JP5025610B2 - 作業機の油圧システム - Google Patents

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Description

本発明は、作業機の油圧システムに関するものである。
従来、油圧駆動式作業具の油圧アクチュエータに作動油を供給するメインポンプと、油圧アクチュエータに供給される作動油の流量を増量させるためのサブポンプとを備えた作業機がある(特許文献1参照)。
特許文献1に示すような作業機においては、メインポンプから油圧アクチュエータに至る作動油の作動油流通路側に、サブポンプからの作動油を流す増量油路を接続することによって、油圧アクチュエータに流す作動油を増量することができるものとなっている。なお、増量油路にサブポンプからの作動油を流すか否かは制御弁(ハイフロー弁)で行っている。
米国特許第7017674号明細書
さて、このような作業機において、例えば、油圧駆動式草刈り機のように、その油圧アクチュエータが作動油の増量によって駆動する増量仕様(大容量仕様)のものを用いる場合、作動油流通路に設けた接続装置に大容量仕様の油圧アクチュエータ(大容量仕様のアタッチメント)を接続することになる。
一方で、バケットのように、その油圧アクチュエータが作動油の増量を不要として駆動する非増量仕様(標準仕様)のものを用いる場合も、前記接続装置に標準仕様の油圧アクチュエータ(標準仕様のアタッチメント)を接続することになる。
ここで、接続装置に接続した油圧アクチュエータが標準仕様のものであるのにも関わらずハイフロー弁を増量側に切り換えて動作させることは、油圧アクチュエータに多大な負荷をかけることになり好ましくはない。
そこで、本発明は、接続した油圧アクチュエータに対応して確実に作動油を流すことができる作業機の油圧システムを提供することを目的とする。
前記技術的課題を解決するために本発明が講じた技術的手段は、メインポンプにより供給される作動油によって作動するノーマル用油圧アクチュエータを接続するためのノーマル用接続部と、前記メインポンプとは異なるサブポンプによって増量された作動油によって作動するハイフロー用油圧アクチュエータを接続するためのハイフロー用接続部とを備え、前記メインポンプからの作動油を供給する作動油流通路の先端側を分岐して一方の作動油流通路に前記ハイフロー用接続部を設けると共に、他方の作動油流通路にノーマル用接続部を設け、分岐部と前記ハイフロー用接続部との間にサブポンプからの作動油を供給して増量するための増量油路を接続して作動油流通路に合流させ、前記作動油流通路にチェック弁を設け、前記ハイフロー用接続部とノーマル用接続部との大きさを互いに異ならせている点にある。
前記チェック弁を前記増量油路を作動油流通路に合流させた合流部と前記分岐部との間に設けていることが好ましい。
前記ノーマル用接続部及びハイフロー用接続部が設けられた作動油流通路は、油圧アクチュエータに対して一方向に作動油を供給する作動油供給側であることが好ましい。
本発明によれば、接続した油圧アクチュエータに対応して確実に作動油を流すことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図3及び図4において、本発明に係る作業機1(トラックローダ)は、機体フレーム2と、この機体フレーム2に装着した作業装置3と、機体フレーム2を支持する左右一対の走行装置4とを備え、機体フレーム2の上部前部側にキャビン5(運転者保護装置)が搭載されている。
機体フレーム2は、鉄板等により構成されていて、底壁6と、左右一対の側壁7と、前壁8と、左右各側壁7の後部に設けられた支持枠体9とを備え、側壁7間は上方に開放状とされ、この機体フレーム2の後端部には、左右一対の支持枠体9間の後端開口を塞ぐ蓋部材10が開閉自在に設けられている。
キャビン5は、前下端が機体フレーム2の前壁8の上縁部8aに接当載置されていると共に、背面の上下中途部が機体フレーム2の支持ブラケット11に、左右方向の支持軸12廻りに揺動自在に支持されており、前記支持軸12回りにキャビン5を上方に揺動することにより機体フレーム2内のメンテナンス等ができるよう構成されている。
