JP5045472B2 - メール管理装置、メール管理方法およびメール管理プログラム - Google Patents

メール管理装置、メール管理方法およびメール管理プログラム Download PDF

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Description

この発明は、メール管理装置、メール管理方法およびメール管理プログラムに関する。
セキュリティ、特にデジタル・フォレンジックという分野について、重要度が高まっている。デジタル・フォレンジックとは、コンピュータやネットワークにおけるセキュリティの一分野であり、比較的新しい概念である。フォレンジック(Forensic)とは「法の」「法廷の」といった意味であり、デジタル・フォレンジックとは、訴訟等においてデジタルデータを証拠として使用するための技術の総称である。例えば、通信ログ等を確実に保存・管理する技術や、ハードディスクから消去されたデータを復元する技術などがこれに該当する。
このようなデジタル・フォレンジックの分野における大きな課題の一つとして、電子メールに対して、訴訟に耐えうる証拠性を確保する技術の実現が挙げられる。近年、電子メールは業務上の連絡等に不可欠なツールとなっており、企業間のやりとりも電子メールでなされることが多い。この結果、取引関係等のある企業間において法廷闘争が起こった場合に、過去の電子メールでのやり取りが訴訟上の重要な証拠となるケースも多い。
ここで、訴訟の請求内容は無数にあるが、電子メールが証拠として利用されるパターンとして、以下の3つがある。
(1)存在証明: AからBへのメールが「存在する」ことを証明するパターン。
(2)不存在証明: AからBへのメールが「存在しない」ことを証明するパターン。
(3)全存在証明: AからBへのメールが「全部でこれだけである」ことを証明するパターン。
従来の公知技術を利用して、これら3つのパターンを証明する手法を実現する場合には、例えば、電子メールに一連のシリアルナンバ(通し番号)を付与し、かつ、ある時刻にデータが存在したことを示すタイプスタンプ、および、その後改竄されていないことを証明する電子署名を付与し、その後、当該電子メールをアーカイブする。例えば、この従来の公知技術を用いて実現する手法においては、存在証明を行う際には、電子メール各々に付与されているタイムスタンプと電子署名とを利用することにより、存在証明を実現する。なお、関連する技術として、特許文献1が公開されている。
特開2007−11693号公報(第7−8頁)
ところで、上記した従来の公知技術を用いて上記した3つのパターンの証明を実現する手法においては、特に、不存在証明や全存在証明を行う際に、過去の全てのメールを相手方に示さなければならなかった。このため、情報漏洩や訴訟戦略(開示する証拠は最小限としたい)の観点から好ましくなく、また効率の面からも非現実的であり、開示する証拠を最小限にしつつ実行することができなかった。なお、特許文献1の技術では、この課題を解決するための手法は開示されていない。
そこで、この発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、開示する証拠を最小限にしつつ証明を実行することが可能であるメール管理装置、メール管理方法およびメール管理プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、このメール管理装置は、電子メールを管理する電子メール管理装置であって、管理対象としているメールアドレスから発信された電子メールまたは当該メールアドレスに着信する電子メールを、当該発信または当該着信の都度取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された前記電子メールに対して、当該前記電子メールに含まれるメールアドレスごとに独立した一連の番号であるシリアル番号を付与する第1の付与手段と、前記取得手段によって取得された前記電子メールに対して、当該電子メールが所定の時刻に存在していることを証明する時刻情報を付与する第2の付与手段と、前記第1の付与手段によって前記シリアル番号が付与され、かつ、前記第2の付与手段によって前記時刻情報が付与された前記電子メールに対して、改竄がなされていないことを保証する電子署名を付与する第3の付与手段と、前記第3の付与手段によって前記電子署名が付与された前記電子メールをメール記憶手段に格納する格納手段と、を備えたことを要件とする。
また、このメール管理装置は、さらに、前記第1の付与手段は、前記電子メールを発信する発信者を識別するメールアドレスである発信者情報と当該電子メールを受信する受信者を識別するメールアドレスである受信者情報との組み合わせごとに独立した前記シリアル番号を、前記取得手段によって取得された当該電子メールに対して付与することを要件とする。
また、このメール管理装置は、さらに、前記第1の付与手段は、前記電子メールを発信する発信者を識別するメールアドレスである発信者情報か、または、当該電子メールを受信する受信者を識別するメールアドレスである受信者情報かを区別することなく、メールアドレスの組み合わせごとに独立した前記シリアル番号を、前記取得手段によって取得された当該電子メールに対して付与することを要件とする。
また、このメール管理装置は、さらに、前記第1の付与手段は、メールアドレス各々ごとに独立した前記シリアル番号を、前記取得手段によって取得された当該電子メールに対して付与することを要件とする。
また、このメール管理装置は、さらに、メールアドレスまたはメールアドレスの組み合わせであるアドレス情報各々に対応付けて、当該アドレス情報ごとに独立して前記第1の付与手段によって付与される前記シリアル番号各々の内最新の当該シリアル番号各々を、シリアル番号カウンタに記憶するカウンタ記憶手段と、前記カウンタ記憶手段によって前記シリアル番号カウンタに記憶された前記アドレス情報と前記シリアル番号との所定の時点における対応付けを示すスナップショットを、当該シリアル番号カウンタについてバックアップを実行する時点各々について作成する作成手段と、
をさらに備えることを要件とする。
開示のメール管理装置によれば、開示する証拠を最小限することが可能である。
また、開示のメール管理装置によれば、電子メールの不存在証明と全存在証明とを行う際に、開示する証拠を最小限にしつつ実行することが可能である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係るメール管理装置、メール管理方法およびメール管理プログラムの実施例を詳細に説明する。なお、以下では、実施例1で用いる主要な用語、実施例1に係るメール管理装置の概要および特徴、メール管理装置の構成および処理の流れを順に説明し、その後、その他の実施例について説明する。
[用語の説明]
まず最初に、実施例1で用いる主要な用語を説明する。実施例1で用いる「メール管理装置(特許請求の範囲に記載の「電子メール管理装置」に対応する。)」とは、電子メールを管理するコンピュータやサーバや専用機器などである。そして、例えば、図1に示すように、実施例1に係るメール管理装置は、インターネットとイントラネット(企業ネットワーク)との境界などに設置されるメール・ゲートウェイ(メールを扱うアプリケーション・ゲートウェイ)などがこれに該当する。
具体的に例をあげて説明すると、図1に示す例では、実施例1に係るメール管理装置は、インターネットとイントラネットとの境界に設置されたファイヤーウォールの内側(イントラネット側)に接続する。また、実施例1に係るメール管理装置は、イントラネットに接続している端末(コンピュータ)各々や企業内の部門ごとに設置されている部門内メールサーバ各々の間でのデータのやり取りを制御するスイッチ機器(図1においては、「L3SW」と記載)に接続する。そして、実施例1に係るメール管理装置は、内向きのメール(インターネットからイントラネットに入ってくるメール、イントラネットに接続しているコンピュータに送信されたメール)及び外向きのメール(イントラネットからインターネットに出て行くメール、イントラネットに接続しているコンピュータから送信されたメール)を漏れなく取得(捕捉)する。
なお、以下に説明する実施例では、実施例1に係るメール管理装置は、インターネットとイントラネットとの境界に設置されるものとして説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、管理対象とするメールアドレス(または、コンピュータ)について送受信される電子メールを取得できればよく、インターネットとイントラネットとの境界に設置されていなくてもよい。
例えば、実施例1に係るメール管理装置は、電子メールを送受信する端末各々ごとに設けられてもよい。また、例えば、実施例1に係るメール管理装置は、図1の例を用いて説明すると、ファイヤーウォールとスイッチ機器との間に直列的に接続される場合に限定されるものではなく、ファイヤーウォールとスイッチ機器との間の回線に分岐的に接続された回線に接続してもよい。
