JP5025923B2 - セラミック組成物及び多孔質セラミックフィルタの製造方法 - Google Patents

セラミック組成物及び多孔質セラミックフィルタの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5025923B2
JP5025923B2 JP2005210237A JP2005210237A JP5025923B2 JP 5025923 B2 JP5025923 B2 JP 5025923B2 JP 2005210237 A JP2005210237 A JP 2005210237A JP 2005210237 A JP2005210237 A JP 2005210237A JP 5025923 B2 JP5025923 B2 JP 5025923B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
ceramic
ceramic composition
resin particles
parts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005210237A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007022879A (ja
Inventor
貴宏 大村
美希 稲岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2005210237A priority Critical patent/JP5025923B2/ja
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to US11/886,721 priority patent/US8138252B2/en
Priority to PCT/JP2005/022893 priority patent/WO2006100806A1/ja
Priority to EP05816501.0A priority patent/EP1862482B1/en
Priority to CA002596294A priority patent/CA2596294A1/en
Priority to CN2005800492236A priority patent/CN101146835B/zh
Priority to KR1020077024287A priority patent/KR101314898B1/ko
Priority to AU2005329527A priority patent/AU2005329527B2/en
Priority to TW094144170A priority patent/TW200633949A/zh
Publication of JP2007022879A publication Critical patent/JP2007022879A/ja
Priority to US13/369,817 priority patent/US20120178841A1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP5025923B2 publication Critical patent/JP5025923B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Filtering Materials (AREA)
  • Porous Artificial Stone Or Porous Ceramic Products (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

