JP5042777B2 - クリーニング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式により形成されたトナー像を担持するトナー像担持体をクリーニングするクリーニング装置に関する。
従来、電子写真方式の画像形成を行う画像形成装置は、回転駆動される感光体ドラムを帯電器により帯電し、前記感光体ドラムに画像情報に応じた光照射により静電潜像を形成し、現像装置によりこの静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成し、このトナー像を中間転写体を介して、または直接シート材、用紙などの記録媒体に転写して画像を出力するようにされている。
このように構成された画像形成装置におけるトナー像が形成される感光体ドラム(トナー像担持体)では、転写工程において、感光体ドラム上に顕像化された画像情報(トナー像)の全てが用紙や中間転写体上に転写されることは無く、一般的に転写効率は装置によっても、転写機構によっても異なるが概ね85〜95%の転写効率であると言われている。
このようにして感光体ドラム上に残留したトナーは、転写工程の後に感光体ドラム上に付着した状態となり、次の画像形成において悪影響を及ぼし印字品位を低下させる要因となる。
そこで、従来では、感光体ドラムの外周部において、トナー像が中間転写体や用紙等の転写媒体に転写される転写工程の下流側にクリーニングユニットを配置し、トナー像が転写媒体に転写された後に感光体ドラム上に残留したトナーを回収することで該感光体ドラムの表面をクリーニングして、回収された残留トナーを廃トナーボックスに収容するようにしたものが知られている。
例えば、従来技術として、感光体ドラム表面の残留トナーを除去するクリーニングブレードと、クリーニングブレードの下方で除去された残留トナー(廃トナー)を受け止めるフィルムと、その廃トナーを搬送する廃トナー搬送スクリューを備えて、前記フィルムを廃トナー搬送スクリューに接触させて振動を付与することにより廃トナーを回収し易くしたクリーニング装置が開示されている(特許文献1を参照)。
特開昭58−144873号公報
しかしながら、上述した機構では、前記フィルムを振動させるために廃トナー搬送スクリューに接触させると廃トナー搬送スクリューを駆動する負荷を増大させることになり、廃トナー搬送スクリューの駆動源であるモータの駆動トルクの増大や消費電流の増加といった別の課題が生じるという問題があった。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、トナー像担持体に残留したトナーを除去するクリーニング処理において、廃トナー搬送スクリューの動作を効率よく利用して、廃トナー搬送スクリューの駆動モータへの負荷の増加を低減し、消費電流の増加の少なくして省力化を図ったクリーニング装置を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するために本発明に係るクリーニング装置は以下のように構成される。
本発明に係るクリーニング装置は、電子写真方式により画像を形成する画像形成装置におけるトナー像を担持するトナー像担持体をクリーニングするクリーニング装置であって、前記トナー像担持体表面の残留トナーを除去するクリーニングブレードと、前記クリーニングブレードにより前記トナー像担持体から除去された廃トナーを搬送する廃トナー搬送スクリューを備えたクリーニング装置において、フィルム体で形成し、幅方向が前記廃トナー搬送スクリューの軸線に対して略垂直に配置される面で構成される複数の羽根部を有する振動体を備え、前記振動体を、前記クリーニングブレードと前記廃トナー搬送スクリューとの間で、前記クリーニングブレードに近接し、且つ、前記複数の羽根部を前記廃トナー搬送スクリューの螺旋部と当接するように配置し、前記廃トナー搬送スクリューの回転にともない前記廃トナー搬送スクリューと当接して変位することにより変形し、前記廃トナー搬送スクリューとの当接状態から開放されて元の状態に復元する時に振動して、前記クリーニングブレード上の前記羽根部付近の廃トナーを振動するように構成することを特徴とするものである。
また、前記複数の羽根部は、前記廃トナー搬送スクリューの軸線方向に沿って前記螺旋部のピッチ間隔と異なる間隔で配置されることが好ましい。
本発明では、前記螺旋部のピッチ間隔と異なる間隔とは、前記螺旋部のピッチ間隔と羽根部のピッチ間隔とは同一ピッチではないものを含む。
尚、前記羽根部の間隔が前記螺旋部のピッチ間隔の整数倍したピッチ間隔であった場合は、複数の羽根部が同時に螺旋部に当接するため好ましくなく、前記螺旋部のピッチ間隔の整数倍したピッチ間隔と異なる間隔で配置されることが好ましい。
また、前記複数の羽根部は、羽根部同士の間隔がそれぞれ異なる間隔となるように配置されることが好ましい。
さらに、前記複数の羽根部は、前記螺旋部のピッチ間隔より短い間隔で配置されることが好ましい。
また、前記振動体は、前記クリーニングブレードのトナー像担持体の軸線に沿った両端に設けられることが好ましい。
また、前記振動体は、前記羽根部を支持する支持部を備え、前記支持部は、この支持部の幅と前記羽根部の幅との合計の寸法が前記羽根部の間隔以下となるように構成されることが好ましい。
また、前記トナー像担持体は、前記画像形成装置における電子写真方式によりトナー像が形成される感光体ドラムとすることが好ましい。
