JP5050669B2 - 格納式車両用シートのロック装置 - Google Patents

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Description

本発明は、格納式車両用シートのロック装置にかかり、特に、バックドアやトランク等に用いられる電動式のロック機構を利用した格納式車両用シートのロック装置に関する。
ワゴン、バン、1ボックスカーなどの荷室を有する車両では、後部座席等の車両用シートを車体側方に跳ね上げて収納可能として、荷室のスペースを有効利用可能にしているものがある。
例えば、特許文献1に記載の技術では、車両側方へ車両用シートの起倒動作を電動で行う折りたたみ式シートの跳ね上げ機構が提案されており、電動で車両用シートを車両側方へ跳ね上げて格納するので、作業者の負担なく、シート格納や復帰動作を容易に行うことができる。
実用新案登録第2539420号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、車両用シートを車両側方へ格納して格納状態とした場合の固定について記載されておらず、走行中の振動等を考えると車両用シートを格納した場合に固定する手段を設けた方が好ましいので、改良の余地がある。
そこで、電動式の各種ロック機構(例えば、バックドアやトランク等に用いる電動式のロック機構等)を設けて車両用シートを車両側方にロックすることが考えられるが、車室内に電動式のロック機構を設けるため、ストライカ部材以外の異物を挟み込んでロック動作へ移行してしまうことが考えられる。
本発明は、上記事実を考慮して成されたもので、ロック装置の異物による誤動作を防止することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、乗員が着座可能な着座状態と、車体の所定位置に格納した格納状態と、に状態変更可能な車両用シートが前記格納状態の場合に、前記格納状態を維持するために前記車両用シートと車体とを連結するための車両用シートまたは車体の何れか一方に設けられた連結部材をロックし、前記車両用シートを車体に連結する車両用シートまたは車体の何れか他方に設けられた連結手段と、前記連結手段への前記連結部材の進入を検知する検知手段と、前記検知手段によって前記連結手段への前記連結部材の進入が検知された場合に、前記連結部材をロックするように前記連結手段を制御する制御手段と、前記車両用シートを格納しようとしているか否かを検出する検出手段と、前記検出手段によって前記車両用シートを格納しようとしていることが検出されない場合に、前記制御手段による制御を禁止する禁止手段と、を備えることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、車両用シートは、乗員が着座可能な着座状態と、車体の所定位置に格納した格納状態と、に状態変更可能とされている。例えば、車両用シートは、請求項3に記載の発明のように、シートバックをシートクッションに重なる位置まで回動し、シートバックの回動する回動中心軸と垂直な方向に沿う一辺を回動中心としてシートクッションを回動することによって格納状態となるものを適用することができる。
また、連結部材は車両用シートまたは車体の一方に設けられ、連結手段は車両用シートまたは車体の他方に設けられ、連結手段では、車両用シートが格納状態の場合に、格納状態を維持するために車両用シートと車体とを連結するための連結部材をロックし、車両用シートが車体に連結される。例えば、連結手段としては、トランクやバックドア等に用いる電動式のロック装置を適用することができる。また、連結手段は、請求項2に記載の発明のように、連結部材を引き込んでロックするものを適用するようにしてもよい。
また、検知手段では、連結手段への連結部材の進入が検知される。検知手段は、例えば、リミットスイッチや光学式の各種スイッチ等を適用することができる。
そして、制御手段では、検知手段によって連結手段への連結部材の進入が検知された場合に、連結部材をロックするように連結手段が制御される。これによって、車両用シートを車体に連結して格納状態を維持することができる。
しかしながら、検知手段によって、連結部材の進入を検知した場合に連結手段が動作するので、連結部材に代わる異物でも誤動作してしまう。
そこで、禁止手段では、車両用シートを格納しようとしているか否かを検出する検出手段によって、車両用シートを格納しようとしていることが検出されない場合に、制御手段による制御が禁止される。すなわち、車両用シートを格納しようとしていない場合には、連結手段への連結部材の進入ではないと考えられるので、制御手段の制御を禁止することで、連結手段の動作を禁止する。これによって、連結手段の異物による誤動作を防止することができる。
