JP5053003B2 - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Description

この発明は半導体装置およびその製造方法に関する。
従来の半導体装置には、CSP(chip size package)と呼ばれる半導体構成体を該半導体構成体よりもサイズの大きいベース板上に設けたものがある(例えば、特許文献1参照)。この場合、半導体構成体の周囲におけるベース板上には絶縁層が設けられている。絶縁層の上面には、製造工程中におけるベース板の反りを低減するための、ベース板と同一の材料からなるハードシートが設けられている。半導体構成体、絶縁層およびハードシート上には上層絶縁膜が設けられている。上層絶縁膜上には上層配線が設けられている。上層配線の接続パッド部上には半田ボールが設けられている。
特開2005−317906号公報(図1)
しかしながら、上記従来の半導体装置では、半導体構成体および絶縁層を支持するためのベース板を用いているため、少なくともベース板の厚さの分だけ、装置全体が厚くなってしまうという問題があった。
そこで、この発明は、薄型化することができる半導体装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明に係る半導体装置は、半導体基板および該半導体基板上に設けられた複数の外部接続用電極を有する半導体構成体と、前記半導体構成体から間をおいて前記半導体構成体の周囲に配置された方形枠状の絶縁板と、前記絶縁板と前記半導体構成体の間に充填された内部絶縁層と、前記半導体構成体の下部周囲において前記内部絶縁層および前記絶縁板の下面に設けられ、前記内部絶縁層と一体に形成された下層絶縁膜と、前記半導体構成体、前記絶縁板および前記内部絶縁層上に設けられ、前記内部絶縁層と一体に形成された上層絶縁膜と、前記上層絶縁膜上に前記半導体構成体の外部接続用電極に接続されて設けられた上層配線と、前記下層絶縁膜の下面に設けられた下層配線とを具備することを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明に係る半導体装置は、請求項1に記載の発明において、前記半導体構成体の半導体基板の下面には金属からなる台座層が設けられ、前記台座層の下面は前記下層絶縁膜の下面と面一となっていることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明に係る半導体装置は、請求項1又は2に記載の発明において、前記上層配線と前記下層配線とは前記上層絶縁膜、前記絶縁板及び前記下層絶縁膜に設けられた貫通孔内に設けられた上下導通部を介して接続されていることを特徴とするものである。
請求項に記載の発明に係る半導体装置は、請求項1又は2に記載の発明において、前記絶縁板の上面および下面に上部配線および下部配線が設けられ、前記上部配線と前記下部配線とは前記絶縁板に設けられた貫通孔内に設けられた上下導通部を介して接続され、且つ、前記上層配線は前記上部配線に接続されていることを特徴とするものである。
請求項に記載の発明に係る半導体装置は、請求項に記載の発明において、前記下層配線は前記下部配線に接続されていることを特徴とするものである。
請求項に記載の半導体装置の製造方法は、金属製のベース板の上面に、各々が半導体基板および該半導体基板上に設けられた複数の外部接続用電極を有する複数の半導体構成体を相互に離間させて配置する工程と、前記半導体構成体のサイズよりも大きなサイズを有した複数の方形状の第一開口部が形成されているとともに熱硬化性樹脂を含む格子状の下層絶縁膜形成用シートの前記第一開口部の内側に前記半導体構成体をそれぞれ配置して前記下層絶縁膜形成用シートと前記半導体構成体との間に隙間を形成するようにして、前記下層絶縁膜形成用シートを前記ベース板の上面に重ね、前記半導体構成体のサイズよりも大きなサイズを有した複数の方形状の第二開口部が形成されている格子状の絶縁板の前記第二開口部の内側に前記半導体構成体をそれぞれ配置して前記絶縁板と前記半導体構成体との間に隙間を形成するようにして、前記絶縁板を前記下層絶縁膜形成用シートの上に重ね、熱硬化性樹脂を含む上層絶縁膜形成用シートを前記絶縁板の上に重ねる工程と、前記下層絶縁膜形成用シートおよび前記上層絶縁膜形成用シートを上下から加熱加圧することで、前記下層絶縁膜形成用シートおよび前記上層絶縁膜形成用シートに含まれる熱硬化性樹脂を、前記絶縁板と前記半導体構成体との間の隙間および前記下層絶縁膜形成用シートと前記半導体構成体との間の隙間に充填し、その後、前記下層絶縁膜形成用シートおよび前記上層絶縁膜形成用シートに含まれる熱硬化性樹脂を硬化する工程と、前記ベース板を除去する工程と、前記上層絶縁膜形成用シートの熱硬化性樹脂が硬化することで形成された上層絶縁膜上に上層配線を前記半導体構成体の外部接続用電極に接続させて形成する工程と、前記下層絶縁膜形成用シートの熱硬化性樹脂が硬化することで形成された下層絶縁膜の下面に下層配線を形成する工程と、前記半導体構成体間において前記絶縁板、前記上層絶縁膜及び前記下層絶縁膜を切断して半導体装置を複数個得る工程と、を有することを特徴とするものである。