また、前記トナー像担持体は、前記画像形成装置における電子写真方式により感光体ドラムの表面に形成されたトナー像が一時的に転写されるベルト状の中間転写体とすることが好ましい。
本発明によれば、電子写真方式により画像を形成する画像形成装置におけるトナー像を担持するトナー像担持体をクリーニングするクリーニング装置であって、前記トナー像担持体表面の残留トナーを除去するクリーニングブレードと、前記クリーニングブレードにより前記トナー像担持体から除去された廃トナーを搬送する廃トナー搬送スクリューを備えたクリーニング装置において、フィルム体で形成し、幅方向が前記廃トナー搬送スクリューの軸線に対して略垂直に配置される面で構成される複数の羽根部を有する振動体を備え、前記振動体を、前記クリーニングブレードと前記廃トナー搬送スクリューとの間で、前記クリーニングブレードに近接し、且つ、前記複数の羽根部を前記廃トナー搬送スクリューの螺旋部と当接するように配置し、前記廃トナー搬送スクリューの回転にともない前記廃トナー搬送スクリューと当接して変位することにより変形し、前記廃トナー搬送スクリューとの当接状態から開放されて元の状態に復元する時に振動して、前記クリーニングブレード上の前記羽根部付近の廃トナーを振動するように構成することで、別途駆動手段を備えることなく、廃トナー搬送スクリューを駆動する駆動モータへの負荷の増加を少なくできるので、消費電流の増加の少ない省力化を図ったクリーニング装置を提供することができる。
また、本発明によれば、振動体によってクリーニングブレード上の廃トナーに振動を与えてトナー回収を促進することができるので、クリーニングブレード付近に廃トナーが滞ることなく良好なクリーニング作用によりトナー像担持体の表面を常に良好な状態に維持できる。
また、本発明によれば、前記複数の羽根部を前記廃トナー搬送スクリューの軸線方向に沿って前記螺旋部のピッチ間隔と異なる間隔で配置することで、複数の羽根部が同時に廃トナー搬送スクリューと当接することがないので、前記廃トナー搬送スクリューの回転動作の負荷を大きく増加させることなく、効率よく羽根部を振動させることができる。
また、本発明によれば、前記複数の羽根部を羽根部同士の間隔がそれぞれ異なる間隔となるように配置することで、複数の羽根部が同時に廃トナー搬送スクリューと当接することがないので、前記廃トナー搬送スクリューの回転動作の負荷を大きく増加させることなく、効率よく羽根部を振動させることができる。
また、本発明によれば、前記複数の羽根部を前記螺旋部のピッチ間隔より短い間隔で配置することで、前記螺旋部が1回転する間に複数の羽根部を振動させることができ、しかも、複数の羽根部が同時に廃トナー搬送スクリューと当接することがないので、前記廃トナー搬送スクリューの回転動作の負荷を大きく増加させることなく、効率よく羽根部を振動させることができる。
また、本発明によれば、前記振動体を前記クリーニングブレードのトナー像担持体の軸線に沿った両端に設けることで、廃トナーの回収し難い前記クリーニングブレードの両端の廃トナーを振動させることができるので、前記クリーニングブレードの両端部より廃トナーが溢れることなく、効率良く廃トナーの回収を行うことができる。
また、本発明によれば、前記振動体の構成として、前記羽根部を支持する支持部を備え、前記支持部の幅と前記羽根部の幅との合計の寸法が前記羽根部の間隔以下となるように構成さすることで、振動体を成型する際に、一つのフィルム体より無駄なく成型することができる。
また、本発明によれば、前記トナー像担持体を前記画像形成装置における電子写真方式によりトナー像が形成される感光体ドラムとすることで、本発明に係るクリーニング装置によって感光体ドラムの表面を常に良好な状態に維持できる。
また、前記トナー像担持体を前記画像形成装置における電子写真方式により感光体ドラムの表面に形成されたトナー像が一時的に転写されるベルト状の中間転写体とすることで、本発明に係るクリーニング装置によって中間転写体の表面を常に良好な状態に維持できる。
(第1実施形態)
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の第1実施形態に係るクリーニング装置が採用された画像形成装置の構成を示す説明図である。
本実施形態に係る画像形成装置100は、図1に示すように、外部から伝達された画像データに応じて、電子写真方式により所定のシート(用紙)に対して多色及び単色の画像を形成するものであって、トナー像が一時的に担持される中間転写ベルト61をクリーニングする中間転写ベルトクリーニングユニット(クリーニング装置)65を搭載した画像形成装置において、中間転写ベルトクリーニングユニット65として本発明に係るクリーニング装置を採用したものである。
まず、本実施形態に係る画像形成装置100の全体構成について説明する。
画像形成装置100は、図1に示すように、装置本体110と、自動原稿処理装置120とにより構成されている。
装置本体110は、主に、露光ユニット1、現像器2、感光体ドラム3、クリーナユニット4、帯電器5、中間転写ベルトユニット6、定着ユニット7、給紙カセット81、排紙トレイ91等を有して構成されている。
装置本体110の上部には、原稿が載置される透明ガラスからなる原稿載置台92が設けられ、原稿載置台92の上側には自動原稿処理装置120が取り付けられている。
