JP5033344B2 - 電子内視鏡用プロセッサおよび電子内視鏡システム - Google Patents

電子内視鏡用プロセッサおよび電子内視鏡システム Download PDF

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Description

本発明は、電子内視鏡による撮像画像をデジタル信号として出力可能なプロセッサ、および該プロセッサを構成要素とする電子内視鏡システムに関する。
従来、撮像画像の画質の劣化を防ぎ、電子内視鏡(電子スコープ)を実際に使用する場所から離れた場所であっても高画質な撮像画像を観察できるように、電子内視鏡により撮像された画像をデジタル信号として外部出力する電子内視鏡システムが知られている。このような電子内視鏡システムは、例えば、下記の特許文献1に開示される。
特開平8−214290号公報
また、近年、主たる電子内視鏡とプロセッサの組と、一つまたは複数の従たる電子内視鏡とプロセッサの組からなり、各内視鏡が互いの短所を補間し合ってより詳細な内視鏡観察を実現する、いわゆる親子式内視鏡システムが実用に供されている。詳しくは、親子式内視鏡システムは、主たる電子内視鏡の鉗子チャネル等に従たる電子内視鏡の細い挿入部を挿通させた状態で使用される。そして術者は、体腔内において比較的幅広な管腔内では、操作性能が高く高性能な構成である主たる電子内視鏡を用いて撮像、観察を行う。主たる電子内視鏡で撮像された画像は、対応する主たるプロセッサで画像処理され、外部に出力される。また、幅狭な管腔内では、術者は、主たる電子内視鏡の鉗子チャネル等から従たる電子内視鏡の挿入部先端を突出させて該幅狭な管腔内へ進入させ、主たる電子内視鏡では撮像困難であった部位の観察を可能にしている。従たる電子内視鏡で撮像された画像は、対応する従たるプロセッサで画像処理され、外部に出力される。
以上のような、親子式内視鏡システムであっても、主従いずれの組で撮像された画像も同時にデジタル出力することができれば、実使用場所から離れた場所において複数の高画質な撮像画像を同時に観察したり、編集したりすることが可能になると考えられる。
しかし、上記特許文献1に開示される電子内視鏡システムをそのまま親子式内視鏡システムに適用しようとすると、主従の各プロセッサを独立してデジタル信号出力できるような構成にしなくてはならない。従って、親子式内視鏡システムを構成する各プロセッサの大型化やコストアップといった不具合を招くことになる。該不具合は内視鏡観察を行う検査室における配置スペースの問題や、新たな設備投資が要求される、あるいは既存の設備を使用することができないといった問題を招きかねない。
さらに、主従の各プロセッサを独立してデジタル信号出力できるようにした場合、各プロセッサから同時出力される各信号の同期が合っていないため、観察や編集に支障をきたすおそれがある。そのため、各デジタル信号に基づく画像を観察等する場所において、各デジタル信号の同期を合わせる処理を行う装置等を別途用意しなくてはならず好ましくない。
そこで本発明は、以上の事情に鑑み、安価であってかつ大型化を回避しつつも主従関係にある各電子内視鏡で撮像された画像をデジタル信号として外部に同期を合わせつつ同時出力することが可能な電子内視鏡用プロセッサおよび電子内視鏡システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の請求項1に記載の電子内視鏡用プロセッサは、電気的かつ光学的に接続された電子内視鏡から送信された画像信号に画像処理を施すことにより第一のデジタル画像信号を生成する画像処理手段と、少なくとも一つの外部装置から出力されたアナログビデオ信号を第二のデジタル画像信号に変換する信号変換手段と、画像処理手段から外部に出力される第一のデジタル画像信号と信号変換手段から外部に出力される第二のデジタル画像信号との出力同期を合わせる出力同期制御手段と、を有することを特徴とする。