本発明は、低温、短時間で脱脂焼成することができ、かつ、造孔材を大量に使用する場合であっても、変形やクラックが発生することがなく、高気孔率の成形体を得ることが可能なセラミック組成物、及び、該セラミック組成物を用いた多孔質セラミックフィルタの製造方法に関する。
近年、多孔質のセラミックフィルタとして、炭化ケイ素(SiC)やコージェライト粉末を焼結せしめたハニカム構造体の隔壁を多孔質構造となし、このような隔壁を通過せしめることにより、ガス等の流体に対してフィルタ機能を持たせた多孔質ハニカムフィルタが種々提案され、例えば、ディーゼル車から排出される排ガスの微粒子捕集用フィルタ(ディーゼルパティキュレートフィルタ)として実用されている。
このような多孔質ハニカムフィルタにおいては、多孔質の平均細孔径(以下、単に細孔径ともいう)及び気孔率がフィルタの性能を決定するための非常に重要な因子であり、特にディーゼルパティキュレートフィルタのような多孔質セラミックフィルタにあっては、微粒子の捕集効率、圧損、捕集時間の関係から、適度な細孔径を有し、気孔率の大きいフィルタが望まれている。
従来、セラミックフィルタの細孔径や気孔率を制御する方法としては、原料となるセラミック組成物の骨材粒子径を適宜選択する方法や、セラミック組成物にグラファイト等の造孔材を添加する方法が一般的に行われていた。しかしながら、例えば、造孔材を添加する方法では、気孔率を更に向上させようとして、造孔材を多量に添加すると、250℃以上で行う脱脂及び焼成時間が延長して製造工程に長時間を要するとともに、造孔材の燃焼熱の増加によりセラミック成形体に大きな歪みがかかり、成形体にクラックが生じるという問題があった。
このような問題に対して、特許文献1には、造孔材を中空化して燃焼成分を減少させることにより、脱脂、焼成工程における造孔材の燃焼発熱を抑制し、クラックの発生を防止する方法が提案されている。しかしながら、このような方法を用いた場合であっても、250℃以上における燃焼発熱が依然として存在し、今後の更なる気孔率向上の要請に対して、造孔材を大量に使用した場合には、成形体にクラックが発生すると予想されるため、充分満足できる方法ではなかった。
特開2003−10617号公報
本発明は、上記現状に鑑み、250℃以上における造孔材の燃焼発熱が低減され、脱脂・焼成時にセラミック成形体にクラックが発生しにくいセラミック組成物、及び、該セラミック組成物を用いた多孔質セラミックフィルタの製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、加熱消滅性中空樹脂粒子とセラミック粉末とからなるセラミック組成物であって、前記加熱消滅性中空樹脂粒子は、ポリオキシアルキレンマクロモノマー又はポリオキシアルキレンマクロモノマーとラジカル重合性モノマーとの混合モノマーを重合して得られる樹脂を含有し、23℃における中空率が5〜95重量%であり、100〜300℃の所定の温度に加熱することにより、1時間以内に10重量%以上が消滅するセラミック組成物である。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明者らは、鋭意検討の結果、23℃における中空率、100〜300℃の所定の温度に加熱した場合における1時間以内に消滅する量が、一定の範囲内である加熱消滅性中空樹脂粒子とセラミック粉末とからなるセラミック組成物を、例えば、多孔質セラミックフィルタ用の造孔材として用いれば、常温においてはハンドリング性よく成形でき、かつ、脱脂・焼成工程においては燃焼熱に起因するセラミック成形品の変形を抑制しつつ、脱脂・焼成工程等に要する時間を短縮して製造効率を向上させることができること、及び、得られた多孔質セラミックフィルタに変形やクラックが発生することがなく、高い気孔率を実現できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
本発明のセラミック組成物は、加熱消滅性中空樹脂粒子を有し、上記加熱消滅性中空樹脂粒子の23℃における中空率の下限は5%、上限は95%である。5%未満であると、燃焼発熱の低減効果が充分でなく、セラミック成形品の変形やひび割れが発生する。95%を超えると、加熱消滅性中空樹脂粒子の粒子強度が低下して、バインダーや軽量化材として用いた場合、粒子形状を保持することができない。なお、好ましい下限は30%、好ましい上限は95%であり、より好ましい下限は50%である。
なお、本明細書において、中空率とは、加熱消滅性中空樹脂微粒子全体の体積に対する中空部分の体積の比率のことをいい、例えば、ポロシメーター2000(アムコ社製)等を用いることにより測定することができる。
上記加熱消滅性中空樹脂粒子は、100〜300℃の所定の温度に加熱することにより、1時間以内に10重量%以上が消滅するものである。消滅に要する時間が1時間を超えると、製造効率が低下する。また、消滅する部分が10重量%未満であると、発熱量を減少し、変形を抑制する効果が不充分となる。好ましくは、100〜300℃の所定の温度に加熱することにより、1時間以内に40重量%以上が消滅するものである
上記加熱消滅性中空樹脂粒子は、ポリオキシアルキレン樹脂を含有することが好ましい。
上記ポリオキシアルキレン樹脂は、100〜300℃の所定の温度に加熱することにより、低分子量の炭化水素、エーテル等に分解された後、燃焼反応や蒸発等の相変化によって消失させることができる。従って、100〜300℃の所定の温度に加熱することにより、上述の加熱消滅性を発揮することができる。
上記ポリオキシアルキレン樹脂としては特に限定されないが、ポリオキシプロピレン、ポリオキシエチレン及びポリオキシテトラメチレンからなる群より選択される少なくとも1種であることが好ましい。上記以外のポリオキシアルキレン樹脂を用いた場合、所定の加熱消滅性や粒子強度が得られないことがある。なかでも、ポリオキシアルキレンがより好適である。なお、適度な加熱消滅性及び粒子強度を得るためには、上記加熱消滅性中空樹脂粒子に含有されるポリオキシアルキレン樹脂のうち、50重量%以上がポリオキシプロピレンであることが好ましい。
上記ポリオキシアルキレン樹脂のうち市販品されているものとしては、例えば、MSポリマーS−203、S−303、S−903(以上、鐘淵化学工業社製);サイリルSAT−200、MA−403、MA−447(以上、鐘淵化学工業社製);エピオンEP103S、EP303S、EP505S(以上、鐘淵化学工業社製);のPEG200、PEG300、PEG400、PEG600、PEG1000(以上、日本油脂社製);ユニオールD−250、D−400、D−700、D−1000、D−1200(以上、日本油脂社製);エクセスターESS−2410、ESS−2420、ESS−3630(以上、旭硝子社製);ユニセーフシリーズ、ユニルーブシリーズ(以上、日本油脂社製)等が挙げられる。
上記ポリオキシアルキレン樹脂の数平均分子量は特に限定されないが、好ましい下限が300、好ましい上限が100万である。300未満であると、100〜250℃の所定の温度に加熱することにより、樹脂粒子を消滅させる効果が得られにくく、100万を超えると、23℃における10%圧縮強度を1〜1000MPaに保持することが難しくなることがある。
上記加熱消滅性中空樹脂粒子は、より低温で短時間のうちに消滅させることを目的として分解促進剤を含有してもよい。上記分解促進剤としては特に限定されないが、例えば、ベンゾイルパーオキシド、ラウロイルパーオキシド等の過酸化物、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、2−カルバモイルアゾホルムアミド、1,1’−アゾビスシクロヘキサン−1−カルボニトリル等のアゾ化合物等が挙げられる。
上記加熱消滅性中空樹脂粒子は、架橋成分を含有することが好ましい。上記架橋成分を有することで、圧縮強度の高い粒子を得ることができ、常温におけるセラミック成形時に粒子の破壊が起こることを防止することができる。