自動原稿処理装置120は、原稿載置台92の上に自動で原稿を搬送するように構成されている。この自動原稿処理装置120は、矢印M方向に回動自在に構成され、原稿載置台92の上を開放することにより原稿を手置きで置くことができるようになっている。
画像形成装置100において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたものである。
従って、現像器2、感光体ドラム3、帯電器5、クリーナユニット4は、各色に応じた4種類の潜像を形成するようにそれぞれ4個ずつ設けられ、それぞれブラック、シアン、マゼンタ、イエローの各色に設定されている。これらの構成要素によって4つの画像ステーション(画像形成部)が構成されている。
帯電器5は、感光体ドラム3の表面を所定の電位に均一に帯電させるための帯電手段である。尚、チャージャ型の帯電器5に代えて、接触型のローラ型やブラシ型の帯電器を用いたものであっても良い。
露光ユニット1は、本発明に関わる画像書込み装置に該当するものであり、レーザ出射部及び反射ミラー等を備えたレーザスキャニングユニット(LSU)として構成される。
この露光ユニット1は、レーザビームを走査するポリゴンミラーと、ポリゴンミラーによって反射されたレーザ光を感光体ドラム3に導くためのレンズやミラー等の光学要素が配置されている。また、露光ユニット1としては、この他発光素子をアレイ状に並べた例えばELやLED書込みヘッドを用いる手法も採用できる。
また、露光ユニット1は、帯電された感光体ドラム3を入力された画像データに応じて露光することにより、その表面に、画像データに応じた静電潜像を形成する機能を有する。現像器2は、それぞれの感光体ドラム3上に形成された静電潜像を4色(YMCK)のトナーにより顕像化するものである。
クリーナユニット4は、現像・画像転写後における感光体ドラム3上の表面に残留したトナーを除去・回収する。クリーナユニット4には、クリーニングブレード41と廃トナー搬送スクリュー42が設けられている。
中間転写ベルトユニット6は感光体ドラム3の上方に配置され、中間転写ベルト61、中間転写ベルト駆動ローラ62、中間転写ベルト従動ローラ63、中間転写ローラ64、及び中間転写ベルトクリーニングユニット(クリーニング装置)65を備えている。
中間転写ベルト駆動ローラ62、中間転写ベルト従動ローラ63、及び中間転写ローラ64は、中間転写ベルト61を張架して回転駆動させるように構成されている。
中間転写ローラ64は、感光体ドラム3のトナー像を、中間転写ベルト61上に転写するための転写バイアスを与えるものであって、YMCK用の各色に対応して4箇所に設けられている。
中間転写ベルト61は、厚さ100μm〜150μm程度のフィルムを用いて無端状に形成され、各感光体ドラム3に接触するように設けられている。そして、中間転写ベルト61は、感光体ドラム3に形成された各色のトナー像を中間転写ベルト61上に順次的に重ねて転写することによってカラーのトナー像(多色トナー像)を形成する機能を有している。
感光体ドラム3から中間転写ベルト61へのトナー像の転写は、中間転写ベルト61の裏側に接触している中間転写ローラ64によって行われる。中間転写ローラ64には、トナー像を転写するために高電圧の転写バイアス(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)が印加されている。
中間転写ローラ64は、直径8〜10mmの金属(例えば、ステンレス)を素材とする軸をベースとし、その軸の表面を導電性の弾性材(例えば、EPDM,発泡ウレタン等)により被覆して構成されている。この導電性の弾性材により、中間転写ベルト61に対して均一に高電圧を印加するようにされている。
尚、本実施形態では、転写電極としてローラ形状の中間転写ローラ64を使用しているが、それ以外にブラシ状の電極などを用いることも可能である。
上述したように、各感光体ドラム3上で各色相に応じて顕像化されたトナー像は中間転写ベルト61に積層される。このようにトナー像が積層された画像情報は、中間転写ベルト61の回転によって用紙と中間転写ベルト61の接触位置に配置される転写ローラ10によって用紙上に転写される。
このとき、中間転写ベルト61と転写ローラ10とは所定ニップで圧接されると共に、転写ローラ10にはトナーを用紙に転写させるための電圧、すなわち、トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧が印加される。
さらに、転写ローラ10は所定ニップを定常的に得るために、転写ローラ10もしくは中間転写ベルト駆動ローラ62の何れか一方を硬質材料(金属等)とし、他方を弾性ローラ等の軟質材料(弾性ゴムローラ、または発泡性樹脂ローラ等)としたものが用いられる。
また、上述したように、感光体ドラム3に接触することにより中間転写ベルト61に付着したトナー、もしくは転写ローラ10によって用紙上に転写されずに中間転写ベルト61上に残存したトナーは、次工程でトナーの混色を発生させる原因となるために、中間転写ベルトクリーニングユニット65によって除去・回収されるように構成されている。
