置6による警報ブレーキ作動を行う指令信号を車両制御部17へ向けて出力し、第2設定時間より短い第3設定時間以下の場合は、警報装置5の作動に加えて自動ブレーキ装置6による緊急ブレーキ作動を行う指令信号を車両制御部17へ向けて出力する。
車両制御部17は、回避方法設定部16から出力された指令信号を受信し、この指令信号に基づいて警報装置5および自動ブレーキ装置6を作動させる。
なお、警報装置5は、視覚的に警報を発生させる表示装置および聴覚的に警報を発生させる音声発生装置である。警報装置5は、車両制御部17から入力される制御信号に応じて、表示装置に所定の警報情報を表示したり、所定の警報灯を点滅させることによって、物体との接触発生の可能性があることを乗員に認識させたり、音声発生装置によって、車両制御部17から入力される制御信号に応じて所定の警報音や音声案内等を出力する。
自動ブレーキ装置6は、車両制御部17から入力される指令信号に応じて自車の制動装置を駆動するものであり、警報ブレーキ作動の指令信号を入力されると、弱いブレーキをかけて自車に比較的小さい第1設定値(例えば0.25G)の減速度を発生させ、この減速度を体感させることによって物体との接触の可能性があることを乗員に認識させる。また、緊急ブレーキ作動の指令信号が入力されると、強いブレーキをかけて自車に第1設定値よりも大きな第2設定値(例えば0.6G)の減速度を発生させ、物体と自車との接触を回避する。
次に、図3のフローチャートに基づいて、本実施形態に係る車両用走行安全装置1におけるレーダ装置2L,2Rの軸ずれ検出制御の制御内容を説明する。なお、図3のフローチャートの処理が所定の時間間隔で実行される。
まず、ステップS1において、自車各種センサ3およびレーダ装置2L,2Rの検知情報を取り込み、レーダ装置2L,2Rの検知情報から反射点算出部10およびセグメント形成部11がセグメントを形成する。
つまり、反射点算出部10が、レーダ装置2Rによって検知領域ARに送信された電磁波が物体上で反射する各反射点を算出し、レーダ装置2Lによって検知領域ALに送信された電磁波が物体上で反射する各反射点を算出することになり、セグメント形成部11が、レーダ装置2Rの検出結果に基づいて反射点算出部10で算出された反射点のうち所定の関係がある反射点を同一物体の反射点として纏めてセグメントSを形成するとともに、レーダ装置2Lの検出結果に基づいて反射点算出部10で算出された反射点のうち所定の関係がある反射点を同一物体の反射点として纏めてセグメントSを形成する。
次に、相対関係算出手段13が、ステップS2において、自車各種センサ3の検知情報から、自車Vの進路の図2に示す軌跡Kを推定することになり、また、ステップS3において、セグメント形成部11から出力された情報と自車各種センサ3から出力された情報とに基づいて自車VとセグメントSとの相対位置および相対速度よりなる相対関係を算出し、算出された相対速度から検出されたセグメントSが静止物体のセグメントであるか移動物体のセグメントであるかを判定する。つまり、自車Vの車速と、自車VおよびセグメントSの相対速度との差が所定値以内にあれば、セグメントSが静止物体であると判定し、自車Vの車速と、自車VおよびセグメントSの相対速度との差が所定値以内になければ、セグメントSが移動物体であると判定する。
次に、ステップS4において、ステップS2の推定結果から自車Vが直進中であるか否かを判定し、直進中である場合、ステップS5において、ステップS3で算出された自車VとセグメントSとの相対位置から、検出されたセグメントSの中に静止物体があるか否かを判定する。
静止物体がある場合は、ステップS6において、軸ずれ判定部14が、この静止物体のセグメントSの移動軌跡と自車Vの推定軌跡とから軸ずれ量Δθを算出する。つまり、図4に示すように、例えばレーダ装置2Lによって検知領域ALに静止物体を検出した場合、その実際の移動軌跡(図4に示す物体Bの移動軌跡)は、直進中の自車Vの推定軌跡Kに対して平行をなし、レーダ装置2Lに軸ずれがなければ、レーダ装置2Lにより検出された物体のセグメントの移動軌跡(図4に示す二点鎖線の物体bのセグメントSLの移動軌跡)は、左右方向に移動しないことになるが、図5に示すように、例えばレーダ装置2Lに左方向の軸ずれがあった場合には、レーダ装置2Lにより検出された物体のセグメントの移動軌跡(図5に示す二点鎖線の物体bのセグメントSLの移動軌跡)は、静止物体であるにもかかわらず直進中の自車の推定軌跡Kに対して傾斜角度Δθをもつことになる。よって、静止物体のセグメントSの中心位置が(x1,y1)から(x2,y2)に移動したとすると、軸ずれ量Δθを以下の式にしたがって算出する。
Δθ=tan−1((x2−x1)/(y2−y1))
レーダ装置2Rについても、自車が直進中に静止物体を検出した場合には、上記と同様にして軸ずれ量Δθを算出することになる。
そして、ステップS7において、軸ずれ判定部14は、軸ずれ量Δθが予め設定された許容値θ以上であるか否かを判定し、軸ずれ量Δθが予め設定された許容値θ(例えば3deg)以上である場合には、軸ずれが生じていると判定して、レーダ装置2L,2Rの制御部31に物体検知作動を中止させる中止信号を出力する。これにより、レーダ装置2L,2Rは電磁波の送受信を行わなくなり、車両用走行安全装置1が作動停止状態となる。他方、ステップS7において、軸ずれ量Δθが予め設定された許容値θ未満である場合には、軸ずれが生じていないと判定して今回の制御サイクルを終了する。