また、実施例1で用いる「メールアドレス」とは、ネットワーク上(例えば、インターネット上)で電子メールを送受信する際に、送信先や送信元を一意に識別するための識別情報であり、具体的には、電子メールを発信する発信者を識別するメールアドレスである発信者情報や、電子メールを受信する受信者を識別するメールアドレスである受信者情報がある。なお、例えば、発信者情報は、電子メールのヘッダ「From」フィールドから抽出されるメールアドレスであり、受信者情報は、電子メールのヘッダ「To」や「Cc」や「Bcc」フィールドから抽出される。
また、実施例1で用いる「時刻情報」とは、電子メールが所定の時刻に存在していることを証明する情報であり、例えば、ある電子データが、ある時刻に存在していたことを証明するサービスであるタイムスタンプサービス(time stamp service)により、電子証明(タイムスタンプ)として付与される情報がこれに該当する。
また、実施例1で用いる「電子署名」とは、改竄がなされていないことを保証する情報であり、具体的には、当該電子メールを保存していたのが特定のメール管理装置であることが保証される。また、電子署名は、当該特定のメール管理装置のみが有する秘密鍵を用いて作成される。例えば、公開鍵暗号方式を応用して、文書の作成者を証明し、かつ、その文書が改竄されていないことを保証する署名方式を示す「デジタル署名」などがこれに該当する。
[メール管理装置の概要および特徴]
次に、図2を用いて、実施例1に係るメール管理装置の概要および特徴を説明する。図2は、実施例1に係るメール管理装置の概要および特徴を説明するための図である。
実施例1に係るメール管理装置は、電子メールを管理する電子メール管理装置であって、以下で説明するように、開示する証拠を最小限にしつつ証明を実行することが可能である点に主たる特徴がある。
すなわち、実施例1に係るメール管理装置は、管理対象としているメールアドレスから発信された電子メールや、当該メールアドレスに着信する電子メールを、発信または着信の都度、取得する。例えば、図2の(1)に示すように、実施例1に係るメール管理装置は、管理対象とするメールアドレスについて発信(または着信)されたメールについて、メール本体(例えば、メールのヘッダと、メールの本文とを含む全データ)と、メールヘッダに含まれるメールアドレスとを取得する。具体的に例をあげて説明すると、図2に示す例では、実施例1に係るメール管理装置は、メール本体を取得し、メールヘッダに含まれる「From」フィールドから発信者情報として「Sakura」を取得し、メールヘッダに含まれる「To」フィールドから受信者情報として「Saki」を取得する。
そして、実施例1に係るメール管理装置は、取得した電子メールに対して、電子メールに含まれるメールアドレスごとに独立して付与される一連の番号であるシリアル番号を付与する。例えば、実施例1に係るメール管理装置は、図2の(2)に示す例では、取得したメールアドレス(発信者情報「Sakura」と受信者情報「Saki」との組み合わせ)に対して、シリアル番号「3」を付与する。
なお、ここで、このメール管理装置は、取得した電子メールに対して、それぞれ独立したシリアル番号を付与するものである。このため、例えば、メールアドレスの組み合わせごとに、それぞれ独立した一連のシリアル番号を付与する場合には、このメール管理装置は、発信者情報「Sakura」と受信者情報「Saki」との組み合わせに対して、シリアル番号「3」を付与した後に、再度、発信者情報「Sakura」と受信者情報「Saki」との組み合わせを含む電子メールを取得した場合には、シリアル番号「3」に続くシリアル番号として、「3」に「1」を加えた値である「4」を付与する。
一方、このメール管理装置は、他の組み合わせ(例えば、発信者情報「Patent」と受信者情報「Trademark」との組み合わせ)に対しては、発信者情報「Sakura」と受信者情報「Saki」との組み合わせに対して付与されている一連のシリアル番号を付与するのではなく、当該他の組み合わせ(例えば、発信者情報「Patent」と受信者情報「Trademark」との組み合わせ)に対して付与されている一連のシリアル番号を付与する。
そして、実施例1に係るメール管理装置は、図2の(3)に示すように、取得した電子メールに対して、当該電子メールが所定の時刻に存在していることを証明する時刻情報を付与する。例えば、図2の(3)に示す例では、実施例1に係るメール管理装置は、タイムスタンプサービスから、電子メールを取得した時刻として「2007/12/12 18:00」を取得して、電子メールに付与する。
そして、実施例1に係るメール管理装置は、図2の(4)に示すように、シリアル番号を付与し、かつ、時刻情報を付与した電子メールに対して、改竄がなされていないことを保証する電子署名を付与する。例えば、図2の(4)に示す例では、シリアル番号と、メールアドレスと、メール本体と、タイムスタンプとに対して、シリアル番号とメールアドレスとメール本体とタイムスタンプとに対して改竄が行われていないことを示す電子署名(図2では、丸の中に「署名」と記載している)を付与する。
そして、実施例1に係るメール管理装置は、電子署名が付与された電子メールを、メール記憶部に格納する。
このようなことから、実施例1に係るメール管理装置は、上記した主たる特徴の如く、開示する証拠を最小限にしつつ実行することが可能である。具体的には、全メールを開示することなく、メールの不存在や全存在を証明することが可能である。言い換えると、余計な情報を開示することなく、メールを訴訟における強力な証拠とすることが可能である。
[メール管理装置の構成]
次に、図3〜図10を用いて、図2に示したメール管理装置の構成を説明する。なお、図3は、実施例1に係るメール管理装置の構成を説明するためのブロック図である。図4は、処理済メール記憶部に記憶されている情報の一例を示すための図である。図5は、実施例1におけるカウンタスナップショット記憶部に記憶されている情報の一例を示すための図である。図6は、実施例1における処理中メール記憶部に記憶されている情報の一例を示すための図である。図7は、実施例1におけるカウンタ記憶部に記憶されている情報の一例を示すための図である。図8は、実施例1における制御部を説明するための図である。図9は、実施例1における制御部を説明するための図である。図10は、実施例1における制御部を説明するための図である。
図3に示すように、メール管理装置は、タイムスタンプサーバ101と記憶装置102とに接続し、メール送受信部201と入出力部202と制御部400と記憶部300とを内部に備える。なお、以下に記載する実施例では、メール管理装置は、タイムスタンプサーバ101と記憶装置102とを内部に備えるのではなく、メール管理装置の外部に設けられたタイムスタンプサーバ101と記憶装置102とに接続する場合について説明するが、このメール管理装置は、外部に設けられたタイムスタンプサーバ101と記憶装置102とに接続する場合に限定されるものではなく、タイムスタンプサーバ101と記憶装置102とをメール管理装置内部に備えてもよい。
タイムスタンプサーバ101は、時刻認証を行う装置であり、例えば、タイムスタンプサービスを行うサーバなどが該当する。
記憶装置102は、後述する制御部400によって処理された処理済メールなどを記憶する記憶手段であり、具体的には、後述する保存部404によってデータが格納され、また、後述する証拠作成部406によってデータが読み出される。例えば、記憶装置102は、HDD(Hard Disk Drive)等の補助記憶装置がこれに該当する。
記憶装置102は、特に本発明に密接に関連するものとしては、処理済メール記憶部103と、カウンタスナップショット記憶部104と、を備える。なお、処理済メール記憶部103は、特許請求の範囲に記載の「メール記憶手段」に対応する。
処理済メール記憶部103は、後述する署名部403によって電子署名が付与された電子メールを記憶する。例えば、図4に示すように、処理済メール記憶部103は、後述する制御部400による処理が行われた処理済メールとして、「全体シリアル番号」(メール管理装置がメールを取得する都度メールアドレスを区別することなく後述するシリアル番号付与部402によって順番に付与される一連のシリアル番号を示す番号)と、「発信者情報」と、「受信者情報」と、「受発信者シリアル番号」(メールアドレスごとに独立した一連の番号であって後述するシリアル番号付与部402によって付与されるシリアル番号を示す番号)と、メール管理装置が取得したメールを示す「メール本体」と、後述する署名部403によって付与されるタイムスタンプを示す「タイムスタンプ」と、を対応付けて、この処理済メールについての対応付け全体に対して後述する署名部403によって付与される電子署名を示す「電子署名」とともに、記憶する。なお、この処理済メール記憶部103は、メール管理装置が取得したメールすべてについて、上記した情報を記憶する。
具体的に例をあげて説明すると、処理済メール記憶部103は、全体シリアル番号「59」と、発信者情報「suzuki」と、受信者情報「satou」と、受発信者シリアル番号「6」と、メール本体「メールA」と、タイムスタンプ「2007/12/12 16:10」との対応付けを、電子署名「署名A」とともに記憶する。
