JP5054014B2 - 煎出飲料を調製する装置 - Google Patents

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Description

本発明は、煎出飲料を調製する装置に関し、さらに特に煎出茶を調製する装置に関する。
この装置は、液体を収容するための、および、この容器の外に液体が流れ出ることを可能にする開口を備えるための煎出容器を含む。この装置は、さらに、煎出性材料(infusible matter)を収容するカートリッジを受け入れるための空洞を画定する受け容器(receptacle)も含む。この煎出容器と受け容器は、この煎出容器と空洞とが開口を経由して互いに連通する位置に配置されるように互いに対して相対的に作動可能である。この装置は、さらに、液体が煎出容器から空洞の中を経由してその開閉可能な通路に流れることを可能にするための、空洞と連通している開閉可能な通路も備える。
本発明は、さらに、液体を収容するための煎出容器と空洞を備える受け容器とを含む装置内において、煎出飲料を調製するためのプロセスにも関する。煎出容器は、液体が外に流れ出るための開口を備える。このプロセスは、煎出性材料を収容するカートリッジを空洞内に挿入する段階を含み、このカートリッジは液体透過性フィルタを備える。この容器と受け容器は、煎出容器と空洞とが開口を経由して互いに連通するように、特定の位置において互いに対して相対的に配置されている。煎出用の液体が空洞に流れてカートリッジ内に収容されている煎出性材料を浸すように、この煎出用の液体が煎出容器の中に送り込まれる。空洞と連通するこの装置内の通路は、煎出液体が煎出容器から空洞とカートリッジのフィルタとを経由してその通路に流れることを生じさせるために開かれる。
本発明は、さらに、煎出飲料を調製するための乾燥した煎出性材料を収容するカートリッジにも関する。このカートリッジは、頂部部分と、底部部分と、この頂部部分と底部部分とを連結する少なくとも1つの側壁とを備える。頂部部分は開口を備え、および、底部部分は液体透過性フィルタを備える。
一例としては、この煎出性材料は、茶葉、様々なハーブおよびスパイス、ハーブティ、花弁、葉、種、根、粉末、コーヒー、または、煎出されることが可能な他の材料であることが可能である。
こうした装置とプロセスは当業では公知である。
例えば、日本特許出願JP 2001−120436が、熱湯で満たされることが可能である煎出タンクと、連通穴の中を通ってこのタンクと連通することが可能であるホルダとを備える茶調製装置を開示している。通路が、煎出茶を注ぎ出すためにタンクと連通している。カートリッジが使用され、および、茶葉を収容する。このカートリッジは、取り除き可能な頂部シールを有する。
使用時には、茶葉カートリッジがホルダ内に挿入される。このホルダが茶調製装置内に挿入される時に、このカートリッジの頂部シールが自動的に取り除かれる。ホルダ内の開放されたカートリッジはタンクの下方に移動させられる。その次に、開口がタンクの内部に下方に向けられている間に、水がタンクとホルダとの中に送り込まれる直ぐに、カートリッジ内に収容されている茶葉が煎出タンクの中に移動してその煎出タンク内で自由に浮遊することが可能である。その次に、煎出が生じる。煎出タンク内に部分的に沈められている棒を備える攪拌機構が、煎出中に水を攪拌するように作動させられることが可能である。
ホルダ内の排水穴と通路とが、煎出された茶をタンクから排出容器に排出するように配置されており、および、カートリッジは全体的または部分的にフィルタとして形成されている。すなわち、煎出が完了されると、タンクが空にされ、茶葉はカートリッジ内に戻って、そこに留まる。
この開示されている装置は、使用が容易であり、かつ、煎出液体中に茶葉が自由に浮遊することが可能にされている最中に従来通りの仕方で煎出物を調製することが容易であり、および、さらに、フィルタを形成するカートリッジ自体内での、茶葉のような使用される煎出性材料の容易な取り扱いを可能にする。しかし、従来技術の装置の場合には、煎出が連続的に行われる時に、残留物が煎出容器の内側表面上と攪拌機構の棒の上に付着する傾向がある。攪拌機構の棒には容易には手が届かず、かつ、容易にはクリーニングできない。茶または煎出液体の味すなわち風味と香りすなわち芳香との両方が以前の残留物によって漸進的に低下させられるという意味で、先行の煎出物からの残留物がその茶の品質を変化させる可能性がある。
これは、互いに異なる茶ブレンドのような互いに異なるタイプの煎出液体が次々に調製される時に特に問題である。この場合には、先行して煎出された飲料の残留物の特性によって、煎出飲料の適正な特性が変化させられて望ましくない形で悪影響を受ける可能性がある。
米国特許第4,829,889号が、熱湯で満たされることが可能な煎出タンクと、連通穴を通ってタンクと連通することが可能であるホルダとを備える、コーヒー調製装置を開示している。煎出されたコーヒーを注ぎ出すために通路がタンクと連通する。カートリッジが使用され、および、挽かれたコーヒーを収容する。このカートリッジは取り除き可能な頂部シールを有する。
使用時には、コーヒーカートリッジがホルダ内に挿入される。このカートリッジの頂部シールは、ホルダが装置内に挿入される時に自動的に取り除かれる。ホルダ内の開かれたカートリッジはタンクの下方に移動させられ、煎出が行われる。カートリッジが取り除かれると、タンクとホルダとがクリーニングされるクリーニング段階が行われることが可能である。
このクリーニングで取り除かれた残留物が洗浄水と共に排出口を通して放出される。この特許で開示されているプロセスでは、挽かれたコーヒーがコーヒーカートリッジから外に出ないはずなので、通常は残留物の体積は大きくはなく、および、このことは問題を生じさせない。このプロセスと装置とにおいて、より均一な煎出を実現するために煎出性材料がタンク内に浮遊したまま残される場合には、より大きい残留物が排出口を詰まらせることだろう。
国際特許出願公開WO 95/01293 A1が、茶煎出飲料を調製するための茶葉を収容するフィルタパックを開示している。このフィルタパックは、側壁と、カートリッジの底部の液体透過性フィルタと上記側壁の内側に固定されている可とう性かつ液体透過性のシートとの間の伸張可能な煎出チャンバとを備える。水がこのフィルタパックを通って循環させられると、茶葉が膨張し、煎出チャンバが、乾燥茶葉の膨張に対応するために乾燥茶葉の体積の5倍まで膨張する。
このフィルタパックは、このフィルタパックが中に入れられることになっているフィルタ受け容器を備える従来通りのコーヒーパーコレータにおいて使用されることが意図されている。したがって、このフィルタパックの寸法がフィルタ受け容器の寸法に依存しており、および、したがって、煎出チャンバの体積には直接的には関連付けられていない。この場合にも同様に、抽出性材料が常にフィルタパック内に残留することになり、クリーニングと残留物処分の問題が回避される。
本発明の目的が、同一タイプの煎出性材料であるか、または、異なるタイプの抽出性材料であるかに係わらず、先行の煎出からの残留物によって煎出飲料の品質を大きく変化させることなしに連続的な煎出が行われることが可能な、装置およびプロセスを提供することである。
このために、本発明による装置は、煎出チャンバ内に液体および/または蒸気を送り込むためのクリーニング手段と、空洞からカートリッジを取り除くための取り除き手段と、クリーニング手段と取り除き手段とを連続的に作動させるための作動手段とを含む。
使用時には、煎出性材料を収容するカートリッジが、その装置の受け容器内に画定されている空洞の中に入れられる。このカートリッジの底部部分は液体透過性フィルタを備える。開口を備える液体を収容する煎出容器と、受け容器とが、煎出容器と空洞とが開口を通して互いに連通する位置において互いに対して相対的に配置されている。液体が煎出容器の中に注入され、および、煎出性材料がその液体の中に浸されることが可能であるように空洞に流れる。煎出が行われる。煎出が終了すると、空洞に連通するその装置内の通路が、煎出液体が煎出容器から空洞とカートリッジのフィルタとを経由してその通路に流れることを生じさせるために開かれる。
