JP5045215B2 - 車両用シート装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シートバック及びシートクッションを使用位置と格納位置との間を移動させる車両用シート装置に関する。
従来、シートバックとシートクッションとをフロアに倒して格納させる車両用シート装置としては、たとえば、特許文献1の図1に開示されているように、シートバックとシートクッションとをリンク機構で作動させるものがある。リンク機構は、床(12)とシートバック(16)とにヒンジ止めされた第1コネクチングロッド(18)と、床に固定され、シートクッションの底部(16a)をガイドするガイド(28)を有するガイド機構を備えている。シートクッション(14)の後部(14b)はシートクッションの底部(16a)に対して回動可能に装着され、リンク機構が、さらに、床に対して可動に装着されてシートクッション(14)の前部(14a)にヒンジ止めされたコネクションピース(24、54)を備えている。かかるリンク機構は、シートバックとシートクッションを連動して格納させる。そのため、シートバックについて傾斜角度調整を行うと、シートクッションの位置が変化し、着座姿勢が刻々と変化する。
特開2006−123905号公報(請求項1、図1)
しかしながら、前記従来の格納式の車両用シート装置においては、シートバックとシートクッションがリンク機構で互いに連結されているため、その連結部で各部材が干渉してしまい、スムーズに格納することができなかった。また、シートバックとシートクッションはリンク機構で拘束されているため、移動距離にも制約があった。
そこで、シートクッションとシートバックとをリンク機構で連結しないで、互いに独立して移動させることにより、格納位置に収容することが考えられる。しかし、この場合には、シートクッションとシートバックとが移動軌跡上で干渉して、互いに移動させることができなくなってしまう場合がある。このため、シートクッションとシートバックとが互いに移動中に干渉しないように、移動タイミングを調整する必要がある。
かかる移動タイミングを調整するため、本願出願人は、シートバックをシートクッションと干渉しない位置に一旦規制し、シートクッションがシートバックと干渉しない位置に移動した後に、シートバックの規制を解除する発明を先に出願した(特願2007−64944)。この出願に係る発明の第2の実施形態では、規制部材(13)が、シートバック(7)を非干渉位置に規制している。そして、シートクッション(6)の移動軌跡上に配置された解除部材(14)が、シートクッション(6)に押動されることによって規制部材(13)を回動させて、シートバック(7)の規制を解除している。この解除部材は、シートクッションの移動軌跡にほぼ平行に延びる長尺状体で、その一端はシートクッションをガイドするガイド穴に自由状態で配設された自由端であり、その他端で嵌合突起が規制部材の長穴に嵌合されて固定された1点支持構造である。そのため、解除部材がガタついて、規制部材をスムーズに回動させることができない場合がある。また、解除部材のガタつきが大きい場合には、解除部材の一端がシートクッションから外れて、シートクッションの移動に連動しなくなるおそれがある。
本発明は、上述した従来の問題を解消するためになされたもので、使用位置から格納位置までシートバックとシートクッションを互いに干渉させることなくスムーズに移動させることができ、かつ、シートバックを非干渉位置に規制する規制部材とこの規制を解除する解除部材とをスムーズに連動させることができる車両用シート装置を提供することを目的とする。
前記の課題を解決するため、請求項1に係る発明の特徴は、車両フロアに対して使用位置と格納位置との間で回動自在な車両シートのシートバックを前記車両フロアに対して所定角度位置で保持するロック状態及び前記シートバックの前記車両フロアに対する回動が許容されるロック解除状態を取り得る第1ロック機構と、前記車両フロアに対して使用位置と格納位置との間で移動自在な車両シートのシートクッションを前記車両フロアに対して所定位置で保持するロック状態及び前記シートクッションの前記車両フロアに対する移動が許容されるロック解除状態を取り得る第2ロック機構と、前記第1ロック機構と前記第2ロック機構の前記ロック解除状態において、前記シートバックの回動を前記使用位置と前記格納位置との間の前記シートクッションと干渉しない非干渉位置で規制する規制部材と、該規制部材に連係され前記シートクッションの移動に連動して前記規制部材による前記シートバックの回動規制を解除する解除部材とを有する干渉回避機構と、前記車両フロア側に固定され、前記シートクッションに突設されたガイド用突部が挿着され該ガイド用突部の使用位置と格納位置との間の移動軌跡を規定するガイド穴をもつガイド壁部材と、をもち、前記解除部材は、前記ガイド穴とほぼ平行に延びる長尺状体であって、その一端に配設され前記規制部材を相対回動可能に連結する連結部と、その他端に配設され前記ガイド用突部の前記移動軌跡上を移動可能であって前記ガイド用突部よりも収納位置側に位置して前記ガイド用突部に押動される当接部と、前記連結部と前記当接部との間に配設され長穴部材に支持された支持軸とをもち、前記長穴部材は、前記ガイド壁部材に固定されているとともに、前記ガイド穴のガイド方向に対して平行に延び前記支持軸を長手方向に摺動自在に嵌合した長穴をもつことである。