一方、上記したステップS4において自車Vが直進中でない場合、つまり、自車Vがコーナリング走行中である場合と、ステップS5において検出されたセグメントSの中に静止物体がない場合とにおいては、上記したステップS6による軸ずれの判定が不可であるため、軸ずれ判定部14が、ステップS9において、別の軸ずれ判定を行う。つまり、前回の制御サイクルで、レーダ装置2Lの移動物体に対する受信結果に基づいてセグメント形成部11により形成された第1のセグメントとレーダ装置2Rの移動物体に対する受信結果に基づいてセグメント形成部11により形成された第2のセグメントとが水平方向で離れた状態にあり、今回の制御サイクルで、これら第1のセグメントと第2のセグメントとが水平方向で重なった場合に、レーダ装置2L,2Rの少なくともいずれか一方に軸ずれが生じていると判定する。
具体的に、レーダ装置2L,2Rのいずれにも軸ずれが生じていない場合に、検知領域ALと検知領域ARとの重なり部分にある同一物体をレーダ装置2L,2Rで検出し、これらに基づいてセグメント形成部11で形成された第1のセグメントSおよび第2のセグメントSは、図2に示すように、一致することになる。これに対し、軸ずれが生じていた場合には、図6に示すように、第1のセグメントSおよび第2のセグメントSは、自車Vとの相対位置によって左右方向の距離が変化することになる。よって、正常な状態では生じ得ない、レーダ装置2Lの受信結果に基づく第1のセグメントSLとレーダ装置2Rの受信結果に基づく第2のセグメントSRとが水平方向において離れた状態から重なるという状況が生じることになり、このような状況が生じると、レーダ装置2L,2Rの少なくともいずれか一方に軸ずれが生じていると判定する。
そして、軸ずれ判定部14は、ステップS9において、軸ずれが生じていると判定した場合、ステップS8において、レーダ装置2L,2Rの制御部31に物体検知作動を中止させる中止信号を出力する。これにより、レーダ装置2L,2Rは電磁波の送受信を行わなくなり、車両用走行安全装置1が作動停止状態となる。他方、ステップS9において、軸ずれが生じていないと判定した場合は、今回の制御サイクルを終了する。
以上に述べた本実施形態に係る車両用走行安全装置1によれば、レーダ装置2L,2Rによって送信された電磁波が物体上で反射する反射点を反射点算出部10が算出すると、セグメント形成部11が反射点算出部10で算出された反射点のうち所定の関係にある同一物体の反射点を纏めてセグメントSを形成することになり、このとき、いずれのレーダ装置2L,2Rにも軸ずれがなければ、レーダ装置2Lの受信結果に基づいてセグメント形成部11により形成された第1のセグメントSと、レーダ装置2Rの受信結果に基づいてセグメント形成部11により形成された第2のセグメントSとが一致することになり、レーダ装置2L,2Rのいずれか一方に軸ずれがあれば、自車Vとの距離の変化によって第1のセグメントSと第2のセグメントSとが離れた状態から重なった状態になる。軸ずれ判定部14は、このように第1のセグメントSと第2のセグメントSとが離れた状態から重なった状態になった場合にレーダ装置2L,2Rのいずれか一方に軸ずれが生じていると判定する。このように判定すれば、レーダ装置2L,2Rで検出する物体が移動物体の場合や、自車Vがカーブを走行中であっても、レーダ装置2L,2Rに軸ずれが生じているか否かを的確に判定できる。
本発明の一実施形態に係る車両用走行安全装置を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る車両用走行安全装置のレーダ装置の検知領域等を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る車両用走行安全装置におけるレーダ装置の軸ずれ検出制御の制御内容を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る車両用走行安全装置におけるレーダ装置の正常時の静止物体の検出状況を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る車両用走行安全装置におけるレーダ装置の軸ずれ発生時の静止物体の検出状況を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る車両用走行安全装置におけるレーダ装置の軸ずれ発生時の移動物体の検出状況を示す平面図である。
符号の説明
1 車両用走行安全装置
2L,2R レーダ装置(送受信手段)
3 自車各種センサ(走行状態検出手段)
4 制御装置
10 反射点算出部(反射点算出手段)
11 セグメント形成部(セグメント形成手段)
13 相対関係算出手段
14 軸ずれ判定部(軸ずれ判定手段)
AL,AR 検知領域
V 自車

Claims (1)

  1. 所定の時間間隔で自車周辺の所定の検知領域に渡り電磁波を送信するとともに自車周辺に存在する物体からの前記電磁波の反射波を受信する送受信手段と、
    該送受信手段の受信結果に基づき該送受信手段によって送信された電磁波が物体上で反射する反射点を算出する反射点算出手段と、
    該反射点算出手段で算出された反射点のうち所定の関係にある同一物体の反射点を纏めてセグメントを形成するセグメント形成手段と、
    該セグメント形成手段で形成されたセグメントと自車との相対関係を算出する相対関係算出手段と、
    該相対関係算出手段で算出されたセグメントと自車との相対位置に基づいて前記送受信手段に軸ずれが生じているか否かを判定する軸ずれ判定手段と、
    を備えた車両用走行安全装置であって、
    前記送受信手段が複数備えられており、
    前記軸ずれ判定手段は、第1の前記送受信手段の受信結果に基づいて前記セグメント形成手段により形成された第1のセグメントと、第2の前記送受信手段の受信結果に基づいて前記セグメント形成手段により形成された第2のセグメントとが、離れた状態から重なった場合に前記送受信手段に軸ずれが生じていると判定することを特徴とする車両用走行安全装置。
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