JP5036274B2 - 熱処理装置および熱処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体ウェハーや液晶表示装置用ガラス基板等(以下、単に「基板」と称する)を加熱プレート上に載置して加熱処理を行う熱処理技術、特に加熱プレート上に載置した基板にフラッシュランプから閃光を照射して加熱処理を行う熱処理装置および方法に関する。
従来より、イオン注入後の半導体ウェハーのイオン活性化工程においては、ハロゲンランプを使用したランプアニール装置が一般的に使用されていた。このようなランプアニール装置においては、半導体ウェハーを、例えば、1000℃ないし1100℃程度の温度に加熱(アニール)することにより、半導体ウェハーのイオン活性化を実行している。そして、このような熱処理装置においては、ハロゲンランプより照射される光のエネルギーを利用することにより、毎秒数百度程度の速度で基板を昇温する構成となっている。
一方、近年、半導体デバイスの高集積化が進展し、ゲート長が短くなるにつれて接合深さも浅くすることが望まれている。しかしながら、毎秒数百度程度の速度で半導体ウェハーを昇温する上記ランプアニール装置を使用して半導体ウェハーのイオン活性化を実行した場合においても、半導体ウェハーに打ち込まれたボロンやリン等のイオンが熱によって深く拡散するという現象が生ずることが判明した。このような現象が発生した場合においては、接合深さが要求よりも深くなり過ぎ、良好なデバイス形成に支障が生じることが懸念される。
このため、キセノンフラッシュランプを使用して半導体ウェハーの表面にフラッシュ光を照射することにより、イオンが注入された半導体ウェハーの表面のみを極めて短時間(数ミリセカンド以下)に昇温させる技術が提案されている(例えば、特許文献1,2)。キセノンフラッシュランプの放射分光分布は紫外域から近赤外域であり、従来のハロゲンランプよりも波長が短く、シリコンの半導体ウェハーの基礎吸収帯とほぼ一致している。よって、キセノンフラッシュランプから半導体ウェハーにフラッシュ光を照射したときには、透過光が少なく半導体ウェハーを急速に昇温することが可能である。また、数ミリセカンド以下の極めて短時間のフラッシュ光照射であれば、半導体ウェハーの表面近傍のみを選択的に昇温できることも判明している。このため、キセノンフラッシュランプによる極短時間の昇温であれば、イオンを深く拡散させることなく、イオン活性化のみを実行することができるのである。
特開2004−55821号公報 特開2004−88052号公報
しかしながら、このようなキセノンフラッシュランプを使用した熱処理装置によって1ロット(例えば25枚)の半導体ウェハーを連続して加熱処理したときに、最初の数枚については処理後のシート抵抗値が他のウェハーよりも小さくなっている、つまり加熱処理時の温度が他のウェハーよりも高くなっていることが判明した。特に、ロットの最初の1枚については、加熱処理時の温度が顕著に高くなっている。このため、1ロットの全ての半導体ウェハーについて均一な熱処理を行うことができないという問題が生じていた。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、連続して加熱処理を行う全ての基板について安定して均一な熱処理を行うことができる熱処理装置および熱処理方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、基板を加熱プレート上に載置して加熱処理を行う熱処理装置において、前記加熱プレートを収容するチャンバーと、前記チャンバー内にて前記加熱プレートを移動させる移動手段と、前記移動手段を制御する制御手段と、前記加熱プレートに保持されて予備加熱された基板に閃光を照射するフラッシュランプと、前記フラッシュランプから出射された閃光を透過して前記チャンバー内に導く透光板と、を備え、前記制御手段は、処理対象となる基板に定常処理を行うときに、前記チャンバーに基板の搬出入を行うときに前記加熱プレートが位置する受渡位置と前記フラッシュランプから基板に閃光照射を行うときに前記加熱プレートが位置する処理位置との間で所定温度に加熱された前記加熱プレートを所定の昇降パターンに従って昇降させるとともに、基板が前記チャンバー内に搬入される前の待機状態中にも前記所定温度に加熱された前記加熱プレートが前記昇降パターンに従って昇降し、基板を処理することなく前記加熱プレートが前記透光板への接近と離間とを繰り返すように前記移動手段を制御することを特徴とする。
また、請求項の発明は、請求項の発明に係る熱処理装置において、前記制御手段は、前記待機状態中に前記加熱プレートが前記昇降パターンに従って前記処理位置に移動したときに閃光照射を行うように前記フラッシュランプの点灯を制御することを特徴とする。
また、請求項の発明は、請求項1または請求項2の発明に係る熱処理装置において、前記チャンバー内にガス供給を行うガス供給手段をさらに備え、前記制御手段は、基板に前記定常処理を行うときに前記チャンバー内に所定のガス供給パターンに従ってガス供給を行うとともに、前記待機状態中に前記加熱プレートが前記昇降パターンに従って昇降するのと連動して前記チャンバー内に前記ガス供給パターンに従ったガス供給を行うように前記ガス供給手段を制御することを特徴とする。
また、請求項の発明は、請求項から請求項のいずれかの発明に係る熱処理装置において、前記制御手段は、前記チャンバーに基板が搬入される時点で前記加熱プレートが前記受渡位置に位置するように、前記待機状態中における前記加熱プレートの昇降を開始させることを特徴とする。
また、請求項5の発明は、加熱プレート上に載置した基板にフラッシュランプから閃光を照射して加熱処理を行う熱処理方法において、処理対象となる基板に定常処理を行うときに、前記加熱プレートを収容するチャンバーに基板の搬出入を行うときに前記加熱プレートが位置する受渡位置と前記フラッシュランプから基板に閃光照射を行うときに前記加熱プレートが位置する処理位置との間で所定温度に加熱された前記加熱プレートを所定の昇降パターンに従って昇降させる定常時昇降工程と、基板が前記チャンバー内に搬入される前の待機状態中に、前記所定温度に加熱された前記加熱プレートを前記昇降パターンに従って昇降させ、基板を処理することなく前記加熱プレートに前記フラッシュランプから出射された閃光を透過して前記チャンバー内に導く透光板への接近と離間とを繰り返させる待機時昇降工程と、を備えることを特徴とする。