請求項2に係る発明の特徴は、前記ガイド用突部は、前記ガイド穴を摺動する首部と、該首部よりも前記解除部材側に突設された係止頭部と、該係止頭部の前記解除部材側に配設され前記係止頭部から拡径された拡径部とをもち、前記解除部材は、前記当接部から曲折されて前記拡径部に係止される抜け止め端部をもつことである。
請求項3に係る発明の特徴は、前記規制部材は、回動軸を中心に回動し、一端に前記シートバックに係合する係合部をもち他端に前記解除部材の前記連結部に相対回動自在に連結された被連結部をもち、前記解除部材は、前記規制部材の回動によって前記支持軸を中心に揺動し、前記当接部は前記支持軸を中心とする円弧形状であることである。
請求項4に係る発明の特徴は、前記支持軸と前記連結部との間の長さよりも、前記支持軸と前記当接部との間の長さの方が短いことである。
請求項5に係る発明の特徴は、使用位置での前記規制部材の前記回動軸と前記被連結部とを結ぶ直線と、前記回動軸から前記長穴の長手方向軸線に下した垂線とがなす第1傾斜角度は、収納位置での前記規制部材の前記回動軸と前記被連結部とを結ぶ直線と、前記回動軸から前記長穴の長手方向軸線に下した垂線とがなす第2傾斜角度とほぼ等しいことである。
前記請求項1に係る発明によれば、第1ロック機構及び第2ロック機構の双方をロック解除状態にすると、シートバックは前方に回動されるが、規制部材により、シートクッションに干渉しない非干渉位置で回動を規制される。解除部材は、規制部材に相対回動自在に連結されており、シートクッションのガイド用突部よりも常に格納位置側の移動軌跡上に位置する当接部をもつ。このため、シートクッションが使用位置から格納位置へ移動するときに、ガイド用突部により解除部材の当接部が押動され、ガイド用突部とともに移動軌跡上を格納位置側へ摺動する。それゆえ、解除部材が格納位置側に移動し、規制部材を移動させて、規制部材とシートバックとの係合が解除される。この係合の解除により、シートバックの回動規制が解除されて格納位置に収容される。
一方、シートクッションが格納位置から使用位置に戻るときには、当接部はシートクッションのガイド用突部よりも格納位置側の移動軌跡上に位置されているため、ガイド用突部は当接部が配置されている収納位置側と反対の使用位置側に進む。このため、ガイド用突部は当接部に妨げられることなく移動軌跡上をスムーズに移動することができる。
このように、本発明では、シートバックとシートクッションとが干渉することなく、両者を格納位置に収容することができる。また、シートクッションとシートバックは、リンク機構で互いに連結されていないため、シートバックについて傾斜角度調整を行っても、シートクッションの位置が変化して着座姿勢が変化することがない。
ここで、解除部材は、規制部材を連結する連結部とガイド用突部に当接する当接部とをもち、連結部と当接部との間には支持軸が配設されている。支持軸は、ガイド壁部材に固定された長穴部材に保持されている。このため、解除部材の保持箇所は、規制部材と連結している連結部だけでなく、長穴部材に保持されている支持軸も加わり、2点保持構造をとることになる。ゆえに、解除部材が安定して保持され、解除部材のガタつきを抑制することができる。また、支持軸が嵌合されている穴は、ガイド穴のガイド方向と平行な長穴であるため、解除部材を、ガイド穴にガイドされるガイド用突部とともにスムーズに連動させることができる。
前記請求項2に係る発明においては、解除部材が当接部より屈曲された抜け止め端部を有している。当接部がガイド用突部に押動されているとき、抜け止め端部は、ガイド用突部の拡径部よりも内径側に係止される。このため、抜け止め端部は、ガイド用突部から抜け出ることが防止される。したがって、ガイド用突部による収納位置側への押圧力が解除部材に確実に伝達される。ゆえに、解除部材に連結されている規制部材を確実に作動させてシートバックの回動規制を解除させることができる。
前記請求項3に係る発明においては、シートクッションのガイド用突部は、解除部材の一端に配設されている当接部を押動させながら、ガイド穴にガイドされて移動軌跡上を移動する。当接部が押動されると、規制部材が回動し、この回動によって当接部が支持軸を中心に円弧形状の軌跡を描いて揺動する。ここで、ガイド用突部をガイドするガイド穴は、支持軸をガイドする長穴と平行であるため、ガイド用突部は、支持軸の移動方向と平行に移動する。そして、当接部は、この支持軸を中心とする円弧形状に形成されており、この円弧形状は当接部の揺動軌跡と一致している。このため、当接部が支持軸を中心に揺動軌跡を揺動しながらガイド用突部に押動されているとき、ガイド用突部は当接部に対して均一な押圧力で当接し続ける。ゆえに、解除部材が滑らかに揺動し、規制部材をスムーズに回動させることができる。