請求項7に記載の半導体装置の製造方法は、請求項6に記載の発明において、前記絶縁板として、基材に含浸された熱硬化性樹脂が硬化してシート状に形成されて、それに前記第二開口部が形成されたものを用いることを特徴とするものである。
請求項に記載の半導体装置の製造方法は、請求項6又は7に記載の発明において、前記下層絶縁膜形成用シートとして、基材に含浸された熱硬化性樹脂が半硬化してシート状に形成されて、それに前記第一開口部が形成されたものを用いることを特徴とするものである。
請求項9に記載の半導体装置の製造方法は、請求項8に記載の発明において、前記上層絶縁膜形成用シートとして、前記下層絶縁膜形成用シートと同一の材料からなり、且つ、前記下層絶縁膜形成用シートの厚さと同一の厚さとなっているものを用いることを特徴とするものである。
請求項10に記載の半導体装置の製造方法は、請求項6から8の何れか一項に記載の発明において、前記上層絶縁膜形成用シートとして、基材に含浸された熱硬化性樹脂が半硬化してシート状に形成されたものを用いることを特徴とする半導体装置の製造方法。
請求項11に記載の半導体装置の製造方法は、請求項6から10の何れか一項に記載の発明において、前記上層絶縁膜形成用シートの上に前記ベース板と同一の材料及び同一厚さの反り防止板を重ねた状態で、前記下層絶縁膜形成用シートおよび前記上層絶縁膜形成用シートの加熱加圧を行い、前記ベース板の除去及び前記反り防止板の除去をウエットエッチングにより行うことを特徴とするものである。
請求項12に記載の半導体装置の製造方法は、請求項6から11の何れか一項に記載の発明において、前記半導体構成体を配置する工程は、その半導体基板の下面に形成された接着層を、前記ベース板の上面に形成された該ベース板と異なる金属からなる台座層の上面に接着する工程であることを特徴とするものである。
この発明によれば、半導体構成体および絶縁層を支持するためのベース板を備えていないので、その分、薄型化することができる。
(第1実施形態)
図1はこの発明の第1実施形態としての半導体装置の断面図を示す。この半導体装置は平面方形状の半導体構成体1を備えている。半導体構成体1は、一般的にはCSPと呼ばれるものであり、シリコン基板(半導体基板)2を備えている。シリコン基板2の上面には所定の機能の集積回路(図示せず)が設けられ、上面周辺部にはアルミニウム系金属等からなる複数の接続パッド3が集積回路に接続されて設けられている。
接続パッド3の中央部を除くシリコン基板2の上面には酸化シリコン等からなる絶縁膜4が設けられ、接続パッド3の中央部は絶縁膜4に設けられた開口部5を介して露出されている。絶縁膜4の上面にはポリイミド系樹脂等からなる保護膜6が設けられている。絶縁膜4の開口部5に対応する部分における保護膜6には開口部7が設けられている。
保護膜6の上面には配線8が設けられている。配線8は、保護膜6の上面に設けられた銅等からなる下地金属層9と、下地金属層9の上面に設けられた銅からなる上部金属層10との2層構造となっている。配線8の一端部は、絶縁膜4および保護膜6の開口部5、7を介して接続パッド3に接続されている。
配線8の接続パッド部上面には銅からなる柱状電極(外部接続用電極)11が設けられている。配線8を含む保護膜6の上面にはエポキシ系樹脂等からなる封止膜12がその上面が柱状電極11の上面と面一となるように設けられている。
半導体構成体1のシリコン基板2の下面は、当該下面に設けられたダイボンド材からなる接着層21を介して、シリコン基板2のサイズよりもやや大きめのニッケル等の金属からなる台座層22の上面に接着されている。
接着層21および台座層22を含む半導体構成体1の周囲およびそれらの上側には絶縁層23が設けられている。絶縁層23は、半導体構成体1の周囲に間隔をおいて配置された方形枠状の絶縁板24と、絶縁板24の内面に設けられた内部絶縁層25と、絶縁板24および内部絶縁層25の下面に設けられた下層絶縁膜26と、半導体構成体1、絶縁板24および内部絶縁層25の上面に設けられた上層絶縁膜27とからなっている。
