JP5038410B2 - 汎用rake受信機における干渉推定のための方法と装置 - Google Patents

汎用rake受信機における干渉推定のための方法と装置 Download PDF

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Description

本発明は、一般に、通信システムおよび通信信号に関する。また、より詳細に、パラメトリック汎用RAKE(parametric G−Rake)受信機で行われるような干渉推定に関する。
干渉キャンセル技術は、現代および開発途上の通信システムにおいて重要な要素技術として位置づけられている。例えば、干渉キャンセルの動作性能は、広帯域符号分割多元接続(WCDMA)標準またはIS−2000標準に基づくセルラ通信ネットワーク等の無線通信システムのアップリンクとダウンリンクの双方における送信電力要求条件およびリンク利用効率に影響を与える。簡潔に表現すれば、よりよい干渉キャンセルを行うことにより、通常よりも低い電力レベルで、および/または、より高いデータレートでデータの送信を行うことができる。
予想することができるように、干渉キャンセルの方式諸元は、関連する通信信号のタイプやプロトコル、送信装置と受信装置の詳細等の、多くの変数の関数として変化する。しかしながら、よい干渉キャンセルの動作性能を得るためには、受信信号の干渉の特徴付けと抑圧とをリアルタイムで行う必要があることから、しばしば、相当多くの量の信号処理資源が必要になる。
例えば、G−Rake受信機は、復調特性を改善するために余分の逆拡散フィンガを使用する。フィンガ遅延値を決定するために、プロービング(probing)の手法を使用することがある。この場合には、候補の遅延値のセットに対する重みが算出され、選定されたフィンガ遅延値のセットに対して重みが再び算出される。一般的に、候補の遅延とフィンガ遅延とは、処理遅延と呼ばれる。同様に、チップ等化器は、等化器タップの設定に対応した処理遅延値を使用する。劣化相互相関(impairment cross−correlation)は劣化共分散行列(impairment covariance matrix)Rとして表現することができ、従ってこの行列は、逆拡散したデータ値をG−Rake受信機が合成するときに使用する合成重みを生成するのに使用することができる。合成重みベクトルwは次式により算出される。
w=R −1h (1)
これにより、G−Rake受信機は、劣化共分散行列を使用して、現在処理対象となっている受信信号における有色干渉の白色化を行う。ここに、hは純チャネル応答ベクトルである。
G−Rakeの場合には、関連するG−Rake受信機の種類によって、Rを生成するのにいくつかの手法がある。例えば、「パラメトリック」G−Rake受信機は、劣化共分散行列を、自己セルの干渉、白色雑音、および、他のセルの干渉からの寄与を含む、種々の異なる干渉の寄与の総和または合成と考える。このパラメトリックモデルを使用して、また、J+1個のネットワークの基地局から信号を受信すると仮定すれば、劣化共分散行列は次式で与えられる。
Figure 0005038410
ここに、Eは自己セル基地局の1チップ毎に送信される平均エネルギー、Nは白色雑音の片側電力スペクトル密度、E はj番目の他のセルの基地局から送信される1チップ毎の平均エネルギー、Rは自己セルの干渉共分散行列(interference covariance matrix)、Rはパルス整形フィルタ共分散行列(pulse shaping filter covariance matrix)を通過した白色雑音、R はj番目の他のセルの干渉共分散行列である。(式(2)の中の第2の式は、良性な信号項(benign signal term)が差し引かれるとすれば、例えば、R=R −hhとすれば、自己セルの干渉項は他のセルの干渉に対して使用される手法と同様の手法で算出することができることを強調している点に注意を要する。)
他のセルの干渉が白色雑音でモデル化することができないと仮定すると、Rの計算は、G−Rake受信機動作全体を相当複雑なものにする。Rの各要素を算出する一例は次式で与えられる。
Figure 0005038410
ここに、gはl番目の伝搬媒質係数、dはk番目のフィンガ遅延値、τはj番目のチャネル遅延値、TはCDMAのチップ周期、および、R(*)は受信パルス整形フィルタの自己相関である。(もし、送信パルスフィルタと受信パルスフィルタが同じでないならば、R(*)は送信パルスフィルタと受信パルスフィルタとの畳み込みを含むことに注意を要する。)
式を変形すると、式(3)は次式と等価であることが示される。
Figure 0005038410
ここに、Δ=d−τおよびΔ=d−τであり、Rpp(Δ−Δ)は次式で示される。
Figure 0005038410
pp(*)は事前に算出することができる。それにより、動作時間中の計算時間を節約することができ、式(4)の信号処理の実行を、数回のルックアップテーブル参照と1回の乗算にまで低減することができる。しかしながら、Rpp(*)に対するルックアップテーブル参照は、ΔとΔとの差ばかりでなく、その差がどのサンプル位相(標本値化を行う点の位相)で生ずるかに依存するので、大分複雑である。また、Rpp(*)は対称形をしていないので、ルックアップテーブルのエントリー(要素、項)を選定するときに正の遅延差と負の遅延差とを考慮に入れなければならない。
上記で述べた複雑さによって、要求されるルックアップテーブル参照の操作は多くの数の変数に依存し、これは、適切なテーブルエントリーを識別するためには多くの処理判定を行わなければならないことを意味する。従って、より高い処理電力または処理速度、および、より多くの量の動作メモリが必要になる。このような複雑さは、パラメトリックG−Rake受信機におけるRの算出に関して、式(4)を実行することによって本来なら得られるべき効率の向上を低減させることになる。
別の手法は、Rを次式で表すことである。
Figure 0005038410