中間転写ベルトクリーニングユニット65には、中間転写ベルト61に接触する、例えば、クリーニング部材として中間転写ベルト61上に残留したトナーを除去するクリーニングブレード651と、クリーニングブレード651により回収された残留トナー(廃トナー)を回収容器(図示省略)に搬送する廃トナー搬送スクリュー652が備えられている。
クリーニングブレード651が接触する中間転写ベルト61は、裏側から中間転写ベルト従動ローラ63で支持されている。
給紙カセット81は、画像形成に使用する用紙を蓄積しておくためのトレイであり、装置本体110の露光ユニット1の下側に設けられている。また、装置本体110の側面の外側に設けられた手差し給紙カセット82にも画像形成に使用する用紙を置くことができる。
排紙トレイ91は、装置本体110の上方に設けられ、印刷済みの用紙をフェイスダウンで集積するためのトレイである。
また、装置本体110には、給紙カセット81及び手差し給紙カセット82の用紙を転写ローラ10や定着ユニット7を経由させて排紙トレイ91に送るための、略垂直形状の用紙搬送路Sが設けられている。
給紙カセット81乃至手差し給紙カセット82から排紙トレイ91までの用紙搬送路Sの近傍には、ピックアップローラ11a,11b、複数の搬送ローラ12a〜12d、レジストローラ13、転写ローラ10、定着ユニット7等が設けられている。
搬送ローラ12a〜12dは、用紙の搬送を促進・補助するための小型のローラであり、用紙搬送路Sに沿って複数設けられている。
ピックアップローラ11aは、給紙カセット81の端部近傍に備えられ、給紙カセット81から用紙を1枚ずつピックアップして用紙搬送路Sに供給する。
ピックアップローラ11bは、手差し給紙カセット82の端部近傍に備えられ、手差し給紙カセット82から用紙を1枚ずつピックアップして用紙搬送路Sに供給する。
レジストローラ13は、用紙搬送路Sを搬送されている用紙を一旦保持して、感光体ドラム3上のトナー像の先端と用紙の先端を合わせるタイミングで用紙を転写ローラ10に搬送する機能を有している。
定着ユニット7は、ヒートローラ71及び加圧ローラ72を備えている。
ヒートローラ71及び加圧ローラ72は、用紙を挟んで回転するようになっている。
ヒートローラ71は、図示しない温度検出器からの信号に基づいて制御部によって所定の定着温度となるように設定されており、加圧ローラ72とともにトナーを用紙に熱圧着することにより、用紙に転写された多色トナー像を溶融・混合・圧接し、用紙に対して熱定着させる機能を有している。また、定着ユニット7には、ヒートローラ71を外部から加熱するための外部加熱ベルト73が設けられている。
次に、画像形成装置100における用紙の搬送経路について詳細に説明する。
上述したように、画像形成装置100には、予め用紙を収納する給紙カセット81、及び手差し給紙カセット82が設けられている。これら給紙カセット81,82から用紙を給紙するために、各々ピックアップローラ11a,11bにより用紙を1枚ずつ用紙搬送路Sに導くようになっている。
用紙に対する印字要求が片面印字の場合は、各給紙カセット81,82から搬送される用紙は、用紙搬送路Sの搬送ローラ12aによってレジストローラ13まで搬送され、レジストローラ13により用紙の先端と中間転写ベルト61上の画像情報の先端を整合するタイミングで転写ローラ10に搬送されて用紙上に画像情報(トナー像)が転写される。
その後、トナー像が転写された用紙は、定着ユニット7を通過することによって用紙上の未定着トナーが熱で溶融・固着され、搬送ローラ12bを経て排紙トレイ91上に排出される。
一方、用紙に対する印字要求が両面印字の場合は、片面印字が終了して定着ユニット7を通過した用紙の後端が最終の搬送ローラ12bで把持されたときに、搬送ローラ12bが逆回転することによって用紙を搬送ローラ12c,12dに導かれる。そして、レジストローラ13を経て転写ローラ10に搬送されて用紙裏面に画像情報(トナー像)が転写される。用紙裏面にトナー像が転写された用紙は、再び定着ユニット7を経て未定着トナーが熱で溶融・固着され、搬送ローラ12bを経て排紙トレイ91に排出される。
次に、画像形成装置100に採用された特徴的な中間転写ベルトクリーニングユニット65の構成について、図面を参照して詳細に説明する。
図2は第1実施形態に係る中間転写ベルトクリーニングユニットの構成を示す斜視図、図3は前記中間転写ベルトクリーニングユニットの内部構造を示す説明図、図4は前記中間転写ベルトクリーニングユニットを構成する振動体の取付け状態を示す説明図、図5は前記中間転写ベルトクリーニングユニットを構成する振動体と搬送スクリューの位置関係を示す説明図である。
本実施形態に係る中間転写ベルトクリーニングユニット65は、図2,図3に示すように、中間転写ベルト61の幅方向(W方向)に沿って長く設けられ、中間転写ベルト61の表面の残留トナーを除去するクリーニングブレード651と、クリーニングブレード651により中間転写ベルト61から除去され回収された廃トナーを搬送する廃トナー搬送スクリュー652と、廃トナー搬送スクリュー652を回転駆動する廃トナー搬送スクリュー駆動源653と、クリーニングブレード651上の廃トナーを振動させる振動体654と、廃トナー搬送パイプ655とを備え、回収した廃トナー(残留トナー)を図示しない回収容器に搬送するようにしたものである。
クリーニングブレード651は、図2に示すように、中間転写ベルト61の幅方向(W方向)に沿って長く延設され、図1に示すように、中間転写ベルト61の表面に当接するように配置されている。