この場合、下層絶縁膜26の下面は台座層22の下面と面一となっている。上層絶縁膜27の上面は平坦面となっている。半導体構成体1の柱状電極11の上面中央部に対応する部分における上層絶縁膜27には開口部28が設けられている。絶縁板24、内部絶縁層25、下層絶縁膜26および上層絶縁膜27の材料については後で説明する。
上層絶縁膜27の上面には上層配線29が設けられている。上層配線29は、上層絶縁膜27の上面に設けられた銅等からなる下地金属層30と、下地金属層30の上面に設けられた銅からなる上部金属層31との2層構造となっている。上層配線29の一端部は、上層絶縁膜27の開口部28を介して半導体構成体1の柱状電極11の上面に接続されている。
上層配線29を含む上層絶縁膜27の上面にはソルダーレジスト等からなる上層オーバーコート膜32が設けられている。上層配線29の接続パッド部に対応する部分における上層オーバーコート膜32には開口部33が設けられている。上層オーバーコート膜32の開口部33内およびその上方には半田ボール34が上層配線29の接続パッド部に接続されて設けられている。
台座層22を含む下層絶縁膜26の下面には下層配線41が設けられている。下層配線41は、台座層22を含む下層絶縁膜26の下面に設けられた銅等からなる下地金属層42と、下地金属層42の下面に設けられた銅からなる上部金属層43との2層構造となっている。この場合、台座層22の下面およびその周囲における下層絶縁膜26の下面に設けられた下層配線41はべた状となっている。下層配線41を含む下層絶縁膜26の下面にはソルダーレジスト等からなる下層オーバーコート膜44が設けられている。
上層配線29の少なくとも一部と下層配線41の少なくとも一部とは、上層絶縁膜27、絶縁板層24および下層絶縁膜26の所定の箇所に設けられた貫通孔45の内壁面に設けられた上下導通部46を介して接続されている。上下導通部46は、貫通孔45の内壁面に設けられた銅等からなる下地金属層47と、下地金属層47の内面に設けられた銅からなる上部金属層48との2層構造となっている。上下導通部46内にはソルダーレジスト等からなる充填材49が充填されている。
次に、この半導体装置の製造方法の一例について説明する。まず、図2に示すように、銅箔等からなるベース板(ベース部材)51を用意する。この場合、ベース板51のサイズは、図1に示す完成された半導体装置を複数個形成することが可能なサイズとなっている。そして、ベース板51の上面の複数の半導体構成体配置領域には、電界メッキにより形成されたニッケル等からなる金属層をフォトリソグラフィ法によりパターニングすることにより、台座層22が形成されている。
また、半導体構成体1のシリコン基板2の下面に接着層21が形成されたものを用意する。この場合、接着層21を有する半導体構成体1は、ウエハ状態のシリコン基板2上に接続パッド3、絶縁膜4、保護膜6、配線8、柱状電極11および封止膜12を形成した後、ウエハ状態のシリコン基板2の下面に、ダイアタッチメントフィルムとして市販されているエポキシ系樹脂やポリイミド系樹脂等のダイボンド材からなる接着層21を加熱加圧により半硬化させた状態で固着し、ダイシングにより個片化することにより得られる。そして、台座層22の上面に半導体構成体1のシリコン基板2の下面に固着された接着層21を接着する。ここでの接着は、加熱加圧により、接着層21を本硬化させる。
次に、図3に示すように、半導体構成体1の周囲におけるベース板51の上面に格子状の下層絶縁膜形成用シート26aおよび格子状の絶縁板24をピン等で位置決めしながら配置する。下層絶縁膜形成用シート26aは、ガラス布等からなる基材にエポキシ系樹脂等からなる熱硬化性樹脂を含浸させ、熱硬化性樹脂を半硬化状態にしてシート状となし、パンチング等により複数の方形状の開口部52を形成したものである。
絶縁板24は、ガラス布等からなる基材にエポキシ系樹脂等からなる熱硬化性樹脂を含浸させ、熱硬化性樹脂を硬化状態にしてシート状となし、パンチング等により複数の方形状の開口部53を形成したものである。ここで、注意すべき点は、絶縁板24中の熱硬化性樹脂は既に硬化されている点である。
下層絶縁膜形成用シート26aおよび絶縁板24の開口部52、53のサイズは半導体構成体1のサイズよりもやや大きくなっている。このため、下層絶縁膜形成用シート26aおよび絶縁板24と半導体構成体1との間には隙間54が形成されている。