また、請求項の発明は、請求項の発明に係る熱処理方法において、前記待機状態中に前記加熱プレートが前記昇降パターンに従って前記処理位置に移動したときに前記フラッシュランプから閃光照射を行うことを特徴とする。
また、請求項の発明は、請求項または請求項の発明に係る熱処理方法において、前記チャンバーに基板が搬入される時点で前記加熱プレートが前記受渡位置に位置するように、前記待機状態中における前記加熱プレートの昇降を開始することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、基板がチャンバー内に搬入される前の待機状態中にも所定温度に加熱された加熱プレートが定常処理時の昇降パターンに従って昇降し、基板を処理することなく加熱プレートが透光板への接近と離間とを繰り返すため、最初の基板がチャンバー内に搬入された時点でチャンバー内の環境が連続処理中と同様の安定状態となっており、連続して加熱処理を行う全ての基板について安定して均一な熱処理を行うことができる。また、加熱プレートに保持されて予備加熱された基板に閃光を照射するフラッシュランプを備えており、連続してフラッシュ加熱処理を行う全ての基板について安定して均一な熱処理を行うことができる。
また、請求項の発明によれば、待機状態中に加熱プレートが定常処理時の昇降パターンに従って処理位置に移動したときに閃光照射を行うため、チャンバー内の環境が連続処理中により近い安定状態となっており、連続して加熱処理を行う全ての基板についてより安定して均一な熱処理を行うことができる。
また、請求項の発明によれば、待機状態中に加熱プレートが定常処理時の昇降パターンに従って昇降するのと連動してチャンバー内に定常処理時のガス供給パターンに従ったガス供給を行うため、チャンバー内の環境が連続処理中により近い安定状態となっており、連続して加熱処理を行う全ての基板についてより安定して均一な熱処理を行うことができる。
また、請求項の発明によれば、チャンバーに基板が搬入される時点で加熱プレートが受渡位置に位置するように、待機状態中における加熱プレートの昇降を開始するため、当該基板を無駄な待ち時間無くチャンバーに搬入して処理を開始することができる。
また、請求項5の発明によれば、基板がチャンバー内に搬入される前の待機状態中に、所定温度に加熱された加熱プレートを定常処理時の昇降パターンに従って昇降させ、基板を処理することなく加熱プレートに透光板への接近と離間とを繰り返させるため、最初の基板がチャンバー内に搬入された時点でチャンバー内の環境が連続処理中と同様の安定状態となっており、連続して加熱処理を行う全ての基板について安定して均一な熱処理を行うことができる。
また、請求項の発明によれば、待機状態中に加熱プレートが定常処理時の昇降パターンに従って処理位置に移動したときにフラッシュランプから閃光照射を行うため、チャンバー内の環境が連続処理中により近い安定状態となっており、連続して加熱処理を行う全ての基板についてより安定して均一な熱処理を行うことができる。
また、請求項の発明によれば、チャンバーに基板が搬入される時点で加熱プレートが受渡位置に位置するように、待機状態中における加熱プレートの昇降を開始するため、当該基板を無駄な待ち時間無くチャンバーに搬入して処理を開始することができる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について詳細に説明する。
まず、本発明に係る熱処理装置の全体構成について概説する。図1は、本発明に係る熱処理装置1の構成を示す側断面図である。熱処理装置1は基板として略円形の半導体ウェハーWに閃光(フラッシュ光)を照射してその半導体ウェハーWを加熱するフラッシュランプアニール装置である。
熱処理装置1は、半導体ウェハーWを収容する略円筒形状のチャンバー6を備える。チャンバー6は、略円筒状の内壁を有するチャンバー側部63、および、チャンバー側部63の下部を覆うチャンバー底部62によって構成される。また、チャンバー側部63およびチャンバー底部62によって囲まれる空間が熱処理空間65として規定される。熱処理空間65の上方は上部開口60とされている。
また、熱処理装置1は、上部開口60に装着されて上部開口60を閉塞する閉塞部材である透光板61、チャンバー6の内部において半導体ウェハーWを保持しつつ予備加熱を行う略円板状の保持部7、保持部7をチャンバー6の底面であるチャンバー底部62に対して昇降させる保持部昇降機構4、保持部7に保持される半導体ウェハーWに透光板61を介してフラッシュ光を照射することにより半導体ウェハーWを加熱するキセノンフラッシュランプ(以下、単に「フラッシュランプ」という)69を内蔵するランプハウス5、および、これらの構成を制御して熱処理を行う制御部3を備える。
チャンバー6は、ランプハウス5の下方に設けられている。チャンバー6の上部に設けられてチャンバー天井部を構成する透光板61は、例えば、石英等により形成された円板形状部材であり、フラッシュランプ69から出射された光を透過して熱処理空間65に導くチャンバー窓として機能する。チャンバー6の本体を構成するチャンバー底部62およびチャンバー側部63は、例えば、ステンレススチール等の強度と耐熱性に優れた金属材料にて形成されており、チャンバー側部63の内側面の上部のリング631は、光照射による劣化に対してステンレススチールより優れた耐久性を有するアルミニウム(Al)合金等で形成されている。
また、熱処理空間65の気密性を維持するために、透光板61とチャンバー側部63とはOリングによってシールされている。すなわち、透光板61の下面周縁部とチャンバー側部63との間にOリングを挟み込むとともに、クランプリング90を透光板61の上面周縁部に当接させ、そのクランプリング90をチャンバー側部63にネジ止めすることによって、透光板61をOリングに押し付けている。
チャンバー底部62には、保持部7を貫通して半導体ウェハーWをその下面から支持するための複数(本実施の形態では3本)の支持ピン70が立設されている。支持ピン70は、例えば石英により形成されており、チャンバー6の外部から固定されているため、容易に取り替えることができる。