請求項1に記載の電子内視鏡用プロセッサによれば、接続された電子内視鏡で撮像された画像のみならず、外部で生成されたアナログビデオ信号も、デジタル画像信号に変換することができる。そして、各デジタル画像信号を同期を合わせつつ同時出力することが可能になる。従って、例えば、請求項1に記載の電子内視鏡用プロセッサを親子式内視鏡システムにおける主たるプロセッサとして使用することにより、従たる電子内視鏡により撮像され、従たるプロセッサを介して出力されたアナログ画像信号をデジタル変換、出力することが可能になる。つまり、請求項1に記載の発明によれば、従たる電子内視鏡やプロセッサは既存のものを使用することができるため、コストを抑え装置の大型化を回避しつつも各電子内視鏡で撮像された画像をデジタル画像信号として外部に同期を合わせつつ同時出力することが可能になる。
本発明の請求項2に記載の電子内視鏡用プロセッサによれば、画像処理手段は、生成した第一のデジタル画像信号を一時的に記憶する第一の記憶部を有し、信号変換手段は、変換した前記第二のデジタル画像信号を一時的に記憶する第二の記憶部を有し、出力同期制御手段は、各記憶部に記憶された各デジタル画像信号を読み出すタイミングを一致させることにより、出力同期を合わせている。
また、請求項3に記載の電子内視鏡用プロセッサによれば、出力同期制御手段は、画像処理手段から出力される第一のデジタル画像信号および信号変換手段から出力される第二のデジタル画像信号に同一タイミングで同期ワードを付与することができる。
請求項4に記載の電子内視鏡用プロセッサによれば、少なくとも第一のデジタル画像信号をアナログ変換して外部に出力するアナログ信号出力手段を有することが望ましい。
請求項5に記載の電子内視鏡用プロセッサによれば、画像処理手段は、第一のデジタル画像信号に、少なくとも該デジタル信号が第一のデジタル画像信号であることを表すキャラクタ信号を重畳する第一の信号重畳部をさらに有することができる。
同様に、信号変換手段は、第二のデジタル画像信号に、少なくとも該デジタル信号が第二のデジタル画像信号であることを表すキャラクタ信号を重畳する第二の信号重畳手段をさらに有することもできる(請求項6)。
請求項7に記載の電子内視鏡システムは、電子内視鏡と、内視鏡と、該内視鏡から送信された画像信号に画像処理を施し、アナログビデオ信号として外部に出力する補助プロセッサと、電子内視鏡および補助プロセッサが接続される、請求項1から請求項6のいずれかに記載の電子内視鏡用プロセッサと、を有することを特徴とする。
また、別の観点から、請求項8に記載の電子内視鏡システムは、電子内視鏡と、該電子内視鏡から送信された第一画像信号に画像処理を施すことにより第一デジタル画像信号を生成する第一プロセッサと、内視鏡と、該内視鏡から送信された第二画像信号に画像処理を施し、アナログビデオ信号として外部に出力する第二プロセッサと、を有し、第一プロセッサは、第二プロセッサから出力されたアナログビデオ信号を第二デジタル画像信号に変換する信号変換手段と、第一デジタル画像信号と第二デジタル画像信号を、同期を合わせつつ外部に出力する外部出力手段を有することを特徴とする。
請求項9に記載の電子内視鏡システムによれば、第二プロセッサに接続される内視鏡の挿入部可撓管は、第一プロセッサに接続される電子内視鏡の挿入部可撓管内を介して体腔内を進入するように構成される。該内視鏡は、電子内視鏡であっても良い(請求項10)。
本発明に係る電子内視鏡用プロセッサによれば、該プロセッサに直接接続された電子内視鏡から送信される画像信号のみならず、外部装置から出力されたアナログビデオ信号もデジタル画像信号に変換することができる。そして、各デジタル信号の同期を合わせつつ外部に出力することが可能になる。これにより、コストアップを抑えて、システムの大型化を有効に回避しつつも各電子内視鏡により撮像された画像をデジタル画像信号として外部に同時出力することが可能な親子式の電子内視鏡システムが提供される。