キャビン5内には運転席13が設けられ、この運転席13の左右一側(例えば、左側)には、走行装置4を操作するための走行用操作部材が配置され、運転席13の左右他側(例えば、右側)には、作業装置3を操作するための作業用操作部材15が配置されている。運転席13の前側には、作業機1のエンジン29の回転数、水温、油温等を表示したり、様々な警告などを表示するための表示装置(メータ)14が設けられている。
キャビン5は上面が屋根で塞がれ、左右の側面が多数の角孔を形成した側壁で塞がれ、背面上部がリヤガラスで塞がれ、底面の前後方向中央部が底壁により塞がれていて、前方が開口した箱形に形成され、前面側が乗降口とされている。
左右の各走行装置4は、前後一対の従動輪16と、前後の従動輪16間の上方で且つ後部寄りに配置した駆動輪17と、前後の従動輪16間に配置した複数の転輪18と、これら前後従動輪16,駆動輪17及び転輪18にわたって巻き掛けられた無端帯状のクローラベルト19とを備えてなるクローラ式走行装置により構成されている。
従動輪16及び転輪18は、機体フレーム2に取付固定されたトラックフレーム20に横軸回りに回転自在に取り付けられ、駆動輪17はトラックフレーム20に取り付けられた油圧駆動式の走行モータ21L,21R(ホイルモータ)の回転ドラムに取り付けられ、該走行モータ21L,21Rによって駆動輪17を左右軸回りに回転駆動することによりクローラベルト19が周方向に循環回走され、これにより、作業機1が前後進するように構成されている。
作業装置3は、左右一対のアーム22と、該アーム22の先端に装着したバケット23(作業具)とを備える。
左右一対のアーム22は、機体フレーム2及びキャビン5の左右両側に配置され、左右のアーム22はその前部側の中途部において連結体によって相互に連結されている。
左右の各アーム22は、該アーム22の先端側が機体フレーム2の前方側で昇降するように、その基部側(後部側)が機体フレーム2の後上部に第1リフトリンク24と第2リフトリンク25とを介して上下揺動自在に支持されている。
また、左右の各アーム22の基部側と機体フレーム2の後下部との間には、複動式油圧シリンダからなるリフトシリンダ26が設けられていて、左右のリフトシリンダ26を左右同時に伸縮させることにより左右のアーム22が上下に揺動動作する。
左右の各アーム22の先端側には、それぞれ装着ブラケット27が左右軸回りに回動自在に枢支連結され、左右の装着ブラケット27にバケット23の背面側が取り付けられている。
また、装着ブラケット27とアーム22の先端側中途部との間には、複動式油圧シリンダからなるチルトシリンダ28が介装され、このチルトシリンダ28の伸縮によってバケット23が揺動動作(スクイ・ダンプ動作)するように構成されている。
バケット23は装着ブラケット27に対して着脱自在とされており、バケット23を取り外して装着ブラケット27に各種のアタッチメント(油圧駆動式の作業具)を取り付けることで、掘削以外の各種の作業(又は他の掘削作業)を行えるように構成されている。
機体フレーム2の底壁6上の後側にはエンジン29が設けられ、機体フレーム2の底壁6上の前側には燃料タンク30と作動油タンク31とが設けられている。
エンジン29の前方には左右の走行モータ21L,21Rを駆動する油圧駆動装置32が設けられ、油圧駆動装置32の前方に第1〜3ポンプP1,P2,P3が設けられ、機体フレーム2の右側壁7の前後方向中途部に、作業装置3用のコントロールバルブ33(油圧制御装置)が設けられている。
次に、作業機の作業機系の油圧システムについて、図1〜2を用いて詳しく説明する。
図1、2に示すように、第1〜3ポンプP1,P2,P3は、エンジン29の動力によって駆動される定容量型のギヤポンプによって構成されている。第1ポンプ(メインポンプ)P1は、リフトシリンダ26、チルトシリンダ28又はアーム22の先端側に取り付けられるアタッチメントの油圧アクチュエータ34を駆動するために使用される。第2ポンプP2は、主として制御信号圧力の供給用に使用される。第3ポンプ(サブポンプ)P3は、アーム22の先端側に取り付けられる油圧駆動式のアタッチメントの油圧アクチュエータ34が大容量を必要とする油圧アクチュエータ34である場合に該油圧アクチュエータ34に供給する作動油の流量を増量するのに使用される。
