JP5025778B2 - 電子スロットル制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、内燃機関の吸入空気量を調整する電子スロットルバルブを制御する電子スロットル制御装置に関し、特に電子スロットルバルブの角度を検出する電子スロットルバルブ角度検出センサ(以下、単に「角度センサ」という)の異常時に対処可能な電子スロットル制御装置に関するものである。
一般に、車両などに搭載される内燃機関においては、吸入空気量を調整するスロットルバルブとして、運転者が操作するアクセルペダルに機械的に連結された電子スロットルバルブが用いられており、スロットル角度の検出情報に応じて電子スロットルバルブをフィードバック制御するための電子スロットル制御装置が種々提案されている。
この種の電子スロットル制御装置において、角度センサの故障などのシステム異常が発生した際には、車両の安全を確保するために、内燃機関の回転速度が急上昇しないように、電子スロットルバルブを駆動するモータへの供給電力を遮断し、異常時に機能する誘導機構により電子スロットルバルブを所定の中間開度に誘導するように構成されている。
しかしながら、電子スロットルバルブの開放状態でシステム異常が発生した場合に、電子スロットルバルブ駆動用モータ(以下、単に「モータ」という)の電力供給を遮断しているものの、誘導機構により電子スロットルバルブが中間開度に向かって閉じることから、内燃機関の回転速度が急激に低下するので、車両の急減速を招き、特に自動2輪車などの軽重量の車両においては、急減速状態となる可能性がある。
そこで、近年では、システム異常が発生した場合に、モータを回生状態とすることにより、誘導機構によって電子スロットルバルブが中間開度に移行する速度を抑制して、内燃機関の回転速度の急激な低下を防止する電子スロットルバルブ制御装置も提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に記載の電子スロットルバルブ制御装置においても、システム異常を検出するまでにモータが制御されることによって発生する実際の電子スロットルバルブ角度(以下、「実際のスロットル角度」という)の変化を防止することはできない。
また、システム異常が検出された後にモータを回生状態とする手段は、システム異常を検出するまでに発生した実際のスロットル角度の変化を保持させることになるので、車両の急減速または急加速を招く可能性がある。
たとえば、角度センサが異常となった場合、異常が検出されるまでの期間においては、実際のスロットル角度とは異なる角度情報を用いてモータが制御されることになる。
この結果、異常が検出されるまでのモータの制御により発生する実際のスロットル角度の変化と、異常検出後にモータを回生状態とした際の目標スロットル開度(目標開度)と実際のスロットル角度との角度差の保持とによって、車両の急減速または急加速を招くことになる。
上記急加減速の対策として、システム異常を検出するまでに発生した実際のスロットル角度の変化を抑制するために、運転者が操作するアクセルペダルに連結された機械的な機構を設け、電子スロットルバルブの動作角度を制限する技術も提案されている。
しかしながら、電子スロットルバルブの動作角度を制限するためにアクセルペダルに連結された機械的な機構を用いた場合には、電子スロットル制御装置のシステムが正常な状態であっても、電子スロットルバルブの動作角度が制限されるので、動作角度を超えて電子スロットルバルブを制御することができない。
また、動作角度に制限がある電子スロットルバルブにおいて、運転者がアクセルペダルを急閉側に操作した場合には、内燃機関の運転状態にかかわらず、電子スロットルバルブが急閉されるという問題もある。
この場合、内燃機関への吸入空気は急激に遮断されるので、インテークマニホールドに付着した燃料が燃焼しない場合が多く、排気系に配置された3元触媒の劣化や、排気ガスの悪化に繋がる。
一方、前述のように、運転者が操作するアクセルペダルに機械的に連結された制限機構を備えていない電子スロットルバルブを採用した場合には、運転者が操作するアクセルペダルと内燃機関の状態から最適な燃料噴射を行うことが可能になる。
以上のように、電子スロットルバルブ制御装置のシステム異常を検出するまでに発生した実際のスロットル角度の変化の抑制と、電子スロットルバルブの動作角度制限用の機械的な機構の廃止とは、トレードオフの関係にあるので、両方の課題を同時に解決することは困難である。
特許第4212059号公報