図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1は、本発明による電子内視鏡システム100の概略構成を示す図である。電子内視鏡システム100は、第一プロセッサ100A、第一電子内視鏡100B、第二プロセッサ100C、第二電子内視鏡100D、第一モニタ100E、第二モニタ100Fを有する。
第一プロセッサ100Aは、システムコントローラ1、光源部2、画像処理部3、外部信号変換部4、操作部6を有する。内視鏡観察時、第一プロセッサ100Aには、第一電子内視鏡100Bが電気的かつ光学的に接続される。また、第一プロセッサ100Aには、第一モニタ100Eや第二プロセッサ100Cが接続される。第一電子内視鏡100Bは、撮像部7、内視鏡側画像処理部8、EEPROM9、鉗子チャネル10、ライトガイド11を有する。第一プロセッサ100Aは、第一モニタ100Eにアナログビデオ信号を出力できるとともに、外部にデジタル画像信号も出力できるように構成されている。この点については後述する。
第二プロセッサ100Cは、図示しないものの、上述した第一プロセッサ100Aとほぼ同等な構成を有する。但し、コストアップを回避するため、第二プロセッサ100Cは、第一プロセッサ100Aよりも安価かつ簡易な構成になっている。例えば、第二プロセッサ100Cから外部(ここでは、第一プロセッサ100Aや第二モニタ100F)に出力されるビデオ信号が全てアナログ信号であるような構成になっている。
第二電子内視鏡100Dは、第一電子内視鏡100Bと略同一に構成される。ここで、第二電子内視鏡100Dは、第一電子内視鏡100Bの鉗子チャネル10内を挿通させ、鉗子口10aから先端部を突出した状態で使用される内視鏡である。つまり第二電子内視鏡100Dは、第一電子内視鏡100Bを主たる内視鏡と捉えると、従たる内視鏡にあたる。また、第二プロセッサ100Cは、補助プロセッサにあたる。つまり、電子内視鏡システム100は、第一電子内視鏡100Bを親機、第二電子内視鏡100Dを子機と位置づけた親子式内視鏡システムである。なお、第二電子内視鏡100Dにおける体腔内挿入部、つまり挿入部可撓管は、第一電子内視鏡100Bの鉗子チャネル10に挿通可能な形状を有している。
以上のような構成の電子内視鏡システム100を用いた、被検者に対する内視鏡観察および内視鏡処置について、図1および図2を参照しつつ以下詳述する。図2は、主として第一プロセッサ100Aが行う画像処理に関するブロック図である。
第一電子内視鏡100Bによって撮像された体腔内の画像信号は以下のような画像処理を経て外部に出力される。まずシステムコントローラ1は、光源部2を発光制御する。なお、システムコントローラ1は、第一プロセッサ100Aの各部位を統括して制御するだけでなく、第一電子内視鏡100B(例えば撮像部7等)も駆動制御する。より詳しくは、システムコントローラ1は、第一電子内視鏡100Bが第一プロセッサ100Aに接続されると、EEPROM9に格納されている第一電子内視鏡100B固有の情報を読み出す。そして該固有の情報も参考にして、第一電子内視鏡100Bを駆動制御する。なお、EEPROM9に格納される固有の情報としては、ロットナンバ等の識別情報等が例示される。
光源部2は、システムコントローラ1からの制御信号を受けて光を照射する。照射された光は、ライトガイド11を介して、第一電子内視鏡100Bの先端(より具体的には第一電子内視鏡100Bの可撓管先端)から射出され、体腔内を照明する。
照明された体腔内からの反射光は、撮像部7内の撮像素子71に受光される。撮像素子71は、光電変換して受光量に対応する電圧信号(以下、画像信号という)を出力する。出力された画像信号は、アンプ72で所定レベルまで増幅された後、内視鏡側画像処理部8に入力する。
内視鏡側画像処理部8は、入力する画像信号にガンマ補正やゲイン調整等の処理を施す。また、内視鏡側画像処理部8は、内部に信号生成用IC回路を有している。該回路は、画像信号に基づき、輝度信号Y、色差信号Cb、Crを生成する。なお、ここで生成される各信号は各々10bitのパラレル信号であると想定する。輝度信号および色差信号は、内視鏡側画像処理部8から出力され、画像処理部3の第一デジタルデコーダ31に入力する。
