JP5029878B2 - 電動工具 - Google Patents

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Description

本発明は、電動工具に関し、特に、防振ハンドルを有する電動工具に関する。
従来から防振ハンドルを有する電動工具が提案されている。例えば、メインハンドルの一端部と本体部との間には弾性手段が介装され、メインハンドルは、他端部を中心にして、本体部から一端部の方向へ回動可能に設けられている電動工具が開示されている(例えば、特許文献1参照)。また、他の電動工具として、他の互いに連結されたメインハンドルと、本体部とを備え、本体部には、電動モータ及び電動モータの回転運動を往復運動に変換する往復運動変換部が収納されているものがある。そして、本端部の先端には、往復運動変換部の往復運動により駆動する先端工具が取付けられている。
メインハンドルは、上側に位置する一端部と下側に位置する他端部とを有している。一端部及び他端部は、それぞれ本体部の後部に接続されている。一端部と、本体部との間には、弾性手段が介装されている。他端部にはシャフトが設けられ、メインハンドルは、シャフトを中心にして、本体部から一端部の方向へ回動可能に設けられている。弾性手段は、第1弾性支持部材と、第2弾性支持部材と、コイルバネとにより構成されている。第1弾性支持部材は、本体部に固定され、第1溝と、第1溝に連通する第2溝とが形成されている。第1溝は、前後方向に沿って延びるように形成されている。第2溝は、第1溝の後方に位置し、第1溝よりも狭い幅を有し、第1弾性支持部材の後方に開口している。
第2弾性支持部材は、メインハンドルの一端部に固定されている。第2弾性支持部材には、柱部と、半円柱部とが設けられている。柱部は、第2弾性支持部材の後部から前方に向かって延び、第2溝を貫通している。半円柱部は、柱部の先端に設けられ、第2溝の幅よりも広い幅を有し、第1溝内において、第1弾性支持部材に対し摺動移動可能に配置されている。コイルばねは、第1溝内に配置され、第1弾性支持部材と、半円柱部との間に介装されており、メインハンドルの一端部は、コイルばねにより本体部から一端部の方向へ付勢されている。
特開2005−74573号公報
上記の電動工具では、コイルばねの初期荷重、すなわち非作業状態でコイルばねに加わっている荷重が小さいほうが低振動を吸収することができ、コイルばねの初期荷重は小さいことが望ましい。しかし、コイルばねの初期荷重を小さく(自由長を短く)しようとすると、その精度誤差により、ガタツキが生じることがあった。逆に、ガタツキが生じないようにしようとすると、初期荷重を大きく設定せざるを得なかった。よって、初期状態においてコイルばねの初期荷重が大きいので、電動工具の低振動領域の振動をよく吸収することができず作業性が低下していた。
そこで、本発明は、初期状態においてばねに加わる初期荷重を小さくすることができ、低振動領域の振動を効率的に吸収することができる電動工具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、ハウジングと、該ハウジングの後方側に配置されたメインハンドルと、該ハウジングの前後方向に略垂直に指向する揺動軸を介して該ハウジングに接続され、該揺動軸を支点として揺動可能なサブハンドルと、該サブハンドルの揺動に対抗する方向に抵抗力を与える付勢手段とを備え、該ハウジングの外周は被取付部を有し、該被取付部には取付部が取付けられ、該サブハンドルは、該取付部に接続され、該揺動軸を中心とした揺動方向に該取付部に対する初期位置を所定角度毎に位置決め可能であり、該サブハンドルは、位置決めされた該初期位置を基準として所定範囲内で該付勢手段の抵抗力に抗して揺動可能であり、該付勢手段は、該サブハンドルが該初期位置に位置するよう該サブハンドルに該抵抗力を与える電動工具を提供している。
サブハンドルの揺動に対抗する方向に抵抗力を与える付勢手段を備えるため、ハウジングで発生する振動を緩衝することができる。よって、ハウジングで発生する振動が、サブハンドルに伝達するのを抑制することができ、電動工具の作業性を向上させることができる。さらに、ハウジングの外周は被取付部を有し、被取付部には取付部が取付けられ、サブハンドルは、取付部に接続され、揺動軸を中心とした揺動方向に取付部に対する初期位置を所定角度毎に位置決め可能であり、サブハンドルは、位置決めされた初期位置を基準として所定範囲内で付勢手段の抵抗力に抗して揺動可能であり、付勢手段は、サブハンドルが初期位置に位置するようサブハンドルに抵抗力を与えるため、揺動軸を中心とした揺動方向において初期位置を所望の位置に変えて電動工具を使用することができる。
ここで、取付部被取付部の周方向で取付位置を可変可能に取付けられ、サブハンドルは取付部に接続されていることが好ましい。
取付部被取付部の周方向で取付位置を可変可能に取付けられ、サブハンドルは取付部に接続されているため、被取付部の取付位置を変えることにより被取付部の周方向でサブハンドルの位置を変えて、電動工具を使用することができる。