廃トナー搬送スクリュー652は、図3,図5に示すように、半径方向に幅を持ったフィン(螺旋部)652aが所定のピッチ間隔で螺旋状に構成されたものであって、中間転写ベルトクリーニングユニット65の長手方向両端部に渡りクリーニングブレード651に沿って略平行に長く延設されている。
中間転写ベルトクリーニングユニット65の一端側には、図3に示すように、廃トナー搬送スクリュー駆動源653が配置されている。廃トナー搬送スクリュー駆動源653は、廃トナー搬送スクリュー652の一端部と連結されている。
中間転写ベルトクリーニングユニット65の他端側には、中間転写ベルトクリーニングユニット65内部と連通する廃トナー搬送パイプ655が連結されている。
振動体654は、図3,図4,図5に示すように、クリーニングブレード651と廃トナー搬送スクリュー652との間でクリーニングブレード651の長手方向両端部付近の2箇所に配置されている。また、振動体654は、クリーニングブレード651に近接配置されるとともに、廃トナー搬送スクリュー652と当接するように配置されている。
ここで、本実施形態に係る特徴的な振動体654について図面を参照して詳細に説明する。
図6は第1実施形態に係る中間転写ベルトクリーニングユニットを構成する振動体の構成を示す詳細図、図7は前記振動体の構成を示す斜視図、図8は図7のA矢視図(正面図)である。
振動体654は、フィルム体で形成され、図5〜図8に示すように、主に、廃トナー搬送スクリュー652の螺旋部652aに当接する3枚の羽根部654a(654a1,654a2,654a3)と、それぞれの羽根部654aを支持する支持部654bと、複数の羽根部654aおよび支持部654bとを一体的に構成する基部654cとにより構成されている。羽根部654a、支持部654bおよび基部654cは一体的に形成されている。
羽根部654aは、幅方向が廃トナー搬送スクリュー652の軸線に対して略垂直に配置される面で構成され、廃トナー搬送スクリュー652の軸線方向に対して傾斜した状態で配置されている。そして、羽根部654aは、フィン652aの間に入り込んだ状態で配置されている。
また、複数の羽根部654aは、図5に示すように、廃トナー搬送スクリュー652の軸線方向に沿ってフィン652aのピッチ間隔P1と異なる間隔P2で並設配置されている。さらに、羽根部654a同士の間隔P2は、図6に示すように、隣接する羽根部654a1,654a2の間隔P2a1と、羽根部654a2,654a3の間隔P2a2とがそれぞれ異なる間隔となるように構成されている。
尚、羽根部654a同士の間隔P2は、変形例として、フィン652aのピッチ間隔P1より短い間隔で配置するようにしても良い。このように構成することで、例えば、フィン652aの1ピッチ当たり複数の羽根部654aを配置できるので、廃トナー搬送スクリュー652が1回転する時に複数の羽根部654aを振動させることができるので、効率よく羽根部654aを振動させることができる。
支持部654bは、図7に示すように、この支持部654bの幅654bwと羽根部654aの幅654awとの合計の寸法が羽根部654a同士の間隔P2以下となるように構成されている。
次に、本実施形態に係る中間転写ベルトクリーニングユニット65による中間転写ベルト61のクリーニング作用について詳細に説明する。
中間転写ベルトクリーニングユニット65による中間転写ベルト61表面のクリーニングは、クリーニングブレード651が中間転写ベルト61に当接された状態となっているので、中間転写ベルト61を搬送することによりクリーニングブレード651によって中間転写ベルト搬送方向下流側より上流側に向かってクリーニングが行われる。
クリーニングブレード651により回収された中間転写ベルト61に付着した残留トナー(廃トナー)は、中間転写ベルトクリーニングユニット65内部に蓄積される。この蓄積された廃トナーは、廃トナー搬送スクリュー652が回転することによって図示しない回収容器に向かって搬送される。
廃トナー搬送スクリュー652が回転すると、振動体654の羽根部654aと対向するフィン652aが移動して羽根部654aと当接し、さらに廃トナー搬送スクリュー652が回転することにより、羽根部654aはフィン652aに押されて弾性変形する。
さらにフィン652aに押されて羽根部654aが変位すると、羽根部654aはフィン652aから外れ、羽根部654aは、自体の弾性力(復元力)によって変形状態から元の状態に復帰するように作用することにより羽根部654aに振動が生じる。
羽根部654aが振動することにより羽根部654a付近のクリーニングブレード651上の廃トナーが揺すられ、廃トナー搬送スクリュー652側に移動し易くなるため廃トナー回収作用が促進される。
以上のように構成したので、本実施形態によれば、別途駆動源を用いることなく廃トナー搬送スクリュー652の回転動作を利用して振動体654の羽根部654aを振動させて、その振動によりクリーニングブレード651上の廃トナーを振動させて解すことができるので、廃トナーの回収作用を促進させることができる。また、振動体654の羽根部654aが直接クリーニングブレード651と接触することがないので、クリーニングブレード651による中間転写ベルト61への影響を及ぼすことがない。