煎出された液体が一時的な貯蔵容器の中に注ぎ込まれ終わった直後、またはカップの中に直接的に注ぎ込まれ終わった直後には、煎出容器は、煎出容器の内壁上に付着する茶葉のような大きな残留物を依然として含むだろう。液体および/または蒸気を煎出容器内に送り込むことによって、クリーニング作業が行われる。
蒸気が煎出容器の内壁に接触して濃縮すると同時に、液体が空洞とカートリッジフィルタとを通って通路に向かって流れる。煎出容器の内壁上に付着している大きな残留物のすべてが引き剥がされて、すでにカートリッジ内に付着している煎出性材料と共にカートリッジ内に集められる。このプロセスは、煎出容器の内壁上に付着しておりかつ後続の煎出飲料を変化させることがある残留物をその煎出容器から取り除くことを可能にする。この残留物はカートリッジ内に集められ、カートリッジと共に空洞から取り除かれる。
液体および/または蒸気が、煎出容器内に送り込まれる時に、その煎出容器の内壁に向けて方向付けられることが好ましい。この液体は、微粒子を洗い流すために内壁に沿って流れる。
煎出容器の内壁の高速で効率的なクリーニングを実現するために、クリーニング手段が、高圧力と高温度で煎出容器の内壁に向けて液体および/または蒸気を注入することが好ましい。
作動手段が、クリーニング手段が煎出容器の中に液体および/または蒸気を送り込むことを停止させる。煎出容器が空になると、この作動手段は、カートリッジを空洞から自動的に取り除くために取り除き手段を作動させる。クリーニング手段を作動させることとカートリッジの取り除きとの間の遅延は、煎出容器の体積と、クリーニング手段によって煎出容器内に注入される液体および/または蒸気の量とに依存している。
本発明のさらに別の目的が、この装置の実質的にすべての部分から煎出飲料がクリーニングされる装置とプロセスとを提供することである。
このために、作動手段は、クリーニング手段と取り除き手段と再びクリーニング手段とを連続的に操作するようになっている。
カートリッジが空洞内に引き込まれると、クリーニング手段が再び作動させられる。液体および/または蒸気が煎出チャンバの中に注入される。液体は煎出容器から空の空洞を通って通路に流れる。この動作は、煎出飲料に接触していたその装置の実質的にすべての部分をクリーニングおよび洗浄することを可能にする。このことが、後続の煎出飲料が先行の煎出飲料からの何らかの液体残留物と混合されることを防止する。
第2のクリーニング作業が、さらに、第1のクリーニングプロセスによって煎出容器から洗い流されなかったかまたは(例えば空洞内で)煎出飲料と接触しているその装置の部分のすべての中のどこかに位置しているあらゆる小さな残留物の取り除きを可能にする。こうした小さな残留物も後続の煎出飲料中で再び煎出する可能性があるので、こうした小さい残留物を洗い流すことが重要である。
これら3つの連続した作業が、好ましくは事後に迅速に行われる時に、煎出容器からあらゆる残留物を適切に取り除くことが発見されている。この装置は、同一のタイプまたは互いに異なるタイプの煎出飲料の連続的な調製を可能にすると同時に、先行の煎出物からの液体残留物または固体残留物による飲料の品質の変化を防止する。この3つの連続した作業は、さらに、煎出容器の内側が汚されることを適切に防止する。
有利であることに、空洞は煎出容器の下方に配置されてよい。この位置が、カートリッジ内に煎出性材料をより適切に収集することを可能にする。
有利であることに、液体容器は着脱可能であってよい。このことが、任意のクリーニング製品を用いて煎出容器を手作業でクリーニングするという選択肢を提供する。
本発明の一実施態様では、この装置は、クリーニング手段からの廃液を収集するための第1の廃棄物容器と、空洞から取り除かれた残留物を伴う使用済みカートリッジを受け入れるための第2の廃棄物容器とを備える。この第1および第2の廃棄物容器が、不快な臭気の原因となることがあるカートリッジ内の煎出性材料が液体中に沈滞することを防止するために分離させられることが好ましい。
本発明のさらに別の目的が、液体の最適かつ効果的な煎出を可能にする装置とプロセスを提供することである。
したがって、この装置は、空洞を通して煎出容器内に気体を送り込むための送り込み手段を含む。
茶の煎出が3つの段階で行われることが当業者に公知である。最初に、茶葉に含まれているカフェインが液体に拡散させられ、その次に、すべての芳香が煎出液にその香りを与え、最後に、茶葉がそのタンニンを放出する。茶葉が過剰に長時間にわたって煎出されるかまたは間違った温度で煎出される場合には、第1または第2の段階の効果が無効化され、および、タンニンがカフェインまたは芳香を台無しにする。
煎出は茶葉の周囲で生じ、および、茶葉の直ぐ近くに位置した水が迅速に飽和状態になる。この煎出プロセスの速度が低下し、および、このプロセスの3つの段階が部分的に行われるかまたは不適切に行われる。茶葉の周囲の水はカフェインに関しては高濃度になるが、芳香に関しては低濃度である。
このような効果を防止するために、煎出を行う最中に、液体を攪拌して煎出液を均質化するために、空気のような気体が煎出チャンバ内に送り込まれる。
酸素と共に気体を送り込むことが、煎出茶飲料の品質を改善するさらに別の利点を提供する。水は加熱される時に酸素を失い、このことが茶の味に対して影響を及ぼすということが知られている。液体の煎出中にその液体を酸素処理することが、水の通常の酸素濃度を復元し、および、煎出茶の高品質の味を確実なものにする。
好ましい実施態様では、気体送り込み段階は、煎出されるべき液体を容器内に送り込む段階の終了と通路を開く段階の開始との間の時間の50−80%で、または、より明確に述べると60−70%で行われる。
本発明のさらに別の目的が、煎出中に煎出性材料がカートリッジ内に残ることを防止する装置とプロセスを提供することである。
使用時には、煎出のための液体が煎出容器内に送り込まれた後に、空洞内に配置されているカートリッジ内に収容されている茶葉が煎出容器の中に移動して自由に浮遊することが可能である。しかし、茶葉は、カートリッジ内に留まって液体が適正に煎出することを妨害する傾向がある。
このために、気体を送り込む手段は、空洞内に配置されている突出ノズルを備える。この突出ノズルは、気体を送り込むための少なくとも1つの開口を備えている。
この気体は、空洞内に配置されているカートリッジの開口を通して少なくとも送り込まれる。この気体は、茶葉が煎出容器内に浮遊することが可能であるようにカートリッジの外に大半の茶葉を押し出す。
気体を送り込むさらに別の段階が、煎出用の液体を送り込む段階の後に実質的に直ちに行われることが有利である。煎出が開始すると直ちに、大半の茶葉がカートリッジから煎出容器の中に送り込まれる。
一実施態様では、突出ノズルは、空洞とその空洞中に収容されているカートリッジとの中に気体を横方向(すなわち、カートリッジの底部部分に対して実質的に平行である方向)に供給するための少なくとも1つの開口を、ノズルの側方側部内に備えている。この方向に放出される気体が、カートリッジ内に依然として付着しているすべての煎出性材料が引き出されることを確実なものにする。
別の実施態様では、突出ノズルは、受け容器とこの受け容器内に収容されているカートリッジとの中に垂直方向(すなわち、カートリッジの側壁に対して実質的に平行である方向)に気体を供給するための少なくとも1つの開口をそのノズルの頂部上に備えている。この突出ノズルは、さらに、その側方側部と頂部側部との両方の中に注入開口も含むだろう。
一実施態様では、煎出容器は密閉容器から成る。この密閉容器は、その容器内で生じる高圧力よるあらゆる危険を防止するために安全弁を備えるだろう。この煎出容器のサイズは、カートリッジの煎出性材料を煎じ出すのに十分な液体を収容するように、かつ、煎出液体の表面の上方に気体と空気とを含むように計算されている。煎出液体と上方の気体との間の熱の流れが、そうでない場合には蒸発によって失われてしまうことがある芳香の濃縮を可能にするように生じることが重要である。
本発明のさらに別の目的が、煎出されるべき煎出性材料のタイプにしたがって最適の煎出液を生じさせる装置とプロセスとを提供することである。あらゆるタイプの茶葉はその特定の条件にしたがって煎出されなければならないということが茶の鑑定家に知られている。