上記架橋成分としては特に限定されず、例えば、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート等のアクリル系多官能性モノマーや、ジビニルベンゼン等が挙げられる。
上記加熱消滅性中空樹脂粒子は、23℃における10%圧縮強度の好ましい下限が1MPa、好ましい上限が1000MPaである。1MPa未満であると、常温におけるセラミック成形時に粒子の破壊が起こって意図した造孔効果が得られないことがあり、1000MPaを超えると、セラミック粉末と混合して成形する際、成形機スクリューを傷めることがある。
なお、本明細書において10%圧縮強度とは、加熱消滅性中空樹脂粒子をその粒子径に対して10%圧縮するのに必要な圧力を意味し、例えば、微小硬度計(フィッシャー社製)等を用いて測定することができる。
上記加熱消滅性中空樹脂粒子の分解開始温度の好ましい下限は110℃、好ましい上限は250℃である。110℃未満であると、焼成工程を行う前に分解が開始されて、得られる製品の性能が低下することがあり、250℃を超えると、1時間以内に加熱消滅性中空樹脂粒子の10重量%以上が消滅しないことがある。
なお、本明細書において、分解開始温度とは、加熱により重量減少率が5%以上となる温度のことをいい、例えば、DSC−6200(セイコーインスツルメンツ社製)等を用いて、熱重量分析(TGA)を行うことにより求めることができる。
上記加熱消滅性中空樹脂粒子を昇温速度5℃/分で加熱した場合における50重量%減少温度の好ましい下限は130℃、好ましい上限は280℃である。130℃未満であると、焼成工程を行う前に熱分解が過度に進行して、得られる製品の性能が低下することがあり、280℃を超えると、焼成後の焼結体に樹脂成分に由来するカーボン等の残滓が発生することがある。
上記加熱消滅性中空樹脂粒子の平均粒子径の好ましい下限は1μm、好ましい上限は500μmである。上記範囲外であると、懸濁重合により収率よく粒子を得ることが難しくなることがある。より好ましい下限は5μm、より好ましい上限は200μmである。
上記加熱消滅性中空樹脂粒子を製造する方法としては特に限定されず、例えば、ポリオキシアルキレン樹脂の存在下で、ビニルモノマー及び中空化剤を用い、懸濁重合法、乳化重合法、分散重合法、ソープフリー重合法、ミニエマルジョン重合法等の従来公知の重合方法により樹脂粒子を製造する方法等が挙げられる。
また、上記ポリオキシアルキレン樹脂及び上記中空化剤を有機樹脂等で被覆し、カプセル化して用いてもよい。上記カプセル化の方法としては特に限定されず、例えば、コアセルベーション法、液中乾燥法、界面重合法、in−situ重合法等が挙げられる。
また、上記加熱消滅性中空樹脂粒子を製造する方法としては、官能基を有するポリオキシアルキレンマクロモノマーと中空化剤とに、必要に応じて他の重合性モノマーを加え、溶媒中で懸濁重合する方法が好ましい。なお、本明細書において、マクロモノマーとは、分子末端にビニル基等の重合可能な官能基を有する高分子量の線状分子のことをいい、ポリオキシアルキレンマクロモノマーとは、線状部分がポリオキシアルキレンからなるマクロモノマーのことをいう。
上記ポリオキシアルキレンマクロモノマーとしては、具体的には例えば、ポリオキシプロピレンジメタクリレート(日本油脂社製ブレンマーPDP−400、新中村化学社製NKエステル9PG等)、ポリオキシエチレンジメタクリレート(日本油脂社製ブレンマーPDE−400、PDE−1000、新中村化学社製NKエステル9G、14G等)、ポリテトラメチレンジメタクリレート(日本油脂社製ブレンマーPDT−650等)、ポリオキシプロピレンジアクリレート(日本油脂社製ブレンマーADP−400、新中村化学社製NKエステルAPG−400等)、ポリオキシプロピレンメタクリレート(日本油脂社製ブレンマーPP−500、800等)、ポリオキシエチレン−ポリオキシテトラメチレンメタクリレート(日本油脂社製ブレンマー55PET−800等)等を用いることができる。
上記ポリオキシアルキレンマクロモノマーに含まれる官能基としては特に限定されないが、例えば、(メタ)アクリレート等の重合性不飽和炭化水素、イソシアネート基、エポキシ基、加水分解性シリル基、水酸基、カルボキシル基等が挙げられる。なかでも、ラジカル重合可能な重合性不飽和炭化水素を含むポリオキシアルキレンマクロモノマーを用いることが、加熱消滅性中空樹脂粒子を簡便に製造できることから好ましい。なかでも、重合反応性が高い(メタ)アクリロイル基を含むポリオキシアルキレンマクロモノマーがより好ましい。
上記ポリオキシアルキレンマクロモノマーに含まれる官能基の数は特に限定されないが、官能基を2個以上もつマクロモノマーは、架橋成分として粒子強度を向上させる働きを持つため、好適に使用される。
上記ポリオキシアルキレンマクロモノマーに含まれるポリオキシアルキレンユニットの数平均分子量は特に限定されないが、好ましい上限が300、好ましい下限が100万である。300未満であると、100〜250℃の所定の温度に加熱することにより、樹脂粒子を消滅させる効果が得られにくく、100万を超えると、23℃における10%圧縮強度を1〜1000MPaに保持することが難しくなることがある。
上記ポリオキシアルキレンマクロモノマーとともに使用されてもよい他の重合性モノマーとしては特に限定されないが、ラジカル重合性モノマーを用いることが、加熱消滅性中空樹脂粒子を簡便に製造する上で好ましい。上記ラジカル重合性モノマーとしては、例えば、(メタ)アクリレート、(メタ)アクリロニトリル、(メタ)アクリル酸、スチレン及びその誘導体、酢酸ビニル等が挙げられる。
更に、上記ポリオキシアルキレンマクロモノマーとともに使用される他の重合性モノマーとしては、粒子強度を向上させ、23℃における10%圧縮強度を1〜1000MPaに保持する目的で、架橋性モノマーを添加することが好ましい。上記架橋性モノマーとしては特に限定されず、例えば、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート等のアクリル系多官能性モノマーや、ジビニルベンゼン等が挙げられる。
上記中空化剤としては特に限定されないが、中空化工程において乾燥を行う場合の取扱いが容易なことから、沸点が−50〜200℃の有機溶剤であることが好ましい。
上記中空化剤として沸点が−50〜200℃の有機溶剤を用いる場合は、上記ポリオキシアルキレンマクロモノマー、又は、混合モノマーと混合し、予め均一な溶液としてから、懸濁重合させることが好ましい。これにより、ポリオキシアルキレンマクロモノマー、又は、混合モノマーは、重合の進行に伴って有機溶剤と相分離し、ポリマー粒子の中に有機溶剤を内包した粒子を得ることができる。その後、得られた粒子に内包される有機溶剤を蒸発乾燥させれば、粒子中に空洞部が残され、加熱消滅性中空粒子が得ることができる。
上記沸点が−50〜200℃の有機溶剤としては特に限定されず、例えば、ブタン、イソブタン、ペンタン、イソペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、オクタン、イソオクタン、トルエン、酢酸エチル、メチルエチルケトン、アセトン、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素等が挙げられる、これらは単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
上記ポリオキシアルキレンマクロモノマー又は混合モノマーと、中空化剤とを懸濁させる媒体としては、上記ポリオキシアルキレンマクロモノマー、混合モノマー又は中空化剤と相溶しないものであれば特に限定されず、例えば、純水、水溶液等が挙げられる。