また、本実施形態によれば、クリーニングブレード651の長手方向両端に設けたことで、廃トナーがクリーニングブレード651の両端部に堆積して外部に溢れ、装置内部に落下することによるトナー汚れが生じることを防止することができる。
また、本実施形態によれば、羽根部654a同士の間隔P2を、隣接する羽根部654a1,654a2の間隔P2a1と、羽根部654a1,654a2の間隔P2a2とがそれぞれ異なる間隔となるように構成することで、複数の羽根部654a1,654a2が同時にフィン652aと接触しないようにできるので、廃トナー搬送スクリュー652を駆動する負荷トルクの増加を少なくすることができる。
尚、羽根部654a同士の間隔P2をフィン652aのピッチ間隔P1よりも長く構成したものであったり、羽根部654a同士の間隔を不規則な長さに構成するようにしたものであっても良い。このように構成することで、本実施形態と同様な効果を奏し得る。
また、本実施形態によれば、羽根部654aを支持部654bにより一体的に支持するように構成し、支持部の幅654bwと羽根部の幅654awとの合計の寸法が羽根部654a同士の間隔P2以下となるように構成したことで、振動体654を製造する際に、1枚のシート部材により型抜き加工での一体成型が可能となる。これにより、振動体654の材料の無駄を削減するとともに、製造工数の削減を図ることができる。
また、本実施形態によれば、羽根部654aを、幅方向が廃トナー搬送スクリュー652の軸線に対して略垂直に配置される面で構成され、廃トナー搬送スクリュー652の軸線方向に対して傾斜した状態で配置したことで、クリーニングブレード651付近に蓄積された廃トナーを羽根部654aにより振動させる時に、廃トナーを廃トナー搬送スクリュー652の軸線方向に沿って振動させるとともに、上下方向にも振動させることができるので、効果的に廃トナーの回収作用を促進させることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明に係るクリーニング装置の第2実施形態について図面を参照して説明する。
図9は第2実施形態に係る感光体ドラムクリーニングユニットの構成を示す斜視図、図10は前記感光体ドラムクリーニングユニットの内部構造を示す説明図である。
第2実施形態は、図1に示す画像形成装置100において、トナー像担持体である感光体ドラム3の表面をクリーニングするためのクリーナユニット4に代えて、本発明に係るクリーニング装置を採用した感光体ドラムクリーニングユニット104を備えたものである。
感光体ドラムクリーニングユニット104は、図9,図10に示すように、感光体ドラム3の軸線方向に沿って長く設けられ、感光体ドラム3の表面の残留トナーを除去するクリーニングブレード41と、クリーニングブレード41により感光体ドラム3から除去され回収された廃トナーを搬送する廃トナー搬送スクリュー42と、廃トナー搬送スクリュー42を回転駆動する廃トナー搬送スクリュー駆動源(図示省略)と、廃トナー搬送パイプ(図示省略)に加えて、クリーニングブレード41上の廃トナーを振動させる振動体43を備え、現像・画像転写後における感光体ドラム3上の表面に残留したトナーを除去して、回収した残留トナー(廃トナー)を図示しない回収容器に搬送するようにしたものである。
クリーニングブレード41は、図10に示すように、感光体ドラム3の軸線方向に沿って長く延設され、感光体ドラム3の表面に当接するように配置されている(図1を参照)。
廃トナー搬送スクリュー42は、図10に示すように、半径方向に幅を持ったフィン(螺旋部)42aが所定のピッチ間隔で螺旋状に構成されたものであって、感光体ドラムクリーニングユニット104の長手方向両端部に渡りクリーニングブレード41に沿って略平行に長く延設されている。
図示しない廃トナー搬送スクリュー駆動源と廃トナー搬送パイプは、上述した第1実施形態における廃トナー搬送スクリュー駆動源653、廃トナー搬送パイプ655と略同様な構成で同様に機能するようになっている。
振動体43は、図10に示すように、クリーニングブレード41と廃トナー搬送スクリュー42との間でクリーニングブレード41の長手方向に沿って延設されている。
また、振動体654は、クリーニングブレード41に近接配置されるとともに、廃トナー搬送スクリュー42と当接するように配置されている。
次に、本実施形態に係る特徴的な振動体43について図面を参照して詳細に説明する。
図11は第2実施形態に係る感光体ドラムクリーニングユニットを構成する振動体の取付け状態を示す説明図、図12は前記振動体の構成を示す説明図、図13は図12のB矢視図(正面図)、図14は図12のC矢視図(斜視図)、図15は図12のD矢視図(斜視図)である。
本実施形態では、クリーニングブレード41の長手方向の両端部に渡り、2個の振動体43を連結して配置している。
振動体43は、フィルム体で形成され、図10,図11に示すように、主に、廃トナー搬送スクリュー42のフィン42aに当接する複数の羽根部43aと、それぞれの羽根部43aを支持する支持部43bと、複数の羽根部43aおよび支持部43bとを一体的に構成する基部43cと、クリーニングユニット側に取付けるための取付け部43dにより構成されている。羽根部43a、支持部43b、基部43cおよび取付け部43dは一体的に形成されている。
