JP5034378B2 - タッピング機能装備パンチプレス - Google Patents
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Description
また、特許文献2は、パンチプレスに固有の工具ホルダとは別にタッピング装置を設け、パンチ加工の加工位置とは異なるタップ加工位置で前記タッピング装置によりねじ溝の加工を行うようにしたものである。
特許文献2のものは、機械購入時にオプションでタッピング装置を装備することとなり、機械購入時にタッピング装置を装備しておかないと後で必要となっても追加できないという制約がある。このため、将来の必要性が不明確なタッピング装置を購入しなくてはならず、無駄が生じるおそれがある。
この発明の他の目的は、加工時におけるタップ工具の昇降および回転動作を円滑かつ確実に行わせることである。
この発明のさらに他の目的は、タップ工具の刃の回転と下降とを正確に同期させて適正なねじ溝の加工を可能にし、またタップ工具の折損検出や交換時期の監視等を容易にすることである。
回転ラム部材10bには、上側の加工ヘッド回転機構16による上側加工ヘッド6の回転が、ラム回転伝達機構36により選択的に伝達される。ラム回転伝達機構36は、上側加工ヘッド6の内周および回転ラム部材10bの外周にそれぞれ設けられた内向きおよび外向きの噛み合い歯36a,36bを有する。内向きの噛み合い歯36aは、上側加工ヘッド6の内周の全域にわたって設けられている。外向きの噛み合い歯36bは、回転ラム部材10bの外周における互いに180度の位相をなす2箇所に設けられ、それぞれシリンダ36cにより内向きの噛み合い歯36aに噛み合う位置と噛み合いが外れる位置とに進退可能とされている。内向き噛み合い歯36aおよび外向き噛み合い歯36bを噛み合せると、上側加工ヘッド6の回転が回転ラム部材10bに伝達される状態となり、両噛み合い歯36a,36bの噛み合いを解除すると、上側加工ヘッド6の回転が回転ラム部材10bに伝達されない状態となる。
また、図3に示すように、ラム本体10aと回転ラム部材10bを固定状態とするためのロック機構37が設けられている。このロック機構37は、回転ラム部材10bに取り付けたシリンダ37aと、このシリンダ37aにより上下に進退作動させられるロックピン37bと、回転ラム部材10bの底面に形成された凹部37cとからなる。ロックピン37bを上方に進出させて先端を凹部37cに係合させるとラム本体10aと回転ラム部材10bが互いに固定された状態となり、ロックピン37bを後退させて凹部37cとの係合を解除させるとラム本体10aと回転ラム部材10bが互いに独立して回転可能な状態となる。
タップ刃60の上端部には回転入力部材62の下端部が嵌合している。これらタップ刃60および回転入力部材62は、両者のキー溝にキー63を係合させることで、互いに回転不能かつ上下移動可能となっている。
回転入力部材62の外周には、軸受64を介して内周側筒状部材65が回転自在に嵌合している。また、内周側筒状部材65の内周に形成された雌ねじ部66aと、タップ刃60の柄60bの外周に形成された雄ねじ部66bとが噛み合っており、これにより回転・螺進変換手段66を構成している。この回転・螺進変換手段66は、タップ刃60が自転すなわちタップ工具中心回りに回転したときタップ刃60に上下方向の移動を与えるものである。
内周側筒状部材65の外周には外周側筒状部材67が嵌合し、この外周側筒状部材67の外周面が前記タップガイド孔47の内周面に摺動自在に接している。内周側筒状部材65と外周側筒状部材67とは、外周側筒状部材67に形成した上下方向の溝67aに挿通したピン68を内周側筒状部材65に止着することにより、互いに回転不能かつ上下移動可能とされている。上昇復帰手段である第1上昇復帰ばね69により、外周側筒状部材67に対して内周側筒状部材65が上方に付勢されている。また、同じく上昇復帰手段である第2上昇復帰ばね70により、タレット内周側体41に対して外周側筒状部材67が上方に付勢されている。第1上昇復帰ばね69の方が第2上昇復帰ばね70よりもばね定数の大きいばねが使用されている。
ストライカ35に対する伝達アーム74側の接点、および伝達ロッド74に対する伝達アーム74側の接点は、それぞれ伝達アーム74に回転自在に取り付けたローラ74a,74bの外周面とされており、支点軸73からローラ74a(ストライカ35に対する接点)までの距離よりもローラ74b(伝達ロッド74に対する接点)までの距離の方が長く設定されているため、ラム10の下降動作が増幅してタップ工具1Aに伝えられる。伝達ロッド74には上下方向のガイド溝74aが形成され、この溝74aにガイド部材77が摺動自在に係合している。
ダイ部2Aは、加工時にタップ工具1Aのタップ刃60が挿入されるタップ刃挿入孔85を有する。このタップ刃挿入孔85は、タッピング用上タレット3Aが保持する各タップ工具1Aのタップ刃60がいずれも挿入可能である。つまり、形状や寸法が異なる各タップ刃60に対応しているということである。そして、タップ刃挿入孔85の内部には、タップ刃60の折損を検知する折損検知機構86が設けられている。折損検知機構86は、例えば、タップ刃60がタップ刃挿入孔85に挿入されることにより押し下げられる昇降部材86aと、この昇降部材86aを上方に付勢する付勢部材86bと、昇降部材86aの下降により光が遮断される光電式スイッチ86cとからなる。
プッシャ92は、空所91の内周に上下に摺動自在に嵌合しており、タップ工具1Aの内周側筒状部材65に連結されて一体に上下動するようになっている。ピストン93は、空所91の内周に上下に摺動自在に嵌合するピストンハウジング93aの下部に、ピストン部材93bを設けたものである。ピストンハウジング93aの外周に形成された円周方向の切削油供給溝102に規制ピン95が係合していることにより、ピストン93の上下ストロークsは、切削油供給溝102の上下幅と規制ピン95の上下幅との差の範囲に規制されている。プッシャ92とピストン93間には両者を離間する側に付勢する上側ばね96が設けられている。
シリンダ94は、前記ピストン部材93bが摺動自在に嵌合するシリンダ室97を有する上側のシリンダ部94aと、下側のノズル部94bとからなり、ノズル部94bで空所91の内周に固定状態に嵌合している。ピストン93とシリンダ94間には、両者を離間する側に付勢する下側ばね98が設けられている。
タップ加工が終了してタップ工具1Aが元の位置へ復帰する際には、上記と逆に、まずプッシャ92のみが上昇してから、プッシャ92およびピストン93が上昇する。ピストン93が上昇するとき、シリンダ室97の容積が大きくなって負圧が生じることにより、第1逆止弁95が開いて、切削油タンク100からシリンダ室97に切削油が流入する。
1A…タップ工具
2…ダイ工具
2A…ダイ部
3…一般上タレット
3A…タッピング用上タレット
4…一般下タレット
4A…タッピング用下タレット
6…上側加工ヘッド
7…下側加工ヘッド
10…ラム
19…ラム昇降機構
16,17…上加工ヘッド回転機構
27,28…加工ヘッド昇降機構
36…ラム回転伝達機構
40…タレット外周側体
41…タレット内周側体
60…タップ刃
60a…刃体部
60b…柄
62…回転入力部材
66…回転・螺進変換手段
69…第1上昇復帰ばね(上昇復帰手段)
70…第2上昇復帰ばね(上昇復帰手段)
79…回り止め部(タレット内周側体回転阻止機構)
81…タップ回転伝達機構
81a…内歯ギヤ
81b…タップ外周ギヤ
85…タップ刃挿入孔
86…折損検知機構
90…切削油吐出機構
O…回転中心
T1…上昇待機位置
T2…タップ回転位置
W…板材(ワーク)
Claims (3)
- 互いに上下に位置して同心の回転中心回りに回転可能な上側加工ヘッドおよび下側加工ヘッドを備え、これら上下の加工ヘッドの対向面にそれぞれ上タレットおよび下タレットが着脱自在に装着されるパンチプレスであって、
前記上タレットは、前記上側加工ヘッドに装着されるタレット外周側体と、このタレット外周側体の内周に前記回転中心回りにタレット外周側体に対して相対的に回転自在なタレット内周側体とでなり、タレット内周側体は前記回転中心と同心の円周上に複数のタップ工具を昇降自在かつ自転自在に支持し、前記下タレットは前記タップ工具に対向するダイ部を有し、
前記上側加工ヘッドの回転によりタレット外周側体およびタレット内周側体の両方を回転させて任意のタップ工具を割出可能であり、
前記上側加工ヘッドに、タップ工具を押し下げるためのラムを昇降可能に設けると共に、このラムを昇降させるラム昇降機構を設け、
前記上タレットに、前記ラム昇降機構により下降させられたラムと係合する回り止め部で構成されてこのラムとの係合により、前記タレット内周側体の回転を阻止するタレット内周側体回転阻止機構、および割出状態のタップ工具を前記ラムで上昇待機位置よりも下方の、タレット外周側体と係合するタップ回転位置まで下降させたとき、前記上側加工ヘッドの回転により前記タレット外周側体を回転させることで、前記割出状態のタップ工具に回転を与えるタップ回転伝達機構を設けた、
タッピング機能装備パンチプレス。 - 前記タップ回転伝達機構は、上タレットのタレット外周側体に前記回転中心と同心に設けられた内歯ギヤと、各タップ工具の外周に設けられて前記内歯ギヤに噛み合うタップ外周ギヤとでなり、常時は前記タップ外周ギヤが前記内歯ギヤから上方に外れた位置で、各タップ工具を前記ラムによる下降を可能に保持する上昇復帰手段を設け、前記タレット内周側体回転阻止機構は、前記タレット内周側体の上面に設けられてタップ工具が前記上昇待機位置よりも下方に下降したときにラムと係合し、その係合状態でタレット内周側体をラムに対して回り止めする回り止め部からなり、タップ工具が前記タップ回転位置まで下降することにより、そのタップ工具のタップ外周ギヤが前記内歯ギヤに噛み合うものとした請求項1記載のタッピング機能装備パンチプレス。
- 前記タップ工具は、タップ刃と、このタップ刃の柄の部分を上下方向に摺動自在に支持し外周の一部に前記タップ外周ギヤが設けられた回転入力部材と、この回転入力部材の回転により前記タップ刃に上下方向の移動を与える回転・螺進変換手段とを有し、前記タップ回転位置でタップ刃が回転しつつ下降するものであり、
前記ダイ部は、回転しつつ下降するタップ刃がワークを貫通したときにこのタップ刃が挿入されるタップ刃挿入孔を有し、このタップ刃挿入孔は、上タレットが保持する各タップ工具のタップ刃がいずれも挿入可能な形態とした請求項1または請求項2記載のタッピング機能装備パンチプレス。
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