視察によると、式(5)は式(4)の表現と同様であるが、R(n,n)が式(4)のRpp(*)と等価であり(置換されている)、また、R(*)の積の総和に関わるさらに複雑な表現を有する。限定された受信条件では(すなわち、伝搬チャネルにおける最小時間分散という条件では)、R(n,n)およびR(*)に対するルックアップテーブルは、数個のCDMA拡散チップわたっているだけで、許容できる動作性能を得ることができる。しかし、式(5)は、チャネル条件の範囲全体に対して、必ずしもよい動作性能を与えるものではなく、依然として相当大きな計算の複雑さを包含している。
本明細書で教示する一実施形態に従えば、受信CDMA信号に対する、現在処理対象となっている複数の遅延の間の劣化相関を決定する方法は、現在処理対象となっている複数の遅延の間の遅延差に対し、所定のチップサンプリング(標本化)位相でサンプリングした、受信CDMA信号の純チャネル応答のサンプル(標本値)としてカーネル関数を生成するステップを備える。パラメトリック汎用Rake(G−Rake)受信機の実施形態では、現在処理対象となっている遅延値は、受信信号の干渉を特徴付けるのに使用されているプロービングフィンガの遅延設定位置を表す。本方法は、このカーネル関数の畳み込みに基づいて劣化相関を決定するステップへと続く。
同じセルおよび/または異なるセルの劣化相関行列は、共分散行列として表現することができ、この行列の要素を得るためにカーネル関数を使用することは、多くの計算上の利点と実施上の利点とをもたらす。例えば、純チャネル応答が係数M倍だけオーバーサンプリングされている一実施形態では、それぞれのカーネル関数は、所定の時間ウインドウにわたって、特定のオフセットおよび特定のサンプル位相でサンプリングした、純チャネル応答のサンプルに対応しており、これはプロービング(調査用)フィンガの遅延スプレッドの最大値を含むことができる。従って、劣化相関推定回路は、それぞれのこのようなカーネル関数の、自分自身との畳み込みおよび他のそれぞれのカーネル関数との畳み込みによって相関推定値を得るように構成することができる。
処理効率は、高速フーリエ変換(FFT)処理を介して、周波数領域でこのような畳み込みを実行することにより向上する。従って、劣化相関推定回路の一実施形態は、FFT回路を含み、これらのFFT回路は、M回のFFTを実行し、これらのM個のFFTの全ての組み合わせの積を算出し、そして、M回のIFFTを実行して時間領域の劣化相関の結果を得るように構成される。これらの結果は、所定の時間ウインドウにわたる全ての遅延値の組み合わせに対する劣化相関推定値を含んでいるので、劣化相関行列の要素を決定するステップは、現在処理対象となっている遅延値の組み合わせ(すなわち、フィンガ遅延値の差)を選び出すステップを備える。このような処理は、同じセルの劣化相関と他のセルとの劣化相関の両方を決定することに対して実行することができる。この場合、同じセルの場合には、一般に良性な干渉項(benign interference term)を差し引く必要がある。
別の実施形態では、劣化相関推定回路は、カーネル関数を操作し、値ゼロを間に挿入すること(ゼロパッディング)ができるインターリーブした関数(インターリーブ関数)を生成することにより、さらに簡潔な形で実現することができる。インターリーブ関数は、シフトした形およびシフトしない形の別々のカーネル関数を合成し、従って、これにより、劣化相関推定回路は、大きさNMのFFTを1回だけの実行ですますことができる。ここに、Nはカーネル関数の長さに等しく、Mはサンプル位相の数に等しい。この手法によれば、時間領域の結果(すなわち、FFTを行った時間ウインドウの開きにわたる、全ての遅延の組み合わせに対する劣化相関推定値)は、大きさNMの1回のIFFTを実行することにより得ることができる。無論のことながら、カーネル関数の他の操作も必要または希望に応じて使用することができる。一般に、本明細書に教示する劣化相関推定のための方法と装置は、本質的に、CDMA信号に関わる任意のタイプの無線通信デバイスまたは無線通信システムにおいて使用することができる。限定的でない例として、パラメトリックG−Rake回路は、本明細書に記述されるカーネル関数処理を使用して受信信号の劣化相関を推定するように構成される。このパラメトリックG−Rake回路は、無線通信ネットワークの基地局等におけるアップリンク信号処理に、および/または、無線通信端末または無線通信ハンドセット等におけるダウンリンク信号処理に、有利に適用することができる。別の限定的でない例として、チップ等化器が、本明細書に記述されるカーネル関数処理を使用して受信信号の劣化相関を推定するように構成される。
無論のことながら、本発明は、上記の特徴および利点に限定されるものではない。当業者には、以下の詳細なる記述を読み、添付の図面を見ることにより、さらなる特徴と利点が理解されるであろう。
無線通信ネットワークの基地局の一実施形態と無線通信デバイスの一実施形態とを示すブロック図である。 受信信号の純チャネル応答からカーネル関数を生成するため論理処理を行い、これらのカーネル関数の畳み込みを行い現在処理対象となっている遅延に対する劣化相関推定値を得る、一実施形態の論理フローチャートである。 パラメトリックG−Rake受信機動作を行うように構成された受信機回路の一実施形態を示すブロック図である。 4つのチップサンプリング位相から得られたカーネル関数に対する、所与の時間間隔にわたって取った仮想的純チャネル応答を示す図である。 カーネル関数の畳み込みに対応する乗算と総和の操作を示す図である。 カーネル関数の畳み込みに対応する乗算と総和の操作を示す図である。 劣化相関推定回路の一実施形態を示すブロック図である。 図6の機能回路構成に基づく劣化相関推定の一実施形態を示す論理フローチャートである。 インターリーブしたカーネル関数の一実施形態を示す図である(このインターリーブしたカーネル関数により、カーネル関数の周波数領域処理を効率よく行うことができる)。 インターリーブしたカーネル関数の一実施形態を示す図である(このインターリーブしたカーネル関数により、カーネル関数の周波数領域処理を効率よく行うことができる)。 図8Aと図8Bのインターリーブしたカーネル関数を使用して劣化相関推定を行うための処理論理の一実施形態における論理フローチャートである。
図1は、ダウンリンク(DL)を通して無線通信デバイス12に信号を送信している基地局10を単純化した描写である。無線通信デバイス12はアップリンク(UL)を通して基地局10に信号を送信している。無線通信デバイス12は、受信機回路14、送信機回路16、および、1つ以上の付加的な処理回路を含む。この付加的な処理回路は、必要または希望によって異なるであろう特徴および使用目的に応じて設けられる。特に注意すべきは、受信機回路14は、高度な計算効率で受信信号の劣化相関を決定するように構成された劣化相関推定回路20を含む点である。
例えば、図2は、劣化相関推定処理の一実施形態を示す。図示された処理論理に従えば、劣化相関推定回路20は、受信CDMA信号の純チャネル応答のサンプル(標本値)としてカーネル関数を生成することにより、受信CDMA信号に対する、現在処理対象となっている複数の遅延の間の劣化相関を決定する。ここで使用する、複数の遅延「の間の」とは、現在処理対象となっている遅延のそれぞれの対(ペア)に対する遅延差の意味を含む。さらに詳細に、カーネル関数は、現在処理対象となっている複数の遅延間における遅延差に対し、所定のチップサンプリング(標本化)位相でサンプリングした、純チャネル応答のサンプルに基づいて求められる(ステップ100)。劣化相関推定処理は、引き続いて、カーネル関数の畳み込みを行うことに基づいて劣化相関を決定する(ステップ102)。受信機回路14のパラメトリック汎用Rake(G−Rake)における実施形態では、現在処理対象となっている遅延は、G−Rakeの処理遅延に関連する遅延である。このG−Rakeの処理遅延が干渉抑圧のために使用される。
劣化相関は、合成重みの生成、フィルタ重みの生成、および、信号品質の決定等に使用することができる。従って、当業者には、基地局10は、また、ULの信号劣化相関を推定するための劣化相関推定回路の実施形態を含むこともできること、および、無線通信デバイス12において受信機処理に焦点を当てているのは議論を容易にするためであること、が理解されるであろう。一般に、本明細書に記述する方法と装置は、受信信号の純チャネル応答のサンプルを処理することに基づいて受信信号の劣化相関の推定を行うことを教示している。このような処理技術は、アップリンク通信およびダウンリンク通信に適用可能であり、またさらに、CDMA通信の広範囲にわたる信号のタイプとシステムのタイプとに適用可能である。このことを念頭に置けば、限定的でない例として、基地局10は無線通信ネットワークの一部を備えることができる。ここで、無線通信ネットワークとは、広帯域符号分割多元接続(WCDMA)標準に従って、または、IS−2000標準に従って動作するように構成されたセルラ通信ネットワーク等の無線通信ネットワークである。従って、無線通信デバイス12は、WCDMA標準に従った動作、IS−2000標準に従った動作、または、別の標準に従った動作、を行うように構成されたセルラ無線電話機を備えることができる。一般に、無線通信デバイス12は、移動局、無線呼び出し(ページャ)、PDA、ラップトップ/パームトップコンピュータ、または、それらの中のネットワークカード等の、任意のタイプの無線通信端末または無線通信回路を備えることができる。
無線通信デバイス12の1つ以上の実施形態では、受信機回路14は、パラメトリックG−Rake受信機回路を備える。このパラメトリックG−Rake受信機回路は、パラメトリックG−Rake動作を行うように構成された1つ以上の処理回路を備えることができる。パラメトリックG−Rake受信機機能を実行するために使用される処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、および、それらの組み合わせを備えることができる。1つ以上の実施形態では、パラメトリックG−Rake受信機回路の少なくとも一部はベースバンドプロセッサの中に設けられ、ベースバンドプロセッサは、1つ以上のコンピュータプログラムまたは1つ以上のコンピュータ機能を備えるプログラム命令に従って構成された、1つ以上のマイクロプロセッサ、ディジタル信号処理装置、ASIC、FPGA、または、他のディジタル処理回路を備えることができる。
これらの種々のハードウェア/ソフトウェアを考慮に入れれば、図3のパラメトリックG−Rake受信機の実施形態は、パスサーチャ(伝搬路探索器)/フィンガ設定プロセッサ(FPP)30、チャネル推定回路32、トラフィック信号逆拡散器34、合成回路36、および、合成重み生成回路38を備える。合成重み生成回路38は、以前図示した劣化相関推定回路20の実施形態を含む。図示した劣化相関推定回路20の実施形態は、希望するカーネル関数を形成するように構成されたカーネル方程式生成回路40、および、1つ以上の算出回路を備える。これらの算出回路は、例えば、高速フーリエ変換(FFT)回路42および逆FFT(IFFT)回路44であり、カーネル関数を処理して劣化相関推定値を得るように構成される。1つ以上の実施形態では、これらの処理は畳み込みを含み、この畳み込みは、FFT処理を介して周波数領域において非常に効率よく実行される。
受信機動作の一実施形態では、受信機回路14は、受信CDMA信号のディジタルベースバンドサンプルrを得る。パスサーチャ/FPP回路30は、受信ベースバンド信号の荒い相関処理を実行し、電力遅延プロファイル(PDP)、または、他の情報で受信信号の主要なマルチパス成分の相対遅延値を識別する情報を生成する。さらに、パスサーチャ/FPP回路30のFPPの回路部分は、Rakeフィンガ設定値を決定する。すなわち、1つ以上のフィンガを使用して受信信号の逆拡散と干渉の特徴付けを行うための、遅延時間の配置を決定する。
フィンガ設定に使用されるフィンガ設定グリッドの分解能は、受信信号の「サブチップ」オーバーサンプリングレートを定義するものであると理解することができる。例えば、フィンガ設定グリッドは、受信信号の「チップ」時間の1/4の時間分解能を有することができる。
フィンガ設定の情報は、チャネル推定回路32の動作を駆動する。ここでの議論の目的では、チャネル推定回路32は、パイロットシンボルの逆拡散を行う測定フィンガまたはプロービング(probing)フィンガを含むと考えることができる。さらに詳細に、少なくとも一実施形態では、チャネル推定回路32は、測定フィンガをパスの遅延値に設定し、チャネル推定をそれらの遅延に対応した伝搬パスに対して実行することができる。
さらに、トラフィック信号逆拡散器は、現在処理対象となっている処理遅延値を使用して設定される。例えば、所与のセットにおけるそれぞれのトラフィック信号逆拡散器は、現在処理対象となっているチャネライゼーション符号が割り当てられ、現在処理対象となっているそれぞれの処理遅延値を使用して時間設定される。所与のセットのトラフィック逆拡散器は、現在処理対象となっているそれぞれのチャネライゼーション符号に対して、割り当てられ設定される。従って、合成回路36は、現在処理対象となっているそれぞれのチャネライゼーション符号に対して、その符号に割り当てられたフィンガからの逆拡散値を合成する。合成回路36における合成は、合成重み生成回路38により、受信信号の劣化相関を考慮して生成された合成重みに従って行われ、合成されたトラフィック逆拡散値の中の、同じセルおよび他のセルの干渉は、この合成重みによって抑圧される。
本明細書の「背景技術」での式(2)で述べたように、受信信号の劣化相関は、1つ以上の劣化相関行列を使用して、または、それと等価に、1つ以上の劣化共分散行列を使用して、パラメトリック形式で次式のように表すことができる。
Figure 0005038410
式(6)の劣化相関項の表現を仮定すれば、他のセルの劣化相関項は次式で表される。
Figure 0005038410
また、良性な干渉項h(d)h(dを差し引いて、同じセルの劣化相関項は次式で表される。
Figure 0005038410
式(8)の中の良性な干渉項を無視して、第1項、すなわち、和積項だけを見ると、R(d,d)はフィンガ遅延値の間の差の関数であることがわかる。これらの差は、例えば、dとdとの差であり、フィンガ遅延の実際の値ではない。(dおよびdにはチップサンプル位相に対する依存性があり、それを考慮しなければならないことに注意を要する。)さらに、式(8)の第1項は、2つの量の、現在処理対象となっている特定のラグ(lag)または遅延での畳み込みとして表すこともできることがわかる。
これらの観測から、本明細書に示された手法によれば、ただ1回の畳み込みを行うことによって式(7)または式(8)に示された劣化相関関数の全ての値が算出されることが理解される。さらに、本明細書に示された手法によれば、畳み込みは、FFT処理を使用して周波数領域において非常に効率よく実行できることが理解される。従って、劣化相関推定回路20は、これらの理解に従って構成され、受信信号の劣化相関を、好ましくはFFTにより周波数領域において実行する畳み込み処理を使用して、効率よく推定することができる。
例えば、現在処理対象となっている所与の数のフィンガ遅延に対して、劣化相関関数R(d,d)は、フィンガ遅延差および所定のチップサンプリング位相との関数として書くことができ、これらは、前記したように、フィンガ設定グリッドのサブチップ分解能に対応した、受信信号に対するオーバーサンプリング条件を表す。すなわち、現在処理対象となっているチップサンプリング位相は、フィンガ設定グリッドの上におけるフィンガのフィンガ設定位置に対応している。R(d,d)は、このような関数を使用して、上記で記述したように形成されたカーネル関数の短い線形畳み込み(short linear convolution)を使用して算出することができる。最後に、劣化相関推定値は、カーネル関数の1回以上の線形畳み込みを実行することにより決定することができる。無論のことながら、このような処理は、R(d,d)に対しても使用することができる。
従って、遅延値がそれぞれdおよびdに設定された2つのフィンガの間の劣化相関を算出するために、式(8)の第1の項は、遅延差とサンプル位相との関数として次式のように書き換えることができる。
Figure 0005038410
ここに、Δ=d−d、また、k=d−[d/M]×M(Mはオーバーサンプリングレート、[x]はxの整数部分を示す)である。式(9)は、Rのサンプル位相kおよび遅延差Δへの依存性を明示するものである。劣化相関推定回路20は、この式を使用して、カーネル関数zを次式で表すことにより、計算効率の大幅な向上が得られるように構成される。
Figure 0005038410
従って、式(9)は次式のようになる。
Figure 0005038410
ここに、q=[(k+Δ)/M]およびp=k+Δ−qMのときには、z(k,Δ,m)=z(p,0,m−q)である性質に注意を要する。もしpが0とM−1との間に限られるとすれば、これらの性質によって、任意のRの値を算出するのに必要な全てのものは、インデックスk=0,...,M−1で示されるM個のサブチップサンプリング位相に対するM個のカーネル関数z(p,0,m)であるという、ここで利用される有用な結果を得ることができる。図4は、オーバーサンプリングレートM=4に対応した、4つの異なるサンプリング位相に対するカーネル関数zを図示したものである。
図4より、カーネル関数zは、所定のサンプリング位相でサンプリングした、純チャネル応答のサンプルを表していることがわかる。当業者には、純チャネル応答は、送信機パルス整形フィルタ応答と、伝搬媒質応答と、受信機パルス整形フィルタ応答との畳み込みとして決定することができると理解されるであろう。送信フィルタ応答と受信フィルタ応答とが整合している場合には、送信フィルタ応答または受信フィルタ応答の自己相関を算出することができる。
いずれの場合にも、ここでは、相関は、単に時間を逆にした1つの関数との線形畳み込みであると理解される。この洞察を仮定するならば、ここでは、さらに、所定の時間ウインドウにわたって観測したカーネル関数の畳み込みを実行することにより、現在処理対象となっている全てのプロービングフィンガ遅延に対する劣化相関を算出することができ、また、この時間ウインドウはフィンガ間の遅延スプレッドの最大値の関数として設定することができると理解される。
無論のことながら、畳み込みが適用される遅延の組み合わせは、関わるカーネル関数に依存する。例えば、
z(0,0,m)※z(0,0,−m) (12)
は、k=0およびΔ=nTに対する相関関数値を与える(nは整数であり、※は線形畳み込みを示す)。それぞれのカーネル関数の、自分自身のコピーで時間を逆にしたものとの畳み込み、および、他のM−1個のカーネル関数との畳み込みにより、全てのサンプル位相と全ての遅延値に対する相関関数が得られる。図5Aおよび図5Bは畳み込みの手法を部分的に示したものであり、カーネル関数を畳み込むことに関わる乗算と総和を描いている。
図4に示すように、カーネル関数がサブチップ間隔のラスタ上に描かれた純チャネル応答を表すと認識することにより、カーネル関数の特徴と利点をよりよく理解することができる。劣化相関推定回路20は、ΔをMの倍数とし、特定のサンプル位相kと遅延差Δに対してR(k,Δ)を算出するように構成することができる。k=0から出発して、以下の式が得られる。
Figure 0005038410
上記の表現は、q=[(k+Δ)/M]およびp=k+Δ−qMのときにz(k,Δ,m)=z(p,0,m−q)であるという上記で述べた事実を利用している。従って、Δ=iMに対するR(0,Δ)の値は、カーネル関数にそれ自身をシフトした関数を乗算し、それらの総和をとった形で表される。Δ=iMに対する十分な表現式を書き出すことにより、R(0,iM)の連続した値は、自分自身の共役関数z(0,0,m)で時刻を過去にスライドした関数により得られることが明らかになる。従って、
(0,iM)=z(0,0,m)※z(0,0,−m) i=−∞,...,∞ (14)
である。ここに、※は畳み込みを示し、また、時刻の反転は畳み込みが相関を正確に表現するために必要であると理解されるべきである。同様に、
(1,iM)=z(1,0,m)※z(1,0,−m)
(2,iM)=z(2,0,m)※z(2,0,−m) i=−∞,...,∞ (15)
(3,iM)=z(3,0,m)※z(3,0,−m)
と表される。
式(12)〜式(15)はR(k,Δ)のチップ間隔の遅延値をカーネル関数から決定することを示しているが、劣化相関推定回路20は、すぐ上記で述べた操作に従って、種々の異なるサンプリング位相のカーネル関数の畳み込みを行うことにより、R(k,Δ)のサブチップ遅延値を決定するように構成することができる。最終結果は、M個の畳み込みがR(k,Δ)の全てのサンプルを与えるということであり、ここにM個の畳み込みは、それぞれのカーネル関数は全てのカーネル関数の共役関数との畳み込みが取られるということを意味する。
これらの繰り返しの畳み込みは、本質的に、いくつかの畳み込みの重複を含むことに注意を要する。従って、1つ以上の実施形態では、劣化相関推定回路20は、畳み込み処理の重複を回避する論理を含み、これにより、(M+M)/2個の重複のない畳み込み行うだけでよいことになる。
畳み込みの効率が改善されるか否かには拘わらず、劣化相関推定回路20は、周波数領域でカーネル関数処理を実行するように構成し、計算効率を大幅に向上させることができる。例えば、図6は、カーネル関数の周波数領域処理を行うように構成された劣化相関推定回路20の構成を図示したものである。図示された実施形態の回路は、複数個のFFT回路50、1つの積回路52、および、複数個のIFFT回路54を含む。オーバーサンプリングレートがMの場合には、カーネル関数zに対するサンプリング位相はk=0,...,M−1であり、一実施形態では、M個のFFT回路50,および、M個のIFFT回路54が存在する。IFFT回路54は、積回路52によって形成された積の処理を行う。積回路52は、M個のFFTの全ての組み合わせの積を備え、Rおよび/またはRの行列要素に値を入れるための時間領域における劣化相関推定値を得る。
図7は、図6に図示する機能回路の構成に関連する処理論理の一実施形態を示す。この処理論理は、劣化相関推定回路20によってハードウェアおよび/またはソフトウェアで実現することができる。処理は、k=0,...,M−1および−N/2≦m≦N/2に対するz(k,0,m)の算出から開始される(ステップ110)。一実施形態値ではN=32であるが、このパラメータは、チップ/サブチップの間隔および予想される遅延スプレッドの最大値により、必要または希望に応じて、調整することができる。
処理は、引き続いてk=0,...,M−1に対するz(k,0,m)のFFT=Z(ω)の算出が行われる(ステップ112)。次に、インデックスをk=0、n=0とする(ステップ114)。そして、処理は、引き続いてY(ω)=Z(ω)Z (ω)を算出し(ステップ116)、次ぎに、Y(ω)のIFFTを算出する(ステップ118)。同じセルの劣化相関行列Rの中のR(d,d)の項の算出のためには、良性な干渉項h(d)h(dが差し引かれることに注意を要する。処理は、引き続いてnを増加させてn=n+1とし(ステップ120)、n=Mかどうかを判定する(ステップ122)。もし、n<Mであれば、処理はステップ116に戻りY(ω)の次の値の算出を行う。それ以外であれば、処理は、引き続いてn=0、k=k+1と設定し(ステップ124)、k=Mかどうかを判定する(ステップ126)。もしk=Mならば、少なくとも現在の計算間隔に関しては、種々の異なるサンプル位相に対応する畳み込みの種々の組み合わせは、現在処理対象となっている遅延値に対して完了したことになり、これらの遅延値に関する処理は終了する。もしk=Mでなければ、処理はステップ116に戻る。
劣化相関推定回路20の別の実施形態は、複数の畳み込みがカーネル関数の適当なインターリービングに基づいて並列に実行可能であることを利用する。具体的には、劣化相関推定回路20は、カーネル関数に操作を加えて、カーネル関数を異なるインターリービングパターンを持つ2つの新しい関数、f(n)およびf(n)にするように構成することができる。図8Aおよび図8Bは、それぞれ、M=4に対するf(n)およびf(n)を示す。ここに、関数f(n)は、
(iM)=z(0,0,i)
(iM+1)=z(1,0,i)
i=−∞,...,∞ (16)
(iM+M−1)=z(M−1,0,i)
で与えられ、関数f(n)は、
(iM)=z(0,0,i)
(iM+M)=z(1,0,i)
i=−∞,...,∞ (17)
(iM+(M−1)M)=z(M−1,0,i)
で与えられることがわかる。カーネル関数のゼロでない値の間の水平軸に沿って分布する中空の円は値がゼロであることを示している。
図8Aおよび図8Bに示されるように、f(n)とf(n)との対応する値を乗算してその積の総和を取れば、R(0,0)が得られるであろう。もし、f(n)を1サンプルだけ右にシフトして、劣化相関推定回路20で乗算を行って総和を取ればR(0,1)が得られる。このように、シフトしたf(n)の関数値に対して乗算と総和を実行することにより、全ての劣化相関推定値を得ることができる。これは、劣化相関推定回路20は、f(n)とf(n)とを畳み込むことにより、希望する全ての劣化相関推定値R(k,Δ)を得るように構成することができることを意味する。
再び、畳み込みは時間領域でも周波数領域でも実行することが可能なので、インターリーブ関数の畳み込みをFFT/IFFT処理を介して実行するように劣化相関推定回路20を構成することにより、効率の改善を行うことができる。このようにすることは、これらの処理を2回のFFTと1回のIFFTに低減することになる。幾つかの応用では必ずしも必要ではないが、一般に、関数f(n)およびf(n)に値ゼロを挿入する(ゼロパッディングを施す)ことは、エイリアシングを回避できて、それにより線形畳み込みが保証されることが理解されるべきである。
図9は、上記のインターリーブ関数の操作を実行するための処理論理を図示したものである。この処理論理は、劣化相関推定回路20の実施形態の中に設けることができる。ここに、処理は、k=0,...,M−1および−N/2≦m≦N/2に対するz(k,0,m)を算出するステップから開始される(ステップ130)。処理は、引き続いて、カーネル関数を操作して、式(16)および式(17)に示されるようにインターリーブしたカーネル関数を形成する(ステップ132)。
劣化相関推定回路20は、引き続いて、f(n)およびf(n)の、ともに大きさNMのFFTの計算を行い(ステップ134)、周波数領域で表現した積Y(ω)=F(ω)F (ω)を算出し(ステップ136)、さらに、大きさNMのIFFTを実行して時間領域の劣化相関推定値を得る。そして、劣化相関推定回路20は、この劣化相関推定値から、プロービングフィンガの遅延値の希望する全ての組み合わせに対応する劣化相関関数値を抽出する(ステップ138)。再び、劣化相関推定回路20は、Rの要素を算出するために、IFFTの結果から良性な干渉項h(d)h(d)を差し引く。そして、少なくとも現在の計算間隔に関しては、処理を終了する。
従って、劣化相関推定回路20は、カーネル関数の種々の異なるサンプル位相の組み合わせに関してそれぞれのFFTとIFFTとを実行するように構成することができる。また、別の実施形態では、カーネル関数に比較的簡単な操作を加えることにより周波数領域の処理を簡単化し、上記で説明したインターリーブ関数を得るように構成することもできる。さらに、他の考察を行うこともできる。
例えば、上記の実施形態は、2つの異なる手法の内の1つを選択していると考えることができる。1つの手法は、特定のサンプル位相と特定のラグのチップ間隔オフセットに対する相関関数値を、任意の他のサンプル位相およびラグとは独立に算出する手法であり、もう1つの手法は、全てのサンプル位相とラグを一緒に算出する手法である。しかし、劣化相関推定回路20は、カーネル方程式処理の中間の形に対して構成することもできる。
例えば、特定のサンプル位相の全てのラグ(プロービングフィンガの遅延値)を一緒に算出する場合を考える。この場合には、f(n)およびf(n)は以下のように再定義することができる。f(n)は、
(iM)=z(0,0,i)
(iM+1)=z(1,0,i)
i=−∞,...,∞ (18)
(iM+M−1)=z(M−1,0,i)
また、関数f(n)は、
(iM)=z(k,0,i)
(iM+1)=0
i=−∞,...,∞ (19)
(iM+M−1)=0
ここに(再び)、kは相関関数の算出を希望するサンプル位相である。FFT/IFFTの大きさがNMでなくてNMでなければならない点を除いて、以前の実施形態に対して述べた手順が当てはまる。
さらに別の場合を考えると、受信機回路14はチップ間隔のパス遅延とチップ間隔のフィンガを使用して構成することができる。このような場合には、チャネル遅延値のサンプル位相に対応したz(k,0,m)だけを算出することで十分である。時間領域または周波数領域でz(k,0,m)※z(k,0,−m)を算出することにより、希望する全ての相関関数値が得られるであろう。
さらに加えれば、1つ以上の上記の実施形態はG−Rake受信機回路の詳細を示しているが、本明細書で教示する方法と装置とは、他のタイプの受信機にも有利に適用することができて、劣化相関推定値を効率よく決定することができる。限定的でない例として、受信機回路14は、1つ以上の実施形態においてチップ等化器として構成することができる。このようなチップ等化器の実施形態では、上記の教示に従って、カーネル関数が生成され処理されて、劣化相関推定値が求められる。チップ等化器の実施形態では、劣化相関推定値は、等化器係数としても知られる、合成重みを形成するのに使用される。従って、1つ以上の実施形態において、受信機回路14は、チップ等化器回路を備え、または、含み、このチップ等化器回路は、受信CDMA信号に対し、現在処理対象となっている複数の遅延の間の劣化相関を決定する方法を実行するように構成される。
本方法は、現在処理対象となっている複数の遅延の間の遅延差に対し、所定のチップサンプリング位相でサンプリングした、受信CDMA信号の純チャネル応答のサンプルとしてカーネル関数を生成するステップと、カーネル関数の畳み込みに基づいて劣化相関を決定するステップとを備える。さらに、チップ等化器回路は、劣化相関値を使用して劣化相関行列の行列要素を算出し、チップ等化器のタップ設定を行うことに基づいて、現在処理対象となっている複数の遅延値を求め、そして、これらの遅延値の差がタップ間の遅延差に対応するように構成される。
無論のことながら、本発明は前記した議論には限定されない。また、添付の図面にも限定されるものではない。本発明は、添付の特許請求の範囲、およびその法的均等物によってのみ限定される。

Claims (25)

  1. 受信された符号分割多元接続(CDMA信号について処理対象となっている複数の遅延間における劣化相関を決定する方法であって、
    前記処理対象となっている複数の遅延間の遅延差について定義されたチップサンプリング位相で取得された前記CDMA信号の純チャネル応答のサンプルとして複数のカーネル関数を生成するステップと、
    前記複数のカーネル関数を畳み込み処理することに基づいて劣化相関を決定するステップと
    を備えたことを特徴とする方法。
  2. 前記複数のカーネル関数を畳み込み処理することに基づいて劣化相関を決定する前記ステップは、
    1つ以上の高速フーリエ変換(FFT)を使用して周波数領域でカーネル関数の畳み込み処理を実行するステップ
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記処理対象となっている複数の遅延と関連した最大の遅延スプレッドに基づいて前記1つ以上の高速フーリエ変換(FFT)のサイズを設定するステップ
    をさらに備えたことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 前記複数のカーネル関数を畳み込み処理することに基づいて劣化相関を決定する前記ステップは、
    前記処理対象となっている複数の遅延の各ペア間におけるサブチップ劣化相関を決定するために、前記定義されたチップサンプリング位相の1つ1つに対応したカーネル関数を畳み込み処理するステップ
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 前記処理対象となっている複数の遅延の各ペア間におけるサブチップ劣化相関を決定するために、前記定義されたチップサンプリング位相の1つ1つに対応したカーネル関数を畳み込み処理する前記ステップは、
    それぞれことなるサンプリング位相についての前記カーネル関数に関与した一連の線形畳み込みに対応して、何回かの高速フーリエ変換を実行するステップ
    を備えていることを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 前記処理対象となっている複数の遅延の各ペア間におけるサブチップ劣化相関を決定するために、前記定義されたチップサンプリング位相の1つ1つに対応したカーネル関数を畳み込み処理するステップは、
    前記複数のカーネル関数をインターリーブ処理するステップと、
    前記インターリーブ処理された前記複数のカーネル関数について高速フーリエ変換を実行するステップと
    を備えたことを特徴とする請求項4に記載の方法。
  7. 前記処理対象となっている複数の遅延間の遅延差について定義されたチップサンプリング位相で取得された前記CDMA信号の純チャネル応答のサンプルとして複数のカーネル関数を生成する前記ステップは、
    前記CDMA信号について定義された時間ウインドウ内で、1つ以上のチップ間隔を空けられた複数のサンプリング回数のそれぞれについて、1つ以上のチップサンプリング位相のそれぞれについてのカーネル関数を演算するステップ
    を備え
    前記CDMA信号について定義された時間ウインドウは、前記CDMA信号についての前記処理対象となっている複数の遅延における最大の遅延スプレッドに対応していることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. 前記複数のカーネル関数を畳み込み処理することに基づいて劣化相関を決定するステップは、
    周波数領域での畳み込み結果を取得するために、高速フーリエ変換を通じて周波数領域で前記カーネル関数を畳み込み処理するステップと、
    前記周波数領域での畳み込み結果に対して逆高速フーリエ変換(IFFT)を実行することによって、時間領域での劣化相関値を生成するステップと
    を備えていることを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 前記処理対象となっている複数の遅延間の遅延差について定義されたチップサンプリング位相で取得された前記CDMA信号の純チャネル応答のサンプルとして複数のカーネル関数を生成する前記ステップは、
    前記CDMA信号について定義された時間ウインドウ内で、1つ以上のチップ間隔を空けられた複数のサンプリング回数のそれぞれについて、1つ以上のチップサンプリング位相のそれぞれについてのカーネル関数を演算するステップと、
    インターリーブされたカーネル関数を取得するために、前記カーネル関数をインターリーブ処理するステップと
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  10. 前記複数のカーネル関数を畳み込み処理することに基づいて劣化相関を決定する前記ステップは、
    周波数領域での畳み込み結果を取得するために、前記インターリーブされたカーネル関数に対して高速フーリエ変換を実行するステップと、
    前記周波数領域での畳み込み結果に対して逆高速フーリエ変換(IFFT)を実行することによって、時間領域での劣化相関値を生成するステップと
    を備えていることを特徴とする請求項9に記載の方法。
  11. パラメトリック汎用Rake(G−Rake)において、前記劣化相関を使用して劣化相関行列の要素を決定するステップと、
    フィンガ遅延間の差に前記遅延差が対応するよう、G−Rakeフィンガの位置に基づいて前記処理対象となっている複数の遅延を決定するステップと
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  12. 前記劣化相関を使用してチップ等化器において劣化相関行列の要素を決定するステップと、
    タップ遅延間の差に前記遅延差が対応するよう、チップ等化器のタップ位置に基づいて前記処理対象となっている複数の遅延を決定するステップと
    をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  13. 受信された符号分割多元接続(CDMA信号について処理対象となっている複数の遅延間における劣化相関を決定する受信回路であって、