従来の電子スロットル制御装置は、システム異常時における内燃機関の回転速度の急低下を抑制するために、モータを回生状態にする誘導機構を用いた場合には、異常を検出するまでの実際のスロットル角度の変化を防止することができないうえ、異常を検出するまでの実際のスロットル角度の変化が保持されるので、車両の急減速または急加速を招く可能性があるという課題があった。
また、実際のスロットル角度の変化を抑制して急加減速を回避するために、アクセルペダルに連結された機械的な抑制機構を用いた場合には、システムが正常な状態であっても制限された動作角度を超えて電子スロットルバルブを制御することができないうえ、アクセルペダルを急閉操作した場合に、電子スロットルバルブの急閉による燃料の不完全燃焼によって3元触媒の劣化や排気ガスの悪化を招くという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、アクセルペダルに機械的に連結された制限機構を備えていない電子スロットルバルブ制御装置において、角度検出手段(角度センサ)が異常となっても、モータ駆動による電子スロットルバルブの制御を継続して、急激な開閉を防止することのできる電子スロットル制御装置を得ることを目的とする。
この発明に係る電子スロットル制御装置は、内燃機関の吸入空気量を調整するための電子スロットルバルブを駆動するモータと、電子スロットルバルブの角度を検出する角度検出手段と、モータに電力を供給する電力供給手段と、角度検出手段により検出された角度情報に基づき、モータに対する電力供給指令を生成して、電力供給手段を介してモータに電力を供給するコントロールユニットとを備えた電子スロットル制御において、コントロールユニットは、角度検出手段の異常検出後に、角度検出手段の異常検出前の角度情報に基づき、モータに対する電力供給指令を生成する電子スロットル制御装置において、コントロールユニットは、角度検出手段の異常検出後に、複数回の制御動作の組み合わせにより、モータへの電力供給を行い、電子スロットルバルブの実際のスロットル角度を所定の中間開度まで制御し、複数回の制御動作は、角度検出手段の異常検出後に、モータへの100%の電力供給量により、電子スロットルバルブの実際のスロットル角度を異常発生前の角度情報に一致させる動作と、実際のスロットル角度が異常発生前の角度情報と一致した後に、モータへの電力供給量を異常発生前の電力供給量に復帰させて、一定の比率により減少させることにより、電子スロットルバルブの実際のスロットル角度を中間開度まで推移させる動作とを含み、コントロールユニットは、角度検出手段の異常検出後に、電子スロットルバルブの実際のスロットル角度を異常発生前の角度情報に一致させる動作において、異常検出後の角度情報の使用を禁止して、角度検出手段が異常となる前の角度情報と、角度検出手段が異常となる前のモータの供給電力情報と、角度検出手段の異常が検出されるまでの時間と、角度検出手段が異常となる前にあらかじめ設定したスロットル角度の変化速度とに基づいて、モータを制御するものである。
この発明によれば、角度検出手段の故障状態に応じたモータの電力供給を行うことにより、システム異常時の電子スロットルバルブの急開閉を防止することができる。
この発明の実施の形態1に係る電子スロットル制御装置のモータ制御部の全体構成を示すブロック図である。 図1内のコントロールユニットの内部構成を示すブロック図である。 従来装置におけるシステム異常時の車両速度の挙動を示すタイミングチャートである。 この発明の実施の形態1におけるシステム異常時の車両速度の挙動を示すタイミングチャートである。 この発明の実施の形態1による100%電力供給時の角度情報の単位時間当たりの閉側変化量を示す説明図である。 この発明の実施の形態1による100%電力供給時の角度情報の単位時間当たりの開側変化量を示す説明図である。 従来装置におけるシステム異常時の車両速度の挙動を示すタイミングチャートである。 この発明の実施の形態2におけるシステム異常時の車両速度の挙動を示すタイミングチャートである。 この発明の実施の形態2による100%電力供給時の角度情報の単位時間当たりの開側変化量を示す説明図である。 この発明の実施の形態2による100%電力供給時の角度情報の単位時間当たりの閉側変化量を示す説明図である。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る電子スロットル制御装置のモータ制御部の全体構成を示すブロック図である。
また、図2は図1内のコントロールユニット1の内部構成を示すブロック図であり、煩雑さを回避するために、電子スロットルバルブ3およびその周辺構成を省略している。