該取付部は、該被取付部を環装し該サブハンドルが固定されるクランプを有し、該サブハンドルにはクランプ締付け機構が設けられ、該クランプ締付け機構により該クランプを締付けることにより該被取付部の周方向で取付位置を固定するとともに該被取付部に対して該サブハンドルを該揺動軸を中心とした揺動方向における所望の該初期位置に位置決め可能であることが好ましい。
取付部は、被取付部を環装しサブハンドルが固定されるクランプを有し、サブハンドルにはクランプ締付け機構が設けられているため、クランプ締付け機構によりクランプを締付けることにより被取付部の周方向で取付位置を固定するとともに被取付部に対してサブハンドルを揺動軸を中心とした揺動方向における所望の初期位置に位置決めすることができる。
該付勢手段はナイトハルトバネを有することが好ましい。付勢手段はナイトハルトバネを有するため、初期状態おけるバネ荷重を小さくできる。このためハウジングで発生する打撃動作初期における低振動領域の振動を効果的に緩衝することができ、電動工具の作業性を向上させることができる。
ここで、該ナイトハルトバネは、外形が略多角柱形状をなし該取付部に固定された略筒状の外枠部と、軸心が該揺動軸と平行に指向し該外枠部の内周面側の角部にそれぞれ配置された円柱形状のゴム棒と、軸心が該揺動軸と一致し隣接する該ゴム棒間に角部がそれぞれ配置される多角柱部とを有し、該サブハンドルと該多角柱部とを一体で揺動可能に連結する連結部を有していることが好ましい。
また、該連結部は、該多角柱部の軸方向端部に設けられた多角柱凹凸部と、該サブハンドルの一部であって該凹凸部に対向する該サブハンドルの部分に設けられ該多角柱凹凸部に係合可能な凹凸部とを有することが好ましい。
また、該揺動軸は、該連結部として機能するボルトからなり、該ボルトは、軸部と、該軸部に設けられ該ボルトの軸方向に垂直に切った断面が多角形状をなす多角形部と、多角形状の頭部とを有し、該多角形部は、該多角柱部を貫通して該多角柱部と係合離脱可能で該多角柱部と係合したとき該多角柱部と一体回転可能であり、該頭部は該サブハンドルに係合離脱可能で該サブハンドルに係合したとき該サブハンドルと一体回転可能であり、該ボルトの該頭部が該サブハンドルに係合しているときに該ボルトの該多角形部は該多角柱部に係合することが好ましい。
また、該揺動軸は、軸部と頭部とを有するボルトからなり、該ナイトハルトバネは、該サブハンドルに該ボルトが貫通可能に形成された貫通孔の一端の開口端に形成され該頭部を収容離脱可能な多角形状凹部を画成する多角形状凹部形成部と、軸心が該揺動軸と平行に指向し該多角形状凹部の内周面側の角部にそれぞれ配置された円柱形状のゴム棒と、多角形状からなり角部が隣接する該ゴム棒間にそれぞれ配置される該頭部とからなり、該ボルトの該頭部が該多角形状凹部に該ゴム棒を介して係合しているときに該ボルトは取付部に対して回転不能に固定可能であることが好ましい。
また、該ハウジングに収容されるモータと、該ハウジングの先端側に取り付けられる先端工具と、該モータの回転を往復運動に変換する往復運動変換部とを備え、該往復運動変換部は、シリンダと、該シリンダ内周に摺動可能に設けられたピストンと、該モータの回転駆動力を該ピストンの往復運動に変換する運動変換部と、該ピストンの往復運動により駆動される打撃子とを備え、該先端工具は該往復運動変換部の往復運動により駆動することが好ましい。
ハウジングに収容されるモータと、ハウジングの先端側に取り付けられる先端工具と、モータの回転を往復運動に変換する往復運動変換部とを備え、往復運動変換部は、シリンダと、シリンダ内周に摺動可能に設けられたピストンと、モータの回転駆動力をピストンの往復運動に変換する運動変換部と、ピストンの往復運動により駆動される打撃子とを備え、先端工具は往復運動変換部の往復運動により駆動するため、動作初期における打撃子の駆動により発生する低振動領域の振動を付勢手段により効果的に緩衝することができ、電動工具の作業性を向上させることができる。
また、該メインハンドルは、該ハウジングに弾性手段を介して接続されていることが好ましい。この構成により作業者に加わる振動をより効果的に低減することができる。
更に、該弾性手段はナイトハルトバネを有することがより好ましい。この構成により更に効果的に作業者に加わる振動を低減することができる。
以上により、本発明は、初期状態においてばねに加わる初期荷重を小さくすることができ、低振動領域の振動を効率的に吸収することができる電動工具を提供することができる。
本発明の電動工具を打撃工具に適用した第1の実施の形態について図1から図8に基づき説明する。図1及び図2における左側を打撃工具1の先端側、右側を打撃工具1の後端側として以下説明する。打撃工具1は、メインハンドル10と、サブハンドル110と、モータハウジング20及びギヤハウジング30からなる本体部60とを備えている。モータハウジング20及びギヤハウジング30はハウジングに相当する。
