JP5033265B2 - 温度制御装置を有する光学アセンブリ - Google Patents

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Description

本発明は、少なくとも1個の光学体を有する光学アセンブリのための温度制御装置に関し、光学体の温度は、熱流を作用させることのできる少なくとも1つの光学面、特に、有効照射を用いて制御されるものである。さらに、本発明は、この種の温度制御装置を備えた光学アセンブリ、この種の光学アセンブリを備えた照射光学系、この種の光学アセンブリを備えた投影光学系、およびこの種の照射光学系またはこの種の投影光学系を備えた投影露光装置に関する。
冒頭に述べたタイプの温度制御装置は、特許文献1に記載されている。
米国特許出願第7,102,727号明細書
本発明の目的は、冒頭に述べたタイプの温度制御装置を提供することであり、それにより光学体を所定の温度に制御して、光学体の熱弾性変形、特に、光学面における熱弾性変形に起因して発生する光学誤差を、低コストで最小限に抑制可能とするものである。
この目的を達成するため、本発明による温度制御装置は、少なくとも1個の光学体を有する光学アセンブリのための温度制御装置であって、光学体の温度は、熱流を作用させることのできる少なくとも1つの光学面を用いて制御され、
光学体または光学体に熱的に連結した伝熱体から放出された熱流を受けるヒートシンク、および
光学体に隣接配置した少なくとも1個の加熱体を用いて光学体の変形を補正する加熱装置、を備える温度制御装置において、
ヒートシンクは、光学面の周辺領域に隣接配置され、
加熱体は、物理的な熱橋部を用いてヒートシンクに連結され、加熱体の温度はヒートシンクの温度よりも高いかまたは同等であることを特徴とする。
本発明によれば、ヒートシンクは2つの機能を有する。すなわち、一方では、ヒートシンクを用いて光学体を熱的に安定させる。光学体は、その内部に生じた熱、特に、残留吸収により生じた熱を、ヒートシンクに効果的に排出することができる。他方では、ヒートシンクを用いて、物理的な熱橋部を介して、加熱体から熱エネルギーを排出する。したがって、余分な熱は熱橋部を介して排出可能なため、加熱体の温度または加熱体に関する温度プロファイルを短い反応時間で規定値に調節することができる。その結果として得られる温度制御装置は、特許文献1と比較して、温度調節対象の熱体の数が少ない。本発明による温度制御装置内においては、ヒートシンクを一定温度に保つだけでよく、構造的に簡易な手段により温度を維持することができる。特に、独国特許出願公開第10134387号明細書に記載のような光学アセンブリを、荷重移動構造および測定構造により構成した場合、この荷重移動構造をヒートシンクとして構成することができる。光学体において発生または変化する熱的負荷は、加熱体を介して補償する。この目的のため、センサにより検出される熱的負荷と、例えば、短時間で、反応させる加熱体の所定の温度または加熱体の所定の温度プロファイルは、照射に誘発された熱的負荷の効率的な補償が確実に行われるように、規定することができる。熱流を生成し光学体に作用する熱源は、特に、有効放射の残留吸収となることがある。代案または追加として、その他の熱源が光学体に作用して、光学体の表面において、有効照射の残留吸収とは別の熱流作用を生じることがある。熱流が作用可能な光学体の面は、光学体の光学面とすることができる。代案として、光学体の光学面以外の面に作用した熱流により生じたミラー変形の補正は、温度制御装置を用いて行うことができる。有効照射の残留吸収とは別の熱源の例としては、光学体と協働するアクチュエータまたはセンサが挙げられる。加熱体は、熱流が作用可能な光学体の面に対して、光学体のこの面とは反対側に配置することができる。光学体をミラーとして構成した場合、加熱体は、ミラーの裏側に隣接配置することができる。加熱体の光学体からの間隔は、0.5mm〜5cmの範囲とすることができる。光学体の光学面を介して熱流が入射しなければ、加熱体を、今度は、熱流が作用する面とは反対側のミラー本体側に配置することができる。加熱体は、光学体により案内される有効照射のビーム路を妨害しないように、または、最低限にしか妨害しないように、配置することができる。用語「加熱体」とは、加熱体の温度がヒートシンクの温度と同等かまたは高いという事実に関して用いるものである。