チャンバー側部63は、半導体ウェハーWの搬入および搬出を行うための搬送開口部66を有し、搬送開口部66は、軸662を中心に回動するゲートバルブ185により開閉可能とされる。チャンバー側部63における搬送開口部66とは反対側の部位には熱処理空間65に処理ガス(例えば、窒素(N2)ガスやヘリウム(He)ガス、アルゴン(Ar)ガス等の不活性ガス、あるいは、酸素(02)ガス等)を導入する導入路81が形成され、その一端はガスバルブ82を介して図示省略の給気機構に接続され、他端はチャンバー側部63の内部に形成されるガス導入バッファ83に接続される。また、搬送開口部66には熱処理空間65内の気体を排出する排出路86が形成され、ガスバルブ87を介して図示省略の排気機構に接続される。
図2は、チャンバー6をガス導入バッファ83の位置にて水平面で切断した断面図である。図2に示すように、ガス導入バッファ83は、図1に示す搬送開口部66の反対側においてチャンバー側部63の内周の約1/3に亘って形成されており、導入路81を介してガス導入バッファ83に導かれた処理ガスは、複数のガス供給孔84から熱処理空間65内へと供給される。
図1に示す保持部昇降機構4は、略円筒状のシャフト41、移動板42、ガイド部材43(本実施の形態ではシャフト41の周りに3本配置される)、固定板44、ボールネジ45、ナット46およびモータ40を有する。チャンバー6の下部であるチャンバー底部62には保持部7よりも小さい直径を有する略円形の下部開口64が形成されており、ステンレススチール製のシャフト41は、下部開口64を挿通して、保持部7(厳密には保持部7のホットプレート71)の下面に接続されて保持部7を支持する。
移動板42にはボールネジ45と螺合するナット46が固定されている。また、移動板42は、チャンバー底部62に固定されて下方へと伸びるガイド部材43により摺動自在に案内されて上下方向に移動可能とされる。また、移動板42は、シャフト41を介して保持部7に連結される。
モータ40は、ガイド部材43の下端部に取り付けられる固定板44に設置され、タイミングベルト401を介してボールネジ45に接続される。保持部昇降機構4により保持部7が昇降する際には、駆動部であるモータ40が制御部3の制御によりボールネジ45を回転し、ナット46が固定された移動板42がガイド部材43に沿って鉛直方向に移動する。この結果、移動板42に固定されたシャフト41が鉛直方向に沿って移動し、シャフト41に接続された保持部7が、チャンバー6に半導体ウェハーWの搬出入が行われるときに保持部7が位置する「受渡位置」(図1に示す保持部7のチャンバー6内における位置)とフラッシュランプ69から半導体ウェハーWに閃光照射が行われるときに保持部7が位置する「処理位置」(図4に示す保持部7のチャンバー6内における位置)との間で滑らかに昇降する。
移動板42の上面には略半円筒状(円筒を長手方向に沿って半分に切断した形状)のメカストッパ451がボールネジ45に沿うように立設されており、仮に何らかの異常により移動板42が所定の上昇限界を超えて上昇しようとしても、メカストッパ451の上端がボールネジ45の端部に設けられた端板452に突き当たることによって移動板42の異常上昇が防止される。これにより、保持部7が透光板61の下方の所定位置以上に上昇することはなく、保持部7と透光板61との衝突が防止される。
また、保持部昇降機構4は、チャンバー6の内部のメンテナンスを行う際に保持部7を手動にて昇降させる手動昇降部49を有する。手動昇降部49はハンドル491および回転軸492を有し、ハンドル491を介して回転軸492を回転することより、タイミングベルト495を介して回転軸492に接続されるボールネジ45を回転して保持部7の昇降を行うことができる。
チャンバー底部62の下側には、シャフト41の周囲を囲み下方へと伸びる伸縮自在のベローズ47が設けられ、その上端はチャンバー底部62の下面に接続される。一方、ベローズ47の下端はベローズ下端板471に取り付けられている。べローズ下端板471は、鍔状部材411によってシャフト41にネジ止めされて取り付けられている。保持部昇降機構4により保持部7がチャンバー底部62に対して上昇する際にはベローズ47が収縮され、下降する際にはべローズ47が伸張される。そして、保持部7が昇降する際にも、ベローズ47が伸縮することによって熱処理空間65内の気密状態が維持される。
保持部7は、半導体ウェハーWを予備加熱(いわゆるアシスト加熱)するホットプレート(加熱プレート)71、および、ホットプレート71の上面(保持部7が半導体ウェハーWを保持する側の面)に設置されるサセプタ72を有してチャンバー6に収容される。保持部7の下面には、既述のように保持部7を昇降するシャフト41が接続される。サセプタ72は石英(あるいは、窒化アルミニウム(AIN)等であってもよい)により形成され、その上面には半導体ウェハーWの位置ずれを防止するピン75が設けられる。サセプタ72は、その下面をホットプレート71の上面に面接触させてホットプレート71上に設置される。これにより、サセプタ72は、ホットプレート71からの熱エネルギーを拡散してサセプタ72上面に載置された半導体ウェハーWに伝達するとともに、メンテナンス時にはホットプレート71から取り外して洗浄可能とされる。
ホットプレート71は、ステンレススチール製の上部プレート73および下部プレート74にて構成される。上部プレート73と下部プレート74との間には、ホットプレート71を加熱するニクロム線等の抵抗加熱線が配設され、導電性のニッケル(Ni)ロウが充填されて封止されている。また、上部プレート73および下部プレート74の端部はロウ付けにより接着されている。
図3は、ホットプレート71を示す平面図である。図3に示すように、ホットプレート71は、保持される半導体ウェハーWと対向する領域の中央部に同心円状に配置される円板状のゾーン711および円環状のゾーン712、並びに、ゾーン712の周囲の略円環状の領域を周方向に4等分割した4つのゾーン713〜716を備え、各ゾーン間には若干の間隙が形成されている。また、ホットプレート71には、支持ピン70が挿通される3つの貫通孔77が、ゾーン711とゾーン712との隙間の周上に120°毎に設けられる。
6つのゾーン711〜716のそれぞれには、相互に独立した抵抗加熱線が周回するように配設されてヒータが形成されており、各ゾーンに内蔵されたヒータにより各ゾーンが個別に加熱される。保持部7に保持された半導体ウェハーWは、6つのゾーン711〜716に内蔵されたヒータにより加熱される。また、ゾーン711〜716のそれぞれには、熱電対を用いて各ゾーンの温度を計測するセンサ710が設けられている。各センサ710は略円筒状のシャフト41の内部を通り制御部3に接続される。
ホットプレート71が加熱される際には、センサ710により計測される6つのゾーン711〜716のそれぞれの温度が予め設定された所定の温度になるように、各ゾーンに配設された抵抗加熱線への電力供給量が制御部3により制御される。制御部3による各ゾーンの温度制御はPID(Proportional,Integral,Derivative)制御により行われる。ホットプレート71では、半導体ウェハーWの熱処理(複数の半導体ウェハーWを連続的に処理する場合は、全ての半導体ウェハーWの熱処理)が終了するまでゾーン711〜716のそれぞれの温度が継続的に計測され、各ゾーンに配設された抵抗加熱線への電力供給量が個別に制御されて、すなわち、各ゾーンに内蔵されたヒータの温度が個別に制御されて各ゾーンの温度が設定温度に維持される。なお、各ゾーンの設定温度は、基準となる温度から個別に設定されたオフセット値だけ変更することが可能とされる。
6つのゾーン711〜716にそれぞれ配設される抵抗加熱線は、シャフト41の内部を通る電力線を介してプレート電源98(図5参照)に接続されている。プレート電源98から各ゾーンに至る経路途中において、プレート電源98からの電力線は、マグネシア(マグネシウム酸化物)等の絶縁体を充填したステンレスチューブの内部に互いに電気的に絶縁状態となるように配置される。なお、シャフト41の内部は大気開放されている。
図1に示すランプハウス5は、複数(本実施の形態においては30本)のフラッシュランプ69およびリフレクタ52を有する。複数のフラッシュランプ69は、それぞれが長尺の円筒形状を有する棒状ランプであり、それぞれの長手方向が保持部7に保持される半導体ウェハーWの主面に沿って互いに平行となるように平面状に配列されている。リフレクタ52は、複数のフラッシュランプ69の上方にそれら全体を覆うように設けられ、その表面はブラスト処理により粗面化加工が施されて梨地模様を呈する。また、光拡散板53(ディフューザ)は、表面に光拡散加工を施した石英ガラスにより形成され、透光板61との間に所定の間隙を設けてランプハウス5の下面側に設置される。熱処理装置1には、メンテナンス時にランプハウス5をチャンバー6に対して相対的に上昇させて水平方向にスライド移動させるランプハウス移動機構55がさらに設けられる。
キセノンフラッシュランプ69は、その内部にキセノンガスが封入されその両端部にコンデンサーに接続された陽極および陰極が配設されたガラス管と、該ガラス管の外周面上に巻回されたトリガー電極とを備える。キセノンガスは電気的には絶縁体であることから、通常の状態ではガラス管内に電気は流れない。しかしながら、トリガー電極に高電圧を印加して絶縁を破壊した場合には、コンデンサーに蓄えられた電気がガラス管内に瞬時に流れ、そのときのジュール熱でキセノンガスが加熱されて光が放出される。このキセノンフラッシュランプ69においては、予め蓄えられていた静電エネルギーが0.1ミリセカンドないし10ミリセカンドという極めて短い光パルスに変換されることから、連続点灯の光源に比べて極めて強い光を照射し得るという特徴を有する。
制御部3は、熱処理装置1に設けられた上記の種々の動作機構を制御する。図5は、制御部3の構成を示すブロック図である。制御部3のハードウェアとしての構成は一般的なコンピュータと同様である。すなわち、制御部3は、各種演算処理を行うCPU31、基本プログラムを記憶する読み出し専用のメモリであるROM32、各種情報を記憶する読み書き自在のメモリであるRAM33および制御用ソフトウェアやデータなどを記憶しておく磁気ディスク34をバスライン39に接続して構成されている。
また、バスライン39には、チャンバー6内にてホットプレート71を昇降させる保持部昇降機構4のモータ40、フラッシュランプ69に電力供給を行うランプ電源99、チャンバー6内への処理ガスの給排を行うガスバルブ82,87、搬送開口部66を開閉するゲートバルブ185およびホットプレート71のゾーン711〜716への電力供給を行うプレート電源98等が電気的に接続されている。制御部3のCPU31は、磁気ディスク34に格納された制御用ソフトウェアを実行することにより、これらの各動作機構を制御して、半導体ウェハーWの加熱処理を進行する。
さらに、バスライン39には、表示部21および入力部22が電気的に接続されている。表示部21は、例えば液晶ディスプレイ等を用いて構成されており、処理結果やレシピ内容等の種々の情報を表示する。入力部22は、例えばキーボードやマウス等を用いて構成されており、コマンドやパラメータ等の入力を受け付ける。装置のオペレータは、表示部21に表示された内容を確認しつつ入力部22からコマンドやパラメータ等の入力を行うことができる。なお、表示部21と入力部22とを一体化してタッチパネルとして構成するようにしても良い。
また、熱処理装置1の制御部3の上位の制御機構としてホストコンピュータ100が設けられている。すなわち、熱処理装置1はホストコンピュータ100によってオンラインで管理されており、ホストコンピュータ100には複数の熱処理装置1が接続されていても良い。ホストコンピュータ100は、各種演算処理を行うCPU、基本プログラムを記憶する読み出し専用のメモリであるROM、各種情報を記憶する読み書き自在のメモリであるRAMおよび制御用アプリケーションやデータなどを記憶しておく磁気ディスク等を備えており、一般的なコンピュータと同様の構成を有している。ホストコンピュータ100は、熱処理装置1に処理手順および処理条件を記述したレシピを渡すとともに、半導体ウェハーWの生産管理情報を伝達する。
なお、上記の構成以外にも、本実施形態の熱処理装置1は、半導体ウェハーWの熱処理時にフラッシュランプ69およびホットプレート71から発生する熱エネルギーによるチャンバー6およびランプハウス5の過剰な温度上昇を防止するため、様々な冷却用の構造(図示省略)を備えている。例えば、チャンバー6のチャンバー側部63およびチャンバー底部62には水冷管が設けられており、ランプハウス5は内部に気体を供給する供給管とサイレンサ付きの排気管が設けられて空冷構造とされている。また、透光板61とランプハウス5(の光拡散板53)との間隙には圧縮空気が供給され、ランプハウス5および透光板61を冷却するとともに、間隙に存在する有機物等を排除して熱処理時における光拡散板53および透光板61への付着を抑制する。