図2に示すように、メインハンドル10は、ハウジングの後端、即ち図の右端に設けられており、メインハンドル10には、電源ケーブル11が取付けられると共に、スイッチ機構12が内蔵されている。スイッチ機構12には、使用者により操作可能なトリガ13が機械的に接続されている。電源ケーブル11は、スイッチ機構を図示せぬ外部電源に接続し、トリガ13を操作することにより、後述の電動モータ21と外部電源との接続と断続とを切換えることができるようになっている。また、メインハンドル10は、使用者が打撃工具1を使用するときに握る握り部14を有している。
また、メインハンドル10は、上側に位置する一端部10Aと下側に位置する他端部10Bとを有している。一端部10Aは、後述の運動変換ハウジング31の後部に接続されている。一端部10Aと、運動変換ハウジング31との間には、弾性手段50が介装されている。他端部10Bは、モータハウジング20の後部に接続されている。他端部10Bとモータハウジング20との間には、回動付勢手段80が介装されている。
弾性手段50及び回動付勢手段80について、図3から図5に基づき説明する。図4に示すように、弾性手段50は、第1弾性支持部材51と、第2弾性支持部材52と、4本の丸棒状のゴム製の弾性体53とからなるトランザトリ・ユニットにより構成されている。第1弾性支持部材51は、運動変換ハウジング31に固定され、長円状の第1溝51aと、第1溝51aに連通する第2溝51bとが形成されている。第1溝51aは、前後方向に沿って延びるように形成されている。第2溝51bは、第1溝51aの後方に位置し、第1溝51aよりも狭い幅を有し、第1弾性支持部材51の後方に開口している。また、第1弾性支持部材51の両側壁には、第1傾斜面51Cが形成されている。
第2弾性支持部材52は、ボルト54によりメインハンドル10の一端部10Aに固定されている。第2弾性支持部材52には、柱部52Aと、円柱部52Bとが設けられている。柱部52Aは、第2弾性支持部材52の後部から前方に向かって延び、第2溝51bを貫通している。円柱部52Bは、柱部52Aの先端に設けられ、第2溝51bの幅よりも長い直径を有し、第1溝51a内において、第1弾性支持部材51に対し摺動移動可能に配置されている。従って、一端部10Aは、運動変換ハウジング31に対して、接近・離間可能である。また、円柱部52Bの直径は第2溝51bの幅よりも長いので、円柱部52Bが第1溝51a及び第2溝51bから抜け出るのを防止することができ、メインハンドル10の運動変換ハウジング31からの所定距離以上の離間を規制することができる。
また、第2弾性支持部材52の内壁には、第1傾斜面51Cと平行に延び、第1傾斜面51Cから所定距離離間する第2傾斜面52Cが形成されている。4本の弾性体53は、第1傾斜面51Cと第2傾斜面52Cとの間に介装されている。よって、メインハンドル10と運動変換ハウジング31とは、4つの弾性体53を介して接続される。また、弾性体53は、第2弾性支持部材52が第1弾性支持部材51側へ移動することにより、第2傾斜面52Cと第1傾斜面51Cとの間でころがり摩擦を受ける。よって、弾性手段50は、非線形な特性を示す。
図3及び図5に示すように、回動付勢手段80は、外枠81と、シャフト82と、断面略正方形の回転部材83と、4本のゴム棒84とからなるナイトハルトバネにより構成されている。回動付勢手段80は弾性手段に相当する。外枠81は、断面略正方形の内部空間81aを画成し、モータハウジング20に固定されている。シャフト82は、内部空間81aを貫通し、ボルト85によりメインハンドル10の他端部10Bに固定されている。メインハンドル10は、シャフト82を中心として回動可能に設けられている。回転部材83は、内部空間81a内において、シャフト82に固定され、シャフト82と共に回転可能に設けられている。よって、メインハンドル10を回動させることにより、シャフト82が回転し、回転部材83も回転する。また、4つのゴム棒84は、内部空間81aであって、外枠81と回転部材83との間に介装されている。
サブハンドル110は、図1に示されるように、ギヤハウジング30の先端部分を構成する略円筒形状をした被取付部に設けられている。サブハンドル110は把持部111を有しており、把持部111は環状部121を有する取付部120を介してギヤハウジング30の先端部分に接続されている。より具体的には、サブハンドル110は、図1に示されるように、上部112と下部113と右部114と左部115との4つの棒状の部分が接続されてなる略ロの字形状をなしており、図1における左部115の一部は、図7に示されるように切欠部を形成している。図7に示されるように、切欠部を画成する互いに対向する一対の切欠面115A、115Aには、後述の貫通孔110aを中心として放射状に凹凸が形成された凹凸部115Bがそれぞれ設けられている。なお、図7において凹凸部115Bは1つのみ現れている。
また左部115には、左部115の延出方向、即ち、図1、図6の上下方向に延出する貫通孔110aが形成されており、貫通孔110aにはボルト116が挿入されている。貫通孔110aの上端は六角形をした凹部開口部110bをなしており、六角形をしたボルト116の頭部が係合している。左部115の下端には、左部115下端から突出するボルト116の先端に螺合可能な貫通孔117aが形成されたネジ締め部117が、当該ボルト116の先端に螺合して設けられている。ネジ締め部117はクランプ締付け機構に相当する。