上記加熱消滅性中空樹脂粒子は、例えば、ポリオキシアルキレンマクロモノマー又はポリオキシアルキレンマクロモノマーと、他の重合性モノマーとの混合モノマー中に、水を含有する中空化剤が内包されたエマルジョンを作製する工程、該エマルジョンを水中に分散させる工程、及び、上記ポリオキシアルキレンマクロモノマー又は上記混合モノマーを重合させる工程を有する方法によっても製造することができる。
このような製造方法では、上記ポリオキシアルキレンマクロモノマー又は混合モノマー中に、水を含有する中空化剤が内包されたエマルジョン(W/Oエマルジョン)を水中に分散させることで、3層構造のエマルジョン(W/O/Wエマルジョン)が形成されることから、ポリマー粒子の中に水を含有する中空化剤が内包された粒子を、より好適に得ることができる。そして、得られた粒子に内包されている中空化剤を蒸発乾燥させることにより、粒子中に空洞部が残され、加熱消滅性中空樹脂粒子を作製することができる。なお、上記W/O/Wエマルジョンの各層には、エマルジョンを安定化させる目的で、各種の添加剤を含有させてもよい。
本発明のセラミック組成物は、上記加熱消滅性中空樹脂粒子と、セラミック粉末とを混合することにより得ることができる。上記セラミック粉末は、多孔質セラミックフィルタを製造する上で、金属酸化物、金属炭化物及び金属窒化物からなる群より選択される少なくとも1種であることが好ましい。また、上記金属酸化物としてはコージェライトが好ましく、上記金属炭化物としては炭化ケイ素が好ましく、上記金属窒化物としては窒化ケイ素が好ましい。
上記コージェライトとは、SiOが42〜56重量%、Alが30〜45重量%、MgOが12〜16重量%の配合組成のものを意味する。上記コージェライトの調製に際し、セラミック原料は特に限定されないが、例えば、タルク、焼タルク等のタルク粉末成分、非晶質シリカ等のシリカ粉末、カオリン、仮焼カオリン、アルミナ、水酸化アルミニウム等を配合して調製することができる。
また、炭化ケイ素粉末を主成分とするセラミック組成物は、炭化ケイ素粉末に無機質結合材としてタルク、焼タルク等のタルク粉末成分、非晶質シリカ等のシリカ粉末、カオリン、仮焼カオリン、酸化硼素、アルミナ、水酸化アルミニウム等を配合した後、加熱消滅性中空樹脂粒子と混合することにより、調製することができる。
また、窒化ケイ素を主成分とするセラミック組成物についても、窒化ケイ素粉末に無機質結合材として窒化鉄、タルク、タルク粉末成分、非晶質シリカ等のシリカ粉末、カオリン、仮焼カオリン、酸化硼素、アルミナ、水酸化アルミニウム等を配合した後、加熱消滅性中空樹脂粒子と混合することにより、調製することができる。
本発明のセラミック組成物を用いて多孔質セラミックフィルタを製造する方法としては特に限定されず、例えば、上記セラミック組成物を脱脂・焼成することにより製造することができる。本発明のセラミック組成物中の加熱消滅性中空樹脂粒子の添加量としては特に限定されないが、好ましい下限が10重量%、好ましい上限が90重量%である。10重量%未満であると、増孔効果が得られないことがあり、90重量%を超えると焼成後の多孔質セラミックフィルタの強度が低下することがある。
本発明のセラミック組成物を焼成して多孔質セラミックフィルタを製造する方法もまた、本発明の1つである。
本発明の多孔質セラミックフィルタの製造方法において、セラミック組成物を賦形する方法としては特に限定されないが、例えば、得ようとする賦形物の断面形状を有する柱状の連続賦形物を押出成形法で賦形し、該連続賦形物を賦形物寸法に切断する方法;プレス成形法で賦形する方法等が挙げられる。なお、本発明のセラミック組成物は、従来と同様に溶媒、可塑剤や粘結剤等が加えられことにより可塑化される。
上記賦形物は、通常、乾燥された後、脱脂・焼成される。焼成温度としては、用いるセラミック組成物の組成によっても異なるが、上記コージェライト組成物を用いる場合は、1380〜1440℃が好ましい。また、炭化ケイ素組成物を用いる場合は、1600〜2200℃が好ましい。また、窒化ケイ素組成物を用いる場合は、1500〜1900℃が好ましい。
本発明によれば、低温、短時間で脱脂焼成することができ、かつ、造孔材を大量に使用する場合であっても、変形やクラックが発生することがなく、高気孔率の成形体を得ることが可能なセラミック組成物、及び、該セラミック組成物を用いた多孔質セラミックフィルタの製造方法を提供することができる。
以下に実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。
(実施例1)
(1)樹脂粒子の作製
モノマー成分として、ポリオキシプロピレンジメタクリレート50重量部(ポリオキシプロピレンユニット数=約9;日本油脂社製、ブレンマーPDP−400)、メタクリル酸メチル30重量部、トリメチロールプロパントリメタクリレート20重量部、中空化剤としてヘプタン50重量部、及び、重合開始剤としてアゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.3重量部を混合、攪拌し、モノマー溶液を調製した。
得られたモノマー溶液の全量を、ポリビニルアルコール(PVA)1重量%と亜硝酸ナトリウム0.02重量%との水溶液450重量部に加え、攪拌分散装置を用いて攪拌し、乳化懸濁液を得た。
次に、攪拌機、ジャケット、還流冷却機及び温度計を備えた20リットルの重合器を用い、重合器内を減圧し、容器内の脱酸素を行った後、窒素ガスにより圧力を大気圧まで戻し、重合器内部を窒素雰囲気とした。この重合器内に、得られた乳化懸濁液の全量を一括して投入し、重合器を60℃まで昇温して重合を開始した。8時間重合した後、重合器を室温まで冷却してスラリーを得た。得られたスラリーを脱水装置により脱水し、真空乾燥して、樹脂粒子を得た。なお、得られた樹脂粒子の平均粒子径を測定したところ、52μmであった。
(2)セラミック組成物の作製
得られた樹脂粒子13重量部に対して、窒化ケイ素98.5重量%及び窒化鉄1.5重量%からなるセラミック粉末100重量部を混合してセラミック組成物を得た。
(3)多孔質セラミックフィルタの作製
得られたセラミック組成物の全量にメチルセルロース10重量部、グリセリン5重量部及び水を加え、混練し、押出成形可能な坏土とした。次いで、得られた坏土を用いて押出成形法により、リブ厚が300μm、セル数が16個/cmであり、断面の一辺の長さが50mm、高さが250mmである直方体のハニカム構造体を成形した。
得られたハニカム構造体を乾燥した後、400℃まで10℃/分にて昇温し1時間保持して造孔材の脱脂を行った。その後、不活性ガス雰囲気下で、昇温速度40℃/h、最高温度1700℃、保持時間6時間にて焼成して多孔質セラミックフィルタを得た。
得られた多孔質セラミックフィルタについて、目視で観察したところ、膨張等の変形や、クラックの発生は見られなかった。また、アムコ社製ポロシメーター2000を用い、封入水銀圧力は2000kg/cmにて気孔率を測定した結果、58%であった。
(実施例2)
(1)樹脂粒子の作製
モノマー成分として、ポリオキシプロピレンジメタクリレート50重量部(ポリオキシプロピレンユニット数=約9;日本油脂社製、ブレンマーPDP−400)、メタクリル酸メチル30重量部、トリメチロールプロパントリメタクリレート20重量部、乳化分散剤として、ポリグリセリン脂肪酸エステル(ポエムPR−100、理研ビタミン社製)4重量部及び重合開始剤としてアゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.3重量部を混合、攪拌し、モノマー溶液を調製した。
得られたモノマー溶液60重量部に、0.5重量%塩化ナトリウム水溶液40重量部を添加し、撹拌乳化してW/Oエマルジョンを作製した。続いて得られたW/Oエマルジョン100重量部をポリビニルアルコール(PVA)1重量%と亜硝酸ナトリウム0.02重量%との水溶液300重量部に加え、攪拌分散装置を用いて攪拌し、W/O/Wエマルジョンを得た。