光学体に関しては、光学体の加熱体に対向する面の温度が加熱体よりも高ければ、加熱体は逆に冷却体となることもある。加熱体を用いることにより、この加熱体と加熱体に対向する光学体の面との間の温度差を利用して、加熱体から光学体への熱流が正の向きまたは負の向きとなるように制御または調節することができる。この場合、熱流が負の向きであるということは、加熱体の温度が光学体よりも低いことを意味する。熱流が正の向きであるということは、加熱体の温度が光学体よりも高いことを意味する。光学体の直径と、光学体の光学面に垂直な方向における厚さとの比は、5とすることができる。その他、外周と厚さと比として可能な値としては、1〜10の範囲、2〜8の範囲、3〜7の範囲、4〜6の範囲、または4.5〜5.5の範囲とすることができる。温度制御装置においては、能動冷却装置、すなわち、能動的に冷却した冷却体を全く用いずに構成することも可能である。
熱橋部は、加熱体とヒートシンクとの間との間の少なくとも1個の連結ウェブとして構成することができる。連結ウェブは、同時に、加熱体をヒートシンクに保持する機械的ホルダとしても用いることができる。
連結ウェブの断面は1mmよりも大きく、この少なくとも1個の連結ウェブを形成する材料の選択肢としては、アルミニウム、スチール、インバー、またはセラミック複合材が、連結ウェブとして実施する熱橋部の設計に特に適していることがわかった。原理上は、断面積をさらに小さくすることも可能である。連結ウェブを形成するセラミック複合材の例としては、C/CSiCがある。
加熱装置は、加熱体を介して温度プロファイルを規定する調節機構を有することができる。温度プロファイルは、特に、空間的および時定数的に規定することができる。代案として、温度プロファイルの空間的変動および/または時間的変動を調節機構によりあらかじめ定めることも可能である。反射面の有効照射反射品質を測定するセンサからのセンサ信号を調節機構の入力信号として用いることができる。
加熱体は加熱箔を有することができる。加熱箔により、加熱体に生じた熱エネルギーを極めて高感度に測定することができる。さらに、加熱箔の設計上の構成は、光学体内において補償しようとする熱導入に関して予想される対称性に応じて、この加熱箔により、対応する熱導入の対称性が生じるような構成とすることもできる。
加熱体は、部分的に、加熱および/または冷却することができる。このようにして、加熱体の最低温度と最高温度の振幅をさらに拡大して、温度プロファイルを正確に規定することも可能となる。この最低温度と最高温度との温度差としては、約1度またはそれ以上とすることが可能である。
加熱体は、部分的に、所定の温度に維持することができる。この場合、この加熱体部分の温度に応じて加熱体を加熱または冷却するように加熱体の温度制御を調節して、所定の温度となるようにする。
ヒートシンクは、ヒートシンクの一定温度を規定する調節機構と信号接続されて、ヒートシンクの熱的挙動を安定させる。
光学体を取り付けるための保持構造において、保持構造の伝熱率は、加熱体とヒートシンクとの間の熱橋部を介した伝熱率よりも小さく、一方では保持構造を介した伝熱と他方では熱橋部を介した伝熱との相互作用において、加熱体の温度調節および調節しようとする温度の維持に必要な加熱エネルギーに関して効率を最適化して、ミラーとヒートシンクとの間に擾乱的熱橋部が意図せず直接形成されてしまうのを防ぐ。このようにして、保持構造を介して熱的補償を行うことにより生じる光学体の温度プロファイルの対称性が崩壊するのを防ぐ。
少なくとも1つの光学面はガス雰囲気中に配置することができる。これにより、一方では、光学体とヒートシンクとの間において達成可能な伝熱率、および、他方では、光学体と加熱装置との間において達成可能な伝熱率を向上させることができる。なぜなら、伝熱は、熱放射のみで発生するものではないからである。
光学体はミラーとして構成することができ、加熱装置は、ミラーの光学面、すなわち、反射面から離して、ミラーの裏側に隣接配置される。したがって、ミラーの裏側から熱的補償を良好に行うことができる。ミラーは、好ましくは、その光学面と裏側との間の厚みを小さくして、加熱装置により裏側に印加された温度プロファイルが実質的にそのまま光学面上における対応する温度プロファイルに変換されるようにする。これにより、光学面上に生成した温度プロファイルを補償することが容易になる。