ここで、全体シリアル番号と受発信者シリアル番号との差についてさらに説明する。全体シリアル番号は、メールアドレスごとに独立した一連のシリアル番号ではない。このため、全体シリアル番号は、図4に示す例では、「発信者情報」や「受信者情報」に関係なく、メール管理装置が取得したメールに対して、後述するシリアル番号付与部402によって、連続した一連の番号として(例えば、「59」、「60」、「61」…)付与されるものである。
これに対して、受発信者シリアル番号は、メールアドレスごとに独立した一連のシリアル番号であり、図4に示す例では、「発信者情報」と「受信者情報」との組み合わせごとに、後述するシリアル番号付与部402によって独立した一連の番号が付与されるものである。例えば、受発信者シリアル番号は、「発信者情報」と「受信者情報」との組み合わせが異なる場合には、それぞれ異なる独立した一連のシリアル番号として、後述するシリアル番号付与部402によって付与されるものである。
具体的に図4に示す例を用いて説明すると、メール管理装置は、受発信者シリアル番号として、発信者情報「yamada」と受信者情報「satou」との組み合わせに対して、当該組み合わせについての2通目のメールである場合に、「2」を付与するとともに、発信者情報「sakura」と受信者情報「saki」との組み合わせに対しても、当該組み合わせについての2通目のメールである場合に、「2」を付与することとなる。
カウンタスナップショット記憶部104は、後述するカウンタ管理部405によって作成されるスナップショットを記憶する。具体的には、カウンタスナップショット記憶部104は、後述するカウンタ記憶部302に記憶された情報の所定の時点におけるスナップショットを記憶する。例えば、カウンタスナップショット記憶部104は、全体シリアル番号についてのスナップショットを記憶し、また、メールアドレスと受発信者シリアル番号との対応付けについてのスナップショットを記憶する。
例えば、カウンタスナップショット記憶部104は、後述するカウンタ記憶部302についてバックアップを実行する時点各々について作成されるスナップショットが、後述するカウンタ管理部405の指示により作成される都度、保存部404によって格納されて、記憶する。
例えば、カウンタスナップショット記憶部104は、図5に示すように、スナップショットとして、「全体シリアル番号」と、「受発信者情報」各々に対応付けられた「受発信者シリアル番号」と、「タイムスタンプ」と、を対応付けて、このスナップショットについての対応付けに対して付与された「電子署名」とともに記憶する。
具体的に例をあげて説明すると、カウンタスナップショット記憶部104は、図5に示す例では、全体シリアル番号「50」と、発信者情報「suzuki」と受信者情報「satou」との組み合わせに対応付けられた受発信者シリアル番号「2」と、発信者情報「yamada」と受信者情報「satou」との組み合わせに対応付けられた受発信者シリアル番号「3」と、タイムスタンプ「2007/12/12 14:00」との対応付けを、電子署名「署名A」とともに記憶する。また、同様に、カウンタスナップショット記憶部104は、異なる時点について(図5の例では、「2007/12/12 17:00」の時点におけるスナップショットを示した)のスナップショットを記憶する。
メール送受信部201は、後述するメールコピー部401の指示に従って、メールの送受信を行う。例えば、後述するメールコピー部401によって、電子メールが処理中メール記憶部301に格納されると、メール送受信部201は、当該電子メールを、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)に従って、適切なメールサーバ宛に送信する。
入出力部202は、例えば、メール管理装置を使用する使用者から後述する証拠作成部406による処理に必要なパラメータの入力を受付け、後述する証拠作成部406に送り、また、後述する証拠作成部406からの指示に従って、情報を出力(例えば、ディスプレイにて表示)する。
例えば、入出力部202は、証拠作成部406による処理に必要なパラメータとして、証拠を作成するメールアドレスについて、発信者情報と受信者情報とを受付け、証拠を作成する期間について、開始日時と終了日時とを受付ける。例えば、発信者情報「Patent」と受信者情報「Trademark」とを受付け、開始日時「2008/1/1 0:00」と終了日時「2008/1/30 24:00」とを受付ける(図10の(1)参照)。
記憶部300は、制御部400による各種メール格納処理に必要なデータを格納する格納手段(記憶手段)である。記憶部300は、特に、本発明に密接に関連するものとしては、処理中メール記憶部301と、カウンタ記憶部302と、を備える。なお、カウンタ記憶部302は、特許請求の範囲に記載の「カウンタ記憶手段」に対応する。
処理中メール記憶部301は、メール管理装置が取得したメールを一時的に記憶する記憶部である。例えば、メモリ等が該当する。なお、処理中メール記憶部301によって記憶されているメール(後述する制御部400によって処理が行われているメール、処理中メール)は、後述するメールコピー部401によって処理中メール記憶部301に格納され、後述するシリアル番号付与部402や署名部403によって用いられ、後述する保存部404によって記憶装置102に格納され、後述する保存部404によって削除される。
例えば、処理中メール記憶部301は、図6に示すように、後述するメールコピー部401によって格納されたメール各々について、「メール本体」と「発信者情報」と「受信者情報」とを記憶し、また、処理中メール記憶部301は、後述するシリアル番号付与部402によって付与される「全体シリアル番号」や「受発信者シリアル番号」や、後述する署名部403によって付与される「タイムスタンプ」や「電子署名」を対応付けて記憶する。
なお、ここで、処理中メール記憶部301に記憶されている「メール本体」に対応付けられた「全体シリアル番号」や「受発信者シリアル番号」や「タイムスタンプ」や「電子署名」について、さらに説明する。処理中メール記憶部301に記憶されているメールは、後述する制御部400による処理が終了していないメールである。このため、処理中メール記憶部301に記憶されているメールには、「全体シリアル番号」や「受発信者シリアル番号」や「タイムスタンプ」や「電子署名」の一部のみ付与されたメールや、「全体シリアル番号」や「受発信者シリアル番号」や「タイムスタンプ」や「電子署名」のどれも付与されていないメールも含まれる。
具体的に例をあげて説明すると、処理中メール記憶部301は、図6に示す例では、メール本体「メールA」について、全体シリアル番号「63」と、発信者情報「suzuki」と、受信者情報「satou」と、受発信者シリアル番号「7」と、タイムスタンプ「2007/12/12 17:10」との対応付けを、電子署名「署名A」とともに記憶する。また、メール本体「メールC」について、全体シリアル番号「75」と、発信者情報「satou」と、受信者情報「suzuki」と、受発信者シリアル番号「5」と、タイムスタンプ「2007/12/12 17:33」との対応付けを記憶する(電子署名は付与されていない)。また、メール本体「メールD」について、全体シリアル番号「76」と、発信者情報「sakura」と、受信者情報「saki」と、受発信者シリアル番号「3」との対応付けを記憶する(タイムスタンプと電子署名とが付与されていない)。
カウンタ記憶部302は、全体シリアル番号を記憶する。具体的には、全体シリアル番号として付与されたシリアル番号の内、最新の番号を記憶する。例えば、カウンタ記憶部302は、図7の(1)に示す例では、全体シリアル番号「76」を記憶する。
また、カウンタ記憶部302は、メールアドレスに対応付けられた受発信者シリアル番号各々の内最新の受発信者シリアル番号各々を、記憶する。例えば、図7の(1)に示すように、全体シリアル番号を記憶し、発信者情報と受信者情報との組み合わせに対応付けられた受発信者シリアル番号各々を記憶する。なお、カウンタ記憶部302は、後述するシリアル番号付与部402によってシリアル番号が付与される都度、記憶している全体シリアル番号と受発信者シリアル番号各々とがシリアル番号付与部402によって更新されるものである。
具体的に例をあげて説明すると、カウンタ記憶部302は、図7の(1)に示す例では、発信者情報「suzuki」と受信者情報「satou」との組み合わせに対応付けられた受発信者シリアル番号「7」と、発信者情報「yamada」と受信者情報「satou」との組み合わせに対応付けられた受発信者シリアル番号「3」などを記憶する。なお、図7の(2)に示す表は、図7の(1)に示す内容と同じであり、表示する形式を変更したものである。
制御部400は、各種のメール処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する処理部であり、特に本発明に密接に関連するものとしては、メールコピー部401と、シリアル番号付与部402と、署名部403と、保存部404と、カウンタ管理部405と、証拠作成部406と、を備える。なお、メールコピー部401は、特許請求の範囲に記載の「取得手段」に対応する。シリアル番号付与部402は、特許請求の範囲に記載の「第1の付与手段」に対応する。署名部403は、特許請求の範囲に記載の「第2の付与手段」と「第3の付与手段」とに対応する。保存部404は、特許請求の範囲に記載の「格納手段」に対応する。カウンタ管理部405は、特許請求の範囲に記載の「作成手段」に対応する。