次に、攪拌機、ジャケット、還流冷却機及び温度計を備えた20リットルの重合器を用い、重合器内を減圧し、容器内の脱酸素を行った後、窒素ガスにより圧力を大気圧まで戻し、重合器内部を窒素雰囲気とした。この重合器内に、上記で得られたW/O/Wエマルジョンの全量を一括して投入し、重合器を60℃まで昇温して重合を開始した。8時間重合した後、重合器を室温まで冷却してスラリーを得た。得られたスラリーを脱水装置により脱水し、真空乾燥して、樹脂粒子を得た。なお、得られた樹脂粒子の平均粒子径を測定したところ、50μmであった。
(2)セラミック組成物の作製
得られた樹脂粒子12重量部に対して、SiC90重量%、酸化硼素5重量%、カオリン2重量%、アルミナ3重量%からなるセラミック粉末100重量部を混合してセラミック組成物を得た。
(3)多孔質セラミックフィルタの作製
得られたセラミック組成物の全量にメチルセルロース10重量部、グリセリン5重量部及び水を加え、混練し、押出成形可能な坏土とした。次いで、得られた坏土を用いて押出成形法により、リブ厚が300μm、セル数が16個/cmであり、断面の一辺の長さが50mm、高さが250mmである直方体のハニカム構造体を成形した。
得られたハニカム構造体を乾燥した後、400℃まで10℃/分にて昇温し1時間保持して造孔材の脱脂を行った。その後、不活性ガス雰囲気下で、昇温速度40℃/h、最高温度2100℃、保持時間6時間にて焼成して多孔質セラミックフィルタを得た。
得られた多孔質セラミックフィルタについて、目視で観察したところ、膨張等の変形や、クラックの発生は見られなかった。また、アムコ社製ポロシメーター2000を用い、封入水銀圧力は2000kg/cmにて気孔率を測定した結果、60%であった。
(実施例3)
(1)樹脂粒子の作製
モノマー成分として、ポリオキシエチレン−ポリオキシテトラメチレンメタクリレート35重量部(ポリオキシエチレンユニット数=約10、ポリオキシテトラメチレンユニット数=約5;日本油脂社製、ブレンマー55PET−800)、メタクリル酸メチル50重量部、トリメチロールプロパントリメタクリレート20重量部を用い、中空化剤としてイソオクタン120重量部を用いる以外は実施例1と同様にして樹脂粒子を得た。なお、得られた樹脂粒子の平均粒子径を測定したところ、56μmであった。
(2)セラミック組成物の作製
得られた樹脂粒子28重量部に対して、タルク40重量%、カオリン20重量%、アルミナ18重量%、水酸化アルミニウム12重量%、シリカ10重量%からなるセラミック粉末100重量部を混合してセラミック組成物を得た。
(3)多孔質セラミックフィルタの作製
得られたセラミック組成物の全量にメチルセルロース20重量部、グリセリン10重量部及び水を加え、混練し、押出成形可能な坏土とした。次いで、得られた坏土を用いて押出成形法により、リブ厚が300μm、セル数が16個/cmであり、直径が30mm、高さが100mmの円筒形ハニカム構造体を成形した。
得られたハニカム構造体を乾燥した後、400℃まで10℃/分にて昇温し1時間保持して造孔材の脱脂を行った。その後、昇温速度40℃/h、最高温度1410℃、保持時間6時間にて焼成して多孔質セラミックフィルタを得た。
得られた多孔質セラミックフィルタについて、目視で観察したところ、膨張等の変形や、クラックの発生は見られなかった。また、アムコ社製ポロシメーター2000を用い、封入水銀圧力は2000kg/cmにて気孔率を測定した結果、67%であった。
(実施例4)
(1)樹脂粒子の作製
モノマー成分として、ポリオキシプロピレンジメタクリレート30重量部(ポリオキシプロピレンユニット数=約9;日本油脂社製、ブレンマーPDP−400)、メタクリル酸メチル20重量部、トリメチロールプロパントリメタクリレート50重量部、中空化剤としてヘプタン200重量部を用いた以外は実施例1と同様にして樹脂粒子を得た。なお、得られた樹脂粒子の平均粒子径を測定したところ、25μmであった。
(2)セラミック組成物の作製
得られた樹脂粒子5重量部に対して、SiC90重量%、酸化硼素5重量%、カオリン2重量%、アルミナ3重量%からなるセラミック粉末100重量部を混合してセラミック組成物を得た。
(3)多孔質セラミックフィルタの作製
得られたセラミック組成物の全量にメチルセルロース10重量部、グリセリン5重量部及び水を加え、混練し、押出成形可能な坏土とした。次いで、得られた坏土を用いて押出成形法により、リブ厚が300μm、セル数が16個/cmであり、断面の一辺の長さが50mm、高さが250mmである直方体形ハニカム構造体を成形した。
得られたハニカム構造体を乾燥した後、400℃まで10℃/分にて昇温し1時間保持して造孔材の脱脂を行った。その後、不活性ガス雰囲気下で、昇温速度40℃/h、最高温度2100℃、保持時間6時間にて焼成して多孔質セラミックフィルタを得た。
得られた多孔質セラミックフィルタについて、目視で観察したところ、膨張等の変形や、クラックの発生は見られなかった。また、アムコ社製ポロシメーター2000を用い、封入水銀圧力は2000kg/cmにて気孔率を測定した結果、44%であった。
(比較例1)
(1)樹脂粒子の作製
モノマー成分として、ポリオキシエチレンメタクリレート5重量部(ポリオキシエチレンユニット数=約8;日本油脂社製、ブレンマーPET−350)、メタクリル酸メチル85重量部、トリメチロールプロパントリメタクリレート10重量部を用い、中空化剤を用いなかったこと以外は実施例1と同様にして樹脂粒子を得た。なお、得られた樹脂粒子の平均粒子径を測定したところ、45μmであった。
(2)セラミック組成物の作製
得られた樹脂粒子70重量部に対して、タルク40重量%、カオリン20重量%、アルミナ18重量%、水酸化アルミニウム12重量%、シリカ10重量%からなるセラミック粉末100重量部を混合してセラミック組成物を得た。
(3)多孔質セラミックフィルタの作製
得られたセラミック組成物の全量にメチルセルロース20重量部、グリセリン10重量部及び水を加え、混練し、押出成形可能な坏土とした。次いで、得られた坏土を用いて押出成形法により、リブ厚が300μm、セル数が16個/cmであり、直径が30mm、高さが100mmの円筒形ハニカム構造体を成形した。
得られたハニカム構造体を乾燥した後、400℃まで10℃/分にて昇温し1時間保持して造孔材の脱脂を行った。その後、昇温速度40℃/h、最高温度1410℃、保持時間6時間にて焼成して多孔質セラミックフィルタを得た。
得られた多孔質セラミックフィルタについて、目視で観察したところ、分解ガスの噴出による膨張がみられ、クラックも発生していた。また、上記のような欠陥構造のため、フィルタの気孔率測定は不可能であった。
(評価)
実施例1〜4及び比較例1で得られた樹脂粒子について以下の評価を行った。結果を表1に示した。
(1)中空率の測定
得られた樹脂粒子0.5gをサンプリングし、ポロシメーター2000(アムコ社製)を用いて、中空率を測定した。なお、測定温度は23℃、封入水銀圧力は2000kg/cmとした。
(2)加熱減量の測定
DSC−6200(セイコーインスツルメンツ社製)を用い、昇温速度5℃/分で昇温しながら測定することにより、分解開始温度、50重量%減少温度を測定した。また、300℃で1時間加熱した後の重量減少率を測定した。
(3)10%圧縮強度
微小硬度計(フィッシャー社製)を用い、任意に選んだ樹脂粒子5個の、23℃、歪み量10%における圧縮強度の平均値を求めた。
Figure 0005025923
本発明によれば、低温、短時間で脱脂焼成することができ、かつ、造孔材を大量に使用する場合であっても、変形やクラックが発生することがなく、高気孔率の成形体を得ることが可能なセラミック組成物、及び、該セラミック組成物を用いた多孔質セラミックフィルタの製造方法を提供することができる。