図1および図2において、電子スロットル制御装置は、コントロールユニット1と、電力供給用配線L1、L2を介してコントロールユニット1から給電されるモータ2と、モータ2により駆動される電子スロットルバルブ3と、電子スロットルバルブ3を吸気通路7内に保持するスロットルボディ4と、異常時に電子スロットルバルブ3を所定の中間開度θMに誘導する誘導機構5と、電源線L3およびグランド線L4を介してコントロールユニット1から給電される角度検出手段6(角度センサ)と、を備えている。
電子スロットルバルブ3は、スロットルボディ4内に配置され、かつモータ2(および誘導機構5)と機械的に連結されて、内燃機関(図示せず)の吸入空気量を調整する。
角度検出手段6は、電子スロットルバルブ3の角度(開度)を検出し、信号線L5、L6を介して角度情報θ1、θ2をコントロールユニット1に入力する。
なお、角度検出手段6は、信頼性を向上させるために、並列構成の内部可変抵抗r1、r2を有しており、内部可変抵抗r1、r2の各可変出力端子から2系統の角度情報θ1、θ2を生成してコントロールユニット1に入力する。
コントロールユニット1は、角度検出手段6からの角度情報θ1、θ2から電子スロットルバルブ3の開度(スロットル角度)を検出し、検出角度に基づきモータ2に対する電力供給指令を生成して、電力供給用配線L1、L2を介してモータ2への電力供給量を制御することにより、実際のスロットル角度θrが所要の目標開度θoとなるように電子スロットルバルブ3を制御する。
図2において、コントロールユニット1は、CPU11と、CPU11の制御下でモータ2を駆動するためのモータ駆動回路12と、CPU11に属するメモリ13と、角度情報θ1、θ2をCPU11に入力するための入力抵抗R1、R2と、角度検出手段6への給電用の電源線L3に接続された電源Vcと、グランド線L4に接続されるとともに入力抵抗R1、R2の各一端を接地するためのグランドGNDと、を備えている。
角度情報θ1、θ2を取り込む信号線L5、L6は、電源線L3、グランド線L4、信号線L5、L6の断線などを角度検出手段6の異常として検出するために、コントロールユニット1内において、CPU11への入力経路と並列に、入力抵抗R1、R2を介してグランドGNDに接続されている。
なお、角度情報θ1、θ2の入力レベルを確保するために、入力抵抗R1、R2の抵抗値は、角度検出手段6内の内部可変抵抗r1、r2の抵抗値よりも十分に大きな値に設定されている。
モータ駆動回路12は、CPU11からの電力供給指令に応じて、電力供給用配線L1、L2を介してモータ2に電力を供給し、電子スロットルバルブ3を所望の目標開度θoに制御する。
次に、図3および図4とともに、図5および図6を参照しながら、図1および図2の電子スロットル制御装置においてシステム異常が発生した場合の車両速度Vsの挙動について説明する。
ここでは、この発明の実施の形態1によるモータ制御の効果を明確化するために、従来のモータ制御による車両速度挙動(図3)と、この発明の実施の形態1によるモータ制御による車両速度挙動(図4)とを、図1および図2を共通構成と見なして、対比しながら説明する。
図3は従来のモータ制御による車両速度Vsの挙動を示すタイミングチャートであり、時刻bのタイミングで図2内のグランド線L4が断線異常が発生した場合での、角度情報θ1、θ2、モータ2のバルブ駆動方向、コントロールユニット1からモータ2への供給電力、および車両速度Vsを、時系列的に示している。
図3(従来の制御)において、時刻aから時刻bまでの区間では、図2内のグランド線L4が正常状態(断線していない)にあり、CPU11からの目標開度θoと、角度情報θ1、θ2と、実際のスロットル角度θrとが一致している。
すなわち、上記区間では、誘導機構5による中間開度θMに対して、目標開度θoが開き側にあることから、モータ2によるバルブ駆動方向は開方向となり、コントロールユニット1内のモータ駆動回路12は、角度情報θ1、θ2をCPU11からの目標開度θoに一致させるために、モータ2に所要の電力を供給している。
したがって、上記区間では、CPU11からの目標開度θoと角度情報θ1、θ2とが一致しており、車両速度Vsは一定である。
続いて、時刻bでグランド線L4が断線すると、コントロールユニット1への角度情報θ1、θ2は、グランド線L4の断線によって全開方向(5[V]側)に推移するので、これを抑制するために、コントロールユニット1は、バルブ駆動方向を閉方向に切替えて、100%の供給電力量でモータ2をフィードバック制御する。
その後、時刻bから時刻cまでの区間では、実際のスロットル角度θrが閉方向に推移するのに対し、角度検出手段6からの角度情報θ1、θ2は全開方向に推移し続けるが、角度情報θ1、θ2が開方向の異常電圧閾値以上に達しないので、CPU11は、異常状態(グランド線L4の断線)を検出することはできない。