メールコピー部401は、管理対象としているメールアドレスから発信された電子メールまたは当該メールアドレスに着信する電子メールを、発信または着信の都度取得する。例えば、メールコピー部401は、メール送受信部201から電子メールを取得し、取得した電子メールを処理中メール記憶部301に格納し、取得した電子メールをメール送受信部201から送信する。
具体的に例をあげて説明すると、「Sakura」から「Saki」へと送信された電子メールを取得する場合に、メールコピー部401は、図8の(1)に示すように、取得したメール本体と、当該メール本体に含まれる発信者情報「Sakura」と受信者情報「Saki」との組み合わせを、処理中メール記憶部301に格納する。また、メールコピー部401は、取得した電子メールを、メール送受信部201から「Saki」へと送信する。
シリアル番号付与部402は、メールコピー部401によって取得された電子メールに対して、全体シリアル番号を付与する。例えば、図8の(2)に示すように、メールコピー部401によって取得された電子メールに対して、全体シリアル番号(図8では、「全体SN」と記載)を付与する。具体的に例をあげて説明すると、例えば、「Sakura」から「Saki」へと送信された電子メールが、メールコピー部401によって62通目に取得されたメールであった場合に、シリアル番号付与部402は、図8の(2)に示す例では、全体SN「62」を付与する。
また、シリアル番号付与部402は、メールコピー部401によって取得された電子メールに対して、受発信者シリアル番号を付与する。例えば、シリアル番号付与部402は、発信者情報と受信者情報との組み合わせごとに独立した受発信者シリアル番号を、メールコピー部401によって取得された当該電子メールに対して付与する。
具体的に例をあげて説明すると、メールコピー部401によって取得された電子メールが、発信者情報「Sakura」と受信者情報「Saki」との組み合わせを含む3通目の電子メールであった場合に、シリアル番号付与部402は、図8の(2)に示すように、受発信者シリアル番号「3」を付与する。
ここで、シリアル番号付与部402によるシリアル番号処理の一例について説明すると、シリアル番号付与部402は、処理中メールに、全体シリアル番号を付与する。つまり、シリアル番号付与部402は、カウンタ記憶部302に格納されている最新の全体シリアル番号を参照し、参照して得た最新の全体シリアル番号に「1」を加えた値を、処理中メールに全体シリアル番号として付与する。
例えば、カウンタ記憶部302に記憶されている全体シリアル番号が「63」であった場合には、シリアル番号付与部402は、処理中メールに、全体シリアル番号として「64」を付与する。また、シリアル番号付与部402は、カウンタ記憶部302に記憶されている最新の全体シリアル番号を、「63」から、「63」に「1」を加えた値である「64」に更新する。
また、シリアル番号付与部402は、カウンタ記憶部302の受発信者シリアル番号を照会する。つまり、シリアル番号付与部402は、処理中のメールに含まれているメールアドレスに対応付けられている受発信者シリアル番号を照会し、このメールアドレスに対応付けられた受発信者シリアル番号があるかないかを判定する。ここで、シリアル番号付与部402は、このメールアドレスに対応付けられた受発信者シリアル番号がある場合には、この受発信者シリアル番号を取得し、その値に「1」を加えた値を、受発信者シリアル番号として処理中メールに付与する。
例えば、メールコピー部401によって取得されたメールに含まれる発信者情報と受信者情報との組み合わせに対応付けて受発信者シリアル番号「2」がカウンタ記憶部302に記憶されていた場合に、シリアル番号付与部402は、処理中メール記憶部301に、当該発信者情報と受信者情報との組み合わせに対応付けられた「受発信者シリアル番号」に、「2」に「1」を加えた値である「3」を書き込み、また、カウンタ記憶部302に記憶されている照会した発信者情報と受信者情報との組み合わせに対応付けられた受発信者シリアル番号の値を、「2」から、「2」に「1」を加えた値である「3」に更新する。
また、シリアル番号付与部402は、メールコピー部401によって取得されたメールに含まれる発信者情報と受信者情報との組み合わせに対応付けられた受発信者シリアル番号がない場合には、新規受発信者シリアル番号を付与する。つまり、例えば、シリアル番号付与部402は、受発信者シリアル番号として処理中メールに「1」を付与する。例えば、シリアル番号付与部402は、処理中メール記憶部301に、当該発信者情報と受信者情報との組み合わせに対応付けられた「受発信者シリアル番号」に、「1」値を書き込み、また、カウンタ記憶部302に、照会した発信者情報と受信者情報との組み合わせと、当該発信者情報と受信者情報との組み合わせに対応付けられた受発信者シリアル番号「1」とを、新たに書き込む。
署名部403は、メールコピー部401によって取得された電子メールに対して、時刻情報を付与する。例えば、署名部403は、図8の(3)に示す例では、タイムスタンプサーバ101から時刻情報として「2007/12/12 18:00」を取得し、取得した時刻情報を処理中のメールに付与する。具体的に例をあげて説明すると、署名部403は、タイムスタンプサーバ101に処理中メール(全体シリアル番号と、発信者情報と、受信者情報と、受発信者シリアル番号と、メール本体と)を渡して時刻情報(タイムスタンプ)処理を依頼し、処理中のメールに時刻情報を付与する。
また、署名部403は、シリアル番号付与部402によってシリアル番号(全体シリアル番号と、受発信者シリアル番号と)が付与され、さらに、時刻情報が付与された電子メールに対して、改竄がなされていないことを保証する電子署名を付与する。例えば、署名部403は、図8の(4)に示す例では、処理中メール(全体シリアル番号と、発信者情報と、受信者情報と、受発信者シリアル番号と、メール本体と、時刻情報と)全体に、自らの秘密鍵を用いて電子署名(図8では、○の中に「署名」と記載)を付与する。
保存部404は、署名部403によって電子署名が付与された電子メールを処理済メール記憶部103に格納する。また、保存部404は、後述するカウンタ管理部405により作成されたスナップショットを、カウンタスナップショット記憶部104に格納する。
例えば、保存部404は、署名部403によって電子署名が付与された処理中メールを、処理中メール記憶部301から読み出して処理済メール記憶部103に格納し、格納した処理中メールを処理中メール記憶部301から削除する。
なお、保存部404は、処理済メール記憶部103に格納する際に、処理済メール記憶部103に格納された情報についての検索が将来行われることを踏まえ、検索用のインデックスを作成してもよい。これにより、後述する証拠作成部406によって処理済メール記憶部103が検索される際や、このメール管理装置を使用する使用者からの要求に応じて検索される際に、処理済メール記憶部103を検索する処理を迅速に実行することが可能である。
また、保存部404は、保存容量節約の観点から、処理中メールに対してデータ圧縮を行ってから保存してもよい。これにより、処理済メール記憶部103の容量を有効に使用することが可能である。
カウンタ管理部405は、カウンタ記憶部302に記憶された情報(全体シリアル番号と、受発信者シリアル番号各々と)の所定の時点における対応付けを示すスナップショットを、カウンタ記憶部302についてバックアップを実行する時点各々について作成する。例えば、カウンタ管理部405は、スナップショットを、予め定められた間隔/頻度で定期的に作成する。具体的に例をあげて説明すると、例えば、毎時0分丁度に実行し(この場合、1日に24回の頻度となる)、または、午前0時丁度に毎日実行される(この場合、1日に1回の頻度となる)。
ここで、カウンタ管理部405によるスナップショット作成処理の一例について説明すると、カウンタ管理部405は、スナップショットを作成するタイミングとなると、図9の(1)に示すように、カウンタ記憶部302に記憶されている情報(全体シリアル番号と、受発信者シリアル番号各々と)を取得する。
また、カウンタ管理部405は、図9の(2)に示すように、スナップショットを作成する時点において取得した情報(全体シリアル番号と、受発信者シリアル番号各々と)に対してタイムスタンプを付与し、図9の(3)に示すように、電子署名を付与する。
なお、カウンタ管理部405は、取得した情報(全体シリアル番号と、受発信者シリアル番号各々と)について、一時的に記憶部300に格納し、タイムスタンプを付与し、電子署名を付与する処理を実行してもよい。
証拠作成部406は、処理済メール記憶部103やカウンタスナップショット記憶部104に記憶された情報を用いて、電子メールの存在証明や、電子メールの不存在証明や、電子メールの全存在証明を行う際に必要となる証拠を作成する。例えば、証拠作成部406は、訴訟対応などが必要な場合等に、使用者(メールサーバの管理者等)による操作に従って、証拠を作成する。
