JP5027560B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は電気コネクタに関し、特に、パネルに設けられた開口に挿入されて連結されるパネル連結用コネクタに関する。
自動車の車体やドア、冷蔵庫等のパネルを介して表裏面側に位置する配線同士を接続するため、パネル連結用コネクタが使用されている。このコネクタは、例えば、互いに嵌合するプラグコネクタとリセプタクルコネクタから構成され、プラグコネクタのハウジング内部にはソケットコンタクトが取付けられ、ソケットコンタクトにはパネルの裏側(内側)の配線が接続される。リセプタクルコネクタのハウジング内部にはピンコンタクトが取付けられ、ピンコンタクトにはパネルの表側(外側)の配線が接続される。また、リセプタクルコネクタのハウジング外部にはリセプタクルコネクタをパネルに固定するためのパネルロック構造が設けられる。パネルロック構造は通常、柔軟性のあるロッキングアームとそれに形成された係止片で構成される。使用時に、リセプタクルコネクタはパネルに形成された取付穴にパネルの手前側から挿入される。すると、ロッキングアームがパネルの取付穴を通過し、係止片が取付穴の縁部に係止されることにより、リセプタクルコネクタがパネルに固定される。次いで、パネルの向こう側からプラグコネクタをリセプタクルコネクタに嵌合させることによってパネル表側と裏側の配線の接続を完了する。
下記特許文献1(特開平8−255659号公報)には、パネルロック構造を備えたコネクタである「電気コネクタ用のフローティングパネル取付構造」の発明が開示されている。このパネル取付構造は、電気コネクタの絶縁ハウジングに、パネルの後面からパネルに形成された穴を通過する一対のロック部分を設けたもので、各ロック部分は、ロックアーム、ヘッド、それらの間に横方向に突出するフック部分を有するフレキシブルなロックアーム構造体によって形成される。このロックアームには、スリットが長手方向に形成されていて、アームに著しいフレキシビリティ及び弾性力を与えている。
また、図6は他の従来のパネル連結用コネクタのパネルロック構造を示す斜視図である。コネクタハウジング600の側面640には、パネルロック構造650が設けられている。パネルロック構造650は、側面640に固設されたヘッド部651、ヘッド部651から後方へ延設された一対のアーム本体652、アーム本体652に形成された係止部653、アーム本体652の後端において側面640に固設されたアーム後端部654からなるU字型の構造で、一対のアーム本体652の間には間隙655が形成されている。アーム本体652はヘッド部651とアーム後端部654において側面640に固定されている一方、中間部分は側面640とは分離されているため上下方向に変形可能となっている。
コンタクト収容部660に配線を接続したコンタクトを後方から挿入した状態で、このコネクタハウジング600を、パネルに設けられた取付穴に矢印Aの方向へ挿入すると、アーム本体652は、係止部653が取付穴の縁部に接触するため、矢印Bの方向へ撓み、アーム本体652が取付穴を通過することができる。係止部653が取付穴を通過すると、アーム本体652は元の形状に戻り、係止部653が取付穴の縁部に係止されることによってコネクタハウジング600がパネルに堅固に固定される。
特開平8−255659号公報(段落[0015]) 実開平6−70174号公報
しかしながら、上記特許文献1及び図6のパネルロック構造は、コネクタハウジングを取扱う際やコネクタハウジングをパネルに取付ける際等に大きな外力が加わると、ロックアーム、或いはアーム本体が過度に撓んで変形し、アームの材料によっては永久変形を招いたり割れたり破損したりして使用できなくなる場合があった。
このような問題点を解決するため、上記特許文献2は、パネルの取付孔に係合するロッキングアームをフード部の口縁に設けたパネル取付コネクタに対して、その口縁に覆着される保護キャップにおいて、前記口縁を覆うキャップ本体には、前記フード部に取付ける取付部が設けられるとともに、前記ロッキングアームが内側へ湾曲する際に当接して、その湾曲を規制する変形防止部が設けられていることを特徴とするパネル取付コネクタ用保護キャップを開示している。
コネクタをパネルに取付ける際に、このパネル取付コネクタ用保護キャップをコネクタハウジングに取付けることによって、ロッキングアームの過度の変形を規制することが可能となるが、この場合、コネクタハウジングとは別部材でキャップを用意しなければならないという問題点があった。
したがって、本発明の目的は、パネル連結用コネクタにおいて、コネクタをパネルに係止するためのロックアームの過度の変形を防止するロック構造を備えたパネル連結用コネクタを提供することである。