よって、時刻b(グランド線L4の断線発生)から時刻cまでの上記区間において、CPU11は、角度情報θ1、θ2に基づき、閉方向のバルブ駆動方向に100%の電力供給を行い続けるので、実際のスロットル角度θrは急激に閉じ側に駆動される。
この結果、時刻bから若干の時間遅れをともなう時刻cから、車両速度Vsは急激に低下を始める。
以下、時刻cにおいて、角度情報θ1、θ2が開方向の異常電圧閾値以上に達すると、CPU11は、角度情報θ1、θ2の異常(グランド線L4の断線)を検出し、異常検出(時刻c)以降は、実際のスロットル角度θrが不明なので、コントロールユニット1からモータ2への電力供給を0%とする。
モータ2への電力供給が遮断されると、実際のスロットル角度θrは、誘導機構5により中間開度θMに誘導されるので、車両速度Vsは、時刻cよりも若干の時間遅れをともなう時刻dまでの区間にかけて急激に減少する。特に、自動2輪車のように軽重量の車両においては、車両速度Vsの急激な減少傾向は強くなり、運転者に大きな減速ショックを与えることになる。
一方、図4に示すこの発明の実施の形態1によれば、図3に示すような減速ショックを抑制することが可能になる。
図4はこの発明の実施の形態1(図1、図2)による車両速度Vsの挙動を示すタイミングチャートであり、図3と同様に、時刻bのタイミングで図2内のグランド線L4が断線した場合の、角度情報θ1、θ2、モータ2のバルブ駆動方向、コントロールユニットからモータ2への供給電力、および車両速度Vsを、時系列的に示している。
図4において、時刻aから時刻bまでの区間では、前述(図3)と同様に、グランド線L4が断線していないことから、コントロールユニット1内のモータ駆動回路12は、角度情報θ1、θ2を目標開度θoに一致させるために、モータ2に電力供給しているので、目標開度θoと角度情報θ1、θ2(実際のスロットル角度θr)とが一致しており、車両速度Vsは一定である。
ただし、この発明の実施の形態1によるコントロールユニット1は、時刻aから時刻bまでの正常区間において、グランド線L4が断線した場合に備えて、CPU11からの目標開度θoと、角度検出手段6からの角度情報θ1、θ2と、モータ2のバルブ駆動方向と、モータ2への電力供給値とを、メモリ13内に時系列的に記憶させている。
前述(図3)と同様に、時刻bでグランド線L4が断線すると、時刻bから時刻cまでの区間において、角度情報θ1、θ2は全開方向(5[V]側)に推移するので、コントロールユニット1のフィードバック制御により、実際のスロットル角度θrは閉方向に推移する。
断線発生後の上記区間では、角度情報θ1、θ2が開方向の異常電圧閾値以上に達していないことから、CPU11は、異常を検出することができずに、角度情報θ1、θ2に基づき、閉方向のバルブ駆動方向に100%の電力供給を行うので、実際のスロットル角度θrは急激に閉じ側に駆動される。
この結果、時刻bから若干の時間遅れをともなう時刻cから車両速度Vsは低下を始める。
一方、時刻cにおいては、角度情報θ1、θ2が開方向の異常電圧閾値以上に達するので、CPU11は、角度情報θ1、θ2の異常(グランド線L4の断線)を検出し、時刻cにおける実際のスロットル角度θr(c)を以下の式(1)により推定する。
θr(c)=θb−ΔθCL×Tbc ・・・(1)
ただし、式(1)において、θbは時刻bの角度情報(θ1、θ2)、Tbcは時刻bから時刻cまでの時間、ΔθCLは100%電力供給時の角度情報θ1、θ2の単位時間当たりの閉側変化量(閉じ方向の変化速度)である。
時刻bから時刻cまでの時間Tbcは、角度検出手段6内の内部可変抵抗r1、r2の抵抗値と、コントロールユニット1内の入力抵抗R1、R2の抵抗値とにより、一意的に求めることができる。
また、時刻bの角度情報θbは、コントロールユニット1内のメモリ13に時系列的に記憶された角度情報θ1、θ2と、時刻bから時刻cまでの時間Tbcとにより、求めることができる。
図5は100%電力供給時の角度情報θ1、θ2の単位時間当たりの閉側変化量ΔθCLを示す説明図である。
図5に示すように、閉側変化量ΔθCLは、電子スロットルバルブ3を中間開度θMに誘導する誘導機構5の影響を考慮して、時刻bの角度情報θbと中間開度θMとの関係に基づき、実験的に求めることができる。
次に、図4に戻り、CPU11は、時刻cにおける実際のスロットル角度θr(c)を式(1)から推定すると、時刻cのスロットル角度θr(c)(推定値)を、時刻bの角度情報θb(異常発生前の正常時の開度)に一致させるための制御を行う。
すなわち、時刻cにおいて、CPU11は、角度情報θ1、θ2を無視して、バルブ駆動方向を開方向に切替えるとともに、100%の電力供給量で電子スロットルバルブ3を駆動するためのモータ2への電力供給時間TOPを、以下の式(2)により算出する。