前記請求項4に係る発明によれば、解除部材の支持軸と連結部との間の長さよりも、支持軸と当接部との間の長さの方が短い。このため、当接部の揺動量が連結部の揺動量よりも少なくなり、当接部のガタつきを有効に抑制できる。
前記請求項5に係る発明においては、規制部材の回動軸から長穴の長手方向軸線に下ろした垂線と、使用位置での規制部材の回動軸と被連結部とを結ぶ直線とがなす第1傾斜角度が、前記垂線と、収納位置での規制部材の回動軸と被連結部とを結ぶ直線とがなす第2傾斜角度とほぼ等しい。この場合には、長穴の長手方向軸線に対する被連結部の高さ方向の変化量が小さくなる。このため、被連結部に連結している解除部材の揺動幅が小さくなり、解除部材のガタつきを更に効果的に抑制することができる。
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態に係る車両用シート装置は、シートクッション6とシートバック7とを、操作者が着座し得る使用位置(図1)とこれらを車両フロア上に倒した格納位置(図3)との間を移動させるための装置である。図1、図2に示すように、車両用シート装置は、シートバック7を所定範囲の傾斜角度に調整するリクライニング機構3と、シートクッション6を使用位置と格納位置との間で移動させ得るリンク機構62と、シートクッション6を所定位置に保持する第2ロック機構としてのリンクロック部材2と、シートバック7とシートクッション6とを格納位置に移動させるときにシートバック7をシートクッション6と干渉しない非干渉位置に一旦規制し、シートクッション6が格納位置に回動するシートバック7と干渉しない位置まで移動したときにその規制を解除する第1ロック機構としての干渉回避機構1と、干渉回避機構1及びリンクロック部材2にシートバック7及びシートクッション6を格納させるように作動させる操作部4とを有する。なお、操作者が車両用シートに着座したときに、操作者の左側となる方向を左側L、右側となる方向を右側R、前方となる方向を前方側F、後方となる方向を後方側Bと称する。
図1,図4に示すように、シートバック7は、左方フレーム71Lと上方フレーム71Tと右方フレーム(図示略)とからなる伏コ字状のバックフレーム71を有する。左方フレーム71Lと右方フレームの下端は、公知のリクライニング機構3を介して車両フロア9に固定された固定側ブラケット5に回動可能に支持されている。そして、シートバック7は、後述するようにリクライニングレバー31の操作によってリクライニング機構3を作動させることで、操作者が座るときの使用位置と格納位置との間で回動する。
図1,図2に示すように、シートバック7の左方フレーム71Lの下端には、干渉回避機構1と係合し得る突出部711が突出しており、この突出部711は、シートバック7が格納位置へ向けて回動して、その前傾角度α1となったときに干渉回避機構1の後述する係合部13aに当接する。
また、シートバック7は、バックフレーム71の上方に固定されたクッション73と、バックフレーム71に囲まれクッション73の下方に開口する空間部74とをもつ。空間部74は、シートクッション6を使用位置と格納位置との間で移動させる際にシートクッション6を通過させるのに十分な空間をもつ。
前述した公知のリクライニング機構3は、たとえば、シートバックを前方へ傾倒するように付勢する図示しないバネと、リクライニングレバー31とをもち、リクライニングレバー31が上方に引き上げられると、係止機構が解除し、シートバックを後方へ回動させる力によってバネの付勢力に抗してシートバック7が後方へ傾斜することを許容し、リクライニングレバー31を離すと、係止機構が作動し、シートバック7を調整位置に固定するようになっている。
この公知のリクライニング機構3の係止機構は、シートバック7に支持され内歯を有するアッパアームと、固定側ブラケット5に半径方向に移動可能に支持され先端に内歯と係脱する外歯を有するポールと、リクライニングレバー31によって回動軸72を介して回動されポールを半径方向に進退させるカム部材とからなる。リクライニングレバー31を引くと、内歯が内心方向に移動して外歯との嵌め合いが解除されて、シートバック7の傾斜角度を調整できる。リクライニングレバー31を戻すと、図示しないバネの付勢力によってポールが遠心方向に戻りポールの外歯がアッパアームの内歯と噛合し、シートバック7が所定の角度にロックされる。尚、回動軸72は、シートバック7の回動中心にもなっている。
図1、図5に示すように、シートクッション6は、使用位置と格納位置との間を移動可能に、車両フロア9上に搭載されている。シートクッション6は、左方フレーム61Lと右方フレーム61Rと後方フレーム61B(図4参照)とからなるコ字状のクッションフレーム61、クッションフレーム61に連結されシートクッション6を移動させ得るリンク機構62、リンク機構62に連結されこれに回転トルクを与えるトルクロッド64を有する。