このために、この装置は、カートリッジから調製パラメータを読み取るための自動読み取り手段を含む。この自動読み取り手段は、バーコード読み取り装置、カラー検出器、または、カートリッジ表面上に刻み込まれている記号の検出器から成るだろう。
有利には、この調製パラメータが、煎出温度、および/または、煎出持続時間、および/または、気体の送り込みが何時行われるか、この気体送り込みがどれだけ長く続くか等から成るだろう。一実施態様では、煎出容器内で煎出する時に液体を適正な温度に維持するように煎出容器を加熱するために、加熱手段が備えられている。
一実施態様では、煎出容器内に液体が注入されおよび/または送り込まれる時にその液体を加熱するための加熱手段が備えられている。
煎出が終了すると、液体が、その装置の外側に向けて、例えば、カップ内に向けて直接的にポンプによって送られるか、重力によって送られるか、または、貯蔵容器の中に一時的に貯蔵され、その後で外側に向けてポンプによって送られるかまたは重力によって送られる。
通路が、煎出液体がその通路からカップ内に直接的に流れ込むことを可能にするための噴出口を備えることが有利である。
本発明の別の目的が、煎出後の膨張したカートリッジの中に煎出性材料が戻る時にすべての煎出性材料を収容するのに十分なだけ大きい、乾燥した煎出性材料を収容するカートリッジを提供することである。このために、カートリッジの頂部部分と底部部分と少なくとも1つの側壁とが、乾燥した煎出性材料の体積の2倍から5倍までの体積、特に約4倍の体積を取り囲むだろう。
本発明のこれらの側面とさらに別の側面とが、単なる例示として、かつ、添付図面を参照して、以下でより詳細に説明されるだろう。
添付図面は同一の縮小比で描かれてはいない。添付図面においては、一般的に、同一の構成要素が同一の照合番号で示されている。
図1は、一実施形態による煎出飲料を調製するための装置の前方斜視図を示す。
装置2は、液体を収容する着脱自在なリザーバ66を備える。このリザーバ66は、煎出飲料を調製するための濾過された水を収容することが好ましい。リザーバ66は、バルブキャップ(valve cap)で閉じられている瓶から成ることが好ましい。
リザーバ66は、バルブキャップが上にねじ込まれている標準的な瓶(ミネラルボトル(mineral bottle)等)から成るだろう。装置2は、さらに、液体4を収容するための2つの煎出容器6を備える。この煎出容器6は、空気と、通常の1カップ分の飲料に十分な水とを同時に収容するように設計されている。あるいは、この代わりに、煎出容器6は、数カップ分の飲料を収容するように設計されている。煎出容器6は、密閉された空間から成ることが好ましい。煎出容器6は、高圧力が生じることによるあらゆる危険を防止するために空気と水とが流出することを可能にするための安全弁(図示されていない)を備えることもある。
煎出容器6が、必要に応じてそのクリーニングと交換とを可能にするために着脱自在であることが好ましい。煎出容器6はガラス、金属、鋳鉄、ステンレス鋼材、または、煎出液体を収容するのに適合している任意の他の耐熱性材料で作られている。
煎出容器6は、支持アーム69を介して装置2に連結されている乗せ台68上に配置されている。着脱自在な保持キャップ70が容器6の頂部上にクリップ留めされている。開口(図示されていない)が容器6の頂部上に配置されており、および、保持キャップ70によって閉じられている。1対の円弧形アーム71が保持キャップ70を乗せ台68に連結する。容器6は乗せ台68と保持キャップ70との間にしっかりと保持されている。支持アーム69と保持キャップ70と1対のアーム71は、煎出容器6と装置2の他の内部要素との間を気体と液体とが流れるための様々な導管を囲む。
開口8(図示されていない)が、容器6の外に液体4が流出することを可能にするために容器6の底部に設けられている。
乗せ台68は噴出口19を備え、この噴出口19を通って煎出飲料が装置2の外に注ぎ出される。この噴出口はカップ支持物64の上方に開く。このカップ支持物64は、噴出口19から直接的に注がれる煎出飲料を集めるためのカップまたは類似の容器を保持するようになっている。
装置2は、1回で1つまたは2つ以上の煎出飲料を同時に調製するようになっているだろう。装置2は、対応する数の煎出容器6と付属部品とを備える。
次に図2を参照すると、乗せ台68は、煎出性材料14を収容するカートリッジ12を受け入れるための受け容器10を備える。この特定の実施形態では、受け容器10は引き出しから成る。引き出し10は、少なくとも第1の位置と第2の位置との間で作動可能である。この引き出し10は、乗せ台68内の閉じ位置から乗せ台68の外の開き位置にスライドする。引き出しは、煎出性材料を収容するカートリッジ12(図示されていない)が中に挿入されることが可能な空洞16を備える。引き出し10は自動的にまたは手動によってスライドするだろう。引き出し10が乗せ台68内で閉じられる時には、引き出し10の空洞16は煎出容器6の底部開口8と連通し、したがって煎出容器6と空洞16とが煎出チャンバを形成する。
別の実施形態では、受け容器10は、乗せ台68に向かって旋回するかまたは乗せ台68から離れるように旋回する、旋回式の引き出しから成ってもよい。あるいは、この代わりに、受け容器10は装置2に対して相対的に固定されていることが可能であると同時に、煎出リザーバ6が受け容器10に対して接触状態に位置させられるように作動させられる。
引き出し10の空洞16は、乗せ台68内に配置されている通路18(図示されていない)に連結されている。作動弁(actuated valve)が通路18の開閉を可能にする。通路18が開かれると、液体が空洞16を通過して煎出容器6から通路18に流れ出る。通路18が閉じられると、空洞16と煎出容器6とによって形成されている煎出チャンバが閉じられる。通路18は、噴出口19と、作動弁を経由して廃水用の導管(後述する)とに連結されている。通路の中に流れ込む液体は、廃水のための導管または噴出口19のどちらかに方向付けられるだろう。
装置2は、さらに、煎出飲料を一時的に貯蔵するために、作動弁を経由して通路18に連結されている一時貯蔵容器も備えるだろう。しかし、煎出飲料が貯蔵容器内で煎出し続けてその味わいと芳香を悪化させるので、使用の準備が整ったカップに煎出飲料を直接的に移動させることが推奨される。
次に、装置2を図4および図5に関して説明する。
装置2は、リザーバ66のための支持物72を備える。この支持物72は、リザーバ66のバルブキャップが差し込まれる開口を備え、および、リザーバ66内に収容されている水に対する到達を可能にする。支持物72は導管65aに連結されており、および、リザーバ66からの水の流路を生じさせる。導管65aは、それぞれの煎出容器6に水を移動させるために、作動弁のシステムを経由して一連の導管65bに連結されている。導管65bは1対のアーム71の一方のアーム内に配置されている。幾つかの出口61を有する散水器63が導管65bの一方の末端に配置されている。散水器63は保持キャップ70内に配置されており、および、煎出容器6の頂部に配置されている開口の中に差し込まれている。
複数の出口61は、水が幾つかの方向において容器6内に放出されることを確実なものにする。ポンプ67が、導管65aから導管65bへの水の移動のために使用される。水は、様々な圧力で煎出容器6内に放出されるだろう。
装置2は、さらに、水が導管65b内を移動する最中に水を加熱するための加熱チャンバ59を備える。水が煎出容器6内に注ぎ込まれる時に、その水は推奨温度に達する。煎出容器6は、さらに、この容器6内の液体の適正な温度を維持するために、加熱要素(図示されていない)の補助によって加熱されてもよい。この加熱要素は乗せ台68内に配置されているだろう。
別の実施形態では、この装置は、リザーバ66からの水を貯蔵するための貯蔵容器を備える。貯蔵リザーバ内の水は、沸点の直ぐ下の温度、好ましくは約95度に加熱される。貯蔵リザーバからの熱湯とリザーバ66からの冷水とが導管65bの送られる前に混合される。いったん混合された水の温度を調整するためにセンサが備えられている。熱湯/冷水の比率は、水が推奨温度で煎出容器6内に注入されるように適合化させられる。