本発明による温度制御装置を有する光学アセンブリ、本発明による光学アセンブリを有する照射光学系、本発明による光学アセンブリを有する投影光学系、および本発明による照射光学系および/または本発明に投影光学系を有する投影露光装置の利点は、以上において本発明による温度制御装置に基づき説明したものと一致する。
本発明のさらなる目的は、本発明による温度制御装置を用いて光学体の光学面における熱誘導変形を補償する方法を開示することである。
本目的を達成するため、本発明によれば、請求項1〜12のいずれか一項に記載の温度制御装置を用いて、熱流を作用させることのできる少なくとも1つの光学面を有する光学体の光学面の熱誘導変形を補償する方法であって、該方法は、
光学体の光学面に作用する熱流を測定するステップ、および/または、熱流が作用した光学面上の温度および/または光学体上における所定位置の温度を測定するステップ、および
加熱装置の加熱体の温度を、ヒートシンクの温度と同等の温度またはより高い温度に設定するステップ、
を含む。
本発明によれば、光学体に作用させた熱流に応じて、付加的な加熱体の温度を設定または規定すればよく、その際には、加熱体の温度がヒートシンクの温度と同等の温度またはより高い温度になるという境界条件のみを考慮する必要があることがわかった。熱流を測定することの代案または追加として、熱流を作用させた表面の温度および/または光学体上における所定位置の温度を測定することもできる。加熱体に隣接する表面を、例えば、光学体上における所定位置として用いることができる。そして、ルックアップテーブルおよび/またはモデルを用いて、加熱体の温度を制御的および/または調節的に規定することができる。このルックアップテーブルおよび/またはモデルは、一方では、光学体の面の変形、特に、熱流を作用させた面の変形と、他方では、熱流および/または該当する温度データとの間の相関を含むものである。光学体の、熱流が入射する側から離れた側に加熱体を設けることにより、光学体の光学面の熱誘導変形を驚くほど明白に補償することができる。この変形補償は、能動的に加熱するのみであり冷却は非能動的である加熱体を用いて行うことができる。相対的表面精度、すなわち、最大表面変形と光学体の光学面に対して垂直方向の厚みとの比を10−7から10−8の範囲内とすることができる。その他の点で、本方法の利点は、以上において本発明による温度制御装置に基づき説明したものと一致する。加熱体の温度は、特に、温度調節により、規定することができる。この場合、加熱体の温度および/または、例えば、加熱体に隣接する光学素子の表面の温度を測定し、実際の温度を所定の所望温度に調節する。本発明による方法は、本発明による温度制御装置を用いて実施することができる。
さらに、ヒートシンクの温度を設定すること、特に、調節することもできる。その結果、二自由度が得られ、この自由度を用いて変形補償を最適化することができる。ヒートシンクの温度は、一定の温度値に設定すること、またはあらかじめ定めておくことができる。
加熱装置とヒートシンクとの間の伝熱率は熱橋部を介して設定することができ、特に、調節可能な方法で設定すること、またはあらかじめ定めておくことができる。伝熱の設定は、熱橋部の寸法を変化させること、例えば、2つの熱橋部コンポーネントの接触断面を変化させることにより行うことができる。このことにより、変形補償を最適化する際の自由度をさらに向上させることもできる。
温度プロファイルは加熱体を介して設定することができる。対応する方法の利点は、以上において温度制御装置に基づき説明したものと一致する。
以下に、本発明の一実施形態について、図面を参照してさらに詳細に説明する。
EUVマイクロリソグラフィのための投影露光装置の概略図である。 図1に示す投影露光装置の照射光学系および/または露光光学系の光学アセンブリを、温度制御装置とともに示す図である。 熱流を光学アセンブリの光学体表面に作用させた際の伝熱状態を示す図である。 図3と同様の加熱装置が作用した結果生じる伝熱状態を示す図である。
マイクロリソグラフィのための投影露光装置1は、光照射のための光源2を有する。光源2はEUV光源であり、特に、5nm〜30nmの波長帯域にある光を生成する。その他のEUV波長も可能である。一般に、あらゆる所望の波長、例えば、可視波長も、投影露光装置1内に照射光として案内することが可能である。図1に、照射光3のビーム路を極めて概略的に示す。