具体的に例をあげて説明すると、証拠作成部406は、入出力部202によって証拠を作成する際に必要となるパラメータ(作成を望む証拠の条件)が入力されると、入力された条件に合致する情報を、処理済メール記憶部103やカウンタスナップショット記憶部104から取得して、出力する。
ここで、証拠作成部406による証拠作成処理の一例について説明する。例えば、証拠作成部406は、図10の(1)に示すように、入出力部202から入力されたパラメータとして、発信者情報「Patent」と受信者情報「Trademark」との組み合わせを受付け、開始日時「2008/1/1 0:00」と終了日時「2008/1/30 24:00」とを受付ける。
証拠作成部406は、入力された証拠の条件に従って、処理済メール記憶部103から処理済メールを読出し、カウンタスナップショット記憶部104からスナップショットを読み出す。例えば、証拠作成部406は、図10の(2)に示すように、入力された「開始日時」の時点における最新の(入力された「開始日時」の時点から見て、最後に作成された)スナップショットを取得し、図10の(3)に示すように、入力された「終了日時」以降に作成された最も古いスナップショットを取得する。
具体的に、カウンタ管理部405によって、毎午後0:00(12:00)丁度にスナップショットが作成される例をあげて説明すると、証拠作成部406は、図10の(2)に示すように、入力された開始日時である「2008/1/1 0:00」から見て最新のスナップショットである「2007/12/31 12:00」の時点におけるスナップショット(スナップショット甲とする)を取得する。また、証拠作成部406は、図10の(3)に示すように、入力された終了日時である「2008/1/30 24:00」以後に作成された最も古いスナップショットである「2008/2/1 12:00」の時点におけるスナップショット(スナップショット乙とする)を、カウンタスナップショット記憶部104から取得する。
証拠作成部406は、入力された「発信者情報」と「受信者情報」との組み合わせに対応付けられた受発信者シリアル番号を、スナップショット甲とスナップショット乙とから取得する。そして、証拠作成部406は、スナップショット甲から取得した受発信者シリアル番号に「1」を付加した値に対応付けられた電子メールから、スナップショット乙から取得した受発信者シリアル番号に対応付けられた電子メールまでのすべての電子メールを、処理済メール記憶部103から取得する。
例えば、図10の(2)に示す例では、スナップショット甲において、入力された発信者情報「Patent」と受信者情報「Trademark」との組み合わせに対応付けられた受発信者シリアル番号が、「171」であり、図10の(3)に示す例では、スナップショット乙において、入力された発信者情報「Patent」と受信者情報「Trademark」との組み合わせに対応付けられた受発信者シリアル番号が、「208」である。このため、証拠作成部406は、発信者情報「Patent」と受信者情報「Trademark」との組み合わせを含む電子メールについて、図10の(4)に示すように、受発信者シリアル番号が「172」から、図10の(5)に示すように、受発信者シリアル番号が「208」までの電子メールすべてを、処理済メール記憶部103から取得する。
証拠作成部406は、カウンタスナップショット記憶部104から取得したスナップショット(図10の(2)と(3))と、処理済メール記憶部103から取得した処理済電子メール各々(図10の(4)〜(5))とを、証拠として出力する。例えば、証拠作成部406は、証拠をバイナリデータとしてファイル出力する。
なお、このメール管理装置は、既知のパーソナルコンピュータ、ワークステーション、携帯電話、PHS端末、移動体通信端末またはPDAなどの情報処理装置に、上記したメールコピー部401やシリアル番号付与部402、署名部403、保存部404、カウンタ管理部405、証拠作成部406の各機能を搭載することによって実現することもできる。
[メール管理装置による処理]
次に、図11〜図13を用いて、メール管理装置による処理を説明する。ここでは、実施例1に係るメール管理装置によるメール保存処理の流れを説明し、続いて、実施例1に係るメール管理装置によるスナップショット保存処理の流れを説明し、さらにに、実施例1に係るメール管理装置による証拠作成処理の流れを説明する。なお、図11は、実施例1に係るメール管理装置によるメール保存処理の流れを示すためのフローチャートであり、図12は、実施例1に係るメール管理装置によるスナップショット保存処理の流れを示すためのフローチャートであり、図13は、実施例1に係るメール管理装置による証拠作成処理の流れを示すためのフローチャートである。
[メール保存処理の流れ]
図11に示すように、メールコピー部401は、管理対象としているメールアドレスから発信された電子メールまたは当該メールアドレスに着信する電子メールがあると(ステップS101肯定)、電子メールをコピーする(ステップS102)。つまり、メールコピー部401は、発信または着信の都度電子メールを取得する。例えば、メールコピー部401は、メール送受信部201から電子メールを取得し、取得した電子メールを処理中メール記憶部301に格納し、取得した電子メールをメール送受信部201から送信する。
そして、シリアル番号付与部402は、メールコピー部401によって取得された電子メールに対して、全体シリアル番号を付与する(ステップS103)。そして、シリアル番号付与部402は、カウンタ記憶部302の受発信者シリアル番号を照会する。(ステップS104)。つまり、シリアル番号付与部402は、処理中のメールに含まれているメールアドレスに対応付けられている受発信者シリアル番号を照会し、このメールアドレスに対応付けられた受発信者シリアル番号があるかないかを判定する。
ここで、シリアル番号付与部402は、このメールアドレスに対応付けられた受発信者シリアル番号がある場合には(ステップS105肯定)、既存の受発信者シリアル番号を付与する(ステップS106)。つまり、シリアル番号付与部402は、この受発信者シリアル番号を取得し、その値に「1」を加えた値を、受発信者シリアル番号として処理中メールに付与する。一方、シリアル番号付与部402は、このメールアドレスに対応付けられた受発信者シリアル番号がない場合には(ステップS105否定)、新規受発信者シリアル番号を付与する(ステップS107)。つまり、例えば、シリアル番号付与部402は、このメールアドレスに対応付けられた受発信者シリアル番号がない場合には、受発信者シリアル番号として処理中メールに「1」を付与する。
そして、署名部403は、シリアル番号が付与されると(ステップS106、ステップS107)時刻情報を付与し、電子署名を付与する(ステップS108)。
その後、保存部404は、署名部403によって電子署名が付与された電子メールを処理済メール記憶部103に格納する(ステップS109)。
[スナップショット保存処理の流れ]
図12に示すように、カウンタ管理部405は、スナップショットを作成するタイミングとなると(ステップS201肯定)、カウンタ記憶部302に記憶されているスナップショットを作成する時点における情報(全体シリアル番号と、受発信者シリアル番号各々と)を取得する(ステップS202)。
そして、カウンタ管理部405は、タイムスタンプを付与し、電子署名を付与する(ステップS203)。つまり、例えば、カウンタ管理部405は、スナップショットを作成する時点において取得した情報(全体シリアル番号と、受発信者シリアル番号各々と)に対して、タイムスタンプを付与して電子署名を付与する。その後、カウンタ管理部405は、スナップショットを格納する(ステップS204)。
[証拠作成処理の流れ]
図13に示すように、証拠作成部406は、パラメータを入力されると(ステップS301肯定)、入力された証拠に従って、証拠を作成する(ステップS302)。つまり、例えば、証拠作成部406は、処理済メール記憶部103から処理済メールを読出し、カウンタスナップショット記憶部104からスナップショットを読み出す。
そして、証拠作成部406は、作成した証拠を出力する(ステップS303)。例えば、証拠作成部406は、処理済メール記憶部103とカウンタスナップショット記憶部104とから読み出した証拠を出力する。
[実施例1の効果]
上記したように、このメール管理装置によれば、管理対象としているメールアドレスから発信された電子メールまたは当該メールアドレスに着信する電子メールを、当該発信または当該着信の都度取得し、取得した電子メールに対して、当該電子メールに含まれるメールアドレスごとに独立した一連の番号であるシリアル番号を付与し、取得した電子メールに対して、時刻情報を付与し、シリアル番号が付与され、かつ、時刻情報が付与された電子メールに対して、電子署名を付与し、電子署名が付与された電子メールを、記憶装置に格納するので、開示する証拠を最小限にしつつ実行することが可能である。
また、このメール管理装置によれば、発信者情報と受信者情報との組み合わせごとに独立したシリアル番号を、取得した当該電子メールに対して付与するので、電子メールの不存在証明と全存在証明とを行う際に、開示する証拠を最小限にしつつ実行することが可能である。