第一デジタルデコーダ31は、入力する輝度信号および色差信号をデジタル信号に変換する。本実施形態の第一デジタルデコーダ31は、D−1規格に則って各信号に対してサンプリングを行い、デジタル化を行う。すなわち、第一デジタルデコーダ31は、輝度信号と各色差信号のサンプリング周波数の比率が4:2:2になるようにサンプリングを行う。具体的には、第一デジタルデコーダ31は、輝度信号に対しては13.5MHz、各色差信号に対しては6.75MHzのサンプリング周波数でサンプリングを行う。結果として、各信号の1ライン分に相当する有効映像期間、つまり前回の同期信号から今回の同期信号までの期間内におけるサンプル数は、輝度信号が720、各色差信号が360となる。
デジタル信号化処理を経た輝度信号および各色差信号は、第一メモリ32にデータとして一時的に記録される。そして各信号は、システムコントローラ1から定期的に送信されるタイミング信号に従って一斉に読み出され、第一マルチプレクサ33に入力する。ここで静止画像を表示する場合は、第一メモリ32に記録されているデータの更新を中止すればよい。
なお、画像処理部3は、第一キャラクタ処理回路34を有する。第一キャラクタ処理回路34は、画像処理回路3を介して表示される画像が、第一電子内視鏡100Bにより撮像された画像であることを視覚的に表す情報に関するキャラクタ信号を生成する。そして、メモリ32から読み出され第一マルチプレクサ33に入力する各信号に対して、該キャラクタ信号を重畳する。第一キャラクタ処理回路34が生成するキャラクタ信号に対応する情報としては、「MAIN」という文字情報等が例示される。他にも、第一キャラクタ処理回路34は、患者名や患者のID、現在の日時、といった種々の情報に関するキャラクタ信号を生成、重畳することが可能である。
第一マルチプレクサ33は、入力する各信号を所定のサンプリング周波数で順次サンプリングして多重化処理を行う。本実施形態では、所定のサンプリング周波数は、第一デジタルデコーダ31において輝度信号に対するサンプリング周波数の2倍、つまり27MHzに設定される。また、サンプリングは、色差信号Cb、輝度信号Y、色差信号Crの順に行われる。該多重化処理により、一系統のデジタル信号が生成される。以下、ここで生成されるデジタル画像信号を、説明の便宜上、第一のデジタル画像信号という。第一マルチプレクサ33で生成された直後の第一のデジタル画像信号は、10bitのパラレル信号である。この多重化処理により、以後の回路等において、10bitの信号三種類に対して処理を行うよりも負担を軽減することができる。
なお、第一マルチプレクサ33には、同期ワード生成回路5が接続されている。同期ワード生成回路5は、システムコントローラ1の制御下、第一デジタルデコーダ31入力前の各アナログ信号に存在する同期パルスに対応する同期ワードを生成し、第一マルチプレクサ33に該同期ワードを送信する。第一マルチプレクサ33は、所定のタイミングで同期ワード生成回路5から送信された同期ワードを第一のデジタル画像信号に付加する。
第一マルチプレクサ33から出力された第一のデジタル画像信号は、第一パラレル/シリアル変換器35およびデジタルエンコーダ36に入力する。第一パラレル/シリアル変換器35は、入力した第一のデジタル画像信号をシリアル信号に変換し、外部に出力する。外部出力の際、パラレル/シリアル変換器52では、シリアル変換したことによる信号伝送のディレイを防止すべく、第一マルチプレクサ33の多重化処理時のサンプリング周波数の10倍、つまり270MHzに伝送レートが設定される。