図5に示すように、リンク機構62は、クッションフレーム61の左方フレーム61L及び右方フレーム61Rにそれぞれ相対回動可能に連結されたリンク部材62L、62Rをもつ。リンク部材62L、62Rの下端は、車両フロア9に固定された床側固定部材91によって回動可能に支持されている。リンク部材62L、62Rには、上側に形成されたロッド穴624にトルクロッド64が挿入されて、溶接などによりトルクロッド64に回転不能に固定されている。トルクロッド64は、その両端(リンク部材62L、62Rより外側の端)が、クッションフレーム61の左方フレーム61L及び右方フレーム61Rの回動穴614に挿入されて、左方フレーム61L及び右方フレーム61Rに回転自在に支持されている。
図5、図6、図7に示すように、トルクロッド64は、パイプ状であり、内部にトーションバー66が挿通されている。トーションバー66の一端はU字状に屈曲されトルクロッド64の中の潰し加工部645に固定された屈曲部661をもち、他端はL字状に屈曲されクッションフレーム61の右方フレーム61Rの外側面に沿って延びるL字部662をもつ。L字部662の先端は、トルクロッド64に対して時計方向Xに回動された状態で右方フレーム61Rの外側面に形成された凹部613に係止部663で係止されている。このため、トーションバー66は、クッションフレーム61に対してトルクロッド64を時計方向Xに回動させる付勢力をトルクロッド64に与えている。
図1、図8、図9に示すように、シートクッション6を所定位置に保持するリンクロック部材2は、クッションフレーム61の左方フレーム61Lに回動可能に装着されている。リンクロック部材2は、左方フレーム61Lに回動自在に支持された軸部20と、リンク部材62Lの上方側面に突出する突出軸621と係脱可能に係合する係合用凹部21とをもつ。図1に示すように、リンクロック部材2には、ロック付勢スプリング28の一端が固定されている。ロック付勢スプリング28の他端は、クッションフレーム61に固定されて、係合用凹部21に突出軸621が係合する方向にリンクロック部材2を付勢している。また、リンクロック部材2には、係合用凹部21を形成した側縁部と反対側の側縁部に、操作部4のリンクロック解除ケーブル42が連結されたケーブル連結部24が形成されている。
図1、図4、図10に示すように、シートクッション6の後方側Bであってシートバック7の下部の左右両側には、車両フロア9に固定された一対の固定側ブラケット5が配設されている。一対の固定側ブラケット5は、それぞれ、車両フロア9から立設されシートバック7の後方側Bに延びるガイド壁部材51と、ガイド壁部材51に固定された垂直壁部材52とをもつ。ガイド壁部材51は、車両フロア9に当接してボルト締めされている締結部51aと、締結部51aを挟んでその両側に車両フロア9に対して立設するガイド壁51b及び外側壁51cとをもつ。図10,図11に示すように、ガイド壁51bは、クッションフレーム61の後部に設けられたガイド用突部65をガイドするガイド穴50をもつ。ガイド穴50は、ガイド用突部65が使用位置と格納位置との間を移動する移動軌跡を規定している。ガイド穴50の前方部50aは、車両フロア9からやや上方に離間した位置にある。そして、ガイド穴50は、後方にいくにつれて徐々にクッションフレーム61の後部を下降させる傾斜部50bをもち、さらに後方にいくと車両フロア9に近接し車両フロア9と平行に延びる格納部50cをもつ。このようなガイド穴50の形状は、シートクッション6が使用位置と格納位置との間を移動する際に、シートクッション6がシートバック7のクッション73の特に下部731と干渉しないようにシートクッション6を移動させるようになっている。ガイド壁部材51の外側壁51cには、垂直壁部材52が固定されている。
左側Lの固定側ブラケット5のガイド壁部材51には、その締結部51aに長穴部材53が溶接されている。長穴部材53は、ガイド穴50の格納部50cと平行に延びる長穴54をもつ。長穴54の長手方向の長さは、解除部材14の支持軸14bの前後方向の移動量とほぼ同じである。
図11、図12に示すように、左側Lの固定用ブラケット5の内部には、バックフレーム71の下部、リクライニング機構3及び干渉回避機構1が収容されている。干渉回避機構1は、シートバック7を非干渉位置に規制する規制部材13と、シートバック7の回動規制を解除する解除部材14とをもつ。規制部材13は、垂直壁部材52にピン16で支持されている。図12に示すように、ピン16は、捩りコイルバネ15が巻回された頭部16aと、規制部材13の回動穴13bに回動可能に挿着された胴部16bと、垂直壁部材52に固定された脚部16cとからなる。捩りコイルバネ15の一端15aは規制部材13に固定され、捩りコイルバネ15の他端15bはピン16の頭部16aに固定されている。規制部材13は、捩りコイルバネ15により図12の紙面手前方向(図1の時計方向X)に付勢されて、バックフレーム71の下部に当接している。