なお、検出手段は、請求項4に記載の発明のように、シートクッションとフロアパネルとを解除可能に係合する係合手段の係合状態を検出することによって車両用シートを格納しようとしているか否かを検出するようにしてもよいし、請求項5に記載の発明のように、乗員の着座を検出する着座検出手段によって乗員の着座状態を検出することによって車両用シートを格納しようとしているか否かを検出するようにしてもよいし、請求項6に記載の発明のように、シートバックがシートクッションに重なる位置まで回動しているか否かを検出することによって車両用シートを格納しようとしているか否かを検出するようにしてもよいし、請求項7に記載の発明のように、シートクッションを車体側方に回動しているか否かを検出することによって車両用シートを格納しようとしているか否かを検出するようにしてもよい。
以上説明したように本発明によれば、車両用シートを格納しようとしていることが検出されない場合に、車両用シートを車体側方に連結する連結手段の動作を禁止することによって、ロック装置の異物による誤動作を防止することができる、という効果がある。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態に係わる格納式車両用シートのロック装置が適用された格納式車両用シートの車両搭載状態を示す図である。
本発明の実施の形態に係わる格納式車両用シート10は、車両後部等の座席(例えば、サードシート)として適用され、図1(A)のように展開されて着座可能な状態から、図1(C)に示すように、車体側方に収納可能とされている。
格納式車両用シート10の収納は、図1(B)に示すように、シートバック12がシートクッション14に重なる位置まで回動した後に、図1(C)に示すように、シートバック12の回動する回動中心軸と垂直な方向に沿う一辺を回動中心としてシートクッション14を回動して車体側方に収納される。
図2は、格納式車両用シート10の構成を示す平面図である。
格納式車両用シート10は、図2(A)〜(C)に示すように、シートバック12の下端部がリクライニング装置24を介してシートクッション14に連結され、シートバック12がシートクッション14と重なる位置まで回動して車両前方に倒れるようになっている。この時、ヘッドレスト16が同時に回動して車両前方に倒れ、シートバック12がシートクッション14に重なった状態で、ヘッドレスト16の車両前方への突出量を小さくしている。
リクライニング装置24は、シートバック12をシートクッション14に対する前傾方向に付勢する図示しない付勢手段(例えばゼンマイバネ等)と、シートバック12をシートクッション14に対知る任意の傾斜角度で保持するロック機構とを備えており、ロック機構の解除状態でシートバック12に負荷がかかっていない場合に、付勢手段の付勢力によってシートバック12がシートクッション14側に倒れるようになっている。一方、ロック解除状態においてシートバック12に付勢手段の付勢力を越える後向きの力が作用されると、シートバック12がシートクッション14に対して後側に傾斜するようになっている。
また、格納式車両用シート10は、シートクッション14の車両前後方向に沿う一辺を中心に格納式車両用シート10を回動させてリフトアップするリフトアップユニット18が設けられており、該リフトアップユニット18によって、図1(C)及び図2(C)に示すように、格納式車両用シート10が車体側方にリフトアップされる。
シートクッション14のリフトアップユニット18とは反対側(車両中心側)には、フロアパネルに設けられたロックストライカ20と係合するフロアロック22が設けられており、フロアロック22とロックストライカ20が係合して格納式車両用シート10とフロアパネルが固定される。
また、格納式車両用シート10は、リフトアップユニット18によって車体側方にリフトアップされると、シートバック12の背面に設けられたストライカ46と、車体側方に設けられたドラッガユニット60が連結するようになっており、ドラッガユニット60によって格納式車両用シート10が収納された状態で固定される。
ドラッガユニット60は、例えば、公知のトランククローザやバックドアクローザ等の機構を用いることができる。ドラッガユニット60は、図3に示すように、車体に固定された支持ブラケット64を備えており、支持ブラケット64には車幅方向内向きに開口する切欠部64Aが形成されている。切欠部64Aは、ストライカ46の被ラッチ部46Aが車幅方向に沿って後退可能とされている。