また、デジタルエンコーダ36は、入力した第一のデジタル画像信号を、R、G、Bの各アナログ信号や、第一モニタ100Eの仕様に応じてSビデオ信号、コンポジットビデオ信号等に変換する。第一モニタ100Eは、デジタルエンコーダ36により変換され、出力されたアナログ信号に基づく画像を表示する。なお、デジタルエンコーダ36からのアナログ出力は、術者等がフロントパネル等にある操作部6を操作することにより、システムコントローラ1が出力の許否を制御することも可能である。
第二電子内視鏡100Dによって撮像された体腔内に関する画像信号は以下のような画像処理を経て外部に出力される。第二電子内視鏡100Dを用いて体腔内を撮像する場合、第二プロセッサ100Cが上述した第一プロセッサ100Aと同様の処理を行う。但し、第二プロセッサ100Cは、上記画像処理部3で実行されたようなデジタル変換処理を行う機能を有していない安価な構成である。従って、第二プロセッサ100Cから第二モニタ100Fおよび第一プロセッサ100Aに出力されるビデオ信号は、アナログ信号である。
第二プロセッサ100Cから出力されたアナログビデオ信号は、第一プロセッサ100Aの外部信号変換部4に入力する。外部信号変換部4は、第二デジタルデコーダ41、第二メモリ42、第二マルチプレクサ43、第二キャラクタ処理回路44、第二パラレル/シリアル変換器45、判別回路46を有する。
ここで、第一プロセッサ100Aの外部信号変換部4は、入力するアナログビデオ信号の規格の別を問わず、デジタル信号に変換できるように構成されている。具体的には、第二デジタルデコーダ41は、入力するアナログ信号がいずれの規格であっても所定のデジタル信号に変換できる機能を有する。また、外部信号変換部4には、ケーブル接続用のポートPが入力可能なアナログビデオ信号の規格に適合する数だけ設けられている。以下では、便宜上、輝度信号と色差信号が入力するものとする。
なお、接続される第二プロセッサ100Cが予め決められており、第二プロセッサ100Cから出力されるアナログビデオ信号が常に単一の規格である場合には、接続ポートは一系統で足りる。また、外部信号変換部4には所定の規格に従った単一のポートPのみ配設し、各プロセッサ100A、100C間を接続するケーブルとして、周知の変換処理により該所定の規格のアナログビデオ信号に変換する変換機能を備えるケーブルを使用することも可能である。
ポートPを介して入力したアナログビデオ信号は、判別回路46を介して第二デジタルデコーダ41に入力する。判別回路46は、外部からの信号入力の有無を判別する回路である。外部からの信号入力がない場合、システムコントローラ1は、判別回路46から送信される信号に基づき、外部信号変換部4全体を休止状態にし、省電力化を図っている。
第二デジタルデコーダ41は、上記第一デジタルデコーダ31と同様の処理を行い、輝度信号Yと色差信号Cb、Crをデジタル変換する。各信号は、後段に配設された第二メモリ42にデータとして一時的に記憶される。なおデジタル変換された各信号は、上記画像処理部3でデジタル化された信号と同様10bitのパラレル信号である。
ここで、システムコントローラ1は、第一メモリ32を読み出す際に用いるタイミング信号と同一の信号を同一タイミングで第二メモリ42にも送信する。これにより、第二メモリ42に記憶されているデータに対応する各信号は、一斉に読み出され、第二マルチプレクサ43に送信される。
第二キャラクタ処理回路44は、画像処理部3が有する第一キャラクタ処理回路34と同様の処理を行う。具体的には、第二キャラクタ処理回路44は、外部信号変換部4を介して表示される画像が、第二電子内視鏡100Dにより撮像された画像であることを視覚的に表す情報に関するキャラクタ情報、例えば「SUB」という文字情報等に関するキャラクタ信号を生成する。そして、第二デジタルデコーダ41から出力され第二マルチプレクサ43に入力する各信号に対して、該キャラクタ信号を重畳する。なお、第二キャラクタ処理回路44も、第一キャラクタ処理回路34と同様に、患者名等に関する他のキャラクタ信号を生成、重畳することが可能である。