照射光学系6を用いて照射光3を光源2から対物面5内の対物領域4に案内する。投影光学系7を用いて、対物領域4を像面9内の像領域8に所定の縮小倍率で結像する。既知の結像光学系に関して冒頭で述べた特許文献1に記載の構成のうちの1つを、例えば、この投影光学系7として用いることができる。投影光学系7の縮小倍率は、例えば、8分の1である。その他の縮小倍率も可能であり、例えば、4分の1、5分の1、またはその他の、8分の1よりも低い縮小倍率とすることができる。8分の1の縮小倍率は、特に、EUV波長の照射光3について適しており、それにより、反射マスク10上において対物側の入射角を小さく維持することができる。結像倍率を8分の1とすることで、さらに、必ずしも大きいマスクを使用する必要はない。投影光学系7内の像面9は、対物面5と平行に配置することができる。ここで、対物領域4と一致しレチクルとも呼ばれる反射マスク10の詳細を像面9に結像させる。
像領域8は、部分円形状に湾曲し、像領域8を限定する2つの部分円弧の間隔は1mmである。また、互いに平行な直線状に延在して2つの部分円弧の間にある像領域8を限定する、各側端縁の辺長も1mmである。像領域8のこれら2つの直線側端部は互いに13mm離間している。この湾曲像領域は、その面積に関して、端縁長が1mm×13mmの矩形像領域に相当する。この種の矩形像領域8をこの種の矩形像領域とすることも可能である。
ウエハとして構成した基板11の表面上に結像を行う。基板は、基板ホルダ12上に担持される。図1において、レチクル10と投影光学系7との間に、投影光学系7に入射する照射光3のビーム束13、および、投影光学系7と基板11との間に、投影光学系7から出射する照射光3のビーム束14を概略的に示す。
図2における投影光学系7の像領域側の開口数は、例えば0.4である。図示の都合上、図1において示すこの開口数は原寸に比例していない。
投影露光装置1および投影光学系7の種々の実施形態の説明を円滑にするため、図1において、デカルトxyz座標系を示し、この座標により、各図に示す部品のそれぞれの位置関係を表す。図1において、x方向は、図の紙面に対して垂直に延びる方向であり紙面を貫通する方向である。y方向は右側へ向かう方向であり、z方向は下側へ延びる方向である。
投影露光装置1は走査型である。投影露光装置1の動作中に、レチクル10を担持するレチクルホルダ15、および基板ホルダ12の両方をy方向へ走査する。
図2に、光学体17を有する光学アセンブリ16の断面図を示す。光学体17はミラーとして構成され、入射する照射光または結像光3を反射する。照射光3は、以下の説明において、有効照射とも称する。有効照射3に加え、さらなる熱源もミラー17に作用することがある。このさらなる熱源の例としては、例えば、ミラーアクチュエータまたはセンサからの熱流が挙げられる。ミラー17は、投影露光装置1の照射光学系6または投影光学系7の一部として構成することができる。照射光または結像光3はミラー17の光学反射面18から反射される。この反射面18は多層コーティングを有し、照射光または結像光3を反射する際の反射面18の反射を最大化する。照射光または結像光3としてEUV照射を用いる場合、反射面18の反射率は、例えば、0.7である。この場合、散乱損失とは別に、反射面18上に入射する照射光または結像光3のエネルギーの約30%はミラー17により吸収される。
ミラー17の温度制御装置19を用いて、ミラー17における有効照射3の残留吸収による影響、すなわち、有効照射3を反射中の反射面18における成形品質または結像品質に残留吸収が与える影響を最小限に抑制し、理想的には、その影響を完全に排除する。ミラー17とともに、温度制御装置19は光学アセンブリ16の一部として構成される。
温度制御装置19は、図2においていくつかの矢印21で示す熱放射状の熱流を受け入れるヒートシンク20を有する。この熱放射はミラー17から出射するものである。ヒートシンク20は、反射面18の周辺領域22の周りに配置した中空円筒状構造として形成され、その構造の回転対称の軸線23は、反射面18の対称軸線と一致するか、または反射面18の対称面内に位置する。ミラー17の直径と、回転対称の軸線23に沿ったミラー17の厚さとの比は約5である。ミラー17の直径を30cmとすることができる。ミラーの厚さは、5cm〜10cmの範囲内とすることができる。ミラー17の側面は外周段部24を有する。この段部24において、ミラー17の外周が拡張し、反射面18の領域において、より大きい第2外周値に至るまでの小さい第1外周値を有する。ヒートシンク20は、外周段部24の領域において、外周段部24と相互補完的な外周段部25を有し、反射面18と反射面18に隣接するミラー17の領域において、ヒートシンク20はミラー17の殻壁からわずかに離間して隣接する。ミラー17の殻壁とヒートシンク20との間には直接の機械的接触はない。ミラー17とヒートシンク20との間の間隔は、個々に存在する構造の状況により調整することができ、一般に1mm〜5mmの範囲内である。基本的に、この間隔をこれより大きい値、または小さい値とすることも可能である。