具体的には、全メールを開示することなく、メールの不存在や全存在を証明することが可能である。言い換えると、余計な情報を開示することなく、メールを訴訟における強力な証拠とすることが可能である。
例えば、従来の手法では、メール管理装置は、電子メール管理装置によって送受信される当該電子メールすべてに対して一連のシリアル番号を付与していたため、メールの不存在や全存在を証明する際には、全メールを開示する必要があった。
このような従来の手法と比較して、本メール管理装置は、メールの不存在や全存在を証明したい発信者情報と受信者情報との組み合わせについてのみ、メールを開示することにより、メールの不存在や全存在を証明することが可能である。
また、このメール管理装置によれば、メールアドレスまたはメールアドレスの組み合わせであるアドレス情報各々に対応付けて、当該アドレス情報ごとに独立して付与されるシリアル番号各々の内最新の当該シリアル番号各々を、カウンタ記憶部302に記憶し、カウンタ記憶部302に記憶されたアドレス情報とシリアル番号との所定の時点における対応付けを示すスナップショットを、当該シリアル番号カウンタについてバックアップを実行する時点各々について作成するので、電子メールの不存在証明と全存在証明とを行う際に、開示する証拠を最小限にしつつ実行することが可能である。
例えば、メールの不存在(ある期間においてある発信者から受信者へのメールが存在しないこと)を証明したい場合には、「ある期間」の始点と終点におけるシリアル番号カウンタを相手方に開示することにより、電子メールの不存在証明を簡単に実行することが可能である。
具体的に例をあげて説明すると、もしメールが存在すれば、シリアル番号カウンタ中に該当するエントリ(例えば、シリアル番号)が含まれるはずであり、一方、該当するエントリが無ければ、例えば、「ある期間」の始点と終点におけるシリアル番号カウンタにおいて、証明する対象となるメールアドレスに対付けられたシリアル番号に増加がなければ、該当するメールが存在しないことを証明することになる。
また、例えば、メールの全存在(ある期間においてある発信者から受信者への全てのメールがこれだけであること)を示したい場合には、「ある期間」の始点と終点におけるシリアル番号カウンタに加え、その期間中の当該発信者と受信者の全てのメールを相手方に開示すればよい。
実施例1では、受発信者シリアル番号に対応付けられたメールアドレスが、「発信者情報」か「受信者情報」かを区別して用いる手法について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、受発信者シリアル番号に対応付けられたメールアドレスが、「発信者情報」か「受信者情報」かを区別せずに用いてもよい。
具体的には、実施例2に係るメール管理装置では、メールに含まれている「発信者情報」と「受信者情報」とを取得し、取得したメールアドレスが、「発信者情報」であったか、または、「受信者情報」であったかを、区別することなく、受発信者シリアル番号に対応付けてもよい。
例えば、実施例1においては、例えば、発信者情報「satou」と受信者情報「suzuki」との組み合わせと、発信者情報「suzuki」と受信者情報「satou」との組み合わせにおいては、それぞれ独立した異なるシリアル番号が付与されていた。このような実施例1に対して、実施例2においては、メール管理装置は、発信者情報か、受信者情報かを区別することなく、発信者情報「satou」と受信者情報「suzuki」との組み合わせと、発信者情報「suzuki」と受信者情報「satou」との組み合わせとが、同じ組み合わせであるとして扱い、両方の組み合わせを含む電子メールに対して、一連の独立したシリアル番号を付与する。
すなわち、実施例2に係るメール管理装置では、シリアル番号付与部402は、発信者情報か、または、受信者情報かを区別することなく、メールアドレスの組み合わせごとに独立したシリアル番号を、メールコピー部401によって取得された当該電子メールに対して付与する。
例えば、図14に示すように、実施例2に係るメール管理装置では、シリアル番号付与部402は、発信者情報「suzuki」と受信者情報「satou」との組み合わせに対して受発信者シリアル番号「7」が付与された後に、発信者情報「satou」と受信者情報「suzuki」との組み合わせに対して受発信者情報を付与する際に、発信者情報「suzuki」と受信者情報「satou」との組み合わせに対して付与された一連のシリアル番号(「7」に「1」を加えた値である「8」)を付与する。なお、図14は、実施例2の特徴の一つを説明するための図である。
[実施例2の効果]
上記したように、この管理装置によれば、発信者情報か、または、受信者情報かを区別することなく、メールアドレスの組み合わせごとに独立したシリアル番号を、取得した当該電子メールに対して付与するので、メールアドレスが発信者情報か受信者情報かを区別することなく、シリアル番号を付与することにより、処理を簡便にすることが可能である。
実施例1や2では、受発信者シリアル番号に対応付けられたメールアドレスとして、メールアドレスの組み合わせを用いる手法について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、受発信者シリアル番号に対応付けられたメールアドレスとして、一つのメールアドレスを用いてもよい。
すなわち、実施例3に係るメール管理装置では、シリアル番号付与部402が、メールアドレス各々ごとに独立したシリアル番号を、メールコピー部401によって取得された当該電子メールに対して付与する。例えば、図15に示すように、実施例3に係るメール管理装置は、シリアル番号付与部402が、発信者情報に対応付けられたシリアル番号である「発信者シリアル番号」と、受信者情報に対応付けられたシリアル番号である「受信者シリアル番号」とを付与する。
具体的に図15の全体シリアル番号「63」に示す例を用いて説明すると、実施例3に係るメール管理装置では、シリアル番号付与部402が、発信者情報「uzuki」に対応付けられた発信者シリアル番号「11」を付与し、受信者情報「satou」に対応付けられた受信者シリアル番号「13」を付与する。なお、実施例3に係るメール管理装置は、どちらのメールアドレス(発信者情報か、受信者情報か)に紐付けられているかを区別して付与されて処理済みメール記憶部103や処理中メール記憶部301に書き込むが、同じメールアドレスである場合には、同じ一連のシリアル番号を付与する。なお、どちらのメールアドレス(発信者情報か、受信者情報か)に紐付けられているかを区別するのは、メール管理装置が把握するためである。なお、図15は、実施例3の特徴の一つを説明するための図である。
また、実施例3に係るメール管理装置では、図16に示すように、例えば、カウンタ記憶部302は、メールアドレスごとに、シリアル番号を記憶する。例えば、メールアドレス「suzuki」に対応付けて、受発信者シリアル番号「12」を記憶する。なお、図16は、実施例3の特徴の一つを説明するための図である。
[実施例3の効果]
上記したように、このメール管理装置によれば、メールアドレス各々ごとに独立したシリアル番号を、取得した当該電子メールに対して付与するので、メールアドレス各々についてシリアル番号を付与するので、処理を簡便にすることが可能である。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下にその他の実施例について説明する。
[ハッシュ値]
例えば、上記した実施例では、受発信者シリアル番号と対応付けられたメールアドレスとして、メールアドレスそのものを用いる手法について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、メールアドレスから算出されるハッシュ値を用いてもよい。具体的には、カウンタ記憶部302は、メールアドレスから算出されるハッシュ値各々に対応付けて、シリアル番号を記憶する。
この結果、電子メールの不存在証明や全存在証明を行う際に、メールアドレスが直接外部に漏れるのを防ぐことが可能である。
例えば、メールアドレスそのものに対応付けてシリアル番号を記憶する手法では、電子メールの不存在証明や全存在証明を行う際に、メールアドレスは他社に掲示されることになり、ある組織でやりとりされたメールの全ての受信者と発信者が漏れてしまうことにもなりかねない。これに対して、メールアドレスを直接用いず、メールアドレスのハッシュ値を用いることにより、メールアドレスが直接外部に漏れるのを防ぐことが可能である。
[電子署名]
上記した実施例では、シリアル番号とメールアドレスとメール本体とタイムスタンプとの対応付けに対して、この対応付けに対して改竄が行われていないことを示す電子署名を付与する手法について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、シリアル番号やメールアドレス、メール本体、タイムスタンプ各々に、それぞれ個別の電子署名を付与してもよい。
[実施例の組み合わせ]