図2に示すように、作業用操作部材15の下側には、アーム上げ用パイロット弁40と、アーム下げ用パイロット弁41と、バケットダンプ用パイロット弁42と、バケットスクイ用パイロット弁43とが配置されている。これらパイロット弁40,41,42,43は、作業用操作部材15により操作される。 作業用操作部材15の各パイロット弁40,41,42,43には、電磁方式の2位置切換弁からなる作業ロック弁44を励磁することにより第2ポンプP2からの圧油が供給可能とされ、前記作業ロック弁44が消磁されることにより第2ポンプP2からの圧油が供給不能とされて作業用操作部材15が操作不能となるように構成されている。作業ロック弁44には、例えば、降車時に操作されるロックレバーによって消磁信号が送られ、解除スイッチによって励磁信号が送られる。
作業装置3用のコントロールバルブ33は、リフトシリンダ26を制御するアーム用制御弁45と、チルトシリンダ28を制御するバケット用制御弁46と、アーム22の先端側等に取り付けられるアタッチメントの油圧アクチュエータ34を制御する予備用制御弁47(これをSP用制御弁という)とを有している。各制御弁45,46,47は、パイロット方式の直動スプール形3位置切換弁から構成されている。
アーム用制御弁45、バケット用制御弁46及びSP用制御弁47は、第1ポンプP1の吐出路eに接続された作業系供給油路fに、上流側からアーム用制御弁45、バケット用制御弁46、SP用制御弁47の順で設けられており、第1ポンプP1からの作動油が、アーム用制御弁45を介してリフトシリンダ26に、又はバケット用制御弁46を介してチルトシリンダ28に、或いはSP用制御弁47を介してアタッチメントの油圧アクチュエータ34にそれぞれ供給可能とされている。
作業系供給油路fはSP用制御弁47を経た後にドレン油路gに接続されている。作業系供給油路fのアーム用制御弁45より上流側には、バイパス油路hの一端側が接続されている。バイパス油路hの他端側は、作業系供給油路fのSP用制御弁47よりも下流側に接続されている。バイパス油路hには、該作業系供給油路fの回路圧を設定するリリーフ弁48が設けられている。
作業用操作部材15は、中立位置から、前後左右と前後左右の間の斜め方向に傾動操作可能とされている。この作業用操作部材15を傾動操作することにより、各パイロット弁40,41,42,43が操作される。
作業用操作部材15の中立位置からの操作量に比例してパイロット圧が設定されて、各パイロット弁40,41,42,43から設定されたパイロット圧が出力されるようになっている。
具体的には、作業用操作部材15を後側に(図2では矢示B1方向に)傾動させると、アーム上げ用パイロット弁40が操作されて該パイロット弁40からパイロット圧が出力され、該パイロット圧がアーム用制御弁45の一方の受圧部に作用して該制御弁45が操作されることでリフトシリンダ26が伸長し、作業用操作部材15の傾動量に比例した速度でアーム22が上がる。
作業用操作部材15を前側に(図2では矢示B2方向に)傾動させると、アーム下げ用パイロット弁41が操作されて該パイロット弁41からパイロット圧が出力され、該パイロット圧がアーム用制御弁45の他方の受圧部に作用して該制御弁45が操作されることでリフトシリンダ26が縮小し、作業用操作部材15の傾動量に比例した速度でアーム22が下がる。
また、作業用操作部材15を右側に(図2では矢示B3方向に)傾動させると、バケットダンプ用のパイロット弁42が操作されて該パイロット弁42からパイロット圧が出力され、該パイロット圧がバケット用制御弁46の一方の受圧部に作用して該制御弁46が操作されることでチルトシリンダ28が伸長し、作業用操作部材15の傾動量に比例した速度でバケット23がダンプ動作する。
また、作業用操作部材15を左側に(図2では矢示B4方向に)傾動させると、バケットスクイ用パイロット弁43が操作されて該パイロット弁43からパイロット圧が出力され、該パイロット圧がバケット用制御弁46の他方の受圧部に作用して該制御弁46が操作されることでチルトシリンダ28が縮小し、作業用操作部材15の傾動量に比例した速度でバケット23がスクイ動作する。