ミラー17は、保持構造26を用いてヒートシンク20に取り付ける。この保持構造26は、複数の保持アーム27により構成することができる。保持構造26へのミラー17の取り付けは、例えば、国際公開第2005/026801号パンフレットまたは米国特許出願公開第2007/0076310号明細書に例として記載されるようなアクチュエータシステムのようなパッシブ型またはアクティブ型とすることができる。
保持構造26は実質的に非熱伝導材料で形成され、保持構造26を介することによりミラー17とヒートシンク20との間には極めて低い熱的結合しか発生しないようにする。国際公開第2005/026801号パンフレットまたは米国特許出願公開第2007/0076310号明細書に記載のアクチュエータシステムの場合、ミラー17はアクチュエータから熱的に切り離される。保持構造26をパッシブ型保持構造と称することもできる。この場合、保持構造を可撓性材料を用いて形成することで、静定的に実装することができる。保持構造26は可撓性抑制領域を有することができ、その結果、熱的結合を低くすることができる。保持構造26の材料としてインバーを用いることができる。
また、温度制御装置19は加熱装置28を有する。加熱装置は、例えば、加熱箔30で被覆した加熱金属製の加熱プレートとして構成した加熱体29を有する。図2に示す実施形態において、加熱体29のミラー17に対向する面を、加熱箔30により完全に被覆する。
加熱体29は、ミラー17の裏側31に隣接配置する。加熱体29は、ミラー17の裏側31から1mm〜5mm程度の間隔を空けて配置する。この間隔は、基本的に、さらに大きく、またはさらに小さく選択することもできる。
加熱体29はプレート形状をなし、その表面は反射面18とほぼ同じ大きさである。加熱体29は、保持構造26の各保持アーム27間の中央に配置する。
加熱体29を加熱箔30で完全に被覆するかわりに、代案として、加熱体の面の一部、すなわち、ミラー17の裏側31に対向する面の一部に加熱箔を配置することもできる。加熱装置28をこのような構成とした実施形態においては、加熱体29からミラー17への伝熱により対応する熱構造を印加することができる。加熱箔を部分的に配置した構成の代案または追加として、加熱体29のミラー17の裏側31に対向する側に冷却部を付加的に配置することにより、加熱体29のミラー裏側31に対向する側において、室温に対して正の方向および負の方向の両方について規定した温度プロファイルを得ることができる。加熱箔を有する領域とは別に、例えば、付加的な薄板を有する領域を設け、部分的な冷却を実施することができる。この付加的な薄板は、一方では加熱体から熱的に切り離され、他方では、熱の良導体により、付加的な調節冷却体または付加的なペルチェ素子に連結される。
加熱体29は、物理的な熱橋部(ヒートブリッジ)32を介して温度制御装置19のヒートシンク20に連結する。熱橋部32は、加熱体29とヒートシンク20との間の複数の連結ウェブ33として構成する。回転対称の軸線23を中心とする外郭方向に向かって、保持アーム27の位置とは異なる周辺の各位置に連結ウェブ33を配置する。
連結ウェブ33の断面、材料、および数については、加熱体29の温度調節および加熱体29の加熱に必要な加熱エネルギーに関して効率を最適化するように、選択する。この場合、熱的結合が極めて低いと、システムの所要加熱出力が低くなるが、熱的結合が極めて低いと、加熱出力の制御が不十分になる。熱的結合が良好な場合、所要加熱出力は大きくなるが、この加熱出力を良好に調節可能となる。
加熱箔30を電圧源34に連結して、加熱箔30からの加熱出力を規定する。調節機構35により電圧源34を起動する。調節機構は、図示しない方法で、温度センサ36と信号接続する。温度センサ36は加熱箔30上に分散配置し、加熱体の表面を介した加熱体29の温度プロファイルを示す信号を調節機構35に供給する。この信号を用いて、調節機構35は電圧源34を起動して加熱箔30の対応する加熱出力を規定し、加熱体29を所望の温度値とする。加熱箔が複数の加熱箔部分に分割されている場合、または、加熱体29が、加熱部分に加え、冷却部分も有する場合、調節機構35によりこれらの加熱部分と冷却部分を別々に起動して、加熱体29の対応する所定の温度プロファイルを生成する。この場合、加熱体29は温度制御体となる。例えば、加熱体29を部分的に所定の温度に維持することができる。