規制部材13は、回動穴13bに挿着されたピン16を中心に回動するベルクランクであって、一端にバックフレーム71の係合突部711に係合する係合部13aをもち、他端に解除部材14の連結突部14aに連結される被連結部としての被連結穴13cをもつ。
図11,図2に示すように、前述のシートバック7のバックフレーム71から突出した突出部711は、係合部13aの回転方向に対する接線方向に突出する接線面712をもつ。これにより、シートバック7の回動を規制する際には、係合突部711がその接線面712で進行方向に係合部13aを押圧するため係合部13aに確実に係合される。また、回動規制を解除する際には、係合部13aが接線面712に対して平行な方向に回動することによって、係合部13aが係合突部711から離脱し易くなる。
図12,図13に示すように、解除部材14は、ガイド穴50とほぼ平行に延びる長尺状体であって、その一端に配設され規制部材13の被連結穴13cに相対回動自在に嵌合された連結部としての連結突部14aと、その他端に配設されガイド用突部65の移動軌跡上を摺動可能であってガイド用突部65よりも収納位置側に位置してガイド用突部65に当接して押動される当接部14cと、連結突部14aと当接部14cとの間に配設され長穴部材53に支持された支持軸14bとをもつ。支持軸14bは、長穴部材53の長穴54に摺動可能に嵌合されていて、解除部材14の揺動の中心となる。
図14に示すように、解除部材14の当接部14cは、支持軸14bを中心とし、支持軸14bと当接部14cとの間の長さを半径Rとする円弧状面であり、解除部材14がガイド用突部65に対して揺動したときの最大揺動幅を含む円弧長さをもつ。
図14,図1に示すように、解除部材14は、当接部14cがガイド用突部65により押動されることにより、規制部材13の係合部13aとバックフレーム71の突出部711との係合を解除させて、シートバック7を非干渉位置である前傾角度α1から前倒させる。したがって、シートバック7が前傾角度α1のときの当接部14cの配置位置は、シートバック7が前傾角度α1から水平状態である格納位置に倒れてくるまでの間にシートクッション6が後方側Bの格納位置に移動して、シートバック7がシートクッション6と干渉しないように設定されている。この当接部14cの配置位置は、解除部材14の支持軸14bが長穴54の前方端54aに係止されることにより決定される。
また、図13に示すように、解除部材14は、当接部14cから屈曲されてガイド用突部65の係止頭部65bに係止される抜け止め端部14dをもつ。当接部14cを押動するガイド用突部65は、シートクッション6のクッションフレーム61に固定されており、ガイド穴50を摺動する首部65aと、ガイド穴50から解除部材14側に突設された係止頭部65bと、係止頭部65bの先端であって係止頭部65bよりも拡径された拡径部65cとをもつ。解除部材14の当接部14cは、拡径部65cに当接して押動される。このとき、解除部材14の抜け止め端部14dは、拡径部65cよりもガイド用突部65の内径側に位置しているため、拡径部65cによって抜け出ることが防止される。
図1に示すように、操作部4は、車両フロア9上に固定されたブラケット99に回動可能に支持された操作レバー40と、一端が操作レバー40に連結され他端がリクライニングレバー31に連結されて操作レバー40の作動によりリクライニング機構3の係止機構を解除し得る係止解除ケーブル41と、一端が操作レバー40に連結され他端がリンクロック部材2に連結されて操作レバー40の作動によりリンクロック部材2のロックを解除し得るリンクロック解除ケーブル42とをもつ。
車両フロア9の後方側Bには、シートクッション6を格納するデッキボード95が設けられている。デッキボード95の開口側には、ヒンジ96を介して、カバー97が取り付けられている。カバー97は、シートバック7の背部に係合し、シートバック7の回動に追従して回動する。
次に、車両用シート装置の作動について説明する。まず、図1に示すように、シートクッション6とシートバック7の使用位置について説明する。シートクッション6の使用位置では、シートクッション6がリンク機構62により車体の前方側Fに保持されている。リンク部材62Lの突出軸621は、リンクロック部材2の係合用凹部21に係合されて、リンク部材62Lのクッションフレーム61Lに対する時計方向Xへの回動を規制している。クッションフレーム61の後部左外側のガイド用突部65は、解除部材14の当接部14cよりも前方側Fに位置している。このガイド用突部65が固定用ブラケット5のガイド穴50の前方部50aに嵌合されることにより、シートクッション6が車両フロア9より上方に離間した状態で保持されている。図13,図14に示すように、このときの解除部材14の支持軸14bは、規制部材13の捩りコイルバネ15の時計方向Xの付勢力により、前方側Fに引っ張られて長穴54の前方端54aに位置している。また、シートバック7の使用位置では、シートバック7がリクライニング機構3により所定角度α2で保持されている。