左部115の一対の切欠面115A、115Aの間には、図7に示されるように、付勢手段130が設けられている。付勢手段130は、図8に示されるように、外形が略四角柱形状をなす筒状の外枠部131と、当該外枠部131の内周面側に配置された4本の円柱形状のゴム棒132、132、132、132と、四角柱部133とを有するナイトハルトバネである。4本のゴム棒132は、外枠部131の内周面であって4つの角部の位置に、その長手方向が外枠部131の長手方向に一致する位置関係で配置されている。四角柱部133は、図8に示されるように、その4つの角がゴム棒132とゴム棒132との間に位置するようにして、その長手方向がゴム棒132の長手方向に一致するように配置されている。四角柱部133の軸心位置には貫通孔133aが形成されており、図6に示されるように、ボルト116が貫通している。四角柱部133は多角柱部に相当する。
貫通孔133aの周囲には、貫通孔133aを中心として放射状に凹凸が形成された四角柱凹凸部133Aがそれぞれ設けられており、四角柱凹凸部133A、113Aは把持部111の左部115の切欠面115A、115Aに設けられた凹凸部115B、115Bと係合可能である。四角柱凹凸部133A、113A、凹凸部115B、115Bは連結部に相当する。
なお、図7、図8では、四角柱凹凸部133Aは1つのみ現れている。ネジ締め部117を回転させて左部115の切欠部の間において四角柱部133を挟んで締め付けることにより、四角柱凹凸部133Aと凹凸部115Bとが常時係合する状態となり、四角柱部133に対して把持部111が相対的に回動不能となり、揺動軸たるボルト116を中心とした揺動方向における把持部111の取付部120に対する初期位置が位置決めされる。但し、付勢手段130により、当該初期位置を中心として揺動軸たるボルト116を中心とした揺動方向に若干揺動可能であり、後述のように振動を吸収可能な状態となる。
ネジ締め部117を回転させて左部115の切欠部の間において四角柱部133を挟んでいる締付けを緩めることにより、四角柱凹凸部133Aの凸部に凹凸部115Bの凸部が乗り上げることが可能となる。このため、四角柱凹凸部133Aが凹凸部115Bに対して相対的に回動可能となることで四角柱部133及び外枠部131に対して把持部111が相対的に回動可能となり、ボルト116を中心とした揺動方向における把持部111の初期位置を変えることができる。
外枠部131には、図6に示されるように、その側面全体を環装するようにして取付部120の環状部121が固定されている。環状部121には、ボルト116の軸方向に垂直をなすように軸心が指向する環状のハウジング取付環部122が接続されており、直径方向において半割構造をなし、当該接続位置を中心として一方が他方に対して回動可能である。当該接続位置の直径方向に相当する位置の部分は、ネジ123により互いに結合可能である。ネジ123により互いに結合されていないときに、ハウジング取付環部122の一方を他方に対して回動させて開き、ハウジング取付環部122の内周面にギヤハウジング30の先端部を当接させハウジング取付環部122の一方を他方に対して回動させて半割を閉じて図6に示されるように環状とし、ネジ123により互いに結合することにより、後述の先端工具16の軸を中心としてギヤハウジング30の周方向における取付部120の回動位置を固定することができる。
ハウジング取付環部122の軸心とボルト116の軸方向とは、図6に示されるように垂直をなしており、サブハンドル110はボルト116を中心として揺動するため、サブハンドル110は他の方向、例えばギヤハウジング30の周方向へは揺動不能である。ナイトハルトバネをサブハンドル110と取付部120との間に介在させるようにしたため、ボルト116を揺動軸とし初期位置を中心としてサブハンドル110を揺動させようとすると、初期位置が位置決めされた状態のサブハンドル110は、四角柱部133の側面がゴム棒132を押圧することになり、ギヤハウジング30に固定されている取付部120及び外枠部131に対してゴム棒132から付勢力を受け、ころがり摩擦を受ける。即ち、サブハンドル110の揺動に対抗する方向に付勢力が与えられ、付勢手段130は非線形な特性を示して、ギヤハウジング30及び取付部120からの振動を効果的に吸収することができる。
図2に示すように、モータハウジング20は、メインハンドル10の先端側下部に設けられている。電動モータ21は、モータハウジング20内に収納されている。電動モータ21は、その回転駆動力を出力する出力軸22を備えている。出力軸22の先端には、ピニオンギヤ23が設けられており、ギヤハウジング30内に位置している。
ギヤハウジング30は、運動変換ハウジング31と、打撃ハウジング32とを備えている。運動変換ハウジング31は、モータハウジング20の上部に位置している。打撃ハウジング32は、運動変換ハウジング31の先端側に位置している。