ヒートシンク20は、図2に概略的に示す信号線37により調節機構35および温度制御素子38と信号接続され、温度制御素子により、ヒートシンク20の定温を、例えば、22℃のレベルに規定する。ミラー17のホルダは、独国特許出願公開第10134387号明細書の記載にしたがって設計することができる。この場合、ヒートシンク20は、負荷構造の水冷機構として実施することができる。温度制御装置38は、ペルチェ素子として設計することもできる。
光学アセンブリ16全体を、例えば0.1ミリバールの気圧下において、ガス雰囲気中、例えば、水素雰囲気中に配置することにより、一方ではミラー17とヒートシンク20とが良好に熱的結合し、他方ではミラー17と加熱体29とが良好に熱的結合する。
さらに、調節機構35は、反射面18の形状および/または像領域8の結像品質および/または対物領域4の照射品質を測定する光学センサと信号接続することができる。反射面形状および/または結像品質もしくは照射品質について得られたパラメータに応じて、該当する加熱体29の温度または温度プロファイルを規定することができ、測定した形状パラメータ、結像品質パラメータ、または照射品質パラメータが規定値から逸脱する原因となる反射面18のいかなる熱変形も、ミラー17の温度をそれに対応して制御することにより、補償することができる。
測定した形状パラメータ、結像品質パラメータ、もしくは照射品質パラメータと、規定しようとする加熱体29の温度または温度プロファイルとの間の相関は、較正測定中に検出することができ、調節機構35のメモリに格納することができる。このようにして、調節機構35下での、加熱体29の温度または温度プロファイルのフィードフォワード制御が可能になる。
熱は、加熱体29から熱橋部32を経由してヒートシンク20へ標的を定めて放出されるため、調節機構35によりあらかじめ規定された温度または所定の温度プロファイルは、加熱箔30または加熱箔部分の伝熱を利用して迅速に調節することができる。
実際には、加熱体29の温度を、ヒートシンク20の温度よりも、例えば1℃高い温度に調節すればよい。この温度差は、例えば、2℃とすることができ、または、それよりも大きくすることができる。
微細構造またはナノ構造を有するコンポーネントを作成する際は、投影露光装置1を次のように用いる。まず、反射マスク10すなわちレチクル、および基板すなわちウエハ11を設ける。次に、投影露光装置1を用いて、レチクル10上の構造をウエハ11の感光層上に投影する。この場合、一方では対物領域4の露光品質を、他方では物体4の像領域8への結像品質を、対応する各センサを用いて、常に測定する。加熱体すなわち温度制御体29からミラー17への伝熱により、ミラー17の材料の長手方向の熱膨張に応じた対応する熱形状が生じ、その結果、反射面18の形状はそれに対応するものとなる。測定された形状パラメータ、露光パラメータ、または結像品質パラメータに応じて、調節機構35により電圧源34を起動して、また、任意選択で、さらに加熱源または冷却源を起動して、加熱体すなわち温度制御体29の温度または温度プロファイルを規定する。このようにして、規定値から逸脱した露光品質または結像品質を補償することができる。投影露光の後、感光層がウエハ11上に現像される。その結果、微細構造またはナノ構造を有するコンポーネントが得られる。
図示の実施形態において、ヒートシンク20は、熱放射21を介して、ミラー17と直接熱交換結合する。代案として、このヒートシンク20とミラー17との間を、伝達体を用いて熱的結合する。この種の伝達体は、例えば、ミラー17のマウントとすることができる。
以上、温度制御装置19を、回転対称な反射面を有するミラー17に関連して説明した。このタイプの回転対称系の変わりに、回転対称の軸線を有さず、また、特に、光軸線も有さない光学アセンブリも存在する。反射面18、すなわち、光学面の設計は、ヒートシンク20を形成する支持構造と同様、円形でなくてもよい。