TOP={θb−θr(c)}/ΔθOP ・・・(2)
ただし、式(2)において、ΔθOPは100%電力供給時の角度情報θ1、θ2の単位時間当たりの開側変化量(開き方向の変化速度)であり、図6の説明図のように表される。
図6に示すように、開側変化量ΔθOPは、誘導機構5の影響を考え、時刻cにおける実際のスロットル角度θr(c)と中間開度θMとの関係に基づき、実験的に求めることができる。
これにより、コントロールユニット1は、時刻cから時刻eまでの電力供給時間TOPにわたって、開方向のバルブ駆動方向で100%の電力供給量によりモータ2への通電を行い、実際のスロットル角度θrを時刻bの角度情報θbに迅速に戻すことができる。
この結果、車両速度Vsの急低下が抑制され、時刻eにおいて、車両速度Vsは、正常時(時刻b)の速度に復帰する。
なお、時刻bから時刻eまでの区間において、実際のスロットル角度θrは、目標開度θoと時刻cの実際のスロットル角度θr(c)との間で変化するが、このときの変化時間が短時間であれば、図4に示すように、車両速度Vsの低下はほとんど発生しない。
次に、CPU11は、時刻eから時刻fの区間において、車両を安全速度で走行させるために、実際のスロットル角度θrの急激な変化が発生しないように、実際のスロットル角度θrが一定比率で徐々に中間開度θMに向かうようにモータ2を駆動する。
このとき、時刻eにおけるモータ2への電力供給量は、コントロールユニット1内のメモリ13に時系列的に記憶されたモータ2の電力供給値(異常発生前の電力供給量)を使用し、時刻eから時刻fにかけて一定の比率により減少させていく。
これにより、急激な変化が発生しないように、実際のスロットル角度θrを中間開度θMまで駆動することができる。
以上のように、この発明の実施の形態1(図1、図2、図4〜図6)に係る電子スロットル制御装置は、内燃機関の吸入空気量を調整するための電子スロットルバルブ3を駆動するモータ2と、電子スロットルバルブ3の角度を検出する角度検出手段6と、モータ2に電力を供給する電力供給手段(モータ駆動回路12、電力供給用配線L1、L2)と、角度検出手段6により検出された角度情報θ1、θ2に基づき、モータ2に対する電力供給指令を生成して、電力供給手段を介してモータ2に電力を供給するコントロールユニット1と、を備えている。
コントロールユニット1は、角度検出手段6の異常(グランド線L4の断線)検出後に、角度検出手段6の異常検出前(時刻b)の角度情報(θb)に基づき、モータ2に対する電力供給指令を生成する。
具体的には、コントロールユニット1は、角度検出手段6の異常検出後に、角度検出手段6の異常検出前の角度情報から、角度検出手段6の異常検出直後(時刻c)の実際のスロットル角度(θr(c))を推定し、電子スロットルバルブ3の実際のスロットル角度θrが、角度検出手段6の異常発生前の角度情報(θb)と一致するように、モータ2に対する電力供給指令を生成する。
また、コントロールユニット1は、角度検出手段6の異常検出後に、複数回の制御動作の組み合わせにより、モータ2への電力供給を行い、電子スロットルバルブ3の実際のスロットル角度θrを中間開度θMまで制御する。
具体的には、複数回の制御動作は、角度検出手段6の異常検出後に、モータ2への100%の電力供給量により、電子スロットルバルブ3の実際のスロットル角度θr(c)(推定値)を異常発生前の角度情報(θb)に一致させる動作と、実際のスロットル角度θrが異常発生前の角度情報(θb)と一致した後に、モータ2への電力供給量を異常発生前の電力供給量に復帰させて、一定の比率により減少させることにより、電子スロットルバルブ3の実際のスロットル角度θrを中間開度θMまで推移させる動作と、を含む。
さらに、コントロールユニット1は、角度検出手段6の異常検出後に、電子スロットルバルブ3の実際のスロットル角度θrを異常発生前の角度情報θbに一致させる動作において、異常検出後の角度情報θ1、θ2の使用を禁止して、角度検出手段6が異常となる前の角度情報θbと、角度検出手段6が異常となる前のフィードバック制御中のモータ2の供給電力情報と、角度検出手段6の異常が検出されるまでの時間(Tbc)と、角度検出手段6が異常となる前にあらかじめ設定したスロットル角度の変化速度(ΔθCL、ΔOP)とに基づいて、モータ2を制御する。
これにより、グランド線L4の断線異常時(図4)においても、車両の急減速または急加速を防止することができ、電子スロットルバルブ3の制御性を損なうことなく、運転者に急激な加速や減速を与えずに、安全な走行を提供することができる。
実施の形態2.