運動変換ハウジング31内には、ピニオンギヤ23の後端側において、出力軸22と平行に延びるクランク軸34が回転可能に支承されている。クランク軸34の下端には、ピニオンギヤ23と噛合する第1ギヤ35が同軸固定されている。クランク軸34の上端部には、運動変換機構36が設けられている。運動変換機構36は、クランクウェイト37、クランクピン38、及びコンロッド39を有している。クランクウェイト37は、クランク軸34の上端に固定されている。クランクピン38は、クランクウェイト37の端部に固定されている。コンロッド39の後端には、クランクピン38が挿入されている。
打撃ハウジング32内には、出力軸22と直交する方向に延びるシリンダ40が設けられている。シリンダ40の中心軸と、出力軸22の回転軸は、同一平面上に位置している。また、シリンダ40の後端部は、電動モータ21と対向している。シリンダ40の先端側には工具保持部15が設けられ、先端工具16(図1)が着脱自在に取付けられる。先端工具16の軸芯方向はハウジングの前後方向に一致する。また、シリンダ40内には、その内周に摺動可能にピストン43が設けられている。ピストン43は、ピストンピン43Aを有し、コンロッド39の先端には、ピストンピン43Aが挿入されている。シリンダ40内の先端側には打撃子44が、シリンダ40の内周に摺動可能に設けられている。シリンダ40内であってピストン43と打撃子44との間には空気室45が画成されている。また、打撃子44の先端側には、中間子46がシリンダ40内に前後方向に摺動可能に設けられている。
運動変換ハウジング31内であって、メインハンドル10に対向する部分には、カウンタウェイト機構70が配置されている。カウンタウェイト機構70は、2ヶ所のウェイト保持部支持部71、72と、ウェイト保持部73と、カウンタウェイト74とを備えている。各ウェイト保持部支持部71、72は、ピストン43の往復運動の方向と直交する方向において、カウンタウェイト74を挟むように配置されている。各ウェイト保持部支持部71、72は、第1ウェイト保持部支持部75、76と、第1ウェイト保持部支持部71よりもカウンタウェイト74側に位置する第2ウェイト保持部支持部77、78とを備えている。
次に、第1の実施の形態による打撃工具1の動作について説明する。メインハンドル10を手で把持した状態で、先端工具16を図示せぬ被削材に押し当てる。次に、トリガ12を引き、電動モータ21に電力を供給し回転駆動させる。この回転駆動力は、ピニオンギヤ23及び第1ギヤ35を介してクランク軸34に伝達される。クランク軸34の回転は、運動変換機構36(クランクウェイト37、クランクピン38、及びコンロッド39)によって、シリンダ40内におけるピストン43の往復運動に変換される。ピストン43の往復運動により空気室45中の空気の圧力は上昇及び低下を繰り返し、打撃子44に打撃力を付与する。打撃子44が前進して中間子46の後端に衝突し、中間子46を介して打撃力が先端工具16に伝達される。この打撃力により、先端工具16には打撃力とが付与され、被削材は破砕される。
上記の打撃工具1の動作時には、打撃子44の往復動に起因するほぼ一定周期の振動が本体部60に発生する。ゴム棒84が、モータハウジング20に固定された外枠81と、他端部10Aに固定された回転部材83との間に介装され、かつ弾性体53が、運動変換ハウジング31に固定された第1弾性支持部材51と、一端部10Aに固定された第2弾性支持部材52との間に介装されているので、ゴム棒84(回動付勢手段80)及び弾性体53(弾性手段50)により本体部60で発生する振動を緩衝することができる。よって、本体部60で発生する振動が、メインハンドル10に伝達するのを抑制することができ、電動工具1の作業性を向上させることができる。
また、ゴム棒132が外枠部131と四角柱部133との間に介装されているので、ゴム棒132はサブハンドル110の揺動に対抗する方向に抵抗力を与え、本体部60で発生する振動を緩衝することができる。よって、本体部60で発生する振動が、サブンハンドル110に伝達するのを抑制することができ、電動工具1の作業性を向上させることができる。また、初期状態おけるゴム棒84、ゴム棒132のバネ荷重は小さいので、本体部60で発生する打撃動作初期における低振動領域の振動をゴム棒84、ゴム棒132により効果的に緩衝することができ、打撃工具1の作業性を向上させることができる。
また、本体部60で発生した振動は、運動変換ハウジング31を介して、ウェイト保持部支持部71、72に伝達される。ウェイト保持部支持部71、72に伝達された振動は、ウェイト支持部材73及びカウンタウェイト74に伝達され、カウンタウェイト74は、ピストン43の往復運動方向と同じ方向に振動する。この振動により、打撃による打撃工具1の振動は低減される。
次に、本発明の電動工具を打撃工具に適用した第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態では、四角柱凹凸部133A、凹凸部115Bが設けられておらず、把持部111の左部115の切欠面115A、115Aと四角柱部1133の端面とは平面で当接している点で第1実施の形態とは異なる。また、ボルト1116は、四角柱部133に対して回動不能且つ軸方向に移動可能である点で第1の実施の形態とは異なる。また、図9に示されるように、ボルト1116の頭部が六角形ではなく八角形であり、把持部111の左部115の凹部開口部1110bもこれに倣った形となっている点で第1の実施の形態とは異なる。これ以外の構成については第1の実施の形態と同一である。これらの相違点に関する部分のみについて説明し、同一の部材については同一の符号を用いて説明する。