上記した実施例では、(1)「発信者情報」と「受信者情報」との組み合わせごとにシリアル番号を付与する手法と、(2)「発信者情報」か「受信者情報」かを区別せずに二つのメールアドレスの組み合わせごとにシリアル番号を付与する手法と、(3)メールアドレス各々にシリアル番号を付与する手法と、(4)メールアドレスから算出されるハッシュ値を用いる手法について説明した。ここで、例えば、実施例1においては、(1)のみを実施する手法について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、(1)〜(4)の内、一部またはすべてを併せて実施してもよい。
例えば、(1)と(2)と(3)とを併せて実施する手法においては、例えば、実施例3に係るメール管理装置は、「発信者情報」と「受信者情報」との組み合わせごとに付与されるシリアル番号と、「発信者情報」か「受信者情報」かを区別せずに二つのメールアドレスの組み合わせごとに付与されるシリアル番号と、メールアドレス各々に付与されるシリアル番号とを、それぞれ付与して用いる。
[プログラム]
ところで、上記実施例1では、ハードウェアロジックによって各種の処理を実現する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、予め用意されたプログラムをコンピュータで実行することによって実現するようにしてもよい。そこで、以下では、図17を用いて、上記の実施例1に示したメール管理装置と同様の機能を有するメール管理プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。なお、図17は、実施例1に係るメール管理装置のプログラムを説明するための図である。
同図に示すように、実施例1に係るメール管理装置は、操作部3001、マイク3002、スピーカ3003、タイムスタンプ3004、ディスプレイ3005、記憶媒体3006、通信部3007、CPU3010、ROM3011、HDD3012、RAM3013をバス3009などで接続して構成されている。
ROM3011には、上記の実施例1で示したメールコピー部401と、シリアル番号付与部402と、署名部403と、保存部404と、カウンタ管理部405と、証拠作成部406と同様の機能を発揮する制御プログラム、つまり、同図に示すように、メールコピープログラム3011aと、シリアル番号付与プログラム3011bと、署名プログラム3011cと、保存プログラム3011dと、カウンタ管理プログラム3011eと、証拠作成プログラム3011fとが予め記憶されている。なお、これらのプログラム3011a〜3011fについては、図3に示したメール管理装置の各構成要素と同様、適宜統合または分離してもよい。
そして、CPU3010が、これらのプログラム3011a〜3011fをROM3011から読み出して実行することにより、図17に示すように、各プログラム3011a〜3011fについては、メールコピープロセス3010aと、シリアル番号付与プロセス3010bと、署名プロセス3010cと、保存プロセス3010dと、カウンタ管理プロセス3010eと、証拠作成プロセス3010fとして機能するようになる。なお、各プロセス3010a〜3010fは、図3に示した、メールコピー部401と、シリアル番号付与部402と、署名部403と、保存部404と、カウンタ管理部405と、証拠作成部406とにそれぞれ対応する。
そして、HDD3012には、処理済メールテーブル3012aと、カウンタスナップショットテーブル3012bと、処理中メールテーブル3012cと、カウンタテーブル3012dとが設けられている。なお、各テーブル3012a〜3010dは、図3に示した、処理済メール記憶部103と、カウンタスナップショット記憶部104と、処理中メール記憶部301と、カウンタ記憶部302とにそれぞれ対応する。
そして、CPU3010は、処理済メールテーブル3012aと、カウンタスナップショットテーブル3012bと、処理中メールテーブル3012cと、カウンタテーブル3012dとを読み出してRAM3013に格納し、RAM3013に格納された処理済メールデータ3013aと、カウンタスナップショットデータ3013bと、処理中メールデータ3013cと、カウンタデータ3013dとを用いて、メール管理プログラムを実行する。
[その他]
なお、本実施例で説明したメール管理装置は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。このプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することができる。また、このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行することもできる。
以上の実施例1〜4を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)電子メールを管理する電子メール管理装置であって、管理対象としているメールアドレスから発信された電子メールまたは当該メールアドレスに着信する電子メールを、当該発信または当該着信の都度取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された前記電子メールに対して、当該電子メールに含まれるメールアドレスごとに独立した一連の番号であるシリアル番号を付与する第1の付与手段と、前記取得手段によって取得された前記電子メールに対して、当該電子メールが所定の時刻に存在していることを証明する時刻情報を付与する第2の付与手段と、前記第1の付与手段によって前記シリアル番号が付与され、かつ、前記第2の付与手段によって前記時刻情報が付与された前記電子メールに対して、改竄がなされていないことを保証する電子署名を付与する第3の付与手段と、前記第3の付与手段によって前記電子署名が付与された前記電子メールをメール記憶手段に格納する格納手段と、を備えたことを特徴とするメール管理装置。
(付記2)前記第1の付与手段は、前記電子メールを発信する発信者を識別するメールアドレスである発信者情報と当該電子メールを受信する受信者を識別するメールアドレスである受信者情報との組み合わせごとに独立した前記シリアル番号を、前記取得手段によって取得された当該電子メールに対して付与することを特徴とする付記1に記載のメール管理装置。
(付記3)前記第1の付与手段は、前記電子メールを発信する発信者を識別するメールアドレスである発信者情報か、または、当該電子メールを受信する受信者を識別するメールアドレスである受信者情報かを区別することなく、メールアドレスの組み合わせごとに独立した前記シリアル番号を、前記取得手段によって取得された当該電子メールに対して付与することを特徴とする付記1または2に記載のメール管理装置。
(付記4)前記第1の付与手段は、メールアドレス各々ごとに独立した前記シリアル番号を、前記取得手段によって取得された当該電子メールに対して付与することを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載のメール管理装置。
(付記5)メールアドレスまたはメールアドレスの組み合わせであるアドレス情報各々に対応付けて、当該アドレス情報ごとに独立して前記第1の付与手段によって付与される前記シリアル番号各々の内最新の当該シリアル番号各々を、シリアル番号カウンタに記憶するカウンタ記憶手段と、前記カウンタ記憶手段によって前記シリアル番号カウンタに記憶された前記アドレス情報と前記シリアル番号との所定の時点における対応付けを示すスナップショットを、当該シリアル番号カウンタについてバックアップを実行する時点各々について作成する作成手段と、をさらに備えることを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載のメール管理装置。
(付記6)前記記憶手段は、前記アドレス情報から算出されるハッシュ値各々に対応付けて、前記シリアル番号を記憶することを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載のメール管理装置。
(付記7)電子メールを管理する電子メール管理方法であって、管理対象としているメールアドレスから発信された電子メールまたは当該メールアドレスに着信する電子メールを、当該発信または当該着信の都度取得する取得工程と、前記取得工程によって取得された前記電子メールに対して、当該電子メールに含まれるメールアドレスごとに独立した一連の番号であるシリアル番号を付与する第1の付与工程と、前記取得工程によって取得された前記電子メールに対して、当該電子メールが所定の時刻に存在していることを証明する時刻情報を付与する第2の付与工程と、前記第1の付与工程によって前記シリアル番号が付与され、かつ、前記第2の付与工程によって前記時刻情報が付与された前記電子メールに対して、改竄がなされていないことを保証する電子署名を付与する第3の付与工程と、前記第3の付与工程によって前記電子署名が付与された前記電子メールをメール記憶手段に格納する格納工程と、を含んだことを特徴とするメール管理方法。