なお、上記実施の形態1(図1、図2、図4〜図6)では、グランド線L4が断線した場合の加減速ショックの抑制制御について説明したが、図8〜図10に示すように、電源線L3が断線した場合にも、加減速ショックの抑制制御を実現することができる。
以下、図1および図2とともに、図7〜図10を参照しながら、この発明の実施の形態2においてシステム異常が発生した場合の車両速度Vsの挙動について説明する。
なお、この発明の実施の形態2に係る電子スロットル制御装置の構成は、図1、図2に示した通りである。
この場合も、この発明の実施の形態2によるモータ制御の効果を明確化するために、従来のモータ制御による車両速度挙動(図7)と、この発明の実施の形態2のモータ制御による車両速度挙動(図8)とを対比して説明する。
図7従来装置におけるシステム異常時の車両速度Vsの挙動を示すタイミングチャートであり、図8はこの発明の実施の形態2におけるシステム異常時の車両速度Vsの挙動を示すタイミングチャートである。
また、図9はこの発明の実施の形態2による100%電力供給時の角度情報θ1、θ2の単位時間当たりの開側変化量ΔθOP’を示す説明図であり、図10はこの発明の実施の形態2による100%電力供給時の角度情報θ1、θ2の単位時間当たりの閉側変化量ΔθCL’を示す説明図である。
図7および図8においては、時刻hに電源線L3が断線した場合の角度情報θ1、θ2、モータ2のバルブ駆動方向、コントロールユニット1からモータ2への供給電力、および車両速度Vsを、時系列的に示している。
図7(従来の制御)において、まず、時刻gから時刻hまでの区間では、図2内の電源線L3が正常状態であり、CPU11からの目標開度θoと、角度検出手段6からの角度情報θ1、θ2と、実際のスロットル角度θrとが一致しており、車両速度Vsは一定である。
続いて、時刻hにおいて、電源線L3が断線すると、角度情報θ1、θ2が全閉方向(0[V]側)に推移するので、これを抑制するために、コントロールユニット1は、開方向のバルブ駆動方向のままで、100%の供給電力量でモータ2をフィードバック制御する。
その後、時刻hから時刻iまでの区間では、実際のスロットル角度θrが開方向に推移するのに対し、角度検出手段6からの角度情報θ1、θ2は全閉方向に推移し続けるが、角度情報θ1、θ2が閉方向の異常電圧閾値以下に達しないので、CPU11は、異常状態(電源線L3の断線)を検出することはできない。
よって、時刻h(電源線L3の断線発生)から時刻iまでの上記区間において、CPU11は、角度情報θ1、θ2に基づき、開方向のバルブ駆動方向で100%の電力供給を続けるので、実際のスロットル角度θrは急激に開き側に駆動される。
この結果、時刻hから若干の時間遅れをともなう時刻iから、車両速度Vsは急激に上昇を始める。
以下、時刻iにおいて、角度情報θ1、θ2が閉方向の異常電圧閾値以下に達すると、CPU11は、角度情報θ1、θ2の異常(電源線L3の断線)を検出し、異常検出(時刻i)以降では、実際のスロットル角度θrが不明なので、コントロールユニット1からモータ2への電力供給を0%とする。
また、時刻i以降の実際のスロットル角度θrは、誘導機構5により中間開度θMに誘導されるので、車両速度Vsは、時刻iよりも若干の時間遅れをともなう時刻から時刻mにかけて急激に減少することになる。特に、自動2輪車のように軽重量の車両においては、車両速度Vsの急激な減少傾向が強くなり、運転者に大きな減速ショックを与えることになる。
一方、図8に示すこの発明の実施の形態2によれば、図7に示すような減速ショックを抑制することが可能になる。
図8においては、前述(図7)と同様に、時刻hに電源線L3が断線した場合の、角度情報θ1、θ2、モータ2のバルブ駆動方向、コントロールユニットからモータ2への供給電力、および車両速度Vsを、時系列的に示している。
図8において、時刻gから時刻hまでの正常区間では、前述と同様に、CPU11からの目標開度θoと、角度情報θ1、θ2と、実際のスロットル角度θrとが一致しており、車両速度Vsは一定である。
ただし、前述の実施の形態1(図4)の場合と同様に、CPU11は、上記正常区間において、電源線L3が断線した場合に備えて、CPU11からの目標開度θoと、角度情報θ1、θ2と、モータ2のバルブ駆動方向と、コントロールユニット1からモータ2への電力供給値とを、メモリ13内に時系列的に記憶させている。
時刻hで電源線L3が断線すると、時刻hから時刻iまでの区間においては、角度情報θ1、θ2は全閉方向(0[V])に推移するものの、閉方向の異常電圧閾値以下には達しないので、CPU11は、異常を検出することができずに、モータ2を開方向に100%の電力供給量でフィードバック制御する。