第二マルチプレクサ43は、入力する各信号に、第一マルチプレクサ33と同一の多重化処理を施す。該多重化処理により、一系統のデジタル信号が生成される。以下、ここで生成されるデジタル画像信号を、説明の便宜上、第二のデジタル画像信号という。
なお、第二マルチプレクサ43には、第一マルチプレクサ33と同様に、同期ワード生成回路5が接続されている。同期ワード生成回路5は、システムコントローラ1の制御下、第二デジタルデコーダ41入力前の各アナログ信号に存在する同期パルスに対応する同期ワードを生成し、第二マルチプレクサ43に該同期ワードを送信する。第二マルチプレクサ43は、所定のタイミングで同期ワード生成回路5から送信された同期ワードを第二のデジタル画像信号に付加する。ここで、所定のタイミングとは、上述した第一マルチプレクサ33が第一のデジタル画像信号に同期ワードを付加するタイミングと同一タイミングである。つまり、各メモリ32、42からの読み出しタイミングの同期を取っていることにより、各デジタル信号に対して同一タイミングで同期ワードを付与することが可能になる。
第二マルチプレクサ43から出力された第二のデジタル画像信号は、第二パラレル/シリアル変換器45に入力する。第二パラレル/シリアル変換器45での処理は上述した第一パラレル/シリアル変換器35と同一であるためここでの説明は省略する。
電子内視鏡システム100は、以上のように構成されている。このように本実施形態の電子内視鏡システム100によれば、電子内視鏡とプロセッサの組が複数あった場合でも、いずれか一つのプロセッサが上記第一プロセッサ100Aであれば、他のプロセッサはアナログビデオ信号のみしか出力できない場合であっても、各電子内視鏡により生成された画像信号は、有効にデジタル信号(第二のデジタル画像信号)に変換される。そして該第二のデジタル画像信号は、第一プロセッサ100Aからのデジタル信号(つまり第一のデジタル画像信号)と同期が合わされた状態で外部に出力される。すなわち本実施形態の電子内視鏡システム100によれば、主たる電子内視鏡(ここでは第一電子内視鏡100B)が接続されるプロセッサ(ここでは第一プロセッサ100A)以外は、既存の設備を利用しながらも、上記の効果を得ることができる。
以上が本発明の実施形態である。本発明は上記で説明した構成に限定されるものではなく、例えば以下に説明するような変形を行うことも可能である。
例えば、上記実施形態では、従たる内視鏡として第二電子内視鏡100Dを使用している。しかし、本発明に係る電子内視鏡システムは、従たる内視鏡として超音波内視鏡やX線観察用内視鏡を使用することができる。
上記実施形態では、内視鏡側画像処理部8は第一電子内視鏡100A内に組み込まれているが、該処理部8を画像処理部3内に配設し、前段処理部として位置づけることも可能である。
また上記実施形態では、デジタル信号の規格としてD−1を使用しているが、これはあくまで例示であって他の規格に則って変換することも可能である。例えば、各パラレル/シリアル変換器35、45において、民生機に好適なIEEE1394フォーマットに変換することも可能である。
また上記実施形態では、各メモリ32、42からの読み出しタイミングを一致させ、さらに同期ワードを同時期に付与することにより複数のデジタル信号の出力同期を合わせる構成を採っているが、該構成に加えてあるいは該構成の代替として、PLL(Phase Locked Loop)回路やGenlock回路を用いることも可能である。
本発明の実施形態の電子内視鏡システムの概略構成を示す図である。 実施形態の電子内視鏡システムの画像処理に関するブロック図である。
符号の説明
1 システムコントローラ
3 画像処理部
4 外部信号変換部
7 撮像部
10 鉗子チャネル
100 電子内視鏡システム
100A 第一プロセッサ
100B 第一電子内視鏡
100C 第二プロセッサ
100D 第二電子内視鏡

Claims (10)

  1. 電気的かつ光学的に接続された電子内視鏡から送信された画像信号に画像処理を施すことにより第一のデジタル画像信号を生成する画像処理手段と、