この装置は、さらに、アーム69と乗せ台68との中に配置されている空気または気体入口パイプ28を備える。この気体入口パイプ28は、加圧された気体を配送するようになっている。一実施形態では、ポンプ67は、入口パイプの末端の1つの中に加圧気体を放出するために使用される。ポンプ67は、入口における気体の圧力を調整するために作動させられる。
装置2は、さらに、煎出容器6からの廃水を収集するための導管23も備える。第1の廃棄物容器76(図示されていない)に一方の末端が連結されているこの導管23はアーム69と乗せ台68との中を延び、および、その他方の末端は乗せ台68内に配置されている。
装置2は、さらに、受け容器10から使用済みカートリッジを収集するための導管24も備える。この導管24はアーム69内に配置されており、および、装置2内に位置している第2の廃棄物容器78(図示されていない)の上方に開く。
公知の仕方で、装置2は、さらに、1つのカップホルダ64の上のカップの存在を検出するためのセンサと、ユーザが装置2を操作するための1組の操作ノブ3と、装置2のすべての機構を電子的に制御および操作するための処理手段を備える作動手段とを備える。この処理手段は、プリント回路と、この処理手段によって使用されるデータを記憶するための記憶装置とを含む。
次に、廃水と使用済みカートリッジとを収集するシステムを、図3、図6、図7a、図7bに関連付けて説明する。
装置2は、スライド式引き出し80を備える。第1の着脱自在な廃棄物容器76がこの引き出し80内に配置されている。第2の着脱自在な廃棄物容器78が、第1の廃水容器76の上において引き出し80内に配置されている。第2の廃棄物容器78は、使用済みカートリッジ12を収集するようになっている。この第2の廃棄物容器78の底部部分78aは、液体を流出させるためのフィルタまたは穿孔を備える。第1の廃棄物容器76は廃水を受けるようになっている。
連結アーム75がカップホルダ64を引き出し80に連結する。カップホルダ64は、噴出口19またはカップ支持物64上のカップから流れる液体を収集するための廃棄物容器77を備える。廃棄物容器77からの廃水が第1の廃棄物容器76内に収集されるように、廃棄物容器77は、連結アーム75内に配置されている導管(図示されていない)を経由して引き出し80に連結されている。
この実施形態では、第1および第2の廃棄物容器76、78は互いに独立している。あるいは、この代わりに、装置2は、使用済みカートリッジ12と廃水との両方に対して使用される単一の廃棄物容器を含んでもよい。
図8a、図8b、図8c、図8d、図8eに示されているように、本発明において使用するためのカートリッジ12は、一般的に、液体を通過させるようになっているフィルタ44を備えている底部部分42と、開口35を備えている頂部部分38と、底部部分42と頂部部分38とを連結する少なくとも1つの側壁45とを含む。このカートリッジ12は、煎出性材料12を収容するための内側体積40を画定する。この体積40は、標準的な1カップ分の煎出飲料を調製するために十分な煎出性材料12を受け入れるように計算されている。煎出性材料は、水に浸される時に膨張する傾向がある。体積40は、さらに、いったん煎出させられた膨張した煎出性材料のすべてを収容するようにも計算されている。好ましい体積40は、乾燥した煎出性材料14の体積の2倍から5倍、好ましくは約4倍であることが可能である。
カートリッジ12は円錐形であり、底部部分42の高さで先端を切られている。一実施形態では、頂部部分38と底部部分42との断面は円形または楕円形である。開口35の断面は円形または楕円形である。側壁45と底部部分42との間に形成される角度αが90度から100度までであり、好ましくは93度から97度までである。別の実施形態では、カートリッジ12は円筒形である。
この形状は、標準的な1カップ分の煎出飲料を調製するために十分な煎出性材料12を収容するのに十分な大きさである内側体積40を形成することを可能にする。この形状は、カートリッジ12が空洞16内に容易に挿入されることを可能にする。この形状は、さらに、カートリッジ12と空洞16との間の完全な嵌め合いを確実なものにするのに完全に適している。
カートリッジ12の少なくとも1つの側壁は、水と空気と光とに対して非透過性であるように気密性かつ水密性であり、不透明である。
カートリッジ12がアルミニウムで作られていることが好ましい。食品との接触が認可されているアルミニウムが使用されるだろう。あるいは、この代わりに、カートリッジ12の内側表面は、数分間にわたって少なくとも100℃までの温度に耐えることが可能な食品との接触が認可されている被覆層で被覆されてもよい。
フィルタ44がカートリッジ12の一部分であり、かつ、アルミニウムで作られている穿孔されたシートであることが好ましい。食品との接触が認可されているアルミニウムが使用されるだろう。あるいは、この代わりに、フィルタ44の内側表面は、食品との接触が認可されている被覆層で被覆されてもよい。
あるいは、この代わりに、フィルタ44は、少なくとも、羊毛で作られているか、または、煎出と濾過とに適合化されている任意の天然または合成材料で作られているシートから成ることがある。このシートは、底部部分42に対して、好ましくはカートリッジ12の内壁上に、従来通りの方法で取り付けられている。
頂部部分38は、開口35を少なくとも部分的に取り囲むリップ39を備える。このリップ39は、受け容器10の縁の上に載る。開口35は、カートリッジの外側に向かって配置されているシート50(図示されていない)によって閉じられかつ覆われている。シート50がアルミニウムで作られており、かつ、従来通りの仕方でリップ39にヒートシールされていることが好ましい.あるいは、この代わりに、使用前にカートリッジの内容をユーザが目視することを可能にするように、透明材料で作られていてもよい。この場合には、カートリッジ12の内壁上にコントラスト強調色の被覆層を有することが好ましいだろう。
一実施形態では、頂部部分38は、カートリッジ12の外側に向けて配置されているフィルタ(図示されていない)によって覆われているだろう。シート50はフィルタを覆う。このフィルタは、羊毛で作られているか、または、煎出と濾過とに適合化されている任意の天然または合成材料で作られている、伸張可能で変形可能なシートから成る。このようなフィルタを備えるカートリッジ12が水中に浸される時には、このフィルタはカートリッジの外に出て水中に広がる。このフィルタは、カートリッジ12内に収容されている煎出性材料14が浮遊することが可能である水中の空間を生じさせる。このフィルタは、特に煎出容器6内において、および、一般的には装置内において、煎出性材料14があらゆる場所に散乱することを防止する。底部部分42は、フィルタ44を基準としてカートリッジ12の外側に向かって配置されている取り除き可能なシート36によって回復させられる。この取り除き可能なシート36は、従来通りの仕方でカートリッジ12にヒートシールされているかまたは接着されているだろう。この取り除き可能なシート36は、アルミニウム、または、食品との接触が認可されている任意の他の材料で作られている。この取り除き可能なシート36は把持手段(図示されていない)を備え、したがってユーザはこのシート36を把持してカートリッジ12から取り除くことが可能である。
シート36、50は、カートリッジ12の内側内容物40を密封して真空包装する。煎出性材料14は空気と湿気とから保護されている。シート36、50とカートリッジ12の両方が、光からもその内容物14を保護するために不透明な材料で作られていることが好ましい。
カートリッジ12は、煎出パラメータを含むか表示する記号または任意の自動読取り可能な手段を備えるだろう。この記号または読取り可能な手段は、側壁45の外側表面上に、または、リップ39上に、または、シート50上に配置されているだろう。
一実施形態では、底部部分42は、カートリッジ12の内側に向けて形成されている凹み46を含む。この凹み46は円錐台形であり、および、この凹み46の大きい方の断面が底部部分42の高さにある。凹み46の大きい方の断面は、2ミリメートルから15ミリメートルまでの直径を有し、より明確には、2ミリメートルから6ミリメートルまでの直径を有する。