これにより、時刻hにおいて、実際のスロットル角度θrは、急激に開き側に駆動されるので、時刻hから若干の遅れをともなう時刻iから車両速度Vsは上昇を始める。
一方、時刻iにおいて、角度情報θ1、θ2が閉方向の異常電圧閾値以下に達すると、CPU11は、角度情報θ1、θ2の異常を検出し、時刻iにおける実際のスロットル角度θr(i)を以下の式(3)により推定する。
θr(i)=θh−ΔθOP’×Thi ・・・(3)
ただし、式(3)において、θhは時刻hの角度情報(θ1、θ2)、Thiは時刻hから時刻iまでの時間、ΔθOP’は100%電力供給時の角度情報θ1、θ2の単位時間当たりの開側変化量(開き方向の変化速度)である。
時刻hから時刻iまでの時間Thiは、角度検出手段6内の内部可変抵抗r1、r2の抵抗値と、コントロールユニット1内の入力抵抗R1、R2の抵抗値とにより、一意的に求めることができる。
また、時刻hの角度情報θhは、コントロールユニット1内のメモリ13に時系列的に記憶された角度情報θ1、θ2と、時刻hから時刻iまでの時間Thiとより、求めることができる。
図9は100%電力供給時の角度情報θ1、θ2の単位時間当たりの開側変化量ΔθOP’を示す説明図である。
図9に示すように、開側変化量ΔθOP’は、電子スロットルバルブ3を中間開度θMに誘導する誘導機構5の影響を考慮して、時刻hの角度情報θhと中間開度θMとの関係に基づき、実験的に求めることができる。
次に、図8に戻り、CPU11は、時刻iにおける実際のスロットル角度θr(i)を式(3)から推定すると、時刻iのスロットル角度θr(i)(推定値)を、時刻hの角度情報θh(異常発生前の正常時の開度)に一致させるための制御を行う。
すなわち、時刻iにおいて、CPU11は、角度情報θ1、θ2を無視して、バルブ駆動方向を閉方向に切替えるとともに、100%の電力供給量で電子スロットルバルブ3を駆動するためのモータ2への電力供給時間TCLを、以下の式(4)により算出する。
TCL={θh−θr(i)}/ΔθCL’ ・・・(4)
ただし、式(4)において、ΔθCL’は100%電力供給時の角度情報θ1、θ2の単位時間当たりの閉側変化量(閉じ方向の変化速度)であり、図10のように表される。
図10に示すように、閉側変化量ΔθCL’は、誘導機構5の影響を考え、時刻iの実際のスロットル角度θr(i)と中間開度θMとの関係に基づき、実験的に求めることができる。
これにより、コントロールユニット1は、時刻iから時刻jまでの電力供給時間TCLにわたって、閉方向のバルブ駆動方向で100%の電力供給量によりモータ2への通電を行い、実際のスロットル角度θrを時刻hの角度情報θhに迅速に戻すことができる。
この結果、車両速度Vsの急上昇が抑制され、時刻jにおいて、車両速度Vsは、正常時(時刻h)の速度に復帰する。
なお、時刻hから時刻iまでの区間において、実際のスロットル角度θrは、目標開度θoと時刻iの実際のスロットル角度θr(i)との間で変化するが、このときの変化時間が短時間であれば、図8に示すように、車両速度Vsの上昇はほとんど発生しない。
次に、CPU11は、時刻jから時刻kの区間において、車両を安全速度で走行させるために、実際のスロットル角度θrの急激な変化が発生しないように、実際のスロットル角度θrが一定比率で徐々に中間開度θMに向かうようにモータ2を駆動する。
このとき、時刻jにおけるモータ2への電力供給量は、コントロールユニット1内のメモリ13に時系列的に記憶されたモータ2の電力供給値(異常発生前の電力供給量)を使用し、時刻jから時刻kにかけて一定の比率により減少させていく。
これにより、急激な変化が発生しないように、実際のスロットル角度θrを中間開度θMまで駆動することができる。
以上のように、この発明の実施の形態2(図1、図2、図8〜図10)に係る電子スロットル制御装置は、前述の実施の形態1と同様に、電子スロットルバルブ3を駆動するモータ2と、電子スロットルバルブ3の角度を検出する角度検出手段6と、モータ2に電力を供給する電力供給手段(モータ駆動回路12、電力供給用配線L1、L2)と、角度検出手段6により検出された角度情報θ1、θ2に基づき、モータ2に対する電力供給指令を生成するコントロールユニット1と、を備えている。
この場合、コントロールユニット1は、角度検出手段6の異常(電源線L3の断線)検出後に、角度検出手段6の異常検出前(時刻h)の角度情報(θh)に基づき、モータ2に対する電力供給指令を生成する。
具体的には、コントロールユニット1は、角度検出手段6の異常検出後に、角度検出手段6の異常検出前(時刻h)の角度情報θhから、角度検出手段6の異常検出直後(時刻i)の実際のスロットル角度(θr(i))を推定し、電子スロットルバルブ3の実際のスロットル角度θrが、角度検出手段6の異常発生前の角度情報(θh)と一致するように、モータ2に対する電力供給指令を生成する。