上記課題を解決するために、本発明のパネル連結用コネクタは、
内部にコンタクト端子が配設された所定長さを有する筒状のコネクタハウジングを有し、パネルに設けられた開口に挿入されて連結されるパネル連結用コネクタであって、前記コネクタハウジングは、
該コネクタハウジングの外面の中間部に設けられて、前記コネクタが前記パネルの開口に挿入された際に該パネルの表面に当接する当接部材と、
対向する側面に設けられ上下方向に弾性を備えるとともに、前記コネクタが前記パネルの開口に挿入された際に前記パネルの裏面に当接する係止部を有するアーム本体と、
前記アーム本体の過度の湾曲を防止する規制部材と、を備え
前記規制部材は、前記コネクタハウジングの前記対向する側面から立設され、前記コネクタが前記パネルの開口に挿入される際に前記アーム本体が湾曲する側に設けられていることを特徴とする。なお、「パネルの表面」とは、本発明のコネクタが挿入される側の面を指し、「パネルの裏面」とは、上述のパネルの表面に対して裏側に位置する面を指すものとする。
また、請求項2に記載のパネル連結用コネクタの発明は、請求項1にかかり、前記規制部材はリブからなることを特徴とする。
また、請求項3に記載のパネル連結用コネクタの発明は、請求項1又は2にかかり、前記アーム本体は前記対向する側面のそれぞれに上下に2つずつ配設され、上部のアーム本体は前記係止部が上方に設けられ、下部のアーム本体は前記係止部が下方に設けられ、前記上部のアーム本体と前記下部のアーム本体は前端部で連結されて側面視でU字状に形成されているとともに、前記規制部材は当該U字状に形成された2つのアーム本体の間に設けられていることを特徴とする。
また、請求項4に記載のパネル連結用コネクタの発明は、請求項3にかかり、前記規制部材は、前記U字状に形成された2つのアーム本体のU字状底部に連結されて形成されていることを特徴とする。
また、請求項5に記載のパネル連結用コネクタの発明は、請求項1〜4にかかり、前記規制部材は前記コネクタハウジングと同一材料で形成されていることを特徴とする。
また、請求項6に記載のパネル連結用コネクタの発明は、請求項1〜4にかかり、前記規制部材は前記コネクタハウジングとは異なる材料で形成されていることを特徴とする。
上記構成により、本発明は以下に示すような優れた効果を奏する。すなわち、本発明のパネル連結用コネクタによれば、コネクタハウジングを取扱う際にアーム本体に加わる外力によってアーム本体が撓んだ際に、規制部材によってアーム本体の変形量が規制される。同様に、コネクタがパネルに形成された開口に挿入され、係止部がパネルの開口縁部を通過しようとしてアーム本体が撓んだ際にも規制部材によってアーム本体の変形量が規制される。これによって、アーム本体に損傷をもたらすような過度の変形を防止することができる。さらに、アーム本体のどの部位が変形、湾曲した場合でもその変形を規制することが可能となる。
請求項2に記載のパネル連結用コネクタの発明によれば、規制部材をリブのような簡単な形状として形成するため、規制部材を容易に製造することが可能となる


請求項3に記載のパネル連結用コネクタの発明によれば、2つのアーム本体が側面視でU字状に連結されているため、このアーム本体のパネルの開口への挿入がスムーズに行えるようになる。さらに、当接部材と係止部を2つ有するために、コネクタをパネルに確実に係止し固定することができる。同時に、規制部材は2つのアーム本体の間に形成されるため、規制部材は1つで済み、構成が簡単で製造が容易である。
請求項4に記載のパネル連結用コネクタの発明によれば、規制部材は、2つのアーム本体のU字状底部に連結されて形成されている。これにより、アーム本体と規制部材の構造が簡単なものとなり、製造を容易に行うことが可能となる。
請求項5に記載のパネル連結用コネクタの発明によれば、コネクタハウジングと規制部材を同一材料で一体形成することが可能であるため、コネクタを容易に製造することが可能となる。
請求項6に記載のパネル連結用コネクタの発明によれば、コネクタハウジングと規制部材を別々の材料で形成するため、例えば、コネクタハウジングをPBT(ポリブチレンテレフタレート)等の樹脂材料で形成し、規制部材を非導電性の金属材料等で形成することにより、アーム本体を、コネクタハウジングを形成するのにふさわしい強度を有する材料で形成する一方で、規制部材には高い強度を付与することが可能となる。
以下、本発明の具体例を実施例及び添付の図面を用いて詳細に説明する。但し、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するためのパネル連結用コネクタとしてのリセプタクルコネクタを例示するものであって、本発明をこのリセプタクルコネクタに特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のパネル連結用コネクタにも等しく適用し得るものである。