凹み46は、気体を通過させるための開口48を備える。一実施形態では、4つの開口48が側壁52上に配置されており、および、1つの開口48が凹み46の頂部部分54上に配置されている。一例としては、側壁上の4つの開口48は凹み48の軸線に関して対称的に配置されている。
次に、一実施形態による受け容器10を図9に関連付けて説明する。
受け容器10は、前部パネル105、トレイ107を備える引き出しから成る。この引き出し10は、乗せ台68の内側に位置している2つの側方パネル104a、104bに沿ってスライドする。乗せ台68は、さらに、この乗せ台68内を下方に延びる斜面を形成する放出シュート106を備える。この放出シュート106の一方の側部は、両方の側方パネル104a、104bの底部部分に対して突き当たる形で配置されており、一方、放出シュート106の他方の側部はアーム69の入口において導管24に連結されている。複数ランナ機構(multiple runner mechanism)が側方パネル104a、104bの両方の頂部端縁上に配置されている。
複数ランナ機構を介して側方パネルに連結されているトレイ107は、側方パネル103、104に沿ってスライドする。トレイ107は、ヒンジ108を介して互いにヒンジ式に留められている2つのパネル107a、107bによって形成されている。このヒンジ108はトレイ107のスライド方向に対して垂直に配置されている。
一実施形態では、複数ランナ機構は、側方パネル104a、104bの頂部端縁上に配置されている第1のランナ101と、第1のランナ101の上または中をスライドする第2のランナ102と、第2のランナ102内をスライドする第3のランナ103とから成るだろう。トレイ107は、第3のランナ103の上または中をスライドする。前部パネル105は第3のランナ103に固定されている。複数ランナ機構は、自動的にまたは手動によって作動させられるだろう。この自動的な動作は、当業者に公知の従来通りの作動機構によって制御される。
トレイ107は、カートリッジ12を受け入れるようになっている空洞16を備える。この空洞16は、トレイ107の第1のパネル107aに連結されている部分側壁110と、この側壁110に連結されている部分底部部分111とを備える。
部分側壁110と底部部分111は、前部パネル105の付近に、かつ、第1のパネル107aだけの下方に配置されている。部分側壁110と部分底部部分111は、底部部分111の高さにおいて切頭されている部分円錐または円筒を形成する。上記部分円錐の寸法はカートリッジ12の寸法よりもわずかに大きく、したがってカートリッジ12は空洞16の中にぴったりと嵌り込む。
円筒形または円錐台形であることが好ましい突出ノズル112が、空洞16の内側に向かって底部部分111上に配置されている。この突出ノズル112の寸法は、空洞16内に挿入されるカートリッジ12の凹み46が突出ノズル112に正確にぴったり嵌合するような寸法である。突出ノズル112は、空洞12の内側に向けて気体を注入する開口113を備える。この開口113は、空洞内に挿入されるカートリッジ12の凹み内の開口が注入開口113に面するように、突出ノズル112内に配置されている。一実施形態では、4つの開口113がノズル112の側壁上に配置され、かつ、1つの開口113がノズル112の頂部部分54上に配置されている。
突出ノズル112は、空洞16の底部部分111内に配置されている導管29(図示されていない)に連結されている。あるいは、この代わりに、導管29は、空洞16の内側または空洞16の外側に向けて底部部分111の表面上に配置されていてもよい。
導管29は気体入口パイプ28に連結されている。
別の実施形態では、突出ノズル112は、空洞16の部分側壁110の上に配置されているだろう。
凹み109が、空洞16の頂部端縁の周りのトレイ107の頂部表面上に配置されている。凹み109の断面は、空洞16内に受け入れられるカートリッジ12のリップ39が凹み109にぴったりと嵌り込むように、カートリッジ12のリップ39の断面よりもわずかに大きい。
一実施形態では、トレイ107は第3のランナ103に着脱自在に連結されている。乗せ台68内に配置されている機構は、第3のランナ103からトレイ107を持ち上げて支持するために備えられている。
引き出し10は、さらに、空洞内のカートリッジ12の存在を検出し、かつ、カートリッジ12上に配置されている自動読取り可能な手段または記号を感知するようになっているセンサを備える。この読取り可能な手段または記号は、煎出温度に関する情報と、カートリッジ12内に収容されている煎出性材料14に適合化されている煎出時間と、煎出容器6の中に注入すべき液体の量と、突出ノズル112を通過する気体注入に関する情報等とを提供する。
一例としては、このセンサは、色を検出するセンサから成るだろう。カートリッジ12の色が、そのカートリッジ12が収容する煎出性材料12のタイプを示し、および、煎出パラメータに関連付けられている。このセンサは、1つの側方パネル103上に配置されている発光器(図示されていない)と、他方の側方パネル104上に配置されている受光器(図示されていない)とから成るだろう。空洞16が部分側壁だけを備えるので、この空洞16は、発光器と受光器との間を伝わるビームに干渉しない。
次に、一実施形態による引き出し10を開閉するための機構を、図10aから図10cに関連付けて説明する。
図10aは、第1の位置における乗せ台68内の閉じられた引き出し10を示す。3つのランナ101、102、103のすべてが、密集位置において、互いに重ね合わされており、または、互いの中に配置されている。
トレイ107は第3のランナ103の上または中に固定されている。
図10bは、乗せ台68の外にスライドする、中間位置にある引き出し10を示す。第2のランナ102が第1のランナ101の外にスライドすると同時に、第3のランナ103が第2のランナ102の上または中に位置した状態のままである。
図10cは、第2の位置において完全に開かれている引き出し10を示す。第3のランナ103は第2のランナ102の外にスライドし、および、完全に延ばされた位置に位置させられている、間、3つのランナ101、102、103。この時に、空洞16は完全に到達可能であり、および、カートリッジ12がこれと共に挿入されるだろう。
引き出し10を閉じる機構は開放機構と同一であり、逆の順序で個々の段階に従う。
次に、引き出し10が乗せ台68の中にスライドすると同時にカートリッジを自動的に開く機構を、図2と図11aから図11eとを参照して説明する。
装置2は、平らなブレード31が間に取り付けられている1対の互いに平行な円弧形の棒33を備える。ブレード31は、円弧形の棒33の間に形成されている円筒形表面に対して接線方向に固定されている。ブレード31は半円形または半楕円形のブレードであることが好ましく、および、その直線状の側部は棒材31aを介して円弧形の棒33に連結されている。ブレード31の小さい直径と長い直径は、カートリッジ12の開口35の小さい直径と長い直径よりもわずかに小さい。
円弧形の棒33は、乗せ台68の中を通りかつ1対の円弧形アーム71の内側において煎出容器6の周りを回転する。乗せ台68内の引き出し10のスライド移動が、円弧形の棒33の動きに関係付けられている。一実施形態では、円弧形の棒33の回転は、第1のランナ101の上または中をスライドする第2のランナ102の動きによって制御される。円弧形の棒33と第2のランナ102は従来通りの形で互いに関係付けられている。
円弧形の棒33は、受け容器10のスライド方向に対して接線方向に配置されている。円弧形の棒33は、引き出し10のトレイ107に対して接線方向にかつ引き出し10の空洞16の頂部部分の各側部上に配置されている。