また、作業用操作部材15を斜め方向に傾動させると、アーム22の上げ又は下げ動作と、バケット23のスクイ又はダンプ動作とを複合した動作が行える。図1に示すように、この油圧システムにおいては、第1ポンプP1から供給された作動油を流すための作動油流通路49と、第3ポンプP3から供給された作動油を流すための増量油路uとを有している。
まず、増量油路uについて説明すると、増量油路uの一端側には第3ポンプP3が接続され、増量油路uの他端側には作動油流通路49の1つである第1作動油流通路iに接続されている。また、増量油路uの中途部にはハイフロー弁51が設けられている。
このハイフロー弁51は、パイロット方式の2位置切換弁から構成され、第3ポンプP3からの吐出油をドレン油路gに流す(第1作動油流通路iに流さない)非増量位置51aと、第3ポンプP3からの吐出油を増量油路u側に流す増量位置51bとに切り換え自在とされている。受圧部51cにパイロット圧が作用していない状態ではバネによって非増量位置51aに切り換えられ、受圧部51cに作用するパイロット圧により増量位置51bへと切り換えられる。
ハイフロー弁51の受圧部51cには連動油路wの一端側が接続され、この連動油路wの他端側は第1パイロット油路qに接続されており、該連動油路wには、ハイフロー弁51の受圧部51cにパイロット圧を作用させる作用位置52aと、該受圧部51cにパイロット圧を作用させない非作用位置52bとに切換え自在な電磁方式の2位置切換弁からなるハイフロー切換弁52が設けられている。
したがって、ハイフロー切換弁52を作用位置52aにすると、ハイフロー弁51の受圧部51cにパイロット圧が作用し、ハイフロー弁51が増量位置51bになる。その結果、第3ポンプP3からの吐出油を増量油路uに流すことができるものとなっている。なお、ハイフロー切換弁52を受圧部51cにパイロット圧を作用させない非作用位置52bにすると、ハイフロー弁51の受圧部51cにパイロット圧が作用しなくなり、ハイフロー弁51が非増量位置51aになる。その結果、第3ポンプP3からの吐出油は増量油路uに流れない。
作動油流通路49は、SP用制御弁47のポートに接続されたものであって、2つの流通路、即ち、第1作動油流通路iと、第2作動油流通路jとから構成されている。第1,第2作動油流通路i,jの一端側にはSP用制御弁47が接続され、第1,第2作動油流通路i,jの他端側には接続装置50が接続されている。
第1作動油流路iの先端部側は、途中で2つに分岐していて、最先端側に接続装置50が接続されている。第1作動油流路iにおいて、当該第1作動油流路iの中途部、即ち、分岐した分岐部Sと接続装置50との間には、逆止弁(チェック弁)53が設けられ、第1作動油流路iの第1分岐路iaの先端側は接続装置50に接続され、第1作動油流路iの第2分岐路ibの先端側も接続装置50に接続されている。第1作動油流路iの第1分岐路iaには増量油路uが接続され、第1作動油流路iの第2分岐路ibには増量油路uは接続されていない構造となっている。ゆえに、メインポンプP1から吐出してSP用制御弁47で流量制御された作動油は、第1作動油流路iの分岐部Sで分岐して第1分岐路iaに流れると共に、第2分岐路ibに流れるものとなっている。また、第1分岐路iaに流れるSP用制御弁47からの作動油は、サブポンプP3から吐出して増量油路uへ流れた作動油と合流部54で合流して接続装置50へと流れるようになっている。
第2作動油流路jにおいて、中途部は第1作動油流路iと同様に2つに分岐していて、第2作動油流路jの第1分岐路jaの先端側は接続装置50に接続され、第1作動油流路jの第2分岐路jbの先端側も接続装置50に接続されている。
接続装置50は、第1作動油流通路iの第1分岐路iaに接続される第1接続部(急速継手)55と、第2作動油流通路jの第1分岐路jaに接続される第2接続部(急速継手)56と、第1作動油流通路iの第2分岐路ibに接続される第3接続部(急速継手)57と、第2作動油流通路jの第2分岐路jbに接続される第4接続部(急速継手)58とを備えている。