Claims (5)

  1. 加熱消滅性中空樹脂粒子とセラミック粉末とからなるセラミック組成物であって、
    前記加熱消滅性中空樹脂粒子は、ポリオキシアルキレンマクロモノマー又はポリオキシアルキレンマクロモノマーとラジカル重合性モノマーとの混合モノマーを重合して得られる樹脂を含有し、23℃における中空率が5〜95重量%であり、100〜300℃の所定の温度に加熱することにより、1時間以内に10重量%以上が消滅することを特徴とするセラミック組成物。
  2. 加熱消滅性中空樹脂粒子は、架橋成分を含有し、23℃における10%圧縮強度が1〜1000MPaであることを特徴とする請求項1載のセラミック組成物。
  3. セラミック粉末は、金属酸化物、金属炭化物及び金属窒化物からなる群より選択される少なくとも1種であることを特徴とする請求項1又は2記載のセラミック組成物。
  4. セラミック粉末は、コージェライト、炭化ケイ素及び窒化ケイ素からなる群より選択される少なくとも1種を50重量%以上含有することを特徴とする請求項1、2又は3記載のセラミック組成物。
  5. 請求項1、2、3又は4記載のセラミック組成物を焼成することを特徴とする多孔質セラミックフィルタの製造方法。
JP2005210237A 2005-03-23 2005-07-20 セラミック組成物及び多孔質セラミックフィルタの製造方法 Expired - Fee Related JP5025923B2 (ja)