羽根部43aは、図10に示すように、幅方向が廃トナー搬送スクリュー42のフィン42aの一部と対向する面で構成され、図11〜図14に示すように、長手方向に櫛歯状に連設され、廃トナー搬送スクリュー42の軸線方向に対して傾斜した状態で配置されている。そして、羽根部43aは、フィン42aの間に入り込んだ状態で配置されている。
また、複数の羽根部43aは、図10に示すように、廃トナー搬送スクリュー42の軸線方向に沿ってフィン42aのピッチ間隔P3と異なる間隔P4で並設配置されている。
さらに、羽根部43a同士の間隔P4は、隣接する羽根部43a,43aの間隔P4と、羽根部43a,43aの間隔P4とがそれぞれ異なる間隔となるように構成されている。
尚、羽根部43a同士の間隔P4は、変形例として、フィン42aのピッチ間隔P3より短い間隔で配置するようにしても良い。このように構成することで、例えば、フィン42aの1ピッチ当たり複数の羽根部43aを配置できるので、廃トナー搬送スクリュー42が1回転する時に複数の羽根部43aを振動させることができるので、効率よく羽根部43aを振動させることができる。
支持部43bは、図12に示すように、この支持部43bの幅43bwと羽根部43aの幅43awとの合計の寸法が羽根部43a同士の間隔P4以下となるように構成されている。
取付け部43dは、その長手方向両端部43d1,43d2に取付け穴43d3が形成され、一方の端部43d1には連結用の切欠部43d4が形成されている。取付け穴43d3は、振動体43を図中上下方向で調整可能なようにいわゆる長穴で形成されている。
切欠部43d4は、取付け穴43d3の取付けねじ(図示省略)が取付け可能な大きさで側方から凹状に切り欠き形成されている。このように構成することで、図11に示すように、2個の振動体43を連結する時に、一方の振動体43を取付けた状態で、取付け穴43d3側に取付けられた取付けねじを弛めた状態にして、他方の振動体43の切欠部43d4を差し込んで共締めすることで、簡単に2個の振動体43を連結して取付けることができる。
次に、本実施形態に係る感光体ドラムクリーニングユニット104による感光体ドラム3のクリーニング作用について詳細に説明する。
感光体ドラムクリーニングユニット104による感光体ドラム3表面のクリーニングは、クリーニングブレード41が感光体ドラム3に当接された状態となっているので、感光体ドラム3を回転させることによりクリーニングブレード41によって感光体ドラム回転方向下流側より上流側に向かってクリーニングが行われる。
クリーニングブレード41により回収された感光体ドラム3に付着した残留トナー(廃トナー)は、感光体ドラムクリーニングユニット104内部に蓄積される。この蓄積された廃トナーは、廃トナー搬送スクリュー42が回転することによって図示しない回収容器に向かって搬送される。
廃トナー搬送スクリュー42が回転すると、振動体43の羽根部43aと対向するフィン42aが移動して羽根部43aと当接し、さらに廃トナー搬送スクリュー42が回転することにより、羽根部43aはフィン42aに押されて弾性変形する。
さらにフィン42aに押されて羽根部43aが変位すると、羽根部43aはフィン652aから外れ、羽根部43aは、弾性力(復元力)によって変形状態から元の状態に復帰するように作用することにより振動が生じる。
本実施形態では、複数の羽根部43aがクリーニングブレード41の長手方向に沿って連設されているので、複数の羽根部43aが連続的にクリーニングブレード41の長手方向全般に渡り振動することにより、複数の羽根部43a付近のクリーニングブレード41上の廃トナーが揺すられ、廃トナー搬送スクリュー42側に移動し易くなるため廃トナー回収作用が促進される。
以上のように構成したので、本実施形態によれば、別途駆動源を用いることなく廃トナー搬送スクリュー42の回転動作を利用して振動体43の複数の羽根部43aを次々に振動させて、その振動によりクリーニングブレード41上の廃トナーをクリーニングブレード41の長手方向全般に渡り振動させて解すことができるので、廃トナーの回収作用を促進させることができる。また、振動体43の羽根部43aが直接クリーニングブレード41と接触することがないので、クリーニングブレード41による感光体ドラム3への影響を及ぼすことがない。
また、本実施形態によれば、羽根部43a同士の間隔P4を、隣接する羽根部43a同士の間隔がそれぞれ異なる間隔となるように構成することで、複数の羽根部43aが同時にフィン42aと接触することなく次々に接触するようにできるので、廃トナー搬送スクリュー42を駆動する負荷トルクの増加を少なくすることができる。
また、本実施形態によれば、羽根部43aを支持部43bにより一体的に支持するように構成し、支持部の幅43bwと羽根部の幅43awとの合計の寸法が羽根部43a同士の間隔P4以下となるように構成したことで、第1実施形態と同様に、振動体43を形成する際に、1枚のシート部材により型抜き加工での一体成型が可能となる。これにより、振動体43の材料の無駄を削減するとともに、製造工数の削減を図ることができる。
また、本実施形態によれば、羽根部43aを、幅方向が廃トナー搬送スクリュー42の軸線方向に対して傾斜した状態で配置したことで、クリーニングブレード41付近に蓄積された廃トナーを羽根部43aにより振動させる時に、廃トナーを廃トナー搬送スクリュー42の軸線方向に沿って振動させるとともに、上下方向にも振動させることができるので、効果的に廃トナーの回収作用を促進させることができる。
尚、上述した第1実施形態及び第2実施形態では、カラー画像形成可能な電子写真方式の画像形成装置に用いられる中間転写ベルトクリーニングユニット65及び感光体ドラムクリーニングユニット104について説明したが、本発明は上述したような構成の画像形成装置に限定されるものではなく、その他の構成による画像形成装置等に展開が可能である。例えば、モノクロ画像形成のみ可能な電子写真方式の画像形成装置にも適用可能である。
以上のように、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明の第1実施形態に係るクリーニング装置が採用された画像形成装置の構成を示す説明図である。 第1実施形態に係る中間転写ベルトクリーニングユニットの構成を示す斜視図である。 前記中間転写ベルトクリーニングユニットの内部構造を示す説明図である。 前記中間転写ベルトクリーニングユニットを構成する振動体の取付け状態を示す説明図である。 前記中間転写ベルトクリーニングユニットを構成する振動体と搬送スクリューの位置関係を示す説明図である。 前記中間転写ベルトクリーニングユニットを構成する振動体の構成を示す詳細図である。 前記振動体の構成を示す斜視図である。 図7のA矢視図(正面図)である。 本発明の第2実施形態に係る感光体ドラムクリーニングユニットの構成を示す斜視図である。 前記感光体ドラムクリーニングユニットの内部構造を示す説明図である。 前記感光体ドラムクリーニングユニットを構成する振動体の取付け状態を示す説明図である。 前記振動体の構成を示す説明図である。 図12のB矢視図(正面図)である。 図12のC矢視図(斜視図)である。 図12のD矢視図(斜視図)である。
符号の説明
3 感光体ドラム(トナー像担持体)
4 クリーナユニット
6 中間転写ベルトユニット
41,651 クリーニングブレード
42,652 廃トナー搬送スクリュー
42a,652a フィン(螺旋部)
43,654 振動体
43a,654a,654a1,654a2,654a3 羽根部
43aw,654aw 羽根部の幅
43b,654b 支持部
43bw,654bw 支持部の幅
61 中間転写ベルト(トナー像担持体)
65 中間転写ベルトクリーニングユニット(クリーニング装置)
100 画像形成装置
104 感光体ドラムクリーニングユニット(クリーニング装置)
653 廃トナー搬送スクリュー駆動源
P1 ピッチ間隔
P2 間隔(羽根部同士の間隔)
P3 ピッチ間隔
P4 間隔(羽根部同士の間隔)

Claims (8)

  1. 電子写真方式により画像を形成する画像形成装置におけるトナー像を担持するトナー像担持体をクリーニングするクリーニング装置であって、前記トナー像担持体表面の残留トナーを除去するクリーニングブレードと、前記クリーニングブレードにより前記トナー像担持体から除去された廃トナーを搬送する廃トナー搬送スクリューを備えたクリーニング装置において、
    フィルム体で形成され、幅方向が前記廃トナー搬送スクリューの軸線に対して略垂直に配置される面で構成される複数の羽根部を有する振動体を備え、
    前記振動体は、前記クリーニングブレードと前記廃トナー搬送スクリューとの間で、前記クリーニングブレードに近接し、且つ、前記複数の羽根部を前記廃トナー搬送スクリューの螺旋部と当接するように配置され前記廃トナー搬送スクリューの回転にともない前記廃トナー搬送スクリューと当接して変位することにより変形し、前記廃トナー搬送スクリューとの当接状態から開放されて元の状態に復元する時に振動して、前記クリーニングブレード上の前記羽根部付近の廃トナーを振動させるように構成されることを特徴とするクリーニング装置。
  2. 前記複数の羽根部は、前記廃トナー搬送スクリューの軸線方向に沿って前記螺旋部のピッチ間隔と異なる間隔で配置されることを特徴とする請求項に記載のクリーニング装置。
  3. 前記複数の羽根部は、隣接する羽根部同士の間隔がそれぞれ異なる間隔となるように配置されることを特徴とする請求項1または2に記載のクリーニング装置。
  4. 前記複数の羽根部は、隣接する羽根部同士の間隔が前記螺旋部のピッチ間隔より短い間隔で配置されることを特徴とする請求項乃至のうちの何れか一項に記載のクリーニング装置。
  5. 前記振動体は、前記クリーニングブレードのトナー像担持体の軸線に沿った両端に設けられることを特徴とする請求項1乃至のうちの何れか一項に記載のクリーニング装置。
  6. 前記振動体は、前記羽根部を支持する支持部を備え、
    前記支持部は、この支持部の幅と前記羽根部の幅との合計の寸法が前記羽根部の間隔以下となるように構成されることを特徴とする請求項1乃至のうちの何れか一項に記載のクリーニング装置。
  7. 前記トナー像担持体は、前記画像形成装置における電子写真方式によりトナー像が形成される感光体ドラムとすることを特徴とする請求項1乃至のうちの何れか一項に記載のクリーニング装置。
  8. 前記トナー像担持体は、前記画像形成装置における電子写真方式により感光体ドラムの表面に形成されたトナー像が一時的に転写されるベルト状の中間転写体とすることを特徴とする請求項1乃至のうちの何れか一項に記載のクリーニング装置。
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