第1接続部55、第2接続部56、第3接続部57、第4接続部58には、それぞれ逆止弁59が設けられ、各接続部55、56、57、58に油圧アクチュエータ34の油圧ホースを接続した接続状態では逆止弁59が開放されて作動油が流れ、各接続部55、56、57、58に油圧アクチュエータ34の油圧ホースを取り外した取り外し状態(非装着状態)では逆止弁59が作用して作動油が流れないようになっている。
第1接続部55と第2接続部56とは、大容量仕様の油圧アクチュエータ34aを備えたアタッチメント(例えば、ブラッシュカッター、フォレストモアー等)を接続するためのもので、ハイフロー用接続部60とされている。
具体的には、例えば、大容量仕様の油圧アクチュエータ34aの一方の油圧ホース62を第1接続部55の接続口55aに接続し、大容量仕様の油圧アクチュエータ34aの他方の油圧ホース63を第2接続部56の接続口56aに接続することによって、ハイフロー用接続部60に大容量仕様の油圧アクチュエータ34aを接続することができる。
第3接続部57と第4接続部58とは、標準仕様の油圧アクチュエータ34bを備えたアタッチメント(例えば、チルトバケット、油圧ブレーカ)を接続装置50に接続するためのもので、ノーマル用接続部61とされている。
具体的には、例えば、標準仕様の油圧アクチュエータ34bの一方の油圧ホース64を第3接続部57の接続口57aに接続し、標準仕様の油圧アクチュエータ34bの他方の油圧ホース65を第4接続部58の接続口58aに接続することによって、標準仕様の油圧アクチュエータ34bを接続することができる。
なお、図1においては、説明の便宜上、大容量仕様の油圧アクチュエータ34a、油圧アクチュエータ34bの両方が接続装置50に接続されているものになっているが、後述するように、接続装置50には、大容量仕様の油圧アクチュエータ34aと油圧アクチュエータ34bとのいずれかが接続されることになる。
さて、ハイフロー用接続部60とノーマル用接続部61との大きさは互いに異なっていて、ハイフロー用接続部60には標準仕様の油圧アクチュエータ34bが接続できず大容量仕様の油圧アクチュエータ34aのみが接続できるようになっており、ノーマル用接続部61には大容量仕様の油圧アクチュエータ34aが接続できず標準仕様の油圧アクチュエータ34bのみが接続できるようになっている。
具体的には、ハイフロー用接続部60、即ち、第1接続部55及び第2接続部56は大径の継手であって、ノーマル用接続部61、即ち、第3接続部57及び第4接続部58は前記継手よりも小径の継手あり、第1接続部55及び第2接続部56の接続口55a、56aは、第3接続部57及び第4接続部58の接続口57a、58aよりも口径が大きなものとなっている。
当然の如く、大容量仕様の油圧アクチュエータ34aの油圧ホース62、63の接続口は、第1接続部55及び第2接続部56に対応して大径のものとなっており、ノーマル用接続部61の油圧ホース64、65の接続口は第3接続部57及び第4接続部58に対応して小径のものとなっている。
さて、SP用制御弁47は排油路kを介して前記バイパス油路hに接続されている。第1作動油流通路iは第1逃がし路mを介して前記バイパス油路hに接続されている。第2作動油流通路jは第2逃がし路nを介して前記バイパス油路hに接続され、第1,第2逃がし路m,nには、それぞれリリーフ弁78,79が設けられている。
SP用制御弁47は、パイロット圧によって中立位置47aと第1位置47bと第2位置47cとに切換自在とされ、バネによって中立位置47aに戻されるように構成されている。
このSP用制御弁47を第1位置47bに切り換えると、第1作動油流通路iからアタッチメントの油圧アクチュエータ34へと第1ポンプP1からの作動油が供給されると共にアタッチメントの油圧アクチュエータ34からの戻りの油が第2作動油流通路jから排油路kに流され、第2位置47cに切り換えると、第2作動油流通路jからアタッチメントの油圧アクチュエータ34へと第1ポンプP1からの作動油が供給されると共にアタッチメントの油圧アクチュエータ34からの戻りの油が第1作動油流通路iから排油路kに流される。
したがって、一対の作動油流通路i,jは、一方が油圧アクチュエータ34に作動油を供給する作動油供給側となる場合に他方が油圧アクチュエータ34からの戻りの油を流通させる作動油戻り側となるものである。