四角柱部1133の貫通孔1133aはその軸方向に垂直な断面が四角柱状などの多角形柱状をしており、貫通孔1133aを貫通しているボルト1116の部分及びその部分よりも上の当該ボルト1116の部分は、ボルト1116の頭部を除き、貫通孔1133aと略同一の断面形状を有する形状になっている。当該四角柱状の部分よりも図10の下側の部分は、第1の実施の形態と同様に断面は円形である。従って、図10に示されるように、貫通孔1133aにボルト1116の四角柱状の部分が係合することにより、ボルト1116に対して四角柱部1133は回動不能となるように構成されている。
また、左部115の貫通孔1110aの四角柱部1133の上端よりも図の上側の部分は、ボルト1116の四角柱状の部分よりも拡径されており、ボルト1116の軸を中心として左部115が回動可能になっている。従って、ボルト1116を緩め、その軸方向である図10の上方向へ移動させ、凹部開口部1110bからボルト1116の頭部を外れた状態とすることにより、ボルト1116、四角柱部1133、及び取付部に対して左部115及び把持部111がボルト1116を揺動軸として揺動可能となる。
把持部111の初期位置を所望の位置に位置決めする際には、先ず、ネジ締め部117を回転させてボルト1116を緩め軸方向へ移動させ、ボルト1116の八角形の頭部を把持部111の左部115の凹部開口部1110bに係合していない状態とする。つぎに、45°、90°等の45°きざみの所望の位置にボルト1116に対して把持部111を揺動させる。そして、その位置でボルト1116を軸方向へ移動させボルト1116の八角形の頭部を把持部111の左部115の凹部開口部1110bに係合させる。そして、ネジ締め部117を回転させてボルト1116を締め、ボルト1116の八角形の頭部を把持部111の左部115の凹部開口部1110bから外れない状態とすることにより、当該所望の位置において把持部111の初期位置を位置決めすることができる。
なお、ボルト1116の頭部及び把持部111の凹部開口部1110bを八角形状とすることにより、45°きざみで把持部111の初期位置を変更可能な構成としたが、八角形よりも角の数が多い多角形状とすることにより、更に小さな角度きざみで初期位置の変更が可能となる。
次に、本発明の電動工具を打撃工具に適用した第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態では、取付部2120は、開口部たる合口が1つ形成された薄い環状の板状部材からなるハウジング取付環部2122と、当該合口において合口の一方が外枠部131の図11の上半分を環装する環状部上部2121Aに接続され、他方が外枠部131の図11の下半分を環装する環状部下部1212Bに接続され、環状部上部2121Aと環状部下部2121Bとから環状部2121が構成されて四角柱部133を環装し、取付部2120全体としてクランプを構成する点で第1の実施の形態とは異なる。これ以外の構成については第1の実施の形態と同一である。なお、同一の部材については同一の符号を用いて説明する。
把持部111の初期位置を所望の位置に位置決めする際には、先ず、ネジ締め部117を回転させて左部115の切欠部の間において環状部上部2121Aと環状部下部2121Bとを挟んで締め付けるとともに、四角柱部133を挟んで締め付ける。このことにより、四角柱凹凸部133A(図8)と凹凸部115B(図7)とが常時係合する状態となり、揺動軸たるボルト116を中心とした揺動方向における把持部111の初期位置が位置決めされるとともに、ハウジング取付環部2122でギヤハウジング30の先端を締付けて、取付部2120を、ギヤハウジング30に対してギヤハウジング30の周囲において一時的に周回不能としてギヤハウジング30の周方向における位置決めをすることができる。
次に、本発明の電動工具を打撃工具に適用した第4の実施の形態について説明する。第4の実施の形態では、四角柱部133や外枠部131や4本のゴム棒132が設けられておらず、また、略筒状をした環状部121に代えて中実で中央にボルト3116が貫通可能な四角形状の貫通孔が形成された中実環状部が設けられており、ボルト3116は第2の実施の形態と同様に途中から四角柱状の部分3116Aを有し、当該四角柱状の部分3116Aは中実環状部の六角形状の貫通孔に係合可能であり、ボルト3116は取付部120に対して回転不能となっている点で第1の実施の形態とは異なる。また、把持部111の左部115の凹部開口部3110b(図12)において付勢手段3130たるナイトハルトバネを有する点で、第1の実施の形態とは異なる。これ以外の構成については第1の実施の形態と同一である。なお、同一の部材については同一の符号を用いて説明する。