    少なくとも一つの外部装置から出力されアナログビデオ信号を受信し、該アナログビデオ信号を第二のデジタル画像信号に変換する信号変換手段と、
    前記第一のデジタル画像信号と前記第二のデジタル画像信号のそれぞれを、同期を合わせつつ外部に出力する出力同期制御手段と、を有することを特徴とする電子内視鏡用プロセッサ。
  2. 請求項1に記載の電子内視鏡用プロセッサにおいて、
    前記画像処理手段は、生成した前記第一のデジタル画像信号を一時的に記憶する第一の記憶部を有し、
    前記信号変換手段は、変換した前記第二のデジタル画像信号を一時的に記憶する第二の記憶部を有し、
    前記出力同期制御手段は、各記憶部に記憶された各デジタル画像信号を同一のタイミングで読み出すことにより、同期を合わせることを特徴とする電子内視鏡用プロセッサ。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電子内視鏡用プロセッサにおいて、
    前記出力同期制御手段は、該出力同期制御手段から外部に出力される前記第一のデジタル画像信号および前記第二のデジタル画像信号に、同一タイミングで同期ワードを付与することを特徴とする電子内視鏡用プロセッサ。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の電子内視鏡用プロセッサにおいて、
    少なくとも前記第一のデジタル画像信号をアナログ変換して外部に出力するアナログ信号出力手段を有することを特徴とする電子内視鏡用プロセッサ。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の電子内視鏡用プロセッサにおいて、
    前記画像処理手段は、前記第一のデジタル画像信号に、少なくとも該デジタル信号が前記第一のデジタル画像信号であることを表すキャラクタ信号を重畳する第一の信号重畳部をさらに有することを特徴とする電子内視鏡用プロセッサ。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の電子内視鏡用プロセッサにおいて、
    前記信号変換手段は、前記第二のデジタル画像信号に、少なくとも該デジタル信号が前記第二のデジタル画像信号であることを表すキャラクタ信号を重畳する第二の信号重畳手段をさらに有することを特徴とする電子内視鏡用プロセッサ。
  7. 電子内視鏡と、
    内視鏡と、
    前記内視鏡から送信された画像信号に画像処理を施し、アナログビデオ信号として外部に出力する補助プロセッサと、
    前記電子内視鏡および前記補助プロセッサが接続される、請求項1から請求項6のいずれかに記載の電子内視鏡用プロセッサと、を有することを特徴とする電子内視鏡システム。
  8. 電子内視鏡と、
    前記電子内視鏡から送信された第一画像信号に画像処理を施すことにより第一デジタル画像信号を生成する第一プロセッサと、
    内視鏡と、
    前記内視鏡から送信された第二画像信号に画像処理を施し、アナログビデオ信号として外部に出力する第二プロセッサと、を有し、
    前記第一プロセッサは、前記第二プロセッサから出力され前記アナログビデオ信号を受信し、該アナログビデオ信号を第二デジタル画像信号に変換する信号変換手段と、前記第一デジタル画像信号と前記第二デジタル画像信号のそれぞれを、同期を合わせつつ外部に出力する外部出力手段と、を有することを特徴とする電子内視鏡システム。
  9. 請求項7または請求項8に記載の電子内視鏡システムにおいて、
    前記内視鏡の挿入部可撓管は、前記電子内視鏡の挿入部可撓管内を介して体腔内を進入させられることを特徴とする電子内視鏡システム。
  10. 請求項7から請求項9のいずれかに記載の電子内視鏡システムにおいて、
    前記内視鏡は、電子内視鏡であることを特徴とする電子内視鏡システム。
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