次に、絶縁板24の上面に上層絶縁膜形成用シート27aおよび反り防止板55を配置する。上層絶縁膜形成用シート27aは、熱硬化性樹脂を半硬化状態とされた下層絶縁膜形成用シート26aと同一の材料からなり、且つ、下層絶縁膜形成用シート26aの厚さと同一の厚さとなっている。反り防止板55は、ベース板51と同一の材料からなり、且つ、ベース板51と同一の厚さとなっている。
次に、図4に示すように、一対の加熱加圧板56、57を用いて上下から下層絶縁膜形成用シート26aおよび上層絶縁膜形成用シート27aを加熱加圧する。この加熱加圧により、下層絶縁膜形成用シート26aおよび上層絶縁膜形成用シート27a中の熱硬化性樹脂が流動して隙間54に充填され、その後の冷却により固化して、半導体構成体1の周囲におけるベース板51の上面およびそれらの上側に絶縁層23が形成される。
すなわち、半導体構成体1の周囲におけるベース板51の上面に下層絶縁膜26が形成され、下層絶縁膜26の上面に絶縁板24が形成され、絶縁板24の内面に内部絶縁層25が形成され、半導体構成体1、絶縁板24および内部絶縁層25の上面に上層絶縁膜27が形成される。この場合、絶縁板24は、そのうちの熱硬化性樹脂が予め硬化されているため、加熱加圧されてもほとんど変形しない。
ここで、図3に示すように、加熱加圧されてもほとんど変形しない絶縁板24の下面には下層絶縁膜形成用シート26aおよびベース板51が配置され、絶縁板24の上面には下層絶縁膜形成用シート26aと同一の厚さで同一の材料からなる上層絶縁膜形成用シート27aおよびベース板51と同一の厚さで同一の材料からなる反り防止板55が配置されているので、絶縁板24の部分における厚さ方向の材料構成が対称的となる。
この結果、加熱加圧により、下層絶縁膜形成用シート26aおよび上層絶縁膜形成用シート27aが厚さ方向に対称的に硬化収縮し、ひいては、特に絶縁板24に反りが発生しにくく、それ以後の工程への搬送やそれ以後の工程での加工精度に支障を来しにくいようにすることができる。
また、反り防止板55により、上側の加熱加圧板56の下面に上層絶縁膜形成用シート27a中の熱硬化性樹脂が不要に付着するのを防止することができる。この結果、上側の加熱加圧板56をそのまま再使用することができる。また、上層絶縁膜27の上面は、反り防止板55の下面によって押さえ付けられるため、平坦面となる。
次に、ベース板51および反り防止板55をエッチング液を用いたウエットエッチングにより除去すると、図5に示すものが得られる。この場合、台座層22は、ベース板1と異なる金属によって形成されているため、そのまま残存される。そして、この状態では、特に、台座層22および下層絶縁膜26の下面が露出され、且つ、これらの下面は面一となる。また、接着層21および台座層22を含む半導体構成体1の周囲およびそれらの上側に絶縁層23が形成されているので、ベース板51を除去しても、強度を十分に確保することができる。
次に、図6に示すように、半導体構成体1の柱状電極11の上面中央部に対応する部分における上層絶縁膜27に、レーザビームを照射するレーザ加工により、開口部28を形成する。また、上層絶縁膜27、絶縁板層24および下層絶縁膜26の所定の箇所に、メカニカルドリルを用いて、貫通孔45を形成する。
次に、図7に示すように、上層絶縁膜27の開口部28を介して露出された半導体構成体1の柱状電極11の上面を含む上層絶縁膜27の上面全体、台座層22を含む下層絶縁膜26の下面全体および貫通孔45の内壁面に、銅の無電解メッキ等により、下地金属層30、42、47を形成する。
ここで、接着層21は、上述の如く、ダイアタッチメントフィルムとして市販されているエポキシ系樹脂やポリイミド系樹脂等のダイボンド材からなっているので、これの下面に、直接、銅の無電解メッキ等により下地金属層47を形成することはできない。このため、接着層21の下面にはニッケル等の金属からなる台座層22が設けられている。
次に、下地金属層30の上面および下地金属層42の下面にメッキレジスト膜61、62をパターン形成する。この場合、貫通孔45を含む上部金属層31形成領域に対応する部分におけるメッキレジスト膜61には開口部63が形成されている。また、貫通孔45を含む上部金属層43形成領域に対応する部分におけるメッキレジスト膜62には開口部64が形成されている。
次に、下地金属層30、42、47をメッキ電流路とした銅の電解メッキを行なうことにより、メッキレジスト膜61の開口部63内の下地金属層30の上面に上部金属層31を形成し、また、メッキレジスト膜62の開口部64内の下地金属層42の下面に上部金属層43を形成し、さらに、貫通孔45内の下地金属層47の内面に上部金属層48を形成する。
次に、メッキレジスト膜61、62を剥離し、次いで、上部金属層31、43をマスクとして下地金属層30、42の不要な部分をエッチングして除去すると、図8に示すように、上部金属層31、43下にのみ下地金属層30、42が残存される。この状態では、下地金属層30およびその上面に形成された上部金属層31により、上層配線29が形成されている。また、下地金属層42およびその下面に形成された上部金属層43により、下層配線41が形成されている。さらに、貫通孔45の内壁面には下地金属層47と上部金属層48とからなる上下導通部46が形成されている。
次に、図9に示すように、上層配線29を含む上層絶縁膜27の上面に、スクリーン印刷法やスピンコート法等により、ソルダーレジスト等からなる上層オーバーコート膜32を形成する。また、下層配線41を含む下層絶縁膜26の下面に、スクリーン印刷法やスピンコート法等により、ソルダーレジスト等からなる下層オーバーコート膜44を形成する。この状態では、上下導通部46内にソルダーレジスト等からなる充填材49が充填されている。
次に、上層配線29の接続パッド部に対応する部分における上層オーバーコート膜32に、レーザビームを照射するレーザ加工により、開口部33を形成する。次に、上層オーバーコート膜32の開口部33内およびその上方に半田ボール34を上層配線29の接続パッド部に接続させて形成する。次に、互いに隣接する半導体構成体1間において、上層オーバーコート膜32、上層絶縁膜27、絶縁板24、下層絶縁膜26および下層オーバーコート膜44を切断すると、図1に示す半導体装置が複数個得られる。
このようにして得られた半導体装置では、半導体構成体1および絶縁層23を支持するためのベース板51を備えていないので、その分、薄型化することができる。ところで、上記特許文献1(図12参照)に記載の半導体装置では、製造工程中におけるベース板の反りを低減するため、ベース板の下面に、上層絶縁膜形成用シートと同一の厚さで同一の材料からなる下層絶縁膜形成用シートを設けているので、下層絶縁膜の厚さの分だけ、厚くなってしまう。これに対し、この実施形態の半導体装置では、そのような下層絶縁膜を備えていないので、その分、薄型化することができる。
(第2実施形態)
図10はこの発明の第2実施形態としての半導体装置の断面図を示す。この半導体装置において、図1に示す半導体装置と大きく異なる点は、絶縁板24の部分を予め上下導通部78を有する両面配線構造とした点である。すなわち、絶縁板24の上面には、下地金属層72および上部金属層73からなる2層構造の上部配線71が設けられている。絶縁板24の下面には、下地金属層75および上部金属層76からなる2層構造の下部配線74が設けられている。
上部配線71と下部配線74とは、絶縁板24の所定の箇所に設けられた貫通孔77の内壁面に設けられた上下導通部78を介して接続されている。上下導通部78は、貫通孔77の内壁面に設けられた下地金属層79と、下地金属層79の内面に設けられた上部金属層80との2層構造となっている。上下導通部78内には熱硬化性樹脂からなる充填材81が充填されている。
そして、少なくとも一部の上層配線29の一端部は、上層絶縁膜27に設けられた開口部82を介して上部配線71の接続パッド部に接続されている。また、少なくとも一部の下層配線41の一端部は、下層絶縁膜26に設けられた開口部83を介して下部配線74の接続パッド部に接続されている。
この半導体装置では、絶縁板24の部分を予め上下導通部78を有する両面配線構造としているので、上層絶縁膜27への開口部28、82の形成および下層絶縁膜26への開口部83の形成をレーザビームを照射するレーザ加工により行なえばよく、図1に示すように、上層絶縁膜27および下層絶縁膜26へのメカニカルドリルによる貫通孔77の形成は行なう必要がない。
また、この半導体装置では、絶縁板24の部分を予め上下導通部78を有する両面配線構造としているので、絶縁板24の上側を上部配線71と上層配線29との2層配線構造とすることができ、また、絶縁板24の下側を下部配線74と下層配線41との2層配線構造とすることができる。
(第3実施形態)
図11はこの発明の第3実施形態としての半導体装置の断面図を示す。この半導体装置において、図10に示す半導体装置と異なる点は、絶縁板24の部分を予め上下導通部78を有しない片面(上面)配線構造とし、且つ、下層配線41を省略した点である。この場合、絶縁板24の下面に設けられた下部配線74は、加熱加圧時における絶縁板24の反りを低減するためのダミーである。
(第4実施形態)
図12はこの発明の第4実施形態としての半導体装置の断面図を示す。この半導体装置において、図11に示す半導体装置と異なる点は、台座層22を省略した点である。すなわち、図10に示すような下層配線41を備えていないので、下地金属層を形成するための台座層22を省略しても別に支障はない。
したがって、この場合には、図2に示すような工程において、半導体構成体1の下面に設けられた接着層21をベース板51の上面に接着することになる。この結果、この半導体装置では、接着層21の下面は下層絶縁膜26の下面と面一となり、絶縁板24の厚さを台座層22の厚さの分だけ薄くすると、装置全体の厚さを、台座層22の厚さの分だけ、薄型化することができる。
(第5実施形態)
図13はこの発明の第5実施形態としての半導体装置の断面図を示す。この半導体装置において、図10に示す半導体装置と大きく異なる点は、上層配線および下層配線を共に2層配線構造とした点である。すなわち、第1の上層絶縁膜27Aの上面に設けられた第1の上層配線29Aの一端部は、第1の上層絶縁膜27Aに設けられた開口部28A、82を介して半導体構成体1の柱状電極11の上面および上部配線71の接続パッド部に接続されている。
第1の上層配線29Aを含む第1の上層絶縁膜27Aの上面には、第1の上層絶縁膜27Aと同一の材料からなる第2の上層絶縁膜27Bが設けられている。第2の上層絶縁膜27Bの上面に設けられた第2の上層配線29Bの一端部は、第2の上層絶縁膜27Bに設けられた開口部28Bを介して第1の上層配線29Aの接続パッド部に接続されている。第2の上層配線29Bを含む第2の上層絶縁膜27Bの上面には上層オーバーコート膜32が設けられている。上層オーバーコート膜32の開口部33内およびその上方には半田ボール34が第2の上層配線29Bの接続パッド部に接続されて設けられている。
第1の下層絶縁膜26Aの下面に設けられた第1の下層配線41Aの一端部は、第1の下層絶縁膜26Aに設けられた開口部83Aを介して下部配線74の接続パッド部に接続されている。第1の下層配線41Aを含む第1の下層絶縁膜26Aの下面には、第1の下層絶縁膜26Aと同一の材料からなる第2の下層絶縁膜26Bが設けられている。第2の下層絶縁膜26Bの下面に設けられた第2の下層配線41Bの一端部は、第2の下層絶縁膜26Bに設けられた開口部83Bを介して第1の下層配線41Aの接続パッド部に接続されている。第2の下層配線41Bを含む第2の下層絶縁膜26Bの下面には下層オーバーコート膜44が設けられている。なお、上層配線および下層配線は3層以上の配線構造としてもよい。
(第6実施形態)
図14はこの発明の第6実施形態としての半導体装置の断面図を示す。この半導体装置において、図13に示す半導体装置と異なる点は、下層オーバーコート膜44の下面にコンデンサや抵抗等からなるチップ部品91を搭載した点である。すなわち、チップ部品91は、その両電極が下層オーバーコート膜44に設けられた開口部92内に設けられた半田層93を介して、第2の下層配線41Bの接続パッドに接合されていることにより、下層オーバーコート膜44の下面に搭載されている。
(第7実施形態)
図15はこの発明の第7実施形態としての半導体装置の断面図を示す。この半導体装置において、図10に示す半導体装置と大きく異なる点は、上層オーバーコート膜32上に接続部材94を介して回路基板100を配置した点である。このうち、接続部材94は、上層絶縁膜27と同一の材料からなる絶縁接着板95に設けられた貫通孔96内に導電性ペースト等からなる上下導通部97が設けられた構造となっている。
回路基板100は、複数の配線基板101aが積層された多層配線構造の多層配線基板101を備えている。各配線基板101aは、図示はしないが、周知の如く、各絶縁基板間に設けられた配線および各絶縁基板を貫通して設けられたビアホールからなる内部配線を有する構造となっている。多層配線基板101の下面には下層配線102が設けられ、上面には上層配線103が設けられている。
下層配線102を含む多層配線基板101の下面には下層オーバーコート膜104が設けられ、上層配線103を含む多層配線基板101の上面には上層オーバーコート膜105が設けられている。下層配線102の接続パッド部および上層配線103の接続パッド部に対応する部分における下層オーバーコート膜104および上層オーバーコート膜105には開口部106、107が設けられている。上層オーバーコート膜105の開口部107内およびその上方には半田ボール34が上層配線103の接続パッド部に接続されて設けられている。
次に、この半導体装置の一部の製造方法の一例について説明する。まず、上層オーバーコート膜32の上面に、半硬化状態の熱硬化性樹脂を含む絶縁接着板95の貫通孔96内に導電性ペースト等からなる上下導通部97が設けられた状態における接続部材94および半田ボール34を有しない回路基板100をピン等で位置決めしながら配置する。
次に、一対の加熱加圧板(図示せず)を用いて上下から接続部材94を加熱加圧する。すると、接続部材94の上下導通部97が上層オーバーコート膜32および下層オーバーコート膜104の各開口部33、106内に入り込むことにより、回路基板100の下層配線102の接続パッド部が上層配線29の接続パッドに上下導通部97を介して接合される。また、回路基板100の下層オーバーコート膜104の下面が上層オーバーコート膜32の上面に絶縁接着板95を介して接着される。この後、半田ボール34形成工程および切断工程を経ると、図15に示す半導体装置が複数個得られる。
(その他の実施形態)
上記各実施形態に示された半導体構成体1は一例に過ぎず、本発明の半導体構成体は、半導体基板上の集積回路を外部に接続するための外部接続用電極を有する如何なる半導体構成体でも適用可能である。また、例えば、図1に示すような半導体装置において、台座層22をその下面に形成された下層配線41と共にパターニングするようにしてもよい。さらに、例えば、図14に示すような半導体装置において、下層オーバーコート膜44下に半田ボール34を設け、上層オーバーコート膜32上にチップ部品を搭載するようにしてもよい。また、チップ部品に限らず、ベアチップ等の他の電子部品であってもよい。
この発明の第1実施形態としての半導体装置の断面図。 図1に示す半導体装置の製造方法の一例において、当初の工程の断面図。 図2に続く工程の断面図。 図3に続く工程の断面図。 図4に続く工程の断面図。 図5に続く工程の断面図。 図6に続く工程の断面図。 図7に続く工程の断面図。 図8に続く工程の断面図。 この発明の第2実施形態としての半導体装置の断面図。 この発明の第3実施形態としての半導体装置の断面図。 この発明の第4実施形態としての半導体装置の断面図。 この発明の第5実施形態としての半導体装置の断面図。 この発明の第6実施形態としての半導体装置の断面図。 この発明の第7実施形態としての半導体装置の断面図。
符号の説明
1 半導体構成体
2 シリコン基板
11 柱状電極
21 接着層
22 台座層
23 絶縁層
24 絶縁板
25 内部絶縁層
26 下層絶縁膜
27 上層絶縁膜
29 上層配線
32 上層オーバーコート膜
34 半田ボール
41 下層配線
44 下層オーバーコート膜
45 貫通孔
46 上下導通部
51 ベース板
55 反り防止板
71 上部配線
74 下部配線
77 貫通孔
78 上下導通部

Claims (12)

  1. 半導体基板および該半導体基板上に設けられた複数の外部接続用電極を有する半導体構成体と、前記半導体構成体から間をおいて前記半導体構成体の周囲に配置された方形枠状の絶縁板と、前記絶縁板と前記半導体構成体の間に充填された内部絶縁層と、前記半導体構成体の下部周囲において前記内部絶縁層および前記絶縁板の下面に設けられ、前記内部絶縁層と一体に形成された下層絶縁膜と、前記半導体構成体、前記絶縁板および前記内部絶縁層上に設けられ、前記内部絶縁層と一体に形成された上層絶縁膜と、前記上層絶縁膜上に前記半導体構成体の外部接続用電極に接続されて設けられた上層配線と、前記下層絶縁膜の下面に設けられた下層配線とを具備することを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1に記載の発明において、前記半導体構成体の半導体基板の下面には金属からなる台座層が設けられ、前記台座層の下面は前記下層絶縁膜の下面と面一となっていることを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項1又は2に記載の発明において、前記上層配線と前記下層配線とは前記上層絶縁膜、前記絶縁板及び前記下層絶縁膜に設けられた貫通孔内に設けられた上下導通部を介して接続されていることを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項1又は2に記載の発明において、前記絶縁板の上面および下面に上部配線および下部配線が設けられ、前記上部配線と前記下部配線とは前記絶縁板に設けられた貫通孔内に設けられた上下導通部を介して接続され、且つ、前記上層配線は前記上部配線に接続されていることを特徴とする半導体装置。
  5. 請求項に記載の発明において、前記下層配線は前記下部配線に接続されていることを特徴とする半導体装置。
  6. 金属製のベース板の上面に、各々が半導体基板および該半導体基板上に設けられた複数の外部接続用電極を有する複数の半導体構成体を相互に離間させて配置する工程と、
    前記半導体構成体のサイズよりも大きなサイズを有した複数の方形状の第一開口部が形成されているとともに熱硬化性樹脂を含む格子状の下層絶縁膜形成用シートの前記第一開口部の内側に前記半導体構成体をそれぞれ配置して前記下層絶縁膜形成用シートと前記半導体構成体との間に隙間を形成するようにして、前記下層絶縁膜形成用シートを前記ベース板の上面に重ね、前記半導体構成体のサイズよりも大きなサイズを有した複数の方形状の第二開口部が形成されている格子状の絶縁板の前記第二開口部の内側に前記半導体構成体をそれぞれ配置して前記絶縁板と前記半導体構成体との間に隙間を形成するようにして、前記絶縁板を前記下層絶縁膜形成用シートの上に重ね、熱硬化性樹脂を含む上層絶縁膜形成用シートを前記絶縁板の上に重ねる工程と、
    前記下層絶縁膜形成用シートおよび前記上層絶縁膜形成用シートを上下から加熱加圧することで、前記下層絶縁膜形成用シートおよび前記上層絶縁膜形成用シートに含まれる熱硬化性樹脂を、前記絶縁板と前記半導体構成体との間の隙間および前記下層絶縁膜形成用シートと前記半導体構成体との間の隙間に充填し、その後、前記下層絶縁膜形成用シートおよび前記上層絶縁膜形成用シートに含まれる熱硬化性樹脂を硬化する工程と、
    前記ベース板を除去する工程と、
    前記上層絶縁膜形成用シートの熱硬化性樹脂が硬化することで形成された上層絶縁膜上に上層配線を前記半導体構成体の外部接続用電極に接続させて形成する工程と、
    前記下層絶縁膜形成用シートの熱硬化性樹脂が硬化することで形成された下層絶縁膜の下面に下層配線を形成する工程と、
    前記半導体構成体間において前記絶縁板、前記上層絶縁膜及び前記下層絶縁膜を切断して半導体装置を複数個得る工程と、
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 請求項6に記載の発明において、
    前記絶縁板として、基材に含浸された熱硬化性樹脂が硬化してシート状に形成されて、それに前記第二開口部が形成されたものを用いることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 請求項6又は7に記載の発明において、
    前記下層絶縁膜形成用シートとして、基材に含浸された熱硬化性樹脂が半硬化してシート状に形成されて、それに前記第一開口部が形成されたものを用いることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 請求項8に記載の発明において、
    前記上層絶縁膜形成用シートとして、前記下層絶縁膜形成用シートと同一の材料からなり、且つ、前記下層絶縁膜形成用シートの厚さと同一の厚さとなっているものを用いることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  10. 請求項6から8の何れか一項に記載の発明において、
    前記上層絶縁膜形成用シートとして、基材に含浸された熱硬化性樹脂が半硬化してシート状に形成されたものを用いることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  11. 請求項6から10の何れか一項に記載の発明において、
    前記上層絶縁膜形成用シートの上に前記ベース板と同一の材料及び同一厚さの反り防止板を重ねた状態で、前記下層絶縁膜形成用シートおよび前記上層絶縁膜形成用シートの加熱加圧を行い、
    前記ベース板の除去及び前記反り防止板の除去をウエットエッチングにより行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  12. 請求項6から11の何れか一項に記載の発明において、前記半導体構成体を配置する工程は、その半導体基板の下面に形成された接着層を、前記ベース板の上面に形成された該ベース板と異なる金属からなる台座層の上面に接着する工程であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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