図12に示されるように、把持部111(図1等)の左部115の凹部開口部3110bは、ボルト3116の頭部よりも大きな六角形状をなしており、凹部開口部3110bの内周面の角部にはそれぞれ1本ずつ径6本のゴム棒132が配置されている。凹部開口部3110bを画成するサブハンドル111の部分は多角形状凹部形成部に相当し、凹部開口部3110bは多角形状凹部に相当する。ボルト3116の頭部の角部は隣り合うゴム棒132間に配置される。ボルト3116の頭部と軸部とは別体に構成され、図12に示されるように、頭部に形成された貫通孔3116aに、軸部に設けられた四角柱状の部分3116Aを挿入することにより、頭部と軸部とは一体とされている。
把持部111の初期位置を所望の位置に位置決めする際には、先ず、ネジ締め部117(図6等)を回転させてボルト3116を緩め、ボルト3116を軸方向に移動させてボルト3116の六角形の頭部をゴム棒132に当接していない状態とすることで所望の位置に、ボルト3116に対して把持部111を揺動させる。その位置でボルト3116を軸方向に移動させ六角形の頭部を凹部開口部3110bに挿入しゴム棒132に当接させる。そして、ネジ締め部117を回転させてボルト3116を締め、ボルト3116の六角形の頭部を常時ゴム棒132に当接した状態とすることにより、当該所望の位置において把持部111の初期位置を位置決めすることができる。
初期位置が位置決めされた状態のサブハンドル110は、ボルト3116の頭部の六角形の辺がゴム棒132を押圧することになり、ギヤハウジング30に固定されている取付部120及びボルト3116に対してゴム棒132から付勢力を受け、ころがり摩擦を受ける。よって、付勢手段3130は非線形な特性を示して、ギヤハウジング30及び取付部120からの振動を効果的に吸収することができる。
次に、本発明の電動工具を打撃工具に適用した第5の実施の形態について図13に基づき説明する。第5の実施の形態では、把持部4111がバー形状をしている点で第1の実施の形態とは異なる。これ以外の構成については第1の実施の形態と同一である。なお、同一の部材については同一の符号を用いて説明する。
サブハンドル4110は、一対の側壁4113、4114とこれらの一端において連結する底壁4115とを有する略コの字形状をなす四角柱挟持部4112と、底壁4115において一端が接続されるバー状の把持部4111とを有している。四角柱部133、外枠部131、ゴム棒132(図8)、環状部121は、四角柱挟持部4112の一対の側壁4113、4114によって挟持されており、四角柱挟持部4112の一対の側壁4113、4114の他端側の部分には貫通孔4110aが形成され、ボルト116が貫通している。貫通孔4110aの図13の上端には、凹部開口部4110bが形成されており、ボルト116の頭部が係合する。ボルト116の他端は四角柱挟持部4112の側壁4113、4114の貫通孔4110aから、図13の下方へ突出しており、突出部分には、第1の実施の形態と同様に、ネジ締め部117が螺合している。サブハンドル4110の初期位置の設定及び変更、取付部120のギヤハウジング30の周方向における位置の変更及び固定については、第1の実施の形態と同様にネジ締め部117を回動させて行う。
本発明による電動工具は、上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。例えば、電動工具は打撃工具に限定されない。例えば、電動工具をグラインダーに応用し先端工具として円盤状の砥石が用いられてもよく、ドライバやドリルなど種々の電動工具に適用可能である。
また、第1〜第3、第5の実施の形態では、ナイトハルトバネは四角柱部133を有し、また、第4の実施の形態では、ナイトハルトバネは六角形のボルト3116の頭部を有していたが、このような四角柱形や六角形の形状に限定されない。他の多角形であってもよく、またインボリュート形状であってもよい。
本発明の電動工具を打撃工具に適用した第1の実施の形態の外観斜視図。 本発明の電動工具を打撃工具に適用した第1の実施の形態の断面図。 図2に示した打撃工具の非作業状態における本体部の後側及びメインハンドルの部分断面図。 図3に示した弾性手段の断面図。 図3に示した回動付勢手段の断面図。 本発明の電動工具を打撃工具に適用した第1の実施の形態の取付部とサブハンドルとを示す要部断面図。 本発明の電動工具を打撃工具に適用した第1の実施の形態のサブハンドルと付勢手段とを示す要部断面図。 本発明の電動工具を打撃工具に適用した第1の実施の形態の付勢手段を示す分解斜視図。 本発明の電動工具を打撃工具に適用した第2の実施の形態のサブハンドルを示す平面図。 本発明の電動工具を打撃工具に適用した第2の実施の形態の取付部とサブハンドルとを示す要部断面図。 本発明の電動工具を打撃工具に適用した第3の実施の形態の取付部とサブハンドルとを示す要部断面図。 本発明の電動工具を打撃工具に適用した第4の実施の形態の付勢手段を示す平面図。 本発明の電動工具を打撃工具に適用した第5の実施の形態の取付部とサブハンドルとを示す要部部分断面図。
符号の説明