このSP用制御弁47は、受圧部78a,78bに作用するパイロット圧の大きさによって任意の開度をとることのできる(流量を連続的に制御することのできる)弁であって、一側の受圧部78a又は他側の受圧部78bに作用するパイロット圧により、第1作動油流通路i又は第2作動油流通路jから油圧アクチュエータ34に供給される作動油の流量が制御される。
SP用制御弁47は比例電磁方式のパイロット弁によって構成された一対の予備用操作弁80,81(これをSP操作弁という)によって操作可能とされている。一方のSP操作弁80は第1パイロット油路qを介してSP用制御弁47の一側の受圧部82aに接続され、他方のSP操作弁81は第2パイロット油路sを介してSP用制御弁47の他側の受圧部82bに接続されている。 なお、一対のSP操作弁80,81にはパイロット圧供給油路tを介して第2ポンプP2からの圧油が供給可能とされている。
上述したSP操作弁80,81の操作、即ち、SP用制御弁47の操作は、コントローラ75の制御によって行うものとなっている。また、ハイフロー切換弁52の操作、即ち、ハイフロー弁51の操作も、コントローラ75の制御によって行うものとなっている。
コントローラ75の入力側には、作業用操作部材15の頂部側に設けられて左右方向にスライド自在なスライドボタン83が接続されると共に、運転席の近傍に設けられて押しボタン型のハイフロースイッチ84が接続されている。 一方で、コントローラ75の出力側には、SP操作弁80のソレノイド80aが接続されると共に、SP操作弁81のソレノイド81aが接続されている。 コントローラ75に接続されたスライドボタン83を左右一方にスライド操作すると、操作量に対応した操作信号がコントローラ75に入力され、このコントローラ75からスライドボタン(操作手段)83の操作量に対応した指令信号が一方のSP操作弁80に出力されて該SP操作弁80のソレノイド80aが励磁され、これにより一方のSP操作弁80からスライドボタン83の操作量に比例したパイロット圧が出力され、該パイロット圧が第1パイロット油路qを介してSP用制御弁47の一側の受圧部82aに作用してSP用制御弁47がスライドボタン83の操作量に比例して第1位置47bへと操作される。
また、スライドボタン83を左右他方にスライド操作すると、操作量に対応した操作信号がコントローラ75に入力され、このコントローラ75から指令信号が他方のSP操作弁81に出力されて該SP操作弁81のソレノイド81aが励磁され、これにより他方のSP操作弁81からスライドボタン83の操作量に比例したパイロット圧が出力され、該パイロット圧が第2パイロット油路sを介してSP用制御弁47の他側の受圧部82bに作用してSP用制御弁47がスライドボタン83の操作量に比例して第2位置47cへと操作される。
ハイフロースイッチ84を押すと、ハイフロースイッチ84をオンとした信号がコントローラ75に入力される。コントローラ75にハイフロースイッチ84のオン信号が入力されると、ハイフロー切換弁52のソレノイド52cが連続的に励磁され、これにより、ハイフロー切換弁52が作用位置52aに切り換わる。このときに、スライドボタン83を操作すると、ハイフロー弁51で制御された流量の作動油が(スライドボタン83の操作量に比例した量の作動油が)サブポンプP3から増量油路uを介して第1作動油流通路iへと流れて、作動油が増量する。即ち、ハイフロースイッチ84を押すと、ハイフロー弁51の増量制御が有効となり、第1作動油流路iの作動油を増量することができる。なお、ハイフロー弁51の増量制御が有効となっているときに、再度、ハイフロースイッチ84を押すことによって、ハイフロー弁51の増量制御が無効となり、コントローラ75によるハイフロー切換弁52のソレノイド52cへの励磁が停止することになる。