図11aは、引き出し10がスライドして乗せ台68の中に入り始める時の、カートリッジ12に対するブレード31の相対的な位置を示す。円弧形の棒33は回転し、および、直ちにカートリッジ12のリップ29が、円弧形の棒33とトレイ107の凹み109との間に挟まれる。ブレード31の端縁が、開口の端縁の付近にあるカートリッジ12の開口35の内側で第1のシート50に接触して穿孔する。図11bから図11dは、カートリッジ12に対するブレード31の相対的な位置を示し、および、引き出しはスライドして乗せ台68の中に入り続ける。円弧形の棒33は回転し続けており、および、ブレード31はカートリッジ12の内と外への円運動を行い、開口35の端縁に隣接しているシート50を切り取る。カートリッジ12が円弧形の棒33とトレイ107の凹み109との間の空洞12の中で阻止された状態のままにされ、したがってブレード31はシート50の適正で効率的な切り取りを行うだろう。
図11eは、引き出し10が乗せ台68内のその最終位置に達する時の、カートリッジ12に対するブレード31の相対的な位置を示す。ブレード31がカートリッジ12の外に移動すると、このブレード31は、このブレードが切り取ったばかりのシート31の一部分をカートリッジ12から押し離す。この切り取られた部分は、シート31に部分的に連結されたまま残る。開口35全体が到達可能である。
別の実施形態では、シート50の切り取り部分はシート50から完全に分離させられ、および、ブレード31がカートリッジ12の外に移動する時にブレード31によって引き離される。この切り取り部分は重力によって排出シュート106上に落下し、および、第2の廃棄物容器78内に集められる。
ブレード31は、開口35の断面に適合化された任意の形状であることが可能である。ブレード31が開口35を経由してカートリッジ12の内と外にスライドしてシート50を切断することを可能にするために、このブレードの寸法は開口の寸法よりも小さくなければならない。
引き出し10が乗せ台68内で閉じられ、および、カートリッジ12の頂部シート50が切り取られ終わると、トレイ107は第3のランナ103から持ち上げられて引き離される。
トレイ107の凹み109内に位置しているカートリッジ12のリップ39は、煎出容器6の底部開口8と接触させられる。底部開口8の端縁上に配置されているガスケット84が、煎出容器6とリップ39との間の封止連結を確実なものにする。
カートリッジ12は、空洞16内に嵌め込まれた状態を堅固に維持される。
煎出容器6の開口8の寸法は、カートリッジ12の開口35を取り囲むように、トレイ107上の空洞16の断面の寸法に等しいかまたはこの寸法よりも大きい。煎出容器6の開口8の寸法は、トレイ107の凹み109の断面の寸法よりも小さい。
装置2は、さらに、乗せ台68内に配置されている可動的なスナップ嵌め式インサート81(図示されていない)を備える。このインサート81の動きは装置2の作動手段によって作動させられる。このインサート81は、トレイ10の空洞16と接触させられるようになっている。インサート81は、空洞16の側壁110の端縁と空洞16の底部部分111とにぴったりと嵌合するようになっている。インサート81は、さらに、トレイ107の底部表面と嵌合するようにもなっている。ガスケット83(図示されていない)が、空洞16と接触するようになっているインサート81の各部分上に配置されていてもよい。インサート81は通路18に連結されている。
引き出し10が乗せ台68内で閉じられて、トレイ107が煎出容器6の底部開口8と接触させられ終わった後に、インサート81は操作されて空洞16に接触させられ、この結果として、空洞6とインサート81は互いにぴったりと嵌合する。ガスケット83は、インサート81と空洞16とトレイ107との間の接触表面が封止状であることを確実にする。煎出容器6とトレイ107と空洞16とインサート81は、通路18によって閉じられている封止煎出チャンバを形成する。
次に、一実施形態による引き出し10の空洞からカートリッジ12を放出するための機構を、図12aから図12cに関連付けて説明する。
図12aは、第1の位置において乗せ台68内で閉じられている引き出し10を示す。3つのランナ101、102、103のすべては、密集位置において互いの上または中に固定されて配置されている。図12bは、乗せ台68の内側に向かって、第3のランナ103の上または中をスライドする中間位置にあるトレイ107を示す。図12cは、第3の位置において乗せ台68の内側に向かってさらにスライドするトレイ107を示し、この第3の位置では、トレイ107はヒンジ108の周囲に折り畳まれる。第2のパネル107bは第3のランナ103の外へスライドし、排出シュート106上に落下する。空洞16は、第1のパネル107aだけに沿って部分側壁110を備え、および、カートリッジ12はもはや空洞16内に保持されていない。カートリッジ12は空洞から放出される。カートリッジ12は排出シュート106上に落下し、アーム69内の排出導管24に向かってスライドして降下する。
カートリッジ12が排出シュート106上に落下すると、シート50の切り取り部分はシート50に向かって押し戻され、および、カートリッジ12の開口35を部分的に閉じる。煎出性材料14はカートリッジ12内に維持される。
カートリッジ12を取り出すための排出機構は、カートリッジを円滑に排出することを可能にする。この排出機構は、カートリッジ12内に収容されている煎出材料14がカートリッジ12から外に落下することを防止する。煎出材料が排出シュート108上に落下させられる時に、幾らかの煎出材料14が依然としてカートリッジ12の外に落下することがある。この煎出材料はいずれの場合にも排出シュート108上に集められる。
次に、本発明の別の実施形態による引き出し10とインサート81を、図13に関連付けて説明する。空洞16内のカートリッジ12を検出するための機構も説明する。
引き出し10は、カートリッジ12を受け入れるようになっている空洞16を有するトレイ107を備える。空洞16は、トレイ107に連結されている側壁110を備える。側壁110は、底部部分において切頭されている部分円錐または円筒を形成する。カートリッジ12が空洞16bの中に挿入される時には、このカートリッジ12は、トレイ107の上部表面上に置かれるそのリップによって空洞16内に保持される。カートリッジ12の側壁45は空洞16の側壁110の上に置かれる。
装置2は、さらに、乗せ台68内に配置されている可動インサート81を備える。インサート81の移動が、装置2の作動手段によって制御される。インサート81は、トレイ107の空洞と接触するように作動させられる。空洞16の側壁110の端縁114とぴったりと嵌合するようになっているインサート81。ガスケット83が、空洞16とインサート81との間の封止接触を確実なものにするように、インサート81上に、または、側壁110の端縁114上に配置されてもよい。インサート81は通路18に連結されている。
円筒形または円錐台形であることが好ましい突出ノズル112が、空洞16の内側に向かってインサート81内に配置されている。気体の放出のための開口113を備えている突出ノズル112は、インサート81内に配置されている導管29に連結されている。導管29は入口パイプ28に連結されている。
インサート81は、カートリッジ12が空洞16内に填め込まれているか否かを検出するための検出器を備える。この検出器は、突出ノズル112の周囲に配置されておりかつ装置2の回路25に接続されている作動押しボタン82を備える。押しボタン82は突出ノズル112に沿って上下にスライドすることが可能である。この押しボタン82は、押し下げられる時に、装置の機能の一部を起動させる。押しボタン82は、頂部部分の高さで切頭されている円錐形である。カートリッジ12の凹み46の(底部部分42の高さにおける)底部断面の直径は、押しボタン82の頂部断面の直径よりも大きい。
凹み46の円錐の角度が押しボタン82の円錐の角度と実質的に同一であることが好ましい。
引き出し10が乗せ台68内で閉じられて、トレイ107が煎出容器6の底部開口8と接触させられ終わった時に、インサート81は空洞16と接触させられるように動かされ、したがって、空洞6とインサート81は互いにぴったりと嵌合する。カートリッジ12は空洞16内に堅固に保持され、そのリップ39は、トレイ107の上部表面と煎出容器6の開口8の端縁との間に把持される。インサート81が持ち上げられている間に、突出ノズル112と押しボタン82はカートリッジ12の凹み46の中に移動する。押しボタン82の外側の側部表面が凹み46の側部表面と接触させられる。