シートクッション6とシートバック7を格納位置に収容するにあたっては、図1に示す操作レバー40を引き上げる。すると、操作レバー40の後部に連結された係止解除ケーブル41とリンクロック解除ケーブル42が前方側Fへ引っ張られる。係止解除ケーブル41は、リクライニングレバー31を引き上げる。そして、バネ(図示略)によりシートバック7が前傾方向(反時計方向Y)に倒れこむ。シートバック7が前傾角度α1まで倒れこんだとき、バックフレーム71の外周方向に突出した突出部711が、干渉回避機構1の規制部材13に設けられた係合部13aに係合して、シートバック7の回動が前傾角度α1で一旦規制される。
また、リンクロック解除ケーブル42は、ロック付勢スプリング28の付勢力に抗してリンクロック部材2を反時計方向Yに引き込む。これにより、リンクロック部材2の係合用凹部21がリンク部材62Lの突出軸621から離脱する。すると、トーションバー66による時計方向Xの付勢力によって、トルクロッド64に固定されたリンク部材62L、62Rが、クッションフレーム61に対して時計方向X、即ち両者のなす角度を拡大する方向に回動する。これにより、クッションフレーム61が後方側Bに移動され、クッションフレーム61の後方側Bに突設されたガイド用突部65は、ガイド穴50にガイドされて前方部50aから傾斜部50b、収納部50cへと後方側Bへ移動する。これにより、シートクッション6は使用位置から徐々に後方側Bへ移動する。
そして、ガイド用突部65は、ガイド穴50の収納部50cにさしかかると、収納部50cに突出している解除部材14の当接部14cに当接して解除部材14を後方側Bへ押圧する。図1、図13に示すように、解除部材14は、後方側Bに移動され、解除部材14に連結されている規制部材13を、捩りコイルバネ15による時計方向Xの付勢力に抗して反時計方向Yに回動させる。この規制部材13の回動により、規制部材13に形成された係合部13aは、バックフレーム71の突出部711を乗り越えて、離脱する。これにより、シートバック7の前傾角度α1(非干渉位置)での回動規制が解除される。図3に示すように、シートバック7は、図示しない付勢部材による反時計方向Yの付勢力によって、前傾角度α1から更に反時計方向Yに水平状態の格納位置まで回動する。このシートバック7が前傾角度α1から水平状態の格納位置まで回動する間に、ガイド用突部65がガイド穴50にガイドされて、クッションフレーム61は、後方側Bの非干渉位置に移動するため、シートバック7はシートクッション6と干渉しない。
図3に示すように、シートクッション6は、解除部材14の当接部14cを押動しながら、更に後方側Bに移動していく。解除部材14の支持軸14bは、やがて長穴54の後方端54b(図14)に到達し、シートクッション6は、車両フロア9に設けられたデッキボード95の中に収容される。このとき、デッキボード95の開口端にヒンジ止めされたカバー97は、シートバック7の背部に係止されているため、シートバック6とカバー97とデッキボード95とで略面一な平面を形成する。
次に、シートバック7とシートクッション6を格納位置から使用位置に移動させるにあたっては、まず、操作者は水平状態にあるシートバック7を手で持ち上げて、前傾角度α1よりも立設させる。この立設状態では、リクライニング機構3のポールが半径方向外方に移動し、ポールの外歯とアッパアームの内歯とが係合して、シートバック7は、リクライニング機構3により操作者が着座可能な使用位置で保持される。
次に、操作者はシートクッション6を前方側Fに引き出す。このとき、トルクロッド64の中のトーションバー66の後方側Bへの付勢力に打ち勝つ力で、シートクッション6を引き出す。すると、クッションフレーム61の前部のリンク部材62L、62Rは、トーションバー66の付勢力に抗してクッションフレーム61に対して反時計方向Yに回動する。クッションフレーム61の後部は、ガイド用突部65がガイド穴50にガイドされることによって前方側Fに移動する。これにより、シートクッション6が前方側Fに引き出された状態となり、操作者が着座可能な使用位置となる。このようにシートクッション6が使用位置に到達すると、左側Lのリンク部材62Lの突出軸621が、リンクロック部材2の係合用凹部21に係合して、シートクッション6を使用位置にロックする。また、図示しないバネの付勢力によって生ずる規制部材13の時計方向Xの回動力によって、解除部材14には使用位置側へ戻ろうとする力が働いている。このため、シートクッション6が使用位置側へ移動するに伴い、シートクッション6のガイド用突部65とともに解除部材14の当接部14cが使用位置側へ移動し、規制部材13の係合部13aがバックフレーム71の係合突部711を乗り越え、バックフレーム71の底部周縁に当接して保持される。