また、コントロールユニット1は、角度検出手段6の異常検出後に、複数回の制御動作の組み合わせにより、モータ2への電力供給を行い、電子スロットルバルブ3の実際のスロットル角度θrを中間開度θMまで制御する。
具体的には、複数回の制御動作は、角度検出手段6の異常検出後に、モータ2への100%の電力供給量により、電子スロットルバルブ3の実際のスロットル角度θr(i)(推定値)を異常発生前の角度情報(θh)に一致させる動作と、実際のスロットル角度θrが異常発生前の角度情報(θb)と一致した後に、モータ2への電力供給量を異常発生前の電力供給量に復帰させて、一定の比率により減少させることにより、電子スロットルバルブ3の実際のスロットル角度θrを中間開度θMまで推移させる動作と、を含む。
さらに、コントロールユニット1は、角度検出手段6の異常検出後に、電子スロットルバルブ3の実際のスロットル角度θrを異常発生前の角度情報θhに一致させる動作において、異常検出後の角度情報θ1、θ2の使用を禁止して、角度検出手段6が異常となる前の角度情報θhと、角度検出手段6が異常となる前のフィードバック制御中のモータ2の供給電力情報と、角度検出手段6の異常が検出されるまでの時間(Thi)と、角度検出手段6が異常となる前にあらかじめ設定したスロットル角度の変化速度(ΔOP’、ΔθCL’)とに基づいて、モータ2を制御する。
これにより、電源線L3の断線異常発生時においても、前述の実施の形態1の場合と同様に、電子スロットルバルブ3の制御性を損なうことなく、運転者に急激な加速や減速を与えず、安全な走行を提供することができる。
1 コントロールユニット、2 モータ、3 電子スロットルバルブ、5 誘導機構、6 角度検出手段、7 吸気通路、11 CPU、12 モータ駆動回路、13 メモリ、L1、L2 電力供給用配線、L3 電源線、L4 グランド線、L5、L6 信号線、r1、r2 内部可変抵抗、R1、R2 入力抵抗、Tbc、Thi 異常が検出されるまでの時間、TOP、TCL 電力供給時間、Vc 電源、Vs 車両速度、θ1、θ2 角度情報、θb、θh 異常発生前の角度情報、θM 中間開度、θo 目標開度、θr 実際のスロットル角度、θr(c)、θr(i) 異常検出直後の実際のスロットル角度(推定値)、ΔθCL、ΔθCL’ 単位時間当たりの閉側変化量、ΔθOP、ΔθOP’ 単位時間当たりの開側変化量。

Claims (1)

  1. 内燃機関の吸入空気量を調整するための電子スロットルバルブを駆動するモータと、
    前記電子スロットルバルブの角度を検出する角度検出手段と、
    前記モータに電力を供給する電力供給手段と、
    前記角度検出手段により検出された角度情報に基づき、前記モータに対する電力供給指令を生成して、前記電力供給手段を介して前記モータに電力を供給するコントロールユニットとを備え、
    前記コントロールユニットは、前記角度検出手段の異常検出後に、前記角度検出手段の異常検出前の角度情報に基づき、前記モータに対する電力供給指令を生成する電子スロットル制御装置において、
    前記コントロールユニットは、
    前記角度検出手段の異常検出後に、複数回の制御動作の組み合わせにより、前記モータへの電力供給を行い、前記電子スロットルバルブの実際のスロットル角度を所定の中間開度まで制御し、
    前記複数回の制御動作は、
    前記角度検出手段の異常検出後に、前記モータへの100%の電力供給量により、前記電子スロットルバルブの実際のスロットル角度を異常発生前の角度情報に一致させる動作と、
    前記実際のスロットル角度が前記異常発生前の角度情報と一致した後に、前記モータへの電力供給量を前記異常発生前の電力供給量に復帰させて、一定の比率により減少させることにより、前記電子スロットルバルブの実際のスロットル角度を前記中間開度まで推移させる動作とを含み、
    前記コントロールユニットは、
    前記角度検出手段の異常検出後に、前記電子スロットルバルブの実際のスロットル角度を異常発生前の角度情報に一致させる動作において、
    異常検出後の角度情報の使用を禁止して、前記角度検出手段が異常となる前の角度情報と、前記角度検出手段が異常となる前の前記モータの供給電力情報と、角度検出手段の異常が検出されるまでの時間と、前記角度検出手段が異常となる前にあらかじめ設定したスロットル角度の変化速度とに基づいて、前記モータを制御することを特徴とする電子スロットル制御装置。
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