次に、熱処理装置1における半導体ウェハーWの処理手順について説明する。本実施形態の処理対象となる半導体ウェハーWはイオン注入法により不純物が添加された半導体基板であり、添加された不純物の活性化が熱処理装置1によるフラッシュ加熱処理により行われる。ここでは、まず、半導体ウェハーWの定常処理の手順について説明する。定常処理とは、熱処理装置1によって実際の半導体ウェハーWに施される通常ルーチンの加熱処理であり、制御部3がホストコンピュータ100から渡されたレシピに記述された手順に従って熱処理装置1の各動作機構を制御することにより進行する。図6は、熱処理装置1が半導体ウェハーWに定常処理を行うときの動作手順を示すフローチャートである。また、図7は、定常処理時の保持部7の昇降パターン(動作パターン)を示すタイミングチャートである。
まず、保持部7が図4に示す処理位置から図1に示す受渡位置に下降する(ステップS1)。すなわち、熱処理装置1における保持部7の基準位置は処理位置であり、処理前にあっては保持部7は処理位置に位置しており、これが処理開始に際して受渡位置に下降するのである。図1に示すように、保持部7が受渡位置にまで下降するとチャンバー底部62に近接し、支持ピン70の先端が保持部7を貫通して保持部7の上方に突出する。
保持部7が受渡位置に下降したときに、ガスバルブ82およびガスバルブ87が開かれてチャンバー6の熱処理空間65内に常温の窒素ガスが導入される。続いて、ゲートバルブ185が開いて搬送開口部66が開放され、装置外部の搬送ロボットにより搬送開口部66を介してイオン注入後の半導体ウェハーWがチャンバー6内に搬入され、複数の支持ピン70上に載置される(ステップS2)。
半導体ウェハーWの搬入時におけるチャンバー6への窒素ガスのパージ量は約40リットル/分とされ、供給された窒素ガスはチャンバー6内においてガス導入バッファ83から図2中に示す矢印AR4の方向へと流れ、図1に示す排出路86およびガスバルブ87を介してユーティリティ排気により排気される。また、チャンバー6に供給された窒素ガスの一部は、べローズ47の内側に設けられる排出口(図示省略)からも排出される。なお、以下で説明する各ステップにおいて、チャンバー6には常に窒素ガスが供給および排気され続けており、窒素ガスの供給量は半導体ウェハーWの処理工程に合わせて様々に変更される。
半導体ウェハーWがチャンバー6内に搬入されると、ゲートバルブ185により搬送開口部66が閉鎖される。そして、ステップS3に進み、保持部昇降機構4により保持部7が受渡位置から透光板61に近接した処理位置にまで上昇する。保持部7が受渡位置から上昇する過程において、半導体ウェハーWは支持ピン70から保持部7のサセプタ72へと渡され、サセプタ72の上面に載置・保持される。そして、保持部7が処理位置にまで上昇するとサセプタ72に載置された半導体ウェハーWも処理位置に保持されることとなる。
ホットプレート71の6つのゾーン711〜716のそれぞれは、各ゾーンの内部(上部プレート73と下部プレート74との間)に個別に配設された抵抗加熱線により所定の温度まで加熱されている。保持部7が処理位置まで上昇して半導体ウェハーWが保持部7と接触することにより、その半導体ウェハーWは予備加熱されて温度が次第に上昇する(ステップS4)。
この処理位置にて約60秒間の予備加熱が行われ、半導体ウェハーWの温度が予め設定された予備加熱温度T1まで上昇する。予備加熱温度T1は、半導体ウェハーWに添加された不純物が熱により拡散する恐れのない、200℃ないし600℃程度、好ましくは350℃ないし550℃程度とされる。また、保持部7と透光板61との間の距離は、保持部昇降機構4のモータ40の回転量を制御することにより任意に調整することが可能とされている。
約60秒間の予備加熱時間が経過した後、保持部7が処理位置に位置したまま制御部3の制御によりランプハウス5のフラッシュランプ69から半導体ウェハーWへ向けてフラッシュ光が照射される。このとき、フラッシュランプ69から放射されるフラッシュ光の一部は直接にチャンバー6内へと向かい、他の一部は一旦リフレクタ52により反射されてからチャンバー6内へと向かい、これらのフラッシュ光の照射により半導体ウェハーWのフラッシュ加熱が行われる(ステップS5)。フラッシュ加熱は、フラッシュランプ69からの閃光照射により行われるため、半導体ウェハーWの表面温度を短時間で上昇することができる。
すなわち、ランプハウス5のフラッシュランプ69から照射されるフラッシュ光は、予め蓄えられていた静電エネルギーが極めて短い光パルスに変換された、照射時間が0.1ミリ秒ないし10ミリ秒程度の極めて短く強い閃光である。そして、フラッシュランプ69からの閃光照射によりフラッシュ加熱される半導体ウェハーWの表面温度は、瞬間的に1000℃ないし1100℃程度の処理温度T2まで上昇し、半導体ウェハーWに添加された不純物が活性化された後、表面温度が急速に下降する。このように、熱処理装置1では、半導体ウェハーWの表面温度を極めて短時間で昇降することができるため、半導体ウェハーWに添加された不純物の熱による拡散(この拡散現象を、半導体ウェハーW中の不純物のプロファイルがなまる、ともいう)を抑制しつつ不純物の活性化を行うことができる。なお、添加不純物の活性化に必要な時間はその熱拡散に必要な時間に比較して極めて短いため、0.1ミリセカンドないし10ミリセカンド程度の拡散が生じない短時間であっても活性化は完了する。
また、フラッシュ加熱の前に保持部7により半導体ウェハーWを予備加熱しておくことにより、フラッシュランプ69からの閃光照射によって半導体ウェハーWの表面温度を処理温度T2まで速やかに上昇させることができる。
フラッシュ加熱が終了し、処理位置における約10秒間の待機の後、ステップS6に進んで保持部7が保持部昇降機構4により再び図1に示す受渡位置まで下降し、半導体ウェハーWが保持部7から支持ピン70へと渡される。続いて、ゲートバルブ185により閉鎖されていた搬送開口部66が開放され、支持ピン70上に載置された半導体ウェハーWは装置外部の搬送ロボットにより搬出され(ステップS7)、熱処理装置1における半導体ウェハーWのフラッシュ加熱処理が完了する。連続して複数の半導体ウェハーWを処理するときには、このステップS7の段階にて次の新たな半導体ウェハーWをチャンバー6内に搬入して支持ピン70に載置する。すなわち、処理済みの半導体ウェハーWと未処理の半導体ウェハーWとの交換が装置外部の搬送ロボットによって行われるのである。
既述のように、熱処理装置1における半導体ウェハーWの熱処理時には窒素ガスがチャンバー6に継続的に供給されており、その供給量は、保持部7が処理位置に位置するときには約30リットル/分とされ、保持部7が処理位置以外の位置に位置するときには約40リットル/分とされる。
以上のように、熱処理装置1によって処理対象となる実際の半導体ウェハーWに定常処理を行うときには、制御部3の制御により保持部7のホットプレート71が図7に示すような昇降パターン(動作パターン)に従って昇降動作を行う。熱処理装置1にて1ロット(例えば25枚)の半導体ウェハーWを連続して処理するときには、処理済みの半導体ウェハーWが搬出されて新たな半導体ウェハーWがチャンバー6内に搬入された後に図6のステップS7からステップS3に戻り、全ての半導体ウェハーWについての処理が完了するまでステップS3〜ステップS7の手順が繰り返される。この過程において、保持部7のホットプレート71も図7の昇降パターンに従った昇降動作を繰り返し行う。
また、上述したように、半導体ウェハーWに定常処理を行うときには、保持部7が処理位置に位置するときは約30リットル/分、処理位置以外の位置に位置するときは約40リットル/分にてチャンバー6内に窒素ガスを供給するというガス供給パターンに従ったガス供給を制御部3の制御により実行している。熱処理装置1にて1ロットの半導体ウェハーWを連続して処理するときには、当然にこのようなガス供給パターンに従ったガス供給が繰り返し行われることとなる。
ところで、熱処理装置1にて1ロットの半導体ウェハーWを連続して処理したときに、最初の数枚について、特に最初の1枚についてはフラッシュ加熱時のウェハー到達温度がその後の他のウェハーよりも顕著に高くなる傾向のあることは既述した通りである。これは、熱処理装置1における保持部7の基準位置が処理位置であり、ロットの最初の半導体ウェハーWがチャンバー6内に搬入される前の待機状態の時点では保持部7のホットプレート71が継続して透光板61に近接していることによるものと考えられる。すなわち、ホットプレート71は半導体ウェハーWを200℃ないし600℃程度の予備加熱温度T1に昇温できる程度にまで加熱されており、このような高温のホットプレート71が長時間透光板61に近接していると、ホットプレート71からの輻射熱によって透光板61の温度も上昇する。そして、ロットの最初の半導体ウェハーWは温度上昇した透光板61の近くで予備加熱されるため、設定よりも高い温度に予備加熱された結果としてフラッシュ加熱時のウェハー到達温度も高くなったものと考えられる。
その後、ロットに含まれる続く半導体ウェハーWを連続して処理するにつれて、保持部7が図7の昇降パターンに従った昇降動作を繰り返し、ホットプレート71が透光板61への接近と離間とを繰り返すこととなるため、透光板61の温度も上記待機状態のときよりも徐々に低下し、概ね5枚目の半導体ウェハーWの処理を行うあたりから安定(安定した後の温度を以下「安定温度」と称する)する。これに伴って、ロットに含まれる半導体ウェハーWのうち5枚目くらいからは予備加熱温度も安定し、その結果フラッシュ加熱時のウェハー到達温度も安定した均一なものとなる。
上述のような要因によって、1ロットの半導体ウェハーWを連続して処理したときの最初の数枚についてはフラッシュ加熱時のウェハー到達温度が高くなり、かかる問題は当然にロットの最初の半導体ウェハーWに最も顕著に表れる。
このため、本実施形態においては、ロットの最初の半導体ウェハーWがチャンバー6内に搬入される前の待機状態中にも保持部7のホットプレート71が図7の昇降パターン(つまり定常処理時の昇降パターン)に従って昇降動作を行うように制御部3が保持部昇降機構4のモータ40を制御している。すなわち、半導体ウェハーWがチャンバー6に搬入されるよりも前の段階から実際の処理時と同様の昇降動作を保持部7のホットプレート71が行うのである。なお、待機状態中に保持部7が昇降動作を行うときに半導体ウェハーWを保持していないのは勿論であるが、ホットプレート71は定常処理時と同様の所定温度にまで制御部3の制御によって加熱されている。また、待機状態中の保持部7の昇降動作は、図7の昇降パターンを所定数繰り返す。待機状態中に繰り返す昇降パターンのサイクル数は、従来において定常処理時に安定温度が得られる枚数程度(上記の例では5回)とすれば良く、単数であっても複数であっても良い。
このようにすれば、実際の半導体ウェハーWを処理することなくホットプレート71が透光板61への接近と離間とを繰り返すこととなり、透光板61の温度が徐々に低下して定常処理時の安定温度に近づく。そして、ロットの最初の半導体ウェハーWがチャンバー6内に搬入されて処理が行われる時点では、透光板61の温度が既に数枚の半導体ウェハーWが処理された後と同様の安定温度となっており、当該最初の半導体ウェハーW以後に連続して加熱処理される全ての半導体ウェハーWの予備加熱温度を安定させることができ、その結果ロットに含まれて連続処理される全ての半導体ウェハーWのフラッシュ加熱時のウェハー到達温度を安定した均一なものとすることができる。
ロットの最初の半導体ウェハーWがチャンバー6内に搬入される前の待機状態中にホットプレート71を定常処理時の昇降パターンに従って昇降させることの技術的意義は、仮想の半導体ウェハーWに処理を行って定常処理時と同様の動作をホットプレート71に行わせることにより、透光板61の温度のみならず、チャンバー6内において半導体ウェハーWを処理する際の全ての環境パラメータを定常処理時の安定状態に近づける点にある。よって、ホットプレート71の昇降動作に加えて、チャンバー6内の環境パラメータを定常処理時の安定状態に近づける種々の動作を行うようにしても良い。
例えば、半導体ウェハーWに定常処理を行うときに、保持部7が処理位置に位置するときは約30リットル/分、処理位置以外の位置に位置するときは約40リットル/分にてチャンバー6内に窒素ガスを供給するというガス供給パターンに従ったガス供給を制御部3の制御により実行していたが、ロットの最初の半導体ウェハーWがチャンバー6内に搬入される前の待機状態中にもチャンバー6内に当該ガス供給パターンに従った窒素ガス供給を行うように制御部3がガスバルブ82およびガスバルブ87を制御するようにしても良い。このときには、待機状態中にホットプレート71が定常処理時の昇降パターンに従って昇降するのと連動して上記ガス供給パターンに従った窒素ガス供給を行う。具体的には、待機状態中に仮想的に半導体ウェハーWがチャンバー6内に搬入されたものと仮定してその仮想半導体ウェハーWに定常処理を行うようにホットプレート71の昇降動作およびチャンバー6内へのガス供給を行う。
このようにすれば、ロットの最初の半導体ウェハーWがチャンバー6内に搬入されて処理が行われる時点では、チャンバー6内の環境パラメータをホットプレート71の昇降動作のみのときよりもさらに安定状態に近づけることが可能となり、その結果ロットに含まれて連続処理される全ての半導体ウェハーWのフラッシュ加熱時のウェハー到達温度をより安定した均一なものとすることができる。
また、待機状態中にホットプレート71が定常処理時の昇降パターンに従って昇降するのと連動してフラッシュランプ69からの閃光照射を行うようにしても良い。すなわち、待機状態中にホットプレート71が図7の昇降パターンに従って処理位置に上昇したときに閃光照射を行うようにフラッシュランプ69の点灯を制御部3が制御するようにする。このようにすれば、チャンバー6内の環境パラメータをホットプレート71の昇降動作のみのときよりもさらに安定状態に近づけることできる。もっとも、待機状態中にフラッシュランプ69を頻繁に点灯させると、フラッシュランプ69自体の損耗が激しいだけでなく多量の電力を無駄に消費するため、待機状態中のフラッシュランプ69の点灯は必要に応じて適宜行うことが好ましい。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、この発明はその趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば、待機状態中に制御部3の制御によって実行する動作としては、ホットプレート71の昇降動作、チャンバー6内への窒素ガス供給、フラッシュランプ69からの閃光照射に限定されるものではなく、実際の半導体ウェハーWに定常処理を行うときに熱処理装置1の各動作機構が実行すると同じ他の動作であっても良い。例えば、待機状態中にホットプレート71が定常処理時の昇降パターンに従って昇降するのと連動してゲートバルブ185が搬送開口部66を開閉するようにしても良い。具体的には、待機状態中にホットプレート71が図7の昇降パターンに従って受渡位置に下降したときに搬送開口部66を開放するように制御部3がゲートバルブ185を制御する。実際の半導体ウェハーWを処理する定常処理時に近い動作を待機状態中にも熱処理装置1に行わせるほど、チャンバー6内の環境パラメータを定常処理時の安定状態に近づけることでき、連続してフラッシュ加熱処理を行う全ての半導体ウェハーWについてより安定して均一な熱処理を行うことができる。
また、チャンバー6に処理対象となる半導体ウェハーWが搬入される時点で保持部7が受渡位置に位置するように、上述した待機状態中における保持部7の図7の昇降パターンに従った昇降を開始しても良い。すなわち、上記実施形態のような待機状態中における保持部7の昇降動作を行うと、実際に処理対象となるロットの最初の半導体ウェハーWをチャンバー6に搬入するタイミングが限定される(具体的には、待機状態中に保持部7が図7の昇降パターンに従った昇降動作を行うときに仮想的に半導体ウェハーWを搬入するタイミングと装置外部の搬送ロボットが実際の半導体ウェハーWを搬入するタイミングが一致したとき)。そこで、チャンバー6に処理対象となる実際の半導体ウェハーWが搬入される時点で保持部7が受渡位置に位置するように待機状態中における保持部7の昇降動作を制御すれば、実際に処理対象となるロットの最初の半導体ウェハーWを待ち時間無くチャンバー6に搬入することができる。
熱処理装置1における半導体ウェハーWの処理はホストコンピュータ100によって管理されており、上述した装置外部の搬送ロボットによってチャンバー6に処理対象となる半導体ウェハーWが搬入されるタイミングはホストコンピュータ100から制御部3に伝達される生産管理情報によって制御部3側で事前に知ることができる。熱処理装置1の制御部3は、ホストコンピュータ100から伝達された生産管理情報に基づいて、処理対象となるロットの最初の半導体ウェハーWがチャンバー6に搬入されるタイミングを察知し、その時点で保持部7が受渡位置に位置するように待機状態中における保持部7の定常処理時昇降パターンに従った昇降動作を開始させる。
また、上記実施形態においては、ホットプレート71を有する保持部7が昇降動作を行う構成となっていたが、固定設置されたホットプレート71に対してランプハウス5が昇降する構成であっても良い。このような構成においては、処理対象となる半導体ウェハーWに定常処理を行うときにフラッシュランプ69を所定の昇降パターンに従って昇降させることとなる。そして、半導体ウェハーWがチャンバー6内に搬入される前の待機状態中にもフラッシュランプ69を当該昇降パターンに従って昇降させるようにすれば、チャンバー6内の環境パラメータを定常処理時の安定状態に近づけることでき、連続してフラッシュ加熱処理を行う全ての半導体ウェハーWについてより安定して均一な熱処理を行うことができる。
また、上記各実施形態においては、ランプハウス5に30本のフラッシュランプ69を備えるようにしていたが、これに限定されるものではなく、フラッシュランプ69の本数は任意の数とすることができる。また、フラッシュランプ69はキセノンフラッシュランプに限定されるものではなく、クリプトンフラッシュランプであっても良い。
また、保持部7の昇降パターンは図7に示したものに限定されず、処理内容に応じた任意のものとすることができる。
また、チャンバー6内に供給するガスは窒素ガスに限定されるものではなく、他の種類のガスであっても良く、その流量を10リットル/分〜50リットル/分の範囲にて適宜に設定した任意のガス供給パターンに従ったガス供給を行うようにしても良い。
また、本発明に係る技術は、フラッシュランプ69を使用した熱処理装置に限らず、チャンバー内で移動(鉛直方向の昇降以外も含む)するホットプレート上に半導体ウェハーWを載置して加熱処理を行う他の種類の熱処理装置にも適用することが可能である。このような熱処理装置においては、チャンバー内でホットプレートが移動することによって、チャンバー壁面の一部が昇温するというようにチャンバー内の環境パラメータが変化する。そこで、ロットの最初の半導体ウェハーWがチャンバー内に搬入される前の待機状態中にもホットプレートが定常処理時の動作パターンに従って移動するようにすれば、半導体ウェハーがチャンバー内に搬入されて処理が開始される時点でのチャンバー内の環境パラメータを定常処理時の安定状態に近づけることでき、連続して加熱処理を行う全ての半導体ウェハーWについて安定して均一な熱処理を行うことができる。
また、上記各実施形態においては、半導体ウェハーに光を照射してイオン活性化処理を行うようにしていたが、本発明にかかる熱処理装置による処理対象となる基板は半導体ウェハーに限定されるものではない。例えば、窒化シリコン膜や多結晶シリコン膜等の種々のシリコン膜が形成されたガラス基板に対して本発明にかかる熱処理装置による処理を行っても良い。一例として、CVD法によりガラス基板上に形成した多結晶シリコン膜にシリコンをイオン注入して非晶質化した非晶質シリコン膜を形成し、さらにその上に反射防止膜となる酸化シリコン膜を形成する。この状態で、本発明にかかる熱処理装置により非晶質のシリコン膜の全面に光照射を行い、非晶質のシリコン膜が多結晶化した多結晶シリコン膜を形成することもできる。
また、ガラス基板上に下地酸化シリコン膜、アモルファスシリコンを結晶化したポリシリコン膜を形成し、そのポリシリコン膜にリンやボロン等の不純物をドーピングした構造のTFT基板に対して本発明にかかる熱処理装置により光照射を行い、ドーピング工程で打ち込まれた不純物の活性化を行うこともできる。
本発明に係る熱処理装置の構成を示す側断面図である。 図1の熱処理装置のガス路を示す断面図である。 ホットプレートを示す平面図である。 図1の熱処理装置の構成を示す側断面図である。 制御部の構成を示すブロック図である。 熱処理装置が半導体ウェハーに定常処理を行うときの動作手順を示すフローチャートである。 定常処理時の保持部の昇降パターン(動作パターン)を示すタイミングチャートである。
符号の説明
1 熱処理装置
3 制御部
4 保持部昇降機構
5 ランプハウス
6 チャンバー
7 保持部
40 モータ
61 透光板
65 熱処理空間
69 フラッシュランプ
71 ホットプレート
72 サセプタ
82,87 ガスバルブ
83 ガス導入バッファ
100 ホストコンピュータ
W 半導体ウェハー

Claims (7)

  1. 基板を加熱プレート上に載置して加熱処理を行う熱処理装置であって、
    前記加熱プレートを収容するチャンバーと、
    前記チャンバー内にて前記加熱プレートを移動させる移動手段と、
    前記移動手段を制御する制御手段と、
    前記加熱プレートに保持されて予備加熱された基板に閃光を照射するフラッシュランプと、
    前記フラッシュランプから出射された閃光を透過して前記チャンバー内に導く透光板と、
    を備え、
    前記制御手段は、処理対象となる基板に定常処理を行うときに、前記チャンバーに基板の搬出入を行うときに前記加熱プレートが位置する受渡位置と前記フラッシュランプから基板に閃光照射を行うときに前記加熱プレートが位置する処理位置との間で所定温度に加熱された前記加熱プレートを所定の昇降パターンに従って昇降させるとともに、基板が前記チャンバー内に搬入される前の待機状態中にも前記所定温度に加熱された前記加熱プレートが前記昇降パターンに従って昇降し、基板を処理することなく前記加熱プレートが前記透光板への接近と離間とを繰り返すように前記移動手段を制御することを特徴とする熱処理装置。
  2. 請求項1記載の熱処理装置において、
    前記制御手段は、前記待機状態中に前記加熱プレートが前記昇降パターンに従って前記処理位置に移動したときに閃光照射を行うように前記フラッシュランプの点灯を制御することを特徴とする熱処理装置。
  3. 請求項1または請求項2記載の熱処理装置において、
    前記チャンバー内にガス供給を行うガス供給手段をさらに備え、
    前記制御手段は、基板に前記定常処理を行うときに前記チャンバー内に所定のガス供給パターンに従ってガス供給を行うとともに、前記待機状態中に前記加熱プレートが前記昇降パターンに従って昇降するのと連動して前記チャンバー内に前記ガス供給パターンに従ったガス供給を行うように前記ガス供給手段を制御することを特徴とする熱処理装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の熱処理装置において、
    前記制御手段は、前記チャンバーに基板が搬入される時点で前記加熱プレートが前記受渡位置に位置するように、前記待機状態中における前記加熱プレートの昇降を開始させることを特徴とする熱処理装置。
  5. 加熱プレート上に載置した基板にフラッシュランプから閃光を照射して加熱処理を行う熱処理方法であって、
    処理対象となる基板に定常処理を行うときに、前記加熱プレートを収容するチャンバーに基板の搬出入を行うときに前記加熱プレートが位置する受渡位置と前記フラッシュランプから基板に閃光照射を行うときに前記加熱プレートが位置する処理位置との間で所定温度に加熱された前記加熱プレートを所定の昇降パターンに従って昇降させる定常時昇降工程と、
    基板が前記チャンバー内に搬入される前の待機状態中に、前記所定温度に加熱された前記加熱プレートを前記昇降パターンに従って昇降させ、基板を処理することなく前記加熱プレートに前記フラッシュランプから出射された閃光を透過して前記チャンバー内に導く透光板への接近と離間とを繰り返させる待機時昇降工程と、
    を備えることを特徴とする熱処理方法。
  6. 請求項5記載の熱処理方法において、
    前記待機状態中に前記加熱プレートが前記昇降パターンに従って前記処理位置に移動したときに前記フラッシュランプから閃光照射を行うことを特徴とする熱処理方法。
  7. 請求項5または請求項6に記載の熱処理方法において、
    前記チャンバーに基板が搬入される時点で前記加熱プレートが前記受渡位置に位置するように、前記待機状態中における前記加熱プレートの昇降を開始することを特徴とする熱処理方法。
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