支持ブラケット64には、ロック部材としてラッチ66が支軸66A廻りに回動自在に支持されている。ラッチ66には、支軸66A廻りに揺動しつつ切欠部64A内を変位する被ラッチ部46Aの進退を可能とする切欠部66Bが形成されている。また、支持ブラケット64には、ドラッガモータ62の回転をラッチ66の揺動に変換して伝達するクランク機構68が支持されている。これにより、ドラッガユニット60では、ドラッガモータ62の回転軸62Aが一方向(図3に示す矢印D方向)に回転することで、ラッチ66が往復揺動し、切欠部66Bと切欠部64Aとの重なり位置を該切欠部64Aの長手方向に変位させる構成とされている。
すなわち、ドラッガユニット60は、ストライカ46の被ラッチ部46Aを切欠部64A、66Bの双方に入り込ませることで、切欠部64Aに対する被ラッチ部46Aの抜き出しを阻止して格納式車両用シート10を車体に保持するようになっている。より具体的には、ドラッガユニット60は、図4(A)に示すように、ストライカ46の被ラッチ部46Aがラッチ66によるラッチ可能位置に位置する状態でドラッガモータ62の回転軸62Aを矢印D方向に回転駆動すると、ラッチ66が矢印E方向に回動しつつ図4(B)に示すように、切欠部66B内に入り込んだ被ラッチ部46Aを切欠部64Aの奥側に引き入れる。
図4(B)に示すように、ハーフラッチ位置からラッチ66がさらに矢印E方向に回動すると、図4(C)に示すように、切欠部64Aに略直交するフルラッチ位置となり、このフルラッチ位置からラッチ66がさらに矢印E方向に回動すると、図4(D)に示すように、被ラッチ部46Aが切欠部64Aの最深部近傍に位置する最大引き込み位置となる。この最大引き込み位置となった場合にラッチ66は、ドラッガモータ62の矢印D方向の回転によって矢印E方向とは逆向きの矢印F方向に回動するようになっており、該矢印F方向へのラッチ66の僅かな回動によって、最大引き込み位置から被ラッチ部46Aを切欠部64Aの開口側に若干戻した図4(E)に示す位置が、引き込み動作完了位置とされている。
図5は、ドラッガモータ62の回転位置を検出する部分を説明するための図である。
ドラッガモータ62の回転軸62Aには、図5(A)に示すように、ドラッガモータ62の回転位置を検出可能な形状とされた接点形状30を有するプリント基板32が設けられており、ドラッガモータ62の回転軸62Aの回転に伴ってプリント基板32も回転するようになっている。
プリント基板30に対向する位置には、3つの接点E、OPN、CLSが設けられており、接点Eは常にプリント基板32の接点形状30に接して接地され、設定OPNと接点CLSがプリント基板32の接点形状30に応じてオンオフするようになっており、接点OPN、CLSのオンオフ状態からドラッガモータ62の回転位置、すなわち、ロック状態を検出することが可能とされている。
また、ドラッガユニット60には、切欠部66Bへのストライカ46の進入を検出するためのCTYスイッチ34が設けられている。CTYスイッチ34は、ラッチ66の揺動に応じてオンオフするようになっており、ストライカ46が切欠部66Bへ進入してラッチ66が揺動することによってCTYスイッチ34がオフされる。これによってストライカ46の進入を検出することができる。なお、本実施の形態では、機械式のリミットスイッチ等を適用するがこれに限るものではなく、光学式等各種のスイッチを適用することが可能である。
各端子のオンオフは、本実施の形態では、図5(B)に示すように、ドラッガモータ62の回転に伴うドラッガユニット60の状態(初期位置、クローズスタート位置、クローズ完了位置、オープンスタート位置、オープン完了位置)に応じてオンオフが行われるようになっている。
図6は、本発明の実施の形態に係わる格納式車両用シート10の制御系の構成を示すブロック図である。
本発明の実施の形態に係わる格納式車両用シート10は、シート格納ECU40によって格納式車両用シート10の格納位置への移動や復帰位置(着座可能位置)への移動が制御される。
シート格納ECU40には、格納式車両用シート10の格納や復帰の支持を行うためのスイッチ42が接続されており、該スイッチ42を乗員が操作することによって、格納式車両用シート10の格納や復帰動作が制御される。例えば、スイッチ42は、リクライニング装置24のロック機構の解除指示、格納指示、復帰指示等の操作を可能としてもよいまた、スイッチ42には、ランプ等のインジケータが設けて、シート格納ECU40から出力されるスイッチインジケータ信号によって点灯や点滅するようにしてもよい。