本発明のパネル連結用コネクタを、リセプタクルコネクタに適用した場合について図1、図2を参照して説明する。図1は本発明の一実施例にかかるリセプタクルコネクタとパネルの外観斜視図、図2は図1のリセプタクルコネクタを示し、図2(a)は上面図、図2(b)は側面図、図2(c)は底面図、図2(d)は正面図、図2(e)は背面図である。
リセプタクルコネクタ10は、図1及び図2に示すように、パネル20の一方の側(表面22の側)から挿入され、パネルの反対側(裏面21の側)に配置される図示しないプラグコネクタに接続される。リセプタクルコネクタ10は、コネクタハウジング100と、ハウジング内部に収容されるピンコンタクト170とから構成される。また、パネル20は自動車の車体やドア、または冷蔵庫の冷蔵・冷凍室内外を隔てるパネルであって、リセプタクルコネクタ10を取付けるための開口25が設けられている。
コネクタハウジング100は、上面101、下面102、前面103、後面104及び対向する一対の側面140からなり、前面103及び後面104はコネクタハウジング100内を貫通する複数のコンタクト収容口160が形成された直方体状の筒体からなる。また、それぞれのコンタクト収容口160にはピンコンタクト170が収容される。なお、本実施例では4つのコンタクト収容口160が設けられているが、この数はその用途に応じて適宜変更すればよく、例えば2つ以上であればよい。また、本実施例において前方という場合は、リセプタクルコネクタ10のパネル20に挿入する方向をいい、後方という場合は、その反対の方向をいうものとする。
コネクタハウジング100の対向するそれぞれの側面140、140にはパネルロック構造150が設けられる。パネルロック構造150は、側面140の前端部または前方部中央において側方に突出して固設されたU字形状のヘッド部151、ヘッド部151の上下端から後方に延設された一対のアーム本体152A、152Bを備える。上側のアーム本体152Aは、その上面において前方部分は斜め上方に上昇した斜面をなし、後方部分は階段状に下降するように形成された段差状の係止部153Aと、アーム本体152Aの後端において側面140の後端部または後方部に固設されたアーム後端部154Aを備える。同様に、下側のアーム本体152Bは、その下面において前方部分は斜めに下降した斜面をなし、後方部分は階段状に上昇するように形成された段差状の係止部153Bと、アーム本体152Bの後端において側面140の後端部または後方部に固設されたアーム後端部154Bを備える。一対のアーム本体152A、152Bは略平行に延在し、間には間隙155が形成される。また、図2(a)、図2(c)を参照すると明らかなように、ヘッド部151とアーム後端部154A、154Bが側面140に固定されているのに対して、アーム本体152A、152Bはスリット159によって側面140から分離した構成となっているため、アーム本体152A、152Bの中央部分は上下方向に弾性を有している。
係止部153A、153Bにはそれぞれ開口部156A、156Bが設けられる。この開口部156A、156Bは設けなくてもよいが、開口部156A、156Bを設けると、アーム本体152A、152Bの柔軟性、弾力性が増し、係止部153A、153Bをパネルに挿入する際にこの部位が柔軟に変形し、スムーズにパネル取付穴に挿入できるようになる。開口部156A、156Bを設けると、柔軟性、弾力性が増す一方で強度が弱くなる心配があるが、後述するリブ157によって係止部153A、153Bの変形量が規制されるために係止部153A、153Bが損傷することはない。
パネルロック構造150は、ヘッド部151のU字形状の底部中央から後方へ向かって直線状に延設された規制部材としてのリブ157を含む。このリブ157はアーム本体152A、152Bの間に形成された間隙155に、ヘッド部151からアーム本体152A、152Bの中央付近に至るまで形成され、リセプタクルコネクタ10をパネルに挿入するのに伴ってアーム本体152A、152Bが間隙155の方向に撓んだ際に、その変位量を規制するものである。
また、側面140の上端部及び下端部には、それぞれ係止部153A、153Bが設けられた位置よりも後方に当接部材158が設けられる。この当接部材158はパネルロック構造150の一部を構成している。当接部材158はそれぞれ係止部153A、153Bに所定の間隙を隔てて対面する当接面158aを有する。係止部153A、153Bと当接面158aの間の距離は、このリセプタクルコネクタ10が挿入されるパネルの厚さと等しい。
コネクタハウジング100と上述したパネルロック構造150とはともに同一材料で形成される。こうすることによりコネクタハウジング100とパネルロック構造150を一体形成することが可能となるため、リセプタクルコネクタ10の製造を容易に行うことができるようになる。
或いは、コネクタハウジング100とヘッド部151、アーム本体152A、152B、係止部153A、153B、アーム後端部154A、154B及び当接部材158はPBT(ポリブチレンテレフタレート)等の樹脂材料で形成し、リブ157のみを非導電性金属材料等別材料で形成してもよい。このようにすると、アーム本体152A、152B及び係止部153A、153Bコネクタハウジング100を形成するのにふさわしい強度を有する材料でアーム本体152A、152B、係止部153A、153Bを形成する一方で、リブ157には高い強度を付与することが可能となる。
次いで、図3を参照して本実施例のリセプタクルコネクタ10のパネル20の開口25への取付について説明する。なお、図3は、図1におけるリセプタクルコネクタのパネルの開口への取付けを説明するIII−III線断面図であり、図3(a)は挿入前、図3(b)は挿入中、図3(c)は挿入後の図である。リセプタクルコネクタ10はそれぞれのコンタクト収容口160に配線を接続したピンコンタクト170を保持させた後、パネル20の手前側から矢印Aの方向に開口25に挿入される(図3(a)参照)。
リセプタクルコネクタ10がパネル20の開口25に挿入されると、パネルロック構造150の係止部153Aがパネル20の開口25の開口上縁部25Aに接触する。この状態でリセプタクルコネクタ10を矢印Aの方向にさらに移動させると、この係止部153A及び上側のアーム本体152Aが下方に(矢印B)向かって撓む。同様に、パネルロック構造150の係止部153Bがパネル20の開口25の開口下縁部25Bに接触した状態でリセプタクルコネクタ10が矢印Aの方向に移動させられると、係止部153B及び下側のアーム本体152Bが上方に(矢印B)向かって撓む。リセプタクルコネクタ10をさらに矢印Aの方向に移動させ、係止部153A、153Bの最も外側に膨出した部位が開口25を通過すると、それぞれの係止部153A、153Bの撓み変形が解除されて係止部153Aは上方に、係止部153Bは下方に向かってそれぞれはね戻り、アーム本体152A、152Bはそれぞれ元の位置に復帰するとともに、係止部153A、153Bの後面がパネル20の裏面21に当接して係止される。このとき、当接部材158の当接面158aがパネル20の表面22に当接する。これによりパネル20は、係止部153A、153Bと当接部材158の当接面158aに狭持された状態になり、リセプタクルコネクタ10はパネル20に固定される。
パネル20に固定されたリセプタクルコネクタ10には、パネル20の向こう側面21の側から図示しない対応するプラグコネクタが接続され、これによってパネル20の表側と裏側の配線を接続することが可能となる。
図4は本実施例のリセプタクルコネクタ10のパネルロック構造150に不適当な外力が加わった際のリセプタクルコネクタの側面図を示す。図4に示すように、コネクタを取扱う際に、上側の係止部153Aまたはアーム本体152Aに略下向きの大きな外力Fが加わると、ヘッド部151とアーム後端部154Aはコネクタハウジング100に固定されているために移動しないが、係止部153Aとアーム本体152Aは図4の下方に向かって大きく撓み、変形する。しかしながら、アーム本体152A、152Bの間の間隙155にはヘッド部151からアーム本体152A、152Bの中央付近にかけて規制部材としてのリブ157が設けられているため、係止部153Aとアーム本体152Aはリブ157に当接し、それ以上下方へ移動することを阻止される。これによって、係止部153A及びアーム本体152Aが過度に変形し、永久変形や破損、損傷につながることを防止することができる。下側の係止部153Bまたはアーム本体152Bに略上向きの大きな外力が加わった場合も同様に、リブ157によって係止部153B及びアーム本体152Bの上方向の移動が規制され、過度の変形が生じないようにされる。
図5は本実施例のリセプタクルコネクタ10のパネルロック構造の変形例を示し、図5(a)はリブがヘッド部に接続していないもの、図5(b)は規制部材がアーム後端部からアーム本体の中央付近に向かって先細に形成されたものである。図5(a)のパネルロック構造150'は、図1、2のパネルロック構造150とはリブ157'が異なるだけで他の構造は同一であるから、同一部材には同じ参照符号を付し、それらの部材については説明を省略する。パネルロック構造150'のリブ157'は、一対のアーム本体152A、152Bの間の間隙155の中央付近に側方へ向けて突出して形成されたものである。このリブ157'の前端部は図1、図2で説明したリブ157とは異なりヘッド部151に接続されておらず、係止部153A、153B付近で終端している。
図5(b)のパネルロック構造150"は、図1、2のパネルロック構造150とはリブ157を設けずに規制部材157"を設けたこと以外の構造は同一であるから、同一部材には同じ参照符号を付し、それらの部材については説明を省略する。パネルロック構造150"の規制部材157"は、一対のアーム本体152A、152Bの間の間隙155に、アーム後端部154A、154Bに対応する位置からアーム本体152A、152Bの中央付近に対応する位置に向かって先細になるように形成される。このような形状にすると、係止部153A、153B及びアーム本体152A、152Bがそれぞれ変形した際に、係止部153A、153Bの間には規制部材が存在しないが、アーム本体152A、152Bが規制部材157"の先細に傾斜した上面及び下面に接触することによって、係止部153A、153B及びアーム本体152A、152Bの移動・変形を規制する。この場合、アーム本体152A、152Bと規制部材157"とは面で接触するので、アーム本体152A、152Bに加わった圧力を効果的に分散させることが可能となり、アーム本体152A、152Bの劣化を防止することができる。
本発明の実施例にかかるリセプタクルコネクタとパネルの外観斜視図である。 図1のリセプタクルコネクタを示し、図2(a)は上面図、図2(b)は側面図、図2(c)は底面図、図2(d)は正面図、図2(e)は背面図である。 、図1におけるリセプタクルコネクタのパネルの開口への取付けを説明するIII−III線断面図であり、図3(a)は挿入前、図3(b)は挿入中、図3(c)は挿入後の図である。 図1のリセプタクルコネクタのパネルロック構造に不適当な外力が加わった際のリセプタクルコネクタの側面図を示す。 本実施例のリセプタクルコネクタのパネルロック構造の変形例を示し、図5(a)はリブがヘッド部に接続していないもの、図5(b)は規制部材がアーム後端部からアーム本体の中央付近に向かって先細に形成されたものを示す。 従来のパネル連結用コネクタのパネルロック構造を示す斜視図である。
符号の説明
10 リセプタクルコネクタ
20 パネル
22 表面
25 開口
100 コネクタハウジング
140 側面
150 パネルロック構造
151 ヘッド部
152A、152B アーム本体
153A、153B 係止部
154A、154B アーム後端部
155 間隙
157 リブ
158 当接部材

Claims (6)

  1. 内部にコンタクト端子が配設された所定長さを有する筒状のコネクタハウジングを有し、パネルに設けられた開口に挿入されて連結されるパネル連結用コネクタであって、前記コネクタハウジングは、
    該コネクタハウジングの外面の中間部に設けられて、前記コネクタが前記パネルの開口に挿入された際に該パネルの表面に当接する当接部材と、
    対向する側面に設けられ上下方向に弾性を備えるとともに、前記コネクタが前記パネルの開口に挿入された際に前記パネルの裏面に当接する係止部を有するアーム本体と、
    前記アーム本体の過度の湾曲を防止する規制部材と、を備え
    前記規制部材は、前記コネクタハウジングの前記対向する側面から立設され、前記コネクタが前記パネルの開口に挿入される際に前記アーム本体が湾曲する側に設けられていることを特徴とするパネル連結用コネクタ。
  2. 前記規制部材はリブからなることを特徴とする請求項1に記載のパネル連結用コネクタ。
  3. 前記アーム本体は前記対向する側面のそれぞれに上下に2つずつ配設され、上部のアーム本体は前記係止部が上方に設けられ、下部のアーム本体は前記係止部が下方に設けられ、前記上部のアーム本体と前記下部のアーム本体は前端部で連結されて側面視でU字状に形成されているとともに、前記規制部材は当該U字状に形成された2つのアーム本体の間に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のパネル連結用コネクタ。
  4. 前記規制部材は、前記U字状に形成された2つのアーム本体のU字状底部に連結されて形成されていることを特徴とする請求項3に記載のパネル連結用コネクタ。
  5. 前記規制部材は前記コネクタハウジングと同一材料で形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のパネル連結用コネクタ。
  6. 前記規制部材は前記コネクタハウジングとは異なる材料で形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のパネル連結用コネクタ。
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