押しボタン82は、この押しボタン82が凹み46の表面と突出ノズル112との間で阻止されるまで、凹み46の中へ移動し続けて、凹み46の表面に沿ってスライドする。インサート81が上方にスライドし続ける時に、押しボタン82はカートリッジ12の凹み46の表面によって下方に押される。この押しボタンは、装置2内のプロセスの起動のために回路25内の新たな接続を生じさせる。インサート81が空洞16の端縁114と接触させられると、突出ノズル112はカートリッジ12の凹み46の内側に位置させられ、したがって突出ノズル112の開口113は凹み46の開口48に面する。
次に、図8Fに関連付けて本発明の別の実施形態を説明する。図8Fは、本発明の別の実施形態によるカートリッジ12の断面を示す。
カートリッジの底部部分42は、カートリッジ12の内側に向かう凹み46aを備える。この凹み46aは第1の切頭円錐46a1から成り、および、この第1の切頭円錐46a1の大きい方の断面が、カートリッジ12の底部部分42の高さにあり、かつ、第1の円錐46a1の上に「重ねられている」第2の切頭円錐または円筒46a2の高さにある。第1の円錐46a1と第2の円錐46b2との間の交差が、作動表面46bを構成する。凹み46a2は、空気を通過させるための開口48を備える。
凹み46a1の底部断面の直径は押しボタン82の頂部断面の直径よりも大きい。
凹み46a1の円錐の角度が押しボタン82の円錐の角度と実質的に同一であることが好ましい。
使用時には、インサート81が上昇させられると、突出ノズル112とインサート81の押しボタン82とがカートリッジ12の凹み46a1の中に移動する。押しボタン82の外側の側部表面は、凹み46a1の側部表面と接触させられる。押しボタン82は、作動表面46bによって阻止されるまで、凹み46a1の表面に沿ってスライドする。インサート81が上方にスライドし続けるので、押しボタン82は表面46bによって押し下げられる。この押しボタンは、装置2内のプロセスの起動のための回路25内の新たな接続を生じさせる。インサート81が空洞16の端縁114に接触させられると、突出ノズル112はカートリッジ12の凹み46a2の内側に位置させられ、したがって突出ノズル112の開口113は凹み46aの開口48に面する。
次に、煎出飲料を調製するための装置の機能を説明する。受け容器10はノブの起動によって手動または自動で開く。
取り除き可能な底部シート36が取り外され終わっているカートリッジ12が、受け容器10の中に入れられる。受け容器10は自動的にまたは手動によって閉じられて、乗せ台68の内側をスライドする。受け容器10が閉じられる間に、センサが空洞12内のカートリッジの存在とその色とを検出する。
同時に、保護頂部シール50はカートリッジ12から自動的に切り取られ、カートリッジ12の内側に配置されている煎出性材料14に対する到達を可能にする。
プロセッサが、従来通りの仕方でカートリッジ12の色にしたがって煎出パラメータを選択する。
煎出容器6と空洞16と通路18との間に封止連結が生じさせられる。トレイ107は第3のランナ103から持ち上げられて離される。スナップ嵌め式インサート81は、空洞16とトレイ107とに接触させられる。通路18が閉じられる。通路18によって閉じられる封止煎出チャンバは、煎出容器6とトレイ107と空洞16とスナップ嵌め式インサート81とによって形成されている。
弁が、導管65aを関連の導管65bに連結するために弁が起動される。水がリザーバ66からポンプで送られ、カートリッジ12の色にしたがってプロセッサによって選択された推奨圧力で導管65bに送られる。水は加熱されると同時に加熱チャンバ69を通って移動する。散水器63が、カートリッジ12の色にしたがってプロセッサによって選択された推奨温度で容器6内に熱湯を注入する。
液体が、カートリッジ12内に収容されている煎出性材料14を浸す煎出容器6の中に送り込まれる。この滲出性材料14は煎出チャンバの中に自由に浮遊し始める。煎出が生じる。
プロセッサが、煎出容器6内の液体4を推奨温度に維持するために、煎出容器6の周囲の加熱要素を制御する。
インサート81内に配置されている押しボタン82を検出器が備える実施形態では、この押しボタンは、弁の起動、および/または、煎出チャンバ内への煎出のための液体の送り込みとを制御するだろう。この検出器は、カートリッジ12が空洞16内に無い時に、煎出チャンバ6が熱湯で満たされることを防止する。
煎出容器6が水4で満たされた直後に、第1の酸素処理が行われ、および、加圧気体が、突出ノズル112の開口113を通して容器6内に送り込まれる。
煎出性材料14は煎出液体4内で混合され、この煎出液体4は撹拌される。ノズル113によって放出される気体が、カートリッジ12内に残留することがある煎出性材料14のすべてを引き離す。
気体が送り込まれる圧力がフィルタ44の気体透過率に比較して過剰に高い場合には、気体ポケットがカートリッジ12の表面の下方に形成されて、カートリッジを空洞の外に押し出す力を生じさせるだろう。凹み46内に備えられている開口48が、フィルタ44が引き裂かれることと、装置2内の膨張力が生じることとを防止する。開口48は注入ノズル112の開口113に面するようになっている。開口48のサイズは注入開口113のサイズと実質的に同一である。
第2の酸素処理が煎出中に後で行われる。加圧気体が再び容器6内に送り込まれる。煎出性材料14が煎出液体4内に混合され、この煎出液体が撹拌される。ノズル113によって放出される気体が、カートリッジ12内に依然として残留することがある煎出性材料14のすべてを引き離す。
第2の酸素処理が行われる時点と、第1および第2の酸素処理の持続時間と、気体が煎出チャンバ内に注入される圧力とに関するデータが、カートリッジ12内に収容されている煎出性材料14のタイプに関連付けられているパラメータの一部分であるだろう。
煎出が完了すると、弁が自動的に起動される。通路18は噴出口19に連結されて開かれる。煎出された飲料が、カップホルダ64上に置かれているカップの中に重力によって運ばれる。安全機構が、カップがカップホルダ64上に無い場合に通路18を閉じた状態に維持するために備えられてもよい。
煎出飲料がカップの中に注入され終わった直後に、装置2のクリーニングが開始される。弁が自動的に起動される。通路18が廃水導管23に連結され、導管65aが関連の導管65bに連結される。通路18は開いた状態のままである。水がリザーバ66からポンプで送られて、特定の圧力で導管65bに送られ、したがって、散水器63が煎出容器6の内壁に沿って水を放出する。散水器63は、水を全方向に放出しかつ煎出容器6の内側表面全体上を水が流れることを確実にするための十分な数の出口61を備えている。水が加熱チャンバ69を通って移動する最中に、水が加熱されてもよい。
水が液体として煎出容器6内に放出されることが好ましい。洗浄水が、煎出容器6の内壁に沿って下降し、煎出チャンバから、廃水導管23を通って、第1の廃棄物容器74に向かって流れる。容器6の内壁上に付着した大きな残留物が洗い流されて、カートリッジ12内に集められる。
第1のクリーニング作業が完了し、および、煎出容器6が空にされ終わると、カートリッジ12の排出が開始されるだろう。インサート81が空洞16から取り外される。トレイ107が下降させられて、第3のランナ103と接触させられる。空洞16からカートリッジ12を排出するために、排出機構が起動される。トレイ103はその以前の位置にスライドして戻り、および、再び煎出容器6の底部端縁8に突き当たるように上昇させられる。インサート81は再び空洞16に接触させられる。
インサート81内に位置した押しボタン82を検出器が備える実施形態では、カートリッジ12が空洞16から取り外された後に押しボタン82が解除される。この押しボタン82の解除は、弁の作動、および/または、煎出チャンバ内での煎出のための液体の注入とを制御するだろう。例えば、この押しボタン82の解除は、第2のクリーニング作業の起動を制御するだろう。
第2のクリーニング作業が開始される。煎出飲料と接触している装置2内のすべての部品(すなわち、煎出容器6と、空洞16と、インサート81と、注入ノズル112と、通路18と、通路18の開きを制御する電気弁)を洗浄するために、水が再び煎出容器6内に注入される。