この油圧システムにあっては、コントローラ75からの指令によって一方のSP操作弁80を制御し、この一方のSP操作弁80によって制御されるパイロット圧によって、ハイフロー弁51とSP用制御弁47とを制御している(コントローラ75からの指令信号によって一方のSP操作弁80を介してハイフロー弁51とSP用制御弁47とを制御している)が、これに限定されることはなく、例えば、SP用制御弁47及びハイフロー弁51をともに電磁方式の比例弁によって構成し、これらSP用制御弁47及びハイフロー弁51を、直接、コントローラ75からの指令信号によって、ハイフロー弁51で制御される作動油の流量と制御弁47で制御される作動油の流量とが比例するように制御してもよい。
また、スライドボタン83を左右一方にスライド操作して他方のSP操作弁81によってSP用制御弁47を操作する場合、ハイフロー弁51の受圧部にはパイロット圧が作用しないので、該油圧アクチュエータ34に供給される作動油は増量しないが、油圧駆動式草刈り機や油圧ブレカーなどの作業具は一方向の回転で通常の作業動作をするので問題はない。
本発明によれば、作動油流通路49、即ち、第1作動油流通路iの先端側を分岐して、分岐した一方側にハイフロー用接続部60を設けると共に、他方側にノーマル用接続部61を設け、分岐部Sとハイフロー用接続部60との間にサブポンプP3からの作動油を供給して増量するための増量油路uを接続して作動油流通路49(第1作動油流通路i)に合流させ、作動油流通路49にチェック弁53を設け、ハイフロー用接続部60とノーマル用接続部61との大きさを互いに異ならせている(接続部分の大きさを異ならせている)。ゆえに、ハイフロー用接続部60に対しては大容量仕様の油圧アクチュエータ34aのみを接続することができ、標準仕様の油圧アクチュエータ34bは接続することができないため、接続間違いといったことも確実に防ぐことができる。
ここで、標準仕様の油圧アクチュエータ34bを接続装置50に接続した状態で、ハイフロースイッチ84をオンしてスライドボタン83の操作によって、増量動作をさせたとしても、増量した作動油が標準仕様の油圧アクチュエータ34bには流れず、標準量の作動油のみが標準仕様の油圧アクチュエータ34bへ流れることになる。即ち、油圧アクチュエータ34に対応した量の作動油が流れるものとなり、ハイフロー動作をさせても標準仕様の油圧アクチュエータ34bに多大な負荷がかかることを防止することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されない。
本発明に係る油圧システムの要部の回路図である。 作業系の油圧システムの回路図である。 作業機の全体側面図である。 キャビンを持ち上げた状態の作業機の側面断面図である。
符号の説明
1 トラックローダ(作業機)
49 作動油流通路
53 チェック弁
60 ハイフロー用接続部
61 ノーマル用接続部
i 第1作動油流通路
j 第2作動油流通路
ia 第1作動油流通路の第1分岐路
ib 第1作動油流通路の第2分岐路
ja 第2作動油流通路の第1分岐路
jb 第2作動油流通路の第2分岐路

Claims (3)

  1. メインポンプにより供給される作動油によって作動するノーマル用油圧アクチュエータを接続するためのノーマル用接続部と、前記メインポンプとは異なるサブポンプによって増量された作動油によって作動するハイフロー用油圧アクチュエータを接続するためのハイフロー用接続部とを備え、
    前記メインポンプからの作動油を供給する作動油流通路の先端側を分岐して一方の作動油流通路に前記ハイフロー用接続部を設けると共に、他方の作動油流通路にノーマル用接続部を設け、分岐部と前記ハイフロー用接続部との間にサブポンプからの作動油を供給して増量するための増量油路を接続して作動油流通路に合流させ、前記作動油流通路にチェック弁を設け、前記ハイフロー用接続部とノーマル用接続部との大きさを互いに異ならせていることを特徴とする作業機の油圧システム。
  2. 前記チェック弁を前記増量油路を作動油流通路に合流させた合流部と前記分岐部との間に設けていることを特徴とする請求項1に記載の作業機の油圧システム。
  3. 前記ノーマル用接続部及びハイフロー用接続部が設けられた作動油流通路は、油圧アクチュエータに対して一方向に作動油を供給する作動油供給側であることを特徴とする請求項1又は2に記載の作業機の油圧システム。
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