図3および図4を参照して、光学アセンブリの伝熱状態を概略的に説明する。図3に、ミラーとして構成した光学体17を有する光学アセンブリ16を概略的に示す。光学体17には、その反射面18を介して、図3において示す熱流39が作用する。光学体17の周囲は、中空円筒形状のヒートシンク20に取り囲まれている。図3および図4には、光学体17およびヒートシンク20を示し、それぞれ相互補完的に形成される外周段部24,25は図示していない。
光学体17に熱流39が作用した結果、光学体17が加熱される。光学体17とヒートシンク20との間には、放射または対流による伝熱が生じ、図3においてこの伝熱を両矢印40で示す。ヒートシンク20の温度が、伝熱40を発する光学体17のその領域における温度よりも低い場合、負の伝熱40、すなわち、光学体17からヒートシンク20への熱の流れが発生する。ヒートシンク20の温度が、伝熱40を発する光学体17のその領域における温度よりも高い場合、それに応じて、正の伝熱40、すなわち、ヒートシンク20から光学体17への熱の流れが発生する。
熱流39により、図3における点線41で示すように、光学体17全体が変形する。この変形41、すなわち、加熱体29が作用しない場合の変形量は、約1nm(ピークピーク値、PV値)である。加熱装置28と光学体17との間に伝熱がなければ、光学面18において光学体17が約30℃に加熱され、反射面18とその裏側31との間に3℃の温度差が生じる。図3に概略的に示す光学体17の凸状変形は、単なる例示に過ぎず、凹状変形が生じる場合もある。光学体の材質に応じて、光学体は長手方向への膨張係数を有する場合があり、動作温度範囲内においては、温度に応じた非線形挙動を有する。この場合、熱流39が入射する前の光学体17の動作温度によっては、熱流39により光学体17が凹状変形する場合もある。さらに、光学体17の幾何学的形状および光学体17上における熱流39の局所分布に応じて、この変形の状態は変化する。
図4に、加熱装置28が作用した結果生じる伝熱状態を示す。図4において、加熱体29とヒートシンク20との間における熱橋部32を構成する連結ウェブ33を概略的に示す。熱橋部32を介して加熱体29からヒートシンク20に弱熱結合が生じる。
加熱体29の温度がヒートシンク20の温度よりも高いため、加熱体29と光学体17との間で伝熱が生じる。図4において、この伝熱を両矢印42で示す。伝熱42は放射または対流によって生じる。加熱体29の温度が光学体の裏側31における温度よりも低いと、伝熱42により負の熱流が生じる場合がある。加熱体29の温度がミラー本体17の温度よりも低いと、伝熱42により正の熱流が生じる場合がある。
伝熱42により、光学体17に変形43が生じる。図4において、その変形を点線で示す。加熱装置28の作用による変形43は、変形41とは反対方向に生じる。図3および図4に示す2つの伝熱状態を、加熱体29の温度を23℃として重ね合わせることにより、その結果として生じる光学体17の変形量は、熱流39を受けて10分の1以下に減少する。すなわち、変形量は最大でも0.1nm(ピークピーク値、PV値)となる。図3に示す伝熱状態から生じる光学体17の反射面18の変形量は、図4に示す伝熱状態と重ね合わせることにより、20分の1に減少することができる。
光学体17の一般的な熱伝導率を想定すると、反射面18における温度は26℃となり、裏側における温度は24℃となる。ここで、反射面18上においては、熱流39は反射面の18の中心において比較的局所的に作用することに留意されたい。一方、光学体17の裏側31の加熱装置28は、裏側31のほぼ全面にわたり作用する。特に、反射面18における温度とは、したがって、平均値である。また、反射面18における温度と裏側31における温度を直接関連付けることもさらに困難となる場合がある。なぜなら、光学体17は、温度によって変化する伸長係数を有する場合があり、この伸長係数は特に温度とともに上昇するからでる。
1cmのミラー厚に対する、達成可能な最大変形0.1nmの比率は、表面形状の相対精度に相当し、この相対精度は適合精度とも呼ばれる。温度制御装置19により、適合精度を10−7〜10−8の範囲内とすることができる。

Claims (14)

  1. 少なくとも1個の光学体(17)を有する光学アセンブリ(16)のための温度制御装置(19)を備えた光学アセンブリ(16)であって、前記光学体(17)の温度は、熱流(39)を作用させることのできる少なくとも1つの光学面(18)を用いて制御される、温度制御装置光学アセンブリにおいて、