このように、本実施形態においては、シートクッション6が使用位置から格納位置へと移動する途中で、解除部材14は、クッションフレーム61のガイド用突部65に押動され、規制部材13を回動させて、規制部材13の係合部13aとシートバック7の突出部711との係合を解除させる。これにより、シートバック7の前傾角度α1での回動規制状態が解除され、シートバック7は、前傾角度α1から水平状態の格納位置に回動される。このとき、シートクッション6は、シートバック7が前傾角度α1から格納位置まで回動するまでの間にシートバック7と干渉しない位置まで移動している。したがって、シートバック7とシートクッション6とを干渉させることなくスムーズに格納位置に収容することができる。また、シートクッション6とシートバック7は、互いに連結されていないため、両者の格納位置を自在に設定することができる。
シートクッション6を使用位置側へ戻すときには、解除部材14の当接部14cは、クッションフレーム61のガイド用突部65よりも常に格納位置側のガイド穴50に位置しているため、ガイド用突部65は、解除部材14の当接部14cに妨げられることなく、使用位置側にスムーズに移動できる。
図13に示すように、解除部材14は、規制部材13と連結される連結突部14aとガイド用突部65に当接する当接部14cとをもち、連結突部14aと当接部14cとの間には長穴部材53に保持された支持軸14bが配設されている。このため、解除部材14の保持箇所は、規制部材13に連結されている連結突部14bだけでなく、長穴部材53に保持されている支持軸14bも加わり、2点保持構造をとることになる。ゆえに、解除部材14が安定して保持され、解除部材14のガタつきを抑制することができる。また、図14に示すように、支持軸14bが嵌合されている長穴54は、ガイド穴50のガイド方向と平行であるため、解除部材14をガイド穴50のガイド方向に沿ってスムーズに移動させることができる。
図13に示すように、解除部材14は、当接部14cより屈曲された抜け止め端部14dを有している。当接部14cがガイド用突部65に押動されているとき、抜け止め端部14dは、ガイド用突部65の拡径部65cよりも内径側に係止される。このため、抜け止め端部14dは、ガイド用突部65から抜け出ることが防止される。したがって、ガイド用突部65による収納位置側への押圧力が解除部材14に確実に伝達される。ゆえに、解除部材14に連結されている規制部材13を回動させて、係合部13aの突出部711への係合を確実に解除させることができる。
図2,図14に示すように、クッションフレーム61のガイド用突部65は、解除部材14の一端に配設されている当接部14cを押動させながら、ガイド穴50にガイドされて移動軌跡上を移動する。この当接部14cの押動により、規制部材13が回動し、この回動によって当接部14cが支持軸14bを中心に円弧形状の軌跡を描いて揺動する。ここで、ガイド用突部65をガイドするガイド穴50は、支持軸14bをガイドする長穴54と平行であるため、ガイド用突部65は、支持軸14bと平行に移動する。そして、当接部14cは、この支持軸14bを中心とする円弧形状に形成されており、この円弧形状は当接部14cの揺動軌跡と一致している。このため、当接部14cが支持軸14bを中心として揺動軌跡を揺動しながらガイド用突部65に押動されているとき、ガイド用突部65は当接部14cに対して均一な押圧力で当接し続ける。ゆえに、解除部材14が滑らかに揺動し、規制部材13をスムーズに回動させることができる。
解除部材14の支持軸14bと当接部14cとの間の長さは、支持軸14bと連結突部14aとの間の長さよりも短くすることが好ましい。この場合には、連結突部14aに比べて当接部14cの揺動量が少なくなり、当接部14cのガタつきを有効に抑制できる。
また、当接部14cの揺動量を少なくするために、図15に示すように、規制部材13の回動穴13bから長穴54の長手方向軸線Cに下ろした垂線Bと、使用位置での規制部材13の回動軸13bと被連結穴13cとを結ぶ直線A1とがなす第1傾斜角度φ1を、前記垂線Bと、収納位置(図15の2点鎖線)での回動穴13bと被連結穴13cとを結ぶ直線A2とがなす第2傾斜角度φ2とほぼ等しくするとよい。この場合には、長穴54の長手方向軸線Cに対する被連結穴13cの高さ変化量Hが小さくなる。このため、被連結穴13cに連結している解除部材14の揺動幅が小さくなり、解除部材14のガタつきを更に効果的に抑制することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は前記した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
本発明の実施形態の車両用シート装置の使用位置を示す側面図である。 シートバックのロック機構を示す部分拡大側面図である。 車両用シート装置の格納位置を示す側面図である。 図2のC−C矢視線断面図である。 トーションバーを内挿したトルクロッドの斜視図である。 トーションバーをトルクロッドの中に固定する方法を示す、図5のD矢視方向に視た部分透視図である。 トーションバーが係止されたクッションフレームの断面図である。 図1のA−A矢視線断面図である。 図1のB−B矢視線断面図である。 固定側ブラケットの斜視図である。 シートバック及びシートクッションを装着しリクライニング機構及び干渉回避機構を収容した固定側ブラケットの斜視図である。 図2のF−F矢視線断面図である。 図3のG−G矢視線断面図である。 解除部材の支持軸及び当接部と、固定側ブラケットの長穴及びガイド穴との関係を示す説明図である。 解除部材の揺動幅を少なくするための規制部材及び解除部材の説明図である。
符号の説明
1:干渉回避機構、2:リンクロック部材、3:リクライニング機構、4:操作部、5:固定側ブラケット、6:シートクッション、7:シートバック、13:規制部材、13a:係合部、13b:回動穴、13c:被連結穴、14:解除部材、14a:連結突部、14b:支持軸、14c:当接部、14d:抜け止め端部、20:軸部、21:嵌合用凹部、40:操作レバー、41:係止解除ケーブル、42:リンクロック解除ケーブル、51:ガイド壁部材、52:垂直壁部材、53:長穴部材、54:長穴、61:クッションフレーム、62;リンク機構、64:トルクロッド、65:ガイド用突出部、66:トーションバー、71:バックフレーム、50:ガイド穴、621:突出部、711:突出部

Claims (5)

  1. 車両フロアに対して使用位置と格納位置との間で回動自在な車両シートのシートバックを前記車両フロアに対して所定角度位置で保持するロック状態及び前記シートバックの前記車両フロアに対する回動が許容されるロック解除状態を取り得る第1ロック機構と、
    前記車両フロアに対して使用位置と格納位置との間で移動自在な車両シートのシートクッションを前記車両フロアに対して所定位置で保持するロック状態及び前記シートクッションの前記車両フロアに対する移動が許容されるロック解除状態を取り得る第2ロック機構と、
    前記第1ロック機構と前記第2ロック機構の前記ロック解除状態において、前記シートバックの回動を前記使用位置と前記格納位置との間の前記シートクッションと干渉しない非干渉位置で規制する規制部材と、該規制部材に連係され前記シートクッションの移動に連動して前記規制部材による前記シートバックの回動規制を解除する解除部材とを有する干渉回避機構と、
    前記車両フロア側に固定され、前記シートクッションに突設されたガイド用突部が挿着され該ガイド用突部の使用位置と格納位置との間の移動軌跡を規定するガイド穴をもつガイド壁部材と、
    をもち、
    前記解除部材は、前記ガイド穴とほぼ平行に延びる長尺状体であって、その一端に配設され前記規制部材を相対回動可能に連結する連結部と、その他端に配設され前記ガイド用突部の前記移動軌跡上を移動可能であって前記ガイド用突部よりも収納位置側に位置して前記ガイド用突部に押動される当接部と、前記連結部と前記当接部との間に配設され長穴部材に支持された支持軸とをもち、
    前記長穴部材は、前記ガイド壁部材に固定されているとともに、前記ガイド穴のガイド方向に対して平行に延び前記支持軸を長手方向に摺動自在に嵌合した長穴をもつことを特徴とする車両用シート装置。
  2. 前記ガイド用突部は、前記ガイド穴を摺動する首部と、該首部よりも前記解除部材側に突設された係止頭部と、該係止頭部の前記解除部材側に配設され前記係止頭部から拡径された拡径部とをもち、
    前記解除部材は、前記当接部から曲折されて前記拡径部に係止される抜け止め端部をもつことを特徴とする請求項1記載の車両用シート装置。
  3. 前記規制部材は、回動軸を中心に回動し、一端に前記シートバックに係合する係合部をもち他端に前記解除部材の前記連結部に相対回動自在に連結された被連結部をもち、
    前記解除部材は、前記規制部材の回動によって前記支持軸を中心に揺動し、
    前記当接部は前記支持軸を中心とする円弧形状であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用シート装置。
  4. 前記支持軸と前記連結部との間の長さよりも、前記支持軸と前記当接部との間の長さの方が短いことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の車両用シート装置。
  5. 使用位置での前記規制部材の前記回動軸と前記被連結部とを結ぶ直線と、前記回動軸から前記長穴の長手方向軸線に下した垂線とがなす第1傾斜角度は、収納位置での前記規制部材の前記回動軸と前記被連結部とを結ぶ直線と、前記回動軸から前記長穴の長手方向軸線に下した垂線とがなす第2傾斜角度とほぼ等しいことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の車両用シート装置。
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