    前記受信回路は1つ以上の処理回路を備え、
    前記1つ以上の処理回路は、
    前記処理対象となっている複数の遅延間の遅延差について定義されたチップサンプリング位相で取得された前記CDMA信号の純チャネル応答のサンプルとして複数のカーネル関数を生成し、
    前記複数のカーネル関数を畳み込み処理することに基づいて劣化相関を決定する
    ように構成されていることを特徴とする受信回路。
  14. 前記1つ以上の処理回路は、
    1つ以上の高速フーリエ変換(FFT)を使用して周波数領域でカーネル関数の畳み込み処理を実行することで、前記複数のカーネル関数を畳み込み処理することに基づいて劣化相関を決定するように構成されている
    ことを特徴とする請求項13に記載の受信回路。
  15. 前記1つ以上の処理回路によって実行される前記1つ以上の高速フーリエ変換(FFT)のサイズは、前記処理対象となっている複数の遅延と関連した最大の遅延スプレッドに基づいて設定されている
    ことを特徴とする請求項14に記載の受信回路。
  16. 前記1つ以上の処理回路は、
    前記処理対象となる複数の遅延の各ペア間におけるサブチップ劣化相関を決定するために、前記定義されたチップサンプリング位相の1つ1つに対応したカーネル関数を畳み込み処理することで、前記複数のカーネル関数を畳み込み処理することに基づいて劣化相関を決定するように構成されている
    ことを特徴とする請求項13に記載の受信回路。
  17. 前記1つ以上の処理回路は、
    それぞれことなるサンプリング位相についての前記カーネル関数に関与した一連の線形畳み込みに対応して、何回かの高速フーリエ変換を実行することで、前記処理対象となっている複数の遅延の各ペア間におけるサブチップ劣化相関を決定するために、前記定義されたチップサンプリング位相の1つ1つに対応したカーネル関数を畳み込み処理するように構成されている
    ことを特徴とする請求項16に記載の受信回路。
  18. 前記1つ以上の処理回路は、
    前記複数のカーネル関数をインターリーブ処理し、前記インターリーブ処理された前記複数のカーネル関数について高速フーリエ変換を実行することによって、前記処理対象となる複数の遅延の各ペア間におけるサブチップ劣化相関を決定するために、前記定義されたチップサンプリング位相の1つ1つに対応したカーネル関数を畳み込み処理するように構成されている
    ことを特徴とする請求項16に記載の受信回路。
  19. 前記1つ以上の処理回路は、
    前記CDMA信号について定義された時間ウインドウ内で、1つ以上のチップ間隔を空けられた複数のサンプリング回数のそれぞれについて、1つ以上のチップサンプリング位相のそれぞれについてのカーネル関数を演算することによって、前記処理対象となる複数の遅延間の遅延差について定義されたチップサンプリング位相で取得された前記CDMA信号の純チャネル応答のサンプルとして複数のカーネル関数を生成するように構成されており、
    前記CDMA信号について定義された時間ウインドウは、前記CDMA信号についての前記処理対象となっている複数の遅延における最大の遅延スプレッドに対応している
    ことを特徴とする請求項13に記載の受信回路。
  20. 前記1つ以上の処理回路は、
    周波数領域での畳み込み結果を取得するために、高速フーリエ変換を通じて周波数領域で前記カーネル関数を畳み込み処理し、前記周波数領域での畳み込み結果に対して逆高速フーリエ変換(IFFT)を実行することで時間領域での劣化相関値を生成することによって、前記複数のカーネル関数を畳み込み処理することに基づいて劣化相関を決定するように構成されている
    ことを特徴とする請求項19に記載の受信回路。
  21. 前記1つ以上の処理回路は、
    前記CDMA信号について定義された時間ウインドウ内で、1つ以上のチップ間隔を空けられた複数のサンプリング回数のそれぞれについて、1つ以上のチップサンプリング位相のそれぞれについてのカーネル関数を演算し、インターリーブされたカーネル関数を取得するために、前記カーネル関数をインターリーブ処理することによって、前記処理対象となる複数の遅延間の遅延差について定義されたチップサンプリング位相で取得された前記CDMA信号の純チャネル応答のサンプルとして複数のカーネル関数を生成するように構成されている
    ことを特徴とする請求項13に記載の受信回路。
  22. 前記1つ以上の処理回路は、
    周波数領域での畳み込み結果を取得するために、前記インターリーブされたカーネル関数に対して高速フーリエ変換を実行し、前記周波数領域での畳み込み結果に対して逆高速フーリエ変換(IFFT)を実行することで時間領域での劣化相関値を生成することによって、前記複数のカーネル関数を畳み込み処理することに基づいて劣化相関を決定するように構成されている
    ことを特徴とする請求項21に記載の受信回路。
  23. 前記受信回路は、
    前記劣化相関を使用して劣化相関行列の要素を決定するように構成されたパラメトリック汎用Rake(G−Rake)
    を備え
    前記パラメトリック汎用Rake(G−Rake)は、
    フィンガ遅延間の差に前記遅延差が対応するよう、G−Rakeフィンガの位置に基づいて前記処理対象となっている複数の遅延を決定するように構成されていることを特徴とする請求項13に記載の受信回路。
  24. 前記受信回路は、
    前記劣化相関を使用して劣化相関行列の要素を決定するように構成されたチップ等化器をさらに備え
    前記チップ等化器は、
    タップ遅延間の差に前記遅延差が対応するよう前記チップ等化器のタップ位置に基づいて前記処理対象となっている複数の遅延を決定するように構成されていることを特徴とする請求項13に記載の受信回路。
  25. 請求項13に記載の前記受信回路を備えたことを特徴とする無線通信装置。
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