    前記光学体(17)または前記光学体(17)に熱的に連結した伝熱体から放出された熱流(21)を受けるヒートシンク(20)、および
    前記光学体(17)に隣接配置した少なくとも1個の加熱体(29)を用いて前記光学体(17)の変形を補正する加熱装置(28)、を備える温度制御装置において、
    前記ヒートシンク(20)は、前記光学面(18)の周辺領域(22)に隣接配置され、
    前記加熱体(29)は、物理的な熱橋部(32)を用いて前記ヒートシンク(20)に連結され、前記加熱体の温度は前記ヒートシンク(20)の温度より高いかまたは同等であり、
    前記熱橋部(32)は、前記加熱体(29)と前記ヒートシンク(20)との間に設けられ、前記加熱体(29)を前記ヒートシンク(20)に保持する機械的ホルダである少なくとも1個の連結ウェブ(33)により構成されることを特徴とする、温度制御装置光学アセンブリ。
  2. 請求項1に記載の光学アセンブリであって、前記少なくとも1つの連結ウェブ(33)の断面積は1mmよりも大きいことを特徴とする、光学アセンブリ。
  3. 請求項2に記載の光学アセンブリであって、前記少なくとも1つの連結ウェブ(33)は、次の材料、すなわち、アルミニウム、スチール、インバー、またはセラミック複合材のうち、少なくとも1つの材料により構成されることを特徴とする、光学アセンブリ。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の光学アセンブリであって、前記加熱装置(28)は、前記加熱体(29)を用いて温度プロファイルを規定する調節機構(35)を有することを特徴とする、光学アセンブリ。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の光学アセンブリであって、前記加熱体(29)は加熱箔(30)を有することを特徴とする、光学アセンブリ。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の光学アセンブリであって、前記加熱体(29)は部分的に加熱および/または冷却することができることを特徴とする、光学アセンブリ。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の光学アセンブリであって、前記加熱体(29)は部分的に所定の温度に維持することができることを特徴とする、光学アセンブリ。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の光学アセンブリであって、前記ヒートシンク(20)は、前記ヒートシンク(20)の一定温度を規定する前記調節機構(35)と信号接続されることを特徴とする、光学アセンブリ。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の光学アセンブリであって、前記光学体(17)は、保持構造(26)を用いて取り付けられ、前記保持構造の伝熱率は、前記加熱体(29)と前記ヒートシンク(20)との間の前記熱橋部(32)による伝熱率よりも小さく、一方では保持構造(26)を介した伝熱と他方では熱橋部(32)を介した伝熱との相互作用において、前記加熱体(29)の温度および前記加熱体(29)の調整対象温度を維持するために必要とされる加熱エネルギーの調整に関して効率を最適化するようにしたことを特徴とする、光学アセンブリ。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の光学アセンブリであって、前記少なくとも1つの光学面(18)はガス雰囲気中に配置したことを特徴とする、光学アセンブリ。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の温度制御装置であって、前記光学体(17)はミラーとして構成し、前記加熱装置(28)は、前記ミラー(17)の前記光学面(18)から離して、前記ミラー(17)の裏側(31)に隣接配置したことを特徴とする、光学アセンブリ。
  12. 請求項1に記載の光学アセンブリを有する、照射光学系(6)。
  13. 請求項1に記載の光学アセンブリを有する、投影光学系(7)。
  14. 請求項12に記載の照射光学系(6)および/または請求項13に記載の投影光学系(7)を有する、投影露光装置(1)。
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