また、シート格納ECU40には、メータインジケータ44が接続されており、格納式車両用シート10の動作中や動作異常等をランプ等のメータインジケータ44によって乗員に報知するようになっている。
さらに、シート格納ECU40には、シートバック12をシートクッション14に重なる位置まで回動させるための上述したリクライニング装置24に設けられたロック機構を解除するバックラッチモータ48、フロアパネルに設けられたロックストライカ20とフロアロック22とを係合するフロアラッチモータ50、リフトアップユニット18に設けられてシートクッション14を車体側方へリフトアップする格納モータ52、及びストライカ46とドラッガユニット60を連結するドラッガモータ62が接続されている。
本実施の形態では、シート格納ECU40がスイッチ42の指示に応じて、バックラッチモータ48を駆動することで、シートバック12のシートクッション14側への回動を規制するロック機構が解除されて、シートバック12がスプリング等の付勢手段の反力によってシートクッション14に重畳する方向に回動して倒れるようになっている。また、この時、ワイヤー等を用いてヘッドレスト16のロックも同時に解除されて、ヘッドレスト16が車両前方に回動して倒れるようになっている。
そして、ヘッドレスト16が倒れると共に、シートバック12が倒れた状態で、シート格納ECU40が格納モータ52を駆動することで、格納式車両用シート10が車体側方にリフトアップされ、車体側方に格納式車両用シート10が格納される位置となったところで、ドラッガモータ62を駆動することによって、格納式車両用シート10のシートバック12背面のストライカ46とドラッガユニット60を連結してロックする。
また、この一連の各動作を検出するためにシート格納ECU40には、リクライニングポジションスイッチ54、フロアロックスイッチ56、CTYスイッチ34、OPNスイッチ(端子OPNとグランド端子E)36、CLSスイッチ(端子CLSとグランド端子E)38、ホールIC58、及びブザー70が接続されている。
リクライニングポジションスイッチ54は、シートバック12とシートクッション14の回動部分に設けられており、シートバック12とシートクッション14の角度を検出し、検出結果をシート格納ECU40に出力する。
フロアロックスイッチ56は、フロアロック22内に設けられており、フロアパネルに設けられたロックストライカ20とフロアロック22との係合を検出して、検出結果をシート格納ECU40に出力する。
CTYスイッチ34は、切欠部66Bへのストライカ46の進入を検出し、検出結果をシート格納ECU40に出力する。
OPNスイッチ36及びCLSスイッチ38は、ドラッガモータ62の回転位置、すなわち、ロック状態を検出し、検出結果をシート格納ECU40に出力する。
ホールIC58は、格納モータ52の回転を検出し、検出パルスをシート格納ECU40に出力する。
ブザー70は、シート格納ECU40の指示によって、格納式車両用シート10の格納動作や復帰動作時に警告音を発生する。
ここで、シート格納ECU40の制御による格納式車両用シート10の動作について説明する。
まず乗員のスイッチ42操作によって、格納式車両用シート10の格納が指示された場合には、シート格納ECU40は、スイッチ42の格納信号を受けてバックラッチモータ48を制御し、リクライニング装置24のロック機構を解除する。これによってシートバック12が付勢手段の付勢力によってシートクッション14側に倒れる。
シートバック12がシートクッション14側に倒れると、その状態がリクライニングポジションスイッチ54によって検出されてシート格納ECU40に検出結果が出力される。シート格納ECU40では、リクライニングポジションスイッチ54の検出結果を受けて、フロアラッチモータ50を駆動する。これによってロックストライカ20とフロアロック22の係合が解除される。
ロックストライカ20とフロアロック22の係合が解除されると、その状態がフロアロックスイッチ56によって検出されてシート格納ECU40に検出結果が出力される。シート格納ECU40では、フロアロックスイッチ56の検出結果を受けて、ブザー70から警告音を発生すると共に格納モータ52を駆動する。これによって格納式車両用シート10が車体側方にリフトアップされる。
格納式車両用シート10が車体側方にリフトアップされると、シートバック12背面のストライカ46がドラッガユニット60の切欠部64Aに挿入され、CTYスイッチ34がオフされて当該オフ信号がシート格納ECU40に出力される。シート格納ECU40では、CTYスイッチ34のオフ信号を受けて、ドラッガモータ62を駆動し、CLSスイッチ38がオンしたところでドラッガモータ62を停止する。これによってドラッガユニット60のロックされる。
一方、乗員のスイッチ42操作によって、格納式車両用シート10の復帰が指示された場合には、シート格納ECU40は、スイッチ42の復帰信号を受けてドラッガモータ62を駆動し、OPNスイッチ36がオンしたところでドラッガモータ62を停止する。これによってドラッガユニット60のロックが解除される。
ドラッガユニット60のロックが解除されると、シート格納ECU40は、ブザー70を発音すると共に、格納モータ52を駆動する。これによって格納式車両用シート10が車体側方から着座位置にリフトダウンされ、ロックストライカ20とフロアロック22が係合されて、フロアロックスイッチ56がオンされる。ここで、シートバック12を乗員が起こすことによって、着座可能状態になる。
また、格納モータ52が駆動されて、ホールIC58によって所定パルス数が検出された場合に、シート格納ECU40は、ドラッガモータ62を駆動して、ドラッガモータ62を初期位置に移動する。
ところで、本実施の形態のドラッガユニット60は、トランクやバックドア等に用いるものを適用しているので、CTYスイッチ34がオフされると、ロック動作が開始されてしまい、例えば、異物を挿入してCTYスイッチ34がオフされると、ドラッガモータ62が作動して異物を引き込んでしまう。
そこで、本実施の形態では、格納式車両用シート10を格納しようとしているか否かを検出してから、ドラッガモータ62を駆動するようになっている。すなわち、格納式車両用シート10を格納しようとしていない場合には、ドラッガモータ62の駆動が禁止されるようになっている。
格納式車両用シート10を格納しようとしているか否かの検出は、本実施の形態では、フロアロックスイッチ56がオフされたか否かを検出することによって、格納式車両用シート10を格納しようとしているか否かを検出するようにしている。すなわち、スイッチ42によって格納式車両用シート10の格納が指示された場合には、ドラッガユニット60を作動させるまでの動作に、フロアロックスイッチ56がオフされるので、これによって格納式車両用シート10を格納しようとしているか否かを判断することができる。なお、本実施の形態では、格納式車両用シート10を格納しようとしているか否かの検出をフロアロックスイッチ56によって行うが、これに限るものではなく、例えば、シートクッションに着座センサ等を設けて乗員の着座を検出している場合には、格納式車両用シート10を格納しようとしていないと判断することができる。あるいは、その他の各種センサ等を用いて格納式車両用シート10を格納しようとしているか否かを検出するようにしてもよい。
続いて、上述のように構成された本発明の実施の形態に係わる格納式車両用シート10のシート格納ECU40で行われる処理について説明する。図7は、本発明の実施の形態に係わる格納式車両用シート10のシート格納ECU40で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図6に示すフローチャートは、車両に搭載されたバッテリの電源が接続された場合に開始するものとして説明する。
まず、ステップ100では、ドラッガモータ62の初期化処理が行われる。ドラッガモータ62の初期化処理は、例えば、ドラッガモータ62を逆回転させて各スイッチ42のオンオフ状態から初期位置(図4(A))を検出して停止する。なお、本実施の形態では、ドラッガモータ62を逆回転させて初期化処理を行うが正転させて初期化処理を行うよにしてもよい。
次にステップ102では、CTYスイッチ34がオフされたか否かシート格納ECU40によって判定される。すなわち、ストライカ46がドラッガユニット60に挿入されてCTYスイッチ34がオフされたか否か判定され、該判定が肯定された場合にはステップ104へ移行し、否定された場合にはステップ118へ移行する。
ステップ104では、フロアロックスイッチ56がオフか否かシート格納ECU40によって判定される。すなわち、格納式車両用シート10を格納しようとしているか否か判定され、該判定が否定された場合にはステップ106へ移行し、肯定された場合にはステップ112へ移行する。
ステップ106では、所定時間経過したか否かシート格納ECU40によって判定され、該判定が否定された場合にはステップ104に戻り、肯定された場合にはステップ108へ移行する。
ステップ108では、メータインジケータ44の警告灯がシート格納ECU40の制御によって点灯されてステップ110へ移行する。すなわち、CTYスイッチ34がオフされ、フロアロックスイッチ56がオンの場合には、ドラッガユニット60に異物が入り込んだ可能性があるため、メータインジケータ44によって乗員に警告される。
そして、ステップ110では、復帰されたか否かシート格納ECU40によって判定される。該判定は、予め定められた復帰処理が行われたか否かをシート格納ECU40が判定し、該判定が肯定されるまで待機して肯定されたところでステップ102に戻って上述の処理が繰り返される。すなわち、CTYスイッチ34がオフされても、格納式車両用シート10を格納しようとしてない場合には、ドラッガモータ62の動作が禁止されるので、ドラッガユニット60の異物引き込みを防止することができ、万が一乗員の指によってCTYスイッチ34がオフされてもドラッガモータ62の動作が禁止されるので、乗員の指を引き込んでしまうようなことがなくなる。
一方、ステップ112では、ドラッガモータ62がシート格納ECU40の制御によって作動されてステップ114へ移行する。
ステップ114では、ロック完了位置か否かシート格納ECU40によって判定される。該判定は、CLSスイッチ38がオンしたか否かを判定し、該判定が肯定されるまで待機してステップ116へ移行する。
ステップ116では、ドラッガモータ62がシート格納ECU40の制御によって停止されてステップ118へ移行する。
ステップ118では、ロック解除指示があるか否かシート格納ECU40によって判定される。該判定は、乗員によってスイッチ42が操作されて復帰動作が指示されたか否かを判定し、該判定が否定された場合にはステップ102へ戻って上述の処理が繰り返され、肯定された場合にはステップ120へ移行する。
ステップ120では、ドラッガモータ62がシート格納ECU40の制御によって作動されてステップ122へ移行する。
ステップ122では、ロック解除完了したか否かシート格納ECU40によって判定される。該判定は、OPNスイッチ36がオンしたか否かを判定し、判定が肯定されるまで待機してステップ124へ移行する。
ステップ124では、ドラッガモータ62がシート格納ECU40の制御によって停止されてステップ126へ移行する。
ステップ126では、ドラッガユニット60からストライカ46が離間したか否か判定される。該判定は、スイッチ42が操作されてシート格納ECU40または他のECUの制御によって格納モータ18が駆動されて格納式車両用シート10がリフトダウンされたか否かを判定する。より具体的には、格納モータ52のホールIC58から出力されるパルス数が所定パルス数となったか否かを判定して、該判定が肯定されるまで待機してステップ128へ移行する。すなわち、格納モータ52が所定パルス数分駆動されたところで、ドラッガユニット60からストライカ46が離間するのでこれを判定する。
ステップ128では、ドラッガモータがシート格納ECU40の制御によって作動されてステップ130へ移行する。このように、ステップ126でドラッガユニット60からストライカ46が離間したことを判定した後に、ドラッガモータ62を作動するので、ストライカ46がドラッガユニット60に挿入されたままの状態でドラッガモータ62が作動されて再びロック状態になってしまうことを防止することができる。
ステップ130では、ドラッガモータ62が初期位置になったか否かシート格納ECU40によって判定される。該判定は、OPNスイッチ36がオンしたか否かを判定し、該判定が肯定されるまで待機してステップ132へ移行する。
ステップ132では、ドラッガモータ62がシート格納ECU40の制御によって停止されて、ステップ102に戻って上述の処理が繰り返される。
このように本実施の形態では、ドラッガユニット60に異物が挿入されてもフロアロックスイッチ56がオフではない場合には、格納式車両用シート10を格納しようとしていないと判断してドラッガモータ62の作動が禁止されるので、乗員が誤って指を挿入してCTYスイッチ34がオフとなってもドラッガモータ62が作動してドラッガユニット60に指を挟み込んでしまうことがなくなる。従って、異物によるドラッガユニット60の誤動作を確実に防止することができる。
なお、上記の実施の形態では、フロアロックスイッチ56のオンオフの状態によって格納式車両用シート10を格納しようとしているか否かを検出するようにしていたが、格納式車両用シートを格納しようとしているか否かの検出はこれに限るものではなく、例えば、着座センサ等を設けて、乗員が未着座状態か否かを検出することによって格納式車両用シートを格納しようとしているか否かを検出するようにしてもよいし、リクライニングポジションセンサ54によってシートバック12がシートクッション14に重なった状態か否かを検出することによって格納式車両用シートを格納しようとしているか否かを検出するようにしてもよい。着座センサを用いる場合には、ステップ104において、フロアロックスイッチ56がオフか否かを判定する代りに、着座センサによって乗員が未着座状態か否かを判定し、乗員が着座していない場合にステップ112へ移行するようにすればよいし、リクライニングポジションセンサ56を用いる場合には、同様に、ステップ104において、リクライニングポジションセンサ56によってシートバック12がシートクッション14に重なった状態か否かを判定し、シートバック12がシートクッション14に重なった状態の場合にステップ112へ移行するようにすればよい。
或いは、格納モータ18が駆動されて格納式車両用シート10が車体側方にリフトアップされたか否かをホールIC58の検出結果等から判定することによって、格納式車両用シート10を格納しようとしているか否かを検出するようにしてもよい。
本発明の実施の形態に係わる格納式車両用シートのロック装置が適用された格納式車両用シートの車両搭載状態を示す斜視図である。 格納式車両用シートの構成を示す平面図である。 ドラッガユニットの構成を示す図である。 ドラッガユニットの動作を説明するための図である。 ドラッガモータの回転位置を検出する部分を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係わる格納式車両用シートの制御系の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係わる格納式車両用シートのシート格納ECUで行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。
符号の説明
10 格納式車両用シート
12 シートバック
14 シートクッション
18 リフトアップユニット
20 ロックストライカ
22 フロアロック
34 CTYスイッチ
40 シート格納ECU
46 ストライカ
56 フロアロックスイッチ
60 ドラッガユニット
62 ドラッガモータ

Claims (7)

  1. 乗員が着座可能な着座状態と、車体の所定位置に格納した格納状態と、に状態変更可能な車両用シートが前記格納状態の場合に、前記格納状態を維持するために前記車両用シートと車体とを連結するための車両用シートまたは車体の何れか一方に設けられた連結部材をロックし、前記車両用シートを車体に連結する車両用シートまたは車体の何れか他方に設けられた連結手段と、
    前記連結手段への前記連結部材の進入を検知する検知手段と、
    前記検知手段によって前記連結手段への前記連結部材の進入が検知された場合に、前記連結部材をロックするように前記連結手段を制御する制御手段と、
    前記車両用シートを格納しようとしているか否かを検出する検出手段と、
    前記検出手段によって前記車両用シートを格納しようとしていることが検出されない場合に、前記制御手段による制御を禁止する禁止手段と、
    を備えた格納式車両用シートのロック装置。
  2. 前記連結手段は、前記連結部材を引き込んでロックすることを特徴とする請求項1に記載の格納式車両用シートのロック装置。
  3. 前記車両用シートは、シートバックをシートクッションに重なる位置まで回動し、シートバックの回動する回動中心軸と垂直な方向に沿う一辺を回動中心としてシートクッションを回動することによって前記格納状態となることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の格納式車両用シートのロック装置。
  4. 前記検出手段は、シートクッションとフロアパネルとを解除可能に係合する係合手段の係合状態を検出することによって前記車両用シートを格納しようとしているか否かを検出することを特徴とする請求項3に記載の格納式車両用シートのロック装置。
  5. 前記検出手段は、乗員の着座を検出する着座検出手段によって乗員の着座状態を検出することによって車両用シートを格納しようとしているか否かを検出することを特徴とする請求項3に記載の格納式車両用シートのロック装置。
  6. 前記検出手段は、シートバックがシートクッションに重なる位置まで回動しているか否かを検出することによって車両用シートを格納しようとしているか否かを検出することを特徴とする請求項3に記載の格納式車両用シートのロック装置。
  7. 前記検出手段は、シートクッションを車体側方に回動しているか否かを検出することによって車両用シートを格納しようとしているか否かを検出することを特徴とする請求項3に記載の格納式車両用シートのロック装置。
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