この洗浄作業中に、煎出飲料に接触している装置2の全部品が適正に洗浄されることを確実なものにするために、通路18は連続的に数回にわたって開閉されるだろう。
洗浄作業中に、蒸気が水と共に煎出チャンバ内に放出されるだろう。この蒸気は煎出容器6内を迅速に満たし、および、表面に接触して凝縮する前に煎出チャンバの内側表面全体に到達する。蒸気は煎出チャンバの内側表面の到達困難な部分(例えば、煎出容器6内の散水器63の周囲)に到達する。
本発明の様々な実施形態を詳細に説明してきたが、これらの実施形態の変更と適合化とが当業者によって見出されるだろうということが明らかである。しかし、こうした変更と適合化とが本発明の範囲内に含まれているということが明確に理解されなければならない。
図1は、一実施形態による煎出飲料を調製する装置の前方斜視図を示す。 図2は、その装置の詳細な側面斜視図を示す。 図3は、一実施形態による煎出飲料を調製する装置の内側の前方斜視図を示す。 図4は、一実施形態による煎出飲料を調製する装置の内側の前方斜視図を示す。 図5は、一実施形態による煎出飲料を調製する装置の内側の後方斜視図を示す。 図6は、一実施形態による煎出飲料を調製する装置の内側の側面斜視図を示す。 図7aは、一実施形態による廃棄物容器の側面斜視図を示す。 図7bは、一実施形態による廃棄物容器の側面斜視図を示す。 図8aは、煎出飲料を調製する装置で使用するための一実施形態によるカートリッジの上面斜視図を示す。 図8bは、一実施形態によるカートリッジの底面斜視図を示す。 図8cは、一実施形態によるカートリッジの側面斜視図を示す。 図8dは、一実施形態によるカートリッジの底部部分の側面斜視図を示す。 図8eは、一実施形態によるカートリッジの断面側面図を示す。 図8fは、別の実施形態によるカートリッジの断面側面図を示す。 図9は、一実施形態によるカートリッジを受け入れるための受け容器の上面斜視図を示す。 図10aは、一実施形態による受け容器を開くための機構を示す。 図10bは、一実施形態による受け容器を開くための機構を示す。 図10cは、一実施形態による受け容器を開くための機構を示す。 図11aは、一実施形態による煎出飲料を調製するための装置の内側に配置されているカートリッジを開くための機構を示す。 図11bは、一実施形態による煎出飲料を調製するための装置の内側に配置されているカートリッジを開くための機構を示す。 図11cは、一実施形態による煎出飲料を調製するための装置の内側に配置されているカートリッジを開くための機構を示す。 図11dは、一実施形態による煎出飲料を調製するための装置の内側に配置されているカートリッジを開くための機構を示す。 図11eは、一実施形態による煎出飲料を調製するための装置の内側に配置されているカートリッジを開くための機構を示す。 図12aは、一実施形態による使用済みカートリッジを排出するための機構を示す。 図12bは、一実施形態による使用済みカートリッジを排出するための機構を示す。 図12cは、一実施形態による使用済みカートリッジを排出するための機構を示す。 図13は、別の実施形態によるカートリッジを受け入れるための受け容器の概略的な断面を示す。

Claims (11)

  1. 煎出飲料を調製する装置(2)であって、
    a)液体(4)を収容するための煎出容器(6)であって、この容器(6)の外に前記液体(4)が流れ出すことを可能にする開口(8)を備える煎出容器(6)と、
    b)煎出性材料(14)を収容するカートリッジ(12)を受け入れるための空洞(16)を画定する受け容器(10)であって、前記煎出容器(6)とこの受け容器(10)は、前記煎出容器(6)と前記空洞(16)とが前記開口(8)を経由して互いに連通する位置に配置されるように互いに対して相対的に作動可能である受け容器(10)と、
    c)開閉可能な通路(18)であって、前記液体(4)が前記煎出容器(6)からこの通路(18)内に前記空洞(16)を通って流れ込むことを可能にするために、前記空洞(16)と連通する通路(18)
    とを含む装置(2)において、
    d)前記煎出容器(6)内に液体および/または蒸気を送り込むためのクリーニング手段と、
    e)前記空洞(16)から前記カートリッジ(12)を取り除くための取り除き手段と、
    f)前記クリーニング手段と前記取り除き手段とを連続的に作動させるための作動手段
    とをさらに含むことを特徴とする装置(2)。
  2. 前記作動手段は、前記クリーニング手段と前記取り出し手段と再び前記クリーニング手段とを作動させるようになっている請求項1に記載の装置(2)。
  3. 前記空洞(16)を通して前記煎出容器(6)内に気体を送り込むための送り込み手段をさらに含む請求項1または2に記載の装置(2)。
  4. 前記送り込み手段は、前記空洞(18)内に配置されておりかつ前記気体を送り込むための少なくとも1つの注入開口(113)を備えている、突出ノズル(112)を備える請求項3に記載の装置(2)。
  5. 前記装置は、前記カートリッジ(12)から調製パラメータを読み取るための自動読み取り手段(34)を備え、前記調製パラメータは、煎出温度、煎出持続時間、気体の送り込みが行われる時間、この気体の送り込みの持続時間、および、これら組み合わせを示めすものである請求項4に記載の装置(2)。
  6. 前記通路(18)は、煎出液体(4)が前記通路(18)からカップ内に直接的に流れ込むことを可能にする噴出口(19)を備える請求項1から5のいずれか1項に記載の装置(2)。
  7. 前記装置は、さらに、廃棄物クリーニング液体および/または蒸気(22)を集めるための第1の廃棄物容器(76)と、前記空洞(16)から取り除かれた使用済みカートリッジ(12)を受け入れるための第2の廃棄物容器(78)とをさらに備える請求項1から6のいずれか1項に記載の装置(2)。
  8. 液体(4)を収容するための煎出容器(6)と空洞(16)を備える受け容器(10)とを含む装置において煎出飲料を調製するプロセスであって、前記煎出容器(6)は、液体(4)が流れ出るための開口(8)を備え、このプロセスは、
    a)煎出性材料(14)を収容するカートリッジ(12)を前記空洞(16)内に挿入する段階であって、前記カートリッジ(12)は、液体を通過させるためのフィルタ(44)を備える段階と、
    b)前記煎出容器(6)と前記空洞(16)とが前記開口(8)を通して互いに連通するように、特定の位置において前記容器(6)と前記受け容器(10)とを互いに対して相対的に配置する段階と、
    c)前記液体が前記空洞(16)に流れて、前記カートリッジ(12)内に収容されている煎出性材料(14)を浸すように、前記煎出容器(6)内での煎出のために液体(4)を送り込む段階と、
    d)前記装置(2)の通路(18)を開く段階であって、前記通路(18)は、前記煎出液体(4)を前記煎出容器(6)から前記空洞(16)と前記カートリッジ(12)の前記フィルタ(44)とを通して前記通路(18)の中に流れ込ませるために、前記空洞(16)と連通している段階
    とを含むプロセスにおいて、
    e)前記容器(6)をクリーニングするために前記容器(8)の中に液体および/または蒸気を送り込む段階と、
    f)前記空洞(16)から前記カートリッジ(12)を取り除く段階
    とを、さらに、連続して含むことを特徴とするプロセス。
  9. 前記容器(8)の中に液体および/または蒸気を送り込むさらに別の段階を含む請求項8に記載のプロセス。
  10. 前記液体(4)を煎出のために送り込む前記段階と、前記通路(18)を開く前記段階との間に、前記空洞(16)を通して前記煎出容器内に気体を送り込む段階を含む請求項8または9に記載のプロセス。
  11. 煎出のために前記液体(4)を送り込む前記段階の終了と、前記通路(18)を開く前記段階の開始との間の時間の50−80%において、および/または、煎出のために前記液体(4)を送り込む前記段階の直後に、気体を送り込む前記段階が行われる請求項10に記載のプロセス。
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