16・・・先端工具 21・・・電動モータ 30・・・ギヤハウジング 36・・・運動変換機構 40・・・シリンダ 43・・・ピストン 110・・・サブハンドル 110a・・・貫通孔111・・・把持部 115A・・・切欠面 116・・・ボルト 117・・・ネジ締め部 120・・・取付部 131・・・外枠部 132・・・ゴム棒 133・・・四角柱部 133A・・・四角柱凹凸部

Claims (11)

  1. ハウジングと、
    該ハウジングの後方側に配置されたメインハンドルと、
    該ハウジングの前後方向に略垂直に指向する揺動軸を介して該ハウジングに接続され、該揺動軸を支点として揺動可能なサブハンドルと、
    該サブハンドルの揺動に対抗する方向に抵抗力を与える付勢手段とを備え、
    該ハウジングの外周は被取付部を有し、該被取付部には取付部が取付けられ、
    該サブハンドルは、該取付部に接続され、該揺動軸を中心とした揺動方向に該取付部に対する初期位置を所定角度毎に位置決め可能であり、該サブハンドルは、位置決めされた該初期位置を基準として所定範囲内で該付勢手段の抵抗力に抗して揺動可能であり、該付勢手段は、該サブハンドルが該初期位置に位置するよう該サブハンドルに該抵抗力を与えることを特徴とする電動工具。
  2. 該取付部は該被取付部の周方向で取付位置を可変可能に取付けられ、該サブハンドルは該取付部に接続されていることを特徴とする請求項1記載の電動工具。
  3. 該取付部は、該被取付部を環装し該サブハンドルが固定されるクランプを有し、該サブハンドルにはクランプ締付け機構が設けられ、
    該クランプ締付け機構により該クランプを締付けることにより該被取付部の周方向で取付位置を固定するとともに該被取付部に対して該サブハンドルを該揺動軸を中心とした揺動方向における所望の該初期位置に位置決め可能であることを特徴とする請求項1記載の電動工具。
  4. 該付勢手段はナイトハルトバネを有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一記載の電動工具。
  5. 該ナイトハルトバネは、外形が略多角柱形状をなし該取付部に固定された略筒状の外枠部と、軸心が該揺動軸と平行に指向し該外枠部の内周面側の角部にそれぞれ配置された円柱形状のゴム棒と、軸心が該揺動軸と一致し隣接する該ゴム棒間に角部がそれぞれ配置される多角柱部とを有し、
    該サブハンドルと該多角柱部とを一体で揺動可能に連結する連結部を有していることを特徴とする請求項4記載の電動工具。
  6. 該連結部は、該多角柱部の軸方向端部に設けられた多角柱凹凸部と、該サブハンドルの一部であって該凹凸部に対向する該サブハンドルの部分に設けられ該多角柱凹凸部に係合可能な凹凸部とを有することを特徴とする請求項5記載の電動工具。
  7. 該揺動軸は、該連結部として機能するボルトからなり、
    該ボルトは、軸部と、該軸部に設けられ該ボルトの軸方向に垂直に切った断面が多角形状をなす多角形部と、多角形状の頭部とを有し、
    該多角形部は、該多角柱部を貫通して該多角柱部と係合離脱可能で該多角柱部と係合したとき該多角柱部と一体回転可能であり、
    該頭部は該サブハンドルに係合離脱可能で該サブハンドルに係合したとき該サブハンドルと一体回転可能であり、
    該ボルトの該頭部が該サブハンドルに係合しているときに該ボルトの該多角形部は該多角柱部に係合することを特徴とする請求項5記載の電動工具。
  8. 該揺動軸は、軸部と頭部とを有するボルトからなり、
    該ナイトハルトバネは、該サブハンドルに該ボルトが貫通可能に形成された貫通孔の一端の開口端に形成され該頭部を収容離脱可能な多角形状凹部を画成する多角形状凹部形成部と、軸心が該揺動軸と平行に指向し該多角形状凹部の内周面側の角部にそれぞれ配置された円柱形状のゴム棒と、多角形状からなり角部が隣接する該ゴム棒間にそれぞれ配置される該頭部とからなり、
    該ボルトの該頭部が該多角形状凹部に該ゴム棒を介して係合しているときに該ボルトは取付部に対して回転不能に固定可能であることを特徴とする請求項4記載の電動工具。
  9. 該ハウジングに収容されるモータと、
    該ハウジングの先端側に取り付けられる先端工具と、
    該モータの回転を往復運動に変換する往復運動変換部とを備え、
    該往復運動変換部は、シリンダと、該シリンダ内周に摺動可能に設けられたピストンと、該モータの回転駆動力を該ピストンの往復運動に変換する運動変換部と、該ピストンの往復運動により駆動される打撃子とを備え、該先端工具は該往復運動変換部の往復運動により駆動することを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか一記載の電動工具。
  10. 該メインハンドルは、該ハウジングに弾性手段を介して接続されていることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか一記載の電動工具。
  11. 該弾性手段はナイトハルトバネを有することを特徴とする請求項10記載の電動工具。
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