(付記8)電子メールを管理する電子メール管理方法をコンピュータに実行させるメール管理プログラムであって、管理対象としているメールアドレスから発信された電子メールまたは当該メールアドレスに着信する電子メールを、当該発信または当該着信の都度取得する取得手順と、前記取得手順によって取得された前記電子メールに対して、当該電子メールに含まれるメールアドレスごとに独立した一連の番号であるシリアル番号を付与する第1の付与手順と、前記取得手順によって取得された前記電子メールに対して、当該電子メールが所定の時刻に存在していることを証明する時刻情報を付与する第2の付与手順と、前記第1の付与手順によって前記シリアル番号が付与され、かつ、前記第2の付与手順によって前記時刻情報が付与された前記電子メールに対して、改竄がなされていないことを保証する電子署名を付与する第3の付与手順と、前記第3の付与手順によって前記電子署名が付与された前記電子メールをメール記憶手段に格納する格納手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とするメール管理プログラム。
実施例1における用語の説明に用いる図である。 実施例1に係るメール管理装置の概要および特徴を説明するための図である。 実施例1に係るメール管理装置の構成を説明するためのブロック図である。 処理済メール記憶部に記憶されている情報の一例を示すための図である。 実施例1におけるカウンタスナップショット記憶部に記憶されている情報の一例を示すための図である。 実施例1における処理中メール記憶部に記憶されている情報の一例を示すための図である。 実施例1におけるカウンタ記憶部に記憶されている情報の一例を示すための図である。 実施例1における制御部を説明するための図である。 実施例1における制御部を説明するための図である。 実施例1における制御部を説明するための図である。 実施例1に係るメール管理装置によるメール保存処理の流れを示すためのフローチャートである。 実施例1に係るメール管理装置によるスナップショット保存処理の流れを示すためのフローチャートである。 実施例1に係るメール管理装置による証拠作成処理の流れを示すためのフローチャートである。 実施例2の特徴の一つを説明するための図である。 実施例3の特徴の一つを説明するための図である。 実施例3の特徴の一つを説明するための図である。 実施例1に係るメール管理装置のプログラムを説明するための図である。
符号の説明
101 タイムスタンプサーバ
102 記憶装置
103 処理済メール記憶部
104 カウンタスナップショット記憶部
201 メール送受信部
202 入出力部
300 記憶部
301 処理中メール記憶部
302 カウンタ記憶部
400 制御部
401 メールコピー部
402 シリアル番号付与部
403 署名部
404 保存部
405 カウンタ管理部
406 証拠作成部

Claims (7)

  1. 電子メールを管理する電子メール管理装置であって、
    管理対象としているメールアドレスから発信された電子メールまたは当該メールアドレスに着信する電子メールを、当該発信または当該着信の都度取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された前記電子メールに対して、当該電子メールに含まれるメールアドレスごとに独立した一連の番号であるシリアル番号を付与する第1の付与手段と、
    前記取得手段によって取得された前記電子メールに対して、当該電子メールが所定の時刻に存在していることを証明する時刻情報を付与する第2の付与手段と、
    前記第1の付与手段によって前記シリアル番号が付与され、かつ、前記第2の付与手段によって前記時刻情報が付与された前記電子メールに対して、改竄がなされていないことを保証する電子署名を付与する第3の付与手段と、
    前記第3の付与手段によって前記電子署名が付与された前記電子メールをメール記憶手段に格納する格納手段と、
    メールアドレスまたはメールアドレスの組み合わせであるアドレス情報各々に対応付けて、当該アドレス情報ごとに独立して前記第1の付与手段によって付与される前記シリアル番号各々の内最新の当該シリアル番号各々を、シリアル番号カウンタに記憶するカウンタ記憶手段と、
    前記カウンタ記憶手段によって前記シリアル番号カウンタに記憶された前記アドレス情報と前記シリアル番号との所定の時点における対応付けを示すスナップショットを定期的に作成する作成手段と、
    を備えたことを特徴とするメール管理装置。
  2. 前記作成手段は、前記スナップショットを、前記シリアル番号カウンタについてバックアップを実行する時点各々について作成することを特徴とする請求項1に記載のメール管理装置。
  3. 前記第1の付与手段は、前記電子メールを発信する発信者を識別するメールアドレスである発信者情報と当該電子メールを受信する受信者を識別するメールアドレスである受信者情報との組み合わせごとに独立した前記シリアル番号を、前記取得手段によって取得された当該電子メールに対して付与することを特徴とする請求項1または2に記載のメール管理装置。
  4. 前記第1の付与手段は、前記電子メールを発信する発信者を識別するメールアドレスである発信者情報か、または、当該電子メールを受信する受信者を識別するメールアドレスである受信者情報かを区別することなく、メールアドレスの組み合わせごとに独立した前記シリアル番号を、前記取得手段によって取得された当該電子メールに対して付与することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のメール管理装置。
  5. 前記第1の付与手段は、メールアドレス各々ごとに独立した前記シリアル番号を、前記取得手段によって取得された当該電子メールに対して付与することを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載のメール管理装置。
  6. 電子メールを管理するコンピュータが実行する電子メール管理方法であって、
    管理対象としているメールアドレスから発信された電子メールまたは当該メールアドレスに着信する電子メールを、当該発信または当該着信の都度取得する取得工程と、
    前記取得工程によって取得された前記電子メールに対して、当該電子メールに含まれるメールアドレスごとに独立した一連の番号であるシリアル番号を付与する第1の付与工程と、
    前記取得工程によって取得された前記電子メールに対して、当該電子メールが所定の時刻に存在していることを証明する時刻情報を付与する第2の付与工程と、
    前記第1の付与工程によって前記シリアル番号が付与され、かつ、前記第2の付与工程によって前記時刻情報が付与された前記電子メールに対して、改竄がなされていないことを保証する電子署名を付与する第3の付与工程と、
    前記第3の付与工程によって前記電子署名が付与された前記電子メールをメール記憶手段に格納する格納工程と、
    メールアドレスまたはメールアドレスの組み合わせであるアドレス情報各々に対応付けて、当該アドレス情報ごとに独立して前記第1の付与工程によって付与される前記シリアル番号各々の内最新の当該シリアル番号各々を、シリアル番号カウンタに記憶するカウンタ記憶工程と、
    前記カウンタ記憶工程によって前記シリアル番号カウンタに記憶された前記アドレス情報と前記シリアル番号との所定の時点における対応付けを示すスナップショットを定期的に作成する作成工程と、
    前記コンピュータが実行することを特徴とするメール管理方法。
  7. 電子メールを管理する電子メール管理方法をコンピュータに実行させるメール管理プログラムであって、
    管理対象としているメールアドレスから発信された電子メールまたは当該メールアドレスに着信する電子メールを、当該発信または当該着信の都度取得する取得手順と、
    前記取得手順によって取得された前記電子メールに対して、当該電子メールに含まれるメールアドレスごとに独立した一連の番号であるシリアル番号を付与する第1の付与手順と、
    前記取得手順によって取得された前記電子メールに対して、当該電子メールが所定の時刻に存在していることを証明する時刻情報を付与する第2の付与手順と、
    前記第1の付与手順によって前記シリアル番号が付与され、かつ、前記第2の付与手順によって前記時刻情報が付与された前記電子メールに対して、改竄がなされていないことを保証する電子署名を付与する第3の付与手順と、
    前記第3の付与手順によって前記電子署名が付与された前記電子メールをメール記憶手段に格納する格納手順と、
    メールアドレスまたはメールアドレスの組み合わせであるアドレス情報各々に対応付けて、当該アドレス情報ごとに独立して前記第1の付与手順によって付与される前記シリアル番号各々の内最新の当該シリアル番号各々を、シリアル番号カウンタに記憶するカウンタ記憶手順と、
    前記カウンタ記憶手順によって前記シリアル番号カウンタに記憶された前記アドレス情報と前記シリアル番号との所定の時点における対応付けを示すスナップショットを定期的に作成する作成手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするメール管理プログラム。
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