Priority Applications (10)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005210237A JP5025923B2 (ja) 2005-07-20 2005-07-20 セラミック組成物及び多孔質セラミックフィルタの製造方法
AU2005329527A AU2005329527B2 (en) 2005-03-23 2005-12-13 Thermally disappearing resin particle
EP05816501.0A EP1862482B1 (en) 2005-03-23 2005-12-13 Thermally disappearing resin particle
CA002596294A CA2596294A1 (en) 2005-03-23 2005-12-13 Thermally disappearing resin particle
CN2005800492236A CN101146835B (zh) 2005-03-23 2005-12-13 加热消失性树脂粒子
KR1020077024287A KR101314898B1 (ko) 2005-03-23 2005-12-13 가열 소멸성 수지 입자
US11/886,721 US8138252B2 (en) 2005-03-23 2005-12-13 Thermally disappearing resin particle
PCT/JP2005/022893 WO2006100806A1 (ja) 2005-03-23 2005-12-13 加熱消滅性樹脂粒子
TW094144170A TW200633949A (en) 2005-03-23 2005-12-14 Thermally disappearing resin particle
US13/369,817 US20120178841A1 (en) 2005-03-23 2012-02-09 Thermally disappearing resin particle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005210237A JP5025923B2 (ja) 2005-07-20 2005-07-20 セラミック組成物及び多孔質セラミックフィルタの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007022879A JP2007022879A (ja) 2007-02-01
JP5025923B2 true JP5025923B2 (ja) 2012-09-12

Family

ID=37784135

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005210237A Expired - Fee Related JP5025923B2 (ja) 2005-03-23 2005-07-20 セラミック組成物及び多孔質セラミックフィルタの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5025923B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20220058430A (ko) * 2020-10-30 2022-05-09 오정원 초정밀 여과층을 구비한 세라믹 필터 제조 장치 및 방법

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2885759T3 (es) * 2011-09-20 2021-12-15 Evonik Operations Gmbh Procedimiento para la producción de materiales ligeros, cerámicos
JP5865399B2 (ja) * 2012-01-31 2016-02-17 積水化成品工業株式会社 多孔質樹脂粒子、その製造方法、分散液およびその用途

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60122770A (ja) * 1983-12-06 1985-07-01 株式会社日本触媒 セラミツクス成形のためのバインダ−
JPS60155567A (ja) * 1984-01-24 1985-08-15 日立化成工業株式会社 セラミツク用バインダ−の製造法
JPH04110007A (ja) * 1990-08-31 1992-04-10 Mitsubishi Materials Corp セラミックフィルタ及びその製造方法
JP3080691B2 (ja) * 1991-07-01 2000-08-28 株式会社日立製作所 水溶性有機バインダー
JPH07291739A (ja) * 1994-04-21 1995-11-07 Hitachi Ltd セラミックグリーンシートとそれに用いるバインダー
JP3378133B2 (ja) * 1995-12-27 2003-02-17 ライオン株式会社 セラミックス成形用バインダー
JP2003095750A (ja) * 2001-09-21 2003-04-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 積層セラミック部品の製造方法、及びそれに用いるグリーンシートとキャリアフィルム
JP2003104778A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Nisshin Chem Ind Co Ltd 水溶液型セラミックス成形用バインダー
JP2004269308A (ja) * 2003-03-07 2004-09-30 Sumitomo Seika Chem Co Ltd セラミック成形用バインダー
JP4217101B2 (ja) * 2003-04-18 2009-01-28 株式会社日本触媒 焼成用樹脂組成物

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20220058430A (ko) * 2020-10-30 2022-05-09 오정원 초정밀 여과층을 구비한 세라믹 필터 제조 장치 및 방법
KR102517386B1 (ko) 2020-10-30 2023-04-03 오정원 초정밀 여과층을 구비한 세라믹 필터 제조 장치 및 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007022879A (ja) 2007-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101314898B1 (ko) 가열 소멸성 수지 입자
EP1375525B1 (en) Method for preparing hollow polymer particles
JP3935415B2 (ja) 造孔剤、造孔剤の製造方法、多孔質セラミックフィルタおよび多孔質セラミックフィルタの製造方法
EP2119687A1 (en) Process for producing honeycomb structure
JP5560081B2 (ja) セラミックス坏土、セラミックス成形体、セラミックス構造体及びこれらの製造方法
JP4991057B2 (ja) 多孔質セラミックフィルタの製造方法
JP5025923B2 (ja) セラミック組成物及び多孔質セラミックフィルタの製造方法
CN101146835B (zh) 加热消失性树脂粒子
JP2008247630A (ja) 多孔質セラミックス用気孔形成材
JP4445495B2 (ja) 多孔質中空ポリマー粒子、多孔質中空ポリマー粒子の製造方法、多孔質セラミックフィルタおよび多孔質セラミックフィルタの製造方法
JP4440030B2 (ja) セラミック組成物
JP5476048B2 (ja) ハニカム構造体の製造方法
JP2010155728A (ja) チタン酸アルミニウム系セラミックス焼結体の製造方法およびチタン酸アルミニウム系セラミックス焼結体
JP6701540B1 (ja) 多孔質セラミックフィルタ製造用造孔材
JP2003183087A (ja) 中空ポリマー粒子を用いた多孔質セラミックフィルタ
JP2003327483A (ja) セラミック組成物及びセラミックフィルタの製造方法
JP4890815B2 (ja) 電気二重層キャパシタ用電極の製造方法及び電気二重層キャパシタ用セパレータの製造方法
JP3316634B2 (ja) セラミックス多孔体の製造方法
JP2008038098A (ja) 加熱消滅性樹脂粒子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080417

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120307

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20120307

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120529